(3)日本酒 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2021-07-17 (Sat)

2021/07/17 新潟大学日本酒学センターの開所

2021/07/17 新潟大学日本酒学センターの開所

日本酒処新潟県に、新潟大学日本酒学センターが開所したそうだ。 詳しいことは、記事だけでは不明だが、日本酒の香り・味わいの研究設備もあるそうなので、外部に研究成果を公表していただけるとありがたい。 出来れば、研究セミナーとか見学、利き酒とか一般の人も楽しめる活動も用意して欲しい。 『日本酒を科学的に分析 新潟大学日本酒学センター 研究設備本格稼働 2021/07/5(月) 12:04配信 『「日本酒学」...

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日本酒処新潟県に、新潟大学日本酒学センターが開所したそうだ。

詳しいことは、記事だけでは不明だが、日本酒の香り・味わいの研究設備もあるそうなので、外部に研究成果を公表していただけるとありがたい。

出来れば、研究セミナーとか見学、利き酒とか一般の人も楽しめる活動も用意して欲しい。



『日本酒を科学的に分析 新潟大学日本酒学センター 研究設備本格稼働
2021/07/5() 12:04配信

『「日本酒学」の講義を行っている新潟大学にその研究の拠点となる「新潟大学日本酒学センター」が開所されました。
 
7月2日、新潟大学五十嵐キャンパスに開所した新潟大学日本酒学センター。
 
大学では日本酒の製造や流通などについて幅広く学べる「日本酒学」の講義を2018年から行っています。
 
日本酒学センターはその研究拠点として設けられたもので、中にはきき酒実習室や試験醸造室のほか、日本酒の味や匂いを分析する機械など50種類以上の専門の機械が設置され、日本酒を科学的に研究することが出来ます。

【新潟大学日本酒学センター 鈴木一史センター長】
 
「(施設を通して)いままでわかっていなかったような日本酒の機能性ですとか、そういったものがわかってくるようになるのではないか」 大学では今後、酒蔵に出向くなど本格的な講座も行われるということです。

(テレビ新潟)


NIIGATA×Sakeology 日本酒学で、未来を描こう!」

https://youtu.be/qiburzTK-1s




2020-12-20 (Sun)

2020/12/20 第364回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その1)

2020/12/20 第364回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その1)

酒の中島屋さん主催の「季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」に参加した。久し振りに参加できて、本当に楽しかった。新型コロナの為に、今年のはじめから飲み歩きはできなくなった。 コロナ感染が社会問題になってからは、岐阜で20時からの酒の会に出る事は難しくなった。12月の今回は、2020年の締めくくり、忘年会の位置づけで、日曜日のお昼12時スタートで開催される。 会場の「minoてつめい」は貸し切りのため他の客の参加は...

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酒の中島屋さん主催の「季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」に参加した。

久し振りに参加できて、本当に楽しかった。

新型コロナの為に、今年のはじめから飲み歩きはできなくなった。
 コロナ感染が社会問題になってからは、岐阜で20時からの酒の会に出る事は難しくなった。

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月の今回は、2020年の締めくくり、忘年会の位置づけで、日曜日のお昼12時スタートで開催される。
 会場の「minoてつめい」は貸し切りのため他の客の参加はなく、常連さんばかりなので、コロナの感染リスクは0と言って良い。
 そこで、勇躍参加することにした。


岐阜駅で降りると、いつもの通り駅前の信長公にご拝謁しなければならない。

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今日は、天気がよく青空なので、信長公は黄金に輝くお姿だろうと思いながら、駅を出ると、その通りだった。

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信長公がマスクを着用されたことは以前に聞いたが、第3波の今も、率先垂範、着用の上、感染防止を呼びかけられておられた。

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もう5年も時が経てば、この様なお姿を見ることはなく、お写真を拝見し、笑って話せることになるだろう。


会場の「MINOてつめい」は、人気店楮グループの店で岐阜市の金神社近くにある。
岐阜駅から歩いていくことが出来る距離にある。

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店内に入ると、もう先客が着席していた。
出席者は、例年12月は定員満席の20名を超えるが、今年は官公庁関係者や自粛者があり、常連の方も無念の欠席があり、14名程で宴は始まった。

会費を支払い、受付を済ませると、今日の出品酒が記載された「利き酒メモ」が貰える。
 銘柄数が2,3銘柄であれば、記憶でも対応が可能だが、この会は銘柄数が20近くになるので、この資料はありがたい。
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 着席して資料を開くと、出品酒の数、銘柄名が判り、どんな酒が登場するか期待が膨らむ。
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酒の数は多いが雑然と飲むのではなく、主催者の中嶋屋店主の脚本に従って登場する。
次の5幕の構成になっている。
<乾杯>
<新酒しぼりたて 飲み比べ>
<個性派純米 飲み比べ>
<今日の贅沢・大吟醸 飲み比べ>
<熟・醇・ を飲む>

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【今日の出品酒】

利き酒メモには17銘柄が記載されていたが、ゆきの美人山田錦の飲み比べ用に1年熟成酒が追加されたので18酒になった。

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 14人の出席者で4号瓶18本、たっぷりのお酒だ。利き酒が終われば、カウンターに並んでいるお酒を中から気になったものを再度飲むことが出来る。
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この会はお酒の優劣を評価する会ではないので、個々人がそれぞれ飲み比べを楽しむことになっている。

以下、出品酒の利き酒結果を記載するが、個人的な嗜好による利き比べであり、客観性はない事を予めお断りする。


宴は、利き酒メモに記載されているシナリオに沿って、乾杯の幕開きから始まった。

<乾杯>

(1)
玉川 純米吟醸 手つけず原酒 無濾過生原酒 五百万石 60%精米 直汲み 木下酒造 (京都) 
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知る人ぞ知る玉川が今日の乾杯酒。
木下酒造人気に溺れることはなく、このコロナ禍の中でも営業担当は足繁く中島屋さんに足を運んでいるそうだ。
造りと営業が一体になれば、酒蔵は活き活きする。
味わいにもそれが感じられる。

玉川で元気をつけ、コロナに勝とう!! 乾杯!!

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原料米 五百万石 精米歩合 60%  酵母 協会9号 日本酒度非公開 酸度 非公開 アルコール度1718

甘い入り口。滑らかさとピチピチと弾ける辛味を感じる、含み香はエチル系のもの。味わいが個性的で甘さと辛味の厚みを感じるが、舌でほぐそうとしても粘りが在って、ほぐれない、これは個性的だ。しかし、中盤から以降、スッキリと切れる、粘りから切れの振幅が大きく、独自の世界を持っている。玉川の酒は面白い。 


<新酒しぼりたて 飲み比べ>
次は新酒のしぼりたての飲み比べの幕。

最初は、清泉の純米吟醸の2酒の飲み比べ。
造りは同じ、違うのは1点、掛米が違うのみ、(2)は「こしいぶき」(食用米)、(3)は麹米、掛米両方五百万石。
掛米だけの違いで味が変わるのかがテーマだ。

(2)
清泉 純米吟醸 しぼりたて生酒 久須美酒造 (新潟)
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原料米:五百万石・こしいぶき 精米歩合:55% 日本酒度:+3.0 酸度:1.5 アミノ酸:1.5 アルコール度:15%
 麹米に五百万石、掛米に食用米のこしいぶきを使用。
立香は仄かな吟醸香。甘い入り口。スッキリとした印象、玉川の後だからかも知れない。なめらかな舌触りで、甘さ、辛さ、中盤と味の展開がはっきりしている、味が通り過ぎていく感じで全体としてのまとまりが欲しい。


(3)
清泉 夏子物語 純米吟醸 しぼりたて生酒 久須美酒造 (新潟)
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原料米:五百万石 精米歩合:55% 日本酒度:+3.0 酸度:1.7 アミノ酸:1.6 アルコール度:15% 麹米、掛米共に五百万石100%。

立香は吟醸香、甘い入り口。口に含むとふくらみが大きく、味の偏りがなく一体化しており、纏まりバランスが良い、甘さと辛さが中心で苦味・渋みは浮いてこない。全体として嫌味がなく、穏やかな世界。後半の切れ良く、後口は辛味系。

純米吟醸しぼりたて生酒と夏子物語の違いは、掛米が食用米のこしいぶきと五百万石の違いで、他は同じ。価格は720ml1510円と1720円、210円の差がある。
 評価は人によるが、個人的には格の違いを感じるので、210円高くても夏子物語を買って飲みたい。
 掛米だけの違いでこれ程味わいが違うのは驚きだった。
酒米というものの存在理由が再認識できた。


(4)
 ゆきの美人 純米吟醸 しぼりたて生 秋田醸造 (秋田)
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原材料 米(国産),米麹(国産米) アルコール度数 16 使用米 山田錦,酒こまち 精米歩合55
使用酵母 蔵内14号 日本酒度 +5+7 酸度 1.5

立香は程良い吟醸香。甘い入り口。ふくらみ大きい、辛味は浮かず背後で味を締めている。味のバランスも良い、フレッシュさとふくらみを感じる。
(3)
に似ている世界だがフレッシュさはこちらの方が感じる。


(5)
 四季桜 冬桜 純米吟醸 おりがらみ生原酒 宇都宮酒造 (栃木)
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この辺りでは知られていないが、栃木周辺では人気があり、入手困難の希少な酒と言われているとの説明があった。
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原料米 栃木県五百万石 精米歩合 55% 日本酒度 +3.7 酸度 2.1 alc 17

立香は甘い香り。甘い入り口。酸は滑らかでふくらみがあり、辛味は表面に出ず背後で味を締めている。大きな世界を持っている。

(3)
(4)(5)はいずれもふくらみがあり、大きな世界を持っている点似ている。吟醸香は(4)が最も吟醸香らしい。
 個人的な価値観では、純米吟醸は中途半端な印象を持っている。下位スペックの特別純米・純米と変わらないもの、場合によっては純米酒のほうが良いものがあり、一方純米大吟醸と比べると透明感・ふくらみ・切れの良さが劣る。
 中途半端な純米吟醸と言うイメージなのだが、今日の(3)(4)(5)はそのイメージを覆すふくらみと世界の大きさを感じさせてくれた。
 純米吟醸もこの3酒なら、存在理由がある。


(6)
 松の司 純米吟醸 あらばしり  2020/12製造 松瀬酒造 (滋賀)
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原料米:滋賀県竜王町産山田錦100%使用(環境こだわり農産物認証) 精米歩合:55% アルコール度数:16度以上17度未満 日本酒度:+3 酸度:1.4

立香は甘い香り。甘い入り口。とろりとした舌触り。酸は滑らか。次に辛味が来て、味の押しを感じる。含み香は麹香と甘い香を感じる。香りの主張が(3)(4)(5)より強い。ふくらみがあるが、中盤からの切れも良い。





2020-12-20 (Sun)

2020/12/20 第364回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その2)

2020/12/20 第364回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その2)

次の幕は、シナリオでは<個性派純米 飲み比べ>になっているが、実際には<今日の贅沢・大吟醸 飲み比べ>の幕を先に行った。 理由は、参加者から酔ってしまう前に大吟醸を先に飲みたいと言う希望があったそうだ。だが、記事はシナリオ通りの順番で書いている。<個性派純米 飲み比べ>(7) 白岳仙 真紅 辛口純米 安本酒造 (福井)原材料:五百万石 精米歩合:麹米55%、掛米65% 日本酒度:+10 酸度:1.6 酵母:HGS-02(...

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次の幕は、シナリオでは<個性派純米 飲み比べ>になっているが、実際には<今日の贅沢・大吟醸 飲み比べ>の幕を先に行った。
 理由は、参加者から酔ってしまう前に大吟醸を先に飲みたいと言う希望があったそうだ。

だが、記事はシナリオ通りの順番で書いている。


<個性派純米 飲み比べ>

(7)
 白岳仙 真紅 辛口純米 安本酒造 (福井)
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原材料:五百万石 精米歩合:麹米55%、掛米65% 日本酒度:+10 酸度:1.6 酵母:HGS-02(自社保存酵母) アルコール度数:15%

立香はスッキリとして鼻に抜けるが、何か消毒臭のような感じもあるエチル系の香り。酸のふくらみと含み香が来て辛味が来る、主張のある味わいだ。後半にかけての切れが良い。食中酒として幅広く肴に合いそうな印象だ。

この酒だけで言えることではないが、白岳仙の味わいが変わってきていると感じた。
 以前は白岳仙のイメージは、吟醸酒だった。正統派の吟醸酒で福井の酒らしいイメージだった。
 このところ、味わい系の酒に変化しているように感じる。福井は吟醸酒を得意とする蔵が多いので、味わい系を追求する方針になったのかも知れない。


次の(8)はシナリオには1種類しか記載がないが、実際には1年前の熟成酒が追加提供され、1年の垂直飲み比べの趣向になっていた。
 1年の熟成で味わいはどう変わるか。新酒が良いか、熟成酒のほうが良いか、興味深い試みだ。


(8) 純米吟醸 ゆきの美人 山田錦 6号酵母 超辛 2020年11月製造 秋田醸造 (秋田)
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原材料 : 山田錦 精米歩合 : 55% 日本酒度 : +16 酸度 : 1.5 アルール分 : 16% 

甘い入り口。酸はふくらみがあり、次に辛味が来る。微発泡感のシュワシュワッとした辛味もある。味わいの世界というよりスッキリと切れる爽快感に特徴を感じる。


(9)
 純米吟醸 ゆきの美人 山田錦 6号酵母 超辛 2019年11月製造 秋田醸造 (秋田)
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原材料 : 山田錦 精米歩合 : 55% 日本酒度 : +16 酸度 : 1.5 アルール分 : 16% 

口に入れると大きく広がる、炭酸のスパークリングのような感じのシュワシュワが来る。大きく爽やかな世界を持っていて、独自の世界を感じる。利いている内に鼻がムズムズして、クシャミが2回出た、立ち上がって、客席と反対側のカウンターに向かっておしぼりで押さえながら済ませたが、この時節、この揮発性のものは困る、何か異常発酵でもあるのか、炭酸の刺激なのか。

(8)
との利き比べは、去年のもののほうが大きな世界で爽やかさがあり独自の世界が在って面白い。今年のものは、スッキリとして鋭く切れが良い。それぞれの良さを感じた。
「純米吟醸 ゆきの美人 山田錦 6号酵母 超辛」は、新酒は新酒らしいピチピチ感が楽しめ、1年熟成酒は大きな世界とシュワシュワ感の爽やかさがあり、それぞれに楽しめる酒で甲乙はつけ難い、恐らく造りが確りしているのだろう。


次の2本の東一も今年の(10)と去年の(11)の利き比べだ。
(10)
 東一 純米 山田錦 2019BY 202011月製造 五町田酒造 (佐賀)
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原料米 山田錦 精米歩合 64% 日本酒度 ±0 酸度 1.4

立香は乾いたような香り。甘い入り口。含み香も感じる。酸味+辛味+渋味の主張がある。
ぬる燗の提供があり、味わいが纏まっていた、燗向きのお酒だ。


(11)
 東一 純米 山田錦 2018BY 201911月製造 五町田酒造 (佐賀)
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原料米 山田錦 精米歩合 64% 日本酒度 ±0 酸度 1.4

立香は仄かであまり感じない。スッキリとした味わいで、主張を感じる今年の酒と比べ穏やかで飲み易い、1年の熟成の差が大きい酒だ。
この酒もぬる燗の提供があった。穏やかな味わいのふくらみが大きくなり、より良くなった。矢張り燗向きの酒だ。

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年の垂直利き比べは、自分の嗜好では1年熟成の去年のものに軍配を上げたい。


(12)
 玉川 純米 にごり酒 2019BY 木下酒造 (京都) 
麹米:五百万石(京都府、兵庫県) 掛米:コシヒカリ、他 精米歩合 6568% アルコール分 1717.9%
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年寝かせたものが、スポットで入荷したと説明があった、定番酒ではなく限定酒。
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にごり酒で、とろりとした舌触り、酸味と渋味を感じる、中盤まで味の主張が活発、だが後半スッキリと切れる。この味わいの変化は個性的で面白い、ジェットコースターか?

