2017年11月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2017-11-30 (Thu)

2017/11/30  日記  冬紅葉

2017/11/30  日記  冬紅葉

2017/11/30 (木) 旧暦:10月13日 祝日・節気: 三の酉 日出 :6時30分 日没:16時28分 月出:14時18分 月没:2時06分 月齢:11.64 干支: 辛酉 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 冬紅葉 『冬紅葉: 残る紅葉 初冬 周辺が枯れを深めるなかの紅葉であり、また、冬になってから色が際立ってくる庭園や寺社などの紅葉でもある。』 ...

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2017/11/30 (木) 旧暦:1013日 祝日・節気: 三の酉 日出 :630分 日没:1628分 月出:1418分 月没:206分 月齢:11.64 干支: 辛酉 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 冬紅葉

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『冬紅葉: 残る紅葉
初冬
周辺が枯れを深めるなかの紅葉であり、また、冬になってから色が際立ってくる庭園や寺社などの紅葉でもある。』
(季語と歳時記)



冬紅葉の俳句:



・伊那谷へ長く裾ひく冬紅葉  高橋善子



・遠山の日々深みゆく冬紅葉  郷地美代子



・遠ざかるもののひとつの冬紅葉  豊田都峰



・映れるも浮かぶも池の冬紅葉  笹村政子



・茅葺きの解脱門より冬紅葉  小牧喜美子




紅葉は枝ごとだ。
1
本の樹の枝が一斉に紅葉し、一斉に落葉することはない。
細かく言えば、枝ごとに紅葉し、枝ごとに落葉する。

掲載写真の紅葉も、左が先駆け、右が続き、真ん中が最も遅く紅葉した。これで雨が降り、風が吹けば、すべて落葉し枯れ枝になる。


小牧の句。
【三解脱門】
仏語。解脱に至る方法である3種の三昧(さんまい)。一切を空と観ずる空解脱、一切に差別相のないことを観ずる無相解脱、その上でさらに願求(がんぐ)の念を捨てる無願解脱。三三昧(さんざんまい)
(デジタル大辞泉)

解脱門は普通に言う山門のこと。
門から先に解脱に向かう道がある。
冬紅葉も其処から見ることができる。


話は変わるが、今日は、カメラの日だそうだ。
由来は、1977(昭和52)年のこの日にカメラメーカー小西六写真工業(コニカ)が世界初の自動焦点(オートフォーカス)カメラを販売したことに因っている。
コニカは、AFを採用し、焦点合わせの苦労から人々を開放した。「コニカC35AF(ジャスピンコニカ)」は、2年間で100万台を生産したヒット商品になった。





2017-11-29 (Wed)

2017/11/29  日記  芭蕉忌

2017/11/29  日記  芭蕉忌

2017/11/29 (水) 旧暦:10月12日 祝日・節気:  日出 :6時29分 日没:16時28分 月出:13時43分 月没:1時03分 月齢:10.64 干支: 庚申 六曜: 先負 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 芭蕉忌 (妄想オムライス http://tiiibikuro.jugem.jp/?eid=1854 より転載 ) 『芭蕉忌: 翁忌、桃青忌、時雨忌、芭蕉会、翁の日 ...

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2017/11/29 (水) 旧暦:1012日 祝日・節気:  日出 :629分 日没:1628分 月出:1343分 月没:103分 月齢:10.64 干支: 庚申 六曜: 先負 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 芭蕉忌

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(妄想オムライス
http://tiiibikuro.jugem.jp/?eid=1854
より転載




『芭蕉忌: 翁忌、桃青忌、時雨忌、芭蕉会、翁の日
初冬
松尾芭蕉の忌日。元禄七年陰暦十月十二日その生涯を閉じた。
旅を愛し、俳諧を芸術にまで高めたひと。遺言により近江膳
所の義仲寺に葬られた。』
(季語と歳時記)



芭蕉忌、翁の忌、桃青忌の俳句



・芭蕉忌の雲を率ゐる雲一つ 宮田正和



・義仲寺に沈香燻ゆる桃青忌  横山昭子



・見てゐたる山も暮れたり芭蕉の忌  山口天木



・山国は山より暮れて翁の忌  藤岡紫水



・時雨忌や淡き灯点る高灯籠  土江比露




元禄71012日(16941128日)、芭蕉は旅に病み、帰らぬ人となった。
芭蕉は偉人なので老成した印象があるが、享年50歳、今ならまだ現役のバリバリだ。

大勢の門人たちに見送られての大往生だった。
最後の日々も、取り乱すこともなく、句を詠み、遺書を書き、関係者にお別れを言い、遺言で弟子たちに遺品の管理を委ねるなど死出の旅路も用意万端だった。流石芭蕉。

10
8日、病中吟として

   
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

を詠み

10
日に遺書を書き、
12
日申の刻(午前4時頃)、死出の旅に出立した。

耄碌とかボケとは無縁な自覚のある死だった。


【データ】

芭蕉の最期の日々は、以下が参考になる。

松尾芭蕉 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B0%BE%E8%8A%AD%E8%95%89


芭蕉庵ドットコム

http://www.bashouan.com/




2017-11-28 (Tue)

2017/11/28  日記  人参

2017/11/28  日記  人参

2017/11/28 (火) 旧暦:10月11日 祝日・節気:  日出 :6時29分 日没:16時28分 月出:13時09分 月没:0時03分 月齢:9.64 干支: 己未 六曜: 友引 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 人参 (おいしいねっと http://o-e-c.net/syokuzai/ninjin より転載 ) 『ニンジン(人参、学名:Daucus carota subsp. sativus)はアフ...

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2017/11/28 (火) 旧暦:1011日 祝日・節気:  日出 :629分 日没:1628分 月出:1309分 月没:003分 月齢:9.64 干支: 己未 六曜: 友引 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 人参

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(おいしいねっと
http://o-e-c.net/syokuzai/ninjin
より転載




『ニンジン(人参、学名:Daucus carota subsp. sativus)はアフガニスタン原産のセリ科ニンジン属の2年草。

名称
属名Daucus、種小名carota はラテン語でそれぞれ「パースニップ」、「ニンジン」の意。英名carrotや、栄養素カロテン(カロチン)の名は後者に由来。

日本語名「ニンジン」の由来、および中国語名については、オタネニンジンを参照されたい。

概要
ニンジンは原産地のアフガニスタン周辺で東西に分岐し、世界各地に伝播した。オランダを通りイギリスへと西方へ伝来しながら改良が行われた西洋系、中国を経て東方へと伝わった東洋系の2種類に分類できる。東洋系は細長く、西洋系は太く短いが、ともに古くから薬や食用としての栽培が行われてきた。

日本への伝来は16世紀で、この頃は葉も根と同様に食用としていたが、明治時代以降では一般に根のみを食べるようになった。現在でも地域によっては、間引きのため抜去された株が葉を食べる商品として出荷されることがある。日本で江戸時代に栽培されていた品種は東洋系が主流だったが、栽培の難しさから生産量が減少し、西洋系品種が主流になっている。

なお、一般に薬草として用いられているオタネニンジン(朝鮮人参・高麗人参とも)はウコギ科の植物であり、植物分類学上ニンジンとは異なる植物である。

植物としての特徴
栽培には涼しい気候が適しているが、苗の段階では比較的高い温度にも耐えられる。そのため夏に種を撒いて秋から冬に収穫する方法が最も容易である。しかしニンジンは発芽率が低く、種の吸水力が弱いため種撒き後に土が乾燥すると極端に発芽が悪化するため、雨後を狙って種を撒くのが好ましい。また乾燥を防ぐために潅水したり、新聞紙や藁・籾殻などで被覆すると効果的である。

短根ニンジンは多くの土質で栽培が可能なためあまり考慮する必要はないが、有機質に富んだ砂質土壌が最適とされる。しかし過湿に弱く、水はけが悪いと根腐れを起こしてしまう。土壌酸度は弱酸性から中性が適し、酸性ほど生育が遅れ、裂根が多くなる。また線虫(ネコブセンチュウ類やネグサレセンチュウ類)の被害を受けやすいので、前作に被害にあったところは避ける。また、日陰では茎葉ばかりが茂り、根の肥大が悪くなるためなるべく日陰になりやすい場所は避けたほうが良い。

長根種は一部の地域で栽培されているだけで、現在は五寸ニンジンと呼ばれる長さ15 cm内外の品種が多く栽培されている。これは品種も肉質や外皮の色、形状と揃い、カロチンの含有量、作りやすさなどを目的にして改良が進んでいるものである。このほかプランターでの栽培が容易な長形や丸形のミニニンジンもある。

ニンジンは種を撒いて発芽するまでに7 - 10日ほどかかり、その後の生育も遅いペースで進む。新聞紙などを掛けて乾かないように管理していると、雑草が一斉に生えてきてどれがニンジンかわからないくらいになる。また生えてきたニンジンは生育が遅いため、除草作業を怠ると雑草に負けてしまい枯れてしまうので、生えてきた雑草に注意し、小さいうちに早く抜き取ることが大切である。

東洋系ニンジン
中国で改良された東洋系のニンジンは、16世紀に日本に伝えられ、各地で作られるようになった。赤色の金時にんじんを筆頭に、甘味が強くてニンジン特有の臭みが少なく、煮ても形が崩れにくいので和風の料理に重宝される。なかでも京料理では比較的多く用いられることから金時ニンジンは「京人参」とも呼ばれ、京野菜のひとつに数えられている。しかし、栽培しにくいことがネックとなり、第二次世界大戦後西洋系ニンジンが主流となってきている。正月料理用などとして、現在でも晩秋から冬にかけて市場に出回るが、栽培量が少ないためこの季節以外では入手が難しい。この他沖縄県の伝統野菜のひとつで黄色い島ニンジンまたはチデークニーと呼ばれる品種や、アフガニスタン原産の黒人参などが東洋系に含まれる。

西洋系ニンジン
西洋系ニンジンは、オランダやフランスで改良がすすみ、江戸時代末期に日本に伝来した。主にオレンジ色をしており、甘味もカロチンも豊富に含んでいる。五寸ニンジンが一般的な品種で、ちょうど五寸(15 - 20 cm)ぐらいの長さで、金時ニンジンなどと比べて太めなのが特徴。

かつての品種は特有のニンジン臭が強く、子供の嫌う野菜の筆頭格であったが、品種改良により最近では臭いも薄くなった。全国の気候に応じた品種が栽培されていて、1年中市場に出回っているが、ニンジン本来の旬は9月頃から12月頃である。

栄養・調理

カロテノイドを含む黄色や橙色のものや、前述の黒人参などアントシアニンを含む濃紫色や紅紫色のものがある。長さ15 cm内外の短根ニンジンが周年店頭に並び、さまざまな料理に広く利用される。生食、炒める、煮るなど、多くの方法で調理が可能である。玉葱・じゃがいも・人参をあわせて家庭常用3野菜という人もいる。西洋料理のブイヨン(出汁)作りやソフリットなど、料理にうまみを出す用途にも用いられる。甘みの強い素材なので、ハルヴァやケーキなどデザートの素材ともなる。摺り下ろして絞ったジュースも日常的に利用されている。

ビタミンAの前駆体となるプロビタミンAであるカロテン類が豊富で、緑黄色野菜に分類される。カロテンの呼称がニンジンのラテン語名に由来するように、ニンジンのカロテン量はずば抜けて多く、中くらいの半本で、1日のビタミンA必要量がとれるほどである。またビタミンBC、カルシウム、鉄も多く、栄養的価値が高い。β-カロテンを多く含み、カロテノイドの一種であるリコピンを多く含むトマトといっしょに食べると癌予防によいと言われている。一方、東洋系ニンジンの金時ニンジンに含まれるカロテンとしてはトマト同様リコピンが多く、一方β-カロテンはほとんど含まれていない。リコペンはビタミンAには変換されないため、ビタミンAの供給源として金時ニンジンは不適である。

生のニンジンにはビタミンCを失活させるアスコルビナーゼ(ascorbinase, EC 1.10.3.3, 反応)という酵素が含まれているので生食は好ましくないとも言われている[5]。このアスコルビナーゼはビタミンCを破壊するためダイコンなどビタミンCの多い野菜との相性が問題となるが、少量の酢やレモンを混ぜるとアスコルビナーゼのビタミンC破壊作用を弱めることができる[6]。しかし同じくアスコルビナーゼを含むキュウリの項にある様に、これによって失活されたと見えるビタミンCは、実際は酵素作用によって還元型ビタミンCから酸化型ビタミンCに変異したのであり、酸化型に変わったビタミンCでも体内で還元型に戻るという可逆的性質を持ってるため今日では生理作用も還元型と同等であるとされてる。

ニンジン独特の苦みは、メレイン、6-ヒドロキシメレイン、6-メトキシメレインが原因である。

2004
年(平成16年)8月の国際家政学会での発表によると、油を使うなら、200度もの高温は避け、短時間での調理にとどめる方が、カロテンの消化・吸収が良くなる。人参の皮は、白っぽく非常に薄いもので、機械により、出荷地で既に剥かれている。多くの人が皮だと思い捨てている部分には、実にグルタミン酸やカロテンなどの栄養が豊富に含まれている。


まれに出荷される葉は、野菜炒め・天ぷら・お浸しなどで食べることが可能である。味はセリに似て、独特の清涼感がある。

電子レンジでの発火現象
未調理の状態のごく少量のニンジンを電子レンジで加熱すると、電子レンジのマイクロ波によってニンジン内に電気が発生し、眩いスパーク現象と共に発煙して炭化することがある。これらの現象を回避するには、ニンジンに少量の水をかけるか、一度に調理する量を100 g以上に増やすことが必要である[7]

馬との関係
日本では『馬の好物』とされ、観光牧場ではエサやりイベント用飼料の定番となっている。このイメージから、「馬の鼻先にニンジンをぶら下げて走らせる」という連想が生まれ、人にやる気を出させるための「褒美」のたとえとして「ニンジン」が使われるようになった。

ウマに限らず動物は一般に甘味のあるものを好むため、家畜の調教などで褒美として甘い飼料を与える事がある[8]。ウマの場合、ヨーロッパではリンゴなどの果物やパン・角砂糖が、日本では(安価な)ニンジンが用いられた[9]。このため、日本で育ったウマはニンジンを好むが、他国で育ちニンジンを食べ慣れていないウマは食べなかったり、むしろ嫌う事もある。
類似の例として、ネコに魚があげられる。
』(Wikipedia



人参の俳句:



・下校の子待つ人参のケーキ焼く 成田郁子



・人参は嫌ひ赤毛のアンが好き 山田弘子



・人参あまく煮て独りにもなれず 坂間晴子





歳時記を見ていて人参が冬の季語になっていた。
年中人参は身近にあるので季節感は余り無いのだが、旬は11月から12月だそうだ。
そんなことで今日のあれこれは人参にした。

ニンジン大好き人間としては、成田の句は読んで嬉しい。
成田もニンジンが好きで、その子もニンジンが好きなのだ。
人参のケーキを焼いて、学校から帰ってくる子供を待つ。
子供の笑顔が見えるようだ。

子供の頃、オフクロが作ってくれるニンジンの五目飯が大好きだった。五目飯はこの場合炊き込みご飯だ。
ニンジンが一杯で、ご飯が紅く染まるほどニンジンが入っていた。鶏肉や椎茸や油揚げも入っているのだが自分にはニンジンが主役だった。
ニンジンはオフクロの味として永遠に変わることはない。

沖縄の料理は色々好きだが、本土でもありそうだが沖縄にしか無いものが人参シリシリだ。
人参を太目にささがいて、出汁と塩で味付けをし、玉子を入れるだけのシンプルなものだが、ほんのりと自然な甘みが心を和ませてくれる。

人参が嫌いな人もいる。
長じて人参が嫌いな人が多いのに驚いた。
こんなに美味しいのに、嫌いだなんて、不幸せな人だと。
不思議だった。

坂間は甘くにた人参を誰と食べたのだろう。
学校から帰ってきた子や勤め先から帰ってきた夫とであればよいのだが。
人参は家庭の味、家族の味だから、独りでないほうが自然だ。




2017-11-27 (Mon)

2017/11/27  蚊の不妊虫放飼による駆除が始まった

2017/11/27  蚊の不妊虫放飼による駆除が始まった

蚊の不妊虫放飼による駆除が始まった。 日本は冬なので、今は蚊の被害から開放されているが、また夏がやってくれば厄介な蚊に刺されることは避けられない。 昔は日本脳炎を媒介するので問題とされたし、最近は外国人の来日も多いし、日本人が外国から持ち帰った病原菌が、日本の蚊により媒介される危険も増している。 日本の公園には池があり、蚊は生息しやすい、万一蚊が...

