2017年04月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2017-04-30 (Sun)

2017/04/30  日記  荷風忌

2017/04/30  日記  荷風忌

2017/4/30 (日) 旧暦:4月5日 祝日・節気: 図書館記念日 日出 :4時50分 日没:18時26分 月出:8時06分 月没:22時32分 月齢:3.61 干支: 丁亥 六曜: 友引 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 荷風忌 永井荷風の肉声の記録があった。 昭和28年は、荷風が亡くなる6年前、73歳の話し。 来し方を25分にわたって語っている。 「永井荷風 肉声 昭和28年1月」 ...

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2017/4/30 (日) 旧暦:45日 祝日・節気: 図書館記念日 日出 :450分 日没:1826分 月出:806分 月没:2232分 月齢:3.61 干支: 丁亥 六曜: 友引 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 荷風忌

永井荷風の肉声の記録があった。
昭和28年は、荷風が亡くなる6年前、73歳の話し。
来し方を25分にわたって語っている。

「永井荷風 肉声 昭和281月」

https://youtu.be/S8hSXY2naYk



『荷風忌
晩春
           .
小説家永井荷風の忌日。四月三十日。明治十二年東京に生まれる。
本名は永井壮吉。慶応大学の教授を勤めながら「三田文学」を主宰し作品を発表する。西洋至上主義的風潮に反発し、江戸の町を舞台にした作品を好んで描いた。代表作品に「あめりか物語」「ふらんす物語」「すみだ川」「腕くらべ」「墨東綺譚」など。
昭和三十四年没、七十九歳。』
(季語と歳時記)



荷風忌の俳句:



・荷風忌の雲の移り気見てゐたり  吉川高詩



・荷風忌や香水ミツコつけて出づ  馬上絹代




荷風忌の句はあまり見つからない。
男の句より女の句の方が良い。
雲では荷風らしくない。
香水を身に纏い家を出る覚悟のほうが荷風らしい。


荷風の生活は、成り行きに任せた自然なものではない。
覚悟の上に成り立った自覚によって貫かれている。
資産と名声を得ながら世間的な約束事の埒外に生きた荷風の生き方は自覚的なものだ。

自覚的に生きることは、簡単ではない。
そこに荷風の魅力があると思われてならない。




2017-04-29 (Sat)

2017/04/29  日記  山笑ふ

2017/04/29   日記   山笑ふ

2017/4/29 (土) 旧暦:4月4日 祝日・節気: 昭和の日 日出 :4時51分 日没:18時25分 月出:7時11分 月没:21時29分 月齢:2.61 干支: 丙戌 六曜: 先勝 九星: 八白土星   今日のあれこれ: 山笑ふ   (SoooooS http://sooooos.com/topics/%E6%98%A5%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%97%E3%81%AB%E8%BF%91%E5%A0%B4%E3%81%AE%E5%B1%B1%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E9%96%...

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2017/4/29 (土) 旧暦:44日 祝日・節気: 昭和の日 日出 :451分 日没:1825分 月出:711分 月没:2129分 月齢:2.61 干支: 丙戌 六曜: 先勝 九星: 八白土星

 

今日のあれこれ: 山笑ふ

 

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SoooooS

http://sooooos.com/topics/%E6%98%A5%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%97%E3%81%AB%E8%BF%91%E5%A0%B4%E3%81%AE%E5%B1%B1%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%8B%EF%BC%9F-%E9%96%A2%E8%A5%BF%E8%BF%91%E9%83%8A%E3%80%81/

より転載

 

 

 

『山笑ふ(やまわらう、やまわらふ) 三春

子季語: 笑ふ山

関連季語: 春の山

解説: 草木が芽吹き、花が咲き鳥のさえずる春の山を擬人化して「山笑ふ」といった。中国北宋の画家郭煕の「郭煕画譜」による季語である。夏の山の「山滴る」、秋の山の「山装ふ」、冬の山「山眠る」に対応する季語である。

来歴: 『俳諧通俗誌』(享保2年、1716年)に所出。

文学での言及: 春山淡冶にして笑ふが如く、夏山蒼翠とし滴るるが如く、秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如し 中国北宋の画家郭煕 『郭煕画譜』』

 

 

 

山笑ふの俳句:

 

・遠く近く讃岐は笑ふ山ばかり  合川月林子

 

・山笑ふうしろに富士の聳えつつ 島谷征良

 

・鎌倉の五山笑ひて人集ふ  稲畑廣太郎

 

・甲斐駒の深き襞あり山笑ふ  岡久枝

 

・安曇野の真中に立てば山笑ふ 藤田湘子

 

 

週末は荒れ模様の天気になった。

各地で天気は急変し、突然の雷雨や雹が襲ってきた転変激しい日になった。

 

それでも、昨日は、春の陽射しが輝き澄み切った空気の中、山々は芽吹きの緑に彩られていた。

 

荒れた天気は終わり、明日からはまた日一日と緑輝く山笑う日が続くだろう。

 

 

日本は海の国でもあるが山の国でもある。

全国の有名な山も無名の裏山も笑い転げる季節がやってきた。

 

讃岐も富士も鎌倉も甲斐駒も安曇野も、山々は句の中で笑っている。

その姿が目に浮かぶようだ。

 

この2年世事に忙しく信州にも行くことができなかった。

安曇野を取り巻く山々の笑い声を今年は聴きに行きたい。

 

2017-04-28 (Fri)

2017/04/28  日記  山吹

2017/04/28  日記  山吹

2017/4/28 (金) 旧暦:4月3日 祝日・節気:  日出 :4時52分 日没:18時24分 月出:6時20分 月没:20時21分 月齢:1.61 干支: 乙酉 六曜: 赤口 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 季語 山吹 「京の花さんぽ2015 山吹の名所 松尾大社(2015/4/19 )」 https://youtu.be/lusEex-uMSg 『ヤマブキ(山吹、棣棠、学名:Kerria japonica)はバラ科ヤ...

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2017/4/28 (金) 旧暦:43日 祝日・節気:  日出 :452分 日没:1824分 月出:620分 月没:2021分 月齢:1.61 干支: 乙酉 六曜: 赤口 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 季語 山吹

「京の花さんぽ2015 山吹の名所 松尾大社(2015/4/19 )」

https://youtu.be/lusEex-uMSg



『ヤマブキ(山吹、棣棠、学名:Kerria japonica)はバラ科ヤマブキ属(本種のみの一属一種)の落葉低木。黄色の花をつける。春の季語。

学名はスコットランドの植物学者ウィリアム・カーに由来する。

特徴
低山の明るい林の木陰などに群生する。樹木ではあるが、茎は細く、柔らかい。背丈は1mから、せいぜい2m、立ち上がるが、先端はやや傾き、往々にして山腹では麓側に垂れる。地下に茎を横に伸ばし、群生する。葉は鋸歯がはっきりしていて、薄い。

晩春に明るい黄色の花を多数つける。多数の雄蕊と58個の離生心皮がある。心皮は熟して分果になる。

北海道から九州まで分布し、国外では中国に産する。古くから親しまれた花で、庭に栽培される。花は一重のものと八重のものがあり、特に八重咲き品種(K. japonica f. plena)が好まれ、よく栽培される。一重のものは花弁は5枚。

似たもの
シロヤマブキ(Rhodotypos scandens (Thumb.) Makino)もあるが別属である。日本では岡山県にのみ自生しているが、花木として庭で栽培される事が珍しくない。こちらは花弁は4枚。

文化
古歌にも好んで詠まれ、しばしば蛙(かわず(旧かな表記では「かはづ」))とともに詠み合わせられる。太田道灌と八重山吹の話はよく知られている。詳細は、太田道灌#逸話を参照。なお、件の歌については、普通は八重咲き山吹には実がつかないことを述べた歌とされるが、「七重八重」を山吹が積み重なる様に咲く様子を述べたと解し、ヤマブキの果実が堅くて食えないので、「山ほど花が咲くのに、食える実がつかないのは情けない」とする解釈もあるらしい。

山吹色といえば、オレンジ色と黄色の中間色のことである。下のような色である。往々にして小判の色をこれにたとえる。(山吹色のお菓子・・小判の隠語)
...』
(季語と歳時記)



山吹の俳句:



・阿蘇の山八重山吹に染められて  水野弘



・鎌倉や谷戸のいづこも濃山吹  小菅高雪



・鍵屋浦八重山吹の風の彩  北村淳子



・山吹に道ふさがれて地蔵堂  藤田八重子



・校庭の声のあかるし濃山吹  芝宮須磨子



・犬に水呑ます山吹咲くかげに  佐野美智



毎年、京都松尾大社では、この時季山吹まつりが開催される。
境内には、約3,000株の山吹が植えられ、一ノ井川沿いには黄山吹、上古の庭には白山吹。
夜間のライトアップ、甘酒の振る舞い、日本酒の試飲会もあるらしい。

松尾大社は何度も行ったことがあるが、山吹の咲く頃ではない。
松尾大社は酒造りの神様だから、酒蔵、杜氏が新しい造りの始まる秋から安全な醸造を祈願に参拝する。
その頃には山吹は咲いていないのが残念だ。


満ち足りた春を演出する濃山吹は明るい。
幸せ色だ。

犬と生きた人にはよく解る。
山吹の花かげに犬を休ませて水を呑ませている佐野の充足された想いを。





2017-04-27 (Thu)

2017/04/27  ZUMBA音楽  All Night

2017/04/27  ZUMBA音楽  All Night

All Nightは、Megamix57に収録されている。 原曲を歌っているのはEl Chevo。 Official Videoは無いようなので、ZUMBAスタジオの動画で聴いてみよう。 Zumba Workout on El Chevo All Night | Megamix 57 | Zumba Dance | Choreographed by Vijaya Tupurani https://youtu.be/nuM5VPdtJ2M El ChevoのAll Nightについては、ネッ...

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All Night
は、Megamix57に収録されている。
原曲を歌っているのはEl Chevo

Official Video
は無いようなので、ZUMBAスタジオの動画で聴いてみよう。

Zumba Workout on El Chevo All Night | Megamix 57 | Zumba Dance | Choreographed by Vijaya Tupurani

https://youtu.be/nuM5VPdtJ2M


El Chevo
All Nightについては、ネット上に情報がなく、歌としてはよく判らない。


El Chevo
は、2014年にMetela Sacalaを発表し、ZUMBA採用曲として、世界的にヒットしている。

この曲は、Official videoも公開されている。

El Chevo - Metela Sacala (Official)

https://youtu.be/Y96DhAklDfw


2014
年、ロスアンゼルスで開催されたZIN Conferenceで採用されている。

Zumba Zin Conference 2014 - El Chevo "Metela Sacala" Live from L.A.

https://youtu.be/Z6qpSzjENFU


El Chevo
についても、詳しいことはわからない、
エル・チェボ(本名Cesar Alejandro Carias Caceres)は、ホンジュラス生まれの、シンガーソングライターでエレクトロ・プンタの創始者。
彼の性格は、活動的で、創造的で、夢想的である。
子供の頃から音楽に関心を持ち、オーケストラの指揮やラジオのアナウンサー、ラテンバンドのメンバーとして活躍してきた。
2014年にZUMBA Fitnessと組んで成功し、2015年にはPitbullと共演した。

キャリアは、まだこれからの人のようだ。
広い意味でZUMBA Fitness界の内部の人かもしれない。



【データ】


Official Site
http://www.elchevo.com/


Facebook
https://ja-jp.facebook.com/elchevomusica



ElChevoVEVO
https://www.youtube.com/user/ElChevoVEVO


ElChevoMusica
https://soundcloud.com/elchevomusica




2017-04-27 (Thu)

2017/04/27  日記  大きな話

2017/04/27  日記  大きな話

2017/4/27 (木) 旧暦:4月2日 祝日・節気:  日出 :4時53分 日没:18時24分 月出:5時34分 月没:19時11分 月齢:0.61 干支: 甲申 六曜: 大安 九星: 六白金星 今日のあれこれ: 大きな話 毎日報道されるくだらないニュースにうんざりしている。 北朝鮮のミサイルだ、大臣の失言だ、二世芸能人の婚約だ... ニュースを聞いても気持ちは晴れない。 そんな中、西之島...

