2016/10/21(金)旧暦:9月21日 祝日・節気: 日出:5時52分 日没:16時58分 月出:21時38分 月没:11時01分 月齢:20.12 干支:丙子 六曜:大安 九星:三碧木星
今日の季語: 落鮎
「産卵前の落ち鮎の群れ 水中撮影動画映像 静岡県興津川」
https://youtu.be/dPcjnm5RIFY
『落鮎: 鮎落つ、錆鮎、渋鮎、下り鮎、とまり鮎、秋の鮎
三秋
鮎は九月から十月頃産卵のため三百グラムほどにもなり、下流へと下る。その頃になると腹は赤みをおび鉄が錆びたような色になる。錆鮎ともよぶ。産卵した鮎は、体力消耗して、多くは死んでしまう。それゆえ、一年魚ともされる。』
(季語と歳時記)
落鮎の俳句:
・鮎落ちて星のきらめく夜となれり 山田春生
・鮎落ちて青を深むる仁淀川 佐々木新
・鮎落ちて簗場に風の鳴るばかり 柴田良二
鮎は春先の稚鮎から始まり、晩秋の落鮎まで人を楽しませてくれる。
季節感とともに、鮎は成長し、親になり、子を残して、短い一生を終える。
人間にとっては、ありがたい存在だ。
落鮎は、鮎の一生の総決算、最後のお祭りだ。
これを無事に終えれば、もうそれで死んでも良い。
鮎が落ちたあと、空も川も実に美しい。
人が楽しませてもらった簗場には、主の居なくなった舞台で秋風がエピローグの曲を奏でている。
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最終更新日 : 2019-03-15