2022年02月 - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › Archive - 2022年02月
2022-02-28 (Mon)

2022/02/28 日記 二月尽

2022/02/28 日記 二月尽

2022/02/28 (月) 旧暦: 1月28日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時12分 日没:  17時34分 月出:  4時44分 月没:  14時36分 月齢:  26.88 潮汐:  中潮 干支:  壬子 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 二月尽 「飼い主と目が合うと嬉しくて鼻を潤しまくる柴犬」 https://youtu.be/OxkO06cp8bc 『二月尽: 二月果つ、二月尽く、二月逝く   初春 二...

… 続きを読む

2022/02/28 () 旧暦: 128日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 612分 日没:  1734分 月出:  444分 月没:  1436分 月齢:  26.88 潮汐:  中潮 干支:  壬子 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 二月尽

「飼い主と目が合うと嬉しくて鼻を潤しまくる柴犬」

https://youtu.be/OxkO06cp8bc



『二月尽: 二月果つ、二月尽く、二月逝く

  初春

二月の終わること。
しだいに日が長くなり、寒さが緩んでくるころ。』
(季語と歳時記)



二月尽の俳句:


・目の前に行事つらなり二月尽   小田ひろ


・活動の力湧き出づ二月尽   佐藤まさ子


・薔薇の瘤雨のうるほす二月尽   松井志津子


・光りつつ鳥影よぎる二月尽  小沢明美


・柴犬の鼻の濡れいろ二月尽   竹内弘子




南岸低気圧だ、寒波だ、大雪だと騒がしかった二月も漸く尽きる日が来た。
 昨日は厳寒のような冷たい風が吹き付ける日だった。

二月尽の今日は、風は吹いてくるが、柔らかさを感じる風で、昨日の風とは違っていた。

明日からは三月、春がやってくるのが目に見える月だ。
剪定された薔薇の枝先近くからは、青春のシンボルであるニキビのように、赤い芽がプツンと飛び出している
 春の光を浴び、風が収まれば、芽は開き、葉を伸ばし、花に向かってまっしぐらに進むだろう。

最後の竹内の句。
亡くなった我が家の柴犬さくらの濡れた鼻を思い出した。
 乾いた鼻は駄目で、濡れて冷たい鼻が元気な証拠で気持ち良かった。

犬との散歩が羨ましい季節がやってくる二月尽。





2022-02-27 (Sun)

2022/02/27 日記 白魚

2022/02/27 日記 白魚

2022/02/27 (日) 旧暦: 1月27日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時14分 日没:  17時33分 月出:  3時50分 月没:  13時25分 月齢:  25.88 潮汐:  中潮 干支:  辛亥 六曜:  先負 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 白魚 「春を告げるシロウオの踊り食い|HOME広島ニュース」 https://youtu.be/HIJWtyWxgEQ 『白魚(しらうお、しらうを)  初春 【子季語】  しら...

… 続きを読む

2022/02/27 () 旧暦: 127日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 614分 日没:  1733分 月出:  350分 月没:  1325分 月齢:  25.88 潮汐:  中潮 干支:  辛亥 六曜:  先負 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 白魚

「春を告げるシロウオの踊り食い|HOME広島ニュース」

https://youtu.be/HIJWtyWxgEQ



『白魚(しらうお、しらうを)  初春

【子季語】
 しらお、しろお、王余魚、銀魚、白魚網、白魚舟、白魚汲む、白魚火

【解説】
 春の訪れを告げる小魚。生のうちは半透明だが、蒸したり煮たりすると真っ白になるので白魚という。
 近海魚で、春先に産卵のため川へ上がるところをとらえる。おどり食いにする素魚(しろうお)は、ハゼ科の別種。

【来歴】
 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

【文学での言及】
 月も朧に白魚の篝も霞む春の宵 河竹黙阿弥の歌舞伎「三人吉三郭初買」

【実証的見解】
 白魚は、シラウオ科の魚の総称で、北海道から九州の沿岸域、河口付近、汽水域に棲息する。大きさは十センチ前後になるが雌のほうがやや大きい。二月から五月にかけて川に上り産卵し、産卵後は死んでしまう。』
(季語と歳時記)



白魚の俳句:


・藻にすだく白魚や取らば消えぬべき  芭蕉


・白魚や生けるしるしの身を透かせ  鈴木真砂女


・白魚の水とならざる眼が泳ぐ   竪山道助


・強ひらるる白魚の味見旅の浜   西川みほ


・白魚を呑みて動悸の激しかり   小林佐江子




食べることは好きなので、魚は焼いても、煮ても、刺し身にしても美味しくいただく。
 しかし、白魚の踊り食いというのは食べたいとは思わない。

生きている植物や動物の生命を奪わなければ生きていけない人間の業は理解できる。
 自分で手をくださなければいいのか、それは欺瞞またはセンチメンタリズムじゃないか?
 と言われれば、その通りだと思う。

しかし、矢張り活き造りとして、頭ごと活き造りにされた刺し身が登場して、魚が口をパクパク動かしているのを見ながら、この刺し身はいきが良いとは言いたくない。

白魚の例句を読んでいると、西川も小林も同じ思いの様だ。
ピチピチするのを食べるのが美味しいのだ、粋なのだと無理強いされ、食べてはみたものの、胸が動悸を打ったり、気持ちが悪くなってしまっては、食べる喜びではなく苦しみになってしまう。

料理はプロの板前さんに任せ、美しく、美味しく飾られたものをいただくのが一番だと思う。
 他の人が踊り食いをするのを止めるつもりはない。
 ただ、自分は美味しくいただけないからやりたくないだけだ。




2022-02-26 (Sat)

2022/02/26 戦うためにポーランドからウクライナに戻る青年

2022/02/26 戦うためにポーランドからウクライナに戻る青年

プーチンのウクライナへの侵攻に対するデモが、世界中で行われている。  当然のことだ。 日本でも、渋谷駅ハチ公前に2000人が集まり軍事侵攻に抗議の声を上げた。 日本に住むウクライナ人が、SNSで呼びかけたそうだが、ウクライナ人やロシア人以上に、日本人の参加者が多かったそうだ。 ウクライナの状況をyoutubeで見ていると、ポーランド国境の状況の報道がされていた。  そこは、ウクライナからポーランドへ脱出す...

… 続きを読む


プーチンのウクライナへの侵攻に対するデモが、世界中で行われている。
 当然のことだ。

日本でも、渋谷駅ハチ公前に2000人が集まり軍事侵攻に抗議の声を上げた。

日本に住むウクライナ人が、SNSで呼びかけたそうだが、ウクライナ人やロシア人以上に、日本人の参加者が多かったそうだ。

ウクライナの状況をyoutubeで見ていると、ポーランド国境の状況の報道がされていた。
 そこは、ウクライナからポーランドへ脱出する女性や子供が溢れている、
 今は寒いので、ボランティアが温かい飲み物とお菓子や食べ物を用意している。
 子供たちがお菓子を食べていた。

その後、カメラは一人の青年にインタビューした。
彼はウクライナからポーランドに出てきたのではなく、ポーランドからウクライナに戻るウクライナ人だった。

カメラは青年に訊く。
ウクライナに何をしに行くの?
青年は答えた。
“戦うため”と。
そして、多くは語らず、ウクライナ方向に歩いて行った。

この青年の言葉と態度に感動した。
いまウクライナに帰って、戦ってロシア軍に勝てる見込みはない。生命を失うことになる確率のほうが高い。

冷静に考えれば、安全なポーランドに残るべきだと考えるのが合理的だ。

しかし、立ち去る彼の姿は、迷いはなかった。
祖国のために戦う国民がいる限りその国は簡単には征服できない。

彼が、戦いに参加しても、生命を失わず、最後まで志を貫く様になることを祈りたい。

頑張れ、ウクライナ!!





2022-02-26 (Sat)

2022/02/26  日記  梅ふふむ

2022/02/26  日記  梅ふふむ

2022/02/26 (土) 旧暦: 1月26日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 6時15分 日没:  17時33分 月出:  2時47分 月没:  12時19分 月齢: 24.88 潮汐:  長潮 干支:  庚戌 六曜:  友引 九星:  二黒土星今日のあれこれ: 梅ふふむ『ふふ・む 【含む】[一]自動詞マ行四段活用活用{ま/み/む/む/め/め}花や葉がふくらんで、まだ開ききらないでいる。つぼみのままである。出典万葉集 四〇七七「桜...

… 続きを読む

2022/02/26 () 旧暦: 126日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 615分 日没:  1733分 月出:  247分 月没:  1219分 月齢: 24.88 潮汐:  長潮 干支:  庚戌 六曜:  友引 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 梅ふふむ


clip_image001



『ふふ・む 【含む】

[
]自動詞マ行四段活用
活用{ま/み/む/む/め/め}
花や葉がふくらんで、まだ開ききらないでいる。つぼみのままである。
出典万葉集 四〇七七
「桜花いまだふふめり」
[
] 桜の花はまだつぼみのままであった。
[
]他動詞マ行四段活用
活用{ま/み/む/む/め/め}
口に含む。
出典霊異記 中
「時に先の夫(を)の烏(からす)、食物をふふみ持ち来たりて」

[
] その時に、さっきの雄の烏は、(ひなのために)食物を口に含んで持って来て。』
(学研全訳古語辞典 学研教育出版学研教育出版)



梅ふふむの俳句:


・西方に里の峰々梅ふふむ   近藤真啓


・青空に枝さしのべて梅ふふむ   佐藤喜孝


・やはらかに澄める空気や梅ふふむ   稲岡長


・子等のこゑはづむ公園梅ふふむ   山本久枝


・人間にも未来いつぱい梅ふふむ   林翔




今日は、風が収まり、春らしい空気が漂った。
公園に梅の木があるというので、散歩を兼ねて見に行ってみた。

梅の木は何処にあるのか、わからない。
園内地図を見て、この辺だろうと見当をつけて歩いた
なかなか見つからない。
花が咲いている木が無いのだ。

花が咲いていると勝手に想像したのが間違いだった。
逆お椀型に枝を空に伸ばした木が前方に見えた。

梅林という規模ではないが10本程梅の木があった。
遠くからでは分からないが、近づくと空に向かって伸びた枝に梅の蕾が膨らんでいた。

数本の木に一輪の花が咲いているが、ほとんど蕾だ。
ニュースで何処かの梅園の開花が3週間程遅れていると報道していたから、ここの梅も遅れているのだろう。
風のよく通る広い芝生が北側に開けているから、冬は北風が吹き抜ける場所だから、今年は特に厳しかったのだろう。

掲載した写真は、そのうちの1枚。
丁度、「梅ふふむ」と言う季語で詠める梅の状態だった。
もう数日で一斉に白い花を咲かせることだろう。




2022-02-25 (Fri)

2022/02/25 日記 北野菜種御供

2022/02/25 日記 北野菜種御供

2022/02/25 (金) 旧暦: 1月25日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時16分 日没:  17時32分 月出:  1時39分 月没:  11時22分 月齢:  23.88 潮汐:  小潮 干支:  己酉 六曜:  先勝 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 北野菜種御供 「北野天満宮の梅花祭」 https://youtu.be/vBEHI4rUCrc 『北野菜種御供: 梅花祭、菜種御供、梅花御供、天神御忌、道真忌   初春 ...

