2022年09月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2022-09-30 (Fri)

2022/09/30 日記  九月尽

2022/09/30 日記  九月尽

2022/09/30 (金) 旧暦: 9月5日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時34分 日没:  17時27分 月出:  9時54分 月没:  19時58分 月齢:  4.21 潮汐:  中潮 干支:  丙戌 六曜:  先勝 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 九月尽 『【海上保安庁 第九管区】富山湾~能登半島・灯台ロマン海道 第7弾 猿山岬灯台』 https://youtu.be/KnXWLqlkUxA 『九月尽(くがつじん/くぐわつじ...

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2022/09/30 () 旧暦: 95日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 534分 日没:  1727分 月出:  954分 月没:  1958分 月齢:  4.21 潮汐:  中潮 干支:  丙戌 六曜:  先勝 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 九月尽

『【海上保安庁 第九管区】富山湾~能登半島・灯台ロマン海道 第7弾 猿山岬灯台』

https://youtu.be/KnXWLqlkUxA



『九月尽(くがつじん/くぐわつじん)  晩秋

【子季語】
 九月尽く、秋尽く

【解説】 
 陰暦九月末日をいう。秋最後の一日を惜しむ心が本意である。』
(季語と歳時記)



九月尽の俳句:


・九月盡遥かに能登の岬かな  加藤暁台


・見えて来し未来引き寄せ九月尽   稲畑汀子


・手放すものちやつちやと放し九月尽   辻水音




今日は9月30日。
暑く、荒れ模様の定まらぬ日が続いた9月も漸く最後の日に辿り着いた。
 名古屋は、九月尽になり、最高気温は29度にとどまり30度を切った。
 29度と言っても、陽射しは強かったので、直射日光の下では、真夏の感じだった。しかし、日陰では風がありが過ごしやすかった。
しかし、10月に入っても、30度を超える日がまだ続き、本格的に涼しくなるのは、10月5日頃雨が降ってから、気温が下がり秋らしくなるそうだ。

稲畑氏は九月尽に何を見ていたのかは判らないが、九月尽は天気だけではなく、季節も変わる節目になる。
 10月になれば、季節も変わり、身につける衣服も夏物を脱ぎ捨てることになる。
 お天気、衣服だけではなく、色々なことが変わる事になりそうだ。

辻氏は、九月尽の日は明快な態度だ。
綺麗さっぱり切れている。

手を切るものは「ちやつちやと」切って、新しい未来に向かって行くそうだ。

なかなか出来ないことだが、その態度は迷いがなくて良い。
いつまでも、うじうじ、メソメソ、檻の中の動物たちのように同じところを行ったり来たりは健康に良くない。

変わり目、節目の機会を捉えて、未来に似合った自分に変えてやることが、正しい態度なのだ。

明日からは、10月だ。
「ちやつちやと」
行こう!!




2022-09-29 (Thu)

2022/09/29 日記  色なき風 

2022/09/29 日記  色なき風 

2022/09/29 (木) 旧暦: 9月4日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時33分 日没:  17時28分 月出:  8時45分 月没:  19時20分 月齢:  3.21 潮汐:  中潮 干支:  乙酉 六曜:  赤口 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 色なき風 「9月の上高地」 https://youtu.be/soN4DRyT_OY 『色なき風(いろなきかぜ ) 三秋 【子季語】  風の色、素風 【解説】  秋の風のこと...

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2022/09/29 () 旧暦: 94日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 533分 日没:  1728分 月出:  845分 月没:  1920分 月齢:  3.21 潮汐:  中潮 干支:  乙酉 六曜:  赤口 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 色なき風

9月の上高地」

https://youtu.be/soN4DRyT_OY



『色なき風(いろなきかぜ ) 三秋

【子季語】
 風の色、素風

【解説】
 秋の風のこと。
「色なき」とは、花やかな色や、艶のないこと。

 久我太政大臣雅実の「物思へば色なき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに」の歌にもとづく。』
(季語と歳時記)



色なき風の俳句:


・梓川色無き風の吹きゐたり   辻恵美子


・一幅の山水色なき風と訪ふ   大谷茂


・観音堂色なき風の吹き抜けて   瀬戸悠


・乙女像色なき風に胸を張り   塩路五郎


・遠会釈父は色なき風の中   新井佐知子




季語「色なき風」は、古歌を踏まえている優雅な季語だと思う。

季語と歳時記では、平安後期の能吏でも有り歌人でもある源雅実の歌を紹介している。
 しかし、歌意を考えると「色なき風」を否定しているので、気になった。

そこで、調べてみると、源雅実が下敷きにした平安前期の歌人である紀友則の歌があった。

 ・吹き来れば身にもしみける秋風を色なきものと思ひけるかな
    ~紀友則 『古今六帖』


この歌の方が、直截に秋の風を「色なき」と詠っているので、解りやすいと思った。


例句については、秋の風の透明感と心の透明感・清々しさが詠まれて、「色なき風」を実感できる。

特に感心したのは、新井氏の句。
「遠会釈」・「父」・「色なき風」が確かな世界を構成していて、無駄のない緊縮感がある。
 父に会釈が必要かなどと野暮なことを考えるべきではない。

秋の風が吹く中、久しぶりに心に浮かんでくれた父に嬉しさのあまり会釈をして微笑むのだ。
それからだ、懐かしい思い出話に花を咲かせるのは。




2022-09-28 (Wed)

2022/09/28 日記  曼珠沙華

2022/09/28 日記  曼珠沙華

2022/09/28 (水) 旧暦: 9月3日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時33分 日没:  17時29分 月出:  7時37分 月没:  18時48分 月齢:  2.21 潮汐:  大潮 干支:  甲申 六曜:  大安 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 曼珠沙華 「曼珠沙華、見頃 〜権現堂公園〜 2022年9月19日」 https://youtu.be/j1YlAketk0k 『曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 仲秋 【子季語】  彼岸花...

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2022/09/28 () 旧暦: 93日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 533分 日没:  1729分 月出:  737分 月没:  1848分 月齢:  2.21 潮汐:  大潮 干支:  甲申 六曜:  大安 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 曼珠沙華

「曼珠沙華、見頃 〜権現堂公園〜 2022919日」

https://youtu.be/j1YlAketk0k



『曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 仲秋

【子季語】
 彼岸花、死人花、天蓋花、幽霊花、三昧花、捨て子花、したまがり、狐花、まんじゆさげ

【解説】
 曼珠沙華は天界に咲く赤い花を表す梵語。
秋、田畑の畦や土手に咲くヒガンバナ科の多年草で群生する。墓地の近辺にみられることも多いため彼岸の名がつく。毒があるといわれるが鱗茎には澱粉が多く食用にもなる。昔は飢饉に備えて植えられていたという説もある。

【科学的見解】
 曼珠沙華の標準和名は、彼岸花(ヒガンバナ)である。ヒガンバナは、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草であり、日本全国の野山で普通に見られるが、在来種ではなく中国から渡来した外来種とされている。開花後、種子は作らず、球根(鱗茎)で増える。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



 
曼珠沙華の俳句:


・曼珠沙華恋の火花に火傷して  鈴木真砂女


・恍惚は不安のごとく曼珠沙華  平井照敏


・曼珠沙華蘂のさきまで意志通す  鍵和田釉子


・夭折の兄妬ましき曼珠沙華  金森三猪


・鬱癒えて燃ゆるもの欲し曼珠沙華   沼口蓬風




曼珠沙華。
日本の名前は、彼岸花。
秋の彼岸の頃に咲く花だから、わかりやすい名前だ。
しかし、もう一つの名前曼珠沙華がある。
これは、梵語だそうで、佛さまの世界である天界に咲く紅い花と言う意味だそうだ。

曼珠沙華は、群生する。
種を作らないので球根で増える性質から、同じ場所で広がっていくのだそうだ。

田畑の周りに多くみられるのは、人為的に植えられたもので、曼珠沙華の持つ毒を利用して、鼠など農作物を荒らす動物から作物を守るために植えられた事情に因っている。


句の世界では、やはり曼珠沙華が彼岸花より多く詠まれている。

そして、曼珠沙華は法華経やお彼岸に繋がっている背景を持っているからか、人の心に強く作用する力を持っている。


俳句の世界でも、曼珠沙華は危険だ。

鈴木真砂女氏は、曼珠沙華の紅に心を燃やせと言っている。
 恋をすれば、心に傷を負うこともある事は承知の上で、人は恋をせよ、それが恋というものだと。

曼珠沙華の燃える紅と普通の花と違う、曲がりくねった曲線の世界に目を奪われ続けている内に、心は其の持ち主の奥底にある場所に連れ出される。

見ないように、目をそらしてもだめだ。
心に従うままだ。

心は燃えあがることを欲しているのだから。





2022-09-27 (Tue)

2022/09/27 日記  太刀魚

2022/09/27 日記  太刀魚

2022/09/27 (火) 旧暦: 9月2日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時32分 日没:  17時31分 月出:  6時33分 月没:  18時19分 月齢:  1.21 潮汐:  大潮 干支:  癸未 六曜:  仏滅 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: 太刀魚 「東京湾テンヤタチウオ!2022年もドラゴン連発!!コンパシ祭りがやってきた!!バイブレーション釣法炸裂!!タチウオに嚙み付かれたらこうなった!」 htt...

