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  • 2009年06月 の記事一覧

2009年06月30日(火) 記事No.6156

2009/6/30(火) 旧暦:閏5月8日 日出:4時28分 日没:19時00分 月出:12時36分 月没:23時39分 月齢:7.31丙午(へいご,ひのえうま) 六曜:赤口 九星:一白水星 選日:一粒万倍日



今日の季語: 若竹、今年竹


 



(デジタル一眼LIFE by ケン&エリー より転載)




雨上がりの若竹は明るく緑を輝かせる。



若竹の俳句:



 ・若竹は月にやしなふ景色哉 暁台



 ・昼鐘や若竹そよぐ山づたひ 丈草



 ・若竹や筑波に雲のかゝる時 巴人



 ・若竹や橋本の遊女ありやなし 蕪村



 ・若竹や十日は月の肥え過ぎたり 巌谷小波


 


雨に濡れた若竹も美しい季節だ。


若竹の竹林を目の前にして、「若竹 純米大吟醸(島田・大村屋酒造)」を盃に汲むのも美しい季節だ。



 


 


 


 


 


 


 

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2009年06月29日(月) 記事No.6157

2009/6/29(月) 旧暦:閏5月7日上弦 日出:4時27分 日没:19時00分 月出:11時32分 月没:23時10分 月齢:6.31乙巳(いつし,きのとみ) 六曜:大安 九星:九紫火星 選日:一粒万倍日


今日の季語: 常夏(とこなつ)


 


(MerrySTYLE BLOG より転載)


『ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ(学名: Dianthus superbus L. var. longicalycinus)の異名。またナデシコ属の植物の総称。秋の七草の一つである。傷ュ麦(きょばく)。


 ナデシコ属ナデシコ属(Dianthus)はナデシコ科(Caryophyllaceae)に属し、北半球の温帯域を中心に約300種が分布する。このうち、ヒメハマナデシコとシナノナデシコは日本固有種(日本にのみ自生)であり、他に日本にはカワラナデシコとハマナデシコが分布する。それらの特徴は次のようなものである。


カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams) カワラナデシコには、ナデシコ、ヤマトナデシコの異名もある。これはセキチク(D. chinensis L.)を古くは唐撫子(カラナデシコ)といったことに対する。ナデシコは古くは常夏(とこなつ)ともいった。これは花期が夏から秋に渡ることにちなむ。 ...


 歴史及び文化「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く参照される。古く『万葉集』から詠まれる。季の景物としては秋に取り扱う。『枕草子』では、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり、当時の貴族に愛玩されたことがうかがえる。また異名である常夏は『源氏物語』の巻名のひとつとなっており、前栽に色とりどりのトコナツを彩りよく植えていた様子が描かれている。


ナデシコ属は古くから園芸品種として栽培され、また種間交雑による園芸種が多く作られている。中国では早くからセキチクが園芸化され、平安時代の日本に渡来し、四季咲きの性格を持つことから「常夏」と呼ばれた。』(Wikipedia)


常夏の俳句:


 ・常夏に切り割る川原川原かな 一茶


 ・俊成の仮名文字のとこなつの花 高野素十


 ・常夏の花もて飾る弥陀世界 筑紫磐井   ・常夏に楽焼きの灰乱れけり 会津八一


 ・常夏のやさしき花を付けて歩す 天野菊枝


 


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2009年06月29日(月) 記事No.6158


アルツハイマーの研究成果が出ている。


『神経切断防ぐ遺伝子、アルツハイマー防げる?
2009年6月29日(月)10:27
 脳や 脊髄 ( せきずい ) の神経が切れるのを防ぐ遺伝子を東京大学と理化学研究所、九州大学の共同研究チームが発見した。


 パーキンソン病などの治療に応用できると期待される。成果は29日付の科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスに掲載される。


 人間の脳は、1000億個以上の神経細胞が結びつき、複雑な回路を構成している。赤ちゃんのころはいろいろな細胞同士が結合しているが、情報伝達の効率を上げるため、不要なつながりは切断されていく。


 だが、必要な神経まで切れてしまうと、パーキンソン病やアルツハイマー病、ALS(筋 萎縮 ( いしゅく ) 性側索硬化症)などの発症につながる場合があるとされる。


 同研究所の林悠研究員らは、モデル動物の線虫を用いて実験。「Wnt」と呼ばれる遺伝子が、必要な神経を切断から守っていることを突き止めた。』(YOMIURI ONLINE)