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2017/4/27 (木) 旧暦:42日 祝日・節気:  日出 :453分 日没:1824分 月出:534分 月没:1911分 月齢:0.61 干支: 甲申 六曜: 大安 九星: 六白金星

今日のあれこれ: 大きな話

毎日報道されるくだらないニュースにうんざりしている。
北朝鮮のミサイルだ、大臣の失言だ、二世芸能人の婚約だ...
ニュースを聞いても気持ちは晴れない。

そんな中、西之島再噴火の話は大きな話で面白い。
西之島が成長して島が大きくなり、日本の国土が広がったことは記憶に新しい。
今回再爆発して、また島が成長するとますます日本の国土が広くなる。

地球のマグマレベルの話では、伊豆半島も新しく日本列島にくっついたものだそうだ。
地球レベルのタイムテーブルでは、巨大な島が日本列島にくっつくのは「すぐ」だそうだ。

「すぐ」は地球レベルの話で、人間の時間スケールに換算すると1000万年だそうだ。

有史の時代になって数千年、1万年にも満たない。1000万年の未来は人間のスケールでは永遠に近い。
大きな話だ。

この話題を考えると、日常のニュースはどうでもよくなる。
核爆発どころか富士山の爆発は巨大だ、1000万年後に日本があるのか、日本人がいるのか、人類がまだ存在しているのか......

誰にもわからない。


『西之島再噴火:日本は大きくなるか?
巽好幸  | 神戸大学海洋底探査センター教授
4/25(
) 7:30

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2013年の西之島噴火(写真:海上保安庁/ロイター/アフロ)

2017
420日、西之島が1年5ヶ月ぶりに噴火したことが確認された。報道によると、噴煙は高さ1000メートルに達し、溶岩流が海岸線まで流れたようだ。2013年に数十年ぶりの噴火が始まって新島が誕生した時には、3・11巨大地震が影響した異変だとか、富士山大噴火の予兆だとか騒がれた。もちろんこんなことは、全く科学的根拠のない「たわごと」である。

一方で、菅義偉官房長官が破顔一笑「領海が広がればいいな」と述べたのは印象的だった。西之島は今回の噴火でさらに強固になり、国民の期待に十分応えそうだ。領海だけではない。実はこの辺りの火山活動が、日本列島の陸地そのものを大きくしてきたし、これからも大きくしていく。

巨大火山が並ぶIBM

日本列島には110の活火山がある。その中でも日本最高峰富士山は神々しいまでに美しく、圧倒的に雄大だ。地球上で最も火山の密集する東北地方では、八甲田山、鳥海山、榛名山がビック3である。しかしこれらを全部合わせても富士山にはかなわない。だから多くの日本人は、富士山が日本一大きい火山だと思い込んでいる。

ところが実際は、富士山は第8位。日本にはもっとデカい火山があるのだ。それらは全て、富士山から南へ伸びる「伊豆・小笠原・マリアナ諸島」(それぞれの英語名、Izu, Bonin, Marianaの頭文字をとって「IBM」と呼ばれる)に並ぶ。

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日本の活火山とその体積。IBMには巨大火山が並び、「大陸の種」が創られている。

ただ、大部分が海中にあるので、海面上に顔を出した部分だけが火山だと勘違いしている。日本最大の火山はIBMの北硫黄島、富士山の2倍の体積だ。西之島も富士山を凌ぐ巨大火山で、海底からの高さは4000メートルにもなる。
巨大火山の地下で「大陸」が誕生する

火山活動を引き起こす「マグマ」は地下約100キロメートルで発生する。この深さでプレートから「触媒」の働きをする水が絞り出されるせいだ。しかし、このマグマのうちで、地表(海底)へ達して火山となるのはほんのわずかである。ほとんどは地下で冷え固まってしまう。つまり、火山活動と同時に地下ではどんどんと新しい「地殻」が作られ、その結果地盤が盛り上がる。実は日本列島が「山国」となったのは、この作用のおかげである。さらに言えば、こうしてプレートが沈み込む所で地殻が分厚くなることが、太陽系惑星の中で唯一地球だけに「大陸」が存在する理由なのだ(詳しくは「なぜ地球だけに陸と海があるのか」に)。

つまり巨大火山が並ぶIBMでは、まさに今、地球創生期の壮大な大陸誕生のドラマが再現されているのだ。西之島の噴火はそのワンシーンである。
大きくなる日本列島

でも、単に地盤が盛り上がるだけでは「大陸」にはならない。分厚くなった地殻、言わば大陸の「種」が集まって大きくなることが必要だ。さてここで、図をもう一度ご覧いただこう。IBMはフィリピン海プレートの上に乗っている。したがって、このプレートの動きに伴って大陸の種は日本列島へ押し寄せる。例えば丹沢山地や伊豆半島は、数百万年以上前からIBMが本州に衝突して合体したものだ。

つまり、日本列島はIBMの衝突によって大きくなってきた。そしてこの「領土拡大」は今後も続く。日本列島の面積は現在約37万平方キロメートルだが、単純に計算すると、すぐに40万平方キロメートルを超える。もっとも「すぐ」と言うのは地球時間での話であって、馴染み深い尺度に直すと1000万年先だ。

日本神話によれば、イザナギ・イザナミが天沼矛(あめのぬぼこ)で混沌とした大地をかき混ぜて日本列島を創り出したそうだ。いわゆる「国産み」である。マグマ学者にとっては、この話が西之島などの海底火山の噴火を記しているように思えてならない。』
Yahoo!
JAPANニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/tatsumiyoshiyuki/20170425-00070241/



2017-04-26 (Wed)

2017/04/26  失言する大臣が生まれる理由

2017/04/26  失言する大臣が生まれる理由

  とうとう、失言が続いた今村復興大臣が辞任した。 福島原発の避難被災者に対し、「自己責任」の言葉を使った。 今回は、地震が東京ではなく福島で起きたため被害額が少なくて済んだ、だから「東北で良かった」と発言した。   いずれも、福島の被災者を侮辱する意図を持った発言ではないことは確かで、失言とされるのは揚げ足取りと考えられなくもない。   だが、今村大臣の講演を同じ会場で聞いた安倍首相が冒頭の...

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とうとう、失言が続いた今村復興大臣が辞任した。

福島原発の避難被災者に対し、「自己責任」の言葉を使った。

今回は、地震が東京ではなく福島で起きたため被害額が少なくて済んだ、だから「東北で良かった」と発言した。

 

いずれも、福島の被災者を侮辱する意図を持った発言ではないことは確かで、失言とされるのは揚げ足取りと考えられなくもない。

 

だが、今村大臣の講演を同じ会場で聞いた安倍首相が冒頭の挨拶で「失言」を謝罪した。

この後辞任が決まった、辞任だが事実上の更迭だと思われる。

これは忖度だが、首相はこのまま聞き置いては、災いは我が身に及び、自民党にも長期政権構想にも及ぶと考えたのだろう。火事は初期消火が大切、大火災になる前に個人火災にして鎮火させるのが一番だ。

 

安倍首相は大臣の任命権者である。

任命した人が講演を聞いて失言する人が何故大臣に任命されたのか。

 

それは、大臣が人物本位で選ばれるのではなく、任命権者以外の人が事実上選んでいるからだ。

だから、大臣に必要な資質と選ばれた人の資質が一致しなくなる。

 

復興大臣の正式名称は、「復興大臣、福島原発事故再生総括担当」である。

「福島原発事故再生」が常に念頭にあれば、「失言」と揚げ足を取られるような表現は口から出ないはずだ。

それが、出てしまうというのは、自分の職責が理解できていない、言い換えればその職責を全うする資質を欠いている。

 

 

今日は復興大臣だが、大臣の資質と人物の資質の不一致は復興大臣だけではない。

 

山本幸三氏と地方創生相も同じと思われる。

「一番のがんは文化学芸員。この連中を一掃しないとだめですね」発言。

文化財を観光資源として活用する方針・仕組みを考えるのは学芸員ではない、観光に関わる大臣たちである。

人をおだてて踊らせて祭りを盛り上げることができない人に地方再生ができるはずもない。

 

金田勝年氏と法務大臣の関係はどうだろう。

これは失言問題ではないが、国会での質疑中継での答弁内容や態度を見ていると法務大臣として大丈夫だろうかと思ってしまう。

金田氏は人物としては誠実な人と思われるが、法務大臣の要求する資質とは合っていないと思われる。

頭のなかで法律体系を構築した上で概念を操作するようなことではなく、もっと人と直接会って仕事をするような職責に合いそうに思われる。

法務大臣より地方再生相の方が合っているだろう。

 

 

当選7回以上入閣待ちというような、お情け人事をしている時代ではない。

原発やミサイルやテロに向き合わなければならない今、そのような時代錯誤をしている余裕はない。

 

職責を全うできる資質の人を大臣に任命することができる環境を作らなければ問題は解決できない。

国民が大臣の資質のある人を選挙で選び、人物本位で大臣を任命する政党を選択しなければ、同じようなことが繰り返される。

 

 

 

2017-04-26 (Wed)

2017/04/26  日記  葉桜

2017/04/26  日記  葉桜

2017/4/26 (水) 旧暦:4月1日 祝日・節気: 朔 日出 :4時55分 日没:18時23分 月出:4時52分 月没:18時00分 月齢:29 干支: 癸未 六曜: 仏滅 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 葉桜 (日々雑感その2 http://nirinsou.tea-nifty.com/blog/2010/04/post-46f8.html より転載 ) 『葉桜(はざくら) 初夏 子季語: 桜若葉、花は葉に 解説: 初...

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2017/4/26 (水) 旧暦:41日 祝日・節気: 朔 日出 :455分 日没:1823分 月出:452分 月没:1800分 月齢:29 干支: 癸未 六曜: 仏滅 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 葉桜

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(日々雑感その2
http://nirinsou.tea-nifty.com/blog/2010/04/post-46f8.html
より転載





『葉桜(はざくら) 初夏
子季語: 桜若葉、花は葉に
解説: 初夏、花が散って若葉となったころの桜をいう。花が散って葉桜になってしまったという惜しむ思いと、桜若葉の美しさを愛でる思いが交錯する季語である。子季語の「花は葉に」は、葉桜を眺めながらも散り果てた花を忍ぶ思いがある。
来歴:  『俳諧通俗誌』(享保2年、1716年)に所出。』
(季語と歳時記)



葉桜の俳句:



・葉桜となりて風雨の一日かな  稲畑汀子



・葉桜の小雨に色の深まりし  岡本直子



・葉桜や庄内用水水豊か  大井彌雨



・葉櫻や深川の雨あがりをり  米須あや子



・葉桜に雨は有情でありにけり  稲畑廣太郎





葉桜に雨の句を集めてみた。

人間、生きていくには狂うことも必要だ。
狂っていれば、忘れることができる。

花狂いの季節は終わった

ビルの3階から見下ろす枝にはもう花はない。
蕊ももう残っていないようだ。

朝から降る雨に、桜の枝の若葉が色を増している。
蕾、花、雲、風、花吹雪、花筏、桜蕊...
すべて過ぎてしまった。

今日は、雨。
狂ってばかりはいられない。

音もなく降る雨と葉先から落ちる緑の雫。
すべてがしっぽりと濡れている。





2017-04-25 (Tue)

2017/04/25  日記  花山椒

2017/04/25  日記  花山椒

2017/4/25 (火) 旧暦:3月29日 祝日・節気:  日出 :4時56分 日没:18時22分 月出:4時13分 月没:16時51分 月齢:28 干支: 壬午 六曜: 先勝 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 花山椒 (mugen 方向音痴の旅人 http://yk-mugen.at.webry.info/201704/article_5.html より転載 ) 『山椒の花:     花山椒 晩春 ミカン科の落葉低木...

