2017/6/30 (金) 旧暦: 閏5月7日 祝日・節気: 夏越の祓 日出 :4時28分 日没:19時00分 月出:10時53分 月没:23時27分 月齢:6.02 干支: 戊子 六曜: 大安 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 夏越の祓 (日本を発掘「もの研」便り http://monoken.jp/blog/archives/2804 より転載 ) 『名越の祓(なごしのはらえ、なごしのはらへ) 晩夏 ...
2017/6/30 (金) 旧暦: 閏5月7日 祝日・節気: 夏越の祓 日出 :4時28分 日没:19時00分 月出:10時53分 月没:23時27分 月齢:6.02 干支: 戊子 六曜: 大安 九星: 三碧木星
今日のあれこれ: 夏越の祓
(日本を発掘「もの研」便り
http://monoken.jp/blog/archives/2804
より転載
)
『名越の祓(なごしのはらえ、なごしのはらへ) 晩夏
子季語: 夏祓、水無月祓、川祓、七瀬の祓、川社、たかみそぎ
関連季語: 茅の輪、形代、御祓(みそぎ)、節折(よをり)、大祓
解説: 旧暦六月晦日に行なわれた大祓いの神事。茅の輪をくぐり、穢れを託した形代を川や海に流すことによって禊をする。現在は太陽暦の六月三十日、または月遅れの七月三十一日に行なわれる。
来歴: 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。
文学での言及: みなつきのなごしのはらへする人は千年の命のぶといふなり よみ人しらず『拾遺集』
風そよぐ奈良の小川の夕暮は御祓ぞ夏のしるしなりける 正三位家隆『新勅撰集』
実証的見解: もともとは大祓という宮中の行事で、旧暦の六月と十二月の晦日に行われたもの。のちに十二月の大祓は廃れ、疫病などが流行する時期の夏の祓が一般的になった。天皇、皇后、
東宮のための大祓は「節折」といい、竹でそれぞれの体を測り、測った長さに竹を折るという儀式。名越の祓の主なものは、茅の輪、形代、川社などである。各地の神社で見られる茅の輪は、茅萱を束ねて輪にし、参詣者にくぐらせて祓いとするもの。人形(ひとがた)や形代は、息を吹きかけたり触れたりしてその人の穢れを移し、それを川に流してみそぎとするもの。また川社(かわやしろ)は川に斎串(いぐし)を立てて祓いの儀式を行う。』
(季語と歳時記)
夏祓の俳句:
・夏祓目の行く方や淡路島 嵐雪
・出水の賀茂に橋なし夏祓 蕪村
・草の戸や畳かへたる夏祓 太祗
今日は六月三十日、夏越の祓の日。
月遅れで行うところもあり、一斉ではないが、各神社では茅の輪を設け、参拝者を迎える。
江戸の人々は、今より夏越の祓の風習には積極的だった。
熱中症と言う言葉もなく、エアコンと言う道具も無かった時代の人は、夏を無事にやり過ごすことは大切なことだった。
本人の健康管理は勿論だが、神様へのお願いも丁寧に行い、怠ることはなかった。
夏は自然災害や流行病の季節。
無事にひと夏を越す道筋には神様に導かれての安心があった。