2009年04月 - 菜花亭日乗
fc2ブログ

菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

Top Page › Archive - 2009年04月
2009-04-30 (Thu)

2009/04/30 日記 荷風忌

2009/04/30 日記 荷風忌

2009/4/30(木) 旧暦:4月6日 日出:4時50分 日没:18時26分 月出:9時02分 月没:23時56分 月齢:4.98乙巳(いつし,きのとみ) 六曜:先負 九星:三碧木星 選日:今日の花: 鈴蘭(すずらん)、君影草(きみかげそう) (朱丸のいつもはじめ より転載)『スズラン(鈴蘭)とはユリ科(APG植物分類体系ではスズラン科)スズラン属に属する多年草の総称である。君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり...

… 続きを読む

2009/4/30(木) 旧暦:4月6日 日出:4時50分 日没:18時26分 月出:9時02分 月没:23時56分 月齢:4.98乙巳(いつし,きのとみ) 六曜:先負 九星:三碧木星 選日:



今日の花: 鈴蘭(すずらん)、君影草(きみかげそう)


 



(朱丸のいつもはじめ より転載)


『スズラン(鈴蘭)とはユリ科(APG植物分類体系ではスズラン科)スズラン属に属する多年草の総称である。君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)の別名もある。


 特徴
小型の多年草。地下茎は横に這い、地上に茎を伸ばす。葉鞘の筒が直立し、その先端から楕円形の葉が2枚くらい展開する。葉は緑色で柔らかく、わずかに粉を吹く。春から初夏(日本本州では3?5月)にかけて芳香のある鈴のような白い花を複数個、葉の下側に隠れるようにつける。「鈴蘭」という和名はこのベルを下げたような花形に由来する。


学名の「Convallaria」はラテン語の「convallis(谷)」「leirion (ユリ)」が語源で、英語でも「lily of the valley(谷間の百合)」と呼ばれる。


フランスでは5月1日をスズランの日とも呼び、好きな人やお世話になっている人へスズランを贈り、スズランを贈られた人は幸せになるといわれている。


 毒性
強心配糖体のコンバラトキシン (convallatoxin)、コンバラマリン (convallamarin)、コンバロシド (convalloside) などを含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。


摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの中毒症状を起こし、重症の場合は死に至る。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、これらを誤飲して死亡した例もある。


スズラン属の日本在来種はConvallaria keiskeiのみであり、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。


観賞用に栽培されているものの多くはヨーロッパ原産のドイツスズラン(C. majalis)である。日本に野生するスズランと比べると大型で、花の香りが強い。またスズランの花茎が葉より短いのに比べ、ドイツスズランは花茎が葉と同じ長さかそれ以上に伸びる。花色は白が普通だが桃、紅などもあり、葉に斑(縞)の入った品種もある。


なお、エゾスズラン(Epipactis papillosa)は別目のラン目ラン科の植物である。』(Wikipedia)


 



鈴蘭の俳句:



 ・鈴蘭の卓や大きな皿に菓子 高浜虚子



 ・すゞらんに憩ひ雄阿寒まのあたり 高浜年尾



 ・鈴蘭の鈴の洋風なりしこと 後藤夜半



 ・鈴蘭の香強く牀に置きがたし 飯田蛇笏



 ・束で持ち鈴蘭の花こぼしゆく 松崎鉄之介


 



1959年(昭和34年)4月30日は、永井荷風の忌日。
荷風は、漢学の素養と米仏の留学体験を背景とした日本趣味に生きた。莫大な父の遺産により蕩児として暮らしたが、一面ケチであった。


若年・壮年は女性に囲まれて華やかであったが、死の直前は寂しい生活であった。自宅に近い「大黒屋」に死の前日まで通い、熱燗一本にカツ丼を必ず注文していた。
 その死は、今流行の孤独死であった。
 彼は自覚した人であった。妻子・家庭を持たず個の人として生き通した。孤独な死であったが、色道を極め得て到達した地点と云うべきか。



新型インフルエンザで世の中が騒がしいが、今日で4月は終わる。
五月は五月晴れのつきになるだろうか。


 

2009-04-29 (Wed)

2009/04/29 日記 昭和の日

2009/04/29 日記 昭和の日

2009/4/29(水) 旧暦:4月5日昭和の日 日出:4時51分 日没:18時25分 月出:7時53分 月没:23時08分 月齢:3.98甲辰(こうしん,きのえたつ) 六曜:友引 九星:二黒土星 選日:今日の花: 躑躅 (つつじ)      大紫躑躅 (おおむらさきつつじ)、蓮華躑躅、      雲仙躑躅  (Deep City 横須賀 より転載)『ツツジ(躑躅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(#ツツジ属参照)の植物の総...

… 続きを読む


2009/4/29(水) 旧暦:4月5日昭和の日 日出:4時51分 日没:18時25分 月出:7時53分 月没:23時08分 月齢:3.98甲辰(こうしん,きのえたつ) 六曜:友引 九星:二黒土星 選日:



今日の花: 躑躅 (つつじ)
      大紫躑躅 (おおむらさきつつじ)、蓮華躑躅、
      雲仙躑躅


 





 
(Deep City 横須賀 より転載)


『ツツジ(躑躅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(#ツツジ属参照)の植物の総称である。ただし、日本ではこの中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲとを古くから分けて呼んでおり、これらはしばしば学術的な分類とは食い違う。最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定されている。


 特徴
ツツジ属の植物はおおむね、常緑若しくは落葉性の低木から高木で、葉は常緑または落葉性で、互生、果実は花である。4月から5月の春先にかけて、漏斗型の特徴的な形の花(先端が五裂している)を数個、枝先につける。


 ツツジ属
ピンクのツツジ
白色のツツジ
赤色のツツジ
野生のツツジツツジ属 (Rhododendron) は大きくヒカゲツツジ亜属とツツジ亜属に分類されるが、便宜上落葉性のツツジ類と常緑のシャクナゲ類とに分類される。日本で「シャクナゲ」と呼ばれるものはホンシャクナゲの仲間に限られ、常緑であってもそれ以外の殆どは「シャクナゲ」とは呼ばない。ツツジは日本では古くから園芸品種として、交配され美しい品種がたくさん生まれた。中でもキリシマツツジとサタツツジをかけ合わせて生まれた、クルメツツジはその代表で、種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻である。ヒラドツツジも日本全国でよく見られ、花も大きく街路樹としてもたくさん植栽されている。
...』(Wikipedia)



躑躅の俳句:



 ・躑躅いけて其陰に干鱈(ひだら)さく女 芭蕉



 ・塔見えて躑躅燃えたつ山路かな 阿波野青畝



 ・風つよしつゝじの花の吹き溜り 高野素十



 ・もりもりと生きる証の赤ツツジ 戸田みどり



 ・躑躅赫し愛より強き言葉欲し 清水芳堂


 


今日は、祝日。昭和の日である。
昭和の日の呼称は、何度か変わって来た。
1989年 - 2006年は、みどりの日であった。
1949年 - 1988年は、天皇誕生日であった。
1927年 - 1948年は、天長節であった。
呼び方には時代背景が重なっている。
今日を何の日と呼ぶかは、その人の生きた時代による。



 

2009-04-29 (Wed)

2009/04/29 第15回 割烹安兵衛日本酒を楽しむ会(その1)

2009/04/29 第15回 割烹安兵衛日本酒を楽しむ会(その1)

第15回 割烹安兵衛日本酒を楽しむ会 -ワイングラスで楽しむ吟醸酒-に参加した。日時:平成21年 4月29日(水・祝)     13:30~16:30場所: 割烹 安兵衛    〒456-0062 名古屋市熱田区大宝三丁目7番6号電話:052-681-2853URL::  http://www1.odn.ne.jp/yasubei/地下鉄日比野駅から地上に出ると春日和である。春秋の良いお天気の日、昼間からいただく日本酒は、何か後ろめたさもある...

… 続きを読む


第15回 割烹安兵衛日本酒を楽しむ会
 -ワイングラスで楽しむ吟醸酒-
に参加した。


日時:平成21年 4月29日(水・祝) 
    13:30~16:30
場所: 割烹 安兵衛 
   〒456-0062 名古屋市熱田区大宝三丁目7番6号
電話:052-681-2853
URL:: 
http://www1.odn.ne.jp/yasubei/



地下鉄日比野駅から地上に出ると春日和である。
春秋の良いお天気の日、昼間からいただく日本酒は、何か後ろめたさもあるがそれ以上に美味しい。 今日もそんな日になりそうだ。
 目印の花屋の通りを入ると、幹線道路か一筋裏にはいるので、誰も人がいない。のんびりとした春の街が前方に広がっている。


開始15分前に着くと、すでに5名程の参加者が着座していた。席数からすると20名位の参加者だ。
 指定された席に座ると、右となりには鯨波(恵那醸造)の長瀬蔵元が着座しておられた。氏には26日の岐阜の会でお会いしたばかりである。
 今日の参加者には、名古屋で有名な酒販店の若大将が二人参加しておられた。


机の上には普通のガラスの利き猪口の他にワイングラスが用意されている。今日のテーマは、ワイングラスで楽しむ吟醸酒なのである。
 先日、安兵衛で開催された九平次の垂直飲みの会の時、香りを確かめる為に自宅のワイングラスを嵩張るが持参したところ、テーブルに用意されているのを見て、細やかな配慮に感心したことを思い出した。
 吟醸酒は香りを楽しむもの。日本酒の香りが料理の邪魔をするという人がいるが、吟醸酒は香りを楽しむもの。料理とは別に楽しむものと思う。


 割烹安兵衛の会は、日本酒も勿論吟味されたものだが、料理も季節感があり、趣向のあるものが出されるので楽しみである。受付時に受け取ったお酒のリストと料理の品書きを見ていると、どんな事になるのか楽しくなる。
 定刻が迫り、参加者が揃うと半数は、若い女性である。最近、日本酒の世界に足を運ぶ女性が増えている。ワイン&チーズが好きな女性は、味わいに拘る人達だが、この様な会の参加者は味の分かる人が多い。日本酒の香り、味の広さ深さは彼女たちの関心を引きつけているようだ。



【出品酒】
出品されたのは、9銘柄である。
個人的な印象を、以下に書いてみる。


①鯨波 純米吟醸 無濾過生原酒 20BY
 吟醸香高い。甘い入り口、滑らかな酸の後、中盤から苦味・辛味が続く。酸とパンチのあるメリハリの利いた無濾過生原酒らしい世界。後口は癖はなく良い。


②鯨波 純米吟醸 おりがらみ 無濾過生原酒 20BY
 ①とスペックは同じでタンク違い、上槽が①は1月②は3月との説明があった。おりがらみで上槽後、①とは違い、おりびきをせずに出荷するもの。
 印象は①と相当異なる。立ち香は穏やかになる。甘味がベースだがまろやかなバランスの取れた味の厚みがある。苦味・辛味は少なくまったりとして穏やかである。後口も癖がない。
 無濾過生原酒は、音質で云えばドンシャリでメリハリはあるが中域の厚みがないものが多いが、これはそうではない穏やかで上品である。
 うすにごりをワイングラスに注ぎ、落ち着いた音楽を肴にして楽しむ事が出来る酒だ。


 




③鯨波 純米 五百万石 無濾過生原酒 20BY
 立ち香は、甘い苺の香りがする。ワイングラスではこれができる良さがある。入り口は軽く、酸はスッキリしているが、中盤から辛味があり、終わりにかけて次第に重くなる。下さがりの味わいの印象。
 冷やで苺の香りを楽しむのも良いが、温度を少し上げるか燗を付けるかして中盤のふくらみ増した方がよいかも知れない。



鯨波3種の評価はバランス良く分かれたようだ。右奥の女性グループは①、筆者と隣の女性の方は②、蔵元さんは③が好きとの話だった。
 好みが1種に集中したら面白くない。上手く票が別れれば酒も喜ぶというもの。



④奥能登の白菊 純米吟醸無濾過生20BY
 立ち香あり。入り口甘く、フルーティな生き生きした酸である。味のバランスは取れている。苦味はあるが底に抑えられている。後口の癖もない。今日の出品酒の中では、ワインと通じるところのあるこの酒は女性に好評だった。


⑤文佳人 純米吟醸リズール 新酒20BY
 立ち香はあまり感じない。スッキリとしたバランスの取れた偏りのない味わい。飲み手に変な媚びを示さない世界を持っている。適温の幅も広そうで、燗を付ければ別の世界が広がりそうだ。
 安兵衛店主お薦めのお酒である。飲み処には使いやすい酒だそうである。
 筆者の印象では、確かに三千盛のように食中酒として幅の広い適応力を持っているように感じる。


⑥而今 特別純米 生 9号酵母 20BY
 立ち香はあるが、飲み始める前に僅かに生臭い様な香りを感じたが、料理の影響があったのかも知れない。甘い入り口の後、酸味系の味、シュワシュワとした発泡感がある。後口は辛味系である。


⑦小左衛門 純米大吟醸35% 攻め採り 無濾過生19BY
 立ち香はあまり感じない。スッキリとした入り口にバランスの取れた味だが、広がりのある世界ではない。酸のふくらみはあるが真ん中に固まる印象がする。苦味はなく、後口は軽い辛味系だが、癖はない。
 純米大吟醸だがもう少し温度を上げた方がよいかも知れない。


⑧義侠 純米吟醸 生 750kg50% H16年度仕込15号 東条産山田錦
 平成16年の生酒であるが、熟成香とか老香とか全く感じない。立ち香があり、鼻をくすぐる香りがある。滑らかな舌触り丸い味わいである。終盤までバランス良いが後口がやや重く、残るものがある。後口の味としては辛味系。
 「生は熟成には厳しい」が通説だが、この義侠を飲む限り、生の熟成酒の可能性はあると言える。


 




⑨大英勇 長期熟成純米吟醸 山田錦50% 平成6年度醸造
 立ち香には軽い熟成香があるが、老香はない。落ち着いた味わいであるが、酸の味は残っている。味わいのスピードは速く終盤になると軽い辛味がある。後口は苦味系。後口は長期熟成酒にしてはやや重い。

 




 14年前の長期熟成酒である。こうした酒は出会えた事が一つの価値である。



筆者の独断の好みで云えば、新酒では無濾過生原酒のイメージを覆す穏やかなバランスの良さがある②の鯨波 おりがらみ。非新酒で今が盛りの⑧義侠 純米吟醸 生が印象に残った。



 

あんこう辺">
ワイングラス * by あんこう辺
いつもありがとうございます。

今回は、鯨波や奥能登の白菊の爽やかさと、義侠の熟感の対比が面白かったです。

実力のある蔵の吟醸は、含み香と味のバランスが素晴らしく、食中酒として十分に楽しめるものになっている、とあらためて思いました。

食事中に香り系は合わないと言って嫌うような時代は、もう終わっていると思うのです。

事後報告で申し訳ありません。拙ブログ文中にリンク張らせて頂きました。
これからもよろしくお願いします。

日本酒用グラス * by 笑山
吟醸酒の香りにはワイングラス風のグラスが矢張りいいですね。

RIEDELの日本酒用グラスまだ購入してませんが、腰の高い「ヴィノム 大吟醸グラス」が良さそうですが、やや肩が凝るかな、「オー大吟醸」の方が使いやすいかな。で迷います。
正解は、「両方買う」でしょうか。

2009-04-29 (Wed)

2009/04/29 第15回 割烹安兵衛日本酒を楽しむ会(その2)

2009/04/29 第15回 割烹安兵衛日本酒を楽しむ会(その2)

【お料理】この会の楽しみの2本目の柱お料理。①前菜六種  左上から ・鮟鱇の袋肝和え ・芹胡麻和え ・天然とら河豚鉄皮の紅葉おろし添え ・もずく酢 ・天然真鯛真子の玉子寄せ ・稚鮎南蛮漬け 前にも書いた事があるが、趣向が凝らされた前菜は楽しい。特にお酒に合うように工夫された前菜は、酒を忘れてしまう事になる。 それぞれ美味しかったが、印象を書くと ・鮟鱇の袋肝和え   口に入れると、鮟鱇の肝のまっ...

