2021年11月 - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › Archive - 2021年11月
2021-11-30 (Tue)

2021/11/30 日記 神の留守

2021/11/30 日記 神の留守

2021/11/30 (火)  旧暦: 10月26日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時30分  日没: 16時28分  月出: 1時23分  月没: 13時48分  月齢: 25.24  潮汐: 若潮  干支: 壬午  六曜: 大安  九星: 六白金星      今日のあれこれ: 神の留守   「神無月&新月サン・セット_11月8日夕@葉山町森戸海岸」   https://youtu.be/FxDpC7dZt-M   &nb...

… 続きを読む

2021/11/30 ()  旧暦: 1026日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 630分  日没: 1628分  月出: 123分  月没: 1348分  月齢: 25.24  潮汐: 若潮  干支: 壬午  六曜: 大安  九星: 六白金星 

 

 

今日のあれこれ: 神の留守

 

「神無月&新月サン・セット_118日夕@葉山町森戸海岸」

 

https://youtu.be/FxDpC7dZt-M

 

 

 

『神の留守

 

  初冬

 

陰暦十月は神無月と呼ばれ、全国の八百万の神様がこぞって出雲大社に集まる。神が留守となった神社の氏子たちは不安を覚え、恵比寿様などを留守神として祀る。

 信心の厚さゆえか、「神の旅」「神送」「神迎」、神が集まる出雲は逆に「神在祭」など類似の季語も多い。』

(季語と歳時記)

 

 

 

神の留守の俳句:

 

 

・神の留守立山雪をつけにけり  前田普羅

 

 

・神の留守鈴鹿七岳荒れがちに   滝川あい子

 

 

・朗々と婚の祝詞や神の留守   上野進

 

 

・箒目のおろそかならず神の留守  松田美子

 

 

・巫女溜より笑ひ声神の留守   岩永草渓

 

 

 

各地の神様が出雲へ出掛けてしまうので、その間各地は神の留守になる。

 

神様が留守だと良からぬことが起き、各地は大変困ることになる。

 神様がいないから神社を閉じることは出来ない。神主さんも巫女さんも、それぞれ自分の役職を務めなければならない。

 どうするのだろう心配になる。

 

ところが、良くしたもので、神様が留守の間は、留守神様が、留守を守ってくれることになっているそうだ。

 

一般には留守神様は恵比寿様が務めることになっている。

その恵比寿さまを崇めるお祭りがえびす講だそうだ。

 

恵比寿様以外にも留守神様は居て、東日本では大黒様、西日本では金毘羅様が留守神様を努めていただくことになっているそうだ。

 

神の留守の社の箒目もいつもの通りくっきりと変わること無くたてられている。

 神の留守の間も、神社は滞りなく社務が行われ、境内も変わること無く清々しい空気が漂うのは、留守神様と神主、巫女さんたちが明るく楽しく努めているからだ。

 

 

2021-11-29 (Mon)

2021/11/29 日記 白鳥

2021/11/29 日記 白鳥

2021/11/29 (月)  旧暦: 10月25日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時29分  日没: 16時28分  月出: 0時18分  月没: 13時19分  月齢: 24.24  潮汐: 長潮  干支: 辛巳  六曜: 仏滅  九星: 七赤金星   今日のあれこれ: 白鳥 「【早朝の白鳥】新潟 瓢湖」 https://youtu.be/KbA7cHOGUxA 『白鳥: スワン、鵠、黒鳥、白鳥来る、大白鳥   晩冬 カモ科の水鳥。鳥の中...

… 続きを読む

2021/11/29 ()  旧暦: 1025日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 629分  日没: 1628分  月出: 018分  月没: 1319分  月齢: 24.24  潮汐: 長潮  干支: 辛巳  六曜: 仏滅  九星: 七赤金星  


今日のあれこれ: 白鳥

「【早朝の白鳥】新潟 瓢湖」

https://youtu.be/KbA7cHOGUxA



『白鳥: スワン、鵠、黒鳥、白鳥来る、大白鳥

  晩冬

カモ科の水鳥。鳥の中では大型で全身白い。
冬、北から日本へ来て越冬する。』
(季語と歳時記)




白鳥の俳句:


・遠景に越の連山白鳥湖   井口光雄


・みづうみは藍深め白鳥を待つ   遠藤若狭男


・一羽だけ来て白鳥の湖となる  越野雹子


・旭を食べて白鳥の胸声に満ち  中島斌雄


・花となり花びらとなり白鳥群   鷹羽狩行




散歩する公園の池には鴨が群れているが、白鳥は見かけない。
 広い水面に一群の鴨は静かなものだ。
日曜日だったのでカメラ愛好家たちが集まって写真を撮っていた。
 この池には白鳥はいない。

新潟の瓢湖には行ったことがあるが、白鳥だけではなく渡り鳥がたくさんいた。
 舞い降りる群れ、飛び立つ群れ、水面では白鳥や黒鳥や様々な鳥が縄張り争いをしているのか騒がしい、うるさい程だった。
 白鳥はもっと孤高のイメージだったのだが...





2021-11-28 (Sun)

2021/11/28 日記 落葉

2021/11/28 日記 落葉

2021/11/28 (日)  旧暦: 10月24日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時29分  日没: 16時28分  月出: ----  月没: 12時51分  月齢: 23.24  潮汐: 小潮  干支: 庚辰  六曜: 先負  九星: 八白土星  今日のあれこれ: 落葉 「紅葉2021落ち葉!【北海道大学紅葉】【銀杏並木】晩秋の北大 Hokkaido University」 https://youtu.be/OJ9KAkGEmfs 『落葉(おちば) 三冬 【子...

… 続きを読む

2021/11/28 ()  旧暦: 1024日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 629分  日没: 1628分  月出: ----  月没: 1251分  月齢: 23.24  潮汐: 小潮  干支: 庚辰  六曜: 先負  九星: 八白土星 


今日のあれこれ: 落葉

「紅葉2021落ち葉!【北海道大学紅葉】【銀杏並木】晩秋の北大 Hokkaido University

https://youtu.be/OJ9KAkGEmfs



『落葉(おちば) 三冬

【子季語】
 名の木落葉、落葉の雨、落葉の時雨、落葉時、落葉掃く、落葉掻く、落葉籠、落葉焚く

【解説】
 晩秋から冬にかけて、落葉樹はすべて葉を落とす。散った木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様子も地面や水面に散り敷いたようすも表わす。堆肥にしたり、焚き火にしたりする。

【科学的見解】
 常緑樹と落葉樹で落ち葉の時期は異なる。一般的に落葉時期は、秋をイメージする人が多いと思われるが、全ての葉を秋に落とすものは落葉樹である。落葉樹の葉の使用期間は、一年以内である。
 一方、常緑樹は、葉の寿命が一年以上であり、一年を通して少しずつ落葉させているが、多くの葉が落ちる時期は新葉が出た後の春から初夏にかけてである。
 どちらにしても、使い終わった葉を落とす前には、葉内の栄養を体の方へ戻すために、葉内の緑色の色素であるクロロフィルを分解し、その構成元素の一つである窒素を再吸収する。樹木は、葉の付け根にある葉柄内に離層を形成し、葉を切り離す。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



落葉の俳句:


・あふむいて眺る翌日の落葉かな  横井也有


・かすめ掃く苔の上なる落葉かな  野村泊月


・しづかなる落葉に耳をうたれけり  京極杞陽


・ころがりて柚子のあかるき落葉かな  金尾梅の門


・この道を行くほかはなき落葉かな  金箱戈止夫




落葉の例句は多い、関連季語「落葉掃く」などを含めて6500句を超える例句が在った。
 これ位の人が様々に詠むと、景も心も詠み尽くされているのではと思ってしまう。

その中から5句を選んだ。

也有の句は、明日の我が身を枝にすがりつく葉に見たものか。

 ・句心も詠み尽くされて落葉かな 笑山





2021-11-27 (Sat)

2021/11/27 日記 冬支度

2021/11/27 日記 冬支度

2021/11/27 (土)  旧暦: 10月23日  祝日・節気・雑節・朔望: 下弦  日出: 6時28分  日没: 16時28分  月出: 23時15分  月没: 12時20分  月齢: 22.24  潮汐: 小潮  干支: 己卯  六曜: 友引  九星: 九紫火星      今日のあれこれ: 冬支度   「間垣」   https://youtu.be/SGPLWpWk-rs       『冬支度(ふゆじたく) 晩秋 &nb...

… 続きを読む

2021/11/27 ()  旧暦: 1023日  祝日・節気・雑節・朔望: 下弦  日出: 628分  日没: 1628分  月出: 2315分  月没: 1220分  月齢: 22.24  潮汐: 小潮  干支: 己卯  六曜: 友引  九星: 九紫火星 

 

 

今日のあれこれ: 冬支度

 

「間垣」

 

https://youtu.be/SGPLWpWk-rs

 

 

 

『冬支度(ふゆじたく) 晩秋

 

【子季語】

 冬用意、雪支度

 

【解説】

 雪国では庭木の雪折れを防ぐために、雪吊や藪巻を木に施す。

 また家の周りを板で囲んで風雪から家を守ったり、越冬野菜などを買い込んだりして、長く厳しい冬に備える。』

(季語と歳時記)

 

 

 

冬支度の俳句:

 

 

・高々と能登の間垣の冬仕度  大平カト

 

 

・空を抱く銀杏大樹の冬支度   杉本薬王子

 

 

・作務僧の音なき業や冬仕度   林八重子

 

 

・軒下に薪高くつみ冬支度   山本達人

 

 

・家中に暖色集め冬支度   石川かおり

 

 

 

急に寒くなった。

季節は急に変わる。

 

冬支度が済んでいないと大変だ。

暖房器具の準備点検、冬物衣料の取り出し、整理整頓がされている人なら良いが、そうでない人は、あれは何処にあるのかと探さねなならない。寝具も冬用が必要だ、掛け布団、シーツ、パジャマなど冬用の温かいものが必要だ。

 

用意の良い人は、あたふたしなくとも良い。

しかし、そうした人は少ない筈だ。

凡人だからあたふたも仕方がない。

 

物の冬支度が済みホッとする。

長い冬を想うと、

心の冬支度も必要だ。

 

さて、...

 

 

2021-11-26 (Fri)

2021/11/26 日記 菊の香

2021/11/26 日記 菊の香

2021/11/26 (金)  旧暦: 10月22日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時27分  日没: 16時29分  月出: 22時13分 月没: 11時47分  月齢: 21.24  潮汐: 小潮  干支: 戊寅  六曜: 先勝  九星: 一白水星  今日のあれこれ: 菊の香「名古屋城の菊花展へ2021 11 5」https://youtu.be/dVQhWbv9OYU菊の香の俳句:・菊の香や奈良には古き佛達  芭蕉・影待や菊の香のする豆腐串  松尾芭蕉・菊の香や庭にき...

… 続きを読む

2021/11/26 ()  旧暦: 1022日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 627分  日没: 1629分  月出: 2213分 月没: 1147分  月齢: 21.24  潮汐: 小潮  干支: 戊寅  六曜: 先勝  九星: 一白水星  


今日のあれこれ: 菊の香

「名古屋城の菊花展へ2021 11 5

https://youtu.be/dVQhWbv9OYU





菊の香の俳句:


・菊の香や奈良には古き佛達  芭蕉


・影待や菊の香のする豆腐串  松尾芭蕉


・菊の香や庭にきれたる沓の底  ばせを 


・菊の香や奈良は幾世の男ぶり  松尾芭蕉




芭蕉の「菊の香」の句を選んでみた。

第一句の「菊の香や奈良には古き佛達」はよく知られた句。

奈良の称念寺の「菊能香也奈良爾盤婦留幾佛達」句碑

clip_image001
(芭蕉db
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/letter/sanpu3.htm#ku1
より転載)


23
日まで、名古屋城秋まつりが開催されていた。
場内では、菊花展もあり、丹精された菊の花が展示され、流れている菊の香にこころの琴線を弾ませながら見ることができた。

菊の香は日本人のこころを誘う力を持っている。





2021-11-25 (Thu)

2021/11/25 日記 寄鍋

2021/11/25 日記 寄鍋

2021/11/25 (木)  旧暦: 10月21日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時26分  日没: 16時29分  月出: 21時11分  月没: 11時10分  月齢: 20.24  潮汐: 中潮  干支: 丁丑  六曜: 赤口  九星: 二黒土星  今日のあれこれ: 寄鍋 「【基本の寄せ鍋】99%の日本人が美味しいと感じるシンプルレシピ」 https://youtu.be/7gSdELERIkU 『寄鍋(よせなべ) 三冬 【解説】  具材...

