2022/03/31 (木) 旧暦: 2月29日 祝日・節気・雑節・ 朔望: 日出: 5時29分 日没: 18時01分 月出: 5時10分 月没: 16時55分 月齢: 28.39 潮汐: 中潮 干支: 癸未 六曜: 赤口 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 鶯 「ウェザーリポート動画0330@大阪枚方 お昼頃(桜と鶯・ショートバージョン)」 https://youtu.be/pTioZxS0sHA 『鶯(うぐいす、うぐひす) 三春 ...
2022/03/31 (木) 旧暦: 2月29日 祝日・節気・雑節・ 朔望:
日出: 5時29分 日没: 18時01分 月出: 5時10分 月没: 16時55分 月齢:
28.39 潮汐: 中潮 干支: 癸未 六曜: 赤口 九星: 八白土星
今日のあれこれ: 鶯
「ウェザーリポート動画0330@大阪枚方 お昼頃(桜と鶯・ショートバージョン)」
https://youtu.be/pTioZxS0sHA
『鶯(うぐいす、うぐひす) 三春
【子季語】
黄鶯、匂鳥、歌よみ鳥、経よみ鳥、花見鳥、春告鳥、初音、鶯の谷渡り、流鶯、人来鳥
【関連季語】
笹鳴、老鶯
【解説】
鶯は、春を告げる鳥。古くからその声を愛で、夏の時鳥、秋の雁同様その初音がもてはやされた。梅の花の蜜を吸いにくるので、むかしから「梅に鶯」といわれ、梅につきものの鳥とされてきた。最初はおぼつかない鳴き声も、春が長けるにしたがって美しくなり、夏鶯となるころには、けたたましいほどの鳴き声になる。
【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【文学での言及】
鶯の谷より出づる声なくは春来ることをたれかしらまし 大江千里『古今集』
【実証的見解】
鶯はスズメ目ウグイス科ウグイス属の留鳥で、日本各地の山地の明るい笹薮などに生息する。体長十五センチくらいで、雀ほど。背がみどりがかった茶褐色で、腹はやや白っぽい。食性は雑食で、春から夏に虫を捕食し、秋や冬には木の実や植物の種子などを食べる。時鳥の托卵の対象となる。』
(季語と歳時記)
鶯の俳句:
・鶯や山から京へ三十里 正岡子規
・鴬のあちこちとするや小家がち 蕪村
・鶯や梅にも問はずよそ歩行(ありき) 千代尼
・鶯の夢かうつつか目覚めけり 三井公子
・鶯の間近に鳴きて姿なし 土屋喜美代
鶯の俳句も多く詠まれている。
2400句を遥かに超えた、関連季語、小季語を網羅すれば、もっと多くなる。
例句を集めるには難しい季語だ。
鶯の文字も、鴬の異体字があり、ひらがなも、「うぐひす」もあり「うぐいす」もある。
季節も春のみならず、夏も冬もある。
今の盛りは桜だが、春まだ浅い梅の頃も鶯は似合うものとされてきた。
俳句の上では、守備範囲の広い鳥だ。
今年は幸いにも鶯の初音を聴いた。
探梅に出たときのこと、まだ開き始めたばかりの梅の花に来ている鳥が居た。
何の鳥かわからなかったが、ホーホケキョと啼いた。
何処に居るのだろうと見回すと、大きなレンズを着けたカメラマンがこちらを狙って構えていた。
鶯の啼く処カメラマンありだ。
土屋の詠むように、鶯の囀りと姿を一緒にカメラに収めるのは骨の折れる事だと思う。
カメラだけではなく指向性のあるマイクも必要になる。
思いがけず鶯の囀りを聴かせてもらって、帰りの足取りは軽やかになった。