2012年10月27日 - 菜花亭日乗

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その1)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その1)

今日は、首里城祭りが開催されている首里城周辺の散歩と咲元酒造の佐久本氏との懇談の日。 今日も朝から良い天気だった。 一日中空を見ていた気がする。 沖縄の空は夏の肉感的な入道雲、冬は意外に日本海側を思わせる垂れた雲が典型なのだが、今日は様々な顔を見せてくれた。 朝は雲ひとつない快晴だったり。 雲ひとつだったり。 季...

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今日は、首里城祭りが開催されている首里城周辺の散歩と咲元酒造の佐久本氏との懇談の日。

今日も朝から良い天気だった。
一日中空を見ていた気がする。
沖縄の空は夏の肉感的な入道雲、冬は意外に日本海側を思わせる垂れた雲が典型なのだが、今日は様々な顔を見せてくれた。

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朝は雲ひとつない快晴だったり。

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雲ひとつだったり。

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季節感に乏しい沖縄にも、秋の鯖雲がいたり。

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日が落ちれは、お祭り騒ぎの奥武山公園の上には、普通の夜空がいたり。


午前中は、坂の多い首里を散歩した。
足は疲れたが、それより暑さに疲れた。
日陰で佇めば、海からの風が絶えることのない首里は涼しい。
だが、道を歩くとなると夏の暑さだ。

今日は毛の上口から首里城に入った。
昼前、首里城まつりの柵封使行列の写真を撮る。
昼を済ませ、約束の時間に咲元酒造を訪問。
佐久本氏は忙しいにもかかわらず、ニコやかに迎えてくれた。
酒造所でなければ存在しない泡盛の数々を利かせていただいた。
甕熟成には甕の問題があり難しいがそれが面白いことや瓶熟成のテクニックをお聞きした。
会員制の泡盛バー泡盛倉庫を紹介していただいたので行ってみたい。

3時には首里城に戻り、散歩を再開。
龍潭池の周りを歩き、夜景の撮影ポイントを探した。

日が落ちるまでの時間、「地域物産展」で時間を過ごすことにしていたが、これはお祭りの屋台のことだった。
2時間以上の時間を潰す方法がなくなったので、夜は奥武山公園の祭りに切り替えた。

沖縄の産業まつりは、昨日の顔と表情が変わっていた。
沖縄の祭りは昼眠っていて、夜目を覚ます。

子どもたちが走り回り、活気のある人間の営みが沖縄の夜祭にはある。

詳細な記事を書くには、疲れすぎた。
これも、後日としよう。
旅はまだ続くのだから。




2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その2) 首里散歩

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その2) 首里散歩

今日は、ゆいレールに乗って首里へ。 県庁前駅から見るとどちらを見ても青空だ。 儀保駅から首里城への道はわかりやすい道だった。 住宅地の中の坂道を、上へ上へと歩いて行く。 犬を連れて散歩する人とすれ違ったり、ひとりで散歩する猫とすれ違ったり、道を掃くのが仕事の老人の横を通り抜けたりしながら歩く。 特に問題もなく、首里城についた。 ...

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今日は、ゆいレールに乗って首里へ。
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県庁前駅から見るとどちらを見ても青空だ。

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儀保駅から首里城への道はわかりやすい道だった。
住宅地の中の坂道を、上へ上へと歩いて行く。
犬を連れて散歩する人とすれ違ったり、ひとりで散歩する猫とすれ違ったり、道を掃くのが仕事の老人の横を通り抜けたりしながら歩く。
特に問題もなく、首里城についた。

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首里城祭りの看板。

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芸大前の樹の葉は、新緑のような黄緑だ。

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一対のシーサーのうち、右だけが彩色されてるのは、学生のいたずらか?

