2019年10月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2019-10-31 (Thu)

2019/10/31  日記  首里城消失

2019/10/31   日記   首里城消失

2019/10/31 (木) 旧暦: 10月4日 祝日・節気: ハロウィン 日出: 6時01分 日没: 16時47分月出: 9時05分 月没: 19時16分 月齢: 2.97 干支: 辛丑 六曜:先勝 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 首里城消失 今日のあれこれは、ハロウイーンにする予定だったが、目覚めとともに変わってしまった。 朝、目覚めてPCニュースを見た。 最初に目に飛び込んできたのは「首里...

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2019/10/31 (木) 旧暦: 104日 祝日・節気: ハロウィン 日出: 601分 日没: 1647分月出: 905分 月没: 1916分 月齢: 2.97 干支: 辛丑 六曜:先勝 九星: 五黄土星


今日のあれこれ: 首里城消失

今日のあれこれは、ハロウイーンにする予定だったが、目覚めとともに変わってしまった。

朝、目覚めてPCニュースを見た。
最初に目に飛び込んできたのは「首里城消失」の文字。
まだ夢が覚めていないのかと一瞬思ったが、現実だった。
衝撃を受けた。

情報を探し、火災の動画を見ると、赤い炎に包まれ、もう長く焼かれて骨のようになった梁が燃え落ち、正殿が炎とともに崩れ落ちる姿だった。



沖縄・首里城が炎上、7施設焼失
正殿から出火か、城跡は世界遺産
2019/10/31 13:52 (JST)
©
一般社団法人共同通信社

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炎上する首里城の正殿=31日午前418分、那覇市(石崎豪さん撮影)
31日午前240分ごろ、那覇市の首里城で煙が上がっていると、警備会社から119番があった。正殿などが激しい炎を上げて燃え、正殿と北殿、南殿が全焼するなど主要7棟の計約4800平方メートルが焼失、午後1時半ごろに鎮火した。周辺住民30人以上が一時避難したが、けが人の情報はない。市消防局によると、正殿内部から火が出た可能性が高く、那覇署と出火原因や経緯を調べている。
琉球王国の中心地だった首里城は太平洋戦争で全て焼失、その後主な施設が復元された。7棟は対象外だが、首里城跡を含む「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」は2000年に世界文化遺産に登録されている。
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煙が上がる首里城付近。手前は守礼門=31日午前57分、那覇市
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全焼した首里城の北殿=31日午前105分、那覇市
(共同通信社)



「【LIVE】世界遺産 首里城 正殿など全焼 沖縄テレビ報道特別番組」


https://youtu.be/NRcvn14Rihg



沖縄の個人的な心の場所は何箇所かあるが、首里城はその中心にある。
沖縄は変化が激しいところだ、行くたびに街の景観も店も変わっている。
ノスタルジーだけで沖縄に行くと取り残されてしまうほどだ。
常に新しく変貌する沖縄はそれで良い。変化を体感するのは面白い。

しかし、疲れることもある。
そんな時、首里城に登り、漏刻の門を潜り、日影台と万国津梁の鐘のある庭に出る。次はもう正殿になるのだが、この庭から見る光景が好きだ。

遠くに海を見て、その手前には那覇の市街が広がり、近くには赤瓦の建築物が沖縄を実感させる。眼を見下ろすと今登ってきた歓会門からの道筋が連なっている。
この光景は変わることはなく、5年前も、10年前も、20年前も同じだった。この景色の中に身を置くと時の流れに翻弄されることから抜け出すことが出来て、安心できる。

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漏刻の門が燃えてしまったかどうかはわからない。
しかし、北殿も消失したと言われているから、万国津梁の鐘の庭も、変わってしまっていることは間違いない。

写真は2001991日に撮影したものだが、今は心安らぐ景観は失われているだろう。

しかし、沖縄は先の戦争による廃墟から立ち直り、復興した力を持っている。 また、必ず復興する。

それをこの目で見届ける積もりだ。




2019-10-30 (Wed)

2019/10/30  日記  風の色

2019/10/30  日記  風の色

2019/10/30 (水) 旧暦: 10月3日 祝日・節気:  日出: 6時00分 日没: 16時48分 月出: 7時58分 月没: 18時30分 月齢: 1.97 干支: 庚子 六曜: 赤口 九星: 六白金星今日のあれこれ: 風の色「乙大木谷の棚田 19 11月 (兵庫県佐用町) Rice terraces in November in Sayo town Hyogo prefecture」https://youtu.be/Cd6Em8R4bpM『色なき風: 風の色、素風  三秋秋の風のこと。「色なき」とは、花やかな色や、...

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2019/10/30 (水) 旧暦: 10月3日 祝日・節気:  日出: 6時00分 日没: 16時48分 月出: 7時58分 月没: 18時30分 月齢: 1.97 干支: 庚子 六曜: 赤口 九星: 六白金星


今日のあれこれ: 風の色


「乙大木谷の棚田 19 11月 (兵庫県佐用町) Rice terraces in November in Sayo town Hyogo prefecture」

https://youtu.be/Cd6Em8R4bpM



『色なき風: 風の色、素風

  三秋

秋の風のこと。「色なき」とは、花やかな色や、艶のないこと。
久我太政大臣雅実の「物思へば色なき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに」の歌にもとづく。』
(季語と歳時記)



風の色の俳句:


・佐渡七里烏賊の来ている風の色  多賀啓子


・万物の染められてゆく風の色   中野京子


・千枚の柵田や千の風の色   松本三千夫



今日は天高く秋らしい空になった。
天気予報ではこの先1週間ほど傘のマークは出ていない。
漸く秋らしい日和になるようだ。
 被災地の後片付けも、晴れが続くのが何よりの救援になる。

風の色は無い。
無色透明が風の色だが、澄んでいることだけは確かだ。

季語「風の色」より季語「色なき風」の方がよく詠まれ、例句も多い。
 判りやすいからだろう。

毎日毎日降り続く雨に心も鬱々とする。
久しぶりに晴れた秋の日、大気の塵が雨とともに洗い流され、秋の空気は透明に光を帯びる。
 山も林も木々も雨に洗われて、輝きを増している。

その世界の中に立つ。
北から風が吹いている。
芯に冷たさを含んだ風は、秋もそう長くはないことを感じさせる。
 その時、心に見えているのが「風の色」だ。




2019-10-29 (Tue)

2019/10/29  日記  秋の暮

2019/10/29  日記  秋の暮

2019/10/29 (火) 旧暦: 10月2日 祝日・節気:  日出: 5時59分 日没: 16時49分 月出: 6時49分 月没: 17時49分 月齢: 0.97 干支: 己亥 六曜: 大安 九星: 七赤金星今日のあれこれ: 秋の暮「【TVCM】2019年 盛秋「秋は夕暮れ編」 そうだ 京都、行こう。」https://youtu.be/A2dV-K_0gZg『秋の暮(あきのくれ)  三秋子季語: 秋の夕暮、秋の夕関連季語: 暮の秋解説: 秋の一日の夕暮れという意味と、秋という季...

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2019/10/29 (火) 旧暦: 10月2日 祝日・節気:  日出: 5時59分 日没: 16時49分 月出: 6時49分 月没: 17時49分 月齢: 0.97 干支: 己亥 六曜: 大安 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 秋の暮

「【TVCM】2019年 盛秋「秋は夕暮れ編」 そうだ 京都、行こう。」

https://youtu.be/A2dV-K_0gZg



『秋の暮(あきのくれ)
  三秋

子季語: 秋の夕暮、秋の夕
関連季語: 暮の秋
解説: 秋の一日の夕暮れという意味と、秋という季節の終わりという意味がある。古来より二つの意味で使われてきたが、二つの意味が相互に響きあう場合も少なくない。
<さびしさはその色としもなかりけり真木立つ山の秋の夕暮> 寂蓮『新古今集』、
<心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮>西行『新古今集』
<見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮>藤原定家『新古今集』
などと古くから歌われ、「もののあはれ」「寂しさ」象徴する季語となった。
来歴: 『山の井』(正保5年、1648年)に所出。
文学での言及: 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。まいて、雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。 清少納言『枕草子』
(季語と歳時記)



秋の暮の俳句:


・藪透けに嵯峨の家並や秋の暮   清水侑久子


・一雨きて一衣重ねる秋の暮   藤波松山


・雨上る地明りさして秋の暮  鈴木花蓑



昨日は、秋晴れの空を見ることが出来た。
ところが、今日は一転雨になった。
台風の置き土産なのだろう、西から大きな雨雲が日本列島を北上してきた。

時雨と言うより、降り続く雨。
災害をもたらした雨の降り方だった。

夕方に近づき、雨雲も漸く過ぎ去ったらしく、雲が切れた。
雲が切れると、紅い陽射しと茜色の空が顔を出した。

清少納言の昔から、秋は夕暮れ。
一雨毎に秋は深まり、夕暮れの寂しさも募る。

今日、TVでは八千草薫の訃報を流していた。
可愛らしい少女、美しく若い娘にも秋はあり、夕暮れもあった。

がんの闘病中に書いた「まあまあふうふう」(主婦と生活社)で、八千草は書いているそうだ。
「命の時間は決まっているんじゃないか」。
終りがあるのは、自分だけではない、花にも草にも虫にも、命あるものすべてに終りがある。

彼女は、あるがままに自得していた。




2019-10-28 (Mon)

2019/10/28  日記  金木犀

2019/10/28  日記  金木犀

2019/10/28 (月) 旧暦: 10月1日 祝日・節気: 朔 日出: 5時58分 日没: 16時50分 月出: 5時38分 月没: 17時10分 月齢: 29.36 干支: 戊戌 六曜: 仏滅 九星: 八白土星今日のあれこれ: 金木犀「満開のキンモクセイとネコ」https://youtu.be/ab08piaBD4o『木犀: 木犀の花、金木犀、銀木犀、薄黄木犀、桂の花  晩秋金木犀は橙黄色の花。銀木犀は白色の花。九月、中秋のころに花をつける。花は小さいが香りは高く、庭木に...

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2019/10/28 (月) 旧暦: 10月1日 祝日・節気: 朔 日出: 5時58分 日没: 16時50分 月出: 5時38分 月没: 17時10分 月齢: 29.36 干支: 戊戌 六曜: 仏滅 九星: 八白土星


今日のあれこれ: 金木犀

「満開のキンモクセイとネコ」

https://youtu.be/ab08piaBD4o



『木犀: 木犀の花、金木犀、銀木犀、薄黄木犀、桂の花

  晩秋

金木犀は橙黄色の花。銀木犀は白色の花。九月、中秋のころに花をつける。花は小さいが香りは高く、庭木に広く用いられる。芳香は金木犀の方が強い。爽やかな風に漂う香りは、秋の深まりを知らせてくれる。』
(季語と歳時記)



金木犀の俳句:


・金木犀駅までの道楽しかり   大日向幸江


・帰国して見つけし風の金木犀   北島上已


・金木犀ふいに抱かれ深呼吸  高橋静子



19号線を走っていた。
秋晴れの午後、エアコンより爽やかな風を入れたくて、窓を開けて走っていた。

暫く走ると、市街地を抜け、緑の色が濃い峠を越える道になった。
 ふと、風の中によく知っている香りがあった。

何の香り?
金木犀だ。

中央分離帯に金木犀は植えられていないから、道路に面した家の庭か、左の雑木林に金木犀が花を咲かせているのだ。

風の中にそこはかとなく感じる香りは魅力的だ。
沈丁花もそうだが、金木犀も花近くては香りが濃密すぎてしまう。

風上の花から香りを風が運んでくるくらいが丁度よい。





2019-10-27 (Sun)

2019/10/27  日記  天高し

2019/10/27  日記  天高し

2019/10/27 (日) 旧暦: 9月29日 祝日・節気:  日出: 5時57分 日没: 16時51分 月出: 4時27分 月没: 16時34分 月齢: 28.36 干支: 丁酉 六曜: 先勝 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 天高し 「4k 絶景 癒し自然映像 「秋 紅葉の上高地 梓川と穂高連峰」10月下旬 信州松本 Japan Alps Kamikochi Nature Relaxation」 https://youtu.be/rnSNZ6ZbXyQ 『秋高し(あきたかし) 三秋 子季語:...

