2007年07月 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2007-07-31 (Tue)

2007/07/31 日記 星の王子様の命日

2007/07/31 日記 星の王子様の命日

7月31日(火) 丙寅 旧六月十八日 大安 土用『7月31日の誕生花は「カボチャ」 「南瓜」花言葉は「大きさ」 ウリ科。一年草。原産地は、中央アメリカから南アメリカの高原地帯。コロンブスがヨーロッパに伝え、その後、世界に伝播していきました。日本への渡来は、16世紀中ごろに、現在の熊本県に漂着したポルトガル船が伝えたのが最初とされています。』1944年7月31日 サン・テグジュペリ、飛行機と共...

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7月31日(火) 丙寅 旧六月十八日 大安 土用




『7月31日の誕生花は「カボチャ」 「南瓜」
花言葉は「大きさ」


 



ウリ科。一年草。
原産地は、中央アメリカから南アメリカの高原地帯。
コロンブスがヨーロッパに伝え、その後、世界に伝播していきました。
日本への渡来は、16世紀中ごろに、現在の熊本県に漂着したポルトガル船が伝えたのが最初とされています。』



1944年7月31日 サン・テグジュペリ、飛行機と共に行方不明に。享年44歳。
 「星の王子様」の作者が飛行機で行方不明となると、何となく、悲惨な事故というより、ロマンチックな気がしますから不思議ですね。



明日から、8月。


中旬までは日本酒のイベントが続く、どんな出逢いがあるか楽しみだ。

星の王子様 * by hitomi
こんにちは!今日から8月ですね~

7月31日はサン・テグジュペリが行方不明になった日ですか・・・「星の王子様」には彼のメッセージが~キラキラ星のように、たくさんちりばめられていますよね☆私の大好きな本です♪

先日「博士の愛した数式」を読んで、なぜか「星の王子様」を思い出しました!大切なものは目では見えなくて~心で見るもの どこか共通点が・・・

心でみるもの、眼で見るもの * by 笑山
過去は眼では見えません。未来も眼では見えませんね。
逝ってしまった人も見ることは出来ませんが、心には生きています。過ぎ去った「至福の宴」も見ることは出来ませんが、心の中にあります。

目に映る物は走馬燈のように流れていきます。
光が網膜に像を結んでも見えたことにはなりません。
現在も心で見なければ、それは流れていく光の戯れでしかありませんね。

サン・テグジュペリは夜間飛行をしているとき、星の空を飛んだでしょうが、雲の上から見る星のきらめきはどうなのだろう?

2007-07-30 (Mon)

2007/07/30  参議院選挙雑感

2007/07/30  参議院選挙雑感

自民党の大敗は予想されたことだが、誰もこれほどの大敗とは予想しなかった負けっぷり。 一言で言えば、民意への感性が無かったということ。政権の権力に胡座をかいて、民心が離れているのに気付かなかった。例えて言えば、定年と共に妻から捨てられたはげ鼠といったところ。 妻の心への感性がなければ、当然、熟年離婚になる。養育中は、亭主元気で留守が良いでも、子供が育ってしまえば、亭主は要らぬ一人が良いになる。反省す...

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自民党の大敗は予想されたことだが、誰もこれほどの大敗とは予想しなかった負けっぷり。
 一言で言えば、民意への感性が無かったということ。
政権の権力に胡座をかいて、民心が離れているのに気付かなかった。例えて言えば、定年と共に妻から捨てられたはげ鼠といったところ。
 妻の心への感性がなければ、当然、熟年離婚になる。養育中は、亭主元気で留守が良いでも、子供が育ってしまえば、亭主は要らぬ一人が良いになる。反省するなら今の内である。



 恐ろしい民意の行方には感性を磨かなければならない。古の政治家は、民意の大勢に腐心している。



開票状況を見ていて、二つの感慨を持った。



①姫の老人狩り
 岡山の選挙区で、自民党の大物が民主党の若い女性に予想もしない敗北を喫した。この結果が、今回の民意を象徴している。
 報道では、この結果を評して「姫の虎狩り」と報道した。
笑山は、問題はもっと深刻だと思う。確かに虎は威張り散らして、傲慢ではあったが、一匹の虎だけの問題ではないと思う。もうすこし一般化した方がよい問題を含んでいる。



 有権者数は女性の方が多いのである。女性が投票所に足を運ぶ状況下で、女性から嫌われて当選できる訳がない。
 「姫の老人狩り」という意味は、老人が追われ、姫がその席に着くということである。岡山以外の選挙区でもこの現象は発生している。



 ただ酒を飲ませれば当選できた時代はもう過ぎ去ったことを老政治屋は知るべきである。
 汚い・臭い・威張る老人は追放され、若くて、笑顔が可愛い、良い匂いのする姫がその席に呼ばれるのである。
 歯をむき出して、大きな声で、ガハハと笑い、威張り散らす老人に票が集まる訳がない。
 老人は恐れるべきである。
 身だしなみに気を遣い、品性のある言動に、長く生きてきた経験と知恵が輝いて、歯を良く磨いて、風呂には毎日入り、身辺を清潔にし、女性に優しい言葉と気配りを示さなければ、姫に狩られることを。



②本当の敗因は何?
 敗因: 社会保険庁、失言、官製談合、官民癒着、天下り、税金の横領・食いつぶし、不正、不信、強行採決etc
少し考えただけでも、ゾロゾロ出てくる。



 問題は、このような問題一つ一つにあるというよりも、このような問題を知らされた国民の民意がどこにあるかということである。



 矢継ぎ早に、結果を出すために強行採決を連発した自民の国対の大失敗である。
 社保庁にしても天下りにしても、その法案は国民の目には臭い物に蓋をして、責任を曖昧にし、過去の犯罪を免罪にする隠蔽法案に見えている。
 強行採決することが、リーダーシップの発揮になると思ったのなら、民意音痴と言われても仕方ない。
 民意は、行財政改革が蓋をされたまま、消費税でチャラにされる未来が見えているのである。



 子曰わく「巧言令色、鮮なし仁。」(巧言令色鮮矣仁。)
(「論語」学而篇・陽貨篇)。
 いくら口先で話しても、中味に企みがある内は、民意は離れる。
 行く道はハッキリしている。
徹底した行財政改革のみである。民意がもう良いというまで断行するのみである。
 先例はある。福島県矢祭町である。根元町長の果断な実行に町民達は、町がそこまでやってくれるなら、町民がボランティアで協力するといったのは有名な話である。
 行財政改革のゴールは、政治家が決めるのではなく、民意が決める物。
 このゴールに向かう態度を示せなければ、次の衆院選は大変なことになると考えるべきである。
 消費税で解決できると思ったら、其処でお終いである。



 五大改革の大風呂敷を広げて何も出来なかった首相と同じ道を歩くことは止めるべきである。戦後政治の総決算などと自分で意気込んでみても、民意が其処に無ければ何も出来ないことは歴史が証明している。
 憲法、教育まで手を広げるべきではない、残された2年間で行財政改革を完結すること。1内閣1課題で充分である。3つも4つも出来ると思うのは思い上がりである。


 


 挙党態勢を取るべきとのとの声があるが、民意は行財政改革にある。行財政改革の旗印をあげ、旗幟鮮明に人事をおこなうこと。
 小泉前首相の人気未だ衰えざるを考えるべきである。行財政改革に反対する人は反改革派として追放する覚悟が必要だ。
 挙党態勢などは民意音痴の沙汰である。



行財政改革とは、一言で言えば、「税金の無駄遣い・保険料の猫ババの禁止」、それが民意である。

Unknown * by おばさん(⌒▽⌒)
こんばんは。
またおじゃまします。

この度の選挙できになることを ひとつ。
菜花亭様もお書きになっている「姫の虎退治」について・・(老人退治でしたっけ?)

この言葉をつかっっていたうら若きお嬢様。
にこにこして この言葉を連呼しておられましたが、
このときの「虎」はご自分の両親より きっと年齢が上の方だと思います。
田舎のおばさんの目には 少々恐ろしさを感じました。
こんなお嬢様が我が息子のお嫁さんにきたらどうしましょう?
こんなおばさんなんか ひとふきで退治されちゃいますね。

おばさんの独り言でした。失礼しました。https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif">

姫の老人狩り * by 笑山
取り敢えずは、政治の世界の話ですので、あまり心配される必要はないかと...。

しかし、自戒を含めて、周囲への感性・関心と、清潔感は保たねばと思っています。

「鈍感力」を推奨している前首相がいますが、本当の鈍感ではなくて、偽装された鈍感、言い換えれば、落ち着いて行こうじゃないかと言うことでしょうか。

2007-07-30 (Mon)

2007/07/30  日記  土用の丑の日

2007/07/30  日記  土用の丑の日

7月30日(月) 乙丑 旧六月十七日 佛滅 土用の丑, 土用 『土用の丑の日(どようのうしのひ):土用の間で日の十二支が丑である日のこと。夏の土用の丑の日は、暑い時期を乗り切る栄養をつける為に、鰻を食べる習慣がある。 土用入りの日が申から丑の間の場合は、丑の日が2回あることになる。この2回目の丑の日を二の丑という。 一般には土用の丑の日といえば夏を指すが、土用は春、夏、秋、冬の年4回あり、土用の丑の日は...

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7月30日(月) 乙丑 旧六月十七日 佛滅 土用の丑, 土用


 


『土用の丑の日(どようのうしのひ):
土用の間で日の十二支が丑である日のこと。



夏の土用の丑の日は、暑い時期を乗り切る栄養をつける為に、鰻を食べる習慣がある。 土用入りの日が申から丑の間の場合は、丑の日が2回あることになる。この2回目の丑の日を二の丑という。 一般には土用の丑の日といえば夏を指すが、土用は春、夏、秋、冬の年4回あり、土用の丑の日は年に数回ある事になる。 近年、鰻の人口当たり消費量上位に位置する長野県岡谷市を中心として寒の土用の丑の日にも鰻を食べようというキャンペーンが展開されつつあり、全国に広まりつつある。



鰻を食べる由来:
 鰻の蒲焼(うな重)鰻を食べる習慣についての由来には諸説あり、讃岐国出身の平賀源内が発案したという説が一般的であるが、万葉集には大伴家持が、夏痩せの友人に鰻を食べるように勧めている和歌が収められている。


 


江戸時代、商売がうまく行かない鰻屋が平賀源内の所に相談に行った。源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、物知りとして有名な源内の言うことならということで、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した。』(ウィキペディア(Wikipedia))



大伴家持の和歌については、
「しゅーらんの白昼夢記」参照。
http://d.hatena.ne.jp/syulan/20070719/p1



鰻にとって、平賀源内は迷惑な男である。
世の鰻屋は源内に代わって、鰻供養に精を出す必要がある。




『7月30日の誕生花は「ニチニチソウ」「日日草」
花言葉は「楽しい思い出」。


 




キョウチクトウ科。一年草。
原産地は、マダカスカル島、インド洋の島々、ジャワ島など。
草丈は、30~50センチ。



花期は結構長くて、5月~10月にかけて。
直径3~4センチほどの5弁花を咲かせます。
花色は、紅色、白、ピンク、赤紫、複色など。』
「366日・誕生花の辞典」
  http://www.366flower.net より転載。



花言葉は、良い言葉が一杯です。
「楽しい思い出」、人生の目的そのものですね。



政治の世界も荒れ模様だが、天気も梅雨明け宣言が出たはずなのだが、昨夜は激しい雷雨になり、今日も、歩いているときに激しい雨に遭ってしまった。
 雨の天気予報は信じられないほどの昨日の夏日和だったが、しっかりと天気予報は的中させた。



今週からもう八月に入る。
八月は日本酒のイベントは少ないと思っていたら、これも予想に反して、目白押しになってきた。
 嬉しい悲鳴と言うべきか!