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蚊の不妊虫放飼による駆除が始まった。

日本は冬なので、今は蚊の被害から開放されているが、また夏がやってくれば厄介な蚊に刺されることは避けられない。

昔は日本脳炎を媒介するので問題とされたし、最近は外国人の来日も多いし、日本人が外国から持ち帰った病原菌が、日本の蚊により媒介される危険も増している。

日本の公園には池があり、蚊は生息しやすい、万一蚊が病原菌を持てば、子供たちは公園で遊べなくなってしまう。

蚊の対策は、殺虫剤を散布するのは対症療法で、根絶はできない。もっと根源的な対策が必要だ。
虫の駆除は放射線を使い雄を無精子化する方法だそうだが、蚊の雄は放射線に弱く、大量生産はできないと言われていた。

今回の方法は、放射線ではなく、ボルバキアという細菌を使うそうだ。
この細菌に感染した雄と交尾した雌が卵を産んでも、孵化しなそうだ。

今回実施したのはアメリカだが、ブラジルでは今年の8月に既に実施している。

実験が成功し、蚊が駆除されれば人が蚊に打ち勝つことになる。
素晴らしいことだ。



『「蚊で蚊を駆除」米で承認 子孫残させず群れの数減らす
11/27(
) 10:24配信 朝日新聞デジタル


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ヒトスジシマカ(米疾病対策センター提供)

米環境保護局(EPA)は、ジカウイルス感染症(ジカ熱)などを媒介する蚊を駆除するために、人工的に細菌感染させた蚊を「生物農薬」として自然界に放すことを承認した。細菌感染した蚊は交尾しても子孫を残せず、繰り返し放すことで蚊の群れを減らすことができる。殺虫剤を使わない新たな駆除法になると期待される。

【図解】蚊を使った「生物農薬」のイメージ

この蚊は、米バイオベンチャー「モスキートメイト」(本部・ケンタッキー州)が開発。カリフォルニアやニューヨークなど全米20州と首都ワシントンで5年間の販売が認められた。ネイチャー誌(電子版)によると、同社は来夏以降、一般家庭やゴルフ場、ホテル向けに販売を始める予定。

実験室で育てたヒトスジシマカ(ヤブ蚊)に、昆虫に感染する細菌「ボルバキア」を感染させた上で、ヒトを刺さないオスを選んで自然界に放つ。自然界のメスがこのオスと交尾して卵を産んでも、染色体の異常で孵化(ふか)しない。繰り返し放すことで蚊の数が減り、最終的に駆除できるという。

ボルバキアは、ヒトには感染しない。ハチやチョウなども殺してしまう化学農薬に比べ、蚊だけを狙いうちできて生態系への影響も少ないとされる。モスキートメイト社は、ケンタッキー州などで細菌感染した蚊を試験的に屋外に放ち、効果や安全性を確かめた。ブラジルや中国でも、別の企業や研究機関などが蚊を使った同じ駆除法の導入を進めている。(ワシントン=香取啓介)
』(朝日新聞社)




『デング熱対策に有効な細菌感染させた蚊を大量放出 ブラジル
2017
83012:20 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル

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ブラジル・リオデジャネイロのゴベルナドール島で、蚊の放虫を行うフィオクルーズ研究所の専門家(2017829日撮影)。(c)AFP/Apu Gomes

830AFP】ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で29日、蚊を媒介したデングウイルスのヒトへの感染を防ぐために、細菌に感染させたネッタイシマカを多数、自然界に放出する1回目の試みが行われた。

フィオクルーズ研究所(Fiocruz Institute)の研究員らは記者団の前で、共生細菌「ボルバキア」に感染させたネッタイシマカを大量に放虫した。狙いは、繁殖によってこの細菌が拡散され、デング熱やジカ熱、チクングンヤ熱などのウイルスをネッタイシマカが伝播する力が弱まっていくことだ。

同研究所は昨年から、ボルバキアを蚊に感染させるプロジェクトの準備に取り組んできた。もともとはオーストラリア人研究者らが始めたプロジェクトだ。

フィオクルーズ研究所のデング熱対策計画を率いるルチアーノ・モレイロ(Luciano Moreiro)氏は、ボルバキアを保持するネッタイシマカを調べてみると、デング熱やジカ熱、チクングンヤ熱といったウイルスを感染させる能力が阻害されているか、減少していることが分かったと説明。「つまり、(ボルバキアを保持している)蚊を放虫すれば、これ(ボルバキア)が伝播する。まるで他の蚊に免疫力を与えるように。その結果、(デング熱ウイルスなどの)伝染自体が減少することになる」と語っている。

フィオクルーズ研究所の計画では、ボルバキアに感染させた蚊を週に160万匹ずつ放虫していき、ゆくゆくは週300万匹に増やす予定。

デングウイルスに感染すると、発熱や発疹、吐き気といった症状を呈し、死に至る例もある。ジカウイルスは重篤な出生異常の原因とされてきた。2016年、ジカ熱の拡大を受け、世界保健機関(WHO)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。11月に終息宣言した。(c)AFP
AFP





2017-11-27 (Mon)

2017/11/27 日記 冬の雲

2017/11/27  日記  冬の雲

2017/11/27 (月) 旧暦:10月10日 祝日・節気: 十日夜、上弦 日出 :6時28分 日没:16時28分 月出:12時35分 月没: ---- 月齢:8.64 干支: 戊午 六曜: 先勝 九星: 六白金星 今日のあれこれ: 「雲が流れる冬の空」 https://youtu.be/HRpOq_f1118 『冬の雲: 冬雲、寒雲、凍雲、凄雲、蝶々雲、富士の笠雲 三冬 鈍色の空に垂れ...

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2017/11/27 (月) 旧暦:1010日 祝日・節気: 十日夜、上弦 日出 :628分 日没:1628分 月出:1235分 月没: ---- 月齢:8.64 干支: 戊午 六曜: 先勝 九星: 六白金星

今日のあれこれ:

「雲が流れる冬の空」

https://youtu.be/HRpOq_f1118



『冬の雲: 冬雲、寒雲、凍雲、凄雲、蝶々雲、富士の笠雲
三冬
鈍色の空に垂れ込めた雲を指すこともあれば、冬晴れの空にかかる積雲を指すことも。太平洋側は縞模様の層積雲や広がりのある乱層雲が多くかかり、日本海側大雪をもたらす積乱雲がよくかかる。』
(季語と歳時記)



冬の雲の俳句:



・過客とも冬青空を雲の行く  犬塚李里子



・いそがしや脚もやすめぬ冬の雲 斯波園女



・山羊なども気荒き日なり冬の雲 百合山羽公





雲にも季節の顔がある。
春は朧雲・霞、夏は入道雲、秋は鱗雲、冬は雲の形ではなく動きだろうか。
北風に乗って気ぜわしく流れ来て流れ去る雲。流れ雲と言えばよいだろう。

雲が切れて、青空が見えるのは良いが、すぐまた次の雲がやってきて太陽を隠し曇りになる。
晴れたり曇ったり慌ただしく変化する冬の空。

ゆったり流れる雲ならば、のんびりと見て楽しむこともできるのだが冬の雲はそうは行かない。
札幌にいた頃を思い出す。晴れた青空の遠くに黒い雲が一点登場する。これは吹雪くな~と予想していると。次第に近づき大きくなってきた黒雲が空を覆い始める、すると冷たい風が吹き付ける、俄に空が暗くなると強い風と一緒に激しい吹雪が始まる。地吹雪は空から降るのではない、地上の雪が風に乗って叩きつけるのだ。
北国の地吹雪は怖ろしい。

今日明日はお天気は良いようだが、明後日以降は寒気がやってくる。空を激しく冬の雲が行き交うはずだ。




2017-11-26 (Sun)

2017/11/26  三千盛  秋の酒蔵感謝祭  (その1)

2017/11/26  三千盛  秋の酒蔵感謝祭  (その1)

昨年は参加できなかった三千盛の秋の酒蔵感謝祭に参加した。 イベントの内容は、今回から少し変わったそうだ。 以下、三千盛のサイトから転載。 『2017秋 酒蔵感謝祭のご案内 朝からうまい酒を酌み交わそう 酒コミュニケーションがとてもやさしく心地よい処です 手作りの屋台食堂で お酒に合う多くのメニューをご用意して 1...

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昨年は参加できなかった三千盛の秋の酒蔵感謝祭に参加した。

イベントの内容は、今回から少し変わったそうだ。

以下、三千盛のサイトから転載。

2017秋 酒蔵感謝祭のご案内

朝からうまい酒を酌み交わそう 酒コミュニケーションがとてもやさしく心地よい処です

手作りの屋台食堂で お酒に合う多くのメニューをご用意して
1日ごゆっくりお楽しみ頂けます 皆さまのお越しをお待ちしております

日時 20171126() 午前10:00~午後3:00
場所 三千盛酒蔵

出品酒 純米大吟しぼりたて、純米大吟にごり、純米、悠醸、小仕込純米、超特原酒、超特、朋醸、まる尾、手作り甘酒(当日限定)、など

催し 製造蔵ツアー(当日受付にて申し受けます)

食 実演 手打蕎麦 東濃地方のローカルフード屋台, 手作りチーズなど

入場料金 ¥500 【チケット11枚、三千盛オリジナル酒猪口付】

受付 三千盛店舗にて随時致します。

今回より、試飲はチケット制とさせて頂きます。
小仕込純米、まる尾はチケット2枚で酒猪口1杯、
それ以外はチケット1枚にて酒猪口1杯試飲できます。
追加チケットは、11500円(枚数限定)で販売致します。

駐車場はございません。
循環バス、または公共交通機関ご利用の上、ご来場下さい。

三千盛行き循環バス
多治見駅北口 ロータリー前より三千盛酒蔵と多治見駅との無料送迎循環バスを運行します。

28
人乗りマイクロバス3台にて、朝930分頃から約20分間隔で往復運転します。
多治見駅改札を出たところで弊社の係員がお待ちいたします。

楽酒三千盛

NEW!純米大吟しぼりたて 2017新酒 Tasty & Dry
NEW!純米大吟にごり 生きた酵母 Sparkling& Dry
★ 悠醸 香り、旨みあふれる大吟醸
★ 小仕込純米【チケット2枚】 ドライテイストの理想郷へ
★ 純米 包みこまれた旨みの宝庫
★ 超特原酒 Elegant & Strong
★ 超特 進化を重ねる伝統のからくち
★ 朋醸 五年熟成の深い味わい

★ まる尾【チケット2枚】  核心的旨みの出現
★ 手作り甘酒(当日限定) 感謝祭Special (チケット不要、お一人様一杯まで)

製造蔵ツアー (申し込み順) 1回のツアー20

※事前予約は行っておりません。当日精米所前で受付を行います。

初回 11:30  2回目12:10~ 3回目 12:50
4回目13:305回目 14:10

蔵人がお酒の製造過程を懇切丁寧にご案内、説明致します。
酒米が水に触れ空気に触れる そして人に触れかたちを変えて2ヶ月ほどで酒に生まれ変わります。

食のエンターテイメント

手打ち蕎麦 名人 波多野利和
名人の蕎麦こぼれ話を聞きながら打ちたての香り高い新蕎麦をお召し上がり頂けます

屋台 わたなべ
こちらの地域「東濃」のローカルフードいろいろまた珍味もお持ちします

ぬくた屋
特製の陶器窯で炊き上げた
ごはんと手作りのお惣菜

いぶし工房 手作りチーズ
丹精込めて作り上げた とろけるようなスモークチーズ
 
ゆめくらぶ農場
豚汁、おでんなど、体の温まる食べ物をご用意

※ 飲食物、アウトドア用品(イス・テーブル等)などの
持ち込みは禁止しております。』


三千盛の感謝祭は、多治見駅から笠原町まで無料の送迎バスが用意されている。
今年は、バス3台で20分刻みで運行されるとのこと。
路線バスではなく、送迎バスで行くことにした。

多治見駅から税務署横のバスのりばに向かう。
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9:55に着くと、まだ長い列ができていた。
何台か来て徐々に番が近くなり、漸く乗り込むことができたのは50分後だった。

到着して、入場料500円を支払い、利き猪口と試飲チケットを受取り、入場。
酒の販売コーナーの前を通る。

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突き当りのスペースは屋台で、以前と変わっていない。

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殻付きの生牡蠣を焼いている店があった、以前はなかったような気はするが。

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ねぎま、やきとりは以前と同じだ。

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手打ちそばの屋台も変わっていない。

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チーズも変わっていない。この店のスモークチーズは美味しい。

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蔵の手前左側の中庭は、参加者が集う宴会場になっていて、以前と同じ。

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早く到着した人たちは、もうそれぞれ陣取って楽しんでいる。

試飲会の開場であるくい入ると、正面に出入り口が設けられていた。

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外に出ると、広いスペースが新しい宴会場になっていた。
これは広い。
以前は中庭だけだったので、混み合っていたが、これだけ広ければ、参加者の多くが宴を楽しむことができる。

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会場左側には、新しい屋台も出ている。
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会場で提供される料理・肴の種類も増えている。
三千盛の酒と肴の相性をじっくりと楽しむことができる

バスを待つ列に小学校の子供達がいて、どうかなと思ったが、これだけ色々食べるものがあれば、子供を含めた家族で感謝祭を楽しむことができる。




2017-11-26 (Sun)

2017/11/26  三千盛  秋の酒蔵感謝祭  (その2)

2017/11/26  三千盛  秋の酒蔵感謝祭  (その2)

蔵の中の試飲会場に戻る。 チケット制になった効果だろうか、カンターに近づきやすくなっっている。 番号の若い1番まる尾側は混んでいるので、11番から利くことにした。 11銘柄であれば記録が可能なので、印象を記録した。 (11) 三千盛 あぺりてぃふ 純米大吟醸 色は黄色の...

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蔵の中の試飲会場に戻る。

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チケット制になった効果だろうか、カンターに近づきやすくなっっている。

番号の若い1番まる尾側は混んでいるので、11番から利くことにした。
11銘柄であれば記録が可能なので、印象を記録した。


(11) 三千盛 あぺりてぃふ 純米大吟醸
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色は黄色の熟成色がある。立香は軽い老香だが気になるものではない。甘い入り口。トロリとした舌触り。酸は透明なもので引きが良い。含み香は軽い熟香と吟醸香の混じったようなもの。熟成酒だが、入り口の後の酸がフルーティーで、爽やかさもあり、中盤の重さを感じない。中盤以降軽く爽やかな熟成酒だ。


(10) 三千盛 燗旨吟醸 大吟醸
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燗酒: ぬる燗。立香は香ばしさを感じさせるもの。甘い入り口。含み香もほのかな香ばしさ。トロリとした舌触り。酸の膨らみと厚みが大きい。後半も酸が膨らむ、苦渋はなく。後口はピリ辛系。豊かさを感じさせる世界があり燗の良さを実感できる。



(9) 三千盛 超特 大吟醸
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立ち香は感じない。スッキリとした入り口。味のバランス良く、偏りがない。
燗酒を飲んだ後なので、酸が膨らまず、おとなしすぎる感じ。舌で探ると、切れの良い味わいに甘さを感じる。
ぬる燗にしてみたい感じだ。


(8) 三千盛 超特原酒 大吟醸
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スッキリした入り口で、辛口なのだが甘さを感じさせる。超特の後なので冷でも酸の膨らみとボデーを感じる。
超特と比べると厚み・膨らみ・含み香があり、冷でも楽しめる。味の偏りはなくバランスが良い。中盤からの切れが良い。飲み飽きしない酒だ。最も三千盛らしい世界を持った代表作だと思う。


(7) 三千盛 純米大吟にごり
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入り口は軽くシュワっと広がる発泡感と軽い辛味が弾けて快い。
にごり酒だが舌触りも酸も軽く引きが速い。中盤、広がった後、酸が戻る。発泡感のシュワッとした辛味と切れは持続する。
にごり酒だが重くはなく、スカッと爽快だ。


(6) 三千盛 純米大吟しぼりたて
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立香は、甘いものでお菓子を感じさせる。甘い入り口。トロリとした舌触り、酸は透明で膨らみがあり、広がりも適度。苦渋の主張はないので中盤以降の切れも良い。後口の切れも良い。
冷でもバランスが良く切れも良いので食中酒としても合わせられる。
燗にしたらどうなるか試してみたい。


(5) 三千盛 純米 からくち 純米大吟醸
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立香はあまり感じない。甘い入り口、滑らかな酸、膨らみは大きい。トロリ感は適度。酸は膨らむが軽さがある。含み香は仄かな熟香。中盤からの引きが速い。
引きの勢いがあり後半は早目に終わる。切れの良さとも言えるが、難しい処だ。



(4) 三千盛 悠醸 純米大吟醸
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色は透明。立ち香も感じない。甘くトロリとした入り口。酸の膨らみを感じるが熟なのかフレッシュなのかよく解らない含み香にエチル系のものがありクシャミが3回出た。鼻をくすぐる含み香だ。
フレッシュさと熟の両方を感じる、ブレンド酒を思わせる世界だ。


(3) 三千盛 朋醸 純米大吟醸
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色は僅かに黄みがかかっている。立香は軽い熟香。甘い入り口。酸はあるが辛味もあり主張がある。含み香も軽い熟香。酸はトロリ感はなく切れるもの。中盤はスッキリしている。後半も早目に終わる。
矢張り燗向きの酒と思う。


(2) 三千盛 小仕込純米 DRY 純米大吟醸

立香は甘いもの。入り口甘い。酸は滑らか、仄かな発泡感を感じさせる。味の偏りはなく、スッキリとしてバランスが良い。中盤以降切れる。


(1) 三千盛 まる尾 純米大吟醸

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僅かに色があるが日本酒の自然な色である黄麹の色だろう。立香は仄かに甘くフルーティーなもの。甘い入り口、トロリとした舌触り。酸は滑らかで緻密、確りとしている。味のバランスが良く穏やかで暴れがない。
滑らかさと緻密さに三千盛の最上級酒を感じる。



2017-11-26 (Sun)

2017/11/26  三千盛  秋の酒蔵感謝祭  (その3)

2017/11/26  三千盛  秋の酒蔵感謝祭  (その3)

利き酒も終わったので、販売コーナーに行き、1本買って帰ることにする。 販売コーナーには、試飲の番号順に銘柄の説明が掲示されており、試飲した結果と間違いなく購入できるので有り難い。 (1) 三千盛  まる尾 純米大吟醸 (2) 三千盛 小仕込純米 DRY 純米大吟醸 ...