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2019/10/27 (日) 旧暦: 929日 祝日・節気:  日出: 557分 日没: 1651分 月出: 427分 月没: 1634分 月齢: 28.36 干支: 丁酉 六曜: 先勝 九星: 九紫火星


今日のあれこれ: 天高し


4k 絶景 癒し自然映像 「秋 紅葉の上高地 梓川と穂高連峰」10月下旬 信州松本 Japan Alps Kamikochi Nature Relaxation


https://youtu.be/rnSNZ6ZbXyQ




『秋高し(あきたかし) 三秋

子季語: 秋高、天高し、空高し
関連季語: 秋晴
解説: 秋になると、大気が澄むので空が高くなったような感じがする。これが「秋高し」だが、「天高し」の方が一般的。
来歴: 『俳諧寄垣諸抄大成』(元禄8年、1695年)に所出。
実証的見解: 秋晴参照

(季語と歳時記)



天高しの俳句:


・揺ぎなき穂高連峰天高し   大内恵


・風に乗るハングライダー天高し   三川美代子


・槙の木に鳥入れ替る天高し   高橋道子


・名水を汲む列にゐて天高し   有元文子


・抱きあげて父似母似と天高し   鈴木多枝子




雨と雲が漸く去った。
青い空がどこまでも高い晴れの日がやってきた。

もう目の先は11月。
暦ではもう冬が近いのかも知れないが、まだ秋を満喫していない。

災害地には秋晴れの日は絶好の贈り物になる。
今しばらく天高く晴れ渡る日が続いて欲しい。





2019-10-26 (Sat)

2019/10/26  日記  時代祭

2019/10/26  日記  時代祭

2019/10/26 (土) 旧暦: 9月28日 祝日・節気:  日出: 5時56分 日没: 16時53分 月出: 3時16分 月没: 15時59分 月齢: 27.36 干支: 丙申 六曜: 赤口 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 時代祭 「「10月の京都見てある記」 ⑮ 時代祭・神幸列(10月26日)」 https://youtu.be/klTYZjLWXjw 『時代祭(じだいまつり) 晩秋 2011/08/22 【子季語】 平安祭 【解説】  京都平安神宮の例祭...

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2019/10/26 (土) 旧暦: 928日 祝日・節気:  日出: 556分 日没: 1653分 月出: 316分 月没: 1559分 月齢: 27.36 干支: 丙申 六曜: 赤口 九星: 一白水星


今日のあれこれ: 時代祭


「「10月の京都見てある記」時代祭・神幸列(1026日)」


https://youtu.be/klTYZjLWXjw




『時代祭(じだいまつり) 晩秋
2011/08/22

【子季語】 平安祭
【解説】
 京都平安神宮の例祭。明治二十八年遷都千百年に神社創建、以来十月二十二日、延暦から明治までの風俗の移り変わりを表わす時代行列が都のメインストリートを延々と練り歩く。
 装束・持ち物は厳密に時代考証され、美麗典雅な風俗絵巻。京都三大祭の一つ。』
(季語と歳時記)



時代祭の俳句:


・ゆく雲に毛槍突上げ時代祭  野田ゆたか


・時代祭まこと柄長の槍渡し  中田余瓶


・時代祭華か毛槍投ぐるとき  高浜年尾




時代祭は、例年1022日に行われる事になっているが、今年は即位礼正殿の儀と日程が重なったため、今日に延期された。

この秋は、週末になると台風や豪雨が襲ってくるので、心配されたが、昨日の豪雨も通過し、今日は無事開催された。

被災地はお祭りどころではない。
それは現実だが、被災地以外が萎縮してしまっては、日本全体がおかしくなる。
 お祭りができるところは、目出度く行ったほうが良い。

時代祭は行ったことはないが、日本の歴史を一巻の絵巻物のように、時代ごとの行列に仕立てて、見物客の前を通過させる仕組みになっている。

PC
の画面で見るとやや単純な印象を受けるが、その場に居合わせれば、臨場感は違うはずだ。

俳人たちは、毛槍の動きに秋と時代祭を感じている。
これも、現場ならではの感動が句に繋がっている。





2019-10-25 (Fri)

2019/10/25  日記  胡桃

2019/10/25  日記  胡桃

2019/10/25 (金) 旧暦: 9月27日 祝日・節気:  日出: 5時55分 日没: 16時54分 月出: 2時05分 月没: 15時23分 月齢: 26.36 干支: 乙未 六曜: 大安 九星: 二黒土星今日のあれこれ: 胡桃「決定版!山のクルミの採取から乾燥まで」https://youtu.be/oJgcIIGlYFE『胡桃(くるみ)晩秋2011/08/11【子季語】姫胡桃、鬼胡桃、沢胡桃、河胡桃、山胡桃、胡桃割る【解説】クルミ科の落葉高木の実。日本に自生するのは鬼胡桃...

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2019/10/25 (金) 旧暦: 9月27日 祝日・節気:  日出: 5時55分 日没: 16時54分 月出: 2時05分 月没: 15時23分 月齢: 26.36 干支: 乙未 六曜: 大安 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 胡桃

「決定版!山のクルミの採取から乾燥まで」

https://youtu.be/oJgcIIGlYFE



『胡桃(くるみ)晩秋
2011/08/11
【子季語】
姫胡桃、鬼胡桃、沢胡桃、河胡桃、山胡桃、胡桃割る
【解説】
クルミ科の落葉高木の実。日本に自生するのは鬼胡桃。果実はほぼ球形で、直径約三センチほど。細かく毛が密生し、殻はきわめて固い。中には白い子葉の脂ののった果肉があり、和え物や菓子などに利用される。』
(季語と歳時記)



胡桃の俳句:

・晴れし日の胡桃の落つる音と知る  中村汀女


・杣の子に風が落して鬼胡桃   太田寛郎


・風神の吹きのこしたる姫胡桃  高垣美恵子


・生くかぎり耐ふこと多し胡桃固し  斎藤千代子


・利酒や胡桃を割つて宴なす  笠原古畦



胡桃も山があり流れのあるところには多く自生しているらしい。
 自然の中に様々な恵みを見つける人は、胡桃は何処で手に入れられるかは先刻承知だろう。

しかし動画の様に胡桃の果実を取り出すことは手間がかかる仕事だ。
 自分の楽しみで行う場合は、その苦労も楽しみのうちだが、仕事となれば大変だ。
 殻を割ってからも、粉々にならないように大きな姿なり取り出そうとすれば手間も時間も掛かる。胡桃の値段が高いのも納得できる。

胡桃の実をつまみながら、ひやおろしを常温かぬる燗で頂くのは、今の季節の楽しみだ。


今日もまた千葉を中心に大雨が降る。
河川の氾濫が予想され、明るいうちの避難勧告がでている。
どうして同じ被災地ばかりに、雨を降らすのか!


時により 過ぐれば民の嘆きなり
       八大龍王 雨やめたまへ

              源 実朝




2019-10-24 (Thu)

2019/10/24  日記  霜降

2019/10/24  日記  霜降

2019/10/24 (木) 旧暦: 9月26日 祝日・節気: 霜降 日出: 5時54分 日没: 16時55分 月出: 0時54分 月没: 14時46分 月齢: 25.36 干支: 甲午 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星今日のあれこれ: 霜降「雀の大喧嘩 Sparrow's huge fight」https://youtu.be/redNbN31eLQ『霜降(そうこう)は、二十四節気の第18。九月中(通常旧暦9月内)。現在広まっている定気法では太陽黄経が210度のときで10月23日・24日ごろ。暦ではそれが起こ...

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2019/10/24 (木) 旧暦: 9月26日 祝日・節気: 霜降 日出: 5時54分 日没: 16時55分 月出: 0時54分 月没: 14時46分 月齢: 25.36 干支: 甲午 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星


今日のあれこれ: 霜降

「雀の大喧嘩 Sparrow's huge fight」

https://youtu.be/redNbN31eLQ



『霜降(そうこう)は、二十四節気の第18。九月中(通常旧暦9月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が210度のときで10月23日・24日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から10/12年(約304.37日)後で10月22日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立冬前日までである。

西洋占星術では、霜降を天蠍宮(さそり座)の始まりとする。

季節
露が冷気によって霜となって降り始めるころ。『暦便覧』では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明している。

楓や蔦が紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼ぶ。
...
七十二候
霜降の期間の七十二候は以下のとおり。

初候
霜始降(しも はじめて ふる):霜が降り始める(日本)
豺乃祭獣(さい すなわち けものをまつる):山犬が捕らえた獣を並べて食べる(中国)
次候
霎時施(こさめ ときどき ふる):小雨がしとしと降る(日本)
草木黄落(そうもく こうらくす):草木の葉が黄ばんで落ち始める(中国)
末候
楓蔦黄(もみじ つた きばむ):もみじや蔦が黄葉する(日本)
蟄虫咸俯(ちっちゅう ことごとく ふす):虫がみな穴に潜って動かなくなる(中国)』
(Wikipedia)



霜降の俳句:


・霜降や金網くぐる雀らよ  別府ますみ


・霜降や陳皮投ぜし湯につかる  吉岡桂六



今日は24節気の霜降。
暦的には霜が降る季節なのだが、今年の日本列島はまだ台風シーズンだ。

大型の台風21号は上陸はないが、雨雲をまた日本列島に送り込んでいる。
 東海から関東にかけ、今日の夜から明日の未明に大雨を降らせるらしい。
 水害の被災地はもう避けてほしいのだが。

今年は梅雨明けも遅かった。
台風の季節も長い。
今後も気温は平年より高目だという。
季節の推移が遅れ気味の年だ。

10月の24日前後は、北海道や新潟では天気が荒れて、風も強く、雪が積もることもよくあった。

台風が過ぎ去れば、もう北の方から冷え込んでくるだろう。
霜も雪も降るだろう。




2019-10-23 (Wed)

2019/10/23 日記  茸狩

2019/10/23 日記  茸狩

2019/10/23 (水) 旧暦: 9月25日 祝日・節気:  日出: 5時53分 日没: 16時56分 月出: ---- 月没: 14時05分 月齢: 24.36 干支: 癸巳 六曜: 先負 九星: 四緑木星今日のあれこれ: 茸狩「きのこ狩り] ハタケシメジ・さもだし」https://youtu.be/9a4kpr4cO2M『茸狩: 茸とり、菌狩、松茸狩、茸籠、茸筵、茸山  晩秋秋、山林に入って自生する茸を探して採る行楽の一つ。代表的なものは松茸狩である。』(季語と歳時記...