2007-07-29 (Sun)

2007/07/29  日記  参議院選挙

2007/07/29  日記  参議院選挙

7月29日(日) 甲子 旧六月十六日 先負 甲子, 土用 甲子(きのえね・かっし): 干支については、ウィキペディア(Wikipedia)を参照。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%94%AF7月29日の誕生花は「サボテン」花言葉は「熱情」 『暑さや乾燥にめっぽう強い植物の代名詞。漢字では「仙人掌」「覇王樹」。サボテン科。多年草。数センチのかわいらしい物から、高さ10メートル以上になるものまで。茎が...

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7月29日(日) 甲子 旧六月十六日 先負 甲子, 土用


 甲子(きのえね・かっし): 干支については、ウィキペディア(Wikipedia)を参照。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%94%AF




7月29日の誕生花は「サボテン」
花言葉は「熱情」


 



『暑さや乾燥にめっぽう強い植物の代名詞。
漢字では「仙人掌」「覇王樹」。



サボテン科。多年草。
数センチのかわいらしい物から、高さ10メートル以上になるものまで。



茎が水分を蓄えられる多肉質になっており、葉は退化して、針状になっていたりします。
花期は、おもに春。
美しい光沢をもつ花は、赤・ピンク・白・オレンジなどカラフルです。』
(「366日・誕生花の辞典」
  http://www.366flower.net



今日は、参議院選挙。
20時54分現在のNHKの報道では、予想通り自民の大敗だが、予想以上らしい。
 出口調査では、自民25 民主50 残34となっている。



橋本前首相と違って安倍首相は、退陣すべきではないと思うが、人事の刷新は必要だろう。
 任命権者の責任をもっと周囲に知らしめ、改革の断行できる人を任命するべきだ。

2007-07-29 (Sun)

2007/07/29  宮崎産完熟マンゴーの味

2007/07/29  宮崎産完熟マンゴーの味

      宮崎産の完熟マンゴーを頂いた。東国原知事のトップセールスもあって人気沸騰、なかなか自分の財布で購入できる物ではない。頂き物だから感謝して、口にすることが出来る。 色は林檎のように赤く、細かい星が入っているのも、林檎のようである。輸入物のマンゴーとは色も違うようだ。TV番組でタイの王室御用達のマンゴーを日本の商社が現地と提携して栽培する状況を報道していたが、王室マンゴーは黄色...

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宮崎産の完熟マンゴーを頂いた。
東国原知事のトップセールスもあって人気沸騰、なかなか自分の財布で購入できる物ではない。
頂き物だから感謝して、口にすることが出来る。



 色は林檎のように赤く、細かい星が入っているのも、林檎のようである。輸入物のマンゴーとは色も違うようだ。
TV番組でタイの王室御用達のマンゴーを日本の商社が現地と提携して栽培する状況を報道していたが、王室マンゴーは黄色い色をしていた。
日本人が造ると果物も宝石もしくは芸術品のような物になってしまう。日本人の感性が中に詰まっている果物である。



 果肉の色は、輸入のマンゴーと同じ黄色である。
顔の近くに近づけると完熟した果物の甘い香りがする。
味は甘く、とろける食感である、輸入のもっちりした食感とは異なる。
 完熟した上級の水蜜桃のように口に溢れる果汁、甘さ、とろける食感、果物の美味しさは共通するところがある。


 

2007-07-28 (Sat)

2007/07/28 津島天王祭り

2007/07/28 津島天王祭り

毎年7月第4土曜、日曜は津島天王祭りの祭礼日という。急に思い立って、出かけることにした。 土曜日は宵祭りなので、午後3時に出発することにしたが、兎に角暑い、午後5時まで延期することとした。軟弱である。 夕べの風を合図に、家を出て、JR、名鉄と乗り継ぐ、津島に近づくにつれて、浴衣を着た子供を連れた夫婦、車中でも傍若無人の金髪雀のお宿の髪型のギャル達が乗り込んでくる。子供には浴衣を着せて、親はTシャツ、...

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毎年7月第4土曜、日曜は津島天王祭りの祭礼日という。急に思い立って、出かけることにした。
 土曜日は宵祭りなので、午後3時に出発することにしたが、兎に角暑い、午後5時まで延期することとした。軟弱である。



 夕べの風を合図に、家を出て、JR、名鉄と乗り継ぐ、津島に近づくにつれて、浴衣を着た子供を連れた夫婦、車中でも傍若無人の金髪雀のお宿の髪型のギャル達が乗り込んでくる。子供には浴衣を着せて、親はTシャツ、ジーパンである。



 日の落ちた津島駅は雑踏である。人の流れに乗って,祭場を目指す。
 天王通りの店は、扉を閉めているが、店前に台を出して、飲み物やら子供相手のオモチャなどが売られている。
 所々灯りがついている、飲食店、飲み屋などは人だかり満員御礼である。
 ギャル達は大声を上げて騒ぎながら、浴衣のカップルは手をつないで、バッグは男が提げて、祭りの夜を流していく。



 天王川公園が近づいたので、近くの屋台で缶ビールを買い、行儀が悪いが祭りの夜である、飲みながら、流れる方角に歩いていく。
 前方に屋台のテントが見えたかと思うと、突然、空に仕掛け花火が上がった。



 まきわら船が浮かぶ丸池の周辺は、人で一杯で、相手をかわしながら、肩を摺り合わせながら進まなければならない。
 池の周辺は桟敷になっていて、フェンス、網で囲われている。その中に入るには、予め予約が必要だ。
 一般の人は囲いの外を歩き、網越しに花火を見る事になる。池の上には船が浮かび、よく見ると遊覧船らしい。桟敷よりもっと近くで見たい人は、船に乗れと言うことらしい。
 金が物言う世の中である。



 手筒花火を横目で見ながら、目的であるまきわら船を探して行くと、右前方の夜空にお椀形の提灯の上にあるまばしらが目に入った。
 五艘のまきわら船は、お化粧の真っ最中である、366個の提灯を船に飾り付け、池の上を運行するのである。
 通路の池側は三脚にカメラをセットした人、左の土手は見物客が陣取り、船の出航を今や遅しと待っている。




 ・ 満月や提灯揺れるまきわら船



 定刻の8時45分になると、手際よく身支度をしたまきわら船が、一艘又一艘出船していく。折しも、まきわら船のなべづる・まばしらの上にはほぼ満月の月が掛かっている。
 右の土手の上の空では、仕掛け花火がけたたましい音と光を輝かせている。


 









 夜の闇の水面に浮かぶまきわら船の提灯を見る目的を達したので、駅の混乱に巻き込まれないうちに引き揚げることとした。
 帰り支度の人は多くはないが、それでも流れが切れることはない。
 帰り道は、混む天王通りは避け、長珍酒造の前を通り駅へ向かった。



 青森ねぶた祭りを特等席で楽しもうとすれば、1年前から準備が必要だが、天王祭りも湖上に出ようとすれば同じであろう。
 湖上で長珍を頂きながら、水面に映る提灯と月を愛でる風流は1年前からの準備が必要だろう。
 誰か話しに乗る人はいないだろうか。


 




 津島天王祭りは、五百年の歴史を持つ祭礼で、彼の織田信長も桶狭間の戦いの2年前に夫人同伴で見物しているそうである。
 祭礼の主である津島神社は1460年の歴史を有し、全国に約3千社ある津島神社・天王社の総本社だそうである。
 中世・近世を通じて「津島牛頭天王社」(津島天王社)と称し、牛頭天王を祭神としていたそうだが、明治の神仏分離政策により、仏教に由来する牛頭天王を分離し、祭神を建速須佐之男命とし、社名から牛頭天王の名を外して津島神社としたそうである。
 国が介入すると文化破壊になるが、祭礼の名前からは天王の文字は消せなかったようである。
 八百万の神の神道が仏教と分離しなければ成り立たない訳はないのだが、宗派における間違った原理主義は困った物だ。



 津島神社・津島信仰・牛頭天王については、ウィキペディア(Wikipedia)をご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E5%B3%B6%E7%A5%9E%E7%A4%BE
 

2007-07-28 (Sat)

2007/07/28 日記 「内気な」

2007/07/28 日記 「内気な」

7月28日(土)癸亥 旧六月十五日 友引 八專, 土用八専(はっせん): 陰暦壬子の日から癸亥の日までの12日間のうち壬子  癸丑  甲寅  乙卯  丙辰 丁巳  戊午  己羊  庚申  辛酉 壬戌  癸亥赤印 の8日間を八専といいます。これは1ヵ年に6回あります。この間は降雨が多いのですが、特に八専二日目を八専二郎といい、この日に雨が降ると霖雨になるとされ、農家の厄日とされています。八専は、仏事、供養など...

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7月28日(土)癸亥 旧六月十五日 友引 八專, 土用




八専(はっせん): 陰暦壬子の日から癸亥の日までの12日間のうち


壬子  癸丑  甲寅  乙卯  丙辰 丁巳  戊午  己羊  庚申  辛酉 壬戌  癸亥



赤印 の8日間を八専といいます。これは1ヵ年に6回あります。



この間は降雨が多いのですが、特に八専二日目を八専二郎といい、この日に雨が降ると霖雨になると
され、農家の厄日とされています。
八専は、仏事、供養などの法要は凶とされています。
(知ってお得 暦の知識 から転載
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/otokukoyomi-2.htm



『7月28日の誕生花は「オシロイバナ」
花言葉は「内気」


 




タネの中に詰まっている白い粉が、
まるで「おしろい」のようだというのが、
名前の由来。


この花の名にまつわる話は面白い。
「366日・誕生花の辞典」
  http://www.366flower.net
をご覧下さい。



一株ごとに花の色を変える事が出来るのは、花の色の遺伝子が変異を起こすとのこと。
花言葉「内気」のなかの七変化・千変万化。



何となく、人間にも通じるところがある。
「内気な」人は目立たないが、その人の中心部、およそ半径30cm位まで接近すると、内気な人が実は、硬い核を持っており、外見からは窺えない多彩な面を持っていることが多い。内気な人ほどその確率が高い。



「内気な」人は、気を付けよう。よく見てみよう。半径30cm以内まで近づいて、よく見てみよう。
 但し、危険なことがあっても、あくまで自己責任の原則で。

2007-07-27 (Fri)

2007/07/27 日記 東証急落一時480円下げ

2007/07/27 日記 東証急落一時480円下げ

7月27日(金)壬戌 旧六月十四日 先勝 八專[間日], 不成就日, 土用『不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)とは、選日の一つである。何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされる。市販の暦では他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶ということになる。』ウィキペディア(Wikipedia)『7月27日の誕生花は「フウロソウ」花言...