… 続きを読む

2022/02/25 () 旧暦: 125日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 616分 日没:  1732分 月出:  139分 月没:  1122分 月齢:  23.88 潮汐:  小潮 干支:  己酉 六曜:  先勝 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 北野菜種御供

「北野天満宮の梅花祭」

https://youtu.be/vBEHI4rUCrc



『北野菜種御供: 梅花祭、菜種御供、梅花御供、天神御忌、道真忌

  初春

菅原道真の忌日、二月二十五日の京都北野神社の祭礼。
菜種の花を挿して献じたが、花がない時期には道真が好んだという梅を代わりにし、近年は梅花祭として親しまれる。
紙屋川に添う探梅、野点の茶席、露店も出て賑々しく、年により雪が舞う。』
(季語と歳時記)



菜種御供の俳句


・けふはしも昼灯す森菜種御供  加藤三七子


・冠に菜種の花や菜種御供  若林北窗


・よべの雪檜皮にのこり梅花祭  大橋敦子




北野菜種御供の季語は、菜の花、梅の花、道真と3つの側面が用意されている。
 それなのに、例句はあまり多くは見つからない。
俳人たちには敷居が高い催しなのだろうか?

菜種御供の祭礼は盛大に行われて、参拝者も多いようだ。

225日 梅花祭と梅花祭野点大茶湯(ばいかさいとばいかさいのだておおちゃのゆ)

菅原道真公の祥月命日に行われる祭典で、約900年の歴史があります。
 お米を蒸して大小2つの台に盛った「大飯」「小飯」や白梅・紅梅の小枝を挿した「紙立(こうだて)」という特殊な神饌を供え、道真公のご遺徳をしのびます。授与所では「紙立」に用いた玄米を「厄除玄米」として授与しています。

 また、この日、三光門前広場では「梅花祭野点大茶湯」を催します。豊臣秀吉公が当宮で北野大茶湯を催した故事にちなみ、道真公の薨去(こうきょ)後1050年の大萬燈祭にあたる昭和27年から始まった行事です。上七軒の芸妓さんたちの奉仕により、梅の盛りを迎えた境内で華やかな野点を楽しんでいただけます。』
(北野天満宮サイトより転載
https://kitanotenmangu.or.jp/index.php


時節柄、コロナが爆発していない時に、祭礼があればよいのだが、爆発していると参りにくい。
 これはやむを得ない。

収まったら、参加すれば良い。
焦ることはない。
夜の明けない、朝はないから。





2022-02-24 (Thu)

2022/02/24  日記  鮎汲み

2022/02/24  日記  鮎汲み

2022/02/24 (木) 旧暦: 1月24日 祝日・節気・雑節・ 朔望: 下弦 日出: 6時17分 日没:  17時31分 月出:  0時28分 月没:  10時34分 月齢: 22.88 潮汐:  小潮 干支:  戊申 六曜:  赤口 九星:  九紫火星今日のあれこれ: 鮎汲み(下は画像で動画ではありません。動画は水資源機構のサイトで見ることができます。)(4年2月21日 アユの初遡上を確認 左岸呼び水式魚道観察窓より:動画 約15秒 左...

… 続きを読む

2022/02/24 () 旧暦: 124日 祝日・節気・雑節・ 朔望: 下弦 日出: 617分 日没:  1731分 月出:  028分 月没:  1034分 月齢: 22.88 潮汐:  小潮 干支:  戊申 六曜:  赤口 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 鮎汲み

(下は画像で動画ではありません。動画は水資源機構のサイトで見ることができます。)
clip_image002
4221日 アユの初遡上を確認
 左岸呼び水式魚道観察窓より:動画 約15
 左岸呼び水式魚道は、画面右側が上流です




『鮎汲(あゆくみ)  仲春

【子季語】 
 汲鮎、子鮎汲、鮎苗

【解説】 
孵化した鮎の幼魚は川を下り、冬の間、海で育ち、春になると川に戻ってくる。それを一箇所に追い集め、杓や網で掬い上げる。最近では鮎漁は初夏まで禁じられている。』
(季語と歳時記)



鮎汲の俳句:


・比良かくす雨いくたびや小鮎汲  笹井武志


・鮎汲の水面をたたく笹箒   大坪景章


・楽しみは浅瀬にあるや小鮎汲み
  
井上井月



鮎は一般的には1年魚で、河口近くで冬を過ごした稚鮎は、早春、河口から上流に向かって遡上を始める。

長良川の河口では鮎の観察が行われている。
独立行政法人水資源機構の長良川河口堰管理所が行っている観察で、稚鮎の遡上が始まったと報告している。

(1)確認日時
 令和4221日(月曜日) 午前740分頃
(2)
確認場所
 長良川河口堰 左岸呼び水式魚道
(3)
確認状況
 体長7㎝程度の1尾の稚アユの初遡上を確認』
(独立行政法人水資源機構 長良川河口堰管理所
https://www.water.go.jp/chubu/nagara/15_sojou/index.html


季語の「鮎汲み」は稚鮎が遡上する時に、浅瀬に群れているところを玉網や四つ手で掬い獲る事を言う。

鮎汲みは、昔は早春の行事として各地で行われていたようだが、最近は資源保護の観点から6月までは禁漁期間とされている川が多い。

漁業権の無い川なら鮎汲みも可能かもしれないが、難しいだろう。

1句は、琵琶湖の鮎汲みを詠んだものだ。
 琵琶湖の鮎は、川を下らないので、禁漁期間も異なっている。
 11月まで禁漁で、12月から解禁になるそうなので、琵琶湖周辺では、鮎汲みが見られるかも知れない。

稚鮎の遡上が始まったということは、春も近いことを告げている。
 鮎の活躍が楽しみだ。




2022-02-23 (Wed)

2022/02/23 日記 天皇誕生日

2022/02/23 日記 天皇誕生日

2022/02/23 (水) 旧暦: 1月23日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  天皇誕生日 日出: 6時19分 日没:  17時30分 月出:  #NAME? 月没:  9時54分 月齢:  21.88 潮汐:  小潮 干支:  丁未 六曜:  大安 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 天皇誕生日 「天皇陛下62歳の誕生日 皇居で「祝賀の儀」コロナ禍で縮小」 https://youtu.be/vL5E9PwqFHQ 『天皇誕生日   仲冬 在位中...

… 続きを読む

2022/02/23 () 旧暦: 123日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  天皇誕生日 日出: 619分 日没:  1730分 月出:  #NAME? 月没:  954分 月齢:  21.88 潮汐:  小潮 干支:  丁未 六曜:  大安 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 天皇誕生日

「天皇陛下62歳の誕生日 皇居で「祝賀の儀」コロナ禍で縮小」

https://youtu.be/vL5E9PwqFHQ



『天皇誕生日

  仲冬

在位中の天皇(今上天皇)の誕生日を祝う日。
国民の祝日として、学校、会社などは休みとなる。
今上天皇の誕生日は十二月二十三日。
この日皇居では一般参賀が行われ、天皇一家がバルコニーに立ち、国民の祝福に応える。』
(季語と歳時記)



天皇誕生日の俳句:


・天皇誕生日飛騨は戸毎の日章旗  原田登志子


・晝酒に喉焼く天皇誕生日  石川桂郎


・天皇誕生日その恋も亦語らるる  林翔




今日は223日、天皇誕生日。
天皇誕生日は季語であるが、季節が変動する珍しい季語になる。

例句も多くは見つからないが、3句取り上げた。

1
句は、国民の祝日らしい句で、爽やか。
天皇誕生日が変わっても、この句は変わらない。

2
句は、昭和27年の句だそうなので、昭和天皇の誕生日の句。

3
句は、テニスコートの恋だろうから、平成天皇の誕生日の句。

今上天皇の誕生日とはっきりと判る句も詠んでほしいと思う。



今年も、コロナが未解決のため、一般参賀が行われなかったのは、残念だった。

一般参賀はなかったが、国民向けのお言葉は戴いている。
一年の振り返り、愛子さまの成長、皇位継承、沖縄の本土復帰50年、天皇ご一家の事などについて述べられている。


「【天皇陛下】62歳誕生日会見~コロナ禍に伝えられたい強い思い」

https://youtu.be/E6U9EC9XOsQ

お言葉の文字全文は以下のサイトで読むことが出来る。

【全文】天皇陛下 62歳の誕生日 記者会見

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220223/k10013497341000.html




2022-02-22 (Tue)

2022/02/22 日記 余寒

2022/02/22 日記 余寒

2022/02/22 (火) 旧暦: 1月22日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  猫の日 日出: 6時20分 日没:  17時29分 月出:  23時18分 月没:  9時20分 月齢:  20.88 潮汐:  中潮 干支:  丙午 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 余寒 『東大寺二月堂の修二会 行の無事を祈る「社参」』 https://youtu.be/drDuzyDj-wk 『余寒(よかん)  初春 子季語: 残る寒さ 関連季...