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2022/09/27 () 旧暦: 92日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 532分 日没:  1731分 月出:  633分 月没:  1819分 月齢:  1.21 潮汐:  大潮 干支:  癸未 六曜:  仏滅 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 太刀魚

「東京湾テンヤタチウオ!2022年もドラゴン連発!!コンパシ祭りがやってきた!!バイブレーション釣法炸裂!!タチウオに嚙み付かれたらこうなった!」

https://youtu.be/6ZGiXZzCBmo



『太刀魚(たちうお/たちうを)  仲秋

【子季語】
 たちの魚、帯魚、たち

【解説】
 タチウオ科の魚。体長は一.五メートル程度。主に北海道以南の暖海(特に瀬戸内海や朝鮮半島近海)に分布する。
体に厚みがなく、著しく平たく細長い。その太刀状、リボン状がこの魚の特徴。
 粉状物質(グアミン)に覆われ、色は銀白色で美しい。このグアミンは模造真珠の光沢をつける原料として用いられる。淡白ではあるが深みのある味なので、刺身で食すのがよい。ほか、塩焼きや煮物も美味である。』
(季語と歳時記)



太刀魚の俳句:


・水俣の岬一と刻の太刀魚の潮  毛利提河


・海士帰るしろがねの太刀魚ひつさげて  道川虹洋


・切れさうに光る太刀魚糶られけり   岩崎武士




太刀魚は、焼いたものしか食べたことがない。
新鮮なものでないと刺し身には出来ない。
釣れた日の翌日ぐらいまでなら刺し身で楽しむことができるそうだ。


太刀魚のお刺身を簡単&綺麗に切る方法

https://youtu.be/_dAMCg-V8aY


刺し身と焼き物を並べて、温め酒を楽しむ。
秋の夜の宴として最高だ。

太刀魚の釣り人が、身近に居れば良いのだが...




2022-09-26 (Mon)

2022/09/26 日記  良夜

2022/09/26 日記  良夜

2022/09/26 (月) 旧暦: 9月1日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  朔 日出: 5時31分 日没:  17時32分 月出:  5時30分 月没:  17時53分 月齢:  0.21 潮汐:  大潮 干支:  壬午 六曜:  先負 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 良夜 「【中秋の名月】2022年9月10日撮影【お月見】」 https://youtu.be/68N_B24yIvw 『良夜(りょうや、りやうや)  仲秋 【子季語】  良宵、佳宵...

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2022/09/26 () 旧暦: 91日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  朔 日出: 531分 日没:  1732分 月出:  530分 月没:  1753分 月齢:  0.21 潮汐:  大潮 干支:  壬午 六曜:  先負 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 良夜

「【中秋の名月】2022910日撮影【お月見】」

https://youtu.be/68N_B24yIvw



『良夜(りょうや、りやうや)  仲秋

【子季語】
 良宵、佳宵

【関連季語】
 名月

【解説】
 月の明るい美しい夜のことだが、主として旧暦八月十五日の中秋の名月の夜を指す。

【来歴】
 『俳諧小づち』(明和7年、1770年)に所出。

【文学での言及】
 八月十五日九月十三日は婁宿なり。この宿、清明なる故に、月を翫ぶに良夜とす『徒然草』

(季語と歳時記)



良夜の俳句:


・鏡凪ぎの湖の明るき良夜かな   磯野しをり


・歌舞伎はね良夜の銀座四丁目   水原春郎


・家々に良夜迎へる窓のあり  高澤良一


・喜びを分かつ人ゐて良夜かな   伊吹之博


・椅子ふたつ置きてひとりの良夜かな   平野みち代


・果実酒の琥珀の揺るる良夜かな  佐藤なか




中秋の頃の名月の良夜は、今年は恵まれなかった。
台風3連発も去ったので、月を楽しむのはこれからにしよう。

月の明るい夜は、積極的に外に出て、月の光を浴びよう。
それは一人でも良い。
それは二人でも良い。

月の光に照らされれば、もの皆美しい。
山も海も、村も都会も、公園もベランダも。

琥珀色の果実酒を手にした相方
泡盛古酒を手にした自分
言葉は何もいらない
美しい時間だけが
あれば良い。




2022-09-25 (Sun)

2022/09/25 日記  秋遍路

2022/09/25 日記  秋遍路

2022/09/25 (日) 旧暦: 8月30日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時30分 日没:  17時34分 月出:  4時28分 月没:  17時27分 月齢:  28.78 潮汐:  大潮 干支:  辛巳 六曜:  先勝 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 秋遍路 「2022.09.25 小さめな旅 (132) 秋遍路の始まり~愛媛県松山市~」 https://youtu.be/25DNgeD3fuw 『秋遍路   三秋 遍路は春のものとさ...

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2022/09/25 () 旧暦: 830日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 530分 日没:  1734分 月出:  428分 月没:  1727分 月齢:  28.78 潮汐:  大潮 干支:  辛巳 六曜:  先勝 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 秋遍路


2022.09.25 小さめな旅 (132) 秋遍路の始まり~愛媛県松山市~」

https://youtu.be/25DNgeD3fuw



『秋遍路

  三秋

遍路は春のものとされているが、秋の日和のよいころに四国八十八か所などの札所めぐりをすることをいう。
 秋の遍路にはどこか淋しさが伴う。』
(季語と歳時記)


 
秋遍路の俳句:


・ひたすらに荒磯伝ひの秋遍路  近藤一鴻


・秋遍路杖から動く影法師  井田道子


・ひもじさをまぎらす鈴か秋遍路  鷹羽狩行


・秋遍路日暮れの鈴をしまひけり  石川みのる


・荒鋤きの土美しや秋遍路  神尾久美子




天気が回復したので、秋遍路に出ている人には元気が戻ったに違いない。

と考えたが、それは世間的な考えかもしれないと反省した。

ご遍路さんは、晴れの日も風の日も雨の日も雪の日も、与えられたお天気の中で、心はお大師さまにお預けして、ひたすら歩む人なのだから。


神尾氏の句。
一念に歩き続けていると、心に変容が起こり、見るもの、聴くものが今までとは違って、くっきりとして美しく見え、快く耳に響くものらしい。

耕された畑の土さえが、光を浴びてくっきりと美しく、そこにあるのが見えると。





2022-09-24 (Sat)

2022/09/24 日記  秋の空 

2022/09/24 日記  秋の空 

2022/09/24 (土) 旧暦: 8月29日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時29分 日没:  17時35分 月出:  3時27分 月没:  17時01分 月齢:  27.78 潮汐:  中潮 干支:  庚辰 六曜:  赤口 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 秋の空 (30分の長い動画です。) 「【作業用】秋の空」 https://youtu.be/LQ-RgafEKE8 『秋の空(あきのそら)  三秋 子季語: 秋空、秋天、旻...

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2022/09/24 () 旧暦: 829日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 529分 日没:  1735分 月出:  327分 月没:  1701分 月齢:  27.78 潮汐:  中潮 干支:  庚辰 六曜:  赤口 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 秋の空

30分の長い動画です。)

「【作業用】秋の空」

https://youtu.be/LQ-RgafEKE8



『秋の空(あきのそら)  三秋

子季語: 秋空、秋天、旻天、秋旻

関連季語: 秋晴、秋高し
解説: 澄みきった空をいう。秋は雨に見舞われることも多いが、その後、大陸からの移動性高気圧おおわれてからりと晴れあがり、爽やかな空となる。
来歴: 『世話盡』(明暦2年、1656年)に所出。
文学での言及:
 おほかたの秋の空だに侘しきに物思ひそふる君にもあるかな 右近『後撰集』
 よもすがらながめてだにも慰まんあけて見るべき秋のそらかは 源兼長『後拾遺集』
実証的見解: 秋晴参照

(季語と歳時記)



 
秋の空の俳句:


・雲少し榛名を出でぬ秋の空  夏目漱石


・快晴といふ秋の空今日のこと   稲畑汀子


・秋の天金輪際の青さかな   青柳雅子


・横断の子の手まつすぐ秋天へ   望月末夫


・一碧の秋天で足る今日の幸   宮坂恒子




秋という季節なら、空高く澄み渡り、地上には色なき風が吹き抜ける。

それが普通だが、今年の9月は異常だった。
台風が3つも連続してやってきて、シルバーウイークと呼ばれる3連休の予定をすべて台無しにした。

名古屋は、今日漸く晴れた。
空には薄い雲がかかったが、風が強まるとともに、流れ去った。

そして、願っていた秋の空が頭上に広がった。
これで、被災地の人は復旧を目指して活動することができる。
 被災を受けなかった家庭も洗濯に精を出し、布団や雨に濡れた衣類や靴を陽に当て風を通して干すことができる。


秋の空・秋天の俳句は、数多く詠まれている。
秋の高い空、乾いた透明な空気の下の世界を詠んでいる物が多い。

今月のように、秋の空がなかなかやってこなかった日々には、宮坂氏の詠むように、青空の日がやって来ることだけで、幸せになることができる。





2022-09-23 (Fri)

2022/09/23 日記  秋分

2022/09/23 日記  秋分

2022/09/23 (金) 旧暦: 8月28日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  秋分の日 日出: 5時29分 日没:  17時37分 月出:  2時26分 月没:  16時33分 月齢:  26.78 潮汐:  中潮 干支:  己卯 六曜:  大安 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 秋分 『秋分 2022年』 https://youtu.be/0pywaao9Ra0 『秋分   仲秋 二十四節気の一つ。太陽の黄経が百八十度になる日。 陰暦八月の中頃...

