2022年07月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2022-07-31 (Sun)

2022/07/31 日記 夏の雲

2022/07/31 日記 夏の雲

2022/07/31 (日) 旧暦: 7月3日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時47分 日没:  18時46分 月出:  6時45分 月没:  20時29分 月齢:  2.38 潮汐:  大潮 干支:  乙酉 六曜:  先負 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 夏の雲 「2022/07/29 諏訪湖と夏の雲[4K]」 https://youtu.be/oHk0sg6oiVI 『夏の雲(なつのくも)  三夏 【子季語】  夏雲 【解説】  夏空...

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2022/07/31 () 旧暦: 73日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 447分 日没:  1846分 月出:  645分 月没:  2029分 月齢:  2.38 潮汐:  大潮 干支:  乙酉 六曜:  先負 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 夏の雲

2022/07/29 諏訪湖と夏の雲[4K]

https://youtu.be/oHk0sg6oiVI



『夏の雲(なつのくも)

 三夏

【子季語】
 夏雲

【解説】
 夏空の雲。代表的なものとして積雲と積乱雲がある。
青空に大きく湧く純白の雲は、圧倒的な生命力を感じさせる。』
(季語と歳時記)



夏の雲の俳句:


・夏の雲背負ひて立てり八ケ岳  原田 稔


・まつさをな空に湧き出て夏の雲   豊谷青峰


・夏雲にかもめの色の溶けにけり  阿部みどり女


・夏雲の湧きてさだまる心あり  中村汀女


・夏雲や白木の鳥居天に立つ  村山故郷




梅雨が明けて、一気に夏らしくなった。
兎に角暑いので、それは身体には大変だが、梅雨から開放された心は、明るさが戻っている。

昨日、街の中心部に出る用があった。
いつもなら、地下鉄を乗り継いで行くのだが、今は地下鉄には乗りたくない。
 愛知県のコロナ感染者数は1万人を超えている。
加えて、BA.53倍の感染力を持つというケンタウロスが愛知県でも市中感染している。
 特に東山線は混むので人との距離が取れないので不安がある。

時間はかかるがバスで行った。
バスは空いているので、座席に座って、のんびりと街の景色を見ている。
 名古屋城に近づき、堀の水、石垣、木々の緑が見える。

視界が明るくなったので空を見上げると、スッキリと青く晴れ上がった空に、雲が浮かんでいる。
 雲は、梅雨の雲とは違っていた。梅雨の雲は上の方は白くても地上に近い方は鬱陶しい灰色をしている。
 夏の雲は、すべてが真っ白に光り輝いている。

白くムクムクとした様は、綿菓子のようだ。
 
暫く、青い空と白く輝く夏の雲を見ていた。
地下鉄ではなく、バスに乗って正解だった。




2022-07-30 (Sat)

2022/07/30 日記 氷水

2022/07/30 日記 氷水

2022/07/30 (土) 旧暦: 7月2日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時47分 日没:  18時47分 月出:  5時45分 月没:  20時00分 月齢:  1.38 潮汐:  大潮 干支:  甲申 六曜:  友引 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 氷水 「氷水」 https://youtu.be/ae7SgSKIiL8 今日は、熱中症レベルの暑さだった。 外から帰り、うがい、洗顔を済ませた後、身体に籠もった熱気を冷ますた...

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2022/07/30 () 旧暦: 72日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 447分 日没:  1847分 月出:  545分 月没:  2000分 月齢:  1.38 潮汐:  大潮 干支:  甲申 六曜:  友引 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 氷水

「氷水」

https://youtu.be/ae7SgSKIiL8



今日は、熱中症レベルの暑さだった。
外から帰り、うがい、洗顔を済ませた後、身体に籠もった熱気を冷ますために、籐椅子に座り、グラスに氷と水を入れた氷水を横において飲んだ。

 グラスを持って揺するとカラコロと音がして、その音が涼しさを誘う。
 氷水の良いところは、後に尾を引かないこと。
スッキリと切れて終わってくれる。


夜になり、氷水の俳句の俳句を探そうとして、困った。
歳時記の世界では、「氷水」は次のようになっている。

『氷水: 夏氷、かき氷、甘露水、氷小豆、氷苺、氷金時、氷レモン、氷宇治、みぞれ、かちわり、氷店、氷旗

 三夏

氷を雪のように削った食べ物。糖蜜をかけて食す。現在は果汁や練乳で甘みを付け、抹茶、小豆餡、クリームなどを添える。真夏の涼味として一般的。』
(季語と歳時記)

殆ど、「かき氷」のことを指している。

関連季語にある「甘露水(かんろすい)」も
調べると
『かんろ‐すい【甘露水】 の解説
1 砂糖を溶かして煮てからさました水。

2 おいしい水のたとえ。

(出典:デジタル大辞泉(小学館))
としており、氷の入ったものではない。

氷水を俳句で詠むには、季語をどうしたら良いの?

一般的な、イメージとして、「氷水」は水に氷を入れて冷やしたものではないの?

検証するため、Googleの検索窓に「氷水」を記入し、検索すると
https://www.google.com/search?q=%E6%B0%B7%E6%B0%B4&tbm=isch&ved=2ahUKEwj9w525iZ_5AhXFCN4KHXXbBu8Q2-cCegQIABAA&oq=%E6%B0%B7%E6%B0%B4&gs_lcp=CgNpbWcQAzIECCMQJzIECCMQJzIFCAAQgAQyBQgAEIAEMgUIABCABDIFCAAQgAQyBQgAEIAEMgUIABCABDIFCAAQgAQyBQgAEIAEOgQIABAYOgYIABAEEBhQ0ApY1R5gqiVoAHAAeACAAVmIAb0EkgEBN5gBAKABAaoBC2d3cy13aXotaW1nwAEB&sclient=img&ei=VlXkYv3AH8WR-Ab1tpv4Dg&bih=907&biw=1680&rlz=1C1CHBD_jaJP889JP889

グラスに入れた氷と水の写真が結果として表示される。
かき氷は表示されない。

国語辞書で、「氷水」を調べてみた。

精選版 日本国語大辞典「氷水」の解説
https://kotobank.jp/word/%E6%B0%B7%E6%B0%B4-498402

第一に、「水に氷を加えたもの。」とされている。
第三に、「氷を細かく削って、蜜や果汁、シロップなどをかけたもの。また、果汁、シロップなどを入れた器に削った氷を盛ったもの。こおりすい。《季・夏》」

かき氷も氷水の意味であると表示しているが、三番目だ。

今の世の中では、「氷水」は水に氷を入れたものが第1のイメージであることは疑いがない。
 削った氷を盛りシロップを掛けたり、果物を載せたものは、「かき氷」と呼ぶのが普通だ。
 歳時記でも削った氷を盛るものは「氷水」ではなく「かき氷」を季語とすべきだ。

歳時記を時代に合わせて変更すべきなのだが、それは誰がどの様にすれば、変えられるのだろうか?

簡単ではない問題だが、
かき氷ではない「氷水」の句を、皆で数多く読む他は無い。

先ずは、隗より始めよ。
1
句詠んでみた。

・カラコロと音色涼しや氷水  笑山





2022-07-29 (Fri)

2022/07/29 日記 沙羅の花

2022/07/29 日記 沙羅の花

2022/07/29 (金) 旧暦: 7月1日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  アマチュア無線の日、朔 日出: 4時46分 日没:  18時48分 月出:  4時45分 月没:  19時28分 月齢:  0.38 潮汐:  大潮 干支:  癸未 六曜:  先勝 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 沙羅の花 「ナツツバキ 花 シャラ 2022」 https://youtu.be/KyJliSA38v0 『沙羅の花(しゃらのはな) 晩夏 【子季語】  夏椿、...

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2022/07/29 () 旧暦: 71日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  アマチュア無線の日、朔 日出: 446分 日没:  1848分 月出:  445分 月没:  1928分 月齢:  0.38 潮汐:  大潮 干支:  癸未 六曜:  先勝 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 沙羅の花

「ナツツバキ 花 シャラ 2022

https://youtu.be/KyJliSA38v0



『沙羅の花(しゃらのはな) 晩夏

【子季語】
 夏椿、杪羅、姫沙羅

【解説】
 ツバキ科の落葉高木。十メートルほどの丈になる。
 
白い花びらに黄色の蕊をもつ。咲いてもその日のうちに落ちてしまう一日花。
 
花の形が椿に似ていることから「夏椿」ともいう。釈迦入寂の「沙羅双樹」とは別の木である。

【科学的見解】
 シャラノキの標準和名は、ナツツバキである。ナツツバキは、ツバキ科の落葉高木で、本州福島県以南から九州までの山地に自生し、また花が大きくて美しいことから観賞用として庭木や公園木として身近なところにも植栽されている。花は夏に開花し、花弁は白色、黄色の雌しべは付け根で合着して筒状になるため茶筅のような形をしている。近縁種としては、ヒメシャラが知られており、ヒメシャラの花柄は一センチ以下であるのに対して、ナツツバキは一センチから六センチほどになるため、その違いや花冠の大きさ等で区別がつく。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)




沙羅の花の俳句:


・一院の踏み場もあらず沙羅落花   内山芳子


・観音の存す堂なり沙羅の花   國保八江


・縁に座し沙羅の明りに浸りけり   水下節子


・琴の音に耳遊ばせて沙羅の寺   和田一


・居るはずの無い母の声沙羅の花   中山惠子


・一日の花とし沙羅の散る夕べ  大間知山子




日本の寺院では、夏椿のことを沙羅の木と呼び、お釈迦様が入寂の時に咲いていた沙羅双樹として扱っている。
 京都の寺院では、夏椿が咲く頃に、「沙羅の花を愛でる会」という行事を開催している。
 夏椿の花は、朝咲いて夕べには落ちる一日花なので、人生の儚さをイメージさせる効果もある。

日本で夏椿を沙羅双樹と呼ぶのは勝手だが、お釈迦様が入寂された時に咲いていたインドの「沙羅双樹」と同じものと考えると、それは正しくない。

インド原産の「沙羅双樹」(Shorea robusta)については
Wikipedia
に記事がある。
「サラソウジュ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%A5

インドの「沙羅双樹」は、どのような木で、どのような花なのかを写真家髙橋修氏が現地まで足を運び、詳細に報告をされている。
「沙羅双樹の花の色は? 野生のサラノキが咲くネパール・ヒマラヤで満開のシャクナゲと共に楽しむ」
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=677

以上のように、日本の「沙羅双樹」とインドの「沙羅双樹」の花の色、花の形は似ても似つかぬものだ。

学問的なことを離れれば、日本では「沙羅の木」は夏椿のこととして、問題はない。

白い花が夕べには落ちて、一面に白い花が散りばめられる光景が、儚くも美しいものと感じられる。
日本人の感性には沙羅の木(夏椿)の方が合っている。


今は亡き母の声が聞こえてくるのは、やはり一面に散り敷かれた白い花の中だからこそだろう。




2022-07-28 (Thu)

2022/07/28 日記 冷奴

2022/07/28 日記 冷奴

2022/07/28 (木) 旧暦: 6月30日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時45分 日没:  18時49分 月出:  3時47分 月没:  18時51分 月齢:  29.01 潮汐:  大潮 干支:  壬午 六曜:  大安 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 冷奴 「【豆腐レシピ/冷奴8選】1分で作れる!のっけるだけ速攻副菜レシピ」 https://youtu.be/gU5LTqMmU4E 『冷奴(ひややっこ) 三夏 【子季語】 ...