… 続きを読む

2022/02/22 () 旧暦: 122日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  猫の日 日出: 620分 日没:  1729分 月出:  2318分 月没:  920分 月齢:  20.88 潮汐:  中潮 干支:  丙午 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 余寒

『東大寺二月堂の修二会 行の無事を祈る「社参」』

https://youtu.be/drDuzyDj-wk



『余寒(よかん)  初春

子季語: 残る寒さ
関連季語: 冴返る
解説: 寒が明けてからもなお残る寒さ。
春の兆しはそれとなくあるものの、まだまだ寒さは続く。
立秋以後の暑さを「残暑」というが、それに対応する季語である。
来歴: 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。』
(季語と歳時記)



余寒の俳句:


・二月堂余寒の風の吹き通る  浅井静子


・白鷺の嘴に余寒の水ひかり   佐藤いね子


・余寒その後書棚の塵は誰が払ふ  成瀬桜桃子


・葬に侍す余寒の胸の黒真珠   斉藤由美子


・吾が杖の倒れし音す余寒なほ   宮崎左智子


・父の数珠幼ナが持ちて通夜余寒   丸美砂子


・待つ人のあるべき部屋の余寒かな  中西 愛




今年の寒明けは、24日。
今更余寒でもないが、現実のこの世は寒明けどころか寒の真只中の様相、北日本では世界はホワイト・アウトしている。
愛知県は雪こそ無いが、風は嵐のようで寒さは厳しい。

そこで、余寒ほど春の兆しも見えない今日だが、季語は余寒とした。

余寒の例句を読んでいて、上の2句は、景が浮かび素直に読めた。

3
句目で引っかかった。
本好きの友人が居て、本人が部屋から居なくなって、誰が管理するのだろうか?
または
自分が死んだ後、自分の居なくなった後の書架を詠んでいるのだろうか?
どちらとも読めるのだが、やはり後者の気がする。
余寒のイメージには、死後があるのか?

そう感じて、読みすすめると、4-7句が気になった。
父だったり、自分だったり、夫だったり、色々事情は異なるが。

余寒には、死とか死後とか不在とかのイメージが潜んでいるようだ。


イスラエルとか英国では、コロナ感染が収まっていないが、インフルエンザ並みの扱いにするそうだ。
一方、日本ではピークを超えそうだが、死者は大きく増加している。 大阪も名古屋も多い。大丈夫だろうか。

まだ、明日以降も寒さが続くらしい。
明るい余寒になればよいのだが...



2022-02-21 (Mon)

2022/02/21 日記 白梅

2022/02/21 日記 白梅

2022/02/21 (月) 旧暦: 1月21日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時21分 日没:  17時28分 月出:  22時10分 月没:  8時50分 月齢:  19.88 潮汐:  中潮 干支:  乙巳 六曜:  先負 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 白梅 「早春の白梅 [2022年2月神奈川 相模原公園]」 https://youtu.be/fRVys_yNF2E 『しら‐うめ【白梅】 1 白色の花をつける梅。はくばい。《季 春》「—...

… 続きを読む

2022/02/21 () 旧暦: 121日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 621分 日没:  1728分 月出:  2210分 月没:  850分 月齢:  19.88 潮汐:  中潮 干支:  乙巳 六曜:  先負 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 白梅

「早春の白梅 [20222月神奈川 相模原公園]

https://youtu.be/fRVys_yNF2E



『しら‐うめ【白梅】
1 白色の花をつける梅。はくばい。《季 春》「に明る夜ばかりとなりにけり/蕪村」
2 襲かさねの色目の名。表は白、裏は紅。11月から2月まで用いる。ひとえうめ。

(小学館デジタル大辞泉)



白梅の俳句:


・雲ひとつなく白梅の明けにけり   雨村敏子


・一歩二歩寄りて白梅まぶしみぬ   小山尚子


・月育つ間を白梅の咲きつづく   飛高隆夫


・咲き初めし白梅夜目に二三輪   尾崎恭子


・云ひわけはよさう白梅凛と咲く   松下幸恵




梅の花は紅梅と白梅がある。
咲く時期は紅梅のほうが少し早いようだ。
重なる時期があるので、紅白両方観ることは出来る。

季語としての、紅梅、白梅は、両方とも数多く詠まれているが、紅梅のほうが少し多い様な印象だ。

個人的には、梅に関しては、紅梅より白梅の方が好きだ。
この時期、春はまだ先で、寒さの中で紅の色は似合わない様に感じる。
 この背景には桃の花の艶やかさがあるからかも知れない。

梅の花については、厳しい寒さの中でも、毅然と花開く凛々しさという意味で、潔さから白い色のほうが季節に合うと感じる。

松下も同じ様な嗜好なのだろう。





2022-02-20 (Sun)

2022/02/20 日記 探梅

2022/02/20 日記 探梅

2022/02/20 (日) 旧暦: 1月20日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時22分 日没:  17時27分 月出:  21時04分 月没:  8時22分 月齢:  18.88 潮汐:  中潮 干支:  甲辰 六曜:  友引 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 探梅 「2022/2/5 春探し 紅梅白梅も雪雲でイマイチ😒」 https://youtu.be/Skk0ATG7spA 『探梅(たんばい) 晩冬 【子季語】  梅探る、探梅行、春の便...

… 続きを読む

2022/02/20 () 旧暦: 120日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 622分 日没:  1727分 月出:  2104分 月没:  822分 月齢:  18.88 潮汐:  中潮 干支:  甲辰 六曜:  友引 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 探梅

2022/2/5 春探し 紅梅白梅も雪雲でイマイチ😒

https://youtu.be/Skk0ATG7spA



『探梅(たんばい) 晩冬

【子季語】
 梅探る、探梅行、春の便り

【解説】
春を待ちかねて、まだ冬のうちに早咲きの梅を求めて山野に入ること。
 枯れ尽くした大地の中に春の兆しを探す心映えを尊ぶ。
寒気の残る山野を、一輪の梅を探し求める姿は、人生の真を追い続ける心の旅にも似ている。』
(季語と歳時記)



探梅の俳句:


・山の音水の音聴き探梅行   沼田巴字


・丘ひとつ越え探梅のつもりなり  藤田湘子


・賀茂川の源流を指し梅探る   今井妙子


・山の辺の道を外れては梅探る  廣瀬ひろし


・嬉しさはこんな処に梅探る   阿部正枝




週末の天気は、荒れ模様で、暴風雪の北海道や北日本では行楽どころではない。
 雪の対策に追われたことだろう。良くても家におとなしく閉じ籠もることしかできなかったかもしれない。

東海地方でも岐阜北部はやはり雪が大変だったろう。愛知県は、日差しには恵まれたが、冷たい風が厳しかった。
 この様な、風の中誰もいないだろうと思った公園に、意外に人影があったので驚いた。

出来れば山野を巡り、梅を探すほうが良いのだが。この風では人里離れた山に行くのは難しい。
 近いところに先ずは足を運んで、歩いてみる。その様な人たちが多いのだろう。

まだ、林は黒い枝ばかりで緑はない。
薔薇園も花一つ咲いていない。
梅の木もなく梅一輪も見ることはできない。

しかし、探梅は梅を探すこと。
春を探すことだそうだ。

歩いて、疲れて、梅の花は見られなかったが、辛夷の蕾がふくらみ、桜の枝の芽が膨らんでいるのを見ることができた。

梅の花を見、梅の香を確かめることはできなくても、探すことが探梅なのだからと考えれば、探梅を楽しんだことになるのだから...




2022-02-19 (Sat)

2022/02/19 日記 雨水

2022/02/19 日記 雨水

2022/02/19 (土) 旧暦: 1月19日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  雨水 日出: 6時23分 日没:  17時26分 月出:  20時00分 月没:  7時55分 月齢:  17.88 潮汐:  大潮 干支:  癸卯 六曜:  先勝 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 雨水 「江戸時代から現代までのひな飾りが集結 小野市でビッグひなまつり」 https://youtu.be/r2LW3vkuD5s 『雨水(うすい)  初春 【解説】  ...

… 続きを読む

2022/02/19 () 旧暦: 119日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  雨水 日出: 623分 日没:  1726分 月出:  2000分 月没:  755分 月齢:  17.88 潮汐:  大潮 干支:  癸卯 六曜:  先勝 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 雨水

「江戸時代から現代までのひな飾りが集結 小野市でビッグひなまつり」

https://youtu.be/r2LW3vkuD5s



『雨水(うすい)  初春

【解説】
 二十四節気のひとつ。立春の後十五日、二月二十日頃。
氷雪が溶け水となり、雪が雨に変わること。
草木の芽生えが始まり農耕の備えを始める目安になる。』
(季語と歳時記)



雨水の俳句:


・けふ雨水軒の雀のにぎにぎし   野上智恵子


・鎌の刃を全て研ぎ上ぐ雨水かな   頓所友枝


・雨水には雛出すならひ守りたる   吉田節子




貴重な週末だが、お天気には恵まれない。
今年は低気圧が南岸を通り、大陸から寒気が吹き付ける構図が多い。
 明日はまた、荒れ模様の天気で、北日本は暴風雪の虞がある。

今日は暦の雨水。
現実は真冬の厳しさに覆われていて、心も氷に閉ざされている。コロナ禍も先が見通せず、社会主義を標榜する国が他国を武力で侵略しようと躍起になっている。世界はどうかしているとしか思えない。

しかし、暦は先を見通している。
雨水は春の兆しを予告してくれる。

今日の午後、予報より早まった雨に降られてしまい、車から建物までの道をフードを被り歩くことになった。
雨水の雨となれば、春も近いと、自ら肯きながら。


雨水の日に、飾り雛を出す習慣の場所があることを吉田の句で、知った。
 心を先に馳せ、ときめかすに雨水の日を設定するのは良い習慣だと感心した。





2022-02-18 (Fri)

2022/02/18 日記 梅一輪

2022/02/18 日記 梅一輪

2022/02/18 (金) 旧暦: 1月18日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時24分 日没:  17時25分 月出:  18時57分 月没:  7時27分 月齢:  16.88 潮汐:  大潮 干支:  壬寅 六曜:  赤口 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 梅一輪 「深々と 雪の光明寺」 https://youtu.be/rhs2Lwyx8l4 『うめいちりん… 分類 俳句 「梅一輪一輪ほどの暖かさ」 出典: 庭の巻 俳諧・嵐雪...

