2016年09月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2016-09-30 (Fri)

2016/09/30 日記  色なき風、風の色

2016/09/30 日記  色なき風、風の色

2016/09/30(金)旧暦:8月30日 祝日・節気: 日出:5時34分 日没:17時26分 月出:4時35分 月没:17時08分 月齢:28.75 干支:乙卯 六曜:先勝 九星:六白金星 今日の季語: 色なき風、風の色 (アプティネット http://www.aptinet.jp/Detail_display_00002903.html より転載) 『色なき風: 風の色、素風 三秋 秋の風のこと...

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2016/09/30(金)旧暦:830日 祝日・節気: 日出:534分 日没:1726分 月出:435分 月没:1708分 月齢:28.75 干支:乙卯 六曜:先勝 九星:六白金星

今日の季語: 色なき風、風の色

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(アプティネット
http://www.aptinet.jp/Detail_display_00002903.html
より転載)


『色なき風: 風の色、素風
三秋
秋の風のこと。「色なき」とは、花やかな色や、艶のないこと。
久我太政大臣雅実の「物思へば色なき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに」の歌にもとづく。
』(季語と歳時記)


色なき風、風の色の俳句:



・烏賊干して色なき風の鯵ヶ沢 大網信行



・ふるさとの城趾色なき風の中 後藤邦代



・ほろほろと酔うて色なき風のなか 田中湖葉




今日は、午前中は太陽が出たが、午後は曇り、夜にはまた雨になった。

雨が降っている内に九月ももう最後の日になってしまった。
雨の記憶しかない九月だった。

午後気温が下がり、吹いた風は、色なき風というものだった。
普通ならば、彼岸も過ぎ秋色濃くなる時季なのだが、何色でもない。
紅葉を抜ける艶のある風でもなく夏の生気を感じさせる風でもない。

「色なき風」という季語は、久我太政大臣雅実の和歌に拠っているそうだ。
新古今和歌集の七百九十七番に収録されている久我太政大臣の和歌は、紀友則の歌を本歌としているそうだ。

「吹きよれば身にもしみける秋風をいろなきものと思ひけるかな」

風に色はないが、色なき風の色は、白とされているそうだ。
古代中国人は,季節に色を付け,春は青,夏は赤,秋は白,冬は黒としたそうだ。
これが日本に渡り、色なき秋風の色は白だそうだ。

いずれにしても、色なき風に吹かれると、どうも心は悲しくなるようで、ふるさとの風もほろほろと酔う人に吹く風も、何かもの悲しい。




2016-09-29 (Thu)

2016/09/29 Windows10 エクスプローラーの右回転に困った話 (その2)

2016/09/29  Windows10 エクスプローラーの右回転に困った話 (その2)

Windows10(64bit)環境で、エクスプローラーで縦写真を90度回転することができなくて困った話は既に書いた。 「2016/09/24 Windows10 エクスプローラーの右回転に困った話 (その1)」 http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/283990af60331a0cf8ca93a87a262b96 フォトギャラリーを使えば、データそのものを回転させることができる記事だった。 それはそれで一つの...

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Windows10
64bit)環境で、エクスプローラーで縦写真を90度回転することができなくて困った話は既に書いた。

2016/09/24 Windows10 エクスプローラーの右回転に困った話 (その1)」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/283990af60331a0cf8ca93a87a262b96

フォトギャラリーを使えば、データそのものを回転させることができる記事だった。

それはそれで一つの解決だったが、エクスプローラー以外にフォトギャラリーを立ち上げて、処理をしてからエクスプローラーに戻るということが面倒だ
できれば、エクスプローラーの中で、作業を完結したいというのが今日の記事。

Windouws7
32bit)の時は、エクスプローラーの右クリックでそれができていた。
その機能は、azure alternativesというフリーソフトが可能にしてくれていた。

Windouws10
64bit)でもそうしたいのだが、azure alternativesをインストールしても、右クリックメニューに表示されないので、使うことができない。
作者のホームページに行くと、azure alternatives32bit環境でしか、機能しないと書かれていた。

azure alternatives
Windows10(64bit)で使うことができれば、操作性が良くなる。エクスプローラーで、複数の写真を選択し、1発で無劣化で右回転させることができる。


調べて行くと、「WOW64Menu」というソフトが有った。

64 bit
版のエクスプローラ上で、32 bit 用の右クリックメニューを使えるようにする事ができるフリーソフトだ。

説明では、『「WOW64Menu」は、64 bit 環境上で、32 bit 用の右クリックメニューを使えるようにするソフトです。
64 bit
版エクスプローラの右クリックメニュー内から、32 bit 用の右クリックメニューを呼び出せるようにし、64 bit 環境では通常使用できない32 bit 用シェルエクステンションなどを、普通に使えるようにしてくれます。』と書かれている。

このソフトをインストールすると、エクスプローラーの右メニューに、azure alternativesのメニューが現れ、同時に複数の写真を選択し、無劣化で回転させることができる。

WOW64Menu
を使うことにより、エクスプローラーから抜け出すこともなく、従来通り回転させることができるようになった。

WOW64Menu
は、下記サイトからダウンロードできる。

K本的に無料ソフト フリーソフト」
http://www.gigafree.net/system/context/WOW64Menu.html


使い方の手順は、
(1)azure_alternatives
をインストールします。
(2)
次にWOW64Menuをインストールします。
(3)
回転させたい画像ファイルを右クリックします。メニューの中にWOW6432-bitMenuが入っています。
(4)
これを左クリックすると、「右回りに無劣化回転」「左回りに無劣化回転」が現れ、azure_alternativesが使えるようになります。




2016-09-29 (Thu)

2016/09/29  日記  豊年

2016/09/29  日記  豊年

2016/09/29(木)旧暦:8月29日 祝日・節気: 日出:5時34分 日没:17時27分 月出:3時39分 月没:16時35分 月齢:27.75 干支:甲寅 六曜:赤口 九星:七赤金星 今日の季語: 豊年 「朝日豊年太鼓踊り」 https://youtu.be/FKncTIgShqY 『豊年: 出来秋、豊作、豊の秋 仲秋 穀物、特に稲のよく実ったことで豊の秋ともいう。豊作の年...

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2016/09/29(木)旧暦:829日 祝日・節気: 日出:534分 日没:1727分 月出:339分 月没:1635分 月齢:27.75 干支:甲寅 六曜:赤口 九星:七赤金星

今日の季語: 豊年

「朝日豊年太鼓踊り」

https://youtu.be/FKncTIgShqY



『豊年: 出来秋、豊作、豊の秋
仲秋
穀物、特に稲のよく実ったことで豊の秋ともいう。豊作の年には全村あげて秋祭をとり行ない、喜びを分かち合う。』
(季語と歳時記)



豊年の俳句:



・みちのくは豊年夜々のいなびかり  神蔵器



・木喰仏笑まひて村は豊年に 山田弘子



・豊年祭勢ふ笛方太鼓方  椋本一子



・豊年踊り地口も嬶(かが)腹満作と 高澤良一



・うたせ湯に豊年の顔集ひ来る  城台洋子




雨がよく降り続いた。
明日はようやく昼迄晴れるという。
その後は、また傘マークが続く。
来週には台風18号がやってくる。

今年は、本当に切れ間なく、台風が生まれ、順番を待つように、日本に南海の湿った風を送り込んでくる。
大陸の高気圧が強くなるまで続くのだが、いつの日のことか。

お天気には恵まれないが、時は稔の秋。
稲穂は稔り頭を垂れている。
豊年秋祭りは、日本津々浦々で行われるはずだ。

消費するだけの都会では、豊年祭は似合わないが、地縁が残る社会では、伝統に従って豊年の秋祭りが行われている。




2016-09-28 (Wed)

2016/09/28  日記  雨月

2016/09/28  日記  雨月

2016/09/28(水)旧暦:8月28日 祝日・節気: 日出:5時33分 日没:17時29分 月出:2時41分 月没:16時01分 月齢:26.75 干支:癸丑 六曜:大安 九星:八白土星 今日の季語: 雨月 (赤羽情報ブログ http://akabanetti.seesaa.net/article/229979979.html より転載) 『雨月: 雨名月、雨夜の月、雨の月、月の雨 仲秋 中秋の名月が雨のために眺められない...

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2016/09/28(水)旧暦:828日 祝日・節気: 日出:533分 日没:1729分 月出:241分 月没:1601分 月齢:26.75 干支:癸丑 六曜:大安 九星:八白土星

今日の季語: 雨月

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(赤羽情報ブログ
http://akabanetti.seesaa.net/article/229979979.html
より転載)


『雨月: 雨名月、雨夜の月、雨の月、月の雨
仲秋
中秋の名月が雨のために眺められないこと。名月が見られないのを惜しむ気持ちがある。』
(季語と歳時記)


雨月の俳句:

・はやも酔ふ雨月の酒と思ひつつ 後藤比奈夫

・あるだけの酒くみ寝ぬる雨月かな 上村占魚

・ネックレスを総点検し雨月なり  高橋道子


今日も雨、明日も雨。
花に嵐、月に雨。
どうすることもできない。

後藤も上村も酒は雨のせいと言っているがそればかりではあるまい。
酒を飲む理由はなんとでも言うことができる。

高橋は月の代わりにネックレスを見ている。

雨月の夜はどうしたらよい?





2016-09-27 (Tue)

2016/09/27  日記  曼珠沙華

2016/09/27  日記  曼珠沙華

2016/09/27(火)旧暦:8月27日 祝日・節気: 日出:5時32分 日没:17時30分 月出:1時43分 月没:15時24分 月齢:25.75 干支:壬子 六曜:仏滅 九星:九紫火星 今日の季語: 曼珠沙華 (延岡の山歩人K http://blog.goo.ne.jp/yamakawa_trek/e/6ffcd54c8ba1fb08306105f39749e858 より転載) 『曼珠沙華: 彼岸花、死人花、天蓋花、幽...

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2016/09/27(火)旧暦:827日 祝日・節気: 日出:532分 日没:1730分 月出:143分 月没:1524分 月齢:25.75 干支:壬子 六曜:仏滅 九星:九紫火星

今日の季語: 曼珠沙華

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(延岡の山歩人K
http://blog.goo.ne.jp/yamakawa_trek/e/6ffcd54c8ba1fb08306105f39749e858
より転載)



『曼珠沙華: 彼岸花、死人花、天蓋花、幽霊花、三昧花、捨て子花、したまがり、狐花
仲秋
曼珠沙華は天界に咲く赤い花を表す梵語。秋、田畑の畦や土手に咲くヒガンバナ科の多年草で群生する。墓地の近辺にみられることも多いため彼岸の名がつく。毒があるといわれるが鱗茎には澱粉が多く食用にもなる。昔は飢饉に備えて植えられていたという説もある。』
(季語と歳時記)



曼珠沙華の俳句:



・九十九里の一天曇り曼珠沙華 加藤楸邨



・月山はるか岩の裂け目の曼珠沙華 佐藤鬼房



・黒々とうしろ立山曼珠沙華 山路紀子



・首塚に一本ざしの曼珠沙華 行方克己



・修羅めきて群れてなびくや曼珠沙華 稲川久見子




雨の日が続く日々。
その中の貴重な晴れ間の日。
稔の穂を垂れている稲たちは、刈取りはまだ?
と催促している。

稲田の畦道には、処々紅い模様が見える。
曼珠沙華だ。
連なって一面ではないが、注意すれば見える限り、紅い斑点が広がっている。

誰も咲いてくれと言わなくても、曼珠沙華は、今日、此処にもあそこにも、どこでも、月山から立山から延岡まで妖しげな花を咲かせている。




2016-09-27 (Tue)

2016/09/20  日記  濁酒

2016/09/20  日記  濁酒

2016/09/20(火)旧暦:8月20日 祝日・節気: 日出:5時27分 日没:17時40分 月出:20時16分 月没:8時56分 月齢:18.75 干支:乙巳 六曜:先負 九星:七赤金星 今日の季語: 濁酒(どぶろく、にごりざけ) (女優きき酒師 福山亜弥ブログ「ぴょんぴょん小町」 http://ameblo.jp/aya-fukuyama/entry-11584790435.html より転載) 『どぶろく(濁酒、濁醪)とは、発酵させただけ...