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2022/07/28 () 旧暦: 630日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 445分 日没:  1849分 月出:  347分 月没:  1851分 月齢:  29.01 潮汐:  大潮 干支:  壬午 六曜:  大安 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 冷奴

「【豆腐レシピ/冷奴8選】1分で作れる!のっけるだけ速攻副菜レシピ」

https://youtu.be/gU5LTqMmU4E



『冷奴(ひややっこ) 三夏

【子季語】
 冷豆腐、水豆腐

【解説】
 水や氷で冷やした豆腐を三センチ角ほどのさいの目に切り、冷水の鉢に盛ったり、青竹を器にしたりして、生姜、紫蘇、削りぶしなどを薬味として食べる。見た目にも涼味を感じる手軽で庶民的な夏の料理。酒の肴にもよくあう。』
(季語と歳時記)



冷奴の俳句:


・花がつを花と散らして冷奴   山口速


・一盞に不遇は言はじ冷奴  日野草城


・運といひ命といひ冷奴かな  加藤郁乎


・運不運言わぬ仲間と冷奴   藤岡紫水


・価値観の似た者同士冷奴   横山迪子


・何ごとも半端は嫌ひ冷奴  鈴木真砂女


・過ぎし日より今が大事と冷奴   犬塚芳子




本当の梅雨明けを思わせる今日。
昼過ぎの日差しは強烈だった。
アスファルト・ジャングルを歩いていると、目がクラクラとした。
 その後乗った地下鉄が涼しいこと、生き返った。

こんな日の晩酌のお供は、冷奴が良い。
冷たくてつるりと滑らかな舌触りは昼の日照りを収めてくれる。

ひや奴は来るものを拒まずで、懐がく広く深い。
動画のように、何かを上に乗せてトッピングをすれば、千変万化を楽しむことが出来る。

一方、シンプルにお気に入りの醤油・たまりだけの方が豆腐を感じることが出来る。旨味なら木綿、舌触りなら絹ごし。

冷奴の例句を読んでいて、冷奴好きは冷奴を目の前にして、運だとか命だとか人生だとかに思いを馳せる人が多いようだ。

人の人生は上りもあれば下りもある、自分の預かり知らぬところで決められている。
 そのようなことが判る年頃になると、冷奴が語りかけてくれるらしい。

過去にも未来にも縛られぬこと。
大事なことは、今、此処。
ひや奴。




2022-07-27 (Wed)

2022/07/27 日記 梅雨明

2022/07/27 日記 梅雨明

2022/07/27 (水) 旧暦: 6月29日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時44分 日没:  18時49分 月出:  2時52分 月没:  18時08分 月齢:  28.01 潮汐:  中潮 干支:  辛巳 六曜:  仏滅 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 梅雨明 「記録的短さの2022年の梅雨 先週の晴天は梅雨明け?中休み?」 https://youtu.be/18almYK0Z90 『梅雨明(つゆあけ)  晩夏 【子季語】  つ...

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2022/07/27 () 旧暦: 629日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 444分 日没:  1849分 月出:  252分 月没:  1808分 月齢:  28.01 潮汐:  中潮 干支:  辛巳 六曜:  仏滅 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 梅雨明

「記録的短さの2022年の梅雨 先週の晴天は梅雨明け?中休み?」

https://youtu.be/18almYK0Z90



『梅雨明(つゆあけ)  晩夏

【子季語】
 つゆの明、梅雨あがる、梅雨の後

【解説】
梅雨が終ること。暦の上では入梅から三十日後とされる。
梅雨前線が北上し、洋上に抜けると梅雨明けとなる。
梅雨明け前は雷鳴を伴った豪雨となることも多く、その後は真青な夏空となる。』
(季語と歳時記)



梅雨明の俳句:


・雲はうて梅雨あけの嶺遠からぬ  飯田蛇笏


・この雨も梅雨明誘ふものとして   稲畑廣太郎


・奄美では梅雨明け京はざんざ降り   丹生をだまき


・岳麓の梅雨明といふ蝶とんで  高浜年尾


・ものの影きのふとちがひ梅雨明くる   鈴木夫佐子


・わだかまり解けない儘に梅雨明けぬ   伊藤一歩



今日の季語は、梅雨明けとした。
公式な、
東海地方の梅雨入は614日頃
東海地方の梅雨明は627日頃
と公表されている。

梅雨明けを決めるのは気象庁なので、何を今更なのだが、
個人的には納得できない。

個人的にはまだ梅雨は明けていない。
明日728日、雲のない青空に灼熱の太陽が輝けば梅雨だけだと思う。

6
27日梅雨が明けたと宣言されて、確かに毎日日照りが続いた。この夏は、旱魃の夏になるのではないかと恐れた。

ところが、その後は、一日中太陽が輝いた日は殆ど無かった。曇り空と雨が降る毎日で、毎日空を眺め暮らした。

コロナの再爆発があり第7波に襲われたことも加わり、with コロナなどという能天気で思慮のないキャッチフレーズで政治が行われ、まだ波の頂上は見えていない。

梅雨が明け、真夏の太陽が空に輝く日が来て、第7波も峠を越すだろう。

個人的には、明日梅雨が明けると信じている。




2022-07-26 (Tue)

2022/07/26 日記 メロン

2022/07/26 日記 メロン

2022/07/26 (火) 旧暦: 6月28日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時44分 日没:  18時50分 月出:  2時03分 月没:  17時20分 月齢:  27.01 潮汐:  中潮 干支:  庚辰 六曜:  先負 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: メロン 「タカミメロン収穫ピーク(宮崎県日南市南郷町)」 https://youtu.be/m8-yds8mNS0 『メロン 晩夏 【子季語】  マスクメロン、プリンスメロ...

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2022/07/26 () 旧暦: 628日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 444分 日没:  1850分 月出:  203分 月没:  1720分 月齢:  27.01 潮汐:  中潮 干支:  庚辰 六曜:  先負 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: メロン

「タカミメロン収穫ピーク(宮崎県日南市南郷町)」

https://youtu.be/m8-yds8mNS0



『メロン 晩夏

【子季語】
 マスクメロン、プリンスメロン、夕張メロン

【解説】
 メロンは、ギリシャ語のmelopepon(りんごのような瓜)が語 源。古代エジプトですでに栽培され、東西に伝わったとされる。メロンの王様は、ヨーロッパで発達した網目のあるマスクメロン、果肉はやわらかく甘くうす緑色。夕張メロンの果肉はオレンジ色。

【科学的見解】
 メロンは、つる性の一年草であり、大きく西洋系のメロンと東洋系のメロンが存在する。日本へは、東洋系のメロン(マクワウリやシロウリなど)が二千年以上前に導入されたらしく、その証拠として縄文から弥生時代の遺跡から種子が見つかっている。西洋系のメロン(ネットメロンやイボメロンなど)は、明治以降に導入され、香りや甘みが強いため、現在の生食用の主流メロンとなっている。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



メロンの俳句:


・メロンの眠りレモンの目覚め癒ゆる日々  加藤知世子


・メロン食べ病みて幸せなどと言ひ  岡田悦子


・皿に置く小舟のやうなメロン揺れ   有賀昌子


・豪快に切つて二人のメロンの夜   山田弘子


・メロンの香くちびるになほありしかな  日野草城



メロンというと、昔は入院中の病人にお見舞いとして贈る高級な果物だった。
 日常生活で、西瓜のように家族全員で楽しむ果物のイメージでは無かったと思う。

時代が変わり、新しいメロンが栽培され、高級くだもの店だけではなく、スーパーの果物売り場に並ぶようになっている。

今は、果物のウリは種類が多く50種類近くあるそうだ。
メロンについては、少し前は、夕張メロンが人気だったが、今は色々なメロンが登場している。

先週、スーパーに売られていたタカミメロン(貴味メロン)が、日常の果物として登場した。
 香りがよく、爽やかな甘味と残り香の余韻が上品さを感じさせるもので、美味しかった。
 個人的には夕張メロンより良いと思った。


まだ他にも良いメロンがあるかもしれない。
赤い果肉ではないメロンで香りの良いものを探してみたい。

メロンの句を読んでいて、日野の句に出会った。
日野のことだから、「くちびる」は自分の唇では無いだろうなと感じた。
 その後、山田の句を読んだ。

やっぱりな!
と思った。
二人だけのメロンも良いものだ。




2022-07-25 (Mon)

2022/07/25 日記 合歓の花

2022/07/25 日記 合歓の花

2022/07/25 (月) 旧暦: 6月27日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時43分 日没:  18時51分 月出:  1時18分 月没:  16時27分 月齢:  26.01 潮汐:  中潮 干支:  己卯 六曜:  友引 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 合歓の花 「日本の野山で咲く花通信 2022年7月上旬 ネムノキ」 https://youtu.be/rvlqjfro1nU 『合歓の花(ねむのはな)  晩夏 【子季語】  ねぶの...