… 続きを読む

2021/11/25 ()  旧暦: 1021日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 626分  日没: 1629分  月出: 2111分  月没: 1110分  月齢: 20.24  潮汐: 中潮  干支: 丁丑  六曜: 赤口  九星: 二黒土星 


今日のあれこれ: 寄鍋

「【基本の寄せ鍋】99%の日本人が美味しいと感じるシンプルレシピ」

https://youtu.be/7gSdELERIkU



『寄鍋(よせなべ) 三冬

【解説】
 具材として決まったものはなく、旬の魚介や野菜、肉を入れて煮 る。
 食べるときは、好みで、ぽん酢や大根おろし等でいただく。 冬の家庭料理の定番である。』
(季語と歳時記)



寄鍋の俳句:


・寄せ鍋や猫も座りし大家族   柴田美佐子


・寄せ鍋のふつふつ今宵にぎやかに   上林富子


・寄せ鍋にやもめ同士の気楽さよ  竹田ひろし


・寄せ鍋やひと晩きりの帰宅の子   竹川美佐子


・寄せ鍋の湯気の向かうの笑顔かな   塩野きみ




寒い夜には温かくなる食べ物が良い。
鍋物が良い時期になった。

独りで鍋も出来なくはないが、一人前のセット物などを利用しないと量の調整が難しい。それに、自分だけのために準備・後片付けを考えると面倒になってしまう。

寄鍋はやはり家族の夕餉だ。
勿論、身体が温まるし、野菜を食べることが出来て健康にも良い。

体の面で良いのだが、例句にも詠まれているように、寄鍋は家族の食べ物だ。
 美味しく家族が一つの鍋を囲んでワイワイ言いながら笑顔で楽しむことができる家族の絆になっている。

寒い夜には、面倒でも皆揃って、鍋を囲みたい。





2021-11-24 (Wed)

2021/11/24 日記 木枯し

2021/11/24 日記 木枯し

2021/11/24 (水)  旧暦: 10月20日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時25分  日没: 16時29分  月出: 20時12分  月没: 10時27分  月齢: 19.24  潮汐: 中潮  干支: 丙子  六曜: 大安  九星: 三碧木星  今日のあれこれ: 木枯し 「木枯らしで木の葉散る.wmv」 https://youtu.be/ylGlGJQYtnE 『凩(こがらし) 初冬 【子季語】  木枯 【解説】  冬の到来を告げる...

… 続きを読む

2021/11/24 ()  旧暦: 1020日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 625分  日没: 1629分  月出: 2012分  月没: 1027分  月齢: 19.24  潮汐: 中潮  干支: 丙子  六曜: 大安  九星: 三碧木星 


今日のあれこれ: 木枯し

「木枯らしで木の葉散る.wmv

https://youtu.be/ylGlGJQYtnE



『凩(こがらし) 初冬

【子季語】
 木枯

【解説】
 冬の到来を告げる強い北風。
乾いた木の葉を吹き落とし、木を枯らす風という意味もある。吹き飛ばされた枯葉は風の道筋を追いかけてゆく。』
(季語と歳時記)



凩・木枯しの俳句:


・京に飽きてこの木枯や冬住ひ  松尾芭蕉

・木枯に岩吹きとがる杉間かな  松尾芭蕉


・こがらしや岩に裂行く水の声  与謝蕪村

・こがらしや何に世わたる家五軒  与謝蕪村


・こがらしが出でゆく海に燈火なし  山口誓子

・こがらしと馳せつつ犬は顧る  山口誓子


・こがらしやすぐに落付水の月  千代尼




木枯しの例句は多い。
例句を読んでいて、芭蕉と蕪村と千代女と誓子を選んだ。

夏が去り、秋が去り、冬が来て木枯らしが吹く。
枝を覆い尽くしていた葉も枯れ、木枯しに吹き飛ばされて、枝ばかりの骸骨になってしまった。

木枯しの吹くこの世は無常だ。
芭蕉も蕪村も木枯しが運んできた無常をその儘見つめている。木枯しは寒い、岩もとがる程だ、岩も裂ける程だ。
人は無常の中生きるしか道はない。
無常に徹している。

誓子は、海の句では、木枯しが吹きすさぶあれた暗い海の無常の中に身を置いている。徹していると言えるだろう。
しかし、犬の句は徹し切れていない。木枯しとともに走り去って行った犬。どこまで追いかけるのか? 止まって、振り返って自分の方を見た。ホッとしたのは犬である誓子だ。
まだ、徹し切れていないのだ。

その点、千代尼は落ち着いている。達観している。
木枯しは吹くもの、吹けば水面は乱される、月も乱され狼狽えるもの。
 何もビクビクする必要もない、吹くのを止めれば、又元の月に戻る。
 千代尼は、やっぱり大きい。





2021-11-23 (Tue)

2021/11/23 日記 勤労感謝の日

2021/11/23 日記 勤労感謝の日

2021/11/23 (火)  旧暦: 10月19日  祝日・節気・雑節・朔望: 勤労感謝の日  日出: 6時24分  日没: 16時30分  月出: 19時17分  月没: 9時39分  月齢: 18.24  潮汐: 中潮  干支: 乙亥  六曜: 仏滅  九星: 四緑木星  今日のあれこれ: 勤労感謝の日 「旦那と二人で晩酌。子供が巣立ったら、こんな感じなのかなぁ〜」 https://youtu.be/2G4IAPIat8w 『勤労感謝の日(きんろうかんしゃ...

… 続きを読む

2021/11/23 ()  旧暦: 1019日  祝日・節気・雑節・朔望: 勤労感謝の日  日出: 624分  日没: 1630分  月出: 1917分  月没: 939分  月齢: 18.24  潮汐: 中潮  干支: 乙亥  六曜: 仏滅  九星: 四緑木星 


今日のあれこれ: 勤労感謝の日

「旦那と二人で晩酌。子供が巣立ったら、こんな感じなのかなぁ〜」

https://youtu.be/2G4IAPIat8w



『勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)は、日本の国民の祝日の一つである。日付は1123日。

昭和時代(昭和23年以降)および令和時代においては1年で最後の祝日となる[注釈 1]

概要
勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年法律第178号)[注釈 2]2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨としている[1]。同法により制定された。

由来
日本では古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らも食する「新嘗祭」(にいなめさい)という祭事が行われてきた。

新嘗祭は、1872年(明治5年)までは旧暦11月の二回目の卯の日に行われていた。太陽暦(グレゴリオ暦)が導入された1873年(明治6年)になって、旧暦11月の二回目の卯の日は新暦の翌年1月に当たり都合が悪いということで、同年11月の二回目の卯の日であった1123日に行われた。同年公布の年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム(明治6年太政官第344号布告)[注釈 3]によって、祭祀と同名の休暇日(休日)となった。本来、11月の二回目の卯の日は1113 - 1124日の間で変動するが、翌1874年(明治7年)以降も祭祀・休日ともに1123日に固定した[注釈 4]
...』
Wikipedia



勤労感謝の日の俳句:


・家族みな笑顔で勤労感謝の日   中島玉五郎


・山の湯に連れだつ勤労感謝の日   増田八重


・ブックカフェ父と勤労感謝の日   長沼佐智


・男手といふ手勤労感謝の日   辻前冨美枝


・よく笑ふ妻ゐて勤労感謝の日  加古宗也


・妻やさし酒うまし勤労感謝の日   懸林喜代次




今日は、1123日、火曜日だが勤労感謝の日、古くは新嘗祭の日だった。

明治6年(1873年)から昭和22年(1947年)まで新嘗祭として祭日(休日)であった。
 戦後、昭和23年(1948年)公布の国民の祝日に関する法律により、勤労感謝の日と改称されて、現在に至っている。

新嘗祭は本来宮中祭祀であり、これは今でも変わらず行われている。
 日本では古くから各地で五穀の収穫を祝う風習がり、宮中祭祀の中でも新嘗祭は最も重要な祭事として古代から連綿として行われている。

今では、豊穣への感謝祭ではなく勤労への感謝祭となっている。働かなければ収穫はないから、心は同じことだと言える。

勤め人は労働者であり組織を構成する一枚の駒でしか無い。
しかし、今日は勤労者に感謝が捧げられる日。
 感謝される人は、勤労者。感謝する人は、家族、同僚、上司、加えて勤労者本人でもある。

健康で仕事ができ、毎日仕事に行き、月々決まった収入が得られる。日本では当たり前の事だが、海の外では当たり前でもない。

その事自体を感謝するべき日かも知れない





2021-11-22 (Mon)

2021/11/22 日記 切干

2021/11/22 日記 切干

2021/11/22 (月)  旧暦: 10月18日  祝日・節気・雑節・朔望: 小雪  日出: 6時23分  日没: 16時30分  月出: 18時26分  月没: 8時47分  月齢: 17.24  潮汐: 大潮  干支: 甲戌  六曜: 先負  九星: 五黄土星  今日のあれこれ: 切干 「[自然農] 耕さず肥料を使わず育てた大根を切り干しにします 2021年1月26日」 https://youtu.be/Vt1-SFvL6as 『切干(きりぼし) 三冬 【子季...

… 続きを読む

2021/11/22 ()  旧暦: 1018日  祝日・節気・雑節・朔望: 小雪  日出: 623分  日没: 1630分  月出: 1826分  月没: 847分  月齢: 17.24  潮汐: 大潮  干支: 甲戌  六曜: 先負  九星: 五黄土星 


今日のあれこれ: 切干

[自然農] 耕さず肥料を使わず育てた大根を切り干しにします 2021126日」

https://youtu.be/Vt1-SFvL6as



『切干(きりぼし) 三冬

【子季語】
 割干、白髪切干、花丸切

【解説】
 干大根を細かく切って、数日天日に干した保存食である。食べるときは、これを水で戻して煮たり、酢の物にしたりする。』
(季語と歳時記)



切干の俳句:


・みちのくの日差切干躍らせて   稲畑廣太郎


・山寺に切干匂ふ日和かな   中御門あや


・ふるさとの風の匂ひの切干煮る  田村恵子


・悔ゆること多々切干の母の味   土屋実郎


・切干しの飴色に透き母在す  斎藤淑子


・切干やいのちの限り妻の恩  日野草城




切り干し大根は健康食品として高く評価されている。
個人的にも昔具合が悪い時期に、外食から弁当に切り替えた、その時切り干し大根の煮物は弁当の中心だった。
 それ以来、切り干し大根には恩義を感じている。

生の大根を天日干しすることで栄養素が凝縮することで栄養価が高くなることに加え、生の大根にはない栄養素も含まれるようになる。
 生に比べてカルシウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2などの含有量が数十倍からsyy倍も多くなり。
 成分だけではなく、食物繊維も豊富なので腸の機能増強や便通の改善にもつながるスーパー健康食品といえる。

例句を読んでいると、健康食品としての身体の健康に役立つだけではなく、心の健康食品の様に思えた。

切干の味、香りには心を癒やし和らげるものがある。
田村は、故郷に吹く風の匂いがすると言う。
土屋と斎藤は母が来てくれると言う。
日野草城は、妻の恩の中にいる。
それぞれ、心の健康を取り戻す力を切干は持っていると言っている。

今日一日が、思いのままにならなかったのであれば、今日の夕餉は、切り干し大根にしてみよう。





2021-11-21 (Sun)

2021/11/21 日記 冬来る

2021/11/21 日記 冬来る

2021/11/21 (日)  旧暦: 10月17日  祝日・節気・雑節・朔望: 二の酉  日出: 6時22分  日没: 16時31分  月出: 17時42分  月没: 7時51分  月齢: 16.24  潮汐: 大潮  干支: 癸酉  六曜: 友引  九星: 六白金星  今日のあれこれ: 冬来る 「今日の精進湖からの富士山🗻 2021年11月18日 10:30」 https://youtu.be/5T_8v6vwRRE 『冬来る 読み方:フユキタル(fuyukitaru) ...

