(3)日本酒 - 菜花亭日乗
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2019-09-14 (Sat)

2019/09/14 中国での日本酒(その1)日本酒ブームが起きている

2019/09/14  中国での日本酒(その1)日本酒ブームが起きている

中国での日本酒ブームに関する記事を読んで我が意を得たりと思った。「中国の「日本酒ブーム」は本物だった! 倍の値段でも品切れの理由」(執筆者は、朝日新聞中国総局の冨名腰 隆 記者)日本酒の輸出の将来性については、10年以上前にこのブログでも取り上げている。「2007/12/22 日本酒産業は輸出産業になる !!」https://nabanatei.com/blog-entry-7083.htmlその後、アメリカ、ヨーロッパでも日本食ブームを背景に日本酒...

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中国での日本酒ブームに関する記事を読んで我が意を得たりと思った。

「中国の「日本酒ブーム」は本物だった! 倍の値段でも品切れの理由」
(執筆者は、朝日新聞中国総局の冨名腰 隆 記者)

日本酒の輸出の将来性については、10年以上前にこのブログでも取り上げている。

2007/12/22 日本酒産業は輸出産業になる !!」
https://nabanatei.com/blog-entry-7083.html

その後、アメリカ、ヨーロッパでも日本食ブームを背景に日本酒が人気を博すようになってきている。

この記事は、近くの巨大市場である中国での日本酒ブームは、本物だと言う内容である。

内容は、一つ一つ納得できるもので、特に若者の強い酒離れと消費者に好まれる味わいを明確にするための取組(SAKE-China)の紹介は興味深い。

日本酒に関心のある方には、読んでいただきたいので、全文を紹介させていただく。



中国の「日本酒ブーム」は本物だった! 倍の値段でも品切れの理由
https://withnews.jp/article/f0190909002qq000000000000000W06l10901qq000019729A

 
冨名腰 隆 
朝日新聞中国総局記者
20190909

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北京で開かれた日本酒コンテスト「2019 SAKE-China」=冨名腰隆撮影

 中国で「あなたが好きな日本カルチャーは?」と尋ねると、まず挙がるのは「アニメ」ですが、じわじわと人気が広がっているものがあります。それはズバリ、日本酒です。人気の背景には、日本にも通じる「飲みにケーション」の変化があるようです。一方で、「外交」問題で現地では飲めない銘柄も。そんな中、1400人が評価するコンテストが開催され、今年のナンバーワンが決まりました。中国で支持を集める日本酒には、一体どんな特徴があるのでしょうか?(朝日新聞中国総局・冨名腰隆)

ブーム到来
 まずは日本酒の品ぞろえを増やしているという北京市内の日本料理店に足を運びました。店に入ると、日本酒の瓶がディスプレーされています。
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北京市内にある日本料理店の入り口に飾られた日本酒の瓶=冨名腰隆撮影

 メニューを開くと、あるある。数えると、日本全国23種類の日本酒が置いていました。ざっくりとした平均価格は4合瓶(720ミリリットル)で400元(約6千円)といったところでしょうか。

 少し意地悪とは思いつつ、日本の買い物サイトで値段を比較してみると……驚きました。ネットとレストランの差はあるにせよ、どれも日本で購入できる倍以上の値がついています。

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メニューにあった「日本酒の魅力」の紹介コーナー。冷やしても温めても飲めることや、高度な技術で造られていることなどをアピールしています=冨名腰隆撮影

高価でも飲まれる
 これにはまず、関税などが大きく関係しています。中国の日本酒の輸入関税は40%で焼酎の10%と比べても割高です。10%の消費税(嗜好品が対象)や増値税(日本の消費税に相当)もかかります。さらに輸送費や、輸入手続きを担う代理店などの手数料を加えると、どうしても日本より元値は高くなります。
 それでもよく売れているようで、女性店員(24)は「仕入れが間に合わない日本酒もたくさんあって、今もこのメニューの4割くらいは品切れです」と申し訳なさそう。

 中には4合瓶で1800元(約27千円)というすごい価格の品もありましたが、「これもほぼ毎日出ます」と言われて、思わずのけぞりました。


日本政府の目標「食品輸出額1兆円」
 データも昨今の日本酒人気をはっきりと示しています。

 財務省の「貿易統計」によると、2018年の日本からの中国向け日本酒輸出量は4146キロリットル、輸出量は358700万円となり、北京五輪が開かれた2008年と比べても量で8.6倍、金額で12.9倍の規模になっています。

 さらに今年15月を見ても、金額ベースで対前年比53%増と伸び続けています。日本酒の最大の輸出先はアメリカ(2018年は5952キロリットル、631300万円)なのですが、その背中もとらえる勢いです。

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201711月に千葉市の幕張メッセで開かれた「『日本の食品』輸出EXPO」=鬼原民幸撮影

 ご存じの方も多いかもしれませんが、日本政府はいま、農林水産物・食品の輸出に力を入れており、「2019年に輸出額1兆円」(18年は9068億円)の目標を掲げています。農林水産省農産企画課の兼井宏和企画官は、次のように話します。
 「特にコメとコメ加工品については、『海外市場拡大戦略プロジェクト』を掲げて輸出の拡大に努めています。日本のコメ消費量が毎年減少しているという意味でも海外市場を広げる重要性があります。

 中でも日本酒は半世紀以上の輸出の歴史があり、中国にも『サケ文化』の土壌はある。今の勢いを借りて、さらに輸出を増やしていきたいのです」


なぜ日本酒は広まったか
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北京市内のスーパーの棚に日本酒が並ぶのは、珍しくなくなってきている=冨名腰隆撮影

 もっとも、現在、中国で起きている日本酒ブームは、単に日本の政策だけで説明がつくものでもありません。「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会」が認定する日本酒のソムリエ「唎酒師(ききさけし)」の資格を持つ王兵さんは、支持が広がる背景について、こう説明します。
 「大きな理由は二つあると思います。一つは、まず日本料理のレストランが増えていること。北京や上海ではずいぶん前からありますが、近年は内陸の都市部にまで『○○寿司』みたいなお店が増えていて、質も結構高い。やはり、おいしい刺し身があると日本酒が飲みたくなりますよね。

 もう一つは、日本への旅行者の増加です。直接、日本へ行って日本酒のおいしさに触れる人が増えている。それが中国でも飲めるなら、と少し高くても手を出したくなる気持ちはわかります」


「白酒は、若者には強すぎるお酒」
 もう一つの特徴は、昨今の日本酒人気は若者を中心に起きているということです。これについては、月に12度は日本料理屋に通うという程佳慧さん(25)が興味深い話をしてくれました。
 「私たちの世代は白酒をあまり飲まなくなっている。あれはアルコール度数が高くて強すぎる。その点、日本酒はさっぱりしているから」

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日本酒コンテスト「2019 SAKE-China」に参加していた程佳慧さん(左)と友人の姚凝致さん。2人は、暇さえあれば日本に旅行するというリピーター=冨名腰隆撮影

 ここで少し、中国の酒文化について簡単に触れておきましょう。日本で「中国のお酒は?」と聞けば、「紹興酒」と答える人が多いかもしれませんが、これはコメからつくる醸造酒「黄酒」の一種に過ぎず、中国では上海近辺でしか通じません。そもそも紹興とは、上海に隣接する浙江省にある都市の名前です。
 一方、中国北部を中心に圧倒的に飲まれるのが蒸留酒の「白酒(パイチュウ)」です。これが、アルコール度数40以上は当たり前。50以上もざらにあって、宴会でテーブルに登場すると、思わずピンと背筋が伸びます。

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北京市内には白酒を専門に売る店も多い。入り口にあるのは中国を代表する白酒「茅台酒」のディスプレー=冨名腰隆撮影

 中国人にとって、客人や上司のもてなしなどに白酒は欠かせないものでしたが、最近はこうした意識に変化が出ています。「酔いつぶれるまで飲んで、一体なんの意味があるの?」と若者が感じるのは、何となく日本にも共通する感覚かもしれません。

 習近平国家主席も、政府や共産党の会合でぜいたくな料理や酒を振る舞うことを禁じました。日本酒は、白酒が少し追いやられて生まれた市場の隙間に、うまく飛び込めたのかもしれません。


中国人が採点する日本酒コンテスト
 さて、そんなブームをさらに盛り上げようと、ユニークな試みも始まっています。その名も「SAKE-China」。今年で2回目となる同コンテストの最大の特徴は、一般の中国人が採点し、最もおいしいと思う日本酒を決める点にあります。

 7月下旬に北京でコンテストが開催され、日本から40108本が参加。応募した中国人1400人が審査に臨みました。

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真剣な表情で日本酒を評価する参加者たち=冨名腰隆撮影

 審査の様子を取材すると、その厳正さに驚きました。10人ごとに狭いブースに入ると、子供用かぜシロップを飲むような小さなコップでゴクリ。5段階で評価する作業を78回続けるのですが、審査員は自分が飲んだ日本酒の銘柄を伝えられることなく、まさに「舌」のみで採点しています。

 実行委員長の君島英樹さんは「不正がないのは当然ですが、有名無名で差が出ないように工夫している」と話します。

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参加者は5段階で採点していく=冨名腰隆撮影

 もっとも、まだ課題もあります。2011年の東京電力福島第1原子力発電所の事故後、中国は10都県(東京、福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、新潟、長野)の食品輸入規制(新潟県産米は除く)を続けており、該当地域の蔵の参加を認めていません。

 「普及促進を目指す以上、中国で売れない日本酒はお断りせざるを得ないんです。もちろん、国内で金賞を取り続けている福島のお酒や酒蔵が集まる新潟からも来てほしい。ただこれは、外交による解決を待つしかない」と君島さんは語ります。


最高賞は「梵・ゴールド」(加藤吉平商店)
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福井県鯖江市で生まれた純米大吟醸「梵・ゴールド」(加藤吉平商店)
 さて、1400人の評価による表彰式は823日、北京の日本大使館で開かれました。

 最高賞を受賞したのは、女性を中心に高い評価を集めた加藤吉平商店(福井県鯖江市)が生んだ純米大吟醸「梵・ゴールド」でした。マイナス10度で1年間熟成するこのお酒は、透き通るような香りと、存在感のある味が特徴。世界展開を目指して開発され、現在は102カ国に輸出されているというので、世界も認める納得の受賞でしょう。

 加藤団秀当主は「1400人の中国人に選ばれたというのは、大きな自信にある。うちにはまだ30以上の商品があるので、積極的に提案していきたい」と喜びを語りました。

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授賞式で満面の笑顔を見せた加藤団秀当主(左)=冨名腰隆撮影

 「蓬莱」ブランドの銘柄をそろえ、多くの部門で受賞した渡辺酒造店(岐阜県飛驒市)は毎年、世界で50以上の賞を獲得する蔵です。笑顔になれるお酒を目指して、24時間365日、蔵のお酒に漫才を聞かせていると言います。

 世界で評価されるポイントを渡邉隆専務に聞くと、「今は世界的にリッチな味わいと、フルーティーな香りのあるお酒が好まれている。特に中国では甘めのフレッシュなお酒が受ける」と鋭く分析してくれました。
 市場の盛り上がりや中国人の反応に触れ、中国で日本酒はさらに拡大していくと確信しました。同時に、別々にお話を聞いた加藤さん、渡邉さんが、今後の目標について全く同じ言葉を発したことも、強く印象に残りました。

 「飲んでくれた方が『このお酒が生まれた町に行きたい』と感じ、来てくれるような酒を造っていきたい」

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withnewsより転載)


ウイスキー、バーボン、ウオッカ、焼酎、泡盛などの強い酒を、ストレートやロックで飲むスタイルは、今の若い人には受け入れられないようだ。

泡盛の沖縄でも、那覇の夜を歩くと、日本酒を提供する居酒屋や日本酒バーが急速に増えている実感がある。
 若い人は、泡盛より日本酒のほうがカッコいい様だ。

強い酒よりソフトな酒を好む若い人に、強い酒を飲んでもらうためにはソフト化が必要だ。

サントリーは、ウイスキーをハイボールで飲むと言うスタイルをキャンペーンにして盛り上げた。
 その結果、需要の急激な増加に伴いウイスキーのモルト不足の事態になり、白州12年が販売中止になったりしたのは、よく知られたことだ。

日本酒も無濾過生原酒だけではなくソフト化して飲むスタイルを考えるべきだろう。
 20度の原酒を割って飲むのも良し、夏酒に見られるように1013度位の度数で飲みやすく、喉越しの良い食中酒を考えるのもよいだろう。


SAKE-China
の取組については、稿を改めて書くことにする。




2019-09-14 (Sat)

2019/09/14 中国での日本酒(その2)日本酒品評会 SAKE-China

2019/09/14  中国での日本酒(その2)日本酒品評会 SAKE-China

SAKE-Chinaについては、このブログで昨年も取り上げた。「2018/08/25 北京で日本酒品評会が開かれた」https://nabanatei.com/blog-entry-264.htmlこの時は、SAKE-Chinaのコンセプトや方法論がわからなかったが、今回調べてみて、なかなか良い品評会だと思った。今年第2回の紹介記事は中日新聞では以下の内容になっている。『最高賞は福井・鯖江産 日本酒品評会、中国で開催 【北京共同】中国の一般消費者が試飲し、好みの日本酒...