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2022/07/25 () 旧暦: 627日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 443分 日没:  1851分 月出:  118分 月没:  1627分 月齢:  26.01 潮汐:  中潮 干支:  己卯 六曜:  友引 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 合歓の花

「日本の野山で咲く花通信 20227月上旬 ネムノキ」

https://youtu.be/rvlqjfro1nU



『合歓の花(ねむのはな)  晩夏

【子季語】
 ねぶの花、ねむり木、花合歓、合昏、絨花樹

【関連季語】
 合歓の実

【解説】
 合歓は淡紅の刷毛のような美しい花を開く。夜になると葉を閉じて眠ったようになるので、この名がある。

【来歴】
 『枝葉集』(正徳元年、1711年)に所出。

【文学での言及】
 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴(わけ)さへに見よ 紀女郎『万葉集』

【科学的見解】
 合歓の木(ネムノキ)は、マメ科の落葉高木で、高さ六~十メートル前後になる。日本在来の植物で、本州から沖縄にかけて分布する。葉は多数の小葉からなる二回偶数羽状複葉で羽片は七から十二対、小葉は十八から二十九対になる。夜になると小葉は閉じて垂れ下がり、他のマメ科の植物同様、就眠運動を行う。六月から七月にかけて、枝先に十数個の頭状花序を総状につけ、夕方、紅色の長い雄蕊が多数ある花が傘状に開花する。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



合歓の花の俳句:


・ちちははの国を仰げば合歓の花  熊谷愛子


・うなじ吹く風のやさしさ合歓の花   岡田房子


・ひとり居の眠気しきりや合歓の花  西山冨美子


・ひと夜経てなほ夢幻なる合歓の花   水野恒彦


・一村は夕靄の中合歓の花   廣畑忠明




昔住んでいた処には、合歓の花を見ることが出来た。
今は都会の市街地に住み、周辺に大きな公園はあるが、合歓の花は見かけない。

優しい、繊細な合歓の花は、都会の汚れた風の中では咲いてくれないのだろうか。

合歓の花を詠んだ句は多い。
ざっと見ただけで、1000句を超えている。
それだけ愛されている花だ。

句を読んでいても、とにかく優しい。
俳人たちも合歓の花の中では、心安まるようだ。
身体を包み込む合歓の花に、激しい感情も失せ、力も抜け、いつしか眠くなるようだ。

一人でも勿論眠くなるのだが、合歓の花咲く村では、一日が終わろうとする頃、もう村全体が安らぎに満ち、眠くなる。
桃源郷も魅力的なところだが、合歓の村にも魅力は満ちている。



2022-07-24 (Sun)

2022/07/24 日記 雲の峰

2022/07/24 日記 雲の峰

2022/07/24 (日) 旧暦: 6月26日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時42分 日没:  18時52分 月出:  0時40分 月没:  15時30分 月齢:  25.01 潮汐:  若潮 干支:  戊寅 六曜:  先勝 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 雲の峰 「2022ビーナスライン 〜復路〜 青空と入道雲」 https://youtu.be/62LQdDBPic8 『雲の峰(くものみね) 三夏 【子季語】  積乱雲、入道雲...

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2022/07/24 () 旧暦: 626日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 442分 日没:  1852分 月出:  040分 月没:  1530分 月齢:  25.01 潮汐:  若潮 干支:  戊寅 六曜:  先勝 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 雲の峰

2022ビーナスライン 〜復路〜 青空と入道雲」

https://youtu.be/62LQdDBPic8



『雲の峰(くものみね) 三夏

【子季語】
 積乱雲、入道雲、峰雲

【解説】
盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。
 夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。地方により坂東太郎・丹波太郎・信濃太郎・石見太郎・安達太郎・比古太郎などとよばれる。』
(季語と歳時記)



雲の峯の俳句:


・雲の峰四方に涯なき印度洋  山本暁鐘


・雲の峰あの山あたり甲斐の国  荻田千鶴子


・雲の峰一茶の国に入りにけり  大峯あきら


・雲の峰きのふに似たるけふもあり  加舎白雄


・雲の峰ほどの思ひの我にあらば  松瀬青々




今年は、異常気象だ。
例年なら梅雨入りの前から猛烈に暑い日が続いた。
これでは、今年の夏は、日照りの水不足になりそうだ。
そして、気象台は東海地方の梅雨明けを公表した。

すると、実際のお天気は、毎日続く雨と曇り空。
どこが梅雨明けだろうかと思う日々が続いた。
偶に雲が切れて太陽が出る事はあるが、その場限りで続くこともない。

昨日は、久し振りに、爽やかな風の吹く良いお天気になった。

熱帯低気圧が発生し、来週前半は雨が降る予報だが、後半は晴れるそうだ。
 そろそろ、本当の夏になりそうだ。

季語くらい夏のお天気らしくしたいと思い、季語を「雲の峰」にした。

例句は、数多あるので心配なかったが、「雲の峰」の動画はお天気が悪かったので難しいと思った。
 確かに、見つからなかったが、上記に掲載させていただいたビーナスラインの動画に出会った。

オートバイに乗って信州の道を走る。
空は抜けるように青い空だ。
入道雲が湧き上がり、雲の峰を聳えさせている。
見ているだけで、心が爽やかになる。
振動のあるバイクで、このような動画を撮るには、技術と装備が必要だが、実にきれいな画面になっている。

コロナ騒ぎが峠を越したら、蓼科山に行きたくなった。





2022-07-23 (Sat)

2022/07/23 日記 大暑

2022/07/23 日記 大暑

2022/07/23 (土) 旧暦: 6月25日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  大暑、土用丑の日 日出: 4時41分 日没:  18時52分 月出:  0時06分 月没:  14時30分 月齢:  24.01 潮汐:  長潮 干支:  丁丑 六曜:  赤口 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 大暑 『土用の丑の日 朝から大行列 値上げでも「おいしい」(2022年7月23日)』 https://youtu.be/i82wffsVUSY 『大暑(たいしょ) 晩夏 ...

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2022/07/23 () 旧暦: 625日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  大暑、土用丑の日 日出: 441分 日没:  1852分 月出:  006分 月没:  1430分 月齢:  24.01 潮汐:  長潮 干支:  丁丑 六曜:  赤口 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 大暑

『土用の丑の日 朝から大行列 値上げでも「おいしい」(2022723)

https://youtu.be/i82wffsVUSY



『大暑(たいしょ) 晩夏

【子季語】
 大暑の日

【解説】
 二十四節気のひとつ。陽暦の七月二十三日頃にあたる。学校も夏休みに入り、暑さも本番となる。』
(季語と歳時記)



大暑の俳句:


・引潮に河口干上がる大暑かな   菰田晶


・回転の扉ゆるりと大暑来る   中田寿子


・金色の鯉に緋の透く大暑かな   内田美紗


・何事も手につかざりし大暑かな   高谷栄一


・我が影に子を入れ歩く大暑かな   川瀬里江


・犬も寝て婆も寝てゐる大暑かな   鎮田紅絲


・間違うてよい風の来る大暑哉 尾崎紅葉




今日は大暑。
久し振りに雲が居ない青空が来てくれた。
日差しは強いが、北からの乾いた風が吹いて、
普通の大暑とは違った感じの日だった。

尾崎紅葉の生きた日の大暑にも同じ様に涼しい風が吹いた事もあったらしい。

土用の丑の日でもある今日は、鰻を食べる人が列を作ったそうだ。
 鰻でも食べなければ、やっていられない気分はよく分かる。


2022-07-22 (Fri)

2022/07/22 日記 草刈

2022/07/22 日記 草刈

2022/07/22 (金) 旧暦: 6月24日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時41分 日没:  18時53分 月出:  #NAME? 月没:  13時30分 月齢:  23.01 潮汐:  小潮 干支:  丙子 六曜:  大安 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 草刈 「20代女子独り荒地開拓①七日間ぶっ続け草刈り修行編」 https://youtu.be/Uqv2g3miq8U 『草刈(くさかり) 三夏 【子季語】  草刈る、下刈、...

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2022/07/22 () 旧暦: 624日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 441分 日没:  1853分 月出:  #NAME? 月没:  1330分 月齢:  23.01 潮汐:  小潮 干支:  丙子 六曜:  大安 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 草刈


20代女子独り荒地開拓七日間ぶっ続け草刈り修行編」

https://youtu.be/Uqv2g3miq8U



『草刈(くさかり) 三夏

【子季語】
 草刈る、下刈、草刈女、草刈鎌、草刈機

【関連季語】
 干草、草取、草泊

【解説】
 夏、草を刈ること。農家では刈り取った草を干して、家畜の飼料やたい肥にする。おおむね朝の涼しいうちに行われる。畦や庭などの雑草を鎌で刈るのは「草取」でこの季語とは区別される。

【来歴】
 『世話盡』(明暦2年、1656年)に所出。

【文学での言及】
 『石中先生行状記』石坂洋次郎

(季語と歳時記)



草刈の俳句:


・快音を谷に響かせ草刈機  高澤良一


・沿線の草刈られたる匂ひかな   長谷川守可


・音高く公園の草刈られゆく   坂井和子


・一升の水飲み終へし草刈女   桑島啓司


・刈草に腰埋めて月待ちにけり  大野林火


・汽車に目をあげ草刈鎌で腰を打つ  加藤楸邨




マンションに暮らして、自分の土を持たない人は気苦労はないのだが、庭を持っていたり、土地を持っていたりする人は、この季節は大変だ。

兎に角、夏草の繁殖力は敵ながら天晴だ。
庭の草を刈るのは、季語の世界では「草取」で「草刈」ではないそうだ。
 狭い庭でも草を刈るのは重労働だ。頭から爪先まで全身汗でびしょ濡れになる程大変だ。
 それを考えれば、確かに広い土地や農地の草を刈るのは想像できないほどの苦労を強いられるのだろう。

昔は、加藤の詠むように鎌で草を刈ったが、考えただけでも逃げ出したくなる。かがんで、一握りほどしか刈れない鎌でどれだけの広さを刈ることが出来るのか。
 昔の人の気力と体力には頭が下がる。

先日、庄内川の河川敷と公園の緑地で草刈りが行われていた。今は広い土地での草刈りは、ユンボのような土木作業車で根こそぎ抜き取ったり、広く平らな場所ではホークリフトのような車の運転席に乗って苦労なく刈っていた。
 端や狭いところは草刈り機だから、これも鎌に比べたら格段に楽に作業できる。

秋が来て涼しくなるまでは、まだまだ、草との戦いが続く。




2022-07-21 (Thu)

2022/07/21 背景画像を「蓮の花」に変更した

2022/07/21 背景画像を「蓮の花」に変更した

もう紫陽花の季節は終わった。 ブログが紫陽花のままではと気になっていた。 7月に入り、愛西市の森川花はすを見に行った。 その写真を使って、背景を「蓮の花」にした。 蓮の花は8月まで咲き続けるので、暫くブログでも咲いていただこう。...

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もう紫陽花の季節は終わった。
ブログが紫陽花のままではと気になっていた。

7
月に入り、愛西市の森川花はすを見に行った。
その写真を使って、背景を「蓮の花」にした。

蓮の花は8月まで咲き続けるので、暫くブログでも咲いていただこう。


20220703_103105.jpg

2022-07-21 (Thu)

2022/07/21 日記 枝豆

2022/07/21 日記 枝豆

2022/07/21 (木) 旧暦: 6月23日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時40分 日没:  18時54分 月出:  23時37分 月没:  12時30分 月齢:  22.01 潮汐:  小潮 干支:  乙亥 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 枝豆 「2022,4月に植えた枝豆の収穫をします。」 https://youtu.be/oN1SDvVxOHo 『枝豆(えだまめ) 三秋 【子季語】  月見豆 【解説】 ...