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7月27日(金)壬戌 旧六月十四日 先勝 八專[間日], 不成就日, 土用



『不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)とは、選日の一つである。



何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされる。市販の暦では他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶ということになる。
』ウィキペディア(Wikipedia)



『7月27日の誕生花は「フウロソウ」
花言葉は「変わらぬ信頼」


 




漢字では、「風露草」。
フウロソウ科、多年草。



高さは、種類によりますが、30~80センチ。
花期は、7~9月。



なお、薬用植物として名高い「ゲンノショウコ」や、窓辺を飾る元気者「ゼラニウム」も、同じ仲間。花が良く似ています。



「ゲンノショウコ」は、「現の証拠」と書きます。
下痢止めや、胃腸の虚弱改善によく効き、その効果たるや「現によく効く証拠」。
副作用もなく、おだやか、かつ確実に、症状を改善してくれる妙薬。
整腸薬のスタンダード「セイロガン糖衣A錠」にも、配合されています。』(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)



NYダウが311ドル下げた影響で、東証が480円下げた。
参議院選の自民党大敗も織り込みつつあるのだろうか?
今日は、何事も成就しない日だそうで、先人は、危ない橋は渡るなと教えているのであろう。



今週も水曜日以降忙しかった。


 

2007-07-26 (Thu)

2007/07/26 日記 ポツダム宣言の日

2007/07/26 日記 ポツダム宣言の日

7月26日(木)辛酉 旧六月十三日 赤口 八專, 一粒万倍日, 土用『赤口:陰陽道の「赤舌日」という凶日に由来する。六曜の中では唯一名称が変わっていない。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされる。この日は「赤」という字が付くため、火の元、刃物に気をつける「しゃっこう」「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」などと読まれる。』(ウィキペディア(Wikipedia))『7月2...

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7月26日(木)辛酉 旧六月十三日 赤口 八專, 一粒万倍日, 土用



『赤口:
陰陽道の「赤舌日」という凶日に由来する。六曜の中では唯一名称が変わっていない。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされる。



この日は「赤」という字が付くため、火の元、刃物に気をつける
「しゃっこう」「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」などと読まれる。』(ウィキペディア(Wikipedia))



『7月26日の誕生花は「ヒャクニチソウ」
花言葉は「不在の友を思う」


 





花期が長く、100日も咲き続けるように見えることから、「百日草」。



キク科。1年草。


 


草丈は、10~1メートルほど。



花期は、7~10月にかけて。


成長が早い上に、丈夫で花もちが良いので、真夏の花壇をにぎやかに彩ってくれます。』


1945年の今日、ポツダム宣言発表。
ベルリン郊外のポツダムに英チャーチル、米トルーマン、 ソ連スターリンが参集して、戦後ドイツの処置、対日処置、日本の無条件 降伏など共同宣言。
帝国主義・植民地時代から第2次世界大戦までは、欧米の暴虐は目に余るものがある。
 日本の戦争責任は、不問には出来ないだろうが、欧米の非人道主義的植民地政策の責任は追及されねばならない。
 何時までも欧米の正当化の歴史認識ではいけないだろう。7月26日もそのような意味で記憶されるべきである。



宴の翌日で、睡眠不足のお疲れモード。早く休むことにする。

2007-07-26 (Thu)

2007/07/26 昼の旬菜処「かのう」

2007/07/26 昼の旬菜処「かのう」

 昼食に出たついでに、歩くことにして、毎月日本酒の定例会でお世話になっている。旬菜処「かのう」に行ってみた。昼は初めてである。  昼も営業中であった。官庁街のため、人通りは昼でも多くないが、風景は何となくぼーっとしている。 入り口の右側に、メニューの看板があった。日替わりランチ 4種類 800円引き戸を右に開けて、下駄箱に靴を入れ、座敷に回り込む。予想以上の人である。殆ど満席状態。官庁街で一般...

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 昼食に出たついでに、歩くことにして、毎月日本酒の定例会でお世話になっている。旬菜処「かのう」に行ってみた。
昼は初めてである。

 




昼も営業中であった。
官庁街のため、人通りは昼でも多くないが、風景は何となくぼーっとしている。


 

入り口の右側に、メニューの看板があった。
日替わりランチ 4種類 800円





引き戸を右に開けて、下駄箱に靴を入れ、座敷に回り込む。
予想以上の人である。殆ど満席状態。
官庁街で一般の人はあまり来ない、官庁の食堂もある条件を考えると予想以上のお客である。昼も評判はよい様だ。
二つめの席のカップルの横に坐らせて貰う。
名物はヒレかつ定食だが、昼にしては重すぎる。ランチの鯖の塩焼きは品切れ、ハンバーグは気が進まないので、豚の生姜焼きを注文した。顔なじみのお姉さんが昼も忙しく働いている。
商売繁盛で結構である。


 




普通の生姜焼き定食である。味も普通である。
マカロニサラダが冷やしてあって、涼しかった。
来月もお世話になる。


 

2007-07-25 (Wed)

2007/07/25 日記 晴れの日

2007/07/25 日記 晴れの日

7月25日(水)庚申 旧六月十二日 大安 八專, 土用[間日], 中伏『大安:「大いに安し」の意味。六曜の中で最も吉の日とされる。何事においても吉、成功しないことはない日とされ、特に婚礼は大安の日に行われることが多い。また、内閣組閣も大安の日を選んで行われるという。しかし、本来はこの日に何も行うべきではないとする説もある。「たいあん」が一般的な読みだが、「だいあん」とも読む。かつては「泰安」と書いてい...

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7月25日(水)庚申 旧六月十二日 大安 八專, 土用[間日], 中伏



『大安:
「大いに安し」の意味。六曜の中で最も吉の日とされる。何事においても吉、成功しないことはない日とされ、特に婚礼は大安の日に行われることが多い。また、内閣組閣も大安の日を選んで行われるという。しかし、本来はこの日に何も行うべきではないとする説もある。



「たいあん」が一般的な読みだが、「だいあん」とも読む。かつては「泰安」と書いていたので、「たいあん」の方が本来の読みということになる。』(ウィキペディア(Wikipedia))



『7月25日の誕生花は「インパチェンス」
花言葉は「豊かさ」


 





原産地は、熱帯アフリカやニューギニア島。
草丈は、30~40センチほど。
花期は、5~10月にかけて。
直径5センチほどの花を咲かせます。
花色は、赤、ピンク、朱色、黄、白、紫などのほか、複色もあります。』(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)



今日は、岐阜市で日本酒の会に参加。
開始時間が八時のため時間調整に名駅のSofmapにより、IntelのCPUが販売されているかどうか見てみた。
Core 2 Quad Q6600は品切れ、Core 2 Duo E6850は在庫有りだった。発売直後にもかかわらず、意外に末端まで供給が行われている。入手は、割に早く可能かも知れない。



会場の「楮(こうぞ)」は、通りを挟んだ反対側で、「ざっぶん」の近くで分かり易く、迷うこともなかった。
10時30分過ぎまで楽しみ、帰宅。金山までは良かったが、金山で30分も待たされてしまった。
 ワンセグでA杯サウジ戦を観戦したが、残念な結果になってしまった。課題は、オーストラリア戦と同じ、ゴール近くになってパスに拘っている内に相手は守備を固めてしまう、ゴールに近づいたら、後はドリブルで切り込まないと点は取れない。
押している場面も多かったが、完全に負けた試合だった。
課題がハッキリしているから、取り組みやすいだろう。
 帰宅は1時を廻ってしまった。明日の仕事が大変である。


 

2007-07-25 (Wed)

200/07/25 贅沢な時間 〔その1〕

200/07/25 贅沢な時間 〔その1〕

 「第206回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」に参加し、贅沢な時間を楽しむことが出来た。 贅沢という意味は二つある。一つは、常温熟成古酒の華である達磨正宗の秘蔵酒を含め楽しめた贅沢、もう一つは達磨正宗の古酒に合わせて創られた特別料理の贅沢である。「第206回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」日時: 2007年7月25日(水) 午後8時~11時場所: 創作料理「楮(こうぞ)」     岐阜市八幡町3...

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 「第206回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」に参加し、贅沢な時間を楽しむことが出来た。
 贅沢という意味は二つある。一つは、常温熟成古酒の華である達磨正宗の秘蔵酒を含め楽しめた贅沢、もう一つは達磨正宗の古酒に合わせて創られた特別料理の贅沢である。



「第206回季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」
日時: 2007年7月25日(水) 午後8時~11時
場所: 創作料理「楮(こうぞ)」
     岐阜市八幡町35-2(岐阜市文化センター東側)
     電話  058-263-7799
 http://www.music.ne.jp/~endo-nobuko/kouzo/index.html



参加者: 達磨正宗七代目蔵元 白木 滋里 さん
                    (しらきしげり)
     酒の中島屋 西川夫妻
     一般参加者 女性2 男性3 合計8名



「楮」は、岐阜駅から歩いて10分程度、地図で見て「ざっぶん」の近くと見当を付けたが、文化センター前の道路を挟んで対称の位置にあった。分かり易く迷うこともなく着いた。
 店の正面に立つと、あまり居酒屋らしくない佇まいで、寧ろ洋風、イタリア、フランス料理の店風の趣である。


 





引き戸を左に引き、中にはいると、突き当たりが厨房になっており、真ん中の通路を挟んで、左右に客席がある。
中に進むと、左の小上がりに西川夫妻の姿が目に入った。


 



   (楮で造られたランプシェード)



 先客は女性の二人のみ、西川さんのお隣に坐らせて頂く。程なく、男性が一人、続いて蔵元の白木氏が来場、ご挨拶をしている間に、定刻の8時となり、贅沢な時の宴が始まった。
 まずは、「達磨正宗 三年熟成」で乾杯である。追っかけ、最後の参加者の男性が到着、全員揃ったので、改めて乾杯。



 左隣の女性2人は、各種日本酒の会に参加しておられるベテラン、左前の男性はもう一風呂済ませてきたようなさっぱりとした風貌、その左隣は今回初参加の若い男性。右隣は西川店主、その前は奥様、目の前は白木蔵元。恵まれた位置である。
 いずれもこだわりの企画に参加された、達磨正宗と季節の料理の味わいに相応しい人達である。



 乾杯の後、この宴のために考えられた料理、達磨正宗の饗宴が始まった。
 銘酒、肴、座談は渾然一体となって進む、味わうべき事が多く、捉えないと夢のように通り過ぎてしまう。しかし、それは難しい。それを、言葉にするのはもっと難しい。



 8名の座談である。西川店主の8名ぐらいが一番いいとの発言の通り、宴が進むほどに、打ち解けた話になる。
 岐阜の蔵元人事、愛知県の某蔵元の話題、ブログ、馴れ初め、生業の転機、来し方来歴etc話題は興味ある物ばかりだが、プライバシーの問題がある。
 一般に公開されたこの場では、多くは語れない。膝を交えて、顔を向き合わせて、座談をするという醍醐味は宴の柱である。



 渾然一体の宴を銘酒と特別な料理に整理してみよう。



【銘酒】

 宴に用意された銘酒は、企画の柱である達磨正宗の銘酒、秘蔵酒プラス夏のお酒2銘柄。
 「季節の美味しさと日本酒を楽しむ集い」のすごいところは、この会でしか味わうことの出来ないものが頂ける事にある。
 今宵も、とんでもないものに出会うことが出来たのは西川店主の計らいである。感謝する他はない。
 

 生産されたものは、市場に流通する。生産された物は、市場に於いて最終消費者に購入され、消費される。
 消費者は、財布を用意して、市場(酒店の店頭だったり、ネットだったり、居酒屋だったりする)に出かければ生産された物を自分の物に出来る。
 しかし、それができないものが存在する。そんなものが登場する宴である。



