2011年07月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2011-07-31 (Sun)

2011/07/31 日記 ブーゲンビリア

2011/07/31 日記 ブーゲンビリア

2011/7/31 (日) 旧暦: 7月1日 祝日・節気: 朔 日出: 4時47分 日没: 18時46分 月出: 5時05分 月没: 18時49分 月齢: 0.35 干支: 丁亥 (ていがい,ひのとい) 六曜: 先勝 九星: 四緑木星今日の季語: ブーゲンビリア (沖縄離島ふぉとぐらふ +Plus+ より転載)『ブーゲンビリア(Bougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名はイカダカズラ(筏葛)である。原産地は、中央アメ...

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2011/7/31 (日) 旧暦: 7月1日 祝日・節気: 朔 日出: 4時47分 日没: 18時46分 月出: 5時05分 月没: 18時49分 月齢: 0.35 干支: 丁亥 (ていがい,ひのとい) 六曜: 先勝 九星: 四緑木星


今日の季語: ブーゲンビリア


 



(沖縄離島ふぉとぐらふ +Plus+ より転載)


『ブーゲンビリア(Bougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木である。和名はイカダカズラ(筏葛)である。


原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアという名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるように見える。しかし、実際の花はいわゆる花の中央部にある小さな3つの白い部分である(写真では2つしか見えない)。色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、通常3枚もしくは6枚ある。


俗に魂の花とも呼ばれている。


代表的な種として、Bougainvillea buttianaやBougainvillea glabra、Bougainvillea peruviana、Bougainvillea spectabilis がある。
』(Wikipedia)



ブーゲンビリアの俳句:


・ブーゲンビリア水牛車ゆく西表島 新福ふく


・激戦の島やブーゲンビリア赤 菅野弘女


・水牛の角にブーゲンビリア揺れ 菅原文子


・日を秘めてブーゲンビリア棚をなす 森田 峠


・部屋は一転ブーゲンビリアの楽園に(鉢を飾りて) 高澤良一


ブーゲンビリアは南国の花。
ハイビスカスと共に沖縄にはなくてはならない花。


今年の春、台風6号の塩害でブーゲンビリアもゴーヤーもすべて全滅してしまった。


ホテルなどにある鉢植えも綺麗だが、民家の塀・屋根に這わせたもの、道路に面して長い生垣にされているものは見ごたえがある。


今年の秋、沖縄のブーゲンビリアは花を咲かせてくれるだろうか。



 

2011-07-30 (Sat)

2011/07/30 日本ポリグルの水質浄化剤とバングラディッシュ

2011/07/30 日本ポリグルの水質浄化剤とバングラディッシュ

ウェークアップで取り上げていた日本ポリグルの水質浄化剤とバングラディッシュの番組が面白かった。7月30日放送 8:00 - 9:25 日本テレビ 「ウェークアップ!ぷらす」今、日本ポリグルは、バングラデシュで、水質浄化剤を使ってもらうために販売員「ポリグルレディ」を採用し営業活動を行っている。 日本の面積の40%しか無い国土にほぼ同数の国民がひしめいているバングラデシュは世界でも最も貧しい国である。 バングラデシ...

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ウェークアップで取り上げていた日本ポリグルの水質浄化剤とバングラディッシュの番組が面白かった。


7月30日放送 8:00 - 9:25 日本テレビ
「ウェークアップ!ぷらす」


今、日本ポリグルは、バングラデシュで、水質浄化剤を使ってもらうために販売員「ポリグルレディ」を採用し営業活動を行っている。
 日本の面積の40%しか無い国土にほぼ同数の国民がひしめいているバングラデシュは世界でも最も貧しい国である。
 バングラデシュは今、急激な経済発展の真っ只中にあるが、一方、深刻な経済格差が生まれている。
 農村部では上・下水道設備は全くない。生活のための水は池の水に頼っている。
 池の水は濁り、ゴミが浮いており、その池の水で入浴し、洗濯し、炊事を行っている。
 毎年多くの乳幼児が死亡する程衛生状態が悪く、死因は下痢が多い。


日本ポリグルの水質浄化剤は、4Lの水に1gを入れ、かき回すと汚れが塊りとなり、容器の下に沈殿する。


 
(経済産業省通商白書2009 より転載)


 上澄みを取るか全体を濾せば綺麗な水になる。このままでも綺麗なのだが完全にするには煮沸すれば細菌も除去される。
 日本ポリグルは2002年創業の新しい会社だが、水質浄化剤を中心にした事業で脚光を浴びている新進企業である。
 会長の小田兼利氏は、阪神神戸大震災の際、生活用水の確保の重要性に気づき、水質浄化剤の開発に乗り出した。


製品開発に成功したが日本では、大阪の中小企業の開発した製品は相手にされなかった。
 そこで、需要が多いと考えられたバングラディッシュに進出したが、上手く行かなかった。
 理由は、昔から濁った池の水に慣れた農村部の人たちは、池の水は綺麗だと考えていることだった。綺麗な池の水にはお金のかかる水質浄化剤は必要がなかったのだ。
 そこで、考えたのがバングラディッシュの女性による対面販売だ。
 同じ女性が、浄化の実演し、きれいな水の必要性をすると、主婦は水質浄化剤の必要性を認めてくれる。
 この方法で、慣習を打破し、販売が軌道に乗り始めた。


このことはもうひとつの効果をもたらした。
バングラディッシュの女性の経済的・精神的自立である。
 ポリグルレディになった女性は、以前よりも豊かになり、表情も明るくなった。
それが、小田会長の喜びになっている。
 
小田会長は、利益の追求から始めたのだが、今ではバングラディッシュの人々への貢献に喜びを感じている。
バングラディッシュは水害の多いところだ、小田会長は、親を亡くした少女に出会った。親を亡くした少女を勇気づけるために水の浄化装置を作りプレゼントした。それが、村で評判になり、バングラディッシュでの事業進出の動機になった。
 それ以来、少女との再会が心の支えになっている。


同社のHPを見ると、今回の東日本大震災・福島原発の水処理についても、活発に提言を行っているようだ。
 利権がらみの事業ではなく、実際の効果を見極めて、日本の技術を採用していくことが必要なのだが、言葉のみで足が伴わない今の政治では難しい。


製品が良く企業の理念も良ければ、日本が受け入れなくとも、世界が受け入れてくれる。
 日本ポリグルは世界を目指して、成功してもらいたい。



【データ】
日本ポリグル株式会社
代 表 者:  代表取締役会長 小田 兼利
       代表取締役社長 小田 節子 
所 在 地:  本社/大阪市中央区内久宝寺町4-2-9 ポリグルビル
Tel : 06-6761-5550
Fax : 06-6761-5572
創立 : 2002年 1月
資本金: 1億円
事業内容:  凝集剤の開発・製造・販売/汚水処理システムの構築/汚水処理のコンサルタント業務/ポリグルタミン酸の研究・用途開発 健康食品の開発・販売/化粧品の開発・販売 他
URL:
http://www.poly-glu.com/



 

2011-07-30 (Sat)

2011/07/30 日記 胡瓜

2011/07/30 日記 胡瓜

2011/7/30 (土) 旧暦: 6月30日 祝日・節気: ---- 日出: 4時46分 日没: 18時47分 月出: 3時57分 月没: 18時10分 月齢: 28.75 干支: 丙戌 (へいじゅつ,ひのえいぬ) 六曜: 大安 九星: 五黄土星今日の季語: 胡瓜 (自然派で行こう♪ より転載)『キュウリ(胡瓜、Cucumis sativus L.)とはウリ科キュウリ属のつる性一年草、およびその果実のことである。かつては熟した実を食用とした事もあったが、甘みが薄いために...

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2011/7/30 (土) 旧暦: 6月30日 祝日・節気: ---- 日出: 4時46分 日没: 18時47分 月出: 3時57分 月没: 18時10分 月齢: 28.75 干支: 丙戌 (へいじゅつ,ひのえいぬ) 六曜: 大安 九星: 五黄土星


今日の季語: 胡瓜


 



(自然派で行こう♪ より転載)


『キュウリ(胡瓜、Cucumis sativus L.)とはウリ科キュウリ属のつる性一年草、およびその果実のことである。かつては熟した実を食用とした事もあったが、甘みが薄いためにあまり好まれず、現在では未熟な実を食用とするようになった。インド北部、ヒマラヤ山麓原産。日本では平安時代から栽培される。胡瓜の「胡」という字は、シルクロードを渡って来たことを意味している。
「キュウリ」の名は、元々「木瓜」または「黄瓜」(きうり)と書いたことによる。上記の通り現代では未熟な実を食べる事からあまり知られていないが、熟した実は黄色くなる。尚、現代では「木瓜」はボケの花を指す。


 食材
生のまま味噌をつけて齧ったり、サラダ、寿司(かっぱ巻き)、酢の物、和え物、塩揉みなどで供されるほか、ピクルス、オイキムチ、かっぱ漬け、奈良漬け、醤油漬けなどの漬物の材料として使われる。日本の料理で加熱調理されることは少ないが、中華では煮物や炒め物としても利用される。トルコ料理のシャジュク、スペイン料理のガスパチョなど、スープにして食することも多い。


キュウリの調理の際には表面を滑らかにして色を鮮やかにするため、まな板の上に塩をして転がすように擦りこむ板摺り(いたずり)と呼ばれる調理法が用いられることも多い。


最近では、キュウリの表面に出るブルーム(白い物質)が、農薬とまぎらわしいという理由で嫌がられ、ブルームレスキュウリが多く作られている。ブルームのないブルームレスキュウリは通常のキュウリと比べ皮が固い。そもそもこのブルームはキュウリの水分が蒸発するのを防ぐ働きをしている物質であるのだが、ブルームレスキュウリは通常のキュウリより味が落ちると考える人も多い。ブルームレスキュウリは専用に育種したカボチャを台木として、接ぎ木することによって作成できる。


採れたばかりのキュウリには薔薇のとげのようなイボがあり、素手で触ると痛い。このイボは鮮度が失われるにつれて硬さを失っていくため、このことからキュウリの鮮度を見分けるための目安にもなる。イボの部分に雑菌などが付く恐れがあるため、近年ではイボの無い品種も開発されている。


まだ実が小さいうちに収穫したものを「もろきゅうり」といい主に生で食べる。さらに未熟で花の付いた物は「花丸キュウリ」と呼ぶ。ただし、地域によって呼び方や規格が異なることがある。品種改良によって苦味を取り除いたキュウリも登場している。


 栄養
キュウリは全体の90%以上が水分で、栄養素はビタミンC、カロチン、カリウムなどが含まれるが含有量は非常に低い。その低さたるや、「世界一栄養が無い野菜」としてギネスブックに登録されるほどである。[要出典]
...』(Wikipedia)



胡瓜の俳句:


・うかうかと胡瓜の育ち過ぎしかな 石山耶舟


・ヘェと云ひ葉下の胡瓜覗きゐる 高澤良一


・胡瓜の葉うごくにふかき空を知る 川島彷徨子


・胡瓜もみ世話女房という言葉 高濱虚子


・胡瓜もむエプロン白き妻の幸 西島麦南


昔、夏休みにおばあちゃんの田舎へ泊まりに行くと、翌朝必ず見たこともないような太さの胡瓜の酢揉みがでた。
子供の口には美味しいとは思えなかった。


大人になり酢漬けの良さがわかるようになると、おばあちゃんの胡瓜が食べたくなった。


胡瓜を揉む妻の姿には男は弱いようだ。
夫の前で胡瓜をもんでみよう。



 

2011-07-29 (Fri)

2011/07/29 日記 茄子

2011/07/29 日記 茄子

2011/7/29 (金) 旧暦: 6月29日 祝日・節気: ---- 日出: 4時46分 日没: 18時48分 月出: 2時52分 月没: 17時27分 月齢: 27.75 干支: 乙酉 (いつゆう,きのととり) 六曜: 仏滅 九星: 六白金星今日の季語: 茄子(なす) (産直とよさか げんき村 より転載)『ナス(茄子、なす、奈須比)はナス科ナス属の植物。また、その果実のこと。概要原産地はインドの東部が有力である[1]。その後、ビルマを経由して中国へ渡った...

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2011/7/29 (金) 旧暦: 6月29日 祝日・節気: ---- 日出: 4時46分 日没: 18時48分 月出: 2時52分 月没: 17時27分 月齢: 27.75 干支: 乙酉 (いつゆう,きのととり) 六曜: 仏滅 九星: 六白金星


今日の季語: 茄子(なす)


 



(産直とよさか げんき村 より転載)


『ナス(茄子、なす、奈須比)はナス科ナス属の植物。また、その果実のこと。


概要
原産地はインドの東部が有力である[1]。その後、ビルマを経由して中国へ渡ったと考えられている。中国では広く栽培され、日本でも1000年以上に渡り栽培されており、人口に膾炙した野菜となっている。温帯では一年生植物であるが、熱帯では多年生植物となる。日本には奈良時代に、奈須比(なすび)として伝わった。土地によっては現在もそう呼ばれることがある。女房言葉により茄子となった。以降日本人にとってなじみのある野菜となった。葉とヘタには棘があり、葉には毛が生えている。


世界の各地で独自の品種が育てられている。加賀茄子などの一部例外もあるが日本においては南方ほど長実または大長実で、北方ほど小実品種となる。本州の中間地では中間的な中長品種が栽培されてきた。これは寒い地域では栽培期間が短く大きな実を収穫する事が難しい上に、冬季の保存食として小さい実のほうが漬物に加工しやすいからである。しかし食文化の均一化やF1品種の登場により野菜炒めや焼き茄子など、さまざまな料理に利用しやすい中長品種が全国的に流通している。日本で栽培される栽培品種のほとんどは果皮が紫色又は黒紫色である。しかしヨーロッパやアメリカ等では白・黄緑色・明るい紫、さらに縞模様の品種も広く栽培される。果肉は密度が低くスポンジ状である。ヘタの部分には鋭いトゲが生えている場合がある。新鮮な物ほど鋭く、鮮度を見分ける方法の一つとなるが、触った際にトゲが刺さり怪我をすることがある。収穫の作業性向上や実に傷がつくという理由から棘の無い品種も開発されている。


品種によってさまざまな食べ方がある。小実品種は漬物、長実品種は焼き茄子、米茄子はソテー。栄養的にはさほど見るべきものはないが、東洋医学では体温を下げる効果があるとされている。また皮の色素ナスニンは抗酸化作用があるアントシアニンの一種である。


なかには、「赤ナス」のような観賞用として生け花などにも利用されているもの(熊本県などで「赤ナス」の商品名で栽培されている食用の品種とは別物)もある。赤ナスは食用のナスの台木としても用いられる(観賞用の赤ナスは味などにおいて食用には適さないとされる)。
...
文化
・初夢の縁起物:「一富士、二鷹、三茄子」
・お盆の期間中には、故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、「精霊馬」と呼ばれるキュウリやナスで作る動物を用意する。4本の麻幹あるいはマッチ棒、折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬、牛とする。キュウリは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように。ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いが込められている。
・七夕の「七夕馬」に真菰や藁などの材料のかわりに、キュウリやナスを使う地域もある。
・ナスの黒焼きを原料にした歯磨き粉がある。
・顔が長い人をからかって「ナス」というあだ名をつけることもある。
・子供の嫌いな野菜として挙げられることが多い。
・二宮尊徳は夏前にナスを食べたところ秋茄子の味がしたため冷夏になることを予測した。
・「ナスと一緒に料理すれば、毒キノコで中毒は起きない」とする言い伝えがあるが、全くの迷信であり、ナスにそのような効用は存在しない。


言い習わし
・「秋茄子は嫁に食わすな」
この言葉は「秋茄子わささの糟に漬けまぜて 嫁には呉れじ棚に置くとも」という歌が元になっており、嫁を憎む姑の心境を示しているという説がある。また、「茄子は性寒利、多食すれば必ず腹痛下痢す。女人はよく子宮を傷ふ(養生訓)」などから、嫁の体を案じた言葉だという説もある。さらに、そもそも「嫁には呉れじ」の「嫁」とは「嫁が君(ネズミのこと)」の略であり、それを嫁・姑の「嫁」と解するのは後世に生じた誤解であるとする説がある(『広辞苑』第三版、「あきなすび」の項)。しかし「嫁が君」は正月三が日に出てくるネズミを忌んでいう言葉であり、「秋茄子わささの~」の解としては(季節が合わず)やや疑問ではある。ナスは熱帯の植物であり8月上旬までに開花・結実した実でなければ発芽力のある種子を得ることが難しい。そこから秋ナスは子孫が絶えると連想したという説もある。


・「親の小言と茄子の花は千に一つの無駄もない」
ナスの花が結実する割合が高いことに、親の小言を喩えた諺。』(Wikipedia)



茄子の俳句:


・きゆつきゆつときゆつきゆつと茄子小振 長谷川 櫂


・採る茄子の手籠にきゆァとなきにけり 飯田蛇笏


・桶の茄子ことごとく水はじきけり 原 石鼎


・茄子の紺緊り野良着の中学生 飴山 實


・茄子もぐや日を照りかへす櫛のみね 杉田久女


茄子は身近な野菜でありすぎて季節感が乏しい面があるが、矢張り夏のもの。
 台所では、煮てよし、焼いてよし、揚げてよしの頼もしい味方だ。


俳人たちは茄子をよく見て詠んでいる。
茄子の音、照り、紺。


洗っている時にキュキュと命あるもののように鳴いたりする。
少し寒くなる鳴り方だ。
洗った後の茄子の面は光り輝いている。
水ははじき飛ばされて丸くなるより方法はない。
紺の色は勝ち誇ったように光り輝いている。


その紺を見て詠むのだが、男と女は違っている。
飴山は茄子の紺と中学生の向こうに普遍的なものを見ている。
杉田は紺色に光り輝く茄子に髪をとく女の武器である櫛を重ねている。


男と女は違っている。違っていいのだ。



 

2011-07-28 (Thu)

2011/07/28 沖縄料理・飲み処(その10) 沖縄料理 琉球王国

2011/07/28 沖縄料理・飲み処(その10) 沖縄料理 琉球王国

 先日、「あらぐす」に行った時に、前を通った「沖縄料理 琉球王国」に行ってみた。 2008年にオープンした店だ。店は通りに面しており、入り口に琉球王国の照明看板が出ているので、夜でも判りやすい。  入り口に立つと奥が深い。女性一人では、少し入るのをためらうかもしれないが、若い人はそうではないだろう。 突き当たりに近づくと、右側に泡盛の一升瓶が並べられている。泡盛に力を入れているようだ。...

