SIGMA18-200の試写のために薔薇の花を撮りに出掛けた。紅葉も散る寒さになったこの季節、薔薇にも厳しい季節になった。春にはバラ園を包み込んでいた薔薇達も今では花を付けている株はまばらだ。先頃まで大きな花を付けていた株も、大きな蕾を付けているのだが、蕾は開かないまま花弁は萎れて茶色に変色している。このまま開くこと無く蕾たちは朽ちてしまうのだろうか。それとも小春日和に恵まれて最後の蕾を開くことが出来るのだ...
SIGMA18-200の試写のために薔薇の花を撮りに出掛けた。
紅葉も散る寒さになったこの季節、薔薇にも厳しい季節になった。
春にはバラ園を包み込んでいた薔薇達も今では花を付けている株はまばらだ。
先頃まで大きな花を付けていた株も、大きな蕾を付けているのだが、蕾は開かないまま花弁は萎れて茶色に変色している。このまま開くこと無く蕾たちは朽ちてしまうのだろうか。それとも小春日和に恵まれて最後の蕾を開くことが出来るのだろうか。
数少ない花を巡って、最後の出会いの姿をカメラに収めていく。
蕾を付けている株は少なく、付けていても萎れたまま立ちすくんでいる蕾が多い。
花を開いているものも数少ないが在る。だが、花びらの欠けたもの縁が寒さに変色したものが多く、完全は花の姿は数少ない。
萎れた花にも風情はあるが、このような季節に健気にも完全に咲いている花を見つけると、ご苦労さんと声を掛けてやるたくなる。
冬の日は陰るのが早い。
少し風の寒さが身体を縛りかけたかけたので帰ることにした。
展望台の下に近づくと、イギリスの薔薇のコーナーがある。
純白に近い薄桃色の可愛い花が数多く北風に揺れていた。
この時期にこんなに多くの花を付けている株は、スカボローフェアだった。
スカボローフェアは、春にも夏にも秋にも咲いていた。そして、今、季節は初冬だが、まだ健気にも咲いてくれている。
可憐な花だが身を小さくして寒い風に耐えているのか、外側の花弁も他の株のように茶色く変色したりしては居ない。
花の姿を写真に収めたが、北風に揺れる姿は写真では撮り難い。
花だけ見ていれば春のようだが、風は冷たく、そのなかで揺れている情景は動画にするしか方法はない。
まだうろ覚えのNIKON D7000の操作を思い出しながら、頑張って北風に耐えて咲いているScarborough Fairを動画に収めた。
スカボローフェアは、知られているとおりSimon&Garfunkelの名曲である。
スカボローフェアと言う名前がつけられたこの薔薇は、イギリスのオースチン社によって2003年に作出されたそうで、まだ比較的新しい薔薇である。
スカボローフェアはSimon&Garfunkelが世界に広めた名曲だが、その原曲はイギリスの伝統的な民謡に拠っているそうだ。
この辺については以下のドナドナ研究室「スカボロフェアの謎」に詳しい。
http://www.worldfolksong.com/closeup/scarborough/page1.htm
イギリス民謡のバラドについては、以下のWikipediaを参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2
家に帰って動画を見てみると、初めての動画にしては、Scarborough Fairが美しく画面に揺れていた。
動画にSimon&Garfunkelの曲を付け加えて、MPEGのファイルを作成した。
このMPEGをMP4に変換し、YoutubeにUPしたものが以下である。
【歌詞と和訳】
ドナドナ研究室より歌詞と和訳を転載させていただく。
『
Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
For once she was a true love of mine.
スカボローの市へ行くのですか?
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
そこに住むある人によろしく言ってください
彼女はかつての私の恋人だったから
Have her make me a cambric shirt
Parsley, sage, rosemary and thyme
Without a seam or fine needle work
And then she'll be a true love of mine.
ケンブリックのシャツを彼女に作ってもらってください
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
縫い目も残さず針も使わずに
そうしたら彼女は私の恋人
Have her wash it in yonder dry well
Parsley, sage, rosemary and thyme
Where ne'er a drop of water e'er fell
And then she'll be a true love of mine.
あの涸れた井戸でそれを洗ってもらってください
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
そこは一滴の水もなく雨も降らない
そうしたら彼女は私の恋人
Have her find me an acre of land
Parsley, sage, rosemary and thyme
Between the sea and over the sand
And then she'll be a true love of mine.
1エーカーの土地を彼女に見つけてもらってください
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
海と岸辺の間にある土地を
そうしたら彼女は私の恋人
』
Simon&Garfunkelのスカボロフェアはベトナム戦争への反戦歌として世の中に受け入れられた側面がある。
それは、詠唱バージョンに含まれている。
これも、ドナドナ研究室より転載させていただく。
『
Tell her to find me an acre of land
(On the side of a hill a sprinking of leaves)
丘に舞い散る落ち葉が
Parsley, sage, rosemary and thyme
(Washes the grave with silvery tears)
銀色の涙で墓石を洗い
Between the salt water and the sea strands
(A soldier cleans and polishes a gun)
一人の兵士が銃を磨く
Then she'll be a true love of mine
Tell her to reap it with a sickle of leather
(War bellows blazing in scarlet battalions)
戦いの吹子が深紅の大軍を焚き付け
Parsley, sage, rosemary and thyme
(Generals order their soldiers to kill)
将軍は兵士達に命じる、「殺せ」と
And gather it all in a bunch of heather
(And to fight for a cause they've long ago forgotten)
そして彼らですら遠い昔に忘れ去った理由のために戦えと
Then she'll be a true love of mine
』
()部分が詠唱である。
【楽屋話】
gooブログに動画をアップするのは初めてだった。
初めて初体験につきものの右往左往があったので、これから始められる人の参考になるかもしれないので書いておく。
Gooブログは、画像と動画をアップすることが出来る。
最初この道を歩んだ。
gooにアップできる動画の形式は、3GPのみである。
作成したMPEG2を変換ソフトBatchDOOを使って、3PGを作成してUPしたが、失敗する。
3度失敗して、どうやら画像サイズに制約がある様だ。調べてみるとサイズは2MBまでだった。
それなら、UPするときにサイズオーバーの表示を出して止めてほしいものだ。最後まで行って駄目というのではつれない話だ。
残りの道は、YoutubeとClipLifeにUPして、ブログページからブログパーツを使って、見るようにすることが出来る。
まず、Youtube。
YoutubeはMPEG2もUPできる。
MPEG2は200MB強のサイズだ。UPを始めると53分かかった。その挙句、原因不明の理由で失敗しましたの表示。
何回もやり直しをさせられては、数時間の作業になるので、撤退。
次は、ClipLife。
先ずは、ユーザー登録から始まなければならない。
すべて登録して、さあUPしようとすると、初回の認証作業ではねられる。
何度もはねられる方はgooブログまでご連絡をと表示されるだけだ。
IEの設定、プライバシー、cookieなどを設定してみたが、問題は解決せず。
再び、youtubeに戻る。
今度は、MPEG2ファイルを、BatchDOOを使ってMP4のサイズに変換した。
MP4にしたらサイズは約半分の100MB強になった。これでUP時間も短縮されるはずだ。
これでやってみたら、YoutubeにUPできた。
Youtubeで見ることが出来ることを確認した。
Gooブログの編集画面に戻り、youtubeのブログパーツを用いて、埋め込みコードを変換し、ブログのページエディターに貼りつけた。
やれやれ、これで漸くゴールである。
改めて動画の処理は、重いことを実感した右往左往であった。