 年代を経て、世に数点しか存在しないものがあれば、人はそれを骨董品もしくはお宝と呼ぶ。
 財力のある人は、それを入手して死蔵し、自分の柩に入れるように遺言するかも知れない。一般人は、それは出来ないし、するべき物でもない。美術館に行き、時の流れに洗われて輝いているものを目の当たりにして、楽しめばよいのである。



 日本酒の中にも時の流れに洗われて輝いているものがある。それが達磨正宗である。多くの日本酒は、秋から冬にかけて生産され、春から秋にかけて購入されるサイクルで消費される。
 経済学で言うフローの世界である。達磨正宗は、ストックの世界にいる日本酒である。フローの世界に登場する前に、ストックの世界に置かれ、時の洗礼を受けているのである。


 


 多くの日本酒は、水・米・麹・酵母で造られる。達磨正宗もそれは同じである。しかし、もう一つ、生産要素がある。それは、時・時間である。達磨正宗の本質は、この生産要素にある。
 「達磨正宗 十五年古酒」は、フローの世界に登場するまでに15年以上の歳月を過ごしているのである。赤ちゃんとして生まれ、中学、高校、大学まで過ごして世に出てくると考えれば理解しやすい。
 簡単に生産できるフローの消費財とは違うものである。



今宵の出品酒は、以下の通りである。
(寸評は、独断による物であり。また、いつものように我が儘にメモを取る状況になかったので、捉え切れていない点寛恕を乞う。)



①達磨正宗 三年熟成

 紹興酒系の香り、酸味が中心のあじ。底に苦味が隠れているが、表面には出ない。夏の冷やに向いている。


 



②達磨正宗 普通酒

 刺激的でなく、何か癒される穏やかなお酒。甘過ぎず、酸っぱすぎず、辛すぎず、バランスのとれた味、微かな苦味が締めている。アル添の普通酒であるが、良くあるアルコール臭、しまりのないふくらみ、ピリ辛は全く感じない。個性的でないところが個性の酒。
 達磨正宗の古酒ではない日本酒。天保六年以来岐阜の地で愛されてきたお酒と理解できる。


 



③淡墨長寿桜(うすずみちょうじゅさくら) 純米酒

 ②に似た世界だが、味に厚みがあり、後口に微かな老香を感じる。冷やよりも燗で飲みたい酒。


 





④清泉 夏子物語 花火 吟醸生貯蔵酒

 麹米山田錦、掛米亀の尾 55%の吟醸生貯蔵。
 新潟の久須美酒造らしいスッキリした世界。夏のお酒そのもの。


 




⑤天の戸 純米吟醸 亀の尾仕込み

 亀の尾 55%精米の純米吟醸。
 純米酒美稲の秋田・浅舞酒造の酒。吟醸酒らしい世界。割と多い甘苦系である。



⑥達磨正宗 五年古酒

 紹興酒系の香り。スッキリとした酸味。後口に微かなピリ感。
 





⑦達磨正宗 十年古酒


 ⑥に比べると、酸味の透明感が増し、後口のピリ感は全く感じない。


 




⑧達磨正宗 十五年古酒


 




 ⑥、⑦、⑧と並べると時の洗練がどういう物か舌で味わうことが出来る。色、香り、酸味の透明感、後口のキレ。
香りは⑥、⑦に比べ高く濃厚になる。紹興酒系なのだが、カラメル、ナッツのような香りもある。ニンニクの様な香ばしい香りがしたのは、たまたま厨房から流れたニンニクの油炒めのそれか?


 




 商品名の5年刻みの差は歴然としていると笑山が感想を口にすると隣の西川店主から“表示に虚偽表示がある”との穏やかならぬ発言がある。勿論ジョークである。前の白木蔵元がその心を説明して頂く。
 “この十五年古酒には実は昭和47年ものがブレンドされている”とのこと、確かに虚偽ではあるが、過小虚偽である。正確には、十五年以上古酒である。35年の古酒が隠されている十五年古酒である。



 以上の古酒は、酒の中島屋で入手可能である。次からは、必ずしも入手可能ではない秘蔵酒である。



⑨達磨正宗 ファーストキッス 純米生原酒 H16.3詰

 熟成用に造られた純米生原酒を3年間中島屋さんで冷蔵貯蔵された物。
 酸味が中心の味であるが、果実風の酸味、ワインを思わせる世界。老香、ダレと無縁な活き活きとした世界。
 西川夫人の話では、新酒の時はもう少し甘いとのことである。(書いて良いかどうか判らないが、これはあと数本冷蔵庫に眠っているらしい。)


 




⑩達磨正宗 純米大吟醸無濾過生原酒 H16.3詰



 現在は造られていない達磨正宗の純米大吟醸。この宴でしか飲めない秘蔵酒。3年の熟成酒である。
 甘い入口の後、フルーティな酸味が中心の味、微かな苦味もある。後口は雑味が無く爽やか。古酒とは異なるが白木恒助商店の世界である。


 


    
 
 


 


⑪達磨正宗 寿天喜 肉料理用特別瓶詰 H4.7詰



 これぞ秘蔵酒である。常温ではなく15年間冷蔵貯蔵されていた。見ると薄い澱がある。西川店主の説明では、平成4年、或ステーキ屋さんがステーキに合う酒が欲しいという要望があり、達磨正宗の訪問・見学をし、当時既に10年の古酒を特製の瓶に詰めて貰ったとの話し。
 世に1本しかないレア物、これを飲んでしまう贅沢である。


 


      



 洒落た・角のある・黒い・素敵な平瓶に詰められている。ウイスキーのような外観である。
 味は、スッキリとした世界である。酸は枯れてはいない、まだしっかりとある、しかし、後味のスッキリ感は時の賜である。雑味の無さ、上品さは製造で造ることは出来ない。
 十五年に比べると、十五年は香り高く味のプレゼンスがあるが、これは、相対的に薄く上品な、落ち着いた世界である。
 料理にステーキはなかったが、豚の角煮にはピッタリと嵌った。単独でもよし、肉に合わせても良しである。
この酒に出会えただけでも、参加した価値があったというべき。


 


以下〔その2〕に続く


 

はじめまして * by おばさん(⌒▽⌒)
こんばんは。
突然コメントして 申し訳ありません。
「寿天喜」の写真がありましたので、ついついうれしくなり、おじゃましました。

また、機会がありましたら、おためしあれ~~https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif">


ようこそいらしゃいました。 * by 笑山
コメントありがとうございます。
どんなコメントも大歓迎です。

贅沢な時間を楽しんでいる時に写真を撮ったり、メモしたりするのは、周りの人の興を削ぐので、本当は避けたいのですが。
報告を公開をすれば、許して頂けるのかなと、我が儘を通しています。

「寿天喜H4.7」と逢うことが再びあれば楽しいですが、そんな機会はありますか?

Unknown * by おばさん
おはようございます。

願っていれば、「寿天喜」な出会いがあると思います。
とうくはなれた方とお顔も存じないのに、お話をさせていただけるのも、なにかのご縁だと思います。
感謝しています。

また、来てもよろしいでしょうか?
愉しいお話をきかせてくださいね。
ありがとうございます。https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_sunflower.gif">

そうですね * by 笑山
願うことは大切ですね。
好きな言葉に「願心無ければ気力なし」があります。
願心が一つあれば、生きていけますね。

好きなときに、おいで下さい。
お待ちしています。

至福のひと時 * by hitomi
先日の中島屋さんが主催する日本酒の会で、隣の席でご一緒させていただき、楽しいひと時を過ごさせて頂きましてありがとうございました。

お店の雰囲気も料理もお酒も、最高でした☆

また、名古屋で開催される日本酒の会!とても魅力的ですね♪8月は既に定員オーバーの様で残念です((+_+))また次回の機会に参加させて頂きますね。

それでは今後とも~よろしくお願いします。

hitomiさん こんばんは * by 笑山
先日は、ありがとうございました。

達磨正宗、おもてなしに注意が行ってしまい。あまりお話もせず、失礼しました。
記録のために、周りの人の興を削いでしまうことも承知はしていますが、お許し下さい。

次回は、お蕎麦と熟成酒の話し教えて下さい。
ではまた。

蕎麦 * by hitomi
笑山様

是非~究極の蕎麦と古酒のコラボをご一緒しましょうね♪

2007-07-25 (Wed)

200/07/25  贅沢な時間 〔その2〕

200/07/25  贅沢な時間 〔その2〕

贅沢のその2は、創作料理「楮」の料理である。達磨正宗に合わせて考えられた特別コース。8人のために、作成された「本日の特別コースおしながき」は以下の通りである。 『一、前菜四点盛   ・スズキの古酒のせ   ・古地鶏杉板焼き   ・新さんまのすし   ・ピーマンの和えもの一、はまぐりの古酒蒸し  鮎のくんせい一、甲イカの緑酢がけ一、角煮一、ごま冷やし茶漬け一、バニラアイスクリーム 』 【料理...

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贅沢のその2は、創作料理「楮」の料理である。達磨正宗に合わせて考えられた特別コース。



8人のために、作成された「本日の特別コースおしながき」は以下の通りである。


 





一、前菜四点盛
   ・スズキの古酒のせ
   ・古地鶏杉板焼き
   ・新さんまのすし
   ・ピーマンの和えもの


一、はまぐりの古酒蒸し
  鮎のくんせい


一、甲イカの緑酢がけ


一、角煮


一、ごま冷やし茶漬け


一、バニラアイスクリーム 』



 


【料理】



「楮」は創作料理を冠に付けている。居酒屋の形態ではあるが、内容は割烹に近い。最近はやりのアルバイトが作る無国籍料理とは違うものがある。
 お酒に合わせて、厨房から作りたてを運び、料理の説明をしてくれる。周りが騒がしいので、説明が良く聞こえないのが難点であったが、献立の一つ一つが吟味されて造られていることが良く解る、庭付きの静かな座敷であれば割烹の内容である。



 1.前菜四点盛


①スズキの古酒のせ


  




 写真には良く写っていないが、氷の上にホイップされた卵白が乗っており、このふわふわとした泡雪のような中に達磨正宗の古酒が混ぜられている。
 この卵白は、後味に僅かに苦味がある。古酒の酸味は感じない。恐らく三年もしくは五年の古酒と想像される。
 お好みでたまりも出されたが、そのままの方が良いと思った。氷で冷やされたスズキの歯触りの食感を泡雪のようなふわりとした卵白が包み、スズキ造りの旨さの後、微かに苦味が味を締めており、夏らしい食欲をそそる前菜である。
 氷、笹の葉の視覚も季節感があって好ましい。



②・古地鶏杉板焼き
 ・新さんまのすし
 ・ピーマンの和えもの


 




・古地鶏杉板焼き
 甘めの金山寺味噌を炒めたと思われるものが、地鶏のもも肉の上に掛けられている。地鶏は当然に事ながらブロイラーとは異なり、歯ごたえがあり、咬むほどに味が出てくる。味噌の麦の香りと良く合う。三年、五年の古酒にマッチする。



・新さんまのすし
緑の中に隠れているが新秋刀魚の刺身が入っている。下は、普通の白飯かと思ったら、酢飯であった。


 


・ピーマンの和えもの
 あまりピーマン臭さは感じない。
 緑の季節感。



2.-①はまぐりの古酒蒸し
 



 蛤の酒蒸しは肴の定番だが、古酒が入っている。あまり、その存在は感じないが、言われてみれば味にコクがあるような気がする。(真ん中の白い物は、長芋であったか、忘れてしまった。)



2.-② 鮎のくんせい


 



 