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2017/4/25 (火) 旧暦:329日 祝日・節気:  日出 :456分 日没:1822分 月出:413分 月没:1651分 月齢:28 干支: 壬午 六曜: 先勝 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 花山椒

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mugen 方向音痴の旅人
http://yk-mugen.at.webry.info/201704/article_5.html
より転載



『山椒の花:     花山椒
晩春
ミカン科の落葉低木。枝にとげがある。葉はたけのこ飯に添えたりして香ばしい。春、葉陰に黄色の五弁の花をつける。花だけを摘み取って醤油煮にして食したりする。』
(季語と歳時記)



花山椒の俳句:



・昼酒の酔ほのぼのと花山椒 佐久間木耳郎




山椒の新しい葉の緑が鮮やかだ。
先日いただいた朝掘りたけのこで作った炊き込みご飯の上に、摘んだばかりの山椒の葉を載せる。

熱々のご飯から立ち上る湯気が山椒の甘い香りに染められて、爽やかな気が漂う。

雄の山椒の樹の花には実がつかない。
それでも、花を摘んで醤油と味醂で炊くと春の逸品ができるそうだ。

佐久間は昼酒と花山椒を楽しんでいる。
季節の今を呑み尽くす歓びを知っている。




2017-04-24 (Mon)

2017/04/24 名古屋市長選 河村前市長が大差で再選された

2017/04/24  名古屋市長選 河村前市長が大差で再選された

自民、民進、公明、共産の守旧派の名古屋市議から支援を受けた岩城が当選しなかったのは、名古屋市民の良識によるものだ。 河村市長は誠実な政治家で評価できる人だ。 驕りの自民党政治家が金・色・失言で国民の顰蹙をかっているのとは違っている。 ただ、河村市長個人は良いのだが、政治は一人では出来ない。 減税日本の市議を増やして多数を得ることがどうしても必要だ。 ...

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自民、民進、公明、共産の守旧派の名古屋市議から支援を受けた岩城が当選しなかったのは、名古屋市民の良識によるものだ。

河村市長は誠実な政治家で評価できる人だ。
驕りの自民党政治家が金・色・失言で国民の顰蹙をかっているのとは違っている。

ただ、河村市長個人は良いのだが、政治は一人では出来ない。
減税日本の市議を増やして多数を得ることがどうしても必要だ。
それには、小池都知事のような非情さのある戦略が必要だ。

周辺に辣腕を振う人を用意して、市議選で勝てる人を養成する事が必要だ。

名古屋城木造復元には夢がある。
このテーマを掲げ、若い人から年寄りまで巻き込んだ盛り上がりを創り出せれば、市議選の勝利も実現できる。
手本は東京都にある。
名古屋の夢プロジェクトチームを動かせる辣腕の人が何人か必要だ。



『河村氏が4選 岩城氏に大差、3期目へ
2017
42420

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名古屋市長選で4選を確実とし、水をかぶる河村たかし氏=23日午後8時15分、名古屋市東区で

◆投票率、前回下回り36・90%

名古屋市長選は23日投開票され、いずれも無所属で、現職の河村たかし氏(68)=減税日本推薦=が、前副市長で弁護士の岩城正光(まさてる)氏(62)と、元会社員の太田敏光氏(68)の新人2人を大差で破り、当選を決めた。市議会解散請求(リコール)に伴う1期目途中の辞職、出直し選を含め4回目の当選となり、河村市政は3期目に入る。

選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた後、初の政令市長選だったが、投票率は36・90%で、4年前の前回を2・45ポイント下回った。

選挙戦は、2期8年の河村市政の継続か刷新かを最大の争点に、河村氏と岩城氏による事実上の一騎打ちとなった。河村氏は名古屋城天守閣の木造復元を核とした街づくりや、2012年度に始まった市民税5%減税の実績などを中心に訴えを展開。知名度の高さに加え、自らの給与削減や退職金廃止などの姿勢も評価された。

河村氏は当選確実を受け、記者会見で「市民税減税と併せ、天守木造化に対する『住民投票』のような意味合いがあった。名古屋人の郷土愛の深さが表に出た。1000年大事にし、まず100年で国宝を目指す」と述べた。全国的な改革勢力の結集への思いも強く、7月の東京都議選を視野に、小池百合子知事との連携を模索していくとみられる。

岩城氏は、自民、民進、公明、共産の各市議から支援を受け、社民党愛知県連合が支持。議会や市職員との対立で現市政が停滞していると批判し、市民税減税の廃止などを掲げた。だが有権者に浸透せず、知名度不足も響いた。太田氏は街頭演説で減税廃止などを訴えたが、及ばなかった。』
(中日新聞)




2017-04-24 (Mon)

2017/04/24 藤井四段 羽生三冠にも勝ってしまった!!

2017/04/24  藤井四段 羽生三冠にも勝ってしまった!!

AbemaTV企画の藤井四段炎の七番勝負の最終戦、最後の相手は羽生三冠。 どこまでやってくれるかと思ったら、勝ってしまった。 それも完勝に近い堂々たる勝ち方だったようだ。 羽生3冠の感想は、 ・「鋭い攻めの印象を持った。いまの時点で非常に強い。ここからどれだけ伸びるのか。すごい人が現れた」 ・「今の藤井さんはかなり完成されているというか、しっかりして...

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AbemaTV
企画の藤井四段炎の七番勝負の最終戦、最後の相手は羽生三冠。

どこまでやってくれるかと思ったら、勝ってしまった。
それも完勝に近い堂々たる勝ち方だったようだ。

羽生3冠の感想は、
・「鋭い攻めの印象を持った。いまの時点で非常に強い。ここからどれだけ伸びるのか。すごい人が現れた」
・「今の藤井さんはかなり完成されているというか、しっかりしているので、私がプロに成り立ての時と全く違うところだと思います」

将棋界のレジェンド羽生三冠も藤井四段の実力が並外れていることを認めている。

勝負は防御と攻撃の両面があり、このバランスが取れていないといけないが、藤井四段は若いが既にこの領域に達している。
中盤までは確りと相手の攻めを防ぎ、相手を攻める機を掴まえると一気呵成に詰めてしまう。
読むスピード、打つスピードが速く、相手は圧倒されてしまう。

脚も使え、接近戦の防御・打ち合いもでき、必殺のKOパンチを持っている最強のボクサーのようだ。

公式戦も13連勝中。
最早、舞台は逆転している。
今は、誰が藤井四段を止めるかが問題になっている。


『羽生に勝った!14歳の中学生棋士・藤井四段、公式戦13連勝の実力証明

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インターネットテレビの番組で対局した藤井聡太四段(左)と羽生善治3冠=東京都内のスタジオ(日本将棋連盟提供)
インターネットテレビの番組で対局した藤井聡太四段(左)と羽生善治3冠=東京都内のスタジオ(日本将棋連盟提供)

将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が、23日放送のインターネット配信番組「AbemaTV(ティーヴィー)」が企画した非公式戦で、羽生善治3冠(46)に勝利した。昨年12月のプロデビュー戦以来、公式戦は無敗で13連勝中の中学3年生。将棋界を牽引してきた第一人者を破り、その実力を改めて証明した。(サンケイスポーツ)

快進撃を続けるスーパー中学生が、ついに将棋界のスーパースターも倒した。羽生3冠との対局はインターネットテレビの企画で、藤井四段が一流棋士7人と対局する「炎の七番勝負」の最終第7局で実現。両者は3月26日に別のインターネット企画で対戦。羽生3冠が勝利したが、今回の対局の収録が2月18日と先で、“初対局”を制したのは藤井四段だ。

「羽生先生の将棋を見てここまで来た。緊張もありました」と藤井四段。先手番ながら、相手の手も受ける大人びた対局を見せ、終盤羽生3冠に追い上げられたものの、111手で冷静に勝ちきった。

「勝ちを意識した局面で読み筋にない手を指され、動揺した。終盤における羽生先生の怖さを実感した」と藤井四段。一方の羽生3冠は、「鋭い攻めの印象を持った。いまの時点で非常に強い。ここからどれだけ伸びるのか。すごい人が現れた」と漏らした。

この「炎の七番勝負」では、トップ棋士の佐藤康光九段(47)、深浦康市九段(45)ら7人の実力派と対戦。結果は藤井四段の6勝1敗と、ホープの永瀬拓矢六段(24)に敗れただけの驚異的な成績で終えた。

「望外の結果です」と振り返った藤井四段は、2016年10月に14歳2カ月でプロ入り。最年少記録を62年ぶりに塗り替えた。「ひらがなより先に覚えた」という将棋は5歳のときに祖母に教わった。小学4年生で関心事に「尖閣諸島問題」や「原発」を挙げ、今は気象庁のホームページを見ることが好きという。

1985年、同じく中学3年(15歳2カ月)でプロ入りした羽生3冠は「かなり完成されている。私がプロになったときとは違う」と“ライバル誕生”を歓迎した。



【プロフィル】藤井聡太(ふじい・そうた) 2002(平成14)年7月19日生まれ、14歳。愛知県瀬戸市出身。名古屋大教育学部付属中3年。5歳で将棋を始め、小学4年のときにプロ棋士養成機関「奨励会」に入会。16年10月、最年少の14歳2カ月でプロ入り。これまで現役最高齢棋士の加藤一二三・九段(77)が持っていた14歳7カ月の最年少記録を、62年ぶりに更新した。
』(産経ニュース)




2017-04-24 (Mon)

2017/04/24  日記  桜貝

2017/04/24  日記  桜貝

2017/4/24 (月) 旧暦:3月28日 祝日・節気:  日出 :4時57分 日没:18時21分 月出:3時35分 月没:15時43分 月齢:27 干支: 辛巳 六曜: 赤口 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 季語 桜貝 「桜貝 Cherry Blossom Shell 早春賦」 https://youtu.be/hD9Hfc__jZA 『桜貝(さくらがい、さくらがひ) 三春 子季語: 花貝、紅貝 解説...