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円覚寺跡。

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雲ひとつない青空になった。

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弁財天堂。

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昭和20年焼け野原になった首里城の木もこんなに太くなった。

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雲が出た。

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園比屋武御嶽石門では、門中なのだろうが、儀式を行なっていた。

一旦首里城を離れ、石畳に向かう。
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興禅寺のところかさ少し下ると、今まで目につかなかった石碑があった。

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丸石ではないのだが、この辺りは真珠坂というそうだ。

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降りると次第に石らしい形状になっていく。

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左に入ると樹齢300年のアカギの案内。

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住宅の間の道を行くと、ブーゲンビリアが咲いていた。
今回はじめてお目にかかった。
住宅地の中の狭い道なので台風の塩害の被害を受けなかったのだろう

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黄色い花が目に入った。
ゆうなの花かと思ったら違っていた。
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オオバナアリアケカズラと言う名前だそうだ。

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これが樹齢300年のアカギ。

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見上げながら幹に手を当てて、力を頂いた。

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近くに民間行事の場所があった。clip_image042
この辺りも爆弾が落ちて犠牲者が出ている。

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きた道を戻らず坂を上がっていくと、崖に百日草のような花がさいている。民家のではなく野生だ。

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坂を登り切ると首里金城の大アカギの石碑があった。
こちらが本来の入り口だった。

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もう一度石畳を下る。

金城村屋に出た。
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2
回来たことがあるゆくいどころ石畳は、準備中だった。

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首里城に引き返す。

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帰りの勾配はよりキツイ。

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汗を拭いながら登る。

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石の肌に這い回っている根には、南の樹の生命力を感じる。




2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その3) 首里食堂あかばなー

2012/10/27   沖縄旅行3日目(その3) 首里食堂あかばなー

首里城内を散歩して、咲元酒造の約束の1時に間に合うように昼食を済ます必要がある。 首里食堂あかばなーという店があるが、以前国際通り裏にあった居酒屋あかばなはお気に入りだったのだが、無くなってしまた。 この店と関係があるのか聞いてみたく、行く事にしていた。 場所はすぐ判った。 首里城から沖縄県立芸大の前を降りてくると信号機のある交差点に出るが、その交差点...

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首里城内を散歩して、咲元酒造の約束の1時に間に合うように昼食を済ます必要がある。

首里食堂あかばなーという店があるが、以前国際通り裏にあった居酒屋あかばなはお気に入りだったのだが、無くなってしまた。
この店と関係があるのか聞いてみたく、行く事にしていた。

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場所はすぐ判った。
首里城から沖縄県立芸大の前を降りてくると信号機のある交差点に出るが、その交差点の脇にある。

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店内に入ると、左右にテーブル席がある。
先客は地元の人らしき女性が一人。
店の人と話している。

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中は明るい感じで、喫茶店のような感じがする。
考えてみると、沖縄の食堂の定義の一つに小上がり(寝転ぶことができる場所)があることがあるが、この店にはそれがない。と言うことは厳密には「沖縄の食堂」ではないのだ。
ただ、その後年の行った女性が一人来て、その後、先客の女性の仲間らしいオバチャン達が3人来てユンタクを始めた。その意味では地元の人に愛されている食堂といえる。

【メニュー】
そば、チャンプルー、煮付けなどの沖縄定番もあるし、カレー、とんかつ定食、サバ塩定食など観光客向けのメニューもあり、地元・観光客両方困らないメニューになっている。

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好きなフーチャンプルー600円を注文した。
国際通りのあかばなーとの関係を質問すると、関係はないとのことだった。

【フーチャンプルー】
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フーチャンプルー、御飯(丼いっぱい)、味噌汁、漬物、野菜の煮物、刺身がセットになっている。

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刺身に野菜の煮物がついてくるのはおまけのようで、得した気分になる。
定食に刺身がついてくるのは、沖縄の食堂ではままある。
那覇の市街地では少なくなってきているが、首里周辺では健在のようだ。

刺身は普通に美味しかった。
煮物は、少し甘味のあるアッサリとしただし汁で煮こまれており、おいしい。今度来た時は煮付けを頼むことにしよう。
漬物が美味しかった、薄い塩味の浅漬に醤油が掛けられている。
シャキシャキした食感があり美味しかった。沖縄の野菜だが名前を聞きそびれた。

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材料は一般的なもの、麸、ポーク、キャベツ、人参、赤ピーマン、玉葱、小松菜、もやし。

強火でサッと炒めてあり、水っぽくなくて、良い食感。
麸は香ばしく炒められている。麸に卵がからめてあるのかはよく判らないが旨みがある。
好きなタイプのフーチャンプルーだ。