… 続きを読む


【お料理】
この会の楽しみの2本目の柱お料理。


①前菜六種


 




 左上から
 ・鮟鱇の袋肝和え
 ・芹胡麻和え
 ・天然とら河豚鉄皮の紅葉おろし添え
 ・もずく酢
 ・天然真鯛真子の玉子寄せ
 ・稚鮎南蛮漬け


 前にも書いた事があるが、趣向が凝らされた前菜は楽しい。特にお酒に合うように工夫された前菜は、酒を忘れてしまう事になる。
 それぞれ美味しかったが、印象を書くと
 ・鮟鱇の袋肝和え
   口に入れると、鮟鱇の肝のまったりとした舌触りが口に広がり、次に袋のモチモチとしているが餅のようではなく次にシコシコに変わる表現の難しい食感を楽しんだ後、後口に鮟鱇の肝の味香が残る。これは美味しい。前菜で終えてしまうのは惜しいので、熟成酒が登場するまで皿からはずして残しておく事にした。
 これは正解だった。義侠にも大英勇にもよくあった。特に大英勇との相性は良かった。


 ・芹胡麻和え
  芹のシャキシャキとした食感と胡麻の丸味。仄かな春菜の苦味が吟醸酒にも合う。


 ・天然とら河豚鉄皮の紅葉おろし添え
  モチモチとした河豚鉄皮の食感の楽しみ。


 ・もずく酢
  磯臭さが苦手な筆者にも新鮮なもずくの旨さは分かる。


 ・天然真鯛真子の玉子寄せ
  鱈とか飛び魚とかと違って鯛の真子は粒が細かいのかプチプチとした食感はない、玉子の引き立て役。


 ・稚鮎南蛮漬け
  南蛮漬け・マリネの大好きな筆者にはうれしい前菜。大きさが丁度良く、頭からすべて柔らかく、穏やかな酢の味が口に広がって、日本酒の肴としては最上。これならば、吟醸酒の肴にしても邪魔にはならない。




②お造り
 



天然生鮪、黒鯛の昆布〆、わかめ。
生鮪は味の濃さがあり、鯛は一仕事加えた旨味。
若布も美味しかった。


③汁
 




本鮪のつみれ、豆腐、長葱、三つ葉
つみれには葱か何か薬味が入っていた。
汁も毎回楽しみである。




④変わり鉢
 




豚ばら肉のあぶら味噌、筍、たらの芽
筍は春の食感。たらの芽はほろほろとした食感にほろ苦い春の山菜の味。




⑤揚げ物
 




鮟鱇の唐揚げ、青唐、レモン
鮟鱇の唐揚げは初体験。3つ唐揚げがあったが、それぞれ変わった味わいだった。
 真ん中のものは骨が見えていたので唐揚げだし、そのままいけるかと思ったがそうはいかなかった。鮟鱇の骨は硬い。どうやら、肋骨の間のゼラチンのようなものを食べるらしい。分解して口に入れると、モチモチとしているが表面はカリカリとして微妙な食感。
 左は肉と軟骨のようなものが同居。
 右は鮟鱇の肉。意外にあっさりとしている。




⑤酢の物
 




とり貝ぬた、細葱、独活(うど)
ぬたは白味噌が多いが、名古屋はやはり赤味噌。
新鮮なとり貝のシャリシャリとした食感は。
細葱 白ネギはシャキシャキ、葉葱がザクリの食感。
独活は、さっぱりコリコリの食感。
食感は大事だ。




⑥留め
 




たけのこの炊き込みご飯、あさりの赤だし
春らしい柔らかな素直な筍のご飯は、季節のもの。



楽しい時間はいつもの通り矢のように過ぎ去る。
もう終わりの時間になってしまった。
店主にお礼を言って外に出ると、まだ日は高い。
先に出た人達は、道路に止まり話している。
常連の有名酒販店のO氏が乗ってきた自転車を中心に話している。店主もそうだが日本酒と自転車で結ばれている人達がいる。この人達の自転車は、数十万する代物で、ギヤ18段だそうである。




快い千鳥足で、春宵に向かう街を歩いた。歩いている内に、地下鉄に乗り真っ直ぐ帰るつもりだったが、快い時間がもったいないので千鳥足をもう少し楽しむ事にした。


大須の商店街はまだ人が多かった。
PCパーツの店を何店か見て回り、DVD-Rのメディアとケース冷却ファンとCPUクーラーを買った。
 CPUクーラーの取り付けは大作業だが、これから連休、時間はある。夏に向けてPCの環境を涼しくしてあげよう。


まだ酔いの醒めていない脚に大きな手提げ袋とバックはお荷物だが、まだまだ快い世界からは抜けていない。


今日も良い日だった。



 

あんこう辺">
いつもありがとうございます * by あんこう辺
菜花亭さんはじめ紳士淑女な参加者のおかげで、いつも楽しい空気が出来上がるせいでしょうか、お酒の減り具合の割りに「虎」が出ないので会を続けていく上でおおいに助かっています。

またよろしくお願いします。

ごちそうさまでした。 * by 笑山
この会は、日本酒、お料理、空間、参加者の4拍子が揃って気持ちの良い会です。

日本酒は楽しくいただくもので、殊更しめやかに飲む必要はないですが、大声で一人騒いでいるのは嫌ですね。女性でなくても男でも嫌です。

目の前の杜氏の汗の雫であるお酒と心のこもった料理に感謝しながら、縁あって出逢った人と楽しく言葉を交わすのは一人酒には無い宴の賜ですね。

磯自慢の企画楽しみにしてます。

2009-04-28 (Tue)

2009/04/28 日記 河村新名古屋市長初登庁

2009/04/28 日記 河村新名古屋市長初登庁

2009/4/28(火) 旧暦:4月4日 日出:4時52分 日没:18時24分 月出:6時49分 月没:22時10分 月齢:2.98癸卯(きぼう,みずのとう) 六曜:先勝 九星:一白水星 選日:一粒万倍日、不成就日今日の花: 藤の花 (TOKYO LIFE(After Sunrise より転載) (花だより より転載)『フジ(藤)は、マメ科のつる性の落葉木本であるフジ属の総称であり、またその中の1種の種名でもある。4-5月に淡紫色または白色の花を房状...

… 続きを読む


2009/4/28(火) 旧暦:4月4日 日出:4時52分 日没:18時24分 月出:6時49分 月没:22時10分 月齢:2.98癸卯(きぼう,みずのとう) 六曜:先勝 九星:一白水星 選日:一粒万倍日、不成就日



今日の花: 藤の花


 



(TOKYO LIFE(After Sunrise より転載)


 



(花だより より転載)


『フジ(藤)は、マメ科のつる性の落葉木本であるフジ属の総称であり、またその中の1種の種名でもある。4-5月に淡紫色または白色の花を房状に垂れ下げて咲かせる。


フジ属は、日本、北アメリカ、東アジアに自生し、日本固有種としてはフジ(ノダフジ)とヤマフジの2種がある。このほか、中国でシナフジ、欧米でアメリカフジなども栽培されている。


異名に「さのかたのはな」、「むらさきぐさ」、「まつみぐさ」、「ふたきぐさ」、「まつなぐさ」などがある。
...
 日本のフジ
 「迫間のフジ(はさまのふじ)」(栃木県足利市・あしかがフラワーパーク。2006年5月撮影)
樹齢140年とされ、2008年5月現在、枝は畳1,200枚分の日本最大の面積に広がる
千葉県成東町・ヤマフジの大群落園芸植物としては、日本では藤棚に仕立てられることが多い。白い品種もある。つる性であるため、樹木の上部を覆って光合成を妨げるほか、幹を変形させ木材の商品価値を損ねる。このため、植林地など手入れの行き届いた人工林では、フジのツルは刈り取られる。これは、逆にいえば、手入れのされていない山林で多く見られるということである。近年、日本の山林でフジの花が咲いている風景が増えてきた要因としては、木材の価格が下落したことによる管理放棄や、藤蔓を使った細工(籠など)を作れる人が減少したことが挙げられる。


 種
フジ(ノダフジ)
一般的にフジといわれるのがこれである。山野に普通。木に巻きついて登り、樹冠に広がる。かなり太くなるツル性の木本である。花序は長くしだれて20-80cmに達する。蔓の巻き方は右巻き(上から見ると右回り)。花は紫。本州・四国・九州の温帯から暖帯に分布する。ノダフジ(野田藤)の名は、この種が植物学者の牧野富太郎により命名されるきっかけとなった、フジの名所であった大阪市福島区野田にちなんでいる。(同区玉川の春日神社には、野田の藤跡碑が建立されている)
ヤマフジ
他の木に巻きついて大きく成長する。花は淡紫。花序はフジに比較して短く、蔓は上から見ると左回り。本州西部・四国・九州(暖帯)の山地に自生する。鑑賞用に栽培することもある。
一才藤(いっさいふぢ)
園芸上の名称。樹高50cmくらいの、鉢植えや盆栽にして愉しむための一才物のフジ。花枝はしだれるが、支柱などは不要。
巻き方の用語は混乱している。右巻き、左巻きのページも見よ。


 食用・薬用
藤の成分には、ポリフェノールが含まれ、花粉症、動脈硬化、糖尿病、メタボリックなど、現代の生活習慣病の改善や体質改善に有効な働きをする。


つる:ポリフェノールが含まれ、攪拌した粉をクッキーやせんべいにする。
若芽:ゆでて和え物や炒め物
花:湯がいて三杯酢や天ぷら、塩漬けして「花茶」に用いる。
種子:ポリフェノールが含まれ、以前は食用にしていたが、花後に剪定すると、実にならないので、現在では入手が困難になりつつある。』(Wikipedia)



藤の花の俳句:



 ・草臥れて宿かる比(ころ)や藤の花 芭蕉



 ・立ち去ればまだ日は高し藤の花 蓼太



 ・藤棚の隅から見ゆるお江戸哉 一茶



 ・遠つ世へゆきたし睡し藤の昼 中村苑子



 ・女の心触れあうてゐて藤垂るる 桂信子



河村新名古屋市長が、バスに乗って初登庁、幹部会を公開にして報道陣の前で裏金問題の再調査を幹部に指示した。
 何ごとも最初が肝心、公約に沿った施策を矢継ぎ早に実施し、市民の支持応援を背景に、守旧派を振り切る事が必要だ。



 

2009-04-28 (Tue)

2009/04/28 豚インフルエンザ フェーズ4へ

2009/04/28 豚インフルエンザ フェーズ4へ

豚インフルエンザは感染が広がりつつある。パンデミックの方向に行くのだろうか。WHO(本部・ジュネーブ)は27日、世界の警戒水準(フェーズ)を現行の「3」から「4」に 引き上げた。 日本政府も、首相を本部長とする対策本部を設置した。 水際作戦を徹底する必要がある。韓国でもメキシコ旅行後に感染の疑いのある人が出た。アメリカでもカナダでもメキシコで感染している。メキシコ内での感染が終焉するまで旅行を制限す...

… 続きを読む


豚インフルエンザは感染が広がりつつある。
パンデミックの方向に行くのだろうか。


WHO(本部・ジュネーブ)は27日、世界の警戒水準(フェーズ)を現行の「3」から「4」に 引き上げた。
日本政府も、首相を本部長とする対策本部を設置した。
水際作戦を徹底する必要がある。


韓国でもメキシコ旅行後に感染の疑いのある人が出た。
アメリカでもカナダでもメキシコで感染している。
メキシコ内での感染が終焉するまで旅行を制限すべきだだろう。


『...疑い例では28日、東アジアで初めて韓国で報告された。同国の保健福祉家族省は28日午前、メキシコなどに旅行した市民3人に感染の可能性があり、自宅隔離して1次検査を行った結果、51歳の女性に感染の疑いがあると発表した。病院隔離の必要がある推定患者かどうか、29日中にも判断する。感染の最終確定までは1週間ほどかかる見通しだ。この女性は、17日から25日までメキシコを旅行した。』(asahi.com)


 

2009-04-27 (Mon)

2009/04/27 日記 水際作戦

2009/04/27 日記 水際作戦

2009/4/27(月) 旧暦:4月3日 日出:4時53分 日没:18時24分 月出:5時53分 月没:21時04分 月齢:1.98壬寅(じんいん,みずのえとら) 六曜:赤口 九星:九紫火星 選日:今日の花: 花水木(はなみずき)(ALPHA-STATION より転載) (かぶにっき より転載)『ハナミズキ(花水木、学名:Benthamidia florida)はミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。北アメリカ原産。別名、アメリカヤマボウシ。ハナミズキの名...

… 続きを読む

2009/4/27(月) 旧暦:4月3日 日出:4時53分 日没:18時24分 月出:5時53分 月没:21時04分 月齢:1.98壬寅(じんいん,みずのえとら) 六曜:赤口 九星:九紫火星 選日:



今日の花: 花水木(はなみずき)





(ALPHA-STATION より転載)


 



(かぶにっき より転載)


『ハナミズキ(花水木、学名:Benthamidia florida)はミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。北アメリカ原産。別名、アメリカヤマボウシ。


ハナミズキの名はミズキの仲間で花が目立つことに由来する。また、アメリカヤマボウシの名はアメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。


 特徴
ミズキ科の落葉小高木。樹皮は灰黒色で、葉は楕円形となっている。北アメリカ原産。花期は4月下旬から5月上旬で白や薄いピンクの花をつける。秋につける実は複合果で赤い。庭木のほか街路樹として利用される。栽培する際には、ウドンコ病などに注意する。またアメリカシロヒトリの食害にも遭いやすい。


1912年に当時の東京市からアメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まり。


ハナミズキの深刻な病害であるハナミズキ炭疽病の感染地域では、感染によってハナミズキの街路樹が枯死すると、ハナミズキ炭疽病に抵抗性があるヤマボウシまたはハナミズキのヤマボウシ交配品種に植え替える病害対策が行われることがある。』(Wikipedia)


 


花水木の俳句:



 ・むかし清瀬にあまたの悲恋花水木 七田谷まりうす



 ・花みづき十あまり咲けりけふも咲く 水原秋櫻子



 ・一つずつ花の夜明けの花みずき 加藤楸邨



 ・昏るるとき白き極みよ花みずき 中村苑子



 ・花みづき川は疲れて芥溜む 角川源義


 


豚インフルエンザが米国内で何カ所かで発生しているが、いずれもメキシコに旅行しているらしい。
 米厚生省は、全米に公衆衛生上の緊急事態宣言を出したが、日本は水際作戦でウイルスの上陸を許さないと言っている。


国民はどうか。相変わらずメキシコに旅行に出掛ける人達をニュースで報道している。アメリカの事例のように、メキシコに行く事は感染しに行くようなもの。
 水際作戦というのなら、渡航禁止にするべきだ。



 

2009-04-26 (Sun)

2009/04/26 日記 名古屋市長選、民主推薦・河村たかし氏当選

2009/04/26 日記 名古屋市長選、民主推薦・河村たかし氏当選

2009/4/26(日) 旧暦:4月2日 日出:4時55分 日没:18時23分 月出:5時07分 月没:19時53分 月齢:0.98辛丑(しんちゅう,かのとうし) 六曜:大安 九星:八白土星 選日:今日の花: 石楠花(しゃくなげ) (花の壁紙写真ブログ・花の写真素材 より転載) (ひとりごと、ぶつぶつ より転載)『シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の低木の総称である。狭義にはアズマシャクナゲやツ...