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2017/4/24 (月) 旧暦:328日 祝日・節気:  日出 :457分 日没:1821分 月出:335分 月没:1543分 月齢:27 干支: 辛巳 六曜: 赤口 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 季語 桜貝

「桜貝 Cherry Blossom Shell 早春賦」

https://youtu.be/hD9Hfc__jZA



『桜貝(さくらがい、さくらがひ) 三春
子季語: 花貝、紅貝
解説: 淡い紅色の可憐な貝。波打ち際に桜の花びらのように漂着する。古くから歌にも詠まれてきた。
来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
文学での言及: 吹く風に花咲く波のをるたびに桜貝寄る三島江の浦 西行『夫木和歌抄』
実証的見解: 桜貝はニッコウガイ科の二枚貝で北海道から九州にかけて日本全国の沿岸の砂泥の中にもぐって棲息する。浜辺によく打ち上げられる貝で、大きさは二センチから三センチくらい。
形は楕円に近い扇形で薄い扁平。光沢があり、その名のように桜色をしている。貝殻が美しいので貝殻細工に利用される。』
(季語と歳時記)



桜貝の俳句:



・紀の海の波より生れし桜貝 田畑美穂女



・遠浅の水清ければ桜貝 上田五千石



・さくら貝探す乙女のうしろ影  宇都宮滴水



・さくら貝五枚拾ひて花にする  齋藤實



・現し世の今美しや桜貝 後藤夜半




青い空と春の陽がまばゆい珊瑚の白浜。

どこまでも人一人いない海。
聞こえるのは波の音ばかり。
押し寄せては引いていく波。
波が引くと砂が水を吸い込み砂浜が現れる。

その洗われた砂地に白く、薄桃色に輝く桜貝がある。

桜貝の季節ももうそこに来ている。

宮古島の浜では桜貝が見つかるだろう。




2017-04-23 (Sun)

2017/04/23  日記  八重桜

2017/04/23  日記  八重桜

2017/4/23 (日) 旧暦:3月27日 祝日・節気:  日出 :4時58分 日没:18時20分 月出:2時57分 月没:14時38分 月齢:26 干支: 庚辰 六曜: 大安 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: 八重桜 (八重桜 関山 兵庫と神戸の写真ブログ-2016 http://mari.cocolog-nifty.com/mari/2007/04/post_b642.html より転載 ) (八重桜 一葉 日本の桜ガイド ...

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2017/4/23 (日) 旧暦:327日 祝日・節気:  日出 :458分 日没:1820分 月出:257分 月没:1438分 月齢:26 干支: 庚辰 六曜: 大安 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 八重桜

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(八重桜 関山
兵庫と神戸の写真ブログ-2016
http://mari.cocolog-nifty.com/mari/2007/04/post_b642.html
より転載




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(八重桜 一葉
日本の桜ガイド
http://www.asia-network.in/A2.htm
より転載




『八重桜(やえざくら)は八重咲きになるサクラの総称[1]。ヤマザクラやサトザクラより変化したものでボタン桜とも呼ばれる[2]

概要
八重桜は一つのサクラの品種ではなく、八重咲きに花を付けるサクラの総称である。多くの品種があり、日本でとりわけ多くみられる品種としてはカンザン(関山)やイチヨウ(一葉)、フゲンゾウ(普賢象)、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)などがある[1]

花弁の枚数は300枚近くに達する例もあり、花弁が非常に多く細い菊咲きの場合には特にキクザクラという名称で呼ばれることもある。

多くはヤマザクラやソメイヨシノに比べて開花期が12週間ほど遅く、ちょうどソメイヨシノが散るのと同じ時期に開花を始める。関東や関西での見頃は4月中旬以降であり、開花から散り始めまでの期間が比較的長いのも特徴になっている。花はやや大きめで丸くふんわりとした形になり、一輪から非常に豪華に花ビラを重ねるものまで多彩である[3]

多くの園芸品種が作出されており、フゲンゾウは室町時代から存在していた事が知られており、今日では強健さと鑑賞性の高さを特徴とするカンザンとイチヨウが多く植樹されている[4][5]。関東では新宿御苑が、関西では「桜の通り抜け」として知られる大阪の造幣局がヤエザクラの名所として有名である。

和歌に詠まれた八重桜
八重桜は古くより春の風物詩として親しまれ、日本人との関わりの歴史は長い。 「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」(伊勢大輔)[1]

女房装束
平安時代に宮仕えをしていた女房の装束で五衣に桜色を用いることを「八重桜」と表現していた[2]。』
Wikipedia



八重桜の俳句:



・落ちてなほ丸々と八重桜かな  眞田忠雄



・優しくて女優のようね八重桜  志貴香里



・優しさを重ねて匂ふ八重桜 松井多美子



・八重櫻父の慈愛に触れにけり  吉野のぶ子



・亡き母に尽くす気に咲く八重桜  末 吉治子



・父ははのめでたく老いぬ八重桜  柴田佐知子




桜の歴史は山桜から始まり、それを愛でた人の手によって育てられ、様々な桜が作られてきた。
それらの新しく生まれた桜の総称が里桜らしい。染井吉野も里桜に入るそうだ。

名古屋の桜通りには八重の桜が植えられており、今が満開で豪華な花で通りを飾っている。
樹の名札を見ると里桜と書かれている。里桜は品種名ではないので、写真と照らし合わせると関山のようだ。

八重桜も品種が多く、容姿はそれぞれ違っている。
代表的な関山と一葉をくらべてもかなり違う。
寒山は妖艶・豊満な風情だが一葉は淡く軽やかで初々しい。

染井吉野は夭折が運命づけられている気品ある女性のようだ。
一方、八重桜は品種が多く一概には言えないが、俳人たちは優しさを感じているようだ。

優しさの中には、見る人を受け入れてくれる包容力を感じさせるのか、俳人たちに父・母を想い起こさせている。

目の前にいない母・父に会いたくなったら、八重桜を見に行くと会えるかもしれない。





2017-04-22 (Sat)

2017/04/22  日記  山桜

2017/04/22  日記  山桜

2017/4/22 (土) 旧暦:3月26日 祝日・節気:  日出 :4時59分 日没:18時19分 月出:2時20分 月没:13時35分 月齢:25 干支: 己卯 六曜: 仏滅 九星: 一白水星 (せいいちろうのへや http://www5b.biglobe.ne.jp/~s_mori/spring/yamazakura.htm より転載) 「吉野山心沁みいる山桜〜日本の花旅 一目千本桜〜」 https://youtu.be/a7T1Ku7SQH4 ...

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2017/4/22 (土) 旧暦:326日 祝日・節気:  日出 :459分 日没:1819分 月出:220分 月没:1335分 月齢:25 干支: 己卯 六曜: 仏滅 九星: 一白水星

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(せいいちろうのへや
http://www5b.biglobe.ne.jp/~s_mori/spring/yamazakura.htm
より転載)


「吉野山心沁みいる山桜〜日本の花旅 一目千本桜〜」

https://youtu.be/a7T1Ku7SQH4



『ヤマザクラ(山桜)

ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba, 1992(Synonym : Prunus jamasakura Sieb. ex Koidz., 1911)[1] はバラ科サクラ属の落葉高木。日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。サクラの仲間では寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になる。樹形は箒形で、ケヤキに似る。ヤマザクラを原種として品種改良された種も多い。多くの場合葉芽と花が同時に展開する(開く)ので、これがソメイヨシノと区別する大きな特徴となる。日本、台湾、韓国、北朝鮮に分布。開花時期は3-4月頃。

分類
サクラの属名は日本では長いことPrunus、和名ではスモモ属とする分類が主流だったが、昨今の研究ではCerasus(サクラ属)とするものがある。日本では前者、分けてもサクラ亜属(subg. Cerasus)とするものが多かったが、近年は後者が増えてきているしかしCerasusとすることで決着した訳ではない。海外では、現在もPrunusに分類するのが主流である。
概説
ソメイヨシノのように満開を過ぎたころに葉が出るのではなく、開花と同時に赤茶けた若葉が出る
個体変異種の一つのヒロシマエバヤマザクラ。花弁の数が倍以上ある

ヤマザクラは同一地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。 ヤマザクラは独立した種であるが、近代の分類記載において多くの野生桜との混同が多く、野生桜を総じて山桜と呼ぶケースやカスミザクラやエゾヤマザクラをヤマザクラと同種に見なすケースなどがあり、専門家の書いた記述についても注意が必要である。この原因には、日本の野生桜が多くの変異を引き起こしやすいこと、交雑によると見られる雑種が多く生じやすいこと、古来から花が好まれたことで広く人工的に植栽されたことで交雑個体や変異個体が広く分布する原因になっていることなどがある。

同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、同じサクラでもソメイヨシノと異なり、短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できる。ソメイヨシノの植栽の普及する前の花見文化はむしろ、このように長期間にわたって散発的に行われるものであった。

新芽から展開しかけの若い葉の色は特に変異が大きく、赤紫色、褐色、黄緑色、緑色などがあり、裏面が白色を帯びる。 花弁は5枚で、色は一般的に白色、淡紅色だが、淡紅紫色や先端の色が濃いものなど変化も見られる。樹皮は暗褐色または暗灰色。

家具の材料としても人気が高い。樹皮は樺細工などに利用される。

「吉野の桜」とは、本来この山桜を指すものであり、日本の象徴とされた桜でもある。長寿な種であり、尾所には樹齢500年を越えるものが見られる。
』(Wikipedia



山桜の俳句:



・吉野山さくらさくらと暮れにけり  小泉貴弘



・奥千本庵がこひに山ざくら  瀧澤白絣



・越後路は今を盛りよ山桜  和智秀子



・空海の突きし杖より山桜  近藤幸三郎



・伊豆急は海に沿ひゆき山桜  嶋田一歩



・絢爛と呼ぶにはやさし山桜  ことり



・今年またかの山桜に会ひに行く  小西瑞穂




まだ、山桜は咲いている。
近くで見ると、小さな白い花びらは端正に見える。

桜の代表の染井吉野のイメージが強すぎるので、咲いたかと思えば散ってしまう、それが桜の風情になっている。
山桜は新芽と花が同時に開くので染井吉野とは風情も違う。

染井吉野が生まれたのは、江戸末期の染井村だから、江戸中期以前に桜として人々が楽しんだのは山桜になる。
江戸と京都との関係にも似て、染井吉野と山桜の関係も山桜のほうが桜としての主役の歴史が長い。

山桜のほうが樹として強いし、寿命も長い。
山には山桜を植えたほうが自然といえる。

愛する山桜に逢いに行くことは、まだできる。
花の季節はまだ終わっていない。





2017-04-21 (Fri)

2017/04/21  日記  残花

2017/04/21  日記  残花

2017/4/21 (金) 旧暦:3月25日 祝日・節気:  日出 :5時01分 日没:18時19分 月出:1時40分 月没:12時35分 月齢:24 干支: 戊寅 六曜: 先負 九星: 九紫火星 (≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄 】 http://nobu-haiku.cocolog-nifty.com/sinnpenn/2009/04/post-d2cf.html より転載) 『残花(ざんか、ざんくわ) 晩春 子季語: 残る花、...