 写真が上手く撮れていないが、一夜干しの鮎を薫製にした物。開いた上に卯の花とゴーヤーの和え物がのっている。
 この鮎の薫製は特に美味しかった。定番メニューに在れば、もう一度食べてみたいもの。
 達磨正宗普通酒、純米大吟、寿天喜に合う。


 


3.甲イカの緑酢がけ


 


 


 説明を聞きそびれたので、甲イカの上の粘りのある緑が何か報告できないが、ねっとりとした緑ともっこりとしたイカと酢の酸味が上手く折り合っていた。
 清泉 夏子物語が合う。



4.角煮


 



 


 皿を受け取ると、温かい。豚の角煮は冷めると美味しくない、肉は硬くなり、脂が白く浮き出す。皿の温かさの中に拘りともてなしの心が感じられる。白髪葱の下は、半熟の茹で卵の半身である。
 よく煮込まれており、肉は軟らかく、脂は舌の上でとろける食感。純米大吟、寿天喜は勿論良いが、十五年も合うと思う。




5.ごま冷やし茶漬け


 



 


 汁の中に浮いている物は胡瓜と氷の小片である。これは文字通り冷たい。擂りごまのクリーミーな香りと味が氷の冷たさを快い物に感じさせる。
 写真では見えないが、汁の底にはご飯がある。このご飯は、もちもちとして一粒一粒がさっぱり別れており、炊いたご飯ではなく蒸したご飯の様である。最初、餅米かと思ったぐらいのもっちりとした食感、だが、米粒の長さからすると餅米ではなさそう。


 


6.バニラアイスクリーム


 



 


最後は、定番のアイスクリームの古酒がけ、たまり掛けである。
このブログ200706/02付で書いた。


         


 


日本酒は白木恒助商店の達磨正宗の古酒の専用商品、醤油は山川醸造のアイスクリーム専用商品である。
 それぞれ、主張があって面白い味になる。十五年古酒でも試してみたが、濃厚な香りがアイスクリームに移り良い感じである。写真のヘビータイプを使うとこんな感じだろうと思われた。


 


 白木蔵元はアイデアマンの山川醸造の社長とは仲が良く、アイスクリームの商売敵ではなく、お友達で双方売り上げが伸びている幸せな関係だそうである。達磨正宗は1000個以上出ている、ヒット商品とのことである。
 ヒットするのは嬉しいことである。


 以下 〔その3〕につづく

2007-07-25 (Wed)

200/07/25  贅沢な時間 〔その3〕

200/07/25  贅沢な時間 〔その3〕

【感想】中島屋さんの酒の会は、毎月行われているのだが、通常は平日の8時から開催されるので、終わりは11時、帰宅は午前様になってしまう。明日の仕事を考えると二の足を踏んでしまう。日曜日開催の「ざっぶん」会はその心配がないので参加に問題はない。 今回は、達磨正宗の特集」だというので思い切って参加したのだが、参加した甲斐があり、上記のように思い切り贅沢な宴に参加することが出来た。「虎穴に入らずんば虎児を...

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【感想】


中島屋さんの酒の会は、毎月行われているのだが、通常は平日の8時から開催されるので、終わりは11時、帰宅は午前様になってしまう。明日の仕事を考えると二の足を踏んでしまう。日曜日開催の「ざっぶん」会はその心配がないので参加に問題はない。



 今回は、達磨正宗の特集」だというので思い切って参加したのだが、参加した甲斐があり、上記のように思い切り贅沢な宴に参加することが出来た。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」と言えば一寸古い? 「ハイリスク、ハイリターン」と言えば、一寸違う
? 何はともあれ、得たものが大きかった。



 達磨正宗については、その世界は確然としたものがあるが、ブレンド、醸造年度により、味わいに差があり、まだ全貌は見えない。奥深いものがある。今後も纏めて利く機会が有れば参加する必要がある。



 時を生産要素として、雄大に日本酒を世に送り出している達磨正宗は貴重な存在である。
 三十年物は、今年生まれた赤ちゃんが30歳にならなければ出来ないのである。星霜の先に達磨正宗の輝きが見える。



 中越沖地震で柏崎の原酒造が甚大な損害を被ったが、岐阜に大地震が来ないように念願したい。
 白木蔵元は、積み方に工夫がしてあり、地震は大丈夫と話されていたが、素人考えでは心配である。何しろ貴重な・時の賜・お宝の山なのだから。



 ・七転び八起達磨や風薫る

 ・達磨さん寝てはいられぬ夏の月

 ・三十歳(みととせ)の達磨起ちたり夏の宴

創作料理「楮」のおもてなしの特別コースは、贅沢だった。
2007/06/24付のブログ「日本酒と日本料理の関係」で書いたように、素晴らしい日本酒がありながら、料理とのコラボレーションがあまり提供されていない。料理人は料理の事だけ知っていればよいと考えていると邪推したくなるような状況である



 達磨正宗を前提にして考えられた、特別コースは上記の様に、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、おもてなしの心で造り、出されていることが良く判った。



 料理人は二人のようだが、いずれも若い人である。どのような修行をされてきたのか知らないが、料理を創作することに関心があることは素晴らしい事だ。
 日本料理は伝統的に完成されたものだが、其処に安住することなく新しい料理を創意工夫することがお客の評価に繋がる。行ってみたことはないが、TV番組で京都の吉兆の特集を見たことがある。
 現在の当主は、一時不振であった吉兆を立て直すために、献立を一新して新しい工夫を凝らした結果、現在の隆盛を見たそうである。
 芭蕉は、発句の世界で不易流行を唱えたが、日本料理でも同じ事が言える。伝統に加えて、常に今の感覚を取り入れていくことが、長く生きていくための方法である。
 俳句でも有季定型の制約が在るように、季節感を無くした料理は、日本料理とは言えないが、視覚・食感に季節感を持った料理であれば、日本料理といえるだろう。
 素材・感性を新しく創意工夫して、お客が新しさに感激するような料理を提供すれば、お客は常連さんを志願するであろう。



 今は、お客が料理も日本酒も決める場合が多いが、素人が決めるのは本当はつまらない結果を招く。充分に修行した料理人が、日本酒の修行をし、自分の経験・センスから生まれる日本酒と料理の吟味された世界を提供すれば、我々は安心して身を委ねることが出来る。



 「楮」もそのような方向に発展して欲しいものである。



 ・もてなしの心の涼し胡麻茶漬け

 ・角煮盛る器(き)温められて客涼し

 ・燻されし鮎の旨さの楮かな


 

2007-07-24 (Tue)

2007/07/24 日記 河童忌

2007/07/24 日記 河童忌

7月24日(火)己未 旧六月十一日 佛滅 八專, 土用『仏滅:「仏も滅するような大凶日」の意味。元は「空亡」「虚亡」と言っていたが、これを全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、これに近年になって「佛(仏)」の字が当てられたものである。この日は六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣がある。この日に結婚式を挙げる人は少ない。そのため仏滅には料金の割引を行う結婚式場もある。他の六曜は...

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7月24日(火)己未 旧六月十一日 佛滅 八專, 土用



『仏滅:
「仏も滅するような大凶日」の意味。元は「空亡」「虚亡」と言っていたが、これを全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、これに近年になって「佛(仏)」の字が当てられたものである。



この日は六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣がある。この日に結婚式を挙げる人は少ない。そのため仏滅には料金の割引を行う結婚式場もある。他の六曜は読みが複数あるが、仏滅は「ぶつめつ」としか読まれない。



字面から仏陀(釈迦)が入滅した(亡くなった)日と解釈されることが多いが、上述のように本来は無関係である。釈迦の死んだ日とされる2月15日が旧暦では必ず仏滅になるのは、偶然そうなっただけである。』(ウィキペディア(Wikipedia))




『7月24日の誕生花は「エンレイソウ」
花言葉は「奥ゆかしい美しさ」



 


「延齢草」と書きます。


ユリ科。多年草。
北海道から九州の、低山の落葉樹林下でよく見られ、半日陰のやや湿った場所を好みます。


草丈は、20~40センチ。
花期は、4~6月にかけて。
現在は、食用になる丸い実をつけているシーズンです。
3枚の花びらに見えるのは萼で、色は、緑、白、褐色、エンジ色など。
たいへん「ごゆっくり」成長する植物で、タネが発芽してから開花するまで、10年近くを要します。
株そのものの寿命も長くて、50年くらいのものも。
現代のスピード化社会もなんのその、我が道を行く生活を送っているようです。』(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)



今日7月24日は河童忌。 芥川龍之介が睡眠薬自殺した日である。36歳(1927)。
 芥川は、中学校の教科書に載っており、その頃に読むので、当時は、人生の苦悩を一身に背負った、偉い年寄りの様に思ったものだが。36歳である。


 自殺は心身のバランスの問題だろう。心にバランスが寄りすぎて、身は処を失って、逆襲することになる。まず身体を動かすこと。身にバランスを取り戻すこと。


 


 今日も、雲一つ無い青空であった。梅雨は明けたことを実感するが、気象台はそうは言っていない。明日も夏の日が続くと思うがどうだろう。



・梅雨去りて蝸牛は何処庭の壁


 

2007-07-23 (Mon)

2007/07/23 日本酒を辿る道筋

2007/07/23 日本酒を辿る道筋

ブログを読んでいて、日本酒を辿る道筋の話が書いてあった。「旅のプラズマ」http://blog.goo.ne.jp/tabinoplasma/  『大阪純米酒フェスティバルからの帰途、中野さん(事務局長)がある女性参加者の話をしてくれた。それは・・・、「日本酒へのこだわりは、最初は大吟醸、次に純米酒―その燗酒-生もと、山廃・・・と辿ってきた」という話。 思い起こせば、私もほぼ同じ跡を辿った。30数年前、ある蔵で飲んだ大吟醸に眼が...

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ブログを読んでいて、日本酒を辿る道筋の話が書いてあった。
「旅のプラズマ」
http://blog.goo.ne.jp/tabinoplasma/


 


 『大阪純米酒フェスティバルからの帰途、中野さん(事務局長)がある女性参加者の話をしてくれた。それは・・・、「日本酒へのこだわりは、最初は大吟醸、次に純米酒―その燗酒-生もと、山廃・・・と辿ってきた」という話。
 思い起こせば、私もほぼ同じ跡を辿った。30数年前、ある蔵で飲んだ大吟醸に眼が覚めたのが発端。それから一時は、純米大吟醸、その生酒、搾りたて・・・などを求めた時期があったが、やがてその香りの強さと冷で飲む風潮(当時は吟醸酒を燗などしたら叱られたものだ)に抵抗を感じ、純米酒を求めるようになった。
 それは同時に燗酒(あるいは常温酒)志向でもあり、米の味を求めることとあいまって生もと、山廃純米に進む。数年前から日本酒の感想を聞かれると、「山廃純米(もっといえば山廃純米吟醸)の燗酒が日本酒の低迷を救うのではないか・・・?」と言い続けて来た。
 最近の晩酌は、ほとんど純米吟醸の常温』
という記事である。



 このような話は、笑山の周辺でも良く聞く話である。どこかの大御所が何かに書いているのかも知れないが、スッキリしすぎた話しと思う。
 時の流れと共に、酒の嗜好が一方向に、不可逆的に進行するという思考パターンは、西洋的な時の流れに依存したものである。



 笑山は、吟醸酒が好きである。老香のする純米酒と並べて飲めば、香りの良い吟醸酒に高い点を付ける。
 しかし、前に書いたように、老香がしてもそれを上回る旨さが在れば、臭い納豆でも毎日食べるように、気にせず楽しめるだろう。その世界を否定することは出来ない。



 吟醸酒の世界と純米酒の世界は別であると考えるべき物と思う。それぞれ、独立した嗜好の世界である。場所、肴、相手etcに応じ、楽しめばよいのである。



 笑山の日本酒を辿る道筋は、一方通行の真っ直ぐした道ではない。小道、近道、寄り道が一杯在って、どのみちがどこに繋がっているか判らないが、どこにでも出られる。



 そんな道筋にしたいと思っている。


 

2007-07-23 (Mon)

2007/07/23 日記 空と風と太陽と

2007/07/23 日記 空と風と太陽と

 7月23日(月)戊午 旧六月十日 先負 大暑, 八專[間日], 三隣亡, 土用『先負:「先んずれば即ち負ける」の意味。かつては「小吉」「周吉」と書かれ吉日とされていたが、字面に連られて現在のような解釈がされるようになった。万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる。また、午前中は凶、午後は吉ともいう。「せんぶ」「せんぷ」「せんまけ」「さきまけ」などと読まれる。大暑(たいしょ):二十...