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先日、「あらぐす」に行った時に、前を通った「沖縄料理 琉球王国」に行ってみた。
 2008年にオープンした店だ。


店は通りに面しており、入り口に琉球王国の照明看板が出ているので、夜でも判りやすい。
 


 
入り口に立つと奥が深い。
女性一人では、少し入るのをためらうかもしれないが、若い人はそうではないだろう。


 
突き当たりに近づくと、右側に泡盛の一升瓶が並べられている。
泡盛に力を入れているようだ。
照明看板の右が、入り口。
ガラスのはまった格子戸の引き戸である。


引き戸を引いて中に入ると、すぐ正面がカウンターになっており、カウンターの奥が厨房になっており、店の人らしい女性と男性が中に居た。


引き戸を開け、"こんにちは" と言って中に入ったのだが、突然入ってきた人が誰だか判断しかねたのだろう。女性は目を合わせたままである。
 構わずカウンターに近づき、"座っていいですか?"と言うと、"どうぞ"と言われた。


カウンターの左側には、先客の二人連れが座っている。


おしぼりが出て、"オリオンビールにしますか"と聞かれる。
"いや、泡盛にします。"と言って飲み物のメニューを見せてもらう。


カウンターには泡盛のテイスティングチャートが置いてある。
『泡盛「通」飲読本』のチャートを拡大コピーしたものだ。
お薦めは蔵元から直接届けられるという「直火請福」と「舞富名」とのこと。


"では請福をお願いします"と言うと。
"水割りで"と飲み方を聞かれる。
"ロックでお願いします"と答えると、最初からというような顔ををされた。
 どうも、距離を測りかねる困ったお客さんのように映っているようだ。


 
カウンターの右側は、座敷になっている。
開店の18:00を少し過ぎただけなので、お客は誰もいない。
(写真には女性が写っているが、写真は後で撮ったため)。


 
入口近くには、三線と太鼓が置かれている。


 
楽器の上には、映画のポスターが貼られている。


カウンターも左の二人連れの後ろの棚には、泡盛の瓶が並んでいる。
 
これは、キープされたボトルだった。


棚の先の奥の突き当たりにお手洗いがあり、お手洗いを右に曲がったところにも10人くらい入れそうな小上りがあった。
かなりの収容力のある店だ。 


【泡盛】
突き出しと注文した直火請福が出てきた。
 
突き出しは、ゴーヤーと赤玉ねぎのサラダ。
ゴーヤーのスライスと赤玉ねぎのスライスのさらしに汁のタレのようなものが掛けられて、かつを節がトッピングされている。
醤油の辛さと甘みのバランスご良いタレでタレの旨味に鰹節の旨味が加わって、ゴーヤー、タマネギの癖に負けない。
なかなか美味しいものだ。


「直火請福 一般種 30度」は、癖がないものだ。



立香はあまり感じない。丸い舌触りでふくらみがあり、バランスのとれた味わいだ。後口は、底に軽い苦味があり味を締めている泡盛らしい後口。


 
箸置きに珊瑚が使われている。
面白いアイデアだ。
並に削られた丸い珊瑚をみていると、沖縄の浜辺を思い出す。


 
カウンターに置いてあるテイスティングチャート。
爽・?・醇・熟の4象限に泡盛がマッピングされている。
この4つの軸で爽・?・醇・熟に分けるのは、元々日本酒のチャートとして用いられたものだ。
 日本酒造組合中央会の分類を日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会がわかりやすくしたものだ。
http://www.sakejapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=22&Itemid=43


泡盛のチャートの場合は、少し変更を加えたほうが良いと思うが、泡盛の入門者には、判りやすくて良いだろう。


 
カウンターの奥の棚には店売り用の泡盛の瓶が並んでいる。
この店は、八重山の泡盛の品ぞろえが良いようだ。


2杯目の泡盛を探すべくチャートを見ると咲元のマークの右に海波と手描きで書いてある。
咲元酒造の知らない銘柄かと思い、
"海波は、咲元酒造の酒ですか?"と聞くと
"そうです、崎元酒造、八重山の酒です。"と答えがあった。
"咲元は首里の酒造所ですよね"と言うと、
瓶のラベルを見て"いや、与那国の蔵です。"と言う。
事態がここに至って漸くボタンの掛け違いが判明した。


チャートの咲元の横に海波とだけ書かれているので、咲元の酒と思い込んだのだが実際は崎元の酒だった。
筆談であれば起こらない思い違いだが、発音だけでは起こりうることだ。


咲元のにごり酒を飲むつもりだったのだが、行きがかり上崎元のにごり酒を飲むことになった。


 『にごり泡盛は「初溜取り花酒」の原酒を造り、割り水とのブレンドの方法で白くにごらせています。白くにごっているのは、酒の旨みとなっている高級脂肪酸なので半年ぐらいで熟成が進みますと透明になっていき、さらにまろやかになります。にごりのあるうちは米の旨みも強く、ごはんの味がしますので味の変化も楽しめます。飲み方はロックもしくは好みにより水割りがおすすめです。』(崎元酒造HP)


「にごり泡盛 海波(かいは)一般酒 30度」の印象。



立香はあまり感じない。丸い舌触り、バランスのとれた味わいで刺激的な尖った味はない。直火請福と良く似た世界だ。
 しかし、中盤からは請福とは違った展開になる。味わいが多味になり、含み香も出てくる。終盤にかけて押しが出てくる。後半はやや重い印象になる。
 中盤からの印象は、咲元の44度に似ている。殆ど濾過をしていない泡盛は中盤から多味になるのだろう。
 料理と合わせるのであれば、コッテリ系のものが良い感じだ。


 
ぐるくんの唐揚げ。
運んできた時に中骨は硬いですからとママから説明を受けた。
時間を掛け適温で長時間揚げてあるので骨まですべて食べられた。
 説明通り中骨を除き頭から尻尾まで美味しくパリパリと頂いた。


入店した後、店は時間を追って混んできた。
すぐ左には、男の一人の客が座った、常連さんのようだ。
右の座敷の方は、3グループ入り、左の奥の小上りもグループで満席状態だ。


お店は二人なので、大忙しになっている。
色々お話を聞きたいのだが、話しかけるのも気の毒なので、話しかけられない。時を待つしか方法はなく、写真を撮ったり、メモを書いたりもする。


 
目の前のカウンターには、泡波の小瓶が並べられている。
左の方にも同じ瓶が並んでいるが、コーレグースが中に入っているようだ。


左の常連さんが泡波を注文した。
見ているとカウンター内の棚の上段真ん中から泡波の1升瓶を取り出した。
 泡波はまだ飲んだことがないプレミア泡盛である。供給が細いことを漬け込んで買い占めて価格を釣り上げた業者の餌食になっている銘柄だ。


自分で買って飲むことは、プレミア価格である限り無い。
価格をきいてみるとショット1500円。
話の種に飲んでみることにした。


「泡波 一般酒 30度 」の印象。
立香は仄かなバニラ香。入り口は丸い舌触りで、酸味系の厚い味。中盤から次第に辛くなる。辛味系の味だが、スッキリとした辛味で、ピリピリした刺激的な辛味ではない。後口はピリ辛。



良い泡盛であるとは思うが、プレミア価格で飲む程のものではない。直火請福よりは個性的だが海波に比べれば海波のほうが味が複雑で後口も穏やかだ。
 しかし飲んでいないと話はできないので、一度は飲む必要がある。飲める店は少ないので、その意味では、この店は貴重だ。


もう1本1升瓶があるそうなので、もうしばらくは飲むことができるそうだ。


忙しい処で、手のかかる注文で申し訳ないが、フーイリチーを注文した。
 この店のメニューには、フーチャンプルーとフーイリチーと両方掲載されている。
 チャンプルーには何が入っているのか聞くと、豆腐が入っているとのこと。麸に拘りがあるので、フーイリチーの方を選択した。


 
フーイリチーは、麸と玉子とニラだけのシンプルなもの。
シンプルなものほど料理は難しく、腕を要求される。
麸は大小色々あり、小さいものは香ばしく、大きい物はふんわりと柔らかく玉子と出汁の旨みが出てくる。
 全体に香ばしさがあり美味しいフーイリチーだ。チャンプルーは食べていないので判らないが、フーイリチーにして良かった。
 名古屋ではおすすめのフーイリチーだ。


 
食べ終わると、沖縄の魚紋の皿になった。
器にもこだわりがありおもてなしが感じられる。


【メニュー】
沖縄の料理は一通り味わうことができる。
今日の印象では、丁寧に作られているので、全て美味しそうな気がする。







「琉球めし」はあまり見かけないメニューだが、フーチバーをフィーチャリングしたチャーハンだそうだ。


 
座敷のホワイトボードには、メニューと同じことが書かれていた。


 
お手洗いの流しには、沖縄の巻貝が置かれていた。
八重山の珊瑚の浜辺に打ち上げられていたものだろう。
珊瑚の箸置きとか沖縄の遊び心があっていい感じだ。



【感想】
(1)泡盛については、品揃えも八重山中心ではあるが良く、珍しい泡盛もある。
 料理も丁寧に作られており、こだわりが感じられる美味しさがあり、バランスの良い沖縄の店である。
 店主は、内地の人だそうだが、自称沖縄マニヤだそうで、沖縄へのこだわりがあり、泡盛も料理も満足が出きる店だ。
 泡盛と料理を仲間と話し合いながら楽しむには適当な店だ。


(2)大小の座敷もあり、カウンターもある。収容人数も多いので用途は、一人から宴会まで幅広く使うことができる店だ。
 ただ、人数が多いと料理の提供に時間がかかるおそれがあり、居酒屋風のスピードを望むせっかちな人には向かない。飽く迄のんびりとウチナンチューの心でまったりと待つ人ならば問題はない。


(3)メニューには書かれていないが、泡盛のボトルキープも可能で4号瓶で3000円位からだそうだ。
 カラカラも棚にあったので、カラカラで頼むことができるかもしれない。


今日の印象は、あまりにも客が多く、忙しく、沖縄らしいDEEPな空気ではなかった。
 お客も今日のお客は、常連の一人を除いて、沖縄に染まった人たちではなさそうだ。
  最近は、土日勤務の企業が増えているので木曜日は混むそうだ。
 むしろ、月・火はゆっくりと話ができるかもしれない。沖縄の店のようにまったりとした会話・空気を店の人と楽しむには曜日と時間を選ぶ必要がありそうだ。



【データ】
 沖縄料理 琉球王国
TEL: 052-251-7010
住所: 愛知県名古屋市中区栄4-5-19 万津元ビル 1F 営業時間: 18:00~24:00
      夜10時以降入店可
定休日: 日・祝
予約: 予約可
カード 可 (VISA、MASTER)
個室: 有 2部屋(9人用と20~30人用)
席数: 40席
貸切: 可 (20人~50人可)
駐車場: 無
禁煙・喫煙: 全面喫煙可
ホームページ: 
http://www.site-builder.jp/1090/ryukyuokoku/
ブログ:   トミーのブログ
 
http://ameblo.jp/cafeayaha/


 琉球王国 トミー店長のおさぼり日記。
http://okinawaayaha.blog46.fc2.com/


アクセスは、わかりにくはないが栄周辺には紛らわしい沖縄の店があるので間違えないように確認してから行く必要がある。
近くには「泡盛王国」と言う店があり、栄の北西には「琉球王国 遊び島」と言う店もあるそうだ。
 それぞれ別の店なので注意する必要がある。

2011-07-28 (Thu)

2011/07/28 日記 日本かぼちゃ

2011/07/28 日記 日本かぼちゃ

2011/7/28 (木) 旧暦: 6月28日 祝日・節気: ---- 日出: 4時45分 日没: 18時49分 月出: 1時51分 月没: 16時40分 月齢: 26.75 干支: 甲申 (こうしん,きのえさる) 六曜: 先負 九星: 七赤金星今日の季語: 南瓜(かぼちゃ) (日本かぼちゃ 洋菓子よろず引受人植田伸子 より転載)『カボチャ(南瓜)は、ウリ科カボチャ属(学名 Cucurbita)の総称である。特にその果実をいう。原産は南北アメリカ大陸。主要生産地は...

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2011/7/28 (木) 旧暦: 6月28日 祝日・節気: ---- 日出: 4時45分 日没: 18時49分 月出: 1時51分 月没: 16時40分 月齢: 26.75 干支: 甲申 (こうしん,きのえさる) 六曜: 先負 九星: 七赤金星


今日の季語: 南瓜(かぼちゃ)


 



(日本かぼちゃ 洋菓子よろず引受人植田伸子 より転載)


『カボチャ(南瓜)は、ウリ科カボチャ属(学名 Cucurbita)の総称である。特にその果実をいう。原産は南北アメリカ大陸。主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカ。果実を食用とし、カロテン、ビタミン類を多く含む緑黄色野菜。


 名称
日本語における呼称類はこの果菜が、日本国外から渡来したことに関連するものが多い。


一般にはポルトガル語由来であるとされ、通説として「カンボジア」を意味する Camboja (カンボジャ)の転訛であるとされる[1]。 方言では「ぼうぶら」「ボーボラ」などの名を用いる地方もあり、これはやはりポルトガル語で、「カボチャ」や「ウリ類」を意味する abobora (アボボラ)に由来するとされる。 ほかに「唐茄子(とうなす)」「南京(なんきん)」などの名もある。 漢字表記「南瓜」は中国語: 南瓜 (ナングァ; nangu?)によるもの。


英名は pumpkin (パンプキン)であると理解されている場合が少なくないが、実際には、少なくとも北米では、果皮がオレンジ色の種類のみが pumpkin であり、その他のカボチャ類は全て squash (スクウォッシュ)と総称される[2]。 したがって日本のカボチャは、kabocha squash (カボチャ・スクウォッシュ)などと呼ばれている。


Pumpkinはフランス語の「ポンポン」に由来するという説もあるが、本当の起源はギリシア語の「ペポン」であり、メロンとルーツを同じとする。


属名Cucurbita はラテン語で、一般的には「ウリ」と訳される語を転用したもの。
...
 食材
完全に熟してから食する。ビタミンAを豊富に含む。皮は硬いが長く煮ることでやわらかくして食べることができる。日本には冬至にカボチャを食べる風習がある。サツマイモと同様にデンプンを糖に変える酵素を含んでおり、貯蔵によってあるいは低温でゆっくり加熱することによって甘味が増す。従って、収穫直後よりも収穫後、約1ヶ月頃が糖化のピークで食べ頃となる。
 甘みの強い品種は菓子作りにも向いており、パンプキンパイや、南アメリカのフランやタイの「サンカヤー・ファクトン」などのプリンなどに加工される。
 フランスではスープの材料として使われることが一般だが、南部ではパイやパンに料理される。アルゼンチンでは中をくりぬいたカボチャにシチューを入れる。
 種子(パンプキンシード)も食品として市販されており、ナッツとして扱われる。パンや洋菓子のトッピングとして用いられることが多い。メキシコにはカボチャの種子をすりつぶしたソースで肉や野菜を煮込んだ、ピピアン(pipian)という伝統料理がある。また、種子から食用油(パンプキンシードオイル)が取れる。
アメリカ合衆国ではシナモンやクローブなど、パンプキンパイに用いる香辛料とカボチャを使って醸造したビールが生産されている。
日本では北海道での生産量が多い。


 日本の主な品種
日本かぼちゃ
黒皮種
・富津
・日向
・備前
黒皮小玉種
・小菊
・坊ちゃん
その他
・鹿ヶ谷
・ちりめん
西洋かぼちゃ
黒皮栗種
・みやこ
・えびす
・大浜みやこ - 高級な南瓜とされる。
・栗あじ
・九重栗
赤皮栗種
・赤ずきん
・打木
白皮栗種
・伯爵
・雪化粧
・雪太郎
...』(Wikipedia)


南瓜の俳句:


・縞ふかく朱冴えかへる南瓜かな 室生犀星


・したたかに秩父南瓜の地を這ヘり 佐川広治


・とらはるることなく南瓜蔓伸ばす 本宮鼎三


・磯へ這ふ強き南瓜の夜明けかな 佐藤鬼房


・盗まれて南瓜涼しき朝の露 中勘助


強烈な夏の陽を、全身で取り込んだ南瓜の葉と蔓からどっしりとした存在感のある南瓜が作り出される。
 夏のエネルギーをたっぷり吸い込んだ南瓜には元気が詰まっている。


人は南瓜の持つエネルギーに見とれ、体内に取り込もうとする。
それは自然なことだ。
南瓜の姿には元気のオーラが漂っている。それは、朝の夜明けと共にやってくる。


今、スーパーなどで売られている南瓜は西洋かぼちゃ。
栗のようにホクホクとした食感だ。
これはこれで良いのだが、子供の頃に母親が煮てくれたかぼちゃを食べてみたい。


種を取り除いた後の部分は、糸のようなものがたくさん残っていて、甘しょっぱい醤油の煮汁をたっぷり染み込ませていて美味しかった。
 ホクホクばかりではなく、日本かぼちゃのしっとりとした滑らかな舌触りと食感を取り戻したい。



 

2011-07-27 (Wed)

2011/07/27 日記 メロン

2011/07/27 日記 メロン

2011/7/27 (水) 旧暦: 6月27日 祝日・節気: ---- 日出: 4時44分 日没: 18時50分 月出: 0時57分 月没: 15時49分 月齢: 25.75 干支: 癸未 (きび,みずのとひつじ) 六曜: 友引 九星: 八白土星今日の季語: メロン (町医者!ドクトール隆の天罰人生! より転載)『メロン(和名:メロン、英名:Muskmelon、学名:Cucumis melo)は、果実を食用にするウリ科の一年生草本植物である。また、その果実のこと。別名:西洋系...