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2016/09/20(火)旧暦:820日 祝日・節気: 日出:527分 日没:1740分 月出:2016分 月没:856分 月齢:18.75 干支:乙巳 六曜:先負 九星:七赤金星

今日の季語: 濁酒(どぶろく、にごりざけ)

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(女優きき酒師 福山亜弥ブログ「ぴょんぴょん小町」
http://ameblo.jp/aya-fukuyama/entry-11584790435.html
より転載)


『どぶろく(濁酒、濁醪)とは、発酵させただけの白く濁った酒。十二六(どぶろく)と書いたりもろみ酒、濁り酒(にごりざけ)ともいう。炊いた米に、米こうじや酒粕に残る酵母などを加えて発酵させることによって造られる、日本酒(清酒)の原型である。

概要
どぶろくは、米を使った酒類では最も素朴な形態と言われる。一般の酒店でも購入可能な濁り酒に近い。これを沈殿濾過することで清酒を作ることも可能だが、清酒になる程には漉さずに飲用する。清酒に比べ濾過が不十分であるため、未発酵の米に含まれる澱粉や、澱粉が分解した糖により、ほんのり甘い風味であるが、アルコール度は清酒と同程度の14 - 17度にもなるため、口当たりの良さがあだとなってつい飲み過ごして悪酔いしやすい。また、酒造メーカーが販売している「にごりざけ」は、通常の醪(もろみ)を粗漉しするといった濾過などの工程が必ず入るので、「清酒」の一種である。
...
歴史
どぶろくの語源は定かではない。平安時代以前から米で作る醪の混じった状態の濁酒のことを濁醪(だくらう)と呼んでいたのが訛って、今日のどぶろくになったと言われる。11世紀半ば成立と考えられる藤原明衡の著書『新猿楽記』のある写本に濁醪の語が見える。また、どぶろくの起源についても諸説あり、中国の揚子江/黄河流域の稲作文化の直接伝播(紀元前3500年ごろ)に伴って伝わったという説や自然発酵による独自の発生説など諸説ある。どちらにせよ、3世紀後半の『魏志倭人伝』には倭人は酒を嗜むといった記述があり、どぶろくの歴史は長く、日本におけるどぶろく作りの歴史は米作とほぼ同起源であると云われる。

日本では古来より、収穫された米を神に捧げる際に、このどぶろくを作って供えることで、来期の豊穣を祈願する伝統を残す地域があり、この風習は現代でも日本各地のどぶろく祭等により伝えられている。このため宗教的行事におけるどぶろくの製造と飲用は、濁酒の製造免許を受ければ製造可能である(酒税は課税され、各種の申告義務を課される)となる。この場合、神社の境内等の一定の敷地内で飲用するものとする。
...』
Wikipedia



濁酒の俳句:



・どぶろくは門外不出神楽笛  春田淳子



・どぶろくや白のまぶしき割烹着  春田淳子



・にごり酒性懲りもなく人に惚れ  石川笙児




地域の秋祭りにどぶろくは登場してほしい役者だ。
格式張れば、巫女さんから提下銚子でどぶろくをいただければ、極上の味わいというもの。

巫女さんでなくとも、町内の白い割烹着のおかあさんでもお酌していただければ、ありがたくいただけるもの。

振る舞いのどぶろくをいただければ、気分良いもの。
気持ちがおおらかになり、積極的になり、目の前の人が魅力的に見えたりするのは、お酒の効用だ。
酔っ払って手を出したりすれば、顰蹙を買うのは自業自得だが、酔っ払って世界が美しく見えたり、目の前の男も女も魅力的に見えたりするのは、なんの問題もない。
飲まない人にはわからないお酒の効用だ。


日本では、明治以降、どぶろくを自家醸造するのは酒税法違反となったため、作ることはできない。

諸外国では事情が違うそうだ。
フランス、ドイツ、イタリアなどでは自家醸造を禁止されておらず、禁止していたイギリス、米国も今では解禁されている。
中国でも、販売しなければ自家醸造は自由にできるそうだ。

どぶろくは日本の伝統食文化であり、これを禁ずるのは憲法違反として、裁判も行われたが、現状では認められていない。

日本では、豊穣祈願などの宗教行事や地域のお祭りでどぶろくを造ることは昔から行われてきた。
この面から個人の醸造は認められていないがどぶろく特区として特定の地域が造ることは認められている。
長野、岐阜、静岡、三重には特区が存在する。




2016-09-26 (Mon)

2016/09/26  日記  葛の花

2016/09/26  日記  葛の花

2016/09/26(月)旧暦:8月26日 祝日・節気: 日出:5時31分 日没:17時32分 月出:0時44分 月没:14時43分 月齢:24.75 干支:辛亥 六曜:先負 九星:一白水星 今日の季語: 葛の花 (楽しい写真 http://blogs.yahoo.co.jp/tmaobayokohama/54078493.html より転載) 『葛の花 初秋        . マメ科の蔓性多年草。...

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2016/09/26(月)旧暦:826日 祝日・節気: 日出:531分 日没:1732分 月出:044分 月没:1443分 月齢:24.75 干支:辛亥 六曜:先負 九星:一白水星

今日の季語: 葛の花

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(楽しい写真
http://blogs.yahoo.co.jp/tmaobayokohama/54078493.html

より転載)



『葛の花
初秋
       .
マメ科の蔓性多年草。秋の七草の一つ、日当たりのよい山野、荒地に自生する。紅紫色の蝶形花で、上向きについた花穂は下から上へ咲きのぼる。大きな葉に隠れがちだが美しい花である。根から葛粉をとる。』
(季語と歳時記)



葛の花の俳句:



・谷風に遊ぶ蔓先葛の花 香西照雄



・蔓ひけば山が動きぬ葛の花 柳岡百合江



・潜むほど色濃きと聞く葛の花 中原道夫



・抱けば子のとろりと眠る葛の花 長谷川櫂



・老いし父昼も睡れり葛の花 皆川盤水




葛といえば、葛粉、葛切、葛餅に連想が行くが、それ以外にも人との繋がりは太い。
根も花も漢方の有名な薬だし、今日の季語の葛の花も美しい。

『...
人間との関わり
日本では古くから食用や薬用、材料として用いられていたが、2008年に宮崎大学により、クズ属植物からバイオマスエタノールを抽出する技術が開発された。現在はあまり利用されることはないが、かつては飼料としても重宝された[6]。ウマノオコワ、ウマノボタモチといった地方名があるが、馬だけではなく牛、ヤギ、ウサギなど多くの草食動物が喜んで食べる。

食用
古来から大きく肥大した塊根に含まれるデンプンをとり、「葛粉」として利用されてきた[3]。秋から冬にかけて掘り起こしたものを砕いて洗い、精製する[3]。葛粉を湯で溶かしたものを葛湯と言い、熱を加えて溶かしたものは固まると透明もしくは半透明になり、葛切りや葛餅、葛菓子(干菓子)などの和菓子材料や料理のとろみ付けに古くから用いられている。

薬用
葛根
   
根を乾燥させたものを生薬名葛根(かっこん)と呼ぶ[6]。日本薬局方に収録されている生薬である。発汗作用・鎮痛作用があるとされ、漢方方剤の葛根湯、参蘇飲、独活葛根湯などの原料になる[6]。風邪や胃腸不良(下痢)の時の民間治療薬として古くから用いられてきた。薬用として用いる場合の採集時期は、初夏が望ましい[7]

葛花
   
花を乾燥させたものを生薬名葛花(かっか)と呼ぶ。開花初期の頃、房になった花すべてを採取し、風通しのよい場所で速やかに乾燥[8]。有効成分は、イソフラボン[9]

材料
詳細は「葛布」を参照

つるを煮てから発酵させ、取りだした繊維で編んだ布は葛布と呼ばれる[6]。現在に伝わってる製法の葛布は平安時代ごろから作られていたとされる。葛の繊維で編んだ布は新石器時代からも出土している。江戸時代には『和漢三才図会』でも紹介された。かつては衣服・壁紙などに幅広く使われたが、現在では生活雑貨や土産物として、数少ない専門店によって小規模ながら生産が続けられている。遠州、現在の静岡県掛川市の特産品である。

また、クズのつるは長いことから、切り取ったつるが乾燥して固くなる前に編むことで、籠などの生活用品を作ることができる。

文化
酒井抱一『風雨草花図』(左隻)。和歌や日本美術の世界において、葛は主要な秋草のひとつであった。

日本においては古くから文化的題材として扱われ、クズ固有の小さな葉を意匠的に図案化した家紋が数多く存在する。また、秋の七草のひとつに数えられるとともに、秋の季語として多くの俳句に詠われている。落語に『葛根湯医者』がある。

皇族・高円宮家の絢子女王のお印である[10]
...』(Wikipedia


庭では、蔓物は放置すると大変なことになるが、山の中でも同じのようだ。
蔓を引くと山が動くというのは大袈裟だが。茂ればそのようにみえるのだろう。

葛の花は、艶やかで美しい。
その周りでは、空気も和むようだ。
子も老父も安らかに眠っている。





2016-09-25 (Sun)

2016/09/25  花フェスタ秋の無料感謝DAYをCoolpix S7000で (その1)

2016/09/25  花フェスタ秋の無料感謝DAYをCoolpix S7000で (その1)

24日、25日岐阜の花フェスタ記念公園で無料開放が行われた。 週末の日曜日、雨が止んだので多くの家族連れが花フェスタへ押しかけた。 広い駐車場もいっぱいになるのはわかっていたので、午後到着で出かけた。 目的は、旅行用に購入したカメラNIKON Coolpix S7000の試し撮りが主たる目的で、次に薔薇の状況の確認、次は雨が止んだのでお出かけだ。 (NIKON製品情報 http://www....

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24日、25日岐阜の花フェスタ記念公園で無料開放が行われた。

週末の日曜日、雨が止んだので多くの家族連れが花フェスタへ押しかけた。
広い駐車場もいっぱいになるのはわかっていたので、午後到着で出かけた。

目的は、旅行用に購入したカメラNIKON Coolpix S7000の試し撮りが主たる目的で、次に薔薇の状況の確認、次は雨が止んだのでお出かけだ。

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NIKON製品情報
http://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/s7000/

35mm
判換算25-500mm相当の撮影画角があり、小型軽量ながら、ズーム比が20倍まであり、マクロから遠くまで範囲を広く撮ることができるのがポイントだ。
その代わり、レンズはf/3.4-6.5と暗い。
活躍するのは日中になる。


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盛りなら薔薇が咲き乱れるロイヤルガーデン。
花は殆ど咲いていない。

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つるバラが一つだけ咲いていた。

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早咲きして歓迎してくれているのだから、撮ってあげなくては。

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他の薔薇は、夏以降に剪定された後、新芽を出している時季だ。

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ラ・マリエ


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コーラル・サンセット


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ローターシャンパニャー
カメラを構えていたら、蜜を採っていると思ったのか、蜂が急いでやってきて、蜜を探し始めた。
2016-09-25 (Sun)

2016/09/25  花フェスタ秋の無料感謝DAYをCoolpix S7000で (その2)

2016/09/25  花フェスタ秋の無料感謝DAYをCoolpix S7000で (その2)

アロマ オリゾン2000 ルージュ・ド・パリ ラッセ・クローシャイ トニージャクリン ボルショイ アンクル・ビル ドフィンつる ワルコ スクープ・ジャクソン ステファニー・...

