2018年12月 - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › Archive - 2018年12月
2018-12-31 (Mon)

2018/12/31  那須川天心の夢

2018/12/31  那須川天心の夢

鳴り物入りで興行された那須川天心とメイウエザーのエキジビション。 結果は1R TKO、天心は何もできなかった。 何もできなかったことには、それなりの理由がある。 試合に関しては、試合するにあたって、ルールをボクシングルールに限定されたこと。 これによって、本来キックボクサーの天心は足を縛られてしまった。 峠を過ぎたとはいえ、メイウエザーは歴戦のチ...

… 続きを読む


鳴り物入りで興行された那須川天心とメイウエザーのエキジビション。
結果は1R TKO、天心は何もできなかった。

何もできなかったことには、それなりの理由がある。
試合に関しては、試合するにあたって、ルールをボクシングルールに限定されたこと。
これによって、本来キックボクサーの天心は足を縛られてしまった。

峠を過ぎたとはいえ、メイウエザーは歴戦のチャンピオン。勝てると想うのが現実離れしている。天心は夢を見ているとしか言えない。

興行面では、足元を見られて、契約破棄をちらつかせられて、試合ではなくエキジビションとされ、契約金を釣り上げられ、ボクシングルールに限定されてしまったこと。
R毎に、ボクシングルールとキックボクシングルールを交互に使う方法もあった、異種格闘技の場合、この方が適正な方法だろう。


メイウェザーは、直前に来日、練習しなくても勝てると放言、リングの上でも笑っていた。
足を縛られた、天心に負けるわけがないことは判っていた。

一方、夢見る天心は解っていなかった。
メイウェザーを倒すと広言していたが、それは身の程知らずであったとしか言いようがない。
どれほど、メイウェザーの研究をしたのだろうか。打たれずに打つスタイルで無敗を通したチャンピオンへの敬意が足りなかったのではないか。

試合が始まると、天心は攻めることしか考えていなかった。
守ることが念頭になかった。

細かいことを言えば、髪型すらボクシング用ではない。
剃り上げられて肌剥き出しのこめかみに、メイウェザーは、左のフックを的確に当てた。
解説者もスリップダウンと誤解したように、メイウェザーの左のフックは軽く振って当てただけだが急所であるテンプルを綺麗に捉えていた。

守ることに気が回らない天心は、メイウェザーのコンビネーションブローにも対応できなかった。
右のボデーを打たれた後、寸時にフォローされた右のアッパーを顎に食らってしまった。
これで勝負は事実上終わってしまった。

興行・名前を売るという面では成功したとも言えるが、自分の実力を磨くというのなら、異種格闘技でもないボクシングルールでメイウェザーと戦うより、先ずは国内で武尊と試合をし、日本でNo1を証明することのほうが先だった。



「【RIZIN2018】那須川天心VSメイウェザー(日本語実況)」



https://youtu.be/6QNxsnfIP4E



2018-12-31 (Mon)

2018/12/31  日記  年守る

2018/12/31  日記  年守る

2018/12/31 (月) 旧暦: 11月25日 祝日・節気: 大晦日 日出: 6時50分 日没: 16時37分 月出: 0時59分 月没: 12時44分 月齢: 23.82 干支: 丁酉 六曜: 大安 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 年守る 「諏訪大社 下社秋宮 二年参りの様子」 https://youtu.be/2ttuPZbcMg8 『年守る: としもる、守歳 暮 大晦...

… 続きを読む

2018/12/31 () 旧暦: 1125 祝日・節気: 大晦日 日出: 650 日没: 1637 月出: 059 月没: 1244 月齢: 23.82 干支: 丁酉 六曜: 大安 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 年守る


「諏訪大社 下社秋宮 二年参りの様子」


https://youtu.be/2ttuPZbcMg8



『年守る: としもる、守歳



大晦日の夜 眠らずに夜明かしをして年が明けるのを待つこと。
過ぎてゆく年をしずかに見守りながら新しい年を迎える。』
(季語と歳時記)





年守るの俳句:


・一日の尊とかりけり年守る 石原すみ子


・遠の子も隣る子も来て年守る  辻直美


・今年亦夫と二人の年守る 小泉はつゑ



とうとう2018年も今日限りとなった。
振り返れば、災害が多く、天候は安定せず、農作物の生育に影響を及ぼした年だった。
災害の被災者には大変な年だったが、日本は平和で景気も悪くはなく、歳末の街は人が溢れていた。

一方海外は、社会・共産主義圏の独裁政治は一層専制度を強め、加えて自由世界の盟主までもが訳の解らない“First”主義を振りかざしている。
我の張り合いは、争いに結びつくことは、過去の歴史も日常生活でも証明されている。
将来に、2018年を振り返ったとき歴史の混乱の分岐点になった年となるかもしれない。


今年の大晦日も、家族揃って、年越しをしよう。
例年通り、NHKの「ゆく年くる年」を見て、遠く除夜の鐘を聴こう。
それが終われば、もう新しい年が始まる。

用意した年酒の栓を開けて、なみなみと盃に注ぎ、乾杯しよう。
先ずは、家族の健康を、関係者の繁栄を祈ろう。
次に、日本の災害の減少と世界の安定と平和を祈願しよう。



2018-12-31 (Mon)

2018/12/30 伊藤雅雪 WBO世界スーパーフェザー級初防衛

2018/12/30  伊藤雅雪  WBO世界スーパーフェザー級初防衛

伊藤雅雪は、7月にラスベガスで行われたWBOスーパーフェザー級王座決定戦で、試合前の予想を覆し、全勝のクリストファー・ディアス(プエルトリコ)と打ち合い、相手をダウンさせ、3―0で判定勝ちした。 日本人がアメリカでのタイトルマッチで勝ったのは37年振りだそうだ。 これで、伊藤は日本よりアメリカで有名になった。 今回が初防衛戦で、相手のエフゲニー・チュプラコフはプロでは20戦無敗、アマチュ...

… 続きを読む


伊藤雅雪は、7月にラスベガスで行われたWBOスーパーフェザー級王座決定戦で、試合前の予想を覆し、全勝のクリストファー・ディアス(プエルトリコ)と打ち合い、相手をダウンさせ、30で判定勝ちした。

日本人がアメリカでのタイトルマッチで勝ったのは37年振りだそうだ。
これで、伊藤は日本よりアメリカで有名になった。

今回が初防衛戦で、相手のエフゲニー・チュプラコフはプロでは20戦無敗、アマチュアでも多くの試合を戦ってきた経験を持ち、パッキャオのスパーリングパートナーを勤めたこともある曲者で、同級1位。
WBOの指名試合でもある。

伊藤がシンデレラ・ボーイでは無いことを証明するには、チュプラコフに勝つ必要がある。

試合が始まると、意外にもと書くと怒られそうだが、一方的な試合になった。
伊藤は左のジャブを使い、右のストレートとボデーを効果的に使い、チュプラコフに殆ど仕事をさせなかった。
チュプラコフは、前半戦はクリンチを多用し、接近戦で伊藤のパンチを封じようとしたができなかった。途中、距離を取りカウンター狙いに変化したが、伊藤のパンチのほうが速く正確で、チュプラコフは当てられなかった。

井上拓真の試合と違って、伊藤の試合内容は良かった。
王者らしい戦い方だった。
攻撃性があり、勇敢で前に出て、自分のイメージ通り戦った。
本人もこれからも積極的に戦うと公言しているので、今後の試合も期待できる。


「伊藤雅雪 初防衛戦!


https://youtu.be/zRV_Th-jxos



『伊藤雅雪「本物証明」20戦全勝の指名挑戦者に完勝
12/31(
) 10:11配信 日刊スポーツ


clip_image002
初防衛に成功し両手を広げて喜ぶ伊藤(撮影・たえ見朱実)
<プロボクシング:WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇東京・大田区総合体育館

【写真】7回、チュプラコフ(左)に右ストレートを放つ伊藤

WBO
世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(27=伴流)が、7TKOで初防衛に成功した。日本人5人目の米国で奪取から5カ月ぶりの凱旋(がいせん)試合で、同級1位エフゲニー・チュプラコフ(28=ロシア)と対戦。5回から距離をとって攻勢となり、7回に2度コーナーに追い込むと相手陣営がギブアップ。7211TKO勝ちで、初の日本での世界戦でメインを飾った。

伊藤は右ボディーでコーナーに追い込むと、顔面へ連打でラッシュした。相手はマウスピースを吐き出し時間稼ぎも、再びコーナーにくぎ付けにしてラッシュ。相手陣営が試合役員にギブアップを伝え、レフェリーストップ勝ち。ダウンはなかったが7TKOで、メインとしてトリプル世界戦をきっちり締めた。

前の2試合は判定に終わっていた。「KOで締めたかった。結果は納得。KOは求めていたし、求められていた」と笑顔。7月に日本人として37年ぶりに米国で王座奪取。ダウンを奪う快勝も「相性がよかった」「フロック」という声も聞こえてきた。20戦全勝の指名挑戦者を退けて、本物と証明してみせた。

6
回まで1ポイントも奪われていないが、序盤はKO狙いで空回りした。低い姿勢で頭から突っ込まれて抱きつかれた。「接近戦にこだわって付き合ってしまった」。3回にはセコンドから「距離をとってワンツースリー」と指示され、5回からその動きができた。「セコンドに救われた。チームワークの勝利」と感謝した。

王座獲得後に吉岡里帆らが所属の芸能事務所「エー・チーム」と契約した。目立ちたがり屋のイケメン王者だが、たたき上げの頑張り屋でもある。15年に日本王座初挑戦も判定負け。当時は不織布製造販売会社の営業マンで計量後は仕事に戻った。米ロサンゼルスでのスパー合宿の合間に、現地で展示会をこなしたこともあった。

1で同級生だった夫人との間には2女もできていた。睡眠時間5時間のサラリーマンボクサーに「潮時」も考えたが、歯を食いしばって世界を目指した。ボクサーに専念したのは16年。幾多の苦労が報われ、約1000人の応援にも応える初防衛だった。

駒大高3年でジムに入門した時はライセンス取得が目標だった。デビューすると「ウィキペディアに載る」、東洋太平洋王者になると「世界」と目標を上げて実現してきた。次の目標にはWBC王者ベルチェルトとの対戦を挙げた。「かなわないと思われる相手と質のある試合をしたい」。伊藤の夢は続く。【河合香】

◆伊藤雅雪(いとう・まさゆき)本名伊藤雅之。1991年(平3119日、東京都江東区生まれ。駒大高ではバスケットボール部でダンクができた。高3で伴流ジムに入門し、09年にプロデビュー。交通事故で左手首骨折を乗り越え、12年全日本フェザー級新人王。15年に東洋太平洋スーパーフェザー級、16年にWBOアジア太平洋同級王座を獲得。187月にWBO世界同級王座決定戦で、日本人として37年ぶり5人目の米国、10人目となる海外で王座奪取した。174センチの右ボクサーファイター。家族は衣理香夫人と2女。』
(日刊スポーツ)



2018-12-30 (Sun)

2018/12/30  井上拓真 WBC世界バンダム級暫定王座を獲る

2018/12/30  井上拓真 WBC世界バンダム級暫定王座を獲る

華々しく活躍する兄井上尚弥のお蔭で注目される井上拓真が、WBC世界バンダム級暫定王座戦に勝ち、暫定王座についた。 結果は、判定で3-0であった。 日本人選手に勝ってほしいのは当然だが、今日の試合内容で3-0は無いのではと思った。 相手のペッチ・CPフレッシュマートは常に前に出て、井上に圧力をかけ続けた。 井上は真っ直ぐ下ることが多く、ロープ、コーナーを背にすることが多かった。 ...

… 続きを読む


華々しく活躍する兄井上尚弥のお蔭で注目される井上拓真が、WBC世界バンダム級暫定王座戦に勝ち、暫定王座についた。

結果は、判定で3-0であった。
日本人選手に勝ってほしいのは当然だが、今日の試合内容で3-0は無いのではと思った。

相手のペッチ・CPフレッシュマートは常に前に出て、井上に圧力をかけ続けた。
井上は真っ直ぐ下ることが多く、ロープ、コーナーを背にすることが多かった。
攻勢点があればペッチが毎回取っていてもおかしくなかった。
ボクシングだから、地元有利はあるものだが、納得できる結果とは思えない。

井上尚弥とはスタイルが違う。
相手の一瞬の隙きを見逃さない攻撃性とパンチのスピードとインパクトが全く違う。
守りのスタイルでカウンターを打つとか、相手の攻勢を受け躱すとか全体的にスタイルが受け身だ。

興行だから、全勝の看板を維持したいのは理解できるが、これでは強くなれないと思う。



「速報 WBC世界バンダム級 井上拓真VSペッチ 暫定王座決定戦 ② 20181230」


https://youtu.be/TMsod4q_Zbw




『ボクシングWBCバンタム級 井上拓真が暫定王者に
2018
1230 2229

clip_image002

WBC=世界ボクシング評議会バンタム級の暫定王座決定戦が行われ、井上拓真選手がタイの選手を破って、新しい暫定チャンピオンになりました。

WBCバンタム級5位の井上拓真選手は、3階級制覇を果たしている井上尚弥選手の弟で、東京 大田区で行われた暫定王座決定戦で、世界ランキング2位のタイのペッチ・CPフレッシュマート選手と対戦しました。

井上選手は序盤から積極的に打ち合いを仕掛け、第4ラウンドの時点でリードを奪うと、中盤以降も有効打を重ねて試合を優位に運びました。

試合は12ラウンドで決着がつかず、判定の末、井上選手が3対0で破って新しい暫定チャンピオンになりました。

井上拓真選手は「率直な気持ちは最高だ。応援のおかげで最後までふんばることができた。でも、こんな内容では兄に並んだとは言えないので、これから精進していきたい」と話していました。

同じ会場では、ほかにも世界タイトルマッチ2試合が行われ、WBO=世界ボクシング機構のスーパーフェザー級チャンピオンの伊藤雅雪選手は、世界ランキング1位のロシアの選手と対戦し、第7ラウンドでテクニカルノックアウト勝ちして、初防衛に成功しました。

また、WBCライトフライ級チャンピオンの拳四朗選手は、世界ランキング7位のメキシコの選手に判定勝ちし、5回目の防衛に成功し』
NHK News WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181230/k10011764091000.html
より転載)




2018-12-30 (Sun)

2018/12/30  日記  焼芋

2018/12/30  日記  焼芋

2018/12/30 (日) 旧暦: 11月24日 祝日・節気:  日出: 6時49分 日没: 16時36分 月出: ---- 月没: 12時11分 月齢: 22.82 干支: 丙申 六曜: 仏滅 九星: 六白金星 今日のあれこれ: 焼芋 「#018 第24回 栗源ふるさといも祭り」 https://youtu.be/5ZcUkW9-LZo 『石焼き芋(いしやきいも)は、サツマイモを加熱した、日本の食品で...