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2017/4/21 (金) 旧暦:325日 祝日・節気:  日出 :501分 日没:1819分 月出:140分 月没:1235分 月齢:24 干支: 戊寅 六曜: 先負 九星: 九紫火星

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(≪‘のぶ`のフォト俳句≫~from伊勢 【 日々身辺抄
http://nobu-haiku.cocolog-nifty.com/sinnpenn/2009/04/post-d2cf.html
より転載)



『残花(ざんか、ざんくわ) 晩春
子季語: 残る花、名残の花、残る桜、残桜
関連季語: 余花
解説: 散り残る桜である。花時を過ぎて旅の途中などで出会うと、思わぬ名残の桜に心がすくわれる。初花とはまた違うが、花に出会えた喜びは大きい。「余花」は、葉桜のなかに咲き残る花で、夏の季語となる。
来歴: 『俳諧通俗誌』(享保2年、1716年)に所出。』
(季語と歳時記)



残花の俳句:



・夕ぐれの水ひろびろと残花かな 川崎展宏



・大滝に雲凝る朝を残花散る 松本幹雄



・鉄舟寺雨そこそこに残花かな 杓谷多見夫





公園の桜は散ってしまった。

桜の代表が染井吉野だから已むを得ないが、季節は残花に移っている。
伸び始めた若葉により枝は緑の色を濃くしている。

だが、桜は染井吉野だけではない。
白い可憐な花を咲かせているのは山桜。
枝垂れ桜もまだ花は散っていない。
まだまだ花は盛りである。

夜9時を過ぎ、日本酒の会の宴が終わった。
桜鯛を肴に選ばれた美酒をいただいた刻は過ぎてしまった。
同好の士との日本酒談義は楽しい余韻を残している。

旬彩処かのうを出ると、店の前に夜桜が花盛りだった。
八重の里桜だ。
染井吉野が淡麗水口とすれば、里桜は重厚な無濾過生原酒といったら良いだろう。

桜通りを歩くと、此処もまた里桜の花盛りだった。

いやはや、この世も花の色香に満ちている...




2017-04-20 (Thu)

2017/04/20  日記  桜蘂

2017/04/20  日記  桜蘂

2017/4/20 (木) 旧暦:3月24日 祝日・節気: 穀雨、郵政記念日 日出 :5時02分 日没:18時18分 月出:0時59分 月没:11時37分 月齢:23 干支: 丁丑 六曜: 友引 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 桜蘂 (花彩々 雪月花 http://blog.goo.ne.jp/fukunohani/e/3bd2d98563a12f06264f4772a84ac6f0 より転載) 『桜蘂降る 晩春       ...

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2017/4/20 (木) 旧暦:324日 祝日・節気: 穀雨、郵政記念日 日出 :502分 日没:1818分 月出:059分 月没:1137分 月齢:23 干支: 丁丑 六曜: 友引 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 桜蘂

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(花彩々 雪月花
http://blog.goo.ne.jp/fukunohani/e/3bd2d98563a12f06264f4772a84ac6f0
より転載)



『桜蘂降る
晩春
           .
花が散り終わったあと、こまやかな桜の蘂が降ることをいう。花蘂が降るころのひそやかさは、花の頃とは別の趣がある。』
(季語と歳時記)



桜蘂の俳句:



・一面に桜蘂敷き異人墓  久次米平



・桜蘂払ひて御所の門くぐる  藤原良子



・桜しべ踏みてあらはる郵便夫  高木伸宜



・おほかたは根に還りたる桜蘂  深澤鱶



・空席を数へて坐るさくらしべ  北川孝子



・さくら蘂あきらめ色をしてゐたり  久染康子



・言ひ過ぎしあとの寡黙の桜蘂  杉田さだ子



・桜蘂見かへる人もあらざりし  四條進




花も散る時が来て、花筏となり花の屑ともなる。
それも美しい。

花びらが散った後、蕊が残される。
残された蕊もやがて地に落ちる。
蕊は紅く、降り敷かれた地面は紅色に染まる。
桜蘂の道もまた美しい。

桜蘂降るは季語であるが、桜蕊だけでは季語にはならないという人がいる。
桜蘂が花の時期だけでなく、夏も秋も冬も枝にあれば季語にはならないのは解るが、花びらを追うように自分も落ちてしまう。
降り積もった後の紅く染まった地面も感慨を引き起こす美しさを持っている。

桜蘂だけでも季語として良いと思う。
それで、「桜蘂降る」ではない句を集めてみた。




2017-04-19 (Wed)

2017/04/19  日記  禅語 「看花須具看花眼」

2017/04/19  日記  禅語 「看花須具看花眼」

2017/4/19 (水) 旧暦:3月23日 祝日・節気: 下弦 日出 :5時03分 日没:18時17分 月出:0時15分 月没:10時42分 月齢:22 干支: 丙子 六曜: 先勝 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 禅語 看花須具看花眼 (弘前公園 http://www.hirosakipark.jp/2981.html より転載) (現身日和 【うつせみびより】 http://utusemibiyori.com/blog-entry-2647....

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2017/4/19 (水) 旧暦:323日 祝日・節気: 下弦 日出 :503分 日没:1817分 月出:015分 月没:1042分 月齢:22 干支: 丙子 六曜: 先勝 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 禅語 看花須具看花眼

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(弘前公園
http://www.hirosakipark.jp/2981.html
より転載)

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(現身日和 【うつせみびより】
http://utusemibiyori.com/blog-entry-2647.html
より転載)




「花を看るに 須く看花の眼を具すべし」は、鎌倉時代の京都建仁寺の僧、別源円旨の『南遊東帰集』の漢詩文の一節である。

別源円旨は、臨済宗の僧で、幼少のとき出家し、円覚寺の東明慧日に師事した。 後,求道のために諸国の寺を遊歴した。 元に渡り修行の後、故郷越前に弘祥寺を創建したが、足利義詮の招請によって建仁寺の住職となった。
在元中の『南遊集』と帰国後の『東帰集』の詩文集を纏めたものが「南遊東帰集」である。

意味は、花の観方については花を看る眼を持つべしと言っている。
盛の花は勿論のこと、まだ蕾の段階の枝を見上げるのも良い。散ってしまった花びらの絨毯を眺めることも良い。
誰が見ても美しい満開の花だけではなく、まだ蕾の中にある花を見、散ってしまった花びらの中に花を見る。
花の本質を看ることができる眼を持つことが大切だ。


まだ枝垂れ桜は花盛りだが、染井吉野の花時は過ぎ、若葉が緑色に萌え始めた。
葉桜の中に看花眼は花を見る。




2017-04-18 (Tue)

2017/04/18 日記  花守

2017/04/18  日記  花守

2017/4/18 (火) 旧暦:3月22日 祝日・節気: 発明の日 日出 :5時04分 日没:18時16分 月出:#NAME? 月没:9時50分 月齢:21 干支: 乙亥 六曜: 赤口 九星: 六白金星 今日のあれこれ: 季語 花守、桜守 『桜守「佐野藤右衛門」』 https://youtu.be/ztmARzHbMW0 『花守:            花の主、花のあるじ、桜守 晩春 寺や庭園、山...

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2017/4/18 (火) 旧暦:322日 祝日・節気: 発明の日 日出 :504分 日没:1816分 月出:#NAME? 月没:950分 月齢:21 干支: 乙亥 六曜: 赤口 九星: 六白金星

今日のあれこれ: 季語 花守、桜守

『桜守「佐野藤右衛門」』

https://youtu.be/ztmARzHbMW0



『花守:            花の主、花のあるじ、桜守
晩春
寺や庭園、山野等の桜の木の手入れをしたり、番をしたりする人。和歌から派生した季語である。』
(季語と歳時記)



花守の俳句:



・一里はみな花守の子孫かや 松尾芭蕉



・花守の幹に掌を当てつぶやける  河崎尚子



・花守の一途の恋の一樹かな  高橋和女




世の中には、色々な仕事がある。
頭を使う仕事や、身体を使う仕事、儲かる仕事や、儲からない仕事、きれいな仕事や汚い仕事...

花守という仕事は、良い仕事だ。
それで生活をしていけるかという点を除けば魅力的な仕事だ。

桜が毎年花を咲かせてくれるように見守って処置をするのが花守の仕事だ。

一本一本の桜の木の状態を常に把握していることが必要だが、具体的には、
・成長状況
・蕾の数、付き具合
・開花時期
・葉の時期・茂り具合
・落葉時期
などを常時確認し、樹の元気さを把握する。
その上で、問題が在れば対策を講じる事になる。
・土壌の改良
・枝の剪定
・防虫処理
など

有名な弘前城の桜は、独特な桜の管理をしている。
生きた枝でも大胆に剪定し、花芽の多い若い枝を伸ばすというのが弘前城の花守のやり方だそうだ。

芭蕉が見た里の桜は、村人一人ひとりが面倒をよく見たのだろう。
村ごと地域が桜を愛すれは、毎年桜は美しい花を咲かせ、地域の人の眼を楽しませてくれる。
花守村があれば、そこの住人になりたいものだ。

花の時期だけでなく、夏も秋も冬も愛する恋人のように世話をするのが花守だ。

花守の眼は、今だけではなく去年も一昨年も来年も再来年も樹の成長を愛おしく見ている。


佐野藤右衛門氏は、現存する有名な花守だが、亡くなった花守には笹部新太郎氏がいる。
こうした一生を桜に尽くした花守が居るから、日本の桜は今も美しい。


笹部新太郎
Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%B9%E9%83%A8%E6%96%B0%E5%A4%AA%E9%83%8E




2017-04-17 (Mon)

2017/04/17  日記  花筏

2017/04/17  日記  花筏

2017/4/17 (月) 旧暦:3月21日 祝日・節気: 土用 日出 :5時06分 日没:18時15分 月出:23時28分 月没:9時02分 月齢:20 干支: 甲戌 六曜: 大安 九星: 五黄土星 今日のあれこれ: 季語 花筏 (北斗星〜仕事も遊びも一生懸命 https://twitter.com/big_dipper2015/status/717670221557792768/photo/1 より転載) 『花筏 晩春            . 水面...

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2017/4/17 (月) 旧暦:321日 祝日・節気: 土用 日出 :506分 日没:1815分 月出:2328分 月没:902分 月齢:20 干支: 甲戌 六曜: 大安 九星: 五黄土星

今日のあれこれ: 季語 花筏


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(北斗星〜仕事も遊びも一生懸命
https://twitter.com/big_dipper2015/status/717670221557792768/photo/1
より転載)


『花筏
晩春
           .
水面に散った桜がかたまりとなって、優雅に流れるさまをいう。流れる様子を筏に見立てての言葉。花の散りかかる筏を言う場合もある。』
(季語と歳時記)


花筏の俳句:



・木曽谷の奥戸に澄めり花筏  松崎鉄之介



・水門を抜ければ浜離宮花筏  保坂加津夫



・北上川の渦に解かるる花筏 菅原修子



・風の詩乗せて静かに花筏  稲辺美津



・道草を食ふ子追ひ越し花筏  神谷文子




蕾が膨らみ、花が咲いて、時が来て散る。
桜はその転変が速い。
少し雨が降ったり、風が吹いたりして、花から目を離していると、眼を戻したときには、もう花びらが無かったりする。

桜の花は目が離せない。

散った後も、美しいから、見届ける注意も大切だ。

木曽も浜離宮も北上川も花筏は浮き、流れていた。
花筏を見つめる目には、花びらの最後が愛おしい。


花筏は、一瞬の静止画も良いが、筏だから流れる姿も良い。

2017 04 12 石神井川の花筏」


https://youtu.be/lnERhqRtV8c




2017-04-16 (Sun)

2017/04/16  藤井四段  炎の七番勝負6戦目も勝つ

2017/04/16  藤井四段  炎の七番勝負6戦目も勝つ

6戦目の相手は、佐藤康光九段。 現役最強クラスの実力者だ。 この人にも勝ってしまった。 誰も予想しなかったことが歴史のある真剣勝負の世界で起きている。 事実というものは認めるより仕方がない。 勝負の世界で絶対はないが、平野美宇が丁寧に勝ち優勝も藤井四段の6勝も起こり得ないことが、眼の前で起きている。 不思議だ。 佐藤九段...