『アルツハイマー発症前に診断も 低分子タンパク質増加
2009年6月10日(水)08:08
 アルツハイマー病が発症して認知障害が起きるのに先立って、人の脳内で特定の低分子タンパク質の量が増えることを大阪大の大河内正康講師らのチームが突き止め、10日付の欧州専門誌電子版に発表した。このタンパク質は脳脊髄液に溶け出すため、腰椎に針を刺すなどの手法で早期診断が可能。大河内講師は「治療薬を投与するタイミングを知り、効果を最大限にするための指標として有望」と話している。』(KYODO NEWS)



『「納豆酵素はアルツハイマー治療に有望」研究結果
2009年2月24日(火)11:21
Aaron Rowe


納豆とは、匂いのきついネバネバした大豆製品だ。しかし、アルツハイマー症を撃退してくれる可能性がある。


日本のテレビ番組『Iron Chef(料理の鉄人)』のテーマ食材にもなった納豆は、ナットウキナーゼという酵素を含む。ナットウキナーゼには脳のプラークを分解する作用があり、化学者たちは画期的な治療薬が生まれるかもしれないと期待している。


ナットウキナーゼは理論上、アミロイドと呼ばれる有害なタンパク質を分解してくれる。アミロイドはアルツハイマー症の患者の脳に線維性の沈着物を形成する。


「アミロイド線維を分解するナットウキナーゼの能力はかなり有望だ」と、[カリフォルニア大学サンフランシスコ校]グラッドストーン神経疾患研究所に所属するアルツハイマー症の専門家Li Gan氏は言う。「健康食品に含まれる酵素なので、副作用も少ない可能性がある」


アルツハイマー症は500万人以上を苦しめる変性疾患で、治療法は確立されていない。中度の記憶障害を少し和らげる薬はいくつかあるが、病気をさらに理解し、治療のための新たな対策を作ることが求められている。』(WIRED VISION)


夭折しない限り、誰にも老いはやって来る。
誰でも呆けとかアルツハイマーは嫌だ。
基礎研究が進むのを待つ間、取り敢えず納豆を毎日食べよう。



 

(19)科学・新技術・新製品 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2009年06月28日(日) 記事No.6159

2009/6/28(日) 旧暦:閏5月6日 日出:4時27分 日没:19時00分 月出:10時27分 月没:22時42分 月齢:5.31甲辰(こうしん,きのえたつ) 六曜:仏滅 九星:八白土星 選日:



今日の季語: 鯒(こち)


 



(料理長の日記 より転載)


 


『コチ(鯒)は、上から押しつぶされたような平たい体と大きなひれをもち、海底に腹ばいになって生活する海水魚の総称である。ネズミゴチ、マゴチ、メゴチなど、どれも外見が似ているが、目のレベルで異なる2つの分類群から構成される。


 概要
熱帯から温帯の海に広く分布する。全長5cmほどにしかならないものから全長1mを超えるものまで多くの種類がある。多くは海岸近くの浅い海に生息し、河口などの汽水域にも侵入するが、水深200m-600mほどの深海に生息する種類もいる。生息環境も砂泥底、岩礁、サンゴ礁など種類によって異なる。


上から押しつぶされたような左右に平たい体をしている。体の幅は鰓蓋の部分で最も広く、尾に近づくにしたがって細くなる。胸びれは大きくて丸く、すぐ下にこれも大きい腹びれがある。背びれは2つに分かれている。


腹側は白っぽいが、背中側の体色は周囲の環境に合わせた保護色となっている。砂底に生息するものは黄褐色-褐色の地味な体色だが、岩礁やサンゴ礁に生息するヤマドリやニシキテグリなど派手な体色の種類もいる。また、深海に生息するウバゴチやアカゴチ、イナカヌメリなどは赤っぽい体色をしている。


多くは腹を海底につけて生活する底生魚で、海底に貼りつくか、砂泥の中に浅く潜って海底に擬態し、獲物や敵の目をあざむく。食性は肉食性で、ゴカイ、貝類、頭足類、甲殻類、小魚など他の小型底生動物(ベントス)を捕食する。いっぽう敵はサメ、エイ、エソ、ハモ、ヒラメなどの大型肉食魚類で、小型のコチは大型のコチに捕食されることもある。


釣りや投網、地引き網、底引き網などで多く漁獲される。小型のものは食用にされないが、中型から大型のものは刺身、天ぷら、唐揚げ、煮付け、魚肉練り製品の原料などに利用される。マゴチなど一部は高級魚として扱われる。関西ではガッチョウと呼び、夏の味覚である。』(Wikipedia)




鯒の俳句:



 ・鯒釣るや濤聲四方に日は滾る 飯田蛇笏



 ・身を振つて身をふつて鯒泳ぎけり 細見しゅこう



 ・出来鯒の怒りし貌の幼さよ 中村春逸



 ・砂げむり上げたる鯒が突かれけり 五松



 ・夕市や顔いかめしき鯒かさご 草間時彦


 