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2019/10/23 (水) 旧暦: 9月25日 祝日・節気:  日出: 5時53分 日没: 16時56分 月出: ---- 月没: 14時05分 月齢: 24.36 干支: 癸巳 六曜: 先負 九星: 四緑木星


今日のあれこれ: 茸狩

「きのこ狩り] ハタケシメジ・さもだし」

https://youtu.be/9a4kpr4cO2M



『茸狩: 茸とり、菌狩、松茸狩、茸籠、茸筵、茸山

  晩秋

秋、山林に入って自生する茸を探して採る行楽の一つ。代表的なものは松茸狩である。』
(季語と歳時記)



茸狩の俳句:


・奥余呉の湖畔に茸見付けたり   岡本幸枝


・熊除けの鈴を鳴らして茸狩   多田鬼堂


・一本の松茸分かち合ふも良し   井上静子


・帰る子に茸づくしの夕餉膳   青木政江


・栗飯に茸の汁や地味ほのか   山田六甲



秋も深まり、茸刈りの季節になった。
茸を採るには山深く入らなければならない。

茸狩りには魅力を感じるが、危険もある。
茸には毒茸があるからだ。

日本の茸は数千種類にものぼるそうで、名前がつけられているものは2000ほど、そのうち食べられるとされているものは700、毒茸とされるものは100位あるそうだ。

見るからに毒々しいものは、採らなければよいが、一見食用として売られている茸に見間違えるものもある。
 矢張り、自然の中では茸に精通した人がいなければ、採るのは良いとしても食べることは出来ない。

また、今年は山の団栗が不作で、熊の食料が足りなく、餌を探しに山を降りて人を襲う事件が多く発生している。

独りで山に入り茸を採るのは危険だ。

故郷があり、そこには茸の山があり、茸を採って待っていてくれる人がいる人が羨ましい。





2019-10-22 (Tue)

2019/10/22  日記  秋霖

2019/10/22  日記  秋霖

2019/10/22 (火) 旧暦: 9月24日 祝日・節気:  日出: 5時52分 日没: 16時57分 月出: 23時46分 月没: 13時19分 月齢: 23.36 干支: 壬辰 六曜: 友引 九星: 五黄土星今日のあれこれ: 秋霖「雨がふる静かな里山の風景」https://youtu.be/avQfM8x-b1E『秋霖(しゅうりん)秋の長雨。梅雨は南から北上するが,秋霖は北から始まり南下する。9月半ば頃から 10月上旬頃までに現れ,台風の接近と重なり大雨となることもある...

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2019/10/22 (火) 旧暦: 9月24日 祝日・節気:  日出: 5時52分 日没: 16時57分 月出: 23時46分 月没: 13時19分 月齢: 23.36 干支: 壬辰 六曜: 友引 九星: 五黄土星


今日のあれこれ: 秋霖

「雨がふる静かな里山の風景」

https://youtu.be/avQfM8x-b1E



『秋霖(しゅうりん)

秋の長雨。梅雨は南から北上するが,秋霖は北から始まり南下する。9月半ば頃から 10月上旬頃までに現れ,台風の接近と重なり大雨となることもある。東海地方や関東地方では降水量が梅雨時期より多くなる。この期間が過ぎると,移動性高気圧が通過しやすくなり,秋晴れが多くなる』
(ブリタニカ国際大百科事典)



秋霖の俳句:


・雨脚の見えぬ秋霖佐渡濡らす   泉田秋硯


・秋霖に釘づけにされ門を閉づ   山本喜朗


・秋霖に藁屋根といふ重きもの  山本千春



今日は愛知、岐阜は晴れたが、東京は雨だった。
即位礼正殿の儀の日であるのに。
世界中の180ヶ国から来賓を迎えて執り行われる日であるにも関わらず雨である。

台風19号は最大級の勢力で日本を蹂躙し、20号がこの雨を降らし、21号も来週やってきて雨を降らせる可能性が高い。
 今年は、発生する台風すべてが日本を目指してやってくる。
 異常な年だ。

今日もまた千曲川が水位をあげたので、支流との間の水門を閉めたそうだ。
 決壊、洪水の起きた川にまた雨を降らすのは非情だ。
日本人は自然に敬意を持っているが、この様な非情さは認められない。

秋霖と台風の関係はわからないが、俳句の世界でも秋霖は歓迎はされていない。

雨も適当な量が降り、晴れもあり雨もあるのであればよいが、長く降り続き、災害が発生するような振り方では歓迎されない。

重いのは藁屋根ではない。
重いのは長く続く雨なのだ。

秋霖という重きもの。




2019-10-21 (Mon)

2019/10/21  日記  枸杞の実

2019/10/21  日記  枸杞の実

2019/10/21 (月) 旧暦: 9月23日 祝日・節気: 土用、下弦 日出: 5時51分 日没: 16時59分 月出: 22時40分 月没: 12時29分 月齢: 22.36 干支: 辛卯 六曜: 先勝 九星: 六白金星今日のあれこれ: 枸杞の実「多摩川河川敷・栄養満点の【クコの実】探し!」https://youtu.be/LMFpOIoOLRQ『枸杞の実: 枸杞子、枸杞酒 晩秋ナス科クコ属の落葉小低木。夏から秋にかけ淡紫の小花をつけ、その実は十月頃赤く熟して人目をひく。...

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2019/10/21 (月) 旧暦: 9月23日 祝日・節気: 土用、下弦 日出: 5時51分 日没: 16時59分 月出: 22時40分 月没: 12時29分 月齢: 22.36 干支: 辛卯 六曜: 先勝 九星: 六白金星


今日のあれこれ: 枸杞の実

「多摩川河川敷・栄養満点の【クコの実】探し!」

https://youtu.be/LMFpOIoOLRQ



『枸杞の実: 枸杞子、枸杞酒

 晩秋

ナス科クコ属の落葉小低木。夏から秋にかけ淡紫の小花をつけ、その実は十月頃赤く熟して人目をひく。果実を採り枸杞酒を作る。』
(季語と歳時記)




枸杞の実の俳句:


・人知れず咲きゐし枸杞の実の赤し  川原みや女


・枸杞の実の人知れずこそ灯しをり  富安風生


・枸杞の実の赤き小さき長寿村  加倉井秋を



枸杞の実の魅力は、勿論、紅さだが、人知れずの身の処し方も心を惹き付けるようだ。
 こんなところに紅いものが、お宝が...発見の喜びが魅力になっている。

この辺りの機微は人の身の処し方に通じている。

枸杞の実には、まだ魅力がある。
食べることができるし、古来、薬として重用されてきた実績がある。

『クコ(枸杞、学名:Lycium chinense)は、東アジア(中国~日本)原産のナス科の落葉低木。食用や薬用に利用される。北アメリカなどにも移入され、分布を広げている。別名:ウルフベリー、ゴジベリー。

特徴
枝は長さ1m以上、太さは数mm-1cmほどで、細くしなやかである。地上部は束状で、上向きに多くの枝が伸びる。枝には2-5cm程度の葉と1-2cm程度の棘が互生するが、枝分かれは少ない。垂直方向以外に地上にも匍匐茎を伸ばし、同様の株を次々と作って繁茂する。開花期は夏-初秋で、直径1cmほどの小さな薄紫色の花が咲く。果実は長径1-1.5cmほどの楕円形で、赤く熟す。

海岸、河原、田畑の畦、空き地の周囲など、人の手が加わりやすく、高木が生えきれない環境によく生える。ある程度湿り気のある水辺の砂地を好む。

性質は丈夫であり、しばしばハムシの一種トホシクビボソハムシ(Lema decempunctata)の成虫や幼虫が葉を強く食害したり、何種類かのフシダニが寄生して虫癭だらけになったりするが、それでもよく耐えて成長し、乾燥にも比較的強い。一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となることが多い。

利用
果実は酒に漬けこんでクコ酒にするほか、生食やドライフルーツでも利用される。薬膳として粥の具や杏仁豆腐のトッピングにもされる。また、柔らかい若葉も食用にされる。

クコの果実、根皮、葉は、それぞれ枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)という生薬である。ナガバクコ(学名: Lycium barbarum)も同様に生薬にされる。 ワルファリンとの相互作用が報告されている[1]。食品素材として利用する場合のヒトでの安全性・有効性については、信頼できるデータが見当たらない[2]。 なお、クコの葉を入浴剤として風呂に入れる伝統風習が長野県阿智村や喬木村にある[3]。

枸杞子
血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝作用などがある。精神が萎えているのを強壮する作用もあるとされている。
地骨皮
抗炎症作用、解熱作用などがある。清心蓮子飲(せいしんれんしいん)、滋陰至宝湯(じいんしほうとう)などの漢方方剤に配合される。
枸杞葉
血圧の低下作用などがある。クコ茶にする。』
(Wikipedia)

薬用としては漢方で有名だが、科学的な分析はまだ明快ではないようだ。

科学を信じるのか、実績を信じるのかは人次第だが、筆者は科学万能志向ではないので、枸杞子には効能があると信じたい。

血圧や血糖を下げる薬効があれば、正に時代的な要請に応える能力を持っていると言える。

加えて、注目すべきは「精神が萎えているのを強壮する作用」があるとされている。
 先ずは身体だが、萎えている心も強壮にしてくれれば有り難さも極まる。

鰯の頭も信心から。



2019-10-20 (Sun)

2019/10/20 第21回あいち沖縄まつり 毛遊び2019

2019/10/20   第21回あいち沖縄まつり 毛遊び2019

台風が週末の連休を襲うことが続いたこの秋。 台風が去っても曇りや雨が続く中、奇跡的な秋晴れの日になった。 「あいち沖縄まつり 毛遊び」は、その秋晴れの日を狙いすましたように開催された。 余程、関係者の心懸けが良い人ばかりなのだろう。 会場は、名古屋港ガーデンふ頭つどいの広場。 金山で地下鉄名港線で名古屋港まで行く。 ...

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台風が週末の連休を襲うことが続いたこの秋。
台風が去っても曇りや雨が続く中、奇跡的な秋晴れの日になった。

「あいち沖縄まつり 毛遊び」は、その秋晴れの日を狙いすましたように開催された。
余程、関係者の心懸けが良い人ばかりなのだろう。

会場は、名古屋港ガーデンふ頭つどいの広場。
金山で地下鉄名港線で名古屋港まで行く。


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名古屋港水族館の道路を挟んだ反対側につどいの広場がある。

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陸橋を渡り、階段を降りると何か音楽が聞こえている。

会場に入ると、もう祭りは真っ盛りだ。
受け付けに行き、イベントのプログラムを貰う。
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今年は第21回と書かれており、東海地方では由緒ある長い歴史を持つイベントだ。
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本格的な三線と沖縄民謡、エイサーを楽しむことができる。

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会場は演舞が行われるステージがあり、その前に広いスペースが有り、参加者がシートを敷き、椅子に座り、飲み食べ、演舞を楽しむことができる。

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ステージでは、JING JINGが演奏していた。
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年の歴史を持つグループだが、今年を以て解散し、ソロ活動になるとアナウンスしていた。


言葉ではわかりにくいので、会場の様子を360度動画で撮ってみた。

20191020 あいち沖縄まつり 毛遊び 会場風景」

https://youtu.be/aBrTaEo7Oyo


祭りには屋台がつきもの。このイベントでも沖縄を楽しむ屋台が出店している。

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沖縄の物産品が売られている。
この店はわしたショップかな。

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隣は牛タンだから沖縄の店ではないのかな。
和牛も子牛は沖縄が育てているから、牛タンも沖縄と関係なくはないが。

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ここは八重山そば。
沖縄そばも、沖縄本島、八重山、宮古島それぞれスタイルが違う。
八重山出身の人には、この店には故郷が在る。


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オリオンビール、泡盛も飲むことができる。
泡盛の瓷は菊之露と久米島の久米仙だった。

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本部受付、沖縄県人会の会員になり、アンケートに答えると沖縄への往復航空券が当たる抽選会が待っている。

このイベントのプログラムも配布されている。

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この店は四日市の有名店だそうだ。

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沖縄そばの店が複数あるので、食べ比べもできる。
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ここは、大須にある宝島の店。

