小笠原沖の深さ590kmの深部の太平洋プレートで発生した地震は日本列島47都道府県を揺らせ、これは初めてのことだそうだ。 震度が深かったため揺れは小さかったが、長居周期の揺れは鉄道を止め、エレベーターを停止させ、首都圏を大混乱に陥れた。 口永良部島の大噴火の直後であり、多くの火山学者、地震学者が日本列島の下で何かが起きていると話している。 富士山の宝...
小笠原沖の深さ590kmの深部の太平洋プレートで発生した地震は日本列島47都道府県を揺らせ、これは初めてのことだそうだ。
震度が深かったため揺れは小さかったが、長居周期の揺れは鉄道を止め、エレベーターを停止させ、首都圏を大混乱に陥れた。
口永良部島の大噴火の直後であり、多くの火山学者、地震学者が日本列島の下で何かが起きていると話している。
富士山の宝暦噴火は、火山の周期からすれば、最近のことでしか無い。
富士山の噴火が起きないという確率より起きる確率のほうが高いはずだ。
原発再稼働認可、安全基準は世界一厳しいなどと規制委員会は能天気なことを言っているが、最近の火山・地震をどう評価しているのか聞いてみたい。
予測できないものは“想定しない”としか答えないと思うが。
日本に原子力発電は不向きなエネルギーであることは明白だ。
『日本全国で揺れ、「異常震域」か…小笠原沖地震
読売新聞 5月30日(土)21時43分配信
読売新聞
30日夜に小笠原諸島西方沖で起きた地震で、全国の広い範囲が揺れたのは、規模が大きかったことに加え、震源が極端に深かったのが主な原因だ。
中でも関東地方の揺れが強かったのは、海底下のプレート(岩板)を伝わって地震波が減衰せずに届きやすい場所にあったためだとみられる。気象庁は、遠い地域に強い揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる現象だと説明している。
気象庁によると、震源は深さ約590キロ・メートルで、太平洋プレートと呼ばれる巨大な岩板の内部だった。東京大地震研究所の古村孝志教授によると、日本列島やその周辺の海では、複数のプレートが複雑に重なり合っている。太平洋プレートは最も深い位置にあり、フィリピン海プレートなどの下に沈み込んで、日本列島の地下深くまで続く。
谷岡勇市郎・北海道大教授(地震学)は「海のプレートは陸のプレートに比べて固く、プレートの中を伝わる地震波が弱まりにくい」と指摘する。関東へ達した地震波は、震源からまず太平洋プレートに沿って、より沖合の浅い方へ向かった後、このプレートと接する別のプレートに伝わるという経路をたどり、あまり減衰しなかったとみられる。
過去には、2013年9月に東京都の鳥島近海の深さ約450キロ・メートルでマグニチュード(M)6・8の地震が発生、北海道から関東にかけて広い範囲で最大震度4の揺れを記録した。また、07年7月に京都府沖の深さ約370キロ・メートルで発生したM6・7の地震でも広い範囲で揺れ、震源から離れた北海道で最大震度4が観測された。
最終更新:5月31日(日)1時18分』
(読売新聞)