照りゴチというのは、7、8月のかんかん照りの暑い時期に旬を迎える鯒の事らしいが、旬の魚は美味しい。
 鯒を刺身でと言う事になれば、後は日本酒だ。


念ずれば花開くそうだが、「さかなやま本場」で鯒など出てこないだろうかなぁ。



 

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2009年06月27日(土) 記事No.6160

『橋下氏に出馬打診 衆院選 自民、比例1位を検討 2009年6月27日(土)08:05  大阪府の橋下徹知事が、自民党の古賀誠選対委員長から次期衆院選で自民党からの出馬を打診されていたことが26日、分かった。橋下氏は次期衆院選に向けて、地方分権を進めることをマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ政党を支持する方針を明らかにしており、出馬するかどうか明言は避けたという。


 複数の関係筋によると、古賀氏は23日に宮崎県庁を訪れて、東国原英夫知事に出馬を要請。同日夜、橋下氏にも電話をかけ、会談を申し入れたという。古賀氏は27日にも大阪府庁を訪れ、橋下氏と会談することを希望したが、橋下氏は「東京に行った時にこちらからあいさつにうかがいます」と伝えたという。


 大阪府で絶大な人気を誇る橋下氏が自民党から出馬すれば、反自民色が強い関西地区の風向きを変える転機となりえる。自民党執行部では比例代表近畿ブロックの名簿順位1位での擁立を検討しており、橋下氏が出馬を受諾すれば入閣する公算が大きい。...』(産経新聞)


総選挙恐怖症の自民党は、恥も外聞もなく人気知事の取り込みに活路を見いだそうとしている。


橋下知事本人は、『「出馬の打診は一切ない。(今後要請があったとしても)一切お断り」と述べ、国政へ転出する考えがないことを強調した。大阪市内で記者団に語った。』(時事通信)そうだが、本人の云う通りだとすれば、古賀側のリークだろう。


社会党との連立政権も、政権のためには、なんでもやる自民党だが、見苦しさの極みだ。


東国原知事は、「二度と無いチャンス」と言っていたが、誰にとっての何のチャンスなのか、不明瞭だ。 一見、地方分権とかマニフェストとかきれい事だが、個人的な立身欲がちらついて臭い。 宮崎県のセールスマンとして成功しているからと言って、総務大臣として総理として成功できる保証は全くないと言って良い。 そんな人間を担ぎ出して選挙の目くらましにしようとしているから呆れる。


地方分権は、中央の政治・財政の透明性が明らかにされ、その次、地方の政治・財政の透明性が担保されてから、その次の課題であって、今できることではない。 今、地方の政治・税金の使い方が透明な自治体はあるのだろうか。 不透明な地方自治体に税金を渡したら、今より不透明になると考えた方が良いだろう。


河村名古屋市長の挑戦が成功してから、地方分権を考えるべきだと思う。


 

(16)時事・世相 |  トラックバック(0) |  コメント(0) |  記事を編集 | 

2009年06月27日(土) 記事No.6161

2009/6/27(土) 旧暦:閏5月5日 日出:4時27分 日没:19時00分 月出:9時19分 月没:22時14分 月齢:4.31癸卯(きぼう,みずのとう) 六曜:先負 九星:七赤金星 選日:不成就日



今日の季語: 短夜


 



(速水御舟《短夜》(1915) アトリエ・リュス より転載)



季語「短夜」は、夏の夜の短さ・明けやすさを云う。


夏至は、6月21日ごろから小暑までの期間で、昼が最も長く、夜が最も短い。


夏至の日は、1年で日の出の時刻が最も早い日・日の入りの時刻が最も遅い日とは一致しないそうである。
 日本では、日の出が最も早い日は夏至の1週間前頃であり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後頃である。


 



短夜の俳句:



・短夜や鐘きけば又鐘が鳴る 之兮



・短夜や寝かへる窓の朝朗(あさぼらけ) 明五



・短夜や伽羅の匂ひの胸ふくれ 高井几菫



・短夜や毛むしの上に露の玉 蕪村



・短夜や空と分るゝ海の色 高井几菫



・短夜の看とり給ふも縁かな 石橋秀野




夜眠れない人がいる。
寝付かれない事が気になると益々寝入ることが出来なくなる。
そんな人には夏の夜は短くありがたい。


朝の清々しい空気、未明からの空の色を楽しむのも悪くはない。


短夜も、人それぞれである。
病人にはそれでも長いのかもしれないし、恋人には短すぎるのだろう。


石橋氏の句のこころですべて受け入れるのも方法だろう。


井上陽水の歌にこんなフレーズがあったことを思い出した。
「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういう訳だー」。


 