… 続きを読む

2022/02/18 () 旧暦: 118日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 624分 日没:  1725分 月出:  1857分 月没:  727分 月齢:  16.88 潮汐:  大潮 干支:  壬寅 六曜:  赤口 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 梅一輪

「深々と 雪の光明寺」

https://youtu.be/rhs2Lwyx8l4



『うめいちりん…

分類 俳句
「梅一輪一輪ほどの暖かさ」
出典: 庭の巻 俳諧・嵐雪(らんせつ)
[
] 寒中に梅が一輪咲いた。春が近づいてきたのだろうか。梅の花の色や香りにかすかな暖かみが感じられるようだ。

鑑賞「寒梅」と前書きがある。一輪の梅に春の近いことを感じた句。季語は「寒梅」で、季は冬。』
(学研全訳古語辞典)



梅一輪の俳句:


・一輪を五ツにわけて梅ちりぬ  蕪村


・一輪を雪中梅と名けけり  夏目漱石


・一輪にして寒梅の香を放つ   梶島邦子


・一輪の梅に人々昴りし  上野章子


・一輪の梅を見頃と僧言へり   小浜史都女




梅一輪は冬の季語。
雪がまだ降る頃に、他に先駆けて咲く梅の花だ。

他の花はまだ寒い空気の中蕾のままでいるのだが、雪の降る世界に先駆けて咲く梅の花は、人間で言えば「あわてんぼう」・「おっちょこちょい」と言われても仕方がない。

「満を持す」と言う言葉がある。

『満を持す 
まん【満】 を=()す[=(しぼ)る]
① 弓を十分引きしぼって、そのまま構える。転じて、準備を十分にして時機の来るのを待つ。
※日本外史(1827)一六「艦上列レ卒、張レ弓持レ満擬レ之」 〔漢書周亜夫伝〕
② 物事の極点に達したまま持ちこたえる。〔史記越王勾践世家〕』
(日本国語大辞典)

物事の考え方としては、こちらのほうが本道だろう。

慌てて、飛び出して咲いては見たものの、
雪に降られて「雪中梅」では寒すぎる。

しかし、漱石が詠むように、それが、愛おしいのだ。

鰯は群れて泳ぐ。
一匹では泳がない。
それは、他の大きな魚に食われてしまうのを避けるためだそうだ。
 群れていれば、自分が食われる確率は下がる。

梅一輪も雪中梅も、満を持さずに咲く花だが、それであるがゆえに愛しく・美しい。

「生きること」「花咲くこと」と美しさは、独立した関係のようだ。

ある僧が一輪の梅を見頃と言ったのは、この辺りのことを言ったのだろう。

一輪の花も満開の花も、花は花。
満開の花も一輪の花の集まったもの。
一輪の花には、その花のすべてが集まっている。
見事に咲き切った見事な花なのだ。





2022-02-17 (Thu)

2022/02/17 日記 薄氷

2022/02/17 日記 薄氷

2022/02/17 (木) 旧暦: 1月17日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  望 日出: 6時26分 日没:  17時24分 月出:  17時53分 月没:  6時57分 月齢:  15.88 潮汐:  大潮 干支:  辛丑 六曜:  大安 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: 薄氷 「奈良県宇陀市 薄氷の龍王ヶ渕 写真紀行 2022」 https://youtu.be/M8LyJJG_pE0 『薄氷(うすらい、うすらひ)  初春 【子季語】  うす...

… 続きを読む

2022/02/17 () 旧暦: 117日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  望 日出: 626分 日没:  1724分 月出:  1753分 月没:  657分 月齢:  15.88 潮汐:  大潮 干支:  辛丑 六曜:  大安 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 薄氷

「奈良県宇陀市 薄氷の龍王ヶ渕 写真紀行 2022

https://youtu.be/M8LyJJG_pE0



『薄氷(うすらい、うすらひ)  初春

【子季語】
 うすらひ、薄氷、春の氷

【解説】
春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいう。
 冬の氷と違い、消えやすいことから、淡くはかない印象がある。

【来歴】
 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

【文学での言及】
 佐保河にこほりわたれるうすらびのうすき心を我が思はなくに 大原桜井真人『万葉集』

(季語と歳時記)



薄氷の俳句:


・うすらひのただよひそめし金閣寺   山尾玉藻


・雲のみが散る薄氷のほぐるるに  松村蒼石


・芦の芽の薄氷解くる日のまぶし  内藤吐天


・うすらひに浮むともなく落椿  山口青邨


・暁の鶴見る薄氷の端を踏み  野見山ひふみ




もうそろそろ春の兆しが目に見えて良い頃なのだが、今日も厳しい寒さだった。

転変目まぐるしい天気で、晴れだが雲が流れてくれば風が強く吹き付け、雪が降ってくる。

今日のお天気を見ていてはわからないが、動画の龍王ヶ渕の様子は、氷が張り寒いが春の近さも感じる。

例句に詠まれている通り、薄氷には冷たさの中に春の光と輝きが感じられる。
 もう春も近いのだ。





2022-02-16 (Wed)

2022/02/16 日記 野焼き

2022/02/16 日記 野焼き

2022/02/16 (水) 旧暦: 1月16日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時27分 日没:  17時23分 月出:  16時51分 月没:  6時23分 月齢:  14.88 潮汐:  大潮 干支:  庚子 六曜:  仏滅 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 野焼き 「菅生沼の野焼き(2022/1/23)」 https://youtu.be/eBFy4wu-xNU 『野焼く(のやく) 初春 子季語: 野焼、堤焼く、野火、草焼く 解説: 春...

… 続きを読む

2022/02/16 () 旧暦: 116日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 627分 日没:  1723分 月出:  1651分 月没:  623分 月齢:  14.88 潮汐:  大潮 干支:  庚子 六曜:  仏滅 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 野焼き

「菅生沼の野焼き(2022/1/23)」

https://youtu.be/eBFy4wu-xNU



『野焼く(のやく) 初春

子季語: 野焼、堤焼く、野火、草焼く
解説: 春先に野原の枯草を焼くこと。草萌えをよくし害虫を駆除するため、山、畑、野、畦、芝などを焼く。その灰は肥料となる。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及: 
 おもしろき野をばな焼きそ古草に新草まじり生ひは生ふるがに 東歌『万葉集』

 春日野は今日はな焼きそ若草のつまもこもれり我もこもれり よみ人しらず『古今集』
 』
(季語と歳時記)



野焼の俳句:


・阿蘇野焼き待ちに俟つたる今朝の晴   松崎佐


・乾坤へ野焼の敬や触れ太鼓   田中とし江


・火が風を風が火を呼ぶ野焼かな   河野美奇


・焔迫れば草薙ぐ鎌よ野焼守  杉田久女


・胸中に別の火が立つ野焼かな   小澤克己




外国では大規模な山火事が起き、人家の消失、犠牲者も出るなど火は消すどころか、消えるのを待つしか無いようなニュースが良く流れる。

日本では、そうした自然の火事は少ない様に思われる。
野焼き、山焼きが昔から行われ、火の管理に経験を積んでいるからだろうか。

野焼きは枯れた草木を焼くので、燃える速度が速いそうだ。
着火するとアッという間に火が広がるそうだ。
風の向き強さなど十分に検討して火を付ける必要がある。

日常生活では火が遠くなっている。
料理も薪や炭を使った日は遠くなり、ガスコンロの火もIHクッキングヒーターに置き換わろうとしている今、火は縁なきものになりつつある。

しかし、祈祷の火や放火魔の火は無くなってはない。
燃え上がる自然の火は恐ろしい。
鳥たちは逃げて飛びたつ。
虫は焼け死ぬしか無い。
人は、燃え上がる火が、心のなかに何かの火を燃え上がらせることを承知している。

小澤の句は、その消息を詠んでいる。





2022-02-15 (Tue)

2022/02/15 日記 かまくら

2022/02/15 日記 かまくら

2022/02/15 (火) 旧暦: 1月15日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時28分 日没:  17時22分 月出:  15時48分 月没:  5時46分 月齢:  13.88 潮汐:  中潮 干支:  己亥 六曜:  先負 九星:  九紫火星 今日のあれこれ: かまくら 「[4K]Snow scene Winter Japan 秋田県•横手かまくら祭り Yokote Kamakura Festival 秋田観光 雪まつり JAPAN 雪景色 日本の冬」 https://youtu.b...

… 続きを読む

2022/02/15 () 旧暦: 115日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 628分 日没:  1722分 月出:  1548分 月没:  546分 月齢:  13.88 潮汐:  中潮 干支:  己亥 六曜:  先負 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: かまくら


「[4KSnow scene Winter Japan 秋田県横手かまくら祭り Yokote Kamakura Festival 秋田観光 雪まつり JAPAN 雪景色 日本の冬」

https://youtu.be/YtdcRLk8V60



『かまくら 新年

【解説】
秋田県で小正月に行われる行事。
同県横手市で二月一五日十六日に行われるものが有名。
 子供たちが二メートル程の高さの雪山を作り、その中をくりぬいて作った雪室の中に祭壇を設けて水神を祀り、夜にはろうそくを灯す。子供たちは雪室の中で大人たちがお参りに来るのを待ち、訪れた大人たちに餅や甘酒をふるまう。
 もともと鳥追行事が変じたものであることから、かまくらの前で鳥追いや火祭りが行われることもある。また、雪山をくりぬいて作られる雪室そのものもかまくらである。』
(季語と歳時記)



かまくらの俳句:


・辻曲ればかまくらの灯の招くごと  大野林火


・枇杷色にかまくら灯るひとつづつ   小野千枝子


・綺羅星を連れかまくらの客となる   川口襄


・笑声するかまくらに入りけり   鈴木栄子


・目は口ほどに云ふかまくらのわらし  平畑静塔




普通の冬なら、今日の夜、横手市のかまくらは開催されたのだが、この冬はコロナのために中止になってしまった。

動画を見ると、横手のかまくらは詩的で美しい。
寒い北国に夜がやってくると、かまくらにも小かまくらに蝋燭が灯される。
 街を黒い闇が覆うとかまくらは枇杷色に輝く。小かまくらは星のように集い光る。

大きなかまくらには奥飛騨温泉で一度入った経験があるが、それは観光用に一つ作られた大きなもので、中で水神様が祀られ子どもたちが「はいってたんせ(どうぞ中へ入っておやすみくだい)」と声を掛けてくれるそうだ。
 中に入ると、甘酒やお餅でもてなしてくれるそうだ。
中に入り、接待を受け、雪で作った神棚にまつられた水神様へお賽銭をあげて、地元の子どもたちと一緒に語り合うのが習わしになっているそうだ。

横手に生まれ育った人は、かまくらのある美しい冬と温かいおもてなしの中で豊かな時を過ごして、大人になることが出来る。
 これは、心のなかの宝ものになる。

コロナが終わったら、一度横手のかまくらを訪ねて、日本の厳しい寒さの中の美しい夜を体験してみたいと思う。





2022-02-14 (Mon)

2022/02/14 日記 冴返る

2022/02/14 日記 冴返る

2022/02/14 (月) 旧暦: 1月14日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  バレンタインデー 日出: 6時29分 日没:  17時21分 月出:  14時48分 月没:  5時03分 月齢:  12.88 潮汐:  中潮 干支:  戊戌 六曜:  友引 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 冴返る 「京都冬景色(1)凍てつく嵐山・嵯峨野・化野念仏寺周辺」 https://youtu.be/RTQRb_lLBLw 『冴返る(さえかえる、さえかへる)...