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 7月23日(月)戊午 旧六月十日 先負 大暑, 八專[間日], 三隣亡, 土用


『先負:
「先んずれば即ち負ける」の意味。かつては「小吉」「周吉」と書かれ吉日とされていたが、字面に連られて現在のような解釈がされるようになった。万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる。また、午前中は凶、午後は吉ともいう。
「せんぶ」「せんぷ」「せんまけ」「さきまけ」などと読まれる。



大暑(たいしょ):
二十四節気の1つ。7月23日ごろ。およびこの日から立秋までの期間。



太陽黄経が120度のときで、快晴が続き気温が上がり続けるころ。六月中。暦便覧には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記されている。


 




夏の土用が大暑の数日前から始まり、大暑の間じゅう続く。小暑と大暑の一ヶ月間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。』
(以上『ウィキペディア(Wikipedia)』より転載。)




『7月23日の誕生花は「ブーゲンビレア」
花言葉は「情熱」



「南国の風」を運んできてくれるような花。



オシロイバナ科。つる性常緑低木。
原産地は、南アメリカ。
18世紀後半、ブラジルのリオデジャネイロでこの植物を発見したフランス人「ブーゲンヴィールさん」の名前をとって、「ブーゲンビレア」となりました。「ブーゲンビリア」とも呼ばれるようですね。



花びらに見えるのは、葉が変化した「苞(ほう)」。
花色(=苞色)は、紅、黄色、オレンジ、ピンク、紫、白など。
八重咲きの園芸品種もつくられています。


 


本当の花は、中心部分にみられる、アイボリーのラッパ状の部分。』(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)



 今朝の天気予報では、東海、関東地方は今週いっぱい曇りの日が続き、梅雨明けは来週以降としていた。
 家を出るときは、厚い雲に覆われて、予報通りの蒸し暑い梅雨時を覚悟しなければならない様子であった。



 昼休み、外に出ると、すっかり晴れ、雲一つ無い空が天空に広がっていた。通りを行く人達は、眩しげに眼を細めている。陽ざしはハッキリと明るく、物の影はクッキリとシャープな影を描いている。
 陽ざしは強いが、南の風が吹き、海風なので大陸の塵はなく、透明な空気を運んでくる。


 


 


 


 雲一つ無い空の下、南の風に吹かれていると、梅雨が明けたことを感じる。いよいよ夏本番である。



 

2007-07-22 (Sun)

2007/07/22 日記 梅雨明けか?

2007/07/22 日記 梅雨明けか?

7月22日(日)丁巳 旧六月九日 友引 八專, 土用『友引:「凶事に友を引く」の意味。かつては「勝負なき日と知るべし」と書かれていて、勝負事で何事も引分けになる日とされており、現在のような意味はなかった。陰陽道で、ある日ある方向に事を行うと災いが友に及ぶとする「友引日」というものがあり、これが六曜の友引と混同されたものと考えられている。葬式・法事を行うと、友が暝土に引き寄せられる(すなわち死ぬ)と...

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7月22日(日)丁巳 旧六月九日 友引 八專, 土用



『友引:
「凶事に友を引く」の意味。かつては「勝負なき日と知るべし」と書かれていて、勝負事で何事も引分けになる日とされており、現在のような意味はなかった。陰陽道で、ある日ある方向に事を行うと災いが友に及ぶとする「友引日」というものがあり、これが六曜の友引と混同されたものと考えられている。



葬式・法事を行うと、友が暝土に引き寄せられる(すなわち死ぬ)との迷信があり、友引の日は火葬場を休業とする地域もある。しかし、六曜は仏教とは関係がないため、友引でも葬儀をする宗派がある。


 


「ともびき」という読みが一般的となっているが、中国語の「ゆういん」と読むことがルーツとなっており、訓読みとなって「ともびき」と当てはめたため、「友を引く」こととは関係がなかった。』『ウィキペディア(Wikipedia)』




7月22日の誕生花は「ペチュニア」
花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」
 


ペチュニア




(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net


より転載させていただきました。)



ナス科。一年草または多年草。
原産地は、南アメリカ。
草丈は、20~30センチ。
花期は、4~11月にかけて。
花色豊富、紅、黄色、ピンク、紫、白、複色。



 昨日の天気予報では、曇りであったが、朝起きてみると、陽ざしが見えた。久しぶりの日曜日の太陽。
 犬を連れて散歩するのも雨とは違って快い。犬は舌を出す暑さである。いよいよ梅雨明けか?

2007-07-21 (Sat)

2007/07/21 日記 先勝の日 W杯の雪辱

2007/07/21 日記 先勝の日 W杯の雪辱

7月21日(土)丙辰 旧六月八日 先勝 八專[間日], 土用[間日]六曜は、暦注の一つ、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種。先勝は、「先んずれば即ち勝つ」の意味。かつては「速喜」「即吉」とも書かれた。万事に急ぐことが良いとされ、また午前中は吉、午後は凶とも言われる。『ウィキペディア(Wikipedia)』7月21日の誕生花は「ヤマユリ」花言葉は「純潔」 (「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower...

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7月21日(土)丙辰 旧六月八日 先勝 八專[間日], 土用[間日]



六曜は、暦注の一つ、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種。先勝は、「先んずれば即ち勝つ」の意味。かつては「速喜」「即吉」とも書かれた。万事に急ぐことが良いとされ、また午前中は吉、午後は凶とも言われる。『ウィキペディア(Wikipedia)』



7月21日の誕生花は「ヤマユリ」
花言葉は「純潔」


 


ユリ
(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)




『日本自生種のユリで、
かの「カサブランカ」の産みの親。
確かに、似てますね。
大輪の花と甘く強い香りで、
バツグンの存在感です。


ユリ科。球根植物。
関西から東北の山野に広く自生します。
日本に自生する15種のユリのうち、ヤマユリを含めた6種が「固有種」とされています。
ちなみにその他の「固有種」は、「ササユリ」「オトメユリ(ヒメサユリ)」など。


万葉集に登場する「ユリ」は、ヤマユリだということです。


草丈は、1,5メートルほど。
花期は、6~8月にかけて。
直径20センチを超える大輪の花を咲かせます。
この大きさは、自生する「天然植物」の花としては、最大級クラス。
花色は、白のベースに黄色の筋と紅色の斑点が入ります。


一本の茎に、多いものでは10輪以上の花がつくので、それは豪華なもの。株が古いほど、花数が多くなるようで、かなり、重そう・・・。
「ユリ」という名前の由来は、
一説には、花が風に揺れる姿を言い表わした言葉「揺れ」が転じたものと言われていますが、まさに、と思わせる風情ですね。


鱗茎(地下の球根状の部分)は、ほかのユリと同様、古くから食用とされていました。
ヤマユリの鱗茎は、大きくておいしいことから重用され、戦国時代や戦後の食糧難時代にも、多いに利用されたということです。』



百合の風情は、いいですね。寂しくなく、かといって、派手すぎず、情緒がある。



 今日は、朝からお疲れモード。昨晩というか、今朝というか、眠ったのが3:00。気疲れすることの多かった週の最後に、晴れのイベント、気疲れを吹き飛ばすのに、効果的であったが、肉体的には、疲れた。家でゆっくりし、夜のアジア杯準々決勝に備える。



 対オーストラリア戦は、選手でなくとも力が入る。W杯の逆転劇は衝撃であった。あの、失速感は強烈にまだ糸を引いている。



 立ち上がり、攻められて、ボールが支配できず、まずいな~と思っているうちに、コーナーキックから先制されてしまった。これでは先勝ちの日に反する。
 と思ったら、高原が気迫の一撃、痛快だった。時間が経過しないうちに、点を入れた効果は抜群であった。
 オーストラリアの選手は、フェアプレイの精神はない。シャツをひっぱる、突き当たる、邪魔をする、わざと倒れる。目に余るが、審判は冷静に見ていて、好感が持てた。珍しいことだ。
 後半、延長とも圧倒的にボールを支配したが、決定点が入らない。最後は、ドリブル突破力が必要だ。今後の課題が見つかった。


 


 PK戦は、日本不利と思って、固唾を呑んだが、川口が連続セーブ。神懸かりとしか言いようがない。考えて出来る物ではない。この場面は先勝ちの日であることが物を言った。
 高原がはずしても、2つの貯金は大きかった。
途中ハラハラ、イライラした分、最後は痛快だった。

2007-07-20 (Fri)

2007/07/20 日本酒の会7月定例会

2007/07/20 日本酒の会7月定例会

仕事を終え、「かのう」に向かう。鉛色の空は、見るからに厚い雲に覆われて、梅雨の明ける望みは全く感じられない。今日の天気予報は、雨は言っていなかったが、何時降ってもおかしくないような空模様である。傘を取りに帰ろうかと思ったが、面倒な気がした。 愛知県図書館に寄り時間の調整をして、俳句の本を借り、県庁の役人とすれ違いながら、護国神社方向に歩む。 少し日が短くなったのか、梅雨空の暗鬱さのためか「かのう」...

