この地方の沖縄料理・飲み処探索は、月2階程度は実行したいのだが、1ヶ月ぶりになってしまった。今回は、前回不注意のため辿りつけなかった「沖縄居酒屋 あらぐすく」である。 6月3日の記事に書いた「沖縄 めんそーれ」の1軒置いた隣の店である、 今回は間違わないように、店の名前を確認して入る。 オリオンビールの提灯が下がっているのが目印。暖簾の奥の扉は解放されているので入りやすい。店に入ると、右側が...
この地方の沖縄料理・飲み処探索は、月2階程度は実行したいのだが、1ヶ月ぶりになってしまった。
今回は、前回不注意のため辿りつけなかった「沖縄居酒屋 あらぐすく」である。
6月3日の記事に書いた「沖縄 めんそーれ」の1軒置いた隣の店である、
今回は間違わないように、店の名前を確認して入る。
オリオンビールの提灯が下がっているのが目印。
暖簾の奥の扉は解放されているので入りやすい。
店に入ると、右側がカウンター席、左側がテーブル席。
カンターの中が厨房、壁の棚には泡盛のボトルが並べられている。
【泡盛】
カウンターの奥の泡盛を見てみる。
今人気の「春雨 カリー」もある。
「國華」が置いてある店は珍しい。
マイナスイオン造りの「神泉」があるのも嬉しい。
マニアックな「老麹仕込み粗濾過太平44度」もある。
これは、「アワモリ菌」と「サイトイ菌」と2種類のバージョンがあるが、サイトイ菌のほうが置かれている。
今まで飲んだことがない泡盛が目に入った。
「ゆのん」。
店主の説明では、与那国の入波平酒造のもので、5年古酒だそうだ。
3代目特選蔵出し泡盛「ゆのん」 5年古酒30度
与那国島は、かつては「どぅなん=渡難」ともいわれたほど航海の困難な海に囲まれた島々だ。
これに対し、八重山諸島の方言では、与那国島のことを「よのん」と呼ぶそうで、店主の説明では、「ゆ」は夢の島、理想郷というイメージから優しく、神秘を秘めた『ゆのん』と名付けられたそうだ。
水割りで飲んだ印象では、
立香は古酒らしいカラメル風の香りは感じない。口に含むとまろやかなふくらみがあり、酸は強くなくスッキリとした辛味系、と言ってもピリピリとした辛味ではない。
含み香に特徴があり、複雑な含み香だが収まるに連れジンの様な香りを感じた。
ショットでも飲むことができるし、ボトルは飲み切りではなくキープも出来る。
期間の定めは特に無いが、目処は半年とのことだ。
泡盛に関しては、品揃えもよく、値段も高くはないので、泡盛好きには、都合の良い店だ。
【肴】
店主は、沖縄出身で以前はラシックの沖縄料理の店「ナビィとかまど」の板長さんだったそうだ。
メニューには、一通り沖縄料理があり、本場の味を楽しむことができる。
酢の物のつきだし。
豆腐よう。
ここの豆腐ようは、紅麹ではなく白麹だ。
クリーミーな滑らかさの舌触りではなく、少しザラザラした舌触り。入り口の味は甘さとか辛さとかが控え目でスッキリとしている。中盤から旨みを感じる。何の旨みかなと思ったら、瓶詰めの練りうにの味に似ていた。紅麹の豆腐ようとは違った味わいだが美味しい。舌触りはもう少し滑らかな方が良いのだが。
ゴーヤーチャンプル。
ゴーヤー、マーミナ、島豆腐、ポーク、沖縄でスタンダードな素材で作られている。
ゴーヤーはシャキシャキ感があって快い歯ざわり。
フーイリチー。麸、ニラ、豚肉。
麸が大きく、柔らかい。噛むと出汁をタップリと含んでいて、口に広がる。ゆうなんぎータイプのフーイリチーだ。
店主に、フーイリチーとフーチャンプルーの違いを教えてもらった。
イリチーは単に炒め物の意味で、フーイリーチーの場合は麸が中心で他のものはあまり入れない、この店もニラと豚肉しか入れていない。
チャンプルーの場合は、混ぜるという意味なので、色々なものを入れる。
入れる素材の種類が多ければ、チャンプルー、少なければイリチーになるとのことだ。
【メニュー】
<料理>
・海ぶどう 600円
・ミミガー 400円
・じーまーみ豆腐 400円
・もずく酢 400円
・ちきあぎ 500円
・豆腐よう 400円
・島豆腐の厚揚げ 450円
・ポーク玉子 500円
・ラフテー 700円
・スーチカ 600円
・ドゥル天 500円
・カーリーフライ 450円
・もずく天 500円
・てびちの唐揚げ 700円
・ヒラヤーチ 450円
・沖縄そば 650円
・軟骨ソーキそば 750円
・タコライス 700円
・ゴーヤーちゃんぷる 650円
・ソーメンちゃんぷる 550円
・ブルーシールアイス 300円
<泡盛>
[泡盛グラス]
・美しき古里20° 450円
・残波白25° 500円
・久米島の久米仙30° 500円
・菊之露30° 500円
・春雨カリー30° 550円
・美ら蛍 古酒30° 600円
[泡盛ボトル]
・久米島の久米仙30°3合瓶 2500円
・松藤30°3合瓶 2600円
・まさひろ30°3合瓶 2600円
・菊之露ブラウン30°4合瓶 2800円
・残波白25°4合瓶 3200円
・春雨カリー30°4合瓶 3200円
・瑞泉青龍古酒30°3200円
・菊之露VIPゴールド古酒30°4合瓶 5600
その他新入荷のものもあるので、店舗で確認をすることが必要。
【感想】
(1)名古屋栄の中心部にあり、便利な場所にある。
名古屋栄周辺にでかけた時に、気軽に立ち寄ることができる。
(2)泡盛は品揃えが良く、マニアックな物も置いてあり、値段も高くはなく、楽しむことができる。
泡盛が好きな人にもおすすめな店だ。
(3)料理は、沖縄料理の一通りのメニューを楽しむことができる。変にアレンジせずオーソドックスな造りなので、沖縄らしさも感じることができる。
(4)用途としては、一人または友人と共に行くのに適している。
一人ならカウンターで、友達とならテーブルでゆっくり話しをしながら、泡盛と料理を楽しむことができる。
壁に三線が2棹掛けられている。ライブは行われていないが、お客さんの中に好きな人がおり、三線が好きな人が来る日は盛り上がるとの話だ。週末の金・土辺りの日に行くと、盛り上がりの場に遭遇できるかもしれない。
【データ】
沖縄居酒屋あらぐすく
住所: 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目4 - 9西新ビル1階
営業時間:18:00?26:00 日曜日定休
電話: 052-243-5451
メールアドレス aragusuku_sakae@yahoo.co.jp
URL: http://aragusukusakae.web.fc2.com/index.html
ブログ
http://ameblo.jp/alagsk0903/
便利な立地だが、最初に行くときは電話で位置を確認してからのほうが良い。
ビルの中の飲み屋横丁の中にあり、道路に面していないので入り口が判りにくい。
もう一つ間違えやすいのは1軒置いた隣にも沖縄の店「沖縄めんそーれ」があることだ。店名の表示を確認してから入店すること。
あらぐすく店主の話でも、「めんそーれ」のつもりで入ってくお客さんがいるそうだ。