… 続きを読む


2009/4/26(日) 旧暦:4月2日 日出:4時55分 日没:18時23分 月出:5時07分 月没:19時53分 月齢:0.98辛丑(しんちゅう,かのとうし) 六曜:大安 九星:八白土星 選日:



今日の花: 石楠花(しゃくなげ)


 



(花の壁紙写真ブログ・花の写真素材 より転載)


 



(ひとりごと、ぶつぶつ より転載)



『シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属の低木の総称である。


狭義にはアズマシャクナゲやツクシシャクナゲをいうが、学術上ではシャクナゲ類は広くツツジ属のうち常緑性のものを指す。主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニア・オーストラリアに達する。特にヒマラヤには非常に多くの種類が分布する。野生状態でも変種が数多く、また園芸植物としても数多くの品種がある。そのため、種類数は定義によって大きく異なるが、おそらく数百種類はあると思われる。いずれも派手で大きな花に特徴がある。花の色は白あるいは赤系統が多いが、黄色の場合もある。


シャクナゲは葉にロードトキシンなどのケイレン毒を含む有毒植物である。摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとして茶の代わりに飲む習慣を有す者が多々存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられており、これを漢方薬でいう「石南」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。


シャクナゲは常緑広葉樹にもかかわらず寒冷地にまで分布している。そのため、寒冷地に分布する種類のなかには、葉を丸めて棒状にして越冬するものがある(ハクサンシャクナゲなど)。日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しているが、その多くは変種であり、種のレベルでは以下の4種に集約される。』(Wikipedia)


 


石楠花の俳句:


 


 ・石楠を折り敷き憩ふ巌根かな 野村泊月



 ・石楠花や朝の大気は高嶺より 渡辺水巴



 ・石楠花によき墨とヾき機嫌よし 杉田久女



 ・石楠花や水櫛あてし髪しなふ 野澤節子


 


保守的な民主党名古屋市議団との対立を乗り越え、河村氏が当選した。名古屋市民のマンネリ・馴れ合い市政に対する怒りが前回比20%上昇の投票率に表れた。
 市民税10%減額を公約にする一方、市長の給与を約1/3の800万円に下げた。其処までしなくとも50%でも良いと思うが、気概を示したのだろう。
 議会の抵抗は予想されるところだが、市民の50万票を背景に改革を進め、"名古屋をどえりゃあ面白い街に"して欲しいものだ。



『名古屋市長に民主推薦・河村たかし氏が初当選
2009年4月26日(日)22:29


 



 名古屋市長選は26日投開票され、前衆院議員の河村たかし氏(60)=民主推薦=が、元中部経済産業局長で自民愛知県連と公明愛知県本部が支持する細川昌彦氏(54)、愛知県商工団体連合会長の太田義郎氏(65)=共産推薦=、元遊技場会社員の黒田克明氏(36)の3氏を破り、初当選した。投票率は50・54%(前回27・50%)だった。


 81年以来続いてきた国政の与野党第1党による相乗りが崩れ、32年ぶりの対決選挙として注目を集めた。』(asahi.com)



 

2009-04-26 (Sun)

2009/04/26 第17回飛騨美濃酒蔵の集い in JR岐阜駅アクティブG

2009/04/26 第17回飛騨美濃酒蔵の集い in JR岐阜駅アクティブG

日時: 2009年4月26日(日)    PM1:00~4:00場所: JR岐阜駅構内アクティブGTAKUMIミュージアム 会費: 前売り:800円 当日:1000円参加蔵: 岐阜県13蔵・鯨波 ・初緑 ・千代菊 ・栄一 ・御代桜 ・美濃天狗・天領 ・玉柏 ・三千盛 ・房島屋 ・長良川 ・篝火・達磨正宗他県特別参加2蔵 ・蓬莱泉(愛知県)  ・芳水(徳島県)心配された天気も持ち直したが、岐阜駅に着くと、青空に春の...

… 続きを読む


日時: 2009年4月26日(日)
    PM1:00~4:00
場所: JR岐阜駅構内アクティブGTAKUMIミュージアム
会費: 前売り:800円 当日:1000円
参加蔵:
 岐阜県13蔵
・鯨波 ・初緑 ・千代菊 ・栄一 ・御代桜 ・美濃天狗
・天領 ・玉柏 ・三千盛 ・房島屋 ・長良川 ・篝火
・達磨正宗


他県特別参加2蔵
 ・蓬莱泉(愛知県)  ・芳水(徳島県)



心配された天気も持ち直したが、岐阜駅に着くと、青空に春の太陽は輝いているのだが、かなり冷たい風が吹き、細かい雨の雫が落ちてくる、ややこしい天気になった。
 こんな天気は狐の嫁入りというのだったか。


12時45分ころ駅に戻り、会場に着くと人の山で会場入り口が見えない状態。例年より参加者が多そうだ。


 




1時になり開場して、最後の人達が入場の順番になり、漸く化粧樽と入り口の写真を撮る事が出来た。


 




会場の四方の壁に各蔵のテーブルが置かれている。
最も混雑した時は、人の波を掻き分けて進む状態であった、やっと写真を撮る事が出来る様になった。


 









 


各蔵をゆっくりと試飲していったので、到着した頃にはもう瓶が倒れていた蔵もありすべてを試飲する事は出来なかったが、印象に残ったものを書いてみる。


1.林酒造(可児市)
 ①美濃天狗 鼻高々(はなたかだか)大吟醸
  今年の岐阜県県知事賞受賞酒である。吟醸香高い。
   ゆったりとした酸のふくらみがあり大らかな大吟醸である。
   味は厚いが透明感がある。後口は苦味系。


 ②美濃天狗 いひょうゑ 純米大吟醸
  吟醸香の立ち香ある。軽い入り口の後、バランスの取れた広がりのある世界に引き込まれる。まさに大吟醸の世界である。苦味はあるが底に抑えられている。こちらは純米大吟醸だが印象は大吟醸に近く、上品でスレンダーな美人の印象。


2.御代桜
 ①御代桜 三十二の春 純米大吟醸
  立ち香あり。ゆったりとした酸の厚みがふくらむ。
  次第に辛くなり、後口は苦味系。
  味の遷移が感じられる。
  昨年は、飲み逃したので今年は早目に飲んだ。



3.三千盛(多治見)
 ①悠花粋艶
  薔薇のリキュールである。仄かな薔薇の紅の色がある。
  最初の年の造は、少しビターな大人のリキュールの良さがあり、今年の造は甘くフルーティな酸味があり透明感もあり上品である。


 ②旬味吟醸 嶺萌(れいほう) 純米大吟醸生酒
  辛口三千盛の大吟醸である。三千盛のレギュラー酒は日本酒だが+15もあるが、味の偏りが無く、厚い透明な板ガラスのような味だが、燗をつけて鰻、名古屋の赤味噌の料理(おでん、どて)に合わせると本領を発揮する食中酒である。
 その三千盛らしい大吟醸がこれである。これ見よがしの押しの強いものではない落ち着いた酸、味のバランスも取れており偏りはない厚みも中庸である。燗を付けても良さそうな印象を持った。



4.初緑(下呂市)
  昨年初参加の高木酒造が今年も参加。岐阜県では紙パック酒の人気ブランド「奥飛騨」の蔵である。
 昨年の特定名称酒初緑は良い造であったが、今年はどうか気になるところ。


 



ラベルの色が4色の初緑が試飲できた。
初緑 斗瓶囲い大吟醸 赤ラベル
初緑 純米吟醸無濾過生原酒 緑ラベル
初緑 夏純吟 水色ラベル
初緑 特別純米無濾過生原酒 白ラベル


赤ラベルは流石に美味いが、白ラベルが良い。昨年の白ラベルは良かったが今年もよく、安心した。
 1801酵母とひだほまれの相性が良く、吟醸香が高く、甘目の入り口の後酸のふくらみがあり、味わいは酸味系だが癖のない味わいである。後口は辛味で、引きが長くやや重い印象。
 特別純米のスペックだが純米吟醸の緑ラベルと比べ遜色ない。
香り系の吟醸酒が飲みたい人にお勧め。



5.天領
 ①天領 天のしずく 大吟醸生酒
  立ち香あり。甘味・酸味の味。広がりのある大吟醸というより味わいのある旨味のある大吟醸。後口は甘苦系。


6.鯨波(中津川市)
 鯨波は、飲む度毎に異なる印象がある。
 ①鯨波 純米吟醸
  甘目の入り口の後酸味。中心の旨味のある味わいの後、後口は苦味が締める。



菊川、達磨正宗、榮一は、古酒を出品していた。
達磨正宗を筆頭にして岐阜県の常温系熟成酒のレベルは高い。
今回の出品酒は3年から10年の古酒で、昨年の十年を超える古酒が無かったのは少し残念だった。


7.千代菊(羽島市)
 ①千代菊 有機純米吟醸
  立ち香は吟醸香。酸の厚みのある味わい。味が下に下がり気味でやや重い。
 筆者は、以前の光琳、田翁のファンであったが、この酒は田翁系だと思われるが、やや重い気がする。



8.長良川(各務原)
 この蔵も毎回変わった表情を見せるので面白い。


 



今回の2種類は、他の蔵にはない長良川の個性を感じさせる感じがあった。
①長良川 超辛口+24 純米滓酒
 日本酒度24度の超辛口だが、滓の所為か香りは甘い。酸の厚みが大きく、味が濃いが、後口は意外にキレてスッキリする。不思議な酒。個性がある。


②長良川 純米吟醸 無濾過生
 甘い香り、フルーティな甘い酸がふくらむワインの世界に近い。苦みは底に抑えられている。後口はやや重いが、癖は感じない。



9.房島屋(揖斐川町)
 残念ながら、山田錦の純米大吟醸は既に売り切れで試飲できなかった。
①房島屋 純米無濾過生酒6号酵母
 酸の厚みのある押しのある味わいの酒、苦味はあるが抑えられている。最近のトレンドの無濾過生酒らしい世界である。



10.芳水(徳島県)
  ①芳水 純米大吟醸 生
  苺の甘い立ち香。活発な立ちのぼる香が鼻をくすぐる。酸の活発な押しがある生きている酒。後口は癖無く、キレる。


 ②芳水 山廃仕込純米生原酒
  立ち香あり。酸の生きた押しがあり、ピリピリとした発泡感を感じる。酸と旨味の厚さを感じる。


2種類とも活発な生きている元気な酒である。秋上がりがどんな風情か関心のあるところだ。



11.蓬莱泉(愛知県)
 和 純米吟醸熟成生酒、酒蔵の詩 吟醸、蓬莱泉 別撰 本醸造の3種類出品されていた。


①蓬莱泉 別撰 特別本醸造
 今月の日本酒の会に出品されていたが、筆者の評価と参加者全員評価との差が大きかったので、もう一度よく利いてみた。
 この酒は特別本醸造のスペックだが、醸造アルコールの添加ではなく、米焼酎の添加がされている米ばかりの酒である。
 3度利いて確認したが、定例会と同じ印象だった。
バランスの取れた丸味のある味わい。甘味も感じるが嫌味無く、穏やかな上品さがある。後口の癖もない。
 最近流行の無濾過生原酒の押しまくる味ではなく、バランスの取れた穏やかな世界である。嫌味がないので飲み飽きしない酒である。


 


昨年より参加者は多く、特に若い女性が増えているように思われた。中年・老年のオジサンばかりでは矢張り面白くないのでいいことだ。
 残念だったのは、瑞浪の小左衛門の試飲会と重なっていた事。聞くと小左衛門で1時間いて、こちらに遅れて駆けつけた剛の者が3人いたらしい。電車の時刻を調べたが諦めた筆者と違い実行した人は素晴らしい。


4時に終わり、お茶を飲んで酔いを醒まし、夕方から2次会で飲み直し。
 馬刺しの霜降り、ポテトサラダ、エイのひれ、どて煮、烏賊の一夜干しetcと格調の高い話題を肴に宴は延々と続いた。


帰りは風が冷たく酔いが醒めそうになったが、良い一日だった。



 

2009-04-25 (Sat)

2009/04/25 日記 エピデミックかパンデミックか

2009/04/25 日記 エピデミックかパンデミックか

2009/4/25(土) 旧暦:4月1日朔 日出:4時56分 日没:18時22分 月出:4時28分 月没:18時41分 月齢:29.45庚子(こうし,かのえね) 六曜:仏滅 九星:七赤金星 選日:一粒万倍日今日の花: 枸橘(からたち)、枳殻(からたち) (内藤景代の日誌風フォト・エッセイ より転載) 『カラタチ(枳殻、枸橘)はミカン科カラタチ属の落葉低木。学名はPoncirus trifoliata。原産地は長江上流域。日本には8世紀ごろには伝...

… 続きを読む


2009/4/25(土) 旧暦:4月1日朔 日出:4時56分 日没:18時22分 月出:4時28分 月没:18時41分 月齢:29.45庚子(こうし,かのえね) 六曜:仏滅 九星:七赤金星 選日:一粒万倍日



今日の花: 枸橘(からたち)、枳殻(からたち)


 



(内藤景代の日誌風フォト・エッセイ より転載)


 


『カラタチ(枳殻、枸橘)はミカン科カラタチ属の落葉低木。学名はPoncirus trifoliata。原産地は長江上流域。


日本には8世紀ごろには伝わっていたといわれる。カラタチの名は唐橘(からたちばな)が詰まったもの。


 特徴
樹高は2-4mほど。枝に稜角があり、3cmにもなる鋭い刺が互生する。この刺は葉の変形したもの、あるいは枝の変形したものという説がある。


葉は互生で、3小葉の複葉。小葉は4-6cmほどの楕円形または倒卵形で周囲に細かい鋸状歯がある。葉柄には翼がある。学名のtrifoliataは三枚の葉の意でこの複葉から。 葉はアゲハチョウの幼虫が好んで食べる。


春に葉が出る前に3-4cmほどの5弁の白い花を咲かせる。


花のあとには3-4cmの球形で緑色の実をつける。秋には熟して黄色くなる。果実には種が多く、また酸味と苦味が強いため食用にならない。花と果実には芳香がある。


 利用
鋭い刺があることから外敵の侵入を防ぐ目的で生垣によく使われた。しかし住宅事情の変化などからこの刺が嫌われ、また生垣そのものが手入れの面倒からブロック塀などに置き換えられたため、1960年代ころからカラタチの生垣は減少した。


日本ではウンシュウミカンなどの柑橘類を栽培するときに台木として使われる。病気に強いことや、早く結実期に達することなどの利点があるが、ユズやナツミカンの台木にくらべると寿命が短いという欠点もある。


果実は果実酒の材料として使われる。未成熟の果実を乾燥させたものは枳実(きじつ)と呼ばれる生薬である。健胃作用、利尿作用、去痰作用があるとされる。(但し、枳実をカラタチとしない説もある。)


オレンジとカラタチの細胞融合による雑種にオレタチがある。』(Wikipedia)




枸橘、枳殻の俳句:



 ・あひひきや枳殻のとげ青き頃 山口誓子



 ・からたちの花の匂ひのありやなし 高橋淡路女



 ・人まれに花からたちの雨を過ぐ 目迫秩父



 ・花からたち岳父に夢二の切抜帳 小池文子



 ・からたちは散りつつ青き夜となる 藤田湘子


 


メキシコ政府の発表では、豚インフルエンザが疑われる同国の感染者は1324人、死者は81人に増えた。
 アメリカの感染者は回復したという事だが、アメリカの事例は人から人への感染だそうである。


鳥インフルエンザでは鳥の間に留まっていても大騒ぎだが、人人感染が確認されたのに、大騒ぎにならないのは何故だろう。
 エピデミックで終わればよいが、それでもメキシコに渡航する人がいるらしく心配である。
 水際で止まらなければパンデミックになる。



 

2009-04-24 (Fri)

2009/04/24 日記 アルツハイマー予防

2009/04/24 日記 アルツハイマー予防

2009/4/24(金) 旧暦:3月29日 日出:4時57分 日没:18時21分 月出:3時56分 月没:17時31分 月齢:28.45己亥(きがい,つちのとい) 六曜:先勝 九星:六白金星 選日:今日の花: 著莪(しゃが)の花、姫著莪(ひめしゃが)  (散策風土記 より転載)『シャガ(射干、著莪、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。学名の種小名はjaponica(「日本の」という意味)であるが、中国原産でかなり古くに...