… 続きを読む

2022/02/14 () 旧暦: 114日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  バレンタインデー 日出: 629分 日没:  1721分 月出:  1448分 月没:  503分 月齢:  12.88 潮汐:  中潮 干支:  戊戌 六曜:  友引 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 冴返る

「京都冬景色(1)凍てつく嵐山・嵯峨野・化野念仏寺周辺」

https://youtu.be/RTQRb_lLBLw



『冴返る(さえかえる、さえかへる) 初春

【子季語】
 しみ返る、寒返る、寒戻り

【関連季語】
 余寒

【解説】
 春さき、暖かくなりかけたかと思うとまた寒さが戻ってくること。一度暖かさを経験しただけに、より冴え冴えとしたものを感じさせる。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 さえかへり山風あるる常盤木に降りもたまらぬ春の沫雪 藤原為家『玉葉集』
』(季語と歳時記)



冴返るの俳句:


・雲に鳶富士たかき日の冴返る  飯田蛇笏


・駅頭の津軽三味線冴返る   廣島泰三


・王将駒彫る一刀の冴返る   山本稚子


・屋根の雪ずり落ちんとし冴返る  久保田万太郎


・化野の千の石仏冴返る   稲次登美子




京都化野念仏寺は、弘仁2年(811年)、空海が野ざらしになっていた遺骸を埋葬し、供養のために千体の石仏を埋め、五智如来の石仏を建てて五智山如来寺を建立した事に始まると言い伝えられている。

境内の石仏・石塔は、平安から、鎌倉、室町、江戸まで、あだしの一帯に葬られた人々のお墓だそうだ。その数8000体にもなる。
 何百年という年月の間に無縁仏となり、化野の山野に散乱埋没していたものを、明治になり、中山通幽師が掘り出し集め、説法を聴く人々の姿として並べ、安祀したものだそうだ。

先日亡くなった文筆家・政治家であったI氏は、死後は何もない無、戒名もいらぬ、遺骨は海に撒くように遺言したそうだ。
ニュースでは戒名はつけられたと報道していた。

海に撒かれたとしても、化野の無縁仏のように、仏様の力によって、いずれ供養されることになるに違いない。


晴れた日の朝は、一層気温は下がる。
ピンと張り詰めた冷気により心は冴え返る。





2022-02-13 (Sun)

2022/02/13 日記 春を待つ

2022/02/13 日記 春を待つ

2022/02/13 (日) 旧暦: 1月13日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時30分 日没:  17時20分 月出:  13時52分 月没:  4時15分 月齢:  11.88 潮汐:  中潮 干支:  丁酉 六曜:  先勝 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 春を待つ 「2021-2022 今シーズンの雪 大雪後2月8日の状態のドラレコ 新潟県魚沼市のとある山奥」 https://youtu.be/LDnJM6xKrsI 『春待つ(はるまつ)...

… 続きを読む

2022/02/13 () 旧暦: 113日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 630分 日没:  1720分 月出:  1352分 月没:  415分 月齢:  11.88 潮汐:  中潮 干支:  丁酉 六曜:  先勝 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 春を待つ

2021-2022 今シーズンの雪 大雪後28日の状態のドラレコ 新潟県魚沼市のとある山奥」

https://youtu.be/LDnJM6xKrsI



『春待つ(はるまつ) 晩冬

【子季語】
 待春、春を待つ

【解説】
 長く厳しい冬が一段落して、寒い中にも時折春の訪れを感じる頃、新しい季節を待つ気持ちが強まる。
早く春よ来い、来て欲しいと願う気持ちである。』
(季語と歳時記)


春を待つの俳句:


・越に住み生涯春を待つ思ひ  上田一粒


・駅前に街の未来図春を待つ  富田初代


・刈込のみなまるまると春を待つ   阿部ひろし


・菓子の名のこいさんとあり春を待つ   大橋麻沙子


・雨の日は雨に従ひ春を待つ   山内山彦




夜のニュースの天気予報。
明日にかけて関東は積雪のおそれあり。
日本海側は、雪マークが並んでいる。
新潟は来週毎日のように雪が降るのでマークが並んでいる。

上田の句を読んで、その気持が理解できた。
新潟に住んだことがあるが、冬が長い。
10
月の20日過ぎに、寒波の第一波が来て、雪を降らす。
根雪になるのはまだ先だが、空が雲に覆われ、日差しが次第に遠くなる。
 日差しが少ないのが、太平洋側で生まれ育った人間には辛い。暗く冬ざれた感じが長く続いてしまう。
 春を待ち続ける想いは強いものだった。

冬の街にも、春を見つけることは出来る
それは心の感受性だ。
駅前でも刈り込みにも春を感じることは出来る。

人間が地球の主の様な顔をしても、それは錯覚だ。
お天気一つ変えられはしない。

山内が詠むように、日々虚心坦懐に春を信じて、待つのが正しい。





2022-02-12 (Sat)

2022/02/12 日記 雪割草

2022/02/12 日記 雪割草

2022/02/12 (土) 旧暦: 1月12日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時31分 日没:  17時19分 月出:  13時01分 月没:  3時22分 月齢:  10.88 潮汐:  若潮 干支:  丙申 六曜:  赤口 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 雪割草 「雪割草 花開く「みかも山公園」栃木・佐野」 https://youtu.be/nFGsZs9rq20 『雪割草(ゆきわりそう、ゆきわりさう) 初春 【子季語】  三...

… 続きを読む

2022/02/12 () 旧暦: 112日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 631分 日没:  1719分 月出:  1301分 月没:  322分 月齢:  10.88 潮汐:  若潮 干支:  丙申 六曜:  赤口 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 雪割草

「雪割草 花開く「みかも山公園」栃木・佐野」

https://youtu.be/nFGsZs9rq20



『雪割草(ゆきわりそう、ゆきわりさう) 初春

【子季語】
 三角草、州浜草、洲浜細辛、洲浜菊

【解説】
 キンポウゲ科の多年草。本州から四国の早春の低山地で、雪解けを待って茎の先端に、白や淡紅、紅紫、青紫の花を一つつける。
 葉の形が婚礼の儀式などに用いられる洲浜台、また浜辺の洲浜のようであることから洲浜草とも呼ばれる。

【科学的見解】
ユキワリソウの標準和名は、ミスミソウである。ミスミソウは、キンポウゲ科の多年草で、本州中部以西から九州北部までの林内に生育している。
 葉は、先端の尖る小葉三枚をつけ、根生状に束生する。花は、白または紅紫色となる。同じユキワリソウを別名にもつものとして、スハマソウも知られている。スハマソウとミスミソウは似ているが、ミスミソウの小葉先端が尖っているのに対して、スハマソウの小葉先端は丸みがあるため、そこで区別することができる。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



雪割草の俳句:


・伊吹嶺の光をあつめ雪割草   山村すみ


・一鉢の雪割草の野を買ひぬ  蔦三郎


・図書室のこの窓が好き雪割草  行方克巳




毎日激しく天気が変わる。
今日は、風はあったが晴れて温かい日差しが降り注いだ。
しかし、週明けはまた南岸低気圧が通過する予定で、荒れて雪が降るらしい。

もう2月も半ばになる。
雪もそろそろ峠を越すだろう。
梅も咲き始めているそうだ。

雪割草も小さな花を咲かせているだろう。
雪割草と言う名はよい響きがある。
三角草より、州浜草より、矢張り雪割草が良い。

冷たく、凍え死ぬような雪の下から、雪を押しのけて芽を出し、花を咲かせる雪割草は、人から見ると寒さに負けぬ力を秘めた花だ。

山里の雪割草は勿論だが、鉢植えの雪割草でも人の心を弾ませてくれる。





2022-02-11 (Fri)

2022/02/11 日記 建国記念の日

2022/02/11 日記 建国記念の日

2022/02/11 (金) 旧暦: 1月11日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  建国記念の日 日出: 6時32分 日没:  17時18分 月出:  12時16分 月没:  2時26分 月齢:  9.88 潮汐:  長潮 干支:  乙未 六曜:  大安 九星:  五黄土星 今日のあれこれ: 建国記念の日 『令和4年 明治神宮 建国記念の日 奉祝演奏〖『上和太鼓 演奏 』(極)4K』 https://youtu.be/wadz7aArOg0 『建国記念の日: ...

… 続きを読む

2022/02/11 () 旧暦: 111日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  建国記念の日 日出: 632分 日没:  1718分 月出:  1216分 月没:  226分 月齢:  9.88 潮汐:  長潮 干支:  乙未 六曜:  大安 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 建国記念の日

『令和4年 明治神宮 建国記念の日 奉祝演奏〖『上和太鼓 演奏 』(極)4K

https://youtu.be/wadz7aArOg0



『建国記念の日: 紀元節、梅花節、梅佳節、建国祭

   初春

二月十一日。
戦前は「紀元節」といった。明治五年に制定され、昭和二十三年に廃止された。
昭和四十一年「建国記念の日」として復活。国民の祝日の一つに加えられた。
神武天皇が橿原の宮に即位したとされる神武紀元元年正月一日を陽暦に換算した日。』
(季語と歳時記)




建国記念の日の俳句:


・海坂は太初の青さ建国日   田中みちよ


・建国の日の山いろいろのたましひも  九鬼あきゑ


・建国の日のあめつちの美しき  大隈草生


・建国祭軍歌雄々しくて悲し  小澤満佐子


・建国日なべて男の優しくて   千田百里




今日は211日。
昔は紀元節、今は建国記念の日。

国民が自分の国の誕生日を祝うのは当たり前。
それを政治的な色眼鏡で見る必要はない。

自分の国を愛するのも当たり前。
国民の生命・財産は勿論、歴史も文化も言葉も大切にしていかなければならない。

ウクライナの国民は外国の軍隊が攻め込んだ場合に備え、一般市民が木の板で造られた銃を使用して軍事訓練を受けていると言う。
 自分の国が他国に攻められれば守るのは当たり前だ。

日本は南では竹島を北では北方4島を不法占拠されたままになっている。
 その事は忘れること無く、国民として言い続けなければならない。





2022-02-10 (Thu)

2022/02/10 日記 初午

2022/02/10 日記 初午

2022/02/10 (木) 旧暦: 1月10日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  初午 日出: 6時33分 日没:  17時17分 月出:  11時37分 月没:  1時28分 月齢:  8.88 潮汐:  小潮 干支:  甲午 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 初午 『扇森稲荷神社 平成31年 初午大祭』 https://youtu.be/TQ2LMDyFjq8 『初午(はつうま)  初春  【子季語】  午祭、初午参り、福参、一の...