… 続きを読む

2021/11/21 ()  旧暦: 1017日  祝日・節気・雑節・朔望: 二の酉  日出: 622分  日没: 1631分  月出: 1742分  月没: 751分  月齢: 16.24  潮汐: 大潮  干支: 癸酉  六曜: 友引  九星: 六白金星 


今日のあれこれ: 冬来る

「今日の精進湖からの富士山🗻 20211118 10:30

https://youtu.be/5T_8v6vwRRE



『冬来る
読み方:フユキタル(fuyukitaru)

立冬のこと

季節 冬

分類 時候』
(季語・季題辞典)



冬来るの俳句:


・冬来る稜線しるき今朝の富士   角口秀子


・頬を打つ鋭角の風冬来る   与川やよい


・米洗う明日は大地に冬来るらし  対馬康子


・唇の荒れの久しく冬来る  阿部みどり女


・冬来れば大根を煮るたのしさあり  細見綾子


・白湯一椀しみじみと冬来たりけり  草間時彦




今日の天気予報は、冬の到来を予告していた。
明日雨が降る。
この雨が去ると、北から大陸から冷たい空気が降りてくる。
南北の等高線の間隔が狭くなり、風が強くなり寒さがやって来る。

歳時記を見ると、「冬来る」は立冬と同じと書かれている。
個人的な感じでは、立冬は暦の言葉で、客観的なイメージだが、冬来るは現実に即した具体的感覚が呼び起こすものだと思う。

太く伸びきった大きな大根を持ち上げ白い滑らかな大根の肌の冷たさを感じる。冬が来たなと思う。
 この大根、風呂ふきにしようかおでんにしようか、身体を温める食べ方は何が良いだろううか。

日が暮れ、寒さが忍び寄ってくる。
何か温かいものが欲しい。
酒はまだ早い、コーヒーは飲みすぎだ。
味もない、何の作用もない白湯が、こんな時は一番だ。





2021-11-20 (Sat)

2021/11/20 日記 芋煮会

2021/11/20 日記 芋煮会

2021/11/20 (土)  旧暦: 10月16日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時21分  日没: 16時31分  月出: 17時02分  月没: 6時53分  月齢: 15.24  潮汐: 大潮  干支: 壬申  六曜: 先勝  九星: 七赤金星  今日のあれこれ: 芋煮会 「やまがた 芋煮会 @ 釈迦堂河畔広場 2021年 11月」 https://youtu.be/2HUcp1YSjlk 『芋煮会(いもにかい、いもにくわい) 晩秋 【子季語】...

… 続きを読む

2021/11/20 ()  旧暦: 1016日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 621分  日没: 1631分  月出: 1702分  月没: 653分  月齢: 15.24  潮汐: 大潮  干支: 壬申  六曜: 先勝  九星: 七赤金星 


今日のあれこれ: 芋煮会

「やまがた 芋煮会 @ 釈迦堂河畔広場 202111月」

https://youtu.be/2HUcp1YSjlk



『芋煮会(いもにかい、いもにくわい) 晩秋

【子季語】
 芋煮

【解説】
主 に山形県や東北地方で行われる秋の収穫を祝う行事。河川敷などの屋外にグループで集まり、里芋に野菜や肉を加え大鍋で煮て食べる。
 近年はアウトドア的志向で盛んになり、みちのくの秋の風物詩のひとつとなっている。』
(季語と歳時記)



芋煮会の俳句:


・蔵王嶺にかがやく雲よ芋煮会  佐川広治


・秋空も大鍋に入れ芋煮会  高橋忠一


・男一人混じるがをかし芋煮会  高澤良一


・不器用な男らばかり芋煮会  鈴木雅子


・木挽唄芋煮の宴のたけなはに  氏家さち子


・月を得て芋煮のうたや出羽の国  巌谷小波




芋煮会はみちのくの秋の風物詩。
晴れ渡った青空の下で、河原や山で人々が集まって思い思いの材料を持ち寄って一つの鍋の味を楽しむ。
 地域によって具材は異なるようだが里芋は必ずだ、里芋がなければ芋煮会にはならない。
 俳句で芋といえば里芋のことで薩摩芋ではない、日本の伝統文化で芋といえは里芋だ。
 豊年を祝う伝統行事を皆で楽しむ風習は、伝統的文化と言える。

最近では、みちのく以外でも有志が集まり芋煮会をすることもあるそうだ。名古屋でも芋煮会は行われている。
 ただ、みちのくでは芋煮会をする環境・条件が整備されているが、それ以外の地域では河原で火を炊くこと自体が許可されていない場合もある。薪や鍋などの資材も芋煮用のものを手に入れることは難しいそうだ。

コロナ感染拡大の時期には芋煮会は難しいが、コロナが収束した場合、伝統行事として取り戻したいイベントだ。

芋も炊きあがり芋煮が配られ、みちのくの蔵で醸されたお酒を、酌み交わしながら木挽き唄や芋煮の歌を歌って楽しむのは、欠くことの出来ない日本の文化だ。


山形の日本一の芋煮会フェスティバルは毎年9月に開催される。
 今年は、コロナのために中止されたそうだ。残念だったと思う。
 来年2022年は、
2022
918()に馬見ヶ崎河川敷で開催されることが決まっている。
 来年はコロナに邪魔されること無く芋煮会が楽しめることだろう。



2021-11-19 (Fri)

2021/11/19 日記 神在祭

2021/11/19 日記 神在祭

2021/11/19 (金)  旧暦: 10月15日  祝日・節気・雑節・朔望: 望  日出: 6時20分  日没: 16時32分  月出: 16時28分  月没: 5時54分  月齢: 14.24  潮汐: 大潮  干支: 辛未  六曜: 赤口  九星: 八白土星  今日のあれこれ: 神在祭」 「「出雲大社神迎祭」短編(出雲市大社町)」 https://youtu.be/HzhLKIyzeZI 『神在祭(かみありまつり)  初冬 【子季語】  出雲大社神在...

… 続きを読む

2021/11/19 ()  旧暦: 1015日  祝日・節気・雑節・朔望: 望  日出: 620分  日没: 1632分  月出: 1628分  月没: 554分  月齢: 14.24  潮汐: 大潮  干支: 辛未  六曜: 赤口  九星: 八白土星 


今日のあれこれ: 神在祭」


「「出雲大社神迎祭」短編(出雲市大社町)」

https://youtu.be/HzhLKIyzeZI



『神在祭(かみありまつり)  初冬

【子季語】
 出雲大社神在祭、大社神事、佐太神社神在祭、御忌祭、竜蛇の神事、神集ひ

【解説】
 陰暦十月、氏神、鎮守神はじめ全国の諸神が出雲に集まり、縁結び、諸事が神議される。
 出雲ではこの月を「神在月」と呼び、出雲大社や佐太神社では、十一月十一日から十七日まで神在祭が行われる。』
(季語と歳時記)



神在祭の俳句:


・神在祭十九社開かずの扉を開けて  村瀬水螢


・神集ひ乗り捨てましゝ雲泊る  高田蝶衣


・神在りのはうばうにうつくしき夜道  飯島晴子




毎年11月の神在月には全国各地の神様が出雲大社に集うことになっている。
 出雲大社では、神迎神事・神迎祭にて全国八百萬の神々を出雲大社にお迎えし、神々により縁結びの神議り(かむはかり)が行われる。
 神在祭の期間中には様々な祭典が古式ゆかしく斎行される。

今年も、14日午後7時より神迎神事・神迎祭が行われ、1921日には縁結大祭が行われ、神々がお帰りになる神等去出祭まで神事が行われる。

昨年に続き、令和3年も、神在祭期間中の祭典に一般の人の見学・参列はでき無いが、境内での参拝は通常どおり可能とされている。

個人的には、日本の5島(本州、北海道、四国、九州、沖縄)には行ったことがあるが、鳥取・島根の山陰路はまだ行ったことがない。
 出雲大社も、神無月には無理かもしれないが、季節が良いときに、参拝してみたいと思う。

神の不在・神が集う神事は、平安時代以前から連綿として行われてきた。
 令和の御代も行われている。
この先も、行われていくだろう。

なぜ神事は行われてきたか、今後も行われていくのか、考えてみるとよくわからない。

うたかたの存在である個人としては理解できない問題なのだろう、個人のレベルを超えた問題なのだ。

長い歴史の中では神仏習合のようなことも行われたが、今は神も仏もそれぞれの場におわします。
日本の国が亡くなるほどの、社会的な混乱がなければ今後も続いていくものなのだ。

あの飯島晴子も神々のおわす夜を感動して詠んでいる。



【データ】

出雲観光ガイド
出雲大社の神在月
https://www.izumo-kankou.gr.jp/6404




2021-11-18 (Thu)

2021/11/18 日記 照葉

2021/11/18 日記 照葉

2021/11/18 (木)  旧暦: 10月14日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時19分  日没: 16時32分  月出: 15時58分  月没: 4時56分  月齢: 13.24  潮汐: 中潮  干支: 庚午  六曜: 大安  九星: 九紫火星  今日のあれこれ: 照葉 「【4k】 2021/11/11 箱根美術館の紅葉2021【庭園の紅葉】 HAKONE MUSEUM OF ART」 https://youtu.be/bvwi33qUjM0 『照葉(てりは)  晩秋 【子...

… 続きを読む

2021/11/18 ()  旧暦: 1014日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 619分  日没: 1632分  月出: 1558分  月没: 456分  月齢: 13.24  潮汐: 中潮  干支: 庚午  六曜: 大安  九星: 九紫火星 


今日のあれこれ: 照葉

「【4k 2021/11/11 箱根美術館の紅葉2021【庭園の紅葉】 HAKONE MUSEUM OF ART

https://youtu.be/bvwi33qUjM0



照葉(てりは)  晩秋

【子季語】
 照紅葉

【解説】
 紅葉した葉が光を反射して照り輝いていること。
真っ青な空を 背景に照り映えている紅葉はことのほか美しい。』
(季語と歳時記)



照葉の俳句:


・照る紅葉ここより利根の蒼まさる  河合凱夫


・隠るるごと来て万山の照紅葉  野沢節子


・照紅葉野点の席はいづこかや  森草風


・枝々を透きて日の照る紅葉かな  久保田万太郎


・心願の色あらばこの照紅葉  渡辺昭




万山を彩る紅葉は勿論美しい。
大きな景の紅葉狩りは自然の中に没入できる。
旅先に遠き山に紅葉を見られればそれが一番。

遠くに行くことが出来なくとも美しい紅葉を見ることはできる。
1
本の樹、一枝、一枚の葉があれば紅葉狩りはできる。

午前中の澄んだ空気の間に、元気よく昇った太陽から射してくる光に照らされた紅葉。
 向こう側から照らされた葉の紅の色は透明に輝いている。

美しい照葉はすぐ陰ってしまい、すぐ色褪せてしまう。
照葉は、その一瞬が美しい。

それは、近くの公園でも見届けることはできる。





2021-11-17 (Wed)

2021/11/17 日記 紅葉狩

2021/11/17 日記 紅葉狩

2021/11/17 (水)  旧暦: 10月13日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時18分  日没: 16時33分  月出: 15時31分  月没: 3時58分  月齢: 12.24  潮汐: 中潮  干支: 己巳  六曜: 仏滅  九星: 一白水星  今日のあれこれ: 紅葉狩 4K 京都の紅葉ライトアップ 名所5選 清水寺など Autumn leaves in Kyoto Light Up 永観堂 高台寺 北野天満宮 観光 旅行 日本の紅葉 JAPAN 紅葉の名所「」 ...

