2023/03/14 日記 春光 - 菜花亭日乗
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2023-03-14 (Tue)  20:18

2023/03/14 日記 春光

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今日のあれこれ: 春光

『早春の花 2023年』

https://youtu.be/5dzRfw13gSM



『春光(しゅんこう、しゆんくわう)   三春

子季語: 春の色、春色、春望、春の匂、春景色、春景、春の光
関連季語: 春日
解説: もともとは春の風光、春の景色をいったが、春の日の光としても用いられる。
来歴: 『俳諧大成新式』(元禄11年、1698年)に所出。
文学での言及: 
 誰か言つし春の色東生より到ると、露暖かにして南枝花始めて開く 菅原文時『和漢朗詠集』

 野煙の春の光に嘯いて、各々一句を吟じ、山霞の晩の色を酌んで、忽ちに数盃に酔ゑり                              橘在列『新撰朗詠集』

(季語と歳時記)




春光の俳句:


・一湾の春光廻す風車かな   岡野里子


・汲み上ぐるたび春光を含む水   ことり


・うれしさは春のひかりを手に掬ひ  野見山朱鳥


・この道ときめ春光の只中へ   井上玉枝


・一歩又一歩春光又一歩   稲畑汀子




今日は、本当に良い天気だった。
冷たい風が漸く止んだ。
そして春の光が眩しいばかりに降り注いだ。

冷たい風が吹き付ける春先が長かったので、
今日の様な穏やかな春の光と風は特に心を踊らせた。

昼休み、建物から外に出て、歩いてみると。
いつも見慣れた風景も今日は変わっている。
気づかなかった花に道は彩られている。
あの家の庭に梅の木があったのだ。
満開の紅梅は枝も全て見えないほどに赤い花に囲まれている。

道沿いにも、辛夷の花は咲き、白木蓮の蕾は早くも開き、おおらかな白い花が光に照らされて明るく輝いている。

この様に、春の光と風の中を歩く日は、もう何日もあるだろうか。

下の2句。
井上氏と稲畑氏の歩いた道も、同じような春の光と風の中だったに違いない。





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最終更新日 : 2023-03-14

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