2022年12月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2022-12-31 (Sat)

2022/12/31 日記 年越

2022/12/31 日記 年越

2022/12/31 (土) 旧暦: 12月9日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  大晦日 日出: 6時50分 日没:  16時37分 月出:  12時09分 月没:  0時17分 月齢:  7.7 潮汐:  小潮 干支:  戊午 六曜:  友引 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 年越 『“制限ない大晦日”年越しそば求め老舗そば店賑わう(2022年12月31日)』 https://youtu.be/AWrcnv7nAk8 『年越: 年越す、大年越、年移る  ...

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2022/12/31 () 旧暦: 129日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  大晦日 日出: 650分 日没:  1637分 月出:  1209分 月没:  017分 月齢:  7.7 潮汐:  小潮 干支:  戊午 六曜:  友引 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 年越

『“制限ない大晦日”年越しそば求め老舗そば店賑わう(20221231)

https://youtu.be/AWrcnv7nAk8



『年越: 年越す、大年越、年移る

  暮

大晦日の夜、眠らずに新しい年を迎えること。
除夜の鐘を聞きながら年越そばを食べるというのもこの夜の慣わしの一つ。古くは節分の夜のことをいった。

(季語と歳時記)



年越の俳句:


・完璧の半月の下年移る  藤田湘子


・常住の闇へ年越し詣かな  恩田侑布子


・同郷の友より文添へ年越蕎麦   仙田孝子


・年越すや若き日恋ふる涙もて   林翔


・拾はれし仔犬一と吠え年越すよ  百合山羽公




2022
年最後の日。
狂気がミサイルを撃っている外国は、其の儘年を越す様だ。
それはその国民が解決する他はない。

一方、日本は平穏に年を越せるはずだったが、事件が起き犠牲者が出そうだ。
 裏山が大規模な土砂崩れを起こし、民家を土砂に巻き込み押し流した。
 2名は救助されたが2名が連絡不能になっている。

裏山が崩れることなど想定不能で、どうすることもできない。
何が起きるか、この世はわからない。

これ以外には、事件・事故が起きないように願って、残りの時間の無事な経過を見守りたい。





2022-12-30 (Fri)

2022/12/30 日記 年惜しむ

2022/12/30 日記 年惜しむ

2022/12/30 (金) 旧暦: 12月8日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  上弦 日出: 6時50分 日没:  16時36分 月出:  11時43分 月没:  #NAME? 月齢:  6.7 潮汐:  小潮 干支:  丁巳 六曜:  先勝 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 年惜しむ 《【"戦"振り返り】2022年"今年の漢字"は『戦』 ― ウクライナ・ロシア/ 物価高・円安に対する家計/新型コロナ/W杯ベスト16 日本代表―「戦」ニュース振り...

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2022/12/30 () 旧暦: 128日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  上弦 日出: 650分 日没:  1636分 月出:  1143分 月没:  #NAME? 月齢:  6.7 潮汐:  小潮 干支:  丁巳 六曜:  先勝 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 年惜しむ

《【""振り返り】2022"今年の漢字"は『戦』 ウクライナ・ロシア/ 物価高・円安に対する家計/新型コロナ/W杯ベスト16 日本代表「戦」ニュース振り返りまとめ(日テレNEWS)》

https://youtu.be/d3q5_RR7mQA

(この動画の再生時間は、長いので注意!!)



『年惜しむ: 惜しむ年、惜年

  暮

一年を振返って、去り行く年を惜しむこと。
今年もいろいろなことがあった、という感慨が込められている。』
(季語と歳時記)



年惜しむの俳句:


・年惜しむ戦の一字を贈り名に   森茉明


・今年ほど人惜み年惜みたる   稲畑汀子


・この人を惜しむ心に年は逝く  高野素十


・手にあまること多すぎも年惜しむ   豊田都峰


・自負も悔も胸におさめて年惜む   稲岡長




今年を振り返り、選ばれた文字は「戦」。
たった一人の時代錯誤の狂人の狂気のために、多くの人々が家を失い、かけがえの無い人を亡くした。

頭の中の絵空事や「作戦」なのか「戦争」なのかは、どうでも良い。
 幾多の戦いを経て、学び得たヒューマニズムとか人権とかの理念が、無惨にも簡単に踏みにじられた失望感が重要だ。


新しい年には「コロナ」、「戦」は必要ない。
追い払う必要がある。


個人的には、2022年は良い年だったとは思えない。
年半ばには生まれて初めての逆境も経験した。
年の暮、12月にはかけがえの無い人を突然亡くした。
事実の前に呆然として、立ち尽くすしか他はなかった。

それとて、ウクライナの人たちの苦しみ・悲しみに比べればまだ、耐えられると言うべきだろう。

今日も含め残り2日。
この年がどの様に終わるのか。
見届けたい。





2022-12-29 (Thu)

2022/12/29 日記 白菜

2022/12/29 日記 白菜

2022/12/29 (木) 旧暦: 12月7日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時49分 日没:  16時36分 月出:  11時16分 月没:  23時13分 月齢:  5.7 潮汐:  小潮 干支:  丙辰 六曜:  赤口 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 白菜 《『こういうのでいいんだよ』旬の白菜は素材の味を活かして食べるのが一番美味い「白菜のうま煮」》 https://youtu.be/26rC7TRQEuI 『白菜(はくさい...

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2022/12/29 () 旧暦: 127日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 649分 日没:  1636分 月出:  1116分 月没:  2313分 月齢:  5.7 潮汐:  小潮 干支:  丙辰 六曜:  赤口 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 白菜

《『こういうのでいいんだよ』旬の白菜は素材の味を活かして食べるのが一番美味い「白菜のうま煮」》

https://youtu.be/26rC7TRQEuI



『白菜(はくさい) 三冬

【子季語】
 白菜漬

【解説】
アブラナ科。明治時代に中国から渡来した、冬野菜の代表的なもの。
 堅く結球する系統と、半結球の系統がある。みずみずしさ、淡白な味は、和、洋、中華に重宝される。漬物、煮物、鍋物には欠かせない。

【科学的見解】
 ハクサイは、古代中国で栽培されていたカブがチンゲンサイ類と交雑して、不結球(葉が重なり丸くならない)ハクサイが生じ、それが結球性を獲得して生まれたとされている。
 ハクサイ独特の丸みのある結球性は、寒い冬の霜や凍結から若い葉(新芽)を守る役割を果たしている。
 春先、暖かくなると、重なりがほころび始め、中央から茎が立ち、先端に黄色の十字架花を多数つける。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



白菜の俳句:


・ずつしりと重き白菜畑に取る   内田妙子


・寄鍋の白菜雪のごとくなり  山口青邨


・たけなはの鍋に白菜放り込み   高橋均


・元旦に合はせ白菜漬けておく   高倉恵美子


・愛されてゐて白菜を割りにけり  金田咲子




寒い夜には、鍋物が温まる。
鍋は守備範囲が広く、どのような具材でも受け入れてくれる。
今の時期なら白菜だ。

今ならずっしりと大きな白菜が手に入る。
動画レシピにある様に、白菜と豚肉だけでも十分に美味しい。
しかし、そう考えるより、白菜を100%楽しむには、白菜以外の具材は少なくしたほうが良い。

白菜を食べるタイミングも幅が広い。
火が通り白菜の甘さが出てきた時は一番のポイントだ。
それを過ぎても、何の心配もいらない。
火が通る程、白菜は柔らかくなり、包容力が増す。
外からの旨味を中に取り込んで、白菜自身の旨味に変えてしまう。
 この辺りの柔軟さは尊敬に値する白菜のポイントだ。


俳句の中でも、白菜は人気者だ。
見ても触っても持ち上げても白菜の重さはずっしりとしている。
淡い緑色も清々しいが、矢張り美しいのは新雪のような白い肌だ。
 存在感は頼もしさ・安心感を与える。

金田氏は幸せな人だ。
ずっしりとした安心感を手にして、真っ二つに割る白菜。
夫にも子どもたちにも誰からも愛されている幸せは確かなものだ。思えばニコリと笑いたくもなる、歌も口ずさみたくなる。
200%
の白菜の句だ。

羨ましい。
だが、もう勝手にしろとも言いたくなる...





2022-12-28 (Wed)

2022/12/28 日記 年の暮

2022/12/28 日記 年の暮

2022/12/28 (水) 旧暦: 12月6日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時49分 日没:  16時35分 月出:  10時47分 月没:  22時06分 月齢:  4.7 潮汐:  中潮 干支:  乙卯 六曜:  大安 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 年の暮 《【年末恒例】「年の瀬市」正月飾り「花もち」など買い求める客でにぎわう 岐阜・高山市 陣屋前朝市》 https://youtu.be/OG1oM1gjup4 《年の瀬...

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2022/12/28 () 旧暦: 126日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 649分 日没:  1635分 月出:  1047分 月没:  2206分 月齢:  4.7 潮汐:  中潮 干支:  乙卯 六曜:  大安 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 年の暮

《【年末恒例】「年の瀬市」正月飾り「花もち」など買い求める客でにぎわう 岐阜・高山市 陣屋前朝市》

https://youtu.be/OG1oM1gjup4




《年の瀬の「アメ横」を満喫する外国人観光客に密着(20221226)

https://youtu.be/mP2HQVB-0wg




『年の暮(としのくれ) 暮

【子季語】
 歳末、歳晩、年末、年の瀬、年つまる、年暮る、年尽く、暮、年深し、年堺

【解説】
 十二月も押し詰まった年の終わりをいう。
十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、その頃から年の暮の実感が湧いてくる。現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。』
(季語と歳時記)



年の暮の俳句:


・雨国に巨き下駄売る年の暮  白井新一


・遠くまでこころ遊びて年の暮  飯田龍太


・奥多摩の鮎の腹子や年の暮  細見綾子


・佳き酒と友の便りや年の暮  今泉貞鳳


・一瞬に夕日は海に年の暮   田尻勝子


・宇宙にも年の瀬あるや星の数   七郎衛門吉保




今年も、コロナ、コロナで1年が終わった。
某政治家が話したとおりだ。
来年はどうなるか誰もわからない。

隣の国では、爆発的にコロナ感染が広がり、実態の把握も行われていない。
 新しい新型コロナウイルスの登場が危惧されているが、その分析も敢えて行おうとしない。

その影響を日本が受けないという保証はない。

日本でも死者数が過去最高を超えた。
決してコロナ禍は終わってはいない。

悲観的になってはいけないが、来年もコロナと戦う覚悟は必要な年の暮だ。





2022-12-27 (Tue)

2022/12/27 日記 マスク

2022/12/27 日記 マスク

2022/12/27 (火) 旧暦: 12月5日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時49分 日没:  16時34分 月出:  10時13分 月没:  20時56分 月齢:  3.7 潮汐:  中潮 干支:  甲寅 六曜:  仏滅 九星:  一白水星 今日のあれこれ: マスク 『【中国】“マスク拒否”…地下鉄で口論 一転「ウィズコロナ」に…トラブル続き』 https://youtu.be/YTK1jOpQP-o 『【韓国】“屋内マスク解除”12月中...