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利き酒も終わったので、販売コーナーに行き、1本買って帰ることにする。


販売コーナーには、試飲の番号順に銘柄の説明が掲示されており、試飲した結果と間違いなく購入できるので有り難い。
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(1)
三千盛  まる尾 純米大吟醸
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(2) 三千盛 小仕込純米 DRY 純米大吟醸
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(3) 三千盛 朋醸 純米大吟醸
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(4) 三千盛 悠醸 純米大吟醸
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(5) 三千盛 純米 からくち 純米大吟醸
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(6) 三千盛 純米大吟しぼりたて
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(7) 三千盛 純米大吟にごり
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(8) 三千盛 超特原酒 大吟醸
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(9) 三千盛 超特 大吟醸
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(10) 三千盛 燗旨吟醸 大吟醸
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(11) 三千盛 あぺりてぃふ 純米大吟醸
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購入したのは、超特原酒の1升瓶。
三千盛の特徴を備えた酒で、バランス良く自己主張を控えるのだが、飲みごたえがある。
冷は勿論良いが、蔵元のお薦めはオンザロックだが敢えて燗にしてみたい。
燗なら燗旨吟醸、超特が良いのはわかっているが、超特原酒もいける筈だ。



<感想>
・以前と変わっているところがあるが参加者は以前より楽しめているのが解った。
会場が広くなり、屋台も増え、仲間・家族でゆったりと楽しむことができる。
お客さんの数も今回のほうが多かったそうだ。

・チケット制は今回が初めてだが、特に問題はない。
試飲会場も以前のように混雑して近寄れないということはなかった。
試飲・利き酒を飲み放題と勘違いして必要以上に飲み過ぎることがなくなったからだろう。節度のある人には何の問題もない。

・イベントの内容は、以前のような蔵内の音楽ライブや書のパーフォーマンスはなかったが、蔵元が直々にお客さんへお酌をする感謝祭のスタイルは変わっていない。
会場の広さも倍増以上になり、屋台の数も増え、料理も色々あり、酒と肴を楽しむイベントとしては以前より多くの人が楽しむことができるようになった。

・毎回三千盛の酒について思うことだが、三千盛はアイデンティティーの確立した蔵で、酒造りについては確固とした信念があるブレない酒蔵だ。
鑑評会の金賞を目指したり、流行を追って無濾過生原や吟醸香プンプンの大吟醸を造ったりはしない。
三千盛の今日の酒の殆どはスペック的には大吟醸だが、香りが立ち過ぎるものとか、中盤以降の甘・苦が浮く酒や、酸に偏った味わいや、後口の重い酒は無い。
香りや味の偏りを抑えてバランスを保ち、料理の邪魔をせず料理と結婚できる酒を造るのがコンセプトと言える。
どの蔵も同じような酒では、進歩もないし、飽きてしまう。
飲み飽きしない酒を造る三千盛は、貴重な存在と言える。



2017-11-26 (Sun)

2017/11/26  日記  金目鯛

2017/11/26  日記  金目鯛

2017/11/26 (日) 旧暦:10月9日 祝日・節気:  日出 :6時27分 日没:16時29分 月出:11時59分 月没:23時04分 月齢:7.64 干支: 丁巳 六曜: 赤口 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 金目鯛 (飲食万歳 http://wein.exblog.jp/6094583/ より転載 ) 『キンメダイ(金目鯛、Beryx splendens)は、キンメダイ目キンメダイ科に属する深海魚。 ...

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2017/11/26 (日) 旧暦:109日 祝日・節気:  日出 :627分 日没:1629分 月出:1159分 月没:2304分 月齢:7.64 干支: 丁巳 六曜: 赤口 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 金目鯛

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(飲食万歳
http://wein.exblog.jp/6094583/
より転載




『キンメダイ(金目鯛、Beryx splendens)は、キンメダイ目キンメダイ科に属する深海魚。

分布
世界各地の深海に生息。

特徴
目が金色に輝き、魚体の色が赤いことから「キンメダイ」の名があるが、マダイやクロダイなどのスズキ目スズキ亜目タイ科とは異なる種類である。

利用法
旬は冬だが四季を通じてよく脂が乗っているため、煮物にすると特に美味であるほか、白身であらゆる料理に利用できる。身は軟らかく小骨が少ないため、老人や子供にも食べやすい。しかし旬が冬季である為に荒天の影響を受け漁の安定性が確保できない事、扱う漁師の減少などの影響で漁獲高も年々減少し、水揚げが最も多い伊豆半島などで地産地消の一環でブランド化して、価格の高騰と流通量の減少が続いている。

調理法
   
刺身、煮魚、干物、味噌漬け、粕漬け、酒蒸し、鍋物、ブイヤベース、ムニエル

人間との関わり
食料として見た場合、キンメダイの体内に含まれる微量の水銀に注意する必要がある。 厚生労働省は、キンメダイを妊婦が摂食量を注意すべき魚介類の一つとして挙げており、2005112日の発表では、1回に食べる量を約80gとした場合、キンメダイの摂食は週に1回まで(1週間当たり80g程度)を目安としている[1]。』
Wikipedia



金目鯛の俳句:



・金目鯛海恋ふ眼持ちにけり  島田利郎



・金目鯛裏返してもまなこかな  西田美ち



・うしほ煮の金目鯛の目母に盛る  福盛悦子





金目鯛は、冬が旬なので、これから美味しい季節になる。
今日のTVのグルメ番組で石ちゃんが下田の金目鯛をレポートしていた。

三色丼が運ばれてきたので、雲丹といくらと金目鯛と思ったらそうではなくて、下田では金目鯛は三種類あるそうで、地金目、平金目、トロ金目と区分されていた。
3種類の金目の刺し身がご飯の上に乗っており、醤油を使っていただいていた。
勿論、“まいう~”だが。

酒の会の肴で金目鯛の姿煮が出ることがある。
これは家庭ではできないので特に美味しい。
固過ぎず柔らかすぎすホロリとして脂の乗った金目鯛は美味しい。

俳句も、名前の通り眼を詠んだものが多い。
煮てしまえば白くなるので気にならないが、お造りの姿造りなどで鮮度の高いものだと、気持ちが繊細な人だと、真っ黒の瞳に睨まれているようで、たじろぐかもしれない。
西田は繊細な人のようだ。

沖縄でも鮪の眼玉は珍重され、眼玉だけ売られている。
筆者はまだ食べたことはないが、眼の球の周囲のトロリとしたところが美味しいそうだ。




2017-11-25 (Sat)

2017/11/25  日記  三島忌

2017/11/25  日記  三島忌

2017/11/25 (土) 旧暦:10月8日 祝日・節気:  日出 :6時26分 日没:16時29分 月出:11時22分 月没:22時07分 月齢:6.64 干支: 丙辰 六曜: 大安 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 三島忌、憂国忌 「三島由紀夫 最後の演説」 https://youtu.be/_oNMABlVRtM 「三島由紀夫- 檄」 https://youtu.be/xG-bZw2rF9o ...

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2017/11/25 (土) 旧暦:108日 祝日・節気:  日出 :626分 日没:1629分 月出:1122分 月没:2207分 月齢:6.64 干支: 丙辰 六曜: 大安 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 三島忌、憂国忌

「三島由紀夫 最後の演説」

https://youtu.be/_oNMABlVRtM



「三島由紀夫- 檄」

https://youtu.be/xG-bZw2rF9o



『三島忌: 憂国忌/由紀夫忌
初冬
小説家で戯曲家の三島由紀夫の忌日。一九七〇年十一月二十五日に「盾の会」のメンバーらと自衛隊の市ヶ谷駐屯地に乱入し割腹自殺をとげる。作品に『仮面の告白』『禁色』『潮騒』『金閣寺』『豊饒の海』など。唯美的な作家であった。』
(季語と歳時記)



三島忌・憂国忌の俳句:



・三島忌や空のプールに日の差して 片山由美子



・三島忌に爪の先まで酔ふてをり 北 光星



・かけちがふボタンどこまで憂国忌 増田 史




季語三島忌・憂国忌は重い。
俳句の世界には収まらない。

三島由紀夫が市ヶ谷で演説をした後、自決をした。
学生運動はあったが、平和な日本だった1970年。
突然の凄惨な事件に国民は驚いた。
それから47年の歳月が経過した。

アメリカの核の傘と平和憲法のお陰で、日本は戦争をすることもなく、日本の平和を楽しんできた。
三島の事件には蓋をしたまま、時計は止まっている。

片山は三島を愛しているのだろう。
空のプールの空虚と三島の不在が重なっている。
北は爪の先まで酔っている、そして酔っている自分を嫌悪している。
幼い中学生の13歳の女の子が拉致されたのは三島事件の7年後1977年の1115日だ。拉致の事件も平和憲法下で蓋をされたまま、時間は止まっている。
日本の国に他国人が入ってきて、国民を理由もなく連れ去る不条理を其の儘にして、今日も爪の先まで酔っている。
三島の演説を聞く自衛官は一人もいなかった。ボタンがかからないことは三島も知っていたに違いない。
47年の歳月が流れ、日本を守らなければならないような事変が発生すればボタンがかかるかもしれない。

日本の国民は、まだ突き詰められてはいない。
平和を守るのか日本を守るのか。
二者択一の事態がやってくるまでは、爪の先まで酔っているつもりだ。




2017-11-24 (Fri)

2017/11/24  日記  芋煮会

2017/11/24  日記  芋煮会

2017/11/24 (金) 旧暦:10月7日 祝日・節気:  日出 :6時25分 日没:16時29分 月出: 10時43分 月没:21時12分 月齢:5.64 干支: 乙卯 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 芋煮会 「ゆっくり実況 山形の芋煮会 簡単レシピ付」 https://youtu.be/f2k0kTunR4o 『芋煮会(いもにかい)とは、日本の主に青森県を除く東北地方各地で行わ...

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2017/11/24 (金) 旧暦:107日 祝日・節気:  日出 :625分 日没:1629分 月出: 1043分 月没:2112分 月齢:5.64 干支: 乙卯 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 芋煮会

「ゆっくり実況 山形の芋煮会 簡単レシピ付」

https://youtu.be/f2k0kTunR4o



『芋煮会(いもにかい)とは、日本の主に青森県を除く東北地方各地で行われる季節行事で、秋に河川敷などの野外にグループで集まり、サトイモを使った鍋料理などを作って食べる行事である。

呼称には地域差があるが、ここでは総称として「芋煮」「芋煮会」という呼称を用いる。

概要
芋煮会は、親睦を深める行事として、家族・友人・地域・学校・職場などのグループで行われている。山形県、宮城県では特に盛んに行われ、秋の風物詩となっている。また、新潟県や関東地方では、地域イベントを中心に芋煮会が行われている。芋煮会を開催する人々にとっては野外での宴会(またはお楽しみ会)のひとつであり、春の花見・秋の芋煮会として双璧をなす。

在来種の種芋苗を用いた東北地方でのサトイモ栽培では、収穫時期が例年10月頃になるため、一般的な芋煮会も大抵10月初旬から徐々に行われ始める。その後、大体10月下旬から11月初旬にかけてがピーク期となり、紅葉シーズンの終了、または、初雪が降ると共に終息する。

平成に入る頃からは、「町おこし」や「食のイベント」として大規模な芋煮イベントも行われるようになった。これらのイベントの内いくつかは、一般的な芋煮会のシーズンである秋とは異なる開催時期のものもあり、東北では盛夏や晩夏の開催例が見られ、関東では、春の開催例や東北では寒さのために既に下火となっている11月末の開催例も見られる。

歴史
起源
サトイモが日本に伝わったのは縄文時代とされるが、里芋は煮て食べるよりは茹でるか焼くか蒸すかが主な調理法であったと考えられるため、「芋煮」の成立は更に後世と考えられる。

江戸時代、米の不作に備えてサトイモも作られており、「芋煮」自体は家庭料理としても食べられていたが、サトイモの収穫時期に合わせて「芋煮会」の原型とみられることが農村部で行われていた。ただし、江戸時代には豚肉や牛肉などの肉類は一般に食べられていなかったため、現代のように芋煮に肉は入っていなかったと考えられる。「芋煮会」の原型は、野外で集団で鍋料理を囲む収穫祭的な意味合いの行事だったが、村をあげてのものだったという記載はないため少人数で行ったとされる。また、現代のように「河原」で行うとは限らなかった。なお、中秋の名月(芋名月)に団子ではなくサトイモなどを供えていたかつての風習[1]との関係も不明。

サトイモの種芋は穴を掘って地中での保存が可能だが、食用のものは7- 12℃に保たないと腐敗する(温度が低すぎても保存できない)ため、寒冷地の東北地方で越冬させるには囲炉裏や屋根裏などの温度が高いところでの保温が必要だった。その保存の難しさから、厳冬期前に消費する意味合いもあって「芋煮会」の原型が行われたと考えられる。また、青森県に「芋煮会」がないのは当時のサトイモの栽培限界より北にあったこと、東海地方以西で行われないのは、サトイモの保存が容易だったことなどが考えられる。

民俗学者の野本寛一は、「芋煮会」はこのようなサトイモの収穫祭が発展したものではないかと述べている[2]

多様化
1980
年代には、旅館やアウトドア施設が花見などと同様に「芋煮会プラン」を商品化し始め、シーズンに入るとタウン情報誌や新聞折込チラシなどで多数の広告を見るようになった。また、アウトドア施設(フィールドアスレチック)、遊園地、温泉旅館の他、紅葉スポット(紅葉狩り)、渓流(釣り、カヌー)、海岸の砂浜(釣り)など、何か別のアミューズメントとの組み合わせで芋煮会が行われるようになった。対して、以前の中心地である「河原」での芋煮会は、今も主流であるものの、往時と比べて少なくなってきた。 現在では、地域のイベントとして定着しているところもある。

近年は、ホテルのレストランを中心に芋煮を含め、様々な秋の味覚を取り揃えた季節限定コース料理も供されるようになり、収穫祭的な芋煮会の楽しみ方は多様化が進んでいる。

山形県村山地方の芋煮会の歴史
江戸時代の芋煮会
山形県の村山地方では、江戸時代の芋煮会の原型の様子をあらわす話がいくつか伝わっている[3]