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2009年06月26日(金) 記事No.6162


2009/6/26(金) 旧暦:閏5月4日 日出:4時26分 日没:19時00分 月出:8時08分 月没:21時43分 月齢:3.31壬寅(じんいん,みずのえとら) 六曜:友引 九星:六白金星 選日:三隣亡



今日の季語: 木天蓼(またたび)の花


 
 木天蓼の花(デキタン ドシタン より転載)


 
マタタビの実(HANA HANA HAHA より転載)


 
木天蓼の実(HANA HANA HAHA より転載)
(蕾にタマバエ科の昆虫が寄生して虫こぶになった果実。薬効があり商品として売られているものはこちら)



『マタタビ(木天蓼(「もくてんりょう」とも読む)、Actinidia polygama )は、マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。別名夏梅ともいう。


 特徴
葉は蔓状の枝に互生し葉柄があり、形は楕円形で細かい鋸歯を持つ。6月から7月に径2cmほどの白い花を咲かせる。雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持った両性花を着ける。花弁のない雌蕊だけの雌花を着ける雌株もある。花をつける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、送粉昆虫を誘引するサインとなっていると考えられる。近縁のミヤママタタビでは、桃色に着色する。


分布と生育環境
日本では、北海道、本州、四国、九州に、アジアでは千島列島、朝鮮半島に分布し、山地の林縁に自生する。低位の山を散策すると割とよく見かける。


利用等
マタタビという名前は、疲れた旅人が、マタタビの果実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになったということから、「又旅」から名付けられたとの説がある。


若い果実は辛いが熟すと美味しい。薬用酒(マタタビ酒)の素として果実がよく使われる。因みにキウイフルーツもマタタビ科である。


ネコ科の動物はマタタビの臭い(中性のマタタビラクトンおよび塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、強い反応を示すため「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。
当然ネコ科であるライオンやトラにも有効である。


マタタビ以外にも、同様にネコ科の動物に恍惚感を与える植物としてイヌハッカがある。


生薬
蕾にタマバエ科の昆虫が寄生して虫こぶになった果実は、木天蓼(もくてんりょう)という生薬である。冷え性、神経痛、リューマチなどに効果があるとされる。』(Wikipedia)


 


木天蓼の花の俳句:



 ・またたびの花をやさしく折れば匂ふ 山口青邨



 ・木天蓼や花ちる岩のたまり水 星野麦南



 ・またゝびの花や落ちては噎ぶ水 石塚友二



 ・木天蓼の花ひるがへる雨意の風 高千穂みち子



 ・横川へと木天蓼の花こぼれ継ぎ 櫛橋直子


 


「猫にマタタビ」とよく言われるが。
どんなことになるのかまだ見たことはない。


世の中には物好きな人も居て、実験し、映像をUPしておられるので見てみよう。
「猫にマタタビ」(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=sFo7QdAB4fM


ただ酔うだけで害はないから、猫は幸せらしい。


 ・木天蓼の花に酔ひたる猫じゃれる



 


 


 

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2009年06月25日(木) 記事No.6163

2009/6/25(木) 旧暦:閏5月3日 日出:4時26分 日没:19時00分 月出:6時54分 月没:21時08分 月齢:2.31辛丑(しんちゅう,かのとうし) 六曜:先勝 九星:五黄土星 選日:


今日の季語: 紫蘇(しそ)


 



(ここふる より転載)


 



(赤紫蘇の花 Haira's Photo Gallery より転載)


『シソ(紫蘇、学名:Perilla frutescens var. crispa)は、シソ科シソ属の植物。なお、シソには品種が多く、それらの総称「広義のシソ」として用いる場合と、基本品種である P. frutescens var. crispa f. crispa (チリメンジソ)や代表的な品種であるアカジソ P. frutescens var. crispa f. purpurea を「狭義のシソ」として用いる場合がある。本稿において特に明記しない限り「紫蘇」または「シソ」とは、「広義のシソ」の意味である。


 和名の由来次のような逸話が伝えられている。後漢末、洛陽の若者が蟹の食べすぎで食中毒を起こした。若者は死にかけていたが、名医・華佗が薬草を煎じ、紫の薬を作った。薬を用いたところ、若者はたちまち健康を取り戻した。「紫」の「蘇る」薬だというので、この薬草を「紫蘇」というようになった。


 特徴ヒマラヤやビルマ、中国などが原産。日本には中国から伝わったとされている。一年草で、高さ1m程になる。葉は対生につき、広卵形で先端は尖り、緑色または赤みを帯びる。品種によっては葉が縮れる場合もある。花序は総状花序で、白から紫色の花を多数つける。...  食材通常、食用にするのはアオジソとアカジソである。