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2022/12/27 () 旧暦: 125日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 649分 日没:  1634分 月出:  1013分 月没:  2056分 月齢:  3.7 潮汐:  中潮 干支:  甲寅 六曜:  仏滅 九星:  一白水星


今日のあれこれ: マスク

『【中国】“マスク拒否”…地下鉄で口論 一転「ウィズコロナ」にトラブル続き』

https://youtu.be/YTK1jOpQP-o




『【韓国】“屋内マスク解除”12月中に方針決定へ 新型コロナウイルス』

https://youtu.be/SDn4BizLzH0




『タイ政府 屋内を含めたマスク着用義務を解除(2022625)

https://youtu.be/8k43wkC7Ylg



『マスク  三冬

【解説】
 白いガーゼなどで口や鼻をおおうもの。
風邪の感染予防や寒さ、乾燥などから鼻や喉を守る。』
(季語と歳時記)



マスクの俳句:


・コロナ禍のマスクばかりの親族葬   三井所美智子


・どの人もコロナのマスク春寒し   田中藤穂


・四月馬鹿コロナマスクと老眼鏡   大山夏子


・誰も彼もコロナのマスク梅雨に入る   田中藤穂



・あまり多くてマスクの変と思ひけり   細川洋子


・バス停にマスクばかりが集ひをり   溝渕弘志


・マスクして出掛ける用意ととのひぬ   稲畑汀子


・マスクして世の外側に立つごとし  岡本眸




今日も、外に出ている間は、マスクを掛け続けていた。
朝のバスの中でも、名古屋駅前の繁華街でもほとんどの人がマスクをしている。

外国ではマスクの義務が外れ、していない人の方が多い、もしくは殆どの人がしていない国も多いそうだ。
 外国から帰った人が日本に帰ると異様だと言っているのを見たことがある。

日本も政府レベルでは、マスクの義務化を始めたい様だが、お隣中国では0コロナ政策が破綻し、withコロナになり、感染大爆発している。
 規制緩和後、2.5億人感染者が出ているとの報道もある。

大感染の中でウイルスが変異する可能性が高い。
中国政府はウイルスの変異分析をやめ、中国内のウイルスが何か判らないようにし始めたとの報道もある。

このような状況では、日本人は恐らくマスクをしないことは無いだろう。
 たとえ、政府が義務化を解除しても、自ら掛け続けるだろう。


コロナのマスクの例句を探してみたが、意外にも少なかった。
4
句見つかったが、コロナのマスクの句は最初の三井所氏の句だけだ。
 その下の3句は、それぞれ春寒し・四月馬鹿・梅雨の季語があり、マスクは季語ではない。

コロナの文字はないが、コロナ禍の中のマスクの句として理解することもできる句を4句選んだ。



日本でマスクを外す日が来るとすれば、コロナの初期に投与される飲み薬が、近くのどの病院でも処方される様になってからだと思う。
 
塩野義製薬のゾコーバは、200万錠政府が発注したが、供給に不安があるとのことで、指定した医療機関・薬局でしか処方されないそうだ。
 これでは、日本人はマスクを外すことはないだろう。

本末が転倒している。
問題はマスクではない。
治療薬がないからだ。
ゾコーバに投与後の副作用がない事を早く確認し、安全性が確認できれば、大量に発注し、どこの病院・薬局でも処方できるようにすべきだと思う。
政府の役割はそれが一番だと思う。




2022-12-26 (Mon)

2022/12/26 日記 賀状書く

2022/12/26 日記 賀状書く

2022/12/26 (月) 旧暦: 12月4日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時48分 日没:  16時34分 月出:  9時33分 月没:  19時41分 月齢:  2.7 潮汐:  中潮 干支:  癸丑 六曜:  先負 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: 賀状書く 『はがきデザインキット2023 年賀状デザイン面の作成【年賀状 郵便局】』 https://youtu.be/GsD_DPbGKS0 『賀状書く   暮 . 年末になると、...

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2022/12/26 () 旧暦: 124日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 648分 日没:  1634分 月出:  933分 月没:  1941分 月齢:  2.7 潮汐:  中潮 干支:  癸丑 六曜:  先負 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 賀状書く

『はがきデザインキット2023 年賀状デザイン面の作成【年賀状 郵便局】』

https://youtu.be/GsD_DPbGKS0



『賀状書く

  暮
.
年末になると、親しい人やお世話になった人達に年賀状を書く。   
単に賀状では新年の季語となる。』
(季語と歳時記)



賀状書くの俳句:


・賀状書かむ書かむと心急くのみに  相馬遷子


・賀状書く心東奔西走す  嶋田摩耶子


・たゞこの時会ふのみの人賀状書く  相馬遷子


・オホーツクに教え子一人賀状書く  西山くにお


・賀状書くだけの縁を大事とす  片岡光子




クリスマスを過ぎると、今年も指折り数えることができる。
先送りにしてきたことが多いと焦ることになる。

年賀状もそうだ。
もう出してしまった人は余裕だが、未だ葉書も買っていない、文面もできていない人は大変だ。

最近は、年賀状作りのツールも無料のものが提供されているので、買いに行かなくても良いのはありがたい。

日本郵便ははがきデザインキットを提供している。
023年版は宛名書き機能が削除されたそうだ。

プリンターメーカー、EPSONCanon・ブラザーが提供しているソフトは使いやすい。
これらを使えば、年賀状作成ソフトを買う必要はない。

Microsoft
WordExcelを使って、賀状を作ることも可能だ。
 Youtubeの動画を探せばやり方を教える動画が数多く見つかる。

今取りかかれば、未だ間に合う。


「賀状書く」の例句を読むと、皆同じような心境になり、句でそれを詠んでいる。
書くのは大変だが、貰うと嬉しいものだ。
 もう会うことはないかもしれないが、縁あって人生の一時を一緒に過ごしたことは、かけがえのない思い出、生きてきた証だ。


消息を交換する方法としては、年賀状は伝統的で正統なものだと言えるが、最近はインターネットを使ったSNSが盛んなので、facebooktwitterLINEなどで常時情報をやり取りしているので、今更消息の必要はないかもしれない。


年賀状に未来はないかもしれないが、できる間は年賀状に消息を載せて、正月を迎えたい。




2022-12-25 (Sun)

2022/12/25 日記 降誕祭

2022/12/25 日記 降誕祭

2022/12/25 (日) 旧暦: 12月3日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  クリスマス 日出: 6時48分 日没:  16時33分 月出:  8時43分 月没:  18時25分 月齢:  1.7 潮汐:  大潮 干支:  壬子 六曜:  友引 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 降誕祭 『2022年 降誕祭 菊地大司教メッセージ』 https://youtu.be/E8-kyA-zkbs 『冬の季語「降誕祭(こうたんさい)」の解説 降誕祭は、キリス...

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2022/12/25 () 旧暦: 123日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  クリスマス 日出: 648分 日没:  1633分 月出:  843分 月没:  1825分 月齢:  1.7 潮汐:  大潮 干支:  壬子 六曜:  友引 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 降誕祭

2022年 降誕祭 菊地大司教メッセージ』

https://youtu.be/E8-kyA-zkbs



『冬の季語「降誕祭(こうたんさい)」の解説
降誕祭は、キリストが生まれたことを祝う十二月二十五日の祭典のことをいいます。キリスト教にあまり馴染みがない日本でも、街はこの時期にクリスマス一色になります。』
(俳句の作り方 - 俳句入門 「お~いお茶新俳句」入選を目指して 俳句大学
https://jhaiku.com/haikudaigaku/archives/7660#:~:text=.com%2Fwinter3%2F-,%E5%86%AC%E3%81%AE%E5%AD%A3%E8%AA%9E%E3%80%8C%E9%99%8D%E8%AA%95%E7%A5%AD%EF%BC%88%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%95%E3%81%84%EF%BC%89%E3%80%8D%E3%81%AE,%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9%E4%B8%80%E8%89%B2%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82




降誕祭の俳句:


・岳の星今宵全し降誕祭  古賀まり子


・ときならぬ雪の薫りの降誕会  吉岡元


・降誕祭眼鏡光らせ老神父  伊藤敬子


・ローソクの光蜜いろ降誕祭  羽柴完太


・胡桃割りて妻と足るなり降誕祭  星野麥丘人




日本のクリスマスは、市民の立場から見れば楽しむイベントであり、企業から見れば一大セールスイベントと言える。
だから、宗教的な行事ではなく、ただ楽しむためのものと言われる。

個人的には、それで良いと思う。
日本人の宗教に対する考え方は、人間中心の考え方で、神や仏や超越者のためにすべてを捧げる、命も財産も捧げるという考え方ではない。
 人間のために宗教はあると考えるのだ。

現在でも神に名において人を殺す宗教が現に存在している。
政治まで宗教が行い、人々の生活を教義で縛っている。
また、宗教の名を借りた金儲け、詐欺のような組織もある。

こうした、教祖・教義のための宗教ではなく、人間のための宗教というのが、今の日本人の態度だろう。

これは、長い歴的な経験に裏打ちされている。
日本でも戦国時代はお寺が僧兵を持ち目的のためには武力を用いた。
延暦寺や興福寺は強大な武力を持っていた。

宗教は人を楽しませ幸せにするものであって、命を捧げたり、全財産を寄付したりするものではないのだ。
それで良いと思う。

サンタクロースからプレゼントを貰ったり
みんなでパーティーを楽しんだり
ケーキを食べたり
仮装して踊ったり
楽しいクリスマスであれば、それで良いのだ。





2022-12-24 (Sat)

2022/12/24 日記 雪女

2022/12/24 日記 雪女

2022/12/24 (土) 旧暦: 12月2日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  クリスマス・イヴ 日出: 6時47分 日没:  16時32分 月出:  7時43分 月没:  17時10分 月齢:  0.7 潮汐:  大潮 干支:  辛亥 六曜:  先勝 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 雪女 《【中継】名古屋 8年ぶり10センチ超の積雪 交通機関に影響》 https://youtu.be/3eirXqaupyQ 『雪女郎(ゆきじょろう、ゆきぢよろう...

