2023/03/12 (日) 旧暦: 2月21日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 5時57分 日没: 17時45分 月出: 22時30分 月没: 8時12分 月齢: 19.83 潮汐: 中潮 干支: 己巳 六曜: 仏滅
今日のあれこれ: 土筆
《二十四節気の一つ『啓蟄』 ツクシが姿を見せ春の訪れ(熊本) (23/03/06 18:30)》
https://youtu.be/aytnnas7Djs
『土筆(つくし) 仲春
【子季語】
つくづくし、つくしんぼ、筆の花、筆頭菜、土筆野、土筆摘
【解説】
筆和、土筆飯、土筆汁トクサ科の多年草。杉菜の胞子茎をいう。三月ごろから日のあたる土手や畦道に生える。筆のような形をしているのでこの名がある。
【科学的見解】
土筆は、スギナというシダ植物の胞子葉の部分をさす。春先、土壌中にある地下茎から胞子葉が伸び、地上に出たあとは茎を伸ばし先端から胞子を飛散させる。その後、遅れて細く尖った松葉状の葉(栄養葉)を出し、活発に光合成を行う。スギナは、在来の植物で、北海道から九州まで分布する。土筆は、食用となり、春の山菜として昔から親しまれている。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)
土筆の俳句:
・ぎつしりと箱にお稲荷土筆摘む きくちきみえ
・つぎつぎと土から生命つくしんぼ 増田甚平
・かたまりて家族のごとく土筆あり 唐澤まさし
・つくしんぼ少年の背は伸び放題 横田敬子
・つくしんぼ摘んでそのままねころんで 根橋宏次
・つくしんぼ子育てといふ至福かな 溝越教子
冷たい北風が収まれば、春の陽に誘われて、野遊びの季節。
加えて、この季節なら、土筆も土を出て空に向かって伸びている日和だ。
野遊びなら、穏やかな陽射しさえあれば良い。
それに、土筆でも見つけることができれば、なお良い。
都会暮らしの人間には、どこに土筆は生えているのかわからない。
訊いてみると、川の堤防には生えていることが多いそうだ。
この辺りなら、木曽川や長良川の堤防のある場所なら、見つけることが出来るそうだ。
昨日、今日、野に出て土筆採りを楽しんだ人は多いはずだ。
来週もまだ天気さえ良ければ、間に合う。
沢山採る必要はない。
ほろ苦い土筆の春の味わいを味わえれば、それで充分なのだから。
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最終更新日 : 2023-03-12