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2022/09/23 () 旧暦: 828日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  秋分の日 日出: 529分 日没:  1737分 月出:  226分 月没:  1633分 月齢:  26.78 潮汐:  中潮 干支:  己卯 六曜:  大安 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 秋分

『秋分 2022年』

https://youtu.be/0pywaao9Ra0



『秋分

  仲秋

二十四節気の一つ。太陽の黄経が百八十度になる日。
陰暦八月の中頃で白露後一五日、大体九月二十二日、二十三日に当たる。
 昼夜の長さが同じでここから次第に夜の方が長くなり、「秋の夜長」はここからはじまる。』
(季語と歳時記)




秋分の俳句:


・秋分の木造駅舎の日章旗  高澤良一


・秋分の日の音立てて甲斐の川  廣瀬町子


・秋分の正しき没り日拝みけり  小原菁々子




今日は、秋分の日。
3
連休なのだが、名古屋は朝から台風が送り込んでいる雨。
激しく降ったり、少し小降りになったりを繰り返している。
ニュースでは、3連休の外出は諦めたと話す人ばかり。
このまま、秋分の日は雨の中に終わりそうだ。

秋分・秋分の日の俳句を探してみたが、思いの外少ない。
理由は判らないが、この時期の季語が多く、秋分を使わなくても困らないからだろう。


高澤氏の句。
空高く澄み渡った青空を背景に翻る日章旗。
青空に日の丸は良く似合う。
本当はこの俳句のような日になって欲しいのだが、現実は厚く雲の下、降る雨に心の中までビショビショだ。
この句を読んで、晴れた秋の気分になることができる。


廣瀬氏、小原氏の句もそうだが、矢張り秋分の句には、太陽・お日様が輝いている事が必要だ。




2022-09-22 (Thu)

2022/09/22 日記  秋彼岸

2022/09/22 日記  秋彼岸

2022/09/22 (木) 旧暦: 8月27日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  社日 日出: 5時28分 日没:  17時38分 月出:  1時26分 月没:  16時02分 月齢:  25.78 潮汐:  中潮 干支:  戊寅 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 秋彼岸 「For 2022 秋のお彼岸 大人のピンクアレンジ」 https://youtu.be/Z4KHDS72enc 『秋彼岸(あきひがん)  仲秋 子季語: 後の彼岸、秋彼...

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2022/09/22 () 旧暦: 827日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  社日 日出: 528分 日没:  1738分 月出:  126分 月没:  1602分 月齢:  25.78 潮汐:  中潮 干支:  戊寅 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 秋彼岸

For 2022 秋のお彼岸 大人のピンクアレンジ」

https://youtu.be/Z4KHDS72enc



『秋彼岸(あきひがん)  仲秋

子季語: 後の彼岸、秋彼岸会
関連季語: 彼岸、彼岸会、秋分
解説: 
秋分の日(九月二十三日ごろ)を中日とし、前後三日を含めた七日間を指す。お墓参りをし、おはぎを作ってご先祖に供える。
 彼岸は春と秋の二回あり、秋の彼岸は後の彼岸とも
いう。ただ彼岸という場合は春の彼岸を指す。
来歴: 『世話盡』(明暦2年、1656年)に所出。
文学での言及:   
実証的見解: 彼岸は、亡き先祖に感謝し、その霊をなぐさめ、自分も身をつつしみ極楽往生を願う日本特有の仏教行事である。
『源氏物語』にその記述があり、平安時代にはすでに行われていたとされる。
太陽信仰と深いかかわりがあり、真東から上がって真西に沈む太陽を拝んで、阿弥陀如来が治める極楽浄土に思いをはせたのが起源とされる。「日の願(ひのがん)」から「彼岸」となったという説もある。彼岸は春彼岸と秋彼岸とがあり、春彼岸は種まきの季節で、その年の豊穣を祈る気持ちがつよく、秋彼岸は収穫に感謝する気持ちがつよい。

(季語と歳時記)



秋彼岸の俳句:


・安達太良の風透き通る秋彼岸   橋本くに彦


・秋彼岸供花無き墓に手を合わす   清水さだひこ


・秋彼岸いろを灯して絵蝋燭  梶山千鶴子


・秋彼岸三色おはぎいただけり   中堀倫子


・もういいかい秋の彼岸の日が沈む   竹貫示虹




3
連休はまた台風が、大雨を降らす予報になっている。
お天気のことだから、どうすることも出来ないが。
何とかならないものかと思ってしまう。

今は秋のお彼岸。
連休は、里帰りも兼ねて、故郷のお墓参りと考えていた人も多く、嘆いている声も聞こえそうだ。

お墓参りには、供花が必要になる。
仏前に供えるお花と言えば、菊だ。
しかし、今年は異変が有り、菊の花が市場になく、手に入らないそうだ。

真実は、不明だが、菊の花の品不足の背景には、あの問題があるそうだ。
 国葬だ。国葬のために、菊の花が流通に乗らないらしい。

菊の花がなくても、気にする必要はない。
動画のように、菊の花以外でアレンジすればよいのだ。

花はなくても、お天気に恵まれ、墓参ができれば良い。
土地のしきたりに従い、絵蝋燭を灯すのも良い。

春は牡丹の花だから「ぼたもち」、秋は萩の花だから「おはぎ」だそうだ。
 お下がりを、口いっぱいに頬張って、お茶をいただきながら、久しぶりの家族の団らんを楽しめば良い。

秋の太陽が昇れば、夕べには世界を紅く染めてくれるだろう。





2022-09-21 (Wed)

2022/09/21 日記  秋刀魚

2022/09/21 日記  秋刀魚

2022/09/21 (水) 旧暦: 8月26日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時27分 日没:  17時40分 月出:  0時27分 月没:  15時27分 月齢:  24.78 潮汐:  若潮 干支:  丁丑 六曜:  先負 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 秋刀魚 「【今年のサンマ】「不漁」「燃料高」「ロシア情勢」の三重苦…」 https://youtu.be/_DP6ivmQQUc 『秋刀魚(さんま) 晩秋 【子季語】  さい...

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2022/09/21 () 旧暦: 826日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 527分 日没:  1740分 月出:  027分 月没:  1527分 月齢:  24.78 潮汐:  若潮 干支:  丁丑 六曜:  先負 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 秋刀魚

「【今年のサンマ】「不漁」「燃料高」「ロシア情勢」の三重苦…」

https://youtu.be/_DP6ivmQQUc



『秋刀魚(さんま) 晩秋

【子季語】
 さいら、初さんま、秋刀魚網

【解説】
 名のごとく形が刀に似て細長く体長は三十センチほどになる。背は濃い藍青色、腹は銀白色で秋を代表する魚である。
 食餌と産卵のため北方より南下し十月には房総沖まで達する。脂肪が多く塩焼きにして食べる。苦いはらわたもまたうまい。
 江戸時代には季語とされておらず、【例句】は現代に入ってからである。
...』
(季語と歳時記)



秋刀魚の俳句:


・オホーツクの蒼き秋刀魚を焼きにけり  佐川広治


・火より火を奪ひ烈しく秋刀魚もゆ  天野莫秋子


・煙また味の一つや初秋刀魚  鷹羽狩行


・一合の酒と秋刀魚の刺身かな   能美昌二郎


・悪女とは美女であるべし秋刀魚焼く   天谷翔子




今年のサンマ漁は、不漁・燃料高・ロシアの三重苦だそうだ。
 加えて、細く、小さいそうだ。

その上、価格が高く高級魚並と来ては、庶民の魚ではなくなってしまう。
 困ったことだ。

句の世界では、まだまだ秋刀魚は庶民の味として楽しまれている。

秋刀魚は、鮮度が良ければ刺し身も良いが、一番は焼き物だ。
 しかも、七輪と炭を使って、火力強く、ぼうぼうと燃え上がる炎の中で、秋刀魚が煙と炎の中で燃え上がるように焼かれたものが美味しい。
 無煙ロースターで焼いた秋刀魚は美味しいとは思われない。


最後の句。
天谷氏に本意を、詳しくお聞きしてみたい。

個人的には、家族のために、七輪で燃え上がる炎と煙に髪を振り乱して焼いている女性は、美しく・素敵だと思う。


秋の深まりとともに、秋刀魚が太り、値段も庶民の手が届くものになってくれると良いのだが...





2022-09-20 (Tue)

2022/09/20 日記  宵闇

2022/09/20 日記  宵闇

2022/09/20 (火) 旧暦: 8月25日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  彼岸、空の日、バスの日 日出: 5時26分 日没:  17時41分 月出: ---- 月没:  14時46分 月齢:  23.78 潮汐:  長潮 干支:  丙子 六曜:  友引 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 宵闇 「秋の高山祭「八幡祭」金鳳台と屋台蔵」 https://youtu.be/lYjwNWG5RBg 『宵闇   仲秋 仲秋の季語。十五夜の名月を過ぎ...

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2022/09/20 () 旧暦: 825日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  彼岸、空の日、バスの日 日出: 526分 日没:  1741分 月出: ---- 月没:  1446分 月齢:  23.78 潮汐:  長潮 干支:  丙子 六曜:  友引 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 宵闇

「秋の高山祭「八幡祭」金鳳台と屋台蔵」

https://youtu.be/lYjwNWG5RBg



『宵闇

  仲秋

仲秋の季語。十五夜の名月を過ぎると、月の出は次第に遅くなっていく。従って宵の時刻の空の暗さがひときわ感じられる様をいう。』
(季語と歳時記)



宵闇の俳句:


・高山の宵闇屋台の目白押し  高澤良一


・宵闇に漁火鶴翼の陣を張り  松本たかし


・耳たぶ揉んで宵闇の女ひとり言  中村草田男


・宵闇の子の手より吾があたたまる  今瀬剛一


・宵闇に臥て金星に見まもらる  日野草城




月の明るさと闇があって夜空は成り立つ。
月の明るさが乏しくなれば、闇の勢いが増す。

勢いを増した闇を背景に、俳人たちは光り輝くものを見ている。

高澤は屋台。
松本は漁火。
中村は耳たぶ。
今瀬は子の手。
日野は金星。

14号台風が去った夜。
涼しい風が吹くようになった闇の中に
輝くものを見つけてみたい。





2022-09-19 (Mon)

2022/09/19 日記  敬老の日

2022/09/19 日記  敬老の日

2022/09/19 (月) 旧暦: 8月24日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  敬老の日 日出: 5時26分 日没:  17時43分 月出:  23時30分 月没:  14時00分 月齢:  22.78 潮汐:  小潮 干支:  乙亥 六曜:  先勝 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 敬老の日 「【ゆり組】おじいちゃん、おばあちゃんへ 敬老の日動画」 https://youtu.be/vYVDpej1c7M 『敬老の日: 年寄りの日、老人の日、敬老...

