2023年07月 - 菜花亭日乗

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2023-07-31 (Mon)

2023/07/31 日記 麦茶

2023/07/31 日記 麦茶

2023/07/31      (月)      旧暦:   6月14日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時47分           日没:   18時46分     &nb...

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2023/07/31      ()      旧暦:   614         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   447           日没:   1846       月出:   1755       月没:   214         月齢:   13.35    潮汐:      中潮     干支:   庚寅     六曜:   先勝


今日の季語: 麦茶

《 手作り麦茶は作り方で保存期間が変わる? ウェザーニュース 》

https://youtu.be/pIlnvziwhLs



『麦湯(むぎゆ)  三夏

【子季語】
 麦茶、冷し麦茶

【解説】
殻付きのままの大麦を炒って煎じた飲料水のこと、冷やして飲むことが多く香ばしい。あっさりしていて安く、庶民的な夏の飲み物である。今では麦茶と称されるのが一般的である。天保の頃から往来に茶店を出し、麦湯を売ることが行われていた。 』
(季語と歳時記)




麦茶の俳句:


・起きだして朝から麦湯沸かす妻  高澤良一


・客のため麦茶のための大薬缶  山田弘子


・行く末を語り尽して麦茶かな  柴田節子


・麦茶にて午後を下校の子らを待つ  猪俣千代子


・遠き日の麦茶絶やさぬ大薬缶  小澤えみ子




皆、薬缶に入った冷えた麦茶には思い出があるようだ。
夏の暑い日、少年の野球大会などには冷えた薬缶の麦茶が用意されていた。
 その美味しさは忘れることはない。

今は、緑茶の冷茶が一般的になっている。
ところが、この冷茶、最近人気が失速して、麦茶が復権しているらしい。

冷茶のペットボトルのラベルにはビタミンCの表示がある。
これは酸化防止のために入れられているのだが、このビタミンC天然のものではなく人工のビタミンCだそうだ。
加えて外国製の粗悪な人工ビタミンCは、自身が酸化してしまい、人体に悪影響を与えるらしい。話によれば発ガン性があるとも言われている。

真偽は兎も角、昔から安全な麦茶が復権するのは当然のことだ。




2023-07-30 (Sun)

2023/07/30 日記 祇園祭

2023/07/30 日記 祇園祭

2023/07/30      (日)      旧暦:   6月13日         祝日・節気・雑節・朔望:   土用丑の日      日出:   4時46分    日没:   18時47分       月出:   16時53分      ...

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2023/07/30      ()      旧暦:   613         祝日・節気・雑節・朔望:   土用丑の日      日出:   446    日没:   1847       月出:   1653       月没:   112         月齢:   12.35    潮汐:      中潮     干支:   己丑     六曜:   赤口


今日のあれこれ: 祇園祭

《 【映像まとめ】京都・祇園祭の山鉾巡行が4年ぶり通常開催【山鉾巡行】 》

https://youtu.be/G8cRAh_BE9Y



『祗園会(ぎおんえ、ぎをんゑ) 晩夏

【子季語】

祗園祭、祗園御霊会、山鉾、祗園囃、二階囃、神輿洗、宵山、宵飾、無言詣、鉾立、鉾町、鉾祭、鉾の稚児、長刀鉾、月鉾、船鉾、弦召、祗園太鼓、祗園山笠

【解説】
 京都東山八坂神社の祭礼。祇園祭、祇園御霊会とも言われる。七月一日の吉符入から、くじ取り、神輿洗、鉾建、宵山、山鉾巡行、花傘巡行、疫神社夏越祭と七月中、連日行事が続く。七月十七日の山鉾巡行で最高潮を迎える。

【来歴】
 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

【文学での言及】
 かさにさす山鳥の尾のながき日に神のそのとぞ今日祭るらむ 民部卿為家『夫木抄』

【実証的見解】
 祇園祭に仕える人はみな「蘇民将来の子孫なり」という護符をつけて祭りに参加する。蘇民将来は八坂神社の祭神スサノオの命に旅の宿を貸し、その礼に疫病退散のご利益をいただいた人物。祇園祭は平安時代の初期に悪疫退散を祈願に始められた祭礼である。「蘇民将来」の護符は、疫病の退散を願う祇園祭にふさわしいものといえる。』
(季語と歳時記)