会場で発生したゴミは、ゴミステーションがあり、一括して処理ができる。
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沖縄そばの汁、プラスチック容器、ペットボトル、空き缶など分別して、捨場が用意されている。
環境保護のために良い仕組みだ。
長い歴史の所産と言える。
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飲食以外にはTシャツなどの衣類。
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三線の販売もされている。
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三線の体験コーナーも在る。
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ステージでは、本格的な琉球民謡・三線の演奏が次々に行われている。

20191020 あいち沖縄まつり 毛遊び 琉球民謡」

https://youtu.be/KvE8b5Ul4Gc



祭りには欠かせないエイサーの演舞も在る。
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20191020 あいち沖縄まつり 毛遊び エイサー」

https://youtu.be/r08lkOwzasY



今日は、天気に恵まれ、ステージ前の広場は太陽の光が降り注ぎ、暑いほどで日傘をさしているグループも多かった。

暑さから逃れるために、広場の周囲の大きな木の下にできた木陰で、地表から盛り上がった木の根に腰掛ける。

すると、秋風が頬をなでながら通り過ぎていく。
実に爽やかだ。

ここには、イッパイの沖縄がある。
沖縄に行きたくても忙しくて行けない人は、数え切れずいるに違いない。
そうした人たちには、この毛遊びが一つの救いになる。

歌があり、踊りがあり、語らいがあり、沖縄そばがあり、泡盛があり、オリオンビールがある。

沖縄に行ける人は沖縄に行けば良い、行けない人も来年の10月名古屋港の毛遊びに来れば良い。

ここには、沖縄の文化が揃っている。




2019-10-20 (Sun)

2019/10/20  日記  猪

2019/10/20  日記  猪

2019/10/20 (日) 旧暦: 9月22日 祝日・節気:  日出: 5時51分 日没: 17時00分 月出: 21時39分 月没: 11時34分 月齢: 21.36 干支: 庚寅 六曜: 赤口 九星: 七赤金星今日のあれこれ: 猪「イノシシ被害の実際(The wild boar broke the field)」https://youtu.be/_zcwjiZXDqo『猪: 瓜坊、手負猪、野猪、猪肉、猪罠、猪番  晩秋偶蹄目イノシシ科の哺乳動物。褐色の体毛に覆われた体は、丸太のように太く首が短い...

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2019/10/20 (日) 旧暦: 9月22日 祝日・節気:  日出: 5時51分 日没: 17時00分 月出: 21時39分 月没: 11時34分 月齢: 21.36 干支: 庚寅 六曜: 赤口 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 猪


「イノシシ被害の実際(The wild boar broke the field)」

https://youtu.be/_zcwjiZXDqo




『猪: 瓜坊、手負猪、野猪、猪肉、猪罠、猪番

  晩秋

偶蹄目イノシシ科の哺乳動物。褐色の体毛に覆われた体は、丸太のように太く首が短い。猪の子は瓜のように体毛に白い縦縞模様があることから瓜坊という。時に田畑の作物を食い荒らし農村に被害をもたらす。豚の原種で、山鯨と言われるほど美味。刺身や猪鍋として食す。』
(季語と歳時記)



猪の俳句:


・六甲の猪すれ違ふ宮参り   唐鎌光太郎


・里山や斜面に見ゆる猪の径   青木由芙


・老農の猪の足跡を指し嘆ず   内山芳子



熊、猪、鹿、猿などの野生動物が人里に出てきて、被害を及ぼす事件が激増している。
 鹿はともかく、猪や熊や猿は人を襲うこともあり、人を怖がらず、人を襲う動物は危険だ。
 山に餌が豊富にあれば人里には下りないだろうが、個体数が増加すれば相対的に餌不足になる。
 また、変な動物愛護精神の人が存在して、餌を与えたりする。労せずして美味しいものが食べられれば、野生動物はまたやってくるのは明らかだ。

猟師の高齢化や少数化で、熊や猪が人を危険なものだと思わなくなり、恐れなくなっている。

車が走る市街地を熊が走り回るような環境で動物愛護を主張する人は、その市街地に生活する人ではないだろう。
 対岸の火事、他人事だから熊の命第一を考えることができる。

猪が人里に下りるから豚コレラが飛び火して拡散することになる。
 利根川の河川敷にも猪は住んでいる。

台風19号下の利根川での猪の動画が公開されている。

「大量のイノシシが増水した利根川から避難してた!! 台風19号」

https://youtu.be/mBZ_ZewLIr0


避難警報など猪には無いが、本能的に逃げ出すのは人間より生存能力は高い。

利根川まで猪の住処にしてはいけない。
人の住む処と野生動物の住む処を、区別して、人の住むところは危険だということを動物に教える必要がある。




2019-10-19 (Sat)

2019/10/19 日記  秋思

2019/10/19 日記  秋思

2019/10/19 (土) 旧暦: 9月21日 祝日・節気:  日出: 5時50分 日没: 17時01分 月出: 20時45分 月没: 10時35分 月齢: 20.36 干支: 己丑 六曜: 大安 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 秋思 「阿修羅像を特別公開 奈良・興福寺」 https://youtu.be/iQulN-oWXxc 『秋思(しゅうし、しうし) 三秋 子季語: 秋懐、傷秋、秋容、秋あわれ、秋さびし 関連季語: 春愁 解説: 秋になって、...

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2019/10/19 (土) 旧暦: 921日 祝日・節気:  日出: 550分 日没: 1701分 月出: 2045分 月没: 1035分 月齢: 20.36 干支: 己丑 六曜: 大安 九星: 八白土星


今日のあれこれ: 秋思

「阿修羅像を特別公開 奈良・興福寺」


https://youtu.be/iQulN-oWXxc



『秋思(しゅうし、しうし) 三秋

子季語: 秋懐、傷秋、秋容、秋あわれ、秋さびし
関連季語: 春愁
解説: 秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、思いは乾いた感じがある。』
(季語と歳時記)



秋思の俳句:


・眉根寄せ賜ひ秋思の阿修羅像  来栖三代子


・宇治秋思恋に今昔なかりけり  若江千萱


・永劫の涯に火燃ゆる秋思かな  野見山朱鳥


・雨の音しっとり聞ける秋思かな   森下康子


・鏡拭き秋思の眉の和らぎぬ   谷口みちる




今日もまた被災地には、冷たい雨が降り続いている。
人の命を奪い、家を流し、道路を壊し、子どもを行方不明にして、台風は去った。
 その被害の最中にまた冷たい雨だ。

もうよいではないか。
そこまで痛めつけるお前は何なのだ。

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歳の足の悪い老夫は、自宅に押し寄せる濁流の中、助けを求め続けた。
 水位は上がり続け、老妻は夫の手を引っ張りベッドの上のあげようとしたが、濁流の中では出来なかった。
 老夫は「長い間お世話になった」と言いながら、濁流に沈んでいった。

ニュースではその様に書いている。

誰の企みかわからない非情。
目の前に在る不条理。

大きな悲しみには大きな怒りがある。

秋思は穏やかなものばかりではない、怒髪天を衝く怒りの秋思も在る。





2019-10-18 (Fri)

2019/10/18 日記 新酒

2019/10/18   日記   新酒

2019/10/18 (金) 旧暦: 9月20日 祝日・節気:  日出: 5時49分 日没: 17時02分月出: 19時58分 月没: 9時35分 月齢: 19.36 干支: 戊子 六曜:仏滅 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 新酒 『新米日本酒、初仕込み 勝山の「一本義久保本店」 2019年10月5日 新米を使った日本酒の仕込みが四日、勝山市沢町一の酒造会社「一本義久保本店」で...

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2019/10/18 (金) 旧暦: 920日 祝日・節気:  日出: 549分 日没: 1702分月出: 1958分 月没: 935分 月齢: 19.36 干支: 戊子 六曜:仏滅 九星: 九紫火星


今日のあれこれ: 新酒



『新米日本酒、初仕込み 勝山の「一本義久保本店」
2019
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新米を使った日本酒の仕込みが四日、勝山市沢町一の酒造会社「一本義久保本店」で始まった。

仕込み蔵では蔵人たちが、白山からの伏流水と蒸した酒米「五百万石」、こうじ、酵母をかい棒で混ぜる作業に精を出した。醸造課長の大井信積(のぶずみ)さん(47)は「今年は気候が良く酒米の品質はいい。一本義特有のキレのある後味に、米のうまみが感じられる日本酒を造りたい」と話した。

初搾りは二十四日を予定し、搾った酒を夕方から県内の飲食店五百店舗ほどで味わえる企画もある。新酒は十一月上旬から出荷。来年六月下旬までに一升瓶(一・八リットル)五十万本の製造を見込んでいる。
(山内道朗)』
(中日新聞Web



『新酒(しんしゅ) 晩秋

子季語: 今年酒、早稲酒、新走り、利酒、聞酒、新酒糟
解説: その年の新米で醸造した酒。昔は、新米が穫れるとすぐに造ったので、秋の季としたが、今は寒造りが主流となった。とはいえ、新米の収穫のめでたさを祝う思いがこの季語には含まれる。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

(季語と歳時記)



新酒の俳句:


・鬼貫や新酒の中の貧に處ス  蕪村
(几董と鳴瀧に遊ぶ)


・岳下り来て安曇野に新酒酌む  岡田貞峰


・越後より灘より新酒便りかな   稲畑廣太郎


・願はくば生のまま召せと新酒着く  高澤良一


・筋書のなき世は楽し新酒どき  西川五郎




この秋に収穫された新米を使った文字通りの新酒造りが始まっている。

福井県の吟醸酒の品質は高い。
梵や黒龍は勿論のこと、それ以外の蔵でも品質の良い吟醸酒を造っている。
掲載記事の福井の銘柄「一本義」のそのうちの一つだ。

11
月になれば全国の酒蔵から新酒の出荷が行われる。
新米で造られた新酒を汲んで豊穣の季を祝うことができれば、それは幸せだ。

一方、新酒造りに気に懸かることもある。
この秋、日本は台風に続けて襲われた。
最近、品質の良い酒を造る福島県では、精米施設が水害の被害を受けたそうだ。


『酒どころの福島 精米施設が浸水 新酒仕込みに不安の声
2019
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酒どころとして知られる福島県では新酒の仕込みの時期を迎えていますが、県内の酒蔵のおよそ8割が使う精米の施設が台風19号による浸水の被害を受け、多くの酒蔵から通常どおり仕込みができるか不安の声が上がっています。

福島県酒造協同組合によりますと、今回の台風で氾濫した阿武隈川沿いにある郡山市の精米施設が1メートル以上浸水し、中にあった大型の精米機が使えなくなっているということです。

この施設では、県内の酒蔵のおよそ8割にあたる44の酒蔵が、組合を通じて酒米を精米していて、福島県内で作られる酒米の半分以上を占めているということです。

施設では、17日も設備の清掃など復旧作業が進められていました。

福島県内では例年この時期から、新米を使った新酒の仕込みが始まりますが、多くの酒蔵から仕込みができないのではないかと不安の声が上がっています。

このうち三春町にある佐藤酒造は、浸水などの被害はなかったものの、ほぼすべての酒米を郡山市の施設で精米していて、16日入荷する予定だった分も届いていません。

今月初めから仕込みを始めていますが、酒米の倉庫には例年の1割ほどしか在庫がなく、品質を保つために最も仕込みに適したこの時期に仕込みができないおそれもあると不安を募らせています。

佐藤酒造の杜氏の齋藤哲平さんは「日本酒は米と水の原材料が命なので、精米ができないことは致命的だ。県外でも日本酒造りが本格化すると思うが、コメを融通してもらったり、精米をしてもらったりしてご協力いただければありがたい」と話していました。

福島県酒造協同組合では、東北地方のほかの精米施設に協力してもらえないか検討を進めていて、「日本酒の供給や品質に影響が出ないよう努力したい」と話しています。

NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012137051000.html



時期に制約のあることなので、他の都道府県の精米施設からの支援が早く始まって、新酒造りに支障が出ないことを祈りたい。




2019-10-17 (Thu)

2019/10/17  日記  赤い羽根

2019/10/17  日記  赤い羽根

2019/10/17 (木) 旧暦: 9月19日 祝日・節気:  日出: 5時48分 日没: 17時04分月出: 19時17分 月没: 8時35分 月齢: 18.36 干支: 丁亥 六曜:先負 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 赤い羽根 『赤い羽根: 愛の羽根 仲秋 社会福祉事業資金募集の運動が十月一日から一ヵ月間展開される。 募...

