2011年08月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2011-08-31 (Wed)

2011/08/31 日記 三日月

2011/08/31 日記 三日月

2011/8/31 (水) 旧暦: 8月3日 祝日・節気: ---- 日出: 5時11分 日没: 18時10分 月出: 7時25分 月没: 19時06分 月齢: 2 干支: 戊午 (ぼご,つちのえうま) 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星今日の季語: 三日月(みぶろぐ より転載)『三日月陰暦3日夜の月。月齢2.6日。2008年2月9日(旧暦1月3日)18:13(現地時刻)、翌日2:13(JST)。フランス ベルフォール。なお、日本ではすでに沈んでいる時刻である。三日月・朏(みかづき...

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2011/8/31 (水) 旧暦: 8月3日 祝日・節気: ---- 日出: 5時11分 日没: 18時10分 月出: 7時25分 月没: 19時06分 月齢: 2 干支: 戊午 (ぼご,つちのえうま) 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星


今日の季語: 三日月



(みぶろぐ より転載)



『三日月
陰暦3日夜の月。月齢2.6日。2008年2月9日(旧暦1月3日)18:13(現地時刻)、翌日2:13(JST)。フランス ベルフォール。なお、日本ではすでに沈んでいる時刻である。三日月・朏(みかづき)は、陰暦3日の夜の月。ここで言う陰暦とは、朔を1日とする暦、つまり、中国暦・和暦など太陰太陽暦を含む太陰暦のほぼ全てである。


解説円弧状の細い範囲が輝いている。そのため、眉月(まゆづき、びげつ)、蛾眉(がび)、繊月(せんげつ)などとも言う。三日月より早い2日の月はほとんど見ることができず、三日月は最初に見える月であるため、新月(しんげつ、ただし現在は朔の同義語に使う)、初月(はつづき、しょげつ)などとも言う。他にも多くの異名がある。


三日月の黄経は太陽よりわずかしか先行していないため、三日月は日没のすぐ後(約2時間後)に、光っている側を下(北半球では右下、南半球では左下)にして沈む。いっぽう、三日月の出は日の出のすぐ後であるため、見ることは難しい。


朔(月齢0日)が陰暦1日なので、三日月の月齢は3日ではなく2日である。厳密には、朔は陰暦1日の平均12時(0時から24時までのいつか)で、いっぽう三日月は(昼月を別にすれば)日没直後しか見えないので3日18時の月齢を求めると、平均2.25日になる。これは平均朔望月29.53日の約8%で、月相は平均27度、2.13日となる。ただしこれらは平均であり、朔の時刻のばらつきなどにより±半日強の変動がある。


地球から見た三日月の輝いている面積は、(1 - cos 27°) / 2 = 0.056 と、満月のわずか6%にすぎない。しかも、光っている月面をほぼ真横から見ているため光度はさらに下がり、満月の1/300にすぎない。


陰暦26日深夜(27日未明)の月を二十六夜(にじゅうろくや)と言い、三日月に形は似ているが、光っている部分が東西逆側である。見える時間も違い、日の出の前に、光っている側を下(北半球では左下、南半球では右下)にして昇る。


広義の三日月広義には(特に陰暦を使わなくなった現代では)、厳密に陰暦3日の月だけでなく、新月と上弦の間の広い範囲の月相を三日月と呼ぶことも多い。


英語のクレッセント (crescent) やフランス語のクロワッサン (croissant) などはこの意味である。ただしこれらの語は、月に限らず、朔望する天体一般に使える。


また、下弦と晦の間の月も三日月と呼ばれることがある。英語でもこれをクレッセントと呼ぶが、デクレッセント (decrescent) として区別することもある。
...』(Wikipedia)



三日月の俳句:


・三日月や地は朧なる蕎麦畠 芭蕉


・三日月のかくれてゐたる大欅 小林一茶


・見そなはす三日月神楽舞ひ始む 高澤良一


・三日月に蒟蒻玉を掘る光り 萩原麦草


・めしが出て三日月の出る宴つゞく 穴井太


3月の震災以来、豪雨やら台風やら自然災害が続いてきた。
この週末にはまた台風が日本を直撃しそうだ。
自然が穏やかでなく猛々しい姿を見せている。


日本人は古来災害の多い国であったが、一方自然に対する感謝を持ち続けてきた。
もう稔の秋も近いとことに来ている。


空に三日月があって飯が出れはそれはもう宴だが、酒でもあればもう最高だ。



 

2011-08-30 (Tue)

2011/08/30 日記 二日月

2011/08/30 日記 二日月

2011/8/30 (火) 旧暦: 8月2日 祝日・節気: ---- 日出: 5時10分 日没: 18時12分 月出: 6時13分 月没: 18時30分 月齢: 1 干支: 丁巳 (ていし,ひのとみ) 六曜: 先負 九星: 一白水星今日の季語: 二日月(ふつかづき)(mitikusa より転載)『二日月1 月齢2の月。陰暦2日の月。2 8月2日の月。《季 秋》「あかね雲ひとすぢよぎる―/水巴」』(デジタル大辞泉)二日月の俳句:・雨そゝぐ水草の隙や二日月 蕪村・面影もほの...

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2011/8/30 (火) 旧暦: 8月2日 祝日・節気: ---- 日出: 5時10分 日没: 18時12分 月出: 6時13分 月没: 18時30分 月齢: 1 干支: 丁巳 (ていし,ひのとみ) 六曜: 先負 九星: 一白水星


今日の季語: 二日月(ふつかづき)



(mitikusa より転載)


『二日月
1 月齢2の月。陰暦2日の月。
2 8月2日の月。《季 秋》「あかね雲ひとすぢよぎる―/水巴」
』(デジタル大辞泉)



二日月の俳句:


・雨そゝぐ水草の隙や二日月 蕪村


・面影もほのかに涼し二日月 鬼貫


・阿羅漢のあとついてゆく二日月 奥山芳子


・かりの世と人は言ふなる二日月 河野 伊早


・二日月薄荷の花の匂ふなり 小松崎爽青


昔の人は、月を良く見た。
月をよく楽しんだ。
月にこの世のものではない神秘があり、人工的な光のない時代には、月は明るく見ることができたに違いない。


今は月を見るのは難しい時代だが、河野は江戸の人に通じる心で二日月を詠んでいる。


薄荷に花の匂う夜、二日月を観続ければ、この世のものではない場所に遊ぶことができる。



 

2011-08-29 (Mon)

2011/08/29 暗雲の行方

2011/08/29 暗雲の行方

今年は、居座りの多い年だ。台風も足が遅く、同じ所に居座り続けるものが多かった。秋雨前線は8月たというのに日本列島を上がったり下がったりして、めまぐるしく温度を上げ下げして、体力を消耗させながら居座り続けている。政治の世界でも、暗雲が居座り続けた。暗雲が晴れるかと思われた3月、あろうことか1000年に一度の大災害が日本を襲ってしまった。 この大災害は、2年間晴れることのなかった日本の政治の空にかかった暗雲...

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今年は、居座りの多い年だ。
台風も足が遅く、同じ所に居座り続けるものが多かった。
秋雨前線は8月たというのに日本列島を上がったり下がったりして、めまぐるしく温度を上げ下げして、体力を消耗させながら居座り続けている。


政治の世界でも、暗雲が居座り続けた。
暗雲が晴れるかと思われた3月、あろうことか1000年に一度の大災害が日本を襲ってしまった。
 この大災害は、2年間晴れることのなかった日本の政治の空にかかった暗雲を居座らせることになってしまった。


8月も終わりになり、漸く雲が去るかに思われたら、今度はもっと厚くて大きな暗雲がやってきそうな雲行きになってきた。
ニュースの天気予報では、そのことばかり報道していた。


大荒れの天気が心配された今日だったが、予報とは違って新しい暗雲はそれていった。


『小沢氏復権にノー、野田氏に流れた「浮動票」
2011年8月29日(月)16:46


 野田財務相が決選投票の末、民主党新代表に選ばれたのは、党内の多数が小沢一郎元代表の「復権」にノーを突きつけたことを意味する。


 決選投票では、同じ主流派の前原誠司前外相の陣営だけでなく、鹿野農相の陣営、特定のグループに属さない党内の「浮動票」の大半が野田氏支持に回った。


 敗れた海江田経済産業相が、小沢元代表グループや鳩山前首相グループから全面支援を受けていたため、「小沢元代表らが、人事や政策転換を思いのままに操りかねない」との懸念が党内に強まったことが影響したとみられる。


 また、海江田氏が2009年衆院選政権公約(マニフェスト)の見直しなどを巡る自民、公明両党との「3党合意」の白紙化に言及したことから、民主党内では、海江田氏が新代表になった場合、「国会で野党の反発を受け、すぐに政権が行き詰まりかねない」との危機感も高まり、その反動で野田氏への支持が拡大したとの見方も出ている。
』(YOMIURIONLINE)


新しい暗雲が去ったことは良かった。
2年間で、初めて良いことが起きたと言えるのではないだろうか。


報道では、上記のニュースも含めて、色々と予報が外れた分析・後講釈が行われている。


後から言えばなんとでも言える話だが、結局リーダーの資質の問題だといえる。


原稿を見ずに、全体の見通しを展開させ、話ができることは、リーダーの最低条件だ。
 この最低条件すらできないリーダーが、暗雲となってきた。
自分の言葉で、原稿を見ずに話ができる人という点で、野田新代表はリーダーの条件を備えている。


未来を自分の言葉で語ることが、リーダーの最低条件である以上、決選投票の結果は理に適った結果だった。
報道も、リーダーは器で選ばれたと論評すべきだろう。


これから、また暗雲がやってこなければ良いと願うのだが、どうなることだろう。



 

2011-08-29 (Mon)

2011/08/29 日記 鬼灯

2011/08/29 日記 鬼灯

2011/8/29 (月) 旧暦: 8月1日 祝日・節気: 八朔、朔 日出: 5時10分 日没: 18時13分 月出: 5時03分 月没: 17時55分 月齢: 29.35 干支: 丙辰 (へいしん,ひのえたつ) 六曜: 友引 九星: 二黒土星今日の季語: 鬼灯(ほおずき)(花図鑑 より転載)『ホオズキ(鬼灯、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキとも言う。花言葉は偽り。原産地は東南アジアで、その他に南欧やアメリカ大陸など温...

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2011/8/29 (月) 旧暦: 8月1日 祝日・節気: 八朔、朔 日出: 5時10分 日没: 18時13分 月出: 5時03分 月没: 17時55分 月齢: 29.35 干支: 丙辰 (へいしん,ひのえたつ) 六曜: 友引 九星: 二黒土星


今日の季語: 鬼灯(ほおずき)



(花図鑑 より転載)


『ホオズキ(鬼灯、酸漿)は、ナス科ホオズキ属の多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキとも言う。花言葉は偽り。


原産地は東南アジアで、その他に南欧やアメリカ大陸など温帯に自生している。主に観賞用や食用として栽培されるが、野生のものもある。


 概要
ホオズキは多年草で、草丈は60~80cm位になる。淡い黄色の花を6-7月ころ咲かせる。この開花時期にあわせて日本各地で「ほおずき市」が開催されている。中でも、7月初旬に開かれる東京浅草寺のものは江戸時代から続いており[1][2]、60万人にのぼる人出がある有名なものである[3]。花の咲いたあとに六角状の萼(がく)の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。種蒔き、株分けで増やすことが出来るが、ナス科植物との連作障害が有る。アメリカ原産のセンナリホオズキ(Physalis angulata)が日本で野生化している。


観賞用としてのホオズキは、鉢植えやドライフラワーなどに用いられ、その愛好家も多い。果実は、以前はホオズキ人形や口で音を鳴らすなど子供の遊びにも使われていた。食用や薬用としても知られているが、腹痛や堕胎作用があるために多用は禁物である。


日本の仏教習俗であるお盆では、ガクに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾る。


毎年7月9日、7月10日に東京都台東区浅草の浅草寺でほおずき市が催される。


 名前
一説に、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から「頬突き」と呼ばれるようになったという。 また、「カメムシ(古名:ホウ、ホオ[要出典])がこの植物によく集まって吸汁することから「ホオ好き」と呼ばれるようになった」といった説もあるが、これは一種の民間語源であろう[4]。 なお、ホオズキにしばしば群生するヘリカメムシ科のカメムシは、今日ホオズキカメムシとの和名を与えられている。


漢字では「酸漿」のほか「鬼灯」とも書く。これは中国語で小さな赤い提灯を意味する[要出典]。中国語では酸漿の名のほかに「金灯」「錦灯籠」などとも言い、英語では Chinese lantern plant と呼ばれている。


 薬効・毒性
地下茎および根は酸漿根(さんしょうこん)という生薬名で呼ばれている。


ナス科植物の例に漏れず、全草に微量のアルカロイドが含まれている。特に酸漿根の部分には子宮の緊縮作用があるヒストニンが含まれており、妊娠中の女性が服用した場合、流産の恐れがある。そのため酸漿根を堕胎剤として利用した例もある。


平安時代より鎮静剤として利用されており、江戸時代には堕胎剤として利用されていた。現在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果があるとして、全草を干して煎じて飲む風習がある地方が存在する。


観賞用 (園芸) 品種
毒性及び苦みがあり食用にならない。
ホオズキは、世界中でその土地の環境に応じて変化し約80種類が分布している。
実の大きいタンバホオズキ、矮性種の三寸ホオズキ


食用品種 ショクヨウホオズキ (Physalis pruinosa)
甘酸っぱく食用にされる。
ヨーロッパでは古くから栽培されていて、秋田県上小阿仁村の特産品。北海道では1995年から由仁町、江別市などでも生産される。旬は秋。袋が茶褐色に変わり中の直径2cmから3cm位の実が黄色くなって食べ頃を迎える。ストロベリートマトという名前で出荷されている。』(Wikipedia)


鬼灯の俳句:


・鬼灯の風に屈めば日暮かな 中村祐子


・鬼灯が照らすこの世の端に居て 田島隆


・鬼灯が赤らむ祭提灯も 市村究一郎


・鬼灯の茎まで染りきたりけり 松藤夏山


・鬼灯に娘三人しづかなり 大江丸


鬼灯は赤さが命だ、
実も袋も赤い。
まだ見たことはないが茎まで朱に染まるそうだ。


市の立つほど愛される鬼灯は身近な存在だったが、今はどうだろうか。
 鬼灯を手に入れて、眺めて暮らす心の余裕が必要だから。


鬼灯には男の子より女の子のほうがよく似合う。
鬼灯を見る男の子の眼と女の子の眼は違っているように思えてならない。



 

2011-08-28 (Sun)

2011/08/28 日記 木槿

2011/08/28 日記 木槿

2011/8/28 (日) 旧暦: 7月29日 祝日・節気: ---- 日出: 5時09分 日没: 18時15分 月出: 3時52分 月没: 17時20分 月齢: 28.35 干支: 乙卯 (いつぼう,きのとう) 六曜: 大安 九星: 三碧木星今日の季語: 木槿(むくげ)(FLOWER PHOTOGRAPH より転載)『ムクゲ(槿、木槿、無窮花; Hibiscus syriacus; 英語: rose of Sharon)はアオイ科の落葉低木。 庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。&n...

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2011/8/28 (日) 旧暦: 7月29日 祝日・節気: ---- 日出: 5時09分 日没: 18時15分 月出: 3時52分 月没: 17時20分 月齢: 28.35 干支: 乙卯 (いつぼう,きのとう) 六曜: 大安 九星: 三碧木星


今日の季語: 木槿(むくげ)



(FLOWER PHOTOGRAPH より転載)


『ムクゲ(槿、木槿、無窮花; Hibiscus syriacus; 英語: rose of Sharon)はアオイ科の落葉低木。 庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。


 原産地・特徴・栽培
夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。 薬用のほか、鑑賞用に多くの品種がある。


根が横に広がらないため、比較的狭い場所に植えることができる。 刈り込みにもよく耐え、新しい枝が次々と分岐する。そのため、庭の垣根に利用されることもある。 自然樹形は箒を逆さにしたようになる(下記の樹形の例参照)。 栽培されているものはよく剪定されてしまうため、高さは3-4mくらいのものが多く、灌木であると誤解されるが、放置すると10m以上の樹高になり、桜の木よりすこし小さいくらいの大きさになる。


花期は7-10月。花の大きさは10-18cmほど。 花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。 白居易(白楽天)の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、一重のもので2-3日。八重の長く咲くもので2週間くらい、一輪の花を楽しめる。


原産地は中国と言われている。中緯度の世界中の国々で栽培されている。 日本国内では、奈良県熊野川沿いに野性化したムクゲの一部が自生しているとの報告がある。


 名称
日本語では古くは朝顔(あさがお)、後に無窮花(むくげ; 「無窮花」の呉音読み)、木槿花(もくげ; 「むくげ」と「木=もく」の習合した発音)であるが、植物学では木槿(ムクゲ)と当て字をして読むのを和名としている。


江戸時代中期から後期頃にかけて、ムクゲには「木槿」の字が使われるようになり、アサガオを「朝顔」と書くようになったのであろうと考えられる[要出典]。


漢語では木槿、舜、蕣、朝槿、朝蕣、朝鮮など多様な名で呼ばれている。 現代中国語では木槿/木槿(ムーチン)、朝鮮語では???(無窮花; ムグンファ)という。


英語の慣用名称のrose of Sharonはヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている。 [1]
...
 有用植物としてのムクゲ
日本では夏の御茶事の生け花として飾られたり、庭木としても広く利用されている。


 生薬
樹皮を乾燥したものは木槿皮(もくきんぴ)、槿皮(チンピ)という生薬である。抗菌作用があり胃腸薬や水虫など皮膚炎の薬に配合される。
花を乾燥したものは木槿花(もくきんか)、槿花(チンファ)という生薬である。皮膚炎、胃腸炎、下痢止め等に用いる。
 ...』(Wikipedia)



木槿の俳句:


・一日のまた夕暮や花木槿 山西雅子


・高々と物干す隣花木槿 山田弘子


・慈母観音木槿に白き糸しづく 佐川広治


・馬の如木槿の花に近づけり 相生垣瓜人


・道のべの木槿は馬にくはれけり 芭蕉


木槿の俳句といえば、芭蕉だ。
古池の句より木槿の句のほうが好きだ。
17文字に世界の構造を詠み止めている。


馬のように木槿に近づいた相生垣は花を食べることはないだろう。



 

2011-08-27 (Sat)

2011/08/27 ZUMBA with Worldwide music

2011/08/27 ZUMBA with Worldwide music

ZUMBAの教室で使われる曲は、多種多様だ。ZUMBAは南米生まれのダンスプログラムなので、ラテンの音楽が多いことは確かだが、欧米も中近東もインドも世界各国の音楽が採用されている。 しかも、それは最近の音楽に留まらず、少し前に流行った曲を取り上げたりする。 近いところでは、前に紹介したRicky Martinの「Livin La Vida Loca」もそうだが、この記事の「Tunak Tunak Tun」もそうだ。 筆者は初めて聞いた曲だが、10年...