… 続きを読む

2018/12/30 () 旧暦: 1124 祝日・節気:  日出: 649 日没: 1636 月出: ---- 月没: 1211 月齢: 22.82 干支: 丙申 六曜: 仏滅 九星: 六白金星


今日のあれこれ: 焼芋



#018 24 栗源ふるさといも祭り」


https://youtu.be/5ZcUkW9-LZo




『石焼き芋(いしやきいも)は、サツマイモを加熱した、日本の食品である。焼き芋料理の一種であり、加熱された石を利用する。

概要
サツマイモを熱した小石の中に埋めて、間接加熱によって焼いたもの。

焼き芋屋が屋台や軽トラックに専用の釜を積み売り歩く姿は、日本の冬の風物詩のひとつである。売り歩く際は、「いーしやぁーきいもー、おいもー」といった独特の節回しで呼びかけるのが定番で[3]、地域によっては「ポー」あるいは「ピヨーーーー」と聞こえる音が鳴る独特の笛の音を響かせて街を巡る。この笛は芋を焼く窯に取り付けられており、排ガスの圧力で鳴る仕組みになっている。お客が来て販売作業中は笛を止めるので、近所まで来た笛の音が止まると屋台が止まっているとわかり、これが買いに出るきっかけになる。焼かれた芋は、紙袋に入れられたり新聞紙や銀紙で包まれて渡される事が多い。

最近では家庭用の「石焼き芋器」も市販されており、家庭でも手軽に石焼き芋が楽しめるようになってきている。屋台が減少した今はスーパーマーケット軒先での路上販売やコンビニエンスストアなどで売られている。 蓋付き鍋やダッチオーブンの底に石をひいて過熱するだけの手軽さから、キャンプなどでも調理される。

石焼きに適した品種としては、ほくほくとした食感の「紅あずま」、「鳴門金時」や「ベニオトメ」があげられる。近年は「べにはるか」「安納芋」のようにねっとりとした食感のサツマイモが人気を集めている[4]

仕組み
密閉容器の底に那智黒石などの小石を引き、その上にサツマイモを乗せ容器の下から過熱すると小石から遠赤外線が放射される。放射された遠赤外線は容器内で反射しサツマイモの表皮1ミリ付近で吸収され、デンプンなどの分子が振動し、その摩擦熱が熱源となる。遠赤外線加熱での調理によって、サツマイモの表皮付近の温度は250℃に達し、水分は急速に蒸発する。しかし、内部の温度は65-75℃に維持され水分を損なうこと無くゆっくりと加熱される[5]

サツマイモ内部の温度が60℃に達すると、デンプンが水分を吸収し糊化する。サツマイモに含まれるβアミラーゼ(デンプン分解酵素)が、糊化したデンプンを加水分解し麦芽糖に変える。そのため、通常の焼き方よりも甘く仕上がる[6]

焼き芋
石焼き釜を使わず焼いたものは、単に「焼き芋」と呼ばれる。

日本では昭和やそれ以前の時代において、冬の時期に道路や庭に積った落ち葉を集め、焚き火として燃やす際に、一緒にサツマイモを入れて焼く光景は、冬を物語るものとして扱われ、冬を表す季語ともなっている。こちらは石焼き釜とは違い裸火を使うことから火加減が難しいなどの問題もあるが、上手に焼ければ甘い風味を味わえる。ただ、200212月に施行された改正廃棄物処理法により、一部の例外を除いてゴミを野焼きすることが禁止された。焚き火などの軽微なものは例外に該当するが、産業廃棄物は量の如何を問わず禁止されているほか、地方自治体が落ち葉などを可燃ごみとして排出するように指導している[7][出典無効]場合もある。

焦がさないようにするには新聞紙(濡らすと蒸し焼きのような状態になり、なめらかになる)とアルミホイルに包んで焼くと良い。家の中で作る場合、石油ストーブの上に置いたり、オーブンや電子レンジ(作例:1分半ほど加熱した後10分ほど解凍機能で加熱する)でも作られる。これらは比較的火加減などを調整しやすく準備も簡単なため、手軽に食すことができる。

また昭和初期には、壺を用いて焼く「つぼ焼き芋」もあった。その甘い味が忘れられない人が、現在でも、壺を取り寄せてつぼ焼き芋を作っている[8][9]

千葉県香取市では、毎年11月に5トンのサツマイモを籾殻で焼く日本最大規模の焼きいも大会「栗源のふるさといも祭」が開催されている[10]。』
Wikipedia



焼芋の俳句:


・ふところの焼芋のあたたかさである  尾崎放哉


・詩貧し掌に焼芋の熱さのせ  成瀬櫻桃子


・焼芋の懐ぬくめ恋めきぬ  阿波野青畝



年末に入り、厳しい寒さが続いている。
日本海側、高地では毎日雪が降り続いている。

こんな時期には、スイーツといえばショートケーキより暖かいもの、鯛焼きとか焼芋が良い。
特に、焼芋は温かいと言うより熱い。

できれば、焚き火で焼いたのが良いが、最近はトースターやオーブンレンジで焼芋のメニューが有り、それなりに家で焼芋も可能になっている。

俳人たちは、酒好きが多いが、句を読んでみると焼芋好きも居る。
尾崎、成瀬、阿波野3人それぞれ、焼芋は温かさが命だと礼賛している。


さつまいもは品種改良が行われて、様々な品種が出荷されているそうだ。
焼芋ファンにはありがたいことだ。

旬の食材百科には、以下のようなさつまいもが紹介されている。
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-varie.htm

ホクホク系:
高系14号、鳴門金時、宮崎紅、 紅さつま、大栄愛娘
五郎島金時、紅あずま、紅こがね、玉乙女

しっとり系:
紅はるか、紅天使、クイックスイート、シルクスイート、あいこまち、紅まさり、ひめあやか                    

果肉がオレンジ系のサツマイモ:

安納芋、安納もみじ、灯籠蜜いも
フルーツこがね、アヤコマチ、マロンゴールド
隼人芋、人参芋、紅きらら、ヒタチレッド

白いサツマイモ:
シロユタカ、黄金千貫、カイアポ芋・シモン芋

紫芋:
アヤムラサキ、パープルスイートロード、種子島紫、
ナカムラサキ                


これだけ有れば、自分の好きなタイプの芋は見つけられるだろう。
手が凍える冬の日には焼芋だ。



2018-12-29 (Sat)

2018/12/29  日記  年用意

2018/12/29  日記  年用意

2018/12/29 (土) 旧暦: 11月23日 祝日・節気: 下弦 日出: 6時49分 日没: 16時36分 月出: 23時56分 月没: 11時38分 月齢: 21.82 干支: 乙未 六曜: 先負 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 年用意 (眞澄稲荷日和 https://masumiinari.exblog.jp/27124392/ より転載) 『年用意: 年設、年取物 暮 新しい年を迎える...

… 続きを読む

2018/12/29 () 旧暦: 1123 祝日・節気: 下弦 日出: 649 日没: 1636 月出: 2356 月没: 1138 月齢: 21.82 干支: 乙未 六曜: 先負 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 年用意

clip_image002
(眞澄稲荷日和
https://masumiinari.exblog.jp/27124392/
より転載)



『年用意: 年設、年取物


新しい年を迎えるために、煤掃き、餅搗、床飾り、春着の仕立てなど、種々の用意をすること。おせち料理の材料をまとめ買いしたりもする。』
(季語と歳時記)



年用意の俳句:


・境内に火のあかあかと年用意  斎藤くめお


・駅長が時刻表拭ふ年用意  金田美恵子


・火伏せ護符背伸びして貼る年用意  八田マサ子


・何もせぬと言ひつつしたる年用意  永川絢子


・一手間の豆のふくらみ年用意  岡山敦子



仕事納めも終わり、街には車が溢れている。
近くのスーパーマーケットでは、ひっきりなしに訪れる買い物客で駐車場は満杯、整理員は息きつく暇も無さげに動き回っている。
、買い物客は、買い物カートに食料品を山のように積んで運んでいる、店内は混み合いながらも人は流れていて、場内には特売の案内が忙しげに呼びかけている。

のっぺらぼうの人にはどうでも良いことだが、節目が必要な人には儀式が欠かせない。
昨日・今日・明日、過去・現在・未来 のっぺらぼうの時間は過ぎていく。
それに節目を付けようというのだから大変だ、覚悟が必要だ。
年用意も重要な儀式だから人は躊躇うこともない。


古い日記に新しい日記を追加
古い札を納め新しい札を貼る
美味しい煮豆に喜ぶ顔を見るには、一手間、二手間、三手間...加えなければならない

年用意は人それぞれだが、時間と気力と体力の及ぶ限りの限度なしだ。
それは苦役ではない、それは儀式なのだから、それが秩序なのだから。

考えてみれば、チョッと滑稽だが、それが世の中、それが生活。

さて、次は? あれをやらねばならぬ...



2018-12-28 (Fri)

2018/12/28  日記  日記買ふ

2018/12/28  日記  日記買ふ

2018/12/28 (金) 旧暦: 11月22日 祝日・節気:  日出: 6時49分 日没: 16時35分 月出: 22時52分 月没: 11時03分 月齢: 20.82 干支: 甲午 六曜: 友引 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 日記買ふ 「【高橋書店】2019年TVCM」 https://youtu.be/vIVlAS7GhAo 『日記買ふ 暮 年末に書店や文房具店行くと来年の日記が平...

… 続きを読む

2018/12/28 () 旧暦: 1122 祝日・節気:  日出: 649 日没: 1635 月出: 2252 月没: 1103 月齢: 20.82 干支: 甲午 六曜: 友引 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 日記買ふ


「【高橋書店】2019TVCM


https://youtu.be/vIVlAS7GhAo




『日記買ふ


年末に書店や文房具店行くと来年の日記が平積みされている。様々なデザインがあり、例年通りのものを選ぶ人もいれば、違った物を選ぶ人、新たに日記を付けようと買い求める人もいる。
いずれにせよ来年への希望や期待が込められた季題である。』
(季語と歳時記)



日記買ふの俳句:


・くり返しきかぬこの世や日記買ふ 山本輝明


・迷ひつつ又一年の日記買ふ  内藤庫江


・来し方の美しければ日記買ふ 赤松薫子


・旅の店の人柄良きに日記買ふ  細井隆子


・立ち向ふものは己や日記買ふ 野中たかし



もうカウントダウンは始まっている。
残りは今日を入れても4日。
特別な人は準備万端余裕を持って年の瀬に臨んでいるだろう、逆にすべてを放棄した人は、それなりに自由だろう。
どちらでもない普通の人は、あるべき姿と現身を比べて、足掻き続ける他はない。


高貴なお方が、先日自分の人生を旅に例えて所感を述べて居られた。
刻々、時々、日々、この歳も、次の歳も、そのまた次の歳も自分の務めを果たして30年を過ごされた。
務めは自分のためではなく、人のため国民のため。
務めを理解し、共に協力をし続けてくれた関係者には心からの感謝の言葉だった。
締めくくりのこの歳はもう4日、新年にはまた新しい旅が始まる。


赤松は立派だ、来し方は美しいという。
真ん中のものは、右から見れば左だし、左から見れば右だ。
どちらも正しいのだから、汚いと言うより美しいと言った方が上手なのかもしれないが...


