2023年03月16日 - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › Archive - 2023年03月
2023-03-16 (Thu)

2023/03/16 日記 磯開

2023/03/16 日記 磯開

2023/03/16      (木)      旧暦:   2月25日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   5時51分           日没:   17時48分     &nb...

… 続きを読む

2023/03/16      ()      旧暦:   225         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   551           日没:   1748       月出:   152         月没:   1113       月齢:   23.83    潮汐:      小潮     干支:   癸酉     六曜:   友引


今日のあれこれ: 磯開

《伝統を紡ぐ海女たち 海女学でさぐる持続可能な漁業 | ガリレオX 203回》

https://youtu.be/3dr5ALLvDto



『磯開(いそびらき)  晩春

【子季語】
 海下、口開祭、磯の口開、浜の口開

【解説】
 海藻類や魚介類などの解禁日のこと。乱獲を防ぎ、海草や貝などの成長を促すための禁止期間の解除である。』
(季語と歳時記)



磯開の俳句:


・にぎやかにほら貝吹いて磯開き  三浅馨三


・磯開き陣形の海女沖へ沖へ  佐藤信顕


・磯開大きな月の昇りけり  宮坂静生




磯開きは晩春の季語。
海藻や鮑などの貝類の保護期間が開け、漁が始まる解禁の行事なのだが、2023年の磯開きの動画を探しても見つからなかった。

磯開きは、今年は行われていないのだろうか。
詳しい事情は、分からない。

自分の勝手な想像で言えば、磯焼けが全国的に進行している。
 海藻が水中を覆い、その中で貝や海老などなどが生きる、海女の仕事の場である磯が無くなっているそうだ。
 居るのは海藻を食べ尽くすウニばかり。海藻を食べ尽くしたウニは、痩せ細り、ウニとしての商品価値はない。

その様な磯焼けの海では、海藻が最初からいないのだから、禁漁する必要もなく、磯開きも行われないのだろう。

磯焼けの原因は、地球の温暖化。
海水温の上昇と言われるが、詳しいことはわかっていない。

季節感豊かな自然が失われれば、季語も実体を喪失して死語ばかりになってしまう。

そんな事は絵空事だと未来が教えてくれれば、安心できるのだが...