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2022/09/19 () 旧暦: 824日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  敬老の日 日出: 526分 日没:  1743分 月出:  2330分 月没:  1400分 月齢:  22.78 潮汐:  小潮 干支:  乙亥 六曜:  先勝 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 敬老の日

「【ゆり組】おじいちゃん、おばあちゃんへ 敬老の日動画」

https://youtu.be/vYVDpej1c7M



『敬老の日: 年寄りの日、老人の日、敬老日

  仲秋

九月の第三月曜日。国民の祝日の一つ。
長年働いて国を支えてくれたお年寄りに感謝し、その労をねぎらう日である。』
(季語と歳時記)



敬老の日の俳句:


・園児らの歌でお祝ひ敬老日   佐々木あつ子


・嬰の眼に児据ゑられたる敬老日   水原春郎


・顎上げて口角上げて敬老日   篠田純子


・金婚も共に祝はる敬老日   米原秋城


・敬老の日に母と飲む発泡酒   三橋早苗




3
連休最終日、日本列島は台風14号に、掻き乱された。
災害に関しては、15時現在では大規模な水害等は起きていないようだ。

名古屋は、お昼までは風は吹いたが、雨は降らず、外出も可能な状態だったから、大きな影響はなかった。
午後から明日の未明までの暴風雨を耐えきれれば良いのだ。

今日は敬老の日。
敬老の日のイベントは、中止になったかもしれないが、前広に済まされたものも多かった筈だ。
 幼稚園の園児達が、祝ってくれるのは嬉しい。特に、自分の孫たちがいる場合は、花束より笑顔になることができる。

米原氏は、金婚式と敬老の日のダブル祝日だったそうだ。
長い間晴れの日もあれば嵐の日や吹雪の日もあった相方と祝うことが出来たのは素晴らしい。
 一人だけ敬老を祝われるよりどれ程良いだろう!!

三橋氏のように、一人だけになっても、一緒に祝杯を揚げてくれる娘がいれば、良い敬老の日を過ごすことができる。

敬老の日のお祝いは、家族と共にが一番だ。




2022-09-18 (Sun)

2022/09/18 日記  稔り田

2022/09/18 日記  稔り田

2022/09/18 (日) 旧暦: 8月23日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  下弦 日出: 5時25分 日没:  17時44分 月出:  22時39分 月没:  13時07分 月齢:  21.78 潮汐:  小潮 干支:  甲戌 六曜:  赤口 九星:  二黒土星     今日のあれこれ: 稔り田   「2022年の作柄概況は「やや不良」 50年以上稲作に取り組む農家が語る「例年との違い」 秋田 (2022/09/05 19:19)...

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2022/09/18 () 旧暦: 823日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  下弦 日出: 525分 日没:  1744分 月出:  2239分 月没:  1307分 月齢:  21.78 潮汐:  小潮 干支:  甲戌 六曜:  赤口 九星:  二黒土星

 

 

今日のあれこれ: 稔り田

 

「2022年の作柄概況は「やや不良」 50年以上稲作に取り組む農家が語る「例年との違い」 秋田 (2022/09/05 19:19)

 

https://youtu.be/FYEyhqYis60

 

 

 

『み‐のり【実り/×稔り】

読み方:みのり

 

1 草木や穀物などが実を結ぶこと。「の秋」「稲のがいい」

 

2 努力してよい結果を得ること。成果。「ある研究」

(デジタル大辞泉)

 

 

 

稔り田の俳句:

 

 

・バス停は稔り田の中三河晴  関野敦子

 

 

・たくましき稔り田や空従へて  櫂未知子

 

 

・稔り田の車窓明るし里近し   赤岡茂子

 

 

・鷹揚に波打つものよ稔田は   ことり

 

 

・稔り田のほかこれほどの黄は非ず  右城暮石

 

 

 

今年の夏は、暑い夏だった。

しかし、お天気は曇りがちで、快晴の青空と言った空のイメージはなかった。

 一日に、曇り、晴れ、雨が目まぐるしく変わり様な、何でもありの日が多かった。

 

夏、灼熱の太陽の陽を浴びた田。

夜その側を通るとむせ返るような稲の呼吸を感じる。

毎年其の様な経験があり、個人的にはそのむせ返るような息吹に稲の逞しい生命力を感じる。

個人的には、それが大好きなのだ。

 

梅雨の頃、水田に植えられた稲の苗は、ひょろひょろと風に煽られて頼り無さそうだ。

 それが、梅雨が明け、夏がやって来ると、夏の暑さの中、稲は疾走し始める。

 夜な夜な、疾走の息吹を撒き散らしながら。

 

夏が終わると、一仕事を終えた稲は、穂を頭深く垂れ始める。

 

 

動画によれば、今年の稲穂は例年と違い、様子が変だと言う。

 それは、太陽の輝く光と熱が足りなかったのだろう。

 

稲にとっては、不完全燃焼の夏だったに違いない。

それでも、”ご苦労さまでした”と労ってあげたい。

 

 

 

2022-09-17 (Sat)

2022/09/17 日記  花野

2022/09/17 日記  花野

2022/09/17 (土) 旧暦: 8月22日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時24分 日没:  17時46分 月出:  21時52分 月没:  12時10分 月齢:  20.78 潮汐:  小潮 干支:  癸酉 六曜:  大安 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 花野 「秋のグリーティングカード #秋の七草 #ラインで送る」 https://youtu.be/AssAMd0hp7s 『花野(はなの) 三秋 【子季語】  花野原、花野道...

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2022/09/17 () 旧暦: 822日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 524分 日没:  1746分 月出:  2152分 月没:  1210分 月齢:  20.78 潮汐:  小潮 干支:  癸酉 六曜:  大安 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 花野

「秋のグリーティングカード #秋の七草 #ラインで送る」

https://youtu.be/AssAMd0hp7s



『花野(はなの) 三秋

【子季語】
 花野原、花野道、花野風

【関連季語】
 秋の七草

【解説】
 萩、薄、桔梗、吾亦紅、釣舟草など秋の草花が咲き乱れる野原のこと。春の華やぐ野とは違い、秋風に吹かれる花々には哀れをさそう趣がある。 

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 村雨の晴るる日影に秋草の花野の露や染めてほすらむ 大江貞重『玉葉集』

(季語と歳時記)



花野の俳句:


・雲ふるるばかりの花野志賀の奥  細見綾子


・花野ゆく岩間岩間の花に満ち  鷹羽狩行


・園児らに花野途方もなく廣し  飯田龍太


・花野なか呼び合つて子の声勝る  岡本眸


・一刷きの海の際まで夕花野  橋本榮治


・花として我も交らん夕花野  水島稔




今日は、花野の例句の紹介のみ。

明日からは、台風14号が日本列島の上を縦断すると言う。

秋の好季節。
花の咲き乱れる野原が水で流されたりしなければ良いのだが。





2022-09-16 (Fri)

2022/09/16 日記  紫蘇の実

2022/09/16 日記  紫蘇の実

2022/09/16 (金) 旧暦: 8月21日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時23分 日没:  17時47分 月出:  21時11分 月没:  11時10分 月齢:  19.78 潮汐:  中潮 干支:  壬申 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 紫蘇の実 「季節の味!青紫蘇の実の佃煮」 https://youtu.be/rNktiLKMJAU 『紫蘇の実(しそのみ)  晩秋 【子季語】  穂紫蘇  【解説】   ...

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2022/09/16 () 旧暦: 821日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 523分 日没:  1747分 月出:  2111分 月没:  1110分 月齢:  19.78 潮汐:  中潮 干支:  壬申 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 紫蘇の実

「季節の味!青紫蘇の実の佃煮」

https://youtu.be/rNktiLKMJAU



『紫蘇の実(しそのみ)  晩秋

【子季語】
 穂紫蘇 

【解説】 
 紫蘇がつける実をいう。花や葉と同様に香りがよい。刺身のつまとしたり、塩漬けやしょうゆ漬けなどにして食す。

【科学的見解】
 シソは、シソ科シソ属の一年草で、古い時代に中国から渡来した栽培植物である。近縁のエゴマは、東南アジア原産の栽培植物である。日本在来でシソに近縁な種としては、レモンエゴマが知られており、茎の毛の長短で識別することができる。シソの種子には、油分が含まれており、エゴマ同様に油を取ることができる。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



紫蘇の実の俳句:


・よき日和と香りを褒めて紫蘇の実摘む   笹原ひろむ


・紫蘇の実いつぱい黄昏のふうはふは  菅谷和夫


・紫蘇の実の匂へば遠き母のこと  伊藤伊那男




新米が店頭に並んでいる。
これで台風が去って、気温が下がれば、ご飯が美味しくなる。

炊きたての御飯に紫蘇の実は良く似合う。

おむすびも良し。
釜揚げのご飯に紫蘇の実のふりかけも良い。

季節に恵まれて、旬のものをいただく時は、大袈裟だが日本に生まれて良かったと思う。

今日の句は、3句選んだが、すべて男性の句になった。
男は皆、紫蘇の実に幸せを感じるようだ。
2022-09-16 (Fri)

2022/09/16 日記  紫蘇の実

2022/09/16 日記  紫蘇の実

2022/09/16 (金) 旧暦: 8月21日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時23分 日没:  17時47分 月出:  21時11分 月没:  11時10分 月齢:  19.78 潮汐:  中潮 干支:  壬申 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 紫蘇の実 「季節の味!青紫蘇の実の佃煮」 https://youtu.be/rNktiLKMJAU 『紫蘇の実(しそのみ)  晩秋 【子季語】  穂紫蘇  【解説】   ...

