2023年05月20日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2023-05-20 (Sat)

2023/05/20 日記 菖蒲

2023/05/20 日記 菖蒲

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今日のあれこれ: 菖蒲

《 もうすぐ端午の節句…菖蒲の花 出荷最盛期 》

https://youtu.be/_VVOIbnWHnI



『菖蒲(しょうぶ、しやうぶ) 仲夏

【子季語】
白菖、水菖蒲、あやめ、あやめぐさ、菖蒲髪

【関連季語】
かきつばた、あやめ、花菖蒲、菖蒲湯、菖蒲葺く、菖蒲引く、菖蒲酒

【解説】
 
端午の節句になくてはならない水辺の草。水中から剣のような緑の葉をのばし、夏に黄緑の小花をつける。葉には芳香がある。邪気を払う植物の一つであり、端午の節句には菖蒲湯を立て菖蒲酒を作る。古くは「あやめ」「あやめ草」といった。

【来歴】
 
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 
白玉を包みて遣らばあやめぐさ花橘にあへも貫(ぬ)くがね 大伴家持『万葉集』
 
ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな よみ人しらず『古今集』

【科学的見解】
 
菖蒲(ショウブ)は、サトイモ科ショウブ属の多年草。在来の植物であり、日本全国の池や沼などに繁茂する。水中の泥に根茎が横たわり、そこから芳香のある剣状の葉がのびる。五月から七月にかけて、茎の途中から黄緑色の肉穂花序(棒状の花)を出す。同属の植物として、セキショウが存在し、本州から九州の水辺に自生している。(藤吉正明記)

(季語と歳時記)



菖蒲の俳句:


・由布を背に和名ゆかしき花菖蒲   清水佑実子


・風立つや水に色添ふ花菖蒲   藤岡紫水


・名刹の箒目すがし花菖蒲   野村鞆枝


・遊女の句映し黄菖蒲池菖蒲  長谷川かな女


・髪の菖蒲解けて匂へり枕上  大木石子


・葉菖蒲の邪気祓ふ気にあやからん  高澤良一


・美しき呼び名の菖蒲花いまだ  角川源義




葉は薬として
花は生花として
日本では欠かせない菖蒲の季節。

名古屋では、花菖蒲はこれからだ。