ぬる燗の提供があった。含み香は少し穏やかになるが味わいは変わらない。特に燗をする必要はなさそうだ。



<今日の贅沢・大吟醸 飲み比べ>

(13)
 若竹 おんななかせ 純米大吟醸 大村屋酒造場 (静岡)
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原料米: (麹米)山田錦 (掛米)五百万石  アルコール度:16 酒度:+3.0  酸度:1.3    精米歩合:50% 火入れ

立香は甘い香り。甘い入り口。ふくらみは大きくない。辛味があり、含み香はエチル系のものを感じる。味わいは純米大吟醸としてはやや細い感じだ。


(14)
 瀧自慢 純米大吟醸 瀧自慢酒造 (三重) 
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原料米:伊賀産三重山田錦100% 精米歩合:45% 日本酒度:+4.5 酸度:1.3 酵母:蔵内自家培養酵母 アルコール度数:16度

立香は吟醸香と言うより甘い香り。甘い入り口。スピードのある広がりがあり、ふくらみより切れに特徴があるが、一方世界の大きさは感じる。含み香は程良い吟醸香。
 大きさもあり切れも良い世界で(13)より印象が良かった。


(15)
 松の司 純米大吟醸35 渡船 2019BY 松瀬酒造 (滋賀)
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原料米 滋賀県竜王町産 渡船100% 精米歩合 35% アルコール分 16% 日本酒度 -4  酸度 1.2
酵母 自社酵母。

立香は仄かな吟醸香。甘い入り口。滑らかな舌触り。味はスッキリとしている。含み香も吟醸香。味のバランス良い。味の強い主張というより慎みのある味わい。後半、早目に切れる。独自の世界を持っていて、それを評価する人には魅力的な酒だ。



<熟・醇・ を飲む>

(16)
 清泉 純米吟醸 生酒 2018BY 久須美酒造 (新潟)
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原料米:五百万石・こしいぶき 精米歩合:55% 日本酒度:+3.0 酸度:1.5 アミノ酸:1.5 アルコール度:15%

(2)
の新酒とこの2年熟成酒との利き比べの趣向。
甘い入り口。とろりとした舌触り。含み香は吟醸香ではなく甘い香り。酸はふくらみが小さくなり、切れが良くなる。
新酒とは違った世界で、これはこれで良い味わいだ。


(17)
 玉川 自然仕込 純米酒(山廃)雄町 無濾過生原酒 201904月製造 木下酒造 (京都)
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米の品種 雄町(岡山県)精米歩合 66% アルコール分 1820.9%

立香は酸味を感じさせるもの+エチル系の香り。酸のふくらみ、辛味の押しがやってきて、活気のある世界。2018BYの造りとは思わせないフレッシュさを保持している。今も生き生きと躍動している味わいだ。玉川らしさが満ちている。

熟成酒らしさより今も生き生きしている味わいで、1年後の20204月製造の利き比べをしてみたいと思う。


(18)
 信濃鶴 純米 しぼりたて 無濾過生原酒 2017BY 長生社 (長野)
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使用米 / 美山錦 精米歩合 / 60% 日本酒度 / 非公開 酸度 / 非公開 alc度数 /1617%

立香は甘い香りが立つ。甘い入り口。酸の厚みがあり、ふくらみも大きい。後半渋味を感じる。
 しぼりたての生酒で、新酒の楽しむための酒で、熟成酒を想定した酒ではないが、特に老ねた香り・味はなく美味しくいただける、


【今日のお酒の感想】

(1)
清泉 純米吟醸の掛け米違いの飲み比べ
 酒米の飲み比べは主要酒米同士、例えば山田錦と雄町のお酒を比較することが多い。しかし、蔵も銘柄も違うことが多いので、最終の味わいが酒米だけの差だけではなく、蔵の造りや酵母や酒米以外の要素が違っていることが味わいの差になっていることは十分あり、飲み比べだけでは酒米の違いだけの差を取り出すことは難しい。

しかし、今日の清泉の利き比べは、蔵、スペック、造り、麹米は同じ、違うのは掛米だけ。掛米が食用米(こしいぶき)と酒米(五百万石)と違うだけなので、酒米を使用する意味を確認できる利き比べだ。

結果は、五百万石を使った夏子物語のふくらみのある味わいの大きさが違うことを実感できた。これは新しい発見だった。


(2)
玉川のお酒3
<乾杯>の玉川 純米吟醸 手つけず原酒 無濾過生原酒
<個性派純米>の玉川 純米 にごり酒 2019BY
<熟・醇・>の玉川 自然仕込 純米酒(山廃)雄町 無濾過生原酒

個人の嗜好は、ふくらみのある大きな味わいで、味の偏りが無くバランスが良い、穏やかに切れて、余韻が残るようなものに惹かれる。
 この嗜好からすると、玉川は味の主張が強く、厚みもあり迫ってくる味わいで、少し引いてしまう。

今日は、玉川の3酒を飲んで、玉川の良さを実感できたように感じた。
 3酒どれも、ダイナミックな味わいで、躍動感があり、しかも後半、スパッと切れるところは同じだ。

しかし、それぞれ個性があり同じ味わいではない。
・「手つけず」の味の粘り・持続は相当にしっこい、これは個性的だ。
・「純米にごり酒」は、にごり酒らしからぬ爽快感の世界で、ダイナミック・活発な味わいの中盤が終わると突然、スパッと切れる、余韻が漂うと言う世界とは異なる。ジェットコースターに乗っているようだ。
・「山廃雄町」は、2018BYの熟成酒だが、ダイナミック・活発な味わいは失っていない、その一方、味の荒々しさに落ち着き・滑らかさがあるように感じた。この酒が、最も玉川らしい酒ではないかと感じた。
 新酒で良し、囲って良しの世界で、へこたれない力強さを持っている。

(3)
ゆきの美人の秋田醸造
 今日は純米吟醸3酒が登場したが、それぞれ良い世界を持っていて、酒蔵の造りの良さを感じた。

・新酒しぼりたて
 純米吟醸は中途半端で何か物足りなさを感じる事が多いが、これは、吟醸香、透明感、ふくらみ、味のバランス、フレッシュ感があり、大吟醸クラスの品位を感じた。
・山田錦 超辛口の新酒と1年熟成酒
 スパークリングのようなシュワシュワ感があり、スカッと切れる爽快感の新酒。1年熟成は、シュワシュワ感を残しながらふくらみのある味わいが大きさを感じさせる。
それぞれ、個性的で面白い味わいだと思う。

乾杯酒は、1種類と相場は決まっている。
今日も乾杯酒は玉川手つけずだった。
だが、ふと思ったのは、乾杯を2種にしてゆきの美人山田錦超辛口でも乾杯できれば、面白いかも知れない。
どちらも爽快だが、味の濃い爽快とシュワシュワの爽快と違った爽快を味わうことが出来る。

4)今日の吟醸酒新酒しぼりたて(2)(6)は、どれも良かった。
特に(2)(3)(4)は吟醸酒らしい香り、広がり、透明感、味わいのバランス、切れの良さが揃っており、吟醸酒らしい世界を感じさせた。
 <今日の贅沢大吟醸>の松の司純米大吟35渡船は別格としても、他の2酒より吟醸酒らしいと感じた。





2020-12-20 (Sun)

2020/12/20 第364回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その3)

2020/12/20 第364回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その3)

いつもそうだが、お酒の利き比べと料理が同時並行で進行するので、忙しい。 お酒の印象を書きながら、料理をいただき、相性を考えながらお酒を利き比べる、終わらないうちに次のお酒、料理が登場すると、嬉しい悲鳴になる。【今日の料理】(お品書きがないので、料理の名前は勝手に書いたもの。)・あん肝と菜の花の柚子ジュレ掛け菜の花はサクサクとした食感で歯切れがよい。ジュレは柚子の香りと出汁の旨味が立つ。あん肝はホロ...

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いつもそうだが、お酒の利き比べと料理が同時並行で進行するので、忙しい。
 お酒の印象を書きながら、料理をいただき、相性を考えながらお酒を利き比べる、終わらないうちに次のお酒、料理が登場すると、嬉しい悲鳴になる。


【今日の料理】
(お品書きがないので、料理の名前は勝手に書いたもの。)

・あん肝と菜の花の柚子ジュレ掛け
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菜の花はサクサクとした食感で歯切れがよい。ジュレは柚子の香りと出汁の旨味が立つ。あん肝はホロホロとした食感で、ジュレの香りと旨味で魚の内臓を感じる臭いはなく、旨味だけが感じられる。上品なあん肝料理と感じた。


・鰆の炙りのお造り
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カウンターの上でバーナーで皮の部分だけを炙ってから、すぐ切って提供された。
口に入れると、たっぷりとした食感。脂が適度に乗っている、寒鰤ほどくどくはないが、もっちりとした食感を噛む内に鰆の旨味が口の中に広がる、魚の生臭さはなく、肉を食べているような感じもある。脂のトロリ感と肉のもっちり感の合体が食べ応えを生んでいる。

昔、この酒の会でお世話になった、今はなき「小料理 ざっぶん」で登場した、鰆の刺身を懐かしく思い出してしまった。
鰆は文字の通り春が旬と言われるが、実は秋以降のほうが脂が乗って美味しいのだ。鰆の刺身が美味しいことを初めて知ったのは、その時だ。


・お椀 シズと百合根の蒸し物、大根の合わせ 人参・ほうれん草・柚子の薬味添え
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左は大根、右は薬味の柚子、桂剥きの大根と人参。その舌の緑はほうれん草だろう。
その下の丸いのがシズと百合根の蒸し物。

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丸いシズと百合根を割ると中にふわふわとした卵白のような食感のものが見える。周りは魚のシズと百合根のザラリとした食感だが、その中はふんわりとトロトロの食感で、食感の変化を面白く楽しむことができる。

大根は中は大根の甘みを感じるが外側は出汁の旨味を感じる。
 出汁は穏やかで上品な旨味で、出汁自体が酒の肴になる。
椀は出汁もすべて味わえるからありがたい。


・メヒカリの甘酢南蛮 セロリ添え
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通称メヒカリ(目光)は正式にはアオメエソと言う名前だそうだ。水深200m以上の深いところにいる魚で白身だが脂が乗っている。

薄い衣で唐揚げにしてあり、じっくり揚げてあるので頭からすべて食べる事ができる。
 作り置きでないので、外側はカリッとした食感、噛むと白身の食感と旨味が口の中に広がる。魚臭さは全く感じない。
メヒカリの旨味だけを取り出している。見かけとは違い上品な味わいだ。


・鴨のローストと大根柚子味噌掛け、舞茸と里芋の唐揚げ
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鴨のローストは、市販されているものとは違い柔らかで肉汁たっぷり。噛むと鴨らしい旨味と癖が口の中に広がる、鴨はいつもは食べない人が、これは美味しいと話していた。

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鴨のローストの下は、大根の柚子味噌掛け。
柔らかく煮てある大根を味噌の旨味と香りが包み込む。

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舞茸と里芋は揚げてある。
舞茸は甘さを感じる垂れが掛けてあり、シャキシャキとした食感と舞茸の香り。

里芋は、表面はカリッとして、中はもっちりとしている。
一度煮て里芋の粘りが出た状態のものを揚げてあるのだろう。表面と中の食感の差が楽しい。


・連子鯛と摺り蓮根の蒸し物の合わせ
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摺った蓮根の滑らかな舌触り、連子鯛の柔らかな白身のさっぱりとした食感が穏やかで、品の良い味わいを感じさせる。
味とは別に食感の違いが楽しめる。


・春菊の炊き込みご飯とほうれん草の味噌汁
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ご飯はモチモチで口に入れると春菊の香りと薄いおこげの香りとが合体して、良い感じだ。春菊は炊きあがりに合わせて混ぜたものらしく、程良い春菊の食感が残っている。
 お米の仄かな甘味と出汁の旨味とお米のモチモチ食感と春菊の柔らかいが葉の食感と春菊の香りとが一緒になって美味しい。
 シンプルだが、美味しい。真似して自分で挑戦してみようと思った。

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糀味噌とほうれん草の味噌汁。ほうれん草は柔らかめ、味噌汁は豆味噌とは違って、さっぱりとしてお澄ましのような飲み口だった。


・ミルクプリン マンゴーソース載せ
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甘いマンゴーの香り。甘く滑らかなプリンの舌触り。
喉を通ると、ミルキーな余韻が漂う。
一匙毎にこれが繰り返される。


【料理の感想】

流石、楮グループの「minoてつめい」の料理は、楽しむことが出来た。
 鮪、鯛、鰤などよく登場する素材ではなく、個性的だが実は美味しい魚を技で楽しませてもらえた。
 味わいは勿論だが、焼く・炊く・揚げるの調理法を工夫し、素材の持つ食感を残す仕事の丁寧さを感じた。

此処は貸し切りができるので、他の客に影響を与えることも、影響されることもなく、宴が楽しめるので宴の会場としては最適だ。
 また、この店での宴が開催される機会を待ちたい。


【大抽選会】

12
月の年忘れを兼ねたこの会は、毎回陶芸家M氏のご厚意で、同氏の作による盃をはじめ酒蔵グッズ他が当たる大抽選会が開催される。
 今回は、コロナの関係で出席を自重されたが、抽選会用の盃は提供されたとのことだった。

抽選の結果、情趣ある鼠志野のぐい呑が当たった。
M
氏の作品かもしれない。

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大抽選会も終わり、時計は15時、宴の終わる時が来た。


日曜日のこの会は終わってもまだ明るい。
例年なら、これから2次会、カラオケなどそれぞれ分かれて行くのだが、今年はコロナのため自粛が要請されている、皆さんその儘帰られたようだ。

岐阜駅に向かう途中に、幸先参りには少し早いが、金神社にお参りすることにした。

幹線道路を横断し、神社に近づくと楽団の楽器の音がした。
ライブでもやっているのだろうか。

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手水舎に行くと、今時の様になっていた。
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水盤には水が張られていない。龍神様の浄水は青竹に流されている。手を洗い、口をすすぎ、身を清めるものだから、今時は、この方法が理に適っている。

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お賽銭の後、二礼二拍一礼。
今日の感謝と祈念は一つ、コロナウイルス退散。

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今日は、本当に佳い日だった。






2020-12-02 (Wed)

2020/12/02   旬彩処かのう の おせち

2020/12/02   旬彩処かのう の おせち

11月20に日本酒の会sakenagoyaの定例会が開催された。気になるハイグレードな酒を並べ、旬彩処かのうの料理を堪能する素敵な宴だった。(詳細は以下の記事を参照。「2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その1)」https://nabanatei.com/blog-entry-8288.html「2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その2)」https://nabanatei.com/blog-entry-8289.htmlこ...

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11
20に日本酒の会sakenagoyaの定例会が開催された。
気になるハイグレードな酒を並べ、旬彩処かのうの料理を堪能する素敵な宴だった。
(詳細は以下の記事を参照。
2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その1)」
https://nabanatei.com/blog-entry-8288.html

2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その2)」
https://nabanatei.com/blog-entry-8289.html

この会は、素晴らしい日本酒の会で、全国の銘酒を毎月10-12本並べて、利き酒をして酒を楽しむ事が出来る。
 個人では入手不可能な限定酒、人気酒が勢揃いしている。
もう一つ良いことは、自分の日本酒の理解度を他の人と比べて客観的に見ることが出来ることだ。

この会の魅力は銘酒だけではなく、料理・肴も魅力だ。
「旬彩処かのう」の料理は、居酒屋の作り置きメニューとは違う。
 蛸の姿ごと桜煮、鯛や金目の姿煮、鮪の中落ちなど家庭では出ない豪快な料理、テーマに合わせた料理、ヘシコの茶漬け、などなど...
 兎に角、料理も楽しいのだ。

過去どんな料理が出たのかは、sake nagoyaのオフィシャルサイトの活動記録で見ることが出来る。
日本酒の会sake nagoya
http://www.sakenagoya.com/activity/activity.html


前置きが長くなってしまったが、これからが本題のおせち。

定例会の席上に「おせち」のパンフレットが置いてあった。
これは、参加者以外にも必要な情報だと思ったので、記事に書くことにした。

12
月に入り、クリスマス、年越し、正月と忙しい日々が続く。
今年は、コロナで一家が揃う事は難しい事情があり、今いる家族だけでも、家でゆっくり過ごすことになるだろう。
 おせちでのんびりお正月が良さそうだ。

おせちは通販でも、いつものスーパーでもどこでも入手できる。
 しかし、宣伝と実際が違うことがあり、その比較が報道されたりする。
 考えてみれば、大きな広告費が掛かっているのだから、おせちの内容が乏しくなるのは当然だ。

だから、どの店で、どのような材料を使って作られているのかわからないまま、値段だけで注文するのは賢い態度ではない。

実績が信頼できる店が作り、使用している材料をこだわっていることが明らかであるおせちであれば、間違いはない。

その点、「旬彩処かのう の おせち」は問題がない。


以下、「旬彩処かのう の おせち」を紹介する。
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要点を纏めると、

・おせちの種類と価格(税込)
 和洋3段 34560
 和2段   25920
 和1段   14040

・申し込み
 平日1330以降、電話で予約する。
 052-201-6699

・おせち受取・代金支払い
 12/31(木) 1200-1500の間に、
 店頭にて代金を支払、おせちを受け取る。

(念の為
sake nagoya
の会と関係なく、誰でも注文することが出来ます。)

まだ、おせちを決めていない方、決めているが未発注の方は、「旬彩処かのう の おせち」を検討されると良いと思い、記事にしました。


お正月は、コロナのことは一時忘れ、晴れやかな気分で。
お気に入りの日本酒の年酒とおせちで、まったりとお正月しましょう。




2020-11-20 (Fri)

2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その1)

2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その1)

北海道、東京、大阪のコロナ感染者が激増し、他県もそれを追うようになり、落ち着いていた愛知も短期間に感染者が倍増する事態になった。再び、開催中止になるのではと、期日が近づくに連れ心配が募っていたが、なんとか当日になり、開催することが出来た。入店時のアルコール消毒に加え、参加者数も絞り密を避け、各テーブルにも消毒用アルコールが置いてあり、参加者もすべての人がマスクを着けている。 酔っ払って騒ぐ人もいな...