青紫蘇 葉や花を香味野菜として刺身のつまや天ぷらなどにする。青紫蘇の葉は野菜としては「大葉(おおば)」とも呼ばれる。 赤紫蘇 梅干しなどの色づけに使う。また葉を乾燥させたものは香辛料として(特に京都で)七味唐辛子に配合されることもあるほか、ふりかけなどにも用いられる。また、熟さない実を付けた「穂じそ」花が開き掛けの「花穂じそ」も刺身のつまに用いることがある。箸または手指で茎からこそげ落として使用する。 実 萼ごと食用とし、茶漬けなどの風味付けに用いる。ぷちぷちした食感と独特の風味がある。


 漢方漢方医学では、主に赤紫蘇の葉を「蘇葉」(そよう)または「紫蘇葉」(しそよう)といい、理気薬(気が停滞している状態を改善する薬物、精神を安定させる目的もある)として神秘湯、半夏厚朴湯、香蘇散などに配合される(日本薬局方では、チリメンジソ(狭義のシソ、学名:P. frutescens var. crispa f. crispa)の葉及び枝先を「蘇葉」としている)。


また熟した果実を「蘇子」(そし)といい、咳、喘息、便秘などの治療に用いる。


シソの葉はロズマリン酸という成分を含み、アレルギー疾患に有用として健康食品としても利用されている。』(Wikipedia)


紫蘇の俳句:


 ・紫蘇の葉や裏ふく風の朝夕べ 飯田蛇笏


 ・飛行音をそのまゝ紫蘇の血をしぼる 平畑静塔


 ・紫蘇もんで此の世のことを口籠る 鳴戸奈菜


 ・紫蘇の葉の衆生に垂れし掌の如く 邊見京子


 ・葉を小さくして青紫蘇の花用意 大橋郁


 


騒ぎ過ぎなどと言われ、軽く見ている内に着々とウイルスは勢力を拡大している。 人感染型の変異は既に終え、強毒型突然変異が起きたらどうするのだろう。 学校・都市機能が重視するあまり、軽く見過ぎているのではないか?


『国内の新型インフル感染1000人超す 朝日新聞社集計 2009年6月25日(木)22:53  新型の豚インフルエンザの国内感染者が25日、千人を超え、朝日新聞社の午後10時までの集計で38都道府県1023人に達した。千人を超えたのは米国、メキシコ、カナダ、チリ、英国、豪州などに次ぐ。日本ではいまのところ重症例は報告されていないが、秋以降の「第2波」に向けて、専門家らは備えを着実に進めるよう指摘している。


 5月中旬に兵庫県と大阪府で高校生らの感染が確認された後、各地で確認されるようになった。福岡県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県など人口の多い都市部を中心に、高校だけでなく、中学校や小学校での集団感染が目立つ。男女比はおおむね半々だが、男性のほうがやや多い。』(asahi.com)


 

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2009年06月24日(水) 記事No.6164

岐阜の酒の中島屋さん主催の日本酒の会に参加した。平日水曜日の夜8時からの会は、時間的にシンドイが、今回は美濃天狗特集で尚且つ会場が「楮(こうぞ)」である。 「ざっぶん」と「楮」が会場の場合は、力の籠もった料理が提供されるので、シンドイなどと言っていられないのである。


19時半頃、岐阜駅に着くと、既に夜の帳が降り始めているが、まだ空の一角に明るさが残っている。 夏至の季節、最も長い昼の所為か、まだ宵の風情である。季節の美味しさと日本酒をいただくには、お似合いの何かを感じさせる黄昏時である。



 


岐阜駅前も整備が進み、数年前の、大げさに言えば、荒涼とした光景も、何か洗練された都会の空気を感じさせる。 新しくたったタワービル、駅前の緑地空間が、夜を控えた照明に照らされている。


会場の楮に着くと、会場は離れの方になっていた。当初12名の募集だったので、本店かと思ったが、その後参加者が増え、離れの貸し切りになったようだ。


もう多くの参加者が着席していて、今日の主賓の美濃天狗林社長も着席されていた。 4月の飛騨美濃酒蔵の集いでは、県知事賞受賞のお祝いを申し上げたが、2ヶ月後の今日、全国新酒鑑評会金賞受賞のお祝いを申し上げる事が出来たのは幸いであった。


今日の会はいつもとは、少し違った会になっている。美濃天狗の金賞受賞の記念祝賀会なのである。 お酒もお料理も、其処に狙いを定めている。


午後8時になり、いよいよパーティの始まりである。中島屋店主の開会宣言の後、美濃天狗林社長の挨拶が始まる。 ・中島屋さんとは20年来の付き合いである。 ・金賞については、中島屋さんには永くお待たせしたが、漸く今年受賞し、非常に喜んでいる。ホッとした気持ちである。 ・5年前に杜氏が変わり、今の杜氏は非常に造りが丁寧で、細かい作業が増えている。手を掛けた造りが金賞の背景にある。 今、77歳だが、もうしばらくは来て貰う事になっている。