細井は旅に出て、佳い人に巡り会い、心豊かになることが出来た、その勢いで日記を買った、新しい白紙の未来を買った。
旅に出て佳い人に巡り合うのか悪い人に巡り合うのか、それは決まっていない。
だからといって、家にいては始まらない。
佳い人に会える幸運を信じて、足を踏み出すことだ。


野中の句を読んで、中原中也の詩を想い出した。


頑是ない歌

思えば遠く来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いづこ

雲の間に月はいて
それな汽笛を耳にすると
竦然として身をすくめ
月はその時空にいた

それから何年経ったことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追いかなしくなっていた
あの頃の俺はいまいづこ

今では女房子供持ち
思えば遠く来たもんだ
此この先まだまだ何時までか
生きてゆくのであろうけど

生きてゆくのであろうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこいしゅうては
なんだか自信が持てないよ

さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質
と思えばなんだか我ながら
いたわしいよなものですよ

考えてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやってはゆくのでしょう

考えてみれば簡単だ
畢竟意志の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさえすればよいのだと

思うけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いづこ




中也がこの詩を発表したのは、1936年、3年前に結婚し長男が生まれていた。
中也が亡くなったのは翌193710月。30
歳であった。





2018-12-27 (Thu)

2018/12/27  日記  数へ日

2018/12/27  日記  数へ日

2018/12/27 (木) 旧暦: 11月21日 祝日・節気:  日出: 6時49分 日没: 16時34分 月出: 21時45分 月没: 10時25分 月齢: 19.82 干支: 癸巳 六曜: 先勝 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 数へ日 「お正月の歌(歌詞付き)赤富士バージョン」 https://youtu.be/xCZ-yEu3Z6o 『数へ日 暮 年内の残...

… 続きを読む

2018/12/27 () 旧暦: 1121 祝日・節気:  日出: 649 日没: 1634 月出: 2145 月没: 1025 月齢: 19.82 干支: 癸巳 六曜: 先勝 九星: 三碧木星


今日のあれこれ: 数へ日


「お正月の歌(歌詞付き)赤富士バージョン」


https://youtu.be/xCZ-yEu3Z6o



『数へ日


年内の残る日数が指で数えるほどになってきたことを感慨をこめて言う。忙しさが増し、落ち着かない日々が続く。』
(季語と歳時記)



 
数へ日の俳句:


・加賀の国より数へ日のかぶら鮓  石田邦子


・数へ日のその一日の暮れゆきぬ  太田佳代子


・数へ日のくるくるまはす万華鏡  三崎由紀子



「数へ日」という季語は、江戸の昔からあったものではないそうだ。
言葉としては昔からあったが、季語として詠まれるようになったのは明治になってからだ。

正月までの日数を数えると言えば、唱歌の「お正月」だ。
「もういくつねるとお正月」は、誰でも口ずさめる歌だから、数え日がお正月の季語として自然に理解されるようになったのは、滝廉太郎のお陰かも知れない。


「お正月」は、1901年(明治34年)に出版された『幼稚園唱歌』に掲載されたそうだから、辻褄はあっている。



歳末は、浮世の義理が多く忙しい。
やることは多いのに一日は短い。
焦ってしまうのが普通だが、三崎の過ごし方は美しく、華麗だ、

「光と鏡の芸術品 万華鏡 Kaleidoscope


https://youtu.be/Ycy10zYQ6g4


気持ちの余裕があれば、数え日の歌を聞きながら、万華鏡の世界を彷徨うのも良い方法だ。





2018-12-26 (Wed)

2018/12/26  日記  年の暮

2018/12/26  日記  年の暮

2018/12/26 (水) 旧暦: 11月20日 祝日・節気:  日出: 6時48分 日没: 16時34分 月出: 20時35分 月没: 9時41分 月齢: 18.82 干支: 壬辰 六曜: 赤口 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: 年の暮 「築地場外市場 年末の賑わい 2017.12.27」 https://youtu.be/U-dWidx7xoI 『年の暮: 歳末、歳晩、年末、年の瀬、年つまる、年暮る、年尽...

… 続きを読む

2018/12/26 () 旧暦: 1120 祝日・節気:  日出: 648 日没: 1634 月出: 2035 月没: 941 月齢: 18.82 干支: 壬辰 六曜: 赤口 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 年の暮


「築地場外市場 年末の賑わい 2017.12.27


https://youtu.be/U-dWidx7xoI




『年の暮: 歳末、歳晩、年末、年の瀬、年つまる、年暮る、年尽く、暮、年深し、年堺



十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、その頃から年の暮の実感が湧いてくる。
現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。』
(季語と歳時記)



年の暮の俳句:


・年暮れぬ笠きて草履はきながら 芭蕉


・年の暮予定あれこれ日毎立て  塚村素代


・来年の福を探しに年の暮  水谷ひさ江


・朗々の托鉢僧や年の暮  竹内悦子


・鈴振りて籤大当り年の暮  辻井桂子



クリスマスも終わり、急に忙しくなった。
と言っても状況が変わったのではなく、気持ちが状況を理解しただけなのだが。
やるべきことでまだ手がついていないことが沢山ある。

芭蕉のように、旅に出てしまえば、何も焦ることはないが、日常生活をするのであれば、年末年始の決まりごとをやらなければならない。
残りの日々、いつ何をするのかスケジュール化することが必要だ。

年越しの準備で、様々な食料品を用意しなければならない。
築地は市場は移ってしまったが、場外市場は残っており、毎年の混雑になりそうだ。
動画は昨年のものだが、今年は少しは混雑が解消するのだろうか。

犬も歩けば棒に当たる、歳末セールの宝くじが当たるかもしれない。
買い物に出かけよう。




2018-12-25 (Tue)

2018/12/25 激しい愛に襲われる

2018/12/25   激しい愛に襲われる

犬は好きだ。 子供の頃から数えて4匹飼った。 最初はペス、次は白、三代目はフク、最後はさくら。 ペスは何系だったのだろう、白はスピッツと柴犬の雑種、フクはシェパードと秋田犬の雑種だった、皆貰われてきた合の子だった。 最後のさくらは、血統書付きの柴犬を買に行ったものだ。 3匹程いた子犬の中から女の子を選んだ。そうしたら、ブリーダーのおばちゃんが“器量で選んだね、こちらの男の子...

… 続きを読む


犬は好きだ。

子供の頃から数えて4匹飼った。
最初はペス、次は白、三代目はフク、最後はさくら。
ペスは何系だったのだろう、白はスピッツと柴犬の雑種、フクはシェパードと秋田犬の雑種だった、皆貰われてきた合の子だった。

最後のさくらは、血統書付きの柴犬を買に行ったものだ。
3
匹程いた子犬の中から女の子を選んだ。そうしたら、ブリーダーのおばちゃんが“器量で選んだね、こちらの男の子の方が気立ては良いのに”と言った。

さくらは確かに今までの犬とは違って、変わった犬だった
具体的に話せば切りが無い。
それでも、これだけは確かだ。
さくらが家に来てから、家の空気が一変した。
当時は新築した家に引っ越したばかりで、転校やら環境の変化で家族がそれぞれ気持ちが立っていた様子だった。
それが、さくらがコロコロと歩き回り、ぬいぐるみのようなふわふわした体を抱き上げると顔を舐めたりすることですべてを吸い上げてしまった。

その後、12年生きて、最後は眼が見えなくなり、散歩に連れて行くと段差に躓いて転びそうになったりしたが、散歩は大好きだった。
子犬のさくらが我が家にしてくれたことを想うと今でも感謝の気持ちが蘇る。

さくらが死んで以来犬は飼っていない。
飼わないことにした。
別れが辛すぎる、だからホームセンターなどの子犬売り場には近寄らないようにしている。店員から子犬を抱かされたりすると危険だからだ。


youtube
のあなたへのおすすめ動画に犬の動画があった。
これは、見てはいけない動画だった。
犬の激しい愛は人を狂わせる。


『「犬感動の再会」数年ぶりに飼い主に会えた犬が大号泣・せつない鳴き声に涙』


https://youtu.be/wai-xMgR9mo


自分が好きな人に、こんなに尻尾を振って、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き.....
と素直に身体中で言われると、こちらも心を揺さぶられて、幸せ、幸せ、幸せ、幸せ、幸せ、幸せ...
と思ってしまう。

狂おしい愛に耐えられる人は犬を飼っても良い。
最近、犬より猫が好きな人が増えている様だが、狂おしい愛に耐えられない人が増えているのかもしれない。




2018-12-25 (Tue)

2018/12/25  日記  蕪村忌

2018/12/25  日記  蕪村忌

2018/12/25 (火) 旧暦: 11月19日 祝日・節気: クリスマス 日出: 6時48分 日没: 16時33分 月出: 19時25分 月没: 8時52分 月齢: 17.82 干支: 辛卯 六曜: 大安 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 蕪村忌 (与謝蕪村 夜色楼台図 いづつやの文化記号 http://izucul.cocolog-nifty.com/balance/2009/03/post-53a3.html より転載) 『蕪...

… 続きを読む

2018/12/25 () 旧暦: 1119 祝日・節気: クリスマス 日出: 648 日没: 1633 月出: 1925 月没: 852 月齢: 17.82 干支: 辛卯 六曜: 大安 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 蕪村忌

clip_image002
(与謝蕪村 夜色楼台図
いづつやの文化記号
http://izucul.cocolog-nifty.com/balance/2009/03/post-53a3.html
より転載)



『蕪村忌: 春星忌、夜半亭忌

晩冬

陰暦の十二月二十五日。江戸中期の俳人で江戸俳諧中興の祖といわれる。
詩情豊かな俳句は今なお多くの人に愛されている。絵もよくたしなみ「春星」など画号も多い。』
(季語と歳時記)



蕪村忌の俳句:


・あらたまる明治の御代や春星忌 正岡子規


・蕪村忌のことにも夜の牡丹雪 中野鶴平


・蕪村忌の心游ぶや京丹後 青木月斗



蕪村は、天明31225日未明、京都市下京区仏光寺通烏丸西入ルの居宅で、68歳で亡くなっている。
西暦では1784117日なので、季節的には来月17日と考えるべきだろう。


蕪村復権の立役者である子規は、蕪村忌の句も多く詠んでいる。
矢張り評価する人の期日には、遺徳を偲ぶ意味で期日の俳句を数多く詠むことが弔いになる。

菜の花もよいが静まり返る雪の夜の町並みも蕪村の世界だ。


蕪村全集は2009に完結したが、2015年になり天理大学図書館が行方不明になっていた「夜半亭蕪村句集」を再発見し、その中に全集に含まれていない句が212句含まれていたそうだ。

使い捨てをしなかった先祖は多くの文化財を保存し伝えている。
これからも新発見は続くだろう。



【データ】

与謝蕪村 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8E%E8%AC%9D%E8%95%AA%E6%9D%91



「与謝蕪村の新発見の句」
2015/10/14


 

https://youtu.be/euKwAk5Hs7Y



新発見の212句を探してみたがネット上では見つけられなかった。

見つかったのは以下の5句。

・蜻吟(かげろう)や眼鏡をかけて飛歩行(とびあるき)

・我焼きし野に驚や屮(くさ)の花

・傘(からかさ)も化(ばけ)て目のある月夜哉

・さくら咲いて宇宙遠し山のかい

・一輪の月投入れよ谷の水


佳い句も含まれているようだ。



2018-12-24 (Mon)

2018/12/24  日記  聖夜

2018/12/24  日記  聖夜

2018/12/24 (月) 旧暦: 11月18日 祝日・節気: 振替休日、クリスマス・イヴ 日出: 6時47分 日没: 16時32分 月出: 18時16分 月没: 7時55分 月齢: 16.82 干支: 庚寅 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 聖夜 「クリスマスイブ²・年の瀬2018/那覇国際通り」 https://youtu.be/ILW4THqojDA 聖夜(クリスマス・イヴ) 『クリスマス...

… 続きを読む

2018/12/24 () 旧暦: 1118 祝日・節気: 振替休日、クリスマス・イヴ 日出: 647 日没: 1632 月出: 1816 月没: 755 月齢: 16.82 干支: 庚寅 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 聖夜


「クリスマスイブ²・年の瀬2018/那覇国際通り」


https://youtu.be/ILW4THqojDA



聖夜(クリスマス・イヴ)
『クリスマス・イヴ(英: Christmas Eve)、クリスマス・イブは、常用時における1224日の夜を指す英語の音訳である。「イヴ」(eve) は「evening(夜、晩)」と同義の古語「even」の語末音が消失したものである。

日本では、「クリスマス(1225日)の前夜」と認識されることが多い。日常会話では単に「イヴ」と呼ばれることがある。
...

過ごし方
多くの国々ではクリスマスは家族で過ごす日とされている。イルミネーションなどで街は賑わい、数日前からクリスマス関連の商品が店頭に並ぶ。

実は中世まではドイツなど欧州でもクリスマスは馬鹿騒ぎするイベントとして根付いていたが、キリスト教の世俗化を嘆いていた宗教改革者の啓蒙運動により、長い年月を経てではあるが、見直される様になっていく(但し、同じく改革側と知られるマルティン・ルターはクリスマス・ツリー発案者説があるなど、一律とは言えない)。その後もアメリカにおいて、移民者の中の清教徒達が賃貸住宅大家達と共同で静かにクリスマスを過ごす様(入居者が飲酒により大騒ぎして住宅を壊したり汚したりしない様)に啓蒙運動を広めて一定の効果を得たり、1965年にクリスマスの本来の意味を説いたアニメ映画『A Charlie Brown Christmas』が話題を呼んで注目されるなど、日本と同じくクリスマスを賑やかに華やかに祝う風潮の時代が少なからず存在した事を伺わせる出来事も度々あった[10]
...