祇園祭の俳句:


・祇園会のちかづく笹の青さかな  鷲谷七菜子


・祇園会の鉾の向うに東山  鈴木昌子


・遠くより祇園囃子はこんちきちん 河村英美子


・ゆくもまたかへるも祇園囃子の中 橋本多佳子


・祇園会や夢に会ふ父割烹着  神田惣介




京都に生まれ、京都に育った人は、こんちきちんが聞こえてくれば、もうその瞬間に、心はお祭りの中にいる。

今年はコロナの自粛から開放され、多くのまつりが再開された。
 祇園祭も4年ぶりに元通りの姿で再開された。


京都に生まれてもいない、京都に住んだこともない人間にはわからない、祭り囃子の触れに心が躍る様子は、句に見て取れる。

神田氏の句は、成る程、京都の人の句だと感心した。



2023-07-29 (Sat)

2023/07/29 日記 合歓の花

2023/07/29 日記 合歓の花

2023/07/29      (土)      旧暦:   6月12日         祝日・節気・雑節・朔望:   アマチュア無線の日       日出:      4時46分         日没:   18時48分       ...

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2023/07/29      ()      旧暦:   612         祝日・節気・雑節・朔望:   アマチュア無線の日       日出:      446         日没:   1848       月出:   1544       月没:   021         月齢:      11.35    潮汐:   若潮     干支:   戊子     六曜:   大安


今日のあれこれ: 合歓の花


《 ねむの花 》

https://youtu.be/74lhO-F3FgI



『合歓の花(ねむのはな)  晩夏

【子季語】
 ねぶの花、ねむり木、花合歓、合昏、絨花樹

【関連季語】
 合歓の実

【解説】
 合歓は淡紅の刷毛のような美しい花を開く。夜になると葉を閉じて眠ったようになるので、この名がある。

【来歴】
 『枝葉集』(正徳元年、1711年)に所出。

【文学での言及】
 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴(わけ)さへに見よ 紀女郎『万葉集』

【科学的見解】
 合歓の木(ネムノキ)は、マメ科の落葉高木で、高さ六~十メートル前後になる。日本在来の植物で、本州から沖縄にかけて分布する。
 葉は多数の小葉からなる二回偶数羽状複葉で羽片は七から十二対、小葉は十八から二十九対になる。夜になると小葉は閉じて垂れ下がり、他のマメ科の植物同様、就眠運動を行う。
 六月から七月にかけて、枝先に十数個の頭状花序を総状につけ、夕方、紅色の長い雄蕊が多数ある花が傘状に開花する。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



合歓の花の俳句:


・かく老いて北へ朝だち合歓の花  佐藤鬼房


・そよ風の何ほのめかす合歓の花  高澤良一 


・わが思ひよりあはあはと合歓の花  鷹羽狩行


・愛渇く遠く合歓咲き匂へるや  小林康治


・花合歓に詩ともつかぬ独り言  飯田龍太




合歓の花が、身近にないので、自分はよく解らないのだが、句を読んでいると、合歓の花には男心を引き寄せる力があるらしい。

読んでいて気になった5句、全て男性俳人の句だ。
詠んでいる方たちは歴たる俳人たちだ。

その方たちが、合歓の花に心くすぐられている。
風に誘われ揺れる合歓の花。
ピンクと白と朱、初々しく、可愛く揺れている。
妖しくはない、快く、爽やかなのだ...

飯田氏ほどの詩人が、合歓の花の前では、「詩ともつかぬ」言葉しか吐き出せぬと詠んでいる。


満山、合歓の花が風に揺れるところに、一度、我が身を置いて、心奪われ、言葉も失ってみたいものだ。





2023-07-28 (Fri)

2023/07/28 日記 蝉時雨

2023/07/28 日記 蝉時雨

2023/07/28      (金)      旧暦:   6月11日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時45分           日没:   18時49分     &nb...