… 続きを読む

2021/11/17 ()  旧暦: 1013日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 618分  日没: 1633分  月出: 1531分  月没: 358分  月齢: 12.24  潮汐: 中潮  干支: 己巳  六曜: 仏滅  九星: 一白水星 


今日のあれこれ: 紅葉狩

K 京都の紅葉ライトアップ 名所5選 清水寺など Autumn leaves in Kyoto Light Up 永観堂 高台寺 北野天満宮 観光 旅行 日本の紅葉 JAPAN 紅葉の名所「」

https://youtu.be/0qin1N_VXr0



『紅葉狩(もみじがり/もみぢがり)  晩秋

【子季語】
 紅葉見、観楓、紅葉踏む、紅葉酒、紅葉茶屋、紅葉舟、紅葉焚く

【解説】
 紅葉を観賞するため、山野などを訪ねること。
紅葉をめでながら酒を酌み交わすこともある。
よく晴れた日、家族そろって眺める紅葉はまた格別である。』
(季語と歳時記)



紅葉狩の俳句:


・角樽をまくらの鬼や紅葉狩  井原西鶴


・紅葉見や用意かしこき傘貳本  蕪村


・雲流る木地師の里の紅葉狩  吉田彌生


・紅葉狩あぶり餅屋のよう売れて  渡辺よし子


・紅葉狩いま露天湯に星を待つ   阿部文子




紅葉ももう山から里に降りてきている。
これからは山や峪に足を運ばなくても、近くに紅葉狩りができる。

名古屋市内でも紅葉狩りができる。
名古屋城、徳川園、白鳥庭園、東山植物園、八事山興正寺などで紅葉を楽しむことができる。
 日本であれば、南の南国を除けば全国との地域でも紅葉狩りはできるだろう。

夜、ライトアップされた紅葉を見上げて、行く秋を惜しむのも良い。
 帰りには、心ゆるす人とともに温かいものをいただき、温もって帰るのも良い。
 紅葉を楽しんでも楽しまなくても、時は過ぎゆくのみ。
ならば、楽しんだほうが良い。

紅葉狩りの例句を読んでいで、贅沢な人が意外に多かった。
取り上げたのは一句のみだが、阿部に至っては紅葉と温泉と星を同時一緒に楽しもうというのだから豪勢・贅沢だ。

どうせ、楽しむのなら、とことん楽しむ。
それが良い。






2021-11-16 (Tue)

2021/11/16 日記 芭蕉忌 

2021/11/16 日記 芭蕉忌 

2021/11/16 (火)  旧暦: 10月12日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時17分  日没: 16時33分  月出: 15時06分  月没: 3時00分  月齢: 11.24  潮汐: 中潮  干支: 戊辰  六曜: 先負  九星: 二黒土星  芭蕉忌     今日のあれこれ: 芭蕉忌   「第40回「時雨忌」全国俳句大会ダイジェスト」   https://youtu.be/bKM0SPpSWpo     &n...

… 続きを読む

2021/11/16 ()  旧暦: 1012日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 617分  日没: 1633分  月出: 1506分  月没: 300分  月齢: 11.24  潮汐: 中潮  干支: 戊辰  六曜: 先負  九星: 二黒土星  芭蕉忌

 

 

今日のあれこれ: 芭蕉忌

 

「第40回「時雨忌」全国俳句大会ダイジェスト」

 

https://youtu.be/bKM0SPpSWpo

 

 

 

『芭蕉忌: 翁忌、桃青忌、時雨忌、芭蕉会、翁の日

 

  初冬

 

松尾芭蕉の忌日。

元禄七年陰暦十月十二日その生涯を閉じた。

旅を愛し、俳諧を芸術にまで高めたひと。遺言により近江膳

所の義仲寺に葬られた。』

(季語と歳時記)

 

 

 

芭蕉忌の俳句:

 

 

・しぐれ忌や木曾の地酒の澄みを酌み  上田五千石

 

 

・時雨忌の芭蕉稲荷に茶碗酒   山本喜朗

 

 

・時雨忌や古りし酒なとあたゝめよ  石塚友二

 

 

・奉る備後の酒や翁の忌   竹下陶子

 

 

・独り酌む近江の酒や桃青忌   安立公彦

 

 

 

今日は、旧暦1012日。

元禄71012日に、旅先の大阪にて客死した芭蕉の忌日である。

 

忌日を季語として詠むことは多いが、弟子・関係者が詠む場合は別として、知らない俳人を詠むことは難しい。

 忌日の俳句は、句数は多くはない。

 

しかし、芭蕉忌に関しては流石芭蕉、句数は多い。

 

芭蕉忌の俳句を読んでいて、酒の句が目についた。

芭蕉忌に芭蕉を偲んで呑む趣向も悪くはない。

 

「蕉翁行脚十八ヶ條の掟」の一条に酒を戒めるものがある。

 

『...

一、好んで酒を呑べからず、饗應によりてハかたく辞しかたく共、微醺にして止ムむべし、乱に及ずの節、迷乱起罪の戒祭りにもろみを用るも酔を悪んてなり、酒を遠ざかるの訓あり、つゝしむべし

...

(芭蕉翁行脚十八ヶ條の掟

http://basho-okunohosomichi.net/36BashoAngya18kajyouOkite.html

より転載)

 

しかし、これは飲みすぎ・泥酔を戒めるものであり、酒自体を嫌っているわけでも、飲めなかった訳でもない。

 

酒の句も詠んでいる。

 

・二日酔ひものかは花のあるあひだ

 

・呑み明けて花生にせん二升樽

 

・川舟やよい茶よい酒よい月夜

 

・月花もなくて酒のむ独り哉

 

・たのむぞよ寝酒なき夜の紙衾

 

 

酒は好きだったが、酔いすぎない、程の良い酒だったのだろう。

 

 

2021-11-15 (Mon)

2021/11/15 日記 七五三

2021/11/15 日記 七五三

2021/11/15 (月)  旧暦: 10月11日  祝日・節気・雑節・朔望: 七五三  日出: 6時16分  日没: 16時34分  月出: 14時41分  月没: 2時01分  月齢: 10.24  潮汐: 中潮  干支: 丁卯  六曜: 友引  九星: 三碧木星  今日のあれこれ: 七五三 「晴れ着姿で七五三 成長願い、家族連れ参拝」 https://youtu.be/r4dvf00y1Ds 『七五三(しちごさん) 初冬 【子季語】  七五三(しめ)祝...

… 続きを読む

2021/11/15 ()  旧暦: 1011日  祝日・節気・雑節・朔望: 七五三  日出: 616分  日没: 1634分  月出: 1441分  月没: 201分  月齢: 10.24  潮汐: 中潮  干支: 丁卯  六曜: 友引  九星: 三碧木星 


今日のあれこれ: 七五三

「晴れ着姿で七五三 成長願い、家族連れ参拝」

https://youtu.be/r4dvf00y1Ds



『七五三(しちごさん) 初冬

【子季語】
 七五三(しめ)祝ひ、千歳飴

【解説】
 十一月十五日、男児の数え三歳と五歳、女児の三歳と七歳が神社に詣でて祝う行事。
 紋付や袴姿の男の子、髪を結い上げて飾りつけた女の子が参拝する姿は微笑ましい。
 千歳飴を引き摺る子、抱かれて帰る子とさまざま。』
(季語と歳時記)



七五三の俳句:


・雲上に冠雪の富士七五三  甲斐遊糸


・空も海も風も真青よ七五三  太田土男


・うれしくてならぬ鈴の音七五三   熊川暁子


・ぽつくりのそろりそうろり七五三   布川直幸


・おてんばの子のすまし顔七五三   峰幸子




今日は七五三。
平日なので宮参りは、昨日一昨日に済ませたお宅が多いだろう。

雛まつり、端午の節句、七五三。
子供の成長を祝う行事は良いものだ。

爺ちゃん婆ちゃん、両親、子どもたちが連れ立ってお宮さんへ参るのは晴れ舞台だ。

特に、女の子は晴れ着を着ると、おしとやかになる。
本当に女の子だなぁと思う。

晴れ舞台の記憶がない人生はつまらなく、寂しい。
祝福されてこそ、人は真っ直ぐ生きることができる。

子供のお祝いは晴れやかに楽しくやろう。




2021-11-14 (Sun)

2021/11/14 日記 冬北斗

2021/11/14 日記 冬北斗

2021/11/14 (日)  旧暦: 10月10日  祝日・節気・雑節・朔望: 十日夜  日出: 6時15分  日没: 16時35分  月出: 14時15分  月没: 1時01分  月齢: 9.24  潮汐: 若潮  干支: 丙寅  六曜: 先勝  九星: 四緑木星  今日のあれこれ: 冬北斗 「猿島と北斗七星」 https://youtu.be/kymjmzTqhzo 『冬北斗(ふゆほくと) 三冬 【子季語】  寒北斗 【解説】  冬の北斗七星である。 ...

… 続きを読む

2021/11/14 ()  旧暦: 1010日  祝日・節気・雑節・朔望: 十日夜  日出: 615分  日没: 1635分  月出: 1415分  月没: 101分  月齢: 9.24  潮汐: 若潮  干支: 丙寅  六曜: 先勝  九星: 四緑木星 


今日のあれこれ: 冬北斗

「猿島と北斗七星」

https://youtu.be/kymjmzTqhzo



『冬北斗(ふゆほくと) 三冬

【子季語】
 寒北斗

【解説】
 冬の北斗七星である。
北東の空に低く出るが、春が近づくにしたがって天心へ移動してくる。』
(季語と歳時記)



冬北斗の俳句:


・知床の星は大粒冬北斗  高瀬博子


・君の掌のぬくみ掌にある冬北斗   堀口希望


・生きてあれ冬の北斗の柄の下に  加藤楸邨



秋の空気が澄んで、気温が下がると、夜空の星が美しくなる。

デートや見合いは動物園が良いと言われる。
その心は、ゴリラや猛獣に比べれば、多少不細工な男やお多福な女でも気にならないと言うことらしい。
 目も鼻も口も揃って、人の言葉も話せるのなら、それで充分ではないか。
 それ以上、何を望むのか。


変な喩えだが、冬の星の下なら愛し合えそうな気がする。
冬の星は、あまりにも冷たく輝きすぎて、美しすぎる。
その永遠性に打ちひしがれると、何か人恋しくもなれる。


井上陽水の歌を想い出した。

「 愛されてばかりいると」

https://youtu.be/L3Zq-vKG8kk




2021-11-13 (Sat)

2021/11/13 日記 木の実

2021/11/13 日記 木の実

2021/11/13 (土)  旧暦: 10月9日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時14分  日没: 16時35分  月出: 13時47分  月没: ----  月齢: 8.24  潮汐: 長潮  干支: 乙丑  六曜: 赤口  九星: 五黄土星  今日のあれこれ: 木の実 「どんぐり見分け方」 https://youtu.be/q9iSx_UJr8Q 『木の実(このみ) 晩秋 【子季語】  木の実落つ、木の実降る、木の実の雨、木の実時雨、...