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2022/07/21 () 旧暦: 623日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 440分 日没:  1854分 月出:  2337分 月没:  1230分 月齢:  22.01 潮汐:  小潮 干支:  乙亥 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 枝豆

「2022,4月に植えた枝豆の収穫をします。」

https://youtu.be/oN1SDvVxOHo



枝豆(えだまめ) 三秋

【子季語】
 月見豆

【解説】
 まだ十分に熟さない青い大豆のこと。塩茹をして食べる。枝つきのまま茹でるので枝豆という名がついた。十五夜にお供えすることから月見豆ともいう。

(季語と歳時記)



枝豆の俳句:


・朝採りの枝豆求め列なして   瀬戸美文


・枝豆を真つ青に茹で夫を待つ   森清信子


・初物の枝豆色よき茹加減   松沢久子


・冷し酒持て来枝豆など持て来  林翔


・手と口と休む暇なし枝豆食ぶ   宮原みさを




今日の季語は、枝豆。
理由は、晩酌のつまみに枝豆が出たから。

しかし、調べてみると枝豆は秋の季語。
夏の季語だと思っていたが、違っていた。

まあ、秋と言っても新暦では8月から秋だから、7月も末に近づけば、出回るのだから、良いだろう。

毎度、そう思うのだが。
枝豆は忙しない。
一つ食べると、次また次で止まらない。
ビールはそれでも良いのだが、日本酒には一寸合わない。
日本酒は、口の中で味を楽しんでゆっくり楽しみたい。
喉越しで飲むビールに枝豆は良い。
勿論、今日はビールを飲んだ。





2022-07-20 (Wed)

2022/07/20 日記 土用

2022/07/20 日記 土用

2022/07/20 (水) 旧暦: 6月22日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  土用、下弦 日出: 4時39分 日没:  18時54分 月出:  23時09分 月没:  11時28分 月齢:  21.01 潮汐:  小潮 干支:  甲戌 六曜:  先負 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 土用 「日本海に落ちる7月の夕陽」 https://youtu.be/fmwjFoJ82VM 『土用(どよう) 晩夏 【子季語】  土用前、土用入、土用の入り、土...

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2022/07/20 () 旧暦: 622日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  土用、下弦 日出: 439分 日没:  1854分 月出:  2309分 月没:  1128分 月齢:  21.01 潮汐:  小潮 干支:  甲戌 六曜:  先負 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 土用

「日本海に落ちる7月の夕陽」

https://youtu.be/fmwjFoJ82VM



『土用(どよう) 晩夏

【子季語】
 土用前、土用入、土用の入り、土用中、土用太郎、土用二郎、土用三郎、土用明

【解説】
春夏秋冬それぞれに土用はあるが、普通、土用といえば夏の土用のことである。
 とりわけ夏の土用が取り上げられるのは、陰陽五行や農耕と深くかかわりがあったと思われる。地方によっては、土用の間にしてはならないことなど様々な言い伝えがある。
 今でも土用の丑の日に鰻を食することなど、生活に深く結びついている。』
(季語と歳時記)



土用の俳句:


・一線まろし水平に土用の日が落つる  林原耒井


・巨船出づ浪おだやかな土用入   荻巣純子


・稲の葉の鋭くなりし土用入   原田しずえ


・開け放つ蔵や土用の息吐かせ   小西和子


・柿の実の青くて細き土用哉  正岡子規


・鍬入れて土生きかへる土用かな   谷村幸子


・肝焼や土用次郎の屋台酒  太田蓁樹




土用には、生活習慣が様々存在している。
昔からの言い伝えなので、一概に笑って済ませることも出来ない。

この時期は暑さも厳しく、疫病も起こりやすい。
現に、日本もコロナBA.5に襲われて、第7波の大波が押し寄せている。

健康管理は自分でする他は無い。
栄養、睡眠、運動、マスク・手洗い・うがい、人混みには行かないetc 自己防御しか、自分を守るものはない。

人から離れて、海、山など自然の中に身を置くことも良い方法だ。




2022-07-19 (Tue)

2022/07/19 日記 蓮の花

2022/07/19 日記 蓮の花

2022/07/19 (火) 旧暦: 6月21日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時39分 日没:  18時55分 月出:  22時43分 月没:  10時26分 月齢:  20.01 潮汐:  小潮 干支:  癸酉 六曜:  友引 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 蓮の花 『上野公園不忍池 ハスの花散策 2022年7月10日(日)ハスの花が見頃!上野公園歴史散策』 https://youtu.be/M8mFj8s2xSs 『蓮(はす)  晩夏 ...

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2022/07/19 () 旧暦: 621日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 439分 日没:  1855分 月出:  2243分 月没:  1026分 月齢:  20.01 潮汐:  小潮 干支:  癸酉 六曜:  友引 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 蓮の花

『上野公園不忍池 ハスの花散策 2022710日(日)ハスの花が見頃!上野公園歴史散策』

https://youtu.be/M8mFj8s2xSs



『蓮(はす)  晩夏

【子季語】
 はちす、蓮の花、蓮華、蓮池、紅蓮、白蓮

【関連季語】
 蓮の葉、蓮の浮葉、蓮の実、蓮の飯、蓮見、蓮根掘る

【解説】
 仏教では涅槃の境地を象徴する神聖な花とされ、仏はこの花の上に座す。また、泥の中から伸びて美しい花を咲かせるところから、中国では聖人の花とされた。花が終わったあとの実床が蜂の巣に似ていることから「はちす」といわれ、和名の「はす」はそれを略したものである。実床の中の黒い実と地下茎(蓮根)は食用になる。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 勝間田の池はわれ知る蓮なししか言ふ君が鬚なき如し 作者不詳『万葉集』
 蓮咲くあたりの風もかをりあひて心の水を澄ます池かな 藤原定家『夫木和歌抄』

【科学的見解】
 蓮(ハス)は、スイレン科の多年生水草。原産地はインドとされ、池、沼、水田などに栽培される。葉は扁円形で径は四、五十センチ。盛夏のころ、水底の泥の中から長い花茎を伸ばし、夜明けに、紅色、淡紅色または白色の多弁の美しい花を開く。れんこんとして一般に馴染みのある根茎は、節を多く持ち、先端が肥大する。食用以外に観賞用としても多くの園芸品種が作出されている。原種の近縁種としては、キバナハスが知られている。(藤吉正明記)

(季語と歳時記)



蓮の花の俳句:


・蓮池にあふるる生気浄土かな   渡部法子


・蓮咲けりみほとけ在ます気配して   西村梛子


・蓮持て人中行きぬ尼一人   正岡子規


・蓮広葉仏に露の珠捧ぐ  山口誓子


・蓮咲いていづれの花に夫座すや   秋葉貞子


・蓮池の前に涼めり作男  高野素十


・淨らかに生きむ行末蓮の花   山本康夫




今は、蓮の花が咲く季節。
蓮の花は美しいだけではなく、精神的な世界も持っている。
水のはる泥から伸び上がり、開く花は何とも高雅である。

前半は、梅雨の期間と重なるが、蓮の花は雨に負けることはない。
 雨の雫を着けた花びらや広い葉の真ん中に水晶のような珠が揺れ動く様は目を見張らせる力を持っている。


7
月に入り、伊勢神宮に参拝した。
天気は生憎の雨だったが、途中、愛西市の森川花はすに寄り、蓮の花を見ることが出来た。
 雨の中多くの人が、蓮の花を見ており、またカメラで撮影していた。
 この地域は蓮根の産地で、蓮が栽培されている。
一部の水田に花蓮が植えられており、紅蓮と白蓮を見ることが出来る。


蓮の花の中に身を置いていると花の中に自分が入り込み、蓮の花園の中に居る事に気づく。
 風が吹き、雨も降っているが、何か心が洗われ、澄んでくる感覚になった。
 蓮の花園の中には、浄土があるのだろう。

例句を読んでも同じ思いを読み取ることが出来る。
蓮の花の中では、亡くなった人も蓮の葉に座り、生きている人は池之端に座り、憩うことが出来る。
 蓮の花園の中にいれば、この先は浄く生きて行くことが出来るような気持ちになることができる。


梅雨が明けて夏本番になっても、まだ蓮の花は咲き続けてくれる。
 何度か蓮の花に会いに行きたいと思う。




2022-07-18 (Mon)

2022/07/18 日記 海の日

2022/07/18 日記 海の日

2022/07/18 (月) 旧暦: 6月20日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  海の日 日出: 4時38分 日没:  18時55分 月出:  22時16分 月没:  9時21分 月齢:  19.01 潮汐:  中潮 干支:  壬申 六曜:  先勝 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 海の日 『『海の日』にヨット体験乗船会 「海洋スポーツ体験したいと思って」親子連れなどが参加 愛知県蒲郡市 (22/07/18 11:35)』 https://youtu.be/_g...

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2022/07/18 () 旧暦: 620日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  海の日 日出: 438分 日没:  1855分 月出:  2216分 月没:  921分 月齢:  19.01 潮汐:  中潮 干支:  壬申 六曜:  先勝 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 海の日

『『海の日』にヨット体験乗船会 「海洋スポーツ体験したいと思って」親子連れなどが参加 愛知県蒲郡市 (22/07/18 11:35)

https://youtu.be/_gGcq9cjBa8



『海の日: 海の記念日

 晩夏

国民の祝日の一つ。
当初は七月二十日だったが、二〇〇三年から七月の第三月曜日となる。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日である。』
(季語と歳時記)



海の日の俳句:


・あおあおと海の日のきて海平ら   濱口宏子


・海の日の正午を告げる船の笛  伊藤いと子


・海の日の海は無限の万華鏡   阪上多恵子


・海の日のだあれもゐない喫茶店   布川直幸


・海のもの食べ海の日の暮れにけり  生熊順子




今日は、七月の第3月曜日、海の日、3連休の最後の日。
お天気はまだはっきりとせず、梅雨明けなのか梅雨なのかはっきりとしない日だった。

それでも、海が好きな人、海に近い人は海に行って海を楽しむイベントに参加したり、海に入って楽しんだり、海を見て楽しんだりしたことだろう。

穏やかな人は、千変万化する海の色を楽しんだろうし、目を閉じて潮騒に身を任せ、海の日を過ごした事だろう。

沖縄は、コロナ第7波でまた医療崩壊の危機にある。
しかし、エメラルド・グリーンの沖縄の海は変わることはない。
コロナ騒ぎが落ち着いたら、沖縄の海を見に行きたいと心から想っている。





2022-07-17 (Sun)

2022/07/17 日記 祇園会

2022/07/17 日記 祇園会

2022/07/17 (日) 旧暦: 6月19日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時37分 日没:  18時56分 月出:  21時48分 月没:  8時12分 月齢:  18.01 潮汐:  中潮 干支:  辛未 六曜:  赤口 九星:  二黒土星     今日のあれこれ: 祇園会   「【2022祇園祭】京都・祇園祭 前祭「宵々山」(2022年7月15日 京都市内)」   https://youtu.be/VrT4peynRU0 ...