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2022/09/16 () 旧暦: 821日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 523分 日没:  1747分 月出:  2111分 月没:  1110分 月齢:  19.78 潮汐:  中潮 干支:  壬申 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 紫蘇の実

「季節の味!青紫蘇の実の佃煮」

https://youtu.be/rNktiLKMJAU



『紫蘇の実(しそのみ)  晩秋

【子季語】
 穂紫蘇 

【解説】 
 紫蘇がつける実をいう。花や葉と同様に香りがよい。刺身のつまとしたり、塩漬けやしょうゆ漬けなどにして食す。

【科学的見解】
 シソは、シソ科シソ属の一年草で、古い時代に中国から渡来した栽培植物である。近縁のエゴマは、東南アジア原産の栽培植物である。日本在来でシソに近縁な種としては、レモンエゴマが知られており、茎の毛の長短で識別することができる。シソの種子には、油分が含まれており、エゴマ同様に油を取ることができる。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



紫蘇の実の俳句:


・よき日和と香りを褒めて紫蘇の実摘む   笹原ひろむ


・紫蘇の実いつぱい黄昏のふうはふは  菅谷和夫


・紫蘇の実の匂へば遠き母のこと  伊藤伊那男




新米が店頭に並んでいる。
これで台風が去って、気温が下がれば、ご飯が美味しくなる。

炊きたての御飯に紫蘇の実は良く似合う。

おむすびも良し。
釜揚げのご飯に紫蘇の実のふりかけも良い。

季節に恵まれて、旬のものをいただく時は、大袈裟だが日本に生まれて良かったと思う。

今日の句は、3句選んだが、すべて男性の句になった。
男は皆、紫蘇の実に幸せを感じるようだ。




2022-09-15 (Thu)

2022/09/15 日記  蟋蟀

2022/09/15 日記  蟋蟀

2022/09/15 (木) 旧暦: 8月20日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  老人の日 日出: 5時23分 日没:  17時49分 月出:  20時36分 月没:  10時07分 月齢:  18.78 潮汐:  中潮 干支:  辛未 六曜:  先負 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 蟋蟀 『鳴き声でわかる! コオロギくんの気持ち…【小学校理科/コオロギの鳴き方】』 https://youtu.be/_vkh-0RrZbA 『蟋蟀(こおろぎ、こほろぎ)...

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2022/09/15 () 旧暦: 820日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  老人の日 日出: 523分 日没:  1749分 月出:  2036分 月没:  1007分 月齢:  18.78 潮汐:  中潮 干支:  辛未 六曜:  先負 九星:  五黄土星

今日のあれこれ: 蟋蟀

『鳴き声でわかる! コオロギくんの気持ち【小学校理科/コオロギの鳴き方】』

https://youtu.be/_vkh-0RrZbA



『蟋蟀(こおろぎ、こほろぎ) 三秋

【子季語】
 ちちろ、ころころ、ちちろ虫、筆津虫、つづれさせ、姫蟋蟀、えんま蟋蟀、油蟋蟀

【解説】
 秋の虫蟋蟀は種類が多い。おもに黒褐色をしており、草地や暗いところ、家の片隅など身近なところで鳴く。
 蟋蟀の鳴くのを聞くと寂しく、秋の風情がしみじみと感じられる。古名はきりぎりす。 』
(季語と歳時記)



蟋蟀・ちろろの俳句:


・古里の月の夜路をちちろ鳴く   池田節


・熟すまで言葉寝かせてちちろの夜   北川英子


・細り行く月へ蟋蟀鳴き止まず   有元洋剛


・決め難き終の栖やちちろ鳴く   山本浪子


・小刻みにこほろぎの声暁近し   久世孝雄




日本の季節感では、秋には虫の音がある。
マツムシ 、スズムシ、カンタン、コオロギ、クサヒバリ、カネタタキ、ウマオイなどの虫の鳴く声が愛でられている。

日本では虫の声は風流なものとされていて、虫の声に季節感を感じる。 虫カゴに入れて鳴き声を楽しむという文化まである。
 外国では、見られない日本人特有の感性らしい。


時代が変わり、最近では蟋蟀が虫の音とは違う面で、注目されている。

将来の食糧危機に備えるタンパク源としてである。
無印良品が、既に、「コオロギせんべい」として発売している。
「コオロギせんべい」
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344162897


その他では、PASCOがコオロギ粉末の入ったパンを開発し、発売している。

『今度はバゲット 進化するコオロギ食【SDGs 2030年の世界へ】』

https://youtu.be/4sClIRPPp7I


昔は、バッタを食べると言えば、イナゴだったが、イナゴは養殖が難しいが、コオロギは易しいそうだ。

コオロギにとっては受難の時代が、始まっているようだ。




2022-09-14 (Wed)

2022/09/14 日記  女郎花

2022/09/14 日記  女郎花

2022/09/14 (水) 旧暦: 8月19日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時22分 日没:  17時50分 月出:  20時04分 月没:  9時04分 月齢:  17.78 潮汐:  中潮 干支:  庚午 六曜:  友引 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 女郎花 「そよ風に揺らぐオミナエシ 8日は二十四節気の「白露」、季節はもう秋 三木山森林公園」 https://youtu.be/9ULqMJ4itwM 『女郎花(おみなえし...

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2022/09/14 () 旧暦: 819日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 522分 日没:  1750分 月出:  2004分 月没:  904分 月齢:  17.78 潮汐:  中潮 干支:  庚午 六曜:  友引 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 女郎花

「そよ風に揺らぐオミナエシ 8日は二十四節気の「白露」、季節はもう秋 三木山森林公園」

https://youtu.be/9ULqMJ4itwM



『女郎花(おみなえし、をみなへし) 初秋

【子季語】
 をみなめし、粟花、血目草

【解説】
 秋の七草のひとつ。日あたりの良い山野に自生する。丈は一メートルほどになり茎の上部に粒状の黄色い小花をたくさんつける。庭や畑に植え切り花としてもちいる。

【科学的見解】
 女郎花(オミナエシ)は、オミナエシ科オミナエシ属の多年草で、北海道から九州まで分布している。オミナエシは、草地に生える植物であるが、近年、全国的に草地が減少しているため、野生のオミナエシの個体数も減っている。近縁種として、白い花を咲かせる男郎花(オトコエシ)が存在する。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



女郎花の俳句:


・高原の風の軽さや女郎花   伴秋草


・行き合ひの空の青さや女郎花   高木邦雄


・黄が宙に浮くがごとくに女郎花   丑久保勲


・首長く月待つ姿女郎花   鈴木阿久


・我ものに手折らば淋し女郎花  蓼太




漢字で女郎花と書いて「おみなえし」と読む。
「女郎」と言う感じには、苦界に見を沈めた遊女のイメージが重なるので、漢字では書かないと俳句で詠んだ人がいる。

しかし、語源を調べてみると、語源由来辞典では、次のように書かれている。

《オミナエシの「オミナ(女郎)」は、美しい女性の意味で、『万葉集』では「女郎」のほか、オミナに「佳人」「美人」「娘子」「娘」「姫」などの字が使われている。
オミナエシの「エシ」には、動詞「ヘス(圧す)」の連用形とする説と、推量の「ベシ」とする説がある。
「ヘス」の連用形とすれば「美女をも圧倒する美しい花」の意味、推量の「ベシ」とすれば「女らしい花」の意味となる。》

涼しい秋の風を楽しみながら揺れる女郎花の姿を見れば、美しい人、佳人が風に吹かれていると思い描くことが出来る。

苦界とは別の世界の美しい人の話だ。




2022-09-13 (Tue)

2022/09/13 日記  濁り酒

2022/09/13 日記  濁り酒

2022/09/13 (火) 旧暦: 8月18日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時21分 日没:  17時51分 月出:  19時35分 月没:  8時00分 月齢:  16.78 潮汐:  大潮 干支:  己巳 六曜:  先勝 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 濁り酒 「0028 にごり酒の楽しみ (字幕 日/英」 https://youtu.be/Jq3lrQybpnQ 『濁り酒(にごりざけ) 仲秋 【子季語】  どぶろく、どびろく...

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2022/09/13 () 旧暦: 818日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 521分 日没:  1751分 月出:  1935分 月没:  800分 月齢:  16.78 潮汐:  大潮 干支:  己巳 六曜:  先勝 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 濁り酒

0028 にごり酒の楽しみ (字幕 日/英」

https://youtu.be/Jq3lrQybpnQ



『濁り酒(にごりざけ) 仲秋

【子季語】
 どぶろく、どびろく、だくしゅ、醪、諸味、諸醪、中汲

【解説】
 もろみを漉していない白濁した酒。清酒よりも味が濃厚で野趣にあふれている。』
(季語と歳時記)




濁り酒・どぶろくの俳句:


・壱岐の鯛まづは酒盗に濁酒   赤座典子


・月山やどぶろく買ひの集ひをる   延広禎一


・温泉()巡りの一人旅佳し濁り酒  高澤良一


・どびろくのつぶつぶ甘し峡の星   山本淑子


・どびろくをちよつぴりとやりどきどきす   近藤公子




酒盗をはじめに、壱岐の鯛を肴に濁り酒を楽しむ赤座氏はなかなかの飲み手だ。
 濁り酒・どぶろくに合わせる肴は、難しいとも言えるが、何でもありとも言える。

濁り酒・どぶろくは、もろみが残されているので、旨味がいっぱい。
 自己完結的で肴は要らないと、言えなくもない。

濁り酒、どぶろくの句を読んでいて、意外だったのは、女性が美味しそうにどぶろくを楽しんでいることだ。

下の2句は、微笑ましい。
どぶろくにほんのりと頬を染めた女性は、美しくもある。

秋の夜は、女性とどぶろくを飲むのも面白い。


2022-09-12 (Mon)

2022/09/12 日記  立待月

2022/09/12 日記  立待月

2022/09/12 (月) 旧暦: 8月17日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  水路記念日 日出: 5時20分 日没:  17時53分 月出:  19時07分 月没:  6時54分 月齢:  15.78 潮汐:  大潮 干支:  戊辰 六曜:  赤口 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 立待月 『令和元年農林太鼓定期公演 9「立待月」』 https://youtu.be/j4f6eL7VfY0 (満月から二日後の月を立待月と言う。収穫祭・豊作の喜び・自然に...