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ZUMBAの教室で使われる曲は、多種多様だ。
ZUMBAは南米生まれのダンスプログラムなので、ラテンの音楽が多いことは確かだが、欧米も中近東もインドも世界各国の音楽が採用されている。
 しかも、それは最近の音楽に留まらず、少し前に流行った曲を取り上げたりする。
 近いところでは、前に紹介したRicky Martinの「Livin La Vida Loca」もそうだが、この記事の「Tunak Tunak Tun」もそうだ。


 


筆者は初めて聞いた曲だが、10年ほど前に世界的には人気のあった曲らしい。
歌っているのは、ダレル・メヘンディ(Daler Mehndi )。パンジャーブ人のインドの歌手だ。


 



『Tunak Tunak Tun


 


Tunak Tunak Tun
Tunak Tunak Tun
Tunak Tunak Tun
Da Da Da


 


Dholna Vajje Tumbe Vaali Taar
Sun Dil Di Pukaar
Aaja Kar Layieh Pyaar
Dholna...


 


* Repeat


 


Duniya Yaara Rang Birangi
Na Eh Bheri Na Eh Changi
Oh Duniya Yaara Rang Birangi
Na Eh Bheri Na Eh Changi


 


Repeat


 


Sun Yaara Bole Ik Taya
Mehndi Da Yaara


 


* Repeat


 


Dholna Kadeh Mere Nal Hass
Mainu Dil Valli Dass
Nahin Taan Teri Meri Bass
Dholna...


 


* Repeat


 


Repeat
* Repeat


 


Dholna Tu Chann Mein Chakor
Sadde Varga Na Hor
Rab Hath Saddi Dor
Dholna...


 


* Repeat


 


Repeat
* Repeat


 


youtubeに動画がある。






http://youtu.be/-bAN7Ts0xBo


 


2451万回も再生されている人気動画だ。
動画を見ていると、軽快なリズムで、楽しそうに歌っているので、コミカルな歌かと思うが、内容は恋の歌らしい。


 



トゥナクトゥナクトゥン
トゥナクトゥナクトゥン
トゥナクトゥナクトゥン
ダダダ
(以上、全てリズムを刻む音)


 


恋人よ、トゥンベの弦をかき鳴らし
心の叫びを聞いて
ここに来て、愛して
恋人よ…


 


*繰り返し


 


**
世界には様々な事が起きている
いい事もあれば、悪い事もある
世界には様々な事が起きている
いい事もあれば、悪い事もある


 


*繰り返し


 


聞いてよ、この(トゥンベの)音
メヘンディーの友たちよ


 


*繰り返し


 


恋人よ、時には私と一緒に笑って
気持ちを教えて
あなたとの仲に不安を感じる
恋人よ…


 


*繰り返し
**繰り返し
*繰り返し


 


あなたは夜しか現れない月
他の誰にも代えがたいあなた
二人は神の手のひらの上
恋人よ…


 


*繰り返し


 


日本と欧米の音楽が世界の音楽と思いこみがちだが、世界中で踊られているZUMBAは、世界はもっと広く多様であることを教えてくれる。


 



 

2011-08-27 (Sat)

2011/08/27 日記 山百合

2011/08/27 日記 山百合

2011/8/27 (土) 旧暦: 7月28日 祝日・節気: ---- 日出: 5時08分 日没: 18時16分 月出: 2時44分 月没: 16時42分 月齢: 27.35 干支: 甲寅 (こういん,きのえとら) 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星今日の季語: 山百合(行方市観光協会 より転載)『ヤマユリ(山百合、学名:Lilium auratum)とはユリ科ユリ属の球根植物。日本特産のユリ。北海道と関東地方や北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する。和名は、...

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2011/8/27 (土) 旧暦: 7月28日 祝日・節気: ---- 日出: 5時08分 日没: 18時16分 月出: 2時44分 月没: 16時42分 月齢: 27.35 干支: 甲寅 (こういん,きのえとら) 六曜: 仏滅 九星: 四緑木星


今日の季語: 山百合



(行方市観光協会 より転載)


『ヤマユリ(山百合、学名:Lilium auratum)とはユリ科ユリ属の球根植物。


日本特産のユリ。北海道と関東地方や北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する。和名は、山中に生えることからつけられた。


 特徴
草丈は1~1.5m。花期は7~8月頃。花は、花弁が外に弧を描きながら広がって、1~10個程度を咲かせる。その大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点がある。花の香りは日本自生の花の中では例外的ともいえるほど、甘く濃厚でとても強い。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつける。風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。


 食用
鱗茎は扁球形で10cm程の大きさである。多糖類の一種であるグルコマンナン(コンニャクにも多く含まれる)を多量に含み、縄文時代には既に食用にされていた。


 その他
1873年、ウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され、ヨーロッパで注目を浴びる。それ以来、ユリの球根は大正時代まで主要な輸出品のひとつであった。西洋では栽培品種の母株として重用された。


ヤマユリは神奈川県の県の花に指定されている。
』(Wikipedia)



山百合の俳句:


・あれは山百合いま絶対に匂っている 池田澄子


・下闇にたゞ山百合の白さかな 正岡子規


・見おぼえの山百合けふは風雨かな 星野立子


・山百合に囲まれてゐし憩ひかな 城戸鈴子


・山百合や旅の一座のふれ太鼓 池上守人


山の道、山里に咲く百合。
 疲れを癒すために立ち止まった眼を山百合の白さと香りが取り囲む。
 その白さと風に乗せて運ぶ香りで人は山百合に惹かれざるをえない。


姿・香りだけでなく既に縄文時代から食用にされてきたそうでかたじけない花だ。


山百合が咲き乱れる山の辺の道を旅芸人が芝居を知らせるふれ太鼓を響かせながら進んでいく。
 何か日本人の心に郷愁を呼び起こす光景だ。
もう既に小津安二郎か山田洋次の映画の一シーンに撮られているような気がする。



 

2011-08-26 (Fri)

2011/08/26 日記 芙蓉

2011/08/26 日記 芙蓉

2011/8/26 (金) 旧暦: 7月27日 祝日・節気: ---- 日出: 5時07分 日没: 18時17分 月出: 1時38分 月没: 16時01分 月齢: 26.35 干支: 癸丑 (きちゅう,みずのとうし) 六曜: 先負 九星: 五黄土星今日の季語: 芙蓉(ふよう) (ポポ&ロビ- より転載)『フヨウ(芙蓉、Hibiscus mutabilis)はアオイ科フヨウ属の落葉低木。種小名 mutabilisは「変化しやすい」(英語のmutable)の意。「芙蓉」はハスの美称でもあること...

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2011/8/26 (金) 旧暦: 7月27日 祝日・節気: ---- 日出: 5時07分 日没: 18時17分 月出: 1時38分 月没: 16時01分 月齢: 26.35 干支: 癸丑 (きちゅう,みずのとうし) 六曜: 先負 九星: 五黄土星


今日の季語: 芙蓉(ふよう)


 



(ポポ&ロビ- より転載)


『フヨウ(芙蓉、Hibiscus mutabilis)はアオイ科フヨウ属の落葉低木。種小名 mutabilisは「変化しやすい」(英語のmutable)の意。「芙蓉」はハスの美称でもあることから、とくに区別する際には「木芙蓉」(もくふよう)とも呼ばれる。


 概要
原産地は中国で、台湾、日本の沖縄、九州・四国に自生する。日本では関東地方以南で観賞用に栽培される。幹は高さ1.5~3m。寒地では冬に地上部は枯れ、春に新たな芽を生やす。


葉は互生し、表面に白色の短毛を有し掌状に浅く3~7裂する。


7~10月始めにかけてピンクや白で直径10~15cm程度の花をつける。朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する。花は他のフヨウ属と同様な形態で、花弁は5枚で回旋し椀状に広がる。先端で円筒状に散開するおしべは根元では筒状に癒合しており、その中心部からめしべが延び、おしべの先よりもさらに突き出して5裂する。


果実はさく果で、毛に覆われて多数の種子をつける。


同属のムクゲと同時期に良く似た花をつけるが、直線的な枝を上方に伸ばすムクゲの樹形に対し、本種は多く枝分かれして横にこんもりと広がること、葉がムクゲより大きいこと、めしべの先端が曲がっていること、で容易に区別できる。


 変種・近縁種
スイフヨウ(酔芙蓉、Hibiscus mutabilis cv. Versicolor)
朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種であり、色が変わるさまを酔って赤くなることに例えたもの。なお、「水芙蓉」はハスのことである。混同しないように注意のこと。
アメリカフヨウ(草芙蓉(くさふよう)、Hibiscus moscheutos、英: rose mallow)
米国アラバマ州の原産で、7~9月頃に直径20cmにもなる大きな花をつける。草丈は1mくらいになる。葉は裂け目の少ない卵形で花弁は浅い皿状に広がって互いに重なるため円形に見える。この種は多数の種の交配種からなる園芸品種で、いろいろな形態が栽培される。なかには花弁の重なりが少なくフヨウやタチアオイと似た形状の花をつけるものもある。』(Wikipedia)



芙蓉の俳句:


・枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな 芭蕉


・月の出を芙蓉の花に知る夜かな 内藤鳴雪


・咲きのこる芙蓉に風のあつまりぬ 片山由美子


・おだやかなくらしいつまで花芙蓉 小沢千代子


・花芙蓉くづれて今日を全うす 中村汀女



芙蓉の顔(かんばせ)とは、美人の顔の形容。
花言葉も、「しとやかな恋人・繊細美、微妙な美しさ」だそうだ。


芙蓉の美しさは、柔らかく風にそよぐ美しさ、原色というより淡い色の美しさだ。謂わば東洋的な美しさ。


中国の説話では、昔、後蜀の2代皇帝の後主昶は、文学や芸術を好み、芙蓉の花を愛した。
 後主昶は居城の城壁40里にわたり、芙蓉を植えた。
 芙蓉の花の時季になると、居城は芙蓉の花で取り囲まれた。


美しいものを愛するということは、自然なことだ。


俳人たちも王と同じように芙蓉の花を愛でて詠んでいる。
しかし、その愛で方は王とは違っている。
芙蓉の花に相応しく穏やかに静かに、花の来し方行く末を見続けている。


 

2011-08-25 (Thu)

2011/08/25 日記 団扇

2011/08/25 日記 団扇

2011/8/25 (木) 旧暦: 7月26日 祝日・節気: ---- 日出: 5時07分 日没: 18時19分 月出: 0時36分 月没: 15時17分 月齢: 25.35 干支: 壬子 (じんし,みずのえね) 六曜: 友引 九星: 六白金星今日の季語: 団扇(うちわ)(手ぬぐい団扇 手ぬぐいと小間物 こっさ より転載)『うちわ(団扇)とは、手で扇いで風を起こす道具の一種。一般的には扇部と手でそれを支持するための柄を備えるが、柄がなく扇部の端のくりぬいた部分...

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2011/8/25 (木) 旧暦: 7月26日 祝日・節気: ---- 日出: 5時07分 日没: 18時19分 月出: 0時36分 月没: 15時17分 月齢: 25.35 干支: 壬子 (じんし,みずのえね) 六曜: 友引 九星: 六白金星


今日の季語: 団扇(うちわ)



(手ぬぐい団扇 手ぬぐいと小間物 こっさ より転載)


『うちわ(団扇)とは、手で扇いで風を起こす道具の一種。


一般的には扇部と手でそれを支持するための柄を備えるが、柄がなく扇部の端のくりぬいた部分に指を入れて用いる穴開きうちわもある。絵柄や文様にも様々な種類があり、広告を入れたものなどは販促品として用いられる。


 語源
「うちわ」は熟字訓である。大型の翳(は)に比して実用的な小型の翳と区別され、それを用いて害(ハエや蚊などの虫)を打ち払うことから「打つ翳」→「うちわ」となったのが一般的な説である。病魔などを撃ち払う払う魔除けの意味もあったとされる。


「扇」はもともと、観音開きの戸が羽のように開閉する様を表していて、それによって風が起こることに由来しているとする説がある。「団扇」は、中国由来の熟語である。「団」は「まるい」を意味する(「あつまる」の意味は派生である)。「だんせん」と音読みもする。


 概要
古来、うちわは木製品、鳥毛や獣毛、蒲葵(びろう)や芭蕉の葉にはじまり、もっと大型で、「あおぐ」ためより「はらう」「かざす」ためのもので、威儀、儀式、縁起、祈願、軍配、行司、信仰、占いなどにつかわれた。その後、形態や材質は時代によって変化してゆき、室町時代末、軽くて扇部がへたらない構造として、竹骨と紙を素材とする現在のかたちとなる。江戸時代にはいると一般大衆に普及し、町民文化が花開くとともに涼(りょう)や炊事、装いや流行、蛍や虫追いなど、さまざまな場面で利用された。


明治時代には、その美しい図柄の団扇は外国人に高い評価を得て盛んに外国に輸出された。商家の配布用としての需要も急増し、裏面に名入れ、表面には商品や様々なメッセージが織り込まれ、広告媒体としての意義を備えていった。昭和40年代以降、扇風機やクーラー、ガスや電気のコンロの普及など、生活環境の著しい変化により実用面は縮小するものの、夏場を中心に涼をとる生活の道具、花火大会など日本の風情を楽しむおしゃれの小道具、炊事の道具、広告の媒体としての利用は今も盛んである。
...
 団扇と扇子の違い
「扇」という漢字はもとは団扇(うちわ)のことを指した(「扇子」も同様)。それが団扇より後に日本で発明された「あふぎ」(おうぎ)にもほぼ同じ用途から「扇」の字が当てられるようになり現在に至っているが、日本では通常「扇」の字を以って団扇のことを指すことは無い。


普通は外見の違いで区別できる。この二つは中世のように団扇は僧侶、文人、隠遁者に、扇子は公家・貴族を中心に使われた時代もあるが、扇(扇子)がどちらかといえば儀礼の具として用いられる場合が多いのに対して、団扇は身分の別なく、夏の季節に気随に使われる品であった。
...』(Wikipedia)


団扇の俳句:


・絵団扇や貴船は今も山の中 波多野爽波


・後ろより団扇の風のゆるやかに 竹本白飛


・安らかな寝息や団扇胸にのせ 滝本魚顔女


・七人の子を眠らせし渋団扇 田上良子


・淡彩の団扇の風を貰ひけり 猪原榮子


風なら自然の風が一番良い。
人工の風なら扇風機より団扇だ。
節電のためにエアコンより扇風機と言われているが、団扇が最も節電だ。
 加えて団扇の風は柔らかで穏やかで涼しい。


母が子供に送る団扇の風ほど優しくて涼しい風はない。
そんな風を楽しんだ七人の子は団扇が大好きに違いない。



 

2011-08-24 (Wed)

2011/08/24 今日はSONYの一人舞台

2011/08/24 今日はSONYの一人舞台

噂ではNIKONのミラーレス機が発表される日だったが、されなかった、単なる噂で終わってしまった。世界中でがっかりした人は多かっただろう。発表された機種は多かったが、すべてコンデジだった。お陰で今日は、SONYの一人舞台だった。NIKONもOLYUMPUSも発表を行ったがコンデジだけで戦略的な商品ではなかった。SONYの発表は質量共に充実したものだ。レンズ交換式一眼カメラを4機種同時に発表した。・Aマウントカメラをα77とα65・E...

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噂ではNIKONのミラーレス機が発表される日だったが、されなかった、単なる噂で終わってしまった。
世界中でがっかりした人は多かっただろう。
発表された機種は多かったが、すべてコンデジだった。


お陰で今日は、SONYの一人舞台だった。
NIKONもOLYUMPUSも発表を行ったがコンデジだけで戦略的な商品ではなかった。


SONYの発表は質量共に充実したものだ。
レンズ交換式一眼カメラを4機種同時に発表した。
・Aマウントカメラをα77とα65
・EマウントカメラをNEX-7とNEX-5N


レンズ・アクセサリー関係もすごい。
・Eマウント用レンズを3本
  E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
  Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
  E 50mm F1.8 OSS
  (2012年までに累計で10本を発売予定だそうだ。)
・Eマウント用アクセサリー
 マウントアダプターLA-EA2も純正の高機能アダプター
 AマウントレンズをEマウントボデーに装着し、TTL位相差検出方式AFを使用することができる画期的なものだ。


・Eマウントのレンズ交換式デジタルビデオカメラ「NEX-VG20」
 ある意味では、これが一番他社に対して攻撃的な商品かもしれない。残る課題はパワーズームだろうか。


筆者はSONYファンではないが、α77、NEX-7、NEX-VG20と
LA-EA2は魅力的だと思う。
 基礎的な技術力を高めて新技術を商品化し、システムを構築しているのは、素晴らしいことだ。
 新製品を世の中に出すためには相当の準備期間がかかるが、他のメーカーもSONYの独走を許さないように頑張って欲しいものだ。
 特に今年はおとなしいPanasonicには頑張ってもらいたい。
技術の小出し商品化は消費者志向ではない。消費者の満足の先にメーカーの存在意義があるはずだ。


発表の詳細については、以下を参照。
SONYオフィシャルサイト
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201108/11-0824/


デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110824_472214.html


NIKONの発表には、がっかりしたが、またの噂では9月に新製品の発表会が2回行われるそうだ。
 今日のように、噂は噂で終わるかもしれないが、本当かもしれない。
 噂を信じて本当を待つのも、じれったいが、楽しいことには違いない。
 「9月2回」の噂と本当は、もう1月我々を楽しませてくれる。



 

2011-08-24 (Wed)

2011/08/24 日記 扇子

2011/08/24 日記 扇子

2011/8/24 (水) 旧暦: 7月25日 祝日・節気: ---- 日出: 5時06分 日没: 18時20分 月出: ---- 月没: 14時29分 月齢: 24.35 干支: 辛亥 (しんがい,かのとい) 六曜: 先勝 九星: 七赤金星 今日の季語: 扇子  (ひびはぴ より転載) 『扇子(せんす)とは、うちわと同じく自分の手で風を送るのに用いる道具。ただし古くは扇(おうぎ)と呼ぶのが普通であった。「おうぎ」という言葉は「あふぐ」(扇ぐ...

