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2018年04月09日(月) 記事No.482


宮古島の千代泉酒造の蔵元が2013年に急逝された。
その後、醸造再開の報を聞かないまま歳月が経過した。
後継者は見つかったのだろうかあるいは新しい資本が経営を引き受けたのだろうかと思ってきた。

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月末に千代泉の古酒を、クラウドファウンディングの方法で、販売を行うとの報道が行われた。

この形での支援が軌道に乗れば、千代泉ブランドの復活も実現する期待を持ったが、7日の日の報道では千代泉酒造の正式廃業が決まったとのことだ。


規模の小さい酒造所でも、個性的な味わいがあり、地酒として地域の人から愛飲されていれば、泡盛の愛飲家は全国にいるから存続することは可能だと思うのだが。

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酒造所しか無い泡盛の蔵が、これで46に減ってしまった。
残念なことだ。


個人的な思い出だが、20135月に宮古島の酒造所巡りを行っていた。
530日は琉球王朝の多良川酒造に行き、その後ニコニコ太郎の池間酒造に寄り、「すむばり」で昼食の後、近く狩俣の千代泉酒造に行った。

現在の幹線道路から旧市街地の狩俣地区に入る所に、石積みの門があった。
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東の大門(あーぬふじぁー)と言う名前の由緒ある門だ。
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細い道を少し行くと、千代泉の看板があった。
駐車場には車が停まっている。

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酒造所は閉まっており、人影がない。
建物の周りを歩いてみたが、蔵は動いていないようだ。
通りを挟んで反対側の家に行き、千代泉酒造さんの事務所はどこか尋ねてみることにした。

声を掛けると、喪服のような黒いワンピースの女性が出てこられた。
千代泉酒造さんの事務所に行きたいと話をすると、驚くべき返事が帰ってきた。
蔵元さんが亡くなられ、今日はその葬式で、千代泉酒造の見学はできないとの話だった。
知らないこととは言え、お取り込み中の失礼をお詫びして、ほうほうの体で退散した。

そんなことから、その後も後継者が再開されることを待ち望んでいたのだが、不可能になってしまった。




『宮古島の「千代泉」復活へ 泡盛倉庫、残った原酒買い取る 価値高め今夏にも販売
2018
32411:45

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「千代泉」復活の取り組みを進める(左から)中野貴也さん、屋良景美さん、濱中大輔さん、比嘉智明さん、比嘉康二さん=23日、那覇市久米の泡盛倉庫

宮古島北部・狩俣集落の酒造所でかつて造られていた泡盛「千代泉」を復活させる取り組みが進んでいる。泡盛専門バーの泡盛倉庫(那覇市、比嘉康二店長)らが宮古島の酒蔵で眠っていた原酒を全て買い取った。付加価値を高めて販売する計画で、早ければ今年7月にも第1弾商品が出る予定だ。メンバーは「千代泉最後の酒。多くの人に泡盛の魅力を知ってもらう契機としたい」と意気込んでいる。

企画しているのは比嘉店長のほか、中小企業の経営を支援する比嘉智明さん、屋良景美さんと、酒類問屋に勤める濱中大輔さん、マーケティングを専門とする中野貴也さんでつくるグループだ。酒蔵に残っていた原酒約1万8千リットルの引き取り先が課題となっていることを聞き、事業を思い立った。メンバーが持つノウハウを結集して、事業化する。

金融機関の融資やクラウドファンディングで計約3千万円を調達し原酒の買い取りや商品、プロモーションに充てる。3~5年程度かけて酒を販売していく。

比嘉店長は泡盛を水割りにして飲むだけでなく生のまま、ちぶぐゎー(小さなおちょこ)でじっくり楽しむ飲み方の提案を狙う。「泡盛は100年以上にわたって寝かせることができ、代々大切に飲まれてきた。千代泉の貴重性を生かした泡盛の飲み方を提案したい」と話した。

メンバーによると原酒はタンクに貯蔵され、2013年以降手を付けられていないといい、古酒化が進んでいると見られる。一方、いつから貯蔵しているかなどの記録が残っておらず古酒としての販売は難しいという。中小企業診断士の比嘉智明氏は「狩俣は文化財が多く存在する歴史ある地域だ。そういった地域性を織り込みながらブランディングしていく」と意気込む。