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アロマ


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オリゾン2000


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ルージュ・ド・パリ



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ラッセ・クローシャイ


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トニージャクリン


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ボルショイ


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アンクル・ビル


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ドフィンつる


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ワルコ


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スクープ・ジャクソン


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ステファニー・ダイアン


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ひさみ


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アクエリアス


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ガバナー・マークアットフィールド


レッドclip_image050_thumb
レッド・ヘッジズ
花は終わったが、実を赤く実らせていた。


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ミケランジェロ

2016-09-25 (Sun)

2016/09/25  花フェスタ秋の無料感謝DAYをCoolpix S7000で (その3)

2016/09/25  花フェスタ秋の無料感謝DAYをCoolpix S7000で (その3)

換算25mmなので風景は、それなりに撮ることができる。 芝生は荒れている。 手入れが良くないようだ。 トンネル。明かりがあれば撮ることができる。 温室は暗いので、AUTOフラッシュの設定になっていたので、フラッシュが光った。 上級なストロボではないので、近くで光ると色が飛んでしまう。 ストロボを発行禁止にして撮った。 手ブレ防止もついているので、発光禁止のほうが色が良い。 接近して、発光禁止で撮影。 ...

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換算25mmなので風景は、それなりに撮ることができる。
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芝生は荒れている。
手入れが良くないようだ。


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トンネル。明かりがあれば撮ることができる。


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温室は暗いので、AUTOフラッシュの設定になっていたので、フラッシュが光った。
上級なストロボではないので、近くで光ると色が飛んでしまう。


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ストロボを発行禁止にして撮った。
手ブレ防止もついているので、発光禁止のほうが色が良い。

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接近して、発光禁止で撮影。
これが一番自然の色に近い。


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発光禁止で撮影。葉の質感はよく出ている。


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風景の描写は良い。

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サボテンの棘の質感が撮れている。

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コンデジ普及機としては良く撮れている。


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雨に振り込められている間に、コスモスの季節になっていた。


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池の水面に噴水が噴いている。

噴水で動画の試し撮りをしてみた。

20160924花フェスタ記念公園(噴水・池)」
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/MyLAS9slsbg" frameborder="0" width="560" height="315"></iframe>

https://youtu.be/MyLAS9slsbg

clip_image081
子どもたちが、弾む小山で弾んでいた。


clip_image083
レディ・ライク


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中央広場には移動車の屋台がたくさん来ている。


clip_image087
馬も来ていた。


撮影してみた印象では、やや露出が明るめの感じがした。

clip_image089
AUTO


clip_image091
露出+0.7

clip_image093
露出-0.7

明暗の差が大きな被写体は、少し露出を抑えたほうが良さそうだ。


評判通り、旅カメラとしては、使い勝手が良さそうなカメラと思う。



2016-09-25 (Sun)

2016/09/25  日記  秋日傘

2016/09/25  日記  秋日傘

2016/09/25(日)旧暦: 8月25日 祝日・節気: 日出:5時31分 日没:17時33分 月出:---- 月没:13時58分 月齢:23.75 干支:庚戌 六曜:友引 九星:二黒土星 今日の季語: 秋日傘 (秋の茄子紺朝顔日傘 minne https://minne.com/items/5910683 より転載) 『秋日傘 初秋 秋にさす日傘のこと。暦の上では秋に入っても日射しはま...

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2016/09/25(日)旧暦: 8月25日 祝日・節気: 日出:5時31分 日没:17時33分 月出:---- 月没:13時58分 月齢:23.75 干支:庚戌 六曜:友引 九星:二黒土星

今日の季語: 秋日傘

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(秋の茄子紺朝顔日傘
minne

https://minne.com/items/5910683
より転載)


『秋日傘
初秋
秋にさす日傘のこと。暦の上では秋に入っても日射しはまだまだ強い。日焼けや紫外線の害などに敏感な女性は秋になっても日傘が手放せない。』
(季語と歳時記)





秋日傘の俳句:



・影少し長くなりたる秋日傘  和田森早苗



・遠出とて妻の派手なる秋日傘  長沼三津夫



・駅までを母と二人で秋日傘 村川きぬ江




天気予報は、曇り後雨だったが、嬉しい誤算で午前中晴れた。
雨が続いて、外に出られなかった状態から急に外出が可能になった。
週末子供連れで遊べる場所は、家族連れで一杯だった。

このところ涼しい日が続いていたが、晴れれば陽射しも強く暑い。
芝生を歩く奥さんは、秋日傘。

陽射しを避け、日焼けを防ぎ、暑さを軽減する目的の日傘だが、それ以外の効果もある。
綺麗な日傘はファッションの一部だし、女らしさを演出する道具だし、母と娘の心を繋ぐものでもある。





2016-09-24 (Sat)

2016/09/24  Windows10 エクスプローラーの右回転に困った話 (その1)

2016/09/24  Windows10 エクスプローラーの右回転に困った話 (その1)

使っていたWindows7のデスクトップパソコンの調子が良くないので、最近Windows10(64bit)の新しいものに乗り換えた。 起動も早くなり、新しいソフトになり、それはそれで良いのだが、全てが良いわけでもない。 今までできたことができなくなることもある。 これは、その一つ。 ブログの記事の原稿を、WORD2016で書いている。 写真を沢山WORDに貼り付けるの...

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使っていたWindows7のデスクトップパソコンの調子が良くないので、最近Windows10(64bit)の新しいものに乗り換えた。

起動も早くなり、新しいソフトになり、それはそれで良いのだが、全てが良いわけでもない。
今までできたことができなくなることもある。

これは、その一つ。

ブログの記事の原稿を、WORD2016で書いている。
写真を沢山WORDに貼り付けるのだが、縦位置写真が横になってしまうのだ。


もう少し丁寧に説明すると、カメラから写真を取り込む。
縦位置で取った写真は横になっているので、エクスプローラーで90度右に回転させる。すべての縦位置写真を回転させた後、WORD2016に貼り付けると、縦に回転させた写真が、もとに戻って横に寝ている。

前のWindows7WORD2007では、そんな現象は起きなかった。
はて、これはどうしたことだろう?

ググってみると、同じような体験をして記事に書いている人が散見されるので、個人の問題ではなさそうだ。

調べてみると、原因はまだよくわからないが、Windows10(64bit)のエクスプローラーの問題のようだ。
エクスプローラーが回転させているのは、サムネイルだけで本体データは回転させていないのだろう。

Irfanview
などの画像ソフトで、回転させることは可能だが、1個ずつ操作するのは大変に手間だ。
以前のように、縦位置写真だけ選択して、一挙に回転させたい。

ではどうするかだが、以下のサイトに幾つか対処方法が書かれていた。

Be
ヨンド
http://bey.jp/?p=16702


Windows Essentials 2012
に入っている、フォトギャラリーに取り込んで、回転させると解決したと書かれている。

インストールして、試してみると、処理後の写真をWORD2016に貼り付けても、確かに横に戻らない。
以前と比べると、フォトギャラリーを起動して操作する分、面倒になったが、当面問題を回避することができるようになった。

此処まで来るのに、半日以上の時間を要した。
パソコンの世界は、環境が変わると何が起きるかわからない。困ったものだ。

エクスプローラー、フォト、フォトギャラリー、全てMicrosoftのソフトなのだが、仕様と結果が異なるのは、どうにかして欲しい。





2016-09-24 (Sat)

2016/09/24  日記  秋出水

2016/09/24  日記  秋出水

2016/09/24(土)旧暦:8月24日 祝日・節気: 日出:5時30分 日没:17時35分 月出:23時45分 月没:13時07分 月齢:22.75 干支:己酉 六曜:先勝 九星:三碧木星 今日の季語: 秋出水 (情報速報ドットコム http://saigaijyouhou.com/blog-entry-13189.html より転載) 『秋出水: 洪水 初秋 盆過ぎの集中豪雨や台風がもたらす雨で河川の水があふ...

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2016/09/24(土)旧暦:824日 祝日・節気: 日出:530分 日没:1735分 月出:2345分 月没:1307分 月齢:22.75 干支:己酉 六曜:先勝 九星:三碧木星

今日の季語: 秋出水

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(情報速報ドットコム
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-13189.html
より転載)


『秋出水: 洪水
初秋
盆過ぎの集中豪雨や台風がもたらす雨で河川の水があふれること。
収穫を前にした田が台無しになることもある。』
(季語と歳時記)



秋出水の俳句:



・秋出水なす術もなく渡月橋  本田和子



・秋出水牛馬死んでながれけり 久保田万太郎



・光つつ仏壇沈む秋出水 東條素香




連発する台風と秋雨前線の競合で2016年の秋の自然災害は甚大だ。
特に北海道は、洪水で収穫前の農産物が大打撃を受けている。
鉄道も道路も寸断されて、道内の物流は、停滞している。
北海道の農産物の出荷が無いため、本土の生活も大きな影響を受けている。

台風シーズンは、例年10月まで続く。
まだまだ油断できない。

明日からは、2,3日太陽も出るそうだ。
濡れたものを干す貴重な機会だ。

季語「出水」は、梅雨の時期の洪水で夏の季語だが、秋出水は名の通り秋の洪水を指す。

俳人たちも、深刻な被害を受けている。
自然の脅威の前に、人間はなすことがない。
首をすくめて、終わるのを待つしか無い。
すべては、終わってからだ。





2016-09-23 (Fri)

2016/09/23  日記  秋茄子

2016/09/23  日記  秋茄子

2016/09/23(金)旧暦:8月23日 祝日・節気:社日、下弦 日出:5時29分 日没:17時36分 月出:22時49分 月没:12時11分 月齢:21.75 干支:戊申 六曜:赤口 九星:四緑木星 今日の季語: 秋茄子 (徒然なる百姓仕事と英語の話 http://nullarbor.sblo.jp/archives/201010-1.html より転載) 『秋茄子: 名残茄子、一口茄子、秋なす 仲秋 秋になってから...

