2023/05/16 日記 聖五月 - 菜花亭日乗
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2023-05-16 (Tue)  19:50

2023/05/16 日記 聖五月

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今日のあれこれ: 聖五月

《 【着帯の祝い】安産を願って岩田帯を巻く儀式。 》

https://youtu.be/SpQ0SZSVFZY



『聖五月

読み方:セイゴガツ(seigogatsu)

カトリックのマリアの月をいう

季節 夏

分類 時候
』(季語・季題辞典)



聖五月の俳句:


・岩田帯きりりと巻きて聖五月   荒木治代


・聖五月羽交ひじめてふ愛のあり   鈴木節子


・洗顔の水なめらかや聖五月   塩路隆子


・搾乳の乳ほとばしる聖五月   和田和子


・聖五月母となる娘を迎へけり   山田怜子




季語は、「聖五月」なのだが、と言うか、だからと言うべきか。
選んだ句は、女の句になった。

言葉「女性」、「男性」には情念がない。
この5句を語るには「女」、「男」でなければ、伝わらない。

「聖五月」と言う季語は、女のために在るのかもしれない。
時は聖五月、岩田帯をきりりと巻く女の充実感は、男には解からない、許されないのだから解りようもない。
大谷選手の冠る兜は所詮戦うためのもの、生命を消滅することはあっても育むことはない。
岩田帯は、生命を育てるための帯。
どちらがキリリとしているかは、言うまでもない。

2句、これもまた。
羽交い締めされて、身動き取れなくなった、究極の不自由に愛を感じる。不自由さを楽しむ強かさ、これも男には許されていない。

3句から5句まで。
もう語るまでもない。
聖五月、女は生命を手にして、満ち満ちている。





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最終更新日 : 2023-05-16

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