… 続きを読む


2009/4/24(金) 旧暦:3月29日 日出:4時57分 日没:18時21分 月出:3時56分 月没:17時31分 月齢:28.45己亥(きがい,つちのとい) 六曜:先勝 九星:六白金星 選日:



今日の花: 著莪(しゃが)の花、姫著莪(ひめしゃが)



 






 
(散策風土記 より転載)


『シャガ(射干、著莪、学名:Iris japonica)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。


学名の種小名はjaponica(「日本の」という意味)であるが、中国原産でかなり古くに日本に入ってきたものと考えられている。したがって、人為的影響の少ない自然林内にはあまり出現しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた場所である可能性が高い。そういう場所には、チャノキなども見られることが多い。


 特徴
根茎は短く横に這い、群落を形成する。草丈は高さは50~60cmくらいまでになり、葉はつやのある緑色、左右から扁平になっている。いわゆる単面葉であるが、この種の場合、株の根本から左右どちらかに傾いて伸びて、葉の片面だけを上に向け、その面が表面のような様子になり、二次的に裏表が生じている。


人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。開花期は4-5月くらいで、白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。


シャガは三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。中国には二倍体があり花色、花径などに多様な変異があるという。


また、シャガを漢字で「射干」と書くことがある。しかし、ヒオウギ(檜扇)のことを漢名で「射干」(やかん)というのが本来である。別名で「胡蝶花」とも呼ばれる。』(Wikipedia)


 


著莪の花の俳句:



 ・筍に括り添へたりしゃがの花 高井几菫



 ・著莪の花白きにわきて雲絶えず 加藤楸邨



 ・谷を出てゆかんと著莪の咲きのぼる 青柳志解樹



 ・くらがりに来てこまやかに著莪の雨 山上樹実雄



 ・花著莪に涙かくさず泣きにけり 長谷川かな女


 


アルツハイマー予防の食品が思いの外身近にある。
納豆とコーヒーである。


ナットウキナーゼは、アルツハイマー症の患者の脳に線維性の沈着物を形成するアミロイドと呼ばれる有害なタンパク質を分解してくれる。
 アミロイド線維を分解するナットウキナーゼの能力はかなり高いそうである。


コーヒーやお茶などに含まれるカフェインに、アルツハイマー病の予防効果があるとする研究結果を、森隆・埼玉医大准教授と米フロリダアルツハイマー病研究センターなどが動物実験からまとめた。
コーヒーは大腸癌予防にも効果があると言われている。


昔から人類が摂取してきた食品にはそれだけの理由がある。



 

2009-04-24 (Fri)

2009/04/24 海賊対処法案、今国会成立

2009/04/24 海賊対処法案、今国会成立

海賊対処法案が漸く成立される見込みになった。海賊の横行するソマリア沖で手足を縛られてしかも船舶の護衛をしろという無理難題を要求されていた自衛隊が少し活動しやすくなる。他国の船が助けを求めて目の前で襲われても守る行動が出来ないと言う非常識が取り除かれる。海賊を擁護する人権団体があるのかも知れないが、殆どの国・世界の人々は海賊に容赦する必要はないと思うはずだ。海賊の仕事は、危険な事を海賊に知らしめるべ...

… 続きを読む


海賊対処法案が漸く成立される見込みになった。
海賊の横行するソマリア沖で手足を縛られてしかも船舶の護衛をしろという無理難題を要求されていた自衛隊が少し活動しやすくなる。


他国の船が助けを求めて目の前で襲われても守る行動が出来ないと言う非常識が取り除かれる。


海賊を擁護する人権団体があるのかも知れないが、殆どの国・世界の人々は海賊に容赦する必要はないと思うはずだ。海賊の仕事は、危険な事を海賊に知らしめるべきだ。


一方、ソマリアの民政安定を行う必要がある。



『海賊対処法案、衆院通過=今国会成立へ―海自活動を拡大
2009年4月23日(木)16:30


(時事通信)
 アフリカ・ソマリア沖での海上自衛隊による海賊対策の新たな根拠法となる海賊対処法案は23日午後の衆院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、参院に送付された。民主、共産、社民、国民新の野党4党は反対した。民主党は参院でも審議引き延ばしはしない方針。同法案は同党などの反対で否決されても、衆院で与党の3分の2以上の賛成で再可決、今国会で成立する見通しだ。 ...』(時事通信)



 

2009-04-23 (Thu)

2009/04/23 日記 今上陛下沖縄訪問の日

2009/04/23 日記 今上陛下沖縄訪問の日

2009/4/23(木) 旧暦:3月28日 日出:4時58分 日没:18時20分 月出:3時27分 月没:16時24分 月齢:27.45戊戌(ぼじゅつ,つちのえいぬ) 六曜:赤口 九星:五黄土星 選日:今日の花: 満天星(どうだん)の花、        灯台躑躅 (どうだんつつじ) (Feastrexスピーカー、キノコと健康・ひとり言 より転載)『ドウダンツツジ(燈台躑躅、灯台躑躅、満天星躑躅、学名Enkianthus perulatus)は、ツツジ科ドウダン...

… 続きを読む


2009/4/23(木) 旧暦:3月28日 日出:4時58分 日没:18時20分 月出:3時27分 月没:16時24分 月齢:27.45戊戌(ぼじゅつ,つちのえいぬ) 六曜:赤口 九星:五黄土星 選日:



今日の花: 満天星(どうだん)の花、
        灯台躑躅 (どうだんつつじ)


 



(Feastrexスピーカー、キノコと健康・ひとり言 より転載)



『ドウダンツツジ(燈台躑躅、灯台躑躅、満天星躑躅、学名Enkianthus perulatus)は、ツツジ科ドウダンツツジ属の植物。


落葉広葉樹。低木で、大きくても3m程。本州、四国、九州の温暖な岩山に生えるが、自生地は少ない。庭木や植え込みとしてはごく普通に植えられる。寒冷地でも耐えるが、関東以西の温暖な地に多く植えられる。花期は、葉が出てから約1週間後(4月上旬~5月中旬頃、地方によって違う)。花序は散形花序である。花は、白色、釣り鐘のような感じで、5mm程の大きさ。葉は、菱形に近く、大きさは通常約2cm、大きなものは、約5cmになる。ツツジ科の特徴として根が浅いので、乾燥に弱い。新緑、花期、紅葉と、見時が多い。紅葉は寒冷な地で、10月中旬~11月上旬頃、温暖な地で11月中旬から12月中旬頃であり、まっ赤に紅葉する。


ドウダンツツジの品種に葉が広いヒロハドウダンツツジがあるが、自生地ではむしろヒロハドウダンツツジのタイプが多く、同一場所に両者やその中間型が混在して見られるため、厳密に区別する必要はないと思われる。


 似た同属植物
本種と似た同属植物にサラサドウダン(学名:E. campanulatus、フウリンツツジとも)、カイナンサラサドウダン(学名:E. sikokianus)がある。これらは総状花序であることや、花にピンクのラインがあることから本種と区別できる。


花の色が、赤みが強いものにベニサラサドウダン(学名:E. campanulatus var. rubicundus)がある。』(Wikipedia)



満天星の花の俳句:



 ・雲ひくし満天星に雨よほそく降れ 水原秋櫻子



 ・触れてみしどうだんの花かたきかな 星野立子



 ・どうだんの白鈴の花日に振りて 猿山木魂



 ・満天星に隠りし母をいつ見むや 石田波郷



 ・満天星に雨の雫が重すぎる 大屋達治


 




1993年(平成5)4月23日、今上天皇が、歴代天皇の中で天皇として初めて沖縄を訪問された日。


天皇陛下は、昭和天皇が訪問直前に病の為、訪問を断念せざるを得なかった事に思いを寄せられ。
 昭和天皇に替わって、沖縄の人々が、唯一の本土決戦の地として多くの犠牲を強いられたことや、戦後の米軍統治下に艱難辛苦を味わったことなどに言及された。


皇太子として、1975年(昭和50年)、沖縄国際海洋博覧会に初めて沖縄を訪問されたが、この時は、沖縄県民の皇室に対する感情は今のようではなく、美智子妃を伴いひめゆりの塔に献花のため訪れたところ、ガマに潜んでいた過激派二人(沖縄解放同盟準備会メンバーの知念功他から火炎瓶を投げつけられる事件に遭遇された。
 すぐ、ご案内をしていた元ひめゆり学徒に怪我はなかったかと尋ねられ、同日夜には、沖縄戦と県民の心情を思う異例の談話を発表された。


その後何度も沖縄に足を運ばれ、今では沖縄県民の感情も随分慰藉された。


この沖縄県民の慰藉の成就は他の誰もが為し得ない、今上天皇の重要なお仕事の一つであることは歴史に明記されなければならない。



 

2009-04-22 (Wed)

2009/04/22 日記 空海の忌日

2009/04/22 日記 空海の忌日

2009/4/22(水) 旧暦:3月27日 日出:4時59分 日没:18時19分 月出:3時00分 月没:15時20分 月齢:26.45丁酉(ていゆう,ひのととり) 六曜:大安 九星:四緑木星 選日:今日の花: 花蘇芳(はなずおう)、紫荊(はなずおう) (月☆夜 より転載) (西国山人のつれづれ草 より転載)『ハナズオウ(花蘇芳、Cercis chinensis)は中国原産のジャケツイバラ科(またはマメ科ジャケツイバラ亜科)の落葉低木で、春に...

… 続きを読む


2009/4/22(水) 旧暦:3月27日 日出:4時59分 日没:18時19分 月出:3時00分 月没:15時20分 月齢:26.45丁酉(ていゆう,ひのととり) 六曜:大安 九星:四緑木星 選日:



今日の花: 花蘇芳(はなずおう)、紫荊(はなずおう)



 



(月☆夜 より転載)


 



(西国山人のつれづれ草 より転載)


『ハナズオウ(花蘇芳、Cercis chinensis)は中国原産のジャケツイバラ科(またはマメ科ジャケツイバラ亜科)の落葉低木で、春に咲く花が美しいためよく栽培される。


高さは2-3mになり、葉はハート形でつやがあり、葉柄の両端は少し膨らむ。早春に枝に花芽を多数つけ、3-4月頃葉に先立って開花する。花には花柄がなく、枝から直接に花がついている。花は紅色から赤紫(白花品種もある)で長さ1cmほどの蝶形花。開花後、長さ数cmの豆果をつけ、秋から冬に黒褐色に熟す。花蘇芳の名は、花がスオウ(蘇芳)で染めた色に似ているため。



 ハナズオウ属 [編集]
ハナズオウ属は北半球温帯に数種ある。地中海付近原産のセイヨウハナズオウ (C. siliquastrum) は落葉高木で高さ10mほどになり、イスカリオテのユダがこの木で首を吊ったという伝説からユダの木とも呼ばれる。このほかアメリカハナズオウ (C. canadensis) などが栽培される。』(Wikipedia)



花蘇芳の俳句: 



 ・筆文字の艶に色増す花蘇芳 河野多希女



 ・形見には帯こそよけれ花蘇芳 神尾久美子



 ・老いてなほ濃ゆきを好み花蘇枋 後藤夜半



 ・鐘に入るまでの少女を紫荊 竹中宏



 ・花蘇芳大きく開けし寺障子  皆川盤水


 


835年4月22日(承和2年3月21日)は、 空海(弘法大師)の忌日。
 少し距離を感じる人だが超人である事は間違いない。



 

2009-04-22 (Wed)

2009/04/22 医師の当直勤務は「時間外労働」の判決

2009/04/22 医師の当直勤務は「時間外労働」の判決

医師は聖職であり労働者ではないと人は思っているのか医師自身も思っているのか、こんな当たり前の事が判決まで要する事が理解できない。産科医、小児科医、救急医の医療体制が崩壊していると云われて久しい。 医者だって人間だから、ゆっくり寝たいだろうし、飲みにも行きたいだろう。24時間以上ブッ通しで働く事もよくある医師の労働実態は悲惨だ。医師の治療に対し、結果責任を求め刑事責任まで追及する遺族が存在する事も産科...

… 続きを読む


医師は聖職であり労働者ではないと人は思っているのか医師自身も思っているのか、こんな当たり前の事が判決まで要する事が理解できない。


産科医、小児科医、救急医の医療体制が崩壊していると云われて久しい。
 医者だって人間だから、ゆっくり寝たいだろうし、飲みにも行きたいだろう。24時間以上ブッ通しで働く事もよくある医師の労働実態は悲惨だ。


医師の治療に対し、結果責任を求め刑事責任まで追及する遺族が存在する事も産科崩壊の一因だ。医師も人間なので神様ではない。医師は治療をするのであって、強盗・殺人の犯罪者と同じ土俵に乗せる事自体が非常識だ。


労働に見合った賃金と労働実態の非人間性を医師は聖職者ぶらずに、もっと声を挙げ主張すべきだろう。
「医師の志」は自分のものであって、人から当然の要求をされるものではない。



『医師の当直勤務は「時間外労働」、割増賃金支払い命じる判決
2009年4月22日(水)21:30
 奈良県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が、夜間や休日の当直は時間外の過重労働に当たり、割増賃金を払わないのは労働基準法に違反するとして、県に2004、05年分の未払い賃金計約9200万円を請求した訴訟の判決が22日、奈良地裁であった。


 坂倉充信裁判長(一谷好文裁判長代読)は「当直で 分娩 ( ぶんべん ) など通常業務を行っている」と認定し、県に割増賃金計1540万円の支払いを命じた。医師の勤務実態について違法性を指摘した初の司法判断で、産科医らの勤務体系の見直しに影響を与えそうだ。


 同病院産婦人科には当時、医師5人が所属していた。平日の通常勤務以外に夜間(午後5時15分~翌朝8時30分)、休日(午前8時30分~午後5時15分)の当直があり、いずれも1人で担当。労基法上では、待ち時間などが中心の当直は、通常勤務と区別され、割増賃金の対象外とされる。そのため、県は1回2万円の手当だけ支給していた。


 判決で、坂倉裁判長は、勤務実態について「原告らの当直は、約4分の1の時間が、外来救急患者の処置や緊急手術などの通常業務」と認定。待ち時間が中心とは認められないとして、労基法の請求権の時効(2年)にかからない04年10月以降の計248回分を割増賃金の対象とした。


 原告らは、緊急時に備えて自宅待機する「宅直制度」も割増賃金の対象になると主張したが、坂倉裁判長は、宅直については、医師らの自主的な取り決めとして、割増賃金の対象と認めず、請求を退けた。


 奈良県の武末文男健康安全局長は「判決文を詳細に見たうえで、対応を検討したい。厳しい労働環境で頑張っているのは認識している。これまで医師の志に甘えていた」と話している。
』(YOMIURI ONLINE)



 

2009-04-21 (Tue)

2009/04/21 家計の消費スタイル「すごもり消費」

2009/04/21 家計の消費スタイル「すごもり消費」

最近、「すごもり消費」なる言葉を耳にする。はてなキーワードで、調べると、『交通費などを抑える生活防衛型・家庭内完結型の家計行動の呼称。近場で休日を楽しむ意を込めたアメリカの造語(ステイケーション[staycation = stay + vacation])。鳥の巣にこもるが如く節約する。』と言う事らしい。電量販店店での売れ筋は、自宅の時間を楽しむ製品が売れている。 ブルーレイレコーダー、薄型テレビ、自宅で料理する人の増加を背景...