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SAKE-China
については、このブログで昨年も取り上げた。

2018/08/25 北京で日本酒品評会が開かれた」
https://nabanatei.com/blog-entry-264.html


この時は、SAKE-Chinaのコンセプトや方法論がわからなかったが、今回調べてみて、なかなか良い品評会だと思った。


今年第2回の紹介記事は中日新聞では以下の内容になっている。


『最高賞は福井・鯖江産 日本酒品評会、中国で開催

 【北京共同】中国の一般消費者が試飲し、好みの日本酒を選ぶ品評会の授賞式が23日、北京で開かれ、最も高い評価を得た「ゴールデンドラゴン賞」に加藤吉平商店(福井県鯖江市)の「梵・ゴールド」が選ばれた。中国での好みを探り、日本酒の輸出増加につなげる狙いがある。

 加藤吉平商店の加藤団秀代表は「中国の方に飲んでいただき、日本と中国の友好をもっと深められたら最高だ。日本にも来てもらいたい」と喜びを語った。北京の日本大使館によると中国では日本料理店が急増しており、日本酒の需要も高まっているという。

 品評会は日中の食品関連団体が主催。昨年に続き2回目。


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 中国の一般消費者が好みの日本酒を選ぶ品評会で、授賞式に出席した蔵元関係者ら=23日、北京(共同)』
CHUNICHI WEB


記事では、詳しい内容、具体的な品評の方法等がわからないが、SAKE-Chinaの公式サイトがわかったので、品評会のコンセプトや評価方法がわかった。

コンセプトについては、

『「SAKE-China」は、従来のコンテストのように日本人や専門家を中心に評価してもらうのではなく、中国人のみに評価を求め、それも出来るだけ次世代の市場を担う消費者に近い人たちに評価をしてもらう方法を実施致します。また、中国は大変大きな国ですので、各地域で嗜好する料理や味覚の方向性も大きく異なることから、まず今年は北京で始め、徐々に各地域毎での評価というものも取り入れて行きたいと考えております。
SAKE-China」により、中国人が好む日本酒の傾向が明らかになることにより、出品される日本の酒造メーカーの方々がその指標を今後の酒造りの際に活用していただき、結果として中国人が好む日本酒が多く流通することで、最終的には中国における日本酒の消費拡大につながると確信しております。』

消費者志向であり、消費者が評価した結果で品評を行い、市場の好みを明らかにして、酒蔵が消費者の嗜好を知ることができるようにしている。

中国のような広大な市場では、地域により嗜好が変わることは、当然あることで、各地で品評会を開催して地域の嗜好を明らかにすることは大切なことだ。


品評に方法については、
『審査方法
 「SAKE China」は、従来のコンテストのように日本人や専門家を中心に評価してもらうのではなく、中国人だけに 評価を求め、それも出来るだけ次世代の市場を担う消費者に近い人たちに評価をしていただく方法で実施致します。
 審査は、3日間に渡り5カテゴリーの出品酒を約1,000人の方々が完全ブラインド方式で試飲をします。その方法で
 試飲された出品酒の中から、各カテゴリーの上位約33%に「金賞」が授与されます。その中から最高得点を獲得した出品酒には「プラチナ賞」が授与されます。更に、金賞以上を獲得した酒蔵の中から審査委員会が選ぶ 「ゴールデンドラゴン賞」が1社に対して授与されます。』


一般消費者による、完全ブラインドの利き酒を評価方法としている。
 これも大切なことだ。

筆者が毎月参加させていただいている、日本酒の会sake nagoyaも参加者による完全ブラインドにより評価を行っている。
 もう、10年以上の歴史がある一般消費者による品評会だ。
 活動内容は、公式サイトで知ることができる。
http://www.sakenagoya.com/

長い歴史の中では、様々な批判的な声もあった。
“判りもしない素人が日本酒を評価して何が判る”というのが代表的な声だ。
 酒販店や居酒屋、中には酒蔵の杜氏からも批判があったそうだ。
 酒の造り手、供給側の意見はそうしたものだ。

しかし、考えてみれば、こうした批判は当たらないことは明白だ。
 日本酒は芸術品ではない、口の中に入れて飲まれて初めて意味がある嗜好品だ。
 プロや造り手の思い入れで、酒が売れるものではない。

お金を払い、日本酒を買うのは一般消費者だ。
消費者が好む酒を造らなけれな、売れない酒を造っていることになる。


1400
人の一般消費者の中国人が、ブラインド利き酒で評価した日本酒から選ばれた銘柄が公表された。


2019年度 日本清酒品評会 SAKE-China  受賞酒発表
  期日: 2019719日(金)~21日(日)
  会場: 北京燕莎中心凱賓斯基飯店3F 西安(北京市)
 
出品総数:108
出品地域:20府県
出品蔵数:40
 

ゴールデンドラゴン賞
 梵・ゴールド  合資会社加藤吉平商店   福井県

 
2019年度日本清酒品評会SAKE-Chinaでの厳正なる審査の結果、各部門で最も高い評価を得た出品酒の中から最高得点を獲得した出品酒に授与される賞。
 
 

審査員特別賞
 株式会社小林酒造本店          福岡県

 
出品酒の中から最も優れた酒蔵に授与される賞。
 
 
 
大吟醸部門 (精米歩合50%以下) プラチナ賞
 大吟醸 鏡田   千歳盛酒造株式会社     秋田県



大吟醸部門 (精米歩合50%以下) 金賞
 天狗舞 百万大吟醸   株式会社車多酒造   石川県

備前雄町大吟醸   株式会社小山本家酒造灘浜福鶴蔵         兵庫県

出羽桜 雪漫々 五年氷点下熟成 出羽桜酒造株式会社         山形県

極撰「南方」  株式会社世界一統     和歌山県

蓬莱 超吟しずく  有限会社渡辺酒造店  岐阜県

 
羽陽男山 寒造り大吟醸  男山酒造株式会社  山形県

 
上記の表示は順不同

 
純米大吟醸部門 (精米歩合50%以下) プラチナ賞
 梵・ゴールド  合資会社加藤吉平商店   福井県

 

純米大吟醸部門 (精米歩合50%以下) 金賞

純米大吟醸「南方」雄町  株式会社世界一統 和歌山県

 
純米大吟醸 山田錦 無濾過原酒 勲碧酒造株式会社 愛知県

 
臥龍梅 純米大吟醸 山田錦35  三和酒造株式会社 静岡県

十段仕込  大関株式会社     兵庫県

 
幻の瀧 純米大吟醸  皇国晴酒造株式会社  富山県

 
白龍 純米大吟醸 吉田酒造有限会社  福井県

 
純米大吟醸 天禄拝領   天領酒造株式会社  岐阜県

 
紀土 無量山 純米大吟醸 精米歩合30% 平和酒造株式会社 和歌山県

 
梵・特撰純米大吟醸 磨き三割八分  合資会社加藤吉平商店 福井県

 
醸し人九平次 純米大吟醸 別誂  株式会社萬乗醸造                 愛知県

純米大吟醸 又六 雄町  天領酒造株式会社  岐阜県

純米大吟醸 雄町 無濾過原酒  勲碧酒造株式会社 愛知県

 
上記の表示は順不同

 
吟醸/純米吟醸部門 (精米歩合60%以下) プラチナ賞

蓬莱  吟醸伝統辛口  有限会社渡辺酒造店 岐阜県
 
 

吟醸/純米吟醸部門 (精米歩合60%以下) 金賞

純米吟醸 博多の森  株式会社小林酒造本店  福岡県

七田 純米吟醸 天山酒造株式会社  佐賀県

臥龍梅 浮世絵柄  三和酒造株式会社  静岡県

純米吟醸 山田錦 無濾過原酒 勲碧酒造株式会社 愛知県

蓬莱  純米吟醸家伝手造り  有限会社渡辺酒造店  岐阜県

純米吟醸 一滴入魂  賀茂鶴酒造株式会社  広島県

 
上記の表示は順不同

 
純米酒部門  プラチナ賞

祇園純米  黄桜株式会社  京都府


純米酒部門  金賞

七田 純米  天山酒造株式会社    佐賀県

風凜美山   山梨銘醸株式会社    山梨県

萬代 純米酒 株式会社小林酒造本店   福岡県

白壁蔵 生酛純米   宝酒造株式会社   京都府

純米酒 筑水17  鷹正宗株式会社  福岡県

 
上記の表示は順不同

 
本醸造/普通酒部門  プラチナ賞

蓬莱  どぶの上澄み  有限会社渡辺酒造店         岐阜県


本醸造/普通酒部門  金賞

沖正宗 鶴寿千歳(白ラベル)   浜田株式会社   山形県

沖正宗 鶴寿千歳   浜田株式会社        山形県

蓬莱  上撰   有限会社渡辺酒造店      岐阜県

 
上記の表示は順不同

 
▌ANA
(女性部門) 最も女性に好まれた酒
 梵・ゴールド 合資会社加藤吉平商店    福井県


▌ANA
(男性部門) 最も男性に好まれた酒

臥龍梅 純米大吟醸 山田錦35  三和酒造株式会社        静岡県


各ジャンルごとの審査結果を見て感じることは、
・中国人が日本酒をブランド評価して何が判るなどとは言えない結果だ。
 各部門ごとに成程と思う銘柄が選出されている。
・消費者によるブラインド利き酒の品評という方法は成功している。
・消費者が好む酒を造れば、売れる。
・北京だけではなく、大都市を中心として、市場の大きなところで同様な方法で、その場所の嗜好を調べることが市場調査とプロモーションにつながる。

気になったことは、
・日本の参加蔵が昨年度と比べて減少していることだ
2019
年は
出品総数:108
出品地域:20府県
出品蔵数:40

2018
年は
出品総数:137
出品地域:24府県
出品蔵数:62


中国のような巨大な市場に日本酒を売り込むには、資金も労力も時間も必要だ。

この様な取組には、政府の資金援助や酒造組合の後援を戦略的に行い、地方の小さな蔵も参加できるような環境づくりが必要だと思う。
 中国人の嗜好に合う日本酒は、日本各地に存在するはずだ。


【データ】

SAKE-China
 公式サイト

http://www.sake-china.com/pg22.html




2018-08-25 (Sat)

2018/08/25 北京で日本酒品評会が開かれた

2018/08/25 北京で日本酒品評会が開かれた

料理にお酒は付き物。 外国の日本食ブームが広がっているので、その後を追って日本酒を飲む人が増えている。 ヨーロッパ、アメリカは先行しているが、アジアの巨大市場の中国で日本酒品評会が行われた。 参加者が1000人の大規模な会だったそうだ。 参加者の印象は良かったそうだ。 日本酒は蒸留酒とは違って管理が難しい。 同じ醸造酒のワインより難しいと...

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料理にお酒は付き物。
外国の日本食ブームが広がっているので、その後を追って日本酒を飲む人が増えている。

ヨーロッパ、アメリカは先行しているが、アジアの巨大市場の中国で日本酒品評会が行われた。
参加者が1000人の大規模な会だったそうだ。

参加者の印象は良かったそうだ。
日本酒は蒸留酒とは違って管理が難しい。
同じ醸造酒のワインより難しいと思われる。
細やかな日本酒の香りと味が保たれるよう、管理方法も含めて広めていく必要がある。

ワインを飲む文化のあるところは、日本酒が受け入れられる素地がある。
日本酒の外国への輸出には、追い風が吹いている。



『北京で日本酒品評会 24府県から62の蔵元参加
毎日新聞20188242216(最終更新8242232)


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日本酒品評会の開幕セレモニーで行われた鏡開き=北京市内で2018年8月24日午後、赤間清広撮影


【北京・赤間清広】日本食ブームが続く中国で24日、大規模な日本酒品評会が開幕した。24府県から62の蔵元が参加し、大吟醸、純米酒など五つの部門に約140本を出品。一般応募の中国市民約1000人が審査員を務め、日本酒の味や香りを飲み比べた。

日本食ブームとともに海外の日本酒人気も高まっており、昨年の輸出額は187億円と過去最高を更新した。中国は地域別で米国に次ぐ大口輸出先で、今年上半期の対中輸出額は前年同期比74%増と消費が急拡大している。

主催者によると、中国での本格的な日本酒品評会は初めてという。北京市内の大型ショッピングモールで行われた開幕セレモニーでは鏡開きなどが行われ、大勢の市民が集まった。審査員を務めた北京市の大学生、厳宇超さん(22)は「口に含んだ時の甘さと、飲み干した後の香りの良さが気に入っている」と日本酒の魅力を語った。』
(毎日新聞)



「日本食の流行に伴い 中国向けの日本酒輸出が急拡大(18/08/25)



https://youtu.be/xkw0xNMvs-A



2017-12-10 (Sun)

2017/12/10  農口尚彦杜氏4度目の酒造り  「農口尚彦研究所」 (その1)

2017/12/10  農口尚彦杜氏4度目の酒造り  「農口尚彦研究所」 (その1)

2016年に書いた記事 「2016/11/24 農口尚彦杜氏の三度目の引退 <あれこれ>」 http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/81e3aef0dc28ad0581162d22be76a52d に、農口ファン氏からコメントを頂いた。 農口尚彦杜氏が酒造りの現場に復帰したとの情報提供。 コメント欄だけでは尽くせない情報なので、記事にすることにした。 上記記事の補遺としたい。 2015年3月に農口杜氏は農口酒造を退かれた。 農口杜氏は退かれたが、農口酒造は残...