今回の取り組みで培ったノウハウを活用し、将来的には商品開発力やマーケティング力が相対的に弱い小規模酒造所を支援していくことも検討し、泡盛業界全体の活性化にもつなげたい考えだ。』
(琉球新報社)




『泡盛「千代泉」が廃業 県内酒造所で復帰後初 宮古島市、1948年創業
4/7(
) 6:34配信

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千代泉酒造所のラベル

沖縄県宮古島市平良狩俣の琉球泡盛酒蔵所・千代泉酒造所が3月末で廃業したことが6日、分かった。県酒造組合によると、県内の泡盛酒造所の廃業は1972年の日本復帰以降では初めて。千代泉酒造所は2013年に経営者が亡くなって以降、後継者が見つからず休業状態だった。泡盛出荷量の減少が続く中、小規模酒造所を中心に事業承継の難しさが課題として浮かび上がった。

県酒造組合や相続財産管理人となった弁護士によると、千代泉酒造所は13年以降、酒の製造を停止した。親族や島内の酒造所で引き継ぎ先を検討したが見つからなかったという。

今年に入ってタンクに残っていた在庫の引取先が見つかって清算を終え、3月末で廃業した。

県酒造組合も17年度で退会扱いとした。

県酒造組合の土屋信賢専務理事は「後継ぎがおらず、廃業は残念だがやむを得ない」と述べた。「県内酒造所の半数近くが離島にあり、従業員が数人しかいない小規模な酒造所も複数ある。後継者不足が課題と認識しており、組合としても人材育成を支援していきたい」と話した。

酒造組合によると千代泉酒造所は1948年創業。「千代泉」の銘柄が地元住民を中心に親しまれていた。
』(琉球新報社)





【データ】

以下、千代泉酒造所のデータを泡盛百科から転載しておく。
いずれ、見ることができなくなる前に。

『千代泉酒造所 チヨイズミシュゾウジョ(宮古地区)

酒造所名:      千代泉酒造所
住所:  沖縄県宮古島市平良字狩俣1572
電話:  0980-72-5115
FAX
  0980-72-5164
創業年:          1948
施設見学:      不可
施設:  製造工場、試飲コーナ
お取り寄せ:    不可

酒造所の理念
宮古島先端に位置し、祖神祭(ウヤガン)や豊年祭など古来の伝統祭祀が今も行われている歴史ある狩俣の地で、先代より受け継いだ泡盛の製法を守り、消費者にいつも変わらない安定した品質の泡盛が提供できるよう心掛けています。
酒造所のこだわり

戦後間もなく7人の共同事業として泡盛製造を始め、1948年に初代渡口徹夫氏個人の事業となりました。仕込み水と割り水に隆起サンゴ礁からなる宮古島の琉球石灰岩の地層から染み出した硬水を使用しているため、やわらかい甘さとコク、すっきりとしたキレのある飲み口に加え、素朴な手作り感のある酒質が特徴です。酒造りに勤しむ父親のそばに付いて見様見真似で覚えた製法を守り、ただ懸命に酒造りを続けてきた2代目当主渡口清司氏の醸す泡盛は「懐かしい味わいの酒」「狩俣の酒」と親しまれ、ほとんどが島内で消費されています。近年、蔵を慕って来た県外の若者を受け入れ、伝統の製法を受け継ぐ世代を育てています。

主要な銘柄
 
千代泉
   
終戦直後、千代に平和を願うという思いをこめて名づけました




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2015年10月24日(土) 記事No.1859


朝9時過ぎ、雲が切れ、青空がのぞき始めた。
天気が回復し始めたので、旅行の予定を変更した。

レンタカーの手配をする。
喜屋武商店に電話、咲元酒造の無濾過44度の在庫確認と取り置きを申し込み。
島豆腐の工場見学を豆腐のひろしに申し込んだが、品質管理の基準を厳しくしたので見学はお断りしているとの話でできなくなった。繁多川も同様とのこと。