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2016/09/23(金)旧暦:823日 祝日・節気:社日、下弦 日出:529分 日没:1736分 月出:2249分 月没:1211分 月齢:21.75 干支:戊申 六曜:赤口 九星:四緑木星

今日の季語: 秋茄子

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(徒然なる百姓仕事と英語の話
http://nullarbor.sblo.jp/archives/201010-1.html
より転載)



『秋茄子: 名残茄子、一口茄子、秋なす
仲秋
秋になってからとれる茄子のこと。同じ時期に蒔いても時差が生じ秋に実るものもある。一回り小さいが実は引き締まり、色も深い。茄子は体を冷すこともあるが、「秋茄子は嫁に食わすな」と言うほど美味しい。一夜漬けにしても格別。』
(季語と歳時記)



秋茄子の俳句:



・秋茄子となる花つかず雨二十日 大熊輝一



・下戸の庭小振りばかりの秋茄子  北尾章郎



・賀茂育ち尻まるまると秋茄子  宮崎左智子



・糠床に紫紺かがやく秋茄子  青木政江



・子に送る芥子漬なる秋茄子  島玲子



・秋茄子の紺きつぱりと水はじく  閑田梅月




茄子の美味しい季節になった。
立派に育った、ピカピカと紺色に光る茄子が大きな袋に詰められて売られている。

茄子は焼いても、煮ても、揚げても美味しい。
今、家で評判が良いのは、茄子の煮浸し。
作るのは簡単だ。
茄子、砂糖、醤油、油、だし汁があれば良い。

一度作れば、作り置きができ、便利だ。
冷蔵庫に冷やしておくと、一層美味しくなる。

この美味しさは、この時季だけのもの。

「秋茄子は嫁に食わすな」という諺がある。
意味は、二通りあり、正反対の意味がある。

(1)
美味しい秋の茄子は、嫁には食べさせるなという姑の嫁いびりの意味。
(2)
茄子は身体を冷やす効果があるから、嫁には食べさせるなという嫁を大切に思う意味。

今の御時世では(2)の意味だろうが、秋茄子の美味しさを考えると、昔は(1)の意味だったと考えたほうが自然だ。




2016-09-22 (Thu)

2016/09/22 日記 秋彼岸

2016/09/22  日記  秋彼岸

2016/09/22(木)旧暦:8月22日 祝日・節気:秋分の日 日出:5時28分 日没:17時38分 月出:21時54分 月没:11時09分 月齢:20.75 干支:丁未 六曜:大安 九星:五黄土星 今日の季語: 秋彼岸 (雨の彼岸入り 石川県内 北國新聞 http://www.hokkoku.co.jp/subpage/TR20160920701.htm より転載) 『秋彼岸(あきひがん) 仲秋 子...

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2016/09/22(木)旧暦:822日 祝日・節気:秋分の日 日出:528分 日没:1738分 月出:2154分 月没:1109分 月齢:20.75 干支:丁未 六曜:大安 九星:五黄土星

今日の季語: 秋彼岸

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(雨の彼岸入り 石川県内
北國新聞
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/TR20160920701.htm
より転載)


『秋彼岸(あきひがん) 仲秋
子季語: 後の彼岸、秋彼岸会
関連季語: 彼岸、彼岸会、秋分
解説: 秋分の日(九月二十三日ごろ)を中日とし、前後三日を含めた七日間を指す。お墓参りをし、おはぎを作ってご先祖に供える。彼岸は春と秋の二回あり、秋の彼岸は後の彼岸ともいう。ただ彼岸という場合は春の彼岸を指す。
来歴: 『世話盡』(明暦2年、1656年)に所出。
実証的見解: 彼岸は、亡き先祖に感謝し、その霊をなぐさめ、自分も身をつつしみ極楽往生を願う日本特有の仏教行事である。『源氏物語』にその記述があり、平安時代にはすでに行われていたとされる。太陽信仰と深いかかわりがあり、真東から上がって真西に沈む太陽を拝んで、阿弥陀如来が治める極楽浄土に思いをはせたのが起源とされる。「日の願(ひのがん)」から「彼岸」となったという説もある。彼岸は春彼岸と秋彼岸とがあり、春彼岸は種まきの季節で、その年の豊穣を祈る気持ちがつよく、秋彼岸は収穫に感謝する気持ちがつい。』
(季語と歳時記)



秋彼岸の俳句:



・南無秋の彼岸の夕日沈みけり  兼子栄子



・藪雨を墓にて聞けり秋彼岸  皆川盤水



・黙々と寺坂登る秋彼岸  笠原フミ



・里帰り米持たされる秋彼岸  中島英子



・賑やかに一族集う秋彼岸  内山タエ



・父祖の地を訪ひたることも秋彼岸  稲畑廣太郎




今日は、秋分の日。
折角の祭日だが、今日も朝から雨。

兼子の秋彼岸はよく晴れた秋の日で、夕日が殊の外美しかった。
2016
年の秋彼岸は、皆川のように雨づくし。

3
連休の一日くらい、ご先祖様の墓参りに行くのは仕来りとは言え、行ったほうが良い。
ご先祖が観護てくれていると素直に思うことができれば、馬鹿な争いに巻き込まれることもなく、思いがけない厄災に遭遇することもない。
安心していられることが、其の儘ご利益と言える。

春の彼岸、お盆、秋の彼岸、年3度は無理としても年に一度は一族郎党集まりたいものだ。





2016-09-21 (Wed)

2016/09/21  日記  稔り田

2016/09/21  日記  稔り田

2016/09/21(水)旧暦:8月21日 祝日・節気: 日出:5時28分 日没:17時39分 月出:21時04分 月没:10時04分 月齢:19.75 干支:丙午 六曜:仏滅 九星:六白金星 今日の季語: 稔り田 (よっちんさんのページ http://photozou.jp/photo/show/14173/1521421 より転載) 『稔り田(みのりだ)   黄金色に稔った稲田を言う。   刈り入れを待つ田は豊かさを...

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2016/09/21(水)旧暦:821日 祝日・節気: 日出:528分 日没:1739分 月出:2104分 月没:1004分 月齢:19.75 干支:丙午 六曜:仏滅 九星:六白金星

今日の季語: 稔り田

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(よっちんさんのページ
http://photozou.jp/photo/show/14173/1521421
より転載)


『稔り田(みのりだ)
 
黄金色に稔った稲田を言う。
 
刈り入れを待つ田は豊かさを感じさせられ瑞穂の国であることを実感させられる。』(清月俳句歳時記)



稔り田の俳句:



・雨にさへ歓喜の色よ稔り田は  林翔



・実り田の横にやすらぐ刈田かな  高橋将夫



・稔り田に雨や濡れ身の青年佇つ 寺井谷子




東海地方でも交通機関を止めたり、浸水被害を出したりしながら台風16号は去ったが、お天気は良くならない。台風一過は死語になっている。

郊外の道を走ると、実りの季を迎えた稲が黄色い穂を垂らしている。
数は少ないが刈り入れを済ませた田もあるが、まだ多くは刈り入れを待っている。

もう2日雨の日が続くそうだ。
土曜日から太陽が顔を出す予報になっている。
秋晴れの週末、からりとしたお天気の日に刈り入れが済ませられれば良いのだが。

鬱陶しい天気が続くが、稔り田の風景は心安らぐ。




2016-09-20 (Tue)

2016/09/20  伝統の鷹匠が鳩の糞害を退治

2016/09/20       伝統の鷹匠が鳩の糞害を退治

今年は、熊が人を襲ったニュースが良くあった。 猪や鹿の食害は、年々被害が増えている。 昨日だったかゴルフ場の猿の集団がプレーヤーを襲い、その際バンカーに足を取られ重傷を負った事件が報道された。 今日のニュースでは、野生動物の被害対策の成功例が紹介されている。 金沢駅では住みついた鳩の糞害が問題になっていたが、2015年6月から鷹匠に依頼し、週2回鷹を飛ばし...

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今年は、熊が人を襲ったニュースが良くあった。
猪や鹿の食害は、年々被害が増えている。
昨日だったかゴルフ場の猿の集団がプレーヤーを襲い、その際バンカーに足を取られ重傷を負った事件が報道された。

今日のニュースでは、野生動物の被害対策の成功例が紹介されている。

金沢駅では住みついた鳩の糞害が問題になっていたが、20156月から鷹匠に依頼し、週2回鷹を飛ばしたところ、2カ月ほどで鳩がいなくなり、糞害も発生しなくなった。

猿対策に、犬猿の仲を利用して犬を警備に使う話は聞いたことがあるが、もう少し犬の利用を考えたほうが良いのではないか。
殺処分される犬が、猿の番犬業務を担当すれば、犬のためにもなる。


『ハトのふん害、タカでゼロ=「迫力ある」観光客にも人気―金沢駅
時事通信 920()444分配信

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ハトのふん害対策で、JR金沢駅前の「鼓門」でタカを飛ばす鷹匠(たかじょう)の吉田剛之さん=7月21日

米国の大手旅行雑誌で「世界で最も美しい駅」の一つに選ばれ、人気のJR金沢駅。

長らく悩みの種だったハトのふん害を防ごうと、金沢市が導入したタカの駅前パトロールが成果を挙げている。鳥類の「食物連鎖」の頂点に立つタカを駅前で飛ばしたところ、ふん害はゼロに。勇壮な姿に、観光客にも「見栄えがする」と評判になっている。

〔写真特集〕イヌワシ、ハヤブサ~天空の覇者たち~

「かっこいい」「迫力ある」。平日の朝、北陸新幹線で訪れた観光客でにぎわう金沢駅前の「鼓門」と「もてなしドーム」。勢いよく空を飛ぶタカに、人々の視線が一斉に集まった。かつては周辺に約100羽いたとされるハトはおらず、ふんも見当たらない。20156月から導入した「タカ狩り」の成果だ。

市にとって、ハトのふん害はドームの設計当初からの悩みだった。04年に完成したドームは、08年ごろから外敵や雨風から身を守る格好のすみかに。市は侵入防止のネットやワイヤ、ハトが嫌いな臭いを発する忌避剤などの対策を講じたが効果は限定的。駅出口周辺にふんがへばり付き、観光客らに落ちてきたふんが当たるなどした。

「イメージダウンになる」。153月の北陸新幹線金沢開業が迫り、危機感を募らせた金沢市道路管理課の藤田正浩係長が新聞記事にヒントを得て、鷹匠(たかじょう)が経営する害鳥駆除の企業に相談。駅前でタカを週2回飛ばしたところ、2カ月ほどでハトがいなくなった。費用は13万円で、今年度の予算は年間50万円弱。藤田係長は「大きい工事は要らず、人1人とタカ1羽だけで済む」と費用対効果の高さを感じている。

外国人観光客にも人気で、写真を撮る人や「何をしてるのか」と尋ねる人が増えたことから、英語表記付きで「ハトを追い払ってます」と書いた看板を立てた。東京都江戸川区の川内覚さん(36)は「駅の雰囲気と合っていて良い」と話す。

NPO法人「日本放鷹協会」によると、工場のふん害や、飛行機のエンジンに鳥が衝突するバードストライクの防止などタカの活躍の場は広がっている。起業する鷹匠も出ているという。 』(時事通信)



今日のニュースで読んだのだが、この鷹匠の話は有名で、YouTubeにも登録されていた。

「【スゴ技】鷹を使って害鳥駆除する『鷹匠』 ハトでもカラスでもかかってこんかい! いや、どこか行け!


https://youtu.be/AYd975k3SkE




2016-09-19 (Mon)

2016/09/19 日記 敬老の日

2016/09/19  日記  敬老の日

2016/09/19(月)旧暦:8月19日 祝日・節気:敬老の日、彼岸 日出:5時26分 日没:17時42分 月出:19時33分 月没:7時47分 月齢:17.75 干支:甲辰 六曜:友引 九星:八白土星 今日の季語: 敬老の日 「"敬老の日 その1"」 https://youtu.be/X5ZyDclBqMs 『敬老の日: 年寄りの日、老人の日、敬老日 仲秋 九月の第三月曜日。国民の祝日の...