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壁に魚譜431選が貼られていた。
沖縄の魚の名前は難しい。

【データ】
首里食堂 あかばなー
(
しゅりしょくどうあかばなー)
住所: 沖縄県那覇市首里当蔵町
1-10
電話番号:
098-884-4575
営業時間:11:30
19:00
定休日: 日・祝


駐車場はないが、道路の反対側に有料駐車場がある。



2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その4) 咲元酒造訪問

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その4) 咲元酒造訪問

約束の時間1時が近くなったので、咲元酒造に向かう。 歩いて咲元酒造に行くのは初めてだが、首里の雰囲気があっていいものだ。 10分ほど前に到着すると、もう佐久本氏は待っておられた。今日は土曜日なので、お休みの日なのだがお話を聞かせていただけるのはありがたい。 酒造所の一角の椅子に座り、お話をお聞きする。 月末から月初にかけて、広島へ出張とのこと。 広島の咲元フ...

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約束の時間1時が近くなったので、咲元酒造に向かう。
歩いて咲元酒造に行くのは初めてだが、首里の雰囲気があっていいものだ。

10
分ほど前に到着すると、もう佐久本氏は待っておられた。今日は土曜日なので、お休みの日なのだがお話を聞かせていただけるのはありがたい。

酒造所の一角の椅子に座り、お話をお聞きする。
月末から月初にかけて、広島へ出張とのこと。
広島の咲元ファンは、首里に何度も来ている人たちだそうだが、今回は広島のファンたちが集い、その人たちが核になって、咲元愛好会in広島を開催するとのこと。
出てみたいイベントだ。

咲元酒造の泡盛に関心を持ったのは、20112月名古屋で開催された泡盛のセミナーで粗濾過44度を試飲してからだ。
酸味をベースにした力強い味わいと味の多さからくる押しと存在感が印象的だった。

そのことは以下の記事に書いた。
2011/02/16 泡盛大試飲会&セミナー in 名古屋 (その1)」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/7e6c7ed12ca0adddda076416f91689a1

それがきっかけで、6月には酒造所を初めて訪問した。
2011/06/09 沖縄旅行第4日目(その1
咲元酒造所 蔵見学」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/1801c2ce6d0138011f038f3b9a895215


今回は時間もあり、徒歩でもあり試飲させていただきながら色々とお話をお聞きした。
・咲元の味は変えないこと
・濾過については、極力行わない。フィルターというより網のようなもので浮遊物を取る程度。無濾過という表現は、誤解を与えることもあるので粗濾過としている。
・瓶の熟成も開栓すると、密封より熟成が進む。
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テーブルの上に置いてある試飲用の咲元美酒。
これも開栓して置いてあるものだが、販売されているものとは味が違うので、買った人から味が違うといってきたことがあり、開栓して熟成が進む話をした。その後、同じ味になったと言ってきたとのこと。

瓶でも開栓して、飲みながら、半年とか1年に一度栓を開け、空気を入れ替えて揺すったりして刺激をすると良いとの話だった。

<検査・研究・管理用の泡盛の試飲>
我々一般消費者には解らないが、酒造所では蒸留後、泡盛の品質の検査・研究・管理用のものを保存して、品質を常に管理しておられるとのこと。
その泡盛を利かせていただいた。
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左の2本は甕違いのもの。2006122日に違う甕につめられ、20121024日に瓶詰めにされたもの。
度数は40度。

筆者は甕熟成の古酒を飲んだ経験は多くないので、よく言われる甕の香りのイメージは掴みきれていない。
佐久本氏の解説により、甕臭が高いと言われる方は、香りは穏やかで、鼻に抜けていくような香りがした。
もう一つの方は、香りが高く、甘い香りが高く香ばしい香りがする。
利き比べた印象は、甕の違いによる熟成の変化は、大きいものがあるということだ。

