2020/05/19 (火) 旧暦: 4月27日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 4時33分 日没: 18時42分 月出: 2時51分 月没: 15時21分 月齢: 26.02 潮汐: 中潮 干支: 壬戌 六曜: 赤口 今日のあれこれ: 梅干 「昔ながらの梅干しの漬け方「塩18~20%」#梅干し」 https://youtu.be/WB2u-Iw-RZM 『梅干(うめぼし) 晩夏 2011/02/09 【子...
2020/05/19
(火) 旧暦:
4月27日 祝日・節気・雑節・朔望: 日出: 4時33分 日没: 18時42分
月出: 2時51分 月没:
15時21分 月齢: 26.02 潮汐: 中潮 干支: 壬戌 六曜: 赤口
今日のあれこれ: 梅干
「昔ながらの梅干しの漬け方「塩18~20%」#梅干し」
https://youtu.be/WB2u-Iw-RZM
『梅干(うめぼし) 晩夏
2011/02/09
【子季語】
干梅、梅干す、梅筵、梅漬
【解説】
青梅を塩漬にして重しをすると二、三日で梅酢ができる。赤紫蘇を加えて色をつけてからその梅を取り出して、戸板や筵に並べて天日に干す。
干しては梅酢に戻し、「三日三晩の土用干し」と称して夜露にも当てる。数日それを繰り返すうちに梅は乾いて皺ができる。こうして干しあげたものを壺に貯蔵する。食生活に深く根を下ろした日本的な食品の一つである。』
(季語と歳時記)
梅干の俳句:
・遠くから見る干梅の色なりし 飯島晴子
・塩噴きしひね梅干を珍重す 富安風生
・荷より漬梅「夏に負けな」と母の声 伊丹三樹彦
・粥に梅干何とも佳品佳品なれ 大橋敦子
・干梅のほど良き紅のうらおもて 石橋稔子
季語と歳時記では、梅干しを晩夏としている。
別の歳時記では、三夏としている。
季節の捉え方に幅があるからだろう。
伝統的な梅干作りは、完熟梅収穫される頃から始まる。
6月中旬~7月上旬頃になる。
梅と塩を合わせて漬け込む。
重しを載せ、塩漬けにし梅酢の中に保存する。
漬け始めて1ヶ月程度が経った梅雨明け頃に、梅を干す作業を行う。
晴天が続く日を選んで、笊の上に並べ天日干しにする。
数日天日干しを行い、完成すれば作業を終える。
この出来上がりの時期を考えれば晩夏になるだろう。
梅干しは、伝統的な天日干しだけではなく、青梅を使ったりするものもあるので、初夏から始まると考えれば、三夏になる。
伊丹は届いた梅干しに母の声を聞く。
恐らくそれは昔のことだろう。
母親が手塩にかけて作った梅干しはありがたいものだ。
大橋、石橋の梅干しへの気持はよく分かる。
日の丸のようにスッキリとした紅白のお粥と梅干しの取り合わせ。
紫蘇の紅が鮮やかな梅干しの艶っぽさ。
よくぞ日本に生まれけり。