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仕事を終え、「かのう」に向かう。
鉛色の空は、見るからに厚い雲に覆われて、梅雨の明ける望みは全く感じられない。今日の天気予報は、雨は言っていなかったが、何時降ってもおかしくないような空模様である。傘を取りに帰ろうかと思ったが、面倒な気がした。
 愛知県図書館に寄り時間の調整をして、俳句の本を借り、県庁の役人とすれ違いながら、護国神社方向に歩む。



 少し日が短くなったのか、梅雨空の暗鬱さのためか「かのう」の灯りが何となく明るく見える。
 入り口の人形のショーケースを見てみる。先月、ドラゴンズの調子が振るわない要因であった、人形の配列がどうなっているか確認するためである。この1ヶ月の間に、順位逆転、とうとう首位になったのである。


 









 ケースの中の配置は、変えられていた。先月はCDは巨人の後ろでひっくり返っていたが、今日は横に並んでいる。
ペナントレースと同じ位置関係になっている。



 入り口の下駄箱に靴を入れて、座敷に回り込むと、幹事さん2人は既に到着しており、知らない男3人となにやら打ち合わせをしながら、小分け用の緑の4号瓶に番号ラベルを貼っている。3人は酒店か蔵の人かと推測された。


 


 今日の出品酒は12本、ブラインド評価用に小分けされた4号瓶をテーブルに並べ、資料を配布したりしている内に、参加者が続々と到着する。先日お世話になった関谷醸造の遠山杜氏も参加されていた、有難いことである。今月は、常連さんが早めに申し込みされたようで、新人の顔は多くないようである。


 


 定刻の7時になり、開会宣言がある。
今日は、山口県の2蔵さんが参加されているとの説明があった。
村重酒造(岩国市)-金冠黒松
 http://www.kinkan-kuromatsu.jp/index02.html



永山本家酒造場(宇部市)-貴
 http://www.syusendo-horiichi.co.jp/taka/taka1.htm
 http://www.ut21.net/~otokoyama/


の2蔵である。
 出品酒は、参加蔵各4銘柄に他の中国地方の銘柄4銘柄合計12銘柄との説明がある。



【ブラインド評価】
 勿論評価は個人の嗜好・独断に拠っている。
(日本酒の会の公式評価は、以下を参照。    http://www.sakenagoya.com/activity/2007/teirei200707/teireikai200707.htm



①日下無双/純米吟醸/不明・55%
香り有り、酸味のあるワインの酸の風味を感じさせる味。苦味が底にある。残り香はナッツの香り。評価8.0。



②金冠黒松/大吟醸/山田錦・50%
香りは高くない、バランスの取れた偏りのない味だが、酸が中心にある豊かなふくらみがある、上級な世界だが元気がある。後口は少し辛口。評価9.0。



③日下無双/純米生原酒/不明・60%
香りはない、酸は控えめで、厚みも薄くはないがそれなりである。底に苦味がある。評価7.0。



④金冠黒松/Number8銀ラベル無濾過純米生原酒協会8号酵母/不明・80%
熟成酒の風味、味は豊か。燗向き。評価8.0。



⑤貴/夏純米発泡にごり/山田錦・60%
スッキリとした入り口、甘いが酸味もある。気持ちの良い酒。少し澱の入ったカスミ酒である。評価8.5。



⑥貴/純米吟醸雄町50/雄町・50%
入口は甘いが、ふくらみは少ない。老香・保存臭を感じる。評価7.5。



⑦貴/特別純米60/山田錦,八反錦/60%
こなれすぎている、酸の厚みがない。熟成味あり。評価8.0。



⑧貴/純米吟醸山田錦50/山田錦・50%
バランスの取れた丸みのある味。嫌味が無く、良い世界である。評価9.0。



⑨王禄/超辛純米本生無濾過/山田錦,五百万石/60%
豊かな酸味がある。後口は雑味が多く、キレない。味の酒である。評価7.5。


 


⑩獺祭/純米吟醸遠心分離50/山田錦・50%
甘い入口、調和の取れた酸味、嫌味がない世界である。評価9.0。



⑪月山/純米酒無濾過生原酒/五百万石,神の舞・70%
バランスの取れた味であるが、酸が中心にある。底に苦味があり、後口は苦辛系。評価9.0。



⑫扶桑鶴/純米吟醸青ラベル/山田錦,佐香錦・50%
香り無い、果実の酸味のある味。底に苦味あり。後口に軽い保存味ある。評価7.5。



終了の時刻になり、外に出ると、知らない間に雨である。しかも、かなりの雨脚である。帰る人、2次会参加組みに別れ、タクシーを捕まえて目的地に向かう。



 2次会組みは、名古屋駅近くの「やきとり吉兆」
http://r.gnavi.co.jp/n173800/
それから、再び「貴」を含めた銘酒と焼き鳥で宴会である。
途中、酒仙洞堀一さんも駆けつけ、2次会も延々と続く、帰宅可能な最終電車のある人達は、23:30頃中座、まだ残った10名強は何時まで宴を張ったのか知らない。
笑山が、家に着いたのは、明けて1:00であった。



【感想】

①遠来の山口県の蔵の蔵元・杜氏さんにお話しできたのはいい機会であった。山口県の蔵の話し等をお聞きしたが、ここでは割愛する。

②関谷醸造の遠山杜氏からも色々なお話をうかがえたのも良かった。熟成と生の商品化の話しとか頭の中が整理できた。
 また、利き酒の時、たまたま近くにいて、氏が音を立てて、すすりながら利かれていることに気が付いた。隣のIさんが質問すると、すする事によって酒の中に空気が入り、香り・味の特徴を掴みやすくなるとの説明であった。
 家で練習してみよう、上手く行けば、本日の収穫である。


 

2007-07-20 (Fri)

2007/07/20 日記 血と凶の日

2007/07/20 日記 血と凶の日

7月20日(金) 旧六月七日 赤口 八專今日の六曜は赤口(しゃっこう) 暦注の六輝(=六曜)の一。大凶の日。午(うま)の刻(正午を中心とする2時間)のみ吉という。正午の2時間(11時~13時)だけが吉で、その他は凶。特に祝い事には大凶とされている。鬼が現れるといわれたり、赤は血や火を連想するため、怪我に注意しろとも言われる。八専については、「何事もうまく行かない凶日」らしい。(ウィキペディア(Wikipedia)参照...

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7月20日(金) 旧六月七日 赤口 八專



今日の六曜は赤口(しゃっこう)
暦注の六輝(=六曜)の一。大凶の日。午(うま)の刻(正午を中心とする2時間)のみ吉という。



正午の2時間(11時~13時)だけが吉で、その他は凶。
特に祝い事には大凶とされている。鬼が現れるといわれたり、
赤は血や火を連想するため、怪我に注意しろとも言われる。



八専については、「何事もうまく行かない凶日」らしい。
(ウィキペディア(Wikipedia)参照
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%B0%82 )



いずれにしても、今日はどうしようもない日ではある。
占いを信ずる気はないが、血だとか凶だとか言われれば、注意すればよい。それが、信ずると言うことかも知れないが。



今日は、海の記念日。
1876(明治9)年、明治天皇が東北地方巡幸の際、それまでの軍艦ではなく、灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をされ、この日に横浜港に帰着された。
これを、記念して
1996(平成8)年に国民の祝日「海の日」になったが、2003年祝日法の改正により月の第3月曜日に変更された。



7月20日の誕生花は「ナス」


花言葉は「よい語らい」

 



夏野菜の代表格、「茄子」の花。
(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)


『ナス科。一年草。
原産地は、インド。
日本には奈良時代に渡来し、地方に独特の品種も多く見られます。


草丈は、50センチ~1メートルほど。
花期は、6~10月にかけて。
花が咲いてから程なくして、黒紫色や緑、白のつやつやとした実をつけます。
「ナス紺」とも言われる色は、アントシアニン系の「ナスニン(まんまでんな)」というもの。ポリフェノールの一種です。
ほかにもカリウムを含み、活性酸素の排出に役立つので、がんの予防や老化の緩和に効果ありと言われています。』


 



夏の暑い日、茄子を網の上で良く焼いて表皮だけ焦がして、皮を取り去ってから冷蔵庫に入れて、冷やし、ショウガ醤油で食べる。
冷や奴とあわせ夏の肴の双璧である。

2007-07-19 (Thu)

2007/07/19 日記 大安の日だが...

2007/07/19 日記 大安の日だが...

7月19日(木) 甲寅 六月六日 大安台風一過の筈なのに、天気は曇り空。旧暦では、まだ6月の初めです。季節感が違います。7月19日の誕生花は「トリカブト」花言葉は「美しい輝き」 (「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.netより転載させていただきました。)名前は恐ろしいですが、なかなか綺麗な紫色。そのまま一句になりそうです。・花言葉美しい輝き鳥兜鳥兜は秋の季語だそうです。今日は大安であるが...

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7月19日(木) 甲寅 六月六日 大安



台風一過の筈なのに、天気は曇り空。
旧暦では、まだ6月の初めです。
季節感が違います。



7月19日の誕生花は「トリカブト」
花言葉は「美しい輝き」



 
(「366日・誕生花の辞典」  http://www.366flower.net
より転載させていただきました。)


名前は恐ろしいですが、なかなか綺麗な紫色。



そのまま一句になりそうです。
・花言葉美しい輝き鳥兜
鳥兜は秋の季語だそうです。



今日は大安であるが、あまり良い日ではなかった。
そんな日もある。
明日は、日本酒の会の定例会、あまり経験のない中国地方の酒がテーマである。


 

2007-07-18 (Wed)

2007/07/18  日記 俳句教室

2007/07/18  日記 俳句教室

週刊誌の広告の表題によると、俳句が人気らしい。いつでもどこでも、気楽に出来るから手を付けやすい。始めれば、何でもそうだが、かなり難しい。 今日、新人の女性が見学、来月から正式参加とのこと。【今日の投句】・ 一列の風鈴朝の風を待つ・ 幕末の酒蔵白く百合白く・ 一滴の音渡りゆく蔵の夏自分としては、幕末のが好きなのだけれども、一票も入らず。一滴のが3票を得た。 先生の「木曽長良...」の句は大景で、涼し...

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週刊誌の広告の表題によると、俳句が人気らしい。
いつでもどこでも、気楽に出来るから手を付けやすい。
始めれば、何でもそうだが、かなり難しい。
 今日、新人の女性が見学、来月から正式参加とのこと。



【今日の投句】



・ 一列の風鈴朝の風を待つ



・ 幕末の酒蔵白く百合白く



・ 一滴の音渡りゆく蔵の夏



自分としては、幕末のが好きなのだけれども、一票も入らず。
一滴のが3票を得た。



 先生の「木曽長良...」の句は大景で、涼しくて良かった。



子規以来、写生とよく言われるが、目に映っていても、どこまで認識できているか不確かだし、まして、それを17音で表現することは、難しい。言葉の感性は、勿論必要だが、季語に加えて、目に映るものがどれだけ知っているかが問題だ。
 

 先輩の今日の句に「凌霄」(のうぜん)を使用した句が在った。まず漢字が読めない、勿論どんな花か知らない。花を知っていなければ、句は詠めないのである。
樹、花、野菜、鳥、魚何にも知らない笑山は、困るのみである。



凌霄花(のうぜんかずら)について、
「季節の花 300」より転載
http://www.hana300.com/nouzen.html



「凌霄花 (のうぜんかずら)
(Trumpet creeper)
 
 
 
撮影日  :  ’99.  7.  4
        (平成11年)       
 
撮影場所:  江戸川区  南葛西 
 
・凌霄花(のうぜんかずら)科。           
・学名  Campsis grandiflora (凌霄花)   
        Campsis radicans(アメリカ凌霄花)
          Campsis     : ノウゼンカズラ属 
          grandiflora : 大きい花の       
          radicans    : 根を生ずる(出す)
  Campsis(カンプシス)は、ギリシャ語の  
  「Kampsis(湾曲、曲がっている)」が語源。
  おしべの形が曲がっているところから。   
 
・開花時期は、  6/25頃~  9/15頃。
・中国原産。古くから薬として使われていた。
  日本には平安時代の9世紀頃に渡来。     
・オレンジ色の派手な花。                 
・つるでどんどん伸びていく。             
  いろいろからみつく。                   
 
 
・凌霄花  写真集(写真8枚) もどうぞ。  
  (オレンジ色とピンクの花を掲載)       
・とても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島
  から持ち帰ったといわれるものが         
  金沢市にまだ健在らしい。               
     (樹齢400年以上・・・)             
・古名の「のせう」が変化して「のうぜん」に
  なったとも、「凌霄」の音読みの         
  ”りょうしょう”が変じて「のしょう」に 
  なったともいわれる。                   
  「凌霄花」は漢名からで、               
  「凌」は”しのぐ”、                   
  「霄」は”そら”の意味で、             
  つるが木にまといつき天空を凌ぐほど     
  高く登るところからこの名がついた。     
・茎、花が甘いらしく、                   
  よく蟻(あり)がうろうろしている。     
 
 
・江戸時代の貝原益軒さんが               
  「花上の露目に入れば目暗くなる」と記述し
  いかにも有毒の花、というイメージが     
  ついてしまったが、それは誤解で、       
  実際には毒はない。                     
 
・「凌霄花に  秋の通ふか  風見ゆる」  恒丸」


 

2007-07-17 (Tue)

2007/07/16 HERO’S2007~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦

2007/07/16 HERO’S2007~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦

【試合結果】①オープニングファイト 5分2R延長1R   有村修也(日本/U-FILE CAMP登戸)●2R判定 0-3 ○ 毛利昭彦(日本/毛利道場)   ② オープニングファイト 5分2R延長1R 尾崎宏紀(日本/和術慧舟會東京本部)●2R判定 0-3  ○ RYO(日本/ウエストジャパン)   ③第1試合 スーパーファイト 5分3R  勝村周一朗(日本/チームZST勝村道場)●2R 1分55秒KO  ○ アレッシャ...

