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2017年12月10日(日) 記事No.677


<七人の蔵人>
新しい酒蔵に馳せ参じた蔵人は7人。
SAKETIMES
2017.11.17 リリース情報に出身が記載されている。
酒蔵の経験者ばかりなので、農口杜氏の指導があれば、現場の造りは問題ないだろう。

20176月には農口杜氏の技術と精神を受け継ぐ、夢と情熱を持った若者の公募を開始しました。多数の応募の中から7名の若き蔵人が採用され、農口杜氏は彼らと共に最後にして最高の「魂の酒」づくりに挑戦することとなりました。

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蔵人右から

安田佑祐:大阪府出身。滋賀県の富田酒造(銘柄「七本槍」)で4年間の酒づくり経験を持つ。今年は「酒母師」として酒母づくりの責任を任されている。

宮崎皓平:愛媛県出身。高知県の仙頭酒造場(銘柄「土佐しらぎく」)などで2年間の酒づくり経験を持つ。今年は「釜屋」として、蒸し米に対する責任を任されている。

小西弘将:滋賀県出身。滋賀県の喜多酒造(銘柄「喜楽長」)などで4年間の酒づくり経験を持つ。今年は「麹師」として、麹づくりの責任を任されている。

山崎裕平:石川県出身。静岡県の土井酒造場(銘柄「開運」)、石川県の小堀酒造(銘柄「萬歳楽」)で計5年間の酒づくり経験を持つ。今年は「頭」として酒づくりの陣頭指揮を任されている。

柳生光人:福岡県出身。山口県の新谷酒造(銘柄「わかむすめ」)で1年間の酒づくり経験を持つ。将来杜氏として海外で日本酒を造ることを目標に、農口杜氏に弟子入りした。

吉井康太朗:静岡県出身。慶応義塾大学卒業と異色の経歴の持ち主。農口杜氏の酒に出会い、未経験ながらも、ものづくりを極める道を選び、農口杜氏に弟子入りをした。

ゴードン・ヘディ:オレゴン州ポートランド出身。中島醸造(銘柄「小左衞門」)などで3年間の経験を持つ。将来杜氏として自身の酒をつくる夢と、世界中の人に日本酒を伝えるために、農口杜氏に弟子入りをした。



<造り・出荷>
新しい酒蔵も完成、即戦力の蔵人も馳せ参じ、既に造りは始まって、今月には第1号の本醸造が出荷される。

クラウドファウンディングが始まり、サポーターが1872人、出資額は目標の100万円の16倍を超える16,494,500円が集まっている。

酒は造っても、飾っておくものではない、飲まれなければ意味がない。
従って、造ったものをお客に届ける仕組みを充実させることが重要だ。

クラウドファウンディングの利用や営業部門の充実は酒蔵の成功には欠かせない。
この面でも不安はなさそうだ。



<感想>
84歳にして新しいチャレンジを始める農口杜氏の気力・体力は素晴らしい。
是非、“美味しい酒をお客に届ける・若手を育てる”夢を実現していただきたい。

・近代的酒蔵・サイトの情報・営業面の充実など造り以外の準備も周到に行われている様子で不安を感じさせない。
空気・水等の環境もよく、酒米の手当も問題がないようだ。

・銘柄名は「農口五彩」で、本醸造・純米・山廃純米・山廃吟醸・純米大吟醸の5種類になる。
価格面は純米大吟醸720ml4000円になっていることから、農口杜氏の考える“適正価格”が実現されている様子なのもうまく行きそうな気がする。

今の状況を調べた限りでは、不安はなさそうで、夢の実現に向かって順調に進んでいる。
来年度はおそらく銘柄数も増えていくであろうし、山廃純米大吟醸などもいずれアナウンスされるだろう。
是非、「農口五彩」を日本全国及び海外にまで送り届けて、日本酒の醍醐味を提供する目標が達成されるよう祈念したい。


【データ】

農口尚彦研究所
公式サイト
https://noguchi-naohiko.co.jp/


facebook
https://www.facebook.com/%E8%BE%B2%E5%8F%A3%E5%B0%9A%E5%BD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80-1328817527232199/