… 続きを読む

2022/02/10 () 旧暦: 110日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  初午 日出: 633分 日没:  1717分 月出:  1137分 月没:  128分 月齢:  8.88 潮汐:  小潮 干支:  甲午 六曜:  仏滅 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 初午

『扇森稲荷神社 平成31年 初午大祭』

https://youtu.be/TQ2LMDyFjq8



『初午(はつうま)  初春 

【子季語】
 午祭、初午参り、福参、一の午、稲荷講、験の杉

【関連季語】
 二の午

【解説】
 二月の最初の午の日に行われる稲荷神社の祭礼で、午祭ともいう。
 京都深草の伏見稲荷をはじめ大阪の玉造、愛知県の豊川稲荷、また神戸の摩耶参など、各地の稲荷神社で盛大に行われる。二の午、三の午もある。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 きさらぎやけふ初午のしるしとて稲荷の杉はもとつ葉もなく 光俊朝臣『夫木和歌抄』

【実証的見解】
 稲荷信仰はもともと農事の神の信仰で、初午はその年の五穀豊穣を願うものであった。農家はこの日、稲荷社にお神酒や油揚げ、初午団子を供えたりした。』
(季語と歳時記)



初午の俳句:


・初午に狐の剃りし頭哉  松尾芭蕉


・はつ午や鳥羽四塚の鶏の声  与謝蕪村


・はつ午や煮しめてうまき焼豆腐  久保田万太郎


・境内はまだ皆枯木一の午  高橋淡路女


・初午の過ぎて一日深ぐもり   平田安生




季語「初午」は、江戸の昔から詠まれ、現在でも詠まれているので、例句は多い。
 現在でも多いのは、初午の行事が今も廃れること無く、陸奥から九州まで広く行われているからだろう。

芭蕉の句が出てきて、意味が取れなかった。
昔の俳人の句は、学識がないと読みこなせない。
教養の差があり過ぎるのだ。

狐は初午が稲荷神社の祭礼であることから理解できるとして、そこから先が理解できない。

芭蕉については、データベースがあるので、理解ができた。

この句には前書きがあるようだ。
「二月吉日とて是橘が剃髪、入医門を駕す」
これがあっても、全てはわからないが、以下のような背景がある句だそうだ。

『元禄6年、50歳。ここに是橘<ぜきつ>は、其角の従僕であったが、其角の父東順に医学を学ぶこととなった。この時の門出を祝福した一句。
 初午は稲荷大明神の祭典の日、2月最初の午の日に行われる。 春の農耕に起源を持つ祝祭行事で豊穣を祈願する祭典だが、転じて商売繁盛・子孫繁栄などに転化して 現代に至る。また、稲荷神社は狐が遣い手と言われ「正一位」などと位階を頂戴している。 京都伏見稲荷神社が全国稲荷神社の総社で、西暦711年(養老4年)27日の創建とされ、この日が初午だった伝えられている。

初午に狐の剃りし頭哉
 是橘が医門に入った。そのために髪を切ってつるつるの頭をしている。今日は初午だが、きっとこの頭は稲荷神社の狐が是橘を騙して剃り落としたにちがいない。是橘をからかいながら、祝言を述べ、当人も周囲も明るく笑っている情景が思い浮かぶ佳句。 狐についてはここを参照。』
(芭蕉db
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/haikusyu/hatuuma.htm
より転載)

蕪村の句については、調べたがわからなかった。

朝から冷たい雨が降り続き、途中雪にも変わった。
関東は大雪だった。
今年の初午も、お天気は良くなかった。




2022-02-09 (Wed)

2022/02/09 日記 公魚

2022/02/09 日記 公魚

2022/02/09 (水) 旧暦: 1月9日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時34分 日没:  17時16分 月出:  11時03分 月没:  0時29分 月齢:  7.88 潮汐:  小潮 干支:  癸巳 六曜:  先負 九星:  三碧木星 今日のあれこれ: 公魚 「桧原湖の氷に穴を開けてワカサギ釣り【穴釣り】」 https://youtu.be/NAUzEB3iIno 『公魚(わかさぎ)  初春 【子季語】  桜魚、ちか、あまさぎ...

… 続きを読む

2022/02/09 () 旧暦: 19日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 634分 日没:  1716分 月出:  1103分 月没:  029分 月齢:  7.88 潮汐:  小潮 干支:  癸巳 六曜:  先負 九星:  三碧木星


今日のあれこれ: 公魚

「桧原湖の氷に穴を開けてワカサギ釣り【穴釣り】」

https://youtu.be/NAUzEB3iIno



『公魚(わかさぎ)  初春

【子季語】
 桜魚、ちか、あまさぎ、雀魚、公魚釣

【解説】
 体長七、八センチから十センチで、背は淡黄色、腹部は銀色に光 るスマートな魚。
 寒中結氷した湖上に穴をうがって釣る穴釣りが 有名だが、盛漁期の春は網によって獲る。
 淡白な風味で、フライ、 天麩羅、佃煮のほか、南蛮酢漬けもよい。』
(季語と歳時記)



公魚の俳句:


・わかさぎに絹のひかりの余呉の湖   升田ヤス子


・湖心まで公魚釣の人溢れ  稲畑廣太郎


・一穴に一人の世界公魚釣る   堀井英子


・わかさぎの糸ぴちぴちと釣られけり   森清信子


・公魚のみたびは跳ねず凍てにけり  原 麻子




今年の冬は、寒さが厳しい。
凍った湖面に穴を開けて、穴から糸と針を湖に入れて、公魚を穴釣りには、良い年なのだろう。

釣りは海でも川でも夜中から、朝から準備して、現地に移動して、釣りを始めなければならないから大変だ。
 子供の頃、釣りに連れられていったが、大変だった。

それは、夏の鮎釣りだったが、風景は美しく空気も水も綺麗で釣りはともかく、水遊びが楽しかった。

公魚の穴釣りは、厳寒の中で、ひたすら暗い穴の中の公魚と駆け引きをすることになるので、自然と遊ぶ面はあまり期待できない。やはり、釣る事自体を楽しまなければ成り立たない。

公魚の例句を読んでいると、公魚の儚い美しさを詠むものはあるが、矢張り、釣られる公魚を可哀想に思う俳人も多い。
その様な句を詠む人は、矢張り連れられて行った人たちなのだろう。





2022-02-08 (Tue)

2022/02/08 日記 蕗の薹

2022/02/08 日記 蕗の薹

2022/02/08 (火) 旧暦: 1月8日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  上弦 日出: 6時35分 日没:  17時15分 月出:  10時32分 月没:  ---- 月齢:  6.88 潮汐:  小潮 干支:  壬辰 六曜:  友引 九星:  二黒土星 今日のあれこれ: 蕗の薹 「蕗のとうの収穫」 https://youtu.be/Nq_Mw4xCYN0 『蕗の薹(ふきのとう、ふきのたう)  初春 【子季語】  蕗の芽、蕗の花、蕗のしゆうとめ...

… 続きを読む

2022/02/08 () 旧暦: 18日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  上弦 日出: 635分 日没:  1715分 月出:  1032分 月没:  ---- 月齢:  6.88 潮汐:  小潮 干支:  壬辰 六曜:  友引 九星:  二黒土星


今日のあれこれ: 蕗の薹

「蕗のとうの収穫」

https://youtu.be/Nq_Mw4xCYN0



『蕗の薹(ふきのとう、ふきのたう)  初春

【子季語】
 蕗の芽、蕗の花、蕗のしゆうとめ

【解説】
 蕗は菊科の多年草で山野に自生する。早春、新葉が出る前に根茎から卵の形をした緑色の花茎を出す。花茎は数枚の大きな鱗のような葉で包まれ、特有の香気とほろ苦い風味が喜ばれる。花がほうけたものを蕗の姑という。』
(季語と歳時記)



蕗の薹の俳句:


・雲あしの軽ろさに蕗の芽が出づる   市場基巳


・押しだせる天地の息吹蕗の薹  三瀬教世


・せせらぎの音にふくらむ蕗の薹   西本花音


・うひうひしそのさみどりの蕗の薹   溝内健乃


・佳き年の始まる予感蕗の薹   池田葉子



昨日、野菜と果物の専門店に行った。
目的は大根の白くて長くて肌理やかなものが欲しかったのだが、店内を見ていると、大根や白菜や人参などの日常野菜とは別の場所に、こだわりのものが置いてあるコーナーがあった。

各種ハーブや芽キャベツの横に、緑の小さな塊のパックがあった。
 何だろうと近づいてみると、蕗の薹だった。全くまだ開いていない丸い球状の蕗の薹だった。

世の中は、寒波、豪雪、オミクロン、冬の五輪で騒がしく、先が見えない日々が続いているが、自然は迷うこと無く春が近いことを教えてくれていると気づいた。

今日の季語を「蕗の薹」に変更することにした。
例句を読んでみると、やはり蕗の薹は春の使者だった。

池田の詠むように、春を告げるだけでなく、「佳き年」をも予感させるものなのだ。



2022-02-07 (Mon)

2022/02/07 日記 雪催

2022/02/07 日記 雪催

2022/02/07 (月) 旧暦: 1月7日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  旧人日 日出: 6時36分 日没:  17時14分 月出:  10時05分 月没:  23時30分 月齢:  5.88 潮汐:  小潮 干支:  辛卯 六曜:  先勝 九星:  一白水星 今日のあれこれ: 雪催 「東海地方平野部にも断続的に雪雲が流れ込む 積雪や路面の凍結による交通への影響に注意 (22/02/06 12:00)」 https://youtu.be/d1-vNSsw9m4 ...

… 続きを読む

2022/02/07 () 旧暦: 17日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  旧人日 日出: 636分 日没:  1714分 月出:  1005分 月没:  2330分 月齢:  5.88 潮汐:  小潮 干支:  辛卯 六曜:  先勝 九星:  一白水星


今日のあれこれ: 雪催

「東海地方平野部にも断続的に雪雲が流れ込む 積雪や路面の凍結による交通への影響に注意 (22/02/06 12:00)

https://youtu.be/d1-vNSsw9m4



『雪催: 雪気、雪雲、雪曇、雪模様、雪暗、雪意

  三冬

いまにも雪が降り出しそうな天気のこと。
雲が重く垂れこめ、空気も冷え冷えとしてくる。』
(季語と歳時記)



雪催の俳句:


・あり余る雪ありてなほ雪催  本附沢麦青


・ポタージュに変へる献立雪催   吉田政江


・悪相の魚は美味し雪催  鈴木真砂女


・ふたりゐてそれぞれの黙雪催  辻美奈子


・愛憎の愛の絶え絶え雪催  佐藤鬼房




今年の冬は、寒い。
雪も去年の12月から降り始め、異常に早かった。
名古屋周辺で雪が降るのは2月に降る程度だ。
降ると言っても舞う程度で積もることは毎年ではない。

それが、この冬は12月から始まり、1月も2月も寒い。
この数日は、毎日のように雪が降りそうだ。

雪雲がやってきて、空を覆い、冷たい風が吹き始めると、雪の準備が完了だ。

そんな様子を季語では「雪催」と表現する。

ここ数日は、雪催の日々だ。

建物から出ると、外は雪が降っていたりする。
雪はそんなに簡単に降るものなのか。

雪催の例句を読んでいて、成程と感じる句があった。
上の2句は、この冬の句にピッタリだ。

読み進むと、3句に行き当たった。
そうか、グロテスクな顔つきの魚は確かに美味しい。
鮟鱇やオコゼや鮃など美しいとは言えない。
しかし、それは雪催と何か関係があるのだろうか?

