2023/05/02 (火) 旧暦: 3月13日 祝日・節気・雑節・朔望: 八十八夜 日出: 4時48分 日没: 18時27分 月出: 14時59分 月没: 3時00分 月齢: 11.95 潮汐: 中潮 干支: 庚申 六曜: 先負
今日のあれこれ: 八十八夜
《 4K 童謡唱歌 ♫八十八夜 茶摘みの歌 歌詞付き 》
https://youtu.be/fB2p2sUoXDI
『八十八夜(はちじゅうはちや、はちじふはちや) 晩春
【解説】
立春から八十八日目。「夏も近づく八十八夜」で始まる小学唱歌の歌詞にあるように立夏も間近く、農事、殊に種蒔に適した時の到来を意味する大切な日。』
(季語と歳時記)
八十八夜の俳句:
・わが山河八十八夜の星あかり 豊田都峰
・越の田に八十八夜の風匂ふ 芋川幸子
・吉報のありて八十八夜の茶 田渕葉陽
・賛沢な吾子の寝顔よ八十八夜 奧野ちあき
・雑踏に八十八夜を遊びけり 中田郁子
・耳たぶに八十八夜の水明り 中村恭子
今日も、五月らしい爽やかなお天気に恵まれた。
風があり空は晴れ渡って、強すぎるほどの陽射しが降り注いでいる。
車の中では暑すぎるが、外を歩いていれば風が爽やかで気持ちが良い。
八十八夜は、この様な日に恵まれることが多いかもしれない。
例句を読んでも気持ち良く詠まれた句が目にとまる。
最初の2句は自然に恵まれた八十八夜らしい世界だ。
次の2句は、祝福された日八十八夜には、普段の生活の中にも幸せを感じることができる。
大きなことである必要はない、小さなことで充分。
最後の2句は、最近の感覚の句。
八十八夜を雑踏で遊ぶ? 何をどう遊ぶのか?
想像力が働かない。
中村氏の句は、柔らかく明るい世界で、気持ちが良いのだが、言葉の空間にある実体が伝わって来ない。
感覚も時代を背景にするものだから、仕方がないことではあるのだが...
菜花亭日乗
菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc
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