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旅行の全期間が曇りまたは雨の予報もいい加減だが覚悟はしていた。一昨日以来の雨ばかりにはうんざりしていたので、嬉しい。

今日は動きまわる予定にした。
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ゆいレール県庁駅前で、1日乗車券を購入し、首里方面に向かう。

咲元酒造は9月の連休に蔵開きを行ったが、その時の限定酒を利かせていただくのが目的だ

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咲元酒造入り口には、青い色の幟が経っている。
消費者受け入れの想いが現れている。
事務所で挨拶を済ませ、酒蔵にまわる。

咲元酒造は、定番の酒のほか限定酒も利酒ができるので、自分の好みに合わせて、選択して購入ができるので、便利だ。
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奥の方は定番酒が中心。

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手前の方は限定酒が中心においてある。

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左は3年古酒の30度、1836円が感謝特価の1500円。
真ん中は咲元酒造の柱である粗濾過44度。
9月の蔵開きでは、無濾過の44度が発売された。
ただ、これは喜屋武商店の企画酒なので、蔵元にもなく喜屋武商店でしか購入できないので、先ほど電話予約をした。

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手前の限定酒のコーナー。
右は、粗濾過の九年古酒。これは蔵元のみの限定販売なので、蔵に来なければ入手できない。
43度360mlが2700円。これはタンク熟成だが、香ばしい香りがあり、九年の歳月を感じさせる。

真ん中は、九年古酒25度1800ml 7500円。
立香は甘い香り、口に含むと膨らみを感じる。25度なのでストレートで飲むと丁度香り・味わいがバランスが良い。
これは、常温でグラスに注ぎ、時間を掛けてゆっくり飲むのに適している。

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25度限定混和酒が目に入った。
9年古酒が54%、残り46%が25度古酒のブレンドである。
8月までは古酒表示の経過措置があり、古酒として販売されたが現在はブレンド酒としての販売になる。9年古酒表示は100%のものしかできなくなった。
9年古酒100%は価格7500円、9年古酒54%のブレンドは2500円。在庫限りで終売となる54%ブレンドのほうがお得感が強い。

利き比べると、古酒の香ばしさが確かに100%の方が高いが、比べて分かる程度で、54%ブレンド酒も古酒の風格を楽しむことが出来る。今日は、限定の54%を購入することにした。

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左端が、無濾過44度600ml 1500円。
喜屋武商店の企画酒で、7月までの製造分。
8月以降は蒸留機の手入れのため、無濾過44度が製造されていないので、短期的には喜屋武商店在庫分のみになる。
秋から蒸留機が稼働すれば、逐次製造が復活する予定だそうだ。

蔵人さんから耳寄りな情報を聞いた。
9年古酒粗濾過はタンク熟成だが、1年前に甕に仕込んだものがあり、11月に10年古酒(タンク8年、甕2年)として発売される予定とのこと。11月22日より発売開始で、蔵元で予約が可能らしい。
今回は、9年古酒は見送り、10年古酒を入手する方針とした。


【データ】

<咲元酒造合資会社>
住所:   沖縄県那覇市首里鳥堀町1-25
電話:   098-884-1404
FAX:   098-884-1404
施設見学: 見学時間
    9:00-16:00
※第1・3土曜は11:00迄
事前の問い合わせが必要。

見学所要時間: 20分
定休日: 日・祝祭日、第二・四土曜


<喜屋武商店>
〒900-0016 沖縄県那覇市前島3丁目4番16号
電話番号:098-868-5270
FAX番号:098-861-5295

通販サイト: 泡盛横丁
http://www.e-awamori.co.jp/index.php

咲元無濾過44度は、現在は喜屋武商店でしか購入できない。
今日時点で残り在庫18本程度。




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2013年10月25日(金) 記事No.3263


台風のお陰で、今日の沖縄の産業まつりが中止になり、琉球の祭典のイベントも取りやめになってしまった。

津波古酒造の月末恒例の太平感謝祭はどうか?
電話をかけ、様子を聞いてみると、台風くらいで止めたりしませんよとの話。

暴風に吹かれながら、自転車を漕いで楚辺から城岳小学校を通り与儀交差点に出る。
昨年も同じ道をたどったので迷うことはない。

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(泡盛百科 より転載)