日本
日本では「恋人と過ごす日」と言う認識が「家族と過ごす日」とされる欧米諸国よりも多く、宗教的なものではなく、ただのイベントとしての捉え方が多い。祝日ではない上に年末なので企業によっては仕事が増えることもあり、クリスマスやクリスマス・イヴにどうするかという決まりや風習はない。だが日本でもイルミネーションなどで街は賑わい数日前からクリスマス、クリスマス・イヴ関連の商品が店頭に並んでいる。また、日本の多くの府県ではこの日に小中高校の2学期の終業式(3学期制の場合)が行われることも多いので、午後に家に集まって子供同士の間でパーティーを開くケースも多くみられる。また、イヴをクリスマスの前日と誤認している人が多いため、クリスマスの前々日である1223日を「イヴイヴ」と呼ぶといった、日本独自の誤った使い方も増えているが、欧米からはそういった呼称は嘲笑されている。

老若男女を対象にしたアンケートによると、32.1%が自宅で家族とパーティーを行うが、後述するように20 - 30歳代の独身者は家族以外の友人・恋人とパーティーを行う人が多い[11]2009年、プランタン銀座による独身者のクリスマス・イヴの過ごし方を聞くクリスマスアンケートによると、「家族とパーティー」が53%で「恋人やパートナーとデート」が47%であり、これを「とても楽しみ」と「まあまあ楽しみ」で76%との回答結果が出ている[12]
...』



聖夜の俳句:


・靴磨き聖夜の隅で石となる 穴井太


・遠航の烏賊船戻り島聖夜 小原菁々子


・一家かたまりうどんをすゝり聖夜なり 菖蒲あや


・何処にも行くあてのなき聖夜かな  小原登志春


・屋台とは聖夜に背向け酔ふところ 佐野まもる


日本ではクリスマス・イブと言っても、キリスト教徒の場合は兎も角それ以外は宗教的な要素はない。
しかし、TVではクリスマス・イブは「大切な人と過ごす特別な時間」と煽っている。

街にはイルミネーションが輝き、電飾が華やかな灯りを点滅させている。
こんな夜に大切な人と時を過ごせれば、それは幸せだ。

聖夜の俳句を読んでいると、そうでもない聖夜があることに気付いた。

5
句を例として掲載したが、いずれも華やかさのない聖夜だ。
しかし、静かで、ある意味宗教の聖夜に近いようにも思える。




2018-12-23 (Sun)

2018/12/23  日記  天皇誕生日

2018/12/23  日記  天皇誕生日

2018/12/23 (日) 旧暦: 11月17日 祝日・節気: 天皇誕生日、望 日出: 6時47分 日没: 16時32分 月出: 17時11分 月没: 6時52分 月齢: 15.82 干支: 己丑 六曜: 先負 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 天皇誕生日 今日は天皇誕生日。 皇居で、例年通り一般参賀が行われた。 来年譲位が予定されている今上天皇の最後の誕生日一般参賀であり、数多くの国民が参賀のため皇居に参列した。参列者は平成最多の8万2850人を記録し...

… 続きを読む

2018/12/23 () 旧暦: 1117 祝日・節気: 天皇誕生日、望 日出: 647 日没: 1632 月出: 1711 月没: 652 月齢: 15.82 干支: 己丑 六曜: 先負 九星: 八白土星



今日のあれこれ: 天皇誕生日

今日は天皇誕生日。

皇居で、例年通り一般参賀が行われた。
来年譲位が予定されている今上天皇の最後の誕生日一般参賀であり、数多くの国民が参賀のため皇居に参列した。参列者は平成最多の82850人を記録したそうだ。

 
天皇陛下は、一般参賀に集まった大勢の国民に対し、午前中に3回、皇后陛下や皇室の皇族とともに宮殿のベランダに立ちお言葉を述べられた。


「天皇陛下85歳 皇居で平成最後の誕生日一般参賀(20181223日)」

 
https://youtu.be/oVAuYW8bIjw



天皇陛下のお考え・心境については、誕生日に先立ち、1220日に記者会見を行われて、詳しく述べられている。

『天皇陛下、平成最後の誕生日 涙声で「国民に感謝する」 会見全編』


https://youtu.be/r65-5z4-28o


お言葉の内容は、宮内庁がホームページで公開しているので、転載させていただいた。

『天皇陛下の記者会見
会見年月日:平成301220
会見場所:宮殿石橋の間

天皇陛下お誕生日に際し(平成30年)

clip_image002
記者会見をなさる天皇陛下

宮内記者会代表質問

問 天皇陛下として迎えられる最後の誕生日となりました。陛下が皇后さまとともに歩まれてきた日々はまもなく区切りを迎え,皇室は新たな世代が担っていくこととなります。現在のご心境とともに,いま国民に伝えたいことをお聞かせ下さい。

天皇陛下
この1年を振り返るとき,例年にも増して多かった災害のことは忘れられません。集中豪雨,地震,そして台風などによって多くの人の命が落とされ,また,それまでの生活の基盤を失いました。新聞やテレビを通して災害の様子を知り,また,後日幾つかの被災地を訪れて災害の状況を実際に見ましたが,自然の力は想像を絶するものでした。命を失った人々に追悼の意を表するとともに,被害を受けた人々が1日も早く元の生活を取り戻せるよう願っています。

ちなみに私が初めて被災地を訪問したのは,昭和34年,昭和天皇の名代として,伊勢湾台風の被害を受けた地域を訪れた時のことでした。

今年も暮れようとしており,来年春の私の譲位の日も近づいてきています。

私は即位以来,日本国憲法の下で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながらその務めを行い,今日までを過ごしてきました。譲位の日を迎えるまで,引き続きその在り方を求めながら,日々の務めを行っていきたいと思います。

第二次世界大戦後の国際社会は,東西の冷戦構造の下にありましたが,平成元年の秋にベルリンの壁が崩れ,冷戦は終焉えんを迎え,これからの国際社会は平和な時を迎えるのではないかと希望を持ちました。しかしその後の世界の動きは,必ずしも望んだ方向には進みませんでした。世界各地で民族紛争や宗教による対立が発生し,また,テロにより多くの犠牲者が生まれ,さらには,多数の難民が苦難の日々を送っていることに,心が痛みます。

以上のような世界情勢の中で日本は戦後の道のりを歩んできました。終戦を11歳で迎え,昭和27年,18歳の時に成年式,次いで立太子礼を挙げました。その年にサンフランシスコ平和条約が発効し,日本は国際社会への復帰を遂げ,次々と我が国に着任する各国大公使を迎えたことを覚えています。そしてその翌年,英国のエリザベス二世女王陛下の戴冠式に参列し,その前後,半年余りにわたり諸外国を訪問しました。それから65年の歳月が流れ,国民皆の努力によって,我が国は国際社会の中で一歩一歩と歩みを進め,平和と繁栄を築いてきました。昭和28年に奄美群島の復帰が,昭和43年に小笠原諸島の復帰が,そして昭和47年に沖縄の復帰が成し遂げられました。沖縄は,先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました。皇太子時代を含め,私は皇后と共に11回訪問を重ね,その歴史や文化を理解するよう努めてきました。沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは,これからも変わることはありません。

そうした中で平成の時代に入り,戦後50年,60年,70年の節目の年を迎えました。先の大戦で多くの人命が失われ,また,我が国の戦後の平和と繁栄が,このような多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず,戦後生まれの人々にもこのことを正しく伝えていくことが大切であると思ってきました。平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに,心から安堵どしています。

そして,戦後60年にサイパン島を,戦後70年にパラオのペリリュー島を,更にその翌年フィリピンのカリラヤを慰霊のため訪問したことは忘れられません。皇后と私の訪問を温かく受け入れてくれた各国に感謝します。

次に心に残るのは災害のことです。平成3年の雲仙・普賢岳の噴火,平成5年の北海道南西沖地震と奥尻島の津波被害に始まり,平成7年の阪神・淡路大震災,平成23年の東日本大震災など数多くの災害が起こり,多くの人命が失われ,数知れぬ人々が被害を受けたことに言葉に尽くせぬ悲しみを覚えます。ただ,その中で,人々の間にボランティア活動を始め様々な助け合いの気持ちが育まれ,防災に対する意識と対応が高まってきたことには勇気付けられます。また,災害が発生した時に規律正しく対応する人々の姿には,いつも心を打たれています。

障害者を始め困難を抱えている人に心を寄せていくことも,私どもの大切な務めと思い,過ごしてきました。障害者のスポーツは,ヨーロッパでリハビリテーションのために始まったものでしたが,それを越えて,障害者自身がスポーツを楽しみ,さらに,それを見る人も楽しむスポーツとなることを私どもは願ってきました。パラリンピックを始め,国内で毎年行われる全国障害者スポーツ大会を,皆が楽しんでいることを感慨深く思います。

今年,我が国から海外への移住が始まって150年を迎えました。この間,多くの日本人は,赴いた地の人々の助けを受けながら努力を重ね,その社会の一員として活躍するようになりました。こうした日系の人たちの努力を思いながら,各国を訪れた際には,できる限り会う機会を持ってきました。そして近年,多くの外国人が我が国で働くようになりました。私どもがフィリピンやベトナムを訪問した際も,将来日本で職業に就くことを目指してその準備に励んでいる人たちと会いました。日系の人たちが各国で助けを受けながら,それぞれの社会の一員として活躍していることに思いを致しつつ,各国から我が国に来て仕事をする人々を,社会の一員として私ども皆が温かく迎えることができるよう願っています。また,外国からの訪問者も年々増えています。この訪問者が我が国を自らの目で見て理解を深め,各国との親善友好関係が進むことを願っています。

明年4月に結婚60年を迎えます。結婚以来皇后は,常に私と歩みを共にし,私の考えを理解し,私の立場と務めを支えてきてくれました。また,昭和天皇を始め私とつながる人々を大切にし,愛情深く3人の子供を育てました。振り返れば,私は成年皇族として人生の旅を歩み始めて程なく,現在の皇后と出会い,深い信頼の下,同伴を求め,爾来じらいこの伴侶と共に,これまでの旅を続けてきました。天皇としての旅を終えようとしている今,私はこれまで,象徴としての私の立場を受け入れ,私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに,自らも国民の一人であった皇后が,私の人生の旅に加わり,60年という長い年月,皇室と国民の双方への献身を,真心を持って果たしてきたことを,心から労ねぎらいたく思います。

そして,来年春に私は譲位し,新しい時代が始まります。多くの関係者がこのための準備に当たってくれていることに感謝しています。新しい時代において,天皇となる皇太子とそれを支える秋篠宮は共に多くの経験を積み重ねてきており,皇室の伝統を引き継ぎながら,日々変わりゆく社会に応じつつ道を歩んでいくことと思います。

今年もあと僅かとなりました。国民の皆が良い年となるよう願っています。

(
出典:宮内庁ホームページ
http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/25
)


天皇陛下は即位以来、象徴天皇としての在り方を常に念頭に置き、務めを行われて来られた。
被災地を訪問され国民に寄り添う姿とお言葉で被災者を激励され、国内・国外の戦跡を訪問され慰霊を行われて来られた、国内で唯一地上戦が行われ多くの県民が戦争の犠牲者となった沖縄県には11回も足を運ばれている。

ニュースでは、東日本大震災の被災者で家族4人を失った女性が天皇のお言葉で助けられたと話していた。その当時、先を悲観して自殺を考えていた女性は、避難所を訪れ直接優しく言葉をかけていただいたお蔭で生きる勇気を頂いと語った。

象徴天皇については、様々なことが言われるが、「国民統合の象徴は」抽象的すぎる。
「国民融和の象徴」と表現したほうが良いと思う。それは天皇陛下が、30年にわたって言葉だけではなく行動で示されてこられたことだ。

国民同士が相手の痛みを思いやり、自分の痛みと感じ、困った人がいればできる範囲で助ける、そうした国民の心と行いの中心に天皇陛下がおられる。
これが大切なことで、日本社会が文化国家として世界の模範になることができる。




2018-12-22 (Sat)

2018/12/22 日記  冬至南瓜

2018/12/22  日記  冬至南瓜

2018/12/22 (土) 旧暦: 11月16日 祝日・節気: 冬至 日出: 6時46分 日没: 16時31分 月出: 16時13分 月没: 5時45分 月齢: 14.82 干支: 戊子 六曜: 友引 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 冬至南瓜 「ユズやカボチャを品定め スーパーに冬至のコーナー」 https://youtu.be/-DVClf4MNGs 『冬至南瓜 読み方:トウジカボチャ(toujikabocha) 冬至にかぼちゃを食べる風習 季節冬 分類時候、宗教 』 (...