更に進むと、4句、5句があった。
そうか、雪催は寒いだけではないのだ。
厳しい、寒さ、冷たさが心も凍らせる事がある様なのだ。

その理由は書かれていないかわわからないが...





2022-02-06 (Sun)

2022/02/06 日記 新海苔

2022/02/06 日記 新海苔

2022/02/06 (日) 旧暦: 1月6日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 6時37分 日没:  17時13分 月出:  9時38分 月没:  22時30分 月齢: 4.88 潮汐:  中潮 干支:  庚寅 六曜:  赤口 九星:  九紫火星今日のあれこれ: 新海苔『[漁師のお仕事]丹精込めて育てた青海苔を初収穫』https://youtu.be/WwtbD58DR-Y『新海苔(しんのり)  晩冬【子季語】 初海苔、寒海苔【解説】冬から、春にかけて採れる海...

… 続きを読む

2022/02/06 () 旧暦: 16日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 637分 日没:  1713分 月出:  938分 月没:  2230分 月齢: 4.88 潮汐:  中潮 干支:  庚寅 六曜:  赤口 九星:  九紫火星


今日のあれこれ: 新海苔

[漁師のお仕事]丹精込めて育てた青海苔を初収穫』

https://youtu.be/WwtbD58DR-Y



『新海苔(しんのり)  晩冬

【子季語】
 初海苔、寒海苔

【解説】
冬から、春にかけて採れる海苔のこと。
荒波の襲いかかる磯で、岩海苔などを採取するのは骨の折れる作業である。
採れてすぐ干した海苔は、やわらかく際立って香りがよい。』
(季語と歳時記)



新海苔・初海苔の俳句:


・一枚の新海苔旅をかがやかす   稲畑汀子


・手もて切る新海苔の香のたちにけり   小川玉泉


・新海苔のちよいと出されし酒の当て   橋本くに彦




今日、26日は、海苔の日だそうだ。


clip_image001
 海苔は、古代から日本人に好まれている伝統的な食品です。海からの贈り物である海苔に対する感謝の気持を込めて、全国海苔貝類漁業協同組合連合会は、全国海苔漁民の総意として 1966(昭和41)「海苔の日」を26日と定め、以来毎年記念行事を実施しております。

「海苔の日」の由来
 大宝元年(701)に制定された日本最古の成文法典である「大宝律令」によれば、29種類の海産物が租税としておさめられていました。そのうち8種類が海藻で、海苔がその1つとして表記されています。この事から、海苔は産地諸国の代表的な産物として、大変貴重な食品であったことがうかがえます。

 全海苔漁連ではこの史実に基づき、「大宝律令」 が施行された大宝211日を西暦に換算すると70226日となるため、業界の発展祈願の気持ちを込めて毎年26日を「海苔の日」と定め、以下の記念行事を行っております。

(全国海苔貝類漁業協同組合連合会
http://www.zennori.or.jp/day.html
より転載)

海苔が嫌いと言う人は、あまり遭ったことがない。
大多数の日本人は、海苔好きではないだろうか。

おにぎりや巻きずしに海苔は付き物だから、楽しい思い出が海苔には着いているからだろう。

最近も、多くの人が恵方巻きを食べたはずだ。
海苔のない恵方巻きは恵方巻きではない。
切らずに丸ごと頭からパクリとやるのが楽しいのだ。

例句で、酒の当てとしての新海苔が詠まれている。
この季節、美味しい酒が搾られる。
美酒を片手に、新海苔を楽しむのは季節感が満ちていて、良い趣味だ。
 お互いに邪魔をすること無く、お酒も新海苔も一層美味しくいただくことが出来る。


2022-02-05 (Sat)

2022/02/05 日記 雪まつり

2022/02/05 日記 雪まつり

2022/02/05 (土) 旧暦: 1月5日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 6時38分 日没:  17時12分 月出:  9時12分 月没:  21時29分 月齢:  3.88 潮汐:  中潮 干支:  己丑 六曜:  大安 九星:  八白土星 今日のあれこれ: 雪まつり 「さっぽろ雪まつり2年ぶり開催へ 大雪像・プロジェクションマッピング・飲食はなし ホテルや飲食店は期待」 https://youtu.be/wPzNnwJxxIg 「...

… 続きを読む

2022/02/05 () 旧暦: 15日 祝日・節気・雑節・ 朔望:   日出: 638分 日没:  1712分 月出:  912分 月没:  2129分 月齢:  3.88 潮汐:  中潮 干支:  己丑 六曜:  大安 九星:  八白土星


今日のあれこれ: 雪まつり

「さっぽろ雪まつり2年ぶり開催へ 大雪像・プロジェクションマッピング・飲食はなし ホテルや飲食店は期待」

https://youtu.be/wPzNnwJxxIg



「さっぽろ雪まつり 大通り雪像 中止を受けて取り壊しへ PCRセンターには 長蛇の列」

https://youtu.be/13jOuDul9Eg



『ゆき‐まつり【雪祭(り)】 の解説

1 長野県下伊那郡阿南町新野(にいの)の伊豆神社で、その年の豊作を祈って正月14日から15日にかけて行われる祭り。田楽や古風な猿楽などが夜を徹して行われる。《季 新年》

2 雪の多い地方で、さまざまな雪像や氷の彫像をつくって競ったりする観光行事。2月上旬に北海道札幌市で行われるものなどが有名。《季 冬》

(小学館・デジタル大辞泉)



雪祭・雪まつりの俳句:


・雪まつり白亜の城が灯ともせり  成田智世子


・火の神に雪供へたり雪祭  沢木欣一


・札幌の星美しき雪祭  星野松路




本来なら、今日からさっぽろ雪まつりが平常通り開催される予定であったが、オミクロン株の登場で、急遽規模を縮小して開催されることになった。

大通公園に大規模な雪像を作り、観光客も地元の人も一緒に楽しむさっぽろ雪まつりなのだが、今年も出来なくなってしまった。
 作成し始めて、取り壊すのは残念なことだった。

雪像を中心に人が群れる方式を避けて、人が流れながら楽しむスタイルにしているそうだ。

さっぽろ雪まつり公式サイト
https://www.snowfes.com/


さっぽろ雪まつりにとってコロナウイルスは鬼門だ。
コロナ第一波に、北海道にコロナウイルス感染が広まったのは、さっぽろ雪まつりの会場で感染した人が、道内に帰って感染が広がった経験がある。

今回の第5波もまた直前に邪魔をされてしまった。
来年も、寒い時期はコロナが流行りやすい。
ワクチン3回目と飲み薬の承認を急いで行わなければ、来年もまた同じことになる。

供給に問題がある外国の飲み薬だけ承認を急いでも、事態の改善には繋がらない。
 日本が開発中の新しい飲み薬の早期承認に加え、放置されているとしか思えないアビガン、イベルメクチンの承認を急ぐべきだ。




2022-02-05 (Sat)

2022/02/05 イベルメクチン 「オミクロン株」にも効果あり

2022/02/05 イベルメクチン 「オミクロン株」にも効果あり

イベルメクチンの治験を行っている興和が、変異株「オミクロン株」への抗ウイルス効果があることを確認、発表した。外国の新しい飲み薬を承認するのもよいが、供給が十分あるとは言えず、投与について条件を厳しくしなければならないのが実情だ。感染初期の内に投与して重症化を防ぐための飲み薬だから、数多くの初期感染者に投与できないのであれば意味がない。イベルメクチンならば、国内製造で供給の不安は無い。副作用の問題も...

… 続きを読む


イベルメクチンの治験を行っている興和が、変異株「オミクロン株」への抗ウイルス効果があることを確認、発表した。

外国の新しい飲み薬を承認するのもよいが、供給が十分あるとは言えず、投与について条件を厳しくしなければならないのが実情だ。

感染初期の内に投与して重症化を防ぐための飲み薬だから、数多くの初期感染者に投与できないのであれば意味がない。

イベルメクチンならば、国内製造で供給の不安は無い。
副作用の問題も、長く使われてきた薬なので問題ない。

家畜用のイベルメクチンを人間に投与した外国での実例をイベルメクチンの問題であるかの如く論ずるのは、イベルメクチンを潰そうとする人たちの常套手段だから信じる必要はない。

人々が普通の生活に戻るためには、ワクチンと初期の経口治療薬がどうしても必要になる。
 国にも働きかけて、承認の早期化を準備するべきだ。

愛知県も協力して進めている治験なので、経過・見込みなどについて、東海地方の報道機関、中日新聞、CBC、東海テレビなどは積極的に、報道していくべきだと思う。



興和が報告をリリースしている。
「イベルメクチンの「オミクロン株」への抗ウイルス効果を確認」

https://www.kowa.co.jp/news/2022/press220131.pdf



『オミクロン株に効果確認 興和、イベルメクチンで
202201311744

clip_image001
医薬品などを手がける「興和」の本社ビル=25日、名古屋市中区

 医薬品メーカーの興和(名古屋市)は31日、新型コロナウイルス治療薬として臨床試験(治験)を進めている抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、変異株「オミクロン株」への抗ウイルス効果を確認したと発表した。今後治療薬としての有効性と安全性を確認し、実用化を目指す。

 興和は1000人を対象とした治験を進めている。イベルメクチンは、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大特別栄誉教授が開発に貢献。抗寄生虫薬として世界中で使われ、30年以上の実績がある。

(時事通信)




『興和、イベルメクチン、オミクロン株にも有効
2022
21


 興和は31日、抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、新型コロナウイルス感染症治療用への適応で、新変異株「オミクロン株」に対しても抗ウイルス効果を確認したと発表した。北里大学と共同の非臨床試験で、アルファ・ベータ・ガンマ・デルタ株といった既存変異株と同等の効果が示された。

 イベルメクチンは寄生虫感染症治療薬として世界で使用されているが、新型コロナウイルス細胞内への侵入抑制と複製阻害という作用が報告されて、治療薬(錠剤)としての応用が期待されている。2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別名誉教授らが発見した抗生物質で、大村氏が興和に直接依頼し、新型コロナ治療薬用として現在、第3相臨床試験(P3)を実施している。

(化学工業日報)


愛知県がイベルメクチンの治験に協力している。
「新型コロナウイルス感染症の治療薬(イベルメクチン)の治験開始について」

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/ivermectin-chiken-20211202.html




2022-02-04 (Fri)

2022/02/04 日記 立春

2022/02/04 日記 立春

2022/02/04 (金) 旧暦: 1月4日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  立春 日出: 6時38分 日没:  17時11分 月出:  8時44分 月没:  20時26分 月齢:  2.88 潮汐:  中潮 干支:  戊子 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星 今日のあれこれ: 立春 『「立春」の朝空は冬曇り 20220204』 https://youtu.be/BsnBQYYpFqM 『立春(りっしゅん)  初春 【子季語】  春立つ、春来る、...