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北海道、東京、大阪のコロナ感染者が激増し、他県もそれを追うようになり、落ち着いていた愛知も短期間に感染者が倍増する事態になった。

再び、開催中止になるのではと、期日が近づくに連れ心配が募っていたが、なんとか当日になり、開催することが出来た。

入店時のアルコール消毒に加え、参加者数も絞り密を避け、各テーブルにも消毒用アルコールが置いてあり、参加者もすべての人がマスクを着けている。
 酔っ払って騒ぐ人もいない、この会は「静かなマスク会食」と言って良い。

無事に「気になるハイグレードなお酒」たちを利くことが出来て良かった。


【今日の出品酒】

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ブラインド・テイスティングが終わり、目隠しが外された「気になるハイグレードなお酒」の勢揃い。

個人の利き酒結果を下記に記載する。
評価は、個人の嗜好に基づくもので、客観性はない。
参加者全員の評価は、日本酒の会sake nagoyaの公式サイト
http://www.sakenagoya.com/
に掲載されるので、そちらの方が客観性が在る。


(1) 
鳳凰美田 赤判 純米大吟醸 生詰 瓶燗火入れ 山田錦 ・ 40% 製造:2020/09 小林酒造  (栃木県)
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立香は程良い吟醸香。甘い入り口。滑らかで、スッキリとしている。酸は大きく膨らまないが透明感はある。滑らかで舌触り良いが、広がりがもう少し欲しい。ややおとなしい印象。残り香は吟醸香が漂い、余韻は良い。評価8.0


(2) 
花陽浴 純米吟醸 瓶囲い無濾過生原酒 山田錦 ・ 55% 製造: 2019/03  南陽醸造  (埼玉県)
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立香は甘い吟醸香だがエチル系の香りも感じる。甘い入り口、酸味あり、辛味も感じるが硬いものではない。含み香の吟醸香がかなり強い。中盤以降切れは良いが、含み香の吟醸香が余韻の邪魔をする、含み香が立ちすぎて煩い印象だ。評価7.0


(3) 
十四代 角新大吟醸 生酒 兵庫県特A地区産山田錦 ・ 35%  製造: 2020/01/07 高木酒造  (山形県)
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立香は甘い吟醸香。滑らかな舌触り、甘い酸。含み香は吟醸香が立つ。軽いが発泡感様なものを感じる。酸は滑らか、広がりより透明感に特徴を感じる。中盤以降の香りも吟醸香、強め。後半の切れ良い。評価8.0


(4) 
黒龍 純吟三十八号 国産山田錦 ・ 50%/55%  製造: 2020/10下 黒龍酒造  (福井県)
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立香は吟醸香で軽め、エチル系の香りも感じる。とろりとした舌触りと甘さの入り口。酸のふくらみは無く、広がりもない。中盤、苦味と渋みを感じる。この辺りは、広がりと透明感が欲しい。含み香は吟醸香。中盤以降、やや活気がなく、ショビつく印象。評価7.0


(5) 
田酒 純米大吟醸 国産米 ・ 45%  製造: 2018/10 西田酒造  (青森県)
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立香は、柔らかな吟醸香、フルーティーさも感じる。滑らかな舌触り、酸は厚みがあり、芯には辛味があり味を締める。含み香は吟醸香だが適度なもの。辛味は発泡感由来のものか。後半の切れは良い。後口もピリリとした辛味で切れる。評価8.0


(6) 
白龍 純米大吟醸 長期氷温熟成酒 福井県産山田錦 ・ 40%  製造: 2018/06 吉田酒造  (福井県)
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立香はあまり感じない、仄かなもの。甘い入り口。滑らかな舌触り、酸のふくらみはない。透明感はあるが、軽い渋味を感じる。舌触りがとろりとしていて、重さを感じさせ、中盤の切れに影響している感じで、後半にかけ、香り・味がスッキリと切れ無い。全体として重い印象を受ける。評価7.0


(7) 
一白水成 純米吟醸 愛山 ・ 50% 製造: 2019/06  福禄寿酒造  (秋田県)
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立香、甘い仄かな吟醸香。甘い入り口。酸のふくらみと広がりがある。含み香も吟醸香で適度なもの。中盤の味わいも広がりがあり、苦味・渋みは表に出ず癖を感じない。後半にかけ切れも良い。残り香の余韻も感じる。全体として癖のない上品さがある。評価9.0


(8) 
大那 純米大吟醸 兵庫県特A地区産山田錦 ・ 40% 製造: 2020/09  菊の里酒造  (栃木県)
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立香はあまり感じない。甘い入り口、とろりとした舌触り。酸のふくらみ、広がりはあまり感じない。透明感はあるが、世界が小さい、味わいがこじんまりとして狭い感じがする。含み香は吟醸香らしいが軽いもの。評価6.0


(9) 
醸し人九平次 別誂 純米大吟醸 山田錦 ・ 35%  2018BY 製造: 2020/01 萬乗醸造  (愛知県)
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立香はあまり感じないが、甘いもの、くしゃみが誘発された、揮発性の何かがある。甘い入り口、酸は軽く、広がりがあり良い感じ。中盤以降、味わいが早く終る。後半にかけもう少し味わいの展開がほしい。世界は良いが、終わりが速く、物足りなさが残る。評価8.0


(10) 
鍋島 純米大吟醸 山田錦 ・ 45%  製造: 2020/10 富久千代酒造  (佐賀県)
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立香は吟醸香。スッキリとした入り口。シュワッとした感じもある。酸の広がりあるが透明感はあまり感じない。含み香も吟醸香で軽目のもの。中盤の透明感がもう少し欲しい。評価7.0


個人的には(7)の一白水成が最も良かったが、下記の4酒も良かった。
(1) 
鳳凰美田
(3) 
十四代
(5) 
田酒
(9) 
醸し人九平次

(6)
の白龍 純米大吟醸は、10800/1800mlの高価な長期氷温熟成酒だが、ラベルの製造年月は2018/06となっていた。
 長期氷温熟成酒なので、出荷時点がピークであったろうと思われる。2年経過後の評価である事を考える必要がありそうだ。






2020-11-20 (Fri)

2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その2)

2020/11/20 日本酒の会sakenagoya定例会「気になるハイグレードなお酒」(その2)

【今日の料理】この宴の楽しみは勿論、日本各地の銘酒だが、加えて会場である旬彩処かのうさんの料理がある。 今日の会費は5000円であるが、料理店や酒店主催の日本酒の会であれば、10000円を超える価格設定になることは間違いない。・だし巻き卵と牛蒡のきんぴら牛蒡のきんぴらは、牛蒡のシコシコ、コリコリの食感の後、牛蒡の香りと胡麻の香りのカクテル、特に牛蒡の香りが立ち牛蒡の生命力を感じる。だし巻き卵はふんわりとし...

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【今日の料理】

この宴の楽しみは勿論、日本各地の銘酒だが、加えて
会場である旬彩処かのうさんの料理がある。
 今日の会費は5000円であるが、料理店や酒店主催の日本酒の会であれば、10000円を超える価格設定になることは間違いない。

・だし巻き卵と牛蒡のきんぴら
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牛蒡のきんぴらは、牛蒡のシコシコ、コリコリの食感の後、牛蒡の香りと胡麻の香りのカクテル、特に牛蒡の香りが立ち牛蒡の生命力を感じる。

だし巻き卵はふんわりとして柔らかな食感、出汁の塩は薄く、後味に余韻が感じられる。
 卵の中の緑のものはあおさと思ったが、食べてみると三つ葉のようだ。


・鱈の白子ポン酢 薬味葱添え
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とろりとした舌触りと滑らかさが快い、口の中で徐々に溶けていく中に旨味が広がる。タレは柔らかい味わいで穏やかで、白子の淡白な味わいを引き立てている。タレに何か香りを感じるが判らなかった。
 下処理が充分なので白子は魚臭さがまったくなく、とろりと旨味が全面に出る。
 初めての人でもこの白子を食べれば、白子の魅力にとり憑かれそうだ。


・鯖の味噌煮白髪生姜添え
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出てきた時は、説明を聞いていなかったので、蒟蒻のおでんかと思った。箸を入れてみると蒟蒻ではなく鯖だった。
 見た目はどて味噌だが口に入れてみると赤味噌の濃い味ではなく軽やかスッキリの赤味噌だった。
 鯖は骨が取られていて食べることに集中できる、たっぷりと大きな鯖の切り身と赤味噌の旨味がマッチするが、後口はスッキリと切れる、初めての味わいだ。
 この料理は過去に出た記憶はないが、定番料理にして欲しいと感じた。


・河豚の唐揚げ
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大きな河豚の唐揚げだが、一般的なニンニク風味の鶏の唐揚げとは全く違う。スッキリとした味わいで、上品さを感じる。
淡白なふぐの旨味を唐揚げで感じさせるのが楽しい。


・牡蠣の玉子雑炊 しめじ、えのき茸・三つ葉添
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何か香ばしさを感じる雑炊。牡蠣は大振りでとろりとした食感に磯の風味と旨味。雑炊らしい旨味たっぷりをいただいていると今日の宴の安心感を感じた。


ハイグレードのお酒に合わせた今日の料理は、料理法も素材も様々で面白かったが、一貫して感じたのは薄味で素材の旨味を引き出して、ハイグレードな銘酒の邪魔をせず、透明感と香りのハイグレードな世界に合わせていることだ。

ハイグレードなお酒と旬彩処かのうさんの上品な肴を楽しむことが出来た今日の宴、本当に良かった。

出席者が交々話していたが、第3金曜日が近づくにつれて、コロナの感染状況が北海道、東京、大阪を中心に爆発前夜になり、愛知もそれを追い始めた。
 ひょっとするとまた中止になるのではないかと皆さんが心配していたが、こうして宴を楽しむことが出来、幸せだった。

来月のテーマは、「やれたらいいな スペシャルなお酒」とアナウンスが有った。
 利き酒と料理の時以外はマスクして静かな会食を守っているこの宴、来月もやれたらいいね、やれるだろう。



<旬彩処かのうのおせち>

 会場に旬彩処かのうのおせちのパンフレットが置いてあった。

毎月、この宴の2本目の柱である料理を提供していただいているかのうさんのおせちに間違いはない。

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これについては、稿を改めて紹介させていただく積りだ。





2020-10-16 (Fri)

2020/10/16 日本酒の会sake nagoya「気になるお酒」(その1)

2020/10/16 日本酒の会sake nagoya「気になるお酒」(その1)

10月定例会に参加した。今月も無事に開催になり、参加できたことは良かった。今日のテーマは「気になるお酒」。【今日の出品酒】利き酒が終わり、ブラインドが外された銘酒たちの勢揃い。以下、個人の利き酒結果を記載する。個人的な嗜好によるものなので客観性はない。会の公式サイトに全体評価が掲載されるので、そちらのほうの評価はより客観性がある。「日本酒の会sake nagoya」http://www.sakenagoya.com/(1) 〆張鶴 純米吟...

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10
月定例会に参加した。
今月も無事に開催になり、参加できたことは良かった。
今日のテーマは「気になるお酒」。


【今日の出品酒】

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利き酒が終わり、ブラインドが外された銘酒たちの勢揃い。

以下、個人の利き酒結果を記載する。
個人的な嗜好によるものなので客観性はない。
会の公式サイトに全体評価が掲載されるので、そちらのほうの評価はより客観性がある。

「日本酒の会sake nagoya
http://www.sakenagoya.com/


(1)
〆張鶴 純米吟醸 生原酒 製造:2020/01/28 宮尾酒造 (新潟)

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立香は甘く、鼻にスーッと抜ける吟醸香、仄かで上品な立香だ。甘い入り口、とろりとした舌触り。滑らかな酸でふくらみもある。含み香も程良い吟醸香。中盤も癖は無く、苦・渋の重さもない。後半にかけての切れも良い。後口は辛味系。残り香に吟醸香の余韻を感じる。評価9.0
利き酒終了後、温度が上がったときの印象は少し変わった。中盤に重さが出る、苦・渋が表面に出るのかもしれない、後半の切れも鈍くなる感じ、この酒は冷温が必要だ。



(2)
旭興 純米大吟醸 愛山 製造:2019/09 渡邉酒造 (栃木)

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立香は甘い香り、次第に吟醸香と判る。甘い入り口、滑らかな舌触り、酸はふくらみより透明感・広がりを感じさせる。含み香も吟醸香。中盤、変な癖はないが、やや切れが足りない印象。後半辛味系。評価8.0



(3)
蓬莱泉 純米大吟醸 製造:2020/04 関谷酒造 (愛知)

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仄かな甘い香り、吟醸香らしいがはっきりとはしない。甘い入り口、とろりと滑らかな舌触り。含み香は吟醸香、穏やかな香り。中盤、苦・渋は感じないが、何か舌が絞まる感じがする。中盤の酸の広がりが欲しい。後半、味わいの展開が感じられず淋しい。評価7.0



(4)
みむろ杉 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒 製造:2020/01 今西酒造 (奈良)

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立香はあまり感じないが、何か鼻に抜けるものを感じる。甘い入り口、とろりとした舌触り。酸はスッキリとして広がりがある。含み香は吟醸香らしきものだが少し違う気がする。後半、やや苦味を感じる。後半の切れは程々。残り香は含み香と同じ。評価7.0



(5) EMISIKI
 SENSATION WHITE 2019-20生酒 製造:2019/11 笑四季酒造 (滋賀)

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立香は、甘い濃厚さを感じさせる香り。とろりとした入り口。甘さの後、酸は滑らか、辛味の芯を感じる。含み香は甘いもの。中盤以降、辛味の切れが良い。残り香を感じる。評価8.0

No.9
の黒ラベルとスペックの何が違うのかラベルを見ただけでは、判らなかった。
蔵元のサイトに行き確認した処、酵母が違っていた。

黒ラベルが「7号系酵母」
白ラベルが「14号酵母」

と記載されている。


(6)
鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 製造:2019/12 小林酒造 (栃木)

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立香は甘い、吟醸香らしい。とろりとした舌触り、酸は軽やかで広がる。含み香は吟醸香らしいが、少し違う感じ。中盤、辛味あり。香りが、含み香、残り香と続き香りがやや気になる。後半の切れが欲しい。味香の主張が続き、減衰感がない、ややあざとい感じがする。評価7.0



(7)
日高見 純米大吟醸 しぼりたて 生酒 製造:2020/03 平孝酒造 (宮城)

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立香はあるのだが、こちらの判別能力の範囲内にないので判別できない。甘い入り口、滑らかな舌触り。酸は透明で、早く終る。とろりとしているが味が単調で、中盤が物足りない。含み香もあるが、立香と同じで、判別できない。個性を感じさせる味香だが、自分の嗜好で理解できない不安を感じる。評価6.0



(8)
勝山 縁 特別純米 限定本生酒  勝山酒造 (宮城)

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立香は、何か乾燥したものを感じさせる。とろりとした入り口。酸は滑らか、中心に辛味がある。含み香もあるが表現できない。中盤までは味わいがあるが、後半、味の展開が消えてしまう印象。評価7.0



(9) EMISIKI
 SENSATION BLACK 2019-20生酒 製造:2019/11 笑四季酒造 (滋賀)

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立香は甘い。甘い入り口、滑らかな酸。次に広がりがある。中盤まで癖がなく、良い感じ。中盤、苦・渋は無いが、何か舌が絞まる感じがする。評価8.0



(10)
栄光富士 GMF:24 純米大吟醸 無濾過生原酒 超限定 製造:2019/12 冨士酒造 (山形)

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飲み忘れによる未評価。
10
年以上この会の利き酒を行ってきたが、出品酒を利き漏らしたのは今日が初めてだ。
 長い間には思いがけないことが起きる。





2020-10-16 (Fri)

2020/10/16 日本酒の会sake nagoya「気になるお酒」(その2)

2020/10/16 日本酒の会sake nagoya「気になるお酒」(その2)

毎度書くが、sake nagoyaの宴は酒も良いが、料理も楽しみだ。 定番のものもあれば、意外なものもあり、家庭ではできない料理もあり、大勢だから出来る料理もある。 酒にも合わせ、参加者に心を込めて作った料理を出していただいている。 今日も、参加者のどよめきが在った。【今日の料理】・揚げ茄子の煮浸しとろりとした食感。滑らかな舌触り、次第に旨味と香りが口の中に広がる。出汁は旨味もあり、濃すぎることもなく上品な...

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毎度書くが、sake nagoyaの宴は酒も良いが、料理も楽しみだ。
 定番のものもあれば、意外なものもあり、家庭ではできない料理もあり、大勢だから出来る料理もある。
 酒にも合わせ、参加者に心を込めて作った料理を出していただいている。
 今日も、参加者のどよめきが在った。


【今日の料理】

・揚げ茄子の煮浸し
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とろりとした食感。滑らかな舌触り、次第に旨味と香りが口の中に広がる。出汁は旨味もあり、濃すぎることもなく上品な味わいだ。


・胡瓜の醤油漬け
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カリカリとした食感。塩と醤油の旨味の後、スッキリと口の中をリセットしてくれる。お酒の切り替えに丁度合う。


・揚げ出し豆腐
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揚げ出し豆腐、しめじとえのき茸に薬味葱。
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とろみのある甘酢の垂れが揚げ物のしつこさをスッキリとさせている。


・秋刀魚の姿焼き
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秋刀魚の姿焼きが一人に一皿運ばれてきた。
テーブルでどよめきが起こった。
極端な不漁により、庶民の味から高嶺の花になってしまった秋刀魚が突然登場したのだから無理もない。

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「旬菜処かのう」さんは、作りおきの居酒屋メニューではない。
この秋刀魚は、一尾一尾焼かれて、一人ひとりの眼の前に運ばれる。
これだけでも、美味しく、有り難くいただける。

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表面はカリッと焼かれている。
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が、黒焦げではない。きちんと管理されて焼かれている。
焼き上がりも美しい。
生臭さは当然無い。

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火は中まで通っているが、バサバサではなく肉汁がジューシーである。焼きなれていない家庭では、このようには焼けない。
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いつもは食べないハラワタもすべて美味しく頂いた。ほろ苦さと旨味の混じり合いが判るのは大人になったご褒美だ。

同じテーブルの人達も秋刀魚に出会うことができて喜んでいた。
 秋刀魚のいない秋なんて日本の秋ではない。
日本人は、秋刀魚を食べて秋を実感することが出来る。


・赤味噌おでん
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名古屋人には、この黒光りする味噌おでんがおでんなのだ。
関東煮や関西の透明な出汁のおでんは、おでんには違いないが、心許せるおでんではない。
東京や大阪の人は、この黒光りする赤味噌の艶を見て圧倒され、口の中に運ぶことができない人もいる。
気の毒なことだ。

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カメラをマクロにして撮ると自動露光の関係で、土手味噌が少し赤く写る。実際は、上の写真ぐらいが本当の色だ。
種は蒟蒻と玉子、味噌おでんの王道だ。
味わいのある銘酒の肴にする味噌おでんは、酒の旨さをその儘出してくれる。
名古屋人の本望だ。


・炊き込みご飯と赤だし
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具は、しめじ、人参、鶏肉、竹輪、青菜、蒟蒻。
味付けは薄味でスッキリとして上品。
素材の味を生かしている。
かのうさんは竹輪の使い方が上手だ、焼きそばにも竹輪が入るが、これが違和感なく、美味しい、旨味を加える働きをしている。

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赤だしの具はなめこと葱。
赤味噌の香りとスッキリと切れの良いだし。

・漬物
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大根の粕漬け。
カリカリの食感。甘味と粕の旨味と香り。
残り香がスッキリ感を与える。



【感想】

・コロナ禍の中でのsake nagoyaの宴。
例会も中止になり、お花見も中止になった。
愛知県は東京、大阪に比べれば感染は抑えられているので、今の処、宴会もできるが、GOTOキャンペーンもあり、今後どうなるかわからない。
先月、今月と例会が開催できたのは良かった
日常・通常の大切さは失ってみて、大切さに気づく。
毎月第3金曜日の夜の宴今後も続いて行って欲しい。

今日のお酒・料理は記事に書いた通り、嬉しいものだった。

今宵は、予期せぬ邂逅があった。
二人の人が久し振りに参加して、旧交を温めることが出来、感慨深いものが在った。
「朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや」を実感した。
一人は、十数年ぶり、大手製パンメーカーの社員さんでよく語り楽しい場持ちの良い人だった。突然参加されなくなり、その後上海だか何処かに転勤になった聞いた。
 今回、久し振りにお会いしたが、覚えていてくださり、昔話をしたが、転勤先は香港だったそうだ。

もう一人は、以前同じテーブルでよく利き酒をした人で、今日は隣のテーブルに座っておられ、久し振りだなと思っていたら、宴終了後、声をかけていただいた。
 もう3年振りだそうで、その間の経緯もお伺いした。3年前に大阪に転居され、その後体調を崩され、手術もされたそうだが、今では元気にお酒も楽しまれ、これからはバイクに乗って走り回る予定だそうだ。最後に、拙ブログは今も読んでいますよと言っていただいた。ありがたい話だった。

この会で同じ酒を利いたり、お花見をしたり、蔵見学をしたりした仲間が名古屋を離れる事は多くはないがある。
 昔の仲間は東京、大阪、遠くはアメリカにもいる。
お酒が取り持つ縁も貴いものだ。
  






2020-07-17 (Fri)

2020/07/17 日本酒の会 sake nagoya 7月例会 「気になるお酒」(その1)

2020/07/17 日本酒の会 sake nagoya 7月例会 「気になるお酒」(その1)

コロナ禍対策のための活動休止が先月終わり、再開後2度目の定例会に参加した。テーマは「気になる酒」だが、閉会時の主催者挨拶によれば、中止されたお花見にお目見えする予定だった花見酒も中に含まれているそうだ。今年は、お花見の宴もできなかったが、こうして今月の例会が開かれ、同好の士とともに日本のお酒と旬彩処かのうさんの料理を楽しむ時を過ごせたのはありがたいことだった。 来月のテーマは「気になるお酒、どえら...