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2022/07/17 () 旧暦: 619日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 437分 日没:  1856分 月出:  2148分 月没:  812分 月齢:  18.01 潮汐:  中潮 干支:  辛未 六曜:  赤口 九星:  二黒土星

 

 

今日のあれこれ: 祇園会

 

「【2022祇園祭】京都・祇園祭 前祭「宵々山」(2022715日 京都市内)」

 

https://youtu.be/VrT4peynRU0

 

 

 

「【2022祇園祭】京都・祇園祭 前祭「宵山」(2022716日 京都市内)」

 

https://youtu.be/kYQJJIASTkM

 

 

 

「祇園祭2022】前祭の山鉾・23基を歩く!(前半)」

 

https://youtu.be/utBySDaagRI

 

 

 

「【祇園祭2022】前祭の山鉾・23基を歩く!(後半)」

 

https://youtu.be/Bry7wUfWkc8

 

 

 

『祗園会(ぎおんえ、ぎをんゑ)  晩夏

 

【子季語】

祗園祭、祗園御霊会、山鉾、祗園囃、二階囃、神輿洗、宵山、宵飾、無言詣、鉾立、鉾町、鉾祭、鉾の稚児、長刀鉾、月鉾、船鉾、弦召、祗園太鼓、祗園山笠

 

【解説】

京都東山八坂神社の祭礼。祇園祭、祇園御霊会とも言われる。七月一日の吉符入から、くじ取り、神輿洗、鉾建、宵山、山鉾巡行、花傘巡行、疫神社夏越祭と七月中、連日行事が続く。七月十七日の山鉾巡行で最高潮を迎える。

 

【来歴】

『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

 

【文学での言及】

かさにさす山鳥の尾のながき日に神のそのとぞ今日祭るらむ 民部卿為家『夫木抄』

 

【実証的見解】

祇園祭に仕える人はみな「蘇民将来の子孫なり」という護符をつけて祭りに参加する。蘇民将来は八坂神社の祭神スサノオの命に旅の宿を貸し、その礼に疫病退散のご利益をいただいた人物。祇園祭は平安時代の初期に悪疫退散を祈願に始められた祭礼である。「蘇民将来」の護符は、疫病の退散を願う祇園祭にふさわしいものといえる。』

(季語と歳時記)

 

 

 

祇園会・祇園祭の俳句:

 

 

・いさぎよく宵山の雨あがりけり  成瀬櫻桃子

 

 

・伊賀の山四方に高しや鉾すすむ  橋本鶏二

 

 

・遠くより祇園囃子はこんちきちん  河村英美子

 

 

・祇園会や京は日傘の下を行く  蓼太

 

 

・祇園会の一力の釜懸りけり  河本和

 

 

・一刀に注連切る稚児の祇園祭   中村洋子

 

 

・丸顔の祇園囃子の京わらべ  長谷川浪々子

 

 

・祇園会の裏を差配の京をんな   国包澄子

 

 

・祇園まつり家々青き瓜を供ふ  林火

 

 

・祇園会の水美しく鯉を飼ふ  茨木和生

 

 

・祇園会の果は貴船に足洗ふ   山下圭三郎

 

 

・祇園会の句は余韻より生まれけり   北尾章郎

 

 

 

今日は、古都京都の祇園祭が盛り上がる日。

 

【祇園祭2022日程(要確認)】

祇園祭2022日程(コロナによる実施の有無・内容要確認)は2022年(令和4年)71日(金曜日)~31日(日曜日)に行われます。

●宵山(前祭)・・・714日(木曜日)~16日(土曜日)

●屋台露店・・・715日(金曜日)~16日(土曜日)

●宵山(後祭)・・・721日(木曜日)~23日(土曜日)

●山鉾巡行(前祭)・・・717日(日曜日)

●山鉾巡行(後祭)・・・724日(日曜日)

 

 

3年ぶりに山鉾巡行が行われた。

これが無くては祇園祭が決まらない。

 

「【2022祇園祭】京都・祇園祭 前祭「山鉾巡行」(2022717日 京都市内)」

 

https://youtu.be/Sm0SeOamDCQ

 

 

祇園会の目的は、悪疫退散を祈願すること。

丁度、コロナ第7波がやってきている。

祇園会を開催するには格好の時期だ。

 

3年ぶりの山鉾巡行だが、本来の趣旨を考えれば、具体的方法は検討する必要はあるが、中止をせず実行して、悪疫コロナの退散を祈願するべきだったと思う。

 

為政者から国民一人一人に至るまで、悪疫退散を第一に考えれば、退散させることが出来る。

 神様にはお願いするもの、退散を実行するのは祈願をする人と決まっている。

 

コロナについても、今月末には日本製の治療薬が承認されるだろう。

 ワクチンで防げなかった人も、治療薬があれば恐れることはない。

 感染したらすぐ飲み、軽快する事になれば、悪疫退散となる。

 

 

 

この季節西の方でも福岡の祇園山笠が開催されているが、俳句の面では例句が少なく、盛り上がらないが、古都の祇園会は俳句もたくさん詠まれており、祇園会があぶり出されている。

 祭りは楽しむのが第一だが、加えて文化的にも楽しみたいものだ。

 

 

 

2022-07-16 (Sat)

2022/07/16 日記 百合

2022/07/16 日記 百合

2022/07/16 (土) 旧暦: 6月18日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  藪入り 日出: 4時36分 日没:  18時56分 月出:  21時15分 月没:  6時59分 月齢:  17.01 潮汐:  大潮 干支:  庚午 六曜:  大安 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 百合 『甘いユリの香り』 https://youtu.be/KfEeDHMgkfM 『百合の花(ゆりのはな)  仲夏 【子季語】 鬼百合、鉄砲百合、笹百合、姫百合、車...

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2022/07/16 () 旧暦: 618日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  藪入り 日出: 436分 日没:  1856分 月出:  2115分 月没:  659分 月齢:  17.01 潮汐:  大潮 干支:  庚午 六曜:  大安 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 百合

『甘いユリの香り』

https://youtu.be/KfEeDHMgkfM



『百合の花(ゆりのはな)  仲夏

【子季語】
鬼百合、鉄砲百合、笹百合、姫百合、車百合、山百合、鹿の子百合、透百合、白百合

【解説】
百合は夏、ラッパ形の香り高い花を咲かせる。白に紅の斑がある山百合、黄赤に紫の斑がある鬼百合、花が大砲の筒のような鉄砲百合など、原種だけでも百種以上を数える。「ゆり」の語源は「揺り」で、「百合」の字を当てるのは、ゆり根の鱗茎の重なりあうさまからきている。

【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
道の辺の草深百合の花笑みに笑みしがからに妻と言ふべしや 作者不詳『万葉集』
夏の野の茂みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものぞ 坂上郎女『万葉集』

【科学的見解】
百合は、ユリ科の球根植物の総称で、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの北半球に広く分布する。地下に球状の鱗茎をもちそこから茎が伸びる。五月から八月にかけて一茎に一個または数個の花を咲かせる。ヤマユリは日本原産でおもに本州の山地に自生する。六片の白い花びらに赤い斑点が持ち、高さは百五十センチくらい。花は大輪で二十センチにもなり、強い香りを放つ。オニユリは、古く中国から渡来したものと考えられ、日本全国に広く自生する。六片のオレンジ色の花びらに黒い斑点を持ち、花びらは中ほどから外側へ反り返る。その他にも、在来種としてコオニユリ、ササユリ、テッポウユリ、スカシユリなどがあり、外来種や園芸品種も多数存在する。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



百合の俳句:


・安土城址なる鬼百合のまつさかり  河合照子


・伊豆の島に咲けば為朝百合といふ  山口青邨


・観音の御手より晴れて百合の花  星野椿


・一日のはじめにありき壺の百合  横山康夫


・我が胸に咲かんばかりの百合揺るる  阿部みどり女


・嫁ぐ子の白きうなじや百合の花  川口洋子




歩いていると、この花も百合の系統の花だろうと思う花とよく出会う。
 野や公園の草むらに自然化した百合の花もよく見かける。

百合は球根ができ、殖やしやすいためか、お花畑ではない場所にも多く咲いている。

例句を読んでいても、様々な場所で詠まれている。
由緒正しい歴史のある場所にも観光地にも百合の花は咲き、その姿を詠まれている。

市民の日常生活の中でも、至る所に百合の花は咲いている。
 エッ、こんなところにと驚かれることはなく、どのような場所でも百合の花は自然に受け入れられてしまう。

清楚でありながら華やかもある。
高雅でありながら庶民的でもある百合の花。
それ程人間には近い花なのだ。





2022-07-15 (Fri)

2022/07/15 日記 燈籠流

2022/07/15 日記 燈籠流

2022/07/15 (金) 旧暦: 6月17日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  盆 日出: 4時36分 日没:  18時57分 月出:  20時37分 月没:  5時43分 月齢:  16.01 潮汐:  大潮 干支:  己巳 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 燈籠流(とうろうながし) 『埼玉の祭 #20 古利根川流灯まつり【さいたまつり】』 https://youtu.be/3G-gpUcjQaY 『燈籠流(とうろうながし)  初秋 ...

