2023/02/01 (水) 旧暦: 1月11日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 6時41分 日没: 17時07分 月出: 12時58分 月没: 3時20分 月齢: 10.25 潮汐: 若潮 干支: 庚寅 六曜: 大安
今日のあれこれ: 二月
《北野天満宮 梅苑『花の庭』の公開始まる 白い雪をまとう「梅の花」 京都・上京区(2023年1月28日)》
https://youtu.be/kU1uhPQtW7M
『二月(にがつ/にぐわつ) 初春
【解説】
上旬に立春を迎えはしても、厳しい寒さの続く時節。
冷たい空気の中、日ざしはすこしづつ春を感じさせるようになる。』
(季語と歳時記)
二月の俳句:
・一村の梅咲きこぞる二月哉 正岡子規
・花の咲く木はいそがしき二月かな 各務支考
・安房二月コーヒー店も花あふれ 新井英子
・寒暖の差の激しき日二月来る 久保晴子
・悪戯や逃げ足速き風二月 石倉千賀子
・燕に賑ひそめる二月かな 蓼太
・煙上げて人居り梨畠の二月 宮津昭彦
・あいまいなたむろ二月の少年ら 内田美紗
・何をしても退屈二月の電柱 大倉郁子
・露天湯に溺れてをれば二月かな 山田六甲
今日から月が変わり、二月が始まった。
朝起きて今日から二月だが、二月って、どんな月だったろうと改めて思った。
「二月」を季語とした俳句を探してみると、数多く詠まれている。
ザット探しただけで千句を超える句が見つかった。
意外に、人気がある季語だった。
句に詠まれている「二月」はどんな月なのだろうと、読み始める。
1000句もあると見方、感じ方も様々で、右だといえば左、山だといえば海...と纏まらないこともあるだろう。
頭から読み進んでいくと、それぞれの二月が詠まれている。
自然は雪も残り、また降り積もる。
寒さは厳しい。
晴れた日は風が厳しい。
寒暖差は激しい季節だ。
しかし、雪の中でも梅の花は咲く。
花屋さんの店頭には、早春の花が色を競う。
野には鳥たちが羽ばたき、囀る。
農家は野焼き、山焼きで春の準備を始める。
自然の中の花や鳥や人は激しい気候の中でも健気に生きている。
だが一方、冬と春の間に挟まれた二月は、はっきりしないところがある。
それに、負けて、することもなく群れてたむろしたり、独りで退屈したりする月でもある。
受け身に回って、退屈したりするのは良くない態度だ。
今日のニュースでは、Youtubeに回転寿司のレーンに流れる寿司にいたずらしたり、皿や醤油を舐めたりする少年の姿がUPされていたが、その少年が特定され、巨額の損害賠償や刑罰の可能性が報道されている。
退屈すると、人間は負ける人が出てくる。
退屈しても負けないことが、大切だ。
山田氏のように、大容に構えて、まだ寒い二月には温泉の中に身体を温めて、溺れていることも正しい態度だ。
- 関連記事
-
- 2023/02/03 日記 追儺 (2023/02/03)
- 2023/02/02 日記 梅見 (2023/02/02)
- 2023/02/01 日記 二月 (2023/02/01)
- 2023/01/31 日記 日脚伸ぶ (2023/01/31)
- 2023/01/30 日記 雪下ろし (2023/01/30)
最終更新日 : 2023-02-01