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2023/07/28      ()      旧暦:   611         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   445           日没:   1849       月出:   1434       月没:   ----     月齢:   10.35    潮汐:   長潮           干支:   丁亥     六曜:   仏滅


今日のあれこれ: 蝉時雨

《 高松 朝9時 蝉の声 》

https://youtu.be/1q-6EsqgE7M



『蝉(せみ) 晩夏

【子季語】
初蝉、蝉時雨、朝蝉、夕蝉、夜蝉、油蝉、みんみん蝉、熊蝉、蝉捕り、深山蝉
【関連季語】
松蝉、春蝉、法師蝉、蜩、秋の蝉、空蝉、蝉生る
【解説】
夏、樹木などにへばりついてやかましく鳴声を立てる虫。多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさを時雨にたとえて蝉時雨という。
【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【文学での言及】
石走る滝もとどろに鳴く蝉の声をし聞けば京師(みやこ)し思ほゆ 大石蓑麿『万葉集』
【実証的見解】
半翅目セミ科に分類される昆虫の総称。樹皮の中で孵化した後、幼虫は地中で三年から十年ほど過ごして蛹となり、その後地表に出て成虫となる。地表で生活する成虫期は一から三週間程度。雄の成虫は雌を呼ぶなどのため、腹腔内を共鳴させて鳴く。鳴く時期や時間、所場は蝉の種類によって異なる。本州で一番早く出る蝉は、松蝉で春蝉とも呼ばれる。六月下旬にはにいにい蝉が鳴き始める。油蝉や熊蝉が鳴くのは梅雨明けのころである。』
(季語と歳時記)



蝉時雨の俳句:


・隠国の長谷一山の蝉時雨  亀井新一


・一村を包みて余る蝉しぐれ  松田明子


・演者なき能楽堂の蝉時雨  本田豊明


・完壁な青空の朝蝉しぐれ  野中啓子


・還らざる川の流れや蝉しぐれ  新井須美子




名古屋の市街地に住むようになった時、蝉の鳴き声は聞かないと思った。
 しかし、そうではなかった。

近くに、大きくはないが古い公園があり、樹木は高くなっている。
 夏になると、朝蝉の声で目覚めるようになった。

目覚まし時計の音より、蝉時雨の方が、なんと快いことか。



2023-07-27 (Thu)

2023/07/27 日記 花魁草

2023/07/27 日記 花魁草

2023/07/27      (木)      旧暦:   6月10日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時44分           日没:   18時50分     &nb...

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2023/07/27      ()      旧暦:   610         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   444           日没:   1850       月出:   1326       月没:   2341       月齢:   9.35      潮汐:      小潮     干支:   丙戌     六曜:   先負


今日のあれこれ: 花魁草


《 フロックス オイランソウ 花魁草 ピンク 6月〜7月 》

https://youtu.be/82G0y3F1NIM



『花魁草(おいらんそう、おいらんさう)  晩夏

【子季語】
 草夾竹桃

【解説】
 北アメリカ原産の多年草。花の香りが花魁のおしろいに似ていたことからついた名といわれる。七~九月、円錐状にたくさんの花をつける。別名は草夾竹桃、宿根フロックスともいう。

【科学的見解】
 オイランソウの標準和名は、クサキョウチクトウで、園芸種として人気の高いフロックス類の一種である。北アメリカ原産のクサキョウチクトウは、ハナシノブ科の多年草で、観賞用として花壇や庭先などで栽培されている。高杯形の花冠を茎頂に数十つけ、見ごたえがある。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



花魁草の俳句:


・花魁草なまめかしくはあらねども  志方章子


・おいらん草にこれの情熱うばはれよ  三橋鷹女


・おいらん草見て目つむれば白き魑魅  山口青邨




花魁草は北アメリカ原産のフロックスの日本語名。
フロックスは、花の色は多い。
同じ花とは思えない色の違いがある。

説明にあるように、花魁草の名前は、香りが花魁の白粉のかおりににているからだそうだが、花魁の白粉の香りを知っている人が、普通に居るのだろうか。

ほとんどの人が知らない香りににていると言われても、納得感はない。ミスマッチとしか言え無い。

現実でも、花魁草よりフロックスと書かれる方が多いようだ。


しかし、俳句を読んでみると、花魁という言葉がそうさせるのか、俳人たちも心の働きを狂わされているようだ。



2023-07-26 (Wed)

2023/07/26 日記 玉虫

2023/07/26 日記 玉虫

2023/07/26 (水) 旧暦: 6月9日 祝日・節気・雑節・朔望: 上弦 日出: 4時43分 日没: 18時50分 月出: 12時21分 月没: 23時08分 月齢: 8.35 潮汐: 小潮 干支: 乙酉 六曜: 友引今日のあれこれ: 玉虫《 飛ぶタマムシ 》https://youtu.be/3ffJdVdL1TM 『玉虫(たまむし)  晩夏 【子季語】  吉丁虫 【解説】  甲虫目タマムシ科で体長三センチから四センチの紡錘形の甲虫。美しい金緑色をしており背中にあで...