… 続きを読む

2021/11/13 ()  旧暦: 109日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 614分  日没: 1635分  月出: 1347分  月没: ----  月齢: 8.24  潮汐: 長潮  干支: 乙丑  六曜: 赤口  九星: 五黄土星 


今日のあれこれ: 木の実

「どんぐり見分け方」

https://youtu.be/q9iSx_UJr8Q



『木の実(このみ) 晩秋

【子季語】
 木の実落つ、木の実降る、木の実の雨、木の実時雨、木の実独楽、木の実時

【解説】
 櫟・橡・椎・樫など木になる実の総称。食べるために拾い集めたり、かわいらしい形に惹かれて拾い集めたりする。独楽などのおもちゃにするものもある。落ちている木の実を踏んで野山を歩くのも趣がある』
(季語と歳時記)



木の実の俳句:


隠岐の島後鳥羽院墓木の実落つ   武智恭子


・一陣の木の実しぐれや仁王門   中元英雄


・円空の仏を慕ひ木の実山  鷲谷七菜子


・園児等へ弾む木の実や石畳   野中ちよこ


・一つ二つ三つ四ついつぱい木の実落つ   生田恵美子


・猿石の何か言ひたげ木の実降る  村手圭子




広い公園の樹に囲まれた道を歩いていた。
道の上には落ち葉、枯れ葉がある。
降り積もって朽ちかけたものもあり、新しく路の上に降ったものもある。
 落ち葉の間に木の実もある。銀杏の実や形の違う団栗も落ちている。
 手を伸ばし大きいものを拾い上げた。櫟の実だ。
子供がいれば、団栗遊びが楽しめる場所だ。

持って帰るのは、何のためにもならない。
縁のできた木の実だから、お手伝いすることにした。
大きな木の近くだが、陽の当たる柔らかな土の場所を探した。
 落ちていた枝の枯れ木で土を掘り、団栗を入れて、芽を出せよと念じて土をかけた。


季語を木の実にすることにした。
木の実の句は多い。
ざっと数えただけだが、2000句近く見つかった。
俳人たちも、木の実を目の前にすると、昔を思い出し、心が和むのだろう。


数多い例句を読んでいると。
猿石と木の実を詠んだ句が3句あった。
猿石が何か知らなかった。

「猿石と吉備姫王の墓 猿石と呼ばれる石造物もここに置かれており、見ることができます。」

https://youtu.be/tHFn306aEyg

『猿石

猿石(さるいし)は、奈良県高市郡明日香村の吉備姫王墓内にある奇石。全4体。ユニークな人面石像であるが、猿ではなく渡来人を象ったものであるといわれている。

概要
1702
年(元禄2年)に梅山古墳の付近にあった平田村池田という場所の田んぼから掘り出されて古墳の南側に置かれていたが、明治初年ごろに現在の場所に移されたらしい。
 4体の像にはその外見から左から順に「女」・「山王権現」・「僧(法師)」・「男」とそれぞれに愛称がつけられている。
 僧以外は像の背面にも顔が彫られている二面石で、僧の背面には肋骨らしきものが彫られている。

柵でしきられているため前からしか見ることはできないが、奈良文化財研究所飛鳥資料館の庭には、レプリカが置かれており背面の様子なども観察できる。

写真からも分かるように、一部の像には性器を露わにしたと解釈できるものがある。

高取の猿石
高取城への登山道の途中にも猿石と呼ばれる石像が1体置かれている。もともと上記の4体と同じ場所から掘り出され、その後現在の場所に移されたのではないかといわれているが、確かなことは分かっていない。』
Wikipedia


猿石は、きっと1000回以上木の実が降るのを見てきたのだろう。





2021-11-12 (Fri)

2021/11/12 日記 初時雨

2021/11/12 日記 初時雨

2021/11/12 (金)  旧暦: 10月8日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時13分  日没: 16時36分  月出: 13時16分  月没: 23時58分  月齢: 7.24  潮汐: 小潮  干支: 甲子  六曜: 大安  九星: 六白金星  今日のあれこれ: 初時雨 「戸隠し雨の鏡池紅葉」 https://youtu.be/X42ftlB81UA 『時雨(はつしぐれ) 初冬 【解説】  その年の冬の初めての時雨。冬になってしまっ...

… 続きを読む

2021/11/12 ()  旧暦: 108日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 613分  日没: 1636分  月出: 1316分  月没: 2358分  月齢: 7.24  潮汐: 小潮  干支: 甲子  六曜: 大安  九星: 六白金星 


今日のあれこれ: 初時雨

「戸隠し雨の鏡池紅葉」

https://youtu.be/X42ftlB81UA



『時雨(はつしぐれ) 初冬

【解説】
 その年の冬の初めての時雨。冬になってしまったという気持ちが、この季語には込められている。』
(季語と歳時記)




初時雨の俳句:


・けふばかり人も年よれ初時雨  芭蕉


・きのふ見し山を越えをり初しぐれ  豊長みのる


・はつしぐれやむやしばしのから錦  三浦樗良


・化野の仏と濡るる初時雨   森脇貞子


・家々に早ばや灯る初時雨   田中清秀




日本海側はかなり雨が降る予報だったが、東海地方は午前中までの予報が早目に止んだ。
 雨の降り出しとともに気温は下がり寒くなった。

冬の雨は夏の雷雨などのザーザー降りではなく、静かに降る、が寒い。
 秋の終わりを告げ、厳しい寒さを予告する雨が初時雨。

芭蕉も詠むように寒い冬を覚悟し、春がやってくるのを待てば、又一つ年を取ることになる。人生の秋が終われば、次は人生の冬だろうか。

里の紅葉はまだだが、山の紅葉は盛りだろう。
冷たい雨が降れば、紅葉も盛りを過ぎる。
東山植物園の紅葉狩りは13日から始まる、夜のライトアップは16日からだそうだ。
 樗良も初時雨の中、もう少し紅葉を見届ける覚悟だ。

毎回同じ様に感じるが、女性の方が男性よりと表記するより、女のほうが男よりと書いたほうが的確だ。
森脇は化野の初時雨にも動じることもなく仏様と心中できる。
田中には初時雨は寒い、温かい明かりが灯る処へ早く帰りたいのだ。

初時雨は、やはり寒い。





2021-11-11 (Thu)

2021/11/11 日記 亥の子

2021/11/11 日記 亥の子

2021/11/11 (木)  旧暦: 10月7日  祝日・節気・雑節・朔望: 上弦  日出: 6時12分  日没: 16時37分  月出: 12時39分  月没: 22時52分  月齢: 6.24  潮汐: 小潮  干支: 癸亥  六曜: 仏滅  九星: 七赤金星   今日のあれこれ: 亥の子 「広島 「亥の子」の歌 わらべ歌」 https://youtu.be/KSVTx0hUUEM 『亥の子(いのこ、ゐのこ) 初冬 【子季語】  亥の日祭、亥の神祭、亥の子...

… 続きを読む

2021/11/11 ()  旧暦: 107日  祝日・節気・雑節・朔望: 上弦  日出: 612分  日没: 1637分  月出: 1239分  月没: 2252分  月齢: 6.24  潮汐: 小潮  干支: 癸亥  六曜: 仏滅  九星: 七赤金星  


今日のあれこれ: 亥の子

「広島 「亥の子」の歌 わらべ歌」

https://youtu.be/KSVTx0hUUEM



『亥の子(いのこ、ゐのこ) 初冬

【子季語】
 亥の日祭、亥の神祭、亥の子餅、玄猪、亥の子石、おなりきり、亥の子突

【解説】
旧暦十月の亥の日の亥の刻には亥の子餅を食べ、無病息災が願われてきた。その歴史は古く、平安時代には行事食とされ、『源氏物語』にも登場する。
 江戸時代には各地に広まり、猪が多産であることから、豊年や子孫繁栄を願う意味も込められるようになった。
 猪が火伏の神の愛宕神社のつかいであることから、十一月の亥の日には炬燵や火鉢を出す習慣があり、茶の湯の世界でも、炉開きの菓子として亥の子餅を用意することがある。
 時代や階層によって、色かたちもさまざまな亥の子餅が作られてきたが、現在ではおはぎのような餡ころ餅が多い。』
(季語と歳時記)



亥の子の俳句:


・亥の子唄風が山から下りてくる  阪本謙二


・亥の子餅搗くや美濃路に祭来る  久保 武


・清水焼につまめば温き亥の子餅   五十嵐勉




今日1111日は亥の子の日だそうだ。
亥の月(旧暦10月)の亥の日を猪の子の日と言い、亥の子餅を食べたりする風習があるそうだ。
 生まれた土地の習慣ではあまり猪の子の日の行事はなかったので、親しみとか懐かしさはない。
 西日本では年中行事になっているらしい。

立冬をすぎると暦のうえでは冬になる。
冬の準備として、こたつやストーブなどの暖房器具を取り出し、寒さに備えなくてはならないが、昔は亥の子の日に行うのが習慣だったそうだ。

確かに、今日は陽射しはあっても、風が冷たく、朝晩の冷え込みを感じる日になった。
 この週末には、最低気温が一段と下がるそうだ。
風邪を引かないように、暖房器具を用意しないといけない。

亥の子餅は食べたことはないが、寒くなった夜には、熱い日本茶と和菓子でゆったりとした時間を過ごすには、この日は適している。

暦に合わせて生活の彩りを楽しみたい。





2021-11-10 (Wed)

2021/11/10 日記 石蕗の花

2021/11/10 日記 石蕗の花

2021/11/10 (水)  旧暦: 10月6日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時11分  日没: 16時38分  月出: 11時54分  月没: 21時43分  月齢: 5.24  潮汐: 小潮  干支: 壬戌  六曜: 先負  九星: 八白土星  今日のあれこれ: 石蕗の花 「【石蕗(ツワブキ)の活用法】佃煮・薬酒・浴剤 自然療法(民間療法) How to use leopard plant」 https://youtu.be/ZxvL8f87jE4 『石蕗の...

… 続きを読む

2021/11/10 ()  旧暦: 106日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 611分  日没: 1638分  月出: 1154分  月没: 2143分  月齢: 5.24  潮汐: 小潮  干支: 壬戌  六曜: 先負  九星: 八白土星 


今日のあれこれ: 石蕗の花

「【石蕗(ツワブキ)の活用法】佃煮・薬酒・浴剤 自然療法(民間療法) How to use leopard plant

https://youtu.be/ZxvL8f87jE4



『石蕗の花(つわのはな、つはのはな) 初冬

【子季語】
 いしぶき、つはぶきの花

【解説】
 キク科の常緑多年草。名の由来は「葉に艶のある蕗」による。蕗に似ているが、蕗とは別種である。大きな光沢のある葉をもち、初冬に黄色い花を多数つける。

【科学的見解】
石蕗(ツワブキ)は、本州(福島以南)から沖縄の海岸岩礁付近に自生するキク科の多年草である。
 若い葉柄は食用となり、園芸目的で庭先などに栽培されている。
 フキの花は筒状花のみで地味であるが、ツワブキの花は筒状花に加えて大きな舌状花も有するため、目立つ存在である。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



石蕗の花の俳句:


・無住寺の魚板の痩せや石蕗の花   都丸美陽子


・門口に僧を見送り石蕗の花   楠原幹子


・野地蔵に仕ふるごとく石蕗の花   長濱順子


・拈華微笑一茎高き石蕗の咲く   神蔵器


・迷ひなきこの道をゆく石蕗の花  鈴木貞雄




歩いていると、マンションの植え込みに黄色い花が咲いていた。
 足を止めて見ると、石蕗の花だった。

石蕗の花の記憶は、二つある。
京都の嵯峨野の料亭の庭石の横に咲いていた石蕗の花。
沖縄の那覇市の奥武山公園の大きくおおらかな石蕗の花。
いずれも何か良い記憶の中に咲いている。

夜、石蕗の例句を調べると石蕗の花の俳句は多い。
秋から冬に変わる定まらない季節の中で明るく咲く石蕗の花は、人の目を惹くからだろう。

例句を読んでいて、石蕗の花と仏様を詠んでいる句が気になった。
 定まらない季節の中で、毅然と黄色く咲いて、立ち上がっている姿が迷いのない姿に見え、それが仏様への道につながる様に見えるのだろう。


石蕗の花は見てありがたいだけではない。
動画で話しているように、世俗・実用の面で有益だそうだ。

Wiki
を見ると以下のような記述がある。
『...
利用

花の少ない冬に開花するので、観賞用に栽培もされている[11]
薬用には、解毒、排膿、皮膚病を目的に、通常生薬を用いる[10]
食用には葉柄の皮を取り去って、茹でてよく水にさらし、苦味をとって調理される[10]

園芸
日陰でもよく育つので、園芸植物として日本庭園の石組みや木の根元などに好まれる[8]。台湾などでも園芸用に栽培されており、斑入りの葉を持つものもある。園芸品種は多数あり、斑入り葉や奇形葉などがある[7]。同属のカンツワブキとの種間交雑種もあり、品種としては「屋久の幻」「屋久姫」などがある[12]。栽培は、半日陰や樹木下の弱光の場所が良く、株分けで繁殖させる[10]