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2016/09/19(月)旧暦:819日 祝日・節気:敬老の日、彼岸 日出:526分 日没:1742分 月出:1933分 月没:747分 月齢:17.75 干支:甲辰 六曜:友引 九星:八白土星

今日の季語: 敬老の日

"敬老の日 その1"

https://youtu.be/X5ZyDclBqMs


『敬老の日: 年寄りの日、老人の日、敬老日
仲秋
九月の第三月曜日。国民の祝日の一つ。長年働いて国を支えてくれたお年寄りに感謝し、その労をねぎらう日である。』
(季語と歳時記)



敬老の日の俳句:



・目覚良き敬老の日の風涼し  富田志げ子



・老夫婦なんにもしない敬老日  八木葉子



・来し方のこぼれ話や敬老日  福永光子



・老なんぞ知らぬ佛の敬老日  有田蟻太



・余生とは他人の言ふこと敬老日  鎌倉喜久恵



・颯爽と競ふファッション敬老日  阪本哲弘




目覚めたとき気持ちが良いのは重要な事だ。
子供の頃は毎日がそうだが、育つに連れて、様々な気がかりや悩み事が多くなる。
朝から気持ちが晴れないのは、良くないことだ。

特に人から老人と呼ばれるような歳になれば、一層重要になる。
富田は、その点上手だ。

何にもしないのも良いし、昔話に花を咲かせるのも良い。

もっと良いのは、有田や鎌倉や阪本のように、歳や老いなど笑い飛ばして、颯爽と歩き回るのが一番だ。





2016-09-18 (Sun)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その1)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その1)

岐阜駅に着いたら、信長公に拝謁せねばならぬ。 改札を出て、回廊に出ると、いつもと様子が違っている。 いつもは駅前の噴水広場は子供が遊んでいるか、暇な人がベンチに座って時間をやり過ごしている。 今日はテントと屋台が並び大勢の人が集まっている。 イベントに雨は最大の敵だが、今日はなんとか持ちこたえている。 人が集い賑わう様子を見て、楽市楽座を良しとした信長公...

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岐阜駅に着いたら、信長公に拝謁せねばならぬ。
改札を出て、回廊に出ると、いつもと様子が違っている。

いつもは駅前の噴水広場は子供が遊んでいるか、暇な人がベンチに座って時間をやり過ごしている。
今日はテントと屋台が並び大勢の人が集まっている。

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イベントに雨は最大の敵だが、今日はなんとか持ちこたえている。

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人が集い賑わう様子を見て、楽市楽座を良しとした信長公はご満悦だろう。

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信長公は、雨であれ風であれ雪であれ、常に昂然と光り輝いておられる。
その意気を感じとらせていただかなければならぬ。

拝謁を済ませ、今日の会場の「MINOてつめい」に向かう。

会場につくと、開始30分前なので来場者はまだ常連さんお一人だ。

受付を済ませ、指定された場所に着席。
受け取った「利き酒メモ」を開いて、今日の出品酒を見る。
どんな酒が登場するか心ときめく瞬間だ。

今日は、愛知の神の井酒造の蔵元さんが参加されるので、神の井の銘柄が柱になっている。
全部で18銘柄がリストアップ。

店の右側のカウンターには、今日の宴用に和らぎ水、グラス、片口、御銚子が用意されている。

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マイ猪口を持ってこない人のために、お猪口も用意されている。
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お好みでお燗もできるように、用意は周到だ。



【今日の出品酒】
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つのコーナーに分けて18銘柄が用意されている。
加えて、蔵元さんが持参された神の井特別純米を含め19銘柄になった。

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宴か終わり、カウンターの上に勢揃いした銘酒たち。

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以下利いた印象を記載するが、個人的な嗜好により感じたことを書いているので、客観性はない。
関心のある方は、自ら飲んで自分の嗜好により確認いただきたい。

銘柄ごとの個別写真は、会場で撮れなかったので、一部のものを除きネット上のものを転載させていただいている。


最初のコーナーは、
<乾杯・『神の井』のお酒を楽しみます>

1 神の井 純米 美山錦 神の井酒造 (愛知)
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立香は、甘い香り、吟醸酒並みに立つ。甘い入り口、スピードのある切れの良い酸。後半辛味あり。後口の切れ良い。

立香も良く、味に癖がないので、単独でも食中酒でもいける、オールラウンダー的な酒の印象。

スペックを確認すると、長野産美山錦の45%精米だ。
ラベルが純米となっているので間違えたが、スペック的には純米大吟醸だ。スペックを見ると納得のできる品位がある。


2 神の井 大高 純米吟醸 神の井酒造 (愛知)
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立香は仄かな吟香。甘い入り口、舌触り滑らか。酸は丸みを感じる。秋刀魚によく合った。



3 神の井 純米 201512月製造 神の井酒造 (愛知)
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立香は甘く上品な印象。トロリとした入り口。大きく膨らむ大きな世界。甘い入り口、酸の膨らみあり、味のバランスが良い。含み香甘い。後半辛味がピリリと締める。


スペックを見ると普通の純米酒だが、口に入れてみるとなかなかのものだった。
膨らみが大きく、おおらかな大きな世界が快い。味のバランスが良く、含み香にも癖がない。
丁度今が味の乗りが旬かもしれない。


4 神の井 寒九の酒 純米大吟醸 雫取り 神の井酒造 (愛知)
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立香は爽やかな大吟醸の香り。甘い入り口、トロリとして膨らみあり、切れが良く、上品な世界。後半苦味あり。

後半、やや苦味が浮くが、純米大吟醸らしい味わい。
神の井の吟醸酒を代表する銘柄だ。


5 神の井 大吟醸 全国鑑評会出品酒 神の井酒造 (愛知)
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立香は軽めの甘い吟醸香。甘い入り口、酸の後辛味を中心に五味の味濃い。後半、辛味と苦味の後やや味が長い。後口は辛味系。


最高のスペックの大吟醸。
嗜好の問題が表に出てくる大吟醸だ。
個人的な嗜好では、大吟醸はやや細身で、スッキリと切れる大吟醸が好きだ。
この酒は度数が高いからか、味が濃く、味の持続が長い、個人的には、もう少し早く切れて欲しい。


(番外)神の井 ナゴヤクラウド 特別純米

蔵元さんが持参されたお酒。利き酒リストには載っていない。
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帰ってみると、どういうわけか、利き酒のメモが残っていない。
何かに気を取られて、飲んでいないのかもしれないし、飲んだけれど酔っ払っていて書き忘れたのかもしれない。



2016-09-18 (Sun)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その2)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その2)

<新規取扱酒・新発売酒 を楽しみます> (6) 三千盛 (不明)  三千盛 (岐阜) (写真なし) 立香はあまり感じない。甘い入り口。芯のある厚みのある味が続く。パンチのある世界。燗をつけると広がりが出た。冷でも燗でも違った味わいを楽しめる。 (7) 獺祭 等外30 旭酒造 (山口) 立香は甘い香り。甘い入り口。酸は膨らみがあり、切れ良い。含...

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<新規取扱酒・新発売酒 を楽しみます>

6 三千盛 (不明)  三千盛 (岐阜)
(写真なし)

立香はあまり感じない。甘い入り口。芯のある厚みのある味が続く。パンチのある世界。燗をつけると広がりが出た。冷でも燗でも違った味わいを楽しめる。



7 獺祭 等外30 旭酒造 (山口)
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立香は甘い香り。甘い入り口。酸は膨らみがあり、切れ良い。含み香は程良い吟香。辛味・苦味あるが浮かず、味を締めている。後口は辛味系。味の設計が上手く行われている印象。



等外という名称の由来は、等級外の山田錦ということだそうだ。
栽培した酒米山田錦の生産量の5~10%程度は等級の規格から外れる物ができるが、従来はくず米として処分していた。
この等級外米を使って、酒を造ったのが獺祭等外だそうだ。

等外米を使用すると、「大吟醸」や「純米酒」などの表示を使えなくなるため、新しいブランドとして「獺祭等外」を立ち上げた。
ただ、等外米で造った酒は、3カ月程度経つと味が落ちてしまうことから、消費が早い飲食店(和民など)のチャネルに販売をしている。



<秋の酒・今年のひやおろし>

8 玉川 山廃本醸造 ひやおろし 木下酒造 (京都)
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立香は、甘さ+α。甘い入り口、すぐ辛味と渋みを中心として五味の濃い味。

パンチの有る味わい。
名古屋めしには合いそうだ。


9 鯨波 純米吟醸 ひやおろし 恵那醸造 (岐阜)
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甘い入り口。甘みの後、酸は膨らみは大きくは無く、スッキリとしている。
中盤以降甘味・渋みを感じる。吟醸酒らしい味わいだ。



10 庭の鶯 特別純米 ひやおろし 山口酒造場 (福岡)
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立香は甘さとお菓子のような香りの混合物。甘さの後酸の膨らみ、乳酸の含み香。


11 梵 純米吟醸 ひやおろし 加藤吉平商店 (福井)
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立香は甘さに加えて、仄かな熟香のようなものを感じる。甘い入り口の後、酸はあまり膨らまず、やや芯のある味わいで、硬さを感じる。梵に対して持っているイメージとは違うが、これも梵。

調べてみると、山田錦・五百万石を使用し、「吟撰」クラスの磨き5割(50%)の純米大吟醸酒と「ときしらず」クラスの磨き5割5分(55%)の純米吟醸酒をブレンドして作られている。
ブレンド酒は、香りと味の繋がりが難しい。立香も甘い香りと塾っぽい香りがするのはブレンドによるものかもしれない。


12 白岳仙 純米 ひやおろし 安本酒造 (福井)
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立香はあまり感じない。なめらかな舌触り。中盤、辛味と苦みが締める。味の厚みがある。白岳仙のスッキリとしたイメージとは違う濃さを感じる、これも白岳仙。

福井の銘酒梵と白岳仙のひやおろしの飲み比べ、ひやおろしだから味が乗って当然で、前の梵とこの白岳仙は、既成のイメージを広げる意味では共通している。


13 百歳 純米 ひやおろし 生詰熟成原酒 吉久保酒造 (茨城)
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甘い入り口含み香を感じる。甘さの後、酸はあまり膨らまず、中盤以降苦味・渋味が浮き気味。パンチを感じるがやや硬い印象。後で、燗をつけようと思ったが、忘れてしまった。





2016-09-18 (Sun)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その3)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その3)

<本日の贅沢・大吟醸を楽しみます> (14) 明鏡止水 純米大吟醸 ひやおろし 大澤酒造 (長野) 山田錦50%精米。 立香は甘い香り、中に熟した香りも含まれる。甘い入り口。酸の広がりは普通。中盤以降、甘・苦・渋の味わい、典型的な吟醸酒の味の展開。 (15) 清泉 純米吟醸 越淡麗 久須美酒造 (新潟) 立香は仄かに甘い。甘い入り口、味...