クラウドファウンディング
https://www.makuake.com/project/godofsake_brewing/



<参考になるニュース>

復帰ニュース
朝日新聞デジタル 2017130
「「酒造りの神様」84歳、復帰へ 能登杜氏四天王の一人」
http://www.asahi.com/articles/ASK1N3323K1NPJLB002.html


復帰理由・酒造りに対する考え方
SAKETIMES
2017.06.01    インタビュー/対談
https://jp.sake-times.com/special/interview/sake_g_naohiko-noguchi


酒蔵建設
北陸工業新聞社 2017/07/18
「【石川】丸西組で建設進む/農口研観音下町酒造施設/小松」
http://www.senmonshi.com/archive/02/02D3HJtWKHA5LQ.asp


営業職員の募集(募集終了)
2017/10
はたらいく
「株式会社農口尚彦研究所の求人詳細」
https://www.hatalike.jp/h/r/H103010s.jsp?LA=028&RQ=49552916&__u=1512872522427-8862111414019729798


酒蔵スタッフの募集(まだ募集中?)
・タウンWORK
https://townwork.net/detail/clc_0206508001/joid_50370343/

・おしごと発見T-SITE
https://job.tsite.jp/detail/59429



酒蔵としての研究所
SAKETIMES 2017.10.13
プロジェクト
https://jp.sake-times.com/special/project/pr_naohiko-noguchi_001


クラウドファウンディング、蔵人情報
SAKETIMES
2017.11.17 リリース情報
「農口尚彦研究所がクラウドファンディングサービス「Makuake」にてプロジェクトを開始!リターンは新設蔵で一番最初に醸造したお酒」
https://jp.sake-times.com/special/press/p_noguchi-makuake


復帰の理由、考え方、蔵人
Forbes JAPAN
20171201
「伝説の杜氏・農口尚彦84歳が最後に挑むSAKEイノベーション」

https://forbesjapan.com/articles/detail/18582




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2017年09月26日(火) 記事No.799


先月、岐阜の地酒に酔う2017に参加した。
その際、会場で酒蔵のブースを利き酒で回っている時、何人かの方に質問を受けた。
その時、使っていた利き猪口ホルダー(又は利き猪口ストラップ)についてだ。

多数の蔵が集まる規模の大きな利き酒会では、写真を撮ったり、メモを書いたりする際に、利き猪口を手から離す必要がある。
ブースの隅に置いたりするのだが、置き忘れたり、転落させたりする危険もある。
そんな時、利き猪口を首にぶら下げるのが、利き猪口ホルダーだ。

筆者が使っているのは、3月ににいがた酒の陣に参加した時、開場時間待ちの行列の中、売られていたので購入したものだ。

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ネックストラップの先に、柔らかい樹脂(ゴム?)の利き猪口ホルダーがついている。

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ホルダーは、利き猪口サイズに合わせた内径なので、ぴったり利き猪口が入る。滑らない素材なので確りと固定される。
天地がひっくり返っても、酒は溢れるが猪口は落下しないので安心だ。

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ストラップは、合成繊維製なので切れる心配はない。
お酒グッズらしく、日本酒の用語が印刷されている。
価格は1000円だったと記憶する。

このストラップが必要なのは、日本酒好きでも限られた人で、一般的に必要なものではない。
ごく限られた狭いコミュニティーの中で、イイネと言われる代物だ。


利き酒会は、良く参加するが、東海地方の会場ではこの品物は販売されていない。
にいがた酒の陣は、土日2日間で12万人が参加する巨大な利き酒会で、朝10時から夕方6時まで8時間の長丁場、片手で猪口を持ち続けるのは結構注意力を要求される。
油断すると、会場で猪口を落として割れる音が何回もすることになる。

そのためか、にいがた酒の陣ではこのストラップを必要とする人が多いのだろう。



一寸気になって、このストラップが新潟以外でも売られているのか調べてみた。
この記事は、その報告である。欲しい人には参考になるかもしれない。

調べた処、3つ見つかった。


その1、創作酒器処藤山
http://touzan.ocnk.net/product/61

これは、常時販売があるようで手に入れられる。
価格も新潟と同じ、1000円(外税)。
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日本橋で4月に開催された日本酒利き歩き2017の会場で販売された物が2種類あるようだ。