食用
鹿児島県や沖縄県を中心に西日本の一部地域ではフキと同じように葉柄を食用としており、特に奄美大島などの奄美料理では塩蔵した骨付き豚肉とともに煮る年越しの料理「うゎんふねぃやせぅ」の具に欠かせず、沖縄県でも豚骨とともに煮物にして食べる。フキを原料にした煮物、佃煮と同様に「キャラブキ」と呼ばれることもある。他に炒め物や飴煮の「つば菓子」にも使われる。ピロリジジンアルカロイドを含むため、軽くゆがいて皮を剥き、酢を少量加えた湯で煮直し、1日以上水に晒すなどの灰汁抜きが必要であり、フキよりも準備に手間がかかる。鹿児島県などでは、灰汁抜きしたものが市場で売られており、また、灰汁抜きした状態で冷凍保存し、後日調理して食べることもできる。韓国料理では、煮物の他、汁物、天麩羅にもされる。

三重県南伊勢町や高知県土佐清水市などでは木枠にツワブキの葉を敷いて押し寿司である「つわ寿司」が作られている[13][14]が、葉そのものは食べない。
廣野(1993)によれば、ラットに肝ガンをおこし、発ガン性が疑われる。ピロリジジンアルカロイドによるものと考えられている[15]

薬用
民間薬として、主に茎葉を8 - 9月ごろに採取して天日乾燥したものを生薬とし、蓮蓬草(れんぽうそう)や橐吾(たくご)と称して、のどの腫れ、おでき、切り傷、打撲や火傷に用いる[8]。のどの痛みには、茎葉を乾燥したものを1日量3 - 5グラムを600 ccの水に入れて煎じ、3回に分けて服用する用法が知られている[8]。腫れ物、打撲、凍傷、おでき、切り傷、火傷には生葉を火であぶって、柔らかくなったら揉んで患部に貼り、時々取り換えると膿が出て治癒に役立つといわれている[8][10]。また、魚の中毒、食あたりには催吐剤として、生葉のしぼり汁を50 cc以上飲むとされる[10]






2021-11-09 (Tue)

2021/11/09 日記 酉の市

2021/11/09 日記 酉の市

2021/11/09 (火)  旧暦: 10月5日  祝日・節気・雑節・朔望: 一の酉  日出: 6時10分  日没: 16時38分  月出: 10時59分  月没: 20時35分  月齢: 4.24  潮汐: 中潮  干支: 辛酉  六曜: 友引  九星: 九紫火星  今日のあれこれ: 酉の市 「【4K対応】【東京紀行】浅草 酉の市 2021 鷲神社【TOKYO WALK】"Tori-no-Ichi"Festivals of Ohtori Shrine in Asakusa」 https://youtu.be/cs1q_jyeqi...

… 続きを読む

2021/11/09 ()  旧暦: 105日  祝日・節気・雑節・朔望: 一の酉  日出: 610分  日没: 1638分  月出: 1059分  月没: 2035分  月齢: 4.24  潮汐: 中潮  干支: 辛酉  六曜: 友引  九星: 九紫火星 


今日のあれこれ: 酉の市

「【4K対応】【東京紀行】浅草 酉の市 2021 鷲神社【TOKYO WALK"Tori-no-Ichi"Festivals of Ohtori Shrine in Asakusa

https://youtu.be/cs1q_jyeqig



『酉の市: お酉さま、一の酉、二の酉、三の酉、熊手市、おかめ市、頭の芋

  初冬

十一月の酉の日に各地で行われる祭礼。
一の酉二の酉、年によっては三の酉まである。
この日、浅草鷲(おおとり)神社の境内では「縁起熊手」を求める人であふれかえる。』
(季語と歳時記)



酉の市の俳句:


・隅田川酉の市へと船でゆく   保坂加津夫


・下町の情緒が好きで一の酉  武野恵美


・押され出て切山椒買ふ酉の市  石崎宏江


・下駄の音夫が鳴らして酉の市   外川玲子


・金平糖酉の市にて見つけたり  熊 谷みどり




今日119日は、酉の市。
今年は酉の市は2回なので、今日は一の酉になる。

五輪前から感染が拡大し、東京は厳しい感染状況が続いた。
 五輪は無理やり強行したが、夏祭りは殆ど中止となった。

10
月漸く、東京の感染も減少したので、浅草の鷲神社例祭「酉の市」は、感染対策を行った上で開催することにしたそうだ。

下記の通り御触れが出されている。

「新型コロナウィルス感染症
  拡大予防に伴う対応について
令和3年鷲神社例祭「酉の市」斎行について」
https://otorisama.or.jp/covid-19.html


令和3118

明日(119)一の酉は予定通り開催致します
開催時間は午前0時~午後24時までです
感染防止の為境内入り口での検温・アルコール消毒、マスク着用の確認をいたしますのでご協力をお願いいたします

ご参拝の際はソーシャルディスタンスのご協力をお願いいたします

本年(令和3年)、「入場証」「健康チェックシート」は不要です
境内入口で検温・アルコール消毒・マスク着用のチェックで入場出来ます

令和3102

コロナ禍で迎える2回目の酉の市となりました
令和3年10月1日に緊急事態宣言が解除され本年の酉の市は例年通りの規模で斎行する事を前提に準備を進める事となりました
只、感染者のリバウンドが心配されており充分な感染防止対策は必須と考えております

ご参拝当たっての注意事項

☆境内入口は鳥居のある神社正面の1ヶ所といたします
☆入口に於いて検温・アルコール消毒・マスク着用の確認をおこないます
☆当日 37.5以上の発熱・マスク非着用の参拝者は入場をお断りいたします
☆混雑を避け空いている午前中のご参拝をおすすめいたします
☆混雑時は入場の制限をする事があります
☆ご来社の際は可能な限り最少人数でお願いいたします

【神社の対応】
①「宵宮祭」「当日祭」に参列ご希望の方は予約を必須といたします
 予約無しでは参列出来ません
②「酉の市昇殿特別祈願」は随時斎行いたしますが一家族・一団体様に付き最大5名様までとさせていただきます
 なるべくご予約の上ご来社ください
③直会は中止といたします
④ご来社が叶わない皆様にはご祈祷札の郵送を承りますのでHPよりお申込みください

【福神講の対応】(熊手店)
①宝短冊・チャリティー熊手オークション・スタンプラリー等のイベント事は中止いたします
②各店舗売り子はマスク着用で対応いたします
③「祝酒」の振る舞いは中止いたします
④手締めの掛け声は店舗代表者1名の音頭で微音にて行う予定ですが状況次第で中止もあります
⑤縁起熊手の郵送も承りますので各店舗にお問い合わせください


祭りの楽しみは、人が集まって楽しむもの。
特別の目的がなくても良い、心の通う人と連れ立って、祭りの場に身を置いて、そぞろ歩くだけでも祭りを楽しむことになる。

例句を読んでいると、コロナ以前の酉の市を楽しむ、気持ちが蘇る。

コロナ以前の祭りと全く同じではないが、それでも感染対策をして祭りが開催できることになったのは喜ばしいことだ。

東京と同じ時期コロナに苦しめられた沖縄も感染は収まったが、今度は軽石が押し寄せ、浜辺は軽石に埋まり、フェリーは航行できず、離島は生活物資の輸送ができずに困っているそうだ。
 重なる災害に苦しむ沖縄には援助をすることが必要だ。
軽石問題が早く収まるように祈りたい。





2021-11-08 (Mon)

2021/11/08 日記 薄紅葉

2021/11/08 日記 薄紅葉

2021/11/08 (月)  旧暦: 10月4日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時09分  日没: 16時39分  月出: 9時55分  月没: 19時30分  月齢: 3.24  潮汐: 中潮  干支: 庚申  六曜: 先勝  九星: 一白水星  今日のあれこれ: 薄紅葉 「京都 宇治川の紅葉 天ヶ瀬吊橋へ Along Uji River in autumn, Kyoto(2013-12)」 https://youtu.be/kSka2iuvAmg 『薄紅葉   仲秋 緑の残...

… 続きを読む

2021/11/08 ()  旧暦: 104日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 609分  日没: 1639分  月出: 955分  月没: 1930分  月齢: 3.24  潮汐: 中潮  干支: 庚申  六曜: 先勝  九星: 一白水星 


今日のあれこれ: 薄紅葉

「京都 宇治川の紅葉 天ヶ瀬吊橋へ Along Uji River in autumn, Kyoto(2013-12)

https://youtu.be/kSka2iuvAmg



『薄紅葉

  仲秋

緑の残る淡い色の紅葉をいう。
紅葉の走りではあるが、深い紅の冬紅葉などとは違った趣を持つ。』
(季語と歳時記)



薄紅葉の俳句:


・宇治川に映れる山の薄紅葉  池内たけし


・岩肌に薄紅葉見ゆ那智の滝   山村修


・錦手や伊万里の山の薄紅葉  宗因


・三千寺いづこ濃紅葉薄紅葉  阿波野青畝


・信州の濃紅葉江戸の薄紅葉   稲畑廣太郎


・寝て覚めて世は急ぎ居り薄紅葉   大磯幸子




昨日の日曜日、用件があり郊外の団地に行った。
大きな団地でセンター道路を挟んで千戸以上の家々が立ち並ぶ。
 県道を走り団地の入口に向かうため、右折すると、上り坂の両脇の街路樹が紅葉を始めていた。

秋晴れの陽射しに照らされて南京櫨の葉が煌めいていた。
同じところに植えられているのだが、樹によって色合いが違う。
 まだ、緑の儘の樹もあれば、紅葉を始めたばかりの薄紅葉の樹もあり、紅葉が半ばまで進んだ樹もある。

ドローンで高いところから撮る場合も、山全体が緑、黄、赤それぞれに分かれて紅葉しているのが山の錦だ。
 それは、一本の樹でも枝ごと葉ごとに紅葉の仕方が異なっている。

大磯が詠むように、紅葉は忙しい。
極まるを待って濃紅葉も良いが、薄紅葉は見続ける必要がある。
 秋を見つめるには薄紅葉が良い。






2021-11-07 (Sun)

2021/11/07 日記 立冬

2021/11/07 日記 立冬

2021/11/07 (日)  旧暦: 10月3日  祝日・節気・雑節・朔望: 立冬  日出: 6時08分  日没: 16時40分  月出: 8時42分  月没: 18時31分  月齢: 2.24  潮汐: 大潮  干支: 己未  六曜: 赤口  九星: 二黒土星  今日のあれこれ: 立冬 「とんびの鳴き声」 https://youtu.be/wdXcJykqe90 『立冬(りっとう)は、二十四節気の第19。十月節(旧暦9月後半から10月前半)。 現在広まっている...

… 続きを読む

2021/11/07 ()  旧暦: 103日  祝日・節気・雑節・朔望: 立冬  日出: 608分  日没: 1640分  月出: 842分  月没: 1831分  月齢: 2.24  潮汐: 大潮  干支: 己未  六曜: 赤口  九星: 二黒土星 


今日のあれこれ: 立冬

「とんびの鳴き声」

https://youtu.be/wdXcJykqe90



『立冬(りっとう)は、二十四節気の第19。十月節(旧暦9月後半から10月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が225度のときで117日ごろ。恒気法では冬至から7/8年(約319.59日)後で116日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気である小雪前日までである。

季節
秋が極まり冬の気配が立ち始める日[1]。『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明している。言い換えれば秋の極み[1]といえ、実際多くの地域ではまだ秋らしい気配で紅葉の見時はまだ。

秋分と冬至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立春の前日までが冬となる。
...