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2023/07/26 (水) 旧暦: 6月9日 祝日・節気・雑節・朔望: 上弦 日出: 4時43分 日没: 18時50分 月出: 12時21分 月没: 23時08分 月齢: 8.35 潮汐: 小潮 干支: 乙酉 六曜: 友引



今日のあれこれ: 玉虫



《 飛ぶタマムシ 》


https://youtu.be/3ffJdVdL1TM



『玉虫(たまむし)  晩夏

【子季語】
 吉丁虫

【解説】
 甲虫目タマムシ科で体長三センチから四センチの紡錘形の甲虫。美しい金緑色をしており背中にあでやかな紅紫色の筋が縦に二本入っている。その翅の美しさから吉兆の虫とされ吉丁虫とも呼ばれてをり、死後も翅の色が退色しないことから古代から装飾品に用いられた。法隆寺の国宝「玉虫厨子」が有名である。女性に関わる俗信が多く、女性が持っていると良縁に恵まれるなどと伝えられていた。』
(季語と歳時記)



玉虫の俳句:


・緑蔭の洩日玉蟲光り翔ぶ  鈴鹿野風呂


・抛り上ぐ玉虫高きより飛べり  松村富雄


・玉虫を先づ母の手に乗せにけり  藤本鷹山


・玉虫を黙つて妻に渡しけり  太田土男


・玉虫を逃がしてやれと父がいふ  遠藤若狭男




昆虫のことは解らないが、今でも木漏れ陽のさす森の中で玉虫を捕まえることができるのだろうか。

市街化が進んだ街の中で暮らしているとその様な自然界の感覚が失われてしまう。

捕まえた玉虫はお宝だ。
お宝は最も大切な人に渡したい。

それは母だったり、妻だったりする。

しかし、父は逃がしてやれという。
遠藤氏は、その時小学生低学年くらいだったのだろう。
折角捕まえた光り輝く玉虫を逃がしてやれという父の言葉を恨んだのだろう。

幾年を経て、今は、父の言葉を理解ができる。





2023-07-25 (Tue)

2023/07/25 日記 雲の峰

2023/07/25 日記 雲の峰

2023/07/25      (火)      旧暦:   6月8日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時43分           日没:   18時51分    &nbs...

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2023/07/25      ()      旧暦:   68          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   443           日没:   1851       月出:   1120       月没:   2241       月齢:   7.35      潮汐:      小潮     干支:   甲申     六曜:   先勝


今日のあれこれ: 雲の峰



(暦生活
https://www.543life.com/kigo/post20200825.html
より転載)




『雲の峰(くものみね) 三夏

【子季語】
 積乱雲、入道雲、峰雲

【解説】
 盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。地方により坂東太郎・丹波太郎・信濃太郎・石見太郎・安達太郎・比古太郎などとよばれる。』
(季語と歳時記)



雲の峰の俳句:


・雲の峰あの山あたり甲斐の国  荻田千鶴子


・雲の峰いくつこえきて富士詣  正岡子規


・雲の峰あたり人かげなかりけり  久保田万太郎


・雲の峰たてがみ青くいななけり  甘糟怜子


・雲の峰いくつ崩れて月の山  芭蕉




雲も峰には背景の青空が必要だ。
厚く垂れ込んだ雲の海では、峰の様にはならない。

2023
年も梅雨が明けた。
もう、雲の海はうんざりだ。

雲の峰よ聳え立て、
今日も明日もその先も!





2023-07-24 (Mon)

2023/07/24 日記 凌霄花

2023/07/24 日記 凌霄花

2023/07/24      (月)      旧暦:   6月7日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時42分           日没:   18時52分    &nbs...