… 続きを読む


最近、「すごもり消費」なる言葉を耳にする。


はてなキーワードで、調べると、
『交通費などを抑える生活防衛型・家庭内完結型の家計行動の呼称。近場で休日を楽しむ意を込めたアメリカの造語(ステイケーション[staycation = stay + vacation])。鳥の巣にこもるが如く節約する。』と言う事らしい。


電量販店店での売れ筋は、自宅の時間を楽しむ製品が売れている。
 ブルーレイレコーダー、薄型テレビ、自宅で料理する人の増加を背景にパン焼き器やホットプレートなどの調理家電が売れている。


旅行業界は、消費者の"巣ごもり"の直撃を受けている。
海外旅行は対前年比割れ。
旅行は、国内で近場で安くすませる。


守りの姿勢は、新品を買わずに中古品を買う人が増えている事にも現れている。確かに今車を買うとしたら迷う。欲しいのはハイブリッドか電気自動車の1BOXだが、適当なものがない。新製品が出るまで中古という選択肢も理解できる。
食品の分野でも、食品アウトレットが人気らしい。規格から外れたものを格安に販売しているらしい。


巣ごもりから人々が外に出るのは、明るくなってからだろう。将来の見通し、現在の収入が確保できなければ、巣に籠もるしかない。


難しいのは経済は、正しい個の論理が全体の論理としては正しくない事だ。経済は相互作用である。
 一斉に人々が巣ごもりすれば、消費低迷→販売不振→生産減少→雇用削減→所得減少→消費低迷とサイクルとなり、縮小均衡・負のスパイラルに陥ってしまう事になる。


人の為、自分の為に、時には巣から出る事も必要だ。



 

2009-04-21 (Tue)

2009/04/21 日記 千利休賜死の日

2009/04/21 日記 千利休賜死の日

2009/4/21(火) 旧暦:3月26日 日出:5時01分 日没:18時19分 月出:2時34分 月没:14時19分 月齢:25.45丙申(へいしん,ひのえさる) 六曜:仏滅 九星:三碧木星 選日:今日の花: 雛罌粟(ひなげし)、虞美人草(ぐびじんそう)、          麗春花(れいしゅんか)、美人草、ポピー (写真俳句館・・・松風庵 より転載) (町田市医師会 より転載)『ヒナゲシ(雛罌粟、学名:Papaver rhoe...

… 続きを読む


2009/4/21(火) 旧暦:3月26日 日出:5時01分 日没:18時19分 月出:2時34分 月没:14時19分 月齢:25.45丙申(へいしん,ひのえさる) 六曜:仏滅 九星:三碧木星 選日:



今日の花: 雛罌粟(ひなげし)、虞美人草(ぐびじんそう)、
          麗春花(れいしゅんか)、美人草、ポピー



 



(写真俳句館・・・松風庵 より転載)



 



(町田市医師会 より転載)


『ヒナゲシ(雛罌粟、学名:Papaver rhoeas)は、ヨーロッパ原産のケシ科の一年草。グビジンソウ(虞美人草)、シャーレイポピー (Shirley poppy) とも呼ばれる。


 性状
耐寒性の一年草で、草丈50cm~1m位になる。葉は根生葉で、羽状の切れ込みがあり無毛である。初夏に花茎を出し、上の方でよく分枝し、茎の先に直径5~10cmの赤・白・ピンクなどの4弁花を開く。現在タネとして売られているものには、八重咲きの品種が多い。ケシやオニゲシに比べるとずっと華奢で、薄い紙で作った造花のようにも見える。


 栽培
移植を嫌うので、9月下旬から10月中旬頃に、花壇に直まきする。覆土はタネが見え隠れする程度でよい。かなり細かいタネなので、重ならないように丁寧に蒔き、発芽してきたら間引いて、株間が30cmくらいになるようにする。



 グビジンソウの名について
グビジンソウ(虞美人草)名は、中国の伝説に由来している。


秦末の武将・項羽には虞と言う愛人がいた。項羽が劉邦に敗れて垓下に追い詰められた時に、死を覚悟した項羽が詠った垓下の歌に合わせて舞った後、自刃した。彼女を葬った墓に翌夏赤くこの花が咲いたという伝説から、こう呼ばれる。なお虞美人の自刃云々については、女性の貞操がとやかく言われるようになった北宋代からであり、『史記』、『漢書』ではそのような記述は無い。


 その他
あんパンの上にのっているツブツブは、ポピーシード(ヒナゲシの種)である。ゴマと誤解している人も多いが、実はそうではない。
フランス国旗の赤を表す花。』(Wikipedia)



雛罌粟の俳句:



 ・美人草そなた本地は何菩薩 一茶



 ・雛芥子に秋風めきて日の当る 高浜虚子



 ・陽に倦みて雛罌粟いよよくれなゐに 木下夕爾



 ・ひなげしの花びらたたむ真似ばかり 阿波野青畝



 ・ひなげしの花びらを吹きかむりたる 高野素十



1591年4月21日(天正19年2月28日)
千利休が豊臣秀吉の命により、聚楽第で切腹した日。


賜死の理由については、以下。
千利休
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%88%A9%E4%BC%91



 

2009-04-20 (Mon)

2009/04/20 日記 あめたま

2009/04/20 日記 あめたま

2009/4/20(月) 旧暦:3月25日穀雨 日出:5時02分 日没:18時18分 月出:2時07分 月没:13時19分 月齢:24.45乙未(いつび,きのとひつじ) 六曜:先負 九星:二黒土星 選日:不成就日今日の花: 夏茱萸(なつぐみ)、唐茱萸(とうぐみ) (まほろばの国から より転載) (Botanical Garden より転載)『ナツグミとはグミ科の植物の一種。学名Elaeagnus multiflora。本州の関東~中部、四国の山地に自生する落葉小...

… 続きを読む


2009/4/20(月) 旧暦:3月25日穀雨 日出:5時02分 日没:18時18分 月出:2時07分 月没:13時19分 月齢:24.45乙未(いつび,きのとひつじ) 六曜:先負 九星:二黒土星 選日:不成就日



今日の花: 夏茱萸(なつぐみ)、唐茱萸(とうぐみ)


 



(まほろばの国から より転載)


 



(Botanical Garden より転載)


『ナツグミとはグミ科の植物の一種。学名Elaeagnus multiflora。


本州の関東~中部、四国の山地に自生する落葉小高木であるが、庭木にされることもある。4~5月頃に淡黄色の花(正確には萼筒)を咲かせる。果実(正確には偽果)は6月頃に赤く熟して食べることができる。


 変種
トウグミ(学名E. multiflora var. hortensis)
これがよく植栽されている。ナツグミ、トウグミはよく似ているが、葉の表をルーペで拡大し鱗状毛があればナツグミ、星状毛があればトウグミである。
ダイオウグミ(学名E. multiflora var. gigantea)
特に果実が大きい。ビックリグミともいう。鑑賞用兼食用(果実)として栽培されることが多い。』(Wikipedia)


 


夏茱萸の俳句:



 ・夏ぐみや息やはらかに牛老いし 黒杉多佳夫



 ・夏茱萸や水よりあけし井手の宿  鶯竹里


 


「あめたま」の作り方。
「あめたま」といっても飴玉ではなく、あめ色の玉葱のこと。


『 料理コミュニティサイト「COOKPAD」にあめいろたまねぎを簡単にスピーディーに作る裏技が紹介されていました。その裏技に使うのは電子レンジ。スライスしたたまねぎを平たく並べ少量のサラダ油をふりかけ、ひとまず1分。混ぜながら様子をみて、好みの色になるまでレンジにかけるだけ。驚異的なスピードであめいろたまねぎができあがります。ポイントはフライパンで作るのと同様に焦がさないこと。また水分を飛ばすところだけ電子レンジ使うというワザもあるようです。』(goo)


本当はフライパンでじっくり時間を掛けて作るのがよい事は分かっているが、とりあえず作るのならこれでも良い。
道具は使い様だ。



 

2009-04-20 (Mon)

2009/04/20 NIKON デジタル一眼の新製品D5000

2009/04/20 NIKON デジタル一眼の新製品D5000

 『  ニコン、一眼レフの入門機 モニター可動式に ニコンはデジタル一眼レフカメラの入門機「D5000」=写真=を5月1日に発売する。同社の入門機では初めて動画撮影機能を備え、可動式の液晶モニターも搭載。中級機並みの高度な撮影を手軽に楽しめる。  オープン価格で本体の店頭実勢は8万5000円前後と想定する。競合するキヤノンの入門機「EOS Kiss X3」に比べ5000円ほど割安になる。レンズ1本付...

… 続きを読む

 



 



ニコン、一眼レフの入門機 モニター可動式に
 ニコンはデジタル一眼レフカメラの入門機「D5000」=写真=を5月1日に発売する。同社の入門機では初めて動画撮影機能を備え、可動式の液晶モニターも搭載。中級機並みの高度な撮影を手軽に楽しめる。


 オープン価格で本体の店頭実勢は8万5000円前後と想定する。競合するキヤノンの入門機「EOS Kiss X3」に比べ5000円ほど割安になる。レンズ1本付きは約10万円前後。当初月産13万5000台を見込む。』([4月16日/日経産業新聞]


ニコン D5000の特長は、
" 自在な撮影アングルを実現した2.7型バリアングル液晶モニター
" 19種類のシーンモード
" 動画撮影機能「Dムービー」
" 有効画素数12.3メガピクセルのニコンDXフォーマットCMOSセンサー
で、画期的な新技術はないが、小型・軽量は魅力的だ。
持ち運びに便利だ。
大きさ(W×H×D): 約127×104×80 mm
質量(重さ): 約560 g(バッテリー本体、SDメモリーカード、ボディーキャップを除く)


デジイチで5000番は新しい番号系列だが、重さで判断すると、D80とD60の中間、製品としての位置づけもその位置だろう。



詳細は、NIKONのサイト。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2009/0414_d5000_01.htm


 

2009-04-19 (Sun)

2009/04/19 岡崎藤祭りと味噌蔵散歩

2009/04/19 岡崎藤祭りと味噌蔵散歩

山崎蔵見学の帰り、岡崎によって五万石藤と味噌蔵を見学。岡崎城は3度目だがまだ天守閣に登った事はなかったので登ってみるのが目的。 綺麗な外観である。中に入ってみると鉄筋コンクリート製のお城である。名古屋嬢に似ている。 歴史的建造物としては掛川城のように木造にして欲しいが、後々管理が大変か。 各階に階段で上ると、甲冑、刀剣、知行書等の文書が展示されている。DVDの放映も行われているが見ている時間がない...

… 続きを読む


山崎蔵見学の帰り、岡崎によって五万石藤と味噌蔵を見学。


岡崎城は3度目だがまだ天守閣に登った事はなかったので登ってみるのが目的。
 綺麗な外観である。中に入ってみると鉄筋コンクリート製のお城である。名古屋嬢に似ている。
 歴史的建造物としては掛川城のように木造にして欲しいが、後々管理が大変か。


 



各階に階段で上ると、甲冑、刀剣、知行書等の文書が展示されている。DVDの放映も行われているが見ている時間がない。
刀剣類だけゆっくり見たが、刀身の地の輝きに目が行った。
昭和五十年代に打たれた新刀の地肌がくすんでいるのに対し村正銘の鎗の穂先の地肌はキラキラ輝いている。
 なんと時代は室町時代と記載されている。昨日打たれた様に輝いている。昭和の新刀とのこの違いは何だろう。
 村正といえは妖刀村正だが、その村正だろうか?
数百年の時を無視して光り輝くのは妖しいと云えば妖しい。


 




展望台からは東西南北の眺望が可能だが、肉眼では転落防止の金網が鬱陶しい。網の目からレンズを外に出して撮影したデジカメの方が綺麗な風景だ。



天守入り口には、家康の遺訓の巨大な脊柱がある。
思い石柱を背に亀が踏ん張って歩いている。


「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し
 いそぐべからず
 不自由を常とおもへば不足なし
 こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし
 堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ
 勝事ばかり知りてまくる事をしらざれば害其身にいたる
 おのれを責て人をせむるな 及ばざるは過たるよりまされり」


この遺訓自体は家康が書いたものではなく、明治の時代の構成物らしい。
 仮にそうだとしても、内容は座右に置くべきものであることは間違いない。


『家康公の「御遺訓」は、明治時代に元500石取りの幕臣、池田松之介が徳川光圀の遺訓と言われる「人のいましめ」を元に家康63歳の自筆花押文書との体裁にしたものを高橋泥舟らが日光東照宮など各地の東照宮に収めたものであることを尾張徳川家の徳川義宣が考証した。』(Wikipedia)



 



古い石垣が一部残されている。


 




内堀は空堀になっているが、かなり深いものである。


 




 天守閣に近いところに、高橋泥舟の書いた碑があった。
 漢文なので読むのを諦めた。漢文もお家流もすらすら読みたいものだ。この文化の断絶はこれからの課題だ。


 




 龍神社に近いところに芭蕉の句碑があった。
木のもとに汁も膾(なます)も左久良(さくら)哉
元禄三年伊賀で詠まれた句で、岡崎城との関係は分からない。


五万石藤は天守の近くにあった。


 



藤祭りは、4月20日から5月5日までなのでまだ始まっていないのでどうかと思ったが、穂はまだ短いが、観る事は出来た。


 



最盛期には豪華な房が垂れるだろう。



岡崎城から1km程の距離に昔からの八丁味噌の蔵が二つ残っているとの事で尋ねてみた。
 「まるや」に行ってみたが、見学は4時までですでに終了していた。もう一つの「カクキュー」も歩いてすぐの位置にある。


近づくと板張りの壁に四角の中に久と書いた屋号が見える。駐車場の先が売店・見学受付と表示されている。


売店は明るく、綺麗な包装にくるまれた「八丁味噌」と「赤だし」が沢山積まれているが、お客はまだ多く、飛ぶように売れている。
商売繁盛の様子が眼前にある。


見学は5:00からのコースになると言うので、売店で味噌を研究したりおせんべいを一通り試食して時間を調整する。


10名程のグループが案内係に引率されて、資料館-味噌蔵-試食コーナーの順に見学する。


構内の建物は、昔からの木造を手入れして使用しており、鉄筋の工場ではないので趣がある。本社事務所と本社蔵(現史料館)は国の登録文化財となっている。



岡崎は、矢作川と乙川の2本の川に囲まれ水運の便が良く、周辺の大豆、塩、地下水に恵まれて豆作りが盛んになったとの事で、カクキューは創業360年、当主は19代の歴史を有する老舗である。
 資料館で、矢作川の橋の上で日吉丸が蜂須賀小六に出逢った時、敷いていた筵はカクキュ-の筵であったとの説明があった。


 



資料館は、味噌造りの工程が理解できるように、蔵内の道具が実物展示されており、作業の様子も人形が演じている。
野島さんという案内係の説明も要領よく明快、態度も明るく気持ちよかった。


味噌の醸造の行われている味噌蔵は、撮影禁止であったので写真はないが、上の写真の味噌樽と重しの丸石が整然と並んで空いた。
 味噌の醸造は、酒の醸造と基本的には同じである。洗って-蒸して-麹を振って-貯蔵する。ただ、熟成が3年かかるのが異なる。樽は、酒造の場合、鉄製ホーロー引きに変わったが、味噌蔵では、すべて木桶である。
 3年の歳月が、豆を分解し旨味・有益なアミノ酸を生成する。


最後は、試食コーナーで「八丁味噌」と「赤だし」の味噌汁と玉蒟蒻のおでんを試食。
 「八丁味噌」の味噌汁は酸味・渋味が味のコクを強めている。「赤だし」の方はスッキリとしている。
 玉蒟蒻に掛けられた赤味噌は、中京圏の人間には故郷の味、みんなもう一つと言ってお代わりしている。


最後にアンケート用紙が渡され、記入して、売店に提出するとおみやげの「赤だし」(試供品)が貰える。


売店でおみやげ用と自家用に「八丁味噌」を買ったが、箱の外観は小さいが、手に持つとずっしりと重い。



岡崎は、歴史の街だが、公園も多く、図書館も立派で各種活動の拠点になっているようで、市民向けの行政が行われているようだ。
住み替えるなら岡崎も良いな~と思いながら、帰途に就いた。


天気にも恵まれ、ぎっしりと中身の詰まった二日間であった。



 

2009-04-19 (Sun)

2009/04/19 尊皇・奥の酒蔵山崎(資)第2回蔵開き

2009/04/19 尊皇・奥の酒蔵山崎(資)第2回蔵開き

金曜日の夜から日本酒イベント3日間の連投である。イベントを左右するものは天気である。こればっかりは何ともならないが、主催者の心がけによりいずれも良い天気であった。山崎合資会社 〒444-0703 愛知県幡豆町大字西幡豆字柿田57 TEL: 0563-62-2005  E-mail: info@sonnoh.co.jp http://www.sonnoh.co.jpこの蔵は、酒販店主催の蔵見学で訪問しているので、今回2度目の訪問である。 名鉄西幡豆駅を降りて、徒...