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2019/10/17 (木) 旧暦: 919日 祝日・節気:  日出: 548分 日没: 1704分月出: 1917分 月没: 835分 月齢: 18.36 干支: 丁亥 六曜:先負 九星: 一白水星


今日のあれこれ: 赤い羽根



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『赤い羽根: 愛の羽根

仲秋

社会福祉事業資金募集の運動が十月一日から一ヵ月間展開される。
募金に対し寄金をした人に与えられるのが赤い羽根である。駅前などでボランティアの子らが大きな声で呼びかけているのが印象的である。』
(季語と歳時記)





赤い羽根の俳句:


・一列のお辞儀が誘ふ赤い羽根  吉井秀風


・胸高に赤い羽根つけ老夫婦  大下順子


・赤い羽根小さき両手が来てつける  伊東慶子




昔は、募金といえば街頭募金だった。
歳末たすけあいとか赤い羽根が思い出される。

小学生学生たちが一列に並び、黄色い声を張り上げて、“よろしくおねがいしまーす”と言われると、通り過ぎる訳には行かなかった。

一頃、得体の知れない団体が街頭で募金を行う様になった。
TV
の報道班が募金の活動家の後を追い、取材すると、背景の団体は実態不明のもので、募金はどの様な使い方をされるのか危惧される実態だった。

そうした事もあったためか、最近では自治会で集めるケースも増えてきた。
役員の手間も増え、大変だが、募金の使途が安心だということ考えると、街頭募金より自治会にお金を渡したほうが安心だ。

しかし、こうした仕組みは、季語になるような季節感は失うことになる。

「赤い羽根共同募金 始まる 知事などが街頭で呼びかけ」

https://youtu.be/dR_vyo-c3eU


矢張り街頭募金は残したい。






2019-10-16 (Wed)

2019/10/16  日記  秋の雲

2019/10/16  日記  秋の雲

2019/10/16 (水) 旧暦: 9月18日 祝日・節気:  日出: 5時47分 日没: 17時05分 月出: 18時41分 月没: 7時36分 月齢: 17.36 干支: 丙戌 六曜: 友引 九星: 二黒土星今日のあれこれ: 秋の雲「秋の雲( 天気の良い日には 空でも眺めてみては! )港のセリオン上空」https://youtu.be/Lot84NaNnfM『秋の雲: 秋雲  三秋澄み切った蒼穹に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象...

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2019/10/16 (水) 旧暦: 9月18日 祝日・節気:  日出: 5時47分 日没: 17時05分 月出: 18時41分 月没: 7時36分 月齢: 17.36 干支: 丙戌 六曜: 友引 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 秋の雲


「秋の雲( 天気の良い日には 空でも眺めてみては! )港のセリオン上空」

https://youtu.be/Lot84NaNnfM



『秋の雲: 秋雲

  三秋

澄み切った蒼穹に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象的である。』
(季語と歳時記)




秋の雲の俳句:


・眼下頭上只秋の空秋の雲   正岡子規


・見上ぐれば染みゐる青に秋の雲   菊地崇之


・王陵に牛を放つや秋の雲  三好達治


・雨はれてプードルのごと秋の雲   坂井和子


・街道は秋の雲へと消えゆけり   山田禮子



夏の雲に比べると秋の雲は薄い。
夏の雲が彫刻だとすれば、秋の雲は書いた絵だ。
夏の雲が肉体だとすれば、秋の雲は心だ。

秋の雲は変わりやすい。
それを表情豊かと思える人は、強健だ。




2019-10-15 (Tue)

2019/10/15  日記  とろろ汁

2019/10/15  日記  とろろ汁

2019/10/15 (火) 旧暦: 9月17日 祝日・節気:  日出: 5時46分 日没: 17時06分 月出: 18時09分 月没: 6時38分 月齢: 16.36 干支: 乙酉 六曜: 先勝 九星: 三碧木星今日のあれこれ: とろろ汁「とろろ汁の『元祖 丁子屋』」https://youtu.be/sFR-1UVzrXA『薯蕷汁: とろろ、薯汁、薯粥、麦とろ、蕎麦とろ、とろろ飯  晩秋山地に自生する自然薯や、畑で作る長薯、大和芋などを卸し金で卸し、更に擂鉢で擂ったもの...

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2019/10/15 (火) 旧暦: 9月17日 祝日・節気:  日出: 5時46分 日没: 17時06分 月出: 18時09分 月没: 6時38分 月齢: 16.36 干支: 乙酉 六曜: 先勝 九星: 三碧木星


今日のあれこれ: とろろ汁

「とろろ汁の『元祖 丁子屋』」

https://youtu.be/sFR-1UVzrXA



『薯蕷汁: とろろ、薯汁、薯粥、麦とろ、蕎麦とろ、とろろ飯

  晩秋

山地に自生する自然薯や、畑で作る長薯、大和芋などを卸し金で卸し、更に擂鉢で擂ったものがとろろである。それに出し汁を加えればとろろ汁ができる。青海苔や葱などの薬味を散らして頂く。
麦ご飯にかければ麦とろである。消化がよくてお年寄りにも好まれる。』
(季語と歳時記)



とろろ汁の俳句:


・梅若菜鞠子の宿のとろゝ汁  芭蕉


・蕉翁の庵まで二丁とろろ汁   山本喜朗


・丁子屋に芭蕉さんの間とろろ汁   近藤幸三郎


・うなづき合ふ家族欲しき夜とろろ汁  中川須美子


・うまの合ふ人と向き合ふとろろ汁   武藤節子



気温が下がり、秋らしくなってきた。
食欲の秋、色々なものが美味しい季節。

今日は、とろろ汁。

とろろ汁といえば、静岡は鞠子の丁子屋だ。
江戸時代から続く老舗中の老舗で、芭蕉も行き、十返舎一九も彌次さん喜多さん似立ち寄らせているとろろ汁の名店だ。

掲載動画は、歴史の動画だが、今の丁子屋の様子も見てみたい。

「元祖丁子屋【とろろ汁】」

https://youtu.be/UfpKPcgiTJg


とろろ汁一筋で400年間も続いている店は稀有の存在だ。

俳句の世界でも、丁子屋は芭蕉とつながっている。

秋風が身に入むそぞろ寒の夜には、とろろ汁が良いようだ。
心が通い合う人と向かい合い食べる料理に、とろろ汁はぴったりだ。
 中川は生憎独りだが、武藤は恵まれて言葉も心も通わせながら頂いている。
 置かれた状況は違うが、二人の思いは同じだ。

秋の夜は、とろろ汁。



2019-10-14 (Mon)

2019/10/14  日記  身に入む

2019/10/14  日記  身に入む

2019/10/14 (月) 旧暦: 9月16日 祝日・節気: 体育の日、鉄道の日、望 日出: 5時45分 日没: 17時07分 月出: 17時39分 月没: 5時41分 月齢: 15.36 干支: 甲申 六曜: 赤口 九星: 四緑木星今日のあれこれ: 身に入む「19人死亡 16人が不明 千曲川決壊で大規模洪水」https://youtu.be/_IYcyWiH_dY『身に入む(みにしむ) 三秋子季語 身に沁む解説: 秋の冷気やものさびしさが、身に深くしみるように感じること。和歌では...

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2019/10/14 (月) 旧暦: 9月16日 祝日・節気: 体育の日、鉄道の日、望 日出: 5時45分 日没: 17時07分 月出: 17時39分 月没: 5時41分 月齢: 15.36 干支: 甲申 六曜: 赤口 九星: 四緑木星


今日のあれこれ: 身に入む

「19人死亡 16人が不明 千曲川決壊で大規模洪水」

https://youtu.be/_IYcyWiH_dY



『身に入む(みにしむ) 三秋

子季語 身に沁む

解説: 秋の冷気やものさびしさが、身に深くしみるように感じること。和歌では「身にしむ風」「身にしむ秋」などと秋の冷やかさとともにつのるものさびしさをあらわす言葉だった。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及: 月はよしはげしき風の音さへぞ身にしむばかり秋はかなしき 斎院中務『後拾遺集』
風の音の身にしむばかり聞ゆるは我身に秋や近くなるらん よみ人知らず『後拾遺集』
秋ふくはいかなる色の風なれば身にしむばかりあはれなるらん 和泉式部 『詞花集』
夕されば野べの秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里 藤原俊成『千載集』
秋風は身にしかばかり吹きにけり今や打つらむ昧がさごろも 藤原輔尹『新古今集』
』(季語と歳時記)



身に入むの俳句:


・語部のかたり身に入む防波堤   箕輪カオル


・身に入みて家壊す日を迎へけり  山内山彦


・笛の音の身に入む旅も終らんと  高濱年尾



台風19号の人的被害状況は、日に日に増えている。
人知れず無くなった方が発見されることも増えている。

通りかかった川沿いの道路の崩壊に巻き込まれて、川に自動車ごと川に流された一家4人、母と娘は遺体で見つかっているが、父と息子はまだ見つかっていない。
 壊れて姿を留めていない自動車が今日川の中で見つかったが、二人は車には居なかったそうだ。

大切な家族を失った人は、心を囚われる。
どうしてあの日、あの時、其処に行ってしまったのか。
もし自分が声をかければ、そうはならなかったのでは
もし...もし...

動かせない過去に、詮無きこととは知りながら、どうすることも出来ない。


被災地では、今日も雨が降っている。
そして、今日から気温が下がるという。
被災地の夜は、できる限り暖かくしてあげて欲しい。



2019-10-13 (Sun)

2019/10/13  日記  生姜

2019/10/13  日記  生姜

2019/10/13 (日) 旧暦: 9月15日 祝日・節気:  日出: 5時44分 日没: 17時09分 月出: 17時12分 月没: 4時45分 月齢: 14.36 干支: 癸未 六曜: 大安 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 生姜 「養命酒製造 『琥珀生姜酒』でホットカクテル」 https://youtu.be/uazOtg0gL4Y 『生姜: 薑、葉生姜、くれのはじかみ   三秋 ショウガ科の多年草。秋、淡黄色で多肉の根茎が大きくなり、それを...