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<本日の贅沢・大吟醸を楽しみます>

14 明鏡止水 純米大吟醸 ひやおろし 大澤酒造 (長野)
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山田錦50%精米。

立香は甘い香り、中に熟した香りも含まれる。甘い入り口。酸の広がりは普通。中盤以降、甘・苦・渋の味わい、典型的な吟醸酒の味の展開。



15 清泉 純米吟醸 越淡麗 久須美酒造 (新潟)
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立香は仄かに甘い。甘い入り口、味の主張が穏やかで、良く言えばと柔らかく上品な世界。パンチが好きな人は物足りないかもしれない。味のバランスは良く、偏らない、食中酒としての幅は広そうだ。
燗にしたいと思ったが、実行できなかった。


16 〆張鶴 純米吟醸 越淡麗 宮尾酒造 (新居)
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立香は仄か。甘い入り口。酸は膨らみゆったりと広がるが、クリヤーな印象ではなく、緩みのある感じがする。後半にかけての切れがもう一つの印象。単独で飲むより食中酒としての適性がありそうだ。


新潟の銘酒清泉と〆張鶴の新潟の酒米越淡麗を使って造った酒の利き比べ。
原料米の越淡麗(こしたんれい)は、新潟県で16年かけて研究・開発された、山田錦に対抗する吟醸酒仕込み用の新しい新潟県産米。
山田錦を母に、父方には新潟県を代表する酒造好適米五百万石を交配したものだそうだ。


<熟・醇・を飲む>

17 松の司 山廃純米 松瀬酒造 (滋賀)
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 2010
6月詰 山田錦65%山廃純米酒。
前杜氏瀬戸清三郎氏の造り。

立香は仄かにするがよく解らない、嫌な香りではない。甘い入り口。酸は意外に膨らまず、辛味が来て切れの良い味わい。中盤以降も辛味が続く。後口もピリ辛系。

詰め後6年を経過しているが、老てはいない。
まだ味わいが鮮である。6年の歳月は切れの良さに在る。


18 東一 大吟醸 雫取り<20123詰> 五町田酒造 (佐賀)
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立香は甘い吟香。甘い入り口。酸はあまり膨らまず、切れ良い。東一らしい発泡感の名残を感じるのは幻影だろうか。中盤、含み香甘い、甘・苦の後よく切れる、吟醸酒らしい世界。後口の切れも良い。


4
年間の熟成が切れの良さを創っている。高価な酒を熟成させる、贅沢な遊びに結果が伴っており、口にすれば幸せな気分になることができる。




2016-09-18 (Sun)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その4 )

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その4 )

【今日の料理】 今日はカウンターの上にお品書きが用意されており、名前を考えなくてもよいのでありがたい。 この記事では、出品酒と料理を別々に書いているが、実際はお酒も料理も同時並行で出てくるので、忙しい。 ・シロカワカジキの手ごね寿司 蓋付きのお椀で登場した。 蓋物は蓋を開ける楽しみがある。 シロカワカジキの刺身、刻み大葉、カイワレ、...

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【今日の料理】

今日はカウンターの上にお品書きが用意されており、名前を考えなくてもよいのでありがたい。

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この記事では、出品酒と料理を別々に書いているが、実際はお酒も料理も同時並行で出てくるので、忙しい。

・シロカワカジキの手ごね寿司
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蓋付きのお椀で登場した。
蓋物は蓋を開ける楽しみがある。

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シロカワカジキの刺身、刻み大葉、カイワレ、ご飯、わさび。

シロカワカジキの刺身は、味がついている。軽く漬けてあるのだろうか、一仕事するのは江戸前だが。
刺身に大葉の香りが乗り、爽やかな刺身になる、刺身の食感の後から味が追う。
ご飯は甘みのある酢飯。わさびの薬味もあり、色々風味を変えられる。


・からがき胡麻酢かけ
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からがき、胡麻の酢

果物のようには見えたが、品書きには「からがき」と書かれており、何かわからなかった。

口に入れると、トロリとした甘さで、無花果だった。
トロリとした食感に胡麻の酢がサッパリ感を与え、種のパリパリとした食感の後、胡麻の香ばしい香りが追いかけてくる。

帰って調べてみると、地域によっては、無花果をを別称で「唐柿(とうがき)」と呼ぶらしい。これから転じて、「唐」の字を「から」と読み、「からかき」とも言う様になったそうだ。


・飛騨ジャンボなめこみぞれ和え
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グラスに下から階層になっているので、全体が見渡せないが、最上部にはいくらが乗っている。

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主役は真ん中にある、飛騨ジャンボなめこ。
食べてしまって写真は撮れなかったが、通常のなめことは大きさが全く違う、マッシュルームくらいの大きさがある。

サッパリとしたおろしといくらの味わいのバランスの後、なめこのトロリとシコシコの食感がある。


・万願寺ししとうとちりめんじゃこ炊き合わせ
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万願寺ししとう、ちりめんじゃこ、おろし、干し湯葉

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これは熱々の料理なので、順番を入れ替え先に食べた。
万願寺ししとうは素揚げしてあり、甘い。湯葉の軽い食感と風味、ちりめんじゃこは固いままで、噛んでいると旨味が広がる。

参加者が異口同音に出汁が美味しいと行っていた。
甘さの内に旨味が確りと含まれている。
いつものことだが、出し汁は肴だ。
神の井 大高 純米吟醸に合わせると、酒と出汁が響き合って、win-winの関係になる。


・みょうが郡上みそ和え
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みょうがのシャキシャキの食感、噛む内にみょうがの香りが口の中に広がる。その後、郡上みそと何かの旨味が混じり合った旨味が残る。


・塩ゆで落花生
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落花生を殻ごと塩茹でにしてある。
割って中の豆を口に入れると、カリカリとシャキシャキの中間の微妙な食感。薄い塩味でサッパリとしている。後口に豆の香りが残る。



2016-09-18 (Sun)

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その5 )

2016/09/18 第315回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い at MINOてつめい (その5 )

・あじめどじょう南蛮酢 泥鰌、パプリカ、玉葱、人参、刻み葱、白胡麻。 小振りな泥鰌がカリッと揚げられ、甘酢に漬け込んである。 玉葱、人参、パプリカなど野菜はシャキシャキとした食感、泥鰌はシコシコとした食感で、歯ごたえが気持ち良い、噛んでいると旨味が出てくる。 ・サンマ友肝焼き 秋刀魚、刻み葱、付け合せは茗荷だったか、記録していない。 ...

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・あじめどじょう南蛮酢
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泥鰌、パプリカ、玉葱、人参、刻み葱、白胡麻。
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小振りな泥鰌がカリッと揚げられ、甘酢に漬け込んである。
玉葱、人参、パプリカなど野菜はシャキシャキとした食感、泥鰌はシコシコとした食感で、歯ごたえが気持ち良い、噛んでいると旨味が出てくる。


・サンマ友肝焼き
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秋刀魚、刻み葱、付け合せは茗荷だったか、記録していない。
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秋刀魚を口に近づけると香ばしい香りが立っている。口に入れると、甘さを感じた後、トロリとした食感。秋刀魚の旨味を感じるが加えて少し癖のある旨味が加わって後を引く。スモークされたような旨味だ。これは、酒の肴に合う。

宴が終わった後、板前さんにお聞きすると、スモークはしていない、焼いているだけとのこと。
友肝焼きというと、タレに魚の内臓を混ぜて焼く料理法なので、烏賊のゴロ焼きのように複雑な旨味が加えられる。スモークの旨味と勘違いしたのは、友肝のタレの旨味かもしれない。


・銀杏の醤油ステーキ
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(たくさんあったが、写真を撮るのが遅れ、慌てて撮った。その為量も少なく、ピンぼけだ。)

お品書きには書かれていない一品が出てきた。
「銀杏の醤油ステーキ」は、筆者が勝手に付けた名前だが、銀杏を醤油ベースのタレで香ばしく焼き上げてある。
口に入れると皮の外側の醤油のタレが香ばしい、皮を取り除いて中の実を食べると癖のある銀杏の旨味を二度味わうことができる。


・甘鯛うろこ揚げ
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甘鯛、栗、ニンニク、白髪葱。

甘鯛の唐揚げはカリッとした食感、肉の旨味、甘酢の味が爽やかさを出している。
骨せんべいは、パリパリの食感、すべて食べられる、噛んでいると骨が次第次第に細かくなるに連れ旨味が口に広がる。身も美味しいが骨せんべいの方がもっと美味しいといえる程だ。

栗は、カリカリの食感、仄かに甘く固い、次第に栗の香りがしてくる。
ニンニクは殆ど生の感じ、カリカリとした食感の後、ピリピリの辛味、ニンニクの香りとパワーが詰まっている感じだ。


・鹿肉とニラの炒め物
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鹿肉、エリンギ、ニラ。
鹿肉はホロホロとした食感で柔らかい。癖は全く感じない。残香に甘い香りが残る、蜂蜜だろうか。


・すだちうどん
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すだちのスライス、白胡麻、うどん。

薄味の出汁、すだちの酸味と香りと胡麻の香りが口の中をサッパリとさせる。
うどんは適度なコシと滑らかさでサッパリとした出汁に乗って、スルスル食べられる。



【感想】
(1)
毎回思うことだが、この会は内容が濃い。
お酒の本数も多く、種類も様々な酒が登場する。
料理は、会場が変わるので、その会場の料理になり、毎月出ても同じ料理になることはない。

お酒も料理も同時並行的に登場するので、確り味わい心に留めようとすると、大変忙しい。
嬉しい悲鳴をあげそうになる忙しさだ。

2)お酒のテーマは一つではなく、複数テーマがある。
主催者の中島屋店主西川氏が、各コーナーを作り、そこに明示的若しくは暗黙のテーマが設定されている。
コーナーは各回ごとに設定されるので、当日、利き酒メモを開くまでわからない。

(3)
今日の出品酒で面白かったことをいくつか。
・神の井は愛知県の吟醸酒の騎手だが、今日は純米酒が、美味しかった。
お酒はスペック、値段も重要だが、範囲を飛び越えて、自分にピッタリ来る酒もある。そんな酒に出会えるのは嬉しい。

・ひやおろしでは、福井の梵と白岳仙の飲み比べ
両銘柄ともクリヤーな切れの良いイメージを持つ銘柄だが、ひやおろしなので味が乗り、従来のイメージから離れた味の厚み・濃さを表に出している印象がしたのは共通していた。

・もう一つは、越淡麗の水平飲み比べ。
新潟の銘酒清泉と〆張鶴の水平比較。
越淡麗は、味のバランスが良く、癖がなく、上品な味わいで、名前の通り越後の淡麗な酒質の酒を造るにはぴったりな酒米であることは共通していた。
今日の比較では、清泉のほうが酸の切れが良くきりりとしていたので好みだった。

・熟成酒のコーナーでは、歳月は切れを生み出すことが実感できた。
特に東一は大吟醸の熟成酒の気持ちよさが現れていた。

(4)
今日の料理も趣向に富んでいて、面白かった。
振り返って写真とメモを見ると、どの料理も面白く美味しかった。
サンマの友肝焼きは、初めて食べたが、スモークのようなちょっと癖を感じさせるものが、スタイルとしての友肝であったのには料理の奥深さが理解できた。

(5)
日曜日の昼3時間の宴は、充実していたこともあり、あっという間に終わってしまった。
帰り、金神社、柳ヶ瀬あたりはイベントで人が大勢出ていた。
そう、週末はイベントに参加しなくては。
次はいつになるか、楽しみだ。




2016-09-18 (Sun)

2016/09/18  日記  秋遍路

2016/09/18  日記  秋遍路

2016/09/18(日)旧暦:8月18日 祝日・節気: 日出:5時25分 日没:17時43分 月出:18時51分 月没:6時38分 月齢:16.75 干支:癸卯 六曜:先勝 九星:九紫火星 今日の季語: 秋遍路 (門前の小僧 遍路日記 http://jh5swz.exblog.jp/24512652/ より転載) 『秋遍路 三秋 遍路は春のものとされているが、秋の日和のよいころに四国八十八か所などの札所...