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2011/7/27 (水) 旧暦: 6月27日 祝日・節気: ---- 日出: 4時44分 日没: 18時50分 月出: 0時57分 月没: 15時49分 月齢: 25.75 干支: 癸未 (きび,みずのとひつじ) 六曜: 友引 九星: 八白土星


今日の季語: メロン


 



(町医者!ドクトール隆の天罰人生! より転載)


『メロン(和名:メロン、英名:Muskmelon、学名:Cucumis melo)は、果実を食用にするウリ科の一年生草本植物である。また、その果実のこと。別名:西洋系メロン。東洋系は、ウリである。


 概要
北アフリカや中近東地方の原産であり、紀元前2000年頃に栽培が始まった。通常Cucumis melo L.の西方に伝わった品種群をメロンと呼び、東方に伝わった品種群を瓜(ウリ)と呼ぶ。日本のマクワウリなどもそのひとつである。また、古い時代に渡来して雑草化したものは「雑草メロン」と呼ばれ、西日本の島嶼部などに自生している。


同属の有用植物としてキュウリ(胡瓜、C. sativus L.)がある。


メロンは園芸分野では果菜(野菜)とされる[1]が、青果市場での取り扱い[1]や、栄養学上の分類[2]では果物あるいは果実と分類される。
...
 果肉
果肉色は、主に赤肉種・青肉種・白肉種に分類される。
赤肉種:赤色系(橙色)
夕張メロン・クインシーメロンなど
青肉種:緑色系(黄緑色)
アンデスメロン・プリンスメロン・タカミメロン・アールスメロンなど
白肉種:白色系(乳白色)
ホームランメロン・ハネデューメロンなど
...
 成分・効能
メロン(実)の主成分はショ糖、ブドウ糖、果糖などの糖類とカリウム。 果肉には、食物繊維のペクチンが多い。赤肉メロンの場合カロテンが多い。 また、スイカと同様に水分が多いウリ科の植物であり、体内の塩分(ナトリウム)を排泄させるカリウムが多く含まれ、腎臓病や高血圧の予防・体内温度を下げる成分も含まれており、夏バテによる食欲不振の予防も、効果的である。また、解毒作用もあり、リューマチや神経痛の痛みやしびれの予防にも効果的である。
ククミシンというたんぱく質分解酵素を多く含むため、多量に食べると口腔内がピリピリと痛みを生じ、まれに出血する場合もある。収穫後、熟成するにつれ、分解酵素が増加する。熟成期を極度に過ぎたものには、甘さよりも苦味が生じる。
...』(Wikipedia)


メロンの俳句:


・ほつといて私メロンの底が好き 若谷哲夫


・メロンすくへば銀座の夜の匂ひする 遠藤素兄


・籐椅子にペルシャ猫をるメロンかな 富安風生


・メロン割る恋の動悸のようなもの 寺田京子


・人事課のメロン静止すあとは霞み 渋谷道


メロンは、心を跳ねさせるものなのか。
どこまで跳んでゆくか判らない。


メロンの底フェチ、銀座の夜、ペルシャ猫、恋の動機、静止す。
跳ねていく先までついてはいけない。


お好きなように。



 

2011-07-26 (Tue)

2011/07/26 日記 冷素麺

2011/07/26 日記 冷素麺

2011/7/26 (火) 旧暦: 6月26日 祝日・節気: ---- 日出: 4時43分 日没: 18時50分 月出: 0時09分 月没: 14時54分 月齢: 24.75 干支: 壬午 (じんご,みずのえうま) 六曜: 先勝 九星: 九紫火星今日の季語: 冷素麺(ひやそうめん) (尼子の里のフォト俳句塾なりけり より転載)『素麺(索麺、そうめん)は、小麦粉を原料とした麺のひとつ。主に乾麺で流通するため市場では通年入手できるが、冷やして食することが多く...

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2011/7/26 (火) 旧暦: 6月26日 祝日・節気: ---- 日出: 4時43分 日没: 18時50分 月出: 0時09分 月没: 14時54分 月齢: 24.75 干支: 壬午 (じんご,みずのえうま) 六曜: 先勝 九星: 九紫火星


今日の季語: 冷素麺(ひやそうめん)


 



(尼子の里のフォト俳句塾なりけり より転載)


『素麺(索麺、そうめん)は、小麦粉を原料とした麺のひとつ。主に乾麺で流通するため市場では通年入手できるが、冷やして食することが多く、清涼感を求めて夏の麺料理として食するのが一般的である。
...
 日本以外の素麺
中国に機械素麺・手延素麺が現存する。福建省の福州周辺において素麺(現在、福州では「索? ソッミエン」と称する[16])は少なくとも明初期から存在しており、他の地域でも一般的な乾麺の一つで、中国各地の工場で生産が行われ販売されている[5]。福建省南部の泉州では「?綫 ミーソア」と呼び、「?綫糊 ミーソアコー」と称するどろっとした煮込み麺にして食べることが多い。機械麺については河北省に「宮麺(コンミエン、g?ngmian)」と呼ばれるものがあり、日本にも一時輸入されていた。
台湾では、福建省南部の「?線 ミーソア」が、鰹節を使った出汁を用い、牡蠣、豚の大腸、野菜などの具とともに煮て日常的に食べられている。
韓国でも素麺を日常的に食べる文化が存在する。それに「ハレ」の食物として麺類が用いられる風習が一部にあり、結婚式等の祝い事の席やそれが終わった後に素麺が振舞われる事がある[17]。


 素麺と食風習
]素麺は祝い事や忌み事の席で食べられる例が多い。祝食としては、壱岐を中心とした九州地方で食べられる鯛素麺や広島県の婚礼に供される「鯛麺」、滋賀県の長浜市を中心とした湖北地方で食べられる焼鯖素麺が有名である。他に禅宗寺院では「祝麺」と呼んで祝い事の昼食に素麺を食べる習慣がある。忌み事としては、通夜ふるまいや法事の斎席で「にゅうめん」が出される地方が見られる。盂蘭盆会の精霊膳やえびす講の供膳にそうめんを供する習慣は全国に見られ、祖霊や神仏に供えられると共に親類縁者が集まって食べる例が多い。
仙台市などでは七夕に魔除けや子供の健康を願って素麺を食べる習慣がある。これは、幼くして死んだ子供が幽鬼となって疫病を流行らせたので、生前好物だった索餅を供えて供養したところ災厄が治まったという中国の故事に由来している。
主にひやむぎの麺に入っているケースが多いが、赤や緑の彩色麺が素麺にも数本入っている場合もある。これは、製麺所が素麺の麺束にこれらの彩色麺を混入しているためである[18]。この風習は、1980年代後半までは関東地方(東京)などを中心見られたが、1990年代には縮小していき、大多数が白一色の素麺になってしまった。しかしその一方で、一部の製造業者が現在でもこの風習を続けている[18]。
...』(Wikipedia)


冷素麺の俳句:


・たとふれば男の美学冷索麺 高澤良一


・うまうまと独り暮しや冷索麺 山田みづえ


・のど過ぐる渓流の音冷素麺 鈴木光子


・素麺や胡瓜の花を浮かせあり 長谷川櫂


・留守居して独りで啜る冷索麺 山田喜久雄


・冷索麺懐しき人皆透ける 川崎展宏


男の美学だなどと粋がったって、女性も美味しく喉に流している。
女の美学でもあるわけだ。
だからと言って、「人の美学」では、詩にはならない。


冷素麺は、喉越しスッキリの食べ物だ。
そのせいか、俳人たちも気持ち良く啜っている。



 

2011-07-25 (Mon)

2011/07/25 日記 冷奴

2011/07/25 日記 冷奴

2011/7/25 (月) 旧暦: 6月25日 祝日・節気: ---- 日出: 4時43分 日没: 18時51分 月出: ---- 月没: 13時57分 月齢: 23.75 干支: 辛巳 (しんし,かのとみ) 六曜: 赤口 九星: 一白水星今日の季語: 冷奴 (☆おいしいって幸せ☆ より転載)『冷奴(ひややっこ)は、豆腐を使った料理の一つ。奴豆腐(やっこどうふ)とも。主に夏向きの料理。よく冷やした豆腐を大きめの直方体に切り、薬味と醤油をかけて食べる。一般的に...

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2011/7/25 (月) 旧暦: 6月25日 祝日・節気: ---- 日出: 4時43分 日没: 18時51分 月出: ---- 月没: 13時57分 月齢: 23.75 干支: 辛巳 (しんし,かのとみ) 六曜: 赤口 九星: 一白水星


今日の季語: 冷奴


 



(☆おいしいって幸せ☆ より転載)


『冷奴(ひややっこ)は、豆腐を使った料理の一つ。奴豆腐(やっこどうふ)とも。主に夏向きの料理。


よく冷やした豆腐を大きめの直方体に切り、薬味と醤油をかけて食べる。一般的には絹ごし豆腐を用いるが[要出典]、木綿豆腐や堅豆腐を好む向きもある。薬味はネギ、鰹節、ショウガ、ミョウガ、青じそなどが広く使われている。なお、石川県や関西地方の一部ではショウガではなくカラシをのせるほか、山形県では郷土料理の「だし」をのせるなど、地方独自の食べ方もある。また、豆腐の上にかき揚げやてんぷらをのせた物をざぶとんと呼ぶ。中華料理店ではみじん切りのザーサイや落花生にごま油、ラー油などを薬味として供されることもある。


語源については、食材を大きく四角に切ることを「奴に切る」ことに由来するとする説、「冷やっこい」から転じたものであるとする説がある。


江戸時代の豆腐百珍においては、一般的に知られているので料理法は記すべきほどではないとされていることより、それ以前より広く知られていたと考えられる。
』(Wikipedia)


冷奴の俳句:


・だいそれたことを言ひ出す冷奴 高澤良一


・何ごとも半端は嫌ひ冷奴 鈴木真砂女


・寝てしまふ子の頼りなし冷奴 長谷川かな女


・冷奴さうなるまでに何故言はぬ 梶山千鶴子


・冷奴ぶっきらぼうな子の便り 松原静子


暑さに負けて喉が細くなってしまったような夜には冷奴が良い。
スッキリとして滑らかな舌触りの冷奴は自然に喉を通りすぎてくれる。
 トッピング次第では、味の変化も楽しめる。


冷奴は、飾り気なく素直だ。
なんでも聞いてくれそうな食べ物だ。
俳人たちも冷奴には心を許して、一人口を聞いてもらっているようだ。


誰にも言えない愚痴がある夏の夜は、冷奴に聞いてもらうのが一番だ。



 

2011-07-24 (Sun)

2011/07/24 日記 河童忌

2011/07/24 日記 河童忌

2011/7/24 (日) 旧暦: 6月24日 祝日・節気: ---- 日出: 4時42分 日没: 18時52分 月出: 23時28分 月没: 13時00分 月齢: 22.75 干支: 庚辰 (こうしん,かのえたつ) 六曜: 大安 九星: 二黒土星今日の季語: 河童忌 (おソ松な日々? より転載)『芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ、1892年(明治25年)3月1日 - 1927年(昭和2年)7月24日)は、日本の小説家。号は澄江堂主人、俳号は我鬼。その作品の多くは短編であ...

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2011/7/24 (日) 旧暦: 6月24日 祝日・節気: ---- 日出: 4時42分 日没: 18時52分 月出: 23時28分 月没: 13時00分 月齢: 22.75 干支: 庚辰 (こうしん,かのえたつ) 六曜: 大安 九星: 二黒土星


今日の季語: 河童忌


 



(おソ松な日々? より転載)


『芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ、1892年(明治25年)3月1日 - 1927年(昭和2年)7月24日)は、日本の小説家。号は澄江堂主人、俳号は我鬼。


その作品の多くは短編である。また、「芋粥」「藪の中」「地獄変」「歯車」など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった古典から題材をとったものが多い。「蜘蛛の糸」「杜子春」といった児童向けの作品も書いている。
...
 自殺 に関して
1927年(昭和2年)7月24日、田端の自室で雨の降りしきる中、芥川龍之介は服毒自殺を行い、社会に衝撃を与えた。使用した薬品については、ベロナールとジェノアルとする説が一般的である。死の数日前に芥川を訪ねた、同じ漱石門下で親友の内田百?によれば、芥川はその時点でもう大量の睡眠薬でべろべろになっており、起きたと思ったらまた眠っているという状態だったという。既に自殺を決意し、体を睡眠薬に徐々に慣らしていたのだろうと推測される。一方で、自殺の直前には身辺の者に自殺を仄めかす言動を多く残しており、実際には早期に発見されることを望んだ狂言自殺で、たまたま発見が遅れたために手遅れになったとする説もある。また、死後に見つかり、久米正雄に宛てたとされる遺書「或旧友へ送る手記[1]」の中では自殺の手段や場所について具体的に書かれ、「僕はこの二年ばかりの間は死ぬことばかり考へつづけた。(中略)…僕は内心自殺することに定め、あらゆる機会を利用してこの薬品(カルモチン)を手に入れようとした」とあることから、記述を信頼すれば計画的に自殺を企てていた節も伺える。


遺書として、妻・文に宛てた手紙、菊池寛、小穴隆一に宛てた手紙がある。芥川が自殺の動機として記した「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」との言葉は、今日一般的にも有名であるが、自殺直前の芥川の厭世的、あるいは「病」的な心境は「河童」を初めとする晩年の作品群に明確に表現されており、「ぼんやりした不安」の一言のみから芥川の自殺の動機を考えるべきではないとも言える。芥川命日は小説「河童」から取って河童忌と称される。


死の前日、芥川は近所に住む室生犀星を訪ねたが、犀星は雑誌の取材のため、上野に出かけており留守であった。犀星は後年まで「もし私が外出しなかったら、芥川君の話を聞き、自殺を思いとどまらせたかった」と、悔やんでいたという。また、死の直前に


「橋の上ゆ胡瓜なくれは水ひびきすなはち見ゆる禿の頭」


と河童に関する作を残した。


死の8年後、親友で文藝春秋社主の菊池寛が、芥川の名を冠した新人文学賞「芥川龍之介賞」を設けた。芥川賞は日本で最も有名な文学賞として現在まで続いている。
...』(Wikipedia)



河童忌の俳句:


・河童忌と気付きしよりの星の声 鍵和田釉子


・河童忌に田端の酒をすすりけり 上村占魚


・河童忌のくもりがちなる竹の肌 朝倉和江


・河童忌の声の切なき明烏 林徹


・河童忌の路面電車の火花かな 藤井基史



芥川は教科書にも採用され、誰もがその文章を読んでいる。
芥川賞はいまだに文壇への最高の勲章だ。


芥川龍之介が自殺したのは35才。
写真に残る芥川の風貌はもっと長く生きた人のようだ。
若くして名をなし、急いで仕事をして、早々と自ら幕を引いてしまった。
疲れるにはまだ早いのだが、本人はもうすることがなかったのだろうか。


「鈍感力」を身につけて悠々と生きる芥川を見てみたい思いがするのだが、それは無い物ねだりかもしれない。


残された名作をよしとするほかはない。



 

2011-07-23 (Sat)

2011/07/23 心の中を流れる音楽 陽水の「夏まつり」

2011/07/23 心の中を流れる音楽 陽水の「夏まつり」

人は皆、それぞれの夏祭りを持っている。夏祭りはある地域ある時間に結びついている。あの時・あの場所に夏祭りはある。夏祭りに未来はない。<!-- 井上陽水の「夏まつり」 -->『「夏まつり」 井上陽水作詞・作曲  十年はひと昔 暑い夏 おまつりはふた昔 セミの声 思わずよみがえる 夏の日が ああ今日はおまつり 空もあざやか  自転車のうしろには 妹が ゆかた着てすましてる かわいいよ もらったお...

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人は皆、それぞれの夏祭りを持っている。
夏祭りはある地域ある時間に結びついている。
あの時・あの場所に夏祭りはある。
夏祭りに未来はない。


<!-- 井上陽水の「夏まつり」 -->




「夏まつり」 井上陽水作詞・作曲
 
 十年はひと昔 暑い夏
 おまつりはふた昔 セミの声
 思わずよみがえる 夏の日が
 ああ今日はおまつり 空もあざやか
 
 自転車のうしろには 妹が
 ゆかた着てすましてる かわいいよ
 もらったおこずかい なくすなよ
 ああ今日はおまつり 早く行こうよ
 
  綿菓子をほおばれば すぐとける
 友達もみんな居る 笑い声
 道には並ぶ店 オモチャ売り
 ああ今日はおまつり 何を買おうか
 
 十年はひと昔 暑い夏
 ふるさとはふた昔 夏まつり


陽水の夏まつりの歌詞には、重要な言葉が書かれていない。
「うぅん」という溜息とも詠嘆とも夢とも取れる言葉が繰り返し歌われている。


意味を持った言葉ではなく、感情を呼び起こす呪文といったほうが良いのだろう。
微妙に異なる「うぅん」に誘われて、聞いている人はそれぞれのあの時・あの場所の夏まつりに降り立つ。
勿論、その夏祭りは通りすぎてしまった「お祭り」だ。


団地を通り抜けるバスの窓から、おばあちゃんに連れられた二人の小さな姉妹が立っているのが見えた。
おそろいの浴衣を着て、帯をしめて、頭には赤い飾りを着けている。


これから始まる夏まつり。
綿あめもかき氷も風船も金魚すくいも待っている。
二人の今・この時の夏まつりがこれから始まる。


十年は一昔、故郷はふた昔。
いずれ、二人は優しかったおばあちゃんに連れられて楽しかった夏まつりを思い出すことだろう。


陽水の夏祭りを聞いて、人はそれぞれの夏祭りに降り立つ。
あの時・あの場所の夏祭りに。
幸せだった夏まつりに。


しかし、それは本当に在った夏まつりなのかどうかも今となっては判らない。


 

2011-07-23 (Sat)

2011/07/23 夏祭

2011/07/23 夏祭

2011/7/23 (土) 旧暦: 6月23日 祝日・節気: 大暑、下弦 日出: 4時41分 日没: 18時53分 月出: 22時52分 月没: 12時03分 月齢: 21.75 干支: 己卯 (きぼう,つちのとう) 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星今日の季語: 夏祭 (outdoorな道東キャンパー より転載)『夏祭り(なつまつり)とは夏に行われる祭りの総称である。多くの場合日本国内で行われるものを指し、なかでも7月上旬から8月下旬頃のものを指すことが多い。6月...