中山町長崎では、里芋を鍋で煮て食べるときに鍋をかけたという言い伝えのある「鍋掛の松」が1917年(大正6年)まで残っていた。鍋は、近くの小塩地区の名産だった里芋「小塩芋」と、船に積んできた棒鱈と、最上川でとれたザッコ(雑魚)をいっしょに煮たものだったという。長崎は、1693年(元禄6年)の最上川五百川峡・黒滝の開鑿までは酒田港と結ぶ最上川舟運の終着港として賑わっていた。このことから、元禄時代以前の船頭たちが積荷を使って鍋をしたのが芋煮会のはじまりであると山形の郷土史家である烏兎沼宏之は述べている[4]。鍋掛の松は、芋煮のルーツをあらわす伝承遺跡として復元されている[5]

文化・文政時代(19世紀初頭)には、山形に移り住んだ近江商人たちが、京都の芋棒に思いを馳せながら、ニシンと里芋を煮て紅花取引の慰労会をしたという。

また、1845年(弘化2年)には、山形藩藩主の秋元志朝が、館林藩に転封されるときに芋煮の野宴を張ったとされる。

明治時代以降の芋煮会

明治時代(19世紀後半から20世紀初頭)になると、街の粋人たちが「野掛」といわれた山の芋煮を川原でもするようになり、1892年(明治25年)ころから川原での芋煮が定着した[3]。以降、芋煮会は、山形に置かれていた歩兵第32連隊の兵たちや山形高等学校(旧制) の学生が行ったり、見合いや商談、送別の場となったりした。

芋煮に牛肉が使われるようになったのは、昭和の初め(1920年代後半)頃からである[4]。養蚕農家の人たちが、秋蚕後に繭業者の経費負担で芋煮会を最上川の川原で行い、そのときに当時普及し始めていた牛肉をおごらせたのが最初とされている。なお山形市内には明治時代に創業した牛肉店が多く、牛肉はその頃から普及しはじめたと考えられる。山形高校に在籍した作家の戸川幸夫は、1932年(昭和7年)の芋煮会の様子をエッセイ「わが山高時代の芋煮会」で記述しており、その頃からすでに山形名物の芋煮は盛んで、大鍋に芋、ねぎ、牛肉およびその代替品としての馬肉、こんにゃくなどを入れ、酒を酌み交わしていた、としている[6]。また、中山町立長崎小学校から1941年に山形県中学校(のちの山形県立山形東高等学校)に進学した烏兎沼宏之は当時、長崎町内の学生団として自分たちで開催したほかには、最上川でも馬見ヶ崎川でも芋煮会の姿は見かけなかったとしている。芋煮の材料は1980年代と同じく、里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎが主であった。太平洋戦争の激化により、烏兎沼らが芋煮会の開催したのは1942年までであった[7]

1945
年(昭和20年)の終戦後数年は、肉の代わりにイカを入れていた[3]。暮らしが豊かになると、会場が飲食店に移り、川原の人影は消えていった[3]

1974
年(昭和49年)、山形市と山形市観光協会が伝統的な芋煮の研修会を開いたところ、大きな反響があり、川原での芋煮会が促されるようになった。1977年(昭和52年)からは、前年の唐松観音堂復元を機会に「山形いも煮祭り」が開催された[8]。その後は、山形市内のスーパーマーケットが芋煮の材料や薪などのセット販売や鍋の貸出をしたり、飲食店のメニューに芋煮が加わったり、レトルトの芋煮が販売されたりするようになり、芋煮会はますます盛んになっていった。こうした動きの中、1989年(平成元年)に「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催され、10万人の人出を集めた[9]

山形市で里芋を栽培・販売しているさとう農園株式会社は、明治時代に行われた馬見ヶ崎川改修工事がきっかけで河原での芋煮会が広まったとしている[10]1891年(明治24年)まで行われた馬見ヶ崎川改修工事において、河川改良工事に従事した人たちは河原で大鍋を用いたちゃんこ鍋のようなものを昼飯として食べていた。これらの人たちが、1945年の終戦後に当時を偲んで河原で秋に大鍋を囲むようになり、その具材として里芋も用いたのだという[10]
...』()Wikipedia)



芋煮会の俳句:



・一村をからつぽにして芋煮会  佐々木よし子



・芋煮会の大鍋五万食といふ  彦根伊波穂



・退官の署長の酔や芋煮会  白岩三郎





芋煮会と言えば、山形だ。
秋晴れの日には、河原に行って芋煮会をやってみんなで楽しむ。 これが山形の文化だ。
里芋他の素材は勿論、山形にはブランド牛も在り、出羽の銘酒も数多い。河原で宴を催す環境は揃っている。

以前、東北地方をドライブした時、丁度芋煮会のシーズンだった。
旅人だが、芋煮をご馳走になった。その芋煮の美味しかったこと。今でもはっきり思い出す。

山形は遠く、ホイホイとは行けない。
已む無く、一昨日芋煮を作ってみた。
里芋、牛肉、蒟蒻、牛蒡は欠かせないが、色々入れれば入れるほど美味しくなる。
牛肉・里芋を追加して作った2日目の方が味の厚みと牛肉の香りが汁に含まれて一層美味しくなった。

山形生まれでなくとも、仲間で芋煮会は楽しい。
集って芋煮と銘酒を合わせれは、幸せな時を過ごすことができる。





2017-11-23 (Thu)

2017/11/23  日記  勤労感謝の日

2017/11/23  日記  勤労感謝の日

2017/11/23 (木) 旧暦:10月6日 祝日・節気: 勤労感謝の日 日出 :6時24分 日没:16時30分 月出:10時00分 月没:20時20分 月齢:4.64 干支: 甲寅 六曜: 先負 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 勤労感謝の日 「勤労感謝の日 両親に“ありがとう”」 https://youtu.be/Q-MHIORSYYU 『勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)は、日本の国民の祝日...

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2017/11/23 (木) 旧暦:106日 祝日・節気: 勤労感謝の日 日出 :624分 日没:1630分 月出:1000分 月没:2020分 月齢:4.64 干支: 甲寅 六曜: 先負 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 勤労感謝の日

「勤労感謝の日 両親に“ありがとう”」

https://youtu.be/Q-MHIORSYYU



『勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)は、日本の国民の祝日の一つである。日付は1123日。

概要
勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23720日法律第178号)第2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。1948年(昭和23年)に公布・施行された同法により制定された。

農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があった。また、その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)の日が第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」である。

新嘗祭は1872年(明治4年)までは旧暦11月の2回目の卯の日に行われていた。1873年に太陽暦(グレゴリオ暦)が導入されたが、そのままでは新嘗祭が翌年1月になって都合が悪いということで、新暦11月の2回目の卯の日に行うこととした。それが1873年では1123日だった。しかし、翌1874年からは1123日に固定して行われるようになった。1123日という日付自体に深い意味はなく、たまたま日本が太陽暦を導入した年(1873年)の11月の2回目の卯の日が1123日だっただけのことである。

休日としての歴史は1873年公布の年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム(明治6年太政官布告第344号)から続いている。

一時は51日のいわゆるメーデーに勤労感謝の日を移動させる案が浮上したが、現在は頓挫している。
...』(Wikipedia



勤労感謝の日の俳句:



・ぺしやんこの靴に勤労感謝の日 杉浦一枝



・よく笑ふ妻ゐて勤労感謝の日 加古宗也



・勤労感謝の日とうちゃんと手をつなぐ 小嶋良之




今日は、勤労感謝の日。
歴史的には新嘗祭だが、復古趣味に囚われることはない。
働いて世の中を動かしているすべての人に感謝する日で良い。

働いている人にとっての勤労感謝の日は様々だが、保育園の参観日になったりする人もいて句を詠んだりすることになる。

父親にとっての勤労感謝の日。
感謝してくれて、良く笑ってくれる妻がいて、手を繋いでくれる子供が居れば、それでもう十分と思うことができれば幸せな日だ。




2017-11-22 (Wed)

2017/11/22  藤井四段が史上最年少で50勝達成

2017/11/22  藤井四段が史上最年少で50勝達成

29連勝当時の大騒ぎは収まり、藤井四段が追い回されることは、少し落ち着いた様子だ。 だが、当人は相変わらず将棋の道を躍進している。 高校進学も決めたようだし、狭く小さくではなく、広く大きく育っているのは素晴らしい。 次の課題は、初タイトルがいつかだが、この50勝達成の実績を見ると、時間の問題と思える。 ゆくゆくは、コンピューターも歯が立たな...

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29連勝当時の大騒ぎは収まり、藤井四段が追い回されることは、少し落ち着いた様子だ。

だが、当人は相変わらず将棋の道を躍進している。
高校進学も決めたようだし、狭く小さくではなく、広く大きく育っているのは素晴らしい。

次の課題は、初タイトルがいつかだが、この50勝達成の実績を見ると、時間の問題と思える。

ゆくゆくは、コンピューターも歯が立たない、新しい将棋を指せる境地を目指して欲しいものだ。


『<将棋>藤井四段が50勝 中学生棋士最速の10カ月29日
11/21(
) 22:36配信 毎日新聞

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50勝を達成し、笑顔を見せる藤井聡太四段=大阪市福島区の関西将棋会館で2017年11月21日午後11時1分、川平愛撮影

中学生棋士の藤井聡太四段(15)が21日、大阪市福島区の関西将棋会館であった王座戦1次予選で平藤真吾七段(54)を破り、昨年12月24日のデビュー戦以来、10カ月29日で通算50勝を達成した。現在は棋戦の数が増えているとはいえ、過去の中学生棋士4人と、現タイトルホルダー6人の双方で最速記録を持つ羽生善治棋聖(47)の1年2カ月10日より3カ月あまりも速い驚異的ペースだ。

藤井四段はデビュー戦で加藤一二三九段(77)に勝利すると、いきなり29連勝して連勝の新記録を作り(6月26日)、「藤井フィーバー」を巻き起こした。30連勝がかかった対局は佐々木勇気六段(23)=当時五段=に敗れたが、その後も順位戦C級2組で6連勝(無敗)とトップに並ぶなど、快進撃を続けている。

21日現在の藤井四段の通算成績(未放映のテレビ対局を除く)は50勝6敗。今年度に限っても40勝6敗(同)で、対局数、勝利数、勝率、連勝数(年度またぎで29連勝)の全4部門でトップに立っている。

藤井四段は対局後、「一局一局積み上げたものが節目(せつもく)の数字となったのは感慨深い」と話した。【新土居仁昌】
』(毎日新聞)




2017-11-22 (Wed)

2017/11/22  日記  達磨忌

2017/11/22  日記  達磨忌

2017/11/22 (水) 旧暦:10月5日 祝日・節気: 小雪 日出 :6時23分 日没:16時30分 月出:9時13分 月没:19時29分 月齢:3.64 干支: 癸丑 六曜: 友引 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: 達磨忌 「平成26年度達磨忌法要(行道部分のみ)」 https://youtu.be/7ZxRTm7wN6U 『達磨忌(だるまき): 初祖忌、少林忌 初冬 ...

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2017/11/22 (水) 旧暦:105日 祝日・節気: 小雪 日出 :623分 日没:1630分 月出:913分 月没:1929分 月齢:3.64 干支: 癸丑 六曜: 友引 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 達磨忌

「平成26年度達磨忌法要(行道部分のみ)」

https://youtu.be/7ZxRTm7wN6U



『達磨忌(だるまき): 初祖忌、少林忌
初冬

陰暦十月五日、菩提達磨の忌日。達磨はインドの高僧で、中国に 初めて禅宗を伝えた人。少林寺で九年間、面壁静座をしたことは 有名である。大通二年入寂と伝えられる。

(季語と歳時記)



達磨忌の俳句:



・達磨忌や箒で書きし不二の山 小林一茶



・達磨忌や寒うなりたる膝がしら 加舎白雄



・達磨忌や宗旨代々不信心 炭太祇





今日は、陰暦10月5日、達磨大師の忌日である。
本来なら今日なのだが、禅宗系寺院では法要を新暦で行っているようだ。

『達磨忌(だるまき) 105

「七転び八起き」のことわざや「ダルマさん」の愛称で知られている達磨大師は、初めてインドから中国に禅の教えを伝えられた方で、禅宗の初祖と言われています。「震旦(中国のこと)初祖」または「円覚大師」ともお呼びし、宗門寺院では本堂の向かって左の段にまつられています。

赤い縁起達磨(ダルマさん)は、達磨大師が寒さよけに頭から「被」と呼ばれた掛け布団をかぶって坐禅している姿がもとになっているとされます。特に、群馬県の高崎市がその産地として有名ですが、寺院のみならずお宮でも、縁起物として売られます。これは、ダルマさんが何度転んでも起き上がるので、縁起が良いとされたのです。

また、選挙の時などもたまに見受けられますが、ダルマさんの「目」を墨で書き入れる風習があり、養蚕地帯に多く見られることだとされます。春蚕が当たるとダルマの片目を入れ、秋蚕も良いともう一方の目を入れるのです。

達磨大師は、中国北魏・梁代頃に、インドから来た渡来僧と伝えられ、お釈迦様から数えて28代目のお祖師さま、中国禅宗の初祖とされるお方で、円覚大師菩提達磨大和尚と称します。

「碧眼の胡僧(青い目の異国の僧)」とも表現されますが、伝記に関しては諸説ございます。禅宗の伝統的な見解では、梁の普通8年(527年)に南海より広州(広東省)に上陸し、梁の都、建康(南京)に来て、武帝(蕭衍)と問答を交わし、帝との機縁がかなわず北に渡り、嵩山少林寺に入って、面壁九年(九年間、壁に面して坐禅すること)されたことから、「壁観婆羅門」と称されました。

なお、梁の武帝と達磨大師との間で交わされたとされる問答は以下の様に伝えられています。

如何なるか是れ聖諦第一義。(仏法の根本義はと何でしょうか?)
磨云く、廓然無聖。(カラリとして、聖なるものなど何もない。)
帝云く、朕に対する者は誰そ。(一体、私の前にいるあなたは誰なのでしょうか?)
磨云く、不識。(そんな事は知らない。)

このほか、武帝が即位して以来、寺を造立したり写経したり、僧を得度させること、記録としてこれ以上の者がないほどであったが、一体どれほど多くのの功徳があるだろうか?とたずねた武帝に対し、「無功徳(功徳など無い)」と答えたともされます。

この問答は、「達磨廓然の話」として有名でありますが、経論の文字にとらわれず自己の本来の面目に徹することを目指す、達磨大師の禅思想をよく示しております。

そして、達磨大師は105日に、論敵の毒殺によって亡くなられたと言われています。達磨忌は、達磨大師の命日にあたり報恩の法要を営み、ご遺徳をしのぶ日です。つまり、達磨大師さまが、第27祖の般若多羅尊者より正法を受け継がれ、強い誓願をもって、中国に来られたことを讃歎しつつ、我々も達磨大師の示された正しい教えを益々広めることを誓う意味で、曹洞宗のお寺では、この達磨大師のご命日をお迎えして、報恩の法要を営むのです。』
(曹洞禅ネット
http://www.sotozen-net.or.jp/ceremony/annual/darumaki
より転載)


達磨さんは、親しまれている存在だ。
七転び八起きのダルマさんは、挫折から立ち直る方法を示してくれる。
少林寺拳法で身体を鍛えてくれる。
禅で心を練ってくれる。


季語達磨忌の俳句は見つからないと思ったが、見つかった。
俳人たちは、伸び伸び自由に句を詠んでいる。

炭太祇など言いたい放題だ。

些細なことには拘らない、心を囚われないのが禅の方法だから、リスペクトしすぎて萎縮することもない。

世間に暮らしている我々は心を狭く、囚われすぎている。




2017-11-21 (Tue)

2017/11/21  日記  波郷忌

2017/11/21  日記  波郷忌

2017/11/21 (火) 旧暦:10月4日 祝日・節気:  日出 :6時22分 日没:16時31分 月出:8時24分 月没:18時42分 月齢:2.64 干支: 壬子 六曜: 先勝 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 波郷忌 (水仙のこぼれ話 http://blog.goo.ne.jp/kyonoyudetamago15/e/94bcb9f128d605eb0308439c9d07f907 より転載 ) 『波郷忌: 忍冬忌、風鶴忌、借命忌 初冬 十一月二十一日。俳人石田波郷の忌日。大正二年松山市生まれ。 上京し...