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2016
年に書いた記事
2016/11/24 農口尚彦杜氏の三度目の引退 <あれこれ>」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/81e3aef0dc28ad0581162d22be76a52d
に、農口ファン氏からコメントを頂いた。

農口尚彦杜氏が酒造りの現場に復帰したとの情報提供。
コメント欄だけでは尽くせない情報なので、記事にすることにした。
上記記事の補遺としたい。


2015
3月に農口杜氏は農口酒造を退かれた。
農口杜氏は退かれたが、農口酒造は残り酒造りが続くというスッキリしないことになり、その<あれこれ>を書いたのが、上記記事だ。

今回の情報は、
・農口杜氏が酒造りに復帰
・農口尚彦研究所の設立
・クラウドファウンディング
を提供いただいた。

そこで、今の状況を確認してみた。
もう造りは始まっていて、12月には最初の銘柄本醸造が出荷される状況になっていた。

<造りの現場復帰の理由>
2015
3月に酒造りの現場から離れ、2年後に現場にまた戻った理由は、本人の話が最も確かだ。
【データ】に記載したSAKETIMESのインタビューで語っている。

『全国新酒鑑評会で通算27回の金賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇る農口さんが引退して2年。84歳の高齢にもかかわらず、再び酒造りの陣頭指揮に立つことを決意した農口さんの思いとは。そして、後継者となる蔵人たちとともに、どんな酒造りを目指すのか。ご本人を直撃しました。

~賞をもらうよりも、造った酒を「美味い」と言ってくれることが満足~


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― 杜氏を引退して2年が経ちますが、再び、酒造りに挑むこ
とになりました。

年齢を考えると、隠居して悠々自適に生活するべきかもしれません。しかし、2年間休んでいる中で、じっとしていると体がどんどん老けていくことを実感しました。これからどこまで健康でいられるかを考え、なにか仕事をしていた方が長生きできるに違いないと。

そんなときに「もう一度酒造りをしてみないか」というお誘いを受けました。これには家内も子どもも大反対。「無理しないで、以前出版した本の続編でも書いたらどうか」と勧めてくれた酒造関係者もいました。

しかし、私の生業はやはり酒造り。良い酒を造って、石川清酒のレベルを上げ、輸出を増やしていくのに貢献したいという思いは強くなるばかりでした。さらに、私のお酒を気に入ってくれていた方々の喜ぶ顔を思い出したら、いてもたってもいられなくなり、酒造りに戻ることを決断したんです。

なによりも、杜氏の仕事を中途半端な形で辞めてしまって、ファンの方に申し訳ないと思っていましたから。


― 培った技術を若手に伝えたいという思いもあるのでは。

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歳から15年間杜氏を務めた鹿野酒造時代は、若手に酒造りを教えることにも力を入れました。その結果、当時いた蔵人8人のうち7人が、現在各地の酒蔵で杜氏になってがんばっています。女性もひとりいますよ。彼らは酒造りに対する情熱が半端ではなく、私のもっているノウハウをすべて吸収するぞという気概に満ちていました。

今回も、酒造りの技術を極めたいという熱い思いを胸に秘めた、若い人たちとともに仕事をしたいと考えています。夢や情熱をもっている人に来てもらいたいですね。
...』


<酒蔵としての農口尚彦研究所>
「農口尚彦研究所」は、名称は研究機関のようだが、実際は酒蔵で、造りと販売を行う。
所在は、石川県小松市観音下町ワ1-1
酒蔵の詳細は、SAKETIMESのプロジェクト記事参照。


『プロジェクトが立ち上がってから約2年。酒造りをするのに理想的な場所を探し求める日々が続きました。農口杜氏からのオーダーは「良い水。おいしい空気」。みずからの足でひとつずつ土地を視察し、水質を見るためにボーリング調査も行いました。

新しい酒蔵を建てるにあたって重視されたのは、細部に至るまで農口杜氏の『技術・精神・生き様』を込めること。「農口尚彦研究所」という名前が付けられたのは、農口杜氏が再び美酒を追い求める場所でありながら、「農口尚彦」という人物そのものを継承していく場所だからです。

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農口尚彦研究所の外観

建設中の建物内部には、日本酒や農口杜氏の歴史に触れることができるギャラリースペースや、日本酒を最高の状態で楽しむために設えられたテイスティングルームも備えられています。単なる"酒を造る場所"ではなく、文化を伝えるSAKEツーリズムの発信拠点としての役割も担っています。

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農口尚彦研究所の入口

未来の杜氏を育成する、農口尚彦の流儀

酒造りがスタートするにあたって蔵人を募集したところ、全国各地から応募が殺到。現役蔵人から未経験の大学生までが名乗りを挙げました。厳正な審査を乗り越えた8名を迎え入れ、今冬の酒造りに向かうのだそう。これからの世代を担う未来の杜氏たちは、実際の酒造りを通じて"農口イズム"を継承していきます。

ただ、技術を継承するだけであれば、農口杜氏が以前執筆した『魂の酒』のように、日本酒造りの神髄を筆に載せる方法もあったかもしれません。しかし、文字や写真だけでは伝わらないものが数多くあるのも事実。

たとえば、麹の造り方などは実際の現場でなければ学ぶことはできません。仕上がった麹をそのまま食べ、五感で判断するのが農口杜氏の流儀。口当たりで水分量を計り、過去のデータと照らし合わせながら、思い描いた酒造りが進められているかをチェックするのです。

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現在建設が進んでいる、農口杜氏こだわりの麹室

農口杜氏は若き蔵人たちに対して、酒造りを模索する先に見つける"旨さ"を教えたいと意気込み、このように語っています。

「杜氏になってまず考えたのは、自分の方針をはっきり打ち出して、働いている人たちに『酒母はこうや。麹はこうや』と、自分が頭の中で考えていることを伝えること。もし質問されても、即答できなければ杜氏ではありません。だから、働いている人には何でも尋ねてほしいと思っています。

こんな風に人を育てようと思うのは、『菊姫』(石川県)にいたからでしょうね。菊姫にいたときは一生懸命に勉強して、7,000石をひとりで管理していました。『大吟醸の品質を下げるわけにはいかない』という大きな責任があったんです。

(
石川県の鹿野酒造で)『常きげん』を造っていたときの弟子たちは、みんな一生懸命になって質問してきてくれたので、自分の考えを隠さずに伝えました。10年をかけて、それぞれを杜氏として育て上げることができたと信じています。

今回も、お客さんから教えてもらった、"この味"と言える味わいをしっかり出して、それをちゃんと教えてやりたいですね。先日、教え子である『常きげん』の杜氏・木谷くんが造った本醸造酒を飲みました。『あぁ、俺の教えた通りに、ちゃんと"この味"が出てるな』と感じましたね」』




2017-10-09 (Mon)

2017/10/09  日本酒の海外人気 フランスのソムリエの評価

2017/10/09  日本酒の海外人気 フランスのソムリエの評価

日本料理の海外人気に伴い、日本酒の海外人気も次第に高まっているようだ。 今回は、フランスのソムリエがフランス料理に合う日本酒を選定したニュースをNHKが報道していた。 第1位のプレジデント賞は 「七田 純米吟醸 雄町 50」 天山酒造株式会社           佐賀県 第2位の審査員特別賞は 「花の香 桜花」       花の香酒造株式会社   熊本県 ...

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日本料理の海外人気に伴い、日本酒の海外人気も次第に高まっているようだ。

今回は、フランスのソムリエがフランス料理に合う日本酒を選定したニュースをNHKが報道していた。


1位のプレジデント賞は
「七田 純米吟醸 雄町 50」 天山酒造株式会社           佐賀県

2位の審査員特別賞は
「花の香 桜花」       花の香酒造株式会社   熊本県


日本酒好きから見ると、ちょっと意外な結果だ。
佐賀と熊本の蔵の酒だ。

佐賀には、「七田」の他に、「天吹」、「東一」、「鍋島」
熊本には、「香露」、「美少年」
と言った銘柄がある。

「七田」は、このブログでも過去4回ほど、日本酒の会sake nagoyaの出品酒として印象を書いている。


日本酒好きの側から見ると、寒冷地の蔵のほうが南の蔵より人気があると考えるのが一般的だろう。

酒は嗜好の対象だから、絶対はない。
九州の蔵が評価されたのは、南の日本酒蔵に対する祝言と言える。


上記の2銘柄以外にも、Kura Masterのサイトに、スペック別にたくさんの銘柄が受賞酒として紹介されている。



「【日本ニュース】フランス ソムリエが日本酒審査 最優秀の銘柄は(2017/10/09)」



https://youtu.be/zgwdFyW7gVw


『フランス ソムリエが日本酒審査 最優秀の銘柄は
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日本酒の人気が高まっているフランスで、ワインのソムリエたちが日本酒を飲み比べて味や香りなどを審査する初めてのコンクールの審査結果が発表されました。日本とEU=ヨーロッパ連合の間でEPA=経済連携協定が大枠合意に達した中、日本の酒造業界はEUへの輸出拡大に期待しています。

このコンクールはことし6月、フランスで初めて開かれたもので、一流のソムリエたちが550もの銘柄の日本酒の味や香りなどを審査しました。

その結果が8日、パリ市内で開かれた日本酒の見本市で発表され、最優秀賞に佐賀県の「天山酒造」の「七田純米吟醸雄町50」が、審査員特別賞には熊本県の「花の香酒造」の「花の香桜花」が選ばれました。
審査委員長を務めたソムリエのグザビエ・チュイザさんは「最優秀の日本酒は上質な白ワインと似ていて、フランス料理との相性のよさや可能性を感じた」と話していました。

フランスで日本酒は野菜などを多く使った健康志向の料理に合うと人気が高まっています。
ことし7月には日本とEUの間でEPA=経済連携協定が大枠合意に達し、協定発効後は日本酒にかけられている関税が撤廃されることが決まり、日本の酒造業界はEUへの輸出拡大に期待しています。

最優秀賞に選ばれた天山酒造の七田謙介社長は「フランスで高い評価を受けたことは大きな自信になるし、今後、ヨーロッパに向けて日本酒を輸出する際の力になると思う」と話していました。』
NHKニュース)



『上位2銘柄、九州勢が独占=仏初の日本酒コンクール

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8日、パリで開かれた「蔵マスターコンクール」の授賞式で表彰される天山酒造の七田謙介社長(左)と花の香酒造の神田清隆社長

【パリ時事】フランスの一流ソムリエらが高品質の日本酒を選ぶ「蔵マスターコンクール」の結果が8日、パリで発表され、天山酒造(佐賀県)の「七田 純米吟醸 雄町50」が最優秀のプレジデント賞に輝いた。2位の審査員特別賞には花の香酒造(熊本県)の「花の香 桜花」が選ばれ、上位2銘柄を九州勢が独占した。


コンクールは、パリの高級ホテル「クリヨン」のシェフソムリエとして日本酒の国際的な普及を目指すグザビエ・チュイザ氏が今年、フランスで初めて開催。6月の審査会には、日本の酒蔵の約2割に相当する220社から550銘柄が出品された。上位2銘柄を含む優秀銘柄はクリヨンのメニューに採用される。
授賞式に出席した天山酒造の七田謙介社長は「フランス料理との相性が重視される中で、味がしっかりして酸味がある九州の日本酒の特性が評価された」と分析。花の香酒造の神田清隆社長は「酒造りを通じて地元の良さを表現していきたい」と抱負を語った。
チュイザ氏は「七田」の受賞理由について「繊細で優美さがあり、今の顧客が求めているものだ」と説明。「花の香」に関しては「肉にも魚にも合わせることができるため、レストランの要望にかなっている」と述べた。(2017/10/09-09:28) 』
(時事ドットコム)


【データ】

Kura Master
http://kuramaster.com/ja/




2017-09-30 (Sat)

2017/09/30  「秋酒祭」と愛知県酒造組合 雑感

2017/09/30  「秋酒祭」と愛知県酒造組合 雑感

特別企画の宴が終わり、気持ち良く酔った。 お酒はもう十分なのだが、まだ明るい。 まだ時間はある。 今まであまり聞いたことのない「秋酒祭」に行ってみることにした。 久屋大通公園で開催されている日本酒のイベントで、主催は 愛知県酒造組合/ZIP-FMとサイトに書かれている。 地下鉄の駅を出て松坂屋の方に歩くと、会場だった。 ...