その2は、笹塚鞄製造所

https://ameblo.jp/hide2chikawoo/entry-12266226933.html

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ホルダー部分は革製で、高級感がありそうだ。
お猪口の固定の仕方等が分からないので、逆さまになった時落ちないのかは写真ではわからない。
今入手できるかどうかは問い合わせる必要がある。



その3、ウォレテリア山藤のオリジナルお猪口ケース
https://www.tokyo-yamatou.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A9%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%85%92%E5%88%A9%E3%81%8D%E6%AD%A9%E3%81%8D2017/

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『「~~利き歩きうさぎが可愛く覗く

首から掛けられるオリジナルお猪口ケース 2,000(税込)


当日イベント受付で貰えるオリジナルお猪口(参加証)を、
革小物メーカーが”利き歩き”のためだけに特別に製作した《オリジナルお猪口ケース》に入れて、たっぷりとイベント&日本酒をお楽しみくださいませ

※基本的にイベント当日・店頭での限定販売となりますが、予めグループでまとめて購入されたい方は、以下にお問い合わせください。
ウォレテリア山藤 TEL03-6661-1481mailt-ebisawa@tokyo-yamatou.co.jp

よろしくお願いいたします。」』
https://ja-jp.facebook.com/tokyo.yamatou/

この商品も写真を見る限り、お猪口の固定がどの程度されるのか不明だ。逆さまになると落ちるような気もする。

入手できるかどうかは、問い合わせる必要がある。


好事家が増えれば、販売する業者も増え、商品も様々なものが供給されることになる。
欲しい人は、まず一つ購入したらどうだろうか。




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2017年03月10日(金) 記事No.1078


最初に注文した酒は、訪問させていただいた樋木酒造に敬意を表して「鶴の友 普通酒」。

注文すると、担当女性が1升瓶と枡とグラスを持ってきて用意してくれる。



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女性店員はグラスに注ぎ始め、グラスから溢れても其の儘注いでいる。どれだけ入れるのだろうと思っていると、枡の縁まで来て止めた。もうこれ以上入れられない。

呑助の心を掴む演出だ。
グラスは上げ底だが、溢れ枡に溜まっていくお酒を見ていると嬉しくなる。
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・お通し
生野菜。
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味噌と酒粕を混ぜて薬味を加えたような感じ。

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もみじおろしと酢の物。


・蛍烏賊の沖漬け
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新春の日本海の旬の蛍烏賊は欠かせない。
刺身は虫がいるので避けたいが、茹でて酢味噌ではあっさりし過ぎ、沖漬けが一番旨味を感じられる。

塩味は抑えてあるので酒の肴にチューニングされており、良かった。


・牛もつと豚もつと大根の8時間煮
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丼で登場したので驚いた。
もつ煮というと小さな器で出てくることが多いが、この店は違った。
見かけは濃い感じだが、味は優しく、もつは柔らかく、苦手な人も食べられそうだ。


・栃尾ジャンボ揚
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薬味が、定番の生姜以外に2種類。旨味系のものチリソース系のものがあり味変りを楽しめる。


・ズワイガニのクリームコロッケ
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お酒の2杯目は、普通酒でも美味しい雪中梅にして鶴の友との飲み比べ。

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バランスの取れた味わいで、癖を感じさせない。
尖った味の主張がないので、肴に合わせやすい。
食中酒に最適なのは、両方とも同じだ。

細かく言うと中盤までは同じ様にスッキリとしてバランス良いが、後半にかけて雪中梅の方は軽い渋味があり押しを感じさせるが鶴の友は軽く切れる。

飲みごたえを求める人なら雪中梅、切れの良さ軽やかさが好きな人なら鶴の友だ。


・甘口出汁巻き玉子
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これもボリュームが有った。


・おにぎりと味噌汁
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〆はラーメンではなくお米のおにぎりだ。
新潟の炊きたてご飯のおにぎりはもっちりとしてやはり美味しい。