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2017/11/21 (火) 旧暦:104日 祝日・節気:  日出 :622分 日没:1631分 月出:824分 月没:1842分 月齢:2.64 干支: 壬子 六曜: 先勝 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 波郷忌

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(水仙のこぼれ話
http://blog.goo.ne.jp/kyonoyudetamago15/e/94bcb9f128d605eb0308439c9d07f907
より転載



『波郷忌: 忍冬忌、風鶴忌、借命忌
初冬
十一月二十一日。俳人石田波郷の忌日。大正二年松山市生まれ。
上京して「馬酔木」編集部に入って秋櫻子の知遇を得る。昭和十二年「鶴」創刊主宰。戦後は胸部疾患のため療養生活を送り、昭和四十四年没。五十六歳。墓は東京深大寺にある。』
(季語と歳時記)



波郷忌の俳句:




・芋の葉の波郷忌ちかく乾びけり 杉山岳陽






・海近く住み海を見ず風鶴忌  松本三千夫





・咳き込みて人を離るる忍冬忌  内藤静




・冠雪の石鎚山晴るる惜命忌  石本秋翠




・口つぐみをれば波郷忌暮れにけり 大井戸辿




・酔ひざめのただただ寒し波郷の忌 仲村青彦






今日は1121日、俳人石田波郷の命日である。
波郷は1969年(昭和44年)1121日、56歳で没している。

墓は、東京都調布市の古刹深大寺にあり、境内には句碑がある。

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(水仙のこぼれ話
http://blog.goo.ne.jp/kyonoyudetamago15/e/94bcb9f128d605eb0308439c9d07f907
より転載


石田波郷
・吹き起こる秋風鶴を歩ましむ

弟子の星野麥丘人の句碑も寄り添い建てられているそうだ。
・草や木や十一月の深大寺

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月に深大寺には見えない波郷の姿がある。


波郷忌は、別の命名が在り忍冬忌、風鶴忌、借命忌とも呼ばれる。
例句には、それぞれの句を掲載したが、波郷忌がわかりやすくて良いと思う。

病と戦う日々を過ごしたは今日の生活を思うと、明るい気分にはなれないのか、重めの句が気になる。

大井戸も仲村も重い気分だ。
波郷忌でなくとも、11月のこの時季は寒く冷え込む日ではあるのだが。


【データ】

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(東京都江東区
http://www.city.koto.lg.jp/011502/kuse/koho/houdou/h29/h2909/290907hakobera29.html
より転載


石田波郷 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%94%B0%E6%B3%A2%E9%83%B7




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2017-11-20 (Mon)

2017/11/20  K-1 武尊のタイトル初防衛戦 雑感

2017/11/20  K-1 武尊のタイトル初防衛戦 雑感

9月に行われた武尊の防衛戦だが、動画を見直してみると武尊というスタイルが良く現れていると思った。 まずは見て見よう。 「【OFFICIAL】《王者》武尊vs《挑戦者》ワン・ジュングァン【K-1 WORLD GP フェザー級タイトルマッチ】2017.9.18 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN」 https://youtu.be/AGVVDNVDpIM 武尊の試合後の会見 ht...

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月に行われた武尊の防衛戦だが、動画を見直してみると武尊というスタイルが良く現れていると思った。

まずは見て見よう。

「【OFFICIAL】《王者》武尊vs《挑戦者》ワン・ジュングァン【K-1 WORLD GP フェザー級タイトルマッチ】2017.9.18 K-1 WORLD GP 2017 JAPAN

https://youtu.be/AGVVDNVDpIM



武尊の試合後の会見
https://www.k-1.co.jp/k-1wgp/news/26573/


判定勝ちで、タイトルの初防衛に成功した試合だが、本人も満足はしていないだろうし、武尊の良さと課題が見えた試合結果だった。

当日は超満員だったようだが、武尊の試合は面白い。
特に3Rまで縺れた場合は、3Rは殴り合いになる。
倒すか倒されるか、意地と闘志のぶつかり合いで火花が散る。
武尊がKO負けする可能性も高い、スリリングな場面が続く。
プロの試合はスリリングでなくては面白くない。金を出して見に行く価値はない。
この意味では、武尊の試合スタイルはプロとして魅力的だ。

ただ、課題も大きくある。
殆どノーガードで殴り合うのは、リスクが有る。
効果的なパンチを貰えば、1発でもKO負になる。
だから、相手のパンチを貰いすぎるのは良くない。
相手のパンチを貰わずに、相手を攻める技術の冴えも必要だ。
ブロック、ダッキング、スエイバックなど防御の技術も必要で、相手のパンチを躱して、打たれずに、相手を打つ技術も身につける必要がある。
だが、武尊は殴り合いが好きだから、この課題は取り組むのが難しいかもしれない。




2017-11-20 (Mon)

2017/11/20  日記  木守柿

2017/11/20  日記  木守柿

2017/11/20 (月) 旧暦:10月3日 祝日・節気:  日出 :6時21分 日没:16時31分 月出:7時31分 月没:17時58分 月齢:1.64 干支: 辛亥 六曜: 赤口 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 木守柿 「晴れの日に柿食う鳥たち」 https://youtu.be/stcAZ4ImY5c 『木守: 木もり、木まぶり、木守柿、木守柚 三冬 収穫のあとに、一つだけ木に残しておく柿の実...

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2017/11/20 (月) 旧暦:103日 祝日・節気:  日出 :621分 日没:1631分 月出:731分 月没:1758分 月齢:1.64 干支: 辛亥 六曜: 赤口 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 木守柿

「晴れの日に柿食う鳥たち」


https://youtu.be/stcAZ4ImY5c



『木守: 木もり、木まぶり、木守柿、木守柚
三冬
収穫のあとに、一つだけ木に残しておく柿の実や柚子の実、かぼ
すの実などをいう。来年もよく実がつくようにという祈りとも、
あるいは小鳥のために残しておくともいわれる。』
(季語と歳時記)



木守柿の俳句:



・遠富士のけふよく晴れて木守柿  高橋あさの



・奥美濃や心底赤き木守柿 菖蒲あや



・故里の変らぬものに木守柿  岡久枝



・選ばれて空をとほくに木守柿  甕秀麿



・赤きことただひたすらに木守柿 神尾久美子





昨日、春日井駅からバスに乗り桃花台方面に向かった。
市民病院を過ぎると市街地が途切れ道路脇に果樹が植えられていた。
葉が全てなくなり枯れ枝ばかりになっているのは、葡萄ではなく、名前から考えても桃の木だろう。

遠くから見ると橙色の花が咲いているような樹が見えた。
青空を背景に綺麗だった。
近づくと花ではなく柿の実だった。
その先では軽トラックを停めたおじさんが柿の実を獲っていた。
渋柿のように見えたのだが熟れて食べられるようになったのだろうか。

バスは通り過ぎてしまったので、その後どうなったのか判らない。
小鳥たちに一つくらい残してくれただろうか。




2017-11-19 (Sun)

2017/11/19 桃呑会 at 桃ケ丘会館 (その1)

2017/11/19  桃呑会 at 桃ケ丘会館  (その1)

春日井の酒のうかい主催の桃呑会(もものかい)に参加した。 酒のうかいのイベントは多いが、大きなイベントは全国の地酒を集める3月、8月、11月のイベントが三大企画だ。 その中で一番好きなのは、この桃呑会だ。 春日井駅で下車し、名鉄バスで桃丘会館へ向かう。 駅前のバス停を出て、19号線を渡り市民病院を通り市街地を抜けると、道路沿いに果樹園が見られるようになる。 ...

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春日井の酒のうかい主催の桃呑会(もものかい)に参加した。
酒のうかいのイベントは多いが、大きなイベントは全国の地酒を集める3月、8月、11月のイベントが三大企画だ。
その中で一番好きなのは、この桃呑会だ。

春日井駅で下車し、名鉄バスで桃丘会館へ向かう。
駅前のバス停を出て、19号線を渡り市民病院を通り市街地を抜けると、道路沿いに果樹園が見られるようになる。
葉を落とした枯れ木は桃だろう、季節には桃の花が美しいはずだ。
 
ところどころ、橙色の花が咲いている様に見えるのは、柿の木だった。

桃ケ丘1丁目のバス停で降りると、バス通りの街路樹が紅葉の盛りだった。

このイベントが好きな理由は3つある。
1は、勿論お酒、全国の地酒を飲むことができ、蔵の人と話もできる。
2に、秋の日差しの中、のんびりと紅葉の中を歩くことができる。
3に、大鍋で作られる芋煮をいただくことができる。

紅葉は、時季が難しい。
年によっては、紅葉は未だだったり、過ぎていたりする。


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今年は、丁度よかった。

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南京ハゼは紅葉の盛りだった。

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薄緑から黄緑、黄色から紅色まで葉ごとに染まっており、青空と陽を背景にして美しい。

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バス通りを右に入ると学校が並んでいる。
手前は桃陵中学、その先は桃丘小学校だ。
その先には公園もあり、この周辺は風致地区なのだろう。

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もう一つ見たかった、桜の木守葉も今年はあった。
柿の木を守るため枝に残った柿や柚子を木守柿、木守柚と呼ぶが、桜の葉でもそう呼んでよいのだろう。

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桜の木の桜紅葉は、多くは発色する前に散ったり、枝にあるものも褐色に変色したり、虫食いで穴だらけの場合が多い。
学校の植え込みであるこの桜は手入れが良い所為か葉も大きく虫食いもなく紅色も美しい。

何年か前は1枚のみだったが、今年は目の前に10枚以上もある。

道路脇の植え込みの紅葉も今年は特に見事だった。

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ドウダンツツジが一斉に紅く染まっている。
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桃ケ丘会館の前には酒蔵の幟が立てられている。
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開場までまだ30分あるが、数名の人が開場を待っていた。

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玄関前にはいつものように大鍋があり、芋煮が作られている。

開場時間の12時になり、受付を済ませ、中に入る。
入り口右の部屋では、利き当てが行われている。

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<今日の参加蔵と出品酒>

出品酒一覧1




蔵人が参加しているのは、7蔵。
出品酒一覧2

出品酒は101銘柄もあり、すべて喉に通して利くのは難しい多さだ。

出品酒一覧3

出品酒一覧4


出品酒一覧5

出品酒一覧6

<酒だけ参加の蔵の出品酒>

会場中央のテーブルに並べられている。
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参加者は各自手酌で利く。
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2017-11-19 (Sun)

2017/11/19  桃呑会 at 桃ケ丘会館  (その2)

2017/11/19  桃呑会 at 桃ケ丘会館  (その2)

<参加蔵の出品酒> 蔵人が参加した7蔵は壁沿いのブースで、お話をしながら利くことができる。 ・天領酒造 すますま 秋あがり 純米吟醸 純米吟醸原酒 ひだほまれ55 ・吉乃川 秘蔵酒 純米大吟醸 ...

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<参加蔵の出品酒>
蔵人が参加した7蔵は壁沿いのブースで、お話をしながら利くことができる。

・天領酒造
すますま
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秋あがり 純米吟醸
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純米吟醸原酒 ひだほまれ55
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・吉乃川
秘蔵酒 純米大吟醸
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新米仕込 吉乃川 新酒
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吟醸 極上吉乃川
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・東春酒造
双白鷺
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純米吟醸 蔵
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東龍 旬 霜月
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・中野BC
紀伊国屋文左衛門 秋のぬる燗

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紀伊国屋文左衛門 純米酒
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・出羽桜酒造
出羽桜 純米大吟醸 一路
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出羽桜 純米吟醸 つや姫
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出羽桜 出羽の里 純米酒
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出羽桜 吟醸酒
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三千盛、関谷醸造、岩村醸造の3蔵については写真を撮るのを忘れてしまった。


<きょうの料理>
芋煮とおにぎり2個と漬物と柿
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芋煮。
味噌汁仕立ての芋煮で、山形では海側の芋煮になる。
里芋の他具沢山で素材の出汁が出て美味しい。
プラスチックどんぶりに一杯提供される。
渡す時、薬味のネギを入れるか、ゆで卵を入れるか確認される、勿論入れてもらった。

後に、お替わりの欲しい方は、来てくださいとのアナウンス。
1回目と同じ量をいただいて、満腹になってしまった。

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おにぎりも確り大きめのもの。
酒飲み向けの果物の柿がデザートになっているのは、嬉しい。


お天気にも恵まれ、紅葉も最高に綺麗、全国の銘酒を楽しみ、里芋の芋煮に満腹し、今日は本当に秋の好日だった




2017-11-19 (Sun)

2017/11/19  日記  世界タイトルマッチ  最速KO新記録

2017/11/19  日記  世界タイトルマッチ  最速KO新記録

2017/11/19 (日) 旧暦:10月2日 祝日・節気:  日出 :6時20分 日没:16時32分 月出:6時37分 月没:17時18分 月齢:0.64 干支: 庚戌 六曜: 大安 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 世界タイトルマッチ 最速KO新記録 世界タイトルマッチで、試合開始後僅か11秒でKOで試合が終わり、世界タイトルマッチの最速記録が生まれた。 KOになるには10カウント即ち10秒時間が必要なのに、11秒はあり...

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2017/11/19 (日) 旧暦:102日 祝日・節気:  日出 :620分 日没:1632分 月出:637分 月没:1718分 月齢:0.64 干支: 庚戌 六曜: 大安 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 世界タイトルマッチ 最速KO新記録

世界タイトルマッチで、試合開始後僅か11秒でKOで試合が終わり、世界タイトルマッチの最速記録が生まれた。
KOになるには10カウント即ち10秒時間が必要なのに、11秒はあり得るのか?

それは、挑戦者が倒れて6秒後に、レフリーが失神しているのを確認してKO宣言をした事により11秒が成立したそうだ。


『ゴングから11秒! タイトルマッチ世界最速KO記録が誕生
11/19(
) 15:46配信
AFP=時事

AFP=時事】ボクシング、WBO世界バンタム級タイトルマッチは18日、英ベルファストで行われ、王者ゾラニ・テテ(Zolani Tete、南アフリカ)がタイトルマッチ史上最速の11KO勝利を収め、歴史に名を刻んだ。

テテは15秒、最初のパンチとなった右フックでシボニソ・ゴニャ(Siboniso Gonya、南アフリカ)をキャンバスに沈めると、その6秒後にゴニャが失神したことを確認したレフェリーが正式に試合を止めた。

これまでの世界最速KO勝利記録は、1994年にWBOスーパーバンタム級タイトルマッチでダニエル・ヒメネス(Daniel Jimenez、プエルトリコ)がハラルド・ゲイアー(Harald Geier、オーストリア)から記録した117秒だった。

テテはテレビ局BoxNationに対し、「このファイトに向けて懸命に準備してきた。ゴニャはそうはもたないと思っていた」とコメント。

またプロモーターのフランク・ウォーレン(Frank Warren)氏は「ゴニャは倒れる前に気を失っていた。テテは特別な何かを持っている」と付け加えた。【翻訳編集】AFPBB News
(時事通信)


どんな試合だったか、youtubeで見てみよう。

Zolani Tete vs. Siboniso Gonya

https://youtu.be/xt6wYgTnNXI


Tete
の最初のパンチの右フック1発で相手は倒れている。
Tete
はサウスポーなので、右はリードパンチでKOパンチではないはずだが、タイミングが良くKOパンチになったのだろう。


チャンピオンも挑戦者も知らない選手なので、調べてみた。
両者とも南アフリカの選手だった。

「ゾラニ・テテ(Zolani Tete
26
勝(21 KO3
   
生年月日:198838(29)
   
出身地:東ケープ州
   
身長:175 cm
   
階級:スーパーフライ級、バンタム級、フライ級

ゾラニ・テテは、南アフリカ共和国のプロボクサー。東ケープ州ムダントセーン出身。元IBF世界スーパーフライ級王者。現WBO世界バンタム級王者。リーチの長い技巧派サウスポーだが、KO71%の強打も合わせも持つ。愛称はLast Born。」(Wikipedia

今回の試合だけでは、どんな戦い方をする選手かわからないので、過去の試合を探してみた。

Tete
の前の試合が、WBOのバンタム級の王者決定戦だった。

"King" Arthur Villanueva vs. Zolani Tete- Vacant WBO Bantamweight Title

https://youtu.be/vIOM_y4R1dE

この試合を見ると、Teteが理解できる。
目の良い選手で、攻撃的なスタイルではなく、少し引き気味にして、相手が入ってくるところ、パンチの終わったところにカウンターを合わせる選手のようだ。

          
挑戦者のシボニソ・ゴニャ(Siboniso Gonya)は、戦績1311勝(5KO2敗。
プロデビューは、           2011年なのでキャリアは長くはない。


Gonya
も前の試合を見ることができる。
WBO
インターコンチネンタルバンタム級王座戦で、12R判定3-0で王座を獲得している。

Immanuel Prince VS Sibonso Gonya for WBO Intercontinental Title

https://youtu.be/Zephm1q-SZU


戦歴は、南アフリカ、アフリカ大陸を中心としたもので、世界レベルでの経験は多くない。
世界挑戦は少し急ぎすぎたのかもしれない。
Teteと比べると、矢張り実力には差がありそうだ。


今までの世界タイトルマッチの最速KO記録は17秒だったそうなので、この試合で6秒も更新したことになる。
20年以上前の記録だそうだが、今回の記録11秒は当分破られないかもしれない。




2017-11-18 (Sat)

2017/11/18  日記  ホワイト企業  アップライジング

2017/11/18  日記  ホワイト企業  アップライジング

2017/11/18 (土) 旧暦:10月1日 祝日・節気: 二の酉、朔 日出 :6時19分 日没:16時32分 月出:5時41分 月没:16時40分 月齢:29.32 干支: 己酉 六曜: 仏滅 九星: 六白金星 今日のあれこれ: ホワイト企業 アップライジング 不倫、暴言、横領、誰でも良かった、1週間で3人殺した、ビール瓶... 最近のニュース、報道は見たくもない、聞きたくもない人間の裏側・暗部ばかりだ。...