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2011/8/24 (水) 旧暦: 7月25日 祝日・節気: ---- 日出: 5時06分 日没: 18時20分 月出: ---- 月没: 14時29分 月齢: 24.35 干支: 辛亥 (しんがい,かのとい) 六曜: 先勝 九星: 七赤金星


 


今日の季語: 扇子 


 



(ひびはぴ より転載)


 


『扇子(せんす)とは、うちわと同じく自分の手で風を送るのに用いる道具。ただし古くは扇(おうぎ)と呼ぶのが普通であった。「おうぎ」という言葉は「あふぐ」(扇ぐ)の派生形の「あふぎ」であるが、日本語の変化により関連がわかりにくくなった。


 


 形態
数本から数十本の細長い竹や木で出来た骨を束ねて端の一点(要=かなめ)で固定し、使わないときは折りたたみ、使用時に展開する。骨には大抵和紙が貼られており、展開すると紙を貼られた部分が雁木形の扇面となる。折り畳むことでコンパクトに納めることができる。開閉の方法は、骨を右手親指でずらすように押すことで開く。一般的には右利き用であるが、左利き用も販売されている。また、扇子そのものを振ることで開く方法もある。


 


扇子を開く角度は、大体90度から180度の間であり、円を三等分した中心角120度前後のものが主流である。扇子を開いた形は、「扇形(おうぎがた、せんけい)」と言い、幾何学の用語にもなっている。このような扇子の形状は、「末広がり」に通ずるので縁起のよいものとされてきた。そのため、めでたい席での引出物としても用いられている。
...
用途
1.風を送る
扇子の主用途。暑いときに、手元で扇子を開いて自ら風を送ることで涼しさを得る目的で扇ぐ。繊細な構造であるため、強い風を送るのには向いていない。成田山などの寺社で護摩を焚く場合には、点火後、扇子を広げて火を扇ぐ所作が見られる。
2.芸能・諸芸道における持ち物
能楽・狂言で、また仕舞で用いられる。演目において、またシテ方・ワキ方をはじめとして、それぞれがどのような扇を持つべきかは細かく規定がある。
日本舞踊においても用いられる。笠や盃など、色々なものに見立てる。(舞扇の項も参照)
歌舞伎の舞台においても扇は必須のものである。特に劇中で「物語」といって以前に起きた事件や出来事を扇を使って物語る場面がある。『熊谷陣屋』の熊谷直実の「物語」が好例。
落語でのうどん・蕎麦などを食べるしぐさをする場面で、畳んだ状態での扇子を箸に見立てて用いる。少し開けて傾け酒を注ぐ銚子を表す。他、場面に応じて、刀や望遠鏡など様々な見立てがなされる。手拭と並んで重要な落語の小道具。噺家の隠語では扇子は風(かぜ)と呼ばれる(ちなみに手拭はマンダラ)。
蹴鞠、茶道、香道においても、実際には開いて煽ぐような事はないが、それぞれ定められた扇を持つ。
3.挨拶の境
座って挨拶をするときに、胸元から畳んだ状態の扇子を自らの膝前に置き、それを境にするように相手に礼を行う。これは扇子に自他のさかいをつくる結界としての役割をもたせたものである。葬儀の際に喪主に挨拶する場合なども同様に行う。
1.弓矢の的
かつては、日の丸の扇子(白地に赤い丸が描かれている)を開いて、弓の的にした事例がある。源平合戦で弓の達人といわれた那須与一が、平氏の船の上に掲げられた的である扇の要を射抜いて落とした故事がある。
2.棋士の思考の際の手すさび 
将棋や囲碁の対局時、将棋の棋士や囲碁の棋士が考える際に手で開け閉めしていることがある。これは数十手先の着手を読む際に、開閉の単調なリズムが思考へ好影響をもたらすためである。なお扇子の開け閉めは相手にとって雑音として受け取られる場合もあることから、極力自分の考慮時間中に行うことが相手に対する礼節とされている。
3.口を隠す
礼儀として、笑うときに歯が見えないように口の前を覆う。
4.張り扇
講談師が講談の最中に、調子取りと音を出すために、釈台を叩く。
5.人を叩く
落語で自分の頭を叩いたり、踊りの師匠が弟子をたしなめるのに、手ではなく扇子を使って頭を叩く。空中で叩く所作をもって叩いたことにすることもある。(ただし、武士階級では扇子で頭を叩かれる(叩く)行為は非常に屈辱を与える(あるいは受ける)ものとされた。扇子で頭や手足を叩く行為は明治以降に行われるようになったと思われる。)
6.ツッコミ用ハリセン
大きな紙を折り畳んで一方をテープで止めたものは、「ハリセン」と呼ばれ、ドツキ漫才などでツッコミ用に使われる。
7.投扇
投扇興(とうせんきょう)といい、扇子を的に向かって投げ、的を落とす遊びに用いる。技の名前に源氏物語の帖名や百人一首などが用いられる。
8.贈答
古くは江戸時代の正月に、親しい相手に白扇を贈る習慣があった。またほかに儀礼用として、杉原紙1帖に白扇1本をひと組の贈答品にした。現在は能楽で節目の舞台をする時に、出演者や贔屓の方に配る(被き扇)。落語などでも行われる慣習である。かつては販売促進の物品に使われていたこともあったようだが、うちわにその座を追われた格好である。
この他、平安時代などにおける貴族階級で上位の階級の者が、親しい下位階級の者に下賜するときの贈答品としても用いられた。
1.応援
応援団が和装で声援を送る時、手に「必勝」などの文字が描かれた扇子を振って調子を取る。鉢巻に挿す場合もある。
2.盆の代用として(贈答時)
扇子に金封をのせてさしだすこともある。このとき要を手前にして、金封をのせ、相手の膝前に要がむくように、転回してさしだす。これは本来盆にのせてさしだすところを扇子で代用するという意味をもつ。
3.扇子腹
切腹の際、本来は実際に短刀で腹を切るのであるが、次第に形式化して短刀に手をかけた時点で介錯を行うようになり、さらに実際には用いられなくなった短刀は扇子で代用されるようになった。
...』(Wikipedia)


 



扇子の俳句:


 


・お守りのやうに扇子を持ち歩く 水鳥ますみ


 


・その性の見えゐる扇子使ひかな 森 由美子


 


・懐剣の如くはさみし扇子かな 川瀬向子


 


・御僧のはたりはたりと赤扇子 山田みづえ


 


・祭獅子煽る日の丸扇子かな 黒田咲子


 


扇子の使い方は風を送るものだとしか考えていないが、日本人の歴史の中では、様々な使われ方をしてきた。
扇子腹が行われたことは知らなかった。


 


俳人たちも扇子の様々な使い方を詠んでいる。
扇子の使い方一つで人間がわかってしまうとすれば恐ろしいことだが、お守り、懐剣も性格を表していると言える。


 


坊主の赤扇子はどのように使われるのだろう。
写真の赤扇子は、現在の舞扇子。
よさこい、創作ダンスなどの総おどりに使用されているもの。


 


太極拳の世界でも扇子は使われて太極扇のジャンルができている。
「52式功夫扇」
<!-- 太極功夫扇 -->

http://youtu.be/Iw0NlWTZC_0


 



 

2011-08-23 (Tue)

2011/08/23 NHK BSプレミアム「井上陽水LIVE2011 POWDER」

2011/08/23 NHK BSプレミアム「井上陽水LIVE2011 POWDER」

「井上陽水LIVE2011"POWDER"」8月23日(火) [BSプレミアム]         22:00-23:30作年から精力的に井上陽水はコンサートを行った。年が変わり、追加コンサートも行った。そのコンサートの大阪でのライブがNHK BSプレミアムで放送された。今回は、少し前のJazzのアレンジで軽くスイングしていた歌い方が変わっている。このツアーは、メランコリック・ロマンチック・ドリーミーだ。陽水の歌う青春は、...

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「井上陽水LIVE2011"POWDER"」
8月23日(火) [BSプレミアム]
         22:00-23:30



作年から精力的に井上陽水はコンサートを行った。
年が変わり、追加コンサートも行った。
そのコンサートの大阪でのライブがNHK BSプレミアムで放送された。


今回は、少し前のJazzのアレンジで軽くスイングしていた歌い方が変わっている。


このツアーは、メランコリック・ロマンチック・ドリーミーだ。


陽水の歌う青春は、悩ましいうめき声だった。
陽水は若大将の加山雄三とは違った世界の若者だ。


自分を取り囲む現実の向こう側に憧れながら、たどり着く道が見えない悲しみを言葉にならない屈折した言葉で歌っていた。
青春とは悩ましい時代である以上、陽水の歌は普遍性がある。


そして、40年。
還暦を通過した陽水は、新しい悲しみに逢着して、またメランコリックにアンニュイを夢のようなメロディーを使って歌っている。


青春の悩みには未来があったが、還暦の悲しみには未来がない。
陽水は、1977年大麻取締法で検挙されたことがある。還暦を過ぎた今、週刊誌では某女性タレントとの不倫問題が報道されている。
 青春の悲しみと今の陽水の悲しみは違っているのだろうか。


番組での演奏曲目は、
「リバーサイド ホテル」
「ミスキャスト」
「闇夜の国から」
「覚めない夢」
「真珠」
「タイランド ファンタジア」
「断絶」
「限りない欲望」
「鍵の数」
「虹のできる訳」
「Just Fit」
「少年時代」
「長い坂の絵のフレーム」
「氷の世界」
「招待状のないショー」
「積み荷のない船」
「いっそ セレナーデ」。


実際のコンサートでは20曲程度歌われたそうだ。
作年10月の厚木市文化会館のコンサートの曲目は以下の通りだったそうだ。
01 この頃、妙だ (バレリーナ:83年)
02 娘がねじれる時 (スニーカーダンサー:79年)
03 ミスキャスト (クラムチャウダー:86年)
04 リバーサイド ホテル (ライオンとペリカン:82年)
05 ドレミのため息 (永遠のシュール:94年)
06 自然に飾られて (ハンサムボーイ:90年)
07 覚めない夢 (魔力:2010年)
08 真珠 (永遠のシュール:94年)
09 タイランド ファンタジア (永遠のシュール:94年)
10 断絶 (断絶:72年)
11 東へ西へ (陽水?センチメンタル:72年)
12 お願いはひとつ (ライオンとペリカン:82年)
13 虹ができる訳 (バレリーナ:83年)
14 ジャストフィット (ガイドのいない夜:92年)
15 少年時代 (ハンサムボーイ:90年)
16 長い坂の絵のフレーム (九段:98年) 
17 氷の世界 (氷の世界:73年)
18 招待状のないショー (招待状のないショー:76年)
19 積み荷のない船 (ゴールデンベスト)
20 いっそセレナーデ (9.5カラット:84年)


番組で歌われた若い頃の悲しみの歌。
「ミスキャスト」
「闇夜の国から」
「断絶」
「限りない欲望」
「氷の世界」
も良かったが、年をとった陽水が生きてきた人生の深みを感じさせ、じっくりと語りかけるように歌う、3曲が良かった。


聞いてもらうには再放送を見て頂くより方法はないが、動画とかを探してみた。
 ただ、発表当時の録音より、番組の陽水の歌のほうが遥かに深い。
 再放送があれば聞いていただきたい。


「虹のできる訳


 


唄 井上陽水
作詞 井上陽水
作曲 井上陽水


広がる星のあいだを
すべるのは今夜の願い事
そっと目をとじて おやすみ


不思議な夢の話を
目覚めたら忘れずに聞かせて
いつもそばに居る私に


虹のできる訳を
教えてあげるから
目をとじて
あの星が
沈むまで


灯りが消えた時から
眠るのは明日へのトンネル
数のひつじ達 おやすみ


どんな夜が来ても
守ってあげるから
目をとじて
その夢が
つづくまで
おやすみ」


動画の登録がないので、頭の試聴だけだが、Amazonで。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A-%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%99%BD%E6%B0%B4/dp/B00005J4KW


この番組の陽水を聞くと「虹のできる訳」は陽水の名曲であることが判る。少年時代より良い。
陽水には珍しく(?)愛の歌・祈りの歌である。


「長い坂の絵のフレーム


唄 井上陽水
作詞 井上陽水
作曲 井上陽水


この頃は友達に 手紙ばかりを書いている
ありふれた想い出と 言葉ばかりを並べてる
夢見がちな 子供たちに 笑われても


時々はデパートで 孤独な人のふりをして
満ち足りた人々の 思い上がりを眺めてる
昼下がりは 美術館で 考えたり


誰よりも幸せな人
訳もなく悲しみの人
長い坂の絵のフレーム


生まれつき僕たちは 悩み上手に出来ている
暗闇で映画まで 涙ながらに眺めてる
たそがれたら 街灯りに 溶け込んだり


これからも働いて 遊びながらも生きて行く
様々な気がかりが 途切れもなくついてくる
振り向いたら 嫌われたり 愛されたり


誰よりも幸せな人
訳もなく悲しみの人
長い坂の絵のフレーム


誰よりも幸せだから
意味もなく悲しみまでが
長い坂の絵のフレーム」


これは、動画があった。
「長い坂の絵のフレーム from NHK」
http://www.youtube.com/watch?v=kQlqplGLoKY&playnext=1&list=PL97093D2AC249478B


動画では、歌い方がまだ軽くアッサリとしている。
この番組では、未来のない悲しみをじっと見つめて歌っている。



「積み荷のない船


歌手 井上陽水
作詞 井上陽水
作曲 井上陽水/浦田恵司
編曲 


積み荷もなく行くあの船は
海に沈む途中


港に住む人々に
深い夜を想わせて


問に合えば 夏の夜の最後に
遅れたら 昨日までの想い出に


魚の目で見る星空は
窓に丸い形


旅行き交う人々が
時を楽に過ごすため


サヨナラは 雨の歌になるから
気をつけて 夢と夢が重なるまで


過ぎ行く日々 そのそれぞれを
なにか手紙にして


積み荷もなく行くあの船に
託す時は急がせて


帰るまで 好きな歌をきかせて
会えるまで 胸と胸が重なるまで」


これも動画がある。
「積み荷のない船/井上陽水」
http://www.youtube.com/watch?v=ViH28dmqLcM
だが、動画の歌い方より、この番組の歌い方のほうが深い。



新しい悲しみにぶつかって陽水は再び、本気に歌を歌い始めたように見えた。



 

2011-08-23 (Tue)

2011/08/23 日記 水羊羹

2011/08/23 日記 水羊羹

2011/8/23 (火) 旧暦: 7月24日 祝日・節気: 処暑 日出: 5時05分 日没: 18時21分 月出: 23時39分 月没: 13時36分 月齢: 23.35 干支: 庚戌 (こうじゅつ,かのえいぬ) 六曜: 赤口 九星: 八白土星今日の季語: 水羊羹(みずようかん)(御用菓子処 梅月 より転載)『水羊羹(みずようかん)は、和菓子である羊羹の一種である。 製法一般的な羊羹と同様、砂糖と餡を寒天、又は葛で固めるのが典型的な製法で、水分を多く...

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2011/8/23 (火) 旧暦: 7月24日 祝日・節気: 処暑 日出: 5時05分 日没: 18時21分 月出: 23時39分 月没: 13時36分 月齢: 23.35 干支: 庚戌 (こうじゅつ,かのえいぬ) 六曜: 赤口 九星: 八白土星


今日の季語: 水羊羹(みずようかん)



(御用菓子処 梅月 より転載)



『水羊羹(みずようかん)は、和菓子である羊羹の一種である。


 製法
一般的な羊羹と同様、砂糖と餡を寒天、又は葛で固めるのが典型的な製法で、水分を多くし、柔らかく作る。餡は小倉餡を用いることが多いが、白餡の水羊羹などもある。また、餡を使わずに黒砂糖を使う製法もある。


水で戻した後でちぎって細かくした寒天を、水(寒天一本あたり500-600cc)とともに鍋に入れて、沸騰させる。寒天が湯の中で溶解した後に、砂糖と餡(少量の水で溶かした葛粉を入れる場合もある)を入れて、再び沸騰させる。これを冷ましたものを漉して、容器に流し込んだ後に冷やすと、水羊羹になる。


 形態
一般的に、アルミ缶やプラスチックカップに入った製品が市販されているが、高級菓子店では竹筒に入った製品も販売されている。かつては、大きな木枠の箱に流しこみ、切り売りしていた。その名残として福井県や石川県では、厚紙製の箱に羊羹を流し込んで販売する店がみられる。


 季節
かつては、全国的に正月時分の冬に食べる風習であったが、その習慣も忘れられ、現在は冷蔵技術の普及と嗜好の変化から通年化の傾向で主に夏に冷やして食べる事が多く俳句の季語も夏である。福井県(全域)、大阪府(能勢町周辺他)、京都府(亀岡市周辺他と京都市北部)、石川県(輪島市と七尾市周辺他)、新潟県(上越市周辺他)、山形県(鶴岡市周辺他)、栃木県(日光市と那須塩原市周辺他)、三重県(伊賀市周辺他)、兵庫県(神戸市周辺他)、奈良県他などでは今も主に冬に食べるが、冬のみの習慣から通年化した地域もある。白砂糖および黒砂糖他などと寒天を使用し、水分の多い極柔らかい仕上がりの、羊羹で、丁稚羊羹は、水羊羹の安価な工程に由来すると伝えられる。丁稚羊羹を参照。 福井県(若狭地方、大野市周辺他)、京都府(亀岡市周辺他)、大阪府(能勢町周辺他)、兵庫県(神戸市周辺他)他などでは、丁稚羊羹と呼ばれ普通の羊羹同様の厚みがあり、一切れづつ販売する方法と厚みのある箱流しもある。三重県と奈良県他一部の丁稚羊羹と称する水羊羹は、福井県福井市周辺他などの薄い箱流しの水羊羹に形態が近い。


因みに京都府(京都市周辺他)や滋賀県(近江八幡市周辺他)他などで作られる蒸し羊羹の丁稚羊羹は、気候の関係か、後に蒸し羊羹へと発展したと伝えられる羊羹である。丁稚羊羹を参照。
』(Wikipedia)



水羊羹の俳句:


・さつぱりと晴れし安曇野水羊羹 舩戸しづか


・くもるまで冷やされて水羊羹 山片孝子


・言ひにくきことさりげなく水羊羹 樋口久子


・青年は膝を崩さず水羊羹 川崎展宏


・水羊羹喜劇も淡き筋ぞよき 水原秋櫻子



今年の夏は、残念なことだが安曇野には行けなかった。


先日、栗羊羹を頂いた。
アルミに包まれた棒状の羊羹で、夏の暑い日には少し重いかなという感じだった。


涼しくなった日、冷蔵庫に冷やし、冷茶を用意して、切ってみた。
羊羹の中に黄色い栗が沢山入っている。
切り分けて口に運ぼうとすると、栗と羊羹が別れてバラバラになる。


羊羹を口に入れてみると、アッサリとして、軽い甘みの羊羹だった。
 歯ごたえは余り無く、噛むとぼろぼろと崩れる。

一瞬なんだろうと思ったが、水羊羹の食感だと思った。栗水羊羹と言ったほうが正確な名称だ。
 栗と羊羹が別れるのは、砂糖が薄くて粘りがないからだった。

過度にコッテリとした甘さと食感が充満した羊羹より水羊羹のようにサラリとした方が良いものもある。
 喜劇の筋は淡きが良いそうだが、人生の模様も淡きが良いのかもしれない。



 

2011-08-22 (Mon)

2011/08/22 日記 風鈴

2011/08/22 日記 風鈴

2011/8/22 (月) 旧暦: 7月23日 祝日・節気: 下弦 日出: 5時04分 日没: 18時22分 月出: 22時49分 月没: 12時42分 月齢: 22.35 干支: 己酉 (きゆう,つちのととり) 六曜: 大安 九星: 九紫火星今日の季語: 風鈴(exrayのページ より転載)『風鈴(ふうりん)とは、日本の夏に家の軒下などに吊り下げて用いられる小型の鐘鈴である。風によって音が鳴るような仕組みになっている。 概要 鉄製の風鈴の内部に見える「舌(...