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2011/7/23 (土) 旧暦: 6月23日 祝日・節気: 大暑、下弦 日出: 4時41分 日没: 18時53分 月出: 22時52分 月没: 12時03分 月齢: 21.75 干支: 己卯 (きぼう,つちのとう) 六曜: 仏滅 九星: 三碧木星


今日の季語: 夏祭


 



(outdoorな道東キャンパー より転載)


『夏祭り(なつまつり)とは夏に行われる祭りの総称である。


多くの場合日本国内で行われるものを指し、なかでも7月上旬から8月下旬頃のものを指すことが多い。6月以前の祭りは「初夏」の時期であっても「夏祭り」と呼ばれることは少ない。逆に、9月以降の祭りは旧暦7月に行われる場合は夏祭りに準じて扱われることが多い。


これ以降は、特に断り書きをしない場合は日本での夏祭りについて扱う。


 日本の夏祭り
日本の夏祭りの多くは、起源的には盂蘭盆会(盆)・七夕・祇園祭などが絡んだものやその周辺的な行事であるものが多い。したがって、旧暦では6~7月の行事に当たる。また農村社会では夏季の農事による労働の疲れに関わる行事、都市社会では江戸時代以前の夏季の疫病封じ、その死者を弔う行事を起源とするものが多い傾向にある。


ただし、近代化によって変質したものも多い(従ってその起源はあまり認識されず、夏祭りは一般的に厳粛な行事ではなく華やかな行事とされる傾向が強い)。また江戸時代以前には起源がなく、専ら近現代的な行事として始まったものや他地域の伝統的な夏祭りを模倣した(またその影響下にある)ものも多い。


とりわけ、8月の旧盆の時期をはさんだ夏祭りは帰省の時期と相まって祭礼中での懐かしい人との再会など感慨深いものがあるとされる。


古来、夏祭りは歌垣が発展したとの解釈もある民俗学的に研究されている。


港町では「みなとまつり」など、郷土色豊かなバリエーションが存在する。また、神社の祭りも多くこの時期に行われる。
』(Wikipedia)



夏祭の俳句:


・真円き月と思へば夏祭 中村汀女


・浦の子のこんなにゐしや夏祭 上崎暮潮


・開けはなつ閾の艶の夏祭 鷲谷七菜子


・好きな子のそばには行けず夏祭 村松壽幸


・いくさなき人生が来て夏祭 橋本夢道



今、地域の夏祭が、あの街この町で行われている。
団地で町内会で櫓を組み、婦人会の踊り手が盆踊りを踊り、屋台では焼きそば、おでん、フランクフルトソーセージなど祭りの定番メニューが並べられている。



子供たちは新しい浴衣に髪飾りを着けておすましをして嬉しそうだ。
 お父さんもおばあちゃんも写真を撮っている、この日の記録を残している。


平和であればこその夏祭、戦争も災害も遭わなかった人たちは幸せだ。すべての人が夏祭りにでかけ、思い思いの時を過ごし、心に良い思い出を残すことができる世の中であって欲しい。


夏祭りには真ん丸なお月様がよく似合う。



 

2011-07-22 (Fri)

2011/07/22 泡盛ゆんたく会 in 大阪(その1)

2011/07/22 泡盛ゆんたく会 in 大阪(その1)

沖縄県酒造組合青年部主催の「泡盛ゆんたく会」が、5年ぶりに大阪で開催されるというので参加した。 < 泡盛ゆんたく会in大阪 >【日  時】 2011年7月22日(金)        開場18:30 開演19:00【場  所】 新阪急ホテル2階「花の間」【会  費】 前売り4,500円 当日5,000円【飲  食】 泡盛 47酒造所の泡盛       立食ブュッフェスタイル【イベント】 ・よなは徹ライブ       ・泡盛の女...

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沖縄県酒造組合青年部主催の「泡盛ゆんたく会」が、5年ぶりに大阪で開催されるというので参加した。


 


< 泡盛ゆんたく会in大阪 >


【日  時】 2011年7月22日(金)
        開場18:30 開演19:00
【場  所】 新阪急ホテル2階「花の間」
【会  費】 前売り4,500円 当日5,000円
【飲  食】 泡盛 47酒造所の泡盛
       立食ブュッフェスタイル
【イベント】 ・よなは徹ライブ
       ・泡盛の女王 上原 唯 来場
       ・大抽選会
【定  員】 200名 
【主  催】 沖縄県酒造組合青年部
       泡盛ゆんたく会事務局 06-6362-8122


会場の新阪急ホテルは、JR大阪駅の隣にありアクセスは便利な場所だった。


開場まで時間があるので阪急梅田駅の周辺をぶらつき、遅い昼食をとる。食い倒れ大阪の町らしく飲食店は無数にあり、選ぶのに困るほどだ。
 ただ、街の事情に詳しくないので、見通しの効かない駅周辺では道に迷うことばかりだ。


昼食を済ませ、ヨドバシカメラで時間をつぶす。
このビルにいれば迷うこともなく、涼しく、ホテルとは目と鼻の先なので快適・安心だ。
 まだ触ったことのないFuji Finepix X100をはじめOLYMPUS PEN E-P3 、RICHO GRXを触ってきた。
 触った印象ではX100は思ったより高級感はない。E-PL3は確かにAFは小気味よく快速だった。GRXの触った感触は精密機械の重みがありいい感じだった。


5時になったので、新阪急ホテルに移動、会場前のラウンジで会場を待つことにした。


定刻の6時半になり、入場が始まった。
会場入口では、泡盛の女王がウエルカムドリンクを渡してくれる。


 


会場は真ん中に四角い島があり、その四辺に泡盛がズラリと並んでいる。
 島の中には、主催者の沖縄県酒造組合青年部のメンバーが待機している。
 
参加者の求めに応じて、ストレート、ロック、水割りでお好みの泡盛のサービスが受けられる。

会場の奥では、泡盛の解説ビデオが放映されている。


画面の左には、泡盛が並べられている。
 
これらの泡盛は、飲むためのものではなく、抽選会の賞品のようだ。

 
 
これだけの賞品があれば、当たりそうな期待が膨らむ。


開場の右側の壁に沿って、ビュッフェスタイルの料理が並べられている。


参加者は、会場に用意された丸テーブルに自由にグラスを置き、宴を楽しむことになる。
使用するグラスは、このイベントの専用グラスで、イベント名が印刷されている。


グラスをテーブルに置くと、人のグラスと区別がつかなくなるので、ラベルとサインペンで自分のグラスが区別できるような文字を書くことになっていた。これは良いアイデアだ。


7時になり開宴となった。
沖縄県酒造組合又吉専務理事、青年部部長、沖縄県大坂事務所所長の挨拶が終わると宴の始まりだ。


5年ぶりの泡盛ゆんたく会で当初は出足が悪く、主催者側は心配したようだが、最終的には定員の200名は満席になったそうだ。
 会場の参加者は、日本酒の宴でもそうだが、若い女性の姿が多い。中年の着物を着た女性もいるが圧倒的に若い人が多く、しかもきれいな人が多い印象だ。
 若い女性層に泡盛が受け入れられていることが実感でき、良いことだ。


【今日の出品酒】
ずらりと並べられている泡盛の銘柄を見ると、とてもすべてを飲むことは難しい銘柄数だ。
 
会場では出品リストが配布されないので、やむなく、開宴される前に写真を写しておくことにした。


 
入り口の正面のテーブルには、花形の古酒が並んでいる。
右から
(1) 玉友甕仕込み 5年古酒30° (株)石川酒造場 (西原町)
(2) 咲元 古酒 25度  咲元酒造(資) (那覇市)
(3) 十年熟成古酒 瑞泉 おもろ 瑞泉酒造(株) (那覇市)
(4) 古都首里 10年熟成古酒 瑞穂酒造(株) (那覇市)
(5) 久米島の久米仙 ブラック 5年古酒 (株) 久米島の久米仙 (久米島町)
(6) 海乃邦ソフト 10年古酒  25度 沖縄県酒造協同組合 (那覇市)
(7) 海の彩 5年古酒 35度 (有)比嘉酒造 (読谷村)


 
右から
(8) 古酒 琉球プレミアム  35度 新里酒造 (沖縄市)
(9) 守禮 五年古酒 44度 神村酒造 (うるま市)
(10) 古酒 北谷長老 25度 北谷長老酒造 (北谷町)
(11) 國華 古酒 43度 津嘉山酒造所 (名護市)
(12) 萬座 30度 恩納酒造所 (恩納村)
(13) 龍 古酒ゴールド 25度 (有)金武酒造 (金武町)
 
右から
(14) 松藤 古酒 30度 崎山酒造厰 (金武町)
(15) 山原くいな 古酒ゴールド 43度 (名)田嘉里酒造所 (大宜味村)
(16) 龍泉 3年貯蔵古酒 43度 龍泉酒造(資) (名護市)
(17) 夢幻の宴 長期熟成古酒 30度 (有)今帰仁酒造 (今帰仁村)
(18) 珊瑚礁 5年古酒 35度 (有)山川酒造 (本部町)
(19) 常盤 古酒  5年 40度 (資)伊是名酒造所 (伊是名村)
(20) 古酒 くらクース 30度 ヘリオス酒造(株) (名護市)


古酒だけ飲むだけでも大変である。


 
入り口左側の長い辺には一般酒の1升瓶が並んでいる。
右から
(21) 神泉 電子技法 30度 上原酒造所 (糸満市)
(22) 忠孝 30度 忠孝酒造(株) (豊見城市)
(23) 南光 30度 神谷酒造所 (八重瀬町)
(24) 太平 30度 (株)津波古酒造 (那覇市)
(25) 春雨 ゴールド 30度 宮里酒造所 (那覇市)
(26) 久米仙 グリーン 30度 久米仙酒造(株) (那覇市)
(27) 島唄 黒 30度 (株)比嘉酒造 (糸満市)


 
右から
(28) ニコニコ太郎 30度 池間酒造(有) (宮古島市)
(29) 豊年 30度 (株)渡久山酒造 (宮古島市)
(30) 菊之露 30度 菊之露酒造(株) (宮古島市)
(31) 千代泉 30度 千代泉酒造所 (宮古島市)
(32) 沖之光 30度 沖之光酒造(資) (宮古島市)
(33) 宮の華 30度 (株)宮の華 (宮古島市)


 
右から
(34) 多良川 30度 (株)多良川 (宮古島市)
(35) 白百合 30度 池原酒造所 (石垣市)
(36) 八重泉 30度 (有) 八重泉酒造 (石垣市)
(37) 玉の露 30度 玉那覇酒造所 (石垣市)
(38) 直火請福 30度 請福酒造(有) (石垣市)


 
右から
(39) 於茂登 30度 (有)高嶺酒造所 (石垣市)
(40) 宮之鶴 30度 仲間酒造所 (石垣市)
(41) 与那国 30度 (名)崎元酒造所 (与那国町)
(42) どなん 30度 国泉泡盛 (名) (与那国町)
(43) 舞富名 30度 入波平酒造 (与那国町)



 
入り口の反対側の短い辺には、古酒が並べられている。
右から
(44) 神泉 古酒 12年 30度 上原酒造所 (糸満市)
(45) 熟成古酒 忠孝 30度 忠孝酒造(株) (豊見城市)
(46) 熟成古酒 南光  40度 神谷酒造所 (八重瀬町)
(47) 太平 5年熟成古酒 感謝祭記念ボトル 35度 (株)津波古酒造 (那覇市)
(48) 久米仙 秘蔵7年古酒 40度 久米仙酒造(株) (那覇市)
(49) 古酒島唄 35度 (株)比嘉酒造 (糸満市)
(50) 菊之露 古酒 VIPゴールド 30度 菊之露酒造(株) (宮古島市)
(51) 華翁(はなおきな) 古酒 35度  (株)宮の華 (宮古島市)
(52) 古酒 琉球王朝  30度 (株)多良川 (宮古島市)
(53) 黒真珠 43度 (有) 八重泉酒造 (石垣市)
(54) 請福ビンテージ 古酒 43度 請福酒造(有) (石垣市)


 
入口右側の長い辺には一般酒の1升瓶が並べられている。
右から
(55) 轟 30度 ヘリオス酒造(株) (名護市)
(56) 照島 30度 伊平屋酒造所 (伊平屋村)
(57) 常盤 30度 (資)伊是名酒造所 (伊是名村)
(58) 珊瑚礁 30度 (有)山川酒造 (本部町)
(59) 美しき古里 30度 (有)今帰仁酒造 (今帰仁村)
(60) 羽地内海 30度 龍泉酒造(資) (名護市)
(61) まる田 30度 (名)田嘉里酒造所 (大宜味村)
 
右から
(62) 赤の松藤 黒糖酵母仕込み 30度 崎山酒造厰 (金武町)
(63) 龍 30度 (有)金武酒造 (金武町)
(64) 萬座 30度 (資)恩納酒造所 (恩納村)
(65) 國華 30度 (資)津嘉山酒造所 (名護市)
 
右から
(66) 一本松 30度 北谷長老酒造 (北谷町)
(67) 守禮 30度 (有)神村酒造 (うるま市)
(68) 琉球 スタイル 30度 (名)新里酒造 (沖縄市)
(69) 残波 30度 (有)比嘉酒造 (読谷村)
(70) 南風 30度 沖縄県酒造協同組合 (那覇市)
(71) 久米島 30度 米島酒造所 (久米島町)


 
右から
(72) 久米島の久米仙 30度 (株) 久米島の久米仙 (久米島町)
(73) 瑞穂 30度 瑞穂酒造(株) (那覇市)
(74) 時雨 30度 (有)識名酒造 (那覇市)
(75) 瑞泉 30度 瑞泉酒造(株) (那覇市)
(76) 咲元 30度 咲元酒造(資) (那覇市)
(77) うりずん 30度 (株)石川酒造場 (西原町)


【利いた印象】
古酒だけでも多くの銘柄が用意されているので、古酒をロックで利くことにした。
 記載したものは、利いたものすべてを記録をしてはいないので一部である。

(44) 神泉
 古酒 12年 30度 上原酒造所 (糸満市)
これは、先月の蔵見学の際にも利いている。
舌触りが丸く、刺激的なところがない。ゆったりとした穏やかさがある。立香・含み香とも古酒の甘い香りを感じる。
30度なのでロックで味わうのにいい感じだ。
 


(11) 國華 古酒 43度 津嘉山酒造所 (名護市)
立香は癖はない穏やかなもの。
甘くトロリとした舌触り、ふくらみはあるが中盤から辛くなり、後口はピリ辛。
 度数が43度なのでロックではややきつい。濃い目の水割りのほうが良さそうだ。


 


(47) 太平 5年熟成古酒 感謝祭記念ボトル 35度 (株)津波古酒造 (那覇市)


立香は甘いバニラ香。入口甘い、刺激のない舌触り、味のバランス良い。中盤からやや辛くなり、後半やや重い印象。


(51) 華翁(はなおきな) 古酒 35度  (株)宮の華 (宮古島市)
立香はカルメラ風の熟香とバニラの甘さ。ふくらみとか酸は感じ無く、中盤からすぐ辛味を感じる。キレのある後口。


 


(1) 玉友甕仕込み 5年古酒30° (株)石川酒造場 (西原町)
立香はバニラの甘い香、古酒の熟香は感じない。丸い舌触りでふくらみがある滑らかである。味のコクを感じる。
含み香には微かにカラメル香を感じる。


 


(2) 咲元 古酒 25度  咲元酒造(資) (那覇市)
立香は枯れた香+バニラの甘い香。刺激のない丸い舌触り。甘く、味が濃い、度数は25度だが味が多い。次第に、含み香のバニラ香が強く感じられる。
 味が複雑なので、食中酒として適性がありそうだ。


 


(6) 海乃邦ソフト 10年古酒  25度 沖縄県酒造協同組合 (那覇市)
立香は仄かなバニラ香。癖はなくバランスのとれた味。スッキリとした飲み口でコクはあまり感じない。
やや味の厚みが足りないような印象だが、咲元の後に利いた影響があるかもしれない。


 


(48) 久米仙 秘蔵7年古酒 40度 久米仙酒造(株) (那覇市)
立香はバニラ香+枯れた香。舌触りはまるい。味わいはバランスが取れている。ふくらみがあり、まったりとしている。含み香はバニラ香。終盤、じんわりとピリ辛の後口。


 


全種類利くためには、もう5回ほどこの会に参加する必要がある。



 

2011-07-22 (Fri)

2011/07/22 泡盛ゆんたく会 in 大阪(その2)

2011/07/22 泡盛ゆんたく会 in 大阪(その2)

【イベント】 泡盛・料理を楽しむのと並行してステージでイベントが行われる。  毎年、泡盛のキャンペーンを担当する泡盛の女王が3名選ばれる。 今日の泡盛の女王も上原 唯さんだった。3ヶ月ぶりの再会だったが、顔を覚えていてくれたのは嬉しかった。 前回の名古屋の宴は日本酒が中心だったので、泡盛コーナーは人が少なかった。 2011/04/05の「第16回 日本のお酒を味わう会 in ウェスティンナゴヤキャッ...

