2012/12/17  歴史は意表で、因果は回る - 菜花亭日乗

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2012-12-17 (Mon)  21:31

2012/12/17  歴史は意表で、因果は回る


「風が吹けば桶屋が儲かる」と言うことわざがあるが、今日の話はそんな話だ。

師走総選挙の結果が出た。
自由民主党 294議席
民主党 57
日本維新の会
54
公明党
31
みんなの党
18
日本未来の党
9

ボロ勝ちしたのは自民党。

惨敗したのは民主党・未来の党。
躍進したが、それほどでもなかったのは改革派第3極、維新の会とみんなの党。

自民党がボロ勝ちしたのは、第3極の混乱を見て、有権者がやむを得ず自民党に投票したからだ。
現に、勝った自民党の多くの人が、選挙期間中に自民党に風が吹いているとは感じなかったとインタビューに答えている。

風が吹いたり山が動いたりすると期待された維新は、100を超える結果は残せなかった。
自民党も民主党も一時は、維新の会の勢いに吹き飛ばされるかと思われたが、結果はそうならなかった。

ではなぜ第3極が思ったより議席数が伸びなかったのか。
橋下市長の戦略ミスによるゴタゴタに有権者が躊躇したからだ。
この戦略ミスの原因は、準備不足に拠る焦りだ。

「近いうち」解散を引き伸ばして、まだ先と思わせておいて、野田首相の突然の爆破解散。
これには、討論相手の安倍総裁は驚いて一瞬言葉を失ったが、驚いたのは安倍総裁ばかりではない。
維新の党も驚いたし、身内の民主党員はもっと驚いた。

野田降ろしの夢を見ていた民主党員は、突然の解散に言葉を失い、現実に目が覚めた。地元に戻ってみたが時既に遅かった。

維新の会も総選挙の準備はまだ出来ていなかった。
大阪は兎も角、東京はまだ準備が出来ていない。
焦った維新は、みんなの党の吸収を持ちかけたがみんなの党は拒否し、これが最初の躓きになった。

石原新党との合流は、減税日本に先を越され、時計を逆に回し、減税日本を追い出して、石原新党を取り込んだ。
だが、このドタバタと原発・TPPなどの政策の不一致は、維新八策にこだわった経過とは整合性がなくなってしまった。

準備不足の第3極を混乱させせ、有権者のふわっとした民意が維新に流れるのを阻止する目論見は達成されたと言える。

3極と党内反対派を潰し、民主と自民で議席を分け合う事を目的とした爆破解散は、部分的に成功したが、2大政党での議席の分け合いは成功しなかった。

自民党が相手なら、自民党は旧いという事ができる、3年前の勝利をもう一度と考えたのだが、それは民意とは離れていた。

民主党政権の朝令暮改・迷走は、事業仕分け、ダム、消費税、復興予算の無駄遣い、原発再稼働と目を覆いたくなる内容だった。
これでは、勝負の舞台に上がる資格が無いというのが民意だった。

先に書いたように、
2012/11/16 野田首相に衆議院解散をさせたもの」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/62b954db17abfc3f36fe02e30b36f597

野田首相に解散をさせたのは、野田降ろしだった。
そうだとすると、今回の選挙結果をもたらしたのは野田降ろしだったという因果関係になる。

諺風に言えば、「野田を降ろせば、自分が落ちる」
ということになる。

野田降ろし

想定外解散

3極の混乱
野田降ろし派(党内・国民の生活が第一)への不意打ち

選挙

3極の伸び悩み
民主党の自壊
野田降ろし派の壊滅

と言う因果になる。


「風が吹けば桶屋が儲かる」は、次の因果に拠るそうだ。

大風で土ぼこりが立つ

土ぼこりが目に入って、盲人が増える

盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)

三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される

ネコが減ればネズミが増える

ネズミは桶を囓る

桶の需要が増え桶屋が儲かる


歴史というものは、まっすぐには進まない。
ぐるぐる迷走する、迷走しながらも、滅びるものには鉄槌が降りる様になっている。

そう言えば、こんな諺もあった。

「天網恢恢疎にして漏らさず」




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最終更新日 : 2019-03-15

dream * by noga
日本人の夢は、あやふやなもの、つじつまの合わないもの、当てにならないものである。
見ることはできても、触ることのできない、非現実のものである。現実とは次元の違う内容は、日本語の文章にはならない。
非現実 (未来・過去) に対応する時制がないから、非現実の内容は、我が国では真っ赤なウソになる。
文章にならないものは意味がなく、矛盾も存在しない。
夢と幻は雑念である。脳裏から払拭すべきものである。精神統一 (現実への集中) の妨げになる。
現実を直視すれば、考えらしきものが出てくる。それを文章にできないところが、日本人の弱点である。

英米人の夢は、信頼できるものであり、つじつまが合い実現可能なものである。
英文には未来時制の文章があり、その意味がある。もし矛盾があれば、それを確認し排除できるものである。
アイディアは、世界観として脳裏に展開が可能である。
夢は希望になる。生きがいになる。
非現実の内容を現実の内容に変換する現実対応策の制作は知的作業 (夢の実現) になる。




ようこそ * by 笑山
コメントありがとうございました。

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dream

日本人の夢は、あやふやなもの、つじつまの合わないもの、当てにならないものである。
見ることはできても、触ることのできない、非現実のものである。現実とは次元の違う内容は、日本語の文章にはならない。
非現実 (未来・過去) に対応する時制がないから、非現実の内容は、我が国では真っ赤なウソになる。
文章にならないものは意味がなく、矛盾も存在しない。
夢と幻は雑念である。脳裏から払拭すべきものである。精神統一 (現実への集中) の妨げになる。
現実を直視すれば、考えらしきものが出てくる。それを文章にできないところが、日本人の弱点である。

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英文には未来時制の文章があり、その意味がある。もし矛盾があれば、それを確認し排除できるものである。
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夢は希望になる。生きがいになる。
非現実の内容を現実の内容に変換する現実対応策の制作は知的作業 (夢の実現) になる。



2012-12-18-09:20 * noga [ 編集 ]

ようこそ

コメントありがとうございました。
2012-12-18-22:54 * 笑山 [ 編集 ]