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2016/09/18(日)旧暦:818日 祝日・節気: 日出:525分 日没:1743分 月出:1851分 月没:638分 月齢:16.75 干支:癸卯 六曜:先勝 九星:九紫火星

今日の季語: 秋遍路

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(門前の小僧 遍路日記
http://jh5swz.exblog.jp/24512652/
より転載)


『秋遍路
三秋

遍路は春のものとされているが、秋の日和のよいころに四国八十八か所などの札所めぐりをすることをいう。秋の遍路にはどこか淋しさが伴う。』
(季語と歳時記)



秋遍路の俳句:



・熊野路に灯を連ね行く秋遍路 鈴木大林子



・結願寺さして一人の秋遍路 佐藤うた子



・けふ一日けふの影連れ秋遍路 吉田汀史




遍路は天気が悪いからやらないものではない。
今週も天気は良くないが、お遍路さんたちは今日も歩いているだろう。

遍路はしたことがないのでよくわからないが、自分と向き合い、新しい自分を見出すためのもののように想像する。

連れ立って複数で歩く場合も多いだろうが、やはり一人で幾日も歩き続ける。
そこには自分と向き合う自分しかない、後は山や空や風や川ばかりだ。

時が熟してくると、自分の影がよく見えるようになるようだ。
影を詠んでいる句は見つけられた。

遍路と人生は似通っている。
遍路は自分で始め、自分で終わる。
人生は自分で終わることはできるが、始めることはできない違いはあるが。


自分を見つめているうちに、見えてくる自分以外の人。
その姿が遍路を始める前と違っているのはよく理解ができる。





2016-09-17 (Sat)

2016/09/17  ZUMBA音楽   NO VOY A LLORAR

2016/09/17  ZUMBA音楽   NO VOY A LLORAR

NO VOY A LLORARは、ZIN64に収録されている。 ジャンルはメレンゲ。 原曲は、Carolina La Oが2015年にリリースしている。 自身がYouTubeチャンネルにofficial videoを登録しているので、聴いてみよう。 Carolina La O ft. Robert Taylor - NO VOY A LLORAR https://youtu.be/-41v6jLOcas Carolina La Oは、本名Carolina Ovalle Arangoで、コ...

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NO VOY A LLORAR
は、ZIN64に収録されている。
ジャンルはメレンゲ。
原曲は、Carolina La O2015年にリリースしている。

自身がYouTubeチャンネルにofficial videoを登録しているので、聴いてみよう。

Carolina La O ft. Robert Taylor - NO VOY A LLORAR

https://youtu.be/-41v6jLOcas


Carolina La O
は、本名Carolina Ovalle Arangoで、コロンビア出身の歌姫、1979412日生まれ。
ジャンルはサルサ、トロピカル音楽。

1990
年代、コロンビアを振り出しに、ラテン地域で人気を得た彼女は、1998214日に、若手アーティストはサルサのスターCelia Cruzに同伴し、ニューヨークのコパカバーナに進出した。

リリースしたソロアルバムは、
1999   El Son de Ahora
2001   Dulce Veneno
2003   Carolina
2006   De Mi Fuego
2009   Reencuentro con Los Gemelos

2010
年以降、彼女は南米及びアメリカでトップチャートに登場し、人気を不動のものにしている。


この曲の歌詞は、探したが今のところ見つからない。
タイトルの「No Voy a Llorar」は、「私は泣かないわ」という意味なので、色々な不幸や逆境にも負けないで、自分でやってくというようなメッセージの歌なのだろう。




ZUMBA
の動画を見てみよう。
スタジオのもあるが、テンションの上がるこの曲は、戸外で盛り上がる曲だ。

Yo No Voy a llorar

https://youtu.be/5PZnvaUiNNI

曲がそうさせるのだろう、女性たちは実に楽しそうだ。


もうひとつ。
珍しく、海辺の岩礁の上で踊っている動画があった。
スタジオでは収まりきらず、弾けて岩の上まで飛んでいる。

NO VOY A LLORAR by Carolina La O ft. Robert Taylor ZIN 64 zumba- Gimenez Nathalie

https://youtu.be/XVSbuNbi9h8

この海は、スペインのすぐ隣の南仏の地中海のようだ。



Carolina La O
は、下記のyoutubeのチャンネルに新曲も含めて、動画を公開している。
関心のある方は、Carolina La Ow多く知ることができる。

南米のアーティストは、ファンと共に自分もあるという意識が強い。
この点は、日本も見習う必要がある。



【データ】

公式サイト
http://www.carolinalao.com/

Facebook
https://www.facebook.com/carolinalaooficial/


twitter
https://twitter.com/carolina_lao?lang=ja


YouTube
チャンネル

Carolina La O
https://www.youtube.com/user/carolinalaomusic


Wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/Carolina_la_O




2016-09-17 (Sat)

2016/09/17  日記  秋霖

2016/09/17  日記  秋霖

2016/09/17(土)旧暦:8月17日 祝日・節気:望 日出:5時24分 日没:17時45分 月出:18時11分 月没:5時29分 月齢:15.75 干支:壬寅 六曜:赤口 九星:一白水星 今日の季語: 秋霖 (まるたかの丸太 http://minkara.carview.co.jp/userid/1472803/album/22867/388399/#title より転載) 『秋霖(しゅうりん) 秋のながあめ。秋に、梅雨時に似た気圧配置によって生ず...

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2016/09/17(土)旧暦:817日 祝日・節気:望 日出:524分 日没:1745分 月出:1811分 月没:529分 月齢:15.75 干支:壬寅 六曜:赤口 九星:一白水星

今日の季語: 秋霖

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(まるたかの丸太
http://minkara.carview.co.jp/userid/1472803/album/22867/388399/#title
より転載)


『秋霖(しゅうりん)
秋のながあめ。秋に、梅雨時に似た気圧配置によって生ずる雨季。秋雨。あきついり。《秋》。
(岩波書店「広辞苑」第五版)』



秋霖の俳句:



・雨脚の見えぬ秋霖佐渡濡らす  泉田秋硯

・炉煙の秋霖の野ににじみけり  金川眞里子

・城端の秋霖に濡れ旅心  稲畑汀子

・秋霖を避け一刻の美術館  伊藤稔代

・秋霖を流れてきたる五時の曲  高橋道子




ニュースの天気予報を見ると、気持ちが萎える。
愛知のこの先、雲と傘マークばかり。
隙間なくやってくる台風、今度は16号がゆっくりと日本に近づいている。
急に暑くなると、雨が降りだした、南から湿度いっぱいの風が吹いてきたのだろう。

武田泰淳の本に『秋風秋雨人を愁殺す』がある。
文学的な表題とは違って、内容は辛亥革命前夜に清軍に斬首され若き命を断たれた中国の女性革命家秋瑾の評伝で、文学的な情緒に浸っている余地はない世界だ。

題は、独り歩きする情緒を持っている。

旅なら秋霖も良いだろう。
仕事やイベントに雨は嫌だ。

美術館や映画も良いだろう。
喫茶店で想いに耽るのも悪くはない。

「五時の曲」はなんだろう。
烏の「七つの子」だろうか。
赤とんぼの「夕焼小焼」だろうか。
帰る家のある人は、帰ったほうが良さそうだ。

・秋霖や家路を帰る道ひとつ




2016-09-16 (Fri)

2016/09/16 山中慎介 難敵モレノをKO 11度目の防衛

2016/09/16  山中慎介 難敵モレノをKO 11度目の防衛

前回僅差で判定勝ちしたモレノとの決戦。 お互いに倒し倒されの打撃戦の上、山中の神の左ストレートが炸裂し、7回TKOで勝った。 「山中慎介7RKO勝利!vsアンセルモ・モレノ:7RKOシーン~勝利者インタビュー」 https://youtu.be/35kx5Xq0wcY これで、具志堅の持つ連続防衛記録13回に後2つに迫った。 内山が今年王座から陥落、具...

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前回僅差で判定勝ちしたモレノとの決戦。
お互いに倒し倒されの打撃戦の上、山中の神の左ストレートが炸裂し、7TKOで勝った。


「山中慎介7RKO勝利!vsアンセルモ・モレノ:7RKOシーン~勝利者インタビュー」

https://youtu.be/35kx5Xq0wcY


これで、具志堅の持つ連続防衛記録13回に後2つに迫った。
内山が今年王座から陥落、具志堅に迫るのは山中だけになった。

吉田沙保里選手の4連覇が目前で成し得なかったほど、真剣勝負に勝ち続けることは難しい。
オリンピックと違って、プロボクシングは相手も選べ、コンディション調整も可能なので、是非13度の防衛記録を破って欲しい。


試合を見逃した人は、以下で全ラウンドを見ることができる。

「山中慎介 × アンセルモ・モレノ1R7R

https://youtu.be/BiApHiDSamw



『山中慎介V11「幸せです」神の左でモレノKO
日刊スポーツ916()2025分配信

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WBC世界バンタム級タイトルマッチ 山中慎介はアンセルモ・モレノにKO勝ちしガッツポーズ(撮影・田崎高広)

<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇エディオンアリーナ大阪


WBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)が、挑戦者の同級1位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)に7回TKO勝ちし、11度目の防衛を果たした。

山中は「長谷川さんが素晴らしい試合で勝ち、僕も強い気持ちを持ってリングに立つことが出来た。ガードの弱さが出てダウンしてしまったんですが、逆にそれで思い切っていけた。2人の子どもをリングに上げられて良かった。幸せです。ボクシングをやっていて良かった。最後まで気持ちを持って戦えた」と喜びを表した。

試合開始直後からモレノが攻め、激しい立ち上がりとなった。1回、カウンターで山中の左フックが効いて早くもモレノがダウンした。モレノはその後もひるまず、強気に打って両者乱打戦の展開に。4回にはモレノの右フックで山中が倒れた。4回終了時点では2-0で山中の優勢となった。5回に入り、さらに激しい打ち合いとなる。互いのパンチが顔を捉え、山中がよろめく場面も。6回、山中の左ストレートがモレノの顔面にクリーンヒットし、モレノが再びダウン。7回にもモレノが3度目のダウン。さらにリング隅に追い込んで、左ストレートを見舞い、耐えるモレノをKOした。

昨年9月に2-1の僅差判定で競り勝っていた強敵を再戦で返り討ちにし、内山高志と並んで国内歴代2位タイの防衛数となった。』
(日刊スポーツ)




2016-09-16 (Fri)

2016/09/16  日記  十六夜

2016/09/16  日記  十六夜

2016/09/16(金)旧暦:8月16日 祝日・節気: 日出:5時24分 日没:17時46分 月出:17時31分 月没:4時22分 月齢:14.75 干支:辛丑 六曜:大安 九星:二黒土星 今日の季語: 十六夜 (SandersStyle http://sandersstyle.blog.so-net.ne.jp/archive/c26815-3 より転載) 『十六夜(いざよい、いざよひ) 仲秋 子季語: 十六夜の月、十六夜...