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コロナ禍対策のための活動休止が先月終わり、再開後2度目の定例会に参加した。

テーマは「気になる酒」だが、閉会時の主催者挨拶によれば、中止されたお花見にお目見えする予定だった花見酒も中に含まれているそうだ。

今年は、お花見の宴もできなかったが、こうして今月の例会が開かれ、同好の士とともに日本のお酒と旬彩処かのうさんの料理を楽しむ時を過ごせたのはありがたいことだった。

 来月のテーマは「気になるお酒、どえらいええやつ」だそうだ。

「どえらいええやつ」!! たまりませんネェ~


【今日の出品酒】
ブラインド評価終了後目隠しが外された銘酒たち。
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コロナ対策のため参加者が絞られているため、本数も10本になっている。

以下、目隠しの利き酒の個人的評価を記載するが、個人的嗜好によるもので、客観性はない。
 参加者全体の評価結果は、sake nagoyaの公式サイトに後日掲載されるので、その結果の方が客観性がある。

公式サイト
http://www.sakenagoya.com/


(1)
 東鶴 槽搾り 純米吟醸  製造2019/09 東鶴酒造 (佐賀)
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 立香は仄かな吟醸香。甘い入り口。スッキリとした酸、舌触り丸い。厚みのある味わいよりスピード感の世界。含み香も吟醸香の名残り。中盤以降、やや味がショビつく印象。少し味わいの盛りを過ぎているかもしれない。評価7.0


追記:

かがた屋酒店の紹介
『ラベル、ロゴ、酒質、東鶴酒造が大改革を断行。
酒造りの重要要素「水」に着目。
いままで10メートルの深さだった井戸を
100
メートルの深さまで掘り下げ、軟質な水をGET
それにより酒質が抜群に向上。
この生まれ変わり感、ハンパなし!!』
https://www.kagataya.net/shopdetail/000000002987/



(2)
 伯楽星 純米吟醸 おりがらみ 生酒 製造2019/12 新澤酒造店 (宮城)
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 おりがらみ。立香は甘い香り。甘い入り口。トロリとした舌触り、甘い酸で、軽やか。中盤の苦・渋も無く味わいのバランスが良い。穏やかな世界で、偏った癖はない。後口の切れ良い。評価8.0


追記:

阿部酒店の紹介
『 瓶底にうっすらと「にごり」が沈殿している限定バージョンです。香りは本来の味わいを邪魔しない穏やかで清涼感のある香り、飲み口はフレッシュで爽やか、若々しくしなやかな美味さを誇ります。単に、生の華やかな旨味だけで押し切る味わいではなく、緻密に設計された繊細な美味さを表現している逸品。初めて伯楽星を試してみようかと思う方にもおすすめできる魅力満載の美味しさです。

2011
3月の震災後、様々な問題を乗り越え未来への出発を志し、川崎蔵への移転を決意。その新蔵での伯楽星のR1BY新酒です。ここからまた新たな歴史が始まります!どうぞこの味わいを存分にお楽しみ下さい。』
https://www.ast39.com/product/440



(3)
 フモトヰ 純吟雄町 おりがらみ 生 製造2020/02 麓井酒造 (山形)
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 おりがらみとにごりの中間。立香は仄かに甘いもの。甘い入り口だが、酸味が追いかけてくる。すぐ、発泡感の名残のような辛味があるが、続かない。中盤以降、甘・酸・辛の混合した味で味わいの展開がない。後口は辛味系。評価7.0


追記:


花山の紹介
『純米吟醸 生酒 おりがらみ 2月限定発売

雄町米のやわらかい味わいと、搾りたてのフルーティーな吟香を表現するため、搾りたての新酒におりを絡めて瓶詰しました。2月上旬発売。
日本酒度 +5
酸度 1.6
使用米 雄町
精米歩合 50%
使用酵母 山形酵母』
https://www.nipponnosake.com/kura/fumotoi/sake.html



(4)
 玉旭 ECHOES 酒母搾り 純米生原酒 製造2019/07 玉旭酒造 (富山)
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 黄みのある色。立香は熟香と酸っぱさの混合した香り。甘い入り口、フルーティーな酸、含み香も果実を想わせる香り。味わいも甘酸っぱく、爽やかでワイン風な世界。含み香にエチル系のものを感じる。中盤以降の切れも良い。評価8.0


追記:
味わいも個性的だった、これが日本酒?
イメージは、日本酒よりワイン。
後で、ラベルを見て「酒母搾り」と書いてあった。
知らなかったので、搾り方のことと考えたが、そうではなく造り方のことだった。
 日本酒の世界も、まだまだ未知の事が満ちている。


酒母搾りとは
『本来日本酒は、蒸した米・麹・水で酵母を培養した酒母(しゅぼ)を作り、そこにさらに蒸した米・麹・水を加えて量を増やした酛(もと)を作ってから搾る。しかし、酒母搾りは酒母の状態で搾る。

ここがポイント
酒母搾りは通常の日本酒に比べて生産量が少ない。また酵母が糖をアルコールに変える割合が少ないので甘くて酸味の強い日本酒になる。』
https://toyamatome.com/sake-echoes/


「玉旭酒造のECHOESMOTHERの比較・酒母絞り4種を飲んでみた感想」
https://arnon.jp/tamaasahi



(5)
 五橋 五(five) ブルー 2018BY 純米吟醸 生酒 製造2019/09 酒井酒造 (山口)
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 立香は爽やかな香り、吟醸香か? 甘い入り口、トロリとした舌触り。含み香は吟醸香。中盤、酸の後、渋味と苦味の重みがある。味わいの展開のお尻が重いタイプ。吟醸香が残り香まで続く。評価7.0


追記:


いまでやの紹介
fiveとは、すべて木桶で仕込まれており、5種類のロゴカラーで酒質と季節感を表したシリーズ。このお酒は、毎年初夏ごろにリリースされる、キリッとスッキリした夏にぴったりな味わいのお酒です。
【蔵元より】
上槽したばかりのお酒は青みがかった黄緑色をしています。これを「青冴え」していると言い、よいお酒ができた指標となるのです。 その新鮮で刺激的な香味は、生命力に満ち満ちた若者をイメージさせます。だからどこか尖って「青い」と感じるかもしれません。時にはあの頃を振り返りながら飲む。そんなお酒です。 PS.飲み干した後に残る微かな苦み。Bitter sweet memory

https://www.imaday.jp/shopdetail/000000004092/



(6)
 佐久乃花 純吟 手詰め 直汲み Spec d 無濾過生原酒 製造2019/12 佐久の花酒造 (長野)
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 立香は仄かな吟醸香。丸い入り口。酸の後、酸と辛味の固い味わい、味が広がらない。含み香も中心に固まる。中に閉じこもった世界。中盤、底に渋味を感じる。評価6.0


追記:

固い味わいの印象は、アルコール度数が17度と高いことにも因るかもしれない。

日本酒物語の紹介
specDとは、アルプス酵母(長野C酵母)より華やかな吟醸香を発するといわれる、長野D酵母で醸した事を意味します。使用米は地元産ひとごこち。"手詰め直汲み"は発売初期の限定らしいです。スペックから想起される通りのフルーティーな吟醸香と微々発泡のシュワシュワ感が心地よい。アルコール度数が高い生原酒なのに、それを感じさせません。毎冬発売が楽しみな一品です。
個人的な飲み方ですが、開封後時間を置くとどんどん甘くなってしまうので、短期間で呑み切るように、飲む人数に応じて一升瓶と四合瓶を選び分けています。』
https://www.sakeno.com/meigara/1131/voice/



(7)
 明鏡止水 純米吟醸 甕口 生原酒 製造2020/02 大澤酒造 (長野)
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 立香はあまり感じない。トロリとした入り口。酸の味わい。滑らかな舌触り。中盤、辛味が味を締める。広がりとかふくらみがなく味が展開しない。中盤以降、辛味と渋味が糸を引く。評価7.0


追記:
この酒も中盤の味わいの展開がないと感じた。
度数が1718度と高いことに因るかもしれない。


佐金商店の紹介
『槽より滴り落ちる甕から直汲みした新酒を瓶詰めし、そのまま出荷したしぼりたて生原酒です。 空気に触れる時間を極力短くして、純米吟醸のしぼりたての旨さをそのまま瓶詰めしています。 しっとりとした中に、ボリューム感あふれる凝縮された味わいと爽やかな香りをお楽しみ頂けます。 パンチの効いた飲み応えが非常に印象深い、明鏡止水の新境地です。 水のように清冽でサラリと流れるような明鏡止水とは一線を画す限定酒です。』
https://www.sakin21.com/SHOP/0235_160_720.html



(8)
 福田 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒 製造2019/12 福田酒造 (長崎)
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 透明な酒。立香は仄かに甘い、軽い吟醸香?甘い入り口、トロリとした舌触り。酸は滑らか。味わいは酸味系だがふくらみがある。中盤、苦・渋は無く辛味が味を締める。含み香は吟醸香らしいが、ややダレた崩れた感じがする。評価7.0

追記:
3
月末のお花見の時にいただけば、満開だっただろうと惜しまれる。


矢島酒店の紹介文
『矢島酒店で取り扱う「福田」は、次期・福田竜也氏が立ち上げた特約流通ブランドです。穏やかな香りに、酒造好適米「山田錦」ならではのふくらみのある柔らかな旨味とキレの良さが特徴です。

近年は数々のコンテストにおいて高い評価を受けています。

【令和元年】
・全国新酒鑑評会 最高位『金賞』受賞
2019年 Kura Maste  純米酒部門 金賞[フランス・パリ]

【平成30年】
・全国新酒鑑評会 入賞
IWC(インターナショナルワインチャレンジ)
           SILVER[イギリス・ロンドン]
Kura Master 純米酒部門 プラチナ賞[フランス]
Kura Master 純米吟醸部門 金賞[フランス・パリ]
・福岡国税局 金賞受賞
SAKE selection吟醸酒部門 シルバー賞[ベルギー]
...』
https://www.yajima-jizake.co.jp/products/detail.php?product_id=8882



(9)
 羽水 UI(うい) 特別純米 製造2019/12 株式会社せんきん (栃木)
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おりがらみ、霞酒。立香は甘い香り。甘い入り口、酸は軽く、広がりあり、発泡感の名残が含み香と軽い辛味を感じさせる。中盤以降、癖がなく切れる。残り香の余韻がある。味のバランス良い。後口の切れ良い。評価8.0
バランスの良さはNo.2と良い勝負。

追記:
先月も仙禽の酒が出品され、個人的には最も評価が高かったが、今月も「羽水UI」という新しいブランドで登場した。
この酒も良かった。
仙禽を含めて最近の栃木の酒は好い。


さかや 栗原の紹介文
『「薄井 真人」杜氏の新ブランド!!
羽水が新たにUIとして新登場!!

羽水ブランド定番として「純米」と「生もと」の双璧はそのままに「USUI」のアルファベットの最初と最後を抜粋し『羽水 UI (ウィ) 』という名を冠しました。UIの意味合いは「初々しい」・「切り開く」・「初心を忘れず」・「新たな境地を開拓し続ける」などで、フランス語の「Oui
Yes」の意味も兼ね備えます。「羽水」から「羽水 UI」へ新生した事により常に時代に合わせ、市場を鑑み、斬新なものを生み出していく。「常に新しく、初であり、それを武器として切り拓き、開拓していく。」という意味合いを持たせています。

薄井真人 杜氏メッセージ―
仕上がりは、香り穏やかで色気は少ないが底力のある栃木酵母を使用しゆっくりとしかし確実に酵母本来の力を引き出し主役は彼らの微生物であることを再確認する。麹造りでも酵母と同じく種麹の持つ本来のパワーを最大限に引き出す事に注力した。
そうする事により酵母の食料を充満させ麹菌と酵母菌の相乗効果を図り現代の発酵形態の最上級の力を存分に発揮させた。
このような造りをする事により「純米」から「特別純米」へと製造方法を変更しました。

酒質のベースとなるものは「羽水・夏酒」となります。穏やかな香りと甘みのバランスの取れた味わいです。
常に新たなる挑戦を続けるせんきんの「今」をご堪能下さい!

https://www.sakaya-kurihara.jp/item/2015ho-1559/



(10)
 花邑 純米吟醸 手詰め 生 出羽蝶々 製造2020/02 両関酒造 (秋田)
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 透明な酒。立香は仄かに甘い、軽い吟醸香?甘い入り口、軽やかな丸い酸。含み香は吟醸香だが適度で鼻につかない。中盤も軽やかな味わいで苦・渋が軽く味を締める。透明感のある広がりがある大吟醸の世界を感じさせる。評価9.0


追記:

地酒大好きドットコムの紹介文
『人気実力ともに日本酒の頂点に立つ【十四代】の高木社長からの異例の技術指導が行われた純米吟醸。 その話題性と非常にレベルの高い酒質から、都内を始め多くの地酒酒販店が新規取引を目指しているが、米選びから、徹底した品質管理のもと 醸造される量が非常に少ないため新規で取引を始めることは難しい。 米選び、醸造方法、保管方法、ラベル、名前まですべて十四代が監修したこともあり、ベースは間違いない酒質なのだが、そこから プライドをかけた両関酒造のアレンジがより味に深みを与えます。 そして昨年より花邑のラインナップに加わった出羽燦々。花邑と山形の酒造好適米との必然的な出逢い。蔵人一丸、「両関 ONE TEAM」。花邑イズムを惜しげもなく注ぎ込み、大事に育て上げた花邑出羽燦々。フラッグシップの雄町が持つ流麗、且つ艶やかさを継承し、陸羽田のスマートな美しさも併せ持つ花邑の才色兼備。』
https://jizake-daisuki.com/shopdetail/000000000648/



2020-07-17 (Fri)

2020/07/17 日本酒の会 sake nagoya 7月例会 「気になる酒」(その2)

2020/07/17 日本酒の会 sake nagoya 7月例会 「気になる酒」(その2)

毎回楽しみな旬彩処かのうさんの料理を今日も頂くことが出来た。【今日の料理】・枝豆枝豆の確りとした食感。丸い塩の後豆の甘さと香りが広がる。・葱じゃこ刻み葱と柔らかいじゃことの和え物。口に入れると、胡麻油の香ばしい香りが口の中に広がり、葱の薬味としての主張とじゃこの薄い塩味の旨味が感じられる。・鯖の梅干し煮甘味のある薄めの醤油出汁で鯖が煮てあり一人二切れありたっぷりとしている。柔らかく出汁を吸った梅干...