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2022/07/15 () 旧暦: 617日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  盆 日出: 436分 日没:  1857分 月出:  2037分 月没:  543分 月齢:  16.01 潮汐:  大潮 干支:  己巳 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 燈籠流(とうろうながし)

『埼玉の祭 #20 古利根川流灯まつり【さいたまつり】』

https://youtu.be/3G-gpUcjQaY



『燈籠流(とうろうながし)  初秋

子季語: 流燈、流燈会、精霊流し

関連季語: 盂蘭盆会、精霊舟

解説: 灯をともした燈籠を川や海に流し、燈籠にのった祖先の霊をあの世へ送る行事。
盂蘭盆会の終わる十五日、または十六日の夜に行われる。盆の供物や茄子の馬、魂棚の筵なども一緒に流す。板切れに蝋燭を立てた簡単なものから、箱に仕立てた大型の燈籠までさまざまある。

来歴: 『世話盡』(明暦2年、1656年)に所出。

(季語と歳時記)



燈籠流・流燈の俳句:


・一湾の絵巻ひろごる流燈会   益本三知子


・うなづきゆく流燈のこの明るさは  鷲谷七菜子


・くろがねの海へ流燈父のこゑ  佐川広治


・ここでもう追へぬ流燈手を振りて   北川英子


・岸壁にひとり酒酌む流灯会   向後良子


・踊すみ燈籠納めすみ闇夜  長谷川素逝




「燈籠流」は、十七文字の多くを使ってしまうので、句を作るには扱いづらい、「流燈」は短いので、扱いやすい。
 そのためか、例句は圧倒的に「流燈」が多い。

海に近い町、川が流れる街では、この流灯のお盆の行事が盛んに行われるのだろう。

太陽が沈み、川面を涼しい風が渡ってくる時間になる。
持ち寄った流燈を水に浮かべて、故人を偲んで見送る。
魂は流灯に乗って去っていってしまう。

現世に生きる我々は、日常の些事の中を生きていかなければならない。
 故人の魂と一緒に時を過ごすことは出来ない。時が来れば、分かれることが定められている。

闇の中に流れていく灯火を、手を振り別れを惜しむ人もいれば、岸壁で一人酒を酌む人もいる。
 魂との別れ方は人それぞれだ。

流灯が流れ去り、見えなくなれば、残るのは夜の闇ばかりとなる。
 そして夜が更け、夜が明け、朝かやってくれば、この世に生きる人には日常の生活がやってくる。





2022-07-14 (Thu)

2022/07/14 日記 花氷

2022/07/14 日記 花氷

2022/07/14 (木) 旧暦: 6月16日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  望 日出: 4時35分 日没:  18時57分 月出:  19時50分 月没:  4時27分 月齢:  15.01 潮汐:  大潮 干支:  戊辰 六曜:  先負 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 花氷 『【2分】誰でも氷アーティスト♡キレイなお花氷を作ります』 https://youtu.be/nyhM0uWTFx4 『花氷: 氷柱(こほりばしら)  晩夏 冷房が...

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2022/07/14 () 旧暦: 616日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  望 日出: 435分 日没:  1857分 月出:  1950分 月没:  427分 月齢:  15.01 潮汐:  大潮 干支:  戊辰 六曜:  先負 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 花氷

『【2分】誰でも氷アーティストキレイなお花氷を作ります』

https://youtu.be/nyhM0uWTFx4



『花氷: 氷柱(こほりばしら)

 晩夏

冷房が完備していなかった頃、デパートやホテルなどに見た目に美しく涼し気な氷の柱が置かれた。色とりどりの草花が中に閉じこめられ、思わず触れてみたくなる。最近見かけなくなったが、懐かしい風物の一つ。』
(季語と歳時記)



花氷の俳句:


・駅たのし山を廻らせ花氷  松裏薙世


・歌舞伎座のロビーの隅の花氷  北河翠


・花氷ジャズ音低き純喫茶   辻知代子


・花氷届き華やぐ句会場   稲畑汀子


・花氷みんなが触はりつるんつるん   秋千晴


・チューリップ飛び出してゐる花氷  深見けん二




例句にあるように、以前、花氷は駅に、歌舞伎座に、純喫茶に、句会場に置かれ、訪れる人に涼しさを届けていた。

説明に書かれているように、確かに最近はあまり見かけなくなったと思う。
 その理由は判らないが、需要と供給両面の環境変化が考えられる。

今は、クーラーが普及して、気温を直接操作して、涼しくしてしまう。暑いから涼しさを感じたいという場が少なくなっている。

供給面では、花氷を作る氷屋さんが無くなっているのかもしれない。
 今は氷といえば業務用の飲食用の氷が中心で、花氷のような食べられないものは、作るのが難しいのかもしれない。

花氷の涼しさは、直接的な温度ではなくて、見た目の涼しさ、感覚による涼しさと言える。
 今でも、エアコンが涼しく出来ないような場所では、効果を発揮することができるはずだ。
 花氷が置かれた空間は涼しいのだから、復活させてほしいと思う。


動画では、家庭で冷蔵庫の製氷機能を使って花氷を楽しむことを教えている。
 成る程、このような花氷が、新しい花氷の姿かもしれない。




2022-07-13 (Wed)

2022/07/13 日記 蝉時雨(せみしぐれ)

2022/07/13 日記 蝉時雨(せみしぐれ)

2022/07/13 (水) 旧暦: 6月15日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時35分 日没:  18時58分 月出:  18時53分 月没:  3時16分 月齢:  14.01 潮汐:  大潮 干支:  丁卯 六曜:  友引 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 蝉時雨(せみしぐれ) 「セミの鳴き声・2022編集版~アブラゼミ・ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、ハルゼミ、エゾゼミ」 https://youtu.b...

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2022/07/13 () 旧暦: 615日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 435分 日没:  1858分 月出:  1853分 月没:  316分 月齢:  14.01 潮汐:  大潮 干支:  丁卯 六曜:  友引 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 蝉時雨(せみしぐれ)

「セミの鳴き声・2022編集版~アブラゼミ・ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、ハルゼミ、エゾゼミ」

https://youtu.be/LD5uaWDdD68



『蝉時雨【せみしぐれ】
蝉の声は夏から秋の季節暦

 セミが騒がしく鳴き立てるようすを時雨の音にたとえて蝉時雨という。蝉も蝉時雨も夏の季語だが、ヒグラシとツクツクボウシは秋の季語。セミの種類(鳴き声)とその出現期間(時間帯)は次のとおりである。
・ニイニイゼミ(チーチー……)
 梅雨明け~九月(七月末がピーク)
・アブラゼミ(ジージジー……)
 七~九月(主に午後から夕方)
・ミンミンゼミ(ミーンミンミン……)
 七~九月。広葉樹の幹などで鳴く
・クマゼミ(シャーシャー……)
 七~九月。関東以西、とくに関西に多い
・ヒグラシ(カナカナカナ……)
 七~八月(朝夕、林中で鳴く)
・ツクツクボウシ(オーシツクツク……)
 八月(晩夏)~九月
【出典】  日本実業出版社(著:吉岡 安之)
「 暦の雑学事典 」

JLogos



蝉時雨の俳句:


・眞向うに奥羽山脈蝉しぐれ   藤原キヨ


・夜明けはや生きる証と蝉時雨   松浦哲夫


・謳歌する命ありけり蝉時雨   江島照美


・裏返る蝉のなきがら蝉時雨  蓬田紅枝子


・蝉時雨我も一所懸命なる   志方章子


・蝉時雨白壁の道をひとり行く   加納淳子


・蝉時雨ちちはは恋し死ぬるまで  中村昭子




毎日降り続く雨。
今日は、久しぶりに、朝から晴れた。

家を出て、高い木々が緑の深い影を作る公園を抜ける。
その道は、蝉時雨の真っ只中を通りゆく。
その時、今日の季語は「蝉時雨」に決めた。

この世に生まれ、幼虫として地中に七年も暮らし、刻至り、地上に出て脱皮して蝉の成虫になる。
 それからの生命は1,2週間、長くても1ヶ月と言われる。

成虫になって死ぬまでは、只管、次世代を生むために鳴き続けるばかりだ。
 終わりの時がくれは、地面にひっくり返り腹を見せて横たわる。

人間から見れば、儚い一生だ。
しかし、時間の長短はあれ、人の一生も変わることはない。
大学を出るまで20年余、それから世の中に出て、相手を見つけて、次世代を育てて数十年。
その仕事を終えれば、死ぬばかりだ。

生命は受け継ぐもの、それは愛おしい。
今は亡き父母も恋しい。

腹を見せてひっくり返っている蝉に、声を掛けてやる。
“よう、頑張った”
“ご苦労さん”
“オレも頑張ってるからな”




2022-07-12 (Tue)

2022/07/12 日記 戻り梅雨

2022/07/12 日記 戻り梅雨

2022/07/12 (火) 旧暦: 6月14日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時34分 日没:  18時58分 月出:  17時46分 月没:  2時16分 月齢:  13.01 潮汐:  中潮 干支:  丙寅 六曜:  先勝 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 戻り梅雨 『記録的な早さで梅雨明け…そして各地では酷暑…。いったい何が起きている!?来週には梅雨空が戻る?蓬莱気象予報士が解説』 https://youtu.be/FP4wcepL...

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2022/07/12 () 旧暦: 614日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 434分 日没:  1858分 月出:  1746分 月没:  216分 月齢:  13.01 潮汐:  中潮 干支:  丙寅 六曜:  先勝 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 戻り梅雨

『記録的な早さで梅雨明け…そして各地では酷暑…。いったい何が起きている!?来週には梅雨空が戻る?蓬莱気象予報士が解説』

https://youtu.be/FP4wcepLpqY



『戻り梅雨(もどりづゆ)

 夏 天文

梅雨が明けてから、更に雨のふること

(『俳句季語よみかた辞典』(日外アソシエーツ))



戻り梅雨の俳句:


・極彩の六波羅蜜寺戻り梅雨  冨田みのる


・女傘させばまばゆき戻り梅雨  俵木陶光


・芭蕉虚子波郷全集戻り梅雨  山田みづえ




毎日先が読めない天気で、用意していた季語が相応しくなくなることが続いている。
 今日も、急遽、「戻り梅雨」に変更した。
この季語も、探しても例句数が少ない。

例句を読むと意外にも元気で、華々しい句がある。
戻り梅雨は鬱陶しいものだから、それへの反発がエネルギーを与えてくれるのだろう。、

このところの雨は、もう梅雨は明けたと宣言されているから、戻り梅雨になるのだが、本当は梅雨入りなのではと思う。




2022-07-11 (Mon)

2022/07/11 日記 アイスティー

2022/07/11 日記 アイスティー

2022/07/11 (月) 旧暦: 6月13日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時33分 日没:  18時58分 月出:  16時32分 月没:  1時26分 月齢:  12.01 潮汐:  中潮 干支:  乙丑 六曜:  赤口 九星:  八白土星 今日のあれこれ: アイスティー 『紅茶のプロが教える 美味しいアイスティーの淹れ方 Ahmad Tea アーマッドティー』 https://youtu.be/TqSLBu0UXDw 『アイスティー  三夏 ...