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戦目の相手は、佐藤康光九段。
現役最強クラスの実力者だ。
この人にも勝ってしまった。
誰も予想しなかったことが歴史のある真剣勝負の世界で起きている。

事実というものは認めるより仕方がない。
勝負の世界で絶対はないが、平野美宇が丁寧に勝ち優勝も藤井四段の6勝も起こり得ないことが、眼の前で起きている。

不思議だ。

佐藤九段は新しい手で指したそうだが藤井四段は動ぜず、読み切って圧勝した。
将棋は素人なので判らないが、藤井四段は今までにない将棋に滅法強いようだ。
公式戦と違って、時間が短く、速い読みと指し手が要求される、個々の能力がずば抜けてあるのだろう。

七番勝負最後の試合は、羽生三冠との勝負。
大番狂わせも無いとはいえない状況だ。
時間制限ありの短時間勝負の利が藤井四段にあれば、勝機もあるはずだ。

この試合は423日午後7時から下記インターネットTV(将棋チャンネル)で放送される。
https://abema.tv/



『将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」佐藤康光九段に快勝 最終戦は羽生善治三冠
4/16(
) 21:50配信

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5
1敗の好成績で最終戦を迎える藤井聡太四段

大先輩の独特な仕掛けを、真正面からぶち破った。史上最年少プロ棋士の藤井聡太四段(14)が、7人の先輩プロ棋士と対決する「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」の第六局に挑み、タイトル獲得13期、永世棋聖の称号を持つ佐藤康光九段(47)を95手で破った。序盤は角交換からダイレクト向かい飛車で進んだが、藤井四段は惑わされることなく、徐々に戦況を整え快勝。将棋ファンも想像しなかった51敗の好成績で、最終戦となる羽生善治三冠(46)との一戦に臨むことになった。

見慣れない盤面の様子にも、しっかりと落ち着いて指し回した。数々の新手を作っていた佐藤九段を相手に「序盤の構想がとても難しかった」としながらも、少しずつ有利な形勢を作り上げた。「最後の寄せが見えた時に、はっきり勝ちになったかなと。本当に勉強になりましたし、勝ったことで自信にもなりました」と話すと、少し表情を緩めた。

戦前は「先輩の意地を見せたい」と話していた佐藤九段も、想定外の完敗に脱帽だ。「藤井四段とは練習将棋も1回も指したことがなかったので、初めて対局した。一方的にやられてしまった。非常に攻守バランスが取れていて、終盤力はさすが。期待の新人ですので、これからも活躍を見守っていきたい」と、その実力を認めた。
将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」佐藤康光九段に快勝 最終戦は羽生善治三冠

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敗れた佐藤康光九段

第二局こそ敗れたものの、その他の対局はすべて快勝と言っていい内容での51敗。最終戦となる第七局は、言わずと知れた将棋界のレジェンド、羽生三冠と対戦する。藤井四段は「僕が言うまでもなくスーパースター。恐れ多いところもあるが、せっかくの機会ですので、全力で自分の力を出し切りたい」と、同じく中学生でプロデビューした羽生三冠への思いを語った。

七冠独占、タイトル通算97期、竜王を除く永世六冠など、名誉を並べればきりがないほどの羽生三冠に、破竹の勢いの藤井四段はどう戦うのか。新旧の天才棋士同士による対局は423日午後7時から放送される。』
AbemaTIMES
https://abematimes.com/posts/2261249




2017-04-16 (Sun)

2017/04/16  日記  落花

2017/04/16  日記  落花

2017/4/16 (日) 旧暦:3月20日 祝日・節気: イースター 日出 :5時07分 日没:18時14分 月出:22時39分 月没:8時18分 月齢:19 干支: 癸酉 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星 今日のあれこれ: 季語 落花 「桜散る2017」 https://youtu.be/gKE-47jsEbM 『落花(らっか、らくくわ) 晩春 子季語: 花散る、散る桜、花吹雪、桜吹雪、飛...

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2017/4/16 (日) 旧暦:320日 祝日・節気: イースター 日出 :507分 日没:1814分 月出:2239分 月没:818分 月齢:19 干支: 癸酉 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星

今日のあれこれ: 季語 落花

「桜散る2017」

https://youtu.be/gKE-47jsEbM



『落花(らっか、らくくわ) 晩春
子季語: 花散る、散る桜、花吹雪、桜吹雪、飛花、花屑、花の塵、花埃、散る花、花の滝
関連季語: 花
解説: 桜の花が盛りを過ぎて散ること。花吹雪、桜吹雪といえば、吹雪のように花びらがいっせいに舞い散ること。散り果てたあとも、花の塵、花屑といって愛でる。
来歴: 『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。』
(季語と歳時記)



落花の俳句:



・一山の落花の行方峡に追ふ  安田晃子



・みよし野の落花ただよふ日の別れ  稲岡長



・一陣の風や落花のしきりなる  高原純徳



・人恋し灯ともしごろをさくらちる  加舎白雄



・渦巻いて空駆け昇る落花かな  宮川迪夫




今日は、グンと気温が上がり、初夏のようなお天気になった。
多くの人は浮かれて外に出たらしい。
幹線道路も高速道路も車が溢れていた。

雨の週末が多かった花の時期。
今日は屋台の業者にも笑顔が戻ったはずだ。

花に盛りは短い。
もう花は散り始めている。
緑がかかった樹もちらほら見える。
三日見ぬ間の桜かな。
この週末に花を見る機会ができてよかった。

桜の花は散り方に趣がある。
特に染井吉野は、花びらが一輪ごとに風に舞いながら落ちていく。
強い風が吹けば、手を出して声を掛けたくなる花吹雪にもなる。

花は永遠の美ではない美しさを愛でる日本人のこころを育んできた。



・風誘い散るもまたよし花の舞う




2017-04-15 (Sat)

2017/04/15  17歳平野美宇が卓球アジア女王!!!

2017/04/15  17歳平野美宇が卓球アジア女王!!!

今日は、平野美宇の快挙を讃えなければならない。 卓球の歴史に新しいページを書いた日になった。 アジア選手権で、中国勢を撃破し優勝した。 準々決勝で世界の女王丁寧に競り勝つと、その勢いのまま準決勝、決勝と格上の中国選手に圧勝して優勝した。 これには、中国人民も顔色を失ったはずだ。 平野は、リオ五輪に出場できなかった悔しさをバネにして、...

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今日は、平野美宇の快挙を讃えなければならない。
卓球の歴史に新しいページを書いた日になった。

アジア選手権で、中国勢を撃破し優勝した。
準々決勝で世界の女王丁寧に競り勝つと、その勢いのまま準決勝、
決勝と格上の中国選手に圧勝して優勝した。

これには、中国人民も顔色を失ったはずだ。

平野は、リオ五輪に出場できなかった悔しさをバネにして、スタイルを変え飛躍した。
去年、ワールドカップに優勝、日本選手権では石川に勝った。

そして今回のアジア選手権での優勝。
実力は本物だ。


「卓球アジア選手権・決勝 平野美宇×陳夢(中国)サタデースポーツ4/15

https://youtu.be/UhKoqtbo_zY


準々決勝の丁寧との戦いが、今回の山場だった。

「大金星!平野美宇が世界ランキング1位の丁寧に勝つ!」

https://youtu.be/1cuFaochfNc


至近距離で機関銃を撃つような攻撃的スタイルは、従来の日本人選手にはなかったスタイルだ。
これから研究されるだろうが、このスピードが武器になる。

野球で言えば160km台の速球派だ。
後、変化球が投げられるようになれば、平野の時代を造ることができる。

丁寧との試合をすべて見たい人は、以下でどうぞ。

2017 Asian Championships WS QF HIRANO Miu - DING Ning(CHN)

https://youtu.be/j28GFpihbGU


【データ】

平野美宇
Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8E%E7%BE%8E%E5%AE%87



2017-04-15 (Sat)

2017/04/15  日記  花月夜 若しくは 桜月夜

2017/04/15  日記  花月夜 若しくは 桜月夜

2017/4/15 (土) 旧暦:3月19日 祝日・節気:  日出 :5時08分 日没:18時14分 月出:21時48分 月没:7時38分 月齢:18 干支: 壬申 六曜: 先負 九星: 三碧木星 今日のあれこれ: 花月夜 若しくは 桜月夜 (ジャパノート http://idea1616.com/haru-tanka/ より転載) 花月夜と言う語は、季語としてはっきりとした扱いは受けていな...

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2017/4/15 (土) 旧暦:319日 祝日・節気:  日出 :508分 日没:1814分 月出:2148分 月没:738分 月齢:18 干支: 壬申 六曜: 先負 九星: 三碧木星

今日のあれこれ: 花月夜 若しくは 桜月夜

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(ジャパノート
http://idea1616.com/haru-tanka/
より転載)



花月夜と言う語は、季語としてはっきりとした扱いは受けていない。国語辞典にも見つからない。
だが、句は見つかる。
桜月夜も同じだが、桜月夜のほうが使いやすそうだ。
こちらは、与謝野晶子の有名な歌にも詠われている。

花月夜と書けば、当然桜月夜の意味だが、俳句では花は桜だけではないこともあるだろう。

花月夜の句を探すと、色々な花月夜が見つかる。

菜の花月夜、梨の花月夜、芋の花月夜、大根の花月夜、山茶花月夜、尾花月夜なんていうのもある。
月夜に咲く花の数だけ花月夜はあるだろう。



花月夜の俳句:



・鎌倉の空紫に花月夜 松本たかし



・花月夜死後もあひたきひとひとり 福田甲子雄



・逢ふもまた別るるも花月夜かな 小林康治



・逢ふことのもうなくなりし花月夜 金久美智子



・亡き母のいつか来て在す花月夜 沼尻巳津子




今日は、お天気が良くて、お花日和だった。
気温も上がったので、夜桜見物にも良い日だった。

花と月を一緒に楽しめた場所もあっただろうし、星も見えたところもあっただろう。

雪月花は季節の主役、そのうちの2つが同時にある光景は、この上ない夜だ。

そんな特別の夜には特別なことが起こりやすい。
そんな特別な夜は特別な人と居たい。
人の想いは同じだ。

福田は幸せだ、あひたき人は眼の前に居るに違いない。

浮世はままならぬもの、小林は花月夜に逢い花月夜に別れたという。
逢うは別れの始めは定めなのだが、逢わないより幸せだ。

金井がなくした人は誰だろう、恋人か両親か、親友か...
花月夜にも足りない人がある、それはその通り。

沼尻は明確だ、特別な花と月の夜には確りと母に会っている。

花月夜を見逃す手はない。





2017-04-14 (Fri)

2017/04/14  日記  花盛

2017/04/14  日記  花盛

2017/4/14 (金) 旧暦:3月18日 祝日・節気:  日出 :5時10分 日没:18時13分 月出:20時55分 月没:7時00分 月齢:17 干支: 辛未 六曜: 友引 九星: 二黒土星 今日のあれこれ: 花盛 『はな‐ざかり【花盛り】 1 ㋐花が咲きそろっていること。また、その季節。 ㋑特に、桜の花の盛り。《季 春》「観音で雨に逢ひけり―/子規」 2 女...