… 続きを読む


金曜日の夜から日本酒イベント3日間の連投である。
イベントを左右するものは天気である。こればっかりは何ともならないが、主催者の心がけによりいずれも良い天気であった。


山崎合資会社
 〒444-0703 愛知県幡豆町大字西幡豆字柿田57
 TEL: 0563-62-2005
  E-mail:
info@sonnoh.co.jp
 http://www.sonnoh.co.jp



この蔵は、酒販店主催の蔵見学で訪問しているので、今回2度目の訪問である。
 名鉄西幡豆駅を降りて、徒歩5分の便利なところにある。



蔵は、幡豆の主要道路に面しておりアクセスは容易である。
この日は幡豆の友引市が開催されており、蔵開きはその第2会場になっている。
 車は近くにある駐車場が利用でき便利である。


 



構内にはいると、順路が設定されており、受付を済ませると蔵見学に向かい、その後試飲即売コーナー、振る舞いのコーナーに流れていく順路だ。


 



どの蔵も洗米は洗米機を使うところが多い。


 



山崎は香り系の吟醸酒も味わい系の純米酒も得意であり、温度管理には注意が払われている。
 吟醸酒にはサーマルタンクが使用され、タンクの設置されている棟は部屋全体が空調されている。

この蔵は、今年平成21年の愛知県酒造組合の新酒のきき酒研究会で、吟醸酒部門で優秀な成績であった。


純米吟醸酒部門で、尊皇 幻々 が県組合長賞


吟醸酒部門で、尊皇 幻々 が最優秀の県知事賞

全国の鑑評会で金賞受賞が期待される蔵である。


 


 



即売コーナーでは、幻々、奥、尊皇、金盃尊皇、三ヶ根山、活鱗が販売されている。


 




隣の試飲・即売コーナーでは、名古屋城の礎、幻々、三河鳥羽の火祭、奥夢山水十割、尊皇第2回酒蔵開き記念酒、氷点下貯蔵生酒の6銘柄が試飲出来る。勿論購入も出来る。


一通り試飲させていただいた印象を筆者の独断で書くと
①名古屋城の礎 辛口純米
 立ち香はない。スッキリとした味わいで酸のふくらみはあまり感じない。後口もスッキリとして嫌な癖は感じない。もう少し温度を上げたほうがよいかもしれない。


②幻々 山田錦十割 純米大吟醸原酒
 幻々の黒ラベルである。立ち香はあまり強くない。バランスの取れた偏りのない味わいで、吟醸酒らしい広がりがある。後口もよい。上品な酒であるが味の厚さもある。


③三河鳥羽の火祭 純米吟醸原酒 若水100%
 立ち香はあまり感じない。旨味の厚い味、味は酸味系だがバランスは取れている。辛口スッキリの世界である。後口は軽いピリ辛。


④奥 夢山水十割 純米吟醸原酒 2007熟
 仄かな熟成香で老香は全く感じない。低温貯蔵してあると推測される。味は甘く苦い、舌で探ると辛味もある。熟味は無い。


⑤尊皇第2回酒蔵開き記念酒 純米吟醸生原酒
 甘い吟醸香がある。甘い入り口の後、厚い酸味が続き、生酒らしい活発な酸である。後口は苦味系。香りよく新酒らしい躍動感のある世界で、この蔵の厚みはあるがスッキリとした辛口の世界ではなく、甘味・酸味の押しのある最近流行の無濾過生原酒の世界に近い印象がした。


⑥氷点下貯蔵生酒
 フルーティな立ち香がある。記念酒とは違いスッキリとした酸で甘味辛味のバランスが良く、後半少し重くなるところがあるが、後口も良い。生き生きとした生酒の特徴を活かしながらスッキリとした飲みやすい酒である。
 スペックが分からないが、アル添酒なので本醸造か。


氷点下貯蔵生酒か記念酒か迷ったが、記念酒を購入する事にした。幻々の白ラベルも欲しいが、冷蔵庫が満杯で保管方法がないので諦めた。



 



試飲販売コーナーを抜け、玄関に向かうと尊皇の化粧樽が置かれ、テントの下にテーブルが設置され、来場者が飲食が出来るような空間が作られている。
 構内が広いので非常にゆったりしており、落ち着いて飲食が可能である。
 これなら来年以降入場者が急増しても、十分対応できる余裕がある。


 



 入り口に近いところに振る舞いのコーナーがあり、氷点下貯蔵生酒と飲酒できない人の為に甘酒、仕込み水を飲む事が出来る。
 即売コーナーでは、枝豆、海老の唐揚げ、かき揚げ、おにぎり、弁当、サンドイッチなどが販売されている。


 



振る舞われていた「古代米入りの甘酒」。
見たところ小豆が入っているような色合い。口に含むとトロリとした糊のような舌触り、甘いが上品な甘さで、舌触りと違ってスッキリとした味わい。甘味がスーッと切れていくので口当たりが良く上品な印象。
 周辺の酒飲み達もこれは美味しいと盛んにお代わりしていた。残念ながらこれは蔵開き参加者専用で市販の予定はないとのことであった。


日本酒の会のメンバーが、7名も来ていたのには驚いた。
暫く、振る舞いコーナーで振る舞い酒をいただきながら時を過ごし、気持ちの良い時間が流れた。


社長さんのお話を伺っている中に、尊皇の酒粕を使った酒饅頭が友引市で販売されているとの情報を得たので、売り切れる前にそれを手に入れる為に、市へ向かった。


 



佑正寺の境内で開かれている友引市では、様々な物品が販売されている。お祭りによくあるおでん、焼きそば、お好み焼きなどの販売はあまり見かけない。
 まだ売り切れていなかった酒饅頭・みぞ饅頭のパックを購入し、帰途に就いた。


一時を大きくまわっていたので、近くで昼食を取る事にして、前の蔵見学の時利用した「愛」も良かったが、その先にある「日本料理 梅庄」に入る。


 




周辺にはアイリス、ポピーなどが咲き競っていた。


 




折から法事の客、その他の客で満席、待つ事にしたが15分位で座る事が出来た。繁盛している店だ。


 




殿御膳(2400円)を注文した。
出てくると氷のかまくらのの刺身に驚かされる。
刺身はハマチ、甘エビ、蛸、鮪、鰹。
その隣は大海老の天麩羅、頭からすべて食べる事が出来た。
パイナップル、もずく酢、茶碗蒸し、赤だし、新香。


 



かまくらの中にはハマチの刺身が涼しそうである。


 




上記のお膳に後からメバルの煮付けとサラダが出てきた。


この様な店構えにもかかわらず、ご飯と赤だしはおかわり自由。美味しいご飯だったのでお代わりもして、満腹となってしまった。


季節の中で、昼からいただく日本酒は快く酔う。
昨日も今日もそんな快い酔いの日だった。



 

2009-04-19 (Sun)

2009/04/19 日記 地図の日

2009/04/19 日記 地図の日

2009/4/19(日) 旧暦:3月24日 日出:5時03分 日没:18時17分 月出:1時39分 月没:12時20分 月齢:23.45甲午(こうご,きのえうま) 六曜:友引 九星:一白水星 選日:三隣亡今日の花: 山吹、白山吹、八重山吹、濃山吹(こやまぶき)      葉山吹 (角館観光協会角館紀行 より転載) (たうん宗像 より転載)『ヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)はバラ科ヤマブキ属の落葉低木。黄色の花をつける。...

… 続きを読む

2009/4/19(日) 旧暦:3月24日 日出:5時03分 日没:18時17分 月出:1時39分 月没:12時20分 月齢:23.45甲午(こうご,きのえうま) 六曜:友引 九星:一白水星 選日:三隣亡



今日の花: 山吹、白山吹、八重山吹、濃山吹(こやまぶき)
      葉山吹


 



(角館観光協会角館紀行 より転載)


 



(たうん宗像 より転載)


『ヤマブキ(山吹、学名:Kerria japonica)はバラ科ヤマブキ属の落葉低木。黄色の花をつける。春の季語。


 特徴
低山の明るい林の木陰などに群生する。樹木ではあるが、茎は細く、柔らかい。背丈は1mから、せいぜい2m、立ち上がるが、先端はやや傾き、往々にして山腹では麓側に垂れる。地下に茎を横に伸ばし、群生する。葉は鋸歯がはっきりしていて、薄い。


晩春に明るい黄色の花を多数つける。多数の雄蕊と5~8個の離生心皮がある。心皮は熟して分果になる。


北海道から九州まで分布し、国外では中国に産する。古くから親しまれた花で、庭に栽培される。花は一重のものと八重のものがあり、特に八重咲きが好まれ、よく栽培される。一重のものは花弁は5枚。


 似たもの
シロヤマブキ(Rhodotypos scandens (Thumb.) Makino)と言うのもあるが、別属である。日本では岡山県にのみ自生しているが、花木として庭で栽培される事が珍しくない。こちらは花弁は4枚。


 文化
古歌にも好んで詠まれ、しばしば蛙(かはず)とともに詠み合わせられる。太田道灌と八重山吹の話はよく知られている。詳細は。太田道灌#逸話を参照。なお、件の歌については、普通は八重咲き山吹には実がつかないことを述べた歌とされるが、「七重八重」を山吹が積み重なる様に咲く様子を述べたと解し、ヤマブキの果実が堅くて食えないので、「山ほど花が咲くのに、食える実がつかないのは情けない」とする解釈もあるらしい。


山吹色といえば、オレンジ色に近い濃い黄色のことである。下のような色である。往々にして小判の色をこれにたとえる。(山吹色のお菓子・・小判の隠語)』(Wikipedia)



山吹の俳句:



 ・山吹や序に覗く隣あり 為拾



 ・ほろほろと山吹散るか滝の音 芭蕉



 ・山吹や井手を流るゝ鉋屑 蕪村



 ・山吹や昼をあざむく夜半の月 前田普羅



 ・わがいのち知らぬ我かも濃山吹 原コウ子


 


4月19日は、地図の日。
寛政12年(西暦1800年)閏4月19日、伊能忠敬が蝦夷地の測量を行うため江戸を出発したことに因む。



日曜日、昨日に続き春爛漫の日。
こんな日には、外に出よう。
日本酒イベント3連投になるが、幡豆町の山崎(尊皇、奥)の蔵開きに参加。
 帰り際の駄賃に、岡崎の散歩。



 

2009-04-18 (Sat)

2009/04/18 JR高島屋「柳原白蓮展」を観る

2009/04/18 JR高島屋「柳原白蓮展」を観る

大高の「鷹の夢とボサノバ」を楽しんだ後、名古屋JR高島屋の「柳原白蓮展」を観た。驚いたことに会場は人が溢れ、文章も多い展示物の前には人の垣が出来て読むことも出来ない。 若い人もいるが、来場者は圧倒的に中年を過ぎた女性が多い。展示は三部構成になっており、時と共に変わった白蓮の姿を映している。 Ⅰ 筑紫の女王 Ⅱ 伯爵家令嬢として Ⅲ 自らを生きる    話は九州飯塚の炭坑王伊藤伝右衛門との別れ...

… 続きを読む


大高の「鷹の夢とボサノバ」を楽しんだ後、名古屋JR高島屋の「柳原白蓮展」を観た。


驚いたことに会場は人が溢れ、文章も多い展示物の前には人の垣が出来て読むことも出来ない。
 若い人もいるが、来場者は圧倒的に中年を過ぎた女性が多い。


展示は三部構成になっており、時と共に変わった白蓮の姿を映している。
 Ⅰ 筑紫の女王
 Ⅱ 伯爵家令嬢として
 Ⅲ 自らを生きる


 



 



 


話は九州飯塚の炭坑王伊藤伝右衛門との別れから始まる。
白蓮が7歳年下の東大生宮崎龍介と駆け落ちし、朝日新聞に「絶縁状」を掲載する。


『  伊藤伝右衛門様 
  私は今貴方の妻として最後の手紙を差上げます。
 ...貴方と私との結婚当初から今日までを回顧して私は今最善の理性と勇気との命ずる処に従つて此の道を取るに至つたので御座います。御承知の通り結婚当初から貴方と私との間には全く愛と理解とを欠いていました、この因襲的結婚に私が屈従したのは私の周囲の結婚に対する無理解とそして私の弱小の結果でございました。
 ...愛無き結婚が生んだ不遇とこの不遇から受けた痛手のために私の生涯は所詮暗い帳の中に終わるものだと諦めた事もありました、然し幸にして私には一人の愛する人が与えられそして私はその愛によつて今復活しやうとしてゐるのであります、このまゝにしておいては貴方に対して罪ならぬ罪を犯すことになることを恐れてます、もはや今日は私の良心の命ずるまゝに不自然なる生活を根本的に改造す可き時機に臨みました、即ち虚偽を去り真実に就くの時が参りました、依つて此の手紙により私は金力を以て女性の人格的尊厳を無視する貴方に永久の決別を告げます、私は私の個性の自由と尊貴を護り且培ふために貴方の許を離れます。 』



これに対し、大阪毎日に北尾記者が書いた「絶縁状を読みて子に与ふ」が発表される。


『子、
...お前が俺に送った絶縁状といふものは未だ手にせぬが、若し新聞に出た通りのものであったら随分思い切って侮辱したものだ。妻から夫に離縁状を叩きつけたという事も初めてなら、又それが本人の手に渡らない前に堂々と新聞に現れると云ふ事も不思議な事だ。
 俺は新聞の記事を読んで一時は可なり興奮もした。併し落ち着いて静かに考えると、お前と云ふ一異分子を除き去った伊藤家が、今後如何に円満に一家団欒の実をあげ得るかと思ふと、俺自身としては将来非常な心易さを感じて熬るゐる。 ...俺の一生の中に最も苦しかった十年を一場の夢と見て、生まれ変わったつもりでこれからの凡てを立て直そう。 ...
結婚式の第一日に、お前から云ふと、一賤民の俺に、不思議に感じた事があった。
式が終わって自動車で一緒に旅館に引き揚げた。するとお前はどうしたのか室の片隅でしくしく泣いてゐる。...俺は実家を離れる娘心の涙だと思った。 ...所でその涙は一賤民の俺が華族出の妻を尊敬せず、自動車に乗る時、お前をいたはらずに、俺が先に乗った事がお前の自尊心を傷つけ、それが為の口惜し涙だと分かったので、これは大変な妻を貰ったわいと思った。
お前は白蓮という名の歌人だ。そしてその雅号も、石炭堀りの妻でこそあれ、伊藤の家の泥田の中にゐても濁りにそまぬといふ意味で付けたのだと云ふ其の自尊心、俺はこの十年の間をお前のヒステリーと自尊心とでどの位苦しんだことか。...
貴族の娘だ、尊敬されるのは当然だと考へてゐるが、一平民たる俺は血と汗とで今日の地位をかち得た。俺は人間と云ふものを知り過ぎている。お前の考えの間違ってゐるのを叱ったり、さとしたりするとお前は虐待すると云って泣いた。 ...
俺は成る程品行方正だとは云はない。俺が自分の今迄の不品行を自覚してゐればこそ、お前が絶えず若い男と交際し、時には世間を憚るような所業迄も黙って見ていた。
今の舟子の事でも、お前からすすめた妾ではないか。よそうと思ったが、おゆうもいないし話相手にとお前がいふからそうしたのだ。
それをお前は金力で女を虐げると云ふ。お前こそ一人の女を犠牲にして虐げ泣かせたのではないか。 ...
お前は虚偽の生活を去って真実につく時が来たと云ふが、十年の夫婦生活が全部虚偽のみで送られるものでもあるまい。よく考えて見るがいい。真実嫌だったら一月で去る事も出来る。何のために十年の忍従が必要だったのだ。 ....
お前が人の妻としての資格がある女であるかどうか、まあお前の愛人とやらに試して貰ったらいいだらう。』