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2022/12/24 () 旧暦: 122日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  クリスマス・イヴ 日出: 647分 日没:  1632分 月出:  743分 月没:  1710分 月齢:  0.7 潮汐:  大潮 干支:  辛亥 六曜:  先勝 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 雪女

《【中継】名古屋 8年ぶり10センチ超の積雪 交通機関に影響》

https://youtu.be/3eirXqaupyQ



『雪女郎(ゆきじょろう、ゆきぢよろう) 晩冬

【子季語】
 雪女、雪坊主、雪の精

【解説】
 雪国の伝説にある雪女、雪の精のこと。
幾月も雪にとざされる豪雪地方では、迫りくる闇、吹雪の夜の風の音など、いろいろな自然現象がときに幻想となって現れたりする。
 雪夜に人を惑わすというその美しさ、恐ろしさが今も語り継がれている。』
(季語と歳時記)



雪女の俳句:


・新しき雪の降る夜の雪女  後藤夜半


・吹雪く夜や背筋に触るゝ雪女  富川空風


・かまくらの灯ともし頃を雪女  鷹羽狩行


・こんな夜は人ぞ恋しき雪女   内田稔


・口紅をひきそれからの雪をんな   近藤喜子




今朝、目覚めると、名古屋も雪景色になっていた。
雪は降る予報ではあったが、風花が舞う程度と思っていたので、目が覚めた。

灰色の街も雪の白い化粧をして、美しく見える。
まだ、雪も降っている。
牡丹雪ではなく、細かい雪が風の力で横に降っている。
こうした密度の高い雪は積もるのだ。

札幌でも新潟でも暮らしたことがあるので、雪国の生活の辛さはわかっている。
 雪かきから始まる生活は、24時間雪を忘れることはできない。雪を溶かす春が来るまでは。

名古屋市で10cmの積雪は8年振りとのことだ。
ノーマルタイヤでは走れないし、この週末は家にいるのが正しい態度だ。

珍しい雪の名古屋を見て、季語を「雪女」に変えた。

雪女と言う季語には女性蔑視のニュアンスが感じられるのではないかと言う人がいるかも知れないが、そうは思えない。
雪女郎の方が語感が良くない。
雪女には、なにか妖しい美しさがある。

雪山の遭難で死ぬ時、死の直前は痛いとか苦しいとかではなく穏やかな恍惚感があるという。
 死んだことはないので、真偽の程は判らないが、それはあるのではないかと思う。

5
句のうち、上4句は男の俳人たちだ。
会ったことはない筈だが、それぞれ怪しく美しい雪女に焦れている。

最後の句は、注意が必要だ。
この雪女は、雪国の雪の積もっている場所に現れる雪女ではない。
南国沖縄、雪の積もらないところでも会う雪女だ。
口紅を引き、ニコリとコンパクトをたためば、妖しく美しい雪女に生まれ変わるのだ。


明日も又、名古屋には雪が降るという。




2022-12-23 (Fri)

2022/12/23 日記 柚子湯

2022/12/23 日記 柚子湯

2022/12/23 (金) 旧暦: 12月1日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  朔 日出: 6時47分 日没:  16時32分 月出:  6時33分 月没:  16時02分 月齢:  29.17 潮汐:  大潮 干支:  庚戌 六曜:  赤口 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 柚子湯 『ゆず湯にご満悦でうっとり…な『カピバラ』姫路セントラルパーク 12月22日は冬至(2022年12月22日)』 https://youtu.be/C8rY_1fH8IM 『柚...

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2022/12/23 () 旧暦: 121日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  朔 日出: 647分 日没:  1632分 月出:  633分 月没:  1602分 月齢:  29.17 潮汐:  大潮 干支:  庚戌 六曜:  赤口 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 柚子湯

『ゆず湯にご満悦でうっとり…な『カピバラ』姫路セントラルパーク 12月22日は冬至(20221222日)』

https://youtu.be/C8rY_1fH8IM



『柚子湯(ゆずゆ) 仲冬

【子季語】
 冬至風呂、柚風呂、冬至湯

【解説】
 冬至の日に柚子の実を浮かべて湯に入る習慣が江戸時代のころからある。
 柚子は丸ごと浮かべたり刻んで入れたりする。香りの高い柚子湯は体があたたまり、万病を防ぐとも言われる。』
(季語と歳時記)



柚子湯の俳句:


・柚風呂の湯船明るくなりにけり  天野美登里


・金星と月を左右に柚子湯かな  橋本薫


・柚子湯ほのぼのと牛啼く声聞ゆ  松村多美


・唄ひけり湯に浮く柚子と遊びつつ   石岡祐子


・うつせみの生身をかしき柚子湯かな  上田五千石


・胸の灯を点す柚子湯となりしかな  小林康治




冬至の日に、黄色く熟した柚子を風呂に浮かべるのは、伝統行事だが、温泉地は兎も角、家庭で行う事は多いのだろうか。

柚子湯の例句を読むと温泉地の句が多いような気がする。
例句に揚げた金星と牛の句は温泉に違いない。
星空を見上げたり、牛の鳴き声を聞きながらの柚子湯は心休まる。

懐かしい歌が自から出てくるのも自然なことだ。


上田氏の句。
言葉遣いが成る程と頷いた。
否定的に考えてしまう事が多い自分も、柚子湯に入っていると、裸の自分が捨てたものでもないように楽しくなると吐露している。

小林氏も同じ心だろう。
消えていた自分の心に明かりが点ったと言う。

恐るべき柚子湯の力。
疑うことはない。
温泉でなくとも良い。
毎日はいる風呂で良い。
今日は柚子を二つ三つ、三つ四つ浮かべてみよう。

胸の灯を点そう!!




2022-12-22 (Thu)

2022/12/22 日記 冬至

2022/12/22 日記 冬至

2022/12/22 (木) 旧暦: 11月29日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  冬至 日出: 6時46分 日没:  16時31分 月出:  5時18分 月没:  15時05分 月齢:  28.17 潮汐:  中潮 干支:  己酉 六曜:  先負 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 冬至 『冬至といえば『トゥンジージューシー』 人気店には大勢の買い物客の姿』 https://youtu.be/EHWbAhD30mY 『冬至(とうじ) 仲冬 【子季語...

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2022/12/22 () 旧暦: 1129日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  冬至 日出: 646分 日没:  1631分 月出:  518分 月没:  1505分 月齢:  28.17 潮汐:  中潮 干支:  己酉 六曜:  先負 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 冬至

『冬至といえば『トゥンジージューシー』 人気店には大勢の買い物客の姿』

https://youtu.be/EHWbAhD30mY



『冬至(とうじ) 仲冬

【子季語】
 冬至餅、冬至南瓜、一陽来復

【解説】
 二十四節の一つで太陽が最も南行し、一年中で昼が最も短く、夜が長い日。
 十二月二十二日頃にあたる。無病息災を祈って柚子風呂に入ったり、粥や南瓜を食したりする。 』
(季語と歳時記)



冬至の俳句:


・愛犬と冬至の日の出待ちゐたり   鈴木石花


・雨より雪に冬至一日人に会はず   野沢しの武


・影法師斜陽はてなき冬至の野   植村よし子


・気がつけばとつぷり暮るる冬至かな   黒澤登美枝


・芋少し煮えて冬至を祝ひけり  長谷川かな女




今日も、朝は冷たい雨が降り、雨は上がっても雲が多く、陽射しの少ない日だった。
 加えて、昼が最も短い日なので、寒さが増幅された。

冬至の日は、外に出て営業に走り回ったり、激しい運動をしたり、遠くに旅行に出たりとかは、似合わない。

少し穏やかに、落ち着いて、普通に身の回りを眺めながら過ごしたほうが良さそうだ。


例句を読んでいて、俳人たちに冬至の過ごし方を教えてもらった。

愛犬と一緒に、最も短い日のお日様を待つ。
独り居で自分と向き合ってみる。
短い昼が駆け足で終わると、野も山も街も夕闇に覆われる。

長谷川かな女氏の様に、今日も一日無事に終えたことを感謝して、家族と一緒に芋をいただくのは、最高の過ごし方だ。


動画では、沖縄の場合冬至の日にジューシー(本土で言う炊き込みごはん)を仏前に供える風習だそうだ。
 ご先祖様も含めて、感謝の気持で冬至の日を終えるのだろう。




2022-12-21 (Wed)

2022/12/21 日記 冬の星

2022/12/21 日記 冬の星

2022/12/21 (水) 旧暦: 11月28日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時46分 日没:  16時31分 月出:  4時04分 月没:  14時19分 月齢:  27.17 潮汐:  中潮 干支:  戊申 六曜:  友引 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 冬の星 水平線に見えたカノープス、流れ星(2022年12月の星空と冬の天の川)/星空リアルタイム動画/三重県志摩市あづり浜/Canopus『』 https://youtu.be/LFhUqn...