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特別企画の宴が終わり、気持ち良く酔った。
お酒はもう十分なのだが、まだ明るい。
まだ時間はある。

今まであまり聞いたことのない「秋酒祭」に行ってみることにした。
久屋大通公園で開催されている日本酒のイベントで、主催は 愛知県酒造組合/ZIP-FMとサイトに書かれている。


地下鉄の駅を出て松坂屋の方に歩くと、会場だった。

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看板に秋酒祭と書かれているが、左側は音楽のバンドの一覧のようだ。

近づくとステージがあり、ライブが行われている。

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会場内で飲食するには、コーナーでスターターセットを買うシステムだ。

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食べ物の屋台が並んでいる。

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会場は、結構賑わっている。

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若い人が多い。

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中央に化粧樽が置かれていた。
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ここで記念写真を撮るコーナーのようだ。
鏡開きも行われたのかもしれない。

一番奥に酒蔵のコーナーがあった。
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酒蔵ごとのブースがあるのかと思っていたら違っていて驚いた。ひとつのテントに4蔵も入っている。
ホテルの中で行われる宴会よりスペースがない。

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見ていて解ったのだが、これは酒蔵とお客が1対1で対応する考えではなく、お酒とコインを交換するコーナーの位置づけだった。

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会場中央には、立ち飲みできるコーナーが有り多くの若い人が、飲食を楽しんでいる。
見ると日本酒のプラ猪口を持っている人もいるが、ビール缶やハイボール缶を飲んでいる人もいる。


日本酒のイベント会場とは違った様子で、音楽のライブ会場で飲食を楽しむイベントのように思えた。
落ち着いて日本酒を蔵人の話を肴に楽しむ雰囲気ではないので、早々に引き上げることにした。

帰りながら、思ったことは。
“若い人の日本酒需要を喚起するための企画なのだろう。
それはそれで良いのだが、「愛知の地酒を楽しむ会」が行われなくなり、日本酒の従来の愛好者が欲求を満たされない状態が続いている。
岐阜も三重も静岡も長野も県酒造組合が酒蔵を纏めたイベントを開催している。岐阜は近年、東京、大阪、岐阜で開催し成功しているようだ。
愛知ももう一度日本酒ファンのために従来の形のイベントも行うべきではないか。“


帰ってから、愛知県の酒造組合の公式サイトに行き、イベント情報を見てみた。
ところが、おかしなことに、「秋酒祭」は一切記載がない。
秋酒祭の公式サイトには、以下のように書かれているのだが。

『開催概要
【イベント名】 秋酒祭 ~AUTUMN SAKE FEST 2017
【開催日時】 2017/9/30(土)・10/1(日) 11:0020:30 (※20:00ラストオーダー)
【場 所】 久屋大通公園 久屋広場
【入場料】 無料(飲食は有料)
【主 催】 愛知県酒造組合/ZIP-FM

おかしなことだ。

秋酒祭をネットでもう少し調べてみると、以下に情報がHITした。

『「あいちの酒需要拡大促進事業」久屋大通公園及び中部国際空港免税店で試飲販売会を開催します!

愛知県の産業振興課のサイトだ。

どうやら、この秋酒祭は愛知県酒造組合の企画ではなく、愛知県の企画のようだ。

そうすると、愛知県の酒造組合は、日本酒ファンのためのイベントも若い人の日本酒需要喚起のイベントも、いずれもやっていないことになる。

江戸時代、灘に対抗して尾張・三河の酒を江戸の人に届け喜ばれた栄光の時代に戻ることは無理としても、せめて東海他県のレベルの活動位はするべきだと思う。

そうなる日が近いことを期待したい。



【データ】

秋酒祭 公式サイト
http://zip-fm.co.jp/akizake17/



愛知県酒造組合 公式サイト
http://www.aichi-sake.or.jp/index.html



あいちの酒需要拡大促進事業

http://www.pref.aichi.jp/soshiki/sangyoshinko/aichinosake2017-1.html




2017-04-09 (Sun)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その1)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その1)

過去2年、やむを得ない事情により参加できなかったお花見に参加することができた。 今年も駄目と思っていたところ、開花が遅れ、4月のお花見になったのが幸いした。 昨日は雨、今日は曇りで、午後2時からは晴れの予報で、お花見ができそうになった。 幹事さんたちは9時前から場所を取り、青いシートの花筵を張り、開始時間の午後2時まで見張りをする必要がある。 幹事さん...

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過去2年、やむを得ない事情により参加できなかったお花見に参加することができた。
今年も駄目と思っていたところ、開花が遅れ、4月のお花見になったのが幸いした。

昨日は雨、今日は曇りで、午後2時からは晴れの予報で、お花見ができそうになった。

幹事さんたちは9時前から場所を取り、青いシートの花筵を張り、開始時間の午後2時まで見張りをする必要がある。
幹事さんたちのお陰で参加者は、お花見を楽しむことができる。
ありがたい。

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時過ぎ会場につくと、シートは張られていた。
場所は3年前より入り口に近い、花壇の手前に変わっていた。
桜の花に近い場所にしたとのことだ。

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花筵の目の前は満開の桜。

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後ろは、チューリップの花壇。
チューリップも満開、桜とは違い色鮮やかだ。

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風車の方もいつもと違って場所が開いている。
以前は、賑やかな団体が音楽を鳴らし、踊っていたが、今日はいない。

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桜の枝の下には家族連れが多い。

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花壇はまるで春の色の洪水。

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誘われて写真を撮りに行った。

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桜もチューリプも春爛漫。

お昼になったので、買い物に出かける。
途中、お花見を楽しみながら歩く。

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橋の上から水面を見ると、もう花筏ができていた。

買い物を済ませ帰る時、お堀端の枝垂れ桜を見た。
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道路から名城公園に入るところは、染井吉野が咲いている。

それから先、堀に沿って枝垂れ桜が植えられている。

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名城公園内の染井吉野とは違った枝垂れ桜の風情を楽しむことができる。


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2017-04-09 (Sun)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その2)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その2)

午後1時を回ると、次第に参加者が増え、おつまみと弁当の買い出し部隊も到着。 おつまみの準備が始まる。 参加者が到着し始め、会費の支払いと交換に、取り皿とプラ猪口と箸とお手拭きが渡される。 開始時間の2時になったが、太陽は出ず、冷たい北風が強い お花見が寒いのはいつものこと、防寒着は花見には必要だ。 定刻になり、お花見の宴が始...

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午後1時を回ると、次第に参加者が増え、おつまみと弁当の買い出し部隊も到着。

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おつまみの準備が始まる。

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参加者が到着し始め、会費の支払いと交換に、取り皿とプラ猪口と箸とお手拭きが渡される。

開始時間の2時になったが、太陽は出ず、冷たい北風が強い
お花見が寒いのはいつものこと、防寒着は花見には必要だ。

定刻になり、お花見の宴が始まる。
このお花見は日本酒の階のお花見なので、儀式がある。
今日の銘酒のお披露目だ。

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主催者が用意したもの、参加者が持参したもの合わせ20酒。

宴が始まれば、用意された銘酒を楽しみ、肴をいただき、日本酒談義に花を咲かせる。
同好の士の集まりは、和やかに話も弾む...

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散る花びらを日本酒に浮かべて、銘酒をいただく。
日本の風流が幸せだ。

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総勢45名の大お花見会は、午後3時をすぎると、風もやみ、桜日和になった。

北風に吹いていた時、“晴れさせてみせる”と豪語された晴れ男の予告通りになったのは、誠に目出度くありがたい。

午後5時、宴も終わる時を迎えた。
お酒のお披露目がもう一度行われる。
参加者持参のお酒が、宴が盛り上がるに連れて登場するからだ。

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もう一度、記念撮影。
まるでスターの撮影会のようだ。
道を通り過ぎる花見客が、何をしているだろうと見ながら、笑って通り過ぎていく。
日本は素晴らしい国だ。

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お開きの記念撮影では、銘酒は31酒に増えている。

今年は個別の写真は撮らず、記録もしなかった。
その分楽しむことができた、これも良し。


毎月の定例会は毎回席数制限から、希望しても参加できない状況が続いている。
お花見は席数制限が無いので誰でも参加することができる。
常連でなくても、初めての参加でも、紹介がなくても、1人でも参加できる極めてフリーなお花見だ。
しかし、ベロベロになって人に迷惑をかける人は参加できない、参加者はお酒のマナーを心得ていることだけは必要だ。
大勢での花見の宴もまた楽しい。
ご参加を勧めたい。

来年のお花見は、3月の末から4月の始めのあいだの日曜日に開催されるはずだ。
また来年のお楽しみだ。




【データ】

日本酒の会sake nagoya
http://www.sakenagoya.com/


過去のお花見の様子

http://www.sakenagoya.com/activity/activity.html



2017-03-10 (Fri)

2017/03/10  越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館新潟店 (新潟市・新潟駅)

2017/03/10  越後のお酒ミュージアム ぽんしゅ館新潟店 (新潟市・新潟駅)

ホテルで休憩した後、ぽんしゅ館に向かう。 日本酒の自動販売機があり、新潟の酒蔵が網羅されている利き酒の場所だ。 日本酒の自販機は金沢駅にもある。 金沢百番街にある金沢地酒蔵で10銘柄程だ。 ぽんしゅ館は新潟の全酒蔵93銘柄が網羅されているので大規模で興味深い。 場所は新潟駅に隣接したCoCoLo西館にあるので、交通至便だ。 初めてなので、新潟駅に入って迷ってし...

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ホテルで休憩した後、ぽんしゅ館に向かう。
日本酒の自動販売機があり、新潟の酒蔵が網羅されている利き酒の場所だ。

日本酒の自販機は金沢駅にもある。
金沢百番街にある金沢地酒蔵で10銘柄程だ。
ぽんしゅ館は新潟の全酒蔵93銘柄が網羅されているので大規模で興味深い。

場所は新潟駅に隣接したCoCoLo西館にあるので、交通至便だ。
初めてなので、新潟駅に入って迷ってしまったCoCoLoは一つではなく、いくつかある。
本館・東館・南館・中央・西館とあるそうだ。

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この図は、迷っていった東館から通路に戻った時柱の裏に書いてあった。迷う人が多いのだろう。

西館は新潟駅の万代口の方の階段を上がり、通路を渡り、左の改札口の方には行かず、まっすぐ進めば良い。

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ぽんしゅ館は、利き酒だけではなく、幅広くサービスを提供している。


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利き酒コーナー・新潟の酒の販売コーナー・変わり醤油の販売コーナー・おみやげのお菓子・漬物・酒器・お米・惣菜と弁当など
盛りだくさんで、ゆっくり見ると時間がかかる店だ。


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今日の夕食は、ぽんしゅ館の下にある魚沼釜蔵に予約してある。
時間まで、利き酒コーナーとぽんしゅ館の見学を楽しむことにした。

店の一番奥の暖簾の先が利き酒コーナーになっている。

<利き酒コーナー>
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中に入ると、500円を支払うと利き酒用の利き猪口とコイン5枚が渡される。
コイン1枚で1銘柄利くことができる。

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この利き猪口は、貸与であり、500円の中には入っていない。
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店を出る時に返却しなければならない。

中に入ると自販機がずらりと並んでいる。
金沢とは比べ物にならない規模だ。
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写真は敢えて写していないが、金曜日の夕方のせいか、多くの人が入っている。
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奥の黒板には今月のオススメ・
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前月の利き酒ランキングが表示されている。
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塩の販売ランキングもある。
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多くの銘柄から5種類を選ぶのは、結構時間がかかる。
自販機を一通り見るだけでも大変だ。

自販機の使い方は、
1
.盃の高台を受け皿の穴に差し込む
2
.コインを右の投入項に入れる
3
.赤いランプが点灯する
4
.黄色いボタンを押すと利き猪口酒が注がれる。

Mr.
淡麗に敬意を表して越乃寒梅を利くことにする。
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越乃寒梅の純米大吟醸無垢が100円で利けるのは安い。
金沢なら300円だろう。
前月のランキングでも第1位だ。

立香は仄かに甘いもの。甘い入り口、トロリとした舌触り、味は甘みを感じるがバランスは良い、味の厚みは中心部に感じる。含み香も軽く癖のないもの。中盤以降切れが良い。
人によっては後半の押しが欲しいかもしれない。
新潟の淡麗を代表する越乃寒梅はいまだに健在と感じた。


2
番目は樋木酒造の「鶴の友 純米」
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立香は仄かだが、甘さを感じさせる。トロリとした舌触り、味のバランス良く、偏りがない。甘味が味の芯にあり他の味が甘味を囲んでいる。中盤以降スッキリとした辛味を感じる、苦味・渋味は感じない。後口はピリ辛系。
スペックは非公開なので判らないが、純米酒だが透明感のある切れの良さを感じる。


3
番目は「峰乃白梅 純米」。
鶴の友と飲み比べることとした。
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立香はやや乾いたような香りを感じる。滑らかな舌触り含み香も立香と同じ麹系の香りを感じる。味のバランス良い、苦味・渋味は感じない。後半の切れ良い後口は辛味系。
最近鑑評会で金賞を連続受賞しており、活躍している。

鶴の友との比較では、鶴の友が冷酒適応とすれば峰乃白梅は燗酒適応かも知れない。


4
番目は青木酒造の「鶴齢 大吟醸」。
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立香は程良い吟醸香。味わいのあるタイプだが、味が中に集まる傾向があり、大きく広がる膨らみがほしい。


5
番目は新潟銘醸の「長者盛 純米大吟醸」。
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これは、初めて飲む銘柄だ。
昨年度の金賞受賞蔵の筈だ。

入り口甘く、大きく膨らんだ後急激に引く。切れは良いが、味の展開が速すぎて、忙しい。後口の余韻が欲しい。


ぽんしゅ館に通い、全蔵を制覇した人は、登録される。
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制覇者の名前が張り出されている。
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<酒器販売コーナー>
陶器、金属、ガラスなど各種素材の酒器が展示販売されている。
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酒器好きには、見ているだけで楽しくなる空間だ。
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金属製はガラス戸の中にある。


<新潟銘酒販売コーナー>
新潟の各蔵のお酒が販売されている。

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写真を撮り忘れたが、変わり醤油・漬物・酒のお摘み、お菓子、お土産のコーナーも有り、商品の種類は多い。

ゆっくり見れば、いくらでも時間がかかるお店だ。


【データ】

ぽんしゅ館オンラインショップ

http://ponshukan-niigata.com/




2017-01-05 (Thu)

2017/01/05  2017年の年酒

2017/01/05  2017年の年酒

年酒は、季語。 『年酒: 年始酒、年酒祝う 新年 新春に年始回りの賀客にすすめる酒。本来、数の子、ごまめなどをさかなとした簡素な祝い酒であったが、だんだん酒宴をはるようになっていった。』 (季語と歳時記) 年越しから始まり、4日夜まで正月の来客と夜な夜な、酒を飲み続けた。 肴は色々で、おせち、寿司、寿き焼、お鍋、乾き物、チーズ...