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2011/8/22 (月) 旧暦: 7月23日 祝日・節気: 下弦 日出: 5時04分 日没: 18時22分 月出: 22時49分 月没: 12時42分 月齢: 22.35 干支: 己酉 (きゆう,つちのととり) 六曜: 大安 九星: 九紫火星


今日の季語: 風鈴



(exrayのページ より転載)


『風鈴(ふうりん)とは、日本の夏に家の軒下などに吊り下げて用いられる小型の鐘鈴である。風によって音が鳴るような仕組みになっている。


 概要
鉄製の風鈴の内部に見える「舌(ぜつ)」金属・ガラスなどで手のひらに収まるくらいの大きさのお椀型をした外身を作り、それを逆さにして開口部を下向きに吊り下げられるように外側に紐をつける。内側には「舌」(ぜつ)と呼ばれる小さな部品を紐で吊り下げ、その紐の先には短冊を付けて風をよく受けるようにしてある。


短冊が風を受けて舌を揺らし、舌が外身に当たって音を鳴らす。


音は外身と舌の材質になどに左右されるが、日本では一般に涼しげな音と表現されてきた音である。秋を知らせるスズムシなどの虫の声とも似ている。冷房のなかった時代に日本のむしむしとした湿気の多い暑い夏をやり過ごすため、日本人は風鈴の音を聞くことに涼しの風情を感じてきた。


日本では夏の風物詩の一つとなっている。
...
 風鈴に関する行事
川崎大師風鈴市…神奈川県の川崎大師の7月の行事。平成23年で16回目で比較的新しい行事であるが。日本各地の風鈴が販売される。平成22年は47都道府県900種類が集まった[2]。
浅草寺ほおずき市…東京都の浅草寺の7月の行事。風鈴も多数売られ、ほおずき市に風鈴はつきものである。
岩手県奥州市の水沢駅では毎年6月から8月にホームにたくさんの風鈴を吊るし、日本の音風景100選に選ばれている[3]。
熊谷や岐阜などと並んで猛暑になる群馬県前橋市を走る上毛電車では、毎年6月から8月に電車内に風鈴をたくさん吊るして「風鈴電車」(2両1編成に100個の風鈴)として走らせている[4]。』(Wikipedia)



風鈴の俳句:


・かかる日や風鈴鳴らず人も来ず 鈴木鷹夫


・沖荒るる日の風鈴をしまひけり 松下節子


・何しても中途半端に軒風鈴 高澤良一


・過敏なる風鈴ありて夫婦の夜 鷹羽狩行


・喋るほど一人になってゆく風鈴 豊川たかを



風鈴の音色は涼しい。
眠っていた心を呼び起こす風の音だ。


風鈴の音の聞こえ方は人それぞれだ。
感受性の強い俳人の耳には思い起こしたくないことも聞こえるようだ。


世界の中心が自分でないのは明らかなことだが、想いが叶わなかったりすると挫けてしまう。
 風鈴もならない人も来ない日であったとしても、たった一日のこと。挫ける意味のないことだ。
 毎日風鈴も鳴らず人も来ない日々をおくる人もいるだろうに。


過敏なる風鈴は今日も夫婦の間で鳴り続けているだろう。



 

2011-08-21 (Sun)

2011/08/21 第253回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その1)

2011/08/21 第253回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その1)

岐阜の中島屋さんの日本酒の会は、253回目。遥かに見上げる回数である。今月は、今年の新酒鑑評会の金賞受賞酒を楮の料理で楽しむという企画であり、参加しない訳にはいかない内容だ。 今回は、日曜日の昼からの会なので明日と帰りの心配もなく参加できるので都合が良い。12時少し前に、会場の楮に向かって歩いていると、蔵元やまだの山田社長と日本泉の武山蔵元にあった。今日は、神の井の久野蔵元が参加されるとは聞いていたが...

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岐阜の中島屋さんの日本酒の会は、253回目。
遥かに見上げる回数である。
今月は、今年の新酒鑑評会の金賞受賞酒を楮の料理で楽しむという企画であり、参加しない訳にはいかない内容だ。
 今回は、日曜日の昼からの会なので明日と帰りの心配もなく参加できるので都合が良い。


12時少し前に、会場の楮に向かって歩いていると、蔵元やまだの山田社長と日本泉の武山蔵元にあった。今日は、神の井の久野蔵元が参加されるとは聞いていたが、蔵元さんが多く参加されているようで、貴重な時間を楽しむことができる。


楮の離れに到着すると、もうかなりの人が着席していた。
受付を済ませ、出品酒のリストが書かれている「利き酒メモ」と楮の今日の特別コースのお品書きを受け取り、指定された席に座る。
今回の席は、奥の常連さんの席になった。お馴染みの顔ぶれである。
 
奥の席の向こうには坪庭がある。


出席も順調で、開宴時刻の12時には全員揃い、開宴となった。


この会は、ブラインド評価でなは無く、リストに記載された今月のテーマに沿った順番に、酒を利いていくことになる。
 料理も平行して提供されるので、肴と日本酒が渾然一体となるのを楽しむことになる。
 利きながら料理を楽しむのは本来邪道で、日本酒を楽しみ、季節の料理を楽しむのが会の趣旨である。
 自分の記録としてデータを残しているので、この記事も渾然一体の儘では無く、日本酒と料理を分けて書くことにする。


【今日の出品酒】
着席して、利き酒メモを開いてみる見る時のときめきは日本酒ファンでなければ理解出来ないものだ。
 今日はどんな日本酒に出会うことができたのか、期待が膨らむ瞬間である。
 今日は、リストに記載されている銘柄が16銘柄、蔵元さんが持参された酒1銘柄が加わり、計17銘柄である。
 17銘柄を利くことができるのは本当に贅沢なことだ。


中島屋店主西川氏にの吟味により、銘柄は5つのコーナーに区分されて提供されている。
<乾杯>
<本日ご参加の蔵元の酒を楽しみます>
<今日の贅沢・吟醸酒飲み比べ>
<雄町の純米吟醸飲・み比べ>
<熟・醇を飲む>


17銘柄の勢揃い写真は、撮ることができないので、写真は部分的になる。
 以下、筆者の利いた印象を記載するが、個人の嗜好によるのもでもとより客観性があるものではない。


<乾杯>
まずは乾杯から始まる。


 


(1) 玉柏 開(かい) 純米生  蔵元やまだ (岐阜) 
 
入り口甘く、すぐ酸味が来る。フルーティーな酸である。甘酸っぱいワインのような印象。中盤から軽い辛味を感じる。乾杯酒として飲んだが、食中酒としても良かった。酸味が肴に合う。鮎の腹の苦味と良く合った。


<本日ご参加の蔵元の酒を楽しみます>
(2) 日本泉 吟醸 無濾過生原酒 木槽しぼり ふなくちとり  日本泉酒造 (岐阜) 
 
立香はかすかな麹香と木香。甘いトロリとした入り口、すぐ酸味の厚み、その後辛味が来る。中盤に辛味の押しがある。後口はピリ辛。


(3) 日本泉 純米吟醸 無濾過生原酒 木槽しぼり ふなくちとり  日本泉酒造 (岐阜) 
 
立香はあまり感じない。スッキリとした酸で厚みはなく辛口スッキリの味わい。中盤の味に広がりはなく中に集まる印象。後口はピリ辛。


(4) 玉柏 純米  蔵元やまだ (岐阜)
 
 立香はあまり感じない。仄かに甘い入り口。ふんわりと味がふくらみ、バランスの取れた味わいである。底に苦味があり味を締めている。吟醸酒の雰囲気を持った純米酒である。穏やかで癖が無くお薦めの純米酒。


(5) 玉柏 二百八十八夜 純米吟醸  蔵元やまだ (岐阜) 
 
甘い入り口丸い舌触り、ふくらみがある。爽やかな入り口。フルーティーだが軽い世界。苦味・辛味もあるが浮き上がらず締めている。押しすぎない穏やかさがある。


(6) 神の井 純米吟醸 美山錦  神の井酒造 (愛知)
 
 甘い入り口。酸は軽くスッキリとした甘口。含み香にエチル香あり。酸のふくらみの後中盤から辛味が出る。後口はピリ辛。評価7.0。鮎の揚げ物と良く合った。


(7) 神の井 寒九の酒 純米大吟醸 雫酒  神の井酒造 (愛知) 
 
甘い吟醸の立香。酸は薄く、スッキリとした味わい。中盤から辛味を感じる。含み香は吟醸香のふくらみがあり快い。


<今日の贅沢・吟醸酒飲み比べ>
(8) 玉柏 大吟醸出品酒 雫酒 本生  蔵元やまだ (岐阜) 
 
立香は吟醸香。甘い入り口。フルーティーな酸だが透明感がある。まったりとして味の偏りはなくバランスが良い。中盤から苦味・辛味が底にあり味をしめる。吟醸酒らしい甘・苦の世界がある。


(9) 神の井 大吟醸 金賞受賞酒  神の井酒造 (愛知) 
 
立香は軽い吟醸香。鼻をくすぐる揮発性を感じる。甘い入り口。吟醸の含み香を感じる。酸は軽く切れ、苦味が締める。後口良い。和牛の汁と良く合った。


(10) 瀧自慢 大吟醸 斗瓶取り  瀧自慢酒造 (三重)
 
 立香は適度な吟醸香。甘い入り口。酸はあるが膨らまず、舌触りは滑らかだが辛味と苦味が来る。中盤から終盤まで味が長く持続する。後口ピリ辛。


(11) 酔鯨 大吟醸 金賞受賞酒  酔鯨酒造 (高知) 
 
(写真撮り忘れのため、NETより転載)


立香は吟醸香。甘い入り口。酸味の後、辛味・苦味と味が一通り遷移する。含み香は一貫して吟醸香。中盤から厚みのある味が一体化し押しを感じる。味も香りもしつこさを感じさせる主張がある。吟醸香の残香がある。後口はピリ辛。


(12) 開運 大吟醸 金賞受賞酒  土井酒造場 (静岡) 
 
仄かな立香。甘い入り口。軽目の酸の後、ピリとする辛味があり、苦味は浮かず底にある。ふくらみは大きくはなく、舌触りは軽く中盤からの切れが良い。吟醸香の含み香が持続する。


<雄町の純米吟醸飲・み比べ>
(13) ゆきの美人 純米吟醸 雄町  秋田醸造 (秋田) 
 
(写真撮り忘れのため、NETより転載)
立香に特徴がある、カラメルと苺を合わせたような甘い香り。甘酸っぱい入り口、発泡感の名残りを感じる。味は中盤までで、後は切れる。含み香は続く。


(14) 白岳仙 純米吟醸 雄町 中取り  安本酒造 (福井) 
 
甘い入り口。まったりとしたふくらみ。酸はあるが尖らない。後半、やや渋味が感じられ雄町らしい。


(15) 正雪 純米大吟醸 雄町  神沢川酒造 (静岡) 
 
立香はあまり感じ無い。スーっと入る入口。やや甘い入り口の後酸はスッキリとして透明感がある。辛味はあるが尖った味ではない。中盤から切れていく。残香に特徴がある。


<熟・醇を飲む>
(16) 郷乃誉 山渡 純米大吟醸 本生 2000年11月瓶詰  須藤本家 (茨城) 
 
立香は軽い老香。丸いふくらみのある味、酸味が中心で軽い辛味がある。舌触りは古酒らしい丸さがある。含み香も軽い老香。


(17) 神の井 荒ばしり 大吟醸 平成十二年金賞酒  神の井酒造 (愛知)
 
 貯蔵庫で常温熟成。立香は軽く鼻に抜けるような老香。口に含むとなめらかな丸みバランスのとれた味だが、軽い甘さを感じる。含み香は軽いカラメル香。



<感想>
(1)金賞受賞酒は、いずれも美味しかった。
飲みながら、特徴を考えた、特に酔鯨で感じたことだが、吟醸香の持続がある。立香から含み香残香まで吟醸香が持続する。味も長く続く。ややしつこいと言えるような自己主張がある。
 沢山の鑑評会出品酒の中で印象を残すためにはそのような造りが必要なのだろう。
(2)神の井と玉柏のバランスの良さは今回も感じられた。
愛知の酒で大吟醸といえば神の井のほか2,3あるが、神の井は安定している。金賞受賞歴も平成12、13、14、16、17、19、20、21、22、23年と常連のように受賞している。
 玉柏も今年は入賞だったが金賞受賞が多い銘柄である。出品酒は香りもよく、味のバランスもよく、筆者は酔鯨より好みである。
 純米のバランスの良さも特筆されるべきもので、利いた後なかなか回ってこないのでどこにあるか探したら、ある島でお気に入りのため足止めされていた。金賞受賞酒は日常飲む酒ではないが、純米ならば飲むことが可能だ。
(3)日本泉の大吟醸は岐阜で水準を急速に上げていると思っているが、今日は木槽搾りの吟醸酒が二種類だった。木香を感じる酒は通好みなので、一般的には難しい面があるように感じる。
(4)雄町3酒は、それぞれ個性があり、同じ雄町でも違った味わいだ。筆者の雄町のイメージでは白岳仙が近いイメージだった。ふくらみよりも切れや渋みを感じさせる骨を持ちながら味のバランスが良く上品さも持っている。
(5)熟2酒では、神の井の荒走りが良かった。平成12年の金賞酒を保存庫で常温熟成させたものだそうだが、気になる老香はなく、舌触り・味わいとも熟成酒らしい良さを感じる。
 郷乃誉は冷蔵で11年熟成させたものだが、純米大吟醸のためか神の井に比べると立香の老香がやや強い感じがする。
 飲み比べをしなければ郷乃誉でよかったはずだ。
大吟醸のほうが酒質は安定するような気がする。

2011-08-21 (Sun)

2011/08/21 第253回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その2)

2011/08/21 第253回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その2)

楮で開催される日本酒の会には参加するようにしている。それは、楮が日本酒とのコラボレーションを考えた創作料理を考えてくれるからだ。 伝統的な日本料理では料理が主役で日本酒との相性を考えて料理がお客に提供されることは少ないように感じる。 その点で創作料理は、伝統に縛られず自由に日本酒との相性を考えた料理を創ることが出来るからだ。【今日の料理】<品書き> 日 本 酒 の 会 様「楮」から和紙へのこだ...

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楮で開催される日本酒の会には参加するようにしている。
それは、楮が日本酒とのコラボレーションを考えた創作料理を考えてくれるからだ。
 伝統的な日本料理では料理が主役で日本酒との相性を考えて料理がお客に提供されることは少ないように感じる。
 その点で創作料理は、伝統に縛られず自由に日本酒との相性を考えた料理を創ることが出来るからだ。


【今日の料理】


<品書き>

 


日 本 酒 の 会 様


「楮」から和紙へのこだわりで!