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2022/12/21 () 旧暦: 1128日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 646分 日没:  1631分 月出:  404分 月没:  1419分 月齢:  27.17 潮汐:  中潮 干支:  戊申 六曜:  友引 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 冬の星

水平線に見えたカノープス、流れ星(202212月の星空と冬の天の川)/星空リアルタイム動画/三重県志摩市あづり浜/Canopus『』

https://youtu.be/LFhUqn3kjFg



『冬の星(ふゆのほし) 三冬

【子季語】
 寒星、荒星、凍星、冬星座、星冴ゆ

【解説】
 冬に見る星は、空気が澄んでいるので冴え冴えとしている。
 北斗七星やオリオン座など、星座の形をくっきりと見ることができる。』
(季語と歳時記)



冬の星の俳句:


・宇宙とは美しきもの冬の星   小泉和代


・湖暮れてこぼれんばかり冬の星   安斎久英


・沖に出て冬の星座を数へけり   稲辺美津


・火星見て冬の星座を仰ぎけり   稲畑汀子


・光年といふものさしや寒北斗  吉原一暁




寒風が吹き、地上の埃・靄・ガスを吹き払った冬の夜。
空を仰ぐと、今まで見えなかった星たちが無数に空に散らばっている。

澄んだ空に瞬く星々は美しい。
小泉氏の言う通りだ。

しかし、個人的には美しさより恐ろしさの方が先立つ。
たかだか100年も生きられない人間が理解するには大きすぎる世界だ。

つい最近、約45億年前、火星には惑星全体が覆われるほど豊富な水があったと研究者が考えていると報道があった。
 生命の存在もあったと考えられている。

地球では100万年前の様子がどうだったか判らない。
1000
万年、1億年前、人間どころか猿もいなかったかもしれない。
 45億年前と言われても想像力は働かない。

冬の星は美しい。
確かにそう見える。
しかし、瞬き、煌めいている星たちは存在を信じることしかできないのだ。
見ている瞬間にその星が存在する保証はない。
100光年の距離の星は、100年前の姿だ。
1光年の距離の星の星は、1年前の姿だ。

無数の冬の星たちは、それぞれ見えているが、今在るかどうかは判らない。
 今ある星もない星も、皆一緒に煌めいている。

その様な冬の銀河。
ちっぽけな生き物である人間にとっては大きすぎる。

それでも、冬の星は美しい。


2022-12-20 (Tue)

2022/12/20 日記 大根

2022/12/20 日記 大根

2022/12/20 (火) 旧暦: 11月27日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時45分 日没:  16時30分 月出:  2時54分 月没:  13時42分 月齢:  26.17 潮汐:  中潮 干支:  丁未 六曜:  先勝 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 大根 『【家庭菜園】我が家の大根の収穫 2022 11月28日』 https://youtu.be/6GJibg8BX9I 『大根(だいこん) 三冬 【子季語】  だいこ、おお...

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2022/12/20 () 旧暦: 1127日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 645分 日没:  1630分 月出:  254分 月没:  1342分 月齢:  26.17 潮汐:  中潮 干支:  丁未 六曜:  先勝 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 大根

『【家庭菜園】我が家の大根の収穫 2022 1128日』

https://youtu.be/6GJibg8BX9I



『大根(だいこん) 三冬

【子季語】
 だいこ、おおね、大根畑、沢庵大根、青首大根、三浦大根、聖護院大根

【解説】
 古名は、おおむね。日本の野菜の中で最も用途の広いものである。煮大根、すり大根、沢庵大根、干大根などにしてよく食す。種類も多いが青首大根、三浦大根、練馬大根などが代表格である。

【科学的見解】
 大根(ダイコン)は、アブラナ科ダイコン属の一年草・越年草(冬型一年草)であり、地中海東部原産とされている。古代より栽培されてきた野菜であり、多くの品種が存在する。日本の野生種に海辺付近の砂礫地に生育するハマダイコンがあるが、これは栽培種が野生化したものとされている。春の七草の一つで、蘿蔔(すずしろ)とも呼ばれている。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



大根の俳句:


・木曾殿の国の大根すくすくと   中山世一


・湧水の流れに入りて大根洗ふ   田中正子


・隣訪ふ両手に大根ぶらさげて   柳橋繁子


・利尻昆布敷きて大根煮はじむる  細見綾子


・柚子大根亡夫が拾ひし石で漬け   古井公代




自家栽培の大根を2本いただいた。
畑から引き出したばかりなので、スーパーとか八百屋で売られているものとは、全く違う。

先ず、大きな葉がついている。
大根の根の部分も、巨大である。
太くそして長い、お店に並ぶものは運送・箱詰めの関係からサイズは定められたものになる。規格より大きな物は規格外品となる。
青首部分は緑、滑らかな肌目細かい白い肌が美しく輝いている。
 実に見事な大根だ。

1本は、本道のふろふき大根にした。
愛知県は赤味噌のどて味噌を掛けて食べる。
肌目の細かい大きな大根は、口の中で溶けていく。
とれたての大根ならではの食感だ。

もう1本は、おでんにした。
はんぺんなど練り物、ゆで卵、こんにゃく、人参、つみれなどを入れたが、主役は大根だった。

自家栽培の大根は、冬の食卓を豪華なものにしてくれた。

大根!!  ブラボー!!!





2022-12-19 (Mon)

2022/12/19 日記 冬ざれ

2022/12/19 日記 冬ざれ

2022/12/19 (月) 旧暦: 11月26日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時45分 日没:  16時30分 月出:  1時47分 月没:  13時11分 月齢:  25.17 潮汐:  若潮 干支:  丙午 六曜:  赤口 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 冬ざれ 『九重新聞 秋の行楽シーズンに最適 イヌサフランが見頃』 https://youtu.be/OnXVEaBFxgQ 『冬ざれ: 冬され、冬ざるる   三冬 冬にな...

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2022/12/19 () 旧暦: 1126日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 645分 日没:  1630分 月出:  147分 月没:  1311分 月齢:  25.17 潮汐:  若潮 干支:  丙午 六曜:  赤口 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 冬ざれ

『九重新聞 秋の行楽シーズンに最適 イヌサフランが見頃』

https://youtu.be/OnXVEaBFxgQ



『冬ざれ: 冬され、冬ざるる

  三冬

冬になり草木が枯れると共に海、山など見渡す限りの景色が荒れ果てた感じをいう。
 「冬されば」の誤用で「冬され」ともいう。』
(季語と歳時記)



冬ざれの俳句:


・さふらんの花は紫冬ざるゝ  野村泊月


・供華なければただ冬ざれの石一つ   内山芳子


・一条の野川のひかり冬ざるる   内山恵美子


・札所出て冬ざれの道またつづく   大西晶子


・欠礼の通知の届く冬ざるる   仙田孝子




今日も、北からの冷たい風が吹き付ける寒い日になった。
流れる雲の合間から光は射すことがあるのだが、温かさを感じさせる力のない弱々しい光だ。

見慣れた道を歩いていくと、いつもは子どもたちの声が聞こえ、姿が見える公園に子どもたちの声はなく、姿もなかった。

落葉樹の散った枝を見上げると、見えるのは風に揺れる枝ばかりが妙に明るい。

其処にいるのは、冬ばかりだった。


花には生命があり、色もある。
しかし、例句ではサフランの花も、花の名前は判らないが供華も冬ざれの中にある。
 花が美しいが故に一層冬ざれるのだろうか?






2022-12-18 (Sun)

2022/12/18 日記 セーター

2022/12/18 日記 セーター

2022/12/18 (日) 旧暦: 11月25日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時44分 日没:  16時29分 月出:  0時45分 月没:  12時44分 月齢:  24.17 潮汐:  長潮 干支:  乙巳 六曜:  大安 九星:  一白水星 今日のあれこれ: セーター 「【手仕事屋の日常】アラン模様のセーター/仕上げ/完成/Vlog #21」 https://youtu.be/U32hkpKPjlo 『セーター(せーたー) 三冬 .【解説】...

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2022/12/18 () 旧暦: 1125日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 644分 日没:  1629分 月出:  045分 月没:  1244分 月齢:  24.17 潮汐:  長潮 干支:  乙巳 六曜:  大安 九星:  一白水星


今日のあれこれ: セーター

「【手仕事屋の日常】アラン模様のセーター/仕上げ/完成/Vlog #21

https://youtu.be/U32hkpKPjlo



『セーター(せーたー) 三冬

.
【解説】
毛糸で編んだ上衣。あたまからかぶって着るプルオーバー型や、前あきのカーディガン型などがある。
 襟のかたち、色や柄などもいろいろあって世代、男女を問わず楽しめる。伸縮性があって着やすくあたたかい。
 日常的な防寒着として冬には欠かせない衣服のひとつ。』
(季語と歳時記)



セーターの俳句:


・セーターとふ人の心を包むもの   大橋晄


・あの顔の出る徳利のセーター編む   中田みなみ


・セーターの恋の背中の俤れ合ひ   山田弘子


・恋終り編みかけセーター解かるる   森下康子


・セーターをしまひ忘れて妻偲ぶ   相澤健造




今日は、この冬一番の寒さだった。
北の国は勿論吹雪だったが、太平洋側の岐阜市でも風花が舞った。
 晴れていても黒い雲が北風に流されてくると、音もなく白いものが舞いながら落ちてくる。
 積もることはないが、寒さ、冷たさは一番だ。

冷たい風が吹き付ける今日のような日には、コートの下には暖かいセーターが良い。

できれば、手編みのセーターであれば、なお、温かい。

しかし、手編みのセーターは、いつか解かれてしまうことがある。
 時日の経過は、厳しいこともある。

解かれること無く残されたセーターは、いつまでも温かい。
相澤氏は、幸せ者と言うべきだ。





2022-12-17 (Sat)

2022/12/17 日記 羽子板市

2022/12/17 日記 羽子板市

2022/12/17 (土) 旧暦: 11月24日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時44分 日没:  16時29分 月出:  #NAME? 月没:  12時19分 月齢:  23.17 潮汐:  小潮 干支:  甲辰 六曜:  仏滅 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: 羽子板市 『師走の風物詩 東京・浅草の「羽子板市」始まる 大谷翔平選手の羽子板も|TBS NEWS DIG』 https://youtu.be/IOUqYRWcmtM 『羽子板市(はごい...