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2017/4/14 (金) 旧暦:318日 祝日・節気:  日出 :510分 日没:1813分 月出:2055分 月没:700分 月齢:17 干支: 辛未 六曜: 友引 九星: 二黒土星

今日のあれこれ: 花盛

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『はな‐ざかり【花盛り】

㋐花が咲きそろっていること。また、その季節。
㋑特に、桜の花の盛り。《季 春》「観音で雨に逢ひけり―/子規」
2 女性の最も美しい年ごろ。
「二十歳の―だから」〈魯庵・社会百面相〉
3 物事が非常に盛んであること。また、その時期。「今やサッカーが花盛りだ」「クイズ番組が花盛りだ」

(小学館デジタル大辞泉)



花盛の俳句:



・花盛り山は日ごろの朝ぼらけ 松尾芭蕉



・花盛桜に狂ふひぢりあれ 加藤暁台



・花盛六波羅禿見ぬ日なき 与謝蕪村



・花盛知らぬ男のいだきつく 正岡子規



・雨ながら今此の時の花盛り 高浜虚子




東海地方は、花盛りだ。
場所によっては多少違うだろうが、今頃が花のピークだ。

桜前線は南から北上して北海道まで到達する。
常識的にはそうなのだが、今年は東京の満開が全国一だったから話は解りにくい。

大きく言えば、今は東海地方が花盛りで、これから関東より北が花盛りの季節を迎えることだろう。

俳句・俳諧の有名人たちも花盛りを浮いた気分で詠んでいる。
日本人なのだから桜の花の短さには浮かれることが一番なことは解っている。

先ずは満開の花盛り。





2017-04-13 (Thu)

2017/04/13  日記  花冷え

2017/04/13  日記  花冷え

2017/4/13 (木) 旧暦:3月17日 祝日・節気:  日出 :5時11分 日没:18時12分 月出:20時01分 月没:6時25分 月齢:16 干支: 庚午 六曜: 先勝 九星: 一白水星 今日のあれこれ: 季語 花冷え (雪景色に変わった道庁前では歩行者が先を急いでいた=札幌市中央区で2017年4月13日午後、梅村直承撮影 毎日新聞 https://mainichi.jp/graphs/20170413/hpj/00m/040/003000g/1 ...

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2017/4/13 (木) 旧暦:317日 祝日・節気:  日出 :511分 日没:1812分 月出:2001分 月没:625分 月齢:16 干支: 庚午 六曜: 先勝 九星: 一白水星

今日のあれこれ: 季語 花冷え


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(雪景色に変わった道庁前では歩行者が先を急いでいた=札幌市中央区で2017年4月13日午後、梅村直承撮影
毎日新聞
https://mainichi.jp/graphs/20170413/hpj/00m/040/003000g/1
より転載)




『花冷え(はなびえ) 晩春
子季語: 花の冷え
関連季語: 桜、花
解説: 桜の咲くころ、急に冷え込むことがある。そのひえびえとした感じを花冷えという。早春の春寒とは違い、すっかり暖かくなってからの冷え込みである。』
(季語と歳時記)



花冷の俳句:



・一枝だに揺れず花冷つのる闇  安原葉



・花冷えの門に置かれし浄め塩  林美智



・花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく 真鍋呉夫




花の時期に、冷えることはよくあること。
季語にもあるくらいだから、珍しいことではない。

ただ、413日花も遅れて満開になったこの春。
雪も大遅れでやってきた。
今日の北海道は大雪だった。

明日は南から暖かい空気が入り、一挙に暖かくなるという。
世の中の出来事も荒っぽいが、気候も同じように荒っぽい。
もう少し穏やかに、もう少し和やかにできないものか...

花冷えという季語の語感には、花と冷えの対立があり不安定がある。
花は穏やかな明るい日和のイメージだが、冷えは閉ざされた冬の刺々しさがある。

安原と林の句は、花冷えのイメージに沿ったイメージだ。
真鍋の句に出逢った、句意が取れない。

この句を調べてみた。
ロマンだ、エロスだ、不倫だ...
様々な解釈がある。

この句は真鍋の第2句集「雪女」に収録されている。

「雪女」収録の句は、ネット上に下記のものがある。



・雪女見しより瘧おさまらず



・雪女ちょっと眇であったといふ



・雪女溶けて光の蜜となり



・唇吸へば花は光を曵いて墜ち



・密会の髪の根青く発光す



・恋の汗つめたくなりし御身(おみ)拭ふ



・夜干して男を刺しにゆく女



・望(もち)の夜のめくれて薄き桃の皮



・春あかつき醒めても動悸をさまらず



・花よりもくれなゐうすき乳暈(ちがさ)かな



・口紅のあるかなきなに雪女



・雪 櫻 螢 白桃 汝が乳房

・春深くケサランパサラン増殖す
ケサランパサランは白粉を食ふ虫なりといふ




舞台は不倫だったのか、風俗だったのかそれはどうでも良い。
現身の女がいることは確かで空想の女ではない。

だが、これは不倫の句でもエロスの句でもない。
雪女の句だと思う。
花冷えに花と冷えの対立・葛藤があるように、この句の花冷えと乳房の間にも対立・葛藤がある。

交わっても通じることのない、触れても熱くならない雪女。
その妖怪のような雪女との男との危ない世界を描き出した句だと思う。

真鍋には「ソラキガエシ」という短編小説があるそうだ。
ソラキガエシと言うのは、空木倒しで、
柳田国男の論文「妖怪名彙」に記載のある          福島県に伝わる妖怪だそうだ。
「田村郡では天狗倒のことをソラキガエシという。斧で木を切る音や、木が倒れる音がするが、倒れた木が地面に着く音はしない」
これを読んだら、句意が理解できるかもしれない。


この句に出逢ったお陰で、ブログのUPがとんでもなく遅れてしまった。

これも花冷え・雪女の所為だ。


【データ】

真鍋呉夫Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E9%8D%8B%E5%91%89%E5%A4%AB


現代俳句コラム 前川弘明
http://www.gendaihaiku.gr.jp/column/view.php?act=detail&id=180


雪女と月光 高山れおな
http://haiku-space-ani.blogspot.jp/2009/03/blog-post_29.html


俳句の山河
http://www.ac.auone-net.jp/~s.suisei/tanshikei/hara/haikunosanga/8-haikunosanga-1.htm


アリャリャな人生旅行記
http://ameblo.jp/brmedit/entry-12014431089.html


かささぎの旗
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_2e3f.html


閑人亭日録

http://d.hatena.ne.jp/k-bijutukan/20140406




2017-04-12 (Wed)

2017/04/12  日記  花衣

2017/04/12  日記  花衣

2017/4/12 (水) 旧暦:3月16日 祝日・節気:  日出 :5時12分 日没:18時11分 月出:19時05分 月没:5時51分 月齢:15 干支: 己巳 六曜: 赤口 九星: 九紫火星 今日のあれこれ: 季語 花衣 (桜襲 プリンセスミネンコ http://mbp-shizuoka.com/princees-minenko/column/4149/ より転載 ) 『花衣(はなごろも) 晩春 【子...

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2017/4/12 (水) 旧暦:316日 祝日・節気:  日出 :512分 日没:1811分 月出:1905分 月没:551分 月齢:15 干支: 己巳 六曜: 赤口 九星: 九紫火星

今日のあれこれ: 季語 花衣

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(桜襲
プリンセスミネンコ
http://mbp-shizuoka.com/princees-minenko/column/4149/
より転載



『花衣(はなごろも) 晩春

【子季語】: 花見衣、花の袖、花見小袖、花の袂、花見衣装
【解説】 お花見に行く時に女性が着る晴れ着のこと。古くは「桜がさね」という襲の色目を「花衣」といった。また、元禄期には花見小袖が流行した。現在では特定のものをさしては言わないが、散りゆく花の中の着物姿などは実に華やかである。』
(季語と歳時記)



花衣の俳句:



・ひとひらをうなじにとめて花衣  柳葉繁



・ぬぎすてし人の温みや花衣 飯田蛇笏



・花衣たたむ座敷に風入れて 上住和子



・花衣脱ぎてもさめず身のほてり 田村登代子



・雨合羽重ねて今日の花衣  高橋道子




花衣というと、やんごとなき奥の方がお召しになるもので、広いお屋敷の庭に植えられた桜を座敷の中から楽しむイメージだろう。

今時のお花見は、樹の下に花ござを敷いて、お酒を飲んだりお弁当をいただいたりするから、とても桜襲の花衣など来てはいけない。
戸外の花見は、風も冷たく、変化の激しい花の時期だから雨も降るかもしれない。
勢い、防寒・防風・防水の服装になる。

先の日曜日も、雨の心配もゼロではなかったし、冷たい北風も吹いていた。
ダウンジャケットを着ている人は多かったし、午後の晴れに浮かれて出た人は、上着無しで寒いと話していた。

飯田、上住、田村は高級な花衣のようだ。
高橋は今風の戸外のお花見に雨合羽を重ねている。

お座敷は無理としても、ホテルの一室から花を見ながら時を過ごす花見なら、一帳羅の花衣に心弾ませ、身体を火照らすこともできそうだ。

そんなお花見ができれば、幸せなのだが...





2017-04-11 (Tue)

2017/04/11 日記 花散らし

2017/04/11  日記  花散らし

2017/4/11 (火) 旧暦:3月15日 祝日・節気: 望 日出 :5時14分 日没:18時10分 月出:18時10分 月没:5時19分 月齢:14 干支: 戊辰 六曜: 大安 九星: 八白土星 今日のあれこれ: 花散らし 「【臼杵市】雨の桜 臼杵城20170410 usukijyo sakura」 https://youtu.be/N0uiTeMLh7E 東海地方は、桜が満開なのだが、生憎冷たい雨が...

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2017/4/11 (火) 旧暦:315日 祝日・節気: 望 日出 :514分 日没:1810分 月出:1810分 月没:519分 月齢:14 干支: 戊辰 六曜: 大安 九星: 八白土星

今日のあれこれ: 花散らし


「【臼杵市】雨の桜 臼杵城20170410 usukijyo sakura

https://youtu.be/N0uiTeMLh7E


東海地方は、桜が満開なのだが、生憎冷たい雨が朝から晩まで降り続いている。
これを「花散らしの雨」と言ってはいけないと書いている記事が散見される。

その理由は、「花散らし」は、桜の花を言うのではなく、昔からの伝統行事を意味するからだそうだ。
広辞苑では、「花散らし」の説明を『旧暦の三月三日に花見をした翌日、若い男女が集い飲食すること』としていることを根拠としている。
「磯遊び」などの風習も同じだが、若い男女が出会いを楽しむ習慣は当然にある。
沖縄でも「毛遊び(もうあしび)」という風習は、最近まで行われており、現代でも毛遊びと名付けられたお祭りが行われている。

そのような行事を「花散らし」と呼ぶから、「花散らしの雨」は誤用だと決めつけるのは、知ったかぶりと言える。

「花散らし」は確かに季語ではないが、「花」は季語である。
季語の「花」を散らす雨という表現は、俳句の表現として認められる表現で、「花散らしの風」も同様だ。

「花を散らす」「花散らす」という表現は古くから使われている。
歌の世界では、

古今和歌集(巻二)、素性法師の歌
 
さくらの花の散り侍りけるを見てよみける     
「花ちらす風の宿りはたれかしるわれに教へよ行きて恨みむ」(春下・七六)


西行の歌に
「春風の花を散らすと見る夢は覚めても胸のさわぐなりけり」


「花散らしの雨」という表現を、俳句で使うのは問題無いのだが、作例はあまり多くないようだ。
多くはないが、ゼロではない。



花散らしの俳句:



・みくまりの水を送りて花散らふ 佐藤美恵子



・花散らし遊ぶ雀や奥信濃 橋本榮治



・花散らす雨となりゐし透析日 朝倉和江



・花散らす雨の吉野に別れけり  大久保白村



・花散らす夜叉を彫られし姐御かな 筑紫磐井



・花散らふ夕風寒し山を前 臼田亞浪



・敦盛塚浪音聞かず花散らず 岡部六弥太




臆することなく、「花散らしの雨」を使っていきたい。



2017-04-10 (Mon)

2017/04/10  藤井四段、A級の深浦九段にも勝つ

2017/04/10  藤井四段、A級の深浦九段にも勝つ

藤井四段が先輩プロ棋士と真剣勝負する「炎の七番勝負」で、A級の深浦九段にも勝ってしまった。 若手プロには3勝1敗と圧勝し、残り3局はA級のトップ棋士との対戦だが、これにも勝った。これで7局の内4勝し勝ち越しを決めた。 実況しているAbemaTVの記事で、深浦9段は圧力を感じたと話している。 「藤井さんにしっかり受けられて、(自分の)攻め駒を攻められるような素振りも見せら...