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2022/09/12 () 旧暦: 817日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  水路記念日 日出: 520分 日没:  1753分 月出:  1907分 月没:  654分 月齢:  15.78 潮汐:  大潮 干支:  戊辰 六曜:  赤口 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 立待月

『令和元年農林太鼓定期公演 9「立待月」』

https://youtu.be/j4f6eL7VfY0
(満月から二日後の月を立待月と言う。収穫祭・豊作の喜び・自然に感謝。)



『立待月(たちまちづき) 仲秋

【子季語】
 立待、十七夜

【解説】
陰暦八月十七日の月のこと。名月のあと、しだいに月の出が遅くなり立待月の頃には、名残りの月の感が深くなってくる。』
(
季語と歳時記)



立待月の俳句:


・高原バス遅延立待月に逢ふ   北尾章郎


・月を待つ闇たのもしき野の廣さ   正岡子規


・下駄履いて立待月の海を見に   武井美代子


・能役者立待月に舞ひ進む  星野 椿


・立待の月なれば窓に佇ちて待つ  村山故郷




立待月の動画を探したが、今日は見つけることができなかった。

外に出て空を見てみると、薄い雲がかかっていたが
月の形は見ることができた。
月の高さも低い。

立待月は高原とか海とか空の大きく開けたところで、のんびりと月の昇るのを待つという心の余裕も必要で、環境も見る人の心の余裕も必要なことが判った。

いずれ世の中が落ち着いたら、高原に出てみよう。





2022-09-11 (Sun)

2022/09/11 日記  案山子

2022/09/11 日記  案山子

2022/09/11 (日) 旧暦: 8月16日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  二百二十日 日出: 5時20分 日没:  17時54分 月出:  18時40分 月没:  5時47分 月齢:  14.78 潮汐:  大潮 干支:  丁卯 六曜:  大安 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 案山子 「奈良・明日香村「かかし」」 https://youtu.be/r-33s8efhbU 『案山子(かがし) 三秋 【子季語】  捨案山子、遠案山子、おどし ...

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2022/09/11 () 旧暦: 816日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  二百二十日 日出: 520分 日没:  1754分 月出:  1840分 月没:  547分 月齢:  14.78 潮汐:  大潮 干支:  丁卯 六曜:  大安 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 案山子

「奈良・明日香村「かかし」」

https://youtu.be/r-33s8efhbU



『案山子(かがし) 三秋

【子季語】
 捨案山子、遠案山子、おどし

【関連季語】
 鳥威し

【解説】
 稻を鳥から守るため、田に立てる人形。人のかたちに似せて、藁などで作る鳥威の一種。
 かっては、獣肉や魚の頭などを焼いて串にさし、田や畦に立てて雀などを追った。そこから、「嗅がし」が語源とされる。

【来歴】
 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。』
(季語と歳時記)




案山子の俳句:


・磯風に阿波の案山子の踊振り   植田桂子


・案山子にも古代ファッション奥明日香   井口淳子


・伊予の田の案山子は伊予の絣着て  繁一


・案山子にも流行を着せて田を囲む   浅野恵美子


・案山子たつれば群雀空にしづまらず  飯田蛇笏




最近は、稲穂が頭を垂れる稔りの秋に稲田を訪れたことがないから、案山子を見ることもない。

今でも、鳥を追うと言っても雀なのだろうが、案山子を立てて鳥を追い払っているのだろうか?

秋の風物詩としてイベントとして案山子を立てることは意味があることは確かだが、今時の鳥たちは昔のように案山子を見て人と思って恐れるのだろうか。

今時の鳥は人馴れして、案山子に止まったりするような気がするのだが...





2022-09-10 (Sat)

2022/09/10 日記  十五夜 中秋の名月

2022/09/10 日記  十五夜 中秋の名月

2022/09/10 (土) 旧暦: 8月15日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  中秋の名月、下水道の日、望 日出: 5時19分 日没:  17時56分 月出:  18時11分 月没:  4時36分 月齢:  13.78 潮汐:  大潮 干支:  丙寅 六曜:  仏滅 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 名月 『「中秋の名月」関東各地から満月リレー(2022年9月10日)』 https://youtu.be/hGT8a0AkbOk 『名月(めいげつ)  仲秋 ...

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2022/09/10 () 旧暦: 815日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  中秋の名月、下水道の日、望 日出: 519分 日没:  1756分 月出:  1811分 月没:  436分 月齢:  13.78 潮汐:  大潮 干支:  丙寅 六曜:  仏滅 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 名月

『「中秋の名月」関東各地から満月リレー(2022910)

https://youtu.be/hGT8a0AkbOk



『名月(めいげつ)  仲秋

【子季語】
 明月、満月、望月、望の月、今日の月、月今宵、今宵の月、三五の月、三五夜、十五夜、芋名月、中秋節

【関連季語】
 月、待宵、十六夜、立待月、居待月、臥待月、更待月、良夜

【解説】
 旧暦八月十五日の月のこと。「名月をとつてくれろと泣く子かな」と一茶の句にもあるように、手を伸ばせば届きそうな大きな月である。団子、栗、芋などを三方に盛り、薄の穂を活けてこの月を祭る。

【来歴】
 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。

【文学での言及】
 水の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のも中なりける 源順『拾遺集』

【実証的見解】
 中秋の名月は旧暦が日本に伝わる前からあった年中行事である。太古、日本は里芋を重要な食料としてをり、中秋の名月はその里芋の収穫祭であった。中秋の名月を芋名月ともいうのはその名残である。また、中秋の名月は必ずしも満月とはかぎらない。確率的には満月でないほうが多い。これは旧暦と月齢がぴったり一致しないためであり、新月から満月までの時間にぶれが生じるためである。ちなみに今年(二〇〇九年)の中秋の名月は新暦の十月三日であるが、満月になるのはそれより一日遅い十月四日である。』
(季語と歳時記)



名月、明月、十五夜の俳句:


・名月すうさぎのわたる諏訪の海  蕪村


・雨あとの雲片づけよ今日の月  鷹羽狩行


・十五夜の月はシネマの上にあり  横光利一


・我宿の名月芋の露にあり  正岡子規


・名月といふはめでたき月夜哉  井上士朗




最近のお天気は、定まらず、一日に晴れ、曇り、雨、雷など何でもありだ。

今日は中秋の名月。
定まらないお天気なので、期待はしなかった。

晩酌の酒を飲んでいると
家人が声を掛けてくれた
“お月様が出ているよ”

窓を開けて外に出ると
街の灯りの上を覆う暗い空
その真ん中に真ん丸なお月様が輝いている

今夜は雲が消えてくれて
お月様が明かるく夜を照らしてくれた
本当に中秋の名月になって良かった。




2022-09-09 (Fri)

2022/09/09 日記  重陽

2022/09/09 日記  重陽

2022/09/09 (金) 旧暦: 8月14日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  重陽 日出: 5時18分 日没:  17時57分 月出:  17時39分 月没:  3時23分 月齢:  12.78 潮汐:  中潮 干支:  乙丑 六曜:  先負 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: 重陽 「【9月9日重陽③】「菊酒」食用菊を使って【長寿と邪気払い】 Fall is around the corner. #Shorts」 https://youtube.com/shorts/rHW9E7GgNFQ?featu...

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2022/09/09 () 旧暦: 814日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  重陽 日出: 518分 日没:  1757分 月出:  1739分 月没:  323分 月齢:  12.78 潮汐:  中潮 干支:  乙丑 六曜:  先負 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 重陽

「【9月9日重陽③】「菊酒」食用菊を使って【長寿と邪気払い】 Fall is around the corner. #Shorts

https://youtube.com/shorts/rHW9E7GgNFQ?feature=share



『重陽(ちょうよう、ちようやう) 晩秋

子季語: 重九、重陽の宴、菊の節句、九日の節句、菊の日、今日の菊、三九日、刈上の節供

関連季語: 温め酒、高きに登る、菊の着綿、茱萸の袋 、茱萸の酒、菊酒、九日小袖

解説: 旧暦の九月九日の節句。菊の節句ともいう。長寿を願って、菊の酒を飲み、高きに登るなどのならわしがある。

来歴: 『山の井』(正保5年、1648年)に所出。

文学での言及: 
 長月の九日ごとに摘む菊の花もかひなく老いにけるかな 凡河内躬恒『拾遺集』

実証的見解: 古来、中国では奇数を陽数として好み、その最大の数「九」が重なる九月九日を、陽の重なる日、重陽とした。この日は、高いところにのぼり、長寿を願って菊の酒を飲んだ。これを「登高」という。また、茱萸の実を入れた袋を身につければ、茱萸の香気によって邪気がはらわれ、長寿をたまわるとも信じられていた。日本においては、宮中で観菊の宴がもよおされ、群臣は菊の酒を賜った。また、菊に一晩綿をかぶせ、その夜露と香りをつけたもので身を拭う、菊の着綿という風習もあった。この日に酒を温めて飲む「温め酒」の風習は無病息災を願ったものである。』
(季語と歳時記)



重陽の俳句:


・重陽や海の青きを見に登る  野村喜舟


・重陽の羽黒の山の力餅   北崎展江


・重陽の日と知るのみの菊を買ふ  川上百合子


・菊の酒あたゝめくれしこゝろざし  星野立子


・重陽や花麩豊かにすまし汁  有馬朗人




迷走・ストーカー台風11号が去った後は、もう12号がやってきた。
 お蔭で天気が安定しない、曇り、晴れ、雷、何があっても不思議ではない。

天気は落ち着かないが、今日は重陽の節句。
今日は冷たいビールは止め、燗向きの日本酒を温め酒にして、おっとりとした気分で過ごすのが良い。




2022-09-08 (Thu)

2022/09/08 日記  白露

2022/09/08 日記  白露

2022/09/08 (木) 旧暦: 8月13日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  白露 日出: 5時17分 日没:  17時59分 月出:  17時01分 月没:  2時08分 月齢:  11.78 潮汐:  中潮 干支:  甲子 六曜:  友引 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 白露 「【白露の候】萩・桔梗・柘榴、二十四節季・季語 SORATOBU」 https://youtu.be/525gyCkHX0w 『白露(はくろ)仲秋 【子季語】 白露の節 【...