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2022/12/17 () 旧暦: 1124日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 644分 日没:  1629分 月出:  #NAME? 月没:  1219分 月齢:  23.17 潮汐:  小潮 干支:  甲辰 六曜:  仏滅 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 羽子板市

『師走の風物詩 東京・浅草の「羽子板市」始まる 大谷翔平選手の羽子板も|TBS NEWS DIG

https://youtu.be/IOUqYRWcmtM



『羽子板市(はごいたいち) 仲冬

【子季語】
 羽子板売

【解説】
 羽子板を商う市。縁起物を売る歳末の賑わいの一つ。
 東京では浅 草寺境内の羽子板市が有名で、十二月十七日から十九日までの間、 羽子板売りの威勢のよい声が境内に響きわたる。』
(季語と歳時記)



羽子板市の俳句:


・羽子板市瓜実顔の世に遊ぶ  岡田貞峰


・羽子板市絢爛影といふものなく  山口青邨


・羽子板市の主人正座にかしこまる   田中豊子


・羽子板市たのしそこらで何か食ベ  山口青邨


・羽子板市のながれ銀座にちらちらす  松崎鉄之介




年末恒例の浅草の羽子板市が始まった。
今年は、コロナが収束した訳では無いが、例年通り開催された様だ。

東京のコロナの感染者数は増えているが、いつまでもコロナに負けている事もできない。

伝統行事は伝えていかなければ、消えてしまう。
感染には注意しながら、お祭りは楽しんで、伝統を未来に受け継ぐのは良いことだ。

今年も、銀座には羽子板がちらちらしていることだろう。





2022-12-16 (Fri)

2022/12/16 日記 湯豆腐

2022/12/16 日記 湯豆腐

2022/12/16 (金) 旧暦: 11月23日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  下弦 日出: 6時43分 日没:  16時29分 月出:  23時45分 月没:  11時55分 月齢:  22.17 潮汐:  小潮 干支:  癸卯 六曜:  先負 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 湯豆腐 「【京都グルメ】南禅寺 順正 〜湯豆腐〜」 https://youtu.be/U5FdokUkXjw 『湯豆腐(ゆどうふ) 三冬 【子季語】  湯奴 【解説】 ...

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2022/12/16 () 旧暦: 1123日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  下弦 日出: 643分 日没:  1629分 月出:  2345分 月没:  1155分 月齢:  22.17 潮汐:  小潮 干支:  癸卯 六曜:  先負 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 湯豆腐

「【京都グルメ】南禅寺 順正 〜湯豆腐〜」

https://youtu.be/U5FdokUkXjw



『湯豆腐(ゆどうふ) 三冬

【子季語】
 湯奴

【解説】
 手軽で身体の温まる人気の逸品。土鍋に昆布のだし汁を入れ、食べやすく切った豆腐を煮立てる。豆腐がゆらゆらとする頃が食べごろ。
 付け醤油やポン酢に刻み葱、鰹節、唐辛子などの好みの薬味を入れて食べる。京都の南禅寺の湯豆腐は有名。』
(季語と歳時記)



湯豆腐の俳句:


・湯豆腐と決めて詣るや南禅寺   仲里貞義


・湯豆腐にうつくしき火の廻りけり  萩原麦草


・湯豆腐にたつのの醤油てふ至福   稲畑廣太郎


・湯豆腐にいくさなき世をことほげり   岩岡中正


・湯豆腐やいのちの果てのうすあかり  久保田万太郎




暖かかった11月の反動か、12月に入り急に寒くなった。
寒くなった儘、一向に暖かくならない。
 日曜日は、また今年一番の寒さだそうだ。

寒い外から帰り、冷え切った身体を暖めるには、鍋物が一番だ。
 中でも、湯豆腐は準備が簡単な上、酒の肴にもなり、身体が芯から温まる。


俳人たちも、同じ思いで、句をよく詠んでいる。
湯豆腐は、美しく、至福の時間だと。

突然、隣の家に、包丁を持って、乗り込んで、乱暴狼藉。
特別軍事作戦と叫んでいるが、何が何だかさっぱりわからない。
 もう12月も半ばだが、収束の糸口も見つからないままだ。

岩岡氏の言うように、温まる湯豆腐をいただくことができる我々は幸せだと感謝する必要がある。


例句を読んでいて、久保田万太郎の句に出会った。
湯豆腐を、この様に詠む事ができるのか驚かされた。

この句を詠んだ時、万太郎は病気ではなかった。
しかし、この句を詠んで半年後に急死した。

原因は事故死で、句会の折、赤貝の握り寿司を喉に詰まらせて亡くなったそうだ。
 当時、三度目の妻を亡くし、孤独であったそうだが、自分の近い冥途への旅立ちを予感していたのだろう。

久保田万太郎の代表作・名句と言われているそうだ。




2022-12-15 (Thu)

2022/12/15 日記 枯野

2022/12/15 日記 枯野

2022/12/15 (木) 旧暦: 11月22日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時42分 日没:  16時28分 月出:  22時46分 月没:  11時30分 月齢:  21.17 潮汐:  小潮 干支:  壬寅 六曜:  友引 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 枯野 『「そらなび」紅葉 美人林(十日町市松之山)2022年12月3日放送』 https://youtu.be/NmHJPH7r0oI 『枯野: 枯原、裸野、枯野道、枯野宿、枯野人...

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2022/12/15 () 旧暦: 1122日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 642分 日没:  1628分 月出:  2246分 月没:  1130分 月齢:  21.17 潮汐:  小潮 干支:  壬寅 六曜:  友引 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 枯野

『「そらなび」紅葉 美人林(十日町市松之山)2022123日放送』

https://youtu.be/NmHJPH7r0oI



『枯野: 枯原、裸野、枯野道、枯野宿、枯野人、枯野原

  三冬

草の枯れ果ててひっそりとした冬の野。
日、雨、風が寂々とわたり、荒涼とした景であるが、やがておとずれる芽吹きの季節を待つ姿でもある。』
(季語と歳時記)



枯野の俳句:


・雲重し日矢の差し来る枯野かな   原田達夫


・一川のひかり貫く大枯野   岡淑子


・飴ひとつ供へ枯野の辻地蔵   佐藤淑子


・何やらに鴉群がる枯野哉  寺田寅彦


・黄昏るる枯野の果や富士黒く   加藤静江




季語「枯野」については、芭蕉の辞世の句とされる

・旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

が、あるせいか、俳人たちも意識しているためか、句数は多い。

「旅に病んで」の句が芭蕉の辞世の句であるかどうかについては、議論があるが、ここでは立ち入らない。


季語の「枯野」には、大きな景が目の前に広がっている。
例句として挙げた5句も、それぞれ大きな世界が目の前に浮かび、快い。

都会の街の中に暮らしているとどうしても世界が狭くなる。
心も狭くなる。

このような句を詠むことができる、場所に身を置くのが一番だが、師走の世事に追われている身には、なかなか難しい。

しかし、多くの「枯野」の例句を読んで、大きな世界を感じることはできる。

俳句は、ありがたいものだ。





2022-12-14 (Wed)

2022/12/14 日記 義士会

2022/12/14 日記 義士会

2022/12/14 (水) 旧暦: 11月21日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時42分 日没:  16時28分 月出:  21時48分 月没:  11時02分 月齢:  20.17 潮汐:  中潮 干支:  辛丑 六曜:  先勝 九星:  五黄土星     今日のあれこれ: 義士会   「【4K】第118回赤穂義士祭」   https://youtu.be/gb0n3qNZ5IQ       『義士会(ぎし...

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2022/12/14 () 旧暦: 1121日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 642分 日没:  1628分 月出:  2148分 月没:  1102分 月齢:  20.17 潮汐:  中潮 干支:  辛丑 六曜:  先勝 九星:  五黄土星

 

 

今日のあれこれ: 義士会

 

「【4K】第118回赤穂義士祭」

 

https://youtu.be/gb0n3qNZ5IQ

 

 

 

『義士会(ぎしかい/ぎしくわい)  仲冬

 

【子季語】

 義士討入の日、赤穂義士祭

 

【解説】

十二月十四日。赤穂浪士が主君の敵、吉良上野介を討ち取った日である。

 この日各地で、赤穂義士をしのぶ会が催される。東京高輪泉岳寺では、この日多くの人が赤穂義士の墓参に訪れる。』

(季語と歳時記)

 

 

 

 

義士会・討入りの俳句:

 

 

・松に月義士討入の日なりけり  安住 敦

 

 

・義士会や献灯一二祗園より  大島民郎

 

 

・義士会の仮装の列に蹤きゆけり  小林螢二

 

 

 

今日は、1214日。

一昔前なら、忠臣蔵の日ということになるのだが、今はどうなのだろうか。 あまり、ニュースやTVでは取り上げていない。

 

1214日と言っても、旧暦の時代だから、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った元禄十五年十二月十四日は、西暦に換算すると、1703年1月30日だそうだ。

 

歌舞伎や講談で脚色された劇が史実と混ざり合って、どこまで実際の話しかは、判らないことが多い。

 

雪の降る中、討ち入ったと言う状況も、討ち入り当日は晴れだが、前日までの積雪が残っていたらしい。

  今日は北風が吹き付ける寒い日だったが、討ち入り当日も寒い日だったことは、間違いない筈だ。

 

 

季語の義士会・義士祭についても、混乱があるようだ。

義士会は12月の行事なので冬の季語、義士祭は4月の行事なので春の季語となっている。

詳細は以下の記事に詳しい。

 

『「義士祭」は冬の季語ではない?赤穂浪士たちと俳句』

https://tenki.jp/suppl/miyasaka/2016/12/14/18461.html

 

 

義士の中には、大石内蔵助以下俳号を持つ人が多かったのは事実だそうで、猛々しい武の人だけではなく、俳句を楽しむ風流な人達であった。

 

大高源吾の辞世の句

 

・梅で飲む茶屋もあるべし死出の山 子葉(大高源吾)

 

 

伝統としての忠臣蔵・義士会は大切に後世に伝えていきたいと思う。

 

 

 

2022-12-13 (Tue)

2022/12/13 日記 「正月事始」を「事始」に

2022/12/13 日記 「正月事始」を「事始」に

2022/12/13 (火) 旧暦: 11月20日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時41分 日没:  16時28分 月出:  20時49分 月没:  10時32分 月齢:  19.17 潮汐:  中潮 干支:  庚子 六曜:  赤口 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 正月事始 「京都 祇園 「事始め」2019 : Koto Hajime Year End Greetings in Gion, Kyoto」 https://youtu.be/WQTCgzxNowA 『正月事始(しようがつのこ...

