2021/06/30 (水) 旧暦: 5月21日 祝日・節気・雑節・朔望: 夏越の祓 日出: 4時28分 日没: 19時00分 月出: 23時14分 月没: 9時57分 月齢: 19.67 潮汐: 中潮 干支: 己酉 六曜: 先勝 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 夏越の祓 「『夏越の大祓』のご案内 令和三年 熊野本宮大社」 https://youtu.be/4f39BnoLXFs 『名越の祓(なごしのはらえ、なごしのはらへ) 晩夏 ...
2021/06/30
(水) 旧暦: 5月21日 祝日・節気・雑節・朔望: 夏越の祓 日出: 4時28分 日没: 19時00分 月出: 23時14分
月没: 9時57分 月齢: 19.67 潮汐: 中潮 干支: 己酉 六曜: 先勝 九星: 四緑木星
今日のあれこれ: 夏越の祓
「『夏越の大祓』のご案内 令和三年 熊野本宮大社」
https://youtu.be/4f39BnoLXFs
『名越の祓(なごしのはらえ、なごしのはらへ) 晩夏
子季語: 夏祓、水無月祓、川祓、七瀬の祓、川社、たかみそぎ
関連季語: 茅の輪、形代、御祓(みそぎ)、節折(よをり)、大祓
解説: 旧暦六月晦日に行なわれた大祓いの神事。茅の輪をくぐり、穢れを託した形代を川や海に流すことによって禊をする。現在は太陽暦の六月三十日、または月遅れの七月三十一日に行なわれる。
来歴: 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。
文学での言及:
みなつきのなごしのはらへする人は千年の命のぶといふなり よみ人しらず『拾遺集』
風そよぐ奈良の小川の夕暮は御祓ぞ夏のしるしなりける 正三位家隆『新勅撰集』
実証的見解: もともとは大祓という宮中の行事で、旧暦の六月と十二月の晦日に行われたもの。のちに十二月の大祓は廃れ、疫病などが流行する時期の夏の祓が一般的になった。
天皇、皇后、東宮のための大祓は「節折」といい、竹でそれぞれの体を測り、測った長さに竹を折るという儀式。
名越の祓の主なものは、茅の輪、形代、川社などである。各地の神社で見られる茅の輪は、茅萱を束ねて輪にし、参詣者にくぐらせて祓いとするもの。人形(ひとがた)や形代は、息を吹きかけたり触れたりしてその人の穢れを移し、それを川に流してみそぎとするもの。また川社(かわやしろ)は川に斎串(いぐし)を立てて祓いの儀式を行う。』
(季語と歳時記)
夏越の祓の俳句:
・夏祓目の行く方や淡路島 服部嵐雪
・夏祓薩摩太鼓にはじまれり 田中政子
・夏越女というて烏帽子を着て素足 後藤夜半
・竹さやぎ夏越の星の流れたる 久米三汀
・狩衣に夏越の風が渡りけり 高澤良一
今日は、6月30日、現代では夏越の祓の日となっている。
神社では茅の輪くぐりが行われ、地方によっては形代流しが行われている。
年2回の大祓、六月と十二月のうち、民間でも行事が行われるのは、夏の大祓、夏越の祓だ。
古来、夏越の祓は疫病などが流行する夏の時期の祓だった。
今日は、またと言うか、そら見ろと言うか東京のコロナ新規感染者が700人を超え714人になった。
オリンピクを世界から人を呼んで開催したり、観客を入れて競技をしたり、感染が収まるどころの話ではない。
感染爆発が起きるだろうし、外国からの来日者がその地域のウイルスを運んでくるのは間違いない。
既に5カ国ほど感染者が入国しているそうだ、このままでは、日本を舞台としたコロナウイルスの変異株が登場しそうだ、そうなったら日本株とか五輪株とか言われるのだろうか。
また、東京との繁華街の人出は減少するどころか増えている。感染者が減少する要因は見当たらない。
先のことを考えれば、酒や五輪を含むイベントに出かけたりするのではなく、神社にお参りして、茅の輪をくぐり、コロナという疫病の終息を祈ることが、まず第一だ。
天皇陛下が、五輪について「感染拡大を懸念」という拝察発言は、当然のことだ。
疫病を祓うのが、古来、天皇のお仕事だったのだから。