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2016/09/16(金)旧暦:816日 祝日・節気: 日出:524分 日没:1746分 月出:1731分 月没:422分 月齢:14.75 干支:辛丑 六曜:大安 九星:二黒土星

今日の季語: 十六夜

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SandersStyle
http://sandersstyle.blog.so-net.ne.jp/archive/c26815-3
より転載)



『十六夜(いざよい、いざよひ) 仲秋
子季語: 十六夜の月、十六夜月、いざよふ月、既望
関連季語: 月、待宵、名月、十六夜、立待月、居待月、臥待月、更待月
解説: 旧暦八月十六日の夜の月、またはその夜をいうので、この名がある。月は満月をすぎると少しずつ欠けはじめ、月の出も少しずつ遅くなる。十六夜は、その最初の月。動詞「いさよふ」はぐずぐずする、ためらふの意。
来歴: 『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。
文学での言及もののふの八十氏河の網代に木にいさよふ波の行方知らずも 柿本人麻呂『万葉集』
こもりくの泊瀬の山の山の際にいさよふ雲は妹にかもあらか 柿本人麻呂『万葉集』
出の端にいさよふ月を何時とかも吾が待ちをらむ夜はふけにつつ 作者不詳『万葉集』
君や来むわれや行かむのいさよひに真木の板戸もささず寝にけり よみ人しらず『古今集』
実証的見解: 月の中心が地平線と接する瞬間が月の出であるが、一年を平均すると、月の出は一日に約五十分ほどおそくなる。ちなみに今年(二〇〇九年)の東京地方の十六夜の月の出は、十七時三十九分で、前日の中秋の名月より二十六分遅い。翌日の立待月は、十六夜よりさらに二十五分、居待月はさらに二十六分、臥待月は二十七分、更待月は三十一分と徐々に遅れの時間が大きくなり、中秋の名月から十三日後には、零時を越えてから月が出る。』
(季語と歳時記)



十六夜の俳句:



・十六夜の雲のいけずに雨戸閉づ  石岡祐子



・十六夜の雨ほとほとと戸を叩く  伊藤和子



・ためらひつ借る十六夜の男傘  望月晴美



・雨そぼつより十六夜の酒となる   井上浩一郎



・十六夜に濡るる家路や石畳  石黒興平




中秋の名月も十六夜の月も今年は駄目。
こんな年もあるさ。

俳人たちも、想定外の十六夜に、月を詠まない句を詠んでいる。
お天気なのだから、仕方がない。

今夜は、月はなくても酒宴がある。

・十六夜や雲の隠せし月を詠む



暑い日が続き、テンプレートも夏から秋に変える気分にならなかった。

明日からは知らぬが、今日は涼しくなった。これに乗じてテンプレートを赤とんぼにしてみた。




2016-09-15 (Thu)

2016/09/15  日記  名月

2016/09/15  日記  名月

2016/09/15(木)旧暦:8月15日 祝日・節気:中秋の名月、老人の日 日出:5時23分 日没:17時48分 月出:16時51分 月没:3時16分 月齢:13.75 干支:庚子 六曜:仏滅 九星:三碧木星 今日の季語: 名月 (find-coupon http://find-coupon.jp/event/harvest-moon-event-enjoy/ より転載) 『名月(めいげつ) 仲秋 子季語: 明月、満月、望月、望の月、今日の月、...

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2016/09/15(木)旧暦:815日 祝日・節気:中秋の名月、老人の日 日出:523分 日没:1748分 月出:1651分 月没:316分 月齢:13.75 干支:庚子 六曜:仏滅 九星:三碧木星

今日の季語: 名月

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find-coupon
http://find-coupon.jp/event/harvest-moon-event-enjoy/
より転載)


『名月(めいげつ) 仲秋
子季語: 明月、満月、望月、望の月、今日の月、月今宵、今宵の月、三五の月、三五夜、十五夜
芋名月、中秋節
関連季語: 月、待宵、十六夜、立待月、居待月、臥待月、更待月、良夜
解説: 旧暦八月十五日の月のこと。「名月をとつてくれろと泣く子かな」と一茶の句にもあるように、手を伸ばせば届きそうな大きな月である。団子、栗、芋などを三方に盛り、薄の穂を活けてこの月を祭る。
来歴: 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。
文学での言及  水の面に照る月なみを数ふれば今宵ぞ秋のも中なりける 源順『拾遺集』
実証的見解: 中秋の名月は旧暦が日本に伝わる前からあった年中行事である。太古、日本は里芋を重要な食料としてをり、中秋の名月はその里芋の収穫祭であった。中秋の名月を芋名月ともいうのはその名残である。また、中秋の名月は必ずしも満月とはかぎらない。確率的には満月でないほうが多い。これは旧暦と月齢がぴったり一致しないためであり、新月から満月までの時間にぶれが生じるためである。ちなみに今年(二〇〇九年)の中秋の名月は新暦の十月三日であるが、満月になるのはそれより一日遅い十月四日である。』
(
季語と歳時記)



名月の俳句:



・あさつての名月待てぬ者同志  稲畑汀子



・名月や並び見る子の背丈伸ぶ  徳永真弓



・名月を見あげて亡夫に声かける  田中浅子



・名月を待つに正座でありし父  白神知恵子



・名月を猫と見上げる小半時  松村光典



・名月を愛でず夫は大鼾  中田寿子



・名月を見やうともせぬ男かな  折橋綾子




今日は、旧暦八月十五夜、中秋の名月。
豊橋では名月が見られたようだが、今宵は場所により見えたり見えなかったりだ。同じ場所でも時間によって変わるだろう。

この辺りは、薄い雲に霞んで、朧月のようだ。
借用した写真のような名月だ。

問題は、名月を誰と見るかだ。
俳人たちも様々に名月を見ている。

稲畑は気心知れた句友と前前夜祭、俳人同士なら飲んでいるか。
育ち盛りの子と見る、今は亡き夫、父と見る。
猫と見る。

一緒にいるから名月と行かないこともある。
大鼾の夫は、仕事で疲れ果てお月様どころではないかもしれない。

「名月を見やうともせぬ男」との関係はもうオシマイかもしれない。
心の通わないのとは別れたほうが良い。
縁なき衆生は度し難し。




2016-09-14 (Wed)

2016/09/14  日記  葡萄

2016/09/14  日記  葡萄

2016/09/14(水)旧暦:8月14日 祝日・節気: 日出:5時22分 日没:17時49分 月出:16時09分 月没:2時13分 月齢:12.75 干支:己亥 六曜:先負 九星:四緑木星 今日の季語:葡萄 (東浦ぶどう http://www.hm-grape.com/mame/ より転載) 『ブドウ(葡萄、英名"Grape"、学名Vitis spp.)は、ブドウ科(Vitaceae) のつる性落葉低木である。また、その...

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2016/09/14(水)旧暦:814日 祝日・節気: 日出:522分 日没:1749分 月出:1609分 月没:213分 月齢:12.75 干支:己亥 六曜:先負 九星:四緑木星

今日の季語:葡萄

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(東浦ぶどう
http://www.hm-grape.com/mame/
より転載)


『ブドウ(葡萄、英名"Grape"、学名Vitis spp.)は、ブドウ科(Vitaceae) のつる性落葉低木である。また、その果実のこと。

葉は両側に切れ込みのある15 - 20cmほどの大きさで、穂状の花をつける。野生種は雌雄異株であるが、栽培ブドウは一つの花におしべとめしべがあり、自家受粉する。このため自家結実性があり、他の木がなくとも一本で実をつける。果実は緑または濃紫で、内部は淡緑であり、房状に生る。食用部分は主に熟した果実である。食用となる部分は子房が肥大化した部分であり、いわゆる真果である。外果皮が果皮となり、中果皮と内果皮は果肉となる。果実のタイプとしては漿果に属する。大きさは2 - 8cm程度の物が一般的である。ブドウの果実は枝に近い部分から熟していくため、房の上の部分ほど甘みが強くなり、房の下端部分は熟すのが最も遅いため甘味も弱くなる。皮の紫色は主にアントシアニンによるものである。甘味成分としてはブドウ糖と果糖がほぼ等量含まれている。また、酸味成分として酒石酸とリンゴ酸が、これもほぼ等量含まれる。

ブドウ属の植物は数十種あり、北米、東アジアに多く、インド、中東、南アフリカにも自生種がある。日本の山野に分布する、ヤマブドウ、エビヅル、サンカクヅル(ギョウジャノミズ)もブドウ属の植物である。

現在、ワイン用、干しぶどう用または生食用に栽培されているブドウは、ペルシアやカフカスが原産のヴィニフェラ種(V. vinifera) と、北アメリカ原産のラブルスカ種(V. labrusca)で ある。

米にうるち米(食用)・酒米(酒造用)があるように、ブドウにも食用ブドウと酒造用ブドウがあり、食用はテーブルグレープ(英語版)、酒造用はワイングレープ(wine grapes)と呼ばれている。
...
日本で古くから栽培されている甲州種は、中国から輸入された東アジア系ヨーロッパブドウが自生化したものが、鎌倉時代初期に甲斐国勝沼(現在の山梨県甲州市)で栽培が始められ、明治時代以前は専ら同地近辺のみの特産品として扱われてきた[5](ヤマブドウは古くから日本に自生していたが別種である)。文治2年(1186年)に甲斐国八代郡上岩崎村の雨宮勘解由によって発見され、栽培がはじまったとされる。甲州の栽培は徐々に拡大し、正和5年(1316年)には岩崎に15町歩、勝沼に5町歩の農園ができていた[6]。江戸時代に入ると甲府盆地、特に勝沼町が中心となり、甲州名産の一つに数えられるようになった。松尾芭蕉が「勝沼や 馬子も葡萄を食ひながら」との句を詠んだのもこのころのことである。正徳6年(1715年)の栽培面積は約20haに上った。その後、関西や山形でも栽培がおこなわれるようになり、江戸時代末期には全国で約300haにまで栽培面積は拡大していた[7]。日本にあった在来の品種は甲州だけではなく、甲府盆地で栽培された甲州三尺や、京都周辺で栽培されていた聚楽といった品種も存在していたが、聚楽はすでに消滅し、甲州三尺の栽培も少なくなってきている。

その後、明治時代に入ると欧米から新品種が次々と導入されるようになった。当初はワイン製造を目的としてヨーロッパブドウの導入が主に行われたが、乾燥を好むものの多いヨーロッパブドウのほとんどは日本での栽培に失敗した。例えば、1880年(明治13年)に兵庫県加古郡印南新村(現 稲美町)にて国営播州葡萄園が開園したが、わずか6年後に閉園に追い込まれた[8]。一方アメリカブドウの多くは日本の気候に合い定着したものの、ワイン用としてはにおいがきつく好まれなかったため、生食用果実の栽培に主眼が置かれるようになっていった。とくに普及したのはデラウェアとキャンベル・アーリーであり、戦前はこの2品種が主要品種となっていた。昭和10年には8000ha近くまで栽培面積が拡大したものの、第二次世界大戦によって一時急減した。昭和21年には生産量が戦前の半分にまで減少したが、昭和30年には戦前の水準に回復した。
...』


葡萄の俳句:



・孫も子も甲斐路に遊び葡萄狩り  吉原すみ子



・ぶどう狩り園の昼餉の笑ひ声  熊谷みどり



・抱きあげて児に摘みとらせ葡萄狩  鵜飼紫生



・木洩れ陽をくぐりつぎつぎ葡萄摘む  北畠明子



・夜々紡ぐ句やときをりは葡萄食べ  田中藤穂




店頭に巨峰が並べられている。
箱に入っている大きな粒はいかにも美味しそうだ。
人の手が触れていない葡萄は白い粉が噴いている。

種なし葡萄や皮ごと食べられる葡萄は、面倒がなく気楽に食べられる。
大粒の葡萄は、一粒手にとって、丁寧に皮を剥いて、時間をかけて、完全に実だけになったら、口の中に放り込む、口の中に甘みと葡萄の香りが広がる。
面倒だけれど、気楽な葡萄より、手間がかかる分美味しさが増す。


ぶどう狩りに一家ででかけて恵みの秋を満喫する。
俳人たちもその楽しさを句に詠んでいる。
秋の晴れた日、爽やかな風の中、手入れされた棚にぶら下がった葡萄を手に取る楽しみは、家族ならではだ。

田中は、夜々、句を考えながら、時にはぶどうを食べたりしている。
過去の悔恨、将来への不安に囚われることもなく、満ち足りた生活を送っている。
幸せな人だ。

葡萄というのは、難しいことを感じさせない果物のようだ。