… 続きを読む

2018/12/22 () 旧暦: 1116 祝日・節気: 冬至 日出: 646 日没: 1631 月出: 1613 月没: 545 月齢: 14.82 干支: 戊子 六曜: 友引 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 冬至南瓜


「ユズやカボチャを品定め スーパーに冬至のコーナー」



https://youtu.be/-DVClf4MNGs




『冬至南瓜
読み方:トウジカボチャ(toujikabocha)

冬至にかぼちゃを食べる風習

季節

分類時候、宗教

(季語季題辞典)



冬至南瓜の俳句:


・たつぷりと盛られし冬至南瓜かな 八木林之介


・でこぼこに生きたる冬至南瓜かな  石脇みはる


・はからずも旅先で買ふ冬至南瓜  小林恵子



今日は冬至。
一年のうちで日の出から日没までの時間が最も短い日だ。
古くは、太陽が最も弱くなる日を1年の区切りとした時代や国があったそうで、季節の区切りとしては大きな意味を持っていた。

日本でも、冬至には様々な生活上の風習がある。

冬至風呂(柚子湯)に入る。
小豆の入った冬至粥を食べる。
冷酒を飲む。これは身体を清める意味だそうだ。
コンニャクを食べる、これは身体の砂出し、体内の悪いものを掃除するということだそうだ。

冬至南瓜を食べる。冬至にはカボチャの煮物を食べると中風にならず、長生きできるとされている。


先週宮古島に行ったとき、宮古島の島南瓜を初めて経験した。

居酒屋に行くと、お通しがサラダになっていて、自由に好きなものを盛り合わせることができた。

clip_image002

その中に、「なんこう」と書かれた、千切りの黄色い野菜があった。

席に戻って食べると、サクサク、シャリシャリとして切れの良い食感で、味わいは癖がなくスッキリしている、物足りない味とも言えるが、上品で何にでも合いそうな味だ。
後で聞いてみると、意外にも「なんこう」は南瓜だった。

翌日、あたらす市場に行ったとき、探してみたら、売り場にあった。

clip_image004
姿や色合いは様々でいろいろなものが、「なんこう」のラベルが貼られている。

clip_image006
これは、見た目で南瓜とわかる。

clip_image008
これは、見たところは瓢箪で、南瓜と言われるとへーとなる。
皆かなりの大きさがあり、値段は安いと言えるだろう。

会計の人に聞いてみると、サラダは食べたことはない、サバ缶と一緒に煮ることが多いとの話だった。
確かに、冬至の季節に「なんこう」とサバ缶なら健康に良い組み合わせであることは間違いない。



2018-12-21 (Fri)

2018/12/21  日記  年忘れ

2018/12/21  日記  年忘れ

2018/12/21 (金) 旧暦: 11月15日 祝日・節気:  日出: 6時46分 日没: 16時31分 月出: 15時23分 月没: 4時38分 月齢: 13.82 干支: 丁亥 六曜: 先勝 九星: 六白金星今日のあれこれ: 年忘れ「USA DAPUMP 踊ってみた 余興 ダンス 忘年会 趣味」https://youtu.be/JeSur1jotMM『年忘(としわすれ)暮2011/03/24【子季語】忘年会、別歳、除夜の宴【解説】年末に一年の労苦をねぎらうために開く酒宴。忘年会。その年の労苦...

… 続きを読む

2018/12/21 () 旧暦: 1115日 祝日・節気:  日出: 646分 日没: 1631分 月出: 1523分 月没: 438分 月齢: 13.82 干支: 丁亥 六曜: 先勝 九星: 六白金星


今日のあれこれ: 年忘れ

USA DAPUMP 踊ってみた 余興 ダンス 忘年会 趣味」


https://youtu.be/JeSur1jotMM



『年忘(としわすれ)暮
2011/03/24

【子季語】
忘年会、別歳、除夜の宴

【解説】
年末に一年の労苦をねぎらうために開く酒宴。忘年会。その年の労苦を忘れ、また息災に年末を迎えたことを祝う気持ちがある。年末に連歌の興行をしたことに始まるという。  』
(季語と歳時記)



年忘れの俳句:

・佳きことの指折りありぬ年忘れ   池崎るり子


・懐しき歌も出るなら年忘れ   小野喬樹


・乾杯が済めば手酌や年忘れ   縣昌司


・句に遊び一喜一憂年忘れ   大日向幸江


・句会果てみな意気の合ふ年忘れ   佐藤健伍



公式の忘年会は、そろそろ終盤戦。
掲載した動画は会社の忘年会だそうだ。
会場は若い人が多く、ステージの俄DAPUMPさんたちもよく練習成果により息の合ったダンスになっている。
 これなら、業績も挙がっている会社と推察される。

今は、仲間・同好の士の忘年会だろう。
気心の知れた仲間との忘年会は、その場に居ることが楽しく、幸せだ。
 そんな会が一つや二つ無くては、不幸せというものだ。


2018-12-20 (Thu)

2018/12/20 日記 賀状書く

2018/12/20 日記 賀状書く

2018/12/20 (木) 旧暦: 11月14日 祝日・節気:  日出: 6時45分 日没: 16時30分 月出: 14時39分 月没: 3時32分 月齢: 12.82 干支: 丙戌 六曜: 赤口 九星: 五黄土星今日のあれこれ: 賀状書く「平成最後の年賀状 今年は“プラスα”がトレンド(18/12/08)」https://youtu.be/G-rtpPPfGvk『賀状書く(がじょうかく、がじやうかく) 暮2011/08/22【解説】年末になると、親しい人やお世話になった人達に...

… 続きを読む

2018/12/20 () 旧暦: 1114日 祝日・節気:  日出: 645分 日没: 1630分 月出: 1439分 月没: 332分 月齢: 12.82 干支: 丙戌 六曜: 赤口 九星: 五黄土星


今日のあれこれ: 賀状書く

「平成最後の年賀状 今年は“プラスα”がトレンド(18/12/08)


https://youtu.be/G-rtpPPfGvk



『賀状書く(がじょうかく、がじやうかく) 暮
2011/08/22

【解説】
年末になると、親しい人やお世話になった人達に年賀状を書く。 単に賀状では新年の季語となる。』
(季語と歳時記)



賀状書くの俳句:


・賀状書く焙じ茶熱きひとりの夜  山田みづえ


・変らぬは佳きことならむ賀状書く  渡邊千枝子


・うつし身の逢ふ日なからむ賀状書く  渡辺千枝子



ある時縁があり出会って、ある時事情があって別れて、その後は年に一度の賀状で、お互いに消息を交換する。
 毎年毎年変わらぬことをお互いに書きあう。

冷めた目で見れば、時間と費用の無駄で馬鹿馬鹿しいことのように見えるが、そうだろうか。

新しい縁に溢れて、困るような将来が約束されているのではない。寧ろ、新しい縁は減るばかりだろう、いや過去の縁も減るばかりなのは明らかだ。

渡辺の言う様にもう会えない人に賀状を書くことこそ賀状の本懐なのだ。
 去年の年賀状を読み返しながら、思い出を甦らせるのも悪くはない。


2018-12-19 (Wed)

2018/12/19 日記 鯛焼き

2018/12/19 日記 鯛焼き

2018/12/19 (水) 旧暦: 11月13日 祝日・節気:  日出: 6時45分 日没: 16時30分 月出: 14時01分 月没: 2時28分 月齢: 11.82 干支: 乙酉 六曜: 大安 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 鯛焼き 「天然鯛焼き 鳴門たいやき本舗」 https://youtu.be/v9soBMgPzlw 『鯛焼(たいやき、たひやき) 三冬 2011/08/11 【子季語】 鯛焼屋 【解説】 鯛の形をした鉄板に生地を流し込み、小倉餡を包んで焼いたお菓子。...

… 続きを読む

2018/12/19 (水) 旧暦: 11月13日 祝日・節気:  日出: 6時45分 日没: 16時30分 月出: 14時01分 月没: 2時28分 月齢: 11.82 干支: 乙酉 六曜: 大安 九星: 四緑木星


今日のあれこれ: 鯛焼き

「天然鯛焼き 鳴門たいやき本舗」




https://youtu.be/v9soBMgPzlw



『鯛焼(たいやき、たひやき) 三冬
2011/08/11

【子季語】 鯛焼屋
【解説】
鯛の形をした鉄板に生地を流し込み、小倉餡を包んで焼いたお菓子。近年は一年中売っている。しかし、寒い中で食べる鯛焼は格別に美味しい。』
(季語と歳時記)



鯛焼の俳句:


・幕あひや鯛焼とどく楽屋口 水原秋櫻子


・仲直りしよう鯛焼買うてゆこ  亀ヶ谷照子


・鯛焼を買ひしと眠き子ら待たす  朝妻力


・鯛焼を持つ役得に手の温み  清水公治


・鯛焼を宙泳がせて子の食める  西村梛子


鯛焼の名店は各地にある。
ケーキ店のように街の中心部のビルにお洒落な店構えで営業しているケーキ屋さんとは違って、街の外れか場末の狭い路地で営業しているのだが、美味しい店が鯛焼き屋だ。

たこ焼きのように広く大きな焼き型で大量に焼くより、皮と餡を入れて1枚1枚丁寧に焼くほうが美味しいような気がする。
 焼いている店主と話をしながら、焼き上がるのを待つのも楽しい。


冬の寒い日の甘いものは、ケーキより焼芋と鯛焼。
熱々の鯛焼を買って家に帰れば、歓迎されること請け合いだ。
 鯛焼きを買って帰ろう。

2018-12-18 (Tue)

2018/12/18 日記 冬木立

2018/12/18 日記 冬木立

2018/12/18 (火) 旧暦: 11月12日 祝日・節気:  日出: 6時44分 日没: 16時30分 月出: 13時28分 月没: 1時28分 月齢: 10.82 干支: 甲申 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星今日のあれこれ: 冬木立(筑波山が見える町https://mastuoblog.exblog.jp/9297732/より転載)『冬木立(ふゆこだち)三冬2011/04/07【子季語】 寒林【解説】冬の樹木「冬木」が群立しているさまをいう。落葉樹も常緑樹も冬木ではあるが、葉を落とした...

… 続きを読む

2018/12/18 () 旧暦: 1112日 祝日・節気:  日出: 644分 日没: 1630分 月出: 1328分 月没: 128分 月齢: 10.82 干支: 甲申 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星


今日のあれこれ: 冬木立





(筑波山が見える町


https://mastuoblog.exblog.jp/9297732/
より転載)




『冬木立(ふゆこだち)三冬
2011/04/07

【子季語】 寒林
【解説】
冬の樹木「冬木」が群立しているさまをいう。
落葉樹も常緑樹も冬木ではあるが、葉を落とした冬枯れの裸木の木立は、鬱蒼と茂る夏木立と対照的にものさびしいものである。』
(季語と歳時記)




冬木立の俳句:


・凛と張る空一枚や冬木立   林いづみ


・落つる日の触れて膨らむ冬木立   岩崎きゑ子


・倚りかかりたきときもあり冬木立   小林奈穂


・佇めばわれも一樹よ冬木立   佐野芳子


・落日は父のぬくもり冬木立   長井順子



説明の通り冬木立には寂しさが伴うものだ。
夏の生い茂った葉々の圧倒するような生命力が消えてしまった枝々はさっぱりとしてしている。
冬という文字は寒さも感じさせる。

冬木立はよく詠まれている季語だ。
句を読んでいると、意外に冬木立は寂しいだけではないようだ。

心を癒やし、暖かくするものがある。
それは、冬とはいえ晴れ渡った空から降り降りてくる陽の光温かさと冬木立の明るさの取り合わせに依るものなのだろう。



2018-12-17 (Mon)

2018/12/17 日記 歳の市

2018/12/17 日記 歳の市

2018/12/17 (月) 旧暦: 11月11日 祝日・節気:  日出: 6時44分 日没: 16時29分 月出: 12時57分 月没: 0時29分 月齢: 9.82 干支: 癸未 六曜: 先負 九星: 二黒土星今日のあれこれ: 歳の市、年の市「#4【観光動画】上野アメ横GoProHERo6 2017/12」https://youtu.be/RhPDVmnlPGs『年の市(としのいち)暮2011/04/06【子季語】破魔矢売、節気市、暮市、師走の市、暮の市【解説】年の暮に注連飾りやその他正月用の飾りも...

… 続きを読む

2018/12/17 (月) 旧暦: 11月11日 祝日・節気:  日出: 6時44分 日没: 16時29分 月出: 12時57分 月没: 0時29分 月齢: 9.82 干支: 癸未 六曜: 先負 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 歳の市、年の市

「#4【観光動画】上野アメ横GoProHERo6 2017/12」


https://youtu.be/RhPDVmnlPGs




『年の市(としのいち)暮
2011/04/06

【子季語】
破魔矢売、節気市、暮市、師走の市、暮の市

【解説】
年の暮に注連飾りやその他正月用の飾りもの、食料品、縁起物の椀や箸などを売る市のこと。寺社の境内などに市が立ち、多くの人でにぎわう。 』
(季語と歳時記)



年の市・歳の市の俳句:


・年の市線香買ひに出でばやな  松尾芭蕉


・年の市誰を呼らん羽織どの  榎本其角


・不二を見て通る人有年の市  與謝蕪村


・編笠の俄隠者や年の市  横井也有


・いそがしや人押しわける年の市  正岡子規



江戸の昔も、近代化の明治も、今も歳末の歳の市の賑わいは、変わらない。
 俳句の巨人たちも、賑わいの中、それぞれの詩心を詠んでいる。
 その思いは今と変わらないようで納得できる。


季語の表記だが、歳の市より年の市が使われているのが気になった。
 江戸期より「歳」では無く、「年」が使われていたのだろうか。

歳の市の方が個人的には好きなのだが...




2018-12-16 (Sun)

2018/12/16 日記 春日若宮おん祭

2018/12/16 日記 春日若宮おん祭

2018/12/16 (日) 旧暦: 11月10日 祝日・節気:  日出: 6時43分 日没: 16時29分 月出: 12時27分 月没: ---- 月齢: 8.82 干支: 壬午 六曜: 友引 九星: 一白水星今日のあれこれ: 春日若宮御祭、おん祭、御祭「奈良市ニュース 春日若宮おん祭」https://youtu.be/qyKlaj4oS2g『春日若宮御祭(かすがわかみやおんまつり): 御祭、おん祭  仲冬  奈良市春日大社の摂社である若宮神社の祭礼。十二月十六日から十八...