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年酒は、季語。

『年酒: 年始酒、年酒祝う
新年
新春に年始回りの賀客にすすめる酒。本来、数の子、ごまめなどをさかなとした簡素な祝い酒であったが、だんだん酒宴をはるようになっていった。』
(季語と歳時記)

年越しから始まり、4日夜まで正月の来客と夜な夜な、酒を飲み続けた。

肴は色々で、おせち、寿司、寿き焼、お鍋、乾き物、チーズなど。

高価な酒はないが、皆それぞれ個性があり、良い酒だった。
感謝を込めて記録を残しておく。

年酒は10銘柄。
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左から
1) 美濃天狗 本醸造しぼりたて 生原酒 H28BY 林酒造 (岐阜)
去年は発泡感、含み香に麹香を感じ新酒らしさの主張が在ったが、今年はスッキリとした味わいだが厚みがある日本酒度+11の辛口の酒、度数19度の濃さがある。

確りと飲み応えのある酒。


2) 三千盛 燗旨吟醸 三千盛 (岐阜)
味の偏りのない、バランスの取れた味わいで、自己主張をしない性格で、冷でも燗でも行ける重宝さがある。
肴の邪魔をしないので、食中酒としては安心して飲むことができる。


3) 蓬莱泉 別撰 関谷醸造 (愛知)
バランスの良い酒、雑味がなく飲みやすい、コストパ^フォーマンス高い。この酒も燗から冷まで温度の守備範囲が広い。普段飲みのパーフォーマンス酒。晩酌に常備したい酒。


4) 梵 特選純米大吟醸(氷温熟成) 磨き三割八分 加藤吉兵商店 (福井)
槽場旬搾りは立香がたちすぎたが、これは立香の吟醸香はあるが、含んでからの酸の引きと広がりが大きく含み香が気にならない、梵の広さを感じさせる世界だ。

香りのある長期熟成酒は、造りから計画して造る事が想像される酒。


5) 白岳仙 純米吟醸 あらばしり 安本酒造 (福井)
立香は穏やかな吟醸香。酸は適度な膨らみ、中盤から切れが良い。上品さを感じさせる。
和食には合わせやすい。


6) 美濃天狗 純米 しぼりたて 生原酒 H28BY 林酒造 (岐阜)
辛口日本酒度+8度の表示があるが、酸が丸く角が立たないので18度の濃度もあり飲み応えがある。
醸造酒の良さを感じさせる酒で、日本酒にうるさい女性が美味しいと評価した酒。


7) 天壽 純米吟醸原酒 生詰 米から育てた純米酒 ひやおろし 天寿酒造 (秋田)
ラベルは純米と書いているが60%精米の純米吟醸。立香は吟醸香が立ち華やか、純米酒のイメージではなく吟醸酒の世界、甘味の後透明な酸が膨らみ、中盤は切れて、後半苦味が締める。

含み香の吟醸香が強いので、食中酒としては難しさがある、平凡なラベルからは感じられない華やかさがあり、ワイングラスで最初の一杯に使うと実力を発揮しそうだ。


8) 奥飛騨 極寒しぼり 吟醸無濾過生原酒 奥飛騨酒造 (岐阜)
立香は甘い香り。甘い入り口の後すぐ酸の膨らみと背後の辛味が来る、厚みのある濃い酒、味の展開速い。肉やこってりとした料理に合う感じだ。

パンチのある飲み応えのある酒。


9) 黒松仙醸 大吟醸 桜露 株式会社仙醸 (長野)
立香は穏やかな吟醸香。甘い入り口、滑らかな舌触り、透明な軽い酸、中盤からの切れが良い。苦味は浮かず締めるだけなので後口の切れも良い。上品さを感じさせる大吟醸らしい世界。



10) 亀齢 旨口本醸造 岡崎酒造 (長野)
広島の亀齢では無く、これは長野の亀齢。昨年話題の真田丸の本拠上田市の岡崎酒造の酒。商品名は旨口本醸造だが、60%精米の特別本醸造。本醸造と思って口に含むと穏やかな吟醸香が立つ。酸も適度な膨らみで透明感がある。味のバランスもよく雑味を感じない。
吟醸酵母を使って、酸の膨らみを保ちながら造った酒のように想われる。一般的な本醸造より吟醸酒に寄った造りのようだ。冷でも燗でも行けそうで、なかなか良い酒だ。
磐城壽もそうだったが、初めて出会った酒が、予想以上に美味しいと、日本酒の世界の広さが実感できて嬉しいものだが、この酒もそうだった。



2017
年の酒は年酒で始まったが、これからどんな酒と出会うか、驚くような酒との出会いが楽しみだ。





2016-11-24 (Thu)

2016/11/24  農口尚彦杜氏の三度目の引退  <あれこれ>

2016/11/24  農口尚彦杜氏の三度目の引退  <あれこれ>

今更ながらの話題だが、農口尚彦杜氏が三度目の引退をされていた。 自分の名前を冠し立ち上げられた農口酒造を退職されていた。 今後は、造りには携わらず、後進の指導を中心に活動されるようだ。 昨年は、毎土曜・日曜・祝日は拘束されるような状態になり、日本酒のイベントにも参加できなくなった。 忙殺されていた時に、農口杜氏の引退の出来事が起きていたので情報を知らなかった。 遅まき...

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今更ながらの話題だが、農口尚彦杜氏が三度目の引退をされていた。
自分の名前を冠し立ち上げられた農口酒造を退職されていた。
今後は、造りには携わらず、後進の指導を中心に活動されるようだ。

昨年は、毎土曜・日曜・祝日は拘束されるような状態になり、日本酒のイベントにも参加できなくなった。
忙殺されていた時に、農口杜氏の引退の出来事が起きていたので情報を知らなかった。

遅まきながら穴を埋めるべく、ネットの情報を調べてみた。

農口杜氏は65歳で菊姫を定年退職の後、鹿野酒造に請われて入社し、酒造りを継続、14年勤めた後、温泉巡りでもして余生を過ごすため80歳で引退された。
その翌年2013年、銀座の寿司職人であった渡邊忠氏と共に農口酒造を立ち上げ、酒造りにカムバックされた。

ここまでは、承知していたことで、以下の記事に書いている。
2014/02/24 農口尚彦杜氏 カムバック」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/b4604e587f484fb7276e521ae9b6f8ee


<三度目の引退>
2015
3月に農口酒造を引退された。
引退の理由は、高齢のためとなっているが、社長の渡邊氏と農口杜氏の間に、農口酒造の目指す方向性、造りの考え方に軋轢が生じたようだ。
詳しいことは、判らないが、農口杜氏は美味しい酒を手頃な値段で広く提供したいと考えておられたようだが、渡邊氏の考えはそうでなかったと推測される。

農口杜氏は高齢を理由に、3月農口酒造を退社、酒造りから三度目の引退。

引退されたのは3月だが、広く知られるようになったのは、北國新聞の報道からだ。
次のサイトに、記事の写真が掲載されているので読むことができる。

「呑み酒士の旅と日本酒」
2015/07/20
http://blogs.yahoo.co.jp/jj98y328/13123545.html


農口杜氏が引退後、公の場に登場したのは8月。
20158月 酒セミナーでの講演>
農口杜氏は、引退後8月にフルネット主催の講演会に出席し講演をしておられる。

日本酒シンポジウム「農口杜氏に酒造りの話を聞く会」
■日 時/2015年8月2日(日) 13:00~15:00
■会 場/ホテル「東京グリーンバレス」 東京都千代田区二番町2 TEL.03(5210)4600
■主催/株式会社フルネット


この講演会の内容は、「Qパパさんのマイページ」に詳しく紹介されている。
農口杜氏の元気な姿も見ることができる。
http://www.freeml.com/bl/9711545/277841/

clip_image001

Qパパさんのマイページ より転載)
次のようなことについて話をされている。

・山田錦について
・お米の扱い
・酵母について
・酒蔵のあり方
・生酛について
・杜氏の素質
・健康の秘訣
・酒造りについて
・引退後の酒造りのかかわり合いについて
・米の精米について
・酒蔵の廃業について
・アル添酒について
・杜氏制度の将来
・女性杜氏について

農口酒造からの引退については多くを語られなかったようだ。
“社長と経営に対する考え方が違ったので、一緒に仕事をすることができないので、引退することにした。私は一人でも多くの人に飲んでもらい考え方であり、この点に違いが出た。”
と語られたそうだ。


<農口杜氏の今後>
確かな情報は、無いが、今後は機会を得て後輩の指導、技術を含め酒造りの全般について伝統を次世代に残していくことを、考えておられるようだ。


<農口杜氏退社後の農口酒造>
農口杜氏がいなくなった後の農口酒造というのも何か違和感があるが、存続しており、農口杜氏が造った酒を販売するとともに、新しい酒を造って居る。

・新生農口酒造本家の今
農口杜氏が引退した20153月時点では南部杜氏南部杜氏の鷹木祐助氏が新しい杜氏として着任した
しかし、その後、体調を崩されて、鷹木杜氏も造りから離れることになった。

2016
年の造りからは、渡邊社長自ら蔵人を率いて造りを行っているそうだ。

北國新聞の記事参照。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20160205101.htm


寿司職人としては銀座の一流であったと思われる渡邊社長だが、杜氏としての力量はどうだろうかと心配される。


渡邊社長兼杜氏の評判については賛否両論在るようだ。

・否定的な見解は、

「酒たまねぎや ホームページ」の記事はかなり厳しい見解だ。
2016/03/12
http://www.tamanegiya.com/blog/2016/03/12/nogutiyorinosake/


農口杜氏の「山廃純米大吟醸」は3年熟成の後の出荷されることになっていたが、予定より早く発売されたそうで、以下の記事の話に渡邊氏の人となりも見えるようだ。

「吉田進のデザイン日記」
http://blog.livedoor.jp/power_haus_design/archives/52213187.html


一方、渡邊氏の擁護派の方も存在する。
渡辺氏の好感度と造られた酒の評価も高い記事だ。

「お酒と旅とグルメの雑記帳」
http://nomuras.blog.fc2.com/blog-entry-79.html


<感想>
ネット上の情報しかないので確かなことは言えないが、推測で感想を述べたい。

・農口杜氏の退職は、渡辺氏との考え方の違いによるもので、高価で飲めないような酒は造りたくないということなのだろう。

・農口酒造については、会社名は兎も角、銘柄名からは農口ははずすべきだろう。
勿論、農口杜氏が造った在庫分については農口を使うべきとは思うが。

・酒造りは杜氏だけでできるものではない。蔵人とのチームワークで造るものだ。
夢物語だが、農口杜氏がカムバックできるとすれば、農口杜氏が育てた杜氏と共にチームを組めれば可能だろう。そのような酒蔵が声を上げれば、夢ではなくなるかもしれない。




農口尚彦杜氏の復帰! * by 農口ファン
ご存知化もしれませんが、農口杜氏が現場復帰しました。

農口尚彦研究所
https://noguchi-naohiko.co.jp/" rel="nofollow" target=_blank>https://noguchi-naohiko.co.jp/

記事
https://jp.sake-times.com/special/project/pr_naohiko-noguchi_001" rel="nofollow" target=_blank>https://jp.sake-times.com/special/project/pr_naohiko-noguchi_001

クラウドファンディング
https://www.makuake.com/project/godofsake_brewing/" rel="nofollow" target=_blank>https://www.makuake.com/project/godofsake_brewing/

農口酒造に関しては、地元の酒屋での取引が減っているようで、楽天に出店している石川の酒屋では扱いがありません。そういう評価だということです。
感想の評価は正しいと思います。

お酒そのものについてはそれほど悪いモノではなかったと思うのですが、農口という商品名で売っていいかというと、そうではない!それが地元の販売店の評価なんだと思います。
早い話が、農口杜氏を冒涜する行為でしかない!
そういうことだと思いますw

コメントありがとうございます * by 笑山
農口尚彦杜氏復帰情報ありがとうございます。
情報に疎いので「農口尚彦研究所」については何も知りませんでした。
ご案内いただいた、公式サイト、ニュース記事、ファンド 面白く拝見しました。
折角いただいた情報ですから、記事でも取り上げて紹介したいと思います。

農口杜氏が理想とする酒造りの場が、「農口尚彦研究所」の中に実現されるように祈りたいと思います。

ありがとうございました。

2016-04-14 (Thu)

2016/04/14  天領酒造蔵見学

2016/04/14  天領酒造蔵見学

先日、下呂温泉に行った帰りに、天領酒造の蔵見学に行った。 今回が初めての訪問だ。 蔵開放ではないので、前日下呂の温泉宿から電話で蔵見学を申し込んだが、快く見学を認めていただいた。 実は、5年前の3月天領の蔵開放があり、参加する予定だった。 ところが、あの忌まわしい3.11東日本大震災に襲われ中止となってしまった。 そんな記憶が甦る蔵見学だった。 天領酒造は...