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2022/09/08 () 旧暦: 813日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  白露 日出: 517分 日没:  1759分 月出:  1701分 月没:  208分 月齢:  11.78 潮汐:  中潮 干支:  甲子 六曜:  友引 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 白露

「【白露の候】萩・桔梗・柘榴、二十四節季・季語 SORATOBU

https://youtu.be/525gyCkHX0w




『白露(はくろ)仲秋
【子季語】
白露の節
【解説】
二十四節気の一つ。秋分より十五日前、九月八日頃。このころに なると秋の気配が濃くなり、露けくなってくる。』
(季語と歳時記)



白露の俳句:


・風紋の今朝あたらしき白露なり   北川英子


・湧水の砂噴きあぐる白露の日   高橋さえ子


・余呉の湖光り白露の俳話かな   山田夏子




今日は二十四節気の白露。
文字も音感も透明で爽やかな世界を感じさせる。

しかし、目の前の世界は、無秩序・混沌の世界。
今日はお天気が良いのか、悪いのか全く分からない。
天気予報も三者三様で定まらない。
実際のお天気は何でもありで、予報も当たりといえば当たり、外れといえば外れ。
夏なのか秋なのか、それも判らない。

この様な日。
この様な季節。
目の前の世界を見るのをやめて、季語の世界とその句の世界を見ることにしよう。

現実が間違っている日には、その方が心豊かになる。





2022-09-07 (Wed)

2022/09/07 日記  梨  

2022/09/07 日記   梨  

2022/09/07 (水) 旧暦: 8月12日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時17分 日没:  18時00分 月出:  16時16分 月没:  0時55分 月齢:  10.78 潮汐:  中潮 干支:  癸亥 六曜:  先勝 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 梨 「ゴールド二十世紀「京たんご梨」が収穫最盛期、糖度11.5以上で爽やかな甘みのブランドフルーツ」 https://youtu.be/wuniqGwrkwg 『梨: 梨子...

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2022/09/07 () 旧暦: 812日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 517分 日没:  1800分 月出:  1616分 月没:  055分 月齢:  10.78 潮汐:  中潮 干支:  癸亥 六曜:  先勝 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 梨

「ゴールド二十世紀「京たんご梨」が収穫最盛期、糖度11.5以上で爽やかな甘みのブランドフルーツ」

https://youtu.be/wuniqGwrkwg




『梨: 梨子、長十郎、二十世紀、洋梨、有りの実、梨売、梨園

  三秋

秋の代表的な果物の一つ。赤梨の長十郎、青梨の二十世紀など品種も多い。水分に富み甘みが強く、食味がさっぱりとしている。』
(季語と歳時記)



梨の俳句:


・雲も水もさゞめきて多摩の梨熟るゝ  中島月笠


・海に会えばたちまち青き梨剥きたり  金子兜太


・噛りては眺めて見ては梨噛る  山口誓子


・酒・飯・梨うまくて人間好時節  高澤良一


・梨の皮する~剥けて幸福に  高野素十




今日は、台風一過。
だが、爽やかな秋晴れとはならず。
真夏のような太陽が照りつけた。

外から家に戻ると、
冷蔵庫に皮を剥かれて食べるばかりの梨が
ガラス器ごと冷えていた。

小さなフォークに刺して
口の中に入れる。
噛じりながら、瑞々しくて爽やかだ
けど桃のほうが柔らかくて滑らか
などと考えていた。

夜、梨の俳句を読んでいて
そうした考えは消極的だと思い返した。

俳人たちは、梨を積極的に、前向きに噛じっている。
梨を口に放り込みながら
好時節とか幸福とか自信満々
梨を楽しんでいる。

人間こうであれねばと思う。




2022-09-06 (Tue)

2022/09/06 日記  野分

2022/09/06 日記  野分

2022/09/06 (火) 旧暦: 8月11日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時16分 日没:  18時02分 月出:  15時23分 月没:  ---- 月齢:  9.78 潮汐:  若潮 干支:  壬戌 六曜:  赤口 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 野分 『【台風11号】九州に最接近 「アウターバンド」帯が形成 “電柱倒壊レベル”吹く恐れ【もっと知りたい!】(2022年9月6日)』 https://youtu.be/XAoX_22_ru0 ...

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2022/09/06 () 旧暦: 811日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 516分 日没:  1802分 月出:  1523分 月没:  ---- 月齢:  9.78 潮汐:  若潮 干支:  壬戌 六曜:  赤口 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 野分

『【台風11号】九州に最接近 「アウターバンド」帯が形成 電柱倒壊レベル吹く恐れ【もっと知りたい!】(202296)

https://youtu.be/XAoX_22_ru0




『野分(のわき)  仲秋

子季語: 野わけ、野分だつ、野分波、野分雲、野分跡、野分晴

関連季語: 台風、初嵐、やまじ、おしあな

解説: 野の草を吹き分けて通る秋の強い風のこと。主に台風のもたらす風をさす。地方によっては「やまじ」「おしあな」などと呼ぶところもある。
 『枕草子』(百八十八段)では「野分のまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ」とあり、野分の翌日はしみじみとした
趣があるとする。

来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

文学での言及: 
 野分のまたの日こそ、いみじうあはれに、をかしけれ。立蔀、透垣などの乱れたるに、前栽どもいと心苦しげなり。大きなる木どもも倒れ、技など吹き折られたるが、萩、女郎花などの上に、横ろばひ伏せる、いと思はずなり。格子の壷などに、木の葉をことさらにしたらむやうに、こまごまと吹き入れたるこそ、荒かりつる風のしわざとはおぼえね 
                      『枕草子』百八十八段

野分、例の年よりもおどろおどろしく、空の色変りて吹き出づ。花どものしをるるを、いとさしも思ひしまぬ人だに、あなわりなと思ひ騒がるるを、まして、草むらの露の玉の緒乱るるままに、御心まどひもしぬべくおぼしたり。おほふばかりの袖は、秋の空にしもこそ欲しげなりけれ。暮れゆくままに、ものも見えず吹きまよはして、いとむくつけければ、御格子など参りぬるに、うしろめたくいみじと、花の上をおぼし嘆く
                      『源氏物語』野分巻
荻の葉にかはりし風の秋のこゑやがて野分のつゆくだくなり
                    藤原定家『六百番歌合』
かりにさす庵までこそなびきけれのわきにたへぬ小野の篠原
                    藤原家隆『六百番歌合』

(季語と歳時記)


野分の俳句:


・亂れ心野分に走り狂ひたく  正岡子規


・人を恋ふ野分の彼方此方かな  石田波郷


・愛断たむこころ一途に野分中  鷲谷七菜子


・心中も情死も野分あとのこと  保坂敏子


・無常とや心に野分世に嵐  林翔




迷走していると言うより、日本に付き纏って離れようとしないストーカー台風11号。
 漸く、沖縄、九州を通過して、明日には日本海を北上する構えだ。
 こんな訳の分からない動きをする台風に纏わりつかれてはたまったものではない。

台風の先触れの強い風が、野分というものなのだろう。
今日の名古屋は、朝から野分が吹き荒れて、ガラス戸の隙間からヒューヒューと音を立てていた。


野分の例句を読んでいると、台風とは違い、人の心に作用し情緒をかき乱す力を持っ風のようだ。

髪も樹も枝も葉も、稲穂も、花々も、揺り動かし、騒ぎの中に引き込んでいる風。
 その中で吹かれていると、人の心も静謐ではすまず、次第に揺れ動き、狂おしい感情にとらわれるものらしい。

子規ですら心乱れ狂って走り回りたいと吐露している。
いわんや、俳人においておや。
人を恋し、右往左往。
あるいは逆に
人を愛することを止める決断を野分の中でする。

保坂氏は、心中とか情死とか穏やかでないことを野分の中で思い巡らしている。

その点、林氏は達観している。
心は野分、世は嵐。
それは、心の迷い。
すべて無常は世の習い。
と。


野分が過ぎ去れば、澄んだ青空のように綺麗さっぱりとなれるのだろうか。





2022-09-05 (Mon)

2022/09/05 日記  鰯

2022/09/05 日記  鰯

2022/09/05 (月) 旧暦: 8月10日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時15分 日没:  18時03分 月出:  14時21分 月没:  23時47分 月齢:  8.78 潮汐:  長潮 干支:  辛酉 六曜:  大安 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 鰯 「小樽イワシがいっぱい見えるけど、釣れない時、、これやったら釣れた‼️」 https://youtu.be/6y7z3yCgQcs (4分15秒辺りから鰯が釣れます。) 『鰯...

