【今日の料理】
東北の酒のテーマに合わせ、定番以外は東北に縁のある料理になっている。
定番の枝豆。
胡瓜の漬物
蓴菜の酢の物。
なめこ・長芋・とんぶりのヌメヌメ和え。
鯖の酢味噌スリゴマ掛け。
丸蒟蒻のおでん。
山形名物芋煮。
締めは、カレーうどん。
芋煮のつゆを使ったようで、美味しかった。
【感想】
(1)東北地方といっても日本海側もあるし、太平洋側でも震災の被害を受けた蔵もあれば、被害がなかった蔵もある。被害があった蔵でも、軽微だった蔵もある。
一方、福島の避難区域の酒蔵は、故郷を離れて復興を考えなければならない過酷な条件を課せられている。
震災から1年を経過した今、酒蔵の支援を語る場合は、もう少し具体的に被害の程度を前提にした支援活動を行う必要があると思う。
今日出品が無かった蔵にも、福島から避難している蔵がある。
東北の食を応援するサイト「海ごはん山ごはん」に情報が書かれている。
http://www.atala1015.jp/fukushima_01.html
被害が大きかった酒蔵の復興を支援するような日本酒の企画が数多く行われることが必要だ。
(2)ブラインド評価の個人的な評点は、敢えて記載しなかったが、評価が高かったのは以下の銘柄だ。
・日高見 純米初しぼり 感謝の手紙 生酒 町の明かりは消さない 平孝酒造 (宮城)
・ロ万(ろまん) かすみ 生原酒 花泉酒造 (福島)
特に、日高見は純米酒だが、味のバランスが良く吟醸酒のような広がりを持っていた。
製造設備に甚大な被害を受けながら、純米酒のスペックでこのようなバランスの良い酒を造る平孝酒造に拍手を送りたい。
(3)10年の歴史を持つ日本酒の会に、今日は新しいページが書き加えられた記念すべき定例会だった。
驚いたことに、何と遥々台湾からの参加者があったのた。
台北の通信関係の会社に務めるHさん。
日本旅行の色々な企画の中に、日本酒の会sake nagoyaを組み込んでくれたのだ。
日本語の会話・読み書きも可能なHさんは、インターネットで会のことを知っていた。
そして、定例会に申し込んだそうだ。定例会は直ぐ満席になるほど人気があるので、参加することは簡単ではないが、キャンセル待ちで可能になったようだ。
新人参加者の自己紹介中のHさん。
台湾では蒸留酒が中心に飲まれていると話していたが、 日本酒の良さを台湾で大きく語ってくれるだろう。
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最終更新日 : 2019-03-15