 楮を原料とする和紙は、職人の精魂
込められた行程を経て出来上がります。
 私たちの"食"へのこだわりも、和紙
職人と相通じるところがあります。
素材を活かして、料理します。
          まごころこめて。


〒500-8838 岐阜市八幡町3 5-2
   (岐阜市文化センター東隣り)
     年中無休
電話 058-263-7799


本日のお昼の
  特別コース


(1)じゅん菜とオクラとろろ
(2)前菜三種盛り合わせ
(3)鮪の灸り
(4)鮎、水茄子、干しきゅうり
(5)和牛と冬瓜の炊き合わせ
(6)冷やし胡麻うどん
(7)桃牛乳プリン
(8)珈琲かフレーバーティー


(1)じゅん菜とオクラとろろ
 
ガラスごと冷やされた状態で出された。


 
「じゅん菜とオクラとろろ」と言う名称だが、見るとおろし生姜と生うにが載せてある。
匙で掬って食べる。
オクラはトロリとなめらかな舌触りで塩味と出汁の旨みがある。
オクラの下に旬菜がある。旬菜はつるりとした食感。
ウニは甘く、ウニの香がする。


3つの食材はとろり・つるりの食感は共通しているが、それぞれの味と食感を感じることができる。
涼しい感じの夏の魚で面白い。


 


(2)前菜三種盛り合わせ
 
右から枝豆、トマトと卵白の淡雪、ゴーヤーの煮物。


 
極力、素材の味を残して出されることの多い食材だが、この三種盛では一手間加えてある。
枝豆は出汁で煮てある。
トマトは湯剥きして、淡雪を添えて食べる。淡雪は塩味である。
ゴーヤーはかつを節を加えて甘醤油煮てある。


手間をかける面白さは感じるが、旬の食材であるだけに、素材らしさを残した儘のほうが良い気がした。特にゴーヤーはシャキシャキとした食感と苦味が身上なので、ある程度は残したい。


(3)鮪の灸り
 
茶色のものはニンニクスライスの揚げ物。
野菜はカイワレ大根の茹でたもの。
おろし山葵。


付けられていたのでにんにくと一緒に鮪を食べたが、にんにくの押しに鮪が負けてしまう。鰹のほうがまだ合いそうだ。



(4)鮎、水茄子、干しきゅうり
 
鮎は塩焼きではなく、珍しく唐揚げ。
唐揚げにすると鮎らしさはあまり感じないが、表面のパリパリの食感の後鮎の旨みと香りを感じる。
腹の内臓部分はトロリとして、鮎らしい苦味が残されている。日本酒に良く合う肴だ。
水茄子はボソボソとした食感。加熱した茄子のトロミと甘さは感じない。
干し胡瓜の南蛮はコリコリとした食感で日本酒に良く合う。


(5)和牛と冬瓜の炊き合わせ
 
素材は牛、さやいんげん、冬瓜、松茸、すだち。
 
牛肉は、霜降り肉で口に含むと柔らかく乳臭い牛肉の香りが口に広がる。
松茸はシコシコとした松茸の食感が残されていた。
炊き合わせだが、素材の旨さに加えて、汁も素晴らしく美味しい。
松茸の香りが土瓶蒸しのようにうまい汁を作っている。


贅沢な汁なので大吟醸に合わせてみた。大吟醸はの旨みに、口に汁を入れると、大吟醸と汁が渾然一体となって抜群の相性になる。
汁を残している人がいたがもったいないことだ。


(6)冷やし胡麻うどん
素材は、うどん、刻み葱、アオサ、大根。
よく冷やされた汁にうどんがよくマッチする。
出汁は酸と甘みの甘酸っぱい味に胡麻の濃厚なまったりとした味わいと風味がある。
この汁は殆どの人が飲み干していた。


(7)桃牛乳プリン
 
素材は桃と牛乳。
桃はサイコロ状になっており、ゼラチンでトロミが加えられている。
プリンは、杏仁豆腐のような食感と乳の香りがある。
桃の酸味とプリンの甘みがよくあっている。



(8)珈琲かフレーバーティー 
フレーバーティーを選択。
バニラのような甘い立香。丸い舌触りで苦味・渋みは強くない。
後口にレモンの香り。



今日の料理では、それぞれ美味しかったが、
(1)じゅん菜とオクラとろろと(5)和牛と冬瓜の炊き合わせが特に美味しかった。
 三種盛と水茄子とマグロの炙りは今一歩だった。
今までの楮の創作料理からすると、今日のコースはやや保守的で、日本料理に近づいているような印象を受けた。



 

2011-08-21 (Sun)

2011/08/21 第253回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その3)

2011/08/21 第253回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い(その3)

昼の宴は終了したが、まだ外は明るい。二次会に行く人が、自然に集まり始める。金賞受賞酒を含めた銘酒と楮の料理を楽しんだあと、もう日本酒も料理も充分なのだが、歌でも歌うのならと中に入る。岐阜駅方面に快い千鳥足のそぞろ歩き。足が止まったのは、「とり酒場天てん」焼鳥の店のようだ。 とりあえず中に入る。 店内は真ん中から左に掛け、Uj字型のカウンター、右の壁に沿ってテーブル席がある。 皆ビールを注...

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昼の宴は終了したが、まだ外は明るい。
二次会に行く人が、自然に集まり始める。


金賞受賞酒を含めた銘酒と楮の料理を楽しんだあと、もう日本酒も料理も充分なのだが、歌でも歌うのならと中に入る。


岐阜駅方面に快い千鳥足のそぞろ歩き。
足が止まったのは、「とり酒場天てん」
焼鳥の店のようだ。


 
とりあえず中に入る。


 
店内は真ん中から左に掛け、Uj字型のカウンター、右の壁に沿ってテーブル席がある。


 
皆ビールを注文する。
突き出しは冷奴。
トッピングは畑のキャビアとんぶり。
とんぶりは冷奴に良く合った。


 
メニューは鳥を中心としたメニュー。
一般的な居酒屋メニューもあるが、鳥に関してはこだわりのある個性的なものを用意しているようだ。


 
右の壁の上に日本酒のメニューが貼ってある。
房島屋、初緑、南、梵、信濃鶴、白岳仙、獺祭、清泉…
居酒屋だが趣味のよい日本酒が並んでいる。
軽くこだわりの日本酒を楽しむには良い店だ。


 趣味の良い日本酒を扱うためには取引する酒屋を選ぶことが大切だ。
この顔ぶれを見ると取引しているのは「酒の中島屋」であることは間違いない。



オープンキッチンが面白かった。
料理をパーフォーマンスにして楽しませるのはよくあることだ。
ここは意図的にしているかどうか判らないが、豪快だ。


柄の長い網柄杓の様な道具に鶏肉を入れる。
強火の火にかざすと、皮の脂が炙り出されて出てくる。
脂は下に落ちて燃え上がる。
燃え上がった火は、網の中の肉に引火する。
樋口から網の上のダクトまで炎が燃え上がり、大きな火柱になる。


火遊びが好きな人には、チョットそそられる料理法かもしれない。


 
出来上がったものは、これ。
メニューのモモ皮MIX黒焼きではないかと思われる。


味は塩と胡椒のシンプルなものだが美味しい。
表面は強火で炙られているが、加熱時間は短いので中は適度に柔らかい。肉をあまり大きくしていないのも調理法から来るものだろう。
 ローストされたスモークのような煙臭い纏わり付く香りがあって、癖になる味だ。
 毎日はどうかと思うが、偶には食べてみたい気がする。


右のカウンターに座っていた女性の二人連は、楮の宴に参加していた人だった。
 店内は打ち上げパーティーの様に盛り上がっている。
楽しい酔っぱらいに店内は占拠されている。


やがてカップルがやってきた。酔っ払いたちが見逃すはずがない。
ツッコミを開始するが、彼氏はなかなか落ち着いていた。
日本酒も通じた人のようで、話は順調に流れていった。


ある時間が経った。


酔っ払いたちは店を出る
また駅方向に歩き、今度は定番の店Nに向かっている。


ここで流れから抜け、名古屋に帰ることにした。


 

流行りの居座りを続けている秋雨前線に洗われて、駅前の緑が鮮やかだ。
 開発時は工事現場だった駅前も、次第に落ち着いてきて、今では昔からこのようだった顔をしている。


 
厚い雲と高層ビルの下では、金色の信長が傲然と立っている。


 


【データ】
 大衆とり酒場 天てん
 TEL: 058-262-2510
 住所: 岐阜県岐阜市長住町3-19
     名鉄岐阜駅から185m
 
営業時間: 17:00~24:00
 定休日 無休 (12/27-12/31除く)
URL:
    http://r.tabelog.com/gifu/A2101/A210101/21010617/


 


 

2011-08-21 (Sun)

2011/08/21 初め良ければ終わり良し(?)

2011/08/21 初め良ければ終わり良し(?)

定番の店Nへの流れから抜け、行く先は決まっていた。3周年記念の屋いちは良かったが、普段着の屋いちはまだ知らない。 日曜日の夕方に店が開いている屋いちに行くことにしていた。快く酔っていたが、眠り込むほどではない。或夜のように目が覚めたら安城だったというようなドラマもなく、列車は滑るように名古屋駅に到着した。 かなりご機嫌だった蔵元さんは無事に駅で降りることができたのだろうか。「始めよければ全て良し。」...

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定番の店Nへの流れから抜け、行く先は決まっていた。
3周年記念の屋いちは良かったが、普段着の屋いちはまだ知らない。
 日曜日の夕方に店が開いている屋いちに行くことにしていた。


快く酔っていたが、眠り込むほどではない。或夜のように目が覚めたら安城だったというようなドラマもなく、列車は滑るように名古屋駅に到着した。
 かなりご機嫌だった蔵元さんは無事に駅で降りることができたのだろうか。


「始めよければ全て良し。」という諺がある。
本当の意味は、始めがうまくいけば、すべてが順調に進み、最後によい結果を得る。だから最初は慎重でなければならないということらしい。
 だが、勝手に解釈を変えている。今日は最初から良い日だったから最後まで幸せな日だと、


地下鉄を栄で降り、明治屋の交差点を左折、迷うこと無くすき家を左折した。
 屋いちの前に立つと、なんと店は閉まっている。


お客様へという張り紙が掲示されている。
「誠に勝手ながら21日(日)、22日(月)は臨時休業させて頂きます。」


閉まっているものはどうしようもない。


広小路に戻ると、今日の日曜日もイベントが行われている。
イベントは、「第60回広小路夏まつり」だそうだ。
期間: 2011年8月20日(土)~8月21日(日)
      17:00~21:00
会場: 広小路通り久屋大通西交差点~
           伏見交差点東付近一帯の車道、歩道
主催者: 栄町商店街振興組合



 
高提灯を掲げた一団がやってきた。
ねじり鉢巻を粋に締めた女性たちが続いている。踊りのパーフォーマンスのようだ。


 
音楽が始まると、阿波踊りだった。
踊る阿呆に見る阿呆...
こうしたパーフォーマンスはする方が何倍も楽しいことは間違いない。


栄交差点の方へ歩くと、三越の前の広小路に停められた車両のステージではJazzのライブが行われていた。


 


しばらく聴いたが、雨も強くなり始めたし、キリの良いところで帰ることにした。


今日は朝から良い日だったが、最後は尻窄みになってしまった。
前もって電話をいれて、確認をすべきだった。
通常は日曜営業だとしても、絶対ではない臨時に休むことだってある。そのために電話もある。確認を怠った自分が悪い。


「終わり良ければ全て良し」という諺もある。
 結果がよければ、動機や途中の経過などは問題にならない、ものごと終わりがすべてだということだそうだ。


果たしてそうだろうか、終りが良いのは途中が良いからであって途中が悪いのに終りが良いのは、単なる幸運である。
良い終りになるように、初めから最後まで一貫して注意を怠らないことが必要だ。


不注意の結果が、自分で留まればよいが、人を巻き添えにすることも世の中にはある。
 世界が自分中心に回っていると錯覚する事無く、用意周到に終りを迎えることだ。


どうやら、気づかないまま相当に酔が回っている。



 

2011-08-21 (Sun)

2011/08/21 日記 弁慶草

2011/08/21 日記 弁慶草

2011/8/21 (日) 旧暦: 7月22日 祝日・節気: ---- 日出: 5時03分 日没: 18時24分 月出: 22時05分 月没: 11時46分 月齢: 21.35 干支: 戊申 (ぼしん,つちのえさる) 六曜: 仏滅 九星: 一白水星今日の季語: 弁慶草(Botanical garden より転載)『弁慶草別名:イキクサ(活き草) 葉が厚く,切り取って暫くおいてもしおれず,土に挿すと根が出て元気よく育ちはじめる丈夫な性質を弁慶にたとえたといわれます。イキクサとい...

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2011/8/21 (日) 旧暦: 7月22日 祝日・節気: ---- 日出: 5時03分 日没: 18時24分 月出: 22時05分 月没: 11時46分 月齢: 21.35 干支: 戊申 (ぼしん,つちのえさる) 六曜: 仏滅 九星: 一白水星


今日の季語: 弁慶草



(Botanical garden より転載)


『弁慶草
別名:イキクサ(活き草)


 葉が厚く,切り取って暫くおいてもしおれず,土に挿すと根が出て元気よく育ちはじめる丈夫な性質を弁慶にたとえたといわれます。イキクサという別名も同じ趣旨でつけられています。
 このような性質は,ベンケイソウ科の特徴のようでもあり,セイロンベンケイなども同じです。
』(Botanical garden より転載)



弁慶草の俳句:


・がむしゃらの弁慶草も枯にけり 一茶


・雨つよし弁慶草も土に伏し 杉田久女


・弁慶草沸々の日は立ち上がる 松田ひろむ


・弁慶草求む流行らぬ花ながら 高澤良一 暮津


・辺戸岬狼煙の跡の弁慶草 山田春生



弁慶草の花言葉は。「穏やか」だそうだ。
穏やかというのは弱いこととは違う。
バランスが取れて、弱点がないことだ。
人間は名前負けを言われるが、弁慶の名をもらうと花も雨にも負けてはいられない。


 


 

2011-08-20 (Sat)

2011/08/20 日記 鳳仙花、てぃんさぐの花

2011/08/20 日記 鳳仙花、てぃんさぐの花

2011/8/20 (土) 旧暦: 7月21日 祝日・節気: ---- 日出: 5時03分 日没: 18時25分 月出: 21時26分 月没: 10時49分 月齢: 20.35 干支: 丁未 (ていび,ひのとひつじ) 六曜: 先負 九星: 二黒土星 今日の季語: 鳳仙花、てぃんさぐ  (さなぎ日記 (あさなぎ心療内科のブログです) より転載) 『ホウセンカ(鳳仙花、学名:Impatiens balsamina)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。東南アジア原...

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2011/8/20 (土) 旧暦: 7月21日 祝日・節気: ---- 日出: 5時03分 日没: 18時25分 月出: 21時26分 月没: 10時49分 月齢: 20.35 干支: 丁未 (ていび,ひのとひつじ) 六曜: 先負 九星: 二黒土星


 


今日の季語: 鳳仙花、てぃんさぐ 


 



(さなぎ日記 (あさなぎ心療内科のブログです) より転載)


 


『ホウセンカ(鳳仙花、学名:Impatiens balsamina)はツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。東南アジア原産。観賞用によく栽培される。


  特徴
茎は直立して葉は互生し、花は葉腋に2~3花ずつ付き、左右相称で夏に咲く。花弁とがくは各5枚で、下のがく片の後ろに距がある。本来の花の色は赤だが、園芸品種の花には赤や白、ピンク、紫のものがあり、また、赤や紫と白の絞り咲きもある。現在の園芸種は、大半が椿咲きと呼ばれる八重咲きである。また、距のないものもある。本来は草丈が60cmくらいになるが、近年草丈20~30cmの矮性種が好まれている。


  性質
こぼれ種でもよく生えるほどの丈夫な植物で、よほど日当たりや水はけが悪くない限り、病虫害もほとんどなく育てやすい。発芽温度は比較的高いので、東京付近では4月下旬から5月に播種する。


果実は果(さくか)で、熟すと果皮の内外の細胞の膨圧の差によって弾性の力を蓄積し、弾けて種を遠くに飛ばす。自然に弾ける寸前となった果実は指で触るなどの些細な刺激でも容易に弾ける。属名Impatiens(ラテン語で「我慢できない」の意)もこのことによる。


 文化と伝承
赤いものは昔から女の子が爪を染めるのに使ったため、ツマクレナイ、ツマベニ(爪紅)の名もある。沖縄では「てぃんさぐ」と呼ばれ、民謡「てぃんさぐぬ花」で有名。韓国では、爪にホウセンカの汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実ると言う伝承がある。


触れるとはじける果実は非常に目を引く特徴である。花言葉の「私に触れないで」もそれに由来する。歌謡曲にもあるが、いずれも種を飛ばすことに絡めてある。


 歌謡曲
鳳仙花:島倉千代子(作詞 吉岡治 作曲 市川昭介 昭和56年)
ほうせんか:中島みゆき(作詞作曲 中島みゆき)
赤い鳳仙花:加藤登紀子(韓国民謡)
鳳仙花:洪蘭坡
 ...』(Wikipedia)



鳳仙花の俳句:


・この路地に子らの影欲し鳳仙花 稲田きみ


・子の残す泥の手型や鳳仙花 原田 早苗


・子育ての終へし軒下鳳仙花 林原節子


・過ぎしことみな懐しや鳳仙花 徳永 球石


・鯵の鮨つくりなれつつ鳳仙花 水原秋櫻子


女は鳳仙花に子の面影を見るみたい。
激しい夏が通り過ぎた、そんな時、ホッとした気持ちの中に追憶が生まれる。激しかった夏は大変だったが、肌に冷気を感じる秋は寂しい。
 子育ての終わった女には、鳳仙花は、なりふり構わず生きた
激しかった季節が過ぎていくのを感じさせる。


過ぎ去ったことはみな懐かしいのは本当だ。
嫌なことはすべて忘れるものだから。
嫌な事を覚えていて何になるのだ!!