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毎回楽しみな旬彩処かのうさんの料理を今日も頂くことが出来た。

【今日の料理】


・枝豆
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枝豆の確りとした食感。丸い塩の後豆の甘さと香りが広がる。


・葱じゃこ
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刻み葱と柔らかいじゃことの和え物。口に入れると、胡麻油の香ばしい香りが口の中に広がり、葱の薬味としての主張とじゃこの薄い塩味の旨味が感じられる。


・鯖の梅干し煮
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甘味のある薄めの醤油出汁で鯖が煮てあり一人二切れありたっぷりとしている。柔らかく出汁を吸った梅干しと紫蘇の葉は調味料の役割とそれ自体の旨さ両方楽しむことができる。
細切り生姜の爽やかさも加わって、魚の生臭さは全く感じない。鯖の背側の確りとした食感と旨味の後、脂の乗った腹身鯖らしさを実感させる。
 鯛や金目などの高級魚も良いが、鯖は旨い。
以前にも登場したが、この肴は好みだ。


・豚肉のねぎま
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見たとこと焦げ臭が予想されるが、実際は立香は癖がない。スモーク・いぶしの香りが豚肉の旨味を感じさせる。
豚肉はよく焼かれているので確りとした食感と香ばしさが先に来る、噛んでいる内に肉がほぐれ、焼きで凝縮された豚肉の旨味が口の中に広がる。
 葱はシャキシャキの食感と甘みがある。
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本だが凝縮した旨味があり満足感がある。


・蛸の唐揚げ
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説明を聞きそびれたので、最初、何の唐揚げか判らなかった。食べ始めると歯ごたえのある確りとした食感。噛んでいると判った、蛸だった。
 旬彩処かのうさんの蛸の肴といえば、姿煮の桜煮になる。家では食べられない喜びがある肴だ。
蛸の唐揚げは、あまり記憶がないが、美味しいことが判った。


・鯛茶漬け
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これも説明を聞きそびれたので、鯛ではないかもしれないが、一切れ丸々入った茶漬けは焼き魚の香ばしさと旨味がだし汁と合わさって贅沢なお茶漬けだ。


・沢庵
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ひねた沢庵ではなく、浅漬系のサッパリとした漬物。
シャキシャキとした食感と甘味のある味が口の中を爽やかに、リセットしてくれる。



【今日のお酒の感想】
目隠し利き酒の結果は、個々に書いたが、最後のまとめの感想を書かせて頂く。

1.お花見の酒
 利き酒をしていて、おりがらみ、霞酒の酒が多く、お花見みたいだなと思ったが、主催者の最後の挨拶でお花見の酒が入っていると説明があったので得心した。

おりがらみの花見酒らしい世界は、伯楽星、羽水UIで楽しむことが出来た。

3月末、お花が咲いている下で飲みたかったと思ったのは、 東鶴と福田、今日時点では少しピークを過ぎている気がした。


2.気になった酒
 (1)花邑

  個人的には純米吟醸は中途半端で存在理由が解らないのだが、この酒は純米吟醸のイメージを変えた。
 これは大吟醸の世界だと思った。

後で知ったが、高木酒造の技術援助を背景に、造られた酒らしい。良いお酒を造る面で十四代の跡を追うのは良いが、供給量を絞る営業政策面では跡を追わないでほしい。

 (2)玉旭の酒母搾り
  ラベルに酒母搾りと書いてあったがどんな搾り手法かと思った。
 単なる酒好きで、造りには素人なので、日本酒は3段仕込みで造るものと言う固定観念の中にいた。
 酒母は知っているが、酒母だけで造る日本酒があるとは知らなかった

 味も日本酒と言うより白ワインの世界だった。
酒母だけなら酸っぱいだけのような気もするが、この酒は甘さもある、どうして造るのか気になる。

特別企画で出会った「小嶋屋 無題 弐」は貴醸酒の4段仕込みだった、この酒の酒母搾りと言い、三段仕込みの固定観念より、日本酒の未来は遥かに広く開けていると感心した。
 新しいチャレンジは、いつも、どこでも必要だ。

(3)
個人の嗜好
 佐久乃花も明鏡止水も味わいが固く感じた。これは個人の嗜好だが、利き方にも因ると思う。
 肴の影響が評価に入らないように、利き酒が終わらないうちは、料理に手を付けないことにしている。
 食べながら利き酒をする人も居る、その方が多いかもしれない。酒単独で利く場合と食べながらとでは結果が違うことは十分想像できる。

 今日の自分の評価結果を見て感じた固い酒という印象は 度数が高い事に因る可能性がある。1718度では味が開かないと感じるのかもしれない。
自分の嗜好は1516度なのだろう。 


今日も、色々勉強になった。
楽しむ時も過ごせた。
日本酒の会sake nagoyaはありがたい。

来月は「気になるお酒、どえらいええやつ」だ!!!




2020-07-04 (Sat)

2020/07/04 sake nagoya特別企画@旬彩処かのう(その1)

2020/07/04 sake nagoya特別企画@旬彩処かのう(その1)

日本酒の会sake nagoyaの特別企画に参加した。sake nagoyaは毎月1回、第3金曜日に定例会を開催しているが、定例会以外に特別企画の会が不定期に開催されている。定例会と特別企画は運営や内容で異なっている。定例会は、開かれた会であり、公式サイトで告知される募集に応募し運が良ければ誰でも参加できる。公式サイトはhttp://www.sakenagoya.com/因みに、7月の定例会「気になるお酒」は、募集終了で満席になっている。一方、特...

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日本酒の会sake nagoyaの特別企画に参加した。
sake nagoya
は毎月1回、第3金曜日に定例会を開催しているが、定例会以外に特別企画の会が不定期に開催されている。

定例会と特別企画は運営や内容で異なっている。
定例会は、開かれた会であり、公式サイトで告知される募集に応募し運が良ければ誰でも参加できる。

公式サイトは
http://www.sakenagoya.com/
因みに、7月の定例会「気になるお酒」は、募集終了で満席になっている。

一方、特別企画は、一般公募はないので、定例会に参加しているとか何らかの形でsake nagoyaの縁者である必要がある。

運営についても異なっている。
定例会は、ブラインドテイスティングで出品酒を参加者が評価し、評価結果を集計し、参加者全員の評価結果も公表することになっている。
 これが、sake nagoyaが他の日本酒の会と異なる最大の特徴と言える。楽しむだけでなく、真剣に酒と向き会うことが要求される宴でもある。

一方、特別企画は、ブラインドテイスティングは行われない。
銘柄を見ながらラベルのスペックを確認しながら飲むことができる。日本酒を楽しむ普通の宴だ。

会場も開催時間も違う。
定例会は、旬彩処かのうに固定され、時間は19時からに固定されている。
特別企画は、今回はコロナ禍の関係と思われるが旬彩処かのうで開催された。それまでは主催者I氏の関係先の某処で開催されてきた。開催時間は夜ではなく、明るい時間帯の開催だ。


コロナ禍はあらゆる活動に自粛をもたらしたので、日本酒のイベントは勿論、殆どが中止になった。
 sake nagoyaも同様に中止を余儀なくされたが、コロナ対策を講じた上で6月の定例会は開催され、追いかけて特別企画も7月に開催されることになった。

失ってみて初めて分かる喪失感。
日本酒を愛する人にとって、日本酒の宴のある日常が戻ることは喪失感を癒やしてくれる。



【今回の出品酒】
sake nagoya
の主催者でもありバイヤーでもあるI氏の目に留まった出品酒たち。

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30人の参加者に対して17銘柄。
宴が終わった後の勢揃いだ。


前述の通り、特別企画はブランドテイスティングは行わないので、只管目の前の銘酒を愉しめば、それで良い。
日本酒は飲んで楽しむもの、これは根本だ。

しかし、筆者は飲みながらメモを書いたりする、酒だけではなく料理もだ。
 これは、酒宴の場では問題になることもある。
酒も料理も楽しむもの、それに集中し、その楽しさを同席者と語らうことが宴だと考えるほうが一般的だ。

だから、多くの酒宴の場ではメモを書いたりしていると、横目で見られたり、時によっては酒は楽しむものだよとアドバイスを受けたりすることもある。多くはないが、マナー違反として口撃されたこともある。
 だから、sake nagoya以外の酒宴では、会場のハズレ、片隅に座るようにしている。

メモを書く理由は、酒の印象は、喉を通れば泡沫のように消えてしまうからだ。
 メモを書いたからすべてを書き切れることはないことも承知はしているが、10の内2でも3でも、消えてしまうより良いのではないか。

という事で今回も個人的に印象をメモした。
以下に印象を書くが、個人的嗜好によるものであり客観性は無いことと書いた時点ではそれぞれのお酒に対する十分な情報を持っていなかった事による浅薄さがある事をお断りする。


(1)
 貴 特別純米山田錦 無濾過おりがらみ生 蔵開き限定酒 製造2020/04 永山本家酒造場 (山口)
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 立香は熟成感を感じさせるものと甘さを感じさせるものの混合した香りだが強くはないが主張のある香り。甘い入り口トロリとした舌触り。甘酸っぱさの後辛味の芯が来る。滑らかな感じだが、膨らみとか広がりはなく、中盤は辛味が中心にあるパンチのある味。評価7.0

追記:
蔵開きで提供されるために造られた特別な酒だが、コロナ禍のために蔵開きが行われなくなった。
 本来は蔵開きでしか入手できなかった酒だが、特別に限定したルートで出荷されたもの。

蔵開き限定酒「特別純米の無濾過おりがらみ生酒」
搾ったそのままを瓶に詰め無濾過・おりがらみ酒。




(2)
 明鏡止水 純米大吟醸 磨き35  製造2019/04 大澤酒造 (長野)
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 立香は仄かに鼻に抜けるもの。滑らかな甘い入り口。トロリとした舌触りだが、広がらない。膨らみもあまり大きくはない。評価7.0

追記:
A地区東条産特上米のみで醸した純米大吟醸。
フラッグシップ「プラチナ」(720ml 1万円)の槽搾りの無濾過原酒で、総数150本のみ蔵出しの限定酒だそうだ。


原材料 : 特A地区山田錦
精米歩合 : 35%
日本酒度 : +6
酸度 : 1.6
アルール分 : 17%
産地 : 長野県 大澤酒造



(3)
 而今 特別純米 火入れ 製造2019/10 木屋正酒造 (三重)
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 立香は甘いもので吟醸香風のもの。スッキリとした入り口。酸味が来て、広がりを感じる。含み香は何か発泡感の名残のようなものを感じる。背景に渋みを感じる。後半は辛味系。評価8.0

追記:
人気の而今の限定出荷品。
運がよく通常価格で入手できれば、税込み1650円なのだが、それは無理。
 超人気のプレミアム価格酒である。
楽天では720ml12000円~15000円で販売されている。
中国人ではあるまいし、希少品を買い占めて値段を吊り上げるような事は止めてほしいと思う。



(4)
 獺祭 早田 純米大吟醸 磨き2割3分 製造2020/01 旭酒造 (山口)
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仄かな吟醸香が穏やかに立つ。トロリとした舌触り、味わいのふくらみ、甘さと透明な酸のふくらみが大きくふくらむ。
 透明感がある大きな世界だ。中盤もトロリとした舌触りが続く。中盤以降も味のバランスが良く、味の偏りを感じない。終盤雑味無く、後口の切れが良い。評価9.0


追記:
今日最も興味が湧いたのは獺祭23分だった。
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でも何度か登場している。

獺祭23分のイメージは、過去の記憶に基づいている。
ほっそりとした味わい、上品だが、綺麗すぎて味わいの主張に乏しいというイメージだ。23分まで米を磨く必要はあるのだろうかという素朴な疑問だ。

この印象は、下記の記事に書いている。
2014/12/19
 日本酒の会sake nagoya  12月定例会 (その1)
https://nabanatei.com/blog-entry-2405.html

2014/12/19
 日本酒の会sake nagoya  12月定例会 (その2)
https://nabanatei.com/blog-entry-2406.html

ところが、今日の獺祭23分は、全く違う世界だった。
綺麗さ・切れの良さより膨らみ・豊かさがあった。
全く別のお酒と考えた方が良い印象だった。

「獺祭 早田 純米大吟醸 磨き2割3分」を調べてみてその理由が理解できた。
 旭酒造は、遠心分離法による搾りに見られるように、日本酒の革新のために技術開発の努力を惜しまない蔵だが、この酒にも技術革新が行われていた。

この酒では、火入れの革新が行われていた。
通常の火入れは酒の温度を上げ、酵母を失活させるのだが、温度を上げると風味もその分失われる危険性がある。

そこで、旭酒造は、明治大学の早田教授と共同研究し、二酸化炭素をマイクロバブル化し低い温度で火入れする方法を開発した。

『当商品「獺祭 早田 磨き二割三分」は、二酸化炭素をマイクロバブル化(通常の水で発生する気泡よりも極めて細かい泡にすること)してお酒に加える事で、極力熱を加えず(通常65度くらいのところを約40度で)、かつ、短時間で、フレッシュ感を損なわずに通常の火入れと同等の成果を得ることに成功した商品です。

「早田」という商品名は、上記の加熱処理を旭酒造と共に研究・開発されていた明治大学の故・早田保義教授の名字から頂いたもの。』
(佐野屋
https://www.jizake.com/c/sake/dassai/ns010007c10
より転載)

獺祭23分は、2014年のものとは違う造りになっていた、生まれ変わっていた。

良い酒だが、720ml
11,000円(税込)の価格では、一人で晩酌で飲むには高価過ぎる。
 何かのお祝いの会で皆で楽しむにはピッタリの酒だ。



(5)
 一白水成 MOVING SATURDAY 製造2020/05 福禄寿酒造 (秋田
)
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 甘い立香。酸味の後、辛味が来る。中盤からの切れが良い。残り香に発泡感の名残のようなものを感じる。評価8.0

追記:
一白水成 Moving Saturday 720ml
価格:2,112 円(税込)

Moving Saturday
という銘柄名はゴルフ用語から来ているそうだ。

通常、ゴルフの大会は木曜日~日曜日の4日間かけて開催され、日曜日は最終日に当たる。

土曜日は最終ラウンド前日のせいか、スコアが「Moving」する、つまり乱高下激しくなると言われるそうだ。
土曜日の大荒れという名を冠した予測のつかない酒という意味合い。

ラベル表示はないが、この酒は精米歩合50%の純米大吟醸クラスを使った貴醸酒だそうだ。

貴醸酒は日本酒の三段仕込の最終段階である留で水ではなく日本酒酒を使って造る贅沢な酒だ。
 一般の日本酒よりも甘味が強くトロリとした舌触り、酸度も高くスッキリと切れる後口になる。

利いた印象も、貴醸酒と言われれば、成程と得心が行く。




(6)
 雪の茅舎 山廃 純米大吟醸 製造2019/02 齋彌酒造店 (秋田)
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立香はあまり感じない、癖のある立香ではない。スッキリとした入り口、酸は透明感があり、スピード感を感じる。舌触りはトロリとした印象があるが、中盤以降良く切れる。後口は辛味系。評価8.0

追記:
スペックを見て意外だった、印象は山廃とは思わなかった。山廃らしくない含み香だ。
山廃は味わいは厚く旨味一杯だが含香に癖があるという筆者の今までの山廃のイメージを変える酒だった。

秘伝山廃シリーズの限定酒で、2018101日から6000本限定で蔵出し開始され、初年度は即完売となったそうだ。
二期目は、20191211日から蔵出し開始されたそうなので、この酒の出荷は2019/02となっていることから、初年度の6000本のうちの1本と考えられる。




(7)
 七水 純米吟醸 -55- 夢錦 製造2019/07 虎屋本店 (栃木)
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 入り口は甘いが、すぐ酸味が追い掛ける。含み香が個性的で、説明が難しい香りだがやや気になる。広がり、透明感は少ない。残香も個性的な含み香と同じ香りが残る。評価6.0

追記:
調べてみたが、この酒の造りが特別なことがあるのか判らなかった。
 この蔵は、最近海外の品評会で入賞し、注目されているようだ。
 お酒は嗜好品、個人的な嗜好には合わない印象だったが、合う人も多いから、世の中はよく出来ている。



(8)
 鳳凰美田 別誂至高 大吟醸 原酒 製造2018/04 小林酒造 (栃木)
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 立香はあまり強くなくスッキリとして快い甘さを感じる。甘い入り口、滑らかな舌触り。中盤の味わいは透明感があり、広がりもある。味のバランスも良く、嫌味を感じなく、品位を感じさせる。広がり、ふくらみ、味わいのバランスが良い世界を感じさせる。評価9.0

最初に利いた後、温度が上がって、二度目に飲んだときは、中盤以降少し苦味が浮いた気がした。

追記:
今回の17銘柄で、最初は好みの酒だった。
自虐的に言えば、香り高い典型的吟醸酒好みの酒だ。

兵庫県産特A地区「山田錦」を35%まで磨き、醪日数30日の長期低温醗酵の醪を袋吊り雫搾りにした酒。
斗瓶に採り冷蔵庫で貯蔵した、贅沢な造りで、全国新酒鑑評会出品用に仕込んだ酒らしい。
大吟醸 720ml 5500円(税込み)



(9)
 陸奥八仙 大吟醸  製造(不明) 八戸酒造 (青森)
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立香はあまり感じない。甘い入り口。酸味の後、渋味、苦味が続く。広がりはなく、味が中に集まる味わい。大吟醸というより純米酒の世界に近く、食中酒として適性がありそうだ。評価6.0

追記:
蔵内で約半年間の貯蔵熟成をさせ出荷されるらしい。
720 ml  3,630
円(税込み)価格は晩酌に無理ではない。
だが、鳳凰美田の後に飲むと、大吟醸らしい透明感とか切れは感じない。食中酒なら良いが単独で楽しむには大吟醸らしくはない。



(10)
 
あべ FOMALHAUT Spark Rice Harvest Year 2018 製造2019/07 阿部酒造 (新潟)
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 利き猪口に注ぐと泡立つが、口に含むと発泡感は強くなく穏やかな感じ。甘さとシュワ感の後スッキリと消える。見かけと味わいの印象に違いがある。後口の余韻は発泡感と香り。評価8.0

追記:
シュワッとして消える、後口爽やか、後が良い感じだ。
日本酒というよりワインの印象、日本酒でもこの様な造りができるのと感心した。
誕生会などの祝いの場で乾杯に使うのが適役だ。


長いが酒店の紹介記事を転載する。
『瓶内二次発酵で得られた炭酸ガスをボトルに封じ込めた爽快さと艶やかな甘さが調和した瑞々しさいっぱいの飲み口。香り高くクリーミーな香味を爽やかにお楽しみいただけるスパークリングな「あべ」です。

