2011/11/21 (月) 旧暦: 10月26日 祝日・節気: ---- 日出: 6時21分 日没: 16時31分 月出: 1時25分 月没: 13時23分 月齢: 25.29 干支: 庚辰 (こうしん,かのえたつ) 六曜: 大安 九星: 八白土星
今日の季語: 柾(まさき)・正木の実
(都の写真俳句 より転載)
『マサキ(柾、正木、学名:Euonymus japonicus)は、ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。別名、オオバマサキ、ナガバマサキ、コバマサキ、ボウシュウマサキ、ヤクシママサキ。
樹高は1-5mになる。若い茎は円く緑色。葉は短い葉柄をもって対生し、葉身は倒卵円形から楕円形で、長さ3-8cm、幅2-4cmになり、厚く革質で強いつやがある。葉先は鋭頭で基部は円形からくさび形、縁には低い鋸歯がある。
花期は6-7月。今年枝の上部の葉腋から集散花序を付ける。花は黄緑色で小さく目立たない。秋に果実が熟すと裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子があらわれる。
分布と生育環境
北海道南部以南、本州、四国、九州、琉球、小笠原に分布し、海岸近くの林に生育する。朝鮮、中国にも分布する。
刈り込みに強く、密生することから生け垣や庭木としてもよく用いられる。斑入りのものもある。
マサキの葉を餌とする昆虫としてはハチによく似たガの一種であるミノウスバが目立つ。晩秋に羽化して昼間に飛び回り、先のほうの細い枝を取り巻くように卵塊を産みつけ、翌春孵化した幼虫は集団のまま膨らみつつある新芽に食い込む。少し大きくなると成長した葉も集団で蚕食するので、部分的に葉が食い尽くされて食害箇所がよく目立つ。』(Wikipedia)
柾・正木の俳句:
・汐風にはじくる島の柾の実 古川芋蔓
・柾の実空手に通う姉妹 白石みや
・柾の実昔小町のあちら向き 相原澄江
・柾の実裂けてくれなゐまさやけし 大橋敦子
・蕪村忌やさみしう挿して正木の実 村上鬼城
熟した実がはじけると赤い種が見える。
その赤さと可愛らしさは目に付く。
鳥なら矢張り啄んで種を運ぶ手助けをする気持ちになる。
庭木のように刈りこまなければ、赤い実が枝いっぱいに実をつけ、ピラカンサと間違うほどになるそうだ。
柾の紅い実と幼い姉妹は可愛らしくイメージが重なる。
昔小町もそんな時があったのだ。
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最終更新日 : 2019-03-15