同じ泡盛を入れても、味香が変わるので甕を選ぶのが重要で、難しいが面白いことだ。

佐久本氏の話では、一般的には甕の焼きの締まり具合が良い物が良いそうだ。
使い込まれた良い甕は、そこに新酒を入れると良い古酒に変化させる古酒製造器になるとのこと。


右の2本は、蒸留直後の泡盛の原酒。
度数は50度~51度ある。
透明な瓶は、2006年から20117月にかけて4回、新しい原酒を仕次ぎしてきたもの。
右端の1升瓶は、20121024日蒸留した新しい原酒。

10
月の新酒は、最初にムッとする香りを感じるが、これはガス臭というものらしい。穀物のような香りもする。味わいは、度数が高いこともあるがぴりりと辛い。

2006
年から4回仕次ぎされたもの。
古酒の甘い丸い香りがする。香ばしい香りとバニラ香と両方感じる。
香ばしさは古酒に由来するもので、バニラ香は新しいものに由来しているのだろう。

<脂の話>
いろいろな話の中で面白かった一つ。
蒸留した直後の原酒には脂分が含まれ、これが浮いてくる。この脂分は古酒の旨みのもとになるものなので全て除去してはいけないが、新酒の段階では癖を感じさせるものでもある。
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以前、この脂を貰いに来る老人がいたそうだ。
何にするかと聞くと、自宅の甕にいれて、古酒の表面に浮かせるとのこと。
推測だが、表面に脂の膜ができ酒質の劣化を防ぎ、甕熟成の古酒の具合を良くするのではないか。

泡盛の脂分はゆるがせにはできないもののようだ。


10年物秘蔵酒>
酒造所の中に大きな甕がひとつ置かれている。
この中には秘蔵酒が熟成されており、外に出る時を待っている。
過去2回、ごく少量外に出たことがあるだけで、まだその時を待っている状態。

来年、あたり限定酒として出荷されるかもしれないとのこと。ウオッチが必要な話だ。

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この甕は、由緒ある貴重な甕だそうだ。

太平洋戦争の際、日本軍が首里に陣営したため、首里は米軍の集中砲火を浴び、酒造所も壊滅的な被害を受け、酒造所の建物や設備、貴重な泡盛の古酒、麹菌などすべてを消失してしまった。

この甕は、避難のため地下に埋められて生き延びた2つの甕の一つだとのこと。
戦後2つの甕は、蒸留原酒を蓄える甕として使用されてきたが、現在のステンレスのタンクに交換される時、一つは破損してしまい、今はこれひとつしか残っていない。
咲元酒造の歴史より前から存在し、見守ってきた咲元酒造の守り神と言える存在である。


最後に、熟成用の粗濾過44度を2本購入させていただき帰ることにした。
色々な話を伺うことができ、酒造所でしか経験できない管理用の泡盛を利かせていただく貴重な体験が出来た訪問だった。


【データ】
咲元酒造合資会社
住所:  沖縄県那覇市首里鳥堀町1-25
電話:
  098-884-1404
FAX
  098-884-1404
創業年:1902

施設見学: 可能だが、予め予約が必要。
観光客専用の施設はないので飛び込みでは対応できないので、予約が必要。
公式ホームページ:
http://www.sakimoto-awamori.com/

取り寄せも可能である。




2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その5) 首里城祭り

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その5) 首里城祭り

咲元酒造訪問を終えて、首里城に戻る。 いつもは何もない首里社館の前ではテーブルと椅子が並べられ、飲食コーナーが設営されている。 午後の日差しだが暑く、樹の下の日陰の椅子は、人が群れている。 雲ひとつ無い快晴。 高台からの眺めは素晴らしい。 冊封使行列行列は、守禮門から歓会門に入りお庭に向かう...

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咲元酒造訪問を終えて、首里城に戻る。

いつもは何もない首里社館の前ではテーブルと椅子が並べられ、飲食コーナーが設営されている。
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午後の日差しだが暑く、樹の下の日陰の椅子は、人が群れている。