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2022/12/13 () 旧暦: 1120日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 641分 日没:  1628分 月出:  2049分 月没:  1032分 月齢:  19.17 潮汐:  中潮 干支:  庚子 六曜:  赤口 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 正月事始

「京都 祇園 「事始め」2019 : Koto Hajime Year End Greetings in Gion, Kyoto

https://youtu.be/WQTCgzxNowA



『正月事始(しようがつのことはじめ、しやうぐわつのことはじめ)  暮

【子季語】
 事始の餅、事始

【解説】
十二月十三日、一年を締めくくり新年の準備を始める日。
歳暮の 挨拶もこの日から始まる。
 京都では、本家、師匠、日頃世話にな っている人の所へ、挨拶に行く。祇園の花町でも、舞妓や芸妓が 師匠宅に挨拶に出かける。江戸時代からのものと言われる。』
(季語と歳時記)



事始の俳句:


・事始てふ故事知りて京育ち  粟津松彩子


・花街に京舞を守り事始  井上芳江


・京なれやまして祇園の事始  水野白川




「事始」めの例句は多くはない。
しかも、「正月事始」を使った例句は、見つからなかった。

京都の祇園では、暮れの行事として、現在でも事始が行われている。
 行事が行われなくなり、季語として名のみ残っているものではない。
 華やかな日本らしい伝統行事でもあり、もっと詠まれても良い季語ではないかと思う。


もう一つの問題は、「事始」と言う季語は、仲春の別の行事を指すことだ。

『事始(ことはじめ)  仲春

【子季語】
 おこと、お事汁、むしつ汁、従兄煮、事八日

【解説】
 陰暦の十二月八日の事納に対して、陰暦二月八日を事始という。
 おもに農事、祭事に対する事始であり、関東では魔除けのおまじないとして目笊というものを軒に掲げたりした。』
(季語と歳時記)

「事始」の句を探すと12月の事始めと仲春の「事始」の句が混在するので、紛らわしい。
次の句は、仲春の「事始」の句だろう。

・畑に来て鍬一振りも事始  野口年江


仲春の「事始」は例えば「農始」とかに変えて、「事始」は12月の新年を迎える行事を指すものに統一すべきだと思う。





2022-12-12 (Mon)

2022/12/12 日記 鰤

2022/12/12 日記 鰤

2022/12/12 (月) 旧暦: 11月19日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時40分 日没:  16時28分 月出:  19時50分 月没:  9時56分 月齢:  18.17 潮汐:  中潮 干支:  己亥 六曜:  大安 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 鰤 『解体ショーも…道の駅で「ぶり街道祭り」が行われる 岐阜県高山市朝日町 (22/12/11 12:02)』 https://youtu.be/GH6VkMMgvGo 『鰤(ぶり) 三冬 ...

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2022/12/12 () 旧暦: 1119日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 640分 日没:  1628分 月出:  1950分 月没:  956分 月齢:  18.17 潮汐:  中潮 干支:  己亥 六曜:  大安 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 鰤

『解体ショーも…道の駅で「ぶり街道祭り」が行われる 岐阜県高山市朝日町 (22/12/11 12:02)

https://youtu.be/GH6VkMMgvGo



『鰤(ぶり) 三冬

【子季語】
 寒鰤、大鰤、入道、大魚、鰤場、巻鰤

【解説】
 スズキ目の海魚。全長約一メートルに達する。紡錘形でやや側扁する。背は暗青色、腹は銀白色で、中央に一本の黄色の帯が縦走する。呼び名の変わる出世魚。
 冬は脂がのって美味しい。漁期の初め十二月初旬の鰤は初鰤として珍重されていた。』
(季語と歳時記)



鰤の俳句:


・鰤来るか伊根の沖波盛上り   芝山喜久子


・鰤網を引き揚ぐ潮の瀧のごと   豊田高子


・鰤船の着き戦場と化す漁港   富田範保


・鰤肥り白磁のごとき胸を揃ふ  墨石


・鰤買うて急ぐ家路の窓明り   谷岡尚美




冬の海は荒れる。
その荒れた海に、鰤は乗ってやって来る。
寒鰤と呼ばれる所以だ。

その荒れた海に鰤を追い、漁を行う海の男達は豪快だ。
俳句の中でも、北の海の鰤と人間のドラマが詠まれている。

脂の乗った寒鰤がいただけるのは、海の男たちのお蔭だ。
燗酒を手にしながら、美しい鰤の造りを見ながら、そう想う。
鰤は師走の夜の恵みなのだと。


一方、データでは天然鰤の漁獲量を、養殖鰤の漁獲量が上回っているそうだ。
 スーパーで売っている寒鰤は、養殖なのだろう。
天然物は、お店でいただくものかも知れない。
 一寸白けるデータだ。

句の世界では、矢張り鰤は冬の荒海の中で踊り上がっているものでなければ...





2022-12-11 (Sun)

2022/12/11 日記 熱燗

2022/12/11 日記 熱燗

2022/12/11 (日) 旧暦: 11月18日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時39分 日没:  16時28分 月出:  18時52分 月没:  9時15分 月齢:  17.17 潮汐:  大潮 干支:  戊戌 六曜:  仏滅 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 熱燗 『燗酒ムービー【湯せん】』 https://youtu.be/Ev3LQgNCZhQ 『燗酒ムービー【電子レンジ】』 https://youtu.be/093WSpKO75Y 『熱燗(...

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2022/12/11 () 旧暦: 1118日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 639分 日没:  1628分 月出:  1852分 月没:  915分 月齢:  17.17 潮汐:  大潮 干支:  戊戌 六曜:  仏滅 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 熱燗


『燗酒ムービー【湯せん】』

https://youtu.be/Ev3LQgNCZhQ



燗酒ムービー【電子レンジ】

https://youtu.be/093WSpKO75Y




『熱燗(あつかん) 三冬

【子季語】
 燗酒、焼燗

【解説】
最近では電子レンジなどで燗をつけることも多いが、やはり沸いた鉄瓶の湯に徳利をつけるというのが定番。
 湯から上げた徳利を布巾でひとふきしてぐい呑みになみなみと満たす。最初の一杯が体中にしみわたる。』
(季語と歳時記)




熱燗の俳句:


・二本目の熱燗持ちてさあさあと  高澤良一


・酌み交す熱燗一本もう一本   秋田直己


・人肌もよけれど熱燗更によし   内藤三男


・下戸なれど熱燗欲しやぶり大根   竹内悦子


・赤貝のひもで熱燗外は雨   丸山酔宵子




明後日の雨以降、気温が一段と下がり、北海道は吹雪、本州でも冷たい風が吹き付ける冬本番になるそうだ。

寒いときは、冷たいビールの喉越しより、熱燗で身体の中から温まるほうが自然だ。

日本酒にこだわる人は、燗酒は湯煎の方が良いが、それ程こだわりがなければ、電子レンジの方が簡便だ。

電子レンジの場合は、ワット数を下げ、時間をかけて温める方が良いそうだ。


燗酒は、独りで飲んでも良いが、二人でさしつさされつも良い。
寒い夜は、人恋しいもの。
燗酒で身も心も温まることができる。

丸山氏は俳名からして呑助さんだが、句の世界でも悠然と飲んでおられる。
 外は冷たい雨でも「赤貝のひも」と「熱燗」があれば、狼狽えることもない。
 たとえ、外は吹雪であろうとも、泰然自若は変わるまい。




2022-12-10 (Sat)

2022/12/10 日記 冬苺

2022/12/10 日記 冬苺

2022/12/10 (土) 旧暦: 11月17日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時39分 日没:  16時27分 月出:  17時56分 月没:  8時27分 月齢:  16.17 潮汐:  大潮 干支:  丁酉 六曜:  先負 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 冬苺 『【¥0】冬にタダで食べられるイチゴ』 https://youtu.be/C-nGdOTHrfs 『冬苺(ふゆいちご) 三冬 【子季語】  寒苺、きんいちご 【解説...

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2022/12/10 () 旧暦: 1117日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 639分 日没:  1627分 月出:  1756分 月没:  827分 月齢:  16.17 潮汐:  大潮 干支:  丁酉 六曜:  先負 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 冬苺

『【¥0】冬にタダで食べられるイチゴ』

https://youtu.be/C-nGdOTHrfs



『冬苺(ふゆいちご) 三冬

【子季語】
 寒苺、きんいちご

【解説】
 バラ科の常緑の蔓性小灌木。夏の山地に白い五弁の花を咲かせ、 冬に赤い実が熟す。
 実は食用となる。冬に温室栽培される苺とは 区別する。

【科学的見解】
 フユイチゴは、本州関東以西から九州に分布するバラ科の常緑つる性低木である。果実が冬に熟すため、冬の木苺という意味でその名が付けられた。似た種は多く存在し、ミヤマフユイチゴ、ホウロクイチゴ、オオフユイチゴ、コバノフユイチゴなどが知られている。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)




冬苺の俳句:


・枯色の中の華やぎ冬苺   稲畑廣太郎


・五百羅漢彫られし岩場冬苺   後藤晴子


・牛追ひし日の遥かなり冬苺   邑橋淑子


・駆け登る故郷の裏山冬苺   桑原泰子


・己が死後見ゆる日のあり冬苺  渡辺志水




最近は、温室栽培で寒い時期にも出荷される苺もあり、品種も寒い時期に強い苺もある。
 苺は初夏の季語になっているが、季節を問わず食べることができるようになっているようだ。
 季語としては、難しい状況になっている。

そのためか、冬の時期の苺は、「冬の苺」を季語として詠むことになっているようだ。

冬苺は栽培品種ではなく野生の苺だ。
木苺の冬バージョンの位置づけと言える。

例句を読んでいても、「冬の苺」を「冬苺」として詠んでいるようなものもある。

例句の5句は、間違いなく「冬苺」だ。

この「冬苺」、侮れない力を持っているようだ。

心を捕らえて故郷に、遠い昔に拉致したりする。

過去だけではない。
渡辺氏は、自分の死後が見える日に、冬苺が赤く熟れていると言う。





2022-12-09 (Fri)

2022/12/09 日記 大根焚

2022/12/09 日記 大根焚

2022/12/09 (金) 旧暦: 11月16日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  皇后誕生日 日出: 6時38分 日没:  16時27分 月出:  17時04分 月没:  7時32分 月齢:  15.17 潮汐:  大潮 干支:  丙申 六曜:  友引 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 大根焚 『「12月の京都見てある記」 ① 了徳寺・大根焚き(報恩講)(12月9日)』 https://youtu.be/B8koS7fPGFQ 『鳴滝の大根焚(なるたきのだ...