《感想》
・何か新橋の人気店魚金を思い出した。
日本酒が飲めて、料理が美味しく、価格もリーズナブルで、量も多い。
こんな店が近くにあると良いと思わせる。
・日本酒の品揃えは、新潟に限られるが、銘柄は自由に選べる。
魚金はそれ程種類はないが、銘酒があり、尾瀬の雪解けシリーズが格安で飲むことができる。
・料理の味は、それぞれだ。魚沼釜蔵は薄味で新潟の酒に合わせているのだろう。
魚金の味は、店により差があるが、どの料理も美味しい。
・新潟に来る場合は、新潟駅にある魚沼釜蔵は便利で、新潟の酒・肴が楽しめるのでお薦めの店だ。
・ぽんしゅ館も魚沼釜蔵もSEP INTERNATIONALグループの店で、明確な経営理念で運営されているので、何処の店でも同じように楽しめると思われる。


【データ】

魚沼釜蔵新潟駅店

http://www.sep-i.co.jp/niigata/


http://ponshukan-niigata.com/11.htm


S
E
P INTERNATIONAL
http://www.sep-i.co.jp/



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2015年01月01日(木) 記事No.2375


来客があり、日本酒でお祝い。

買ったばかりの搾りたてと熟成酒の飲み比べを行った。

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右から
・美濃天狗 純米吟醸生原酒 しぼりたて H26/12瓶詰
・純米大吟醸 百四拾 田酒 H18/08瓶詰
・峰乃白梅 吟醸源酒 2014/07瓶詰

H26酒造年度に造られた、ピカピカの1年生とH18酒造年度の中学2年生と、去年の1年生の飲み比べ。


・美濃天狗 純米吟醸生原酒 しぼりたて H26/12瓶詰
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立香の吟醸香は軽目で鼻につくことはない。酸はタップリと豊かで厚みがある。原酒で度数が18~19度あるため飲み応えがある。
スッキリと線の細い吟醸酒では無く、力強さ・存在感のある吟醸酒だ。
中盤の酸の膨らみがあり食中酒としても適応性がある。
終盤の苦味・渋味は抑えられている。


・純米大吟醸 百四拾 田酒 H18/08瓶詰
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青森県の県産酒造好適米 “華想い” を麹米・掛米に100%使用したもの。
銘柄名の「百四拾」は、“華想い”と命名される前には、青森県農業試験場において「青系酒140号」と呼ばれていたことに由来するそうだ。

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立香は、仄かに清々しさを感じさせるもの。甘味と酸味の繋がりがスムーズで滑らかな舌触り、枯れているかと予想したが予想以上に酸の膨らみがある。味わいに偏りはなく、中盤以降の切れは良い。熟成酒らしい味の展開と切れの良さを実感できた。

この酒は、封を切るまで不安を持っていた。
家庭用冷蔵庫の上段、アルミの袋に入れてあったとはいえ8年間毎日開閉される場所で囲っていたものだから。
立香は老香・熟香を予想したが全くそれはなく、むしろ清々しい香りだった。
ホシザキの業務用冷蔵庫ではなくても日本酒を囲うことは可能だと証明してくれた。
冷暗所で微動だにせず全く刺激のない状態より、少しは刺激を与えたほうが成長に良い効果を与えるのかもしれない。
バロック音楽が流れる家庭用冷蔵庫があれば、なお良いかもしれない。


・峰乃白梅 吟醸源酒 2014/07瓶詰
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立香は吟醸香がかなり立つ。入り口は甘い。酸の膨らみは中程度で滑らか、含み香も吟醸香を感じる。中盤以降切れは良く、吟醸酒らしい甘苦も感じる。後口は個性的で、ピリリと辛い。
食中酒より乾杯用の酒の印象だ。


おせち料理を肴に、四方山話も肴にして飲んでいる内に、3人で3本飲みきってしまった。
最後はかなり酔ってしまったが、家の酒だから家路を辿る必要はない。
楽しく酔えば良い宴は快いものだ。