鳳仙花に思いでしか無いとしても、鯵の鮨を作りそれを共に食べる人がいれば充分ではないか。
 仮に一人で食べるとしても、一献の美酒と鳳仙花が目の前にあれば、それで全く不足はない。



沖縄民謡の「てぃんさぐの花」を聞いてみた。



<!-- 沖縄民謡 てぃんさぐの花 夏川りみ -->



『てぃんさぐぬ花』(てんさごの花)
      作詞・作曲 沖縄民謡


(1)
  てぃんさぐぬ花や 
  爪先(チミサチ)に染(ス)みてぃ  
  親(ウヤ)ぬゆし事(グトゥ)や 
  肝(チム)に染(ス)みり


(2)
  天(ティン)ぬ群星(ムリブシ)や
  読(ユ)みば読(ユ)まりゆい
  親(ウヤ)ぬゆし言(グトゥ)や
  読(ユ)みやならん


(3)
  夜(ユル)走(ハ)らす舟(フニ)や
  子(ニ)ぬ方星(ファブシ)見当(ミア)てぃ
  我(ワ)ん生(ナ)ちぇる親(ウヤ)や
  我(ワ)んどぅ見当(ミア)てぃ


(4)
  宝玉(タカラダマ)やてぃん 
  磨(ミガ)かにば錆(サビ)す  
  朝夕(アサユ)肝(チム)磨(ミガ)ち
  浮世(ウチユ)渡(ワタ)ら


(5)
  誠(マクトゥ)する人(ヒトゥ)や
  後(アトゥ)や何時(イチ)迄(マディ)ん
  思事(ウムクトゥ)ん叶(カナ)てぃ
  千代(チユ)ぬ栄(サカ)い


(6)
  なしば何事(ナングトゥ)ん
  なゆる事(クトゥ)やしが
  なさぬ故(ユイ)からどぅ
  ならぬ定(サダ)み


(7)
  行(イ)ち足(タ)らん事(クトゥ)や 
  一人(チュイ)足(タ)れい足(ダ)れい
  互(タゲ)に補(ウジナ)てぃどぅ 
  年(トゥシ)や寄(ユ)ゆる  


(8)
  あてぃん喜ぶな 
  失なてぃん泣くな
  人のよしあしや 
  後ど知ゆる


(9)
  栄てぃゆく中に 
  慎しまななゆみ
  ゆかるほど稲や 
  あぶし枕ぃ


(10)
  朝夕寄せ言や 
  他所の上も見ちょてぃ
  老いのい言葉の 
  余りと思な



《訳》


(1)
  ホウセンカの花は
  (魔除けとして)爪先に染めなさい。
  親の言うことは、
  心に染めなさい。


(2)
  天の群星は
  数えようと思えば数えきれるけど、
  親の言うことは、
  数えられない。(それほど親の教えは限りがない)


(3)
  夜、沖に出る舟は
  北極星が目当て、
  私を産んでくれた親は
  私が目当て。(私を見守っている)


(4)
  宝石も
  磨かなくては錆びてしまう
  朝晩心を磨いて、
  世の中を生きていこう。


(5)
  誠実に生きる人は
  後はいついつまでも、
  願いごともすべて叶い
  永遠に栄えるのです。


(6)
  成せば何事も
  成ることであるが、
  成さぬ故に
  成らないのだ。


(7)
  行き届かないことは(言っても足りないことは) 
  一人一人が足しあいなさい。(ひとりびとりで補いなさい)
  お互いに補い合ってこそ
  年は取っていくものだ。(浮世を渡るものだ )


(8)
  いくら金や物があっても喜ぶな。
  また、失ったからといって嘆き悲しむな。
  人間の善し悪し、人の評価というものは
  最後になってわかるものだ。


(9)
  栄えていくなかにも
  謙虚でなくてはいけない。
  稲も実るほどに
  あぜ道を枕にして、腰を低くするではないか。


(10)
  お年寄りの朝夕の教訓は、
  世間の例を見て素直に耳を傾けるがよい。
  老いの繰り言などと
  思うのではない。


以上の歌詞・訳は「沖縄民謡 島唄ライブ♪」より転載。


 



 

2011-08-19 (Fri)

2011/08/19 和み居酒屋 桜びより

2011/08/19 和み居酒屋 桜びより

定例会が終り、帰る時間となったが。最近は暑いので、明日を考えると2次会も体力的に辛い所があるので、まっすぐ帰っていた。今日は、やや涼しいし、残ったのは3人になったので、時間は1時かん程にして、2次会に行くことになった。場所は、N氏が最近見つけた新しい店。護国神社からタクシーで栄へ向かう。車を降りて、少し歩く、階段を数段下がったところにある飲み屋横丁の入口の店が目的の店だった。入口左には店名の「桜びより...

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定例会が終り、帰る時間となったが。
最近は暑いので、明日を考えると2次会も体力的に辛い所があるので、まっすぐ帰っていた。


今日は、やや涼しいし、残ったのは3人になったので、時間は1時かん程にして、2次会に行くことになった。


場所は、N氏が最近見つけた新しい店。
護国神社からタクシーで栄へ向かう。


車を降りて、少し歩く、階段を数段下がったところにある飲み屋横丁の入口の店が目的の店だった。


入口左には店名の「桜びより」の大きな木の看板がある。


 
暖簾をくぐって店に入る。


 
中はカウンターのみの店だった。
入り口から見ると、逆L字型のカウンターがあり、旬の野菜である茄子・ゴーヤー、芋の鉢植え、大皿料理が並んでいる。
左上のボードには長珍の張り紙がある。日本酒にこだわりのある店のようだ。


カウンターの中は厨房で、ママとお手伝いの女の子がいる。


カウンター席には、先客の初老の男二人と、若い男の1人客、女性が一人。
 途中5人の男のグループが入店したので、初老の二人は引き上げた。


 
座ると、お盆につきだしとグラス猪口が出された。
グラス猪口に豊盃が注がれた。
これはウエルカムドリンクだそうだ。


突き出しは、豆腐の冷奴に肉赤味噌とツナの和え物。


 
(この写真は、食べ進んで最後の謎の白い野菜を撮影したもの)


ツナの和え物を食べていて、オヤッと思った。
食感と味がゴーヤーである。
見たところゴーヤーは入っていない。
大根のような白いものが入っている。
ゴーヤーの表面のみを削ったものかと思ったが少し違う。
ママに訊いてみると白ゴーヤーとのことだった。


家に帰ってから、白ゴーヤーを調べてみた。
白ゴーヤーは確かに存在する。
 
ikkoh@photo diary より転載)


情報によると、ゴーヤーは濃い緑と、薄い緑と、白と3種類の色があるそうだ。
 日本人は緑黄色野菜が好きなので濃い緑が栽培されている。
薄い緑はベトナムで白いゴーヤーは台湾で栽培されているそうだ。台湾ではゴーヤーといえば白だそうだ。


白岳仙、可(べし)、長珍を注文する。
塗り物の枡にスリムなグラスを入れ、グラスに目の前で瓶から日本酒を注ぎ入れる。
 グラスから溢れた日本酒は枡一杯になるまで注がれる。
このあたりは、屋台のサービスに通じるものがある。


長珍は純米山田錦65%。
立香は乳酸のような力のある香り。味わいの濃い押しのある最近の長珍の世界だ。


氷をもらってロックにしてみた。
ストレートより飲み安くなる。他の二人も同意見だった。
割り負けをしない力強さがあるので水割りでも行けそうだが、試みはしなかった。


カウンターの上の大皿料理の大根と牛すじの煮込みが看板料理だとのことなので注文。
名古屋では赤味噌のどてになることが多いが、桜びよりは白醤油の煮込みである。


 
(この写真も半分以上食べてしまってから撮影したもの。最初に出される量は多い。)
牛スジ、大根、蒟蒻、玉ねぎ、糸唐辛子。


牛すじが丁度良い歯ざわりで仕上がっており、噛むとホロホロ崩れて美味しい。
 訊いてみると牛スジだけ先にコトコト煮て、蒟蒻は後から。大根は別に煮て最後に合わせるとのこと。プロの世界では常識なのだろうが、手をかけて作っていることが理解できる旨さだ。


話している内に、最近ブログに日本酒の記事が少ないと左右の両人から指摘を受けてしまった。
 日本酒の記事が299から変わっていないなどと言われると、筆者より良くブログを読んでいただいている愛読者の言葉に違いないので反省するほかない。
 帰ったら、日本酒の記事を優先的に書くことにしよう。


1時間が経過したので帰ることにした。


飲み物は日本酒・焼酎・梅酒など揃っており、日本酒は良いものが置かれている。
 料理は、まだ全体がわかるほど確認できていないが、手を抜かずに心を込めて作られているので、他の料理もおそらく大丈夫だ。


カウンターのみなので1人から3人ぐらいで利用するのが適している店だ。
 カウンター越しにママ・お手伝いさんと話ができ、雰囲気は屋台のような心安さもあるし、スナックのような感じもする面白い居酒屋である。
 1人でふらりと寄っても暖かくはまり込むことができるだろう。


日本酒に手づくりの料理をまったりと楽しみたい男(女も)は、足を運ぶ価値のある店だ。



【データ】
開店は今年の7月21日の真新しい店。


 

店名: 桜びより
TEL:052-262-9133
住所: 愛知県名古屋市中区栄3丁目9-22 グランドビル1階
交通手段: 栄駅(名古屋)から493m
営業時間: [月~土]
      17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日: 日曜祝日休み
予約: 予約可
個室: 無
席数: 10席 (カウンターのみ)
禁煙・喫煙: 全面喫煙可
オープン日: 2011年7月21日 


アクセスは、少しわかりづらそうだ。
栄交差点から東へ、明治屋と丸栄の間の通りを左折。
プリンセス通りに入り、飯屋の宮本むなしの大きな看板の交差点を右折、少し歩いた右側の飲み屋横丁の中にある。
道路に面していない、階段を数段下がった横丁の中にあるので注意。



 

2011-08-19 (Fri)

2011/08/19 日本酒の会sake nagoya 8月定例会(その1)

2011/08/19 日本酒の会sake nagoya 8月定例会(その1)

今月の定例会のテーマは「夏の酒」。日本酒は、昔は、春先の新酒と秋のひやおろしが2つの旬だった。しかし、忙しい現代では夏を休んでいる訳にはいかない。各蔵は、夏向けの日本酒も用意してくれている。うだるような暑い日が続く夏の時期には、日本酒よりもビール、焼酎、泡盛が好まれる。夏に日本酒はどうもと考えられる傾向があるが、夏向け専用の日本酒もあり、飲み方を工夫すれば夏を楽しみながら日本酒を楽しむことも可能だ...

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今月の定例会のテーマは「夏の酒」。
日本酒は、昔は、春先の新酒と秋のひやおろしが2つの旬だった。
しかし、忙しい現代では夏を休んでいる訳にはいかない。
各蔵は、夏向けの日本酒も用意してくれている。


うだるような暑い日が続く夏の時期には、日本酒よりもビール、焼酎、泡盛が好まれる。夏に日本酒はどうもと考えられる傾向があるが、夏向け専用の日本酒もあり、飲み方を工夫すれば夏を楽しみながら日本酒を楽しむことも可能だ。


今日は、時間配分が上手く行った日だったので、会場には6時20分に着いた。この時間なら、席取りも、会場の準備のお手伝いも余裕である。


受付を済ませると、参加者は52名とのことで満席だ。夏も暑さが盛りだが、日本酒ファンの気持は夏負けしていないようだ。


【今日の出品酒】
定例のブラインド評価である。出品酒は12本もある。
 
以下左から、個人的なブラインド評価結果を記載する。
ブラインド評価なので、予断を持った恣意的な評価は不可能だ。評価が終わるまで、料理を口にせず同じ条件で利くようにしており極めて公正だが、評価基準は個人の嗜好によるものなので客観性はない。だから、参加者全員の評価と照らし合わせることが必要である。
 嗜好の世界は十人十色、筆者が評価しない酒を大好きな人は必ず存在する。それが、世の中の面白さ。
 整形顔の韓流美男子は筆者は見るのも嫌だが、日本のオバチャンたちは涙を流して喜んでいる。それが、世界の不条理ということ。


写真左から以下、寸評を書く。


(1) 辛口純夏 賀茂金秀 辛口純米 金光酒造 (広島) 
 
立香はやや熟れた甘い香。甘い入り口の後すぐ酸の厚みが続く。中盤から辛味と苦味が来る。パンチのある味だが、終盤の切れは良い。後口はピリ辛だがすっきりとしている。評価7.0。


(2) 屋守 純米中取り 直汲無調整生 仕込み十号 豊島屋酒造 (東京都)  
立香は感じない。酸味の入り口、フルーティーな酸である。微発泡感を感じる。後口は爽やかで良い。評価7.0。


(3) 庭のうぐいす なつがこい 特別純米 山口酒造場 (福岡) 
 
 

立香は感じない。スッキリとした入り口。酸味はあるが綺麗な透明感のある酸。スッキリとした辛口の世界。評価6.0。


(4) 豊盃 純米吟醸 三浦酒造 (青森) 
 
立香はない。スッキリとした入り口で酸は薄い。舌触りは丸い。味のバランスはとれており、穏やかな味わいだが、やや枯れた印象もある。後口はスッキリとしている。評価7.0。


(5) 特別純米原酒 姿 辛口生酒 飯沼銘醸 (栃木) 
 
甘い仄かなバニラのような香。スッキリとした入り口。酸は薄くバランスのとれた味わい。広がりのある吟醸酒の世界を感じる。底に苦味があり味を締めている。舌触り丸い。後口の残香に仄かな吟醸香を感じる。評価9.0。


(6) 夏の酒 万齢 純米吟醸生 小松酒造 (佐賀) 
 
立香は感じない。甘い入り口の後、爽やかな酸。透明感があり良い味わい。後口はピリ辛。評価8.0。


(7) 仙禽 純米吟醸 中取り無濾過生原酒  恋お待ち (株)せんきん (栃木) 
 
立香は感じない。酸味の入り口。酸が膨らんだ後は、他の味は無く、中盤からはスッキリとしている。後口は良い。評価8.0。


(8) 鏡山 純米酒 香味芳醇生酒 小江戸鏡山酒造 (埼玉)  
立香は仄かにあるが個性的なもの。甘い入り口。スーっと入っていく滑らかさがあり、舌触り丸く滑らかで、味わいは甘さと苦味の吟醸の世界でバランスが取れて嫌味がない。癖を感じさせ無い穏やかさがある。評価9.0。


(9) 花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 直汲み 南陽醸造 (埼玉) 
 


霞酒である。立香は感じないが、鼻をくすぐる揮発性がありくしゃみが出る。味は刺激的な酸と甘みが真ん中に集まり、広がりはない。やや狭い世界である。含み香は甘い吟香。評価7.0。


(10) 玉川 Ice Breaker 純米吟醸 無濾過生原酒 木下酒造 (京都) 
 
立香は個性的なもの。スッキリとした入り口。酸のふくらみはない。舌触りは丸いが広がりがなく、味の空間が狭い印象。評価7.0。


(11) 羽根屋 夏純 生 富美菊酒造 (富山) 
 
立香は感じない。スッキリとした入り口。酸味は強くなく味のバランスがとれているが、広がりは感じない。味が持続せず早く終わってしまう、もう少し続いてほしい印象。切れ・後口は良い。評価7.0。


(12) 夏ノ寿 純米吟醸 夏かすみ 山の天然仕込み 松井酒造  (栃木) 
 
立香は仄かに甘い。バランスの取れた軽く甘い入り口。味の癖は感じない。味わいは良いが、もう少し広がりのある世界がほしい。評価8.0。


個人のブラインド評価の序列は次のようになった。
序列は着けたが、点数の開きは少なく、どの酒も良かったと言える。
(5) 特別純米原酒 姿 辛口生酒
(8) 鏡山 純米酒 香味芳醇生酒
(6) 夏の酒 万齢 純米吟醸生
(7) 仙禽 純米吟醸 中取り無濾過生原酒  恋お待ち
(12) 夏ノ寿 純米吟醸 夏かすみ 山の天然仕込み
(1) 辛口純夏 賀茂金秀 辛口純米
(2) 屋守 純米中取り 直汲無調整生 仕込み十号
(4) 豊盃 純米吟醸
(9) 花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 直汲み
(10) 玉川 Ice Breaker 純米吟醸 無濾過生原酒
(11) 羽根屋 夏純 生
(3) 庭のうぐいす なつがこい 特別純米


参加者全員のブラインド評価は、以下のようだった。
当日の会場での公表なので、聞き誤りがあるかもしれない。


(6) 夏の酒 万齢 純米吟醸生
(12) 夏ノ寿 純米吟醸 夏かすみ 山の天然仕込み
(9) 花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 直汲み
(8) 鏡山 純米酒 香味芳醇生酒
(2) 屋守 純米中取り 直汲無調整生 仕込み十号
(11) 羽根屋 夏純 生
(5) 特別純米原酒 姿 辛口生酒
(4) 豊盃 純米吟醸
(1) 辛口純夏 賀茂金秀 辛口純米
(10) 玉川 Ice Breaker 純米吟醸 無濾過生原酒
(7) 仙禽 純米吟醸 中取り無濾過生原酒  恋お待ち
(3) 庭のうぐいす なつがこい 特別純米



 

2011-08-19 (Fri)

2011/08/19 日本酒の会sake nagoya 8月定例会(その2)

2011/08/19 日本酒の会sake nagoya 8月定例会(その2)

【今日の料理】何時もそうだが、「かのう」さんはテーマに沿った料理を考えていただけるので、楽しみである。 定番の枝豆。豆がしっかりと旨みを持っている。 夏の太陽を感じさせるミニトマト。シンプルに塩でいただくと一層甘い。 ゴーヤーチャンプル。ゴーヤーと豆腐と玉子のスタンダードな構成。ゴーヤーの旨さがわかれば大人だ。 鱧の湯引きの酢味噌和え。夏の酒にぴったりの季節感と味。お気に入りの夏の...