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2022/07/11 () 旧暦: 613日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 433分 日没:  1858分 月出:  1632分 月没:  126分 月齢:  12.01 潮汐:  中潮 干支:  乙丑 六曜:  赤口 九星:  八白土星


今日のあれこれ: アイスティー

『紅茶のプロが教える 美味しいアイスティーの淹れ方 Ahmad Tea アーマッドティー』

https://youtu.be/TqSLBu0UXDw



『アイスティー  三夏

【子季語】 
 冷し紅茶

【解説】 
 紅茶を冷蔵庫などで冷した飲み物。
氷を浮かべ、レモンなどを添えて飲む。』
(季語と歳時記)



アイスティーの俳句:


・時折は眼を湖へアイスティ   環順子


・アイスティー小一時間を見つめ合ふ   辻響子


・アイスティー暖かくなり君と居る  上島顕司



急に気温が上がり、身体が付いていけないような日。
何かサッパリとしたものが飲みたくなる。
そんな時はアイスティーが一番だ。

ただ、実際にはなかなか難しい。
アイスティーの場合、市販されているものは砂糖入りだったり、濃さ・薄さが好みでなかったり、香りが無かったりする。
自分で、作ればよいのだが、アイスティーの場合思い立ってすぐは難しい、準備・用意がないと好みのものは出来ない。

と考えながら、アイスティーの例句を探した。
もっと沢山見つかると思ったが、意外にも50句に満たなかった。

3
句選んでみた。
アイスティーは、冷やしただけではなく、普通は氷が入っている。
 氷が入っているものは溶ける前に飲んでしまうのが一般的だ。

しかし、実世界ではアイスティーは長い時間をかけて飲まれている。
 氷は溶けてしまっても良いのだ。氷が溶けるのも楽しみながら、向き合い、話し合い、見つめ合い、時を共にする。
 そのための道具らしい。

そんな、アイスティーなら、やはり飲んでみたい。





2022-07-10 (Sun)

2022/07/10 日記 祇園山笠

2022/07/10 日記 祇園山笠

2022/07/10 (日) 旧暦: 6月12日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時33分 日没:  18時59分 月出:  15時17分 月没:  0時46分 月齢:  11.01 潮汐:  若潮 干支:  甲子 六曜:  大安 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 祇園山笠 『博多祇園山笠2022 東流/舁き山・飾り山』 https://youtu.be/4gPTddhmZcw 『博多祇園山笠: 博多の祇園祭、博多祭、山笠、追山笠   晩夏...

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2022/07/10 () 旧暦: 612日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 433分 日没:  1859分 月出:  1517分 月没:  046分 月齢:  11.01 潮汐:  若潮 干支:  甲子 六曜:  大安 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 祇園山笠

『博多祇園山笠2022 東流/舁き山・飾り山』

https://youtu.be/4gPTddhmZcw



『博多祇園山笠: 博多の祇園祭、博多祭、山笠、追山笠

  晩夏

七月一日から十五日にかけて、福岡市博多の櫛田神社で行われる祇園祭。山笠と呼ばれる大きな山車が出る。
 飾山笠と追山笠があり、前者は商店街などに飾られ、後者は十日から水法被の若者たちが水を浴びながら市内を担ぎ回る。』
(季語と歳時記)



祇園山笠の俳句:


・山笠が立てば博多に暑さ来る  下村梅子


・追山笠に山門あけて承天寺  小原菁々子


・山笠舁いて博多人とし子の育つ  林加寸美




祇園山笠は、71日から15日までの長いお祭り。
今日は、中盤の盛り上がりである流れ舁きが始まる。
15
日のクライマックス追い山に向けて熱気が充満していく始まりの日だ。

博多祇園山笠は、天下の祭であることは誰も認めることだ。
しかし、俳句の面では、意外なことに例句が少ない。
ざっと探しただけだが、50句にも満たない数しか見つけられなかった。
 規模も中身も歴史も大きなお祭りなので、俳句も少なくとも数百、出来れば2,3千句位は存在して欲しい。

博多、福岡の俳句会や祇園山笠の実行委員会で俳句を募集する企画でも開催したら良いと思うのだが...





2022-07-09 (Sat)

2022/07/09 日記 夕立

2022/07/09 日記 夕立

2022/07/09 (土) 旧暦: 6月11日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時32分 日没:  18時59分 月出:  14時05分 月没:  0時12分 月齢:  10.01 潮汐:  長潮 干支:  癸亥 六曜:  仏滅 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: 夕立 『7月9日(土)の天気 西日本や東北で強雨注意 関東は日差し届き蒸し暑い』 https://youtu.be/FmTy5JEpw1s 『夕立(ゆうだち、ゆふだち)  三夏 ...

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2022/07/09 () 旧暦: 611日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 432分 日没:  1859分 月出:  1405分 月没:  012分 月齢:  10.01 潮汐:  長潮 干支:  癸亥 六曜:  仏滅 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 夕立

79()の天気 西日本や東北で強雨注意 関東は日差し届き蒸し暑い』

https://youtu.be/FmTy5JEpw1s



『夕立(ゆうだち、ゆふだち)  三夏

子季語: ゆだち、よだち、白雨、驟雨、夕立雲、夕立晴、村雨、スコール
関連季語: 夏の雨、虹
解説: 夏の午後のにわか雨、ときに雷をともない激しく降るが短時間で止み、涼しい風が吹きわたる。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及:
 よられつるのもせの草のかげろひて涼しく曇る夕立の空 西行法師 『千載集』巻三夏

実証的見解: 夏の強い日差しで生じる上昇気流によって積乱雲が急激に成長し、局部的に激しい雨をもたらす現象。』
(季語と歳時記)



夕立の俳句:


・夕立の山河草木皆躍る  安藤和風


・夕立後のほろ~降りや月涼し  鈴木花蓑


・夕立来し樹々のにほひのたゞよへる  石橋辰之助


・玻璃打つて夕立の脚の光るかな  高浜年尾


・夕立来と妻はクイズを抛り出し  高澤良一


・朗かにゐて夕立来るらし来たれ  池内友次郎




今日は、雨雲と雷が西の方からやってくる朝の天気予報。
東海地方の通過は午後になるとの予報。
戸外の活動は、午前中に済ませた。
後は雷が来るのを待つばかりだ。

お昼を過ぎても、空は平穏だ。
15
時を過ぎ、机に向かっていると、ゴロゴロと鳴り、風も吹き始めた。
漸く嵐がやってきたかと嬉しくなった。

やっぱり、夕立は、騒がしい方が良い。
ガラガラ、ピカピカ、ドカーン、ザー...
暗くなった空を見ていると青い稲妻が走る。
後を追って音が届く。
近い場合は、地響きがする。

女性は一般論として雷は嫌いだろう。
男はどちらかと言えば、大暴れした後の爽快感が好きな人もいるようだ。

選んだ句を見ると、男性ばかりが並んでいた。
意図した訳では無いが、結果として、男のほうが夕立好きなことの証明になるか?


夕立なら、どうしても、この歌を聴きたい。
しかも、LIVEのものを音量を上げて

「夕立 井上陽水・安全地帯」

https://youtu.be/hOiF-Mr7X8U





2022-07-08 (Fri)

2022/07/08 日記 青田

2022/07/08 日記 青田

2022/07/08 (金) 旧暦: 6月10日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時32分 日没:  18時59分 月出:  12時57分 月没:  #NAME? 月齢:  9.01 潮汐:  小潮 干支:  壬戌 六曜:  先負 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 青田 『田植えから1か月後の稲の生育を撮影 2022年7月』 https://youtu.be/xIDxDHVtkvE 『青田(あおた、あをた)  晩夏 【子季語】  青田面、青田風...

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2022/07/08 () 旧暦: 610日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 432分 日没:  1859分 月出:  1257分 月没:  #NAME? 月齢:  9.01 潮汐:  小潮 干支:  壬戌 六曜:  先負 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 青田

『田植えから1か月後の稲の生育を撮影 20227月』

https://youtu.be/xIDxDHVtkvE



『青田(あおた、あをた)  晩夏

【子季語】
 青田面、青田風、青田波、青田道、青田時

【解説】
 稲が成長し青々とした田になること。
田は、植田から青田へ変わるのに一月も要しない。
七月に入ると稲はさらにその丈を増し、青い穂がいっせいに風になびく。』
(季語と歳時記)



青田の俳句:


・楽しさや青田に涼む水の音  芭蕉


・岐阜山は青田の上の稲葉哉  支考


・あしびきの良寛みちは青田みち  田中水桜


・安房かぐはし段々青田に児らひらひら  平井さち子


・一人来て陸奥の青田の田草取  高澤良一


・一切を忘る満目青田にて  山口誓子


・何はなくとも青田道あればよし  橋本敏子




夏の季語で好きなのは、鮎と青田。
どちらも、元気を貰えるから。

鮎は早春に生まれ、清流だが激流を登り始める。
幾多の難所を乗り越え、夏には上流に辿り着く。
次の世代を残す仕事を始めなければならない。
秋になれば、次世代を生むために海に向かって川を下らなければならない。
1
年に満たない一生だが、躍動し充実している。

稲に至っては、僅か5ヶ月だ。
五月中旬の種蒔き、苗作りから始まり十月中旬の稲刈りまで5ヶ月の間に大人になって次の世代も創り終える。
夏、稲田の近くを通ると、稲の息吹を感じることがある。
ムッとむせ返るような生命のほとばしりの様だ。

それに比べて、自分の一生は と思うと、モタモタシしているばかりだ。

だから、稲の活躍ぶりを見たりすると、元気を貰うことができる。


青田の句も快いものが多い。
芭蕉も支考も青田に目を細めている。

次の3句は、日本の至るところ青田の光景は美しい。

山口の句は青田の魅力を言い得ていると思った。
これで終わる予定だったが、橋本の句が出てきた。

簡潔で明快、青田道の魅力にゾッコンだ。




2022-07-07 (Thu)

2022/07/07 日記 小暑

2022/07/07 日記 小暑

2022/07/07 (木) 旧暦: 6月9日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  小暑、七夕、上弦 日出: 4時31分 日没:  19時00分 月出:  11時53分 月没:  23時43分 月齢:  8.01 潮汐:  小潮 干支:  辛酉 六曜:  友引 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 小暑 『[京都二十四節気] 小暑』 https://youtu.be/osi66QAmFgU 『小暑(しょうしょ/せうしよ)  晩夏 【解説】  二十四節気の一つ...