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2014年12月18日(木) 記事No.2409


今日は、寒波の襲来で日本列島が震え上がり、高速道路や鉄道・飛行機など交通機関に運休する羽目になった。

あまりに寒い日だったので、燗酒が飲みたくなった。

取り出したのは、三千盛の「燗で旨い酒」。
今年の秋から登場した新ラベルの燗用の酒だ。

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三千盛の説明文では、次のように書かれている。

「燗で旨い吟醸酒
早い夕暮れ ふと小寒く感じられる頃となれば、お酒に
燗をつけてみてはいかがでしょうか

三千盛より燗上がりする吟醸酒を発売します
やわらかく広がる深い旨み
雑味のないきれいな後味
煮物、焼き物、炒めもの、うす味から濃口の味付けまで幅広くお料理を引立てます」


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裏ラベルの商品名は、「三千盛 燗旨吟醸」と書かれている。
50%精米の大吟醸酒。:

ラベルには、国産米としか書かれていないが、HPを見ると
麹米は秋田県産美山錦、掛米は岐阜県産あきたこまちとなっている。

日本酒度は+15,
発売期間は:10月から3月までの期間限定。

販売価格
:1,800ml詰 \2,239 税込み
, 720ml詰  \1,018
(消費税抜本体価格)

先ずは、冷(常温)で飲んでみる。
立香は、際立つ吟醸香というのではなく、仄かに甘さを感じさせるもの、清々しい香りだ。
口に含むと偏りのないスッキリとした入り口で、軽い甘さを感じる。丸い透明感のある膨らみが快い。
味わいは偏りがないバランスの取れたもので、流行りの無濾過生原酒で酸味・辛味を押し出してくるものとは違った味わいだ。バランスの良さが透明感に繋がり口の中に広がる。
後半の締の苦味は僅かで浮かない、そのためスッキリした切れの良い印象を与える。後口も良い。
冷でも充分行けるお酒で、三千盛伝統の水口の系列の酒といえる。

三千盛の定番の大吟醸に、超特がある。
超特原酒は17度であり中盤のパンチがある。
超特は同じ15度だが、後半の苦味・渋味がこの酒より感じられる。
印象としては、燗旨吟醸は透明感・後半の切れがあり、超特より上品で綺麗な酒だ。

次に、ぬる燗で飲んでみた。
ぬる燗の印象は、常温とあまり違いを感じない。

最後は、温度を上げ、飛び切り燗にしてみた。

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酒かん計で上限まで温度を上げた。
利き猪口に注ぐと、今日の寒さでは湯気が立つ。

結論から書くと、熱燗は良かった。
立香は、仄かな甘さに酸味の香りが僅かに加わる、嫌な香りはしない。
入り口は甘く、丸く大きく膨らむ。この膨らみが熱燗では出る。味わいはバランスが良く透明感は膨らみとともに広がる。終盤にかけてピリ辛と苦味が微かに感じられるが上に浮く感じではない。
熱燗にすると、透明感のあるバランスの取れたあじわいにふくらみと大きさが加わる。切れの良さは変わらない。これなら肉系の肴にも合いそうだ。
今日は、先日の三千盛新酒誕生酒蔵の集いで購入したチーズ工房のとろっとニンニクチーズと冷蔵庫にあった鶏のささみのスモークを肴にしてみたが、スモークの香りと喧嘩すること無く、スモークの味わいと香りを引き立てた。三千盛らしい料理に寄り添う酒だ。


三千盛の燗酒といえば、従来は純米大吟醸の5年熟成酒である朋醸が代表だった。5年熟成なので味わいは深く厚いのだが立ち香に老香を含む熟成香があり燗にすると気になる人もいた。
だが、この燗旨吟醸は立ち香も癖がなく清々しく透明感があり、料理を引き立てる燗酒としての適応性が高い。

燗用の吟醸酒といえば、獺祭の温め酒、黒龍の九頭龍が思い浮かぶが、燗旨吟醸も負けないのではないかと思った。
機会があれば、ブラインドで利き比べをしてみたいものだ。
コストパーフォーマンスを、考慮すれば評価は一層高くなるだろう。


【データ】
(株)三千盛
岐阜県多治見市笠原町2919
Tel(0572)43 43-3181
Fax(0572)43 43-3183
http://www.michisakari.com/

E-mail:
 
info@michisakari.com



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