ここの感謝祭は、充実している。
津波古酒造の定番酒、感謝祭限定酒もすべて試飲ができ、感謝祭価格で購入ができ、通常は公開されていない酒造所見学も可能だ。
加えて杜氏さんが会場にいて、太平の造りについて詳しく話を聴くことができる。

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この写真は、昨年のものだが、今年も同様の配置になっている。
入り口左が定番酒、正面が新商品、右側酒造所への通路には古酒を中心にした感謝祭の限定酒が並べられている。

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左側の定番酒。

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正面は、新商品。
品切れになっていた、サイトイ菌とアワモリ菌の44度。

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通路のコーナーは、感謝祭限定酒のコーナー。

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上段は、記念酒。
来年の正月の初酒の予約。
誕生、入学、卒業などを記念しての泡盛。

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下段には感謝祭用の限定酒がズラリ並んでいる。
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感謝祭でしか入手できないものが多いので、最も面白いコーナーだ。

ワイングラスに汲み置きしたものが用意されており、香りを利くこともできるし、利き猪口で試飲もできる。
後ろのタンクに冷水も用意されているので、任意の濃度で割り水も可能だ。

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2013年10月25日(金) 記事No.3264


右端から利いてみることにした。

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右端赤いラベル:
沖縄の美 2006蒸留 古酒 沖縄限定 351300720ml
香りが古酒らしく甘く香ばしい。


真ん中:
首里城 古酒 431200720ml
ストレートの印象では、トロリとした舌触りで刺激的ではないが、後半やや渋みを感じる。

水で割ると良さそうだ。


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太平 5年古酒 55号タンク 4425001800ml
ストレートの印象:トロリと甘い、含み香は古酒の香り、終盤にぴりりとした辛さがある。これは度数が44度だからだろう。割り水をすれば変わりそうだ。


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太平 5年古酒 35号タンク 44度 仕次ぎ有り 25001800ml
ストレートの印象:甘いトロリとした入り口。後半のピリ辛は55号タンクより少ない。ストレートならこちらのほうが好み。



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太平 6年古酒 34号タンク 4430001800ml
ストレートの印象: トロリとした舌触り、中盤の酸味・ふくらみが速く終わり、終盤に苦味・渋みを感じる。

割り水で印象が変わりそうだ。


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太平 8年古酒 59号タンク 4430001800ml
ストレートの印象:立ち香は香ばしい古酒の香り。トロリとした舌触り、まったりとして刺激的なところがない。終盤にかけ甘み。酸味を感じる。後口に軽い渋み。



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太平 10年古酒 58号タンク 4435001800ml
ストレートの印象:トロリとした舌触り。酸のふくらみがあり、刺激的なところはない。8年古酒と比べ、後口の渋みとピリ辛感を感じる。


これは水割りにしてみたが、後口のピリ辛感は消え良い感じになった。

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年古酒と10年古酒との味の違いについて、杜氏さんに訊ねてみたところ、こんな答えが帰ってきた。

8年と10年では使用した蒸留器が違っている。10年前は蒸留器の筒の立ち上がりを長くして香りにポイントを置いていた。8年の時にはそれを元のスタイルに戻し、味わいにポイントを置くようにした。」

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津波古の宴 10年古酒 58号タンク直詰 441800720ml
ストレートの印象:トロリとした舌触り。酸・ふくらみは速く、後半に渋みを感じる。ややドライ・ハードな感じ。

太平10年古酒と同じ58号タンクなのだが、味わいが少し違う気がするが、聞き漏らした。


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杜氏の晩酌 古酒 301200720ml
お一人様1本限りの感謝祭限定酒。

ストレートの印象:トロリとした入り口。ふくらみが有り、味のバランスが良い。ピリ辛感も感じない。
度数が30度でもあり、常温ストレートが美味しい。

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杜氏さんに質問したところ、答えは。
「定番酒の太平古酒25度に20年物の古酒をフレーバーとしてブレンドしたもの。」だそうだ。
ブレンドという方法の魅力を感じさせる話だ。