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【イベント】

 
泡盛・料理を楽しむのと並行してステージでイベントが行われる。


 


 
毎年、泡盛のキャンペーンを担当する泡盛の女王が3名選ばれる。


 


今日の泡盛の女王も上原 唯さんだった。
3ヶ月ぶりの再会だったが、顔を覚えていてくれたのは嬉しかった。
 前回の名古屋の宴は日本酒が中心だったので、泡盛コーナーは人が少なかった。
 2011/04/05の「第16回 日本のお酒を味わう会 in ウェスティンナゴヤキャッスル(2)」の記事に書いた通りだ。
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/c9ed5fcaff759f7c2f0f797623000497


 


 このときは、お客も少なかったので、泡盛コーナーから離れない筆者が記憶に残ったのだろう。


 


今日は参加者も多く、上原女王はアチラコチラで引っ張りだこで、なかなか近寄れないほどだ。


 


 
漸く、写真を撮ることができた。


 


司会者の話では、上原さんの祖父は有名な唄者・三線の名人だそうで、小さい頃から沖縄民謡・琉舞を学んだとの事だ。
 ウチナンチューの芸事にかける情熱は、生活に根づいているほど根の深いものがある。唄も踊りも三線も必要な場には、人を楽しませる力を持った人が大勢いる。
 上原女王も名古屋ではその才能を発揮する場がなかったが、今日はよなは徹ライブの中で民謡を一曲歌ってくれた。沖縄民謡の女性らしい高音の少し裏声も出せるいい声だった。
 残念ながら、琉舞は見られなかったが、いつかその機会があれば、その場に居たいものだ。


 


<よなは徹ライブ>
『よなは 徹(よなは とおる、1976年11月6日 - )は沖縄県北谷町生まれの琉球民謡をメインとする歌手である。琉球古典音楽では数々の受賞歴と資格を有し、琉球民謡とポップスの融合を行っている。別名「沖縄三線界のプリンス」。本名は與那覇徹で、初期のアルバムや作曲は本名で行っている。
』(Wikipedia)


 


 


ライブでお酒を呑むことはないそうだが、今日だけは特別とのことで、泡盛を手にかざして、乾杯しながらのライブとなった。


 


今ではスタンダードとなっている喜納昌吉の「花」、沖縄民謡、伝統的な沖縄民謡、ポップス風のモノなどを熱唱した。
アップテンポの音楽では、自然にカチャーシーがステージ前で始まった。


 


泡盛ゆんたく会ライブ

http://www.youtube.com/watch?v=9jHwE0nsPF0


 


大阪の泡盛愛好家はノリが良いようだ。
沖縄と大阪の距離は名古屋より近い、心情的にもそうかも知れない。


 


ライブの熱狂が終わると、最後のイベント大抽選会が始まった。
前掲の写真の泡盛が当たる抽選会である。
小物から三升甕の大物までたくさんの賞品が並んでいる。
200名の参加者だが、何か当たりそうな期待を持って始まる。


 


上原女王が、箱の中から番号の紙を選び出す。
次々に当たり番号を持った人がステージに行く。
同じテーブルの人も三人当たって喜んでいる。
最初は当たらなくても、最後に三升甕が当たれば良いと思いながら見ている。
 結局、最後の三升甕の当選者が手をあげても我が130番は呼ばれることはなかった。129番と131番は呼ばれたのに。
 理由ははっきりしている。くじ運が悪いだけなのだ。


 


すべてのイベントが終わり、終宴の時を迎えた。
参加者は、飲み残された泡盛の内お好みの1本を持ち帰ることができるとのことだ。
 古酒コーナーに行き、まだ飲んだことがない「常盤5年古酒」を手にすることができた。
 会場を出るとき、1升瓶の人は置かれている甕に少し注いで帰ることになっている。五年後には各泡盛のブレンド古酒が振舞われるのだろう。


 


会場をでると、参加者におみやげが渡される。
先頭の上原女王から、頂くことにした。
"今度お会いする時は、琉舞を見せていただきたいですね"とお願いをしながら。
 おみやげは「久米島の久米仙 30度 600ml」だった。


 


大阪駅から新大阪、新大阪から名古屋どまりの新幹線。
名古屋どまりなら、酔って眠っていても何の心配もない。
幸せそのものだ。


 



【感想】
(1)沖縄県酒造組合青年部の泡盛ゆんたく会は、沖縄で毎年開催されている事は知っているが、まだ参加したことはなかった。今年あたり10月のスケジュールによっては那覇にと考えていた矢先、大阪で折よく開催された。
 運営は良く考えられており、参加者の雰囲気も良く、おもてなしの心も感じられて気持ちの良い宴だった。名古屋から参加した甲斐があった宴であった。


 


(2)以前にお会いした泡盛関係者に再会ができたことも良かった。
今年になんどもお世話になっている新里酒造の新里専務には、改めて気配りをいただきありがたかった。
 沖縄県酒造組合又吉専務理事と上原女王とは、4月の名古屋の夜桜の宴以来だったが、覚えていていただき、名古屋からの参加を喜んでいただいた。又吉専務には酒造組合の青年部代表にご紹介いただけたのは嬉しかった。
 名古屋の泡盛セミナーのブースででお会いした残波の比嘉さん、春雨の宮里さんにロックを作っていただいたのはかたじけなかった。


 


(3)会の運営・雰囲気は良く、満足できるものだった。
参加者は若い人が多く明るかった。若い女性も多く、綺麗な人も多かった。
 「泡盛を飲む女性は美しい。飲めばもっと美しくなる」。コピーに使えそうなフレーズが浮かんだがどうだろう。


 


泡盛以外に氷水・烏龍茶のサービスがされている気配りは良かった。水割りを飲まない人にはこれはありがたい。
敢えて気づいたことを書けば、
・料理の写真は撮れなかったが良かった。ただ丸テーブルが小さくテーブルに付いた人が皿を並べきれないのでもう少し広いテーブルのほうが良い。
・出品酒の一覧表と会場の配置図は用意して欲しかった。
この記事を書くのにも出品酒の一覧表を作成するのに相当の労力を要した。写真をもとに調べて作ったリストなので漏れ・間違いがあるかもしれない。(これは筆者の責任である。)
 日本酒の会の場合は、一覧表は用意されているのが当たり前なので改善して欲しいところだ。印刷の配布が難しければホームページに一覧表を掲載するだけでも良いと思う。


 


(4)時間は、適当だが、イベントに気を向けると、泡盛を利く時間が足りない。これは解決が難しい問題だ。参加者個人がどちらにどれだけ時間を配分するのか決めるしか方法はない。
 もう一つの解決方法は、泡盛ゆんたく会の開催回数を増やすことだ。今日の盛り上がり、若い参加者が多いことを考えれば、5年に1度では消極的すぎる。毎年が無理であれば、隔年開催してもらえれば両方楽しむことができる。


 


(5)イベントのライブ・泡盛の女王のサービス・大抽選会いずれも良かった。だが、司会者は沖縄が好きな人が望ましい。少なくとも沖縄に行ったことがある人が望ましい。カチャーシーはいつ行われるのかの前提が解かっていなかったりすると空気がしらける。


 


那覇では、毎年開催されているようだが、大阪でも5年ぶり、名古屋での開催はいつのことになるのだろう。
 名古屋の泡盛ファン・泡盛関係者は開催の希望を発信する必要がある。


 


【データ】
<泡盛ゆんたく会>
サイト
http://www.awamoriyuntaku.com/


 


那覇で毎年開催されている泡盛ゆんたく会は日時だけは決まっている。
 那覇大綱挽を見に・泡盛を飲みに・那覇まで行くのも楽しい。


 


「第10回泡盛ゆんたく会詳細
日  時 2011年10月9日(日) 
場  所 ※準備中
主  催 沖縄酒造組合青年部
会  費 お一人様 3,000円
参加人数 200名 (※先着受付ですので、定員に達しだいに締め切ります)
注意事項 ・当イベントは(試飲会)ですので、未成年者のご来場はお断りします。
・当日会場で金銭トラブルを避けるため参加費は事前に指定口座に振込み願います。
・参加費の振込みにかかる手数料はお客様負担となります。
・参加費支払い後のキャンセル手続きは、原則受け付けておりません。」


 


<泡盛の女王>
毎年、沖縄では琉球泡盛の親善大使として泡盛の女王3名が選ばれる。
 今日の女王上原さんはその一人だ。
泡盛百科に紹介記事が掲載されている。
http://www.okinawa-awamori.or.jp/topics/info/?p=1041


 


<よなは徹>
公式サイト
http://yonaha.izumu.jp/index.html


 


スケジュール等
http://www.impressed.co.jp/artist/toru/toru_live.html


 


ブログ
http://ameblo.jp/yonaha-t/


 



 

2011-07-22 (Fri)

2011/07/22 日記 夕立

2011/07/22 日記 夕立

2011/7/22 (金) 旧暦: 6月22日 祝日・節気: ---- 日出: 4時40分 日没: 18時53分 月出: 22時20分 月没: 11時07分 月齢: 20.75 干支: 戊寅 (ぼいん,つちのえとら) 六曜: 先負 九星: 四緑木星今日の季語: 夕立(空音遊(くうねるあそぶ)のブログ より転載)『夕立(ゆうだち、「夕立ち」とも)は、夏の午後から夕方にかけてよく見られる天気。激しいにわか雨をともなう。 概要 原義うだるような夏の午後、ふっと空...

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2011/7/22 (金) 旧暦: 6月22日 祝日・節気: ---- 日出: 4時40分 日没: 18時53分 月出: 22時20分 月没: 11時07分 月齢: 20.75 干支: 戊寅 (ぼいん,つちのえとら) 六曜: 先負 九星: 四緑木星



今日の季語: 夕立



(空音遊(くうねるあそぶ)のブログ より転載)


『夕立(ゆうだち、「夕立ち」とも)は、夏の午後から夕方にかけてよく見られる天気。激しいにわか雨をともなう。


 概要 原義
うだるような夏の午後、ふっと空が暗くなったかと思うとどこかで雷鳴が聞こえ出す。冷たい風がさっと吹いてきて水の匂いがし、「来るな」と思うやいなや、ざあっと激しい雨が降り始める。家にいる人は慌てて洗濯ものを取り込み、道行く人は雨宿りに走る。ひとしきり降ると、雨は嘘のように上がり、涼しい夕方がやってくる。


これはごく典型的な例であるが、日本の多くの地域で夏のあいだ繰り返されるこうした体験が、日本の夏の風物詩としての夕立である。


夏の季語。歳時記などではゆだち、驟雨、白雨、喜雨などを異称とする。


 夕立の来て蚊柱を崩しけり    ─ 正岡子規 


 気象学における夕立
夕立という現象は、気象学的には驟雨、にわか雨、雷雨、集中豪雨といった現象にあたり、「夕立」という独立した現象があるわけではない。ただ、通常の驟雨などに比べて発生する時間帯などが特徴的で、一般的によく知られているため、日本では「夕立」という用語を気象学でも(特に天気予報で)用いる。


現象としては、急に発達した積乱雲によりにわか雨を降らせ、雷、突風、雹(ひょう)などを伴うことがあるものである。


時間帯では、正午を過ぎたころから日没後数時間までに発生するものを指す。これに対して、早朝に発生するにわか雨を「朝立」と呼ぶこともあるが、夏特有の現象というわけではなく、単純に早朝に発生するにわか雨の事を指しているだけで、あまり使用されない言葉である。


時期では、梅雨明けごろから秋雨が始まるころまでで、夏の晴れが多い時期に発生するものを指す。 異常気象により最近では、5~6月にも夕立が見られるようになった。さらに、これまた異常気象のせいで、近年の夕立はもはや夕立などと風情のあるものではなく、ゲリラ豪雨の形を取る事が多い。


前線、特に寒冷前線通過に際しても、突発的な強雨、強風、雷などの夕立に似た現象が起きるが、この場合は季節や時間を選ばず広範囲に起こるので、夕立とは区別される。また、低気圧の周辺で発生するもの、台風の周辺で発生するものも夕立とは呼ばない。
...』(Wikipedia)



夕立の俳句:


・雲を吐く三十六峯夕立晴 鈴鹿野風呂


・夕立にやけ石涼し浅間山 山口素堂


・夕立にはしり下るや竹の蟻 内藤丈草


・夕立にひとり外みる女かな 榎本其角


・夕立の来べき空なり蓮の花 芥川龍之介


・夕立やけろりと立し女郎花 小林一茶


夕立の前は、息苦しい。
身体にも街にも熱がこもり充満して破裂しそうだ。
雷が遠く鳴りやがて雨が始まると、雷雨を避けて見ているより他はない。


蟻も人間も夕立に向かう必要は無い。
右往左往して逃げ惑うのみだ。


夕立が過ぎると、世界は変わっている。
風は涼しげに吹いている。
垂れこめていた黒い雲は流れ去り夕焼け空が覗いている。


夕立は、最中、過ぎし後が良い。


芥川は、夕立を前にして蓮の花を心配しているのだろうか?
一茶は何も心配せずケロリとして女郎花を見ている。



 

2011-07-21 (Thu)

2011/07/21 日記 土用鰻

2011/07/21 日記 土用鰻

2011/7/21 (木) 旧暦: 6月21日 祝日・節気: ---- 日出: 4時40分 日没: 18時54分 月出: 21時51分 月没: 10時11分 月齢: 19.75 干支: 丁丑 (ていちゅう,ひのとうし) 六曜: 友引 九星: 五黄土星今日の季語: 土用鰻 (はい!ポーズ より転載)『土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日である。夏の土用の丑の日のことを言うことが多い。夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あ...

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2011/7/21 (木) 旧暦: 6月21日 祝日・節気: ---- 日出: 4時40分 日没: 18時54分 月出: 21時51分 月没: 10時11分 月齢: 19.75 干支: 丁丑 (ていちゅう,ひのとうし) 六曜: 友引 九星: 五黄土星


今日の季語: 土用鰻


 



(はい!ポーズ より転載)


『土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日である。


夏の土用の丑の日のことを言うことが多い。夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑という。


厳密には土用は春夏秋冬の年4回あり、土用の丑の日は年に平均6.09日ある。しかし以下では、夏の土用の丑の日のことを単に土用の丑の日と呼ぶこととする。


平気法では土用の定義が異なる(ただし丑の定義は同じ)ため土用の丑の日が異なる年もあるが、ここれは天保暦以来普及している定気法での土用を使う。


日付
 年   一の丑  二の丑
2004年 7月21日 8月2日
2005年 7月28日
2006年 7月23日 8月4日
2007年 7月30日
2008年 7月24日 8月5日
2009年 7月19日 7月31日
2010年 7月26日
2011年 7月21日 8月2日


土用の丑の日になることがある日は、夏の土用になることがある7月19日?8月7日である。毎年夏の土用となる7月20日?8月6日はいずれも等しく12年に1回の割合(12年間隔という意味ではない)で土用の丑の日となる。


1900年?2099年の間は土用の日付が少しずつ前倒しになるため、土用の丑の日になりうる日も変化する。1907年には、明治の改暦から現在までで唯一、8月8日が土用の丑の日(二の丑)となった。2096年には改暦以来初めて、7月18日が土用の丑の日(一の丑)となると予想される。


二の丑前節でもわかるとおり、土用の丑の日が2回となる場合が多々ある。


夏の土用は太陽黄経が117度から135度(立秋)の前日までと定義され、平均18.82日間(18日:19日 = 18%:82%)ある。19日の年の場合、土用の入りから7日以内に丑の日があると(すなわち土用入りの日が未から丑の間のだと)、土用のうちにもう一度丑の日が巡ってくる。これが二の丑であり、57%の年にある。


夏の土用の入りは7月19日?7月20日なので、最も早い二の丑は入りが7月19日で丑の日だった場合の7月31となり、7月に2回土用の丑の日が来る。2009年、明治改暦以来初めて(改暦前も新暦で計算すれば213年ぶりに)7月の二の丑となった。ただし、7月の二の丑はこれ以降21世紀の間はそれほど珍しくなく、2025年・2041年・2057年・2073年・2089年と16年周期で7月31日が二の丑となり、2096年には7月30日が二の丑になると予想される。


土用の丑の日の鰻
日本では土用の丑の日に、暑い時期を乗り切る栄養をつけるために鰻を食べる習慣がある。


由来
通説(平賀源内説)
鰻を食べる習慣についての由来には諸説あり、讃岐国出身の平賀源内が発案したという説が最もよく知られている。これは文政5年(1822年-1823年)の、当時の話題を集めた『明和誌』(青山白峰著)に収められている。


それによると、商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った。源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、物知りとして有名な源内の言うことならということで、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したという。実際に鰻以外には、梅干や瓜などを食する習慣もあったようだが、今日においては殆ど見られない。


実際にも鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれているため、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できる。ただ、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味がおちる。


その他の説
春木屋善兵衛説 - 同じ文政年間(1818年-1831年)の『江戸買物独案内』によると、土用に大量の蒲焼の注文を受けた鰻屋、春木屋善兵衛が、子の日、丑の日、寅の日の3日間で作って土甕に入れて保存しておいたところ、丑の日に作った物だけが悪くなっていなかったからという説。
蜀山人説 - やや時代が下がった天保10年(1839年-1840年)の『天保佳話』(劉会山大辺甫篇)では、やはり鰻屋に相談をもちかけられた蜀山人こと大田南畝が、「丑の日に鰻を食べると薬になる」という内容の狂歌をキャッチコピーとして考え出したという話が載せられている。
丑=鰻二匹説 - 平仮名で墨汁を使って毛筆で書いた「うし」と言う文字が、まるで2匹の鰻のように見えたからと言う説。
...』(Wikipedia)


土用鰻の俳句:


・土用鰻うの字大きく紺暖簾 蕪木啓子


・土用鰻店ぢゆう水を流しをり 阿波野青畝


・いざ鎌倉へ土用鰻を平らげて 巻田泰治


・つつがなく土用の鰻囲みけり 小関栄子


・ボーナス日土用鰻で夫を待つ 福田みさを


今日は土用の丑の日。
うなぎ屋さんは大忙しの日だ。


本当の牛の方は、失政のために汚染牛肉が止めどなく拡散しており関係者はいたたまれない状況だ。
 ひきかえ、うなぎの方は価格の高騰はあるが、季節のものだからということで人気は衰えていないそうだ。


うなぎの蒲焼きの店はそれぞれお気に入りがあるはずだ。
お気に入りの店でお気に入りの日本酒でいただく蒲焼・白焼きは言葉を必要としない。


専門店のうなぎには家族団らんの臭がする。
小関も福田も家族の土用丑に幸せを詠んでいる。
 一人でうな丼は出来れば避けたいと思うのだが。
最近は、ファーストフードの店でもうな丼をメニューに載せ始めている。



 

2011-07-20 (Wed)

2011/07/20 燃費4割向上、HV並み軽自動車

2011/07/20 燃費4割向上、HV並み軽自動車

此の所のガソリン価格の高止まりは、皆困っている。あまり遠出せずに、日常生活だけでもガソリン代が馬鹿にならない額になっている。 中東情勢とか商品先物の投機家とかのトバッチリを受けているのだろうが、今のところ打つ手はない。そんな中、燃費が40%も向上するとなれば、うれしい話だ。しかも、技術的には既存技術の組み合わせだけで達成されているそうだ。 ・燃焼効率向上などエンジンの改良 ・車体の軽量化 ・空気抵抗...