 



各テーブルには、鶏のすがた焼が置かれており、金色の幟に「おめでとうございます」と書かれている。


 



挨拶が終わると、林社長の金賞受賞記念祝賀会の入刀式である。無事に入刀が終わると、祝賀会の始まりである。


実際は、18本の美酒と楮の創作料理が次々に提供されるので、目が回るが、時系列に記載すると読む人の目も回るので、日本酒と料理は、分けて記載することにする。


【出品酒】今日の日本酒のテーマは美濃天狗である。渡された「利き酒メモ」に目を通すと、金賞受賞酒を中心に、美濃天狗の水平・垂直飲みやろうという企画である。 分厚い企画である。


 


<乾杯>
美濃天狗 美濃のつらら酒 吟醸うすにごり H20BY
立ち香あり。酸味・発泡感のある味だが刺激的ではない。発泡感と辛味が今の季節に合う。後口は辛味系だが、切れがよい。 春の花の頃のうすにごりも良いが、このうすにごりはスッキリとした発泡感が季節の重さに合っている。


 


<今夜は『美濃天狗』楽しみます>
②美濃天狗 本醸造 H20BY
立ち香はない。丸い舌触り。酸味あるがスッキリとした酸である。後口の癖はなく良い。 美濃天狗は、以前からそうだが、本醸造クラスの酒も本格的である。


③美濃天狗 純米吟醸 H20BY
スッキリとした酸の味が爽やか。後口は癖はないが、ピリ系。切れよい。


美濃天狗 一滴水 吟醸大古酒<限定>
立ち香は、仄かな老香があり、複雑な香りがある、ラッキョウ漬けのような酸の香が隠れている。口に含むと丸い舌触りがあり、甘味・酸・辛その他複雑な味が層をなしている。苦味・渋味は表にはなく感じない。後口の癖はないが、残り香に仄かな熟成香を感じる。 この酒は、中島屋店主が蔵で眼にした20年分の大吟醸・吟醸のお宝を蔵元と企画・商品化したものである。 数多くの古酒がブレンドされたものであり、香り・味が何層にも積み重なっており、一枚一枚層を剥いでいくとその年月の厚みを感じることが出来る。 二度と入手できない限定酒でありながら、価格も720mm1400円弱なので、古酒・熟成酒好きな人には、ありがたい。


⑤美濃天狗 一滴水 吟醸雫生 H20BY
立ち香はあまり感じないが、揮発性のものが立っており鼻をくすぐる。甘味・酸味は無く、辛口系だが厚みのある透明な味。後口は辛味系。


⑥美濃天狗 一滴水 吟醸雫ひやおろし H19BY
立ち香はない。広がり・丸味がある世界。味の癖はない。後口も癖無く、良い。


⑦美濃天狗 かくれ里 大吟醸生原酒 2007
大吟醸らしい広がりのある世界。スッキリとした味わいで落ち着きを感じる。暴れ強引さが無く上品。


⑧美濃天狗 大棟梁 純米大吟醸生 酸味系の豊かなたっぷりとした味。辛味・苦味もある。後口はピリ辛。


⑨美濃天狗 鼻高々 大吟醸 <H20金賞受賞酒>
立ち香はあまり感じない。広がりのある大吟醸の世界。酸・甘・辛のバランスの取れた豊かな味、苦・渋はあまり感じない。後口は癖はないが、ピリ感が後口を締める。


 


<「天の戸」の純米酒>
⑩天の戸 純米吟醸 ランドオブウォーター
 天の戸の「美し稲」は飲んだことがあるが、これは初めてである。 偏りのない味。透明なること如水だが、厚みのある透明感。後口も癖無く良い。


⑪天の戸 純米吟醸 五風十雨(ごふうじゅうう)
 印象記録漏れ。


 


<今日の贅沢・吟醸酒飲み比べ>
⑫正雪 純米大吟醸 備前雄町
上に軽く下に重い印象。酸の厚みがある。後口はピリ辛系。


⑬蓬莱泉 一念不動 純米大吟醸
五味のバランスの取れた味。味・旨味の厚みがある。広がりはあまり感じない。後口も癖無く良い。


⑭南部美人 限定大吟醸
 中汲み甘い入り口、広がりがあるが、味の厚みも大きい。辛味も感じる。苦味はあるが浮かず下にあって締めている。


<熟・醇・を飲む>
他の会には滅多に無い貴重なコーナーがこの会にはある。それが、中島屋の秘匿蔵にある古酒・熟成酒が満を持して登場するこのコーナーである。 今日は、美濃天狗のH5,H7,H12,H19が登場した。新酒だけでは解らない、美濃天狗の幅・奥行きを体感することが出来る。