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正面には昨年欠品になっていた「太平 アスペルギルス・アワモリ菌 粗濾過 44度」と「太平 アスペルギルス・サイトイ菌 粗濾過 44度」が並べてあった。
昨年聞いた時は、再び造るかどうかわからないとの事だったが復活していた。

泡盛を造る黒麹菌は一種類ではなく、イヌイ菌・ウサミ菌・アワモリ菌・アウレウス菌・サイトイ菌など7,8種類の菌があるそうだが、一般に使われている泡盛菌は、アワモリ菌とサイトイ菌である。

この2種類の黒麹菌をブレンドして、単独て使用するよりよい泡盛を造ることができるようになる。
一般的にはサイトイ菌60%、アワモリ菌40%の混合比率だそうだが、酒造所ごとにこの割合は変えているそうで、沖縄の種麹屋さんの石川種麹では酒造所の注文に応じて混合割合を変えて出荷している。

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種類の黒麹菌を混ぜる効果として、古酒にした時にバニラのような甘い香りを持つ成分バニリンや酢酸イソアミル、酢酸エチルの生成能力がアップするそうだ。
杜氏さんの話では、サイトい菌の麹は作りやすいが、アワモリ菌の麹は難しいそうで、両方混ぜることで麹造りの安全度が上がるそうだ。

太平の粗濾過44度は、サイトイ菌60%、アワモリ菌40%の混合割合で造られているが、この2銘柄はそれぞれ一方を90%、もう一方を10%にして造ったものだ。

写真左の緑と黄色のラベルが今年蒸留された新酒で、右の白と黄色のラベルは2007年蒸留のもので中味は古酒になる。
瓶熟成であるがやはり2007年の方が丸みがある。


去年は1升瓶1本だったので自転車に乗せて引いて帰ったが、今年は本数が増えたので宅急便で送ってもらうことにした。
限定の10年古酒が1升瓶3500円で購入できるので、送料を考えてもお得だ。


太平感謝祭は、毎月末の金・土曜日に開催されるが、泡盛好きな人にはおすすめできる内容になっている。
工場見学も可能であるし、限定酒の利き酒もできるし、一番は杜氏さんに直接話しができ、色々な疑問が解消できることだ。


会場内で利き酒をしている時、熱心に利き酒をしているカップルが来ていた。
最初は気づかなかったが、会計をしている時、気がついた。kanaの店主ご夫妻だった。
ご挨拶をして、昨日電話した話をしたところ、単に開店の19時より1時間近く早く電話をしたためつながらなかっただけであったことが判明した。 今夜訪問することをお話した。
泡盛という縁があることを感じた一瞬だった。


【データ】
  
株式会社津波古酒造

住所:               沖縄県那覇市与儀2-8-53
電話:
              098-832-3696
FAX
              098-835-9375
創業年:           1898

施設見学:       不可
施設:               製造工場、貯蔵庫
お取り寄せ:   不可

アクセスは、安里からも近いので大人数ならタクシー利用が良い。
感謝祭は、毎月末金・土曜日開催だが、沖縄は行く前に必ず電話で確認したほうが良い。



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2013年05月31日(金) 記事No.3526


宮古地区7つの酒造所の最後の沖之光酒造に向かった。
午後2時を過ぎているので、業務への支障も少ない時間だ。

沖之光酒造は、酒造所見学を認めていない。
宮古島に着いてから、念のため電話をしたが、にべもなく断られてしまった。
それでも、現場に行くのが方針だ。

ナビで場所を設定して到着したところは、広い駐車場。
なだらかな勾配の未舗装の駐車場の先に建物が見える。

建物に近づくと、機械の清掃作業中であった。
間違いなく酒造所スペースだ。

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作業中の人に声をかけ、見学について話してみる。
蔵人は、にこやかに表の方に事務所があるので、そちらに行ってくださいとの事だった。

奥の機械は蒸留機だろうか。


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酒造スペースの隣は、瓶詰め、出荷スペースのようだ。

その先は、道路に面している。
回り込んだ右の方の別棟が店舗兼事務所だった。

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こちらの道路に面したほうが、正面で、ナビが教えたのは、裏の駐車場の入口だった。

