2011年07月06日 - 菜花亭日乗

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2011-07-06 (Wed)

2011/07/06 沖縄料理・飲み処(その9) 沖縄居酒屋 あらぐすく

2011/07/06 沖縄料理・飲み処(その9) 沖縄居酒屋 あらぐすく

この地方の沖縄料理・飲み処探索は、月2階程度は実行したいのだが、1ヶ月ぶりになってしまった。今回は、前回不注意のため辿りつけなかった「沖縄居酒屋 あらぐすく」である。 6月3日の記事に書いた「沖縄 めんそーれ」の1軒置いた隣の店である、 今回は間違わないように、店の名前を確認して入る。 オリオンビールの提灯が下がっているのが目印。暖簾の奥の扉は解放されているので入りやすい。店に入ると、右側が...

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この地方の沖縄料理・飲み処探索は、月2階程度は実行したいのだが、1ヶ月ぶりになってしまった。


今回は、前回不注意のため辿りつけなかった「沖縄居酒屋 あらぐすく」である。
 6月3日の記事に書いた「沖縄 めんそーれ」の1軒置いた隣の店である、


 
今回は間違わないように、店の名前を確認して入る。


 
オリオンビールの提灯が下がっているのが目印。
暖簾の奥の扉は解放されているので入りやすい。


店に入ると、右側がカウンター席、左側がテーブル席。
カンターの中が厨房、壁の棚には泡盛のボトルが並べられている。


【泡盛】
カウンターの奥の泡盛を見てみる。
今人気の「春雨 カリー」もある。
「國華」が置いてある店は珍しい。
マイナスイオン造りの「神泉」があるのも嬉しい。
マニアックな「老麹仕込み粗濾過太平44度」もある。
これは、「アワモリ菌」と「サイトイ菌」と2種類のバージョンがあるが、サイトイ菌のほうが置かれている。


今まで飲んだことがない泡盛が目に入った。
「ゆのん」。
店主の説明では、与那国の入波平酒造のもので、5年古酒だそうだ。


 
3代目特選蔵出し泡盛「ゆのん」 5年古酒30度


与那国島は、かつては「どぅなん=渡難」ともいわれたほど航海の困難な海に囲まれた島々だ。
 これに対し、八重山諸島の方言では、与那国島のことを「よのん」と呼ぶそうで、店主の説明では、「ゆ」は夢の島、理想郷というイメージから優しく、神秘を秘めた『ゆのん』と名付けられたそうだ。


水割りで飲んだ印象では、
立香は古酒らしいカラメル風の香りは感じない。口に含むとまろやかなふくらみがあり、酸は強くなくスッキリとした辛味系、と言ってもピリピリとした辛味ではない。
 含み香に特徴があり、複雑な含み香だが収まるに連れジンの様な香りを感じた。


ショットでも飲むことができるし、ボトルは飲み切りではなくキープも出来る。
 期間の定めは特に無いが、目処は半年とのことだ。
泡盛に関しては、品揃えもよく、値段も高くはないので、泡盛好きには、都合の良い店だ。


【肴】
店主は、沖縄出身で以前はラシックの沖縄料理の店「ナビィとかまど」の板長さんだったそうだ。
 メニューには、一通り沖縄料理があり、本場の味を楽しむことができる。


 
酢の物のつきだし。


 
豆腐よう。
ここの豆腐ようは、紅麹ではなく白麹だ。
クリーミーな滑らかさの舌触りではなく、少しザラザラした舌触り。入り口の味は甘さとか辛さとかが控え目でスッキリとしている。中盤から旨みを感じる。何の旨みかなと思ったら、瓶詰めの練りうにの味に似ていた。紅麹の豆腐ようとは違った味わいだが美味しい。舌触りはもう少し滑らかな方が良いのだが。


 
ゴーヤーチャンプル。
 ゴーヤー、マーミナ、島豆腐、ポーク、沖縄でスタンダードな素材で作られている。
 ゴーヤーはシャキシャキ感があって快い歯ざわり。


 
フーイリチー。麸、ニラ、豚肉。
麸が大きく、柔らかい。噛むと出汁をタップリと含んでいて、口に広がる。ゆうなんぎータイプのフーイリチーだ。


店主に、フーイリチーとフーチャンプルーの違いを教えてもらった。
 イリチーは単に炒め物の意味で、フーイリーチーの場合は麸が中心で他のものはあまり入れない、この店もニラと豚肉しか入れていない。
 チャンプルーの場合は、混ぜるという意味なので、色々なものを入れる。
 入れる素材の種類が多ければ、チャンプルー、少なければイリチーになるとのことだ。