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此の所のガソリン価格の高止まりは、皆困っている。
あまり遠出せずに、日常生活だけでもガソリン代が馬鹿にならない額になっている。
 中東情勢とか商品先物の投機家とかのトバッチリを受けているのだろうが、今のところ打つ手はない。


そんな中、燃費が40%も向上するとなれば、うれしい話だ。
しかも、技術的には既存技術の組み合わせだけで達成されているそうだ。
 ・燃焼効率向上などエンジンの改良
 ・車体の軽量化
 ・空気抵抗などの低減
 ・停車直前のアイドリングストップ


高価な電池を使うこともなく、既存の技術・設備で生産できるので、価格も高くならない。


『燃費4割向上、HV並み軽自動車 ダイハツ、


 ダイハツ工業は19日、エンジンの改良や軽量化で燃費を約4割向上させる新技術を開発したと発表した。搭載した新型の軽自動車を9月に発売する。1リットルで30キロ走り、ハイブリッド車(HV)並みの低燃費と80万円を切る低価格が売りだ。各社が注力するエコカー競争は、さらに激化しそうだ。


 新技術は「イース(e:S)テクノロジー」。同等サイズの現行車に比べて、燃焼効率向上などエンジンの改良で14%、車体合理化など約60キロの軽量化で5%、空気抵抗などの低減で3%、停車直前のアイドリングストップで10%、と燃費向上につながる既存技術の改善を組み合わせた。


 新技術を搭載した新型軽自動車は、国の新たな燃費基準でガソリン1リットルあたり30キロ走行を達成。ガソリン車では国内最高水準の燃費で、トヨタ自動車のHV「プリウス」(新基準で32キロ)にほぼ並ぶ。価格は「最も安いタイプで80万円を切る設定」にして、軽自動車の強みを生かす。


 技術担当の福塚政広・上級執行役員は「低燃費、低価格、省資源を徹底追求した。HV、電気自動車(EV)に次ぐ第3のエコカーとして、軽自動車の存在意義を確立する切り札となる」と話す。 』(asahi.com)


だが、軽自動車だけというのは困る。
既存技術で可能なのだから、2000ccクラスの車も40%の燃費向上ができるはずだ。
是非実現してもらいたい。


少し不安なのは、車体の軽量化による強度の低下はないのだろうか。



 

2011-07-20 (Wed)

2011/07/20 日記 帷子と男

2011/07/20 日記 帷子と男

2011/7/20 (水) 旧暦: 6月20日 祝日・節気: 土用 日出: 4時39分 日没: 18時54分 月出: 21時23分 月没: 9時16分 月齢: 18.75 干支: 丙子 (へいし,ひのえね) 六曜: 先勝 九星: 六白金星今日の季語: 帷子(かたびら) (乱志&流三&永久の落語徘徊 より転載)『帷子(かたびら)「帷子」は「かたびら」と読みます。もともとは、袷(あわせ)の片枚(かたひら)の意だそうです。辞書で調べると、以下のように出ていまし...

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2011/7/20 (水) 旧暦: 6月20日 祝日・節気: 土用 日出: 4時39分 日没: 18時54分 月出: 21時23分 月没: 9時16分 月齢: 18.75 干支: 丙子 (へいし,ひのえね) 六曜: 先勝 九星: 六白金星


今日の季語: 帷子(かたびら)


 



(乱志&流三&永久の落語徘徊 より転載)


『帷子(かたびら)
「帷子」は「かたびら」と読みます。
もともとは、袷(あわせ)の片枚(かたひら)の意だそうです。
辞書で調べると、以下のように出ていました。
1 裏をつけない衣服の総称。ひとえもの。
2 生絹や麻布で仕立てた、夏に着るひとえの着物。
3 経帷子(きょうかたびら)。仏式の葬儀で、名号・経文・題目などを書いて死者に着せる衣。
4 几帳(きちょう)や帳(とばり)などに用いて垂らす絹。
色々なパターンや呼び方があるものです。
もう少し詳しい説明を探してみました。
帷子(かたびら)は、「単(ひとえ)」の衣(裏地なし)のことで、「袷(あわせ)」に対して、その「片(ひら)」の意味でつけられた呼び名ですが、時代とともにその意味合いも変わりました。
平安時代には、「単」のものをすべて「帷子」と呼び、主に肌に直接つける下着を指していました。
湯に入るときもこれを着ることもあったことから、これを「湯帷子」と呼び、これから「浴衣」の名が生まれました。
江戸中期には、夏用の衣料として着るようになり表着となりました。
江戸末期には、裏なしの絹や木綿の衣を「単」と呼び、「帷子」は、麻や生絹の「単」ものを指すようになりました。
そして男性用には白地に経縞や絣、女性用には友禅染めや小紋染めのものが用いられました。
様々な種類の織や染、形や組み合わせなどは、やはり四季のある日本ならではだと思います。
もうこのあたりになると、ほとんど分からず、コメントのしようがありません。
そう言えば、横浜に「帷子川」という名前の川がありました。
』(乱志&流三&永久の落語徘徊)



帷子の俳句:


・紫陽花や帷子時の薄浅黄 松尾芭蕉


・取次の肩いかめしき黄帷子哉 寺田寅彦


・朱子学で鍛へし老の黄帷子かな 岩木躑躅


・深川に老いゆく人の黄帷子かな 深川正一郎


・黄帷子残りしいのち涼しくす 立花豊子


帷子の句を探してみると、黄帷子の句が詠まれている。
背筋のピンと伸びた男の姿と黄帷子が重なっている。


 


【生平・黄帷子】
さらさない麻糸で平織りにした布。男子の夏物、特に羽織に用いた。[季]夏。


晒さないで麻の風合いそのままにした生地のようだ。
ゴワゴワとした肌触りと風の抜ける爽やかさが大人の男の着物として愛されたのだろう。
昔の男は着るものがあり幸せだった。


今では黄帷子を着こなせる男は少なくなってしまった。
生平は暖簾とかテーブルセンターとか小物に使われているようだ。
嗚呼である。



 

2011-07-19 (Tue)

2011/07/19 日記 羅

2011/07/19 日記 羅

2011/7/19 (火) 旧暦: 6月19日 祝日・節気: ---- 日出: 4時38分 日没: 18時55分 月出: 20時56分 月没: 8時19分 月齢: 17.75 干支: 乙亥 (いつがい,きのとい) 六曜: 赤口 九星: 七赤金星今日の季語: 羅(うすもの)、薄衣(うすぎぬ)、上布(じょうふ)(夏帯 羅)『羅(ら、うすもの)は絡み織を用いた、目の粗い絹織物の一種。もともと羅とは鳥や小動物などを捕獲するための網を意味する言葉だったが、絹で織った網...

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2011/7/19 (火) 旧暦: 6月19日 祝日・節気: ---- 日出: 4時38分 日没: 18時55分 月出: 20時56分 月没: 8時19分 月齢: 17.75 干支: 乙亥 (いつがい,きのとい) 六曜: 赤口 九星: 七赤金星


今日の季語: 羅(うすもの)、薄衣(うすぎぬ)、上布(じょうふ)



(夏帯 羅)


『羅(ら、うすもの)は絡み織を用いた、目の粗い絹織物の一種。


もともと羅とは鳥や小動物などを捕獲するための網を意味する言葉だったが、絹で織った網のような薄物を指す言葉にもなった。


紗や絽と同じく生糸や半練糸を用いる捩織(もじりおり)と言って、経糸を絡み合わせた間に緯糸を通す織り方をする薄く透き通った織物の一種。紗や絽が経糸2本を絡み合わせるのに対して、羅は3本以上の経糸を絡ませて織り目が網のような見た目になるのが特徴。


中国では、高官が錦の服の上に羽織る塵除けとして、日本では主に冠などに使っていたが、複雑な組成のため特殊な機を使って織るので、通常の機を使って織ることができる紗に押されて生産量は減っていった。


日本には4世紀前半に中国から渡来し、飛鳥時代には国産品も製作できるようになっていたが、応仁の乱で技法の継承が途絶えた。室町時代まで五位以上の貴族の冠には文羅(もんら)といって模様を織り出した羅が使われていたが、技法が散逸し近世には刺繍しただけの羅を使い、現在はほとんど紗で代用されている。
』(Wikipedia)



羅の俳句:


・薄物をかけし衣桁や風渡る 正岡子規


・胸張つてくる羅を通しけり 石田勝彦


・羅にことばつつしむ日なりけり 三田きえ子


・羅の伽羅の香りを置きて去ぬ 児玉をさむ


・羅の吹かれ歩みも逢ひしあと 金久美智子



着るもので気持ちの有り様が変わることは確かだ。
羅の着物を着たりする日には、言葉も洗練されたものになる。


夏の日に着物も良いもの。



 

2011-07-18 (Mon)

2011/07/18 日記 今日は撫子

2011/07/18 日記 今日は撫子

2011/7/18 (月) 旧暦: 6月18日 祝日・節気: 海の日 日出: 4時38分 日没: 18時56分 月出: 20時29分 月没: 7時22分 月齢: 16.75 干支: 甲戌 (こうじゅつ,きのえいぬ) 六曜: 大安 九星: 八白土星今日の季語: 撫子(なでしこ)(瀬戸内の海猫ブログ より転載)『ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ(学名: Dianthus superbus L. var. longicalycinus)の異名。またナデシコ属...

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2011/7/18 (月) 旧暦: 6月18日 祝日・節気: 海の日 日出: 4時38分 日没: 18時56分 月出: 20時29分 月没: 7時22分 月齢: 16.75 干支: 甲戌 (こうじゅつ,きのえいぬ) 六曜: 大安 九星: 八白土星


今日の季語: 撫子(なでしこ)



(瀬戸内の海猫ブログ より転載)


『ナデシコ(なでしこ、撫子、瞿麦)はナデシコ科ナデシコ属の植物、カワラナデシコ(学名: Dianthus superbus L. var. longicalycinus)の異名。またナデシコ属の植物の総称。秋の七草の一つである。?麦(きょばく)。
...
歴史及び文化
「撫でし子」と語意が通じることから、しばしば子どもや女性にたとえられ、和歌などに多く参照される。古く『万葉集』から詠まれる。季の景物としては秋に取り扱う。『枕草子』では、「草の花はなでしこ、唐のはさらなり やまともめでたし」とあり、当時の貴族に愛玩されたことがうかがえる。また異名である常夏は『源氏物語』の巻名のひとつとなっており、前栽に色とりどりのトコナツを彩りよく植えていた様子が描かれている。


ナデシコ属は古くから園芸品種として栽培され、また種間交雑による園芸種が多く作られている。中国では早くからセキチクが園芸化され、平安時代の日本に渡来し、四季咲きの性格を持つことから「常夏」と呼ばれた。


西洋ヨーロッパではフランス南部及び東部に自生していたディアンスス・カリオフィルスが15世紀頃から栽培され始めたものがカーネーション(Dianthus caryophyllus)の元とされる。17世紀にはイギリスで多数の品種が生まれ、オーリキュラやチューリップ等と共にフローリスツ・フラワーの一つとして大きく進展を見た。19世紀の主流は「ショウ・カーネーション」で、これは花弁の縁の鋸歯をなくし、幾何学的な整形に近づけたもので、現代のカーネーションとは異なっている。その後フランスのダルメイスが「パーペテュアル系」を1840年に作出、また1857年に同じくフランスで「マルメゾン系」が生まれ、これらが現代の営利用カーネーションに繋がっている。またカーネーションは江戸時代中頃までにオランダを通じて日本にも伝来している。


またイギリスでは18世紀の中頃からタツタナデシコ(英名ピンク)の栽培が盛んとなり、1770年にはショウ・ピンクが出現してフローリスツ・フラワーの仲間入りし、19世紀にはランカシア地方でことに愛好された。


江戸時代
江戸時代は平和な時代が続いたためもあり、史上空前の「園芸ブーム」を日本にもたらした。大きくの花卉が栽培、育種され古典園芸植物と呼ばれるが、ナデシコもその例にもれず観賞の対象となった。中国からのトコナツと在来のカワラナデシコが自然に交雑して豊かな変化を生じたともいわれ、一層の品種改良が進められ、宝暦年間にでた『絵本野山草』には「めづらしきなでしこ一重八重十重百重千重数百種あり。筆につくしがたく又なでしこにて撫子をはなれ物有」と記され、無数の品種が紹介されている。1838年には江戸でナデシコの花合せ(品評会)が開かれた記録があり、1863年には長谷静香によりナデシコの専門書「撫子培養手引草」が著わされるなど、ナデシコ栽培はキクやサクラソウ、ハナショウブ、アサガオなどと共に非常に盛んであった。


近代
江戸時代後期以降、ナデシコには2つの流れが生まれた。一つは「伊勢ナデシコ」であり、背丈は比較的高く、花弁が長く延びるもので、品種により20センチ以上にもなり下垂する。もともと伊勢では18世紀後半からナデシコ栽培が流行していたが、1841年に継松栄二が作出したと言われている。伊勢では伊勢ハナショウブ、伊勢ギクと共に松坂藩士を中心に古くから愛好されて来た。これらはいずれも花弁が下垂するのが特徴であり、特に伊勢ナデシコは京都や江戸でも広く栽培されていた。もう一つは「トコナツ」で、比較的矮性のものが多く、花型は一重咲き、八重咲きを含め色々あり、伊勢ナデシコと区別のつかないような花弁の長いものもあった。明治時代に入り1895年に大流行があり、更に1909年頃に再び流行を見た。以後番付表や専門書が出版されたが、太平洋戦争時に壊滅的な打撃を受け、現在ではほとんど当時の品種は残っていない。ただし一部の品種が、いわゆる「三寸セキチク」など、こんにちの営利用品種の元となった。


この他日本に自生するフジナデシコの園芸化も進んだ。


庭植え、鉢植え、根洗いなどに利用される。
...』(Wikipedia)


撫子の俳句:


・酔うて寝ん撫子咲ける石の上 松尾芭蕉


・撫子の咲き澄む泉汲みにけり 中村四峰


・撫子やそのかしこさにうつくしき 広瀬惟然


・撫子のまなじりを裂きそめしかな 関口比良男


・撫子の花野浄土となりにけり 沢木欣一


撫子は秋の七草。
季語としては、少し早いが、今日はどうしても撫子でなければいけない。


なでしこJAPANが走り回ったピッチは花野浄土であった。
撫子を前にして芭蕉も中村も広瀬も満足そうだ。



 

2011-07-18 (Mon)

2011/07/18 なでしこJAPAN W杯優勝

2011/07/18 なでしこJAPAN W杯優勝

3時過ぎからのTV応援は辛いので、日和って決着が着いた頃に観ようと思って寝た。目がさめたのは3時25分だった。きちんと応援しなさいということなのだと思い最初から応援した。今まで、一度も勝ったことがないアメリカはさすがに強かった。中盤でのプレスから球を奪い攻撃するサッカーは日本が行わなければいけないが、今日はアメリカに先手を取られてしまった。技術も体力も走力も見たところアメリカが上だった。最初に1点を取ら...

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3時過ぎからのTV応援は辛いので、日和って決着が着いた頃に観ようと思って寝た。
目がさめたのは3時25分だった。


きちんと応援しなさいということなのだと思い最初から応援した。


今まで、一度も勝ったことがないアメリカはさすがに強かった。
中盤でのプレスから球を奪い攻撃するサッカーは日本が行わなければいけないが、今日はアメリカに先手を取られてしまった。


技術も体力も走力も見たところアメリカが上だった。
最初に1点を取られたときは、今日は駄目かもと思った。
だが、なでしこ達はそう思っていなかった。
宮間の同点のシュートは見事だった。キーパーの動きを見て、左の甲で左に押し込んだ頭脳的なシュートだった。


延長後半の12分のワンバックのヘッドは見事だった。これだけ綺麗に決められては、それまで守ってくれていた勝利の女神もこれまでかと思った。


しかし、なでしこ達はそう思っていなかった。
コーナーからの球を右足の甲で角度のないところに流し込んだ沢の技術と闘志は素晴らしかった。
これには、アメリカも気を落とした。
二度まで手にしたと思った勝利がこぼれ落ちたショックは大きかった。


PK戦は、明らかにアメリカは緊張していた。
それを見事についたのが海堀GKだった。
最初の1発を足だけで防いだ気迫にアメリカの攻撃力を封じ込んでしまった。


明らかに強いアメリカを、破ってしまったなでしこJAPANの不屈の闘志は賞賛するほかはないものだ。


大震災にも放射能にも負けない日本人の闘志を世界に示してくれた彼女たちに感謝したい。



『なでしこ世界一=PK戦、米国倒し偉業―沢MVP、得点王・サッカー女子W杯
2011年7月18日(月)07:03


 



(時事通信)


 【フランクフルト時事】サッカーの第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は17日(日本時間18日)、当地で決勝が行われ、日本代表「なでしこジャパン」が世界ランキング1位の米国を2―2からPK戦の末、3―1で破り、初優勝した。


 年齢制限のないフル代表が世界一を争う大会で日本が優勝したのは、男女を通じ初めて。女子は五輪3度、W杯6度目の出場で日本スポーツ史を塗り替える偉業を遂げた。


 日本は後半24分に先制されたが、同36分に宮間あや(岡山湯郷)が同点ゴール。延長前半14分にワンバックのゴールで勝ち越された後も、同後半12分に沢穂希(INAC)が決めて再び追い付いた。PK戦ではGK海堀あゆみ(INAC)が好セーブを連発し、過去21敗3分けの米国から初勝利を挙げた。


 沢は今大会5点目で、得点王を獲得。最優秀選手(MVP)に選ばれた。


 世界ランキング4位の日本は今大会、1次リーグを2勝1敗で通過すると、準々決勝で強豪ドイツを、準決勝でスウェーデンを破り、初の決勝進出で一気に頂点に立った。米国は3大会ぶり3度目の優勝を逃した。


 日本女子は1981年に初めて代表が結成され、W杯で95年大会のベスト8、五輪は2008年北京大会の4位が過去最高だった。』[時事通信社]


 



(なでしこの守護神、GK海堀(時事通信))


 



(共同通信)

2011-07-17 (Sun)

2011/07/17 日記 雲の峰

2011/07/17 日記 雲の峰

2011/7/17 (日) 旧暦: 6月17日 祝日・節気: ---- 日出: 4時37分 日没: 18時56分 月出: 19時59分 月没: 6時22分 月齢: 15.75 干支: 癸酉 (きゆう,みずのととり) 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星今日の季語: 雲の峰(倉吉ブログ★ より転載)『盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。地方に...