文学に縁無き炭坑の町に筑紫の女王として、文学のサロンの女王として華を咲かせ、処女歌集を出し中央歌壇に認められたのは伝右衛門の金銭的援助が背景にあった事は否めない事だ。


男と女の話は難しい。
2007/09/16の記事にも書いたが、恋多き女白蓮は、自分の事は棚に上げて人ばかり責めるエゴイストと云うべきだ。
「与ふ」の内容が真実だとすれば、伝右衛門の妻としての子は嫌な人間だったとしか云いようがない。


恋する人妻から宮崎の子を懐妊してから、絶縁状を書いて、駆け落ちした白蓮は、今流行のできちゃった婚ではなく「できちゃった離婚」である。


当時は姦通罪があった時代である。人妻と関係すれば犯罪者となる。しかし、伝右衛門は訴えなかった。
人間は行為の集積であり、発言の集積ではないと思う。伝右衛門は立派と云わなければならない。


「与ふ」の最後の言葉は、後半生の白蓮を縛った言葉と言える。この言葉がなければ、和歌だけでなく社会運動に努力した宮崎子は生まれず、柳原白蓮で終わってしまったかも知れない。
 子は後年白蓮という名は嫌いだと言っている。


昭和28年10月19日34年振りに福岡の土を踏んだ白蓮は、西日本新聞に寄稿している。


うきものと思ひしは昨日の夢なりき海は大きく天に連なる

捨ててきて三十余年筑紫路の町のあかりはものいふごとし

旅にきて秋のそよ風身には沁むちくしは我に悲しきところ


ここは私の人生道場であった。もう少しで私は命を捨てるところでもあった。
あやまちなき一生というものは、あまりにも無味乾燥のものではあるまいか。あのときのことを本当に私はあやまちとはいいたくないのだけれども、やっぱり若きが故のことだろうか』


昭和42年2月22日81歳でなくなった時の辞世。


そこひなき闇にかがやく星のごとわれの命わがうちに見つ



【参考文献】
「恋の華・白蓮事件」(新評論 1982) 永畑道子



 

2009-04-18 (Sat)

2009/04/18 鷹の夢「日本酒を楽しむ会」&「夢仕込みサロン」

2009/04/18 鷹の夢「日本酒を楽しむ会」&「夢仕込みサロン」

昨日の酒がまだ残っているような目覚めだったが、良い天気である。 申し込みしてあった名古屋市緑区大高の山盛酒造主催のイベントに出掛けた。開催場所:山盛酒造(株) 名古屋市緑区大高町高見74      TEL:621-2003開催日時:2009年4月18日(土)・19日(日) 12:00~17:00入場料:1人・1,000円 吟醸酒・ワンドリンク付き・蔵元の新酒ご案内、即売会・酒蔵ライブ kazuyo&TAKE3 (ボサノバ)・酒蔵個展 幻想画家「蛇雄」・彫刻家「...

… 続きを読む


昨日の酒がまだ残っているような目覚めだったが、良い天気である。
 申し込みしてあった名古屋市緑区大高の山盛酒造主催のイベントに出掛けた。


開催場所:山盛酒造(株) 名古屋市緑区大高町高見74
     TEL:621-2003
開催日時:2009年4月18日(土)・19日(日) 12:00~17:00
入場料:1人・1,000円 吟醸酒・ワンドリンク付き
・蔵元の新酒ご案内、即売会
・酒蔵ライブ kazuyo&TAKE3 (ボサノバ)
・酒蔵個展 幻想画家「蛇雄」・彫刻家「尾崎慎」



大高の駅を降りると、3月と違って明るい。
蔵方向に歩いていくと住宅地に入り長閑な空気が流れている。
お年寄りが多いのか花の好きな人が多いのか、住宅の所々には手入れされた花が咲いている。


 




端午の節句も近づき鯉幟が立てられている家も目に入る。


 




開場時間近くに着いたのでまだ人影は多くない。
マイカーで乗り付けたクラウンが4人の客を降ろすと、後で又来ると行って走り去った。


 


 



入り口では「鷹の夢」の菰樽がお出迎えである。
奥に見える案内を入ると受付である。
入場料を支払い、吟醸酒の受け渡し券を受け取り先に進むと、歌声が聞こえている。 コンサートが始まっている。


 


カウンターに山盛酒造の社長さんがおられたのでご挨拶してから、コーナーで「純米吟醸 うすにごり」を受け取り、コンサート会場の椅子に座る。


 



蔵の壁には鳴海絞りが張り回され、良い雰囲気である。
先客達は、吟醸酒を手に肴のコーナーで販売されている味噌おでん、どて煮、串カツなどの名古屋肴を購入して楽しんでいる。



 




先客に混じって、味噌おでん・どて煮を肴に「純米吟醸 うすにごり 生」をいただく。
 この「うすにごり」は、松坂屋愛知地酒フェアで試飲しており、2度目だが、新酒らしい立ち香と軽い甘めの入り口の後スッキリとした酸が広がり後口のキレも良く気持ちの良い酒である。
 4月の花の時候に適している。



歌声の主は、男女のフォークデュオ「ミラクルカフェ」。


 



今日のコンサートは、このほかKAZUYO&TAKE3、田村が出演する。
 中心はボザノバのKAZUYO&TAKE3で3回演奏がある。
明日は、二胡、アイリシュ音楽も登場するらしい。


 



KAZUYO&TAKE3はボサノバを演奏するグループで、KAZUYOはフルート、TAKE3はギター:舘博之、ウッドベース:武田有史、ドラム&パーカッション:水谷滋克。


イパネマの娘
おいしい水

いそしぎ
ベサメ・ムーチョ
 Tristeza


その他が演奏されたが、生の楽器を聞きながら生酒をいただくのも良い感じがする。
 ボサノバとうすにごりのコラボレーションも違和感はない。


ほんのりと酔い心地の耳にスローでメロウな「いそしぎ」のテーマ「The Shadow of Smile」が快く響いている。


The shadow of your smile when you are gone
Will color all my dreams and light the dawn
Look into my eyes, my love, and see
All the lovely things you are to me


Our wistful little star was far too high
A teardrop kissed your lips andd so did I
Now when I remember spring
All the joy that love can bring
I will be remembering
The Shadow of your smile


軽いボサノバのリズムとメロウなフルートの音色に身を委ねているとライブスポットの雰囲気である。


「夢仕込みサロン」では、絵画と彫刻の個展も開かれている。
 




もう一つのイベント「柳原白蓮展」を観て、明るい内に家に帰るにはあまりここで時間は費やせない。
 もう一度3:30からのKAZUYO&TAKE3のコンサートも聞きたかったが引き上げることとした。


山盛酒造は、大高にある3つの蔵の内、最も地域興しに積極的な蔵である。
 緑区の各種イベントを協賛している社会性のある蔵である。
日本の歴史的では、寺と蔵は地域の文化の発信基地であった。この意味で鷹の夢は正統的であると言えるし、今回の企画は、即売会を中心とした蔵開きとは違って、地域を興そう、楽しくしようとする性格を持っている。同様の雰囲気を持っているのは多治見の三千盛の蔵開きである。
 蔵が酒と何かのコラボレーションを発信することは大切なことだ。



蔵から出て、大高の駅方向に歩くと、道は花*花である。
白のアメリカ花水木の向こうには紫の藤の花が色を競っている。


 



 






 
春光の中、花に見送られながら、ほろ酔い気分で歩いていく。
実に、春爛漫である。



 

2009-04-17 (Fri)

2009/04/17 日記 イチロー最多安打記録の日

2009/04/17 日記 イチロー最多安打記録の日

2009/4/17(金) 旧暦:3月22日土用、下弦 日出:5時06分 日没:18時15分 月出:0時31分 月没:10時21分 月齢:21.45壬辰(じんしん,みずのえたつ) 六曜:赤口 九星:八白土星 選日:今日の花: 蓮華草(れんげそう)、紫雲英(げんげ))   (麺が好きィ~!ブログえぬ(N)より転載)『ゲンゲ(紫雲英、学名 Astragalus sinicus)はマメ科ゲンゲ属に分類される越年草。中国原産。レンゲソウ(蓮華草)、レ...

… 続きを読む


2009/4/17(金) 旧暦:3月22日土用、下弦 日出:5時06分 日没:18時15分 月出:0時31分 月没:10時21分 月齢:21.45壬辰(じんしん,みずのえたつ) 六曜:赤口 九星:八白土星 選日:



今日の花: 蓮華草(れんげそう)、紫雲英(げんげ))


 



 


 
(麺が好きィ~!ブログえぬ(N)より転載)



『ゲンゲ(紫雲英、学名 Astragalus sinicus)はマメ科ゲンゲ属に分類される越年草。中国原産。レンゲソウ(蓮華草)、レンゲ、とも呼ぶ。春の季語。かつて水田に緑肥として栽培され、現在でもその周辺に散見される。岐阜県の県花に指定されている。


 特徴
ゲンゲはマメ科の越年草で、湿ったところに生える。全体に柔らかな草である。


茎の高さ10~25cm。根本で枝分かれして、暖かい地方では水平方向に匍匐し、60~150センチまで伸びる場合もある。茎の先端は上を向く。また、根本から一回り細い匍匐茎を伸ばすこともある。


葉は一回羽状複葉、小葉は円形に近い楕円形、先端は丸いか、少しくぼむ。一枚の葉では基部から先端まで小葉の大きさがあまり変わらない。


花茎は葉腋から出て真っ直ぐに立ち、葉より突き出して花をつける。花は先端に輪生状にひとまとまりにつく。花色は紅紫色だが、まれに白色(クリーム色)の株もある。


 利用など
ゲンゲの花のミツは、良い「みつ源」になる。ハチミツの源となる蜜源植物として利用されている。


ゆでた若芽は食用にもなる(おひたし、汁の実、油いため他)。


民間薬として利用されることがある(利尿や解熱など)。
ゲンゲの花を歌ったわらべ歌もある。「春の小川」などが有名。


 文化
ギリシア神話では、祭壇に捧げる花を摘みに野に出た仲良し姉妹の話が有名。ニンフが変身した蓮華草を誤って摘んでしまった姉のドリュオペが、代わりに蓮華草に変わってしまう。「花はみな女神が姿を変えたもの。もう花は摘まないで」、と言い残したという。
「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」とは、江戸時代に滝野瓢水が詠んだ俳句。遊女を身請けしようとした友人を止めるために詠んだ句で、蓮華(遊女)は野に咲いている(自分のものではない)から美しいので、自分のものにしてはその美しさは失われてしまうという意味。転じて、ある人物を表舞台に立つべきではなかったと評する意味合いでも使われる(荒船清十郎の項目を参照)。


 ゲンゲ畑
化学肥料が使われるようになるまでは、緑肥(りょくひ = 草肥:くさごえ)および牛の飼料とするため、8~9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていた。これはゲンゲ畑と呼ばれ、昭和末頃までの「春の風物詩」であったが減少している。


畑は田植えの前に耕し、ゲンゲをそのまま鋤きこんで肥料とした。窒素を固定する根粒菌の働きで、ゲンゲの根には球形の根粒がつく。ゲンゲの窒素固定力は強大で10cmの生育でおおよそ10アール 1t の生草重、4~5kg の窒素を供給し得る。普通15ないし20cmに成長するからもっと多くなるはずである。


乳牛を飼っているところでは、飼料とした。


休耕田の雑草防止策にもなった。ゲンゲの生える中に不耕起直播して乾田期除草剤を使わないですむ方法、ゲンゲの枯れぬうちに入水、強力な有機酸を出させて雑草を枯死させる方法がある。ただしゲンゲは湿害に弱く、不耕起では連作障害が起きかねず、アルファルファタコゾウムシが大発生するなど難点もある。』(Wikipedia)



蓮華草・の俳句:



 ・親牛も仔牛もつけしげんげの荷 高野素十



 ・げんげ田のうつくしき旅つづきけり 久保田万太郎



 ・げんげ田を見尽くし遍路満願寺 山口誓子


 


イチローが、張本勲の持つ日本プロ野球最多記録を更新し、日米通算3086安打を達成した日。
 WBCでは極度の腐心と土壇場での優勝を決める一発、その後の体調不良と新記録達成の快挙。
 人生は谷もあれば山もあるから面白い。



週末の今日、第三金曜日は日本酒の会の定例会。
今月のテーマは「静岡の酒特集」。



 

2009-04-16 (Thu)

2009/04/16 日記 金閣寺建立の日

2009/04/16 日記 金閣寺建立の日

2009/4/16(木) 旧暦:3月21日 日出:5時07分 日没:18時14分 月出:---- 月没:9時24分 月齢:20.45辛卯(しんぼう,かのとう) 六曜:大安 九星:七赤金星 選日:一粒万倍日今日の花: 郁子(むべ)の花、うべの花、野木瓜(むべ)、      常磐通草(ときわあけび)の花 ( 陶工房「上名窯」通信・・・四季折々・・・より転載) (対馬から発信 無垢材のススメ より転載)『ムベ出典: フリー百科事典『ウ...

… 続きを読む


2009/4/16(木) 旧暦:3月21日 日出:5時07分 日没:18時14分 月出:---- 月没:9時24分 月齢:20.45辛卯(しんぼう,かのとう) 六曜:大安 九星:七赤金星 選日:一粒万倍日



今日の花: 郁子(むべ)の花、うべの花、野木瓜(むべ)、
      常磐通草(ときわあけび)の花


 



( 陶工房「上名窯」通信・・・四季折々・・・より転載)


 



(対馬から発信 無垢材のススメ より転載)


『ムベ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(郁子 から転送)
移動: ナビゲーション, 検索
ムベ(郁子)


学名
Stauntonia hexaphylla
(Thunb.) Decne.
和名
ムベ(郁子)
トキワアケビ(常磐通草)
ムベ(郁子、野木瓜、学名:Stauntonia hexaphylla)は、アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物。別名、トキワアケビ(常磐通草)。方言名はグベ(長崎県諫早地方)、フユビ(島根県隠岐郡)、イノチナガ、コッコなど。


 特徴
日本の本州関東以西、台湾、中国に生える。柄のある3~7枚の小葉からなる掌状複葉。小葉の葉身は厚い革質で、深緑で艶があり、裏側はやや色が薄い。裏面には、特徴的な網状の葉脈を見ることが出来る。


花期は5月。花には雌雄があり、芳香を発し、花冠は薄い黄色で細長く、剥いたバナナの皮のようでアケビの花とは趣が異なる。


 



10月に5~7cmの果実が赤紫に熟す。この果実は同じ科のアケビに似ているが、果皮はアケビに比べると薄く柔らかく、心皮の縫合線に沿って裂けることはない。果皮の内側には、乳白色の非常に固い層がある。その内側に、胎座に由来する半透明の果肉をまとった小さな黒い種子が多数あり、その間には甘い果汁が満たされている。果肉も甘いが種にしっかり着いており、種子をより分けて食べるのは難しい。自然状態ではニホンザルが好んで食べ、種子散布に寄与しているようである。


 利用
盆栽や日陰棚にしたてる。食用となる。日本では伝統的に果樹として重んじられ、宮中に献上する習慣もあった。 しかしアケビ等に比較して果実が小さく、果肉も甘いが食べにくいので、商業的価値はほとんどない。


茎や根は野木瓜(やもっか)という生薬で利尿剤となる。』(Wikipedia)



郁子の花の俳句:



 ・女の瞳ひらきみつむる郁子の花 岸田稚魚



 ・現なく日輪白き郁子咲けり 角川源義



 ・郁子咲いて夜明早まる垣根かな 小松崎爽青



 ・異人館郁子の花垣高くして 山田節子



 ・深閑と南無極楽寺郁子の花 山村政子


 


1397年(応永4)の今日、足利義満は鹿苑寺(金閣寺)を建て、上棟式を行った。


鹿苑寺の詳細は、以下Wikipedia参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E9%96%A3%E5%AF%BA



 

2009-04-16 (Thu)

2009/04/16 婚活は行政がするもの?