⑮美濃天狗 美濃のつらら酒 吟醸うすにごり 2007年12月瓶詰
 酸の厚みがあり、2007年だが発泡感がありピリピリとした味わいあり、生き生きしている。?の新酒より酸・味が厚い。


 




⑯美濃天狗 かくれ里 大吟醸 H12年12月瓶詰
 酸の厚みのある味の後、甘味がある。後口は辛味系。2007年のかくれ里より味が厚い。



⑰美濃天狗 超吟 大吟醸 雫 H7年8月瓶詰
仄かな消毒・化学臭。酸の厚い味の後辛味が続く。後口は辛味系。残り香も立ち香と同様。



⑱美濃天狗 吟醸 生原酒 H5年3月瓶詰
立ち香は熟成香。甘・辛の厚みのある味わい。後口はピリピリと辛い。 15年物の古酒だが、押しの強さがあり、元気で全く老いていない。美濃天狗の力強さを感じることが出来た。


 


美濃天狗を中心に18種類利く事が出来た。南部美人、一念不動、天の戸も良かったが、矢張り美濃天狗の水平・垂直飲みが面白かった。 今日の経験で美濃天狗の奥行きが見れたのは収穫だった。


美濃天狗の酒は、香り・甘味・酸味・辛味を押し立てて自己主張をする酒ではない。バランスの取れた透明感のある味は大吟醸から本醸造まで一貫している。


利き酒の場では、他の自己主張の強い酒に混じると、おとなしく平凡な印象を持つ人が多いかも知れない。


今日の美濃天狗体験は、そんな美濃天狗の印象を一変させた。美濃天狗は、一見のおとなしさとは違い力のある強い酒であることが解った。 H5の古酒の力強さはどうだろう。15年を経てへたること無くまだ元気である。 H12のかくれ里は、新酒より酸も甘味も辛味も旨味も厚く濃い。造りがしっかりしている為、熟成に耐えるのだろう。


それに、温度によって味の変化があり、温度で味を楽しむことが出来る酒であることも解った。 これは、味が厚いので温度変化に対応できる味の幅があるからだろう。


昨年・今年と上昇気流に乗った美濃天狗が来年どんな変化を見せるか楽しみである。


 

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2009年06月24日(水) 記事No.6165

 


楮の今日の料理は、「美濃天狗特別コース」である。この店は、創作料理の店なのだが、ある蔵に焦点がある会には、その蔵のお酒とコラボレートする料理が出てくるので楽しい。 今日は、美濃天狗金賞受賞記念祝賀会であり、また美濃天狗を水平・垂直に並べて極めようとする企画である。 そこで、料理も「美濃天狗特別コース」である。


居酒屋さんでは、お決まりのメニューから料理が出てくる事が多いし、高級料亭でもその板場さんが得意とする懐石の品書きに沿って出されることが多い。 ある蔵の拘りの日本酒を前提に料理を考えるのは、ジャズで言えばジョイント・セッションである。そこで発生するコラボレーションと緊迫感は、花火のようなお遊びでもある。


中島屋店主のブログ「酒楽六舗」の記事によれば、このジョイント・セッションに火花を散らそうとする楮の板長の心意気が理解できる。


『6月17日(水)の午前中を利用して可児市の「美濃天狗」醸造元林酒造?さんを訪ねました。   来週の24日は第227回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集いです。創作料理「楮(こうぞ)」さんで、念願の「美濃天狗」全国新酒鑑評会金賞受賞を祝う「美濃天狗」特集を行う予定ですが、「楮」さん料理担当のN氏が当日の料理のイメージを膨らませたい、という趣旨で是非蔵元を訪問したい、と、嬉しいご進言に、早速の訪問となりました。


...蔵の情景よりも、その造りの行程や苦労話を丁寧に説明してくれる社長の姿に、何か料理のイメージのヒントが掴めました、と帰る道々でN氏の率直な感想。... たった2時間程度の訪問でしたがN氏にはたいそう満足で有意義な半日だったそうで、24日の「季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」での料理にも大きな意欲を燃やしておられました。』(酒楽六舗!(酒の中島屋) より転載)


本格的日本料理は、伝統と格式の世界であるらしい。しかし、お酒を飲まない人は別にして、美しい日本を拘って飲んでみようという消費者であれば、「料理は出します。お酒はお客さんが御勝手に!」では、満足できないだろう。 「その酒なら、この料理を出します」あるいは「この料理には、この酒が合います」という板場さんの見識・修行が必要なのである。 マンネリの中から生まれるものは少ない、新しい試みから新しい力が生まれてくるのが世の習いである。


