Mr. Bojanglesも名曲で、作者自身Jerry Jeff Walker(1942- )以外にもおおくの歌手がカバーしている。名曲と呼ばれる物はそうらしい。
この曲を、最初にヒットさせたのは、Nitty Gritty Dirt Bandだが、笑山にとっては、この歌はSammy Davis jr. でなければならない。
歌手は、自分の持ち歌は自分の物にして歌う訳だが、多くの持ち歌の中でも特に思い入れのある唄はあるだろう。
唄は勿論上手いが、タップダンスも物真似も一流のエンタテイナーであったSammyにとって、年老いたタップダンサーのBojanglesは自分のこととして唄っていたに違いない。
一流の芸人Sammy Davis jr.が亡くなってしまった今、Mr. Bojanglesを聞くと、Mr. BojanglesはSammy Davis jr.のことと思えてくる。
存在の空白は、哀切である。
【歌詞】
Mr. Bojangles ミスター・ボージャングル
I knew a man and he danced for you
in worn-out shoes
Silver hair and ragged shirts and baggy pants
The old soft shoes
Jumped so high, jumped so high
Then he lightly touched down
I met him in a cell in New Orleans,
I was down and out
He looked to me to be the eyes of age
as he spoke right out
He talked of life, talked of life
He laughed, slapped his leg and stepped
He said his name, Bojangles, then he danced a lick
across the cell
He grabbed his pants, a better stance, oh, he jumped so high
Then he clicked his heels
He let go a laugh, he let go a laugh
Shook back his clothes all around
Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance
He danced for those at minstrel shows and county fairs
throughout the South
He spoke with tears of fifteen years how the dog and him
had traveled about
His dog up and died, up and died
After twenty years he still grieves
He said, "I dance now at every chance in honky-tonk
for drinks and tips
But most time I spent behind these county bars
'Cause I drink a bit ."
He shook his head, and as he shook his head
I heard someone ask him “Please, please,
Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance."
ボクが知っているボージャングルさんはみんなのために踊るような人だった。
擦り切れた靴でね。
白髪とボロボロのシャツとダブダブのスボン。
古いタップダンスの靴。
おじさんは高く跳んだ, 高く。
そして軽やかに着地した。
おじさんとはニューオリンズの留置所で会ったんだ。
ボクはどん底だった。
おじさんは年季の入った目で世の中を見ているようだった。
堂々と意見を言ったりすると。
おじさんは人生を語ってくれたんだ。 人生を。
笑ったり,脚をぴしゃりと叩いたり,ステップを踏んだりして。
「名前はボージャングル」と言うとおじさんはちょっと踊った。
留置所の端から端までね。
ズボンをつまみ,立ち位置を変えると 今度は高く跳び
それから踵と踵をカチッと合わせた。
おじさんは声を上げて笑った。 声を上げて。
そして乱れた服を後ろに払った。
ボージャングルさん, ボージャングルさん, ボージャングルさん, 踊って。
おじさんは旅芸人のショウや郡の祭りに来る人たちために踊ったんだ。
南部じゅうでね。
そして涙ながらに話したんだ 15年間の犬とおじさんの
旅回りの暮らしを。
愛犬が突然死んだんだ。 突然。
20年経ってもおじさんはまだそのことを悲しんでいる。
おじさんは言った。「安い酒場で機会があれば踊っているよ。
飲み代やチップ 目当てさ。
でもほとんど郡の留置所にいるけどね。
ちょっと飲みすぎるんだよ。」
おじさんは頭を横に振った。 そうしたら
だれかがこう頼むのが聞こえた。 「どうかお願いだから
ボージャングルさん, ボージャングルさん, ボージャングルさん, 踊ってください。」
訳: HideS
歌詞と訳は「なつメロ英語」から転載させて頂きました。
http://www.eigo21.com/03/pops/bojangles.htm
Mr. Bojanglesとは、Sammy Davis jr.のタップダンスの師であった1920年代の名タップ・ダンサー、Bill Robinsonの事と言われることがあるが、実は間違いで、歌詞の通り名もない場末の老ダンサーであったらしい。
作者のJerry Jeff Walker自身がそう話しているから、間違いのない話だ。
「歌にまつわる話」 http://www.ozsons.com/mrbojangles.htm
しかし、笑山の心の中では、Mr. Bojanglesとは、Sammy Davis jr.のことなのである。
Sammy Davis jr.のMr. Bojanglesは以下のサイトで見ることが出来る。
「お宝発見 動画世界遺産」
http://blog.kansai.com/pinokioman/6787
笑山が以前見たSammy Davis jr.のTV番組では、最後のフレーズ「Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance.」の2番目のMr. Bojanglesをもっと高いキーで思いを込めて、叫ぶように唄っていたような記憶がある。
Sammy Davis jr.の映画が3本撮られるらしい、来年はSammy Davis jr.の年になるかも知れない。楽しみにしていよう。
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先日「博士の愛した数式」を読んで、なぜか「星の王子様」を思い出しました!大切なものは目では見えなくて~心で見るもの どこか共通点が・・・