映画のスターは、美男子でなければならない。
だから、韓国の整形男みたいなものが人気がある。
この類のスターは勿論のことだが、美しさを売り物にするようなスターには関心がない。
俳優は役を演じるものだから、本人と映画の役どころは違う。
極端に言えば、俳優本人は存在せず、常に役どころに化けてしまうのが名優かもしれない。
だが、矢張り役者といっても、その人なりの個性があってこそ存在感もあり、映画史に残る名優になるのではないかと思う。
だから、演技は下手だが名優は存在する。うるさい小津に愛された笠智衆は自分を大根だと言っている。
外国の男のスターの中で、魅力を感じるのは多くはないが、ジョージ・クルーニーはその一人だ。
知性とかウイットとか皮肉とか遊び心とか役割を超えた本人の存在感を感じる。
ジョージ・クルーニーが自殺を考えたことがあると言うニュースが流れているので驚いた。
(風のリボンのひとりごと より転載)
『ジョージ・クルーニー、自殺も考えた過去を告白
2011年11月16日(水) 15:23 映画.com
苦しんだ過去を告白したクルーニー写真:Rex Features/アフロ監督・俳優として活躍するジョージ・クルーニーが、米ローリング・ストーン誌のインタビューで、ショッキングな過去のエピソードを告白した。
クルーニーは2005年、アカデミー賞助演男優賞を受賞した政治サスペンス「シリアナ」(スティーブン・ギャガン監督)の撮影中に、脊髄を損傷する大ケガを負った。あまりにも痛みが激しく、歩くことも困難な状況に悲観して、自殺が頭をよぎったという。「病院のベッドで、点滴を受けながら横になっていた。動くこともできず、脳梗塞のようなひどい頭痛がした3週間くらいの間に、なにかもっと思い切った手段にでる必要があるかもしれないと考え始めたんだ」
遺された人たちに迷惑をかけたくなかったクルーニーは、ガレージの車の中で命を絶つことを考えたそうだ。「それが最善の方法に思えた。でも、実際に自分がそこまでやるとは考えていなかった。それは、自分(の演じるキャラクター)がどうやって生き残るかを模索していたからだ」。その後、苦痛を軽減させるためにアルコールに頼るようになったが、手術が成功し、今ではときどき頭痛がするだけの状態まで回復したと明かしている。
クルーニーは、11月16日に米公開されたアレクサンダー・ペイン監督による主演作「ザ・ディセンダンツ(原題)」が批評家に好評で、同作はアカデミー賞ノミネートが期待されている。
』(映画.com)
前から思っていたことだが、ジョージ・クルーニーは007のボンド役にぴったりだ。
ショーン・コネリーがボンドを卒業した後、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグと続いてきたが、ブロスナンはややましだが他はパッとし無い。
むくつけき野性の男では駄目で、かと言って優男では駄目で、腕力も知力も遊び心も感じさせる男でなければならない。
ジョージ・クルーニーはその条件を満たしていると思う。
だが、おそらくジョージ・クルーニーは、ボンド役を引き受けないと思うから実現しないだろう。
実生活では、ジョージ・クルーニーは、ボンドのように浮名を流しているのだが...
『G・クルーニー、元女子プロレスラーの新恋人とレッドカーペット登場
2011年10月18日 16:38
新恋人とツーショット
写真:Startraks/アフロ
[映画.com ニュース] 米俳優ジョージ・クルーニーが10月16日、新恋人のステイシー・キーブラーとニューヨーク映画祭のレッドカーペットに登場した。
リンカーン・センターで行われた、クルーニー主演の新作「ザ・ディセンダンツ(原題)」のプレミア上映に出席したもの。元女子プロレスラーのキーブラーは、リアリティ番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」で人気を集め、現在はテレビ女優として活動している。クルーニーは、今夏から交際が噂されていたキーブラーと、今回初めてカップルとして公の場で2ショットを披露した。
アレクサンダー・ペイン監督による「ザ・ディセンダンツ」は、ハワイ・オアフ島で家族と幸せな人生を送っていたマット・キング(クルーニー)が、妻がボート事故でこん睡状態となった後、娘から妻が不倫していたことを知らされるというストーリーだ。クルーニーはこの作品で、第15回ハリウッド映画祭(10月20日~24日)の男優賞を受賞することが決定している。11月18日に全米公開。』(映画.com)
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最終更新日 : 2019-03-15