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2011/7/17 (日) 旧暦: 6月17日 祝日・節気: ---- 日出: 4時37分 日没: 18時56分 月出: 19時59分 月没: 6時22分 月齢: 15.75 干支: 癸酉 (きゆう,みずのととり) 六曜: 仏滅 九星: 九紫火星


今日の季語: 雲の峰



(倉吉ブログ★ より転載)


『盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。夏といえば入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する
激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。地方により
坂東太郎・丹波太郎・信濃太郎・石見太郎・安達太郎・比古太郎
などとよばれる。』(季語と歳時記)



雲の峰の俳句:


・雲の峰いくつ崩れて月の山 松尾芭蕉


・蟻の道雲の峰よりつづきけん 小林一茶


・おいしい水にわれはなりたや雲の峰 清水径子


・一糸纏ひてサンバが通る雲の峰 梅木たろう


・雲の峰より戻り来る喰べざかり 中山純子



夕方、公園の道は、一日夏の日を浴び、熱気を溜め込んでいる。
桜の木陰に入れば風が無くとも涼しい。


そう広くもない横の土のグランドでは子供たちがサッカーボールを追いかけている。
 子どもは風の子でもあるが太陽の子でもある。暑さを気にすることもなく走り回っている。
夕焼けこやけが流れる5時半になってもまだ日は高い。


やがで怒り狂った夏の太陽が沈みかける頃、子供たちは帰り始める。
 喰べざかりの子のためにたくさんのご飯を用意しているお母さんのもとへ。



 

2011-07-16 (Sat)

2011/07/16 日記 南風

2011/07/16 日記 南風

2011/7/16 (土) 旧暦: 6月16日 祝日・節気: ---- 日出: 4時36分 日没: 18時57分 月出: 19時26分 月没: 5時20分 月齢: 14.75 干支: 壬申 (じんしん,みずのえさる) 六曜: 先負 九星: 一白水星今日の季語: 南風(みなみ、みなみかぜ、なんぷう) (尼子の里のフォト俳句塾なりけり より転載)『夏の季節風。冬の北風がからからに乾いているのに対し、この風は湿っていて暑苦しい。「みなみ」だけで風を省略した呼び...

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2011/7/16 (土) 旧暦: 6月16日 祝日・節気: ---- 日出: 4時36分 日没: 18時57分 月出: 19時26分 月没: 5時20分 月齢: 14.75 干支: 壬申 (じんしん,みずのえさる) 六曜: 先負 九星: 一白水星


今日の季語: 南風(みなみ、みなみかぜ、なんぷう)


 



(尼子の里のフォト俳句塾なりけり より転載)


『夏の季節風。冬の北風がからからに乾いているのに対し、この風は湿っていて暑苦しい。「みなみ」だけで風を省略した呼び名は、もともとは漁師、船乗り言葉だったことによる。』(季語と歳時記)



南風の俳句:


・荒南風や揺るがぬ青き島一つ 野澤節子


・うりずん南風水牛を追ふ鞭の音 小熊一人


・大南風出船の上の天秤座 村山さとし


・サーファーの臀部凛々しく南風吹く中 高澤良一


・志士の墓すつくと立ちて南風の町 馬場ミヨ子



暑い日が続いている。
節電の街の中、アスファルトジャングルには南風も吹かない。


南風は沖縄に欠かせない。
沖縄は日差しは強いが、木陰には風が吹いている。


小熊の場所は竹富島だろう。
野澤の青き島はどこだろう。
八重山諸島ならどこでも良さそうだ。


暑さに負けてはいられない。
南風を肌に感じてすっくと生きることだ。



 

2011-07-15 (Fri)

2011/07/15 日本酒の会sake nagoya 7月定例会

2011/07/15 日本酒の会sake nagoya 7月定例会

今月のテーマは滋賀の酒。毎年、滋賀の酒がテーマの月は特別に豪華な月になる。多くの蔵元さんが、日本酒の会sake nagoyaのためにわざわざ足を運んでいただけるのだ。 今年は、8蔵になった。毎年、素人の我々が行うブラインド評価を馬鹿にされることもなく、評価結果を受け止めていただいているのは僭越な行為を許していただいている消費者志向の考え方なのだろうと思う。非常にまとまりの良い滋賀の蔵元さんと滋賀の銘酒を頂きな...

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今月のテーマは滋賀の酒。
毎年、滋賀の酒がテーマの月は特別に豪華な月になる。
多くの蔵元さんが、日本酒の会sake nagoyaのためにわざわざ足を運んでいただけるのだ。
 今年は、8蔵になった。


毎年、素人の我々が行うブラインド評価を馬鹿にされることもなく、評価結果を受け止めていただいているのは僭越な行為を許していただいている消費者志向の考え方なのだろうと思う。


非常にまとまりの良い滋賀の蔵元さんと滋賀の銘酒を頂きながら話ができることは、お酒と料理に加えて、豪華な時間だと言える。


【今日の出品酒】
今月は例月と違い各蔵1銘柄でのブラインド評価になっていた。
ブラインド評価が終わると、スペックが純米吟醸で合わせてあった。


 




左から
評価は筆者個人の嗜好によるもので客観性を持つものではない。


(1) 一博 純米吟醸 うすにごり 生酒   中澤酒造
 立香はあまり感じない。バランスの取れた味わいで偏らない。中盤からの切れが良い。後口も癖が無く良い。評価8.0。


(2) 萩乃露 中汲み吟醸純米渡船 無濾過生 (株)福井弥平商店
 立香はない。酸味系の入り口、厚みのある味、微発泡感がある。舌触りは丸い。後口の癖無く良い。評価8.0。


(3) 笑四季 アンタイド2 赤ラベル純米吟醸 垂口直汲・無濾過生   笑四季酒造株
 フルーティな酸の立香。甘い入口に続くフルーティーな酸味。中盤から辛味を感じる。渋みは軽く、苦味はない。後半やや重い印象がある。評価7.0。


(4) 浪乃音 純米吟醸 ええとこどり   浪乃音酒造
 立香はない。入り口は軽目、バランスのとれた味。酸は軽いが、味は厚目。中盤切れる。後口はピリ辛系。評価8.0。


(5) 大治郎 純米吟醸 山田錦 生酒   畑酒造
 立香はない。甘い入り口。トロリとした舌触り。味のバランス良い。酸は軽目。後口良い。評価8.0。


(6) 北島 純米大吟醸 直汲 無濾過生原酒   北島酒造
 バニラのような甘い立香。フルーティーな酸の味。味は早く終る。後半やや辛いが、後口良い。評価8.0。


(7) 七本鎗 純米吟醸 垂れ口直汲生原酒 玉栄   冨田酒造
 立香はない。舌触り丸い。酸味系の味。微発泡感がある。中盤少しからい。後半の切れ良い。評価8.0。


(8) 近江 藤兵衛 純米吟醸 無濾過生原酒   増本藤兵衛酒造場
 立香はない。丸い舌触り。バランスのとれた味。癖が無く飲みやすい。軽目の味わいで酸と甘さがあり、後半微かに苦味がある。評価9.0。


個人の評価は、皆同じような印象で殆ど差がつかなかった。
その中で(8)が一番バランスが良く、夏のこの時期、アッサリとして飲みやすかったので1位とした。


参加者全員による評価結果は以下のとおりであった。
(2) 萩乃露 中汲み吟醸純米渡船 無濾過生   (株)福井弥平商店
(6) 北島 純米大吟醸 直汲 無濾過生原酒   北島酒造
(1) 一博 純米吟醸 うすにごり 生酒   中澤酒造
(3) 笑四季 アンタイド2 赤ラベル純米吟醸 垂口直汲・無濾過生   笑四季酒造株
(4) 浪乃音 純米吟醸 ええとこどり   浪乃音酒造
(7) 七本鎗 純米吟醸 垂れ口直汲生原酒 玉栄   冨田酒造
(5) 大治郎 純米吟醸 山田錦 生酒   畑酒造
(8) 近江 藤兵衛 純米吟醸 無濾過生原酒   増本藤兵衛酒造場


筆者に評価結果とは1位が全く逆になっている。
最近はこのようなことになることが多い。
想定内の結果である。


ブラインド評価が終わった後、各蔵元さんが自社の純米酒クラスの酒を持ってテーブルを回り、参加者と懇談をしていただいた。
各蔵の造りにかける思いが直接伝わる貴重な時間だ。


(9) 大治郎 2010年山廃純米火入れ   畑酒造
 飲み逃してしまい評価が書けなかった。


(10) 浪乃音 2011年純米超辛口 無濾過生原酒   浪乃音酒造
 甘い入り口、たっぷりとした厚み。辛口を感じないさまさを感じる。食中酒としての適応が広そうな印象。


(11) 七本鎗 純米酒 無農薬栽培米 玉栄   冨田酒造
 酸味の味。丸い舌触りたっぷりとした厚みのある味。ふくらみを感じる。


(12) 一博 純米 生酒   中澤酒造
 酸味と辛味の味。やや硬い印象がある。


(13) 北島 きもと純米 無濾過生原酒   北島酒造
 甘酸っぱい味わい。微発泡感ある。


(14) 萩乃露 槽場直汲み 中汲み無濾過生 手造り純米2011   (株)福井弥平商店
 酸味と辛味が柱で、パンチのある味。含み香にエチル香を感じる。


(15) 藤兵衛   増本藤兵衛酒造場
 甘い入り口。酸は軽くスッキリとした甘口。含み香にエチル香あり。


(16)  笑四季 特別醸造酒 玉栄 火入 monsoon(モンスーン)    笑四季酒造株
 含み香に個性がある。甘い入り口。ふくらみを感じる。



【今日の料理】
今月も、滋賀の酒に合わせた、料理を楽しむことができた。


 
定番の枝豆。


 

若鮎の甘露煮。
腹の部分が後口にほろ苦いのは、夏の暑いこの時期にはピッタリだ。


 
川海老と大豆の佃煮


 
鮒ずし。
高価な酒の肴だ。
鮒ずしのコクのある旨みが、無濾過生原酒の酸と味の厚みとに合わさって美味しい。
 矢張り、滋賀の酒には鮒ずしが良く合う。贅沢な楽しみ方である。


 
鯖の姿焼き。
人の腕と比べると鯖の大きさが判る。
脂の乗った鯖の焼きたてを肴に、滋賀の酒も良く合った。


 
鳥と白菜の水炊きの鍋。
鍋の写真を撮る前に配られてしまったので、小分けされた自分の皿のみである。


 
鍋を終えた後は、締めのうどんである。
モッチリとしたうどんに鍋の旨みが染みこんで美味しい。



今月も贅沢な宴を楽しむことができた。
これだけの濃い滋賀の蔵元さんが集う宴は、名古屋では他にないはずだ。
 琵琶湖の肴と滋賀の酒の相性は良いのは当然のことながら、それを楽しむことだできたのは贅沢である。
遠路はるばるご参加いただいた蔵元さんたちに感謝である。


滋賀の酒のイベントが秋にあるそうだ。
今回参加できなかった人は、参加すると滋賀の酒の厚みを自分の舌で確かめることができるだろう。



 

2011-07-15 (Fri)

2011/07/15 日記 日傘

2011/07/15 日記 日傘

2011/7/15 (金) 旧暦: 6月15日 祝日・節気: 望 日出: 4時36分 日没: 18時57分 月出: 18時49分 月没: 4時17分 月齢: 13.75 干支: 辛未 (しんび,かのとひつじ) 六曜: 友引 九星: 二黒土星今日の季語: 日傘 (和日傘 日本吉 より転載)『日傘ビーチパラソル日傘は、雨ではなく、強い日差しを避けるための物であり、地面に軸を突き刺して利用する大判の物もあるが、一般に「日傘」と呼ぶ場合は、雨傘と同じく手にも...

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2011/7/15 (金) 旧暦: 6月15日 祝日・節気: 望 日出: 4時36分 日没: 18時57分 月出: 18時49分 月没: 4時17分 月齢: 13.75 干支: 辛未 (しんび,かのとひつじ) 六曜: 友引 九星: 二黒土星


今日の季語: 日傘


 



(和日傘 日本吉 より転載)


『日傘
ビーチパラソル日傘は、雨ではなく、強い日差しを避けるための物であり、地面に軸を突き刺して利用する大判の物もあるが、一般に「日傘」と呼ぶ場合は、雨傘と同じく手にもって使用する小型の物を指す。大判の物は「パラソル(parasol 、フランス語)」と呼ばれることがあるが、parasol は、フランス語の元来の意味では婦人用の日傘を指す。


日傘はその用途上、防水機能よりも紫外線の遮断・反射機能(以降、UVカット機能とする)や装飾性が求められ、雨傘と比較してサイズが小さめである場合が多いが、大寸のドーム型パラソルも登場してきた。ガーデンパラソルやマーケットアンブレラのように屋外の一定の場所に固定して用いられるものもある。ビーチで使用されるものは日本ではビーチパラソル、英語では beach umbrella が一般的だが、beach parasol も用いられる[5]。


都会の雑踏の中で日傘を愛好する人は適度な大きさを選び、道幅に余裕があったり徹底的にUVカット機能を望む人は逆に大きいものを好む。関東では総じて街中でも邪魔にならない小さめが好まれ、関西では焼けない大きめを求めるという研究結果もあり、パラソル用途に対するニーズの多様化を示している。また、男性は殆ど利用しないという特徴もあったが、昨今は男性も美肌や熱中症予防、そしてクールビズの用途で愛好家が増えている。沖縄県では男性の日傘愛好会も出来たほどで、「静かながらムーブメントが起きつつあるのではないか」ともいわれる。
...』(Wikipedia)



日傘の俳句:


・この町に生くべく日傘購ひにけり 西村和子


・ハイカラな日傘と出合ふ軽井沢 高澤良一


・絵日傘の映りし水の美しき 本多勝彦


・父の墓見えて日傘を閉ぢにけり 永方裕子


・みどり児の指まで眠る 浜日傘 中田弌子


・吟行の相合日傘許されて 杉山鶴子


日差しを避ける日傘。
強すぎる明るすぎる日差しを避けた傘のうちには爽やかな空気がながれている。
眩しく明るすぎ眼を開けられない世界に創られた小さな陰の世界。


この町にも軽井沢にも日傘の陰がよく似合う。
日傘を閉じる永方の手の動きは自然だ。
傘のうちには許された穏やかさが息づいている。
みどり児を見る母の傘のうちには歓びが溢れている。


一人しか入れない傘に入ることが許される相合傘は快いもの。
こんな時には雨でも夏日でもジャンジャン、もっともっと降り注いで欲しい。肩が触れるほどに近くにいられるのだから。



 

2011-07-14 (Thu)

2011/07/14 日記 かき氷の思い出

2011/07/14 日記 かき氷の思い出

2011/7/14 (木) 旧暦: 6月14日 祝日・節気: ---- 日出: 4時35分 日没: 18時57分 月出: 18時06分 月没: 3時14分 月齢: 12.75 干支: 庚午 (こうご,かのえうま) 六曜: 先勝 九星: 三碧木星今日の季語: かき氷(沖縄ぜんざい: お気軽な日々 より転載)『かき氷(かきごおり、欠き氷)とは、氷を細かく削るか、砕いてシロップ等をかけた氷菓。 餡やコンデンスミルクをかけたものもある。 氷はかんななどで粒状に削る[1]。...

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2011/7/14 (木) 旧暦: 6月14日 祝日・節気: ---- 日出: 4時35分 日没: 18時57分 月出: 18時06分 月没: 3時14分 月齢: 12.75 干支: 庚午 (こうご,かのえうま) 六曜: 先勝 九星: 三碧木星


今日の季語: かき氷



(沖縄ぜんざい: お気軽な日々 より転載)


『かき氷(かきごおり、欠き氷)とは、氷を細かく削るか、砕いてシロップ等をかけた氷菓。 餡やコンデンスミルクをかけたものもある。 氷はかんななどで粒状に削る[1]。


日本の夏の風物詩、夏の季語。夏氷(なつごおり)とも言う。


広義には、出来合いの市販品としてカップ入りのアイスクリームと同様の器に細かく砕いた氷と各種シロップを混ぜたものも指す。市販品では、袋入りもある。


かき氷を売っている店では、氷旗(白地に赤い文字で「氷」と書かれた幟(のぼり))を掲げていることが多い。夏季に社寺の境内で催される祭礼や縁日などでは綿菓子・たこ焼き・焼きそばとともに代表的な縁日物(えんにちもの)の一つである。


氷を細かく割り砕いたもの[1]をもかき氷と呼ぶ。甲子園球場名物となっているかち割りなどである。
...
 種類
同一のものであっても地域によって呼び名や盛りつけ方が異なる。かき氷専用のシロップは「氷蜜(こおりみつ)」と呼ばれる。


<シロップ類>
イチゴシロップ:赤色のシロップ
メロンシロップ:緑色のシロップ
レモンシロップ:黄色のシロップ
ブルーハワイ:青色のシロップでカクテルのブルー・ハワイを連想させる。トロピカルフルーツ各種を添えることも多い。ハワイアンブルーと呼ぶこともある。レモン・オレンジ等の香料が使われ、ソーダに近い風味のものが多い。
水(すい):砂糖水(さとうすい)を略して水と言い、砂糖を煮詰めて作る無色のガムシロップをかけたもの。「氷水(こおりすい)」・「みぞれ」・「せんじ」・「甘露(かんろ)」と呼ばれることがある。
マンゴーシロップ:橙色・黄色のシロップ
オレンジシロップ:橙色のシロップ
レインボー:いろんな色のシロップをかけた多色のもの。
濃縮乳酸菌飲料:カルピスなどの濃縮液。地域によってはそのまま「カルピス」と呼ばれることがある。
コーヒー:濃く淹れたコーヒー。シロップや加糖練乳とともにかける。
黒蜜:黒糖を湯で溶かしたもの。台湾のかき氷では一般的。
加糖練乳:コンデンスミルク、単独でかけるよりもトッピングにされることが多い。
梅酒:大人向け
イチゴシロップなどは、無果汁で着色料で色を付けたものがほとんどだが、果汁や果肉を混ぜたものも一部には存在する。