・七十二候
 立冬の期間の七十二候は以下のとおり。

初候
山茶始開(つばき はじめて ひらく) : 山茶花が咲き始める(日本)
水始氷(みず はじめて こおる) : 水が凍り始める(中国)
次候
地始凍(ち はじめて こおる) : 大地が凍り始める(日本・中国)
末候
金盞香(きんせんか さく) : 水仙の花が咲く(日本)
雉入大水為蜃(きじ たいすいにいり おおはまぐりと なる) : 雉が海に入って大蛤になる(中国)

・前後の節気
 霜降 立冬 小雪』
Wikipeia




立冬の俳句:


・立冬の海の蒼さや鳶の笛   向佐幸子


・立冬の空つらぬきし杉木立   小澤克己


・立冬の空限りなく澄みゐたり   鈴木夢亭


・立冬とふ暦の二文字迫り来る   滝澤圭子


・立冬と聞けば川風ビルの風   稲畑汀子




今日も晴れ上がった空の下、鳶(とんび)はピーヒョロロと飛んでいたことだろう。

コロナの感染者数が激減し、各種規制が解除された週末、お天気も秋晴れの日々が続いた。

今日の日曜日もお天気に恵まれ、何処に行っても駐車場は満車だった。
 繁華街の中心部は行っていないが、恐らく人出も増えただろう。

暦では今日は立冬。
冬の始まりだ。
実感は、まだ秋日和だが予報では、週明けの雨の後気温が下がり、冬らしくなるという。

コロナの予測はできないが、インフルエンザは流行が懸念されている。発熱すればコロナと区別ができず厄介だ。
 早目に予防接種をして対策をして置きたいと思う。





2021-11-06 (Sat)

2021/11/06 日記 秋深し

2021/11/06 日記 秋深し

2021/11/06 (土)  旧暦: 10月2日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時07分  日没: 16時41分  月出: 7時26分  月没: 17時41分  月齢: 1.24  潮汐: 大潮  干支: 戊午  六曜: 大安  九星: 三碧木星  今日のあれこれ: 秋深し 「【4k】化野念仏寺-Adashino Nenbutsu-ji:Arashiyama and Sagano」 https://youtu.be/V6vVpFsxYQg 『秋深し(あきふかし)  晩秋 【子季語】...

… 続きを読む

2021/11/06 ()  旧暦: 102日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 607分  日没: 1641分  月出: 726分  月没: 1741分  月齢: 1.24  潮汐: 大潮  干支: 戊午  六曜: 大安  九星: 三碧木星 


今日のあれこれ: 秋深し

「【4k】化野念仏寺-Adashino Nenbutsu-jiArashiyama and Sagano

https://youtu.be/V6vVpFsxYQg



『秋深し(あきふかし)  晩秋

【子季語】
 秋闌、秋闌く、秋更く、秋深む、深秋

【解説】
 秋の深まるころ、季節としては晩秋(十月)、もの淋しさの漂うころのことをいうが、多分に心理的な言葉でもある。

【来歴】
 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

【文学での言及】
 秋深みよそにのみきく白露のたが言の葉にかかるなるらん 平伊望朝臣女『後撰集』

 秋ふけぬなけや霜夜のきりぎりすややかげ寒し蓬生の月 後鳥羽院『新古今集』

 秋ふかき淡路の島のありあけにかたぶく月をおくる浦風 慈円『新古今集』
』(季語と歳時記)



秋深しの俳句:


・黄をもつて一望を刷き秋深し  富安風生


・花一つなき野に鴫の秋深し  正岡子規


・化野は風の遊び場秋深む  石口栄


・過ぎし日をたたみて心秋深し  稲畑汀子


・雨もよし墨すれば秋深き夜  片山桃史




錦繍の秋。
黄色に染まる山の色は秋の深まりを見せる。

野の薔薇は花を終え、頑張っている花もあるが、多くは萎れている。

都の西、化野は霊が赴く処。
其処に吹く風は身も心も寂しくさせる。

春が来て、夏が来て、秋が来て、
それぞれ去る。
次の春までは、厳しい冬の日々が続く。

世の中はコロナ禍の中にある。
昨秋は紅葉を愛でた人も、この秋はもうこの世にいない。
そんなことも多いこの秋。

生命は人知を超えたもの。
心を野放しにしてはいけない。
今に心を集めていることが大切だ。

墨をするのもよし、本を読むのもよし、句を詠むのもよし、
穏やかに、落ち着くことだ。





2021-11-05 (Fri)

2021/11/05 日記 神の留守 

2021/11/05 日記 神の留守 

2021/11/05 (金)  旧暦: 10月1日  祝日・節気・雑節・朔望: 朔  日出: 6時06分  日没: 16時42分  月出: 6時09分  月没: 16時59分  月齢: 0.24  潮汐: 大潮  干支: 丁巳  六曜: 仏滅  九星: 四緑木星  今日のあれこれ: 神の留守 「【4K】東北地方の総鎮守:宮城県・鹽竈神社 (Shiogama Shrine|The chief guardian shrine of the Tōhoku region)」 https://youtu.be/Ar1rxucSL8M ...

… 続きを読む

2021/11/05 ()  旧暦: 101日  祝日・節気・雑節・朔望: 朔  日出: 606分  日没: 1642分  月出: 609分  月没: 1659分  月齢: 0.24  潮汐: 大潮  干支: 丁巳  六曜: 仏滅  九星: 四緑木星 


今日のあれこれ: 神の留守

「【4K】東北地方の総鎮守:宮城県・鹽竈神社 (Shiogama Shrine|The chief guardian shrine of the Tōhoku region)

https://youtu.be/Ar1rxucSL8M



『神の留守

  初冬

陰暦十月は神無月と呼ばれ、全国の八百万の神様がこぞって出雲大社に集まる。神が留守となった神社の氏子たちは不安を覚え、恵比寿様などを留守神として祀る。
 信心の厚さゆえか、「神の旅」「神送」「神迎」、神が集まる出雲は逆に「神在祭」など類似の季語も多い。』
(季語と歳時記)



神の留守の俳句:


・伊豆の山々笑いたそうな神の留守  安西篤


・神の留守にはとり空を飛びにけり   武田眞砂


・悪さしてみたき日もあり神の留守   大木清美子


・囲炉裏場の嬶座に座る神の留守   田中貞雄


・塩竈の神は留守なる浜日和  佐野まもる




今日は旧暦101日、神無月の始まりの日。
神無月は、全国各地の神々様が出雲神社に出かけるため、各地は神の留守状態になる。

いつも自分の住む土地を守っていただいている神様が不在ということになると、あるべきものが其処に無いことになる。
 感じ方は人によって違うが、あるべきものがないのは困る事には違いない。
 極端に言えば、両手両足を失ったような感じだ。

ところが、例句を読んでいると、そうでもない句が次、次に登場してきた。

神が留守の伊豆は、山々が笑いたそうなのだと!
山が笑うのは春のはずだが、秋の暮にも笑うのだろうか?

その他の俳人も神が居なくて楽しそうだ。
ニワトリは空を飛び、重石が取れた心が嬉しくて何かいたずらしてみたくなる、いつも威張っている山の神の留守はチャンスだ、囲炉裏端の特等席に座ることができる。
神の留守は、一時の神の不在を楽しむことも嬉しいのだ。
いずれ、帰ってきていただけるのだから。

塩竈と言う地名を知らないので、和菓子の塩竈かと思ったが、塩竈の菓子では意味が通じない。読み直すと、塩竈は東北の地名で、鹽竈神社の神様のことだった。

塩釜の地は神様が不在でも、浜日和の好日で、何も困ることはないらしい。

神が居なくても楽しいのは不思議だ。
しかし、考えてみると、自分が居なくてもすべてうまく進んでいくようにしておくのが神様の本来の姿なのだ。





2021-11-04 (Thu)

2021/11/04 日記 吾亦紅

2021/11/04 日記 吾亦紅

2021/11/04 (木)  旧暦: 9月30日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時05分  日没: 16時43分  月出: 4時56分  月没: 16時23分  月齢: 28.66  潮汐: 大潮  干支: 丙辰  六曜: 友引  九星: 五黄土星  今日のあれこれ: 吾亦紅 「ワレモコウ/Sanguisorba officinalis 01_170829ガイコツ山」 https://youtu.be/TI8XyHVWRR8 『ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、吾妹紅)は、バラ科...

… 続きを読む

2021/11/04 ()  旧暦: 930日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 605分  日没: 1643分  月出: 456分  月没: 1623分  月齢: 28.66  潮汐: 大潮  干支: 丙辰  六曜: 友引  九星: 五黄土星 


今日のあれこれ: 吾亦紅

「ワレモコウ/Sanguisorba officinalis 01_170829ガイコツ山」

https://youtu.be/TI8XyHVWRR8



『ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、吾妹紅)は、バラ科・ワレモコウ属の植物。日当たりのよい草原などに生える1メートル以下の草で、秋に枝分かれした先に穂をつけたような赤褐色の花をつける。薬草として、根は生薬になる。

名称
源氏物語にも見える古い名称である。漢字表記においては吾木香、我毛紅、我毛香、我妹紅など様々に書かれてきたが、「〜もまた」を意味する「亦」を「も」と読み、「吾亦紅」と書くのが現代では一般的である。「吾木香」については、キク科の植物で線香の原料にもなるモッコウ(木香)と似た香りを連想することから、「わが国の木香」という意味だといわれるが、実際にはワレモコウからあまり香りはしない[1]

名の由来には諸説あり、はっきりしていない[1]。植物学者の前川文夫によれば、木瓜文(もっこうもん)を割ったように見えることからの命名という[2]。一説には、「吾もまた紅なり」とワレモコウ自身が唱えたことが名の由来であるといわれている[3]。このほか、中国の皇帝がこの花の匂いを気に入り、「吾も請う」と言ったことに由来するのではなど[4]、様々な俗説もある。

別名に酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根などがある[要出典]。英語ではgreat burnetgarden burnet、中国語では地楡(ティーユー、dìyú)と呼ぶ。

分布・生育地
北海道から九州までの日本列島[5]、朝鮮半島、中国大陸、シベリアなどに分布しており、アラスカでは帰化植物として自生している。

山野で普通に見られる[5]。日当たりのよい草地に生える植物で[4]、草地の草刈りが行われるところで見ることができるが、近年の日本では草刈りが行われる草地が少なくなり、しだいにその姿を消している[6]
...』
Wikipedia



吾亦紅の俳句:


・隠れなきわび・さび・しをり吾亦紅   稲見光

・汚点なく濁点もなく吾亦紅   岩垣子鹿

・溢れるほど吾亦紅活けなほ淋し   北川英子

・何となく孤りの花や吾亦紅  北見さとる

・何をもて測る余生や吾亦紅   大島翠木

・兜太与太われはごたごた吾亦紅  宮坂静生

・肝心のところは云はず吾亦紅   横山迫子

・器用とはいへぬ生きざま吾亦紅   片山博介




Wiki
の説明にあるように、吾亦紅は平安時代から文学に登場する由緒正しい花だ。

源氏物語にどう登場するのか知らないので調べてみた。

源氏物語42帖匂宮の段にかな書きで登場する。
『かく、いとあやしきまで人のとがむる香にしみたまへるを、兵部卿宮なむ、異事よりも挑ましく思して、それは、わざとよろづのすぐれたる移しをしめたまひ、朝夕のことわざに合はせいとなみ、御前の前栽にも、春は梅の花園を眺めたまひ、秋は世の人のめづる女郎花、小牡鹿の妻にすめる萩の露にも、をさをさ御心移したまはず、老を忘るる菊に、衰へゆく藤袴、ものげなきわれもかうなどは、いとすさまじき霜枯れのころほひまで思し捨てずなど、わざとめきて、香にめづる思ひをなむ、立てて好ましうおはしける。


この部分の解説を転載します。
『ワレモコウは、第42帖「匂宮」にのみ、いい香りのする植物の一つ、として登場します。 源氏亡きあとの主人公は匂宮と薫。生まれつき、この世のものとは思えない芳香が身体に備わっている薫に対抗する親友の匂宮は、あけても暮れても薫物(たきもの)の調合に熱心で、衣服にはいつも香を焚きしめているほどでした。匂宮の香りに対する執着は植物においてもしかりで、世間のほとんどの人々が好む秋の花、女郎花(おみなえし)や萩には目もくれず、芳香のする菊、藤袴(ふじばかま)、吾亦紅(われもこう)が興味の対象(香にめづる思ひ)でした。世間は二人を「匂ふ兵部卿、薫る中将」と、もてはやしました。以上が、物語の定番の解説です。匂宮15歳、薫15歳。』
(古典の日絵巻
https://hellokcb.or.jp/kotennohi/article/archives/emaki/20420
より転載)

