2008/9/12(金) 旧暦8月13日 日出:5時21分 日没:17時52分 月出:16時08分 月没:1時43分 月齢:12.29 乙卯(いつぼう,きのとう) 友引 一粒万倍日
今日の花: 朝顔
季語: 牽牛花(けんぎゅうか)
(季節の花300より転載)
『アサガオ(朝顔、英:Japanese morning glory、学名:Ipomoea nil)は、ヒルガオ科の一年性植物。つる性。日本で最も発達した園芸植物。古典園芸植物のひとつでもある。
葉は広三尖形で細毛を有する。真夏に開花し、花は大きく開いた円錐形で、おしべ5、めしべ1を有する。
歴史
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使がその種を薬として持ち帰ったものが初めとされる。朝顔の種の芽になる部分には下剤の作用がある成分がたくさん含まれており、漢名では「牽牛子(けんごし)」と呼ばれ、奈良時代、平安時代には薬用植物として扱われていた。和漢三才図絵には4品種が紹介されている。
なお、遣唐使が初めてその種を持ち帰ったのは、奈良時代末期ではなく、平安時代であるとする説もある。この場合、古く万葉集などで「朝顔」と呼ばれているものは、本種でなく、キキョウあるいはムクゲを指しているとされる。
生薬
種子種子は「牽牛子」(けんごし)と呼ばれる生薬で日本薬局方にも収録されている。粉末にして下剤や利尿剤として薬用にする。煎液にしても効かない。
朝顔の種は、煮ても焼いても炒っても効能がある。
ただし、市販されている栽培用の種子は、消毒がしてあったり、なんらかの人手が加えられている可能性があるので、服用するのは控えたほうが良い。
...
品種改良の概要
世界的に見ても、これほど花型が多種多様に変化した園芸植物は他にない。それは、メンデル以前に遺伝の法則が経験的に知られていたという理由からである。具体的には、朝顔は一年草であるが「出物」と呼ばれる変化は種子ができないか非常に結実しにくいため系統の維持ができず、変化が発現しなかった株により遺伝的に伝えて行くしかない。したがって沢山の種をまき、小苗の内に葉の特徴から変化を有している株を選び出す必要がある。そのため、現在も変化朝顔は遺伝学の研究材料としても用いられていて、早くから遺伝子の配列が知られていた。
品種改良の歴史
江戸時代の2度の朝顔ブームを機に品種改良が大きく進んで観賞用植物となり、木版の図譜類も多数出版された。この時代には八重咲きや花弁が細かく切れたり、反り返ったりして本来の花型から様々に変化したものが生まれ、世間の注目を浴びた。 これを現在では「変化朝顔」と呼び、江戸、上方を問わず非常な流行を見た。特に珍しく美しいものは、オモトや菊などと同様、非常な高値で取り引きされた。「大輪朝顔」も「正木」と呼ばれる結実する変化朝顔の一種である。』(Wikipedia)
朝顔の俳句:
・蕣(あさがほ)は下手のかくさへ哀也 芭蕉
・朝がほや一輪深き淵の色 蕪村
・朝顔に釣瓶とられてもらひ水 千代女
・朝貌に涼しくくふやひとり飯 一茶
・朝㒵(あさがお)や夜明の蜻蛉一つ飛ぶ 増田龍雨
農薬汚染・カビの事故米の不正転売問題で、焼酎、日本酒、菓子、給食、食米...と留まることを知らない広がりを見せている。
充分な手当もせず事故米を放出した国、不正転売した悪徳業者は糾弾されるべきだが、安ければ素性が解らなくても購入する消費者も問題だ。
この様な事件も含めて経済事件に対する刑罰が軽すぎる。モラルのない世界ではヤリ得になっている。
刑法が機能していないのは、司法より立法の問題である。総裁選も何かの一つ覚えの経済政策より古色蒼然たる刑法の抜本改革を政策目標に挙げたらどうか。
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最終更新日 : 2019-03-15