2023/02/01 日記 二月 - 菜花亭日乗
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2023-02-01 (Wed)  20:02

2023/02/01 日記 二月

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今日のあれこれ: 二月

《北野天満宮 梅苑『花の庭』の公開始まる 白い雪をまとう「梅の花」 京都・上京区(2023128日)》

https://youtu.be/kU1uhPQtW7M



『二月(にがつ/にぐわつ)  初春

【解説】
上旬に立春を迎えはしても、厳しい寒さの続く時節。
冷たい空気の中、日ざしはすこしづつ春を感じさせるようになる。』
(季語と歳時記)



二月の俳句:


・一村の梅咲きこぞる二月哉   正岡子規


・花の咲く木はいそがしき二月かな  各務支考


・安房二月コーヒー店も花あふれ  新井英子


・寒暖の差の激しき日二月来る   久保晴子


・悪戯や逃げ足速き風二月   石倉千賀子


・燕に賑ひそめる二月かな  蓼太


・煙上げて人居り梨畠の二月   宮津昭彦


・あいまいなたむろ二月の少年ら   内田美紗


・何をしても退屈二月の電柱   大倉郁子


・露天湯に溺れてをれば二月かな   山田六甲




今日から月が変わり、二月が始まった。

朝起きて今日から二月だが、二月って、どんな月だったろうと改めて思った。

「二月」を季語とした俳句を探してみると、数多く詠まれている。
 ザット探しただけで千句を超える句が見つかった。
意外に、人気がある季語だった。

句に詠まれている「二月」はどんな月なのだろうと、読み始める。
 1000句もあると見方、感じ方も様々で、右だといえば左、山だといえば海...と纏まらないこともあるだろう。


頭から読み進んでいくと、それぞれの二月が詠まれている。
自然は雪も残り、また降り積もる。
寒さは厳しい。
晴れた日は風が厳しい。
寒暖差は激しい季節だ。

しかし、雪の中でも梅の花は咲く。
花屋さんの店頭には、早春の花が色を競う。

野には鳥たちが羽ばたき、囀る。
農家は野焼き、山焼きで春の準備を始める。

自然の中の花や鳥や人は激しい気候の中でも健気に生きている。


だが一方、冬と春の間に挟まれた二月は、はっきりしないところがある。
 それに、負けて、することもなく群れてたむろしたり、独りで退屈したりする月でもある。

受け身に回って、退屈したりするのは良くない態度だ。
今日のニュースでは、Youtubeに回転寿司のレーンに流れる寿司にいたずらしたり、皿や醤油を舐めたりする少年の姿がUPされていたが、その少年が特定され、巨額の損害賠償や刑罰の可能性が報道されている。
退屈すると、人間は負ける人が出てくる。

退屈しても負けないことが、大切だ。
山田氏のように、大容に構えて、まだ寒い二月には温泉の中に身体を温めて、溺れていることも正しい態度だ。



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最終更新日 : 2023-02-01

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