… 続きを読む

2018/12/16 (日) 旧暦: 11月10日 祝日・節気:  日出: 6時43分 日没: 16時29分 月出: 12時27分 月没: ---- 月齢: 8.82 干支: 壬午 六曜: 友引 九星: 一白水星


今日のあれこれ: 春日若宮御祭、おん祭、御祭

「奈良市ニュース 春日若宮おん祭」


https://youtu.be/qyKlaj4oS2g



『春日若宮御祭(かすがわかみやおんまつり): 御祭、おん祭
  仲冬
 
 奈良市春日大社の摂社である若宮神社の祭礼。十二月十六日から十八日にかけて行われる。
関白藤原忠通が保延二年(一一三六年)、飢饉や疫病など災厄退散の祈願を行ったのがはじめ。本殿祭ではご神木の松に田楽、猿楽などが奉納される。
』(季語と歳時記)



おん祭の俳句:


・おん祭春日乙女が神馬曳き  本多炬生


・流鏑馬の絵屏風飾るおん祭  九折和子



季語として、春日若宮御祭は長すぎて扱い難い。
御祭では一般的すぎて特定できない。
だから、「おん祭」と一部ひらがなにして、特定するのだろうか。

春日大社は大きく、行事も多いので、周辺では「おん祭」で十分なのだろう。



2018-12-15 (Sat)

2018/12/15  与那覇前浜ビーチ (宮古島市与那覇)

2018/12/15  与那覇前浜ビーチ (宮古島市与那覇)

宮古島空港に着いて、夕食まで少し時間があるので、与那覇前浜ビーチに行くことにした。 与那覇前浜ビーチは、宮古島の地図では下の左、来間島に面した宮古島側に位置している。 来間島が外洋の荒波を防いでくれるので、白砂の長いビーチが出来ているのだろう。 宮古島の観光ガイドには、『東洋一の美しさといわれる「与那覇前浜ビーチ」。数々のガイドブックやランキングで日本のベス...

… 続きを読む


宮古島空港に着いて、夕食まで少し時間があるので、与那覇前浜ビーチに行くことにした。

clip_image002
与那覇前浜ビーチは、宮古島の地図では下の左、来間島に面した宮古島側に位置している。
来間島が外洋の荒波を防いでくれるので、白砂の長いビーチが出来ているのだろう。

宮古島の観光ガイドには、『東洋一の美しさといわれる「与那覇前浜ビーチ」。数々のガイドブックやランキングで日本のベストビーチに選ばれるその理由は、透明度の高い宮古ブルーの海ときめ細やかで真っ白な砂浜。常夏の海に癒されたあとは目の前に見える来間大橋を渡り、離島ならではのゆったりとした時間を過ごしましょう。』(たびらい)
と書かれている。

東洋一かどうかは、保証する資格はないが、美しく、心が開放される、癒やしの浜であることは保証できる。


clip_image004
無料の駐車場があり、そこに車を停めれば、すぐ目の前に海の家があり、その前にはビーチが広がっている。

clip_image006
海の家は、シーズンオフなので、閉まっているようだ。

昨年の5月に来た時は、オンシーズンで、海の家の前には多くのパラソルの花が咲き、あるテーブルでは椅子に座って、海を見ており、あるパラソルの下では、賑やかに盛り上がっていた。
どうやら、客は中国の人たちのようだ。

今日は、同じ浜とは思えないほど静かで、カップルが2,3組穏やかに波打ち際を歩いている程度だ。
与那覇前浜はこうでなくては。

clip_image008
ビーチは、左から右まで180度の視界がある。

clip_image010
視線を右に振っていくと、来間大橋が見える。

clip_image012
その先は、来間島だ。

動画を見ると、視界がよく解る。


20181215与那覇前浜ビーチ1


https://youtu.be/Lo1-ij2RUFs



20181215与那覇前浜ビーチ2


https://youtu.be/99Hx_nTN5gk



20181215与那覇前浜ビーチ3


https://youtu.be/EfSif3N5ngQ




clip_image014
人が歩かない浜辺には、風が作り出す模様ができている。

clip_image016
今日は、歓びを爆発させて走り回る犬もいない。


clip_image018


clip_image020


clip_image022


clip_image024


clip_image026
波が届くところは、何事もなかったように、リセットされ、砂は歩くのを待っている。


今日は、今までのうちで最も静かな与那覇前浜ビーチ。
空は青い空が広がり、パラグライダーも飛んでいない、走り回る犬もいない、浜を彩るパラソルもない。
聞こえるのは潮騒ばかり。

そう思っていると、遠くに爆音が聞こえた。
来間大橋の方を見ると、飛行機のようだ。
こちらに向かって飛んでくる。

珍しいことなので、カメラを構えた。

20181215与那覇前浜ビーチ4


https://youtu.be/XtkXX2rcOkk



飛行機が飛び去ると、再び浜には波の音だけが聞こえた。



clip_image028
足元を見ると、桜貝だろうか、小さな貝が3つ並んでいた。
横一列に並んでいる。

誰かが並べたようにも見えないが...



【データ】

初めて与那覇前浜ビーチに行った20135月の記事は以下に書いた。

2013/05/30 宮古島旅行第3日目(12) 与那覇前浜ビーチの夕日」

https://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/20f1f2d27916cf7757afe76e7c11e4be




2018-12-15 (Sat)

2018/12/15  日記  寄鍋

2018/12/15  日記  寄鍋

2018/12/15 (土) 旧暦: 11月9日 祝日・節気: 上弦 日出: 6時42分 日没: 16時28分 月出: 11時57分 月没: 23時33分 月齢: 7.82 干支: 辛巳 六曜: 先勝 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 寄鍋 「簡単鍋料理 我が家の寄せ鍋(笑)」 https://youtu.be/2bywvGVdAuk 『寄鍋 三冬 具材として決まったものはなく、旬の魚介や野菜、...

… 続きを読む


2018/12/15 (
) 旧暦: 119 祝日・節気: 上弦 日出: 642 日没: 1628 月出: 1157 月没: 2333 月齢: 7.82 干支: 辛巳 六曜: 先勝 九星: 九紫火星


今日のあれこれ: 寄鍋

「簡単鍋料理 我が家の寄せ鍋()


https://youtu.be/2bywvGVdAuk



『寄鍋
三冬

具材として決まったものはなく、旬の魚介や野菜、肉を入れて煮る。
食べるときは、好みで、ぽん酢や大根おろし等でいただく。
冬の家庭料理の定番である。』
(季語と歳時記)



寄鍋の俳句:


・寄鍋や豊かに暮らす月はじめ 黒坂紫陽子


・寄鍋や父ゐて揃ふ四世代  森永敏子


・寄せ鍋に賑ふ座敷夫快き日  城石美津子


・寄鍋や夫婦揃ひて酒好きで  二村蘭秋


・寄せ鍋に閉ざせし心ほぐれたり  水野範子



寒い日は、温かい食べ物にして温まりたい。
寄鍋が、最右翼だ。
できれば、一人ではなく家族で、家族でなくても気の合う人と鍋を囲みたい。
鍋を中心に、出来上がるのを待ちながら、話、食べ、また材料を加える。この繰り返しの中で、身体も心も温まってくる。
これが寄鍋の醍醐味。

寄鍋を食べられる環境というのは、俳人たちが句に詠んでいるように、幸せなのだ。


寄鍋は、様々な具、調味料が使われ千差万別で決められたものはない。
個々の家庭、住んでいる地域、食べる場所・環境によって千変万化する。
だから逆に個性があるとも言える。自分の寄鍋には生まれ育った家族の歴史が入っている。
だから、寄鍋に心が癒やされるのかもしれない。


地域性は一概には言えないが、関東以北は魚介、関西以西は肉が具の柱になることが多いそうだ。
野菜に関しては、芹、牛蒡は東北地方では使われるそうだが、筆者の家の寄鍋では使っていない。

地域性のある具材では、関西の葛きり、九州の厚揚げがある。いずれも筆者には意外性がある。

鍋のつゆだが、九州はあごだし、近畿はうどん出汁、東北は味噌出汁を良く使うそうだ。

寄鍋の道は広く、奥も深い。





2018-12-14 (Fri)

2018/12/14  日記  義士会

2018/12/14  日記  義士会

2018/12/14 (金) 旧暦: 11月8日 祝日・節気:  日出: 6時42分 日没: 16時28分 月出: 11時26分 月没: 22時37分 月齢: 6.82 干支: 庚辰 六曜: 赤口 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 義士会 泉岳寺の義士祭 「討ち入りから315年 泉岳寺 赤穂義士祭 The Loyal 47 Ronin」 https://youtu.be/vGXP08iPbAQ 赤穂市の義士祭 「第113回赤穂義士祭」 ...

… 続きを読む

2018/12/14 () 旧暦: 118 祝日・節気:  日出: 642 日没: 1628 月出: 1126 月没: 2237 月齢: 6.82 干支: 庚辰 六曜: 赤口 九星: 八白土星


今日のあれこれ: 義士会

泉岳寺の義士祭
「討ち入りから315年 泉岳寺 赤穂義士祭 The Loyal 47 Ronin


https://youtu.be/vGXP08iPbAQ


赤穂市の義士祭
「第113回赤穂義士祭」


<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/wvW_QwN7WUc" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>

https://youtu.be/wvW_QwN7WUc



『義士会
読み方:ギシカイ(gishikai)

元禄十五年十二月十四日、赤穂浪士四十七人の仇討をたたえた会

季節

分類 宗教』
(季語・季題辞典)



義士会の俳句:


・義士会の音なき夜の更けにけり 仁藤壷天


・義士会の仮装の列に蹤きゆけり 小林螢二


・義士会や献灯一二祗園より 大島民郎



以前は、季語「義士祭」は、東京の泉岳寺で4月に行われる行事を指していた。
そのため、四十七士の義士たちを偲ぶ赤穂市の討ち入りの日の1214日に行われる行事を季語では「義士会」としていた。

近年になり、泉岳寺も1214日に義士祭として行事を行うようになったため、赤穂市と泉岳寺で義士祭が行われるようになった。
現在では、季語「義士会」を使う必要はなく、義士祭で統一されたと考えてよいだろう。


詳しい経過は知らないが、泉岳寺の4月の「義士祭」は混乱の源と思われる。

毎年41
日から7日まで開かれる春の義士祭は、なぜこの期間なのか分からない。
浅野内匠頭が切腹した日という説があるが、実際は            元禄14314日で西暦では1701421日であり、日が合わない。
四十七士が切腹したのは元禄1624日、西暦1703320日であり、これも日が合わない。

四十七士の義挙を想い、命日を回向するのであれば320に行事を行うべきだろう。



2018-12-13 (Thu)

2018/12/13  日記  煤払い

2018/12/13  日記  煤払い

2018/12/13 (木) 旧暦: 11月7日 祝日・節気:  日出: 6時41分 日没: 16時28分 月出: 10時53分 月没: 21時41分 月齢: 5.82 干支: 己卯 六曜: 大安 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 煤払い 「浅間大社で すす払い 新年に向け」 https://youtu.be/Yz27KpqtjsQ 『煤払(すすはらい) 江戸時代、12月13日が御城の煤払いの日と定められていた。 寺社も町家もそれに倣い、一斉にこの1年間に溜まった屋内のススや...

… 続きを読む

2018/12/13 () 旧暦: 117 祝日・節気:  日出: 641 日没: 1628 月出: 1053 月没: 2141 月齢: 5.82 干支: 己卯 六曜: 大安 九星: 七赤金星


今日のあれこれ: 煤払い


「浅間大社で すす払い 新年に向け」


https://youtu.be/Yz27KpqtjsQ



『煤払(すすはらい)
江戸時代、1213日が御城の煤払いの日と定められていた。
寺社も町家もそれに倣い、一斉にこの1年間に溜まった屋内のススや埃を払った。
その大掃除に使うため、真竹や篠竹を切った煤竹を担いで町内を売り歩く煤竹売が出た。
この日がいわば「歳末」のスタートである。この日から新年を迎えるためのいろいろな用意(年用意)が始まり、商人は書き入れ時というわけで販売に精を出し、1年の勘定の精算に駆けずり回る。武家も町人も年用意の買い物をする一方で、ツケを払うための金策に頭を痛める。とにかく誰もが忙しそうにして、町中が活気づく。
...』
(水牛歳時記
http://sogyusha.org/saijiki/04_winter/susuharai.html
より転載)



煤払の俳句:


・けふばかり背高からばや煤払 千代尼


・うそ寒う昼めし喰ぬ煤払 高井几董


・夢殿の戸へなさはりそ煤払 太祇


・羅漢寺の佛の數や煤拂 煤払 正岡子規


・むつかしや何もなき家の煤払 夏目漱石



煤払いは、江戸期から詠まれている季語。
木や炭を燃した昔は煤が家中に蓄積するから年末に煤を払って綺麗にする習わしだった。
今は、煤が出る熱源は使わないので、煤より塵が問題だ。時代に合わせれば塵払いだ。

季語と歳時記では、煤払いの説明に塵・埃も含めている。

『煤払: 煤掃、加年払、年の煤、煤竹、煤竹売、煤納、煤の日、煤見舞、煤おろし、煤日和、煤の餅



家中の埃や塵を払うこと。昔はどの家でも炉を焚いたり、竈で飯を焚いていたから、天井や梁は煤でおおわれ、そのかさが一寸ほどにもなった。今は、昔ほどではないが、新年を迎えるのにきれいさっぱりという気持ちにかわりない。』
(季語と歳時記)


年末が近づいてくると、やらねばならないことが沢山ある。
早めに準備良く進めていかないと間に合わない。
わかっちゃいるけど、始めないのが例年、今年は頑張ろう。




2018-12-12 (Wed)

2018/12/12  日記  手袋

2018/12/12  日記  手袋

2018/12/12 (水) 旧暦: 11月6日 祝日・節気:  日出: 6時40分 日没: 16時28分 月出: 10時16分 月没: 20時46分 月齢: 4.82 干支: 戊寅 六曜: 仏滅 九星: 六白金星 今日のあれこれ: 手袋 『GLOVERS(グラヴァーズ) 手つなぎ手袋(short.ver)』   https://youtu.be/EYu-q0IpWo8 『手袋: 手套、革手袋、手覆 三冬 手や指...