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2019/10/13 (日) 旧暦: 915日 祝日・節気:  日出: 544分 日没: 1709分 月出: 1712分 月没: 445分 月齢: 14.36 干支: 癸未 六曜: 大安 九星: 五黄土星


今日のあれこれ: 生姜


「養命酒製造 『琥珀生姜酒』でホットカクテル」


https://youtu.be/uazOtg0gL4Y



『生姜: 薑、葉生姜、くれのはじかみ

  三秋

ショウガ科の多年草。秋、淡黄色で多肉の根茎が大きくなり、それを収穫する。生食・香辛料・薬味などの食用になる。新生姜は夏の季語。 』
(季語と歳時記)



生姜の俳句:


・湯疲れに生姜酒して湯治かな  溝口直


・古生姜母にはみんな見抜かれて   海輪久子


・効くやうで効かないやうで生姜湯  原 赤松子




子供の頃には、良さが判らず、大人になって初めて好きになったものの一つが生姜。
 新生姜の初々しさ、可憐な紅の色も良いし、古生姜の飾らない容姿に秘めた力も良い。

料理に使う薬味としては、欠かせない。
脇役ばかりではなく、主役にもなる。

身体を温めるから生姜酒・生姜湯の活躍は、これからだ。

急に気温が下がり、身体がついて行かず、心まで冷えそうな時は、生姜が助けてくれる。

その効果は、オランウータンも認めている。

「オランウータンに「しょうが湯」(福岡市動物園)」

https://youtu.be/Jf5VY7VpoKg


やっぱり、生姜湯は効くんだよね、原さん!





2019-10-13 (Sun)

2019/10/13 最強台風19号の災害

2019/10/13  最強台風19号の災害

中心気圧915hPaという見たこともない猛烈さで日本に接近してきた台風19号が、昨夜伊豆半島に上陸し、東京から関東に抜けた。昨夜8時過ぎの台風情報の雨雲レーダーの画像を見て驚いた。 赤色のまだら模様の黄色い雲が東京を中心に太平洋側から日本海側まで覆い尽くしている。 広島や四国の豪雨災害の時は、線状降水帯だった。この19号は線条ではない、列島スッポリの降水盤だった。箱根の降水量が1000mmを超えそうだ。TVでは多摩...

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中心気圧915hPaという見たこともない猛烈さで日本に接近してきた台風19号が、昨夜伊豆半島に上陸し、東京から関東に抜けた。

昨夜8時過ぎの台風情報の雨雲レーダーの画像を見て驚いた。
 赤色のまだら模様の黄色い雲が東京を中心に太平洋側から日本海側まで覆い尽くしている。
 広島や四国の豪雨災害の時は、線状降水帯だった。
この19号は線条ではない、列島スッポリの降水盤だった。

箱根の降水量が1000mmを超えそうだ。
TV
では多摩川が危険水位を超え氾濫の危険があると言っている。多摩川が決壊したら大変なことになる。


一夜明けると、多摩川の決壊はごく一部だった。
ところが、別の河川が大変なことになっていた。
千曲川、阿武隈川、阿賀野川、信濃川が決壊、氾濫していた。



『千曲、阿武隈川で堤防決壊 阿賀野、信濃川で氾濫 5人死亡、台風影響
10/13(
) 7:37配信毎日新聞

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長野市穂保地区を流れる千曲川。中央左が決壊した堤防=20191013日午前815分、本社ヘリから

 台風19号は12日から13日未明にかけて関東を縦断し、三陸沖を北東に進んでいる。記録的大雨をもたらし、長野市では千曲川、福島県では阿武隈川、栃木県では秋山川の堤防が決壊し、住宅街などに水が流れ込んでいる。17県が自衛隊に災害派遣を要請した。毎日新聞のまとめでは、男性3人と女性2人の計5人が死亡し、10人以上が行方不明になっている。

【各地の様子】犬を抱え避難する男性

 北陸地方整備局によると、13日午前1時ごろ、長野市穂保の千曲川が氾濫し、水が堤防からあふれ出した。その後、約70メートルにわたって堤防が決壊し、住宅地などに広範囲にわたって水が押し寄せている。自衛隊のヘリが取り残された住民の救助にあたっている。

 長野市によると、グループホームなど高齢者向けの2施設で入所者ら計100人弱が孤立している。北陸地方整備局も排水ポンプ車を派遣するなど、対応を急いでいる。

 また、JR東日本によると、長野市にある長野新幹線車両センターが水没し、新幹線が水につかっているのを確認した。千曲川の堤防決壊の影響とみられる。

 栃木、福島両県でも堤防が決壊した。

 栃木県佐野市によると、同市大橋町付近で秋山川の堤防が決壊している。消防本部によると、12日夜に住民から救助を求める119番が相次いだ。福島県鏡石町によると、同町成田地区で阿武隈川の堤防が決壊しているとみられる。

 一方、新潟県などによると、阿賀野川では阿賀町などで14カ所、信濃川は津南町で水が堤防を越えて氾濫している。阿賀町では、福島県会津へつながる国道459号が寸断され、1042世帯2213人が孤立状態になっている。

 死亡や行方不明者も相次いでいる。

 川崎市高津区では12日午後850分ごろ、マンションの1階に住む60代男性から「自宅にいるが浸水して腰までつかっている」と通報があった。警察と消防が出動し、消防のスキューバが潜って捜索し、13日未明に男性を発見したが、病院で死亡が確認された。

 栃木県警によると、13日未明、栃木市の水路で女性が遺体で発見された。

 また、13日午前0時半ごろ、相模原市緑区牧野で避難中の通行人が「うめき声が聞こえる」と119番した。消防が土砂に埋まった住宅から女性1人を救出したが、死亡が確認された。このほか50代の女性が下半身を土砂と柱に挟まれており、救助活動を続けている。女性の意識はあるという。

 福島県の白河広域消防本部によると、12日午後95分ごろ、白河市表郷河東田で40代の男性から「車が水没した。車の上にいる」と119番があった。男性は流され、行方が分からないという。

 同市八竜神では12日午後8時ごろ「土砂崩れで家が23軒巻き込まれている」との通報があった。60代の女性が安否不明という。

 相馬地方広域消防本部によると、南相馬市小高区で20代の男性が行方不明となっている。車に乗っていて流されたとみられる。

 気象庁は一時、静岡▽東京▽神奈川▽埼玉▽茨城▽栃木▽群馬▽山梨▽長野▽新潟▽宮城▽福島▽岩手――の13都県で重大な災害が発生する恐れがあるとして「大雨特別警報」を発令した。一つの災害で大雨特別警報を発令した都道府県の数としては過去最多。

【宮崎隆、木下翔太郎、玉井滉大、川口裕之】
』(毎日新聞)


今朝、ニュースでは、水に浸かった住宅から自衛隊のヘリで吊り下げられて救出される被災者の姿が映し出されていた。
 長い川のどこが決壊するかは予測がつかない。想定外の洪水に、途方に暮れる人が数え切れない災害になってしまった。

台風の大きさ・強さ・列島直撃から想定される災害と比べると死者行方不明者数は、今の所数十名で、狩野川台風レベルの被害者数になっていないことは、不幸中の幸いだった。

この台風は、どんな名前になるのかわからないが、永く語り継がれる台風になることは間違いない。





2019-10-12 (Sat)

2019/10/12  日記  芭蕉忌・時雨忌・翁の忌・桃青忌

2019/10/12  日記  芭蕉忌・時雨忌・翁の忌・桃青忌

2019/10/12 (土) 旧暦: 9月14日 祝日・節気:  日出: 5時44分 日没: 17時10分月出: 16時44分 月没: 3時50分 月齢: 13.36 干支: 壬午 六曜:仏滅 九星: 六白金星 今日のあれこれ: 芭蕉忌・時雨忌・翁の忌・桃青忌 (「初時雨 猿も小蓑を 欲しげなり」句碑 熊谷学ラボラトリー https://ameblo.jp/kumagaya-labo/entry-12408458252.html より...

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2019/10/12 (土) 旧暦: 914日 祝日・節気:  日出: 544分 日没: 1710分月出: 1644分 月没: 350分 月齢: 13.36 干支: 壬午 六曜:仏滅 九星: 六白金星


今日のあれこれ: 芭蕉忌・時雨忌・翁の忌・桃青忌


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(「初時雨 猿も小蓑を 欲しげなり」句碑
熊谷学ラボラトリー
https://ameblo.jp/kumagaya-labo/entry-12408458252.html
より転載




『芭蕉忌: 翁忌/桃青忌/時雨忌/芭蕉会/翁の日

初冬

松尾芭蕉の忌日。元禄七年陰暦十月十二日その生涯を閉じた。
旅を愛し、俳諧を芸術にまで高めたひと。遺言により近江膳
所の義仲寺に葬られた。 』
(季語と歳時記)



芭蕉忌・時雨忌・翁の忌・桃青忌の俳句:


・芭蕉忌の雲の行方を諾へり   稲畑汀子


・芭蕉忌の歳月語る墓石かな   稲畑廣太郎


・ことば拾ひゆく時雨忌の美濃路かな   千田百里


・時雨忌の人居る窓のあかりかな  前田普羅


・伊賀にゐてなほ旅ごころ翁の忌   山田天


・翁忌の林を行けば土の香す   柳生千枝子


・桃青忌江戸大坂と水の町  本井 英


・むさしのの寺の一ト間の桃青忌  久保田万太郎




芭蕉は、元禄71012日、旅の途中大坂御堂筋の贔屓筋の家で客死した。
1012日と言っても旧暦だから、新暦では16941128日に相当するから、季節としては本格的な冬になる。

芭蕉の忌日を表す季語は、主だったものだけで4種類ある。
芭蕉忌・時雨忌・翁の忌・桃青忌。
忌日が複数ある文人は少なからずあるが、多くはあまり詠まれていない。
しかし、芭蕉の場合は違う。それぞれ多くの句に詠まれている。流石に芭蕉である。

それぞれの季語について2つの例句を選んでみた。
それぞれの俳人の芭蕉に対する敬慕の思いが感じられる。

芭蕉は、旅先で客死したが、それは覚悟の上だった。
日々は一瞬たりともとどまらず流れ去る。定なるものは何もなく、すべては移ろい行く。それが生きるということと思い定めていた。

芭蕉は、奥の細道の冒頭に旅と死について語っている。

『月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は日〃旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか片雲の風にさそはれて、漂白の思ひやまず、海濱にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひてやゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。もゝ引の破をつゞり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松嶋の月先心にかゝりて、住る方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、

草の戸も住替る代ぞひなの家』


惰性の日々とは縁無き生き方をした芭蕉だった。



【データ】

松尾芭蕉 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B0%BE%E8%8A%AD%E8%95%89


芭蕉記念館
https://www.kcf.or.jp/basho/


芭蕉
DB
http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/basho.htm




2019-10-11 (Fri)

2019/10/11  日記  艶のある十三夜

2019/10/11  日記  艶のある十三夜

2019/10/11 (金) 旧暦: 9月13日 祝日・節気: 十三夜 日出: 5時43分 日没: 17時11分 月出: 16時16分 月没: 2時54分 月齢: 12.36 干支: 辛巳 六曜: 先負 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 十三夜 「十三夜」 https://youtu.be/2tSgYWHGeiU 『後の月(のちのつき) 晩秋 子季語: 十三夜、名残の月、月の名残、二夜の月、豆名月、栗名月、女名月、後の今宵 関連季語: 名月 解説: 旧暦...

