2014/11/30  日記   神迎 - 菜花亭日乗

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2014-11-30 (Sun)  19:30

2014/11/30  日記   神迎

2014/11/30 () 旧暦: 109 祝日・節気:  日出: 630 日没: 1628 月出: 1223 月没:  ---- 月齢: 7.6 干支: 乙巳 六曜: 赤口 九星: 一白水星

今日の季語: 神迎

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(こつなぎの写真ノート
http://siliconman28.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/201011-c7fa.html
より転載)


『神迎: 神還

初冬
             
出雲大社へ参集していた神々が会議を終えてもとの社へお帰りになる。それを迎える祭事、行事。陰暦十月末か十一月一日とするところが多い。田の神が冬の間は山に帰るとする古い信仰が原型といわれる。 』
(季語と歳時記)


神迎の俳句:



神迎雲を脱ぎゆく白馬岳  内田靖子



神迎ふ日の海眩し凪ぎてあり  出口貴美子



火を入れて闇美しき神迎 土谷和生



一月の落葉も掃て神迎



お留守には何事もなし神迎 正岡子規




霜月も最後の日を迎えた。
終日雨の降った昨日はお迎えのための清掃の日だったのだろう。
今日は、晴れてお昼前にはお日様も出た。

静かだった神様の留守も終わり、月が変わればマイクを積んだ選挙カーが、騒がしく街中を走り回ることになる。 ただでさえ忙しない年の暮れが一層騒がしくなる。
午前中のTVの討論会では、テーマをアベノミクスに絞っていた。これでは、日本の報道機関の責任感がないと思わざるをえない。
政権の足らざるところを指摘し、国民の声無き声を取り上げるのが、報道機関の社会的責任なのだが。
万事事なかれでは、社会的意味のない存在になってしまう。

子規が詠むように、神様がいなくても何事もなければ、それで良い。
神様がいるため人々が争うことになるとすれば、神の留守の方が望ましい。

山の神も神様なのだから、騒ぎが起こらないように、御丁重にお迎えしないといけません。



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最終更新日 : 2019-03-15

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