… 続きを読む

2018/12/12 () 旧暦: 116 祝日・節気:  日出: 640 日没: 1628 月出: 1016 月没: 2046 月齢: 4.82 干支: 戊寅 六曜: 仏滅 九星: 六白金星


今日のあれこれ: 手袋


GLOVERS(グラヴァーズ) 手つなぎ手袋(short.ver)

 
https://youtu.be/EYu-q0IpWo8



『手袋: 手套、革手袋、手覆
三冬

手や指を寒さから守るためのもの。毛糸や皮などが一般的。』
(季語と歳時記)



手袋の俳句:


・手ふるごと誰が手袋まだ枝に  梶川智恵子


・艶増せる皮手袋のなじみ皺  栗原公子


・指切りの後の手袋ペアルック  新倉ゆき江


・手袋でこの指パパと母の膝  浅井よしみ


・車にも積んで手袋なりしかな  稲畑汀子



手袋の句を読んでいて、新倉と浅井の句を見て感じた。
これは、幸せな人しか詠めない句だ。
そうでない人から見れば、「リア充」かとやっかみたくなる手放しぶりだが、本人は幸せなのだからどうしようもない。

昔はペアルックだったが、今では動画のように「GLOVERS」なるものがあるそうだ。
幸せなら手をつなごうGLOVERS

もう勝手にやってくれの世界だ。


現実には、この寒さ。
朝、車に乗り込んだあとのハンドルの冷たさ。
稲畑のように、今年は準備した。
手のひらに滑り止めのゴムの付いた手袋。
冷たさを遮断して、且つ滑らない、スグレモノ。
この冬はお世話になりそうだ。




2018-12-11 (Tue)

2018/12/11  日記  山眠る

2018/12/11  日記  山眠る

2018/12/11 (火) 旧暦: 11月5日 祝日・節気:  日出: 6時39分 日没: 16時28分 月出: 9時36分 月没: 19時52分 月齢: 3.82 干支: 丁丑 六曜: 先負 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 山眠る 「黒部峡谷の冬」 https://youtu.be/Lmpio5VzfFQ 『山眠る: 眠る山 三冬 冬山を擬人化したもの。中国の山水画伯、郭煕の画論の次の...

… 続きを読む

2018/12/11 () 旧暦: 115 祝日・節気:  日出: 639 日没: 1628 月出: 936 月没: 1952 月齢: 3.82 干支: 丁丑 六曜: 先負 九星: 五黄土星


今日のあれこれ: 山眠る

「黒部峡谷の冬」


https://youtu.be/Lmpio5VzfFQ



『山眠る: 眠る山
三冬

冬山を擬人化したもの。中国の山水画伯、郭煕の画論の次の言葉「冬山惨淡として眠るがごとく」が、この季語の原点。春は「山笑ふ」夏「山滴る」秋「山粧ふ」、季節に応じて使い分けのできる重宝な季語。』
(季語と歳時記)



山眠るの俳句:


・渓の音残し黒部の山眠る  遠藤和彦


・雲くれば影を流して山眠る  田中とし江


・奥飛騨に残る車田山眠る  江頭文子


・円空仏数多を裾に山眠る  藤原照子


・岩窟の釈迦ふところに山眠る  朝霧はるか



高い山はこの寒さで雪が積もり、白一色の世界に変わったはずだ。
木は葉を落とし、紅葉も終わり、色は単色のモノトーンに変化する。
冬眠する熊は穴の中で春を待つ。

そのような変化を受け入れ、山々も春までのお休みに入る。

「山眠る」の句は多い。
それ程この季語は愛されている。
季節に従って、姿を変える自然の姿に、安らぎを覚えるためだろう。

喧騒の時が去って、一時の静寂と静謐、来るべき芽吹く春までの静かな平和。




2018-12-10 (Mon)

2018/12/10  日記  木枯し

2018/12/10  日記  木枯し

2018/12/10 (月) 旧暦: 11月4日 祝日・節気:  日出: 6時39分 日没: 16時27分 月出: 8時51分 月没: 18時58分 月齢: 2.82 干支: 丙子 六曜: 友引 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 木枯し、凩 「2018年12月9日(日) 木枯らし 嵐山 ☆ Arashiyama Kogarashi ☆ 岚山 凩」 https://youtu.be/KvOE5g6dFdw 『凩: 木枯 初冬 冬の...

… 続きを読む

2018/12/10 () 旧暦: 114 祝日・節気:  日出: 639 日没: 1627 月出: 851 月没: 1858 月齢: 2.82 干支: 丙子 六曜: 友引 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 木枯し、凩


2018129() 木枯らし 嵐山 Arashiyama Kogarashi 凩」


https://youtu.be/KvOE5g6dFdw



『凩: 木枯
初冬

冬の到来を告げる強い北風。乾いた木の葉を吹き落とし、木を枯らす風という意味もある。
吹き飛ばされた枯葉は風の道筋を追いかけてゆく。』
(季語と歳時記)



木枯の俳句:


・星落ちて来さう木枯吹き荒るる  宮原みさを


・轟々とひびき木枯峠越ゆ  松崎鉄之介


・東京に木枯一号白湯を吹く  千田敬


・断ち切れぬものを断ち切り木枯す  柴田朱美


・山椒の木枯れ切つて棘だらけなり  宮津昭彦



今年は、東京には木枯しが吹いていない。
樹の葉を落とす強い風が吹いても、木枯しの条件を満たさないことがある。

東京の木枯しには以下の条件が必要だ。

『東京地方、木枯らし1号吹かず

clip_image002

この秋は、季節の進みが遅く、気温の高い日が多くなりました。気象庁は、東京の木枯らし1号について4つの条件を設けていますが、11月末日までに・・と定めていた期限が切れてしまいました。この秋は、西高東低の気圧配置となる時期が遅かったうえ、頻度も少なめでした。さらに、東京都心では、107日に最大風速9.8メートルを観測した後、10月半ば以降に最大風速が8メートルを超えた日はゼロ。しかも、4条件がなかなか揃いませんでした。こうしたことが重なって「発生せず」となりました。
東京地方の木枯らし15回目の「発生せず」
木枯らし1号の統計は、1951(昭和26)から資料がありますが、実は「発生せず」の年が、これまでに4回ありました。内訳は、1959(昭和34)年、1962(昭和37)1977(昭和52)、それに1979(昭和54)です。つまり、今回の木枯らし1号の「発生せず」は、39年ぶりの出来事というわけです。秋の深まりを進めるのは西高東低の冬型の気圧配置で、早い年には10月半ばにも現れていました。東京地方の木枯らし1号の最も早い記録は、1988(63)年が1013日でした。
近畿地方は1123日に「木枯らし1号」発表
東京地方とともに、木枯らし1号の発表を行っている近畿地方では1123日に、大阪管区気象台から「22日に近畿地方で木枯らし1号が吹きました。」と発表がありました。昨年より23日遅い木枯らし1号となりました。

tenki.jp
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2018/12/01/2781.html
より転載)


12
8日、東海地方には冷たい北の風が吹き付けた。
この風は木枯しと言っても良い内容を持ってた。
しかし、東京では11月までの条件がある。一方、関西では冬至(1221日頃)まで木枯しになる。
どうして条件を変えるのか理由がわからない。

家の山椒の木は、黄色い葉を多く残していたが、この風で全て綺麗に飛ばされてしまった。
宮津の言う様に棘だらけの木になってしまった。




2018-12-09 (Sun)

2018/12/09 日記 大根焚

2018/12/09 日記 大根焚

2018/12/09 (日) 旧暦: 11月3日 祝日・節気:  日出: 6時38分 日没: 16時27分 月出: 8時01分 月没: 18時07分 月齢: 1.82 干支: 乙亥 六曜: 先勝 九星: 三碧木星今日のあれこれ: 大根焚『健康願い熱々「大根だき」・・・京都』 https://youtu.be/pvRSdjoVH0w『鳴滝の大根焚: 大根焚  仲冬十二月九日・十日京都鳴滝了徳寺の行事。建長四年親鸞上人を大根煮でもてなしたという故事にちなむ。朝から人々の行...

… 続きを読む

2018/12/09 (日) 旧暦: 11月3日 祝日・節気:  日出: 6時38分 日没: 16時27分 月出: 8時01分 月没: 18時07分 月齢: 1.82 干支: 乙亥 六曜: 先勝 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 大根焚


『健康願い熱々「大根だき」・・・京都』

 
https://youtu.be/pvRSdjoVH0w



『鳴滝の大根焚: 大根焚
  仲冬

十二月九日・十日京都鳴滝了徳寺の行事。建長四年親鸞上人を大根煮でもてなしたという故事にちなむ。
朝から人々の行列が出来、大鍋から飴色に炊けた青首大根と揚豆腐が手際よく椀によそわれ、参詣者に施される。
中風のまじないともされる。』
(季語と歳時記)




大根焚の俳句:


・大根焚やさしき声の婆ばかり 大石悦子


・降つたことおへんと婆や大根焚 茂里正治


・飲食の賑はひなりし大根焚 井上弘美



12月に入ると京都では大根焚が始まる。
今年も1日、2日の土日には三宝寺、7,8の土日には千本釈迦堂で開催されている。
 今後も以下の日程で来年の2月まで続くそうだ。

大根は、家で食べることができるが、お寺さんの大根焚は家では食べられない。
 食べることがご利益だが、家を出て足を運ぶこともご利益だ。

家に閉じこもるのは、良くない。
「犬も歩けば棒に当たる」は禍福両様の解釈があるが、人は歩けばご利益に当たる、外に出て歩くべし。


『大根焚き2018/12/1

大根焚き(大根だき)は京都の冬の風物詩です。大根焚きは毎年12月から行われています。ただ実施する寺院により、日程・時間・料金、そして由緒などが異なります。大根焚きは期間中・時間内でもなくなり次第終了することがある為、なるべく早い時間帯に訪ねるのがおすすめです。(詳細下記参照)
【京都大根焚き 2018年~2019年】
京都大根焚きは2018121日・2日に行われる三宝寺(鳴滝の妙見さん)から始まります。

【京都大根焚き 起源・由来】
大根焚き(大根だき)は元々お釈迦様が悟りを開いたことを喜び、感謝する行事でした。しかし時代を経るとお釈迦様が悟りを開いた128日頃に大根焚きを仏前に供え、参拝者に振る舞う行事に変遷したそうです。また大根焚きが別の由緒で行われている寺院もあります。なお大根焚きには塩で煮込んだ大根を油揚げとともに醤油で煮込んだ大根焚き、大根に梵字を入れる大根焚きなどがあります。ちなみに大根焚きを食べると中風にならないご利益があると言われています。
お釈迦様は35歳の時、ブッダガヤの菩提樹の下で悪魔の誘惑に負けず、128日の夜明け前に明星出現と同時に悟りを開いたと言われています。

【京都大根焚き 三宝寺】
三宝寺(鳴滝の妙見さん)は1628年(寛永5年)に右大臣・菊亭経季と中納言・今城為尚が第108代・後水尾天皇の内旨により、中正院・日護上人を開山として創建し、両家の菩提寺にしたのが起源です。
期間・・・2018121日(土曜日)・2日(日曜日)
時間・・・10:0014:00
料金・・・大根焚き700円、ゆずご飯800円(要確認)
三宝寺・京都大根焚き

【京都大根焚き 千本釈迦堂】
千本釈迦堂(大報恩寺)は1221年(承久3年)に藤原秀衡の孫で、比叡山で修行した求法上人・義空が藤原光隆の従者・岸高の寄進によって創建したと言われています。1227年(安貞元年)に現在の本堂が建立されました。
期間・・・2018127日(金曜日)・8日(土曜日)
時間・・・10:0016:00
料金・・・大根焚き1,000円(要確認)
千本釈迦堂・京都大根焚き

【京都大根焚き 了徳寺】
了徳寺(大根焚寺)は寺伝によると1524年(大永4年)に正西法師が浄土真宗の開祖・親鸞聖人ゆかりの地に創建したと言われています。親鸞聖人は1252年(建長4年)に了徳寺がある場所で他力念仏を弘通したとも言われています。
期間・・・2018129日(日曜日)・10日(月曜日)
時間・・・9:0016:00
料金・・・大根焚き1,000円、お斎券1,600円(要確認)
了徳寺・京都大根焚き