【メニュー】
<料理>
・海ぶどう 600円
・ミミガー 400円
・じーまーみ豆腐 400円
・もずく酢 400円
・ちきあぎ 500円
・豆腐よう 400円
・島豆腐の厚揚げ 450円
・ポーク玉子 500円
・ラフテー 700円
・スーチカ 600円
・ドゥル天 500円
・カーリーフライ 450円
・もずく天 500円
・てびちの唐揚げ 700円
・ヒラヤーチ 450円
・沖縄そば 650円
・軟骨ソーキそば 750円
・タコライス 700円
・ゴーヤーちゃんぷる 650円
・ソーメンちゃんぷる 550円
・ブルーシールアイス 300円  


<泡盛>
[泡盛グラス]
・美しき古里20° 450円
・残波白25° 500円
・久米島の久米仙30° 500円
・菊之露30° 500円
・春雨カリー30° 550円
・美ら蛍 古酒30° 600円  


[泡盛ボトル]
・久米島の久米仙30°3合瓶 2500円  
・松藤30°3合瓶 2600円  
・まさひろ30°3合瓶 2600円  
・菊之露ブラウン30°4合瓶 2800円  
・残波白25°4合瓶 3200円  
・春雨カリー30°4合瓶 3200円  
・瑞泉青龍古酒30°3200円  
・菊之露VIPゴールド古酒30°4合瓶 5600
その他新入荷のものもあるので、店舗で確認をすることが必要。



【感想】
(1)名古屋栄の中心部にあり、便利な場所にある。
名古屋栄周辺にでかけた時に、気軽に立ち寄ることができる。
(2)泡盛は品揃えが良く、マニアックな物も置いてあり、値段も高くはなく、楽しむことができる。
 泡盛が好きな人にもおすすめな店だ。
(3)料理は、沖縄料理の一通りのメニューを楽しむことができる。変にアレンジせずオーソドックスな造りなので、沖縄らしさも感じることができる。
(4)用途としては、一人または友人と共に行くのに適している。
一人ならカウンターで、友達とならテーブルでゆっくり話しをしながら、泡盛と料理を楽しむことができる。
 壁に三線が2棹掛けられている。ライブは行われていないが、お客さんの中に好きな人がおり、三線が好きな人が来る日は盛り上がるとの話だ。週末の金・土辺りの日に行くと、盛り上がりの場に遭遇できるかもしれない。



【データ】
沖縄居酒屋あらぐすく 
住所: 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目4 - 9西新ビル1階 
営業時間:18:00?26:00 日曜日定休
電話: 052-243-5451
メールアドレス
aragusuku_sakae@yahoo.co.jp


URL: http://aragusukusakae.web.fc2.com/index.html


ブログ
http://ameblo.jp/alagsk0903/


便利な立地だが、最初に行くときは電話で位置を確認してからのほうが良い。
 ビルの中の飲み屋横丁の中にあり、道路に面していないので入り口が判りにくい。
 もう一つ間違えやすいのは1軒置いた隣にも沖縄の店「沖縄めんそーれ」があることだ。店名の表示を確認してから入店すること。
 あらぐすく店主の話でも、「めんそーれ」のつもりで入ってくお客さんがいるそうだ。



 

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2011-07-06 (Wed)

2011/07/06 日記 マンゴー

2011/07/06 日記 マンゴー

2011/7/6 (水) 旧暦: 6月6日 祝日・節気: ---- 日出: 4時30分 日没: 19時00分 月出: 9時36分 月没: 21時57分 月齢: 4.75 干支: 壬戌 (じんじゅつ,みずのえいぬ) 六曜: 大安 九星: 八白土星今日の季語: マンゴー(Kajitsuan より転載)『マンゴー(檬果、芒果、学名:Mangifera indica)は、ウルシ科マンゴー属の果樹、またその果実。菴羅(あんら)、菴摩羅(あんまら)ともいう。植物学上の特徴と分布 マンゴーの花原...

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2011/7/6 (水) 旧暦: 6月6日 祝日・節気: ---- 日出: 4時30分 日没: 19時00分 月出: 9時36分 月没: 21時57分 月齢: 4.75 干支: 壬戌 (じんじゅつ,みずのえいぬ) 六曜: 大安 九星: 八白土星


今日の季語: マンゴー



(Kajitsuan より転載)


『マンゴー(檬果、芒果、学名:Mangifera indica)は、ウルシ科マンゴー属の果樹、またその果実。菴羅(あんら)、菴摩羅(あんまら)ともいう。


植物学上の特徴と分布
マンゴーの花原産地はインドからインドシナ半島周辺と推定されている。そのうち、単胚性(一つの種から一個体繁殖する)の種類はインドのアッサム地方からチッタゴン高原(ミャンマー国境付近)辺りと考えられ、多胚性(一つの種から複数の個体が繁殖する)の種類はマレー半島辺りと考えられている。インドでは4000年以上前から栽培が始まっており、仏教の経典にもその名が見られる。現在では500以上の品種が栽培されている。インド・メキシコ・フィリピン・タイ・オーストラリア・台湾が主な生産国で、日本では沖縄県・宮崎県・鹿児島県・和歌山県・熊本県で主に栽培されている。