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藤井四段が先輩プロ棋士と真剣勝負する「炎の七番勝負」で、A級の深浦九段にも勝ってしまった。
若手プロには31敗と圧勝し、残り3局はA級のトップ棋士との対戦だが、これにも勝った。これで7局の内4勝し勝ち越しを決めた。


実況しているAbemaTVの記事で、深浦9段は圧力を感じたと話している。
「藤井さんにしっかり受けられて、(自分の)攻め駒を攻められるような素振りも見せられて、神経が疲れた」
「(藤井四段が)私の玉周辺をよく見られていた。詰ます順を考えていたのかな」
「将棋・藤井聡太四段「炎の七番勝負」深浦康市九段に勝利し41敗 勝ち越し決定」
https://abematimes.com/posts/2224088

新人の中学生プロ棋士と言う表現はもう実態を表していない。
若手TOPからA級に近い処の実力者と考えて良い。

次は、永世棋聖の資格も持つ佐藤康光九段、最後は羽生善治三冠との対戦。
ここまで来たら、なんとかどちらかには勝って欲しい。


『14歳・藤井四段、A級の深浦九段も破る 将棋非公式戦
村瀬信也
2017
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藤井聡太四段

将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(14)が、名人挑戦権を争う「A級順位戦」に所属する深浦康市九段(45)を破った。インターネットで将棋の棋戦などを配信する「AbemaTV(ティーヴィー)」が企画した非公式戦とはいえ、公式戦デビューから11連勝の新記録を樹立してからわずかで、トップ棋士と互角に戦える力を示したことになる。

番組は、藤井四段が若手や一流棋士7人と戦う非公式戦「炎の七番勝負」第5戦で、対局は9日夜にインターネットで配信された。

深浦九段は、王位を3連覇した実績を持つトップ棋士の1人。順位戦では、A級からC級2級までの5クラスのうち、トップ棋士(原則10人)が名人への挑戦権を争う最高クラスのA級に所属している。

藤井四段との対戦は熱戦となったが、最後は藤井四段が制した。深浦九段は朝日新聞の取材に対し、「プロ入り前に対戦したことがあったが、その時とは別人だった。自分には見えていない手が見えていると感じた」と話した。

藤井四段は昨年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。「炎の七番勝負」の残り2戦で、16日に元名人で日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(47)、23日には羽生善治三冠(46)と対戦する。(村瀬信也)』
(朝日新聞デジタル)




2017-04-10 (Mon)

2017/04/10  日記  花の影

2017/04/10  日記  花の影

2017/4/10 (月) 旧暦:3月14日 祝日・節気:  日出 :5時15分 日没:18時09分 月出:17時13分 月没:4時47分 月齢:13 干支: 丁卯 六曜: 仏滅 九星: 七赤金星 今日のあれこれ: 季語 花の影 (lowiq29さんのページ http://photozou.jp/photo/show/837647/75343303 より転載 ) 『花の陰: 花の影 読み方:ハナノカゲ(ha...

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2017/4/10 (月) 旧暦:314日 祝日・節気:  日出 :515分 日没:1809分 月出:1713分 月没:447分 月齢:13 干支: 丁卯 六曜: 仏滅 九星: 七赤金星

今日のあれこれ: 季語 花の影

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lowiq29さんのページ
http://photozou.jp/photo/show/837647/75343303
より転載



『花の陰: 花の影
読み方:ハナノカゲ(hananokage)

桜の咲く木の陰

季節 春』
(季語・季題辞典)


花の影の俳句:



・医王寺の句碑にまつはる花の影  芝宮須磨子



・観音の御手にゆるる花の影  阿部文



・花の影寝まじ未来が恐しき 小林一茶




影は光・明かりに対するもので暗さを伴うものだが、花の影となると暗いばかりでは無いイメージがある。

桜色が背景にある落ち着いた明るさの中にある艶っぽさと言ったら良いのだろうか。

花の影の句は多くはないが、読んでいると落ち着きのある桜色を感じる。
医王寺の花の影も観音様の花の影も申し分のない色合いがある。

「未来が恐ろしき」の句に出会った。
句意が取れなかった。
作者を見て驚いた。
現代の俳人の作と思ったら、一茶だった。
とても江戸期の句とは思えない口語の句だ。

調べてみると、この句は文政十年の作で、一茶の最晩年の作であった。一茶は、文政101119日(182815日)に生涯を終えている、65歳だった。

この句には前書きがあるそうだ
「耕さずして喰ひ、織ずして着る体たらく、今まで罰のあたらぬもふしぎ也

花の影寝まじ未来が恐しき


この年は一茶にとっては辛い年だった。
文政10年閏61日(1827724日)に柏原宿を襲った大火により、母屋を失い、焼け残った土蔵で生活をする境遇になってしまった。
そしてその年の1119日、その土蔵の中で64年半の生涯を閉じている。

こうした背景を知ると、この句は理解ができる。

艶やかな花の影の中でも眠ることはしたくない。
農作業もせず、布を織ることもせず、食べ着ている、額に汗をかかぬ徒食の生活を振り返ると、未来が恐ろしく思える。

一茶は、間近に迫った「未来」を感じていたのだろう。

花が終わり春が去ると、夏がやってくる。
6
1日大火が一茶から家屋を奪い、土蔵生活を余儀なくされ、その年の秋には人生の終着点を迎えている。

一茶の後半生は不幸に満ちていた。
文化9年(1812年)、50歳で故郷の信州柏原に帰り、妻を娶り、31女を得たが、幼くして亡しており、加えて妻も亡くした。
一茶自身も58歳の時、脳溢血により半身不随となり、62歳で再発言葉も不自由になった。
その上の大火である。



・花の影寝まじ未来が恐しき

は一茶の慟哭の句であった。



2017-04-09 (Sun)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その1)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その1)

過去2年、やむを得ない事情により参加できなかったお花見に参加することができた。 今年も駄目と思っていたところ、開花が遅れ、4月のお花見になったのが幸いした。 昨日は雨、今日は曇りで、午後2時からは晴れの予報で、お花見ができそうになった。 幹事さんたちは9時前から場所を取り、青いシートの花筵を張り、開始時間の午後2時まで見張りをする必要がある。 幹事さん...

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過去2年、やむを得ない事情により参加できなかったお花見に参加することができた。
今年も駄目と思っていたところ、開花が遅れ、4月のお花見になったのが幸いした。

昨日は雨、今日は曇りで、午後2時からは晴れの予報で、お花見ができそうになった。

幹事さんたちは9時前から場所を取り、青いシートの花筵を張り、開始時間の午後2時まで見張りをする必要がある。
幹事さんたちのお陰で参加者は、お花見を楽しむことができる。
ありがたい。

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時過ぎ会場につくと、シートは張られていた。
場所は3年前より入り口に近い、花壇の手前に変わっていた。
桜の花に近い場所にしたとのことだ。

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花筵の目の前は満開の桜。

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後ろは、チューリップの花壇。
チューリップも満開、桜とは違い色鮮やかだ。

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風車の方もいつもと違って場所が開いている。
以前は、賑やかな団体が音楽を鳴らし、踊っていたが、今日はいない。

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桜の枝の下には家族連れが多い。

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花壇はまるで春の色の洪水。

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誘われて写真を撮りに行った。

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桜もチューリプも春爛漫。

お昼になったので、買い物に出かける。
途中、お花見を楽しみながら歩く。

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橋の上から水面を見ると、もう花筏ができていた。

買い物を済ませ帰る時、お堀端の枝垂れ桜を見た。
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道路から名城公園に入るところは、染井吉野が咲いている。

それから先、堀に沿って枝垂れ桜が植えられている。

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名城公園内の染井吉野とは違った枝垂れ桜の風情を楽しむことができる。


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2017-04-09 (Sun)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その2)

2017/04/09  日本酒の会sake nagoyaお花見 in名城公園(その2)

午後1時を回ると、次第に参加者が増え、おつまみと弁当の買い出し部隊も到着。 おつまみの準備が始まる。 参加者が到着し始め、会費の支払いと交換に、取り皿とプラ猪口と箸とお手拭きが渡される。 開始時間の2時になったが、太陽は出ず、冷たい北風が強い お花見が寒いのはいつものこと、防寒着は花見には必要だ。 定刻になり、お花見の宴が始...

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午後1時を回ると、次第に参加者が増え、おつまみと弁当の買い出し部隊も到着。

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おつまみの準備が始まる。

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参加者が到着し始め、会費の支払いと交換に、取り皿とプラ猪口と箸とお手拭きが渡される。

開始時間の2時になったが、太陽は出ず、冷たい北風が強い
お花見が寒いのはいつものこと、防寒着は花見には必要だ。

定刻になり、お花見の宴が始まる。
このお花見は日本酒の階のお花見なので、儀式がある。
今日の銘酒のお披露目だ。

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主催者が用意したもの、参加者が持参したもの合わせ20酒。

宴が始まれば、用意された銘酒を楽しみ、肴をいただき、日本酒談義に花を咲かせる。
同好の士の集まりは、和やかに話も弾む...

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散る花びらを日本酒に浮かべて、銘酒をいただく。
日本の風流が幸せだ。

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総勢45名の大お花見会は、午後3時をすぎると、風もやみ、桜日和になった。

北風に吹いていた時、“晴れさせてみせる”と豪語された晴れ男の予告通りになったのは、誠に目出度くありがたい。

午後5時、宴も終わる時を迎えた。
お酒のお披露目がもう一度行われる。
参加者持参のお酒が、宴が盛り上がるに連れて登場するからだ。

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もう一度、記念撮影。
まるでスターの撮影会のようだ。
道を通り過ぎる花見客が、何をしているだろうと見ながら、笑って通り過ぎていく。
日本は素晴らしい国だ。

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お開きの記念撮影では、銘酒は31酒に増えている。

今年は個別の写真は撮らず、記録もしなかった。
その分楽しむことができた、これも良し。


毎月の定例会は毎回席数制限から、希望しても参加できない状況が続いている。
お花見は席数制限が無いので誰でも参加することができる。
常連でなくても、初めての参加でも、紹介がなくても、1人でも参加できる極めてフリーなお花見だ。
しかし、ベロベロになって人に迷惑をかける人は参加できない、参加者はお酒のマナーを心得ていることだけは必要だ。
大勢での花見の宴もまた楽しい。
ご参加を勧めたい。

来年のお花見は、3月の末から4月の始めのあいだの日曜日に開催されるはずだ。
また来年のお楽しみだ。




【データ】

日本酒の会sake nagoya
http://www.sakenagoya.com/


過去のお花見の様子

http://www.sakenagoya.com/activity/activity.html