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雲ひとつ無い快晴。

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高台からの眺めは素晴らしい。

冊封使行列行列は、守禮門から歓会門に入りお庭に向かうので、ビデオ撮影のため歓会門の上の階段で待つことにした。

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待つこと30分漸く、行列が登場した。
20121027首里城冊封使行列」

http://youtu.be/AFnazixMe_M

意外に短い簡素な行列なので拍子抜けした。

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朝は快晴だったが、午後になると、秋の雲が流れてきた。

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首里城の鰯雲は初めて見た。

夜行われる万国津梁の灯火の撮影ポイントを下調べするため、弁財天堂、龍潭池に降りる。
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ボランティアだろうか若い男女が大勢で、灯火になる白いガラスを並べ、水を張っている。その上に蝋燭を浮かす仕組みらしい。

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龍潭池周辺はかなり準備が進んでいた。

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龍潭池から見る首里城。
前回夜景を撮ったが、手持ちのためうまく行かなかった。
今回は三脚持参なのでうまく撮れるはずだ。
撮影ポイントが確認できたので、城に戻る。

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登る階段の途中に、首里城祭りの空気とはなじまないものが目に入った。
垂れた気根の先に牢獄のような建物が見える、先の大戦の際の日本軍の主力舞台の司令部壕跡だ。
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丁度、小さな子供を連れたアメリカ兵の家族が来ていた。
説明の碑文を読んでから、気根の下をくぐり鉄柵の前まで、行ってみていた。
何か行く気になれなかったので、そのまま城内で行われている地域物産展に足を向けた。

灯火が灯されるまで地域物産展で時間を潰す予定で首里社館まで戻った。

地域物産展への道標が見当たらないので、案内所の人に聞いてみた。
すると、答えは社館前の芝生の処とのこと。

何と飲食用のテーブル席が設営されていた場所が地域物産展というのだ。
あれはどう見てもフードコーナー、屋台と呼ぶべきものだ。これには呆れた。
どうも首里城祭りの担当者の言語感覚はずれている。どう考えても地域物産店というイメージは、本島、離島の地域ごとに特産品を並べるイベントで一定の規模のあるものと考えるのが普通だ。
2,3のテントの出展で地域物産展という感覚が理解できない。

とにかく日差しは暑い。
西のアザナの方に行き、日陰を求め石の上に座り込む。
時計を見ると、灯火が灯されるまでまだ2時間ある。
朝から、歩きまわり、昼過ぎのは暑い中を石畳を登り降りしたので疲れが来たようだ。

しばし空を眺めながら思案を続けた。
此処にとどまるべきか、山を降りて市街に戻るか?

結局、2時間の無駄は辛いので、降りて産業まつりの夜に行く事にした。
万国津梁の灯火は、明日も開催されるから、それに合わせて首里に来れば良い、2時間無駄に過ごすこともない。

モノレール首里城駅は、初めて使うので道不案内だが、首里城から首里食堂あかばなーに降り、交差点を右折咲元酒造に向かい、そのまま道を直進したところだった。




2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その6) 夜の沖縄の産業まつり

2012/10/27  沖縄旅行3日目(その6) 夜の沖縄の産業まつり

首里城からのモノレールは快適だ、車で混んだ首里の坂を降りるのとは違い、列車の窓から夕暮れ時の那覇の空を見ていれば良い。考えてみればゆいレールをこんな時間に利用したことはなかった。 壺川駅で下車すると、目の前は奥武山公園で、駅前の広い橋をわたると58号線とは反対側の入口に着く。 こちらが祭りの正門になっている。 橋の上から、今日一日色々な表情を見せてくれた空が...

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首里城からのモノレールは快適だ、車で混んだ首里の坂を降りるのとは違い、列車の窓から夕暮れ時の那覇の空を見ていれば良い。考えてみればゆいレールをこんな時間に利用したことはなかった。

壺川駅で下車すると、目の前は奥武山公園で、駅前の広い橋をわたると58号線とは反対側の入口に着く。
こちらが祭りの正門になっている。

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橋の上から、今日一日色々な表情を見せてくれた空が見えた。
もうすぐやって来る夜の帳までの青空だ。

会場に入り、足を酒造所に出展コーナーに向ける。
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昼は殆どお客の姿が見えなかった酒造所のテント前にも、多くのお客が流れていた。

ヘリオス酒造の試飲コーナー
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つある試飲コーナーのうち一つがお客がいなかったので、試飲を始めた。
そうすると、他のお客がよってきて、テーブル代わりの樽の前には人の輪が出来た。

