2023/05/30 (火) 旧暦: 4月11日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 4時27分 日没: 18時49分 月出: 13時44分 月没: 1時25分 月齢: 10.46 潮汐: 長潮 干支: 戊子 六曜: 友引
今日のあれこれ: 杜若
《 【愛知県の花】「かきつばたまつり」 約2万本咲き誇る 愛知・知立市 無量寿寺 》
https://www.youtube.com/watch?v=h0vk5k4uPs8
『杜若(かきつばた) 仲夏
【子季語】
燕子花、かほよ花、白かきつばた
【関連季語】
あやめ、花菖蒲、菖蒲
【解説】
尾形光琳の「燕子花図屏風」に描かれている水辺の花。剣のような葉と紫の花で一目でこの花と分かる。「燕子花」字は花の姿が燕の姿を思わせるところから。この花の汁を布にこすり付けて染料にしたことから「書付花」といわれ、それが転じて「かきつばた」となったとされる。
【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【文学での言及】
吾のみやかく恋すらむかきつはたにつらふ妹はいかにかあるらむ よみ人しらず『万葉集』
唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ 在原業平『伊勢物語』
【実証的見解】
アヤメ科の多年草。五~六月ごろ池や沼などの水辺に咲く。形はあやめを少し大きくした感じ。七十センチほどの直立した茎で葉は広剣状。花の色は、白または紫。他のアヤメ科の花同様、三枚の外花被片(外の花びら)は垂さがり、それよりも小さな内花被片(内の花びら)は直立する。かきつばたの特徴として、外の花びらの付け根から中央にかけて白っぽい筋が一本入る。』
(季語と歳時記)
杜若の俳句:
・京にこそむらさきは似せれ杜若 支考
・かきつばた鎌倉街道雨上がる 二村典子
・かきつばた心はやりて知立まで 細見綾子
・かきつばた倒れて花を水におく 山口青邨
・貴の色極むむらさき杜若 大橋敦子
台風2号は大陸近くまで進み、大きく曲がり沖縄方面に進むらしい。
その後、日本列島の太平洋側の南を進みそうだ。
東海地方も、その影響を受け6月4日頃まで、雨がちの天気が続く予報になっている。
杜若は愛知県の花だそうだ。
雨が続くこの季節、降る雨の中、高貴な紫の衣に身を包んだ杜若を見つめるのは、理に適った花の楽しみかもしれない。
- 関連記事
-
- 2023/06/01 日記 六月 (2023/06/01)
- 2023/05/31 日記 五月尽 (2023/05/31)
- 2023/05/30 日記 杜若 (2023/05/30)
- 2023/05/29 日記 茅花流し (2023/05/29)
- 2023/05/28 日記 目白 (2023/05/28)
最終更新日 : 2023-05-30