2019/03/14 (木) 旧暦:2月8日 祝日・節気: 上弦 日出:5時54分 日没:17時47分 月出:10時28分 月没:---- 月齢:7.46 干支: 庚戌 六曜: 先負 九星: 八白土星
今日のあれこれ: 名残の雪
(気ままな生活
http://catchine.blog.fc2.com/blog-entry-2153.html
より転載)
『雪の果(ゆきのはて) 仲春
子季語: 名残の雪、雪の別れ、忘れ雪、雪の名残、雪の終、雪涅槃、涅槃雪
関連季語: 春の雪、淡雪
解説: 春を迎えて、その年の雪の降り納めのこと。
旧暦二月十五日頃に降ることが多いことから「涅槃雪」ともいう。春の季語である。
』
(季語と歳時記)
名残の雪の俳句:
・見はるかす白山の峰名残雪 中根健
・奥飛騨路ちらちら峡の名残雪 久保晴子
・どの景も雪の名残を置ける渓 稲畑汀子
・名残雪わらべうたほど降り積もる 風間史子
・てのひらに受けて確かめ名残雪 高瀬桜
昨日から、日本海側は雪、太平洋側は晴れの冬型の天気になったが、不安定な天気でもあり、太平洋側でも雪になったところもあった。
掲載させていただいた写真の「気ままな生活」主人も、別荘に行き趣味の農作業の予定だったが、思うに任せず雨から雪になってしまったそうだ。
昨夜は、夜遅くまで出かける用があった。
終えて、駐車場に出ると白いものがチラチラ見える。
いつの間にか雨が雪に変わっていた。
走り始めると、雪は次第に白さを増しフロントウインドウに姿を残すようになった。
雪は強さを増すが、ワイパーが直ぐに拭い去り、積もることはない。
名残雪だなと思った。
この雪は溶けてしまうから心配はない春の雪。
今日の季語で調べてみると、「名残雪」と言う表記は以前はなかった。
「雪の果」が俳句の言い方で、「名残の雪」という表現はあった。
例句を見てみると、今では「名残雪」の句が多く見られる。
俳句的には、「の」が無い分1音助かり、詠みやすい面はあるが、ヒット曲「なごり雪」のお蔭で、「なごりゆき」という音が耳に快く聞こえるようになったこともあるだろう。
「なごり雪 伊勢正三・イルカ・南こうせつ」
https://youtu.be/q0gEn0Q7QX4
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最終更新日 : 2019-03-15