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2023/07/24      ()      旧暦:   67          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   442           日没:   1852       月出:   1021       月没:   2216       月齢:   6.35      潮汐:      中潮     干支:   癸未     六曜:   赤口


今日のあれこれ: 凌霄花

《 我が家の庭の四季 2023. 7. 5. 凌霄花 》

https://youtu.be/tK7hiKoFsHk



『凌霄の花(のうぜんのはな)  晩夏

子季語: 凌霄、凌霄葛、のうぜんかづら
解説:  夏に咲く蔓性植物の花。花はオレンジ色で漏斗状。樹木や塀に絡まって高々と咲き上る。
中国原産で古くから庭木として植えられている。花の色が特異なのでかなり目立ち存在感
がある。咲いた先から次々に散るので、地上に散り敷くさまも美しい。

来歴: 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。

実証的見解: ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性植物で原産地は中国。付着根を出して樹木など
を高々と這いのぼる。ぎざぎざのある葉は奇数羽状で対生する。七月から八月にかけて枝先に円錐花序を出し漏斗状のオレンジ色の花を咲かせる。』
(季語と歳時記)



凌霄花の俳句:


・うそつきの嘘を待ちをり凌霄花  仙田洋子


・のうぜんの花も我が身もくたくたに  高澤良一


・火遊びの日暮れあやふき凌霄花  柴田朱美





公園の屋根のある休憩所。
壁はない柱だけの休憩所。
その柱に、誰がそうさせたのか、分からないが
凌霄花が巻き付いている。

先頃までは、地面に近いところから屋根まで
花が柱を見えなくさせるほど、咲き誇っていた。

その後、花は散り、地面は黄色、オレンジ、赤が散乱する落花狼藉の状態だった。


そのイメージが有るためか、凌霄花の句を読んでいて、目についたのが、上記の3句。

可憐・初々しい・可愛いと愛される花は多い。
しかし、凌霄花にはそれだけでは収まらない複雑な想いを人の心に引き起こすようだ。

凌霄花が「嘘」つきでも「くたくた」でも「火遊び」でも何でも無いのだが、人はそれを凌霄花のせいにする。

考えてみれは、凌霄花は人の想いをすくい取ってくれる、頼りになる花なのだ。





2023-07-23 (Sun)

2023/07/23 日記 金魚

2023/07/23 日記 金魚

2023/07/23 (日) 旧暦: 6月6日 祝日・節気・雑節・朔望: 大暑 日出: 4時41分 日没: 18時52分 月出: 9時24分 月没: 21時53分 月齢: 5.35 潮汐: 中潮 干支: 壬午 六曜: 大安今日のあれこれ: 金魚《 水中を優雅に泳ぐ金魚たち【足立区生物園】 》https://youtu.be/Yq2HLreuUw4『金魚(きんぎょ) 三夏【子季語】 和金、蘭鋳、流金、丸子、出目金、獅子頭、阿蘭陀獅子頭、錦蘭子、銀魚【関連季語】 金魚玉、金魚売【解...

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2023/07/23 (日) 旧暦: 6月6日 祝日・節気・雑節・朔望: 大暑 日出: 4時41分 日没: 18時52分 月出: 9時24分 月没: 21時53分 月齢: 5.35 潮汐: 中潮 干支: 壬午 六曜: 大安


今日のあれこれ: 金魚

《 水中を優雅に泳ぐ金魚たち【足立区生物園】 》
https://youtu.be/Yq2HLreuUw4



金魚(きんぎょ) 三夏

【子季語】
 和金、蘭鋳、流金、丸子、出目金、獅子頭、阿蘭陀獅子頭、錦蘭子、銀魚

【関連季語】
 金魚玉、金魚売

【解説】
 中国から渡来した観賞魚。和金、流金、出目金、蘭鋳などの品種があり、水槽や金魚玉に入れて飼う。尾鰭を翻して泳ぐ様が涼しげであるところから、夏の季語とされる。

【来歴】
 『俳諧歳時記』(享和3年、1803年)に所出。

【実証的見解】
金魚はコイ科フナ属の淡水魚。緋鮒の交配を重ねてさまざまな品種が生まれた。原産地は中国長江流域浙江省近辺とされ、室町時代に日本に伝わった。当初は値段も高く、庶民には手の届かないぜいたく品であったが、江戸時代後期には大量養殖に成功し、庶民も、陶器などに入れて飼えるようになった。養殖地としては愛知県弥富市、奈良県大和郡山市が有名で、品評会なども盛んに行なわれている。』
(季語と歳時記)