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【今日の料理】
何時もそうだが、「かのう」さんはテーマに沿った料理を考えていただけるので、楽しみである。


 
定番の枝豆。
豆がしっかりと旨みを持っている。


 
夏の太陽を感じさせるミニトマト。
シンプルに塩でいただくと一層甘い。


 
ゴーヤーチャンプル。
ゴーヤーと豆腐と玉子のスタンダードな構成。
ゴーヤーの旨さがわかれば大人だ。


 
鱧の湯引きの酢味噌和え。
夏の酒にぴったりの季節感と味。
お気に入りの夏の酒を、この肴でいただけば、幸せというほかはない。


 
蛸の姿茹で。
「かのう」では、家庭では味わえない定番の料理がある。
鮪の中落ちの姿造り、鯛の姿煮とこの蛸の姿茹でだ。
家庭ではできない豪快さがあり、楽しい肴だ。


お奉行様のお世話で切り分けられた蛸で夏の酒を飲む。
蕎麦ではないが、蛸も茹で上がりが美味しい。
頭は特に美味しい、勿論足も噛むほどに旨みが出てくる。


 
キャベツとニラの山の下には鶏肉と味噌が埋まっている。
やや強めの温度でじっくり加熱する。
次第に、蒸し焼き状態の肉に野菜の旨味が染みこんていく。


 
出来上がりは、こんな状態になる。
肉は勿論美味しいが、キャベツも美味しい。柔らかく肉と味噌の旨みを吸ったキャベツは甘く美味しい。


 
〆は、冷たいうどんをタレで頂く。


 
漬物。


【感想】
(1)夏は確かにビールの方が飲みやすい印象で、今年の暑さでビヤガーデンは人で一杯だ。だが、日本酒も夏の酒バージョンが用意されている。
 今日の出品酒は、予想していたより良かった。大吟醸クラスの酒は夏に適していることは当然だが、今日の出品酒の中には純米酒でありながら、香りが爽やかで味の広がりも感じさせる世界を持っていた。
 夏バージョンでなくとも、ロックで飲んでもいける酒は多いし、銘柄によっては少し水で割っても良い。別に日本酒の飲み方に規則はないお好みで美味しければ良い。
(2)「かのう」の肴は何時も美味しいが、今日は夏の酒というテーマで、鱧と蛸が特に良かった。
(3)参加者は満席で、今回初参加の新人も相変わらず多かった。
若い人が多かったのが印象的だった。インターネットで知った、何時も満席でなかなか参加できなかった、みんなで飲めて楽しかったと高揚して話していた。
 日本酒の世界は、これからもっと旨くなる時期を迎える。
一人で飲むよりみんなで飲んだほうが楽しい。ひとつの銘柄より選ばれた銘酒を沢山、チューニングされた肴で頂くほうが遥かに豪勢だ。



 

2011-08-19 (Fri)

2011/08/19 日記 桃

2011/08/19 日記 桃

2011/8/19 (金) 旧暦: 7月20日 祝日・節気: ---- 日出: 5時02分 日没: 18時26分 月出: 20時52分 月没: 9時53分 月齢: 19.35 干支: 丙午 (へいご,ひのえうま) 六曜: 友引 九星: 三碧木星今日の季語: 桃 (じいじのサンデー毎日 より転載)『モモ(桃、学名 Amygdalus persica)はバラ科モモ属の落葉小高木。また、その果実のこと。春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる...

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2011/8/19 (金) 旧暦: 7月20日 祝日・節気: ---- 日出: 5時02分 日没: 18時26分 月出: 20時52分 月没: 9時53分 月齢: 19.35 干支: 丙午 (へいご,ひのえうま) 六曜: 友引 九星: 三碧木星


今日の季語: 桃


 



(じいじのサンデー毎日 より転載)



『モモ(桃、学名 Amygdalus persica)はバラ科モモ属の落葉小高木。また、その果実のこと。春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせる。中国原産。食用・観賞用として世界各地で栽培されている。
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 桃の栽培と利用史
原産地は中国西北部の黄河上流の高山地帯。欧州へは1世紀頃にシルクロードを通り、ペルシア経由で伝わった。英名ピーチ(Peach)は"ペルシア"が語源で、ラテン語のpersicum malum(ペルシアの林檎)から来ている。種小名persica(ペルシアの)も同様の理由による。


日本列島では桃の存在を示す桃核の出土事例が縄文時代後期からあり、弥生時代後期には大陸から栽培種が伝来し桃核が大型化し、各時代を通じて出土事例がある。桃は食用のほか祭祀用途にも用いられ、斎串など祭祀遺物と伴出することもある。平安時代 - 鎌倉時代には水菓子と呼ばれ珍重されていたが、当時の品種はそれほど甘くなく主に薬用・観賞用として用いられていたとする説もある。江戸時代に更に広まり、全国で用いられた。明治時代には、甘味の強い水蜜桃系(品種名:上海水蜜桃など)が輸入され、食用として広まった。現在日本で食用に栽培されている品種は、この水蜜桃系を品種改良したものがほとんどである。


春先の温度が低い時期に雨が良く降ると縮葉病に掛かりやすく、実桃の栽培には病害虫の防除が必要である。また果実の収穫前には袋掛けを行わないと蟻やアケビコノハ等の虫や鳥の食害に合うなど(商品価値の高い果実を栽培しようとするならば)手間暇が掛かり難易度が高い果樹である。


なお、"もも"の語源には諸説あり、「真実(まみ)」より転じたとする説、実の色から「燃実(もえみ)」より転じたとする説、多くの実をつけることから「百(もも)」とする説などがある。


変わり種の品種
源平桃 - 1本の木に白花と紅花を咲かせる品種(観賞用花桃)。環境によっては白と紅の混ざった花も咲く。
照手水密 - 枝垂れ性の花桃だが小さいながら果実も食用とする事が出来る[1](一般的な花桃は果肉が固く食べられない)。』(Wikipedia)



桃の俳句:


・桃ひとつ載せてやさしき手なりけり 三田きえ子


・桃むけば夜気なめらかに流れそむ 井沢正江


・桃一顆白磁のごとし誕生日 小宅光子


・働きて足る夕べなり皿に桃 後藤一朗


・一壺酒と桃の二タ枝提げてきぬ 小林篤子


桃は美しい。
春の桃の花は桃源郷だ。
桃の実は今美しい。
仏前に供えられた桃は御魂を美しく照らしている。


見ているだけでも満たされるが、かぶりつくと果汁が滴り落ちる桃は満足するより仕方がない。


桃夭 「詩経」
 桃之夭夭(ももの ようようたる)
 灼灼其華(しゃくしゃくたる そのはな)
 之子于帰(このこ ゆきとつぐ)
 宜其室家(そのしつかに よろしからん)


 桃之夭夭(ももの ようようたる)
 有?其実(ふんたる そのみあり)
 之子于帰(このこ ゆきとつぐ)
 宜其家室(そのかしつに よろしからん)


 桃之夭夭(ももの ようようたる)
 其葉蓁蓁(そのは しんしんたり)
 之子于帰(このこ ゆきとつぐ)
 宜其家人(そのかじんに よろしからん)



 

2011-08-18 (Thu)

2011/08/18 日記 溝萩

2011/08/18 日記 溝萩

2011/8/18 (木) 旧暦: 7月19日 祝日・節気: ---- 日出: 5時01分 日没: 18時27分 月出: 20時22分 月没: 8時57分 月齢: 18.35 干支: 乙巳 (いつし,きのとみ) 六曜: 先勝 九星: 四緑木星今日の季語: 溝萩(みぞはぎ)、禊萩(みそはぎ) (季節の花300 より転載)『ミソハギ(禊萩、学名:Lythrum anceps)はミソハギ科の多年草。 特徴湿地や田の畔などに生え、また栽培される。日本および朝鮮半島に分布。...

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2011/8/18 (木) 旧暦: 7月19日 祝日・節気: ---- 日出: 5時01分 日没: 18時27分 月出: 20時22分 月没: 8時57分 月齢: 18.35 干支: 乙巳 (いつし,きのとみ) 六曜: 先勝 九星: 四緑木星


今日の季語: 溝萩(みぞはぎ)、禊萩(みそはぎ)


 



(季節の花300 より転載)


『ミソハギ(禊萩、学名:Lythrum anceps)はミソハギ科の多年草。


 特徴
湿地や田の畔などに生え、また栽培される。日本および朝鮮半島に分布。茎の断面は四角い。葉は長さ数センチで細長く、対生で交互に直角の方向に出る。お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。


盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。


近縁のエゾミソハギとも、千屈菜(せんくつさい)と呼ばれて下痢止めなどの民間薬とされ、また国・地方によっては食用にされる。千屈菜(みそはぎ)は秋の季語。


ミソハギの花
萼の付属体は水平
ミソハギの茎と葉
葉の基部は茎を抱かない


 近縁種
 近縁のエゾミソハギ (L. salicaria) はミソハギより大型で、葉の基部が茎を抱き、毛が多い。九州以北の各地(北海道に限らない)、またユーラシア大陸や北アフリカにも広く分布する。欧米でも観賞用に栽培され、ミソハギ同様盆花にもされる。世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種の一つである。
』(Wikipedia)



溝萩の俳句:


・ながき穂の溝萩いつも濡るる役 能村登四郎


・溝萩の日に抱かれたる花やさし 木内さい


・溝萩咲きまだ身につかぬ仏ごと 高澤良一


・溝萩の盆の過ぎたる頃に咲き 平山 愛子


・溝萩や庵にのこる杖ひとつ 光永忠夫


溝萩は盆花として使われるものだそうだ。
溝萩は優しい空気を湛えて、見る人の気持ちを落ち着かせる。


慰められるのは御魂だけではない。
残された人も心を静かにさせてもらえる。



 

2011-08-17 (Wed)

2011/08/17 NIKONのミラーレス機 登場近づく

2011/08/17 NIKONのミラーレス機 登場近づく

NIKONのミラーレス機が8月24日に発表される噂がながれている。 NIKONのミラーレス機は、イメージセンサーのサイズの他仕様について様々な憶測と噂が流れてきたが、仕様も時期も煮詰まってきているようだ。Nikon Rumorsとデジカメinfoの記事によれば、NIKONのミラーレス機の発表時期と仕様は以下のようになる。発表日: 2011年8月24日(1)カメラのボディは、非常にコンパクトでスッキリとした工業的なデザイン。 モックアップはNIK...

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NIKONのミラーレス機が8月24日に発表される噂がながれている。
 NIKONのミラーレス機は、イメージセンサーのサイズの他仕様について様々な憶測と噂が流れてきたが、仕様も時期も煮詰まってきているようだ。


Nikon Rumorsとデジカメinfoの記事によれば、NIKONのミラーレス機の発表時期と仕様は以下のようになる。


発表日: 2011年8月24日


(1)カメラのボディは、非常にコンパクトでスッキリとした工業的なデザイン。
 モックアップはNIKON P300のデザインに良く似ている。


(Nikon Rumorsより転載)


 
(2)センサーはマイクロフォーサーズよりも小さいもので、推測では対角17mm。クロップは2.6x。


(3)マウントは、独自だがFマウントと互換性がある。


(4)動画機能が強化されている。
 ・専用録画ボタンは軍艦部に置かれ、シャッターボタンと並ぶ。
 ・電動ズームボタンの配置があるかもしれない。



(Nikon Rumorsより転載)



 
 ・ステレオマイク
 ・スピーカーは軍艦部に配置される。


(5)高解像度のEVFが内蔵される。


(6)AFは位相差AFとコントラストAFの併用。


(7)交換レンズは、4本発表され、そのうち1本はパンケーキ、1本は高倍率ズーム。


(8) ポップアップフラッシュ及び/または外付けストロボのフラッシュのホットシューの設置。


(9)複数の機種と色が発表されるかもしれない。



NIKON P300は、普段着のカメラとしてはよくできたカメラで、スナップとか動画とか日常の記録には便利だ。
 レンズ交換ができないとかEVFがないとか不満はあるが、コンデジであることを考えれば、文句は言えない。


今回の仕様が本当だとすれば、P300に足りないものがすべて解決される。
・M4/3に比べれば小型だが、P300に比べれば巨大なセンサーサイズ。
・レンズ交換が可能で、Fマウントと互換であり、換算焦点距離は2.6倍になるが、Fマウントレンズが使えるのは素晴らしい。
・AFの速さは判らないが、P300より速いだろう。P300の動画はよくとれるがAFの追随が遅いのが難点だ。これが解決される。
・EVF内蔵はSONY NEX-7の評判が高いが、小型軽量の中に組み込まれれば、魅力的なセールスポイントになる。
・動画機能に新しい機能があるようで、電動ズームが提供されれば、新しいデジカメ動画の第1歩が踏み出されることになる。


問題は価格だが、M4/3機程度であれば爆発的に売れるはずだ。
発表が待ち遠しい。
噂では、後1週間の辛抱だ。



 

2011-08-17 (Wed)

2011/08/17 日記 花火

2011/08/17 日記 花火

2011/8/17 (水) 旧暦: 7月18日 祝日・節気: ---- 日出: 5時00分 日没: 18時29分 月出: 19時53分 月没: 8時02分 月齢: 17.35 干支: 甲辰 (こうしん,きのえたつ) 六曜: 赤口 九星: 五黄土星 今日の季語: 花火<!-- 2011 柏崎花火 尺玉300連発 --> 『日本での歴史 歌川広重『名所江戸百景』に描かれた19世紀中頃の両国花火。日本で花火が製造されるようになったのは16世紀の鉄砲伝来以降である。 ...

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2011/8/17 (水) 旧暦: 7月18日 祝日・節気: ---- 日出: 5時00分 日没: 18時29分 月出: 19時53分 月没: 8時02分 月齢: 17.35 干支: 甲辰 (こうしん,きのえたつ) 六曜: 赤口 九星: 五黄土星


 


今日の季語: 花火


<!-- 2011 柏崎花火 尺玉300連発 -->


 


『日本での歴史
歌川広重『名所江戸百景』に描かれた19世紀中頃の両国花火。日本で花火が製造されるようになったのは16世紀の鉄砲伝来以降である。


 


幕府の御金改役の後藤庄三郎光次の著作(幕府の儒学者の林羅山とする説もあり)とされる『駿府政事録』という日記・政事録によると、1613年(慶長18年)に徳川家康が駿府城内で外国人の行った花火を見物したというのが、花火という語で確実に花火が使われたと分かる最も古い記録である。『宮中秘策』(1741年)、『武徳編年集成』にも引用されている。また、『古事類苑』[1]に、花火の起源や詳細が紹介されており、『駿府政事録』の記述もある。


 


1712年(正徳2年)頃出版された『和漢三才図会』(寺島良安著、江戸時代の図入り百科事典)には、鼠花火、狼煙花火などが紹介されている。


 


異説として、1582年4月14日にポルトガル人のイエズス会宣教師が現在の大分県臼杵市にあった聖堂で花火を使用したという記録がある。(『イエズス会日本年報』『フロイス日本史』)


 


1585年(天正13年)に、現在の栃木県栃木市で、皆川山城守と佐竹衆が戦のなぐさみに花火を立てたという記述もあるが、戦の最中に当時貴重だった火薬をそのようなことに使うはずがないという主張もされている。


 


伊達政宗が居城の米沢城で、1589年(天正17年)7月7日夜、外国人(大唐人)によって、花火を行ったという(元禄年間作成といわれる伊達家治家記録;『貞山公治家記録』、『伊達天正日記』など)。徳川家康の記述内容との酷似や仙台七夕花火の内容と酷似する(『伊達家治家記録』が一般に出版されたのは、仙台市図書館蔵書によると、平重道・責任編集『仙台藩史料大成・第1期』(出版年 1972-1982)とある)。


 


太田牛一著『信長公記』巻十四(天正九年辛巳)御爆竹の事という資料に"正月八日、御馬廻、御爆竹用意致し、(中略)御爆竹申し付けの人数、(中略)この外、歴/\、美々しき御出立、思ひ/\の頭巾、装束、結構にて、早馬十騎・廿騎宛乗せられ、後には、爆竹に火を付け、どうと、はやし申し、御馬ども懸けさせられ、其の後、町へ乗り出だし、さて、御馬納めらる。見物群集をなし、御結構の次第、貴賤耳目を驚かし申すなり"と記載があり、1581年(天正9年)正月15日に、祝賀の行事として、安土城下で、織田信長が馬揃えを行い、爆竹(花火の一種)を使用したとある。


 


江戸時代になり、戦がなくなると、花火を専門に扱う火薬屋が登場した。1648年(慶安元年)には幕府が隅田川以外での花火の禁止の触れを出しており、花火は当時から人気があったとされる。当時のものは、おもちゃ花火であったと考えられる。現存する日本で最も古い花火業者は、東京(当時の江戸)の宗家花火鍵屋であり、1659年(万治2年)に初代弥兵衛がおもちゃ花火を売り出した。


 


鍵屋初代弥兵衛は大和国篠原(奈良県吉野郡)出身であり、幼少の頃から花火作りに長けていたと言う。1659年(万治2年)、江戸に出てきた弥兵衛は葦の中に星を入れた玩具花火を売り出した。弥兵衛はその後研究を続け、両国横山町に店を構え、「鍵屋」を屋号として代々世襲するようになった。


 


その後大型花火の研究を進め、1717年(享保2年)には水神祭りに合わせて献上花火を打ち上げている。1733年(享保18年)、関西を中心に飢饉に見舞われ、江戸ではコレラが猛威を振るい多数の死者を出した暗い世相の中、将軍吉宗が死者の慰霊と悪霊退散を祈り両国大川(隅田川のこと)の水神祭りを催し、それに合わせて大花火を披露し、これが隅田川川開きの花火の起源になったと言われている。


 


鍵屋と並んで江戸の花火を代表したのが玉屋である。玉屋は鍵屋の手代であった清吉が1810年(文化7年)に暖簾分けをし、市兵衛と改名の上、両国広小路吉川町に店を構えたのが始まりである。


 


このように鍵屋、玉屋の二大花火師の時代を迎えるようになった江戸では、両国の川開きは、両国橋を挟んで上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持つようになった。当時の浮世絵を見ると玉屋の花火は多く描かれており、また「橋の上、玉や玉やの声ばかりなぜに鍵やといわぬ情(じょう)なし」(「情」と鍵屋の「錠」をかけている)という歌が残っていることからも、玉屋の人気が鍵屋をしのいでいたと考えられる。しかし1843年(天保14年)4月17日、玉屋から失火、店のみならず半町(約1500坪)ほどの町並みを焼くという騒動があった。当時失火は重罪と定められており、また偶然将軍家慶の東照宮参拝出立の前夜であったことから厳しい処分が下され、玉屋は闕所(財産没収)、市兵衛は江戸お構い(追放)となってしまい、僅か一代で家名断絶となってしまった。


 


当時は、鍵屋のような花火専門業者の花火は町人花火と呼ばれた。このほか、大名らが配下の火薬職人らに命じ、競って隅田川で花火を揚げたという。これらの花火は武家花火と呼ばれる。特に、火薬製造が規制されなかった尾張藩、紀州藩、水戸藩の3つの徳川御三家の花火は御三家花火と呼ばれ、江戸町人らに人気があった。また仙台の伊達家の武家花火も、伊達政宗以来の豪放な藩風を反映させ、仙台河岸の花火として江戸町人の人気を得、見物人が大挙押しかけ、藩邸近くの萬年橋の欄干が折れるという事故まで発生している。武家花火は、戦に用いる信号弾のようなものが進化したもので、狼煙花火と呼ばれ、いわば垂直方向に着目した花火であり、色や形を楽しむ仕掛け花火を中心とした、いわば平面に特化した町人花火とは方向性が異なった。この方向の違いを共に取り入れたのが現代の日本の花火技術である。


