2017/11/14 (火) 旧暦:9月26日 祝日・節気: 日出 :6時15分 日没:16時35分 月出:1時50分 月没:14時28分 月齢:25.32 干支: 乙巳 六曜: 仏滅 九星: 一白水星
今日のあれこれ: 初時雨
(☆☆ 奈良大和路 素描 ☆☆
http://blog.goo.ne.jp/tukasaf/e/12c8bceeef316be8479e0dfa2ddcebf4
より転載)
『初時雨
初冬
..
その年の冬の初めての時雨。冬になってしまったという気持ちが、この季語には込められている。』
(季語と歳時記)
初時雨の俳句:
・初時雨猿も小蓑を欲しげなり 松尾芭蕉
・京へ出て目にたつ雲や初時雨 千代尼
・雪見ゆる峰をかくして初時雨 高井几董
・座敷から湯飛入るや初時雨 小林一茶
・引被る衣の香床し初時雨 各務支考
昨日は晴れの予報だったが、当たらずほとんど曇りの日だった。
今日は、曇り後雨の予報だったが、悪い時はよく当たり、雨は早く降り始めた。
この時季は一雨ごとに、一段毎寒くなって行く。
この週末は12月の寒さになるそうだ。
芭蕉の有名な初時雨の句。
江戸時代旅人が歩く初頭の冬の道には、猿もよく姿を表したのだろう。
今では、珍しいことだが、11日同じような光景に出くわした。
松本は青空で晴れていた。
158号線で上高地方面に向かって車を走らせていた。
市街地を抜け、峠道を上り始めると曇ってきた。
山道の九十九折を登っていくと、霧が出始め、やがて細かい雨が降り始めた。
暗い長いトンネルを幾つか通り、乗鞍方面に左折すると、右側は、紅葉の時期は終わって、冷たい雨が降る冬の佇まいの山林だ。
車の前方を何かが右の山から降りてきて道路を横切った。
車が近づくと猿だった。
まだ小さく痩せた猿が、通り過ぎる我が車を逃げることもなく見ていた。
我々は車の中で温かい。
猿は冷たい雨に打たれた儘道端に座り続けていた。
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最終更新日 : 2019-03-15