2015/02/04  スシローの近大マグロ - 菜花亭日乗

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2015-02-04 (Wed)  23:25

2015/02/04  スシローの近大マグロ


スシローが近大マグロを提供するという話を聞いたので、行ってみた。

本まぐろ(黒マグロ)は、絶滅危惧種になりそうなほど資源量が減少しており、世界の本マグロを食い漁っている日本としては責任もあり心配をしている問題だ。

本マグロの養殖は、稚魚を養殖することは行われていたが、卵からの完全養殖は長年の課題だった。
近畿大学が、この問題を解決し卵からの完全養殖を実現した。
しかも、商品化まで行い東京の銀座に専門店を出し、近大マグロとして提供していることは知られている。

去年、宮古島に旅行した際、近大マグロを提供する店があったので、行くことにした。
当日になり、電話をしてみると直近の台風の影響で入荷していないので、今日は提供できないとの事だった。
銀座まで食べに行けば、食べられるのだが、そこまでの情熱とお金もないので行っていない。

そんな状況の中、この話だ。
早速、初日の今日行ってみた。

カウンターの上に説明書が置いてある。

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商品名は「国産生本鮪6貫盛り」1058円(税込み)
近大生まれ、串本育ち「ツナプリンセス」と書かれている。

スシローの近大マグロは、稚魚を近大から購入し、串本の東洋冷蔵で養殖しているそうだ。
「近大マグロ」は、登録商標だろうから厳密な意味では「近大マグロ」とは言えないので「ツナプリンセス」と表示しているのだろう。

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注文して待つこと暫し。
大きな皿に載せられて運ばれてきた。

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説明書には、大トロ、中トロ、赤身の食べ比べと書かれているが、運ばれてきたものは、大トロが判然としない。

スシローのHPに掲載されている写真だと、明らかに判るのだが。
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写真の右側3個が中トロのようだ。
左の上2個が大トロらしい。
左下は赤身だ。


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中トロを食べてみる。
一番大事な食感は、生の鮪の食感であり冷凍との違いは判る。
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トロリとしてモッチリ感がある。
新鮮なプリプリ感ではなくある程度熟成させている食感だ。
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脂はトロリとして中トロらしい。
噛んでいると鮪らしい香りも感じる。
だが、説明書に書いてある「うまみはしっかり!」については、どうかなと思った。


次は赤身。
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中トロと同じように食感は、モッチリとして鮪の香りもある。
比較のため、定番の2貫108円の鮪と食べ比べてみた。
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これは勿論冷凍で、鮪も本マグロではないだろう。
食感はコシがなく、ザラリとした食感で水っぽい。香りもない。
明らかに食感が違い、香りもなく、食べ比べると「ツナプリンセス」が生の本鮪だということが判る。
ただ、味となると厚みがなく軽い。

那覇の沖縄近海美ら海鮪専門店の女将は、本鮪は赤身だとの識見でトロは扱わないと言っていた。
確かに、赤身でも適度に熟成された赤身の本鮪の味わいは、食べ終わった後も糸を引いて美味しいものだ。
今日の赤身は、この糸を引く旨味は感じられない。


次は、大トロらしきもの。
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これは、筋っぽくて食感から大トロとは言えない。中トロとしても先に食べた3個の方が遥かに美味しい。

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これは、脂の乗ったトロらしい食感だった。
中トロより少し脂の乗りがある。
だが、見本写真のような脂のサシは入っていない。
中トロと大トロの間の中トロよりだろうか。

食べ比べに、定番の鮪のトロを注文しようと探したら、本日品切れになっていた。
仕方なく寒ブリを注文。

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この寒ブリ、なかなか美味しかった。
特に上段は、鮮度がよく食感は腹身で脂一杯だがシコシコとした歯応えがある。

本マグロと寒ブリでは食べ比べにはならないが、2貫108円のこの寒ブリは侮れない旨さだ。


食べ終わった全体の印象は、味の厚みと余韻はもうひとつだが、食感と香りは生の本鮪であり、6貫で1058円という価格を考えると納得できるものだ。

スシロー自身も言っているように、スシローのマグロは「ツナプリンセス」であり「近大マグロ」ではない。
近大マグロを食べるという課題は、これで解決された訳ではない。
宮古島より銀座のほうが近いが、宮古島のほうがチャンスは多いとも言える。




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最終更新日 : 2021-06-25

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