新潟県で日本酒「あべ」を醸す阿部酒造による数量限定の逸品「フォーマルスパーク」のご紹介です。こちらは、瓶内二次発酵で得られた炭酸ガスをボトルに封じ込めた状態でリリースされた「スパークリング」の日本酒。きめ細かな泡の中で瑞々しく煌く甘さと酸、苦みが調和した味わいを爽やかにお楽しみいただけます。

ガラスに注がれた「フォーマルスパーク」は、微かにイエローを溶け込ませたホワイトシルバーの色調を呈します。にごり成分はきめ細かく、わずかに小さな欠片を浮かばせつつ、くすみなく満遍なく行き渡り、艶やかに溶け込んだエキス分の豊かさと健全さを誇示。差し込んだ照明の光を余すことなく反射する液面は精良なアルコール分が溶け込んでいることを伝えます。

香りにはスミレを想わせる清楚で甘やかな花のようなニュアンス。にごり成分からのスペアミントのような柔らかな清涼感や若草のようなフレッシュな香り、さらには求肥を想わせるしっとりとしたお米感も漂います。蜜のような甘い雰囲気と爽快さをほのめかす香り立ちは、もたらされるであろう瑞々しい味わいをありありと想像させるマウス・ウォータリングっぷりです。

炭酸の泡はごく小さく、舌の上で粒が溶けるような感触。口当たりの爽やかさにちくちくと心地よい刺激を加えます。麹の甘みが表現された味わいは蜜のように艶やかで、炭酸と調和して瑞々しい飲み口を展開。さらに、日本酒「あべ」ならではのメロンを想わせるフレッシュな甘いフレーバーと溶け合ってマイルドな果実感を引き出し、バニラアイスクリームを溶かして混ぜたクリームソーダが思い浮かぶ、クリーミー、且つ、フルーティな味わいを爽やかに楽しませてくれます。

飲み落とすとまろやかな苦みによる柔らかなキレ。後口に消え残る甘みが優しく漂い、バニラを想わせる余韻を繊細にたなびかせます。

艶やかな甘さやにごり成分からの豊かな旨みのクリーミーな舌触り、炭酸による爽快感が調和して引き出された、瑞々しさいっぱいの「フォーマルスパーク」。果実フレーバーが相乗して表現する清涼感と、日本酒「あべ」の火入れのお酒ならではのくっきりとした鮮明感が歯切れよく心地よい香味を楽しませてくれる極上の逸品です。この機会にぜひ、ご体験ください。』
(尾崎商店
http://ozakishouten.com/product/%E3%81%82%E3%81%B9-fomalhaut-sparkling-rice-harvest-year-2018-720ml/
より転載)




2020-07-04 (Sat)

2020/07/04 sake nagoya特別企画@旬彩処かのう(その2)

2020/07/04 sake nagoya特別企画@旬彩処かのう(その2)

(11) フモトヰ 雪女神 純米大吟醸 製造2018/11 麓井酒造 (山形) 立香は個性的、エチル系とか化学臭系のもの。スッキリとした入り口。味わいの透明感はあるが、立ち香と同じ含み香が続き、味わいの推移を妨げ気になる。評価6.0。追記:山形の酒米雪女神を35%まで磨いた純米大吟醸。ラベルを見ると『山形県オリジナルの酒米 「雪女神」を使用し、きもと仕込みで醸した純米大吟醸酒です。昔ながらの山形酵母を用い、おだやかで...

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(11)
 フモトヰ 雪女神 純米大吟醸 製造2018/11 麓井酒造 (山形)
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 立香は個性的、エチル系とか化学臭系のもの。スッキリとした入り口。味わいの透明感はあるが、立ち香と同じ含み香が続き、味わいの推移を妨げ気になる。評価6.0

追記:
山形の酒米雪女神を35%まで磨いた純米大吟醸。
ラベルを見ると
『山形県オリジナルの酒米 「雪女神」を使用し、きもと仕込みで醸した純米大吟醸酒です。昔ながらの山形酵母を用い、おだやかでかつフレッシュなマスカットを思わせる吟醸香と雑味のないクリアーな味わいを追求しました。』
と書かれている。
素人だから、生もと仕込で山形酵母使用と言われるとどう造るのか想像できないが、香りの癖は生もとならと理解できた。
同じ純米大吟醸だが、山廃の雪の茅舎とこの酒の世界はかなり違っている。

35%
精米の贅沢な作りだが、価格は720ml 3,300 (税込)とリーズナブルだ。



(12)
 黒龍 貴醸酒  製造2020/04 黒龍酒造 (福井)
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 立香は、仄かだがエチル系のもの。甘い入り口。スッキリとした味わいで、酸味は少なく、味の膨らみは感じないが、透明感とスピード感がある。含み香も続く。中盤以降の切れが良い。後口に含み香が残る。評価7.0

追記:
黒龍の貴醸酒。
同じ貴醸酒だが一白水成とは、味の展開がかなり違う。
個人的嗜好には、香りの面で一白水成の方が合う。

酒屋の紹介記事を転載する。

『日本酒の多様化により、デザートワインのような極甘口のお酒が飲みたいというファンの声に黒龍が応えました。
 「貴醸酒」とは、簡単に言うと、仕込に水の代わりに日本酒を用い、本来分解されてアルコールに変わる糖分を残した、極甘口の日本酒です。黒龍では純米吟醸を加えるという、とても贅沢な貴醸酒になっています。

 立香は完熟メロンやバナナ、アンズを思わせるリッチなフルーツ香。果実のコンポートのような芳醇な香りが印象的。含み香はマスカットとメロンの香りが主体的になり、その分、軽やかな印象をうけます。
 口当たりは濃密でトロリとしたアタック。凝縮された中身の濃いイメージがあります。滑らかな水晶玉のような口当たりです。

 味わいは、芳醇で豊かな甘味。ふくよかでありながらフレッシュさを持った旨味が奥行きを演出しております。後味に残る、スッキリした酸味が全体を引き締めて、甘味がくどくならないようにバランスをとっています。
 余韻はメロンやマスカットのシロップ漬けのような甘い果実感が長く続き、たいへんリッチなアフターテイストが楽しめます。

 貴醸酒と一言でいっても、メープルシロップやカラメルのような黒蜜のような甘さから、フルーツのコンポートのような甘酸っぱさが残る甘さまで、多種多様ですが、黒龍の貴醸酒は果実感を大切にした飲みやすいタイプです。 
 飲むときは氷水で冷やして5
くらいからスタートし、温度が上がるにつれて変化する味わいをお楽しみください。フルーツタルトやチーズケーキのようなスイーツ、フォアグラのテリーヌなどと。
720ml
2,000円 (税別)』
(さかえや
http://www.jizake.biz/biwa_kokuryu_kijyosyu.htm




(13)
 あたごのまつ はるこい 純米吟醸 生酒 製造2020/02 新澤醸造店 (宮城)
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 立香は乳製品のような香り。ザラつきのある舌触り。酸味と渋味が味わいを占める。個性的な味わいの世界。評価6.0

追記:
派手なラベルで日本酒のラベルとは違う世界をイメージしている。

飲む場面を想像すると乾杯酒なのだろう。
同じ飲み方が想定される「あべ FOMALHAUT Spark」とは全く違う世界だ。切れとか爽快さではなく、厚く濃い味わいの主張の世界だ。
 ゴリゴリとした手応えを好む人にはこの酒だが、穏やかさを志向する人には合わない。飲み手を選ぶ酒だ。



(14)
 豊盃 津軽の時間 大吟醸 つるし酒 十七年古酒 製造2019/12 三浦酒造 (青森)
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立香は軽い老香、十七年古酒しては軽い入り口。酸のふくらみは大きくなく、広がりも大きくない。十七年の熟成期間にしては、甘みと酸味が中に集まり、味の深み・複雑さがなく、長期熟成酒によく感じられるビロードのような滑らかな舌触りも感じない。
 熟成の儘というより、何かフィルター処理がされて、味香の複雑さが無くなっているような気がする。評価6.0

追記:

価格は、8888円 プレミア価格12000円(税込み)でそれなりの価格だ。
古酒にしては飲み易いが、十七年の熟成期間の作り出す世界を感じるかと言うと、それは無いように思う。

タンク熟成なのか瓶熟成なのか解らないが、10年を超えるような長期熟成酒は瓶熟成の方が良いと思う。

酒屋の紹介記事を転載する。

201912月、兄弟杜氏20年企画第一弾が入荷しました。
青森県弘前市の地酒・三浦酒造から、
大吟醸 つるし酒津軽の時間17年古酒の日本酒通販です。
20
年古酒大吟醸と2種類あります。

「誰にも教えたくない!!」
ずっと豊盃を応援してきた豊盃ファンなら、
きっとそう思う特別な豊盃です。

兄弟杜氏20年企画第一弾、大変貴重なお酒ですので
ぜひこの機会にお買い求めください。

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年前、料理雑誌danchuの日本酒特集号で
居並ぶ銘酒の中で、豊盃が金賞を受賞しました!
三浦兄弟が造りをして三年目の嬉しい出来事でした。

そこで当時の社長三浦氏は、記念として
つるし酒を秘かに蔵で少量貯蔵してたのです。

蔵の片隅、津軽の風の中眠り続け17

そして今、眠りから覚めました!!超超限定品。

古酒のイメージとは違い、辛口のシェリー酒のような味わいです。
御祝いの席や食前酒、デザートと共に味わうなどお楽しみください。
ダイヤモンドカットのようなしずく型の瓶が、
古酒の美しい色合いを引き出しています。
専用の化粧箱付ですので、ギフトにもおすすめです!

デリケートなお酒ですので、クール便設定です。

原料米 山田錦  精米度 40
酵母 自社酵母 アルコール度 16
日本酒度 +1~+2
(くるみや
https://www.sakaya1.com/SHOP/nhh092.html




(15)
 小嶋屋 無題 弐  製造2018/01 出荷2019/09 小嶋総本店 (山形)
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 立香はあまり感じない。甘い入り口、酸味が続く。穏やかな味わいで、素直さを感じる。味わいは軽いが、舌で探ると、意外に広さを感じる。含み香はあるが癖のあるものではない。素直な良さを感じる味わいで、好ましい世界を持っている。評価8.0

追記:
これも貴醸酒で今日3本目の貴醸酒だ。
しかも、造りに拘って造られている。
純米大吟醸を3回造って完成する、一手間どころか三手間かける複雑な造りの所産だ。
「小嶋屋」は全国20店舗の限定流通商品だそうだ。

作りは複雑だが、味わいはスッキリとして素直な感じ、生まれ育ちの良い人が出す雰囲気のようだ。

価格は、720ml 3,850円(税込)
手間を考えると安い、商売として成り立つコンセプトなのだろうか。


酒店の紹介記事を転載する。

『《全ては美味さの為!純米大吟醸を3回仕込んで造られた「無題の弐」》

日本酒業界に革命を起こしてくれるとかなり期待している「小嶋屋」
「無題の壱」はおかげ様で大人気です。
しかし、これには続きがありました!
それが「無題の弐」です。

「小嶋屋」を取扱う前に蔵元の小嶋さんと試飲を兼ねた商談を行った際、これはいけると確信を持ったのが「無題の弐」
理由は単純!文句無しに美味いから!
私は「無題の弐」に惚れ込んで「小嶋屋」の取扱いを決めました。
それでは、これより「無題の弐」を説明して行きます。

このお酒、製法がかなり複雑なので、まずはザックリ書いてしまいます。
「無題の弐」は純米大吟醸を3回仕込んで出来たお酒です。
「無題の壱」は2回でした。
更にもう一手間掛けられているのが「無題の弐」

どれだけ手間が掛かっているか少しはお分かり頂けたのではないでしょうか?

もう少しだけ詳しく説明します。
まずは純米大吟醸を1本仕込みます。
この純米大吟醸を別の純米大吟醸の醪(もろみ)に三段仕込みの留添え(とめそえ)のタイミングで水の替わりに加えます。
これを搾ると純米大吟醸規格の貴醸酒が出来上がります。
こうして出来た貴醸酒を更に別の純米大吟醸の醪に加えます。
最後の工程は酒四段なので、タイミングは三段仕込みの後、醗酵の後期。
この醪を搾って出来上がったのが「無題の弐」です。
つまり、要約すると、純米大吟醸を3回仕込んで出来たお酒ということになります。

「無題の壱」は初めてだったこともあり、製法やコンセプトをきっちり説明させて頂きました。
ですが、今回は敢えて最小限度に留めました。
だって、飲めば分かりますもん!
どれだけ丁寧に造り込まれているか!
説明は要らないくらい。

説明が蛇足にならないように気を付けました。

「無題の弐」もアルコール度数は13度と低く抑えられている低アル原酒です。
最近、色んな蔵元さんから低アル原酒がリリースされていますが、線の細いお酒が実に多い…。
お酒の持ち、保存性を考えた場合、アルコール度数は高いに越したことはありません。

おかげさまで弊社で取扱っている低アル原酒の多くはクオリティが高い。
中でも「小嶋屋」はトップレベルの酒質の強さを誇っていると私は確信しています!

低アル原酒は開けたて勝負、が一般的ですが「小嶋屋」は決してそんなことはありません!
開栓後の持ちがとにかく良い!ダレません!
味はもちろんのこと、芯の強さも私が強くオススメするポイントです。

「無題の壱」と「無題の弐」を比べると、「壱」の方がシャープで「弐」の方が味に膨らみがあって円い、それでいて軽い。
お料理との相性を考えると「弐」は何にでも馴染みます。
合わない物を探す方が難しいです。
完成度が高すぎる!!

「小嶋屋」は更に進化し続けます。
小嶋さんのビジョンを伺っているだけで私はワクワクしています。
皆さん、一緒に「小嶋屋」を応援しましょ♪

そして、こんなにクオリティの高いお酒が造れる技術力は「東光」「洌」にも遺憾無く発揮されています。
「小嶋総本店」の全てのお酒をよろしくお願い致します。

商品スペック
容量     720ml
製造元  小嶋総本店(山形県)
特定名称          なし
/火入れ        火入れ酒(加熱処理有り)
保存     静かな冷暗所
メーカーサイト    http://www.sake-toko.co.jp/

■甘辛:やや辛口 ■原料米:山形県産出羽燦々 ■精米歩合:非公開 ■アルコール度数:13度 
日本酒度:非公開 酸度:非公開』
(佐野屋
https://www.jizake.com/c/sake/kojima/Sake8090_720



(16)
 旭興 純米大吟醸 製造2020/01 渡邉酒造 (栃木)
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 立香は軽い吟醸香。甘い入り口。トロリとした舌触り。甘い酸味が続く。味わいは厚み・膨らみよりスピード感のある世界。含み香も吟醸香。中盤、味の展開が弱まり、ややショビついた印象になる。含み香もややダレた印象を受ける。尻すぼみの味わいの展開。評価8.0



(17)
 横山元年 2018 Bon Voyage 純米大吟醸 製造2019/08 重家酒造 (長崎)
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 立香は仄かな吟醸香。甘い入り口。スッキリとした入り口の後、軽い酸味。広がりは中程度。含み香も吟醸香。中盤、辛味がある。大吟醸らしい世界だが広がり、透明感がもう一つの印象。評価8.0

追記:
重家酒造は対馬と福岡の間に位置する壱岐島の所在する酒蔵だ。
大正十三年の創業で、歴史のある酒蔵だが、最近は海外志向を高めている積極性、チャレンジ精神を持った蔵のようだ。

日本酒を以前造っていたが止め、焼酎の酒蔵として成り立っていたが、2018年焼酎蔵とは別に日本酒に適した場所に日本酒専用の横山蔵を建て、日本酒造りを再開した。
その蔵の純米大吟醸がこの酒だ。

評価は8.0としたが、後で価格720ml 2,300円(税抜)を知るとそのコストパーフォーマンスは高く評価できる。
晩酌用に常用できる価格だ。
だが、限定酒なので入手は難しいかもしれない。

酒店の紹介記事を転載する。

2018年に新しい日本酒蔵
横山蔵が壱岐島に完成。昨年田植え、稲刈りをした壱岐産山田錦で仕込んだ純米大吟醸です。
果実をかじったジューシーな香りに、ほのかな甘み、最後にキレのある飲み飽きしない味わいです。ワイングラスで飲むのをおすすめします。
720ml
2,300円 *箱入り

KURAYA
https://kura-ya.com/shop/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E5%85%83%E5%B9%B4%E3%80%80%E7%B4%94%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E5%90%9F%E9%86%B8%E3%80%80%E7%AE%B1%E5%85%A5%E3%82%8A/



重家酒造の公式サイト
https://www.omoyashuzo.com/


愛知県にも取扱店がある事がわかった。
sake nagoya
の公式サイトに記載がある。

ほぼ同じスペックの横山五十 純米大吟醸 WHITEが
3,609
円(1.8L) 1,805円(720ml)のコストパーフォーマンスで利用できるのはありがたい。





【今日の料理】
利き酒17酒に忙しく料理の説明を聞きそびれてしまったので、写真の紹介だけにする。

・枝豆
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・つぶ貝煮物
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・マグロ豆腐
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・魚の焼き物
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・厚切りとんかつのサンドイッチ

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【感想】
1.コロナ禍と宴
 日本酒にとって2020年の春は厳しい春だった。
寒造りで仕込まれた香り高い吟醸酒が生まれる頃、世界は新型コロナのパンデミックに襲われてしまった。
 そのお陰で蔵開きもお披露目も中止、酒の会も、お花見も中止。日本酒にウイルスが居るわけではないのだが、自粛とかソーシャルディスタンスとかで飲むこと自体ができなくなってしまった。
 家で飲むことはできるのだが、宴にはならない。
日本酒好きにとって、矢張り、同好者と酒談義をしながら料理をいただきながら、杜氏の想いの籠もった銘酒を頂く宴が必要なのだ。
 その意味で、6月になりsake nagoyaが復活したのは蘇生の思いだ。