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【試合結果】

①オープニングファイト 5分2R延長1R 
 有村修也(日本/U-FILE CAMP登戸)●2R判定 0-3 ○ 毛利昭彦(日本/毛利道場) 
 

② オープニングファイト 5分2R延長1R
尾崎宏紀(日本/和術慧舟會東京本部)●2R判定 0-3  ○ RYO(日本/ウエストジャパン) 
 

③第1試合 スーパーファイト 5分3R 
勝村周一朗(日本/チームZST勝村道場)●2R 1分55秒KO  ○ アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/ワールドファイトセンター) 
 

④ 第2試合 スーパーファイト 5分3R 7アンドレ・ジダ(ブラジル/シュートボクセアカデミー)○1R 1分20秒TKO  ● アルトゥール・ウマハノフ(ロシア/SKアブソリュートロシア) 
 


 ⑤第3試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 90kg契約 
柴田勝頼(日本/ARMS)●1R 3分05秒腕十字固め ○ ハレック・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術) 
 

 ⑥第4試合 ミドル級トーナメント開幕戦 5分3R 
宮田和幸(日本/フリー)●2R 1分54秒肩固め ○ ビトー“シャオリン”ヒベイロ(ブラジル/ノバウニオン) 
 

 ⑦第5試合 ミドル級トーナメント開幕戦 5分3R 
ブラックマンバ(インド/フリー)○1R 4分47秒TKO ● 所英男(日本/チームZST) 
 

 ⑧第6試合 ミドル級トーナメント開幕戦 5分3R 
宇野薫(日本/和術慧舟會東京本部)○2R判定 3-0 ●永田克彦(日本/新日本プロレス・ニュージャパンファクトリー) 
 

 ⑨第7試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 87kg契約 
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)○1R 2分3秒KO  ● ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー) 
 


 ⑩第8試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 85kg契約 
田村潔司(日本/U-FILE CAMP)●2R判定 ドロー(0-1)延長判定 0-3  ○ 金 泰泳(日本/正道会館) 
 
 

見所は、所が雪辱できるか?であったが、結果は前の試合より、惨敗。
内容が良くない、蛇に睨まれた蛙のようで、なすところ無く、メッタ打ちにされた。
敗戦濃厚の場合、乾坤一擲勝負に出なければ勝機はない。
一つの壁にぶつかっている、これが越えられないと小比類巻になってしまう。



宮田は、筋肉は良いが、スタミナが1ラウンド分しか無い。ロードワークをしなければ、試合は無理だろう。



お笑い芸人アッカは可哀想だった。十分な練習もしないまま、相手がマヌーフである。もう少し弱い相手でないと気の毒。しかし、アッカは一生懸命やった。



宇野VS永田 華のない試合。



K1MAXに比べ、顔ぶれに華がない。格闘技としては、寝技があった方が、本当の格闘なのだろうが、緊迫感がない。
ジダだけ一人プロらしい華があった。



 

2007-07-16 (Mon)

2007/07/16 日記 予期せぬ3連休

2007/07/16 日記 予期せぬ3連休

この3連休は、期待した3連休とは違うものになってしまった。 先週初めには、横井也有の足跡、温泉に出かける予定を立てていたのだが、週末になり台風が直撃の予報になった。 東海地方は、月曜日はまだ風がなく、日、月は暴風雨の予報のため、土曜日は外出、名古屋の大津通は雨の中、参院戦最初の日曜日ということで、各党の応援演説が行われていた。自民党は森前首相が選挙カーで演説とのことで、それらしき人が群れていた。 ...

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この3連休は、期待した3連休とは違うものになってしまった。

 先週初めには、横井也有の足跡、温泉に出かける予定を立てていたのだが、週末になり台風が直撃の予報になった。
 東海地方は、月曜日はまだ風がなく、日、月は暴風雨の予報のため、土曜日は外出、名古屋の大津通は雨の中、参院戦最初の日曜日ということで、各党の応援演説が行われていた。自民党は森前首相が選挙カーで演説とのことで、それらしき人が群れていた。



 目的の大須の電気街は、いつもより少ないが、天気を考えれば自分も含めて、良く出てきている。
 マザーボード、CPUなどのPCパーツの下調べだが、マザーボードは出回っているが、月末の大幅価格改定を控えIntelの値段がもっと下がっているかと予想したが、殆ど変わっていない。一般消費者向けの供給も8月上旬にして欲しいものだが、そんな様子は見られない。HD、DVDの価格は以前に比べれば、格段に安くなっている。Dual CoreかQuad Coreか、市場価格がどうなるか判らない、CPUの供給を待つことが暫く続きそうだ。



 日曜日は、荒れ模様の予想のため、家でゆっくり過ごすことにしていたのだが、夜半に暴風雨のピークは過ぎたようで、明け方には止んでいた。ブログを書いたり、TVの「何でも言って委員会」を見たりの時間。
 閉じこめられて難儀していた犬を連れて散歩、このところ、可哀想であった。



 連休最後の日、暴風雨の予想が外れたので、外出することにしたが、地震が発生。ソファに坐っているときに、目眩かと思う不愉快さがあり、次にそうではなく地震とわかった。
 地震の損害は、神戸の時もそうだったが、最初は全体が不明のため損害が少ないように見えるが、時間の経過と共に、実態が見えてくるようになる。



 柏崎原発で火災が発生したそうだが、専門家が話していたように、この程度の地震で損害が発生するような、設計・施工では不安が生じる。地震の危険度の高い地域なのだから、基準を高く設計する必要がある。



 前回の中越地震では、清泉の久須美酒造が大損害を被ったが、今回も柏崎の原酒造(越の誉)がそれ以上の損害を受けた様子だ。報道を見ると、タンクは大丈夫だが、建物が完全に潰れている。今年の金賞受賞蔵である、次年度以降も良い酒を造って欲しい。



 楽しみにしていた連休だったが、台風に加え、地震にまで襲われた、予期せぬ3連休になってしまった。


 

2007-07-15 (Sun)

2007/07/15 心の中を流れる音楽(その3) 「ミスター・ボージャングル」

2007/07/15 心の中を流れる音楽(その3) 「ミスター・ボージャングル」

 Mr. Bojanglesも名曲で、作者自身Jerry Jeff Walker(1942- )以外にもおおくの歌手がカバーしている。名曲と呼ばれる物はそうらしい。 この曲を、最初にヒットさせたのは、Nitty Gritty Dirt Bandだが、笑山にとっては、この歌はSammy Davis jr. でなければならない。 歌手は、自分の持ち歌は自分の物にして歌う訳だが、多くの持ち歌の中でも特に思い入れのある唄はあるだろう。 唄は勿論上手いが、タップダンスも物真似も一...

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 Mr. Bojanglesも名曲で、作者自身Jerry Jeff Walker(1942- )以外にもおおくの歌手がカバーしている。名曲と呼ばれる物はそうらしい。
 この曲を、最初にヒットさせたのは、Nitty Gritty Dirt Bandだが、笑山にとっては、この歌はSammy Davis jr. でなければならない。



 歌手は、自分の持ち歌は自分の物にして歌う訳だが、多くの持ち歌の中でも特に思い入れのある唄はあるだろう。
 唄は勿論上手いが、タップダンスも物真似も一流のエンタテイナーであったSammyにとって、年老いたタップダンサーのBojanglesは自分のこととして唄っていたに違いない。



 一流の芸人Sammy Davis jr.が亡くなってしまった今、Mr. Bojanglesを聞くと、Mr. BojanglesはSammy Davis jr.のことと思えてくる。
 存在の空白は、哀切である。




【歌詞】



Mr. Bojangles ミスター・ボージャングル



I knew a man and he danced for you
in worn-out shoes
Silver hair and ragged shirts and baggy pants
The old soft shoes




Jumped so high, jumped so high
Then he lightly touched down



I met him in a cell in New Orleans,
I was down and out
He looked to me to be the eyes of age
as he spoke right out



He talked of life, talked of life
He laughed, slapped his leg and stepped



He said his name, Bojangles, then he danced a lick
across the cell
He grabbed his pants, a better stance, oh, he jumped so high
Then he clicked his heels



He let go a laugh, he let go a laugh
Shook back his clothes all around



Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance



He danced for those at minstrel shows and county fairs
throughout the South
He spoke with tears of fifteen years how the dog and him
had traveled about



His dog up and died, up and died
After twenty years he still grieves


He said, "I dance now at every chance in honky-tonk
for drinks and tips
But most time I spent behind these county bars
'Cause I drink a bit ."


He shook his head, and as he shook his head
I heard someone ask him “Please, please,


Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance."




ボクが知っているボージャングルさんはみんなのために踊るような人だった。
擦り切れた靴でね。
白髪とボロボロのシャツとダブダブのスボン。
古いタップダンスの靴。



おじさんは高く跳んだ, 高く。
そして軽やかに着地した。



おじさんとはニューオリンズの留置所で会ったんだ。
ボクはどん底だった。
おじさんは年季の入った目で世の中を見ているようだった。
堂々と意見を言ったりすると。



おじさんは人生を語ってくれたんだ。 人生を。 
笑ったり,脚をぴしゃりと叩いたり,ステップを踏んだりして。



「名前はボージャングル」と言うとおじさんはちょっと踊った。
留置所の端から端までね。
ズボンをつまみ,立ち位置を変えると 今度は高く跳び
それから踵と踵をカチッと合わせた。



おじさんは声を上げて笑った。 声を上げて。
そして乱れた服を後ろに払った。



ボージャングルさん, ボージャングルさん, ボージャングルさん, 踊って。



おじさんは旅芸人のショウや郡の祭りに来る人たちために踊ったんだ。
南部じゅうでね。
そして涙ながらに話したんだ 15年間の犬とおじさんの
旅回りの暮らしを。



愛犬が突然死んだんだ。 突然。
20年経ってもおじさんはまだそのことを悲しんでいる。



おじさんは言った。「安い酒場で機会があれば踊っているよ。
飲み代やチップ 目当てさ。
でもほとんど郡の留置所にいるけどね。
ちょっと飲みすぎるんだよ。」



おじさんは頭を横に振った。 そうしたら
だれかがこう頼むのが聞こえた。 「どうかお