… 続きを読む

2022/02/04 () 旧暦: 14日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  立春 日出: 638分 日没:  1711分 月出:  844分 月没:  2026分 月齢:  2.88 潮汐:  中潮 干支:  戊子 六曜:  仏滅 九星:  七赤金星


今日のあれこれ: 立春

『「立春」の朝空は冬曇り 20220204』

https://youtu.be/BsnBQYYpFqM



『立春(りっしゅん)  初春

【子季語】
 春立つ、春来る、立春大吉、春さる

【解説】
 二十四節気の最初の節気で、二月四日ころ。
節分の翌日になる。厳しい寒さはまだ続くが、温かくなるにつれて梅の花もほころぶころ。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【実証的見解】
 初春の項参照』
(季語と歳時記)



立春の俳句:


・雲の散歩わたしの散歩春立ちぬ  石井百合


・幾たびも立春の空仰ぎ見る   岡田正義


・結ひ上げし髪にさす陽も春立ちぬ  大谷句佛


・嫁ぐ子と花種選りぬ春立つ日  伊藤京子


・格子戸のすべりよき春立ちにけり  鈴木真砂女




今日の空は、雲が流れて、陽射しが降り注ぐ。
雲がやってきて、陰る。
その繰り返しの、慌ただしい空模様だった。

それでも、昨日とは違って風の冷たさが和らぎ、身を竦めて力を入れる必要はなかった。

春は名のみとよく言われる。
しかし、立春という言葉には、まだ見えぬ春を感じさせる力がある。

立春、春立つ。
立春、春立つ。
何度か繰り返すと、春が響いてくる。

明日、明後日は年末並みの寒波が来る。
北陸は大雪、太平洋側も積雪だそうだ。
それも、一時のことだ。






2022-02-03 (Thu)

2022/02/03 日記 鬼やらい

2022/02/03 日記 鬼やらい

2022/02/03 (木) 旧暦: 1月3日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  節分 日出: 6時39分 日没:  17時10分 月出:  8時13分 月没:  19時20分 月齢:  1.88 潮汐:  大潮 干支:  丁亥 六曜:  先負 九星:  六白金星 今日のあれこれ: 鬼やらい 「2022年節分動画」 https://youtu.be/ldzk3PTpnNs 『追儺: なやらひ、鬼やらひ、儺を追ふ(だをおふ)   晩冬 もともとは中国から...

… 続きを読む

2022/02/03 () 旧暦: 13日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  節分 日出: 639分 日没:  1710分 月出:  813分 月没:  1920分 月齢:  1.88 潮汐:  大潮 干支:  丁亥 六曜:  先負 九星:  六白金星


今日のあれこれ: 鬼やらい

2022年節分動画」

https://youtu.be/ldzk3PTpnNs



『追儺: なやらひ、鬼やらひ、儺を追ふ(だをおふ)

  晩冬

もともとは中国から伝わった災いを払う宮中の行事。
のちに神社寺院に伝わって、二月の節分の行事になった。
関東では成田山新勝寺の追儺の豆まきが有名。』
(季語と歳時記)



鬼やらいの俳句:


・をかしさは声張り上げて鬼やらひ   鷹羽狩行


・遠き子の部屋丹念に鬼やらふ   和田和子


・何の彼のと言ふても夫婦鬼やらひ   矢口笑子


・鬼が来て子をあやしいる節分会  伊丹公子


・鬼の子のはしやぎて逃げる節分会  平岡喜美子




今日は23日。
節分の日。
コロナの無い年であれば、豆撒きの行事も盛大に行われるのだが、今年はオミクロン株の爆発で、人が集まる事は中止されている。

それでも、成田山では2年ぶりに有名人が豆撒きを行ったそうだ。

「成田山新勝寺で豆まき 2年ぶり著名人ら参加」

https://youtu.be/MHacxJhLlr4


今年は日本製の新しいワクチンや飲み薬も承認されるだろうし、来年の節分は普通の通り行事が開催されることを期待したい。

今年の節分は、恵方巻きの売れ行きは良かったそうだし、家庭の中で行う鬼やらいや恵方巻を楽しむ節分になった。

各家庭で、例句のような状況が再現されたはずだ。





2022-02-02 (Wed)

2022/02/02  日記  獺祭

2022/02/02  日記  獺祭

2022/02/02 (水) 旧暦: 1月2日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 6時40分 日没:  17時09分 月出:  7時37分 月没:  18時10分 月齢: 0.88 潮汐:  大潮 干支:  丙戌 六曜:  友引 九星:  五黄土星今日のあれこれ: 獺祭(句碑「獺の祭見て来よ瀬田の奥」いま滋賀.jphttps://imashiga.jp/2021/05/13/%E8%BF%91%E6%B1%9F%E3%82%92%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E6%9D%BE%E5%B0%BE%E8%8A%AD%E8%95%89%...

… 続きを読む

2022/02/02 () 旧暦: 12日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  日出: 640分 日没:  1709分 月出:  737分 月没:  1810分 月齢: 0.88 潮汐:  大潮 干支:  丙戌 六曜:  友引 九星:  五黄土星


今日のあれこれ: 獺祭

clip_image002
(句碑「獺の祭見て来よ瀬田の奥」
いま滋賀.jp
https://imashiga.jp/2021/05/13/%E8%BF%91%E6%B1%9F%E3%82%92%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E6%9D%BE%E5%B0%BE%E8%8A%AD%E8%95%89%E3%81%AE%E5%8F%A5%E7%A2%91%E3%82%92%E5%B0%8B%E3%81%AD%E3%82%8B%E6%97%85%E3%80%80%E8%BF%91%E6%B1%9F%E3%82%92-4/
より転載)



『獺魚を祭る(かわうそうおをまつる/かはうそうををまつる)

 
  初春

【解説】
七十二候のひとつ。
水中に潜む獺は、魚を捕えては岸に並べたあとで食べる、という中国の伝説からきた空想的な季題である。』
(季語と歳時記)



獺祭の俳句:


・獺の祭見て来よ瀬田のおく  芭蕉


・獺の祭に恥ぢよ魚の店  蝶夢


・茶器どもを獺の祭の並べ方  正岡子規




獺祭と言うと、どうしても今では日本酒か子規を思い浮かべてしまうが、本来は中国由来の季語だそうだ。

獺魚祭が本来で、獺魚を祭る。
かわうそが魚を取り、食べる前に並べる習性を、そう表現するのだそうだ。

「獺祭」を検索すると、子規の忌日である「獺祭忌」ばかり出てきてしまうが、これは本来の「獺祭」とは関係がない。

季語「獺祭」が初春の季語とされているのは、これも中国由来で、「獺祭魚」が暦の七十二候の初春の項目とされているからだ。
 かわうそは、とらえた魚をすぐに食べずに、岸や岩の上に並べておく習性がある。
 それを、旧暦の正月に先祖を祭るための供物とみなす様になった。

旭酒造の人気酒が「獺祭」と名付けられた理由は、旭酒造のサイトに書かれている。

「獺祭命名の由来」
https://www.asahishuzo.ne.jp/about/origin.html


概略理解できたが、なかなか句に仕立てるには難しい季語だ。





2022-02-01 (Tue)

2022/02/01 日記 二月

2022/02/01 日記 二月

2022/02/01 (火) 旧暦: 1月1日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  旧正月、朔 日出: 6時41分 日没:  17時08分 月出:  6時54分 月没:  16時58分 月齢:  29.35 潮汐:  大潮 干支:  乙酉 六曜:  先勝 九星:  四緑木星 今日のあれこれ: 二月 『4K映像 長野県松本市「松本城」』 https://youtu.be/KjeLPpmthqU 『二月(にがつ/にぐわつ)  初春 【解説】 上旬に立春を迎えはし...

… 続きを読む

2022/02/01 () 旧暦: 11日 祝日・節気・雑節・ 朔望:  旧正月、朔 日出: 641分 日没:  1708分 月出:  654分 月没:  1658分 月齢:  29.35 潮汐:  大潮 干支:  乙酉 六曜:  先勝 九星:  四緑木星


今日のあれこれ: 二月

4K映像 長野県松本市「松本城」』

https://youtu.be/KjeLPpmthqU



『二月(にがつ/にぐわつ)  初春

【解説】
上旬に立春を迎えはしても、厳しい寒さの続く時節。
冷たい空気の中、日ざしはすこしづつ春を感じさせるようになる。』
(季語と歳時記)



二月の俳句:


・連山を抑へ二月の松本城   鈴木庸子


・利根川の岸辺明るし二月来る  松本夜詩夫


・腕二本振りて歩めば二月富士  磯貝碧蹄館


・籠り居の二月の風を高くきく  阿部みどり女


・玻璃越しの日差しに浸る二月かな   藤村達江




今日から二月。

季語を如月にしようかと考えたが旧暦の二月と新暦の2月では季節感が違いすぎる。
と二月になった。

お天気も午後になると雲が流れ来て、冬空に変わり風も俄に冷たくなった。
 それまでは、明るい日差しと風のない日溜りが春を感じさせた。

感覚に%は似合わない。
が、95%の冬に5%の春が二月の始まりだろうか。

世の中では、試験が行われている。
今日は私立中学の試験だそうだ。
試験に合格しなかったからと言って挫けることはない。
古来
人間至る処に靑山あり
鶏頭となるも牛後となるなかれ
と言う、
自分を信じて前に進めば良い。