2023/01/14 (土) 旧暦: 12月23日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 6時50分 日没: 16時49分 月出: 23時34分 月没: 10時46分 月齢: 21.7 潮汐: 小潮 干支: 壬申 六曜: 仏滅
今日のあれこれ: 春光
『早春の花 2023年』
https://youtu.be/5dzRfw13gSM
『春光(しゅんこう、しゆんくわう) 三春
子季語: 春の色、春色、春望、春の匂、春景色、春景、春の光
関連季語: 春日
解説: もともとは春の風光、春の景色をいったが、春の日の光としても用いられる。
来歴: 『俳諧大成新式』(元禄11年、1698年)に所出。
文学での言及:
誰か言つし春の色東生より到ると、露暖かにして南枝花始めて開く 菅原文時『和漢朗詠集』
野煙の春の光に嘯いて、各々一句を吟じ、山霞の晩の色を酌んで、忽ちに数盃に酔ゑり 橘在列『新撰朗詠集』
』
(季語と歳時記)
春光の俳句:
・一湾の春光廻す風車かな 岡野里子
・汲み上ぐるたび春光を含む水 ことり
・うれしさは春のひかりを手に掬ひ 野見山朱鳥
・この道ときめ春光の只中へ 井上玉枝
・一歩又一歩春光又一歩 稲畑汀子
今日は、本当に良い天気だった。
冷たい風が漸く止んだ。
そして春の光が眩しいばかりに降り注いだ。
冷たい風が吹き付ける春先が長かったので、
今日の様な穏やかな春の光と風は特に心を踊らせた。
昼休み、建物から外に出て、歩いてみると。
いつも見慣れた風景も今日は変わっている。
気づかなかった花に道は彩られている。
あの家の庭に梅の木があったのだ。
満開の紅梅は枝も全て見えないほどに赤い花に囲まれている。
道沿いにも、辛夷の花は咲き、白木蓮の蕾は早くも開き、おおらかな白い花が光に照らされて明るく輝いている。
この様に、春の光と風の中を歩く日は、もう何日もあるだろうか。
下の2句。
井上氏と稲畑氏の歩いた道も、同じような春の光と風の中だったに違いない。
- 関連記事
-
- 2023/03/16 日記 磯開 (2023/03/16)
- 2023/03/15 日記 白木蓮 (2023/03/15)
- 2023/03/14 日記 春光 (2023/03/14)
- 2023/03/13 日記 お水取 (2023/03/13)
- 2023/03/12 日記 土筆 (2023/03/12)
最終更新日 : 2023-03-14