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2017/11/18 (土) 旧暦:101日 祝日・節気: 二の酉、朔 日出 :619分 日没:1632分 月出:541分 月没:1640分 月齢:29.32 干支: 己酉 六曜: 仏滅 九星: 六白金星

今日のあれこれ: ホワイト企業 アップライジング


不倫、暴言、横領、誰でも良かった、1週間で3人殺した、ビール瓶...
最近のニュース、報道は見たくもない、聞きたくもない人間の裏側・暗部ばかりだ。
関心はそれにしか無いのかと思いたくなる。

そんな中で、今日は気持ちのよい記事を見た。

ホワイト企業の第3回表彰企業に栃木の会社アップライジングが認定された。

【人間力経営賞】
有限会社アップライジング(栃木県宇都宮市 齋藤 幸一)

以下が、Yahoo!の紹介記事。

『捨て猫を受け入れたら業績アップ! 「お客様より社員が大事」という会社
11/18(
) 6:01配信

ホウドウキョク
捨て猫を受け入れたら業績アップ! 「お客様より社員が大事」という会社

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(画像:ホウドウキョク)

1回、社員の働きがいと幸せを追求する企業を表彰する第3回「ホワイト企業大賞」において、特別賞の「人間力経営賞」を受賞した栃木県の有限会社アップライジング。専門は中古タイヤ販売と買取修理だが、何が評価され、その受賞に至ったのか?

ボクサーからタイヤ販売に?異例の経歴を詳しく

アップライジング・齋藤幸一社長にタケ小山がインタビューを敢行した。
プロボクサー引退後のセカンドキャリア

学生時代には全国に名を馳せ、プロボクサーとして活動していた齋藤社長。24歳で現役を引退し、選んだのはプロボクサーの時に使っていた健康食品の販売の仕事。しかし、武士の商法とでもいうのであろうか。ことは上手くいかなかった。

齋藤:
売れなくて借金いっぱい作ってしまって。そこで廃品回収のような仕事を始めてゴミステーションに出せないような、タンス・ベッド・冷蔵庫を引き取ってました。その仕事を始めて良くなっていきました。

タケ:
その中から中古タイヤに?

齋藤:
そうなんです。“このタイヤ捨てて”って言われたんですが、「これ捨てちゃうんすか!? 勿体なくないですか!? まだまだ使えますよ!」ということがありました。

売りたい気持ちはある。だが、店舗を構える程の資金はない。そこでネットオークションに目をつけて出品したところ、全国から入札が殺到した。これを契機に、齋藤社長はタイヤに特化することを決意する。借金を返済する日々を過ごす中、日本が未曽有の大混乱に陥った2011311日、東日本大震災を迎える。

その最中、懇意にしているラーメン店の店主から炊き出しに誘われた。

齋藤:
行っても何もできないんです。

と言いつつも、引っ張られる形で気仙沼へ。灯りもなく、そして舗装も完了していない道をひたすら進む一向。生々しい爪痕の残る気仙沼にて、齋藤社長はラーメンを手渡す係を担当した。そこで、あるおばあちゃんが「温かいものが久々に食べられること、さらにあなたたちが栃木から来て、励ましてくれたことが嬉しい」と言って涙をボロボロ流したという。

齋藤:
人の喜び我が喜びだ!と思ったんです。

この炊き出しの経験から、困りごとを解決することを趣味にすることを決意したのだった。


アップライジングは、タイヤを売らないタイヤ店

タケ:
タイヤ店さんだから、タイヤはあるんですよね。タイヤ以外もあるんですか?

齋藤:
ありますね。宇都宮店に入るとすぐ“猫ルーム”があります。猫ルームがあれば、ガラスの向こうから癒されたり、待ち時間に遊べたり。

驚くことに、そのほとんどが捨て猫だったそうだ。NOとは言わない齋藤社長は、時に従業員が拾ってきた捨て猫さえも引き取ったのだ。タイヤ購入を検討する顧客の大半は男性と思われがちだが、こうしてできた猫ルームが、アップライジングの顧客男女比を1:1にしている。さらに、猫ルームの他に「無料レンタル会議室」も備えている。これが地域の奥様方やPTA、さらに会社に好評で高い頻度で使われるのだそうだ。

タケ:
それで商売になるんですか?

齋藤:
会議室を10回も20回も借りながら、タイヤを他のところで買おうって人はあんまりいないんじゃないかな。それでウチで買わなくても、中古タイヤをウチに売りに来てくれればそれでいい。タイヤをあっちで買って、中古タイヤはアップライジングに…それで良いと思うんです。

このどこまでも下心のない地域貢献の構えこそが、齋藤社長の魅力でもあるのだ。
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割が元ワケあり社員。その強みとは

齋藤:
うちのスタッフ、凄く良い人がいっぱいなんです。元ワケありな方が多くて、例えば、児童養護施設に入っていたとか、薬物に手を出したとか、障がいを抱えていたりとか、高齢者とか。

しかし、その誰もが人生を変えるつもりで、働いているという。逆にそういった障がい者などについて、「こうしたら働きやすくなるのでは」「この仕事に向いているのでは」と考えるきっかけを与えるため、そこで働く健常者を含め人間力が鍛えられるのだそうだ。

タケ:
そういった人たちを雇い入れるときのアドバイスはありますか?

齋藤:
できる仕事を見つけられるまで探し続けるということですね。

アップライジングには、障がいを抱えつつも、筋トレを趣味をするタイヤ剥がし名人がいる。タイヤ剥がしは、力が必要になる重労働なのだそうだ。さらに、タイヤ仕分け担当の視覚障がいの女性もいる。彼女の場合、掃除、事務作業、タイヤ洗い…、様々な仕事を体験させるも上手くはいかなかった。最後の最後に、体験させた輸出用タイヤの仕分け。これに関しては目を見張るような結果が出たのだという。

齋藤:
その人に合った仕事を最後まで諦めずに探し続けて、見つけてあげることが経営者の仕事なんじゃないかなって思いますね。


ホワイト企業としてのアップライジング

2017
2月にホワイト企業大賞の「人間力経営賞」を受賞したアップライジング。受賞できたのは前述の通り、社員一人一人が元ワケありとは思えないほどの行動や仕事ぶりを発揮し、それが評価されたと齋藤社長は分析している。

そうした社員のモチベーション維持。それは毎朝唱和するという社訓にあった。その社訓がコチラ。

【社訓】
一:常に謙虚で人に感謝し、人から感謝される人間であれ
二:自分を許し、他人を許せる人間であれ
三:現状に甘えず、一生学び続ける人間であれ
四:磨け、磨け自分を磨け タイヤとホイールと自分を磨け

齋藤:
人に感謝することに重点を置き、それが出来ないと、人間として駄目だなと…。

他にもこういった取り組みを行っている。

齋藤:
地域の小学生に元気に挨拶をすれば、小学生も元気になるんじゃないかということで、挨拶運動をやっています。挨拶禁止なんてありますけど、それでは日本は良くなんないんじゃないかな。他人でも挨拶できる。そんな日本の方が良いじゃないですか。

さらにタケはこんな質問も試みる。

タケ:
社員の幸せを願うも実現できない企業もありますね。どうお考えですか?

齋藤:
社員を物のように扱うのは良くないんじゃないですか。社員がいて、取引先がいて、地域社会があって、お客様がいる。最後の最後に自分たちの利益をなんとかする。この順番が大切なんじゃないですかね。

社員をどこまで大切にできるかというのが重要と説いている齋藤社長。お客様は神様とは言うが、それよりも大切なのが社員なのだそうだ。
海外進出と今後の未来

アップライジングには技能実習生制度でベトナム人が9人きていて、難しいアルミホイールの修理を学んでいるそうだ。しかし…。

齋藤:
3
年間学んで、ベトナムに帰ってもアルミホイールの修理工場とかないんですよ。なかったらせっかく日本で学んだ技術と、アップライジングの人間力経営を披露する場所がない。これはもったいない!だったらベトナムにアップライジングを作ってしまおうと考えたんです。

技術はあっても、開業資金はない。そんなベトナム人社員を助けるべく、アップライジングのベトナム現地法人を来年立ち上げる予定だそうだ。

こうしたプロジェクトを受けて、貧しい人に無担保で少額を貸すバングラデシュのグラミン銀行、その創設者であるムハマド・ユヌス氏はこの考えに大いに共感。バングラデシュへの出店計画も決定したという。

最後に齋藤社長に今後のビジョンについて聞いた。

齋藤:
綺麗事ばっかり言っている様だが、そのような会社が増えてくれればいいと思ってます。そういった会社が日本から海外へ進出し、道徳を伝えることで地球がよくなる。大企業ばかりでなく、中小零細も勇気を出して海外進出して少しずつ世界を変えていきたいですね。

齋藤社長が行っているのは、言っては悪いがどれも難しいことではないし、非常にシンプルである。しかし、それを根気強く続けることに関しては、そう簡単に真似できるものではないし、本当に頭が下がる。現にそれが実を結び、アップライジングの輪がベトナム、さらにバングラデシュへと波及している。栃木県宇都宮市から生まれた人間力経営は、少しずつ地球を変えていることには違いないのだ。

Yahoo! ホウドウキョク)


社訓は、一つ一つ尤もで個人としても毎朝確認して一日を始めたい内容だ。

言い換えれば、感謝、寛容、前向き、信頼ということだが、自分をまず信頼することが第1歩になる。

努力したら自分は今より良くなる・進歩するという自分への信頼が無ければ、最初の1歩を踏み出せない。

まずは自分を信頼し、次の段階では他の人も信頼することが、自分の生きるところを住みやすくすることにつながる。



【データ】


栃木のくらし編集室 「有限会社 アップライジング 齋藤幸一 社長」

http://tochigi-zaikai.net/2013spring/interview08




2017-11-17 (Fri)

2017/11/17  日本酒の会sake nagoya 11月定例会  (その1)

2017/11/17  日本酒の会sake nagoya 11月定例会  (その1)

今月のテーマは「燗酒」。 寒くなり、身体の中から温まりたい時は、燗酒だ。 <今日の出品酒> 今日のテーマは「燗酒」なので、各テーブルに鉄鍋とコンロが用意されている。 出品酒をデキャンタごと鍋に入れ、湯燗にする正攻法だ。 個人のブラインド評価結果を下記に記載するが...

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今月のテーマは「燗酒」。
寒くなり、身体の中から温まりたい時は、燗酒だ。


<今日の出品酒>

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今日のテーマは「燗酒」なので、各テーブルに鉄鍋とコンロが用意されている。

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出品酒をデキャンタごと鍋に入れ、湯燗にする正攻法だ。
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個人のブラインド評価結果を下記に記載するが、個人の嗜好によるものなので、元より客観性はない。

1) 北島 生酛玉栄 ひやおろし H28BY 北島酒造 (滋賀)
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立香はエチル系のもの。入り口甘い。酸の膨らみと辛味が同時にくる。活発な元気さがある。後半の切れは良い。評価8.0




2) 司牡丹 「鎌○ぬ」(かまわぬ) 生酛純米 H27BY 司牡丹酒造 (高知)
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立香は仄か。入り口甘い。酸の膨らみと辛味を感じる。酸の味が柱だがやや透明感がない。後半も切れること無くゆっくり消える。評価7.0




3) いづみ橋 恵 海老名耕地 純米山田錦 20175月製造 泉橋酒造 (神奈川)
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立香甘い。入り口甘く、酸の膨らみ在り。辛味の主張あるが、気にはならない。後半の切れはゆっくり。評価8.0



4) 越乃雪月花 本醸造 瓶燗熟成 20163月製造 妙高酒造 (新潟)
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入り口滑らか。酸は透明感のあるもの。含み香はほのかにエチル系の香。中盤は辛味が来る。後半の切れ良い。評価8.0




5) 蓬莱泉 人生意気に感ず可 20179月製造 関谷醸造 (愛知)
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甘い入り口。酸は中程度で膨らまない。味の芯に辛味がある。後半渋味を感じる。かなり熱燗だが酸の膨らみより辛味が浮き気味。評価7.0




6) 玉乃光 酒魂 純米吟醸 玉乃光酒造 (京都)
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立香個性的な物。入り口甘い。酸は膨らまない。辛味がピリピリする。味の幅が狭く燗でも膨らまない。中盤以降も味わいの膨らみ・展開に乏しい。評価6.0



7) 神亀 手造り純米酒 20171月製造 神亀酒造 (埼玉)
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立香は熟香を感じさせるもの。入り口甘く、ゆっくりと膨らむ。含み香に老香のようなものを感じる。舌触り滑らか。後半、渋味が味を締める。評価8.0




8) 金陵 濃醇純米 平成297月製造 西野金陵株式会社 (香川)
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立香は感じない。甘い入り口。酸は膨らまず、展開がないうちに終わってしまう。世界が小さい。自己主張があまりないので食中酒としては良いかもしれない。評価7.0




9) 半蔵 特別純米酒 辛口 20177月製造 大田酒造 (三重)
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甘い入り口。酸は緩やか。滑らかな舌触り。味の偏った主張はなく、バランス良い。含み香は吟香らしさを感じさせるもの。燗酒としての適性は良い。評価8.0



10) 金寶 自然酒 燗誂 純米酒 20179月製造 仁井田本家 (福島)

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立香甘い。甘い入り口。スッキリとした入り口、酸は適度に膨らむ。滑らかな舌触り。味の偏り無くバランス良い。後半の切れもある。評価8.0




11) 紗利(さり) 燗左紫(かんざし) 純米 H299月製造 毛利酒造 (福井)
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立香は仄かに甘い。入り口は膨らみのある酸、大きさを持つがすぐに辛味が来て、主張のある味。含み香は甘さが浮く。後半の切れは良くない。評価7.0




12) 豊盃 ん 普通酒 平成2910月 三浦酒造 (青森)
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立ち香仄かに甘い。甘い入り口。透明なスッキリとした酸。味のバランス良い。後半の切れも良い。全体として穏やかさが在り食中酒として適性が広い。評価9.0



<感想>
・毎回そう思うが、燗酒の利き酒は難しい。
・燗という方法は、化粧と同じで、素材を化けさせる力を持っている。
しかも、お酒ごとにベストの温度は違う。背景に個人の嗜好があるにしても、燗という操作の効果は大きい。
お燗に定温はなく、低温から高温まで自由にチューニングできる。
温度帯には名称まで付けられている。
雪冷え、花冷え、涼冷え、常温、日向燗、人肌燗、ぬる燗、上燗、熱燗、飛切燗など
本来なら酒ごとに適した温度をチューニングする必要がある。
・前半の酒は、辛味が勝った印象のものが多かったが、これは温度が熱燗側に振れていたからではないかと思う。
もう少し、ぬるめに人肌燗辺りにすれば、結果は変わったように思う。
・今回の出品酒で筆者の嗜好に合ったのはNo.12だった。
豊盃の「ん」、調べてみると規格は普通酒だが、華吹雪(麹)・むつほまれ(掛)60%精米で、価格も2160円と安くはない。
・燗にすると、縮こまっていた酒がふくらみ伸びやかになる。
そんな酒は、食中酒としては適役で、幅広い肴と合わせることができる。
冬の夜長、縮こまっている酒を温めて生き生きとさせるのは楽しい遊びだ。
・全体評価はいずれ会の公式サイトで公表されるが、当日の発表のベストスリーは以下の通りだった。
1No.9 半蔵
2No.12
3No.8 金陵





2017-11-17 (Fri)

2017/11/17  日本酒の会sake nagoya 11月定例会  (その2)

2017/11/17  日本酒の会sake nagoya 11月定例会  (その2)

<今日のかのうさんの料理> ・枝豆 定番の枝豆。 これは欠かせない。 ・鰆の刺身 大きな鰆だ。 一人三切れずつ。 まったりとした食感、脂は見たところ強くはないが、食感は滑らかで、脂を感じる。口の中で鰆の旨味がグンと広がる。 この鰆、舌触りと旨味が絶妙だ。 ...