「ものげなきわれもかう」の意味は、
ものげ-な・し 【物げ無し】は、「あまり目立たない。 みすぼらしい」の意味なので、
「目立たない、みすぼらしい吾亦紅」となる。


吾亦紅は、古典に登場するだけではなく、現代の文学にも登場する。
 現代と言っても昭和だが、昭和も遠くなりにけり、幼稚園の子から見れば昭和も、平安も変わりはないのかも知れないが。

庄司薫の「さよなら怪傑黒頭巾」に吾亦紅ではなく「ワレモコウ」で登場する。

お兄さんの友人の結婚披露宴に出席することになった薫くん、会場で知らない中年の紳士に絡まれる。左翼ゲバ学生が嫌いな紳士は若者に対する口撃を語って止まない。
紳士は、勝ち誇ったように言う。
「というのも、実はそもそもこのぼく自身が、ぼくの言ったことでよくわからない点がある。何故か? 最も根本的には、ぼくの話の中にでてくる諸君が、諸君自身のことを分っていない、という困った問題がある。諸君は……。」

これを聞いて薫くんは遂に反撃に出る。
一句かまして反撃だ。
『ぼくは、やっと季題をハメコンでわりこんだ。

「シワよせて、煙草すうかや、ワレモコウ。」

「(え?)」


「あるいは、」とぼくは続けた。何故って、敵もあるいはあるいはと、いい気持でやったんだから。「あるいは、シワよせて、煙草すっても、ワレモコウ。」


この小説を読んだ当時、なぜ紳士が句の意味を理解して席を立ったのか理解できなかった。

その後、源氏物語の「われもこう」の解説を読んで、句の理解ができた。

この句は源氏物語を下敷きにしている。
「ワレモコウ」は「ものげなきわれもかう」なのだ。

「シワよせて、煙草すうかや、ワレモコウ。」
は、偉そうに眉間にシワを寄せて話し、タバコを吸うあんたは、人生の秋を迎えたみすぼらしいワレモコウだよね。
と言う句意になる。

庄司薫というペンネームの薫も源氏物語の薫の君を踏まえているかもしれない。

そう考えると小説もよく理解できる。


さて、残るは吾亦紅の例句。
吾亦紅の句は多い。
読んでみて、俳人たちは吾亦紅の前に佇んで、突拍子もない思いに駆られているようだ。

8
句も選んでしまったが、吾亦紅の花は大輪の花が咲き誇るのでもなく、風に誘われ散る桜の愛おしさでもなく、野を埋め尽くす菜の花でもなく、小さな花が丸くまとまっていて、その花が、四方八方思い思いに乱れ咲いている。その乱雑さに心乱されるのではないかと思う。

8
人の俳人は吾亦紅に心を乱され思いを四方八方に駆られている。


吾亦紅は、「ものげなきわれもかう」だが、油断してはいけない。

姿形は冴えなくても、人の心を惑わす力を秘めている。


漸く、記事の終わりに辿り着いた。
季語を吾亦紅に選定したお陰で大変な事になってしまった。
「ものげなきわれもかう」だと見えても、油断してはいけない吾亦紅。

夢々忘れること無かれ。




2021-11-03 (Wed)

2021/11/03 日記 文化の日

2021/11/03 日記 文化の日

2021/11/03 (水)  旧暦: 9月29日  祝日・節気・雑節・朔望: 文化の日  日出: 6時04分  日没: 16時44分  月出: 3時45分  月没: 15時51分  月齢: 27.66  潮汐: 中潮  干支: 乙卯  六曜: 先勝  九星: 六白金星  今日のあれこれ: 文化の日 「文化の日2021年11月3日 長居公園 https://youtu.be/_QntCh0vICA 『文化の日: 明治節、文化祭   晩秋 十一月三日の祝日。  明治...

… 続きを読む

2021/11/03 ()  旧暦: 929日  祝日・節気・雑節・朔望: 文化の日  日出: 604分  日没: 1644分  月出: 345分  月没: 1551分  月齢: 27.66  潮汐: 中潮  干支: 乙卯  六曜: 先勝  九星: 六白金星 


今日のあれこれ: 文化の日

「文化の日2021113日 長居公園

https://youtu.be/_QntCh0vICA



『文化の日: 明治節、文化祭

  晩秋

十一月三日の祝日。
 明治時代は天皇の誕生日として天長節、その後、明治節に変わったが、第二次大戦後は平和と文化を推進する日となり、文化の日と定められた。
菊の盛りの頃である。』
(季語と歳時記)



文化の日の俳句:


・六甲の稜線見せて文化の日   稲畑汀子


・悠々と雲流れゆく文化の日   久保田嘉郎


・倭うた離宮に聴けり文化の日   味村志津子


・文化の日老舗の時計ボンボンと   峰幸子


・文化の日特異日の晴違はざり   大橋晄




11
3日、文化の日。
個人的には目出度い日なのだが、世の中は変な事件が続いている、自分を省みる事ができない人が増えているのが問題だ。

しかし、文化の日は、晴れの特異日と言われるように、今日も秋晴れに恵まれた。
 先週は台風も近づき荒れるかと思ったが大きな嵐にはならなかった。
 1年に何度もない秋晴れの日がこの処続いていてありがたい。

空高く晴れ上がり、爽やかな風が吹く。
日差しに恵まれて、丘陵地帯の広い公園を歩くと、自然の中で心も長閑さを取り戻していくのを感じることができた。

空を流れ行く雲はなく、倭うたの響きも聴こえなかったが、自然石の句碑を訪ねて右へ左へ上へ下へと歩き回るのは苦労ではなく楽しかった。

秋の佳日に恵まれたことに感謝しなくては。





2021-11-02 (Tue)

2021/11/02 日記 秋の山

2021/11/02 日記 秋の山

2021/11/02 (火)  旧暦: 9月28日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 6時03分  日没: 16時45分  月出: 2時37分  月没: 15時21分  月齢: 26.66  潮汐: 中潮  干支: 甲寅  六曜: 赤口  九星: 七赤金星      今日のあれこれ: 秋の山   「ゴンズイ 夏のころ枝先につけた房状の赤い熟した果実風景令和3年~種子島の自然」   https://youtu.be/s1V09rN6y-...

… 続きを読む

2021/11/02 ()  旧暦: 928日  祝日・節気・雑節・朔望:   日出: 603分  日没: 1645分  月出: 237分  月没: 1521分  月齢: 26.66  潮汐: 中潮  干支: 甲寅  六曜: 赤口  九星: 七赤金星 

 

 

今日のあれこれ: 秋の山

 

「ゴンズイ 夏のころ枝先につけた房状の赤い熟した果実風景令和3年~種子島の自然」

 

https://youtu.be/s1V09rN6y-o

 

 

 

『秋の山(あきのやま) 三秋

 

【子季語】

 秋山、秋嶺、秋の嶺、山澄む、山の秋、秋の岳

 

【解説】

 澄んだ空気のなかでくっきりと聳え立つ山である。夏の名残をとどめる青々とした山から、実りの山へとうつりかわり、やがて晩秋には紅葉に彩られる。ハイキングやきのこ採、紅葉狩りなどで賑わい見せる山でもある。

 

【来歴】

 『俳諧線車大成』(寛政11年、1799年)に所出。

 

【文学での言及】

 秋の山もみぢを幣と手向くればわれさへぞ旅心ちする 紀貫之『古今集』

(季語と歳時記)

 

 

 

秋の山の俳句:

 

 

・ゴンドラの空駈けるごと秋の山   小林光美

 

 

・秋の山ごんずいといふ実の赤し   井関祥子

 

 

・かはらけの嬉しく飛びぬ秋の山   谷村幸子

 

 

・てつぺんで珈琲旨し秋の山   小巻若菜

 

 

・呼び合ひし声透き通る秋の山   吉田順子

 

 

 

秋の山と言っても高い山はもう雪が積もって冬の姿になっていつ。

 ニュースで奥飛騨の紅葉を報道している時、遠くに雪の山を映してした。

 

例句で詠んでいる秋の山は、今の季節で言えば奥飛騨より低い山だろう。

 空気が澄んで何物もくっきりと姿を見せる、晩秋の季節だからこそ、人も山に上り山の秋を楽しむ。

 

去年は、コロナの関係で信州の高原にはいけなかった。

今年は、緊急事態宣言は解除され、県をまたぐ旅行も解禁された筈だが今の処計画がない。

 乗鞍高原の日本酒まつりは中止になってしまった。

高原の温泉と山とお酒の組み合わせは今年も難しそうだ。

 

もっと近くて、低い山の紅葉狩りというのが今年の秋の山の楽しみ方になるだろう。

 

 

2021-11-01 (Mon)

2021/11/01 日記 十一月

2021/11/01 日記 十一月

2021/11/01 (月)  旧暦: 9月27日  祝日・節気・雑節・朔望: 計量記念日、灯台記念日、犬の日、自衛隊記念日、古典の日  日出: 6時02分  日没: 16時46分  月出: 1時31分  月没: 14時51分  月齢: 25.66  潮汐: 若潮  干支: 癸丑  六曜: 大安  九星: 八白土星  今日のあれこれ: 十一月 「【軽石】一晩で軽石が消えた!【不思議】」 https://youtu.be/nmx8v_WFLLQ 『十一月(じゅう...

… 続きを読む

2021/11/01 ()  旧暦: 927日  祝日・節気・雑節・朔望: 計量記念日、灯台記念日、犬の日、自衛隊記念日、古典の日  日出: 602分  日没: 1646分  月出: 131分  月没: 1451分  月齢: 25.66  潮汐: 若潮  干支: 癸丑  六曜: 大安  九星: 八白土星 


今日のあれこれ: 十一月

「【軽石】一晩で軽石が消えた!【不思議】」

https://youtu.be/nmx8v_WFLLQ



『十一月(じゅういちがつ/じふいちぐわつ)  初冬

【解説】
陽暦十一月で霜月をいう。
 立冬(十一月八日頃)を迎えるが、まだ寒くはなく、空も野山も澄みとおる頃である。
 暖かな日和が続くかと思えば、ときに時雨たり稀に霜の降る日もある。』
(季語と歳時記)



十一月の俳句:


・家族ゐて十一月のはじまりぬ  藺草慶子


・海を見る十一月のてぶらの手   小枝恵美子


・影と化し十一月を釣る男   久保夢女


・気がつけば十一月の空の下   瀬下るか


・幹に触れ十一月の樹下にゐる   濱地恵理子




何か知らないうちに今日は111日。
時間は速く流れ、カレンダーは目まぐるしく変わっていく。
10
月は月を観る月なのだが、お天気に恵まれず、見上げれば雲ばかりだった。

11
月は、何の月と自問自答すれば、神の留守と紅葉の月。
それは決まっていることとして、他に心に残ることがあればそれで良い。

12
月は年の終わりで、泣いても笑っても性格は変わらない。
それに比べ11月はもう一つはっきりしない。
11
月は10月と12月に挟まれた宙ぶらりんな月。

その感覚が、俳人に十一月の句を詠ませる。
特別感のないいつも通りの日。
海も山も10月までのように心安く招いてはくれない。
手を付けられず見続けるのみだ。

あれだけ不祥事を繰り返し、説明責任も果たさず、コロナ対応も遅れ、自宅療養で医療放棄された人は悲しみながら死んだ。
国民の声を聞こうとしなかった政権の責任を問う総選挙だった筈だ。
 蓋を開けてみると、自民の単独過半数どころか、安定多数だそうだ。

何が何だか分からない。
どうしてそうなるのかわからない。
11
月というのは、困ってしまうほど宙ぶらりんだ...

そんな十一月が始まった。