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先日、下呂温泉に行った帰りに、天領酒造の蔵見学に行った。
今回が初めての訪問だ。
蔵開放ではないので、前日下呂の温泉宿から電話で蔵見学を申し込んだが、快く見学を認めていただいた。

実は、5年前の3月天領の蔵開放があり、参加する予定だった。
ところが、あの忌まわしい3.11東日本大震災に襲われ中止となってしまった。
そんな記憶が甦る蔵見学だった。

天領酒造は、飛騨川の川沿いを走る国道41号線の萩原にある。
国道の一本裏通りに、旧街道があり、昔の宿場町を残している。

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十六銀行の隣に商店街の駐車場があり、そこに車を停め、歩けば天領酒造は目の前だ。

江戸時代を想わせる手入れされた建物が天領酒造だ。
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旧街道の面影を残す中心的な建物になっている。

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日本酒の蔵元らしい建物は美しい。
日本酒コンクリートのビルであってはいけないことはないのだが、この方が日本人はもとより外国人も好むはずだ。


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天領の前身である日野屋は、延宝八年(1680年)創業の古い歴史を有している。

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入り口は、居住まいを正した凛とした印象があり、気持ちが良い。

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酒林の先、暖簾をくぐると蔵に入ることが出来るらしい。
どんなところだろうと想わせる佇まいだ。

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注連縄が飾られた酒林は珍しい。


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暖簾も酒蔵らしい。

中に入ると、中は江戸期の商店のようで、建物の敷居をつなぐ、土間がある。
銀行員だろうか、スーツにネクタイの二人が、蔵の人と話していた。

その左が事務所で、その前が販売コーナーになっている。

事務所の窓口から女性の事務員が応対に出るので、蔵見学の予約者と話すと、男性の人に引き継いでくれた。

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販売コーナーには、天領の銘酒がずらりと並べられている。

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蔵見学は、我々だけのために案内していただいた。
受付時間に合わせ訪問する必要もなく、お客様志向を感じさせる蔵だ。

最初は、酒米の保管場所。
今は、つい先ごろ造りが終わったので、酒米は置かれていない。
天領酒造は、精米にこだわりがあり、全量自家製米だそうだ。
精米所は、この敷地から離れたところにあり、そこで規格にそって思い通りの精米を時間を掛けて行っている。

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今積まれているのは、酒の板粕。
ヤブタの搾り機から剥がされたもので、萩原地内の漬物屋さんに納められ粕漬けになるそうだ。

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米の洗い場。

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酒米の精米サンプルが、下げられているのは、蔵見学者用だ。
ひだほまれ、山田錦、コシヒカリが比較用のサンプルになっている。

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洗米機。
あまり大規模な洗米ではなく、手作業を感じさせる洗い場だ。

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甑。
内部は金属、外回りは木。
スチームを吹き込むタイプだ。

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スチームはボイラーから供給される。

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真ん中の煙突は昔の名残で今は使われていない。

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蒸米の放冷機。

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放冷機の出口。
蒸し米は下に落とされ、2階の麹室に搬送される仕組みになっている。

2
階の麹室は、造りが終わっているからか元々見学コースに入っていないのか、見ることは出来なかった。

製麹機ではなく、通常の手作業の麹室だそうで、麹ができれば2階のタンクの口から、醪を仕込むことができるそうだ。


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搾りは、ヤブタと袋吊りの方法で行っている。

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これは、製品タンク。

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醪タンクは、サーマルタンクを一部使用、他は冷水ジャケットでの温度管理を行っているそうだ。

櫂入れは、すべて手作業。

販売コーナーに戻り、天領大吟醸を購入。
できれば入手したかった天領古酒は、在庫がなかった。
海外輸出向けの天領古酒は、スペックが純米大吟醸で国内で出荷される天領古酒とは違うそうだ。
天領古酒は、限定酒で時々出荷されるそうで、予め手に入れることは難しいようだ。


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外に出て、天領の大暖簾の先の仕込み水を見に行く。
天領の仕込み水は、超軟水の地下水だそうで、全量が地下水で賄われている。
これは造りには有利な条件だ。

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大きな岩をくりぬいた水受けに地下水が滴っている。
これだけでも絵になる。
この水でも、問題無いだろうが、見学者および地域の人達のために仕込み水の汲み場が設けられている。

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右側にある流しの蛇口をひねれば、好きなだけ仕込み水を容器に汲み、持ち帰ることが出来る。
親切なサービスだ。

飲んでみた印象も、柔らかくふくよかさを感じさせるものだ。


<感想>
天領酒造は、拠点は飛騨地方の萩原と言う地方にあるが、イベント等も積極的に参加し、商品構成も幅が広く、海外への輸出にも力を入れており、量を造る設備を持っていると勝手に予想したのだが、そうではなかった。
作りの工程は、殆ど手作りと言ってよく、要所要所省力化のための機械が導入されているだけだった。
大吟醸が美味しいのも理解できる作りが行われていた。

天領古酒が手に入らなかったのは、残念だっかが、已むを得ない。
何か方法を考えよう。

天領古酒について関心のある方は、以下の記事参照。
2012/02/023 鯛のマース煮と天領古酒大吟醸」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/237ac9736e719f29ca1f3a5ae8f4515d




【データ】

天領酒造株式会社
509-2517岐阜県下呂市萩原町萩原1289番地の
1
TEL0576-52-1515 FAX0576-52-3727

http://www.tenryou.com/




2015-06-14 (Sun)

2015/06/14  日本酒の定義

2015/06/14  日本酒の定義

WAGYUという名称がある。 主にオーストラリアで飼育された黒毛和牛をWAGYUブランドでヨーロッパに輸出して、価格の安さからシェアを取ってしまっているそうだ。 日本酒はその轍は踏ませまいとの判断なのだろう、国税庁は自民党の財務金融部会などの合同会議で日本酒の定義を提示した。 年内にも、世界貿易機関(WTO)協定に基づき、産地名を商品名に使用する「地理的表示制度」を...

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WAGYUという名称がある。
主にオーストラリアで飼育された黒毛和牛をWAGYUブランドでヨーロッパに輸出して、価格の安さからシェアを取ってしまっているそうだ。

日本酒はその轍は踏ませまいとの判断なのだろう、国税庁は自民党の財務金融部会などの合同会議で日本酒の定義を提示した。
年内にも、世界貿易機関(WTO)協定に基づき、産地名を商品名に使用する「地理的表示制度」を適用する方針。
これにより、条件を満たさない日本酒の販売が行われた場合は、取り締まったり、他国に取り締まりを要請したりできるようになる。

日本で生産された酒米という条件は厳しい。
日本の蔵でさえ昨年、一昨年は酒米の入手に苦労した。
酒米の輸出などが増えれば、日本の蔵が入手できなくなることも起きるかもしれない。



『「日本酒」純国産のみ=ブランド化で輸出振興―国税庁
時事通信 6月11日(木)14時28分配信

国税庁は11日、国産のコメを使い、国内で造られた清酒のみを「日本酒」として販売できるようにする方針を決めた。優れた日本文化を海外展開する「クールジャパン」戦略の一環で、日本酒の定義を明確にしてブランド力を高め、輸出を後押しする。自民党の財務金融部会などの合同会議に提示し、了承された。
これまで日本酒の定義はなかった。同庁は「国産米を原料とし、日本国内で製造された清酒」と定める通達を出し、今秋から実施する。外国産のコメを使ったり、海外で造られたりする清酒は、日本酒と表示できなくなる。
世界貿易機関(WTO)協定に基づき、フランスのシャンパーニュ地方の「シャンパン」などのように、産地名を商品名に使用する「地理的表示」を適用する。外国に対しても国際交渉を通じて取り締まりを求めることが可能になる。世界的な和食ブームを受け、中国など海外でも清酒を生産するケースが増えていることに対応した。
』(時事通信)






2014-12-10 (Wed)

2014/12/10  2014年の外食トレンドと日本酒

2014/12/10  2014年の外食トレンドと日本酒

食べログが、2014年の外食トレンドについてのアンケート調査を行い、BEST10を発表した。 個人的には、熟成肉が1位、ランチパスポート、ちょい飲み、朝食ブームは理解できる。 だが、「俺の」レストランは名古屋にはないから、そうですかだ。 高い料理を安く提供すると言うコンセプトなら、他の会社でもすぐに参入できると思うのだが、差別化は何処に置くのだろう。 ...

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食べログが、2014年の外食トレンドについてのアンケート調査を行い、BEST10を発表した。

個人的には、熟成肉が1位、ランチパスポート、ちょい飲み、朝食ブームは理解できる。

だが、「俺の」レストランは名古屋にはないから、そうですかだ。
高い料理を安く提供すると言うコンセプトなら、他の会社でもすぐに参入できると思うのだが、差別化は何処に置くのだろう。

飲み物に、ウイスキーとワインが入っている。
日本酒は?
と思った処、下の方に書いてあった、フリーアンサー欄では日本酒も書かれているとのことだ。

なんだ!
この調査は、選択肢が予め決められているのだ。
ウイスキーとワインを入れて日本酒を入れない食べログの感覚はズレているし、見識が疑われる。

ワインより日本酒のほうが、今の若い女性には人気であることを理解していない。
最近の若い女性は、味がよく解っている。だから、日本酒への探究心は高く、イベントには大勢参加している。
昔のおじさん中心の日本酒イベントとは様変わりしている。

ワインを極めたいより日本酒を極めたい。
それがクールジャパン!!


『「食べログ」ユーザーが選ぶ2014年の外食トレンド1位は「熟成肉」
Mocosuku Woman 12月8日(月)19時0分配信

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「食べログ」ユーザーが選ぶ2014年の外食トレンド1位は「熟成肉」

株式会社カカクコムは、同社が運営するグルメサイト「食べログ」において実施したアンケート調査結果を発表しました。今年2014年の外食シーンに関するトピックで最も注目を集めたのは、熟成肉」。海外の有名ステーキ店の日本初上陸や、大手外食チェーンにおけるメニューへの導入などで話題になりました。

食べログユーザーの2014年のトレンドって?
「食べログ」ユーザーが選ぶ2014年の外食トレンド1位は「熟成肉」

2014年の外食シーンにおいて話題となったメニューやトレンドで最も気になった出来事

◆グルメ志向のユーザーは何に注目?
このアンケートは、「食べログ」のID登録ユーザーに対してメールマガジンを使って実施し、全国の1万6398名の回答を集計したもの。クチコミ系グルメ情報サイトの代名詞的存在である同サービスのアンケートだけに、食に関心の高い人々が今年何に注目していたのかがうかがえます。気になった出来事のランキングのトップ10は下記の通りです。

1.熟成肉ブーム
2.「俺の」系列レストラン
3.パンケーキブーム
4.ランチパスポート
5.ウイスキーブーム
6.ちょい飲みブーム
7.クラフトビール(地ビール)ブーム
8.カジュアルなステーキレストラン
9.朝食ブーム
10.ワインブーム

◆昨年ブームになったものも引き続き人気
熟成肉は、米国ニューヨークで人気の「ウルフギャング・ステーキハウス」が今年2月に東京・六本木にオープンしたほか、9月にはニューヨークやハワイで高級熟成肉ステーキ店として知られる「BLTSTEAKTOKYO」が上陸したことで話題となりました。また、2位の「『俺の』系列レストラン」や3位の「パンケーキブーム」は、昨年に引き続き今年も人気の的となっています。

◆日本未上陸のショップに注目
このほか、選択肢にない外食トレンドをフリーアンサー形式で尋ねたところ、「日本酒」「ブルーボトルコーヒー」「アサイー」「ジビエ」といった回答が目立つ結果に。ちなみに、「ブルーボトルコーヒー」は「コーヒー界のApple」とも称される米国で人気のコーヒーショップで、来年2月に日本第1号店がオープンする予定だそう。食のトレンドが世界規模で動いていることを感じますね。

Mocosuku編集部』(Yahoo!!ニュース)




タンタンさん">
初めまして * by タンタンさん
初めまして
関西でお酒関係のブログをやっています。ブログリンクさせてもらいましたのでよろしくお願い致します。

コメントありがとうございます。 * by 笑山
タンタンさん

こんばんは。
コメントありがとうございます。
お酒に関するコメントは久し振りで、嬉しいです。

今年に入り、世事が忙しくなり、日本酒のイベントに行けない状態にあり、じっと我慢の子です。

「タンタンさんの美味しいもん日記」
拝見しました。
ブックマークに加えていただきありがとうございました。

こちらこそよろしくお願いします。

2014-11-05 (Wed)

2014/11/05   酒米不足が話題になっている

2014/11/05   酒米不足が話題になっている

TBSnewsで取り上げたので、話題として広がったようだ。 『世界的日本酒ブームでも酒米不足、そのワケは 日本酒が世界で人気を集めていますが、その陰で、蔵元が悲鳴を上げています。それは、原料となる酒米が足りなくなっているからです。ビデオでご覧ください。(03日23:15)』 以下で見ることができる。 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2339774.html?mode=pc ...