 


日本煙火芸術協会創立者で煙火に関する書物を数多く著した花火師の武藤輝彦(1921年 - 2002年)によれば、打揚花火は、1751年(宝暦元年)に開発されたとされている。それ以前の花火は、煙や炎が噴き出す花火であったと考えられている。


 


鍵屋は第二次世界大戦期に十三代天野太道が花火製造を取りやめ、現在は打ち上げ専業業者となっている。


 


花火に関しては特に江戸での記録が多く残っているが、これ以外の地方で花火が製造されなかったわけではない。特に、外国と交易のあった九州と、長野、愛知などでは、江戸時代から花火が作られていた。特に、三河国岡崎地方(現在の愛知県岡崎市付近)は徳川家康の出身地ということで、火薬に関する規制が緩やかであり、江戸時代から町人が競って花火を製造した。現在も岡崎周辺におもちゃ花火問屋が多いのはこの名残だといわれる。これ以外の現在の花火の主な産地は長野県、新潟県、秋田県、茨城県で、徳川家にゆかりのある地方が多い。


 


明治時代になると、海外から塩素酸カリウム、アルミニウム、マグネシウム、炭酸ストロンチウム、硝酸バリウムといった多くの薬品が輸入され、それまで出せなかった色を出すことができるようになったばかりか、明るさも大きく変化した。これらの物質の輸入開始は1879年から1887年にかけて段階的に行われ、日本の花火の形は大きく変化した。これ以前の技術で作られた花火を和火、これ以後のものを洋火と言い分けることもある。


 


新たな薬品によって多彩な色彩を持つ鮮やかな花火が誕生した反面、化学薬品に対する知識不足から相当な事故が発生したのも明治時代である。特に塩素酸カリウムは他の酸性薬品と混合すると不安定になり、僅かな衝撃でも爆発する危険性が高まる性質を有しており、和火時代の酸化剤として使用していた硝石と同様に扱った場合重大な事故を招く結果となった。


 


多彩な色彩を持った洋火を大規模に打ち上げた記録としては、1889年2月11日の大日本帝国憲法発布の祝賀行事で、二重橋から打ち上げたものである。


 


それまで、花火の製造は打ち揚げには何の免許も規制も存在しなかったが、1910年に許可制となった。これ以前の地方の花火は、農家などが趣味で製造しているものが多かったが、この後、化学知識を駆使する必要から花火師の専業化が進むことになる。


 


大正期には発光剤としてのマグネシウムやアルミニウムなどの金属粉が登場し、夜空により鮮やかに大輪の華を咲かせられるようになり、また塩素酸カリウムに鶏冠石を混合した赤爆を編み出し、大きな発音効果を有す花火が完成していった。


 


このように順調に技術を発展させていった花火であるが、昭和に入り戦火が拡大する世界情勢で停滞期を迎えることになる。花火製造は禁止はされないかわりに高い物品税がかけられたが、それでも当初は出征兵士壮行の花火や、英霊を迎える慰霊花火など、慰霊祭や戦勝祈願の花火が上げられていた。しかし戦火の拡大により隅田川川開きの花火大会も1937年に中止となった。そんな中、花火製造業者は防空演習で使用する発煙筒や焼夷筒(焼夷弾の音を再現する)を製造していた。


 


敗戦後は1945年9月に長野市の諏訪神社で花火が揚げられるが、翌10月に連合国軍総司令部(GHQ)により火薬製造が禁じられた。しかし、1946年7月4日には、各地のアメリカ軍基地で日本業者がアメリカ独立祭の打ち揚げ花火を揚げ、戦後初の花火大会として1946年9月29日と30日に土浦市で開催された第14回全国煙火競技大会(現在の土浦全国花火競技大会)、1947年の新憲法施行記念で皇居前広場(皇居前広場では最後の花火打ち上げとなった)などが行われた。


 


日本の花火製造業者の粘り強い説得により、1948年にはGHQが在庫花火の消費を許可、これを受け両国花火組合主催、読売新聞社が後援、丸玉屋小勝煙火店が単独で打ち上げる、両国川開きの花火大会が1948年8月1日に復活した。この時は打ち上げ許可量僅か600発であったが、平和な時代の大輪の華に70万人の観客があった(『両国川開年表』)。


 


敗戦後はおもちゃ花火を含め、日本の花火は海外に多く輸出されたが、現在は中国からの輸入量の方が多く、輸出は激減している。現在でも多くの花火業者は、地元に根付いた零細・中小企業であり、技術を親の手から子の手へと伝える世襲制をとっている。
』(Wikipedia)


 



花火の俳句:


 


・一瞬の闇に次なる花火待つ 藤井照子


 


・花火果て天と地の闇一つにす 窪田虹女


 


・花火師も花火の筒も闇に立つ 山崎ひさを


 


・手花火の闇深ければ華増やす 市村さとし


 


・揚花火三河の闇の大きさよ 伊藤 敬子


 



今年は、自粛問題もあり中止されたものもあるが、数多くの花火大会は行われた。


 


花火は闇の夜に開く花。
線香花火のような小さな花火でも、美しく花開くためには闇が必要だ。


 


ひとつの命はひとつの花火に似ている。


 



 

2011-08-16 (Tue)

2011/08/16 ZUMBA with Livin La Vida Loca

2011/08/16 ZUMBA with Livin La Vida Loca

「Livin La Vida Loca」は1999年のRicky Martinのヒットソングだ。 日本では、郷ひろみのカバー曲が「アチチ、アチチ」でヒットした「GOLDFINGER '99」の方が知られているかもしれないが。 ZUMBAは、往年のヒット曲を採用することがよくあるが、「Livin La Vida Loca」もZUMBAの曲目集ZIN30で取り上げられた。 最近、ZUMBAのインストラクターもこぞって取り上げている。インストラクターごとに振りが微妙に異なっているが、...

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「Livin La Vida Loca」は1999年のRicky Martinのヒットソングだ。
 日本では、郷ひろみのカバー曲が「アチチ、アチチ」でヒットした「GOLDFINGER '99」の方が知られているかもしれないが。


 


ZUMBAは、往年のヒット曲を採用することがよくあるが、「Livin La Vida Loca」もZUMBAの曲目集ZIN30で取り上げられた。
 最近、ZUMBAのインストラクターもこぞって取り上げている。インストラクターごとに振りが微妙に異なっているが、乗りやすい曲で盛り上がることは同じだ。


 


Youtubeで Ricky Martinのを探してみた。
「Ricky Martin - Livin La Vida Loca」


http://www.youtube.com/watch?v=dd7aqwtlPkw


 


ZUMBAの動画も沢山あるが、そのうちの一つ。
「Zumba Living La Vida Loca」
(削除)



{**2013/03/28 追記

当初紹介したZUMBA動画が、削除されていた。
最近、この記事が読まれているようなので、動画を別のものに入れ替えた。

「Zumba Livin' la vida loca - Ricky Martin with Natasha」

http://youtu.be/2a03PIRZ8HQ

イスラエルのBat Yam Beachでのイベント風景のようだ。
浜辺で思い切り身体を動かして踊るZUMBAの楽しさが伝わってくる。

もう一つ。
これは、イギリスのスタジオのようだ。
Livin' la vida locaは後半6:50過ぎから始まる。
ZUMBAが何かを理解できる動画だ。

「Zumba With Jakki Telephone Nelly Furtado Livin La Vida Loca.mov」

http://youtu.be/e3jKKKyJ3AM

ZUMBAがエアロと違うのは、音楽と一体化している点だ。
身体を動かすだけの筋トレは楽しくはないが、ZUMBAは楽しい。
みんなで汗を出すと、その場に興奮が生まれ、燃焼することができる。

燃焼するのは脂肪とストレス。

**}


 


踊りながら、歌詞が気になっていたので調べてみた。


 


『Livin La Vida Loca
  Ricky Martin


 


She's into superstitions black cats and voodoo dolls.
I feel a premonition that girl's gonna make me fall.
She's into new sensations new kicks in the candle light.
She's got a new addiction for every day and night.


 


She'll make you take your clothes off and go dancing in the rain.
She'll make you live her crazy life but she'll take away your pain
like a bullet to your brain. Come On!


 


(CHORUS)
Upside, inside out she's livin la vida loca
She'll push and pull you down, livin la vida loca
Her lips are devil red and her skin's the color mocha
She will wear you out livin la vida loca Come On!
Livin la vida loca, Come on!
She's livin la vida loca.


 


Woke up in New York City in a funky cheap hotel
She took my heart and she took my money
she must've slipped me a sleeping pill
She never drinks the water and makes you order French Champagne
Once you've had a taste of her you'll never be the same
Yeah, she'll make you go insane.


 


(CHORUS)
Upside, inside out she's livin la vida loca
She'll push and pull you down, livin la vida loca
Her lips are devil red and her skin's the color mocha
She will wear you out livin la vida loca Come On!
Livin la vida loca, Come on!
She's livin la vida loca.


 


She'll make you take your clothes off and go dancing in the rain.
She'll make you live her crazy life
but she'll take away your pain like a bullet to your brain. Come On!


 


(CHORUS)
Upside, inside out she's livin la vida loca
She'll push and pull you down, livin la vida loca
Her lips are devil red and her skin's the color mocha
She will wear you out livin la vida loca Come On!
Livin la vida loca, Come on!
She's livin la vida loca.


 


和訳を考えてみた。

彼女は迷信にはまっている、黒猫やヴードー人形のね。
女の子たちには落とされそうな気がするんだ。
彼女は新しい感じにぞっこんさ、ローソクの光の中の快感さ。
毎日毎晩 新しい中毒に溺れているんだ。


 


彼女は君の服を脱がせ、雨の中で踊らせるだろう。
彼女は君に狂おしい人生を生きさせるんだ、だけど君の苦しみはすべて取り去ってくれるよ
頭に打ち込まれた弾丸のようにね
さあ、来いよ


 


(コーラス)
無茶苦茶さ、彼女は狂おしい人生を生きている。
君を押し込んで引きずり倒して、狂おしい人生を生きさせる。
彼女の唇は悪魔の赤、肌はモカの色
彼女は君を狂おしい人生にクタクタにさせるさ、さあ、来いよ。
狂おしい人生を生きるんだ、さあ、来いよ。
彼女は狂おしい生を生きている。


 


ニューヨーク・シティのファンキーな安ホテルで目を覚ましたんだ
彼女は僕の心を奪った上に金まで奪ってた
僕に睡眠薬を飲ませたに違いない
彼女は決して水を飲まないし、君にフランス製のシャンパンを注文させる
一度彼女の味見をしてしまったら、そのままでは済まないね
いられない
そうさ 彼女は君を狂わせるんだ


 


(コーラス)
無茶苦茶さ、彼女は狂おしい人生を生きている。
君を押し込んで引きずり倒して、狂おしい人生を生きさせる。
彼女の唇は悪魔の赤、肌はモカの色
彼女は君を狂おしい人生にクタクタにさせるさ、さあ、来いよ。
狂おしい人生を生きるんだ、さあ、来いよ。
彼女は狂おしい生を生きている。


 


彼女は君の服を脱がせ、雨の中で踊らせるだろう。
彼女は君に狂おしい人生をきさせるんだ、だけど君の苦しみはすべて取り去ってくれるよ
頭に打ち込まれた弾丸のようにね
さあ、来いよ


 


(コーラス)
無茶苦茶さ、彼女は狂おしい人生を生きている。
君を押し込んで引きずり倒して、狂おしい人生を生きさせる。
彼女の唇は悪魔の赤、肌はモカの色
彼女は君を狂おしい人生にクタクタにさせるさ、さあ、来いよ。
狂おしい人生を生きるんだ、さあ、来いよ。
彼女は狂おしい生を生きている。


 


最近、東京でも名古屋でもディスコが復活しているそうだ。
Livin La Vida Locaも復活している。


 



【データ】
Ricky Martin
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3


 



 

2011-08-16 (Tue)

2011/08/16 日記 魂送り

2011/08/16 日記 魂送り

2011/8/16 (火) 旧暦: 7月17日 祝日・節気: ---- 日出: 5時00分 日没: 18時30分 月出: 19時26分 月没: 7時06分 月齢: 16.35 干支: 癸卯 (きぼう,みずのとう) 六曜: 大安 九星: 六白金星今日の季語: 魂送り、送り火(Latest Trends より転載)『送り火(おくりび)とは、お盆の行事の一つで、お盆に帰ってきた死者の魂を現世からふたたびあの世へと送り出す行事である(反対語 → 迎え火)。 家庭の玄関先や庭で行われ...

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2011/8/16 (火) 旧暦: 7月17日 祝日・節気: ---- 日出: 5時00分 日没: 18時30分 月出: 19時26分 月没: 7時06分 月齢: 16.35 干支: 癸卯 (きぼう,みずのとう) 六曜: 大安 九星: 六白金星


今日の季語: 魂送り、送り火



(Latest Trends より転載)


『送り火(おくりび)とは、お盆の行事の一つで、お盆に帰ってきた死者の魂を現世からふたたびあの世へと送り出す行事である(反対語 → 迎え火)。 家庭の玄関先や庭で行われるものから、地域社会の行事として行われるものまで、さまざまな規模で行われている。大規模なものでは大きく分けて、山の送り火、海の送り火の2つがある。 仏教が庶民の間に浸透した室町時代以後に年中行事として定着したといわれている。


山の送り火としては、京都の五山送り火・奈良の高円山大文字送り火などが有名。 海の送り火としては、「灯籠流し」が全国的に行われている(「精霊流し」と呼ぶ地方もある)。 地方によってその由来や意味あい、行事の内容、行われる時期などはそれぞれ異なっている。 観光行事として、最近行われ始めたものもあるようだ。
』(Wikipedia)



魂送り・送り火の俳句:


・夜の海に泡盛注ぎ魂送り 沢木欣一 沖縄吟遊集


・妻にまた母なき日々や魂送 上野一孝


・晴るるまで居れと送り火焚きながら 清水径子


・送り火の夜空がらんと残りけり 本杉勢都子


・送り火のあと始末して朝の月 金井綺羅



お墓から坂道を下る。
歩きながら感じた。
初盆の日、新しく迎えられることになった魂ももう先に行っている魂も、良く来てくれたと笑顔で話しかけている。


主のいないはずの家なのだが、やはりお盆の期間は帰っているようだ。
 親しかった故人は常に心の中に生きてはいるが、この期間は特別だ。
 玄関からニコニコと笑いながら迎えに出てくれる。
"お坊さんはまだだが、もうすぐ来られるよ"と言いながら。
"お経をあげられるのは自分なのに、人ごとだね。"と心の中でつぶやいたが、当然聞こえているよね、魂だから。


送り火が消えれば闇が戻る。
夜が明ければ、しらじらとした朝を生きて行くより方法はない。



 

2011-08-15 (Mon)

2011/08/15 Goodbye, Mr. N

2011/08/15 Goodbye, Mr. N

目の前に1枚の写真がある。公民館の体育館で行われて来た伝統楊式太極拳の最後の日の記念写真である。15名の真ん中に座っているのがMr.Nである。白のタンクトップに黒の練習ズボン、左太股から膝にかけて勤恒禮誠と白文字で大書されている。Mr.N は、謎の人だ。6月に横浜からやって来て、2ヶ月半。その間に、体育館で教室を開き、公園で毎朝練習会を開き、僅かな時日の間に多くの人と関わり、指導した。ある人は、ある朝散歩して...

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目の前に1枚の写真がある。
公民館の体育館で行われて来た伝統楊式太極拳の最後の日の記念写真である。


15名の真ん中に座っているのがMr.Nである。
白のタンクトップに黒の練習ズボン、左太股から膝にかけて勤恒禮誠と白文字で大書されている。


Mr.N は、謎の人だ。
6月に横浜からやって来て、2ヶ月半。
その間に、体育館で教室を開き、公園で毎朝練習会を開き、僅かな時日の間に多くの人と関わり、指導した。


ある人は、ある朝散歩していて、公園で練習しているMr.Nを見て、ビリビリっと来て指導を申し込んだ。
 Mr.Nは29才の独身青年、ある人は孫のいる老人。事実というものは面白いものだ。
 筆者が、Mr.Nに最初に逢ったのは6月の末、太極拳の教室に来て表演と講習を行ってくれたからだ。
 本物が持つオーラは人を引きつけるものだ。大きくはないが鍛えられた身体がゆっくりと動き発散する気は快いリズムがある。


詳しいことはわからないので、謎の人だ。
生活がどうなっているのかわからない。
日本の一般的な青年とは違った人生を歩んでいるようだ。


彼は、横浜のアメリカンスクールを出て、アメリカで学校に通い、大学を卒業している。
 日本語より英語のほうが母国語で、太極拳の用語も漢字より英語表現が楽だ。


写真が撮された後のFarewell Partyで語ったことによれば、HighSchoolまでは陸上競技をやっていたそうだ。大学では音楽に熱中し、自由な青春を求め、生活が乱れた。
 ある時、乱れた身体と心を鍛える方向に力が働いた。ただ身体を動かすだけでは無く、哲学的な背景を持つ中国武術に心が動かされた。
 それから、10年の歳月が流れた。


日本で開かれている太極拳教室は、戦後中国で作られた制定拳か楊名時の健康太極拳が多い。
 Mr.Nの伝統楊式太極拳は、武術の香りのある太極拳だ。
套路だけではなく、基本的な身体の動かし方の練習に時間を多く使う。
 套路の練習には武術的な意味と中国思想の背景が付け加えられる。制定拳が作られた際に除かれてしまったものがまだ息づいている。
 管理された太極拳の外側に開けている世界を感じさせてくれる自由がある。


Mr.Nは、明日アメリカに戻る。
BOSTONのカレッジで4年間経営学を研究するそうだ。
また、太極拳のホームグラウンドにも戻り、競技会での優勝も目指す計画だ。
 日本のように管理された狭い世界ではなく、アメリカのようなオープンな環境のほうが彼には向いているとおもわれる。


Mr.Nは風のような人だ。
一陣の風のようにやって来て、また風の様に去っていく。
何か感じさせる余韻を残して。


Mr.Nの未来が輝かしいものであるように祈りたい。