梅雨明けのような暑い日になった。
今日は、久しぶりに岐阜のざっぶんでの酒の会だ。
テーマは、「ざっぶんの夏の料理と房島屋のマリアージュ」。
駅への道に、派手な花が咲いていた。
凌霄花だ。
いかにも夏の花らしい。
岐阜駅を出ると、梅雨明けのような暑さ。
人通りのほとんどない、商店街・飲み屋街を真っ直ぐ歩く。
会場のざっぶんは歩いて10分程度の距離だ。
【今日の出品酒】
今日は房島屋を楽しむ会なので、銘柄は房島屋のみである。
(1) 房島屋 純米吟醸吟吹雪 中汲み 山田錦/吟吹雪 精米50%
フルーティーな酸の後シュワっとした発泡感を感じさせる。甘い酸に苦・渋が続くが爽やかなもので大人の味わい。
(2) 房島屋 純米吟醸 無濾過生原酒 中汲み 山田錦/五百万石 50%
入り口甘く、含み香に微発泡感の名残を感じる。酸の膨らみがあるが中盤からは苦渋は抑えられて切れが良い。
(3) 房島屋 純米吟醸 兎心 五百万石 50%
おりがらみの酒。甘い入り口、トロリとした舌触りで、おっとりとした世界を感じさせる。中盤からの切れもよい。後口は甘・苦系。
(4) 房島屋 純米 無濾過生原酒6号酵母 中汲み あけぼの/五百万石 65%
酸の膨らみ大きい。後半の気になる押しはなく後口良い。茄子の料理によく合った。
(5) 房島屋 純米 ブルーボトル仕込み19号 あけぼの/五百万石 65%
入り口スッキリ。五味の偏りはなくバランスが取れた味わい。スマートで膨らみは感じない。中盤以降苦・渋の押しがある。後口もハードな印象。食中酒に適性がありそうな印象。
燗: 敢えてぬる燗を試してみた。ぬる燗だったが、温度が上がるとふくらみの丸みが大きくなる。後半の苦渋は健在で変わりない。後口のピリッとしたハード感は変わりがなくこの酒の身上だ。
(6) 房島屋 純米超辛口おりがらみ あけぼの/五百万石 65%
入り口の甘味の後さんの膨らみがある。スッキリとした味わいが終盤まで続くと、苦・渋の押しが来る。後口も苦・渋系。
燗:酸が膨らみ、苦渋が抑えられれて良い感じになる。燗にすると食中酒として幅が広くなる印象。
(7) 房島屋 純米火入れ熟成酒 あけぼの/五百万石 65%
甘い立香。甘い入り口の後直ぐ酸のふくらみを感じる。表現が難しいが含み香に個性がある。中盤からの引きが早く後半の切れ良い。
(8) 房島屋 純米 大古酒1986 新潟米 精米60%
琥珀色の25年物の大古酒。立香は、何か酸味を感じさせる香りと老香の混ざった香り。甘い入り口の後スッキリとした酸。トロリ感はなくサラリとした舌触り。後口はフェードアウトせず、ピリッとした主張がある。へたれた印象を感じさせない大古酒だ。
(9) 房島屋 純米吟醸 山田錦/吟吹雪 精米50%
酸は?より軽くスッキリとしている。含み香に個性がある。
燗: 立香の個性あり。酸がふくらみむ。後半から辛味系の味になる。
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最終更新日 : 2019-03-15