2023/01/26 日記 寒梅 - 菜花亭日乗
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2023-01-26 (Thu)  20:57

2023/01/26 日記 寒梅

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今日のあれこれ: 寒梅

2023/01/14 この暖かさで一気にほころび始めた梅の花 大洲家族旅行村 その2 〜愛媛県大洲市〜》

https://youtu.be/SMGqcsmbx-A



『冬の梅(ふゆのうめ) 晩冬

【子季語】
 寒梅、寒紅梅

【解説】
冬のうちから花をつける梅のこと。初春を待つ心に適う。 』
(季語と歳時記)



寒梅の俳句:


・横笛冴けりな寒梅開く二三輪   正岡子規


・寒梅のただ一輪のあまねき日  山口青邨


・寒梅に明日ひらかむとするもあり  阿波野青畝


・寒梅の珠抱くごときふふみかな  山内遊糸


・寒梅とならむいのちの小さく紅し  林翔




花は満開が、一番だ。
特に、桜の花は満開の豪華絢爛たる様が愛される。
そして、風に誘われ花びらが舞いながら散る風情も愛される。

しかし、梅の花は少し違うようだ。
例句に詠まれているように、花の二三輪が愛でられている。

山口氏は寒梅は一輪の花で充分鑑賞、満足できると言っている。

そして、春まだ遠い寒の内に梅は、花を、一輪、二輪、三輪と咲いている。
 数は少ないが厳しい寒さの中、咲いた花は、ただ一輪でさえ、キリリと咲いている。

そして、枝をよく見ると蕾が数多くついており、明日開くほど膨らんでいる蕾もある。

それぞれの蕾ごと、膨らみ、花開くその日を迎えるために、準備している。

一輪の花の後には宝石のような蕾が続いている。
その様は、まだ寒い早春の中に、来るべき春をしっかりと見せてくれている。

・息白く梅一輪の花見かな  笑山





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最終更新日 : 2023-01-26

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