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<今日のかのうさんの料理>

・枝豆
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定番の枝豆。
これは欠かせない。


・鰆の刺身
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大きな鰆だ。

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一人三切れずつ。

まったりとした食感、脂は見たところ強くはないが、食感は滑らかで、脂を感じる。口の中で鰆の旨味がグンと広がる。
この鰆、舌触りと旨味が絶妙だ。

鰆は漢字の通り、春が旬と言われている。
しかし、実際は冬も旬と言われている。
春が旬とするのは、主に関西、冬とするのは関東、地域性もある。
春は産卵期前で味も良い、夏は産卵後で落ちる、冬は脂が乗って美味しい。
一度、今日の鰤は美味しいと思ったら鰆と言われて驚いたことがあった。鮮度が良くないと刺し身にはできない。

今日の初冬の鰆も良かったが、これから冬が深まり、年が明けると一層脂が乗るだろう。その頃の刺し身も楽しみたい。


・ヒレカツ赤味噌タレ
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衣のカリカリとした食感、赤味噌の旨味が名古屋人には嬉しい。味噌の切れが良い。
豚肉の素材の旨味が感じられる。


・エイヒレ
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口に含むと甘く、噛む毎に味醂の甘さと旨味が広がる。ザラザラとした舌触りがヒレを感じさせる。後口はさっぱりと切れる。


・炊き込みご飯イクラ載せ
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口に入れると牛蒡の香りと旨味、三つ葉の香りもあり、生臭さはまったくない。人参の甘みとカリッとする食感。椎茸の旨味と香りと様々な味香が楽しめる。米はもちもちとしている。
イクラのプチプチと弾ける感触が面白い。



・赤出汁の豚汁
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具は豚肉、人参、蒟蒻、大根。
この赤出汁は美味しかった。
豚肉が旨味たっぷりで、雑味・癖がなく実に後口が良い。
赤味噌も旨味と渋味のバランスが良く、後口がよく、感心した。

・漬物
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定番の漬物。胡瓜と大根の食感がカリカリと歯切れよく、サッパリさせる。


旬菜処かのうさんの料理は、心がこもっていて、毎回楽しみだ。
通り一遍の居酒屋で居酒屋メニューで飲む酒とは違って、銘酒に負けない料理を出していただける。




2017-11-17 (Fri)

2017/11/17 日記 照紅葉

2017/11/17  日記  照紅葉

2017/11/17 (金) 旧暦:9月29日 祝日・節気:  日出 :6時18分 日没:16時33分 月出:4時45分 月没:16時05分 月齢:28.32 干支: 戊申 六曜: 先勝 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 照紅葉 ...

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2017/11/17 (金) 旧暦:929日 祝日・節気:  日出 :618分 日没:1633分 月出:445分 月没:1605分 月齢:28.32 干支: 戊申 六曜: 先勝 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 照紅葉

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201711月の照紅葉
 NIKON D7000+TAMRON28-300mm
3.5-.6.3




『照葉:照紅葉
晩秋
          
紅葉した葉が光を反射して照り輝いていること。真っ青な空を背景に照り映えている紅葉はことのほか美しい。』
(季語と歳時記)



照紅葉・照葉の俳句:



・から堀の中に道ある照葉かな 与謝蕪村



・散る照葉火口湖深く瑠璃なせり 角川源義



・銀閣や松の間合に照紅葉  川崎光一郎



・照紅葉時止まりゐし三阡院  田代ヨシ



・照紅葉中山道へ道分かる  向井芳子




先日、照紅葉の写真を撮りに行った。
日の当たるところの楓は紅葉になっていたが、全体としてはまだこれからだった。

昨日は雲が北風に流れ、陽の光があったり曇ったり定まらない日だった。
明日はまた雨という、合間の今日は風もなく明るい陽が射し、紅葉の名所は賑わったことだろう。

今年は、変なお天気で、タイミングが合わず、気持ちも昂ぶらず、薔薇と菖蒲は逢うことができなかった。
紅葉は一度は逢うことができた。次の週末にはもう一度2017年の紅葉を目に焼き付けに行こう。

時は今、我が国の至る処で照紅葉が美しく艶やかに待っている。





2017-11-16 (Thu)

2017/11/16  日記  秋惜しむ

2017/11/16  日記  秋惜しむ

2017/11/16 (木) 旧暦:9月28日 祝日・節気:  日出 :6時17分 日没:16時33分 月出:3時47分 月没:15時32分 月齢:27.32 干支: 丁未 六曜: 赤口 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 秋惜しむ (つれづれなるままに http://sizugoro.blog.so-net.ne.jp/2011-02-19 より転載 ) 『秋惜しむ 晩秋 去り行く秋を惜しむこと。「行く秋」よりも主観のつよい...

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2017/11/16 (木) 旧暦:928日 祝日・節気:  日出 :617分 日没:1633分 月出:347分 月没:1532分 月齢:27.32 干支: 丁未 六曜: 赤口 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 秋惜しむ

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(つれづれなるままに
http://sizugoro.blog.so-net.ne.jp/2011-02-19
より転載



『秋惜しむ
晩秋
去り行く秋を惜しむこと。「行く秋」よりも主観のつよい言葉である。古来から「春惜しむ」と相対する詩情とされる。』
(季語と歳時記)



秋惜むの俳句:



・箱根路や曲り曲りて秋惜む  武井良平



・藍深む琵琶湖のさざ波秋惜む  久保田雪枝



・茂林寺に一茶句碑かな秋惜しむ  須藤美智子



・励み来し証の農良着秋惜しむ  林和子



・曽て見し水車の無くて秋惜む  宮平静子






今日は、陽射しは戻ったが、風は冷たい木枯らしだった。
暦ではもう冬だが、この秋やり残したものがある。
本格的な冬になる前に、満足できなかった秋をもう少し楽しみたい。

話をする人は口を揃えて、今年の秋は変だったという。
夏のように暑かったり、雨ばかり降ったり、急に寒くなったり、お陰で体調を崩したという。
身体が不調では、何事も上手く行かない。ある人は、好きな酒も美味しくなかった、この頃、漸く体調が戻り呑めそうになってきたと言った。

楽しめなかったことを急ぐ必要がある。
さしあたっては、紅葉だろう。色が褪め、散ってしまう前に目に焼き付けなくては、秋が無かったことになってしまう。


須藤の句。
茂林寺はどこにあるか知らないが、調べてみると、群馬県館林市にある寺で、分福茶釜の寺として知られている。

分福茶釜については、Wikipediaに記載がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E7%A6%8F%E8%8C%B6%E9%87%9C

「蝶々の 婦ハリ(ふわり)ととん多(飛んだ) 茶釜哉」の茶釜と分福茶釜とがどう関係しているのかはよく解らない。
茂林寺に句碑がある以上何かあるはずだ。
実は狸は蝶々の化身だったとか...


林の句。
農家の秋は収穫の時、稔の秋だ。
暑い夏も一緒に働いてきた野良着には感謝しなければ。
農家の秋惜しむは、感謝の惜しむだ。
勤め人の秋と農家の秋では、全く秋の重さが違う。


宮平の句。
秋は喪失に敏感な季節だ。
見慣れた、いつも回って、其処にある水車が、無くなっている。あるべきものの喪失を秋はより一層寂しくする。
親しい人を失った秋の空虚感は筆舌に尽くしがたい。
ジッと黙って耐えるのみだ。


秋惜しむの句を読んでいて正岡子規の句が気になった。
病ニモマケズ、俳句の道を猛進したやる気充分の子規にしては、寂しい秋だ。

最初に見た句は、妻を詠んでいる。
子規は独身だったはずだが、ハテ?

・惜むかな妻うしなひし此秋を 正岡子規

調べてみると、明治2929歳の作で、 「寒山落木 五」に収録されている。

明治29年は、子規はまだ病床ではなく活動ができた、正月には、子規庵で森鴎外、夏目漱石も参加して句会を催している。

しかし、左の腰部が腫れ歩行に支障が出て、3月にはカリエスの手術を受けている。
体調は悪化しつつあったが、子規の提唱する新しい俳句は世の中に認められるようになった年である。

この妻は、手術無かりせば妻となった女性のことだろうか
それとも別の人のことを詠んだものだろうか。


もう1句。

・生き殘る蠅ならなくに秋惜む 正岡子規

子規は蠅をよく詠んでいる。
病気が重いのを知った自身を蠅に例えたのだろう。

調べてみると、この句も明治29年、同じ「寒山落木 五」に所収だった。

明治29年の秋は、子規にとって特別の秋だったようだ。




2017-11-15 (Wed)

2017/11/15 今の相撲と横綱の品格 日馬富士の問題に関して

2017/11/15 今の相撲と横綱の品格 日馬富士の問題に関して

 日馬富士がビール瓶で同じモンゴル出身の貴ノ岩を殴り、重傷を負わせたとされる事件が問題となっている。モンゴル出身の力士の親睦会で酒に酔った上での行為で、理由は貴ノ岩の態度が悪いことを問題にしたのだそうだ。 日馬富士がどんな人なのかよく知らないが、気性は激しいが慈善事業に参加する面もあるそうで、ただ粗暴な性格ではないようだ。貴ノ岩がどんな人物かもよく知らないが、先輩の横綱が説教している最中に...

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日馬富士がビール瓶で同じモンゴル出身の貴ノ岩を殴り、重傷を負わせたとされる事件が問題となっている。


モンゴル出身の力士の親睦会で酒に酔った上での行為で、理由は貴ノ岩の態度が悪いことを問題にしたのだそうだ。


 日馬富士がどんな人なのかよく知らないが、気性は激しいが慈善事業に参加する面もあるそうで、ただ粗暴な性格ではないようだ。


貴ノ岩がどんな人物かもよく知らないが、先輩の横綱が説教している最中にスマホを取り出して操作する態度も理解することはできない。


筆者もそうされれば、ビール瓶で殴ることはしないが、2度と関係を持たないように絶縁する筈だ。


正確な状況は判らないが、この記事は事件を問題にしているのではない。


 横綱の品格が無視されている結果、資格のない横綱が商業的に作られている今の相撲界が問題と考える。


 


以前は、相撲は好きだった。


日本の国技であるし、プロ野球など比較にはならなかった。


ところが、モンゴル出身の朝青龍が横綱になった頃から相撲を見なくなった。


理由は、横綱が相手に勝って、土俵際で勝負はついているのにダメ押しで、突き倒したり、投げ落としたりして、その後自分の強さを誇示する態度が嫌いだった。


モンゴルでは、文化が違うから力を持ってるものは、それを示すのが当たり前かもしれない。しかし、相撲は日本で行われている歴史と文化の上に成り立っているもの。


横綱というものは、強いのは当たり前、その上に立派な相撲内容を取る、人格的にも人の見本になれる人であるというのが日本の横綱だと思っていた。


眼の前にいる横綱は、その品性を欠いている。


それを認めている相撲協会も嫌いだということで見なくなった。


 


 10年前に、朝青龍について記事を書いている。


今回も、その時と変わりがない。


2007/08/25 心と言葉と姿」


http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/468ce71f9924422e0f7468bf8422f9a1


 


 元々、歴史的には横綱は地位ではなかった。


最高位は大関であった。


横綱は、大関の中で特に優れた力士に与えられる称号であった。


事情は判らないが、雷電爲右エ門は、横綱に値するような成績を残しながら横綱免許は与えられなかった。


今の横綱は、日本相撲協会理事長が、審判部の要請を受けて、横綱審議委員会に横綱昇進について諮問する事になっている。


これが問題だ。


 


審議会は、大関で2場所連続優勝の様な認定基準を作ってこれに合致すれば無条件に横綱昇進を決めている。


要するに、強ければ良いのである。


相撲内容が立派であるとか、人格が優れているとか、後輩の手本になれるとかそういった品格の部分が横綱認定から欠落している。


相撲が国際化するのは良いことだが、日本の国技の相撲はどの国の人であろうと、ただ強いだけではいけない、品格も求めていることを日本の文化として求めていくことを明示し、自ら実行する必要がある。


根本の問題を解決しない限り、また問題は起きる筈だ。


 


 


 


 


『【日馬富士暴行】貴ノ岩「診断書」の謎


11/15() 16:45配信


東スポWeb


 


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報道陣に囲まれた日馬富士は暴行を認めて謝罪した


 


大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)が幕内貴ノ岩(27=貴乃花)を暴行して頭部にケガを負わせた問題は、波紋が広がるばかりだ。横綱が起こした不祥事に世間から厳しい視線が注がれているが、事件の衝撃を大きくしたのが、貴ノ岩サイドが日本相撲協会に提出した診断書の中身。脳振とうに頭部の骨折、さらには髄液(脳脊髄液)が漏れた疑い…と深刻な症状が並んだ。その一方、「全治2週間程度」で経過次第では今場所中に復帰可能との記述も。一見すると相反する内容だが、あり得ることなのか。専門家に聞いた。


 


日馬富士の暴行を受けた貴ノ岩は「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」があり、全治2週間程度との診断書が相撲協会に提出された。その診断書には「その間(2週間)に状態が安定すれば、仕事に復帰が可能と思われます」との注釈も添えられた。


 


ただ“加害者”の日馬富士は九州場所3日目(14日)から休場したが、診断書には「左上腕骨内側上果炎、左尺骨神経痛で約6週間の治療を要する見込み」と記されている。単純に比較できないこととはいえ、頭部に大ケガを負った“被害者”が「全治2週間程度」で、経過次第では土俵に復帰可能とは、あり得ることなのか。


 


これについて、新日本プロレスの医事委員会に名を連ねる牧田総合病院脳神経外科の朝本俊司医師(55)は「全治2週間はまずない。普通1~2か月は入院でしょう。頭蓋底骨折は転落事故などに見られる高エネルギー外傷ですよ。いかに力士の力で殴ったとしても、よほどの長時間と何本か割れるまでやらないとビール瓶で折れるということは考えにくい。また単独で骨が折れる箇所ではない。脳挫傷や外傷性のくも膜下出血など、脳の出血も伴うはずです」と指摘した。


 


朝本医師によれば、さらに不可解なのが「髄液漏の疑い」の文言だという。「髄液漏というのは確定診断なんです。骨折などのように『疑い』という診断はない。この診断書を書いた人がいるのなら、その人は脳外科医ではないのでは」と首をかしげた。


 


診断書によれば、貴ノ岩は11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院した。「髄液漏」まで確定した上で診断書通りの負傷であったとすれば、入院前に貴ノ岩が稽古をしたり、直前の2日に福岡・田川市役所を表敬訪問していたことは考えられないという。


 


「人間なら1000%、無理。緊急入院の大ケガです。力士としても年単位で(出場を)禁じられるでしょう。イベントにも出た上で何日後かにこの診断書というのは普通に考えにくい」


 


サッカーJ1鹿島のチームドクターを務める関純氏(西大宮病院院長)も「信じられないですね。全治2週間ということはないでしょう。頭の骨折もあって耳から髄液漏れの疑いもあるわけだから」との見解を示した。その一方で「ただ、もしかしたら(全治が長いと)加害者が重い罪になるかもしれないということを加味したのかもしれない。診断書を書く段階でそういう判断をした可能性もある」と、横綱の立場に“忖度”した可能性もあるという。


 


診断書に書かれた通りなら、貴ノ岩の力士生命は大丈夫なのか。関氏は「髄液漏れの疑いのところは、細菌が入って合併症もあり得るので一番気をつけないといけない。復帰は、しっかり止まっていることを確認してからにするべき。慎重に経過を見たほうがいい」とした上で「今場所は復帰しないほうがいい。まだ若いですから完治すれば、また相撲を取ることは大丈夫でしょう」。


 


酒で酔った末に暴力行為に走った横綱の罪の重さは変わらないが、事件には不可解な点が多いのも事実だ。』


(東スポWeb


 


 


 

2017-11-15 (Wed)

2017/11/15  日記  七五三

2017/11/15  日記  七五三

2017/11/15 (水) 旧暦:9月27日 祝日・節気: 七五三 日出 :6時16分 日没:16時34分 月出:2時49分 月没:15時00分 月齢:26.32 干支: 丙午 六曜: 大安 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 七五三 「RBC THE NEWS「きょう七五三 波の上宮は家族で賑わう」2017/11/15」 https://youtu.be/nYa7iORMlmA 『七五三(しちごさん)とは、7歳、5歳、3歳の...