金魚の俳句:


・永らへる金魚真つ赤に揺れながら  高野春子


・嫁ぎたる子の名を付けて飼ふ金魚  石橋公代


・金魚には退屈の文字なかりけり  涌羅由美


・仮名書の金魚の墓標夏終はる  矢口笑子


・金魚の尾ふはふはと今日振り返る  桜井博道



金魚を飼うことになるのは、夏祭りの夜店の金魚すくいが多い。
 持って帰るのは良いが、金魚鉢や水槽を買うことから始めることになる。

上手く飼えば10年以上も生きるが、多くの場合は志と違って死なせてしまう事が多い。

生命あるものを飼うことは難しい。
金魚すくいは、すぐ破れて掬えない店でやるのが良い。

金魚を楽しむなら、動画のような大きな水槽のあるところに行って、悠々と遊ぶ金魚を見れば、金魚と遊ぶことができる。




2023-07-22 (Sat)

2023/07/22 日記 打水

2023/07/22 日記 打水

2023/07/22      (土)      旧暦:   6月5日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時40分           日没:   18時53分    &nbs...

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2023/07/22      ()      旧暦:   65          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   440           日没:   1853       月出:   828         月没:   2130       月齢:   4.35      潮汐:      中潮     干支:   辛巳     六曜:   仏滅


今日のあれこれ: 打水

《 古き良き日本の知恵 打ち水のメカニズムと効果 》

https://youtu.be/G1rqdWLgFlU



『打水(うちみず、うちみづ) 三夏

【子季語】
 水撒き、水打つ

【解説】
 暑さを和らげて涼を得るため、あるいは埃を沈めるため庭や路地、玄関、店先に散水すること。また、その水をいう。子供にとって夏休みの夕方に庭に水を撒くことはとても楽しい仕事である。

【来歴】
 『四季名寄』(天保7年、1836年)に所出。

(季語と歳時記)



打水の俳句:


・塩盛りて打水をして客迎ふ  永野秀峰


・金平糖買ふ打水の祇園かな  栗山よし子


・客のなきひと日打水くりかへす 中山良章


・山門に水打ち店に水を打つ  後藤比奈夫


・下京や水打つてはや灯を点し  鷹羽狩行




今日は、打水をした。
太陽の熱で焼けただれた玄関に、水をたっぷり振り撒いた。

気化する水が熱を奪って、温度を下げると言う理屈はその通りとして。

打水の涼しさは、気持ちの涼しさから始まった。





2023-07-21 (Fri)

2023/07/21 日記 夕顔

2023/07/21 日記 夕顔

2023/07/21 (金) 旧暦: 6月4日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 4時40分 日没: 18時54分 月出: 7時30分 月没: 21時06分 月齢: 3.35 潮汐: 中潮 干支: 庚辰 六曜: 先負今日のあれこれ: 夕顔《 夕顔の花が開く瞬間(Opening of a Moonflower/Evening Glory) 》  (筆者注: 花が開き始めるのは4:00あたりから)https://youtu.be/SkzQF6uI8sg『夕顔(ゆうがお、ゆふがほ)  晩夏【子季語】 夕顔の花、夕顔棚【関...

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2023/07/21 (金) 旧暦: 6月4日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 4時40分 日没: 18時54分 月出: 7時30分 月没: 21時06分 月齢: 3.35 潮汐: 中潮 干支: 庚辰 六曜: 先負


今日のあれこれ: 夕顔

《 夕顔の花が開く瞬間(Opening of a Moonflower/Evening Glory) 》
  (筆者注: 花が開き始めるのは4:00あたりから)

https://youtu.be/SkzQF6uI8sg




『夕顔(ゆうがお、ゆふがほ)  晩夏

【子季語】
 夕顔の花、夕顔棚

【関連季語】
 夕顔の実、朝顔、昼顔、夜顔

【解説】
 夕顔は夕暮れにほの白い花を開く。その花は翌朝にはしぼむ。『源氏物語』夕顔の巻にあるとおり、貧しい家に咲く花として詩歌に詠まれてきた。花のあとには、丸い大きな薄緑色の実を結び、この実からは干瓢ができる。「夕顔」といえば、実ではなく花をさす。実は「夕顔の実」という。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 『源氏物語』夕顔巻
 煙たつ賤がいほりのうすぎりの籬にさける夕がほの花 藤原家隆『夫木和歌集』

