2012/10/29  沖縄旅行5日目(その3)  石川酒造場見学(その1) - 菜花亭日乗

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2012-10-29 (Mon)  23:38

2012/10/29  沖縄旅行5日目(その3)  石川酒造場見学(その1)


泰石酒造を訪問したが、不在のため、海中道路で時間を潰した。
その後連絡は取れたが、見学はできず、今日のもう一つの目的地である石川酒造場に向かう。
石川酒造は、那覇に帰る途中にあるので気が楽だ。

ナビで簡単に設定できたのだが、現地に行って、まごついた。
場所は工業団地のようなところで、コンクリート製品製造や鉄鋼関係の工場が立ち並んでいる。
場所をナビが誤解したのか、移転したのかと思い始めると、建物が目に入った。
ところが、近づき方がわからない。広い道路を走ると、どちらに行っても遠くに行ってしまう。
試行錯誤を繰り返した挙句、車1台漸く通り抜けられる路地を入って行くと、近づくことが出来た。


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門の正面が工場棟になっている。
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石川酒造の特色は、甕仕込みの伝統を守っていることだ。日本酒で言えば木桶仕込にこだわる蔵という事になるが、ホーロータンクで仕込むのが一般的であるので珍しい仕込み方になる。
泡盛業界でも、今では甕で仕込むのは石川酒造だけだ。

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左に方に、駐車場があり、その前が事務所になっている。

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入り口右には、甕仕込みの石川酒造らしく、大きな甕が置かれている。

車を降りて、事務所に向かうと、前を歩いている人がいた。見ると営業担当の銘苅氏だった。
銘苅氏は、イベントで2,3度お会いしたことがある。
こんにちはと声をかけると、顔を覚えていただいていた。営業の人は、流石だ。
見学希望だが、予約はしていないというとお待ちくださいと言い、見学の担当者と打ち合わせをしていただき、話がスムーズに行ったのはラッキーだった。

入り口を入ると、左側に商品の展示用の棚。
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正面には、テーブルが置かれている。
来客はこのテーブルで応接するようだ。
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氷が入った黄色い飲み物が出された。
さんぴん茶かと思って口にすると違った。
甘味があり酸味もある爽やかな飲み物だった。
迷って少しうろついた後でもあり、爽やかさに落ち着きを感じた。
後で聞くと、これはもろみ酢だった。


【酒造所見学】
テーブルで一息ついていると、見学担当の島袋さんが登場した。
飛び込みだったので迷惑をかけたはずだが、快い応接をしていただいた。
酒造場に入る前に、まずはビデオ見学をする。

大体の流れを書く。
1.
酒米のタイ米
2.
洗米輸送
3.
洗米
4.
浸漬
5.
蒸米
6.
製麹
7.
出麹
8.
甕仕込み
9.
蛇管の設置
10.
発酵
11.
醪撹拌
12.
蒸留
13.
熟成
14.
製品化

よく出来たビデオで、全体の造りの工程が簡潔明瞭に紹介されている。観光用に作られた表面的なものではなく、石川酒造場の造りに踏み込んだ内容になっていた。

ビデを見学が終わると、次は酒造所に入り、造りの工程を目で見ながら説明をしていただいた。

1.
酒米のタイ米
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石川酒造場では、破砕米ではなく、以前から全粒米を使っていたとのことだ。

石川酒造場では、26までの工程、洗米輸送・洗米・浸漬・蒸米・種付け・製麹までを回転ドラムで行なっている。
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製麹中であったので扉の中は見られなかったが、大きな回転ドラムのようだ。

石川酒造場の製麹で特色があるのは、三角棚が使われていないことだ。
酒造場の多くは、回転ドラムで種付けまで行い、製麹は三角棚に移して行うところが多いが、石川酒造場では製麹まで回転ドラムで行なっている。

7.
出麹
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完成した麹は、容器に入れられる。
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天井に設置されたクレーンで、容器を場内に並べられた甕の上まで運び、容器の下部の開閉部を開き、麹を甕に入れる。

8.
甕仕込み・9.蛇管の設置
石川酒造場の造りの特色は甕仕込みである。
戦後他の酒造場が、ホーローやステンレスの仕込みタンクに切り替える中、石川酒造場は自社の泡盛の味を守るという観点から、甕仕込みを守っている。
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甕は80個あり、これを20個づつ4交代にして、1300kgの麹を20個の甕に仕込む

各甕には移動式の蛇管が設置されており、醪の温度管理が行われている。

10.
発酵・11. 醪撹拌
醪期間は約3週間、最終段階で1718度のアルコール濃度になる。
10日目の醪を舐めさせてもらったが、かなり酸っぱい。
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醪の撹拌は、手をかけており、毎日手作業で行なっている。
島袋さんが、実際の櫂入れの作業を実演して見せていただいた。



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最終更新日 : 2019-03-15

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