日本では露地栽培により果実を実らせることが難しいため、農家ではビニールハウス栽培を採用している。ハウス栽培を行う目的は高い気温の確保ではなく、マンゴーの開花時期が日本の雨季と重なるため、水に弱いマンゴーの花粉を雨から守ることで受粉をさせ、結実させるためである[1]。


マンゴーの木は常緑高木で、樹高は40メートル以上に達する。開花と結実時期は地域により差がある。枝の先端に萌黄色の複総状花序を多数付ける。花は総状花序と呼ばれる小さな花が房状で咲く状態になり、開花後に強烈な腐敗臭を放つ。この腐敗臭により受粉を助けるクロバエ科などのハエを引寄せている。マンゴーの原産地の熱帯地域は、ミツバチにとって気温が高すぎるため、マンゴーは受粉昆虫としてハエを選んだと考えられている。日本のハウス栽培では受粉を助ける昆虫としてミツバチをビニールハウス内に飼っている。果実は系統によって長さ3-25センチ、幅1.5-15センチと大きさに開きがあり、その形は広卵形とも勾玉形とも評される。果皮は緑色から黄色、桃紅色などと変異に富むが、果肉は黄色から橙紅色で多汁。果皮は強靱(きょうじん)でやや厚く、熟すと皮が容易に剥けるようになる。未熟果は非常に酸味が強いが、完熟するとほとんど酸味は無くなって甘みが強くなり、松脂に喩えられる独得の芳香を放つ。


マンゴーとかぶれマンゴーはウルシオールに似たマンゴールという接触性皮膚炎(かぶれ)の原因となる物質が含まれており、高率にかぶれを引き起こすため注意が必要である。痒みを伴う湿疹などのかぶれ症状は食べてから数日経って発症・悪化する場合があり、ヘルペスなどと誤診されることもある。


食材としての利用
アーウィン種の果実熟した実を中心にある種に沿って切り、生のまま食用にするのが一般的だが、ジュース・ピューレ・缶詰・ドライフルーツなどにも加工される。香港では果肉またはピューレにゼラチン・砂糖・生クリームなど、ほかの材料を合わせたマンゴープリンが有名である。そのほか、ムース・ケーキ・シャーベット・スムージー・グミなどの洋生菓子も盛んに作られている。また、未熟果を塩漬け・甘酢漬け・チャツネにする。東南アジアでは未熟果に唐辛子入りの砂糖塩につけて食したり、炒め物などの料理に使用したりする。栄養面では、特にビタミンAやβ-カロテンが多い。


地域によってはパパイヤのようにマンゴーの未熟果実を野菜として、おやつとして食する文化が珍しくない。タイとベトナムでは緑色の未熟果実が庶民のおやつとして食べられている。これには塩をつけて食べる。ほとんど甘みはなく、未熟な果実の鮮烈な酸味と歯ごたえを楽しむ。台湾では小ぶりのマンゴーの未熟果実を丸ごとシロップ漬けにしたおやつが食べられている。インドではマンゴーの未熟果実を乾燥させ粉末にしたものはアムチュールと呼ばれ、酸味付けのスパイスとして使用される。ガラムマサラにアムチュールを加えた複合スパイスはチャットマサラ(Chaat masala、??? ?????)と呼ばれ、インド料理では広く使用される。
...』(Wikipedia)



マンゴーの俳句:


・ふる里はあまりに遠しマンゴー剥く 金子兜太


・マンゴーに南国の宴果てにけり 稲畑廣太郎


・マンゴーの見ゆる席にてグァバジュース 高澤良一


・マンゴーの水したたるにまかせ啖ふ 仙田洋子


・ぷよぷよの女で終るマンゴー 久保純夫



西瓜もメロンもマンゴーも食べごろが難しい。
マンゴーは、収穫から5日目くらいが食べごろ。
冷蔵庫ではなく常温で熟させることが必要だそうだ。


見分け方は、収穫当初のものは、色はやや薄く、黄色みを帯びている。
 白い粉状のブルームが果皮全体を覆い、ツヤはなく、果肉はまだ固め。


3日ぐらい経つと、白さがなくなり赤い色が濃くなる。マンゴー甘い香りが漂う様になる。果肉はやや柔らかくなる。


5日目位が食べごろ。表面の全体的にツヤが出てきます。触るとベタベタした感じがする。また、指で押すと、柔らかい感じになる。
 食べごろを確認してから、冷蔵庫で冷やす。


久保の句は、チョット掴めない。
ぷよぷよの先もあり、終わらないと思うのだが。


今日は、完熟したマンゴーのような香りの立つ、充実した日だった。
 此の所忙しすぎてブログの記事に割く時間が足りないのが困るほどだ。