2.テーマの無い特別企画
テーマのある特別企画と無テーマの特別企画がある。
今日はテーマが決められていないので、何が出てくるかわからない。
 飲んでみた印象とラベルの情報だけでは、その酒を理解することは難しい。
 印象と事後の確認・調査との整合性を試みなければ、物足りない飲み方と言える。

今回も、飲んでみて色々勉強になった。
それを簡単に書いておきたい。

(1)
純米大吟醸 評点の高かった2酒に関して
「鳳凰美田 別誂至高 大吟醸 原酒」は、全国新酒鑑評会志向の大吟醸。香り高く透明感のある世界は典型的な大吟醸の世界だ。ただ、温度が上がると苦味が浮いた。微妙な変化が大きい。
「獺祭 早田 純米大吟醸 磨き2割3分」これは、金賞志向の典型的な大吟醸とは少し違う気がする。
 ふくらみとか余韻とか感覚的な快さを持っている。その背景に、新技術のマイクロバブル火入れがあると知って面白かった。遠心分離機とかマイクロバブルとか新技術を日本酒の世界に取り込むことは金賞とは違った価値がある。
 データ音痴で旭酒造が金賞を受賞したことがあるのか知らないが、別に取る必要はない飲む人が快ければ良い。

ただ、この酒の価格は高い、個人的には飲み難い。
個人的には、獺祭は価格ほど品質に差はないと思う。
「獺祭 純米大吟醸 磨き45」は720ml 1,650
円(税込)で早田に比べると格段に安いが、ふくらみもあり十分に快い。

金賞受賞酒の世界も知る必要があるが、そればかりが日本酒の世界ではない。

(2)
伝統技法と純米大吟醸
 個人的な思い込みなのだが、生酛、山廃と言った伝統的な造り方は、吟醸酒には合わないのではないかと思う。
 限られた飲酒経験を前提にした考えだが、伝統的な造りは味わいとか旨味は濃く、厚いので評価できるが、香りの点で吟醸香との共存が難しいと思ってきた。

今日の酒では、生酛しこみの「フモトヰ 雪女神」はエチル系の含み香があり吟醸香とは違って、気になった。

一方、「雪の茅舎」は山廃だが、立香、含み香共に癖を感じる香りではなく、純米大吟醸らしい透明感のあるふくらみを感じさせた。山廃の純米大吟醸もありだなと従来の考え方を変えることを迫られた経験だった。


(3)
貴醸酒 3
今日は、貴醸酒が3酒登場して、それぞれ違った世界があり興味深かった。
 貴醸酒のイメージは、甘口のアペリティフというのが一般的なところだ。
(貴醸酒 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E9%86%B8%E9%85%92#:~:text=%E8%B2%B4%E9%86%B8%E9%85%92%EF%BC%88%E3%81%8D%E3%81%98%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%97%E3%82%85,%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%EF%BC%88%E5%BE%8C%E8%BF%B0%EF%BC%89%E3%80%82


「一白水成 MOVING SATURDAY」は、入り口は甘く終わりも切れが良いのは貴醸酒らしいが、中盤の酸味はボデーを感じさせる、ハイブリッドな感じだった。

「黒龍 吟醸酒」は、貴醸酒らしい世界だが、味の展開にスピード感があり、貴醸酒の世界が広がった印象。

「小嶋屋 無題 弐」は、貴醸酒とは書かれていないが、造りからすれば貴醸酒になる。
 乾杯に使う甘いアペリティフではなく、スッキリとした酸を感じさせる味わいで、印象は生まれの良さを感じる素直さを感じた。バランスが良く、ヘタリとか暴れがないので安定感がある。単独でもよいが、食中酒としての適性が広いのではないかと思った。
 この酒は飲み込む価値がありそうだ。




(4)発泡感の酒 2酒

「あべ FOMALHAUT Spark」は、スカッと切れの良い世界で、日本酒でもこの様な爽やかな酒ができるのかと感心した。
乾杯に使えば、この酒で話が盛り上がりそうだ。

「あたごのまつ はるこい」は、全く違う世界、ラベルは日本酒らしからぬ派手派手、味わいは、ザラリとして酸味と渋味の主張がある個性的な世界だ。酒は嗜好品だから、アバタもエクボで問題ない、飲み手を選ぶ酒であることは確かだ。


(5)
最も印象に残った酒 2酒
古くて新しい日本酒の世界を味あわせてくれた新しい造り、獺祭のマイクロバブルと小嶋屋 無題弐の4段仕込み。
この2酒は日本酒の世界がまだまだ広がる未来を持っている事を示してくれた。

新しい技術は、味わい・ふくらみ・ひろがり・透明感・余韻など感覚的・主観的評価に耐える効果が確認されるものでなければならないが、この2酒にはそれを感じた。

特に小嶋屋は、もう少し研究してみたい興味が湧いた。
この期待感がありがたい。



2020-06-19 (Fri)

2020/06/19 日本酒の会sake nagoya 6月例会「雄町」(その1)

2020/06/19 日本酒の会sake nagoya 6月例会「雄町」(その1)

地下鉄丸の内駅を出て、護国神社方面に歩く。久し振りに再開された例会に参加できる嬉しさを確認しながら、この4ヶ月の空虚さを思い出していた。2月の上旬、コロナはまだ対岸の火事だった。武漢では感染者が2万を超え、死者も激増、日本にもクルーズ船が横浜に入り感染者が出ていたが、それは船の中の事だった。 2月例会の後、3月に入ると中国からの渡航者により国内でも感染者が出始め、様相が変わった。 学校の臨時休校や、専...

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地下鉄丸の内駅を出て、護国神社方面に歩く。
久し振りに再開された例会に参加できる嬉しさを確認しながら、この4ヶ月の空虚さを思い出していた。

2
月の上旬、コロナはまだ対岸の火事だった。
武漢では感染者が2万を超え、死者も激増、日本にもクルーズ船が横浜に入り感染者が出ていたが、それは船の中の事だった。
 2月例会の後、3月に入ると中国からの渡航者により国内でも感染者が出始め、様相が変わった。
 学校の臨時休校や、専門家会議の3密の回避などの生活に関わる対策が必要になった。
 緊急事態宣言や有名芸能人の急死などを経験し、日本の社会が社会的な活動を停止しなければならないような状況に陥った。

その混乱の中で、この会も、3月、4月、5月と中止せざるを得なくなった。
 毎月の第3金曜日、今月は開催されるだろうかと期待しながら月日が過ぎた。

個人的にも自粛、StayHomeはストレスが多くつらい日々だったが、今日、こうして再開された会に向かって歩いていることは、嬉しいとしか言い様がない。


毎年、6月の例会の頃は、護国神社の紫陽花の花が咲く頃。
会が始まる前に紫陽花を見ることが常だった。

今年も、紫陽花は同じように咲いているか、見に行くことにして、堀端の道を歩く。
 橋を渡り、護国神社の前に出ると、紫陽花の花が見えた。

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鳥居の前の紫陽花は、切られたので小さな株になっていた。

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額紫陽花は変わりがない。

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七変化も楽しめる。

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鳥居から奥は、今までと変わりなく、多くの花が咲いている。

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雨の雫もまだ見える。

護国神社から桜華会館へ通じる道に殉職警察官之碑・殉職消防員之碑が建てられている。
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 その前の紫陽花の赤い色が一際目に映えた。
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紫陽花は、人の世のコロナ騒ぎを余所に、いつもの6月のように変わることなく、彩り豊かに咲いていた。
6
月の例会は、これなのだと思った。

会場の「旬彩処かのう」に着いた。
桜華会館のドアを開けて、中にはいると時間は18時、外はまだ明るいのだが、明かりが点灯され、赤ちょうちんも赤い光で招いていた。

いつもは、ガラス戸を開けて中に入るのだが、今日は違っていた。
 目の前の光景は、見慣れた光景なのだが、今日はそうではなく新鮮だった。
 カメラを取り出して、いつもと違う「日常」を記録した。


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帰るべき「日常」が在るとすれば、この場所が必要なのだと、思いながら、ガラス戸を開けて、中にはいった。


まだ開会の19時までには1時間あるが、中では幹事のH氏が今日の出品酒「雄町」を準備していた。

主催者としては、この4ヶ月は、コロナ対策で大変だった筈だ。
 開催の準備はしなければならないが、結果は中止、それが3回も続いた。準備の苦労は毎月続いた筈だ。

6
月開催にあたっても、参加者へのメールの中で、会の感染対策の報告と参加者への要請を行っている。

『日本酒の会 sake nagoyaといたしましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から
定例会の実施を見合わせてきましたが、
徐々に社会経済活動も再開されつつあることから、
できる限りの対策を講じたうえで、
6
月の定例会を実施することとしました。

具体的には、次のような対策を取ったうえで
開催する予定ですので、ご参加の皆様には
ご理解とご協力をお願いいたします。
1
 密接を避けるため、定員を縮小します。
2
 受付時に手指のアルコール消毒をお願いします。
3
 酒談義は控えめに、各自で利き酒に集中してください。
4
 料理は大皿ではなく、個々に提供します。
5
 ランキングの結果発表はホームページで発表します。
6
 新人紹介は当分の間、見合わせます。
7
 席の移動は極力ご遠慮ください。』

いつもとは違う環境の中で、いつもと同じように日本酒を利く機会を提供していただいた、sakenagoyaの幹事さん関係者に感謝したい。


【今日の出品酒】
3
月から舞台に登場すべく待機していた10銘柄の雄町たち。
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参加者が50名を超えた2月までは、銘柄数は12だったが、コロナ対策で密を避けるために人数を制限したため10になっている。
 加えて、今日は利き酒の全体評価の公表は、この場では行わず、会の公式サイトで公表となり、最後の恒例の新人参加者の自己紹介も今日は行われなかった。
 やや寂しいが、参加者の安全のためを考えればやむを得ないことだ。

以下、今日の出品酒10銘柄の紹介をする。
(個人的な利き酒の印象、評点を記載しているが、個人の嗜好によるもので、客観性はもとより無いことをお断りする。)



(1)
 東鶴 特別純米 雄町 中汲み (製造2019/10) 東鶴酒造 (佐賀) 
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立香は仄かに甘いもの。甘い入り口、とろりとしている。含み香にやや個性がある。広がり、ふくらみは大きくない。味が中に集まる傾向で味わいの世界が小さい印象。評価7.0



(2)
 純米大吟醸 二兎 備前雄町四十八 火入  (製造2018/07) 丸石醸造 (愛知)
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 立香はあまり感じない。甘い入り口、スッキリとしている。ふくらみ、広がりより、辛味を背景にした切れの良さがある。後半、辛味の他に雑味のようなものを感じる。後口は切れが足りない感じ。評価7.0



(3)
 昇龍蓬莱 きもと純吟 雄町 60 平成29年度醸造 (製造2020/01)  大矢孝酒造 (神奈川)
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 立香は仄かな甘い香り。とろりとした舌触り。甘さ控え目でスッキリとした入り口。ふくらみが大きく豊かさを感じさせる。透明感もある。辛味は感じない。中盤以降の切れが良い。後口は辛味系。評価8.0.



(4)
 モダン 仙禽雄町 2019 (製造 2019/09) せんきん (栃木)
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 立香は仄かなものだが、何か香ばしさを感じさせる。丸い舌触り、口に含むとスーッと広がり、広い世界を感じさせる。入り口の後、微発泡感の名残のようなものを感じさせる。切れが良く、透明感と広がりがある世界で、品格と豊かさを感じる。評価9.0



(5)
 姿 純米吟醸 無濾過生原酒 (製造 2019/04) 飯沼銘醸 (栃木)
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 立香は軽いものだが仄かに鼻に抜ける爽やかさを感じる。甘い入り口。バランスの取れた味わい。ふくらみ、広がりはNo.1No.2に比べ小さく、やや世界が小さい印象。甘くとろりとしているが、切れ、透明感がもう一つ足りない。後口は辛味系。評価7.0



(6)
 純米吟醸 ゆきの美人 雄町 (製造2019/10) 秋田醸造 (秋田)
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 立香は仄かに甘い香り、エチル系。入り口は、透明感とふくらみを感じる、舌触りも丸い。入り口で一挙にふくらみ、しかし、次の中盤に味が急激にしぼむ。頭でっかち尻すぼみの味の展開。時期的に少し峠を越しているのかもしれない。評価6.0


(7)
 開運 無濾過純米 赤磐雄町 (製造 2020/01) 土井酒造場 (静岡)
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 立香はあまり感じない。入り口は甘くなく、スッキリとしているが次に味の塊があり、雑味を感じる。味が中に集まり、広がらない。味わいの世界が狭い。評価6.0



(8)
 角右衛門 特別純米酒 雄町仕込 (製造 2019/11) 木村酒造 (秋田)
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 甘い立香。とろりとした舌触り。丸味のある味わいで透明感もある。中盤、辛味系のピリ感がある。含み香は吟醸香の名残のようなものだがやや気になる。後半は含み香と辛味。評価7.0



(9)
 東洋美人 一歩 雄町 (製造 2019/08) 澄川酒造場 (山口) 
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立香は軽く甘い香り。丸い舌触り、刺激的なものがない味わい、とろりとしているがふくらみは大きくない。中盤に味の大きさは感じない、ややショビついた感じ。中盤以後底に渋みを感じる。何か峠を過ぎた印象を受ける。評価6.0



(10)
 千峰 天青 雄町 (製造 2019/10) 熊澤酒造 (神奈川)
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 甘い立香。スッキリとした入り口。透明感あり、滑らかな舌触り。広がりは大きくないが味の主張があり、味の底に渋味、苦味の締めがあり雄町らしい味の世界を感じた。評価9.0



<利き酒の印象>
・全体的に柔らかい、丸味のある、ふくらみのある味わいの酒が多かったような気がする。
 筆者の好みは、雄町より山田錦だが、個人的な思い込みでは雄町は無骨・荒い・味の芯・苦味と渋味・男らしいイメージだ。
 一方山田錦は繊細、滑らか、ふくらみと透明感、味の調和、湯柔らかく優雅で女性的なイメージだ。
 その思い込みからすると山田錦のような味わいの雄町の酒が多かったような気がした。

・最高点の9点をつけた銘柄が2酒になったのも同じ事情からだ。
(4)
「モダン 仙禽雄町 2019」は、個人的思い込みからすれば山田錦で造られたような広がりと透明感があり、個人的な好みでは、これが今日の1番。

しかし、今日のテーマは「雄町」。
(4)
は好みではあるが、個人的には雄町の酒ではない。山田錦の世界なのだ。

それで、今日最も個人的に雄町のイメージに近かった(10) 「千峰 天青 雄町」も9点にした。
スッキリとしているが味わいに主張があり、苦味と渋味が味を締めていたのが雄町らしい世界だと感じた。

・どの酒米を使いどの様な味わいを作るかは杜氏の専権事項だが、どの酒米を使っても同じ様な味わいの酒になっては面白くないと思う。
 雄町の酒は、もっとゴツイ、苦み走ったいい男のような格好良さが漂う酒にしてほしいと思うのだが、これは個人的な思い込みなのだろう。




2020-06-19 (Fri)

2020/06/19 日本酒の会sake nagoya 6月例会「雄町」(その2)

2020/06/19 日本酒の会sake nagoya 6月例会「雄町」(その2)

コロナ禍の中での飲食は、対策が求められている。料理も今までとは違って、コロナ対策が講じられていた。今までは、各人別の料理と、4,5名分の大皿と組み合わせで提供されていた。人数が多く50名を超えると、各人別ではテーブルに皿が並ばなくなってしまうからだ。今日は、人数が絞られた関係ですべての料理が各人別に提供され、大皿はなかった。お店は、人数は少ないが準備と片付けの手間は増えて大変だ。・枝豆定番の枝豆。塩味...

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コロナ禍の中での飲食は、対策が求められている。
料理も今までとは違って、コロナ対策が講じられていた。

今までは、各人別の料理と、4,5名分の大皿と組み合わせで提供されていた。人数が多く50名を超えると、各人別ではテーブルに皿が並ばなくなってしまうからだ。

今日は、人数が絞られた関係ですべての料理が各人別に提供され、大皿はなかった。お店は、人数は少ないが準備と片付けの手間は増えて大変だ。


・枝豆
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定番の枝豆。
塩味は軽いふりかけで枝豆の自然な甘さと食感がある。


・冷奴
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夏の日本酒の肴は冷奴。
薬味は葱と生姜。


・豚しゃぶ
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さっぱりとした豚肉の食感だが、甘さと酸っぱさの掛たれの味のコクが来て、噛んでいると豚肉の旨味が広がってくる。味の時間差展開がある。


・黒鯛の酒蒸し
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大きなお椀なので黒鯛が小さく見えるが、実際は肉厚の鯛の厚みがあり、たっぷりとした食感が口の中に出来、鯛の旨味を感じることができる。
 今更ながらだが矢張り、魚の中では鯛が王様だと思う。


・河豚の唐揚げ
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見た処、何の揚げ物かわからないが、河豚の唐揚げ。

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つに割ってみると中骨が真ん中にあり、河豚の一尾分くらいの肉がある。
 河豚の天ぷらは味の薄いものが多いが、この河豚はたっぷりとした肉に旨味の濃さが感じられた。


・お茶漬け
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しらす、梅干し、わさび、三つ葉、アラレのお茶漬け。
香りのアラレ、三つ葉、塩と酸味の梅干しと山葵。
主張の多い材料を纏めているのがしらすと出汁。
それぞれの主張に舌を傾けていると次第に口の中が洗われて、さっぱりとしてくる取り合わせになっている。



【感想】
sakenagoyaの活動もコロナのために、3,4,5月の定例会とお花見が中止となってしまった。
 毎月の生活の柱となっていたイベントが無くなった空虚感と疎外感は大きなものだった。
 2月までは当たり前だった日常が、日常でなくなり、コロナを避けるための自粛・StayHomeという非情と非常が日常となった。
 そして、4ヶ月、今日、漸く再開された。

・コロナに襲われた日々を耐えてきたからこそ、親しんだ場所で、同好の士との語らいながら、吟味された日本酒と料理をいただくことの意味が実感できる。
 sakenagoyaの集いは、他のものに置き換えられない贅沢な時間であり、宴であるということを。

・参加人数が絞られているのは、コロナ対策状やむを得ないが、残念なことだ。
 参加できない人が増えることだろう。
 早くもっと多くの人がこの宴に参加できるようになるよう祈りたい。




2020-03-29 (Sun)

2020/03/29 お花見 in 自粛モード

2020/03/29  お花見 in 自粛モード

日本は今、お花見シーズンだが、お花見をしてはいけないことになっている。 新型コロナウイルスと言う降って湧いた災厄で、世界は歴史に残る大災害になっている。自分を守るために、社会を守るために、人が集まってはいけない、集まらないように自粛が要請されている。各種イベントやお祭りが中止になり、家の中にいるようにと要請されている。日本酒ファンにとっても状況は厳しい、しぼりたて新酒の季節なのだが、蔵開きも中止さ...