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TBSnews
で取り上げたので、話題として広がったようだ。

『世界的日本酒ブームでも酒米不足、そのワケは

日本酒が世界で人気を集めていますが、その陰で、蔵元が悲鳴を上げています。それは、原料となる酒米が足りなくなっているからです。ビデオでご覧ください。(0323:15)』

以下で見ることができる。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2339774.html?mode=pc


酒米、特に山田錦の不足は、今年の夏頃から言われていたし、10月には静岡新聞も取り上げている。

『酒米不足、日本酒の増産ピンチ 県内蔵元、苦渋の声
2014/10/16 14:20

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神沢川酒蔵の日本酒「正雪」の仕込み作業=静岡市

世界的な和食ブームを背景に人気が高まる日本酒の増産がピンチに陥っている。原料の酒米作りが需要の伸びに追いつかないためだ。昨年度まで酒米が生産調整対象だったことに加え、代表的な「山田錦」は栽培が難しく、収穫量が簡単に増やせないことも影響しているという。酒造会社からは「造りたくても造れない」と苦渋の声が上がっている。
地酒「正雪」を生産する「神沢川酒造」(静岡市清水区)の望月正隆社長(52)は「在庫が既に切れてしまっている銘柄もある」と話す。しかし、増産は難しいという。「山田錦がしっかり確保できない」のがその理由だ。
日本酒は海外で人気が高まり、輸出が急増。国税庁の統計によると2013年の輸出額は105億円で、10年前の約2・7倍になった。各地の酒蔵から「酒米が足りない」との声が寄せられ、農林水産省は14年度から酒米の増産分を生産調整の対象から外した。
大手酒造会社の大量発注も品薄状態に拍車を掛けている。
「いつ山田錦が手に入らなくなるか分からない」。静岡市清水区の「英君酒造」の望月裕祐社長(50)は「人気が上がっている手応えはあるのに、このままでは造りたくても造れない」と嘆いた。
一方で、時間をかけて農家と緊密な関係を築いたところもある。浜松市の「花の舞酒造」では、地産地消の日本酒造りを目指して「静岡山田錦研究会」という勉強会を開いている。10年余り続け、契約農家に毎年必要量を指定して仕入れる関係を構築。同社の副杜氏(とうじ)青木潤さん(41)は「生産者と連携を深め、確保していく道はある」と話した。

◇「誉富士」栽培拡大も困難
県内では県オリジナル酒米の「誉富士」も人気を集め、需要が高まっている。だが、生産面積を増やすのは容易ではなく、山田錦同様、供給が追いついていないのが現状だ。
誉富士は静岡酵母との相性が良いとされ、県内の蔵元27社のうち25社が使用する。酒の銘柄も豊富で販売は堅調。県によると、2014年産の栽培面積は約44ヘクタールで、生産量は約157トンの見込みという。蔵元からの要望は約180トンあった。
一方、農家は主食米や山田錦からの切り替えに総じて慎重だ。県などによると、誉富士は主食米と比べ10アール当たり収量が少なく、施肥など管理方法も違う。同じ酒米でも山田錦より単価が低く、引き合いが強いとはいえ、品種を切り替える動機に欠けるのが現状のようだ。
県は誉富士を改良した新品種「静系(酒)94号」を選抜し、今年から県内の一部の蔵元で醸造試験を行っている。「誉富士が向かない大吟醸酒にも使用できる」(茶業農産課)と期待している。

山田錦 日本酒の原料として使われる「酒造好適米」の中でも、代表的な酒米。兵庫県の試験場で1936年に開発され、現在、同県三木市と加東市で全国の7割超が生産されている。食用米に比べて粒が大きく、タンパク質が少ない。イネの茎部分が細いため、風害に弱く、栽培が難しい品種。和食ブームなどの影響で需要が急増し、価格が上昇している。』(静岡新聞News


もっと遡れば、去年も山田錦の不足は言われていた。
毎年米不足が話題になるようでは、芸がない。

個々の蔵が農家と契約栽培することは行われているが、組織的な対応も考える必要がある。
酒造組合と農協の本部が手を組むのが一番だが、一挙に出来なければ、各県単位で必要な酒米の量を予め打ち合わせで作付けすることが良いと思う。



2014-02-24 (Mon)

2014/02/24  農口尚彦杜氏 カムバック

2014/02/24  農口尚彦杜氏 カムバック

今朝のTVニュースを見て驚いた。 一昨年、鹿野酒造を退職され、後進に道を譲るため第一線の杜氏を卒業された農口杜氏が、カムバックし、今酒造年度から造っておられるそうだ。 しかも、休業中の蔵を入手し、農口酒造株式会社オーナー兼杜氏として銘柄「農口」を立ちあげている。 石川県酒造組合のサイトの蔵紹介には、農口酒造の蔵紹介はないが、銘柄「農口」のラベルは登録されている。 ...

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今朝のTVニュースを見て驚いた。

一昨年、鹿野酒造を退職され、後進に道を譲るため第一線の杜氏を卒業された農口杜氏が、カムバックし、今酒造年度から造っておられるそうだ。
しかも、休業中の蔵を入手し、農口酒造株式会社オーナー兼杜氏として銘柄「農口」を立ちあげている。
石川県酒造組合のサイトの蔵紹介には、農口酒造の蔵紹介はないが、銘柄「農口」のラベルは登録されている。

農口酒造株式会社は、石川県能美市末寺町にあった山本酒造本店の蔵・酒造設備を引き継ぎ、麹室等を新しくしている。蔵人は、全国から駆けつけた人達とのことだ。
TV
では、出荷予定の酒は、既に完売しているらしい。

鹿野酒造に伺った際、退職後は愛車のプリウスで、奥様と温泉めぐりをするとのことで、能登に戻るとの話だった。
酒を造らない一冬を過ごして、また杜氏の血が騒いでカムバックを決心されたようだ。

農口杜氏の造る酒は、菊姫時代と鹿野時代とでは違っていた。
その蔵のある場所ごとに合った味を造ると言う考えからだ。
自身の蔵「農口」がどのような味わいの酒にしてあるか、早い機会に利いてみたい。


『能登杜氏、農口さん初搾り 能美市 「70点くらい」充実の表情
北國新聞社 27()1528分配信

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酒の出来栄えを確認する農口さん=7日午前8時45分、能美市末寺町

「現代の名工」の能登杜(とう)氏(じ)、農口尚彦(のぐちなおひこ)さん(81)=旧内浦町(能登町)出身=は7日、能美市末寺町(まつじまち)の農口酒造で、本醸造酒の初搾(しぼ)りに臨んだ。味見した農口さんは「辛(から)い。70点くらいかな」と言いながらも、杜氏に復帰して初となる酒造りに充実した表情を見せた。自身の名を冠した「農口」などの名で今季は6万7千~8千本の出荷を予定する。

午前8時半過ぎ、蔵人(くらびと)が1月19日から発酵させていたもろみを搾り機に入れると、酒かすで白く濁った「荒走り」が受け皿となる容器にたまりだした。澄んだ清酒が流れ始めると、農口さんは色の具合や香りを確かめてから口に含み、「うん」と一言、笑みを浮かべた。

鹿野(かの)酒造(加賀市)で15年間、杜氏を務めた農口さんが造る酒は「魂の酒」と呼ばれるなど全国にファンを持つ。一昨年、80歳を迎えるのを機に引退を表明したが、酒造りが頭から離れず昨年秋に復帰を決意。渡邊忠(わたなべただし)社長(70)と能美市内の酒造店を取得し、新たな酒造りを進めてきた。農口さんは「丹精した酒。皆さんに喜んでもらいたい」と話した。』(北國新聞社)


『「名工」杜氏が復帰 昨年引退の農口さん

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酒造りへ思いを巡らし、表情を引き締める農口さん=能美市末寺町

「現代の名工」で能登杜氏(とうじ)「四天王」の一人と称され、昨年引退した農口( のぐち)尚彦さん(80)=旧内浦町(能登町)出身=が、今冬から能美市で酒造りに復 帰する。休業していた酒蔵を復活させ、自身の名前を冠した新たな吟醸酒「農口」を仕込 む。「酒造りで、のたれ死んでも本望や」。農口さんは生涯現役を貫き、日本酒の神髄に 迫る覚悟である。
農口さんは、昨年春まで鹿野酒造(加賀市)で15年間杜氏を務め、「常きげん 農口 流 山廃(やまはい)大吟醸」などの酒造りに打ち込んだ。80歳を迎えるのを機に「支 えてくれたお客に感謝し、けじめをつける責任がある」と杜氏を弟子に譲り、引退した。

16歳で静岡県の酒蔵へ修業に入って65年、初めて造酒から離れて冬を過ごしたが、 仕込みが頭から離れず「体を動かして、好きな酒造りに生きるのが人生」と気付いた。

酒を通じて35年の付き合いがある渡邊忠さん(70)=能美市=からも、「一緒に日 本一の酒を造ろう」と誘いを受けた。渡邊さんの熱意にも背中を押され、休養を勧める家 族の反対を押し切って、復帰する気持ちが固まった。

新たに仕込みを始める酒蔵として、造酒を休んでいた能美市末寺町の山本酒造を、渡邊 さんとともに取得した。休造期間が5年と比較的短く、しっかりとした石蔵が気に入った という。

新銘柄「農口」で造り出すのは、米のうまみが感じられる、甘口で切れの良い吟醸酒だ 。各地の農家から集めた酒米「山田錦」などや、手取川の伏流水を生かし、今季は約6万 6千リットルの仕込みを目指す。

農口さんの杜氏復帰を聞きつけ、共に造酒を行う蔵人(くらびと)6人が全国から集ま った。米蔵や貯蔵タンクなど酒蔵の改修を急ピッチで進め、12月半ばから仕込みを始め る。

全国新酒鑑評会で通算27回の金賞を獲得した、農口さんの醸す酒は「魂の酒」と称さ れ、全国にファンが多い。交流サイト「フェイスブック」では「伝説の杜氏が復活した」 「これはすごいことや」などの書き込みがあり、日本酒通が農口さんの復帰を喜んでいる

外壁に新たに「農口」と記された山本酒造に、単身で移り住んだ農口さんは「やっぱり 酒造りが生きがい。名前に恥じない酒を造りたい」と決意を示した。



農口酒造株式会社HP
923-1107石川県能美市末寺町イ42

(TEL)0761-57-0021
(FAX)0761-57-0106

http://www.yamamoto-sake.com/




2013-12-02 (Mon)

2013/12/02  日本酒を海底で熟成

2013/12/02  日本酒を海底で熟成

酒を海底に沈めて熟成させることは泡盛の酒造所では、既に取り入れている方法だ。 今回は、日本酒を海に沈めるそうだ。 海底と言っても15mなので深くはない、光もある程度届くだろうし、どの程度効果があるのだろう。 『日本酒熟成へ海底に沈める 南伊豆で都内のバー (2013/12/ 1 08:03)  海底に日本酒が入ったコンテナを沈める作業を行う関係者=南...