2009/04/16 婚活は行政がするもの?

『品川区が“婚活”サポート2009年4月12日(日)08:05 品川区は6月28日、しながわ水族館(同区勝島)で行われる結婚を支援するセミナーと交流会の参加男女各20人を募集している。 同区は平成20年度から独身者の結婚支援事業を実施しており、参加者のアンケートでは9割以上が「好印象を持った異性が1人以上いた」と答えている。今回は第1部のセミナーでカウンセラーが参加者の結婚に向けてのコミュニケーション力を測り、...

… 続きを読む


『品川区が“婚活”サポート
2009年4月12日(日)08:05
 品川区は6月28日、しながわ水族館(同区勝島)で行われる結婚を支援するセミナーと交流会の参加男女各20人を募集している。


 同区は平成20年度から独身者の結婚支援事業を実施しており、参加者のアンケートでは9割以上が「好印象を持った異性が1人以上いた」と答えている。今回は第1部のセミナーでカウンセラーが参加者の結婚に向けてのコミュニケーション力を測り、異性と接する際のマナーなどを男女別にアドバイス。第2部ではゲームや食事会を通じて参加者同士の交流を深める。


 参加資格は品川区内に在住か在勤で、20歳以上の独身者(証明書が必要)。参加費5000円。応募はFAX(03・5745・1812)などで5月20日まで。【問】しながわマリッジサポート事務局(電)03・3779・1521』(goo news)


若者が結婚しなくなった、もしくは結婚できなくなったと言われて久しい。
 しなくなったというのは、草食系男子とか乙女男子とかのトレンドもあるだろうが基本は「自由でいたい・束縛されたくない」という観念だろう。
 出来なくなったというのは、恋愛の先に結婚があるという幻想だろう。投合する二人が出逢って目出度くゴールインする事は病院で家族に看取られて死ぬ事と同じように、理由のない固定観念になっており、それに縛られ身動きできなくなっている。


朝起きてから寝るまでの日常生活の中でこうした出逢いの機会は必ず空から降ってくるものではない。
 普通は、何の変哲もない同じような日が毎日続くだけである。
ではどうするか?


「婚活」という言葉は、『「婚活」時代』(山田昌弘、白河桃子共著 ディスカヴァー)からブレイクしたもの。


「婚活」とは結婚活動のことで、「就活」に倣ったもの。
この本で、著者は、就職するために就職活動が必要なように、結婚するためには結婚活動が必要だと主張している。


昔は、仲人というキューピットが日本には存在した。
 これは、極めて合理的な実効性のある制度・社会基盤であった。
  恋愛結婚は破綻するが見合い結婚は破綻がないとよく言われた。仲人が、年齢、家族、環境、年収、学歴etcなどの条件を予め調べ、双方の確認もして絞り込み、長い経験から来る判断も加えて話を進めるのだから、落とし穴は元から排除されている。


がしかし、若者は先に述べた固定観念し縛られてしまい、空から降ってくる出逢いを夢想して日を暮らしている。
 キューピットが居なくなってしまった今どうするか。
恋人と結婚するという幻想から自由になり生涯の伴侶を捜すことが結婚だと思えばよいのだ。


この本では、結婚相談所への登録が最大の「婚活」としているが、その前にする事がある。
 日常からの脱出である。今までの生活か結婚に機会がないからもしくは機会はあってもその気がないから今の状態である。
 友人の結婚式とか家族連れの集うところとかに行って刺激を受け家族をよく観察することである。
 恋人たちが集まっているところへ行っても心が屈折するだけだろう。
 生涯の伴侶捜しと思いが定まったら「婚活」である。


品川区に行くのもよし、相談所に行くのもよし、会員に登録するのもよし、自力で恋人ではなく伴侶を捜すのもよしである。



 

2009-04-15 (Wed)

2009/04/15 日記 五月晴れの4月

2009/04/15 日記 五月晴れの4月

2009/4/15(水) 旧暦:3月20日 日出:5時08分 日没:18時14分 月出:23時49分 月没:8時28分 月齢:19.45庚寅(こうしん,かのえとら) 六曜:仏滅 九星:六白金星 選日:今日の花: 芝桜、花爪草(はなつめぐさ) (ケイワンのぶらり日記 より転載) (見どころ花どころ より転載)『シバザクラ(芝桜、学名:Phlox subulata)はハナシノブ科の多年草。別名、ハナツメクサ(花詰草、花爪草)。 特徴北米原産...

… 続きを読む


2009/4/15(水) 旧暦:3月20日 日出:5時08分 日没:18時14分 月出:23時49分 月没:8時28分 月齢:19.45庚寅(こうしん,かのえとら) 六曜:仏滅 九星:六白金星 選日:



今日の花: 芝桜、花爪草(はなつめぐさ)


 



(ケイワンのぶらり日記 より転載)



 
(見どころ花どころ より転載)


『シバザクラ(芝桜、学名:Phlox subulata)はハナシノブ科の多年草。別名、ハナツメクサ(花詰草、花爪草)。


 特徴
北米原産。4-5月頃にサクラに似た形の淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花を咲かせる。葉形やその匍匐性などから芝桜と名付けられた。葉は1センチ程度と小さく披針形で硬い。よく枝分かれし地面を覆い尽くすように密生する。また寒暑や乾燥に強く常緑のため芝生代わりに植えられていることもある。


同属をまとめてフロックスと呼び、花期をずらして混植されることもある。フロックス・ストロニフェラ(ツルハナシノブ)、フロックス・ドラモンディー(スターフロックス)、フロックス・パニクラータ(オイランソウ、クサキョウチクトウ)等あるがそれぞれ別種である。


北海道滝上町や千葉県柏市や北海道羅臼町の市・町花である。


北海道滝上町、北海道大空町(旧東藻琴村)、埼玉県秩父市が有名。』(Wikipedia)



芝桜の俳句:



 ・再会の庭に明るき芝桜 柴田幸枝



 ・芝桜色鉛筆の走り出す 大月桃流



 ・芝桜安全剃刀捨て場なし 宮脇白夜



 ・どの道を行きても墓へ芝桜 福田甲子雄



 ・芝桜咲かせて爺の浄土かな 永津溢水


 


昨日の雨が嘘のような五月晴れの日になった。
しかし、まだ四月である。
 周辺の公園、花壇の芝桜が赤・白・青の色を競っている。
眩い花の絨毯だ。



 

2009-04-15 (Wed)

2009/04/15 肝臓の友 オルニチンとは

2009/04/15 肝臓の友 オルニチンとは

『goo注目ワード ピックアップ・・・オルニチン2009年4月14日(火)15:00 盛大な送別会を終えた翌週には、これまた盛大な歓迎会が。おまけに部署のキックオフに、桜の開花も重なり同僚らとのお花見と、宴会が続いているという人も多いのではないでしょうか。連日の飲酒で二日酔い防止策やお腹周りの脂肪など気になることがたくさん出てきたというアナタにこそ教えたい「オルニチン」の存在。 gooヘルスケア「からだにいいコトバ...

… 続きを読む


『goo注目ワード ピックアップ・・・オルニチン
2009年4月14日(火)15:00
 盛大な送別会を終えた翌週には、これまた盛大な歓迎会が。おまけに部署のキックオフに、桜の開花も重なり同僚らとのお花見と、宴会が続いているという人も多いのではないでしょうか。連日の飲酒で二日酔い防止策やお腹周りの脂肪など気になることがたくさん出てきたというアナタにこそ教えたい「オルニチン」の存在。


 gooヘルスケア「からだにいいコトバ事典」によると、オルニチンとは遊離アミノ酸の一種で、全身にくまなく存在する物質のこと。成長ホルモンの分泌を促すのが主な働きで、筋肉づくりに役立ちます。筋肉量が増えることで基礎代謝は高まり、脂肪の燃焼を促します。また、細胞分裂を活発化させ、シミやシワを改善するといった美肌効果、さらには肝臓を解毒する作用もあり、よくお酒を飲む人にオススメ。そんな「オルニチン」を含有する食品としては、しじみやヒラメなどの魚介類が挙げられますが、蓄積性がないため継続的にサプリメントなどで補うのも有効です。


 飲酒量はほどほどに食事のバランスを考慮、加えて適度な運動を……と思いつつも実際はなかなかうまくいかないもの。年々痩せにくくなったと感じていたり、運動不足や宴会続きで体が重く感じられるならば、オルニチンの摂取を積極的に心がけてはいかがでしょうか。(gooサーファー)』


3月から4月の終わりまでは酒を飲む機会が多い。
長く飲み続ける為には肝臓の手入れが必要だ。
休肝日をつくる、身体を動かして汗を流す、水分を取る、よく眠るetcなど心掛ける必要がある。


飲・食面では肝臓によいものを摂取することが有効だ。
飲む前にウコンの力・タウリン入りドリンクなど飲む人が多いが、オルニチンはあまり聞かない。蜆が肝臓によいことは昔から言われているが。


宣伝をするつもりは全くないが、ネットを調べてみると各種サプリメントが販売されている。
 サプリメントは不躾であまり好きではない。


こんなものもあった。
『永谷園、一杯でしじみ70個分の「オルニチン」入りカップみそ汁2009年03月05日


 



お酒好きのあなたに。一杯でしじみ70個分のパワー カップみそ汁(画像クリックで拡大)
 永谷園は、アミノ酸の一種オルニチンを含んだカップみそ汁「お酒好きのあなたに。一杯でしじみ70個分のパワー カップみそ汁」を2009年3月10日、コンビニエンスストアで発売する。希望小売価格は130円。


 オルニチンは、一般食材にはあまり含まれていないが、しじみに多く含まれる成分で、健康維持に重要な働きをする。永谷園は植物性乳酸菌を利用して、みその製造工程で原料の大豆と米のたんぱく質の一部を、発酵によりオルニチンに変換させる製法を開発。この味噌を「オルニチン味噌」、含有オルニチンを「大豆発酵オルニチン」と命名した。


 新製品は「オルニチン味噌」で作ったみそ汁で、しじみ70個分にあたる大豆発酵オルニチン25mgを含有。普段のしじみ汁より効果的にオルニチンが摂取できる。具は、しじみ、ねぎ。(文/平城奈緒里=Infostand)


■関連情報
・永谷園のWebサイト http://www.nagatanien.co.jp/
(nikkei TRENDY net)



 

2009-04-14 (Tue)

2009/04/14 箱根まで高速1000円

2009/04/14 箱根まで高速1000円

景気対策とかで高速道路料金が休日1000円乗り放題になった。一度、経験してみようと12日~14日の日程で箱根まで花と温泉に出掛けた。大渋滞の虞もあるので、早めに家を出たが、意外に順調だった。所々、自然渋滞的なものはあったが完全に止まっていたことはなかった。尤も通過した後で事故処理で止まっていたことがあったらしいが、人出の渋滞ではなかった。箱根の美術館めぐり、芦ノ湖遊覧船は過去に済ましているので、今回は箱根...

… 続きを読む


景気対策とかで高速道路料金が休日1000円乗り放題になった。
一度、経験してみようと12日~14日の日程で箱根まで花と温泉に出掛けた。


大渋滞の虞もあるので、早めに家を出たが、意外に順調だった。
所々、自然渋滞的なものはあったが完全に止まっていたことはなかった。尤も通過した後で事故処理で止まっていたことがあったらしいが、人出の渋滞ではなかった。


箱根の美術館めぐり、芦ノ湖遊覧船は過去に済ましているので、今回は箱根らしい場所を見物することにした。



大湧谷は、3度目だが最も箱根らしい風景で気に入っている。




 月曜日の観光客は、日本人より外国人の方が多い。ヨーロッパ系の外国人もいるが、圧倒的に中国人が多い。年齢は若い人から高齢者までバスで乗り付けて賑やかである。
 中国社会には公共心が、日本社会に比して少ないようだ。先ず自分が第一の様子である。



 




大湧谷名物の黒玉子は、珍しいのは万国共通のようで、白人も中国人も日本人も頬張っている。
 5個500円は、1個少なくなった様な気がする。


 




恩賜公園で借りた電動自転車でサイクリングすることにした。
電動自転車を買おうと考えているがまだ乗ったことがないので、その経験のための意味もある。



 




旧東海道箱根の杉並木は最も箱根な処である。
徒歩で箱根を超えることは大変だったろうと容易に想像できる雰囲気がある。
 昼でも人影がなければ山賊が出てきそうな不安があるし、増して日が暮れて提灯で山道を登るなんてことを想像するだけでも気が狂いそうな気がする。



 




向坂地区の石畳。
徒歩、駕籠、馬でこの石畳の山道を昔の人は往来した訳だが、脚力の強さが理解できる。少し歩いてみたが丸い石は滑りやすくバランスを取らなければならない。雨の日は大変だ。


石畳の入り口には巡礼者などの無縁仏の供養塔が今に残されている。



 




箱根には蕎麦、中華、イタリアン何でもあるが、自転車で走って言う時見つけた芦の湖畔の海鮮の店に入った。
山に来て海鮮もどうかと思うが、マグロ・間八・サーモンなど美味しかった。




 宿の夕食も海鮮。
箱根は山だが伊豆も近いので、魚は良いものがはいる。
地元らしくて良かったのは、生の桜海老と生しらす。
新鮮でなければ味わえないもの。
生しらすはほんのりとほろ苦いような微妙な味、醤油を付けすぎると味が分からなくなる。



箱根はまだ桜が満開前であった。
花の種類もいろいろである。桜以外に辛夷、連翹などが走っている車から目に入ってくる。


 



桜の花の種類も多い。当然、染井吉野もある。


 




多く見かけた桜。染井吉野より少し色が濃く、花びらが小さい。
蜆桜と言う名前を進呈したいように思えた。



 



葉と花と同時に出る山桜。


 



枝垂れ桜もよく見かけた。



 




花桃も咲いていた。



今日は、箱根から名古屋まで雨、しかも所々で夕立に近い猛烈な雨、ワイパーを早回ししても前がよく見えない、危なくて仕方ない。
 ゆっくり走り、SA、PAでB級グルメを楽しみながら走ってきた。


 



下り富士川SAで二色丼(桜海老としらす)と蕎麦のセット。
昨夜と違って茹でてあるので風味はあまり無い。


 



下り小笠PAにあった桜海老のかき揚げ。単品230円。
これは美味しかった。
注文してから揚げてくれるので、桜海老の香ばしい立ち香がある。
口に含むとサクサクとした食感で桜海老の香ばしさと甘さが口の中に広がる。 桜海老かき揚げ丼より単品を取った方がよい。丼ではタレがかかってしまうのでサクサクの食感が失われる。
店が薦めるように、このかき揚げは軽く塩を振っていただくのがベスト。この桜海老の唐揚げはオススメである。
 店舗を経営している鐘庵が研究の上辿り着いた揚げ方でしかこのサクサク感は出せないそうである。


休みながら食べながら何とか事故に巻き込まれることもなく名古屋に着いたのは運が良かった。




書き漏らしてはならないことは三つ。


宿の温泉は加水無し・加温無し・循環無しの正真正銘の源泉掛け流し。源泉は熱すぎるので入る時に水を入れながら入る。
 朝誰も入っていない湯に一番ではいると、湯は透明であるが、底に湯の花が沈んでいる。水を入れながら掻き回すと細かい澱のような湯の花が舞い上がり、奥飛騨のように湯の中で雪が舞うような分離した様子ではなく、細かい澱が湯の中に舞い上がって花霞のような状態になる。お酒で言えば霞酒・笹にごりの風情である。


電動自転車は快適だった。これは起伏のあるところでは有効だ。
帰り道来る時には登りと気付かなかった道が相当な下り坂であることが多かった。かなり急な坂でも腰を浮かせて漕いだことはなかった。今回の印象で購入リストの順位が上位になった。


御殿場まで1000円の高速道路料金は、矢張りインパクトがあった。しかし、帰りは平日なので100kmで繋いでも30%割引。この差は大きい。高速道路は無料にすべきだ。
1000円でも良いが、これを公約する政党に総選挙では1票を入れよう。