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日本は今、お花見シーズンだが、お花見をしてはいけないことになっている。
 新型コロナウイルスと言う降って湧いた災厄で、世界は歴史に残る大災害になっている。

自分を守るために、社会を守るために、人が集まってはいけない、集まらないように自粛が要請されている。

各種イベントやお祭りが中止になり、家の中にいるようにと要請されている。

日本酒ファンにとっても状況は厳しい、しぼりたて新酒の季節なのだが、蔵開きも中止されたり、日本酒を楽しむ会も中止になり、大人数のお花見も中止になったりしている。

3密の条件が成立するような環境でのお花見は参加してはいけないが、戸外の風薫る、人との距離が2m以上取れる騒がしくないお花を愛でることなら良いだろうと、有志で花を愛でることにした。

9時になっても雨が降り続き、お天気も我らのささやかな願いに味方しないかと思われたが、12時近くなり雲は切れ、青空になり、春の光が満ちる世界になった。
意 天に通ずだ。

そこで、某公園に花を愛でに赴いた。

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いつもは、芝生の上にはシートが張り巡らされ、グループが密集し、音楽やダンスの音やBBQの匂いや煙が漂う空間なのだが、自粛下の今日は静かで穏やかだ。

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家族連れやカップルが花を静かに楽しんでいる。

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小山の花壇のチューリップには少し早い。

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花は満開手前だが、美しい。

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桜の花は世の中の騒ぎと関係なく、美しい。


花を愛でるには日本の美味しいお酒は欠かせない。
派手な宴会ではなく花を愛で、杜氏が丹精を込めた美酒を楽しむことは、避難されることではない。
有志が持ち寄った花見酒5酒を楽しんだ。


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蓬莱泉Rose Sparkling
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乾杯は蓬莱泉のSparkling

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甘い香りとシュワシュワとする切れの良さが、花見をめでたく祝う。
 淡くピンクがかった色合いは、原料の古代米に由来するポリフェノールの色だそうだ。



澤田酒造 薫風 大吟醸
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今年の澤田酒造の蔵開きの限定品。
こうした貴重な酒を味あわせていただけるのは嬉しい。
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澤田酒造白老は確りした旨味のある酒というのが個人的イメージだが、この限定酒は大吟醸。
 甘く鼻に抜ける吟醸香、スッキリと透明感のある味わい、品の良い含み香、切れの良い後半。
 全くの大吟醸の世界だ。澤田酒造の実力を感じた。



白老 若水 常温タンク三年熟成
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これは澤田酒造個人的イメージらしい旨みたっぷりのお酒。

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この酒は、乾き物のツマミでも本格的料理でも、幅広く合う。



梵 純米大吟醸 吉平
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この酒は筆者が持参したもの。
蔵見学に加藤吉平商店を訪問した時に購入したもので、家庭用冷蔵庫で3年囲っておいたもの。

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穏やかな立ち香と膨らみのある透明感のある味わいは梵らしいが、後半少し苦味が浮く。
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この酒は、家庭用冷蔵庫では囲わないほうが良さそうだ。



米宗 純米 初しぼり無濾過生原酒
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滑らかな舌触りとピチピチとした活発さ、味の厚みが搾りたての生原酒らしい。飲みごたえのある世界だ。
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花を愛でながら、銘酒を味わいながら、日本酒の話など穏やかな会話を飛沫をたてることもなく楽しんでいるうちに、時間は15時を過ぎ、いつの間にか空は雲に覆われ、吹く風が冷たくなった。
 ささやかで穏やかな花を楽しむ人達は、我々も含めて、公園管理者から指導を受けることもなく、花見を楽しむことが出来た。

そろそろ、切り上げることにしよう。
有志のお蔭で今年もお花見をすることが出来た。
幸せを感謝する他はない。





2020-01-19 (Sun)

2020/01/19 七里酒店 「七里の酒の酒祭り」大試飲会

2020/01/19 七里酒店 「七里の酒の酒祭り」大試飲会

七里酒店のイベント 「七里の酒の酒祭り」に参加した。 酒友からお薦めの会と言われたので、初めて参加してみた。 お酒屋さん主催のイベントは、他の呑処を会場にして開かれることが多いが、この会は七里酒店の店舗で行われる。 どんな会なのかと思いながら、向かった。 七里酒店は、所在は清須市だが庄内川を挟んで名古屋市と隣接した場所に在った。 名鉄名古屋本線の下小田井駅...

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七里酒店のイベント 「七里の酒の酒祭り」に参加した。
酒友からお薦めの会と言われたので、初めて参加してみた。

お酒屋さん主催のイベントは、他の呑処を会場にして開かれることが多いが、この会は七里酒店の店舗で行われる。
どんな会なのかと思いながら、向かった。

七里酒店は、所在は清須市だが庄内川を挟んで名古屋市と隣接した場所に在った。
名鉄名古屋本線の下小田井駅より歩いて5分の便利な場所だった。
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大和ビルの1階の店舗は、日曜日なので閉まっていた。


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その先緑色の天幕が張られた場所が、イベント会場になっていた。

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近づくと、「七里の酒の酒祭り」の看板が立てられていた、間違いない。

右側が受付になっている。
参加費1500円を支払い、試飲券7枚とおつまみのおでんと出品リストを兼ねているパンフレットを受け取る。
予約は必要ないので、自由に来ることができるので便利だ。

受付をしていると、いつもお世話になっている酒友のご夫妻から声がかかった。こちらの席が空いていると呼んでいただいた。
かなり広い会場なのだが、参加者で一杯の状態、人気がある酒宴だ。
酒の会等で顔見知りの方が数グループ参加して居られた

パンフレットには大試飲会と書かれており、18銘柄を試飲することができる。

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チケット1枚で利き猪口1杯の試飲ができ、カウンターでチケットと交換でお酒を受け取るシステムだ。7杯以上飲む場合は、追加チケットを購入することになる。

テントの中の様子は、参加者のプライバシーもあり写真を撮らなかったので紹介はできない。
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出品酒の18銘柄は、季節柄新酒の生酒が多い。

今日は酒友との酒談義を楽しんだので、利き酒はせず、メモも取らなかった。
個別の印象を書くことは出来ないが、No6の「新潟 真野鶴 たれ口 一番生 純米酒」が舌触り滑らかで、味の厚み・膨らみがあり気になる含み香の癖もなく、良い感じだった。
流石、酒処新潟、良い酒はたくさんある。


酒友から七里酒店の活発な活動をお聞きした。
今日のような日曜日の昼からのイベントの他にもイベントが有るそうだ。
水曜日の夜に開催され、店舗内が会場になるとのこと。

「たての日会」と「よこの日会」と「ななめの日会」、合わせて4種類のイベントがあるそうだ。

「たての日会」は、蔵を決めて、複数の酒を利くイベント。
「よこの日会」は、複数の蔵から銘柄を選び、利き比べのイベント。
「ななめの日会」はよくわからないが、facebookに「Bar de Shichiri」の企画の記載があり、ワインを楽しむことができるらしい。
娘さんがワインのソムリエだそうで、店主以下全員でお酒の伝道活動を行っておられるとのこと。


次のイベントは、「たての日会」で大七酒造がテーマ蔵になっている。
生酛4酒の利き比べができる。
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その次は、「よこの日会」でテーマは福酒。
福を吹くに引っ掛けて、発泡する酒を楽しむ企画らしい。
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また、水曜日のイベントにも参加してみよう。


活気のある酒宴で、酒友との酒談義に時を忘れて、佳い時を過ごすことが出来た日になった。


【データ】

七里酒店
452-0013
愛知県清須市西枇杷島町南大和180
Tel 0525011294
shop@shichiri.jp

最寄駅: 名鉄名古屋本線「下小田井駅」より徒歩5
営業時間: 9:3020:00
定休日: 日曜・祝日

駐車場: 有


シチリ酒店

http://www.shichiri.jp/

facebook
https://www.facebook.com/shichirisaketen/




2019-11-24 (Sun)

2019/11/24 三千盛 秋の感謝祭2019 (その1)

2019/11/24 三千盛 秋の感謝祭2019 (その1)

今年の春は、日程が合わず参加できなかった三千盛の感謝祭に行ってきた。 印象は、2つ。 ・イベントの規模が大きくなった ・三千盛のお酒の柱は、超特と本醸 <感謝祭内容> (三千盛公式サイトより転載) <アクセス> 三千盛は、多治見駅からは少し距離があるので、バスに乗る必要がある。 駅北口に三千盛が提供す...

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今年の春は、日程が合わず参加できなかった三千盛の感謝祭に行ってきた。

印象は、2つ。
・イベントの規模が大きくなった
・三千盛のお酒の柱は、超特と本醸


<感謝祭内容>

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(三千盛公式サイトより転載)


<アクセス>
三千盛は、多治見駅からは少し距離があるので、バスに乗る必要がある。
駅北口に三千盛が提供する無料シャトルバスがあり、それに乗っても良いし、駅前の東鉄バスセンターから路線バスで行くこともできる。
シャトルバスは、行列が長く出来、待ち時間がかなり長くなるので、いつもは路線バスで行くことにしている。

今日は、先日の酒の会で、今年はバスが大型になり50人乗り以上との情報があったので、朝一番を避け、10時過ぎに多治見税務署近くの乗り場に行ってみた。
するとバスが停まっており、行列もできていなかった。バスに乗り込むと、先客は多くはなく余裕があり、その後も次から次に参加者がやってきたが、今までのように乗りこぼしも出ずに全員乗ることが出来た。
今までの行くのが少し厄介という印象が拭い去られた。


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大型バスで、駅から三千盛の酒蔵の前に到着した。

道路の反対側は三千盛の建物とイベント会場がある。
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お店は日曜日、イベントなのでお休み。

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入口の受付に行く。

会費500円を支払い、きき猪口と、試飲券11枚を受け取る。
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会場に向かうと、屋台わたなべには行列ができている。
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時半なのでもう食事時だ。
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中庭の飲食スペースは、人で溢れている。
この場を使うには、朝一番に来る必要がある。

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中庭を通り過ぎると、建物の中に試飲コーナーがあり、建物の先には屋台と飲食スペースが有る。





2019-11-24 (Sun)

2019/11/24 三千盛 秋の感謝祭2019 (その2)

2019/11/24 三千盛 秋の感謝祭2019 (その2)

<出店・屋台> (三千盛公式サイトより転載) 今回は店が少し変わったそうだ。 大垣の鮎料理の専門店十六兆が新規に出店している。 ・手作り燻しチーズ 吉川 定番の人気チーズが並んでいる。 ・手打ち蕎麦 名人 波多野旗の利和 ・中山道ハム ・鮎料理 十六兆 ...

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<出店・屋台>
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(三千盛公式サイトより転載)
今回は店が少し変わったそうだ。
大垣の鮎料理の専門店十六兆が新規に出店している。


・手作り燻しチーズ 吉川
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定番の人気チーズが並んでいる。

・手打ち蕎麦 名人 波多野旗の利和
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・中山道ハム
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・鮎料理 十六兆
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・夢クラブ農場
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すいとん豚汁




2019-11-24 (Sun)

2019/11/24 三千盛 秋の感謝祭2019 (その3)

2019/11/24 三千盛 秋の感謝祭2019 (その3)

<三千盛の試飲> 最上級から定番まで試飲することができる。 最上級のまる尾でもチケット2枚で試飲ができるのはありがたい。 試飲会場は、旧酒蔵スペースになっている。 以前に比べ、広くなっているので、銘柄ごとのカウンター前が混み合わなくて、安心できた。 一番手前の、本醸から試飲を始めることにした。 試飲カウ...

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<三千盛の試飲>
最上級から定番まで試飲することができる。
最上級のまる尾でもチケット2枚で試飲ができるのはありがたい。
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試飲会場は、旧酒蔵スペースになっている。

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以前に比べ、広くなっているので、銘柄ごとのカウンター前が混み合わなくて、安心できた。

一番手前の、本醸から試飲を始めることにした。
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試飲カウンターに行き、必要枚数をボックスに入れると、利き猪口にお酒を注いでくれるのだが、溢れるほど目一杯入れてくれるので、11枚でも飲む量はかなり大きくなる。
追加は50011枚入手できるのだが、利き猪口目一杯22杯は酒の量が多くなりすぎる。
12枚の酒が3種類あるが、これらの酒は承知しているので、11枚の酒を利くことにした。

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並んではいるが、すぐにお酒を受け取ることができるので、ストレスはない。

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人を縫っていくほど混雑はしていないので、お酒をこぼしたり、人から掛けられたりすることもない。

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蔵開きによっては、試飲会場が満員電車状態になり、身動きもできない程になる蔵もある。
それがないので快い。

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<試飲の印象>
今日の三千盛の印象を書くことにする。
(個人の嗜好によるものなので客観性はない。)

No.7
三千盛 本醸
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仄かに甘さを感じる入口。舌触りなめらかで膨らみがある。 立香、含み香ともエチル臭は感じない。アル添酒に多い味の分離もない。
味わいはまろやかで、純米酒風の佇まいで、純米酒と言われても頷ける。
単独でも食虫酒でもOK
 
1
時間後2回目の印象。
立香は感じない。甘い入り口、滑らかな舌触り。
含み香も癖なし、クリアーである。
ふくらみがあり味のバランス良い。
中盤以降すっきりとしている。
後口の余韻はないが切れが良い。
本醸造では出色の世界と思う。

スペックを調べると、商品紹介では
「規格   本醸造酒
原材料  国産米、米麹、醸造用アルコール
精米歩合          55
日本酒度          +16
アルコール分    15%以上16%未満」

特定名称酒の規格は以下の通りである。
「吟醸酒           米・米麹・醸造用アルコール        60%以下
特別本醸造酒 米・米麹・醸造用アルコール 60%以下
本醸造酒 米・米麹・醸造用アルコール 70%以下」

商品紹介では、本醸造と表記されているが55%精米なので吟醸酒、特別本醸造の表記も可能なスペックである。
癖のない味わい、切れ味の良さとふくらみはスペックの良さが背景にあると理解できる。




No.9
三千盛 純米 大吟醸からくち
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甘い入り口。酸は中程度で大きく膨らむことはないが、スッキリとしていて中心に辛味がある。
含み香の癖はない。中盤、背後に辛味を感じる。 苦味はほのか味を締める程度で渋味は感じない。
 
後半の切れが良い。
中盤の膨らみがもう少し欲しい感じ。



No.15
三千盛 純米ドライ
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立香はほのか、麹系の香りを感じる。
甘い入り口、滑らかな舌触り。
膨らみは大きいと言うか、広く横に広がる感じ。
含み香は発泡感をかすかに感じる。 吟醸香らしきものもある。
中盤、辛味が来る。


No.4
三千盛 超特原酒
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日本酒らしい麹の色がある。
甘い入口、滑らかな舌触り。 とろりとはせず、味の厚みとコクを感じる。 丸みがあり刺激的ではない。味のバランスは良い。
後口は辛味系。
単独でも食虫酒でも行ける。
飲み口がよく ある意味危険な酒だ。



No.2
三千盛 チアーズ
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甘くトロリとした入り口。 含み香が、三千盛りとしては大きい感じ。 吟醸香、エチル臭、麹香など色々な香りが含まれているような気がする。 混合の含み香と味わいが複雑で、三千盛としては個性的な味わいと思う。


No.1
三千盛 純米大吟醸 しぼりたて
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立香は、甘い麹香のようなもの。甘さを抑えた入り口。 ふくらみがありしっかりとした味わいがある。
味の濃さを感じる丸い膨らみがある。 偏りはないが、滑らかでなかなか解けない味の結びつきがある。 発泡感があるはずだが、その名残もあまり感じない。
味わいの丸いボールが真ん中にある感じで、甘くも辛くも軽くも渋くもない膨らみ。この味わいのボールが特徴的である。


No.5
三千盛 超特
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立香は感じない。 香りの癖はない。 入口はほのかに甘いが、味は抑えられていて偏りがないバランスの取れた味わい膨らみである。 丸く滑らかな舌触り。含み香も癖は感じない舌で探っても味が壊れない。
本醸造と同じ三千盛の世界を代表する味わい。
単独でも食中酒でも良い。

1
時間後2回目の印象
立香はあまり感じない。甘い入り口。滑らかな舌触り。本醸に比べると味が濃い。1回目に比べるとクリヤー感が減り、やや淀んだ印象。透明感、切れが1回目より少なくなった。含み香の癖はない。スッキリとして味わいのバランスは良い。中盤からの切れは1回目と同じ。

No.8
三千盛 銘醸
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立香は感じない。軽い入り口だが、膨らみはなく世界が小さく広がりもない。味わいが小さく狭い。滑らかで、舌触りも良いが、味が薄い印象。
中盤辛味系のすっきり感がある。
燗向きのお酒のように思われる。



No.10
三千盛 悠醸 純米大吟醸
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立香はあまり感じない。
甘い入口。すっきりとした酸。 含み香も癖を感じない。 酸は膨らみ丸みはあるが、スッキリとした切れ味が感じられ 辛味みが柱になっている味わい。