ドアを開けて中に入ると、正面の棚に沖之光の商品が展示販売されており、右側に机が置かれ事務スペースになっている。

挨拶をすると手前に座っていた若い人が席をたって来た。
見学の話をすると、わざわざ来たのかという表情で仕方がないなという感じで座っていた責任者の方を見た。

話を引き継いだ責任者らしき人は、作業中なので見学はできないと話した。
作業中の理由で断られたのは、これで3度めだが、今通りかかったように確かに作業中だった。

見学が駄目なら、造りの話だけでも聞かせて欲しいとお願いすると、左の方の応接テーブルと椅子のスペースに案内してくれた。

この方は、蔵元の古謝社長だった。
話している内に、良く研究していと思われたのか、詳しく説明していただいた。

<造りについてお聞きしたこと>
・酒米
昔から丸米を使用している。最近からではない。

・洗米・蒸しは回転ドラム(1.5t
2回、月・木の日に行う。

・麹造り
三角棚 750kg2本使用。
此処で麹を1晩置く。

・仕込み
製麹の翌日に仕込む。
醪期間の基本は16日。
タンクはウオータージャケットを巻いて温度管理。
醪の撹拌は、エア(空気)の吹込みによる撹拌。
(ノズルが複数あり、吹きこむことにより、醪が回転し撹拌される)
この方法は、今まで聞いたことがない方法だ。いつか一度見てみたい。

・蒸溜
縦型蒸溜機による常圧。
4回蒸溜する。(月・火・木・金)

・熟成
タンクは、ステンレスとホーロー
地下室に置かれている。

・濾過
一般酒は、冷却してから濾過。
古酒は常温で濾過する。

・熟成期間
一般酒も最低1年間熟成させる。
うちが最も早くから1年の熟成を始め、今ではどの酒造所も行うようになった。
古酒は3年以上。古酒には力を入れている。

気になっていたことを一つ質問した。
屋号のカネコについてである。
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のマークは、最古の酒造所新里酒造のマークに似ているが、親戚関係にあるのか?

答えは、親戚関係にはない。
姓が古謝のため、カネコにしている。新里酒造の了解は貰っているとの話だった。


話を終わり、販売コーナーで4号瓶を1本購入した。
沖之光古酒 435年古酒100%


見学はできなかったが、詳しくお話をお聞きし造りについてイメージをもつことが出来た。

清潔な工場内で、手造りによる古酒に適した造りを行なっている。
繊細さを感じさせるものがある。
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度の古酒月桃の花のラベル・箱のデザインはおしゃれだ。

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25度古酒月桃の花 公式サイト より転載)

この泡盛は、映画「GAMA~月桃の花~」にちなんで名付けられた名前だそうだ。

沖之光は、宮古島のスーパーの酒コーナーで多くの銘柄が並べられていた。
43度の古酒はなかったが、店頭の品揃えが多いのは宮古島の人に愛されているからだ。



【データ】

 
沖之光酒造合資会社
住所:               沖縄県宮古島市平良字下里1174
電話:               0980-72-2245
FAX
              0980-73-7793
創業年:           1948
施設見学:       不可
施設:               製造工場、貯蔵庫、販売店、試飲コーナ
お取り寄せ:  

<酒造所の理念>
宮古島創世神話の残されている漲水御嶽や人頭税墓、ドイツ皇帝博愛記念碑などを擁し、国指定の重要港湾の平良港を臨む西里地区で、沖縄を代表する泡盛造りを目指し品質を第一に考えながら、感謝の気持ちをこめて沖縄らしい泡盛造りを行っています。

<酒造所のこだわり>
文字通り「沖縄の星」となることを目指して、1948年に珊瑚礁に囲まれた宮古島で創業した「沖之光酒造」。伝統的で丁寧な手法の泡盛造りを続け、その泡盛らしい風味豊かな味わいは、宮古島の居酒屋を中心に飲まれています。また、古酒造りにも力を入れており、古酒用の貯蔵割合は、全体の70%と高い割合を占めています。「熟成」を泡盛造りの大切な要素として考え、新酒でも一年以上大事に貯蔵熟成して出荷を行っています。

沖之光酒造HP
http://www.okinohikari.com/




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