前置きが長くなったが、今日の「美濃天狗特別コース」の品書きは、以下の通りである。


・鱸(すずき)の昆布〆-天狗シャンパンゼリー・鶏すがた焼・前菜  トマト豆腐  サニーショコラのさっぱり煮  キタアカリ(じゃがいも)のフライ  水茄子の刺身


・美濃ヘルシーポークとわらびのの椀・丸茄子のステーキ・穴子のせり揚げ・鮎の天狗煮・楮カレー・桃の天狗ゼリーがけ


以下写真で紹介するが、楮の照明は微妙な暗さである為、写真を撮るには難しさがある。 ストロボを焚くと白飛びするし、焚かないと暗くなる。携帯のカメラでは殆ど写らない。


ストロボを使用したものと、そのまま撮したものと料理毎に2枚取ったので、どちらか料理を良く写しているものを使い分けた。露光が不安定なのはその為である。


 



鱸(すずき)の昆布〆-天狗シャンパンゼリー鱸の旬は6月~8月、夏の白身魚の代表。


 



鶏すがた焼入刀が終わり、一旦厨房に下げられて、食べやすくされて、再登場したもの。



鶏のすがた焼に付けて食べる。


  ・前菜  キタアカリ(じゃがいも)のフライ  トマト豆腐  サニーショコラのさっぱり煮  水茄子の刺身


 季節の野菜、夏の地の稔り。


 


美濃ヘルシーポークとわらびのの椀


 


丸茄子のステーキ夏の野菜をサッパリとしたステーキに仕立ててある。


 



穴子のせり揚げ梅雨アナゴとか夏アナゴと言われ、穴子は7~8月が一番美味い旬である。


 



鮎の天狗煮これも夏の肴、鮎。贅沢にも美濃天狗で骨が柔らかくなるまで煮込んであるので、丸ごと鮎が楽しめる。アッサリとしたほろ苦さは、夏の味。


 



楮カレーインド風のこってりスパイシーカレーではなく。トマトのサッパリした酸味を活かした、スープカレーに寄ったカレー。これも夏の味。ランチタイムに食べることが出来るかは解らない。この日だけのメニューかも知れない。


 



最後のデザートは桃の天狗ゼリーがけ。透明感のある美濃天狗は、デザートにも相性がよい。


 


 


「美濃天狗特別コース」は、細かな演出のある特別コースであった。 金賞受賞記念なので鶏の姿焼きと入刀がある。洋風な始まりだが、一方、季節感を重視した品書きでもある。旬の魚・季節の野菜が盛り込まれている。 透明な癖のない美濃天狗を料理素材とした料理もある。あまり食べたことのないサッパリとした楮カレーは、多くはお茶漬けが勤める日本酒の留めに違和感を感じさせないものだった。 N氏が蔵見学までして考えた、特別コースは、一夜限りが美しい花火のようなものであった。


 


最後まで、美濃天狗と料理のコラボレーションを楽しむと、時計は既に10時を回っている。 家に帰るにはもう席を立たなければならない。注文してあった美濃天御大古酒をぶら下げて、岐阜駅へ急ぐ。中通は、まだまだ明るく盛りはこれからである。沖縄料理の店「美ら風」からは、沖縄民謡の跳ねるような調べが流れている。


岐阜駅のデッキでは、若者がストリートライブを行っている。時間があれば聞くのだが、急がなければならない。


 



来た時買ってあった切符を取り出して、改札口に急ぐと、空気が怪しい。電光掲示板に列車の表示がない。構内放送が一宮・木曽川間の人身事故で、東海道線の上下線が全面運休と言っている。


おいおい、それは無いぜ!!


この時間に止まったら、12時まで運行再開はないだろう。運休情報をA氏に知らせるべく電話し、留守録し終わると、何のことはないA氏も改札に既に来ていた。比較的近いA氏はタクシーで帰宅らしい。


歩いて帰る距離ではない。岐阜に泊まるか? 着替えを持っていない。着のままで仕事は...。名鉄に切り替えるか? 戻って間に合うか?


......


 


飛び込み自殺する人は勝手だが、残された人達は高額な賠償請求に苦しむだろうし、無関係な足を奪われた人達は数多い。 世の中に迷惑をまき散らすのが目的ならば、高笑いしてるかも知れないが、それが地獄への道筋。


楽あれば苦あり、苦あれば楽あり、苦楽ははあざなえる縄の如し。先日も同じ事があった。 じたばたしても仕方がない。あるがままを受け入れるしかない。


覚悟を決めてホームに出てみると、酔い覚ましのペットボトルの水の向こうに、途方に暮れてホームに「考える人」の様にしゃがみ込んでいる男二人の姿があった。


 


   ・酔い覚めの梅雨のホームにしゃがむ人


 


 


 


 

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