ヘリオス酒造は泡盛の他、焼酎・ビール・ラム酒・梅酒・リキュールなど多彩な商品を出荷している。
泡盛では、樫樽で熟成させた「くら」シリーズのダルマ型の瓶は本土でもよく見かける。
いろいろ試飲が出来たが、この秘蔵古酒蔵ブラックが良かった。
古酒らしい香りがする。五年古酒をブレンドしたものだそうだ。現在力を入れている泡盛らしい。

瑞穂酒造のコーナー
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初留10年古酒44度の量り売りコーナー
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(これは昼撮影した写真。)

瑞泉のコーナー
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おもろ古酒が10年、15年、21年の量り売り。
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年、15年は43度。21年は35度。21年は割り水してあるわけではなく、アルコール分が低くなり35度になっているとの話だった。

試飲できるのは10年のみ。43度なのでストレートではピリピリする。古酒香はあまり高くない感じだった。

有限会社比嘉酒造のコーナー
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残波の古酒の試飲をデモしていた。

忠孝酒造のコーナー
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忠孝酒造も色々並べて力を入れていた。
泡盛鑑評会出品酒も並べられていた。
11
1日の県知事賞発表の中に入っていれば、お買い得になるが、今はなんとも言えない。

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右側ではマンゴー酵母の原酒、シー汁浸漬法の翠古が並べられえいた。この2酒は好きな酒だ。

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左側では、忠孝酒造お得意の瓶入泡盛が売られている。
忠孝原酒の入った南蛮荒焼五升甕は50,400円。

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3200ml
入の十年古酒忠孝南蛮瓶(左上)は57330円する。
甕だけ手に入れたいが、甕だけは売っていないそうだ。

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左端では鹿路の実演が行われていた。
2
升瓶、徳利が成型されていた。
聞いて見ると経験8年とのこと、大きな甕などは経験20年以上の先輩が作るそうだ。
実演時間が終了すると並べられていたものを、彼は全て潰してしまった。もったいないが、商品としては使えないそうであくまで実演の産物とのこと。

会場内を歩いていると、とにかく子供が多い。
そして活発で賑やかで生き生きして輝いている。
沖縄は、進学志向の家庭の子は塾に通い、中学から本土の有名私立中学を目指すことも多いが、一般の家庭の子供達は、勉強よりお祭りだろう。

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金魚すくいも大賑わい。

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フードコーナー。

石垣牛の鉄板焼きコーナー
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牛ホルモンの味噌炒めが得られており、試食してみると美味しかった。
これを肴にオリオンビールを飲むことにした。

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チョット離れたオリオンビールのコーナまで買い出し。
周辺のフードテントを見てみたが、フランクフルトとかたこ焼きとかイベントメニューが多かった。
やはり牛ホルモンが良い。

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オリオンビールを買って、鉄板焼コーナーに戻る。

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ホルモンは処理がよく、臭みがなく柔らかい。沖縄は豚の処理の経験があるから、牛の処理も長じている。
焦げ過ぎもせず甘い味噌味の柔らかいホルモンとオリオンの生ビールは、良い取り合わせで沖縄の夜祭にふさわしかった。

前に座っていた老人はひとりで牛の中身汁で飲んでいたが、その隣に座っていた夫婦らしい中年の二人連れが声をかけ、話が弾み始めた。
誰とでも話ができユンタクするのは沖縄のスタイル。
いちゃりばちょーでーだ。

フードコーナーを離れて、壺川駅の方に歩く。
陸上競技場の芝生は、ステージが作られ、イベント会場になっていた。

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ステージの前にはテーブルと椅子が多く並べられているので、自由に飲食ができ、持ち込みもできるので、家族団らん、仲間のパーティー色々なグループが思い思いに楽しんでいる。