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酒を海底に沈めて熟成させることは泡盛の酒造所では、既に取り入れている方法だ。

今回は、日本酒を海に沈めるそうだ。
海底と言っても15mなので深くはない、光もある程度届くだろうし、どの程度効果があるのだろう。


『日本酒熟成へ海底に沈める 南伊豆で都内のバー
2013/12/ 1 08:03

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海底に日本酒が入ったコンテナを沈める作業を行う関係者=南伊豆町

東京・品川駅前の長期熟成日本酒バー「酒茶論」などは30日、南伊豆町中木の海底で日本酒を熟成させるため、鉄製コンテナに入った日本酒2千本を沈める作業を行った。
日本酒を沈めた海は、「伊豆最後の秘境」としてシュノーケリング愛好者に人気のあるヒリゾ浜に程近い中木港沖約300メートルの深さ約15メートルの海底。ダイバーらが海に潜って慎重に作業した。約半年間熟成させる。
同じ海域では昨年、今回海底に酒を沈める作業を行った神奈川県内の会社がワイン6千本を海に沈め、完売した実績がある。関係者は「海底の振動などに揺られて、日本酒もおいしくなるはず」と自信を見せている。
海底に沈めた酒の瓶の表面には独特な風合いが出て、付加価値が付く。後援する町観光協会も「まちおこしにつながれば」と期待を寄せている。1日も日本酒千本を海に沈める予定。』(静岡新聞)


ワインの世界では、沈没船から引き上げられたシャンパンが美味しかったと言われており、200年前の沈没船から見つかった30本は、1600万円もするという。

『世界最古のシャンパン発見か、沈没船から200年以上前のボトル30本。

2010/07/21 17:02
Written by Narinari.com編集部
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今から200年以上も前に起きたフランス革命。その当時に製造された“世界最古”のシャンパンが発見された可能性があると、欧米で話題を呼んでいます。

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スウェーデン紙アフトンブラデットなどによると、この年代物のシャンパンを発見したのはスウェーデンの沈没船サルベージ専門のダイバーら。彼らは数年前、バルト海にある沈没船のことを漁師から聞かされ、チームの代表者であるクリスチャン・エクストラムさんは「船の大きさからして、あまり価値がないだろうと思っていました」としながらも、水深55メートルの海底に横たわるこの船を、実際に潜って調査することにしました。

すると、船には驚きの宝物が眠っていたのです。エクストラムさんらは、船の残骸付近でボトルを30本、割れることなく残されているのを発見しました。しかもコルクが腐ることもなく、ボトルの液体が外に漏れ出すこともないままの素晴らしい保存状態で――。

試しにエクストラムさんらが1本開けてみると、中身はシャンパン。「甘い風味で、泡もきめ細かく大変美味しかった」と、風化を感じさせることもなかったそうです。

その後、ボトルやコルクの形をワインのエキスパートに調べてもらったところ、どうやらヴーヴ・クリコというワインセラーが製造したシャンパンで、製造年はなんと1780年代までさかのぼるそう。フランス革命が起きたのは1789年ですから、その激動の時代にフランスで作られたシャンパンということになります。

現在、専門家にさらなる調査を依頼し、シャンパンの正確な製造年を調査中。本当に200年以上の歳月を経て、いまだに飲むことができるシャンパンだと確認されれば、1600万円前後の値段が付くと見られています。』
(ナリナリドットコム)




2013-10-13 (Sun)

2013/10/13  TPP  日本酒関税撤廃提案

2013/10/13  TPP  日本酒関税撤廃提案

TPP加盟交渉で、主要5分野の保護の公約が怪しくなり、個別分野での関税撤廃が議論され始めた。 突然出てきたのが日本酒とワインの関税撤廃だ。 日本酒は、紙パックのようなものは輸入攻勢にさらされる可能性があるが、高級酒はブランドイメージがあり、外国産の日本酒が日本市場を席巻することはないと思う。 ワインも日本のワインは拘ったものが多く国内で生産されるワインが外国産の安いもの...

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TPP
加盟交渉で、主要5分野の保護の公約が怪しくなり、個別分野での関税撤廃が議論され始めた。

突然出てきたのが日本酒とワインの関税撤廃だ。
日本酒は、紙パックのようなものは輸入攻勢にさらされる可能性があるが、高級酒はブランドイメージがあり、外国産の日本酒が日本市場を席巻することはないと思う。

ワインも日本のワインは拘ったものが多く国内で生産されるワインが外国産の安いものに代替されることはないだろう。

食料安保に関係するような品目は問題があるが、ワインと日本酒の関税撤廃は、積極的で良いと思う。


『日本酒・ワインの相互無関税、TPPで提案へ
読売新聞20131013日(日)08:37

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 (
読売新聞)

政府・与党は日米など12か国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)の関税交渉で、ワインの輸入関税を撤廃する検討に入った。

その見返りに、ほかの参加国には日本酒への関税をなくすよう求める。政府・与党は、ワインの関税撤廃は消費者へのメリットも大きく、日本酒の輸出促進にもつながるとみている。

日本は輸入ビールやウイスキーには関税をかけていないが、輸入ワインには価格の15%か、1リットル当たり125円のいずれかの関税をかけている。

TPP交渉では、すべての貿易品目のうち関税をゼロにする品目の割合を示す「貿易自由化率」の目安を95%以上に置いている。政府・与党はコメ、麦など「重要5項目」(586品目)を守りながら、関税を撤廃できる品目の洗い出しを進めている。ワインは重要5項目に含まれないが、当初は関税を維持する方針だった。

ワインの関税撤廃は豪州、ニュージーランドの要請に応じるもので、政府・与党は輸入ワインの増加で打撃を受ける国内の生産者に対する支援策を検討する。

他国には日本酒の関税の撤廃を求めることで輸出増を目指す。日本政策投資銀行によると、2000年度に99・2万キロ・リットルだった日本酒(清酒)の国内消費は、10年度には58・9万キロ・リットルと約4割減った。若者の日本酒離れなどが原因で、酒造業界からは、日本酒の輸出を増やすため、TPP交渉で日本酒に対する関税撤廃を働きかけるよう求める声が高まっている。

政府・与党は今回の提案は各国が受け入れやすく、実現の可能性は高いとみている。』(読売新聞)



2013-04-06 (Sat)

2013/04/06 「國酒議連」発足

2013/04/06    「國酒議連」発足

國酒議連が発足したそうだ。 國酒というのは、一般的にはあまり使われない言葉だ。 日本のお酒と言う意味なのだが、日本酒というと清酒のことを指すのが一般的なので、焼酎や泡盛が入らなくなってしまう。 やむなく、國酒と表現したのだろう。 酒税法では、泡盛も焼酎に分類されるが、文化的な背景を考えると焼酎と泡盛は区別したほうが適切だと思う。 いろいろややこしい...

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國酒議連が発足したそうだ。

國酒というのは、一般的にはあまり使われない言葉だ。
日本のお酒と言う意味なのだが、日本酒というと清酒のことを指すのが一般的なので、焼酎や泡盛が入らなくなってしまう。
やむなく、國酒と表現したのだろう。

酒税法では、泡盛も焼酎に分類されるが、文化的な背景を考えると焼酎と泡盛は区別したほうが適切だと思う。

いろいろややこしいので、國酒の表現もしかたがないかもしれない。

ただ、気になるのは、民主党内の議連ということだ。
國酒を国内・海外に広めるために議員が一肌脱ぐつもりなら超党派の議連にすべきだ。
民主党内に留めれば、帰って副作用のほうが大きくなるのではと危惧してしまう。

Cool Japan
は、今では世界的に評価が高い。
勿論、日本酒も焼酎も泡盛も世界で高い評価を受ける品質の良さと美しさを持っている。
酸化剤が入ったワインとは違って、國酒はそんな余分なものを含んではいない。
超党派の国策として取り組むべき問題だと思う。


『野田、前原、玄葉氏が決起?! 「國酒議連」が発足
2013.04.03
   

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民主党國酒プロジェクト推進議連の設立総会であいさつする野田佳彦前首相。右は古川元久元国家戦略・経済財政相=3日午後、衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)【拡大】

民主党政権時代の旧主流派保守系が決起?!。そんなことを想起させる民主党有志による議員連盟が3日発足した。名付けて「國酒プロジェクト推進議連」。顧問に名を連ねたのは、野田佳彦前首相、前原誠司前国家戦略担当相、玄葉光一郎前外相。同党は夏の参院選後の分裂もささやかれているだけに、この顔ぶれは憶測を呼びそうだ。

「ご無沙汰でございます。子供たちが毎朝、元気に牛乳を飲むように、毎日、国酒を欠かさずたしなみさせていただいています」

酒豪で知られる野田氏はこう挨(あい)拶(さつ)。会長には古川元久元国家戦略担当相が就任した。議連は「日本酒・焼酎の魅力の認知度の向上と海外への輸出促進」を働き掛けていく。

前原、玄葉両氏は欠席したが、顧問には松下政経塾出身という共通項もあり、酒というよりは何やらきな臭い香りが漂う。』(zakzak




2013-03-28 (Thu)

2013/03/28  BS-TBS  「吉田類の酒場放浪記」

2013/03/28  BS-TBS  「吉田類の酒場放浪記」

BS-TBSの放送に「吉田類の酒場放浪記」という人気番組がある。 と言っても呑み助しか知らない番組かもしれないが。 「酒場詩人」吉田類が、関東周辺を中心として、全国各地の酒場・飲みどころを訪ねて歩く番組。 登場する酒場は、高級な店ではなく、新しい店でもなく、昔懐かしい昭和の匂いのする大衆酒場だ。 各地には、地場の人達が常連となって通う店がある。 タウン情...

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BS-TBS
の放送に「吉田類の酒場放浪記」という人気番組がある。
と言っても呑み助しか知らない番組かもしれないが。

「酒場詩人」吉田類が、関東周辺を中心として、全国各地の酒場・飲みどころを訪ねて歩く番組。

登場する酒場は、高級な店ではなく、新しい店でもなく、昔懐かしい昭和の匂いのする大衆酒場だ。

各地には、地場の人達が常連となって通う店がある。
タウン情報誌に取り上げられ、人気店になるが、数年のうちに消えてしまうような店ではない。
何十年も同じ所で同じ店構えで、店主が同じように客を迎える。店主が死んでも、奥さんが、2代目が、3代目が店を引き継いでいく。
昔から、殆ど変わらず同じような店構えで同じようなメニューを出している。その店に通う常連たちは、その変わりの無さに心を休ませることができる。

毎回の番組は、同じような内容だ。
吉田類が、酒場を訪れ、焼酎やビールやぬる燗を飲む。
肴はその店のお薦めや、目に止まったもの、常連さんが肴にしているもの。ちゃっかり常連さんからせしめるのもいつものことだ。

いつも同じような内容の番組を、いつも見る人が多いのは不思議だが、常連が通う酒場と視聴者が通う番組は入れ子構造なのだ。
番組の中で、バーチャルな常連としてその大衆酒場で癒されている構造になっている。

11
日の放送は、特に良かった。
浅草の「正ちゃん」は、典型的な大衆酒場だ。
酒場放浪記の原型といっても良い。

金沢の「こいで」は、この番組では珍しく大衆酒場とはいえないマニアックな店。


<浅草の正ちゃん>
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昔は、屋台だった店だそうだ。

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店の前には、屋台のように客席が設けられている。

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屋台部分の大鍋では、牛すじがグツグツ湯気を立てている。

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6時間も掛けて作られる牛すじ煮込みは、家庭では難しい味わいなのだ。

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この店の当主も2代目だ。
毎日同じように、腰低く常連さんたちを迎える。
腰の高い人気店ではない人気店なのは店主の愛想の良さによっている。


屋台の横には店舗の入口がある。
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店内はカウンターのみで、目の前には、奥さんがつくる肴が並んでいる。

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豊満な手羽先。

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寒い夜は、粕汁。

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北の海の鱈がたっぷり入っている。

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酒場詩人は、飲みながら、呟きながら、カメラに向かって語りかける。

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北海道出身の奥さんのつくるにしん煮。
これは美味しそうだ。
札幌にいた時食べた半生のにしんの煮物は美味しかった。
身欠きにしんを使って真似したことがあるが、再現できなかった。
これは食べてみたい。

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正ちゃんの出す肴は、チェーン店の居酒屋メニューとは違って痩せていない。
目の前の常連客のために作られた肴だ。

東京に出かけた時は、一度行ってみよう。
午後1時から営業なのだから、長居してもその日のうちに帰ることができる。

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番組の最後の、酒場詩人吉田類は、一句詠む。

寒鴉は常連ではないが、酒場の憩いは知っている。



<金沢のこいで>
大衆酒場では、肴が中心なので酒は飲めれば良いというのが一般的だ。
うんちくを傾けてアレヤコレヤ講釈を述べるのは野暮というもの。
これが大衆酒場のスタンダードだ。

この番組には、珍しく酒にマニアックなものを揃えている店こいでは、大衆酒場とは言えないかもしれない。

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店の入口には、酒林が下げられている。
左にはマニアが喜ぶ日本酒の銘柄が、掲示されている。

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店に入ると、左がカウンター、右がテーブル席になっている。

カウンターの前にある厨房の冷蔵庫は、客席からも見える。

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言わずと知れた、名酒が揃えられている。

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「天狗舞 大吟醸 中三郎」は、まだ飲んだことがない。
「手取川 露堂々」と合わせて、飲んでみたい。

天井に近い棚には、マニアックな焼酎が並んでいる。
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肴は、日本海の海の幸を中心として、熊や馬の肉も入っている。
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金沢の店は、地場の魚をつかうので、毎日仕入れ値が変わり、メニューも時価表示で、価格が書かれていない。

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店主はまだ若い。

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すりおろした蓮根の蒸し物に餡がかかっている。
山葵と銀杏がトッピングされ、蒸し物の中には牡蠣やうなぎが入っている。

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うなぎ。

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川に自生するクレソンは、しっかりした味があるそうだ。

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金沢に行ったら入ってみたい店だ。

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春愁は、粋な芸妓の裾に縁なき寒鴉の愁いなのだろう。


【データ】
吉田類の酒場放浪記
http://w3.bs-tbs.co.jp/sakaba/

毎週月曜日 BS-TBS 9
時より放送