<アイスクリーム>
かき氷の上のトッピングとしてアイスクリームを乗せる場合もある。
 
<宇治金時(うじきんとき)>
銘茶として名高い宇治茶を連想させる抹茶に砂糖と水を加え、茶筅で泡立てたシロップをかき氷にかけ、アズキの別称の金時(きんとき)を載せたもの。つぶ餡のばあいは、抹茶の上に載せるようにかけ、漉し餡の場合はボール状にして添えることが多い。下部に埋設することもあり、この場合単なる宇治氷と区別がつかない。金時のアズキ色とかき氷の白、抹茶の緑の対比をさせるためにアズキの上に抹茶をかけることはない。勿論、宇治だけのものもある(抹茶だけ)、また、宇治にミルクをかけたものを「宇治時雨」と呼ぶことがある。組み合わせのバリエーションは相当考えられる。
<氷小豆(こおりあずき)>
前記、水をシロップとしてアズキを載せたもの。
<酢だまり氷(すだまりごおり)>
山形県山辺町周辺に伝わる酢醤油(酢溜まり)をかけた氷。イチゴシロップなどとともにかけられる。第二次世界大戦後の貧しい時期に、シロップなどが手に入らず何もかけないかき氷が食べられていた。その頃にところてんなどに用いられていた酢醤油をかけ始めたとされる。
<あかふく氷(あかふくごおり)>
伊勢路の夏の風物詩の一つ。かき氷に赤福ならではの餡と餅、抹茶仕立てのシロップをかけたもの。ほうじ茶が添えられる。1961年(昭和36年)7月に三重県の伊勢名物である赤福餅を「赤福アイス」の名称で氷菓として海水浴客に供したのが興りとされる。夏季には氷旗とは異なり赤福の赤い文字と青い氷の文字が書かれた看板が店先に置かれる。餡はこし餡で、餅については白玉団子より柔らかく、ゆでた後に搗いた餅が入っている。
<白くま(しろくま)>
発祥の鹿児島県、および九州でよく見られる名物氷菓。ミカンやパイナップルの缶詰などの果物を盛り込み、アズキを乗せ、練乳をかけたもの。この組み合わせでカップ入りの氷菓やアイスキャンディーも作られている。
<ぜんざい>
沖縄県の名物氷菓。アズキなどをシロップで煮たものの上にかき氷をかけている。しかし元来、「ぜんざい(善哉)」の語は関西などでつぶしあんの汁粉を指す。
<白雪(しらゆき)>
プレーンのかき氷。「プレーンはかき氷ではなくかち割りだ」とする人もいるが、中には愛好家もいる。
<雪くま(ゆきくま)>
夏の猛暑で知られる埼玉県熊谷市で、町おこしの一環として、地元の水を利用したかき氷を考案し、市内の飲食店でオリジナルかき氷を競作した。
 
<みかん氷・パイナップル氷>
横浜スタジアムで売られているかき氷。缶詰ミカンもしくは缶詰パイナップルを乗せ、その上に缶詰のシロップをかけただけの、シンプルなもの。
...』(Wikipedia)



かき氷の俳句:


・行列のできる媼のかき氷 島内美佳


・かき氷大平洋を眺めては 大林清子


・湧く雲の白さを盛りしかき氷 野路斉子


・かき氷父が一言ほめしこと 松永晃芳


・かき氷匙音立てて甘つたれ 大木あまり


・かき氷やはり二人は未然形 藤井基史



沖縄でのかき氷は、やはり「ぜんざい」だ。
しらたまに金時豆のぜんざいにたっぷりと氷が被せられ、黒蜜が掛けられている。
 小豆のぜんざいと違い、沖縄のぜんざいは金時豆。金時豆のこってりとした豆の味が口の中に広がる。この場面では主役は金時豆だ。甘い豆料理のようだ。次は、かき氷が主役、豆の味を洗い流すのに黒蜜のかき氷が丁度良い。
 沖縄ぜんざいは、たっぷりとしている。
オバアが食堂で気軽に出すぜんざいに行列ができたりする。
島内の句は、沖縄ぜんざいにぴったりだ。


かき氷は、思い出に繋がっている。
それも幸せな思い出に繋がっている。
かき氷には苦い思い出は似合わない。


どんなことで褒められたのか、そんなことはどうでも良い。
父が褒めてくれた思い出が甘いかき氷の中に詰まっている。
かき氷は思い出の味。


かき氷は一人で食べるのには似合わない。
家族で、二人で、友人と話しながら食べるもの。
甘ったれるのは勿論の事。
二人が未然形であろうと完了形であろうと、そんなことはどちらでも良い。
二人でが重要なのだ。
かき氷を一人ででは、思い出の創り様がない。



 

2011-07-13 (Wed)

2011/07/13 日記 泉

2011/07/13 日記 泉

2011/7/13 (水) 旧暦: 6月13日 祝日・節気: ---- 日出: 4時34分 日没: 18時58分 月出: 17時16分 月没: 2時13分 月齢: 11.75 干支: 己巳 (きし,つちのとみ) 六曜: 赤口 九星: 四緑木星今日の季語: 泉<!-- 柿田川の泉 -->( youtube 柿田川湧水公園 第2展望台 (Kakita River) )『泉(いずみ)は、水が湧き出る所。「湧泉(ゆうせん)」、「湧水」とも呼ぶ。人とのつながりについて説明する場合に「泉」という用...

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2011/7/13 (水) 旧暦: 6月13日 祝日・節気: ---- 日出: 4時34分 日没: 18時58分 月出: 17時16分 月没: 2時13分 月齢: 11.75 干支: 己巳 (きし,つちのとみ) 六曜: 赤口 九星: 四緑木星


今日の季語: 泉

<!-- 柿田川の泉 -->

( youtube 柿田川湧水公園 第2展望台 (Kakita River) )


『泉(いずみ)は、水が湧き出る所。「湧泉(ゆうせん)」、「湧水」とも呼ぶ。


人とのつながりについて説明する場合に「泉」という用語が使われ、物理的現象として説明する場合に「湧水」という用語が使われる事が多い。


水は人の生活に不可欠であることから、世界中で泉に関連して名づけられた地名は多い。 また、泉を御神体としてる寺院も多い。
』(Wikipedia)



泉の俳句:


・いのち短し泉のそばにいこひけり 野見山朱鳥


・おろがみて神の泉をすくひ飲む 山田健弘


・顔ゆれて血よりつめたく泉澄む 鷲谷七菜子


・胸冷ゆるまで湧泉の奥を見る 千代田葛彦


・泣きたがる男を捨てて満寿泉(ますいずみ) 水野真由美


・愛情は泉のごとし毛糸編む 山口波津女


オーバーヒートした心を冷ますには泉を見ることだ。
こんこんと湧き出る水は冷たく澄んで絶える時がない。
湧き上がり流れていく水に心の熱も一緒になって流れていく。


鷲谷も千代田も泉の効用を良く知って詠んでいる。


富山の名酒「満寿泉」も泉のように清冽な酒だ。
「泣きたがる男」など価値はない。
綺麗サッパリ捨てるにこしたことはない


手編みの編み物を送られる人は幸せものだ。
だが、贈る人へ湧き上がる愛を織り込んでいる人は、もっと幸せに違いない。



2011-07-12 (Tue)

2011/07/12 日記 滝

2011/07/12 日記 滝

2011/7/12 (火) 旧暦: 6月12日 祝日・節気: ---- 日出: 4時34分 日没: 18時58分 月出: 16時18分 月没: 1時17分 月齢: 10.75 干支: 戊辰 (ぼしん,つちのえたつ) 六曜: 大安 九星: 五黄土星今日の季語: 滝 (修行のすすめ より転載)『滝行(たきぎょう)とは滝に入って行う修行のことである。 文化密教や修験道、神道の修行方法の一つとして行われている。 武道団体では根性試しとして、テレビでは罰ゲームと...

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2011/7/12 (火) 旧暦: 6月12日 祝日・節気: ---- 日出: 4時34分 日没: 18時58分 月出: 16時18分 月没: 1時17分 月齢: 10.75 干支: 戊辰 (ぼしん,つちのえたつ) 六曜: 大安 九星: 五黄土星


今日の季語: 滝


 



(修行のすすめ より転載)


『滝行(たきぎょう)とは滝に入って行う修行のことである。


 文化
密教や修験道、神道の修行方法の一つとして行われている。 武道団体では根性試しとして、テレビでは罰ゲームとして行う場合がある。


 方法
色々な方法があるが、大きく分けて激しく流れる水の下に行く場合と、周辺にたまっている水につかる場合がある。


着替えを行う。服は白装束がよく使われる。
滝に向かって礼を行う。
気合を入れる、真言や経、祝詞を唱える。
滝の前に進み、身を水につける(水行)。
滝つぼに入り気合を入れる。はじめは冷たさや衝撃で苦しいがそれをこらえる。
徐々に苦しさが消えてゆき水に打たれる感覚だけが残る。
滝から出て体を拭き、身を暖める。


 意義
滝という激しい水の中では雑念が湧く余裕すらなくなる。精神統一が行いやすい。
自然と向き合い自然と一体化する体験を得る。
普通に強烈なマッサージをすると、発生した熱により筋肉を痛める可能性があるが、滝は冷やしながら行うので、マッサージ効果が高い。


 注意事項
自然の川には石や木など様々な物が流れている。当然、滝の上からそのような物が落下してくる可能性がある。
感覚が麻痺してくるため長時間行ってしまい身体を冷やす危険性がある。5分程度でも滝と一体化する効果は得られる。
経験豊富な指導者のもとで、行なうこと。』(Wikipedia)



滝の俳句:


・神にませばまこと美はし那智の滝 高濱虚子


・みなもとを白山にして滝太し 新田祐久


・ふり仰ぐ身に冷え冷えと滝の風 清水きよ子


・ふり仰ぐ滝奔騰の虹かけて 小林康治


・滝の上に水現れて落ちにけり 後藤夜半


・一瞬をためらひ落つる滝の水 鈴木恵美子


平年より2週間も早く始まった夏のために、毎日暑い。
滝の近くに行ってみたいと思う暑さだ。


滝の近くに漂う清涼感はクーラーの涼しさとは異なっている。
なにか精神的な物が滝の周辺にはあるような気がする。
滝行が行われるのはそのためだろう。


滝の近く、森林にはマイナスイオンが多い。
これが気持ち良さの原因だ言う。
別の人は、科学的には証明されていないという。


俳句とか修行にとって、問題は科学ではなく、気持ちが良いか、心が洗われるかだ。


虚子も新田も清水も小林も充分に心を洗っている。
後藤は科学者のように滝を観ているが、眼前の今に同化している。
鈴木は、飛瀑の中にやがて来る自分の死を観ているのだろうか。



 

2011-07-11 (Mon)

2011/07/11 日記 泡盛は季語

2011/07/11 日記 泡盛は季語

2011/7/11 (月) 旧暦: 6月11日 祝日・節気: ---- 日出: 4時33分 日没: 18時59分 月出: 15時15分 月没: 0時28分 月齢: 9.75 干支: 丁卯 (ていぼう,ひのとう) 六曜: 仏滅 九星: 六白金星今日の季語: 泡盛 『泡盛(あわもり)は、主としてインディカ米を原料として黒麹菌(アワモリコウジカビ)を用いた米麹である黒麹によって発酵させ、もろみを蒸留した琉球諸島産の蒸留酒である。乙類焼酎の一種。... 語源...

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2011/7/11 (月) 旧暦: 6月11日 祝日・節気: ---- 日出: 4時33分 日没: 18時59分 月出: 15時15分 月没: 0時28分 月齢: 9.75 干支: 丁卯 (ていぼう,ひのとう) 六曜: 仏滅 九星: 六白金星


今日の季語: 泡盛


 


『泡盛(あわもり)は、主としてインディカ米を原料として黒麹菌(アワモリコウジカビ)を用いた米麹である黒麹によって発酵させ、もろみを蒸留した琉球諸島産の蒸留酒である。乙類焼酎の一種。
...
 語源
『泡盛』の由来には2説がある。


1.かつては原料に粟を用いたことから。
2.蒸留の際、導管から垂れてくる泡盛が受壷に落ちる時、泡が盛り上がる状態を見て「泡盛る」となり、転じて『泡盛』となった。
というものである。そのうち、小泉武夫は2.を支持している。


実際、蒸留した酒を茶碗に入れて泡立たせ、徐々に水で薄めて泡が立たなくなるまでそれを繰り返すことによってアルコール度数を決定していた。これは、蒸留酒に含まれる高級アルコールなどの起泡性成分含量がアルコール度数にほぼ比例することによる。


 分類
酒税法上では乙類焼酎に分類される。政令ならびに財務省令によると、乙類焼酎のうち、「米こうじ(黒こうじ菌を用いたものに限る。)及び水を原料として発酵させたアルコール含有物を単式蒸留機により蒸留したもの(水以外の物品を加えたものを除く。)」については、酒類の種類(品目)の表示を「泡盛」とすることができるものとされている。なお、酒税法で乙類焼酎のアルコール度数は45%以下と定められているため、与那国島に特例で製造が認められているアルコール度数60%の銘柄は酒税法上「スピリッツ類 原料用アルコール」とされている。


 歴史
酒の蒸留技術は14世紀後半から15世紀頃にシャム国(現在のタイ)から琉球に伝えられた。それとともにタイ米、貯蔵用の甕などがもたらされ、現地の気候と、黒麹菌の導入などの改良により新たな蒸留酒、つまり泡盛が誕生したと考えられている。


1460年、第一尚氏王統の尚泰久王が朝鮮に使者を派遣し、このとき朝鮮国王・世祖に天竺酒を贈っている[2]。天竺酒の製法について、「桄榔樹の漿、焼きて酒を成す」[3]と記されているので、サトウヤシ(桄榔)を原料としたヤシ酒(蒸留酒)と考えられる。おそらくアラックのようなものだったのであろう。


また、1478年、朝鮮漂着民が沖縄本島の那覇での見聞として、清酒、濁酒、さらに南蛮酒があり、この南蛮酒の味は、朝鮮の焼酒のようであるとの記述がある[4]。


1534年、明の冊封使・陳侃が琉球に赴いたときの記録『陳侃使録』に、「南蛮(南番)酒」のことが記されており、この南蛮酒は暹羅(タイ)からもたらされたものであり、醸法は中国の露酒であると記されている[1]。


米を原料とした蒸留酒が沖縄でいつ造られるようになったのかは定かではないが、東恩納寛淳が「泡盛雑考」(1941年)等の論考で、タイの「ラオロン」が起源ではないかと推測して以来、この説が有力である。


泡盛は、15世紀から19世紀まで、奉納品として中国と日本に献上されていた。日本へは、島津氏を通して徳川幕府に献上されたが、公式には『徳川実紀・駿河記』の慶長17年(1612年)に『琉球酒』として登場する。その後、『焼酒』の名を経て寛文11年(1671年)以降、『泡盛』となって今に至る。


沖縄戦では多くの酒造場が被害を受け、終戦後には原料の米も食料用すら欠乏する状態で泡盛の製造ができなくなり、燃料用アルコールを飲む者までいたという。このため1946年、当時の沖縄民政府が米軍の許可を得て官営の酒造工場を設置した。米は使えないためチョコレートやソテツの澱粉が原料に用いられていた。1949年に民間の酒造場が認可され、泡盛造りも徐々に復興している。その過程で米軍が不要となり放出したビール瓶やウイスキー瓶に泡盛を詰めて販売したため、現在でもその名残で本来540mlである3合瓶が600mlになっていたり、ウイスキーの瓶に似た茶色の瓶に詰められた泡盛が存在する。


いわゆる「アメリカ世」ではビールやウイスキーが普及し、一時は数百あった泡盛の蔵元は大きく減った。近年は本土への販路拡大や質の高い古酒の生産などで盛り返しをはかっている。


2003年から泡盛のルーツとなったタイ産もち米焼酎の南蛮古酒が、現地タイのトータイネットワーク社から販売となり話題となっている。
...』(Wikipedia)



泡盛の俳句:


・泡盛やほどよき頃に島の唄 春田淳子


・大甕に泡盛醸す蔵涼し 近藤暁代


・泡盛にちゆらさんといふ言葉よき 後藤比奈夫


・贈られし泡盛に酔ひ君想ふ 小島昭夫


・届きたる甕の泡盛先ず試飲 岸はじめ



うかつだが泡盛が季語とは気づかなかった。
ウチナンチュの生活感覚では、毎日飲むものであり季節感はないだろうと漠然と考えていた。
 考えて見れば、日本酒も季語だから泡盛が季語であっても不思議はない。


本土の感覚では、泡盛が夏の季語であることは感じ易い。
このところのどう仕様も無い暑さ、食欲が落ち、喉が乾き飲み物が欲しくなる日。
 泡盛の水割りの後口の良さ、かすかに残る後口の苦さが喉をスッキリと蘇えらせる。ゴーヤーの酢の物を肴にすれば、苦味に助けられて食も進む。
 矢張り泡盛は夏の季語で良いのだ。


小島も岸も届いた泡盛をすぐ飲んでいる。
人を思い泡盛を楽しんでいる。
幸せな人達だ。
泡盛をいただくと思い入れが強いほど封を切ることが難しくなる。厄介なことに時を旧るごとに泡盛は熟成をしていく、思いも泡盛も熟成し続けるのだから、封を切ることは難しい。


だが、いつの日か思い切って飲む。
幸せを感じながら。



 

2011-07-10 (Sun)

2011/07/10 御礼

2011/07/10 御礼

gooブログでは、毎日アクセス状況のデータが判り、日曜日に過去1週間分の集計データが判る。昨日の週間データで、初めてアクセス順位が3桁になった。2011.07.03 ~ 2011.07.09 の週間データ閲覧数  17210 PV訪問者数 4526 IP順位   857 位  /  1606001ブログ 拙いブログを引き立てていただいた皆様に感謝申し上げる。最近、何か気ぜわしく記事を書き切れていない気もするが、これを励みに、書き切るように励みた...

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gooブログでは、毎日アクセス状況のデータが判り、日曜日に過去1週間分の集計データが判る。


昨日の週間データで、初めてアクセス順位が3桁になった。


2011.07.03 ~ 2011.07.09 の週間データ
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拙いブログを引き立てていただいた皆様に感謝申し上げる。


最近、何か気ぜわしく記事を書き切れていない気もするが、これを励みに、書き切るように励みたい。


今日は、日本にとっても素晴らしい日だった。
女子W杯で日本がドイツに勝った。
大会2連覇中のドイツのホームでの対戦で、細かくパスを回して、相手の攻撃には2人掛りで守り、ワンチャンスを活かして得点した。アウェイでの日本らしいこの戦いは賞賛に値する。


しかし、今日も暑い日だった。