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2022/09/05 () 旧暦: 810日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 515分 日没:  1803分 月出:  1421分 月没:  2347分 月齢:  8.78 潮汐:  長潮 干支:  辛酉 六曜:  大安 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 鰯

「小樽イワシがいっぱい見えるけど、釣れない時、、これやったら釣れた‼️

https://youtu.be/6y7z3yCgQcs

415秒辺りから鰯が釣れます。)



『鰯(いわし) 三秋

【子季語】
 弱魚、真鰯、鰯売、鰯干す

【解説】
 暖流に乗って大群で近海に押し寄せるため、海の色が変ることもある。漁獲量が多く値も安い。
 背は濃藍色で腹は銀白色。体に七つ星の黒点がある。秋が旬で鱠や塩焼で食す。』
(季語と歳時記)



鰯の俳句:


・鰯干す大漁とおぼしきかがやきに  山口青邨


・とれすぎの潤目鰯に値のつかず   武政礼子


・とれたての鰯の旬はのがされず   稲畑汀子


・鰯煮てゐて人の恋しかりけり   助口弘子


・鰯焼いて吾を励ます女かな  岸本尚毅




鰯は年中、身近にある魚なので季節感はあまり感じないが、秋の季語になっている。
 理由は、秋が旬だからだそうだ。

鰯の句を読んでいて、成る程と思った。
鰯を煮たり焼いたり、料理して食べさせたいと思う女は愛情深い。

最後の2句が、その句だ。
旬の鰯を食べさせたいと思い、料理する女性は、有り難い。
側にいてほしい人だ。

いくら美人でも、魚なんて臭い、触れない、出来た料理買って!!
 では、一緒に居て欲しくは無いよね...




2022-09-03 (Sat)

2022/09/03 日記  おわら風の盆

2022/09/03 日記  おわら風の盆

2022/09/03 (土) 旧暦: 8月8日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時14分 日没:  18時06分 月出:  12時02分 月没:  21時59分 月齢:  6.78 潮汐:  小潮 干支:  己未 六曜:  先負 九星:  八白土星 今日のあれこれ:  「「おわら風の盆」3年ぶりに観客魅了」 https://youtu.be/iY0ixd6bDpU 『風の盆(かぜのぼん) 初秋 【子季語】  おわら祭、八尾の廻り盆 【解...

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2022/09/03 () 旧暦: 88日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 514分 日没:  1806分 月出:  1202分 月没:  2159分 月齢:  6.78 潮汐:  小潮 干支:  己未 六曜:  先負 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 

「「おわら風の盆」3年ぶりに観客魅了」

https://youtu.be/iY0ixd6bDpU



『風の盆(かぜのぼん) 初秋

【子季語】
 おわら祭、八尾の廻り盆

【解説】
 富山県富山市八尾町で毎年九月一日から三日にかけて行なわれる行事。
 胡弓や三味線などを奏で、越中おわら節にあわせて老若男女が夜通し踊る。哀愁のある旋律が心にしみる。』
(季語と歳時記)



風の盆の俳句:


・風の盆編笠の上は星ばかり  大野林火


・踊手のみな笠深く風の盆   長沼三津夫


・立山を差す指白し風の盆   高石幸平


・恋の唄哀しくうたひ風の盆   大橋淳一


・恋こがれ死ぬことよけれ風の盆   保坂加津夫


・踊る身の風となるまで風の盆  国保泰子




夏の終わりは燃え上がるものでなければならない。
夏祭りは、そうあらねばならない。
夜を徹して歌い、踊り続けるのだ。
生命をこの一夜、燃え上がらせ...

郡上踊りも八尾の風の盆も
夜を通して、歌い、踊り続けられる。
もう、この時を逃したら、歌うことも、踊ることも出来ない
そんな思いで夏の終わりの祭りは、燃え上がる。

秋は、稔りの時。
育て上げてきた稲を収穫する農作業をし終えなければならない。
 厳しい冬を乗り越えるには、秋の収穫が欠かせない。
秋は、仕事の時、生活の時。

心穏やかに秋を迎えるために、夏祭りは燃え上がる、一夜限りの祝い事なのだ。

深編笠に顔を伏せて、歌って、踊って、自分を忘れて、男と女になって恋に燃え尽きる夜なのだ。






2022-09-02 (Fri)

2022/09/02 日記  葡萄

2022/09/02 日記  葡萄

2022/09/02 (金) 旧暦: 8月7日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 5時13分 日没:  18時07分 月出:  10時53分 月没:  21時19分 月齢:  5.78 潮汐:  中潮 干支:  戊午 六曜:  友引 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 葡萄 「またぶどう直売所に行ってきました。2022.8.20」 https://youtu.be/_xlCleai_KI 『葡萄(ぶどう、ぶだう) 仲秋 【子季語】  甲州葡萄、マ...

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2022/09/02 () 旧暦: 87日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 513分 日没:  1807分 月出:  1053分 月没:  2119分 月齢:  5.78 潮汐:  中潮 干支:  戊午 六曜:  友引 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 葡萄

「またぶどう直売所に行ってきました。2022.8.20

https://youtu.be/_xlCleai_KI



『葡萄(ぶどう、ぶだう) 仲秋

【子季語】

 甲州葡萄、マスカット、デラウェア、黒葡萄、葡萄園、葡萄棚、葡萄狩

【解説】
 ブドウ科。蔓性でどんどん伸びる。葉は心臓形でぎざぎざしている。緑色の粒状の花をつける。八月から十月にかけて実が熟し、食用、ジャム、ワインなどになる。

【科学的見解】
 葡萄は、ブドウ科ブドウ属に属するつる性落葉樹木であり、生食及び加工用の品種のほとんどはヨーロッパ種とアメリカ種が活用されている。日本でなじみの深い生食用葡萄の品種は、巨峰(ヨーロッパ種とアメリカ種の交雑種)、デラウェア(アメリカ種)、マスカット・オブ・アレキサンドリア(ヨーロッパ種)などがある。日本の在来葡萄としては、数種類存在しているが、代表的な種としてはヤマブドウが知られている。ヤマブドウは、北海道・本州・四国に分布し、山地の林内や林縁部に自生してる。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



葡萄の俳句:


・葡萄摘む笹子峠は天気よし  山口青邨


・野葡萄を摘みて醸して島生活  小谷寛子


・風生れ葡萄熟る丘と親しめり  杉本寛


・葉洩日に碧玉透けし葡萄かな  杉田久女


・恋愛詩誦し葡萄の珠ふくむ  日野草城




夏から秋への移り変わり、簡単ではない。
夏だったり、涼しくなったり、暑くなったり、秋を感じたり。
日々、変化して、定まらない。

台風11号は、石垣島南方で、一旦、止まり、勢力を蓄え、今度は、北へ東へ進むそうだ。
この時期収穫が予定されている、桃や葡萄の果物は被害を受ける可能性がある。
 最後の出荷段階で被害を受けるとなれば、不幸の極みになる。

桃やや葡萄は今が収穫の時期。
迷走台風11号の餌食にならないように祈りたい。




2022-09-01 (Thu)

2022/09/01 日記  二百十日

2022/09/01 日記  二百十日

2022/09/01 (木) 旧暦: 8月6日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  二百十日、防災の日 日出: 5時12分 日没:  18時09分 月出:  9時46分 月没:  20時46分 月齢:  4.78 潮汐:  中潮 干支:  丁巳 六曜:  先勝 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 二百十日 「【木原気象予報士が解説】“異例な動き”…猛烈な台風11号 今後の進路・注意点は?」 https://youtu.be/bsQIU16OMCE 『二百十日...

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2022/09/01 () 旧暦: 86日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  二百十日、防災の日 日出: 512分 日没:  1809分 月出:  946分 月没:  2046分 月齢:  4.78 潮汐:  中潮 干支:  丁巳 六曜:  先勝 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 二百十日

「【木原気象予報士が解説】異例な動き”…猛烈な台風11号 今後の進路・注意点は?」

https://youtu.be/bsQIU16OMCE



『二百十日(にひゃくとおか、にひやくとをか)  仲秋

子季語: 厄日、二百二十日

解説: 立春から数えて二百十日目をいう。
新暦九月一日ころにあたる。台風シーズンの到来が、稲の開花時に当るため特に警戒したものである。二百二十日とともに稲作農家にとっては厄日とする。

来歴: 『俳諧通俗誌』(享保2年、1716年)に所出。

実証的見解: 二百十日は、なぜ二十四節気の一つ「立春」から数えるのか。二十四節気は太陽暦に基づいて一年を二十四に分けたもので、旧暦と違って季節のずれがなく、農作業の目安となる。
 新暦の二月四日ころにあたる立春は、ちょうど旧暦の正月のころと重なる。正月も年のはじめなら、「立春」もまた年のはじめ。立春を年のはじめと定めることで、「八十八夜」、「二百十日」というような季節点をおき、農事の目安や自然災害に対する備えとしたのである。』
(季語と歳時記)



二百十日・厄日の俳句:


・人為及ばぬ天災二百十日の来   河本由紀


・漆黒の雲急ぎすぐ厄日かな  樋笠文


・黒々と二百十日の水面かな   稲畑廣太郎


・森林を二百十日が掻き鳴らす   蔦三郎


・黒猫に二百十日の対ひ傷   井原美鳥


・黄身流れ二百十日の目玉焼き   きくちきみえ




今日は、二百十日。
農業を生業にしてきた日本人には、この季節の台風による被害は、人力・人智を超えるものであった。
 災害を取り除くことは出来ないが、二百十日を意識して、心構え、準備を行えば、それなりに難を逃れることが出来る。

言い伝え通り、今年は台風11号が、舞台俳優よろしく南方海上を東から西に進み、東シナ海で舞台に上がるために息を整え、勢力を回復している。
 明日からは、通常の台風のように、日本列島に沿って南東方向に進むらしい。95日頃まで日本の近くにいるそうだ。
 困った台風だ。

二百十日・厄日ともなれば。
諸事万端注意が必要だ。

黒猫はそれが解らないから、気が立った儘喧嘩をして向こう傷をおったのだろう。
 目玉焼きだって、いつもは丸く目玉になるのに、今日は崩れてしまった。
 何分、今日は厄日なのだから、注意をしなければならない。
 だが、何か起きたとしても、それは厄日のせいだからと諦めることはできる。
 それが、厄日というものだ。