2023/05/30 日記 杜若 - 菜花亭日乗
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2023-05-30 (Tue)  21:00

2023/05/30 日記 杜若

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今日のあれこれ: 杜若

《 【愛知県の花】「かきつばたまつり」 約2万本咲き誇る 愛知・知立市 無量寿寺 》

https://www.youtube.com/watch?v=h0vk5k4uPs8



『杜若(かきつばた)  仲夏

【子季語】
 燕子花、かほよ花、白かきつばた

【関連季語】
 あやめ、花菖蒲、菖蒲

【解説】
 尾形光琳の「燕子花図屏風」に描かれている水辺の花。剣のような葉と紫の花で一目でこの花と分かる。「燕子花」字は花の姿が燕の姿を思わせるところから。この花の汁を布にこすり付けて染料にしたことから「書付花」といわれ、それが転じて「かきつばた」となったとされる。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 吾のみやかく恋すらむかきつはたにつらふ妹はいかにかあるらむ よみ人しらず『万葉集』

 唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ 在原業平『伊勢物語』 

【実証的見解】
アヤメ科の多年草。五~六月ごろ池や沼などの水辺に咲く。形はあやめを少し大きくした感じ。七十センチほどの直立した茎で葉は広剣状。花の色は、白または紫。他のアヤメ科の花同様、三枚の外花被片(外の花びら)は垂さがり、それよりも小さな内花被片(内の花びら)は直立する。かきつばたの特徴として、外の花びらの付け根から中央にかけて白っぽい筋が一本入る。』
(季語と歳時記)



杜若の俳句:


・京にこそむらさきは似せれ杜若  支考


・かきつばた鎌倉街道雨上がる  二村典子


・かきつばた心はやりて知立まで  細見綾子


・かきつばた倒れて花を水におく  山口青邨


・貴の色極むむらさき杜若   大橋敦子




台風2号は大陸近くまで進み、大きく曲がり沖縄方面に進むらしい。
 その後、日本列島の太平洋側の南を進みそうだ。

東海地方も、その影響を受け64日頃まで、雨がちの天気が続く予報になっている。


杜若は愛知県の花だそうだ。
雨が続くこの季節、降る雨の中、高貴な紫の衣に身を包んだ杜若を見つめるのは、理に適った花の楽しみかもしれない。




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最終更新日 : 2023-05-30

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