2010/7/31 (土) 旧暦: 6月20日 日出: 4時47分 日没: 18時46分 月出: 21時03分 月没: 9時19分 月齢: 19.31 壬午 (じんご,みずのえうま) 六曜: 先勝 九星: 九紫火星 選日: 一粒万倍日、三隣亡今日の季語: 風蘭(ふうらん) (ベランダ オーキッド ナーセリー より転載)『フウラン(風蘭、富貴蘭)は、日本原産のラン科植物のひとつで、着生植物である。 特徴フウ...
2010/7/31 (土) 旧暦: 6月20日 日出: 4時47分 日没: 18時46分 月出: 21時03分 月没: 9時19分 月齢: 19.31 壬午 (じんご,みずのえうま) 六曜: 先勝 九星: 九紫火星 選日: 一粒万倍日、三隣亡
今日の季語: 風蘭(ふうらん)
(ベランダ オーキッド ナーセリー より転載)
『フウラン(風蘭、富貴蘭)は、日本原産のラン科植物のひとつで、着生植物である。
特徴
フウラン(Neofinetia falcata (Thumb.))は、単子葉植物ラン科に属する、着生植物である。花が美しく、香りもよく、観賞用に栽培される。また、園芸品種もある。野生では絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)。
茎は短く直立し、隙間なく葉をつける。葉は細くて硬く、先端がとがっている。断面が三角になるほど分厚く、上面の中央には主脈に沿って溝がある。葉の基部は茎を抱く形になり、茎より少し上に関節があって、古い葉は基部を茎に残して脱落する。したがって、古い茎は葉鞘に包まれた状態になる。根は茎ほどに太く、葉鞘を突き破って出てくる。表面は白く、先端だけが生っぽい色になる。根元の茎から新芽を出して、次第に株立ちとなり、人間の頭ほどの群落が作られる場合もある。
ただし、成長はなかなかに遅い。年間に生じる葉は一本の茎について2-3枚程度。個々の葉は数年の寿命がある。
初夏に花を咲かせる。花はよい香りがする。 花茎は、茎の基部の方の葉の間から出てそれぞれに3-5個の花が出る。花茎からはさらに長い子房がのび、花はその先につくので、葉よりもかなり上の方で花が咲く。花は純白か、わずかに赤紫を帯びるのが普通。五弁はやや細目の倒卵形で、反り返る。唇弁は前に突き出し、少し三つに割れる。花の下には距があるが、非常に長く、下に向かって垂れながら曲がって、最後は前を向く。一つの株では、往々にして、ほとんどの花が同じ方向を向いて咲くので、非常に印象的である。
本州中部以南から琉球列島にわたる地域で、大きな木の上などに着生している。
利用
シノブ玉や庭木につけるなどの形で、観賞用に栽培される。また、江戸時代より、葉変わりや斑入りのものを選別・命名して栽培することが行われてきた。現在も多くの品種があり、それらを富貴蘭と呼んで、東洋ランの一つとされる。近縁の単茎性の洋ラン(バンダなど)に、耐寒性を与えるために交配親として使われることも多い。』(Wikipedia)
風蘭の俳句:
・来る人に風蘭おろす軒端かな 池西言水
・風蘭や越にひとりの友が軒 加舎白雄
・香に顕ちて風蘭白き風となる 穂坂日出子
・風蘭のむらさきうすく雨催ふ 角田不説
・風蘭の花白し細しすがしき 甲田鐘一路
・風蘭咲くつかず離れず子と暮し 長谷川秋子
風蘭は、日本原産の蘭だそうだ。
言われてみれば、そんな気がする。
鮮やかで華やかな、時にはけばけばしくオドロオドロシくさえある蘭が多い中、風蘭は清楚で可憐だ。
日本人の心情・嗜好に合った花。
江戸の人々も愛し、句に詠んできた。
言水と白雄の句は、白雄が越の国の言水を尋ねた時の句のように符節があっているが、そうではないようだ。
池西言水の生年は、1650-1722であり、加舎白雄は1738-1791である。現し世では、二人が会っている事はない。
だが、江戸の人は客人を迎えるのに、風蘭をソっと迎えさせたのだろう。
長谷川の句は、風に揺られながらも、ベタベタせず清楚でキッパリと咲いている風蘭の姿に、自らの老いの心情を重ねたのだろう。
はじめまして、ハッチと申します。
素敵なカキ氷のお写真を当ブログにて使わせていただきました。(問題等ありましたら当ブログにコメントくださいませ m(_ _)m )
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