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2019/10/11 (金) 旧暦: 913日 祝日・節気: 十三夜 日出: 543分 日没: 1711分 月出: 1616分 月没: 254分 月齢: 12.36 干支: 辛巳 六曜: 先負 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 十三夜



「十三夜」

https://youtu.be/2tSgYWHGeiU



『後の月(のちのつき) 晩秋

子季語: 十三夜、名残の月、月の名残、二夜の月、豆名月、栗名月、女名月、後の今宵
関連季語: 名月
解説: 旧暦九月十三夜の月。八月十五夜は望月を愛でるが、秋もいよいよ深まったこの夜は、満月の二夜前の欠けた月を愛でる。この秋最後の月であることから名残の月、また豆や栗を供物とすることから豆名月、栗名月ともいう。
来歴: 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。
文学での言及    九月十三日夜、閑かに月見るといへることをよめる
すみのぼる心やそらをはらふらむ雲の塵ゐぬ秋の夜の月 源俊頼『金葉集」
』(季語と歳時記)



十三夜の俳句:


・泊る気でひとり来ませり十三夜  与謝蕪村


・ほろ酔ひの電話かかりし十三夜   安本恵子


・人妻となりにしひとと十三夜  田中冬二


・見送りつつ次の約束十三夜   大川八重子


・十三夜外す真珠のイヤリング   岩崎可代子




今日は、十三夜。
名月の夜だ。

旧暦八月十五日の明月は満月だが、旧暦九月十三夜の名月は、満月の二日前の少し欠けた月を愛でる夜だ。

蕪村の句を見て、艶っぽい句だなと思った。
この句の解釈をネットで探してみたが見つからない。
そこで、勝手に解釈した。

十三夜の月は「後の月」と言われる。
『八月十五夜(旧暦815日から16日の夜)の月に対して、九月十三夜(旧暦913日から14日の夜)の月は「後(のち)の月」と呼ばれる。十三夜は日本独自の風習と言われている[3]。ちょうど食べ頃の大豆(枝豆)や栗などを供えることから、この夜の月を豆名月(まめめいげつ)または栗名月(くりめいげつ)と呼ぶ。

江戸時代の遊里では、十五夜と十三夜の両方を祝い、どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」で縁起が悪いと遊女らに嫌われた。二度目の通いを確実に行なうために、十五夜に有力な客を誘う(相手はどうしても十三夜にも来なければならないため)風習があった。』
Wikipedia

蕪村は、江戸時代隆盛を極めた京都島原の遊里の馴染客であり、炭太祇とともに島原を拠点として句会を開催している。
 蕪村と島原遊郭とは深くつながっている。

現在も京都島原にある角屋は、江戸時代から続く揚屋で、円山応挙・与謝蕪村の作品を数多く所蔵しているそうだ。
 重要文化財になっている、蕪村の「紅白梅図」も所蔵している。

この句で「ひとり」と敢えて断っているのは、句会など仲間と連れ立ってではないということだ。
 「泊まる」というのは、ご贔屓の花魁と一夜を過ごすことに違いない。

当然、十五夜の夜も登楼して、花魁の招きに応じて、十三夜のお返しにやって来たのだ。


詩心が湧く夜なのか、十三夜の句は多くある。
詠む心境も人それぞれで、喜怒哀楽、悲喜交交なのだが、折角、蕪村の艶のある句を読んでしまったので、艶のある句を探してみた。

ほろ酔いの電話がかかる関係というのは、普通以上だろう。
人妻との十三夜が艶っぽく無い訳がない。
次の約束ができる関係も艶っぽい。
真珠のイヤリングが必要な十三夜は、勿論、艶っぽい。

十三夜は艶っぽい。




2019-10-10 (Thu)

2019/10/10 日記  鷹渡る

2019/10/10 日記  鷹渡る

2019/10/10 (木) 旧暦: 9月12日 祝日・節気:  日出: 5時42分 日没: 17時13分 月出: 15時47分 月没: 1時59分 月齢: 11.36 干支: 庚辰 六曜: 友引 九星: 八白土星今日のあれこれ: 鷹渡る「鷹の渡り(高茂岬のサシバ)」https://youtu.be/yBYSaz8bLJI『鷹渡る: 秋の鷹、鷹柱  三秋おもに秋に南方へわたる鷹をいう。また、冬鳥として秋に北方から渡来する鷹もさす。』(季語と歳時記)鷹渡るの俳句:・鷹ひとつ...

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2019/10/10 (木) 旧暦: 9月12日 祝日・節気:  日出: 5時42分 日没: 17時13分 月出: 15時47分 月没: 1時59分 月齢: 11.36 干支: 庚辰 六曜: 友引 九星: 八白土星


今日のあれこれ: 鷹渡る


「鷹の渡り(高茂岬のサシバ)」

https://youtu.be/yBYSaz8bLJI



『鷹渡る: 秋の鷹、鷹柱

  三秋

おもに秋に南方へわたる鷹をいう。また、冬鳥として秋に北方から渡来する鷹もさす。』
(季語と歳時記)



鷹渡るの俳句:


・鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖岬  松尾芭蕉


・火山灰やみておそろしき空鷹渡る  邊見京子


・芥子粒となるまで昇り鷹渡る  棚山波朗



渡り鳥は、季節に合わせて渡る。
生まれてから渡ることを習性としているので、それが危険であっても大変過酷な旅であっても、決められたように渡る。

危険とか過酷と思うのは人であって鷹ではない。
鷹は自分や仲間の定め事に従って渡るだけのことだ。

毎朝起きて、出かけて仕事が終われば帰ってくる。
休日には遊びに出かける。
街の中で、同じ様に、毎日毎日を過ごしている人間。
そんな人間にとって、渡ることは大変だが、何か魅力も感じる。

鷹が渡るのを見上げている人はそんな魅力を感じるのが目的かもしれない。
“頑張れよ”と心でつぶやきながら。




2019-10-09 (Wed)

2019/10/09  日記  朝寒

2019/10/09  日記  朝寒

2019/10/09 (水) 旧暦: 9月11日 祝日・節気:  日出: 5時41分 日没: 17時14分 月出: 15時15分 月没: 1時02分 月齢: 10.36 干支: 己卯 六曜: 先勝 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 朝寒 「マガン・ハクチョウ大旅団の渡り 10月13日早朝 北海道 目指すはウトナイ湖」 https://youtu.be/p1n45G-Xj6s 『朝寒(あさざむ) 晩秋 2011/02/21 【子季語】 朝寒し、朝寒み 【関連季語】 ...

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2019/10/09 (水) 旧暦: 911日 祝日・節気:  日出: 541分 日没: 1714分 月出: 1515分 月没: 102分 月齢: 10.36 干支: 己卯 六曜: 先勝 九星: 九紫火星


今日のあれこれ: 朝寒

「マガン・ハクチョウ大旅団の渡り 1013日早朝 北海道 目指すはウトナイ湖」


https://youtu.be/p1n45G-Xj6s



『朝寒(あさざむ) 晩秋
2011/02/21

【子季語】
朝寒し、朝寒み
【関連季語】
そぞろ寒、やや寒、肌寒、夜寒、秋寒、露寒、うそ寒

【解説】
晩秋、朝のうちだけ、ひやりと寒さを感じる。その寒さは昼近くなると消えてしまう。「寒き朝」「今朝寒し」は冬である。

【来歴】
『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。
【文学での言及】
雁鳴きて寒き朝の露ならし龍田の山をもみだすものは よみ人知らず『後撰集』 
』(季語と歳時記)



朝寒の俳句:


・朝寒の空青々とうつりけり  正岡子規


・快晴といふ朝寒のありにけり   稲畑汀子


・朝寒の群に遅るる一羽かな  栗林明弘




秋晴れの朝は冷える。
よく言われる放射冷却現象だ。

昨日の夜、窓は閉めて、外気が入らないようにして眠ったのだが、今朝は寒く感じた。

今までの台風は、南の熱い風を送り込んできたが、今回は少し様子が違う。
 北から入る寒気のほうが勢力が強いのだろうか。

台風の日本への接近を阻止して、南の海上を北上させてくれれば良いのだが。


友達に遅れて20分後に追いかけた少女はまだ見つかっていない。 群れから外れ独り行くのは良くない。
早く見つかってほしい。





2019-10-08 (Tue)

2019/10/08  日記  寒露

2019/10/08  日記  寒露

2019/10/08 (火) 旧暦: 9月10日 祝日・節気: 寒露 日出: 5時40分日没: 17時16分 月出: 14時39分 月没: 0時06分 月齢: 9.36 干支: 戊寅 六曜: 赤口 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 寒露 (リクナビNEXT https://next.rikunabi.com/journal/20150521_1/ より転載 ) 『寒露(かんろ)は、二十四節気の第17。九月節(旧暦8月後半から9月前半)。 ...

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2019/10/08 (火) 旧暦: 910日 祝日・節気: 寒露 日出: 540分日没: 1716分 月出: 1439分 月没: 006分 月齢: 9.36 干支: 戊寅 六曜: 赤口 九星: 一白水星


今日のあれこれ: 寒露

clip_image001
(リクナビNEXT
https://next.rikunabi.com/journal/20150521_1/
より転載




『寒露(かんろ)は、二十四節気の第17。九月節(旧暦8月後半から9月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が195度のときで108日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から19/24年(約289.15日)後で107日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の霜降前日までである。

季節
露が冷気によって凍りそうになるころ[1]。雁などの冬鳥が渡ってきて、菊が咲き始め、蟋蟀(こおろぎ)などが鳴き始めるころ。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と説明している。
...
七十二候
寒露の期間の七十二候は以下のとおり。

初候
鴻雁来(こうがん きたる):雁が飛来し始める(日本)
鴻雁来賓(こうがん らいひんす):雁が多数飛来して客人となる(中国)
次候
菊花開(きくのはな ひらく):菊の花が咲く(日本)
雀入大水為蛤(すずめ たいすいにいり はまぐりとなる):雀が海に入って蛤になる(中国)
末候
蟋蟀在戸(きりぎりす とにあり):蟋蟀が戸の辺りで鳴く(日本)
菊有黄華(きくに こうかあり):菊の花が咲き出す(中国)』
Wikipedia



寒露の俳句:


・寒露過ぎスカイツリーの影延びて   岡野安雅


今日は寒露。
露が冷気によってこおり始める頃。

なのだが、今日の話題も台風。
土曜日からの三連休にまたやってくる。
今年は三連休になると台風がやってくる。
折角の休みなのに台風では、何処にも行けないし、観光地もお店も困る。

しかも、この台風19号。
今年最大最強で、コースも最悪。
日本列島の上を北上する予報だ。

台風15号の被害からまだ立ち直っていない千葉県も、また被害を受ける可能性がある。

寒露に似つかわしくない台風。
異常気象の現れなら、まだまだ色々ありそうだ。
困ったことだ。





2019-10-07 (Mon)

2019/10/07  「芋の露連山影を正しうす」(飯田蛇笏)の解釈

2019/10/07  「芋の露連山影を正しうす」(飯田蛇笏)の解釈

「芋の露連山影を正しうす」の解釈について迷ったこと。 季語は何? 芋は俳句では里芋のことで秋の季語。 露も秋の季語。 どちらも秋の季語で、季重なりと言えなくも無いが、加えて「芋の露」もそれ自体、秋の季語らしい。 結局、季語はどれでも、秋で良い。 季語はどれでも良いが、問題は蛇笏が見ている風景がわからない。 秋の冷気を感じる爽やかな...