【京都大根焚き 妙満寺】
妙満寺は1389年(康応元年)に日什大正師が日蓮宗の宗祖・日蓮聖人の遺志である帝都弘通を想い、六条坊門室町に法華堂を創建し、根本道場としたのが起源と言われています。1968年(昭和43年)に現在の場所に移りました。
期間・・・2018129日(日曜日)
時間・・・11:00
料金・・・大根焚き1,000円(本坊展示室拝観料・祈願料込み)(要確認)
妙満寺・京都大根焚き

【京都大根焚き 鈴虫寺】
鈴虫寺(華厳寺)は平安時代末期に源義家)の後裔・延朗上人が創建した最福寺があった場所です。鈴虫寺は1723年(享保8年)に華厳宗の僧・鳳潭上人が華厳宗の再興を志し、最福寺の跡地の一部に大華厳寺を創建したのが起源です。
期間・・・20181215日(土曜日)・16日(日曜日)
時間・・・10:00
料金・・・大根焚き無料(要確認)
鈴虫寺・京都大根焚き

【京都大根焚き 蛸薬師堂】
蛸薬師堂(永福寺)は1181年(養和元年)に林秀が比叡山延暦寺の本尊・薬師如来の夢告により、天台宗の宗祖である伝教大師・最澄作と言われている石仏薬師如来を祀る六間四面の堂を建立し、永福寺と名付けたのが起源と言われています。
期間・・・20181231日(月曜日)(要確認)
時間・・・10:00
料金・・・大根焚き志納(要確認)
蛸薬師堂・京都大根焚き

【京都大根焚き 法住寺】
法住寺は989年(永祚元年)に太政大臣・藤原為光が妻と第65代・花山天皇の女御だった娘の菩提を弔う為に創建したのが起源と言われています。その後1192年(建久3年)に後白河上皇が亡くなると新たに法華堂が建立され、上皇の御陵に定められました。
期間・・・2018114日(日曜日)
時間・・・9:00
料金・・・大根焚き1,000円(護摩木付き)(要確認)
法住寺・京都大根焚き

【京都大根焚き 三千院】
三千院は788年(延暦7年)天台宗の宗祖である伝教大師・最澄が比叡山に延暦寺を創建した際、東塔南谷に自作の薬師如来像を本尊とする円融房を建立したのが起源です。その後、1871年(明治4年)に現在の場所に移りました。
期間・・・201829日(金曜日)~12日(月曜日)
時間・・・9:0016:30
料金・・・大根焚き無料(拝観料必要)(要確認)
三千院・京都大根焚き

【京都大根焚き 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。』
(京都観光・旅行
http://kyototravel.info/%E5%A4%A7%E6%A0%B9%E7%84%9A%E3%81%8D
より転載)




2018-12-08 (Sat)

2018/12/08  日記  成道会  臘八接心

2018/12/08  日記  成道会  臘八接心

2018/12/08 (土) 旧暦: 11月2日 祝日・節気:  日出: 6時37分 日没: 16時27分 月出: 7時07分 月没: 17時19分 月齢: 0.82 干支: 甲戌 六曜: 赤口 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: 成道会 臘八接心 「平成29年竹友寮臘八摂心 夜坐1」   https://youtu.be/rI7pbB-dC0M 『臘八会: 臘八、成道会、臘八接心、臘八粥 仲冬 ...

… 続きを読む

2018/12/08 () 旧暦: 112 祝日・節気:  日出: 637 日没: 1627 月出: 707 月没: 1719 月齢: 0.82 干支: 甲戌 六曜: 赤口 九星: 二黒土星


今日のあれこれ: 成道会 臘八接心


「平成29年竹友寮臘八摂心 夜坐1」

 
https://youtu.be/rI7pbB-dC0M



『臘八会: 臘八、成道会、臘八接心、臘八粥
仲冬

釈迦が悟りを開いたとされる臘月(十二月)八日に釈迦のひそみに習い修される。
悟りを開くことを仏教では成道というので、成道会ともいわれる。』
(季語と歳時記)




成道会の俳句:


・末法の星美しき成道会 今村霞外


・成道会支度の和尚落葉掃く 宇野慂子


・成道会終へたる庫裡に柏餅 小林英子



今日十二月八日は臘八接心の満了の日。
お釈迦様が悟りを開かれたことを追慕するために、仏道に志す僧たちが、一日から毎日積み上げてきた座禅修行の最終日である。

『臘八摂心と成道会


12月1日から8日まで、曹洞宗の多くの寺院では、「臘八摂心(ろうはつせっしん)」が行われます。
「臘」というのは、12月を意味する「臘月」の略で、「八」は「8日」のことです。また、「摂心」というのは「心をおさめる」ことで、つまりは坐禅のことですが、特に一日中坐禅することを指します。

clip_image002

このような長い時間、まとめて行われる坐禅修行は海外の曹洞宗寺院でも、「Sessin」として、1つのリトリート(修行)に数えられています。

臘八摂心は特に、12月8日に仏道を成就されたお釈迦さまの坐禅を追慕する期間として行われます。普段、忙しくて、なかなか坐禅修行ができないという人であっても、この時期には諸々の仕事を止めて静かに坐るのです。この時期だけは、門戸を開いて坐禅をする寺院もありますので、ぜひ菩提寺などにお問い合わせください。 曹洞宗では、この修行は大本山總持寺御開山・太祖瑩山禅師さまの頃から行われています。
七日夜、九日夜、山僧住裏一衆長坐す。発心以来、四十余年、此に於いて両夜、未だ打眠せざる故なり。住裏二十六年、多く一衆を率い、堂の裏に打坐するは、蓋し恒規の如し。 『瑩山清規』

瑩山禅師さまは、仏道修行への志を抱いて以来、40年以上にもわたって毎年、必ず7日夜と9日夜には「長坐」といって、一晩中坐禅をされた様子を伝えています。なお、9日夜というのは、中国に禅宗をお伝えになった達磨尊者の弟子である慧可さまが、雪中にて立ち尽くして、達磨尊者の坐禅が終わるのを待ち、その後達磨尊者に弟子入りする際に自らのヒジを断った故事(慧可断臂)を追慕して行われる坐禅修行です。

戦国時代には、現在のように12月1日から行われる修行となり、更に昼間も続けて坐禅を行うようになりました。1日7~14炷(1炷は約40分)程度坐る場合があります。朝起きて夜寝るまで坐禅です。臘八摂心はこれを一週間続けるのです。

そして、12月8日を迎えますと、三仏忌(お釈迦さまに因む3つの法要)の1つである「成道会(じょうどうえ)」になります。お釈迦さまが12月8日の朝、明星を見て仏道を成就された故事を讃え、我々も同じように仏道を成就することを願って行われる法要です。 大本山永平寺御開山・高祖道元禅師さまは、成道会の大切さについて、次のように仰っています。
日本国先代、曾て仏生会・仏涅槃会を伝う。然而ども、未だ曾て仏成道会を伝え行わず。永平、始めて伝えて已に二十年。自今已後、尽未来際、伝えて行うべし。『永平広録』巻5-406上堂

道元禅師さまは、三仏忌の中、仏生会(花まつり)・涅槃会が行われていることを評価しつつも、「成道会」がないことを問題視し、今後曹洞宗では、未来の果てまでも続けるように弟子達に遺誡されました。両祖さまの時代には、成道会に合わせて、修行僧を相手に「上堂」という説法を行い、お釈迦さまが仏道を成就された意義を、各々よくよく考えてみるように促されています。


お釈迦さまが仏道を成就された様子を、曹洞宗では次のように伝えています。釈迦牟尼仏大和尚、菩提樹下に在って金剛座に坐し、見明星、悟道して云く「明星出現の時、我と大地有情と同時成道す」と。 『永平広録』巻3-240上堂

clip_image004

かつてお釈迦さまは、明星を見て仏道を悟られた際、「明星が出現した時、我と大地に生きる生きとし生けるものが、同時に仏道を成就した」(訳)と仰いました。この「大地に生きとし生けるもの」から逃れる人は誰一人おらず、つまり我々はお釈迦さまの悟りの中に生きているのです。よって、現在であっても、我々が坐禅修行をする、まさにその時には仏道を成就していると、曹洞宗では伝えられているのです。

自ら必死になって悟りを開こうとしなくても良いのです。ただ、既に悟りを開いてくださったお釈迦さまを追慕し、その悟りの中に生きている事実を信じ、そして坐禅することこそが、仏道の成就であるのです。これを、「本証妙修」といい、曹洞宗では大切な教えとしているのです。』
(曹洞禅ネット
https://www.sotozen-net.or.jp/newstopics/jyodoe.html
より転載


臘八接心は基本的には僧の修行であるが、俗の衆生も成道会の法要には参加できる。

内容は、寺院毎に異なるはずだが、鎌倉の臨済宗円覚寺の様子が紹介されている。

2016128
成道会(今日は、お釈迦様がお悟りになった記念日です)

clip_image006
今日は、円覚寺・仏殿に於きまして、10時から成道会

(お釈迦様がお悟りになった日を記念する法要)が行われ、臘八大攝心を無事に終えた横田南嶺老師をはじめ、25名の修行僧(雲水)、また、和尚様方、そして、大勢の一般の参加者が参列して厳かに儀式が執り行われました。

clip_image008
仏殿正面には、苦行を終えて山を下りてきた「出山釈迦像」が掲げられました。

clip_image010
参列する和尚様方。

clip_image012
列拝(れっぱい)・・・集団での三拝。

clip_image014
成道会についての偈(宗旨を込めた漢詩文)を唱える横田南嶺管長。

clip_image016
(意訳)
お釈迦様は、苦行の間ひたすら坐禅に打ち込んで、
蘆(あし)の芽が膝を穿(うが)って出るほどであり、冷気が肌を侵していた。
一日に一粒の麦や麻の実ですごし、それでも飢えに耐えて修行をされた。
それが暁の明星を見て、思わず微笑まれ、まるで山河大地がみな素晴らしいと
歓声の声をあげているようだ。

clip_image018
疏(しょ)・・・成道会についての回向文を維那(いのう)役の和尚が山節(やまぶし)という独特の節回しで唱えます。

clip_image020
1週間に及ぶ厳しい修行を終え、成道会に参列する修行僧(雲水)。

clip_image022
最後に、横田南嶺管長から、大勢集まってくださった一般参列者の方々に
成道会の説明があり、参列者の方々にほうじ茶が振舞われて無事に終了となりました。

(円覚寺
http://www.engakuji.or.jp/blog/%E8%A1%8C%E4%BA%8B/15162/
より転載)

臘八接心と並行して俗の衆生向けの法要なり行事が行われるのは良いことだ。
仏縁に出会う機縁になる。

臘八の例句はそれなりにあるが、成道会の句は多くは見つからない。
成道会の句が多く詠まれるようになれば良いと思う。




2018-12-08 (Sat)

2018/12/07  日記  大雪

2018/12/07  日記  大雪

2018/12/07 (金) 旧暦: 11月1日 祝日・節気: 大雪、朔 日出: 6時36分 日没: 16時27分 月出: 6時09分 月没: 16時34分 月齢: 29.46 干支: 癸酉 六曜: 大安 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 大雪(たいせつ) 「蓄音小僧所蔵 ゼンマイ柱時計 愛知時計電機 大型」   https://youtu.be/ZXCvrA2VbPw 『大雪 仲冬 二十四節気のひとつ。...

… 続きを読む

2018/12/07 () 旧暦: 111 祝日・節気: 大雪、朔 日出: 636 日没: 1627 月出: 609 月没: 1634 月齢: 29.46 干支: 癸酉 六曜: 大安 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 大雪(たいせつ)

「蓄音小僧所蔵 ゼンマイ柱時計 愛知時計電機 大型」

 
https://youtu.be/ZXCvrA2VbPw



『大雪
仲冬

二十四節気のひとつ。陽暦十二月七日頃にあたる。文字通り雪国では雪の日が多くなる頃。 』
(季語と歳時記)



大雪の俳句:


・大雪や仏は恒にいませども 影山 陽


・大雪やむかし時計は柱にあり 大高弘達


・大雪にぽつかりと吾れ八十歳 飯島晴子



大雪(おおゆき) 大雪(たいせつ)の区分が難しい。
大雪と書かれているだけでは区別がつかない場合が多い。

大雪(たいせつ)の句は、区分がはっきりしている「ザ・俳句 十万人歳時記」で7句のみしか掲載がない。
影山の句はその一つである。

大高と飯島の句は、どちらかわからない。
大高の句は、どちらでも良さそうだから、読む人が決めれば良い。

飯島の句を読んで気になった。
飯島女史は、満79歳の6月に自裁している。
1921
(大正10)19日に生まれ、2000(平成12)66日に亡くなっている。

数えで考えれば、199919日で80歳なので、80歳の誕生日に詠んだと考えたいが、調べると199919日の東京は晴れだった。

であれば、1999年の127日頃の大雪(たいせつ)の日に詠んだのだろうか。
それも確かとは言えない。

飯島の俳句の世界は、言葉と事物から紡ぎ出される詩的な空間の中の世界だから、大雪や80歳にそのものに拘ってはいけないのだろう。

重要なのは「ぽっかり」で、自分という存在が占めている空間の「ぽっかり」を詠んでいるのだろう。