【科学的見解】
 夕顔(ユウガオ)、はウリ科ヒョウタン属の蔓性一年草。瓢箪(ヒョウタン)の一変種である。北アフリカ原産で、日本には平安時代に中国から伝わったとされる。つる性の茎は五メートルから十メートルくらいのなり、巻きひげで他のものに絡みつく。葉はハート型で大きく、柔らかい毛で覆われる。夕方、葉腋に咲く白い花は五列し、花径五、六センチくらい。朝にしぼむ。果実は糸瓜のように細長く大きく、干瓢などに利用する。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



夕顔の俳句:


・ゆふがほの中より出る主かな  樗良


・ゆふがほや物のかくれてうつくしき  千代尼


・妻も子も来て夕顔に涼みけり  正岡子規


・在天の夫に見られて夕顔咲く  横山房子


・咲けりと書けば乳房も夕顔も咲けり  池田澄子



夕顔の花が開く瞬間は見たことがない。
動画で初めてみたが、時間がかかるものだ。
沢山の株があれば、見ることはできるだろうが、一株、二株では難しい。

しかし、江戸の世から夕顔は句に詠まれてきた。
樗良にしても千代尼にしても、夕顔の美しさを認めている。

夕顔が咲けば、家族で楽しむことも当然で、夕顔の花と家族の思い出とは、こころの中で仲良く繋がっている。
子規も家族の句を詠むのだと感心した。

池田氏の句は、難しくてわからない。
論理的にわかるものではないから、感覚だが。
男の自分にはやはり難しい。




2023-07-20 (Thu)

2023/07/20 日記 土用

2023/07/20 日記 土用

2023/07/20      (木)      旧暦:   6月3日          祝日・節気・雑節・朔望:   土用     日出:   4時39分           日没:   18時54分       月出:   6時32分&n...

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2023/07/20      ()      旧暦:   63          祝日・節気・雑節・朔望:   土用     日出:   439           日没:   1854       月出:   632         月没:   2040       月齢:   2.35      潮汐:      大潮     干支:   己卯     六曜:   友引


今日のあれこれ: 土用

《 大ぶりウナギ“半値”の専門店 なぜ実現…? 高級店に負けない味 年内に30店舗へ(202376) 》

https://youtu.be/PZfy7JlHKRg



『土用(どよう) 晩夏

【子季語】
 土用前、土用入、土用の入り、土用中、土用太郎、土用二郎、土用三郎、土用明

【解説】
春夏秋冬それぞれに土用はあるが、普通、土用といえば夏の土用のことである。とりわけ夏の土用が取り上げられるのは、陰陽五行や農耕と深くかかわりがあったと思われる。
 地方によっては、土用の間にしてはならないことなど様々な言い伝えがある。今でも土用の丑の日に鰻を食することなど、生活に深く結びついている。』
(季語と歳時記)



土用の俳句:


・稲の葉の鋭くなりし土用入  原田しずえ


・松の木の脂噴きあがる土用かな  田中とし江


・開け放つ蔵や土用の息吐かせ  小西和子


・鍬入れて土生きかへる土用かな  谷村幸子


・肝焼や土用次郎の屋台酒  太田蓁樹




今日、梅雨明けが公表された。
梅雨が明けたから、どうこうということも無いが、
やはり嬉しい。

梅雨の雨は嫌だが、梅雨末期の雷のほうがもっと嫌だ。
天気予報も当たらないし、いつ始まっていつ終わるのかも良くわからない。
 出先でゴロゴロ言い始めたら、建物か車の中に避難するしか無い。
 今年は2回あったが、これからは安心できる。

今日は、土用。
外飲みではないが、良く冷えたビールを飲んで
梅雨明けを祝おう。



2023-07-19 (Wed)

2023/07/19 日記 団扇

2023/07/19 日記 団扇

2023/07/19      (水)      旧暦:   6月2日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   4時38分           日没:   18時55分    &nbs...