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「芋の露連山影を正しうす」の解釈について迷ったこと。


季語は何?
芋は俳句では里芋のことで秋の季語。
露も秋の季語。
どちらも秋の季語で、季重なりと言えなくも無いが、加えて「芋の露」もそれ自体、秋の季語らしい。
結局、季語はどれでも、秋で良い。

季語はどれでも良いが、問題は蛇笏が見ている風景がわからない。

秋の冷気を感じる爽やかな朝、目の前の芋畑の向こうに連山が空の明るさを背景に威儀を正して影を見せている。

其処までは良いのだが、連山が影を作っているのは視界全体なのか露の中なのかと言う問題。


写真の世界では、雫の中の風景が一つのモチーフになっている。

一例を挙げさせて頂く。


clip_image002
kagayakuhanaさん                               <a https://www.photo-ac.com/profile/764274
写真AC
https://www.photo-ac.com/
より転載)

白い花びらの上の水滴に向こうの赤い花が映って、水滴の中に赤い花がある。


蛇笏が見たのは、芋の露の中に威儀を正して居る連山ではないのか。

どちらでも良いのだが、調べてみた。

蛇笏の研究家でもある角川源義の「飯田蛇笏」にはこう書かれている。


『芋の露連山影を正しうす

『山廬集』所収、大正三年作。多くの代表作のなかでも、もっとも人に親しまれているのが、この「芋の露」の句である。山梨県は日本中央高地の盆地を中心とする特異な地形、複雑な地質構造を見せている。南方には聳え立つ富士山を中心に烏帽子山、春日山、御坂山、神座山。北方には八ヶ岳、金峰山、国師ケ岳、甲武信岳。西には南アルプスの山々、白根山を主峰とする白根連峰、甲斐駒、鳳凰山と接する。
 
東には大菩薩嶺、源次郎岳、小金沢山、黒岳と四囲連峰にかこまれている。この句にも乙字は「正しうす」という語の主観味が露骨に過ぎて「真摯の俳句境涯ではないやうに受取れる」という。この句は「芋の露」で切れている。「芋の露」に連山の影が正しく宿っていると解してはつまらない。里芋の広葉にしとどな露をやどしている秋暁をまず呼び出しているのだ。旭ののぼるにつれて、たたなわる山また山が、その山姿を明らかにして来る。旭のひかりによって山々の明暗がきわやかで、山襞までも刻明になって来たことを感じさせる。「正しうす」には、襟をただすというふうな語感も乙字のいうようにあったかもしれぬ。だが、連山がその影を「正しうす」という表現はきびしい。この句の面白味は、「芋の露」だ。どの芋の広葉にも、一つずつ大きな露をやどして、旭のひかりに、きらきら光っている。それがすこし風でも吹けばころころころがる。その不安定さと、「連山影を正しうす」の重厚さとが対比されていて面白い。川端茅舎の句に「芋の露直径二寸あぶなしや」がある。「芋の露」の不安定さだけを訴えているのだ。「直径二寸」というわり切った表現とともに、 「あぶなしや」という働きかけが面白いのである。茅舎らしい感覚であり、表現である。
』(飯田蛇笏 鑑賞篇 p187-188


角川源義は『「芋の露」に連山の影が正しく宿っていると解してはつまらない。』と切り捨てている。
この解釈が、大方の解釈だと思う。



それではと、蛇笏自身は何か言っていないのか調べてみた。
蛇笏の「自選自註五十句抄」の中に書かれていた。


『 芋 の 露 連 山 影 を 正 う す
同年作。
今日に至るまでの歳月の中で最も健康がすぐれなかった時である。隣村のY-医院へ毎日薬壜を提げて通っていた。南アルプス連峰が、爽涼たる大気のなかに、きびしく礼容をととのえていた。身辺の植物(植物にかぎらず)は、決して芋のみではなかったのである。』
(飯田蛇笏集成 第五巻鑑賞Ⅱ 自選自註五十句抄)


はっきりとは書いていないが、どうやら、角川の解釈に近い。


負け惜しみを言えば、
儚い露の中でも威儀を正す連山。
時が経ち、露が転がり落ちても、影は失せても、連山の威儀は変わることはない。
と解釈しても、「つまらない」ことではないのではないか。

作品の解釈は、読み手に任されているのだから。





No Subject * by 河嶋克彦
朝の山を知っていれば分かる句だと思います。朝露が我が足を濡らす頃、朝日が神々しく山を彩ります。自分の位置から西の山なら明るいが東の山なら黒く見えます。蛇笏が何処で読んだかはわかりませんが、コレは崇高な叙事詩だと思います。

Re: コメントありがとうございます * by nabanatei
公開が遅くなり失礼しました。
最近は、コメントはSPAMものばかりで、注意が足りませんでした。
記事の内容に無関係なコメントは困ります。

そうですね。
空と山、陽の光と影が織りなす彩り。
露の中にも夢幻ではなく、確かに在ります。

2019-10-07 (Mon)

2019/10/07 日記  菊の酒

2019/10/07 日記  菊の酒

2019/10/07 (月) 旧暦: 9月9日 祝日・節気:  日出: 5時39分 日没: 17時17分 月出: 13時59分 月没: ---- 月齢: 8.36 干支: 丁丑 六曜: 大安 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: 菊の酒、菊酒 「貴船神社 菊花神事 / Kifune Jinja Shrine / 京都いいとこ動画」 https://youtu.be/yt_2_EHDYjw 『菊酒: 菊の酒、菊花の酒  晩秋 重陽の節句に菊の花を浮かべて飲む酒をいう。中国では、菊酒...

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2019/10/07 (月) 旧暦: 99日 祝日・節気:  日出: 539分 日没: 1717分 月出: 1359分 月没: ---- 月齢: 8.36 干支: 丁丑 六曜: 大安 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 菊の酒、菊酒

「貴船神社 菊花神事 / Kifune Jinja Shrine / 京都いいとこ動画」


https://youtu.be/yt_2_EHDYjw



『菊酒: 菊の酒、菊花の酒

 晩秋

重陽の節句に菊の花を浮かべて飲む酒をいう。中国では、菊酒を酌むことで長生きできるという言い伝えがあり、それが日本にも伝わったもの。
 この習慣は、朝廷をはじめ武家や民間にも広まった。
現在でも下賀茂神社などでは、重陽の節句に菊酒を振舞う。 』
(季語と歳時記)



菊の酒の俳句:


・下戸とても押し戴きて菊の酒   西 千代恵


・菊いろに淡く澄みゐし菊の酒   松井倫子


・菊酒の花びら唇にあそばせて  佐々木とよ子




今日は、旧暦九月九日、重陽の節句。
行事としては、邪気払いのため、酒に菊の花びらを浮かべて頂く事になっている。

伝統が息づく空間である京都では、重陽の日に菊酒をいただける機会があるそうだ。

動画は貴船神社だが、下鴨神社でもいただけるとの事だ。

巫女さんに注いでいただいた盃に、唇を寄せて押し戴く。
その唇が美しい人の紅い唇であれば、何と艶っぽいことか。






2019-10-06 (Sun)

2019/10/06  日記  秋祭

2019/10/06  日記  秋祭

2019/10/06 (日) 旧暦: 9月8日 祝日・節気: 上弦 日出: 5時39分 日没: 17時18分 月出: 13時12分 月没: 23時11分 月齢: 7.36 干支: 丙子 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 秋祭 「登米秋祭り 笛と太鼓の競演 2019」 https://youtu.be/HdRNYUlr4lY 『秋祭: 在祭、村祭、里祭、浦祭 三秋 農耕の収穫に感謝する秋季に行われる祭り。 稲刈り等の農作業を終えて行われる...

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2019/10/06 (日) 旧暦: 98日 祝日・節気: 上弦 日出: 539分 日没: 1718分 月出: 1312分 月没: 2311分 月齢: 7.36 干支: 丙子 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星


今日のあれこれ: 秋祭


「登米秋祭り 笛と太鼓の競演 2019


https://youtu.be/HdRNYUlr4lY



『秋祭: 在祭、村祭、里祭、浦祭

三秋

農耕の収穫に感謝する秋季に行われる祭り。
稲刈り等の農作業を終えて行われる。』
(季語と歳時記)



秋祭の俳句:


・山々に深空賜はる秋祭  桂信子


・一日の秋にぎやかに祭りかな   正岡子規


・月番のみがく大釜秋祭   近藤幸三郎


・瓜実顔の揃ひし飛騨の秋祭   大久保廣子


・干瓢の黒き煮染や秋祭   生田恵美子




今日は良いお天気になった。
秋の日曜日、秋祭の日らしい日になった。

太鼓の音と子どもたちのワッショイ、ワッショイと言う声が聞こえてきた。
 声の方向へ目をやると、囃子の後には子供神輿が練り歩いていた。
一番後ろは世話役の老人たちが固めていた。

町内会の秋祭りだった。
自分が子供だった頃の秋祭りの思い出。
自分の子の世代、自分の孫の世代にも
同じ様に伝えて行かなけれないけない。

人間
楽しい思い出、嬉しい思い出があれば、素直に生きていけるから。




2019-10-05 (Sat)

2019/10/05  20km競歩 山西が金メダル

2019/10/05  20km競歩 山西が金メダル

50kmに続いて20kmも日本人選手が金メダルを獲った。 他の競技なら大騒ぎになるところだが、2種目も金なのにあまり報道は盛り上がっていない。 競歩と言う競技は、地味だ。 長い時間かけてひたすら歩く、50kmなら4時間、 20kmなら1時間半の時間がかかる。 100mならば10秒以内にドラマが有り勝者が決まる。 マラソンでも、2時間ほどの間にドラマが演じられる...

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50kmに続いて20kmも日本人選手が金メダルを獲った。
他の競技なら大騒ぎになるところだが、2種目も金なのにあまり報道は盛り上がっていない。

競歩と言う競技は、地味だ。
長い時間かけてひたすら歩く、50kmなら4時間、
20kmなら1時間半の時間がかかる。

100m
ならば10秒以内にドラマが有り勝者が決まる。
マラソンでも、2時間ほどの間にドラマが演じられるのを見ることができる。
競歩は時間がかかり、ドラマチックさが迫らないからTVで実況中継も難しい。

しかし、世界一位なのだから、祝福しなければいけない。

あえて、記事にして偉業を讃えたい。



『京大卒の金メダリスト誕生 山西利和が20キロ競歩V
10/5(
) 6:57配信日刊スポーツ

<陸上:世界選手権>◇第84ドーハ・コーニッシュ男子20キロ競歩

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男子20キロ競歩決勝、優勝し日の丸を手に笑顔を見せる山西(撮影・河野匠)

京大卒の金メダリストが誕生した。男子20キロ競歩で山西利和(23=愛知製鋼)が1時間2634秒で優勝した。五輪、世界選手権を通じ、同種目で日本勢がメダルを獲得するのは初だった。日本は鈴木雄介(31=富士通)に50キロに続き、20キロでも、ダブル金メダルを獲得した。

【写真】アジア大会で王凱華に競り負け2着でゴールした山西は天を仰ぐ

7
キロ付近で、集団を抜け出す積極策。首には冷却タオルを巻き、高温多湿な環境を歩き切った。2日前の会見では「当日のパフォーマンスにすべてを注ぎたい。金メダルを最大のターゲットとして、練習をしてきた。やるべきことの最後の手順を1つずつ踏んでいけば、結果は付いてくる」と意気込んでいた。3月の全日本競歩能美大会では世界歴代4位、日本歴代2位となる1時間1715秒を出していた。優勝候補に挙げられていた、その実力を発揮した。

山西は京都・堀川高から京大工学部に現役合格。今大会の50キロで金メダルを獲得した鈴木雄介(31=富士通)らを育てた内田隆幸氏の指導を定期的に受け、課題を持ち帰り、独自で力を磨いた。強豪で育ったわけではない自分を「雑草」と表現していた。「京大卒」の肩書でも注目を浴びていた男。競技で世界の頂点に立った。

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キロは15年世界選手権銅、16年リオデジャネイロ五輪銅、17年世界選手権銀、銅メダルを獲得した一方で、20キロは今まで世界の壁に阻まれていた。前評判は高かったが、6位が最高だった。それを山西が打ち破った。

これで東京オリンピック(五輪)の代表に内定した。1年後の大舞台。そこにも大きな期待が膨らんだ。』
(日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191005-10050067-nksports-spo