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2022/07/07 () 旧暦: 69日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  小暑、七夕、上弦 日出: 431分 日没:  1900分 月出:  1153分 月没:  2343分 月齢:  8.01 潮汐:  小潮 干支:  辛酉 六曜:  友引 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 小暑

[京都二十四節気] 小暑』

https://youtu.be/osi66QAmFgU



『小暑(しょうしょ/せうしよ)  晩夏

【解説】
 二十四節気の一つ。夏至の後十五日目。陽暦で七月七日ごろ。
 蝉が鳴き始める頃で、小暑の終わりごろから夏の土用に入る。』
(季語と歳時記)



小暑の俳句:


・投票所に小暑の風の通ふかな  本井英


・序破急に小暑の不快指数かな  鈴木しげを


・塩壺の白きを磨く小暑かな  山西雅子




小暑は二十四節気の一つ。
暦の言葉で、歴史のある季語である。
しかし、例句を探してみると、どうしたことだろう?
見つかったのは、僅か25句だった。

数千の例句が見つかる季語もあるのに、由緒ある季語が25句とは信じられない。

今、日本は参議院選挙が行われている。
7
10日が投開票日だが、コロナの7波が大きなうねりを起こし始めた。
 狭い場所に不特定多数の人が大勢集まるのは避けたほうが良い。
 午後8時まで期日前投票が行われているので、行ってきた。

1句も、同じ様な参議院選挙だったのだろう。
今日も気温は高くなったが、風はあり勢いの衰えた日差しがつくる街の日陰は、吹き抜ける風が涼しい爽快さを感じさせた。




2022-07-06 (Wed)

2022/07/06 日記 甘酒

2022/07/06 日記 甘酒

2022/07/06 (水) 旧暦: 6月8日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時31分 日没:  19時00分 月出:  10時51分 月没:  23時17分 月齢:  7.01 潮汐:  小潮 干支:  庚申 六曜:  先勝 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 甘酒 『くらしチャンネル:「甘酒」で夏を元気に乗りきろう。【パナソニック公式】』 https://youtu.be/0gN3o5tfm2U 『甘酒(あまざけ)  三夏 【子季...

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2022/07/06 () 旧暦: 68日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 431分 日没:  1900分 月出:  1051分 月没:  2317分 月齢:  7.01 潮汐:  小潮 干支:  庚申 六曜:  先勝 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 甘酒

『くらしチャンネル:「甘酒」で夏を元気に乗りきろう。【パナソニック公式】』

https://youtu.be/0gN3o5tfm2U



『甘酒(あまざけ)  三夏

【子季語】
 一夜酒、醴、醴酒、甘酒売、甘酒屋

【解説】
 白米を焚いて十分に搗きつぶし米麹とまぜて密封し一晩置くか、粥に焚いた白米に米麹を混ぜ密封する。
 両者とも温度によって発酵の違いがあるが、一夜でできあがることから一夜酒ともいわれ、古くは祭酒に使われた。
 江戸時代には暑気を散ずるとして夏に好んで飲まれていたが、現在では主に冬に熱したものが飲まれることが多い。』
(季語と歳時記)



甘酒の俳句:


・甘酒や明治座帰りの小買物   芝尚子


・甘酒に江戸の風情を楽しみぬ   高橋照子


・甘酒や美濃の山越なかなかに  小川軽舟


・甘酒に胃の腑元気にもどりけり   宮崎左智子


・甘酒に箸いつぽんの妙を添ふ  上田五千石




子供の頃は、甘酒は冬の飲み物だった。
冷えたラムネやジュースが夏の飲み物だった。

大人になって、甘酒は夏の飲み物だと知った。
江戸時代は、夏を乗り切る飲み物として飲まれ、当時の栄養剤だったことを知った。

今は、栄養剤と称するドリンクは店頭に冷やされ並んでいる。手軽に飲むことができるが、考えてみれば、各種ビタミンなどを調合し味付けした即席の飲み物だ。

大人の時間を長く経験すると、自然のものが良いように感じることが多くなった。

甘酒は、その筆頭だろう。
飲む点滴と言われるほど、栄養的に豊富であり、江戸の昔から飲まれ続けてきた実績がある。

今年のように梅雨明けが早く、猛暑が早く来て、夏バテが危惧される年は、甘酒を毎日飲めば身体に援軍を送る事が必要だ。

毎日飲むとなれば、自家製のものを作ることが自然の成り行きだと思う。
 暑い時は、氷を浮かべて涼しく飲む事ができる。





2022-07-05 (Tue)

2022/07/05 日記 炎天

2022/07/05 日記 炎天

2022/07/05 (火) 旧暦: 6月7日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時30分 日没:  19時00分 月出:  9時51分 月没:  22時51分 月齢:  6.01 潮汐:  中潮 干支:  己未 六曜:  赤口 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 炎天 『医師苦悩「負担非常に大きい」 “熱中症”続出の中…コロナ急増 “第7波”到来か?(2022年7月1日)』 https://youtu.be/K6HzTRfmrrk 『炎天(えんてん)...

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2022/07/05 () 旧暦: 67日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 430分 日没:  1900分 月出:  951分 月没:  2251分 月齢:  6.01 潮汐:  中潮 干支:  己未 六曜:  赤口 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 炎天

『医師苦悩「負担非常に大きい」 “熱中症”続出の中…コロナ急増 “第7到来か?(202271)

https://youtu.be/K6HzTRfmrrk



『炎天(えんてん)  晩夏

【子季語】
 炎気、炎天下

【解説】
 太陽の日差しが強く、焼け付くような真夏の空のこと。』
(季語と歳時記)



炎天の俳句:


・炎天に英彦山の瘤りう~と  野見山朱鳥


・円覚寺炎天へ鐘撞きにけり  佐野青陽人


・影のみがわが物炎天八方に  西東三鬼


・炎天おもきものを蟻がひきずる  種田山頭火


・炎天にひかる碍子の痛烈に  山口誓子


・炎天にひるがえらむとす葉の勁さ  石橋辰之助


・炎天にわん~と鉦鳴らし行く  久米正雄


・炎天に愛しみあへり鶴と女  三橋鷹女




戻り梅雨だそうで、雨が降った。
しかし、梅雨明けからの猛暑、ギラギラと空から照りつける太陽の感覚は消えていない。
太陽がギラギラしない日は仮の姿で、本当は炎天なのだと思ってしまう。

真夏の昼下がり俳人たちはどうしているのか?
一般的には、西東のように立ちすくんで居るばかり、思考停止状態
と想像するのだが、
炎天の例句を読んでみると、意外にも俳人たちは元気だった。

先ず、炎天の句が多い。
読み切れないほどある、1500句は遥かに超えている。
内容的にも、熱にやられて立ち尽くしているばかりではない。

掲句でも西東以外は皆熱にも負けていない。
少なくとも力への気持ちは失っていない。

死んでいく日も帯を締めると夢を詠んだ三橋は、炎天下の下でも、確りと鶴と遊んでいる。

真夏の太陽に負けてはいられない。




2022-07-04 (Mon)

2022/07/04 日記 喜雨

2022/07/04 日記 喜雨

2022/07/04 (月) 旧暦: 6月6日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時30分 日没:  19時00分 月出:  8時51分 月没:  22時25分 月齢:  5.01 潮汐:  中潮 干支:  戊午 六曜:  大安 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 喜雨 『嬉しい雨 Indian rhino(インドサイ)』 https://youtu.be/zgxw-qclx3Q 『喜雨: 雨喜び   晩夏 夏の土用の頃、日照りが長く続いて旱ばつ状態...

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2022/07/04 () 旧暦: 66日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 430分 日没:  1900分 月出:  851分 月没:  2225分 月齢:  5.01 潮汐:  中潮 干支:  戊午 六曜:  大安 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 喜雨
『嬉しい雨 Indian rhino(インドサイ)

https://youtu.be/zgxw-qclx3Q



『喜雨: 雨喜び

  晩夏

夏の土用の頃、日照りが長く続いて旱ばつ状態となっている時にようやく降る恵みの雨のこと。
 旱が長引くと農作物の害を及ぼしたり、生活用水に不自由を来たすため、まさに喜びの雨となる。』
(季語と歳時記)



喜雨の俳句:


・喜雨ありて朱雀大路のさわがしき  筑紫磐井


・茄子畑に風立ち喜雨となりにけり   米山喜久子


・芋の葉に童かくれよ喜雨到る  伊丹三樹彦


・音たてて降り出すものを喜雨と呼ぶ   鷹羽狩行


・喜雨の傘さしつらねたるめでたさよ  山口青邨




東海地方は627日に梅雨が明け、明けると猛暑になった。
 異常気象と言わざるをえない。

場所によっては、水不足で田植え・稲の生育への悪影響が心配された。
 農業用水が確保されている地域は心配ないが、そうでないところは、今後も水不足が心配だ。

暑すぎる夏、雨が降れば、熱せられたアスファルトジャングルも打ち水で、冷やされる。
 暑さと乾きに向き合っていた木々たちも雨が降れば、潤うことができる。
 勿論、田畑の農作物には恵みの雨。自然の動物たちにも嬉しい雨になる。

雨よ降れ降れ、喜雨よ降れ!!


2022-07-03 (Sun)

2022/07/03 日記 熱帯夜

2022/07/03 日記 熱帯夜

2022/07/03 (日) 旧暦: 6月5日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 4時29分 日没:  19時00分 月出:  7時51分 月没:  21時57分 月齢:  4.01 潮汐:  中潮 干支:  丁巳 六曜:  仏滅 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 熱帯夜 『すぐに実践できる!熱帯夜でも眠れる3つの方法』 https://youtu.be/bnN8FrH65wE 『熱帯夜(ねったいや)  晩夏 【解説】 暑くて寝苦しい夜。...

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2022/07/03 () 旧暦: 65日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 429分 日没:  1900分 月出:  751分 月没:  2157分 月齢:  4.01 潮汐:  中潮 干支:  丁巳 六曜:  仏滅 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 熱帯夜

『すぐに実践できる!熱帯夜でも眠れる3つの方法』

https://youtu.be/bnN8FrH65wE



『熱帯夜(ねったいや)  晩夏

【解説】
暑くて寝苦しい夜。最低気温が摂氏二十五度を越えた夜をいう。』
(季語と歳時記)




熱帯夜の俳句:


・中天に赤き月あり熱帯夜  川崎ヒデ子


・熱帯夜きのふ蛇みて妻病みし  斉藤夏風


・見飽きたる顔が隣に熱帯夜  加藤早記子


・妻は鰤わたしは平目熱帯夜  高澤良一




名古屋市の熱帯夜のデータは、昨年20216月は0だった。
 今年の6月は6となっている。寝苦しい夜をデータが証明している。

暑すぎて眠れない夜が続くと、体調もおかしくなる、そうなれば、心もおかしくなる。

熱帯夜の俳句を読んでいると、なるほど熱帯夜の句だと感じさせられる。

男女2句ずつ選んでみた。
少し、暑さにやられているのでは
と思う。

エアコンは嫌いでも、熱帯夜の夜は使ったほうが良い。