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2022/12/09 () 旧暦: 1116日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  皇后誕生日 日出: 638分 日没:  1627分 月出:  1704分 月没:  732分 月齢:  15.17 潮汐:  大潮 干支:  丙申 六曜:  友引 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 大根焚

『「12月の京都見てある記」 了徳寺・大根焚き(報恩講)(129日)』

https://youtu.be/B8koS7fPGFQ



『鳴滝の大根焚(なるたきのだいこたき) 仲冬

【子季語】
 大根焚

【解説】
 十二月九日・十日京都鳴滝了徳寺の行事。建長四年親鸞上人を大根煮でもてなしたという故事にちなむ。
 朝から人々の行列が出来、大鍋から飴色に炊けた青首大根と揚豆腐が手際よく椀によそわれ、参詣者に施される。
中風のまじないともされる。』
(季語と歳時記)



大根焚の俳句:


・叡山を越え来る風や大根焚き   小宮山勇


・阿弥陀堂湯気のなかなる大根焚   中道愛子


・嬰も来て婆も来てをり大根焚き   竹内悦子


・一椀のぬくもりを掌に大根焚  谷口令子


・ありがたき法話を胸に大根焚   村上悦子


・桶五十空(から)に大根焚果つる   三輪温子




冷たい北風が吹き付ける日が続いていたが、今日は風も弱まり、陽射しが温かく感じられる良い日和になった。

京都の了徳寺の大根焚は、3年振りに再開されたそうだ。
9
日、10日2日間開催される。

動画は、今年のものは見つからなかったので、昔の動画だが、同じ様に開催されているだろう。


『報恩講「大根焚」について
鎌倉時代の建長4年(1252年)、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が愛宕山中の月輪寺に師である法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺を訪れ、村人たちに教えを説きました。その教えに感銘を受けた村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走しました。

親鸞聖人はそのもてなしに応え、すすきの穂の束を筆代わりとして、鍋の残り煤で「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名号を書いてそのお礼として残されました。この故事に因んで行われる報恩講の通称が「大根焚」になります。』
(真宗大谷派 法輪山 了徳寺公式サイト
https://www.ryoutokuji.or.jp/



コロナ以前は、大根焚きに加えて、おとき(かやくご飯付)の提供がされていたそうだが、今年はコロナ禍での再開のため
大根焚きのみの提供のお知らせが出ている。

『お知らせ
2022
129()10()の大根焚は10時~15時の間、境内での振る舞を再開いたします。

尚、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着くまでは、大根焚のみのご提供とし、おとき(かやくご飯付)のご用意はございません。
 また、お持ち帰り用(おみやげパック入り)大根焚は例年通りご準備しております。

皆様のご参拝をお待ちしております。



こうした年中行事が、何の不安もなく行われる年に早くなって欲しい。




2022-12-08 (Thu)

2022/12/08 日記 臘八会

2022/12/08 日記 臘八会

2022/12/08 (木) 旧暦: 11月15日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  望 日出: 6時37分 日没:  16時27分 月出:  16時18分 月没:  6時33分 月齢:  14.17 潮汐:  大潮 干支:  乙未 六曜:  先勝 九星:  二黒土星     今日のあれこれ: 臘八会   『臘八摂心会 七日目 成道会献粥諷経』   https://youtu.be/R5Yt6j7KNtk       『...

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2022/12/08 () 旧暦: 1115日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  望 日出: 637分 日没:  1627分 月出:  1618分 月没:  633分 月齢:  14.17 潮汐:  大潮 干支:  乙未 六曜:  先勝 九星:  二黒土星

 

 

今日のあれこれ: 臘八会

 

『臘八摂心会 七日目 成道会献粥諷経』

 

https://youtu.be/R5Yt6j7KNtk

 

 

 

『臘八会(ろうはつえ、らふはつゑ)  仲冬

 

【子季語】

 臘八、成道会、臘八接心、臘八粥

 

【解説】

釈迦が悟りを開いたとされる臘月(十二月)八日に釈迦のひそみに習い修される。

 悟りを開くことを仏教では成道というので、成道会ともいわれる。』

(季語と歳時記)

 

 

 

臘八・成道会の俳句:

 

 

・暁の御門をひらき臘八会  松内蒼生

 

 

・成道会支度の和尚落葉掃く  宇野慂子

 

 

・夜坐となる頃より雪や臘八会  大森扶起子

 

 

・朝粥に凍ほどけゆく臘八会  井上祥風

 

 

・成道会終へたる庫裡に柏餅  小林英子

 

 

 

今日で終わる臘八会。

仏教・修行には関心があるが、臘八接心に飛び込む勇気はない一般人には、眩しい日だ。

 

例句を読んでいると、臘八会の中に身を置いて詠まれている句が多い。

 俳句を詠む人は、参禅・修行の心得、実践もあるようだ。

 

羨ましいというか、尊敬申し上げるといったほうが良いか

悟りへの道と名句への道が何処かで重なっているとすれば、

 

素晴らしいことだ。

 

 

 

 

2022-12-07 (Wed)

2022/12/07 日記 冬木立

2022/12/07 日記 冬木立

2022/12/07 (水) 旧暦: 11月14日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  大雪 日出: 6時36分 日没:  16時27分 月出:  15時38分 月没:  5時32分 月齢:  13.17 潮汐:  大潮 干支:  甲午 六曜:  赤口 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 冬木立 「4K 冬木立とすずめ2017」 https://youtu.be/So3wGjg44ag 『冬木立(ふゆこだち) 三冬 【子季語】  寒林 【解説】  冬の樹木「...

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2022/12/07 () 旧暦: 1114日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  大雪 日出: 636分 日没:  1627分 月出:  1538分 月没:  532分 月齢:  13.17 潮汐:  大潮 干支:  甲午 六曜:  赤口 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 冬木立

4K 冬木立とすずめ2017

https://youtu.be/So3wGjg44ag



『冬木立(ふゆこだち) 三冬

【子季語】
 寒林

【解説】
 冬の樹木「冬木」が群立しているさまをいう。
落葉樹も常緑樹も冬木ではあるが、葉を落とした冬枯れの裸木の木立は、鬱蒼と茂る夏木立と対照的にものさびしいものである。』
(季語と歳時記)



冬木立の俳句:


・み吉野の桜眠るや冬木立   山口キミコ


・月ありて北斗の冴えや冬木立  岡本松浜


・帰途の坂夕日まばゆき冬木立   坂本依誌子


・潔さ勝るものなし冬木立   大橋晄


・犬も猫も人ものびのび冬木立   赤座典子




夏、空にはギラギラと燃える太陽が輝く昼。
緑深い森の中は、涼しさが満ちている。
 一方、人気のない森の中では、良からぬ人間や凶暴な動物が突然目の前に現れたりする不安が無いことはない。
 森の中は涼しいのだから、何でもやって来るのだから。

冬、落葉樹が葉を落とした森。
夏の光から森を覆っていた葉は、散り落ちて、空を覆うものは何もない。
 夏、樹の下の暗さが創り出していた陰の世界はどこかに消えてしまった。

あっけらかんと明るい冬木立の中には、穏やかな空気が漂っている。

冬木立は、良いものだ。
北風の吹かない午後、冬木立の中に身を置いて見よう。
鳥たちが居れば、その声に耳を傾けて...




2022-12-06 (Tue)

2022/12/06 日記 鶴

2022/12/06 日記 鶴

2022/12/06 (火) 旧暦: 11月13日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時35分 日没:  16時27分 月出:  15時04分 月没:  4時29分 月齢:  12.17 潮汐:  中潮 干支:  癸巳 六曜:  大安 九星:  四緑木星     今日のあれこれ: 鶴   『出水平野のツル』   https://youtu.be/KNZVUHwmCHM         『鶴(つる) 三冬...

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2022/12/06 () 旧暦: 1113日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 635分 日没:  1627分 月出:  1504分 月没:  429分 月齢:  12.17 潮汐:  中潮 干支:  癸巳 六曜:  大安 九星:  四緑木星

 

 

今日のあれこれ: 鶴

 

『出水平野のツル』

 

https://youtu.be/KNZVUHwmCHM

 

 

 

 

『鶴(つる) 三冬

 

【子季語】

 丹頂、鍋鶴、真鶴、袖黒鶴、姉羽鶴、黒鶴

 

【解説】

 ツル科の鳥の総称。秋にシベリア方面から渡来し沼や田圃で越冬、 春には再び去る。

 鹿児島県出水市や山口県周南市が飛来地として 有名。姿の優美さもあって、古来よりめでたい鳥として尊ばれて きた。北海道の丹頂鶴は渡り鳥ではない。』

(季語と歳時記)

 

 

 

鶴の俳句:

 

 

・稜線の落暉かすめて二羽の鶴   安原ときこ

 

 

・啼く田鶴の一身銀の日矢の中  橋本榮治

 

 

・嘴あげて鶴いつせいに声揃へ   久保東海司

 

 

・翔つ前の声混じり合ふ鶴の恋   山本耀子

 

 

・臈たけて双鶴の羽差し交はす   荒川美邦

 

 

 

都会のゴミ場を漁る烏。

人馴れして近づいても逃げようとしない。

限界まで近づくと、ヒョイヒョイと足を使って距離を保つ。

 

同じ鳥でも鶴は優美だ。

佇まいも穏やかで、鶴はその様に生まれていると感じさせる。

 

鶴はやはり、山や里、自然豊かな場所がよく似合う。

 

例句を5句選んだが、いずれの鶴も自然の中に在って、

優雅で美しい。

 

 

2022-12-05 (Mon)

2022/12/05 日記 おでん

2022/12/05 日記 おでん

2022/12/05 (月) 旧暦: 11月12日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時35分 日没:  16時27分 月出:  14時33分 月没:  3時26分 月齢:  11.17 潮汐:  中潮 干支:  壬辰 六曜:  仏滅 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: おでん 『沖縄のおでんが普通じゃない!?沖縄屈指のディープスポット桜坂の人情たっぷりな親父さんが作るおでんで飲むよい!【沖縄観光/那覇】』 https://you...