ステージでは、今風の若者たちが歌って踊っている。
20121027沖縄産業まつりイベント」

http://youtu.be/eAjnrM1GRII

ビデオを撮って、2,3曲聞いてから帰ることにした。

テーブルの間を歩いていると、まだ首の座っていない乳飲み子を大事そうに抱いている母親が目に入った。
その前にはお爺さんお婆さんが座っている。沖縄だから実の親子とも言えないが、お爺さんが母親に話しかけている。
すると母親は、大事そうに赤ちゃんの顔を覆っていたフードを左右に分けると、赤ちゃんの顔が見えた。
真っ白なかわいい赤ちゃんだった。お爺さんは覗きこみ、話をする。
それに答える母親の顔は、幸せに輝いていた。
プロの写真家ならカメラを構えるところだが、その勇気はない。
母親と赤ちゃんとおじいちゃんの幸せと命の構図を目に焼き付けながら通り過ぎた。


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川にそって設けられている屋台を見ながら歩いていると、ホーメルの文字が目についた。
人だかりがしているので寄ってみた。

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炊き込みご飯の素レトルト食品がサービス価格で提供されている。
見ると好きな、軟骨ソーキのレトルトがある、他のレトルトも置いてあり、どれでも51000円で得られている。1200円、これは買い得だ。
名古屋では390円くらいで売られているはずだ。
これは買うしか無い。

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隣ではソーセージが焼かれ、いい匂いがしている。
子どもたちや家族連れが焼けるのを待っている。
手に入れたソーセージの串焼きを食べながら、駅へ向かう...

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橋の上から振り返ると、青空は夜の闇に隠れ、お祭りの照明が明るく川面に映っている。

首里城から降りてきて良かった。
沖縄の祭りは、昼に行くものではない、夜に行ってこそ、沖縄の祭りを楽しむことができる。


2012-10-27 (Sat)

2012/10/27  日記  十三夜

2012/10/27  日記  十三夜

2012/10/27(土) 旧暦:9月13日 祝日・節気:十三夜 日出:5時58分 日没:16時51分 月出:15時15分 月没:3時18分 月齢:11.62 干支:辛酉 六曜: 先負 九星:九紫火星 今日の季語: 十三夜 (たまの週末 より転載) 『■十三夜 日本では、古くから秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習があります。お月見というと旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名ですが、日本...

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2012/10/27() 旧暦:913 祝日・節気:十三夜 日出:558 日没:1651 月出:1515 月没:318 月齢:11.62 干支:辛酉 六曜: 先負 九星:九紫火星

今日の季語: 十三夜

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(たまの週末 より転載)


『■十三夜
日本では、古くから秋の名月を鑑賞する「お月見」の風習があります。お月見というと旧暦八月十五日の十五夜がもっとも有名ですが、日本では古来もうひとつ旧暦九月十三日の十三夜もまた美しい月であると重んじていました。
中秋の名月(十五夜)はもともと中国で行われていた行事が日本に伝来したものですが、この十三夜の月見は日本独特の風習だそうで、一説には宇多法皇が九月十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代(延喜十九年:西暦919年)に開かれた観月の宴が風習化したものとも言われています。
一般に十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものともされていました。これは十五夜だけでは、「片月見」といって嫌われていたからです。
十五夜はサトイモなどを供えることが多いため「芋名月」と呼ばれていますが、十三夜は「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれています。これはお供えとして栗や豆を、神棚などに供えるからだそうです。中秋の名月の後なので、「後の月」と言われたり、「小麦の名月」と呼ぶ地方もあります。これは旧暦九月十三日の晩のお天気で、翌年の小麦の豊作、凶作を占う習慣から来ています。
十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は晴れることが多いようで、「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。』(株式会社越後屋より転載)


十三夜の俳句:

・嵯峨ははや時雨ぐせなる十三夜 鈴鹿野風呂

・宮島のよき裏町や十三夜 塩田育代

・見納めが母の口癖十三夜 田邊えりな

・手を通す絹のつめたさ十三夜 佐藤美恵子

・塾の子の影をつらねて十三夜 栗山妙子

片月見というのは、江戸の遊里に由来する言葉らしい。
『江戸時代の遊里では、十五夜と十三夜の両方を祝い、どちらか片方の月見しかしない客は「片月見」または「片見月」で縁起が悪いと遊女らに嫌われた。二度目の通いを確実に行なうために、十五夜に有力な客を誘う(相手はどうしても十三夜にも来なければならないため)風習があった。』

十五夜も十三夜も月見をしたいもの。