2020年05月19日 - 菜花亭日乗

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2020-05-19 (Tue)

2020/05/19 日記  梅干

2020/05/19 日記  梅干

2020/05/19 (火) 旧暦:  4月27日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  4時33分 日没:  18時42分 月出:  2時51分 月没:  15時21分 月齢:  26.02 潮汐:  中潮 干支:  壬戌 六曜: 赤口 今日のあれこれ: 梅干 「昔ながらの梅干しの漬け方「塩18~20%」#梅干し」 https://youtu.be/WB2u-Iw-RZM 『梅干(うめぼし) 晩夏 2011/02/09 【子...

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2020/05/19 () 旧暦:  427日 祝日・節気・雑節・朔望:   日出:  433分 日没:  1842分 月出:  251分 月没:  1521分 月齢:  26.02 潮汐:  中潮 干支:  壬戌 六曜: 赤口


今日のあれこれ: 梅干

「昔ながらの梅干しの漬け方「塩18~20%」#梅干し」


https://youtu.be/WB2u-Iw-RZM



『梅干(うめぼし) 晩夏
2011/02/09

【子季語】
 
干梅、梅干す、梅筵、梅漬
【解説】
 
青梅を塩漬にして重しをすると二、三日で梅酢ができる。赤紫蘇を加えて色をつけてからその梅を取り出して、戸板や筵に並べて天日に干す。
 
干しては梅酢に戻し、「三日三晩の土用干し」と称して夜露にも当てる。数日それを繰り返すうちに梅は乾いて皺ができる。こうして干しあげたものを壺に貯蔵する。食生活に深く根を下ろした日本的な食品の一つである。』
(季語と歳時記)



梅干の俳句:


・遠くから見る干梅の色なりし  飯島晴子


・塩噴きしひね梅干を珍重す  富安風生


・荷より漬梅「夏に負けな」と母の声  伊丹三樹彦


・粥に梅干何とも佳品佳品なれ   大橋敦子


・干梅のほど良き紅のうらおもて  石橋稔子




季語と歳時記では、梅干しを晩夏としている。
別の歳時記では、三夏としている。
季節の捉え方に幅があるからだろう。

伝統的な梅干作りは、完熟梅収穫される頃から始まる。
6月中旬~7月上旬頃になる。
梅と塩を合わせて漬け込む。
重しを載せ、塩漬けにし梅酢の中に保存する。

漬け始めて1ヶ月程度が経った梅雨明け頃に、梅を干す作業を行う。
 晴天が続く日を選んで、笊の上に並べ天日干しにする。
数日天日干しを行い、完成すれば作業を終える。
この出来上がりの時期を考えれば晩夏になるだろう。

梅干しは、伝統的な天日干しだけではなく、青梅を使ったりするものもあるので、初夏から始まると考えれば、三夏になる。

伊丹は届いた梅干しに母の声を聞く。
恐らくそれは昔のことだろう。
母親が手塩にかけて作った梅干しはありがたいものだ。

大橋、石橋の梅干しへの気持はよく分かる。
日の丸のようにスッキリとした紅白のお粥と梅干しの取り合わせ。
 紫蘇の紅が鮮やかな梅干しの艶っぽさ。

よくぞ日本に生まれけり。






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