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2017/11/15 (水) 旧暦:927日 祝日・節気: 七五三 日出 :616分 日没:1634分 月出:249分 月没:1500分 月齢:26.32 干支: 丙午 六曜: 大安 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 七五三

RBC THE NEWS「きょう七五三 波の上宮は家族で賑わう」2017/11/15

https://youtu.be/nYa7iORMlmA



『七五三(しちごさん)とは、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事であり、神社などで「七五三詣で」を行いご報告、感謝、祈願を行う奉告祭。

由来
天和元年1115日(16811224日)に館林城主である徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まったとされる説が有力である。

11
15日は、子供の成長を祝って神社・寺などに詣でる年中行事(神社庁による)。現在では全国で盛んに行われているが、元来は関東圏における地方風俗であった。

やがてこの儀は京都、大阪でも行われるようになり、だんだんと全国に広まっていった。

日付
旧暦の15日はかつては二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、何事をするにも吉であるとされた。また、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを神に感謝する月であり、その月の満月の日である15日に、氏神への収穫の感謝を兼ねて子供の成長を感謝し、加護を祈るようになった。

江戸時代に始まった神事であり、旧暦の数え年で行うのが正式となる[1]

神事としては、感謝をささげ祝うことが重要であるとの考え方から、現代では、数え年でなく満年齢で行う場合も多い。出雲大社に神が集まるとされる、神在月(他の地方では「神無月」)に、7+5+3=1515日となり1115日となったと言う説もある[要出典]が、実際には曖昧(そもそも神在月・神無月は旧暦10月のこと)。

明治改暦以降は新暦の1115日に行われるようになった。現在では1115日にこだわらずに、11月中のいずれかの土・日・祝日に行なうことも多くなっている。

北海道等、寒冷地では1115日前後の時期は寒くなっていることから、1か月早めて1015日に行う場合が多い。
各年齢の意味
7
歳の少女

現在は「七五三」という名称から、その年齢にやる同じ行事のように捕らえられ、そうなりつつあるが、実際には、それぞれの年齢で行う、別々の異なった行事であり、3つの子供の行事を、「七五三」と呼んだため、本来の神事の内容が薄れ、同じ行事のように思われている。そのため、現在でも地方によって年齢や祝う内容が異なる。

関東
発祥とされる関東地方では、以下のように考えられている。
   
数え年3歳(満年齢2歳になる年)を「髪置きの儀」とし、主に女の子が行う(男の子が行う例もある)。江戸時代は、3歳までは髪を剃る習慣があったため、それを終了する儀。
   
数え年5歳(満年齢4歳になる年)を「袴儀」とし、男の子が行う。男子が袴を着用し始める儀。
   
数え年7歳(満年齢6歳になる年)を「帯解きの儀」とし、女の子が行う。女子が幅の広い大人と同じ帯を結び始める儀。

3
歳は髪を伸ばす「髪置(かみおき)」、5歳は初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」、7歳は、それまでの紐付きの着物に代わって、本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解(おびとき)・紐落(ひもおとし)」の名残りである。現代では行事に正装に準じた衣装(晴れ着)で臨み、洋服の場合もあるが和服の方が多い。少女(極稀に少年)は、この時に初めて化粧(厚化粧の場合が多い)をして貰う場合が多い。最近では性別問わず三回すべて行う例も散見される。奇数を縁起の良い数と考える中国の思想の影響もある。

他の地方
上方発祥の習俗としては十三詣りがあり、これも徐々に全国に広がりつつある。

変わった所では福岡県で45歳で「ひもとき」、7歳で「へこかき」(少年)/「ゆもじかき」(少女)(いずれもふんどしや湯文字といった成人仕様の下着を初めて身につける)を行う地区がある。

3
=言葉、5=知恵、7=歯を神から授かることを感謝し、また、3歳、5歳、7歳は子供の厄の一種でもあるという考えが出雲地方にみられる[2]
...』
Wikipedia



七五三の俳句:



・雲上に冠雪の富士七五三 甲斐遊糸



・磯海女の子らも紅引き七五三 中村千恵子



・紅筆に口つき出して七五三 水口泰子



・三世代みんなめかして七五三 高澤良一



・参道は子等の花道七五三  池上和子




今日は、七五三。
15
日には神事としての意味があるので、本来はこの日に行うのだが、平日に神社にお参りするのは、今の世の中では難しい。
元々、旧暦の1115日を新暦に置き換えているだけなので、日付に拘る意味は無い。
それより、一家揃って神社に参拝したり、写真を撮ったり、食事をしたりする方が重要だ。
先週末の済ませた家族もあるだろうし、今週末の家族もあるだろう。

掲載した沖縄の波上宮の七五三の動画。
沖縄は、子供の行事(運動会や学芸会など)の日は平日でも、店を休んで行事を優先する事が許される社会なので問題はない。
子供は世の中の宝だから、本土でもそうすればよいし、個々の家庭の対応が難しいのであれば、国民休日にする方法もある。
GDPと子供の成長のどちらが大事かと言えば、子供に決まっている。

沖縄は、独自の文化が在り、神社を中心とした神事はあまり一般的ではない印象だが、子供の神事に関しては問題なく行われているようで、嬉しい。

参道の花道を着飾って歩く子供たちは眩しい。
外国人も一緒に記念撮影したがることは不思議ではない。
未来を一緒に祝うのは万国共通だ。
七五三の考え方を世界に広めることができれば、世界の子供が幸せになることができる。




2017-11-14 (Tue)

2017/11/14  日記  初時雨

2017/11/14  日記  初時雨

2017/11/14 (火) 旧暦:9月26日 祝日・節気:  日出 :6時15分 日没:16時35分 月出:1時50分 月没:14時28分 月齢:25.32 干支: 乙巳 六曜: 仏滅 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 初時雨 (☆☆ 奈良大和路 素描 ☆☆ http://blog.goo.ne.jp/tukasaf/e/12c8bceeef316be8479e0dfa2ddcebf4 より転載) 『初時雨 初冬 ...

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2017/11/14 (火) 旧暦:926日 祝日・節気:  日出 :615分 日没:1635分 月出:150分 月没:1428分 月齢:25.32 干支: 乙巳 六曜: 仏滅 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 初時雨

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(☆☆ 奈良大和路 素描 ☆☆
http://blog.goo.ne.jp/tukasaf/e/12c8bceeef316be8479e0dfa2ddcebf4
より転載)



『初時雨
初冬
           ..
その年の冬の初めての時雨。冬になってしまったという気持ちが、この季語には込められている。』
(季語と歳時記)



初時雨の俳句:



・初時雨猿も小蓑を欲しげなり 松尾芭蕉



・京へ出て目にたつ雲や初時雨 千代尼



・雪見ゆる峰をかくして初時雨 高井几董



・座敷から湯飛入るや初時雨 小林一茶



・引被る衣の香床し初時雨 各務支考




昨日は晴れの予報だったが、当たらずほとんど曇りの日だった。
今日は、曇り後雨の予報だったが、悪い時はよく当たり、雨は早く降り始めた。

この時季は一雨ごとに、一段毎寒くなって行く。
この週末は12月の寒さになるそうだ。

芭蕉の有名な初時雨の句。
江戸時代旅人が歩く初頭の冬の道には、猿もよく姿を表したのだろう。
今では、珍しいことだが、11日同じような光景に出くわした。

松本は青空で晴れていた。
158
号線で上高地方面に向かって車を走らせていた。
市街地を抜け、峠道を上り始めると曇ってきた。
山道の九十九折を登っていくと、霧が出始め、やがて細かい雨が降り始めた。

暗い長いトンネルを幾つか通り、乗鞍方面に左折すると、右側は、紅葉の時期は終わって、冷たい雨が降る冬の佇まいの山林だ。

車の前方を何かが右の山から降りてきて道路を横切った。
車が近づくと猿だった。
まだ小さく痩せた猿が、通り過ぎる我が車を逃げることもなく見ていた。

我々は車の中で温かい。
猿は冷たい雨に打たれた儘道端に座り続けていた。





2017-11-13 (Mon)

2017/11/13  日記  SDメモリーの不具合

2017/11/13  日記  SDメモリーの不具合

2017/11/13 (月) 旧暦:9月25日 祝日・節気:  日出 :6時14分 日没:16時35分 月出:0時49分 月没:13時54分 月齢:24.32 干支: 甲辰 六曜: 先負 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: SDメモリーの不具合 SDメモリーの不具合が、実は使い方の問題で、SDメモリーその物の欠陥ではないケースが多くあるのではと思った話。 SDメモリーは、様々な電気製品・機械で使っている。 ...

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2017/11/13 (月) 旧暦:925日 祝日・節気:  日出 :614分 日没:1635分 月出:049分 月没:1354分 月齢:24.32 干支: 甲辰 六曜: 先負 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: SDメモリーの不具合

SD
メモリーの不具合が、実は使い方の問題で、SDメモリーその物の欠陥ではないケースが多くあるのではと思った話。

SD
メモリーは、様々な電気製品・機械で使っている。
思いつくだけでも、カメラ、オーディオ、BDレコーダー、タブレット端末、パソコン、スマホ、ドライブレコーダーで使っている。

購入する場合、Amazonで買うことが多い。
種類が多く、選択の幅が広い、価格の幅が広く並行輸入品など安いものもあるからだ。
先日、ドライブレコーダー用にMicroSDXC64Gを購入した。安いものだと約3000円で購入できるが高いものは5万円もする。

安いものは評価が星1つの悪いものも多いが、星5つの高い人も多い。
星1つの人は、フォーマットできない、4日で使えなくなった、突然書き込み禁止になったetc 様々な理由で悪い評価をしている。
ハズレを引いたとか、安物買いの銭失いとか感想を書いている。

こうした中には、使い方の問題が相当に含まれているような気がする。
今日こんなことがあった。

旅行の写真500枚をSDメモリーリーダーを使ってPCUSBに挿し読み込んだ。
ところが先頭の50枚は読み込めるが、後はエラーになり読み込めない。
SDメモリーの欠陥で、写真がお陀仏になったかと一瞬思った。

カメラは10年前の古いものだが、発色が鮮やかなので紅葉の撮影に向いているから連れて行った。
PENTAX K20Dの適応SDメモリーはSDHCになっている。

PC
Windows10 64BitUSB3.0
SD
メモリーリーダーはUSB3.0で高速の評価があるJOBSON
読み込むソフトはPicmv

途中からエラーになるのは、SDHCメモリーがUSB3.0のスピードに追いついていないのでは考えた。
一般的には、機器は下位互換性があるので、USB3.0 の機器でUSB2.0 使用のものは使える筈だが、何となくそう感じた。

USB2.0
時代に使っていた古いSDメモリーリーダーを探し、使ってみた処問題なくすべての写真をPCに取り込むことができた。

原因は、メモリーにあるのではなく、USB3.0のリーダーが全て問題なく使えるという思い込みに在った。

ハズレとか相性とかの問題は確かに存在するが、不具合・星1つの評価の中には、使う側の使い方の問題もあると思った事例だった。




2017-11-12 (Sun)

2017/11/12  ガストホフ千石 in 乗鞍高原温泉郷  (その1)

2017/11/12  ガストホフ千石 in 乗鞍高原温泉郷  (その1)

乗鞍高原で開催された地酒フェスタに参加するために、乗鞍高原温泉郷に1泊した。 宿は、ガストホフ千石。 フェスタ会場への行き帰りやチケットについて紹介の電話をした時の印象が親切で、料金がシンプルで明瞭、他のところのように暖房費が別途1000円というようなことがなかった。また、宿泊者の評価は温泉も料理も良かったので宿泊を決めた。 行ってみると、予想通り良い宿だったの...

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乗鞍高原で開催された地酒フェスタに参加するために、乗鞍高原温泉郷に1泊した。

宿は、ガストホフ千石。
フェスタ会場への行き帰りやチケットについて紹介の電話をした時の印象が親切で、料金がシンプルで明瞭、他のところのように暖房費が別途1000円というようなことがなかった。また、宿泊者の評価は温泉も料理も良かったので宿泊を決めた。

行ってみると、予想通り良い宿だったので記事を書くことにした。


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場所は、乗鞍観光センター、乗鞍畳平シャトルバス発着所より少し手前の左側になる。
建物の前が駐車場になっているので便利だ。

建物は2棟あり、本館は洋室、別館は和室だそうだ。
今回は本館の洋室に泊まった。


<館内>

本館1階は、薪ストーブのある談話室と食事処になっている。

薪ストーブは飾りではなく、本物の薪が燃えていた。

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排気は戸外に出されているので、煙臭さはまったくない。

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新しい薪が点火され、やがて勢い良く燃え上がり、炎を立てる。
やがて、火の勢いは頂点に達し炎は消え、炭火のように紅く光り始める。


https://youtu.be/wsKiFgeCfi8


今の都市生活では家庭での火の利用は電気・ガスになり、メラメラと燃え上がる薪の火を見る機会はあまりない。

どんど焼きの焚き火でもそうだが、目の前で揺らめく炎には心を捉える力がある。
それは命のゆらめきのようにも見える。

薪ストーブの前で、深々とソファに座り、炎を見つめて時を忘れるのも悪くはない。


宿泊する部屋は2階になっている。
廊下に面して部屋のドアがあり、ホテルのような作りで、奥が洗面所・トイレになっている。
ピカピカに磨かれた木の廊下に壁も天井も木の温もりのある造作だ。


https://youtu.be/As4MkvNzasw


洗面所・トイレは明るく綺麗で、掃除も十分行われ清潔感があり、気持ちよく使用できる。


<展望>


部屋からの展望は、着いた日は天気が悪く、乗鞍岳は雲の中だった。
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<露天風呂>


この宿を選んだ理由の一つは、渓流沿いに在り、渓流の音を聴きながら露天風呂に入る事ができると利用者の評価に書かれていたからだ。

暗くなる前に露天風呂に出かけた。
貸し切りなので他の人に遠慮すること無く利用できる。

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本館の玄関から外に出て、右の方に少し下がっていく。

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薪ストーブの薪が切られている。

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渓流が見える。

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かなりの水量がある流れで、水音がすべての音を消し去っている。

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渓流を見下ろすところに、露天風呂の建物がある。

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鍵でドアを開け、中に入ると、右が脱衣所、中央に湯船、左が渓流になっている。

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湯船は、湯が覚めるのを防ぐために蓋があるので青く見える。

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縁に立つと渓流が見える。

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音も近い。

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蓋を取ると、湯は乳白色。
硫黄の匂いが立ち上り、充満する。

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湯は熱めで、露天でも温まる。
湯の中に入ると、肌がスベスベ滑らかになるのが判る。

湯船に浸かりながら、せせらぎの音を聴いていれば、若い二人でも言葉はいらない。


<食事>


食事は、本館1回の食事処でいただく。

・この日の夕食
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温かいものは温かくで、並べられていない。
鍋も着席してから、火がつけられる。

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馬刺しと虹鱒の塩焼き。

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馬刺しは、ねっとりとした食感で次第に旨味を感じる。癖のないさっぱりとした味わいだ。

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虹鱒は焼き加減がよく、身を骨からホロリと取ることができる。

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鍋の中の写真を撮るのを忘れてしまったが、豚肉、蟹、鱈、茸、白菜が入った鍋。
山と海、野菜と茸の味が絡まって美味しい。

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お肉は、後から熱々のものが運ばれた。
鶏肉の焼き物。
柔らかくジューシーな肉だ。


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茄子の味噌田楽。
味噌が赤味噌なのが名古屋人としては嬉しい。

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胡瓜、和布、カニ風味の和物。
和布のネバネバ、トロリとした食感とさっぱりとした甘酢の味が爽やかだ。


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サツマイモの自然な甘味と黒いのはプルーン。
穏やかな甘さ。


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デザートはショートケーキ。

品数も多く、ボリュームも有り、それぞれ丁寧に作られているのを感じる。 満足な夕食だった。