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2022/12/05 () 旧暦: 1112日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 635分 日没:  1627分 月出:  1433分 月没:  326分 月齢:  11.17 潮汐:  中潮 干支:  壬辰 六曜:  仏滅 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: おでん

『沖縄のおでんが普通じゃない!?沖縄屈指のディープスポット桜坂の人情たっぷりな親父さんが作るおでんで飲むよい!【沖縄観光/那覇】』


https://youtu.be/hYv6ElEsZGI



『おでん: 関東炊、関東煮、おでん屋、煮込みおでん、おでん鍋、おでん酒

 三冬

もともとは田楽の略である。
 関東炊きといわれるように、関東が本場である。
醤油 砂糖 だしで、大根、玉子、はんぺん、ちく
わなどを煮込んだ食べ物である。』
(季語と歳時記)



おでんの俳句:


・おでんの具関西風出汁関東風   稲畑廣太郎


・おでん屋は老いて味よし気風よし   堀岡せつこ


・おでん屋のおかへりと言ふ女将かな   三遊亭金遊


・おでん屋にさみしがりやの顔並び   藤野佳津子


・おでん鍋先づ大根に一の箸   芝尚子




冬本番の寒い日が続いている。
こんな寒い夜には、身体を中から温めたい。

行ける口なら、行きつけの赤ちょうちん・おでん屋に寄って帰る夜になる。
 熱々のおでんを肴に熱燗を飲めば、それで寒さを忘れることができる。

暖簾をくぐれば、おふくろさんがおかえりと言ってくれる店なら、尚、心もほっこりあたたまる。


季語と歳時記の説明は、一寸気になった。
名古屋では、おでんと関東炊き(関東煮)は違うものだ。
関東煮は醤油ベースで、煮物の印象もある。
おでんは、出汁を含めた旨味を感じさせるもののイメージだ。

おでんは、地域ごとの個性がある。
動画のおでんは沖縄のおでんだ。
具材にテビチとかちまぐーとかの豚の足、ソーセージなどが入っている。
 一番違うのは、沖縄ではおでんは夏でも食べる。年中通して食べられるものだ。 だから、沖縄では「おでん」は季語にはならない。
 沖縄には、美味しいおでんを食べさせてくれる店が多くある。

又、行かなくては...





2022-12-04 (Sun)

2022/12/04 日記 顔見世

2022/12/04 日記 顔見世

2022/12/04 (日) 旧暦: 11月11日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時34分 日没:  16時27分 月出:  14時05分 月没:  2時24分 月齢:  10.17 潮汐:  中潮 干支:  辛卯 六曜:  先負 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 顔見世 「京都南座にまねきが上がった。当たる卯歳吉例顔見世興行」 https://youtu.be/Ys145skXkZM 『顔見世(かおみせ、かほみせ) 仲冬 【子季語...

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2022/12/04 () 旧暦: 1111日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 634分 日没:  1627分 月出:  1405分 月没:  224分 月齢:  10.17 潮汐:  中潮 干支:  辛卯 六曜:  先負 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 顔見世


「京都南座にまねきが上がった。当たる卯歳吉例顔見世興行」

https://youtu.be/Ys145skXkZM



『顔見世(かおみせ、かほみせ) 仲冬

【子季語】
 歌舞伎顔見世、面見世、足揃、歌舞伎正月、芝居正月

【解説】
 江戸時代、役者と劇場の契約は十一月から一年間で、十一月興行に新たに契約を結んだ俳優が勢揃いし、その顔ぶれを見せることからこうよばれた。
 初日は午前二時ころから興行があった。現在は京都、南座の十二月興行にその雰囲気が残る。』
(季語と歳時記)



顔見世の俳句:


・顔見世と言ひていそいそ丹波より  西井雅子


・顔見世の口上天へ届きけり   石川かおり


・顔見世といへばなつかし吉右衛門  星野立子


・顔見世の桟敷にずらり舞妓連   和田郁子


・顔見世のうすくれなゐに時雨けり   山尾玉藻




11
25日、京都南座で年末に行われる顔見世興行を前に、出演する歌舞伎俳優などの名前が書かれた「まねき看板」
を飾るまねき上げが行われた。

この看板を見ると京都の人は師走が来たと感じる恒例行事だそうだ。

そして顔見世興行が、今日、124日から始まり25日まで演じられる。

歌舞伎の世界では、顔見世興行は一年の幕開けの位置付になっている節目の興行だそうだ。
役者に加えて桟敷には芸妓、舞妓の奇麗所まで揃った華やかな光景を見ることができるのは、心が躍る晴れ舞台に違いない。

コロナのために失われてしまった、日常がすこしずつ戻ってきている。






2022-12-03 (Sat)

2022/12/03 日記 襟巻き

2022/12/03 日記 襟巻き

2022/12/03 (土) 旧暦: 11月10日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  カレンダーの日 日出: 6時33分 日没:  16時27分 月出:  13時39分 月没:  1時21分 月齢:  9.17 潮汐:  若潮 干支:  庚寅 六曜:  友引 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 襟巻き 「【マフラーの巻き方】2022秋冬コーデに合うマフラーのベストな巻き方!8パターンマフラーの巻き方をご紹介します!|レディースファッション...

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2022/12/03 () 旧暦: 1110日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  カレンダーの日 日出: 633分 日没:  1627分 月出:  1339分 月没:  121分 月齢:  9.17 潮汐:  若潮 干支:  庚寅 六曜:  友引 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 襟巻き

「【マフラーの巻き方】2022秋冬コーデに合うマフラーのベストな巻き方!8パターンマフラーの巻き方をご紹介します!|レディースファッション|Pierrot(ピエロ)」

https://youtu.be/Gjcq-GE9NfA



『大人メンズがするべき「マフラーの巻き方5選」と「マフラーを巻くメリット」』

https://youtu.be/7HQRW9GVAWs




『襟巻: 首巻、マフラー

  三冬

冬、首にまいて寒さを防ぐもの。
毛織物、絹、毛皮などで作られる。
現代ではファッション性を重視したものが多い。』
(季語と歳時記)



襟巻・マフラーの俳句:


・マフラーの白も若さも眩しかり   長野純顕


・「あったかあい」白襟巻の彼へ笑む   森理和


・マフラーの中で呟く恋のうた   宮田香


・襟巻の奥より光るイヤリング  稲垣一雄


・マフラーの真白もろとも抱かれたる   小林あつ子




襟巻き、今の表現ではマフラー。
例句を読んでも、マフラーの方が句が多い。
だから、マフラーを避けては句を語れない。

急に寒くなったので、マフラー・襟巻きを取り出した人は多いとはずだ。
 しかし、句を読んで入ると、襟巻き・マフラーは単に寒さを防ぐものではないようだ。

ファッションのためのもの、いかに自分を魅力的に見せるためのものらしい。

例句を読んでも、その辺りの句も散見される。

マフラーに加えてイヤリングでも魅せる。

そして、真っ白なマフラーをして抱かれたという。

もういい加減にして欲しい!!

けど、その後どうなったか、聞いてみたい気がする。





2022-12-02 (Fri)

2022/12/02 日記 北風

2022/12/02 日記 北風

2022/12/02 (金) 旧暦: 11月9日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時32分 日没:  16時27分 月出:  13時13分 月没:  0時16分 月齢:  8.17 潮汐:  長潮 干支:  己丑 六曜:  先勝 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 北風 「“気温急降下”どう節電? 「ガラスにプチプチ」「LED」… 列島に寒気襲来(2022年12月1日)」 https://youtu.be/yyz8olQiEII 『北風(きた) 三冬 ...

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2022/12/02 () 旧暦: 119日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 632分 日没:  1627分 月出:  1313分 月没:  016分 月齢:  8.17 潮汐:  長潮 干支:  己丑 六曜:  先勝 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 北風

「“気温急降下”どう節電? 「ガラスにプチプチ」「LED 列島に寒気襲来(2022121)

https://youtu.be/yyz8olQiEII



『北風(きた) 三冬

【子季語】
 北風(きたかぜ)、北風(ほくふう)、北吹く、大北風風、朝北風

【解説】
 冬。中国やシベリヤから吹いてくる乾燥した季節風。
 日本海の海水をふんだんに吸い上げて日本海側の山間部に大雪をもたらす。太平洋側は乾燥した冷たい風になる。』
(季語と歳時記)



北風の俳句:


・急に北風空の形相うち変り  上野泰 佐介


・一つづつ北風の点せる山家の灯   吉田晴子


・海神の声やデッキに北風すさび   刈米育子


・一晩中北風の音土を打つ  金子兜太


・嫁ひとり迎ふ総出の北風の村  成田千空


・回転ドア一緒に入りし北風吠ゆる   嶋田摩耶子




天気は急変する。
予報はあっても準備はできないものだ。

12
月に入っての北からの寒波の襲来は想像以上のものだ。
北の国、北の海では風が荒れ狂うだろう。
大きな被害が発生しなければ良いのだが。

太平洋側は、身体の危険を伴うような気象条件にはならないだろうが、それでも外の仕事は辛く、体調を崩す人も多く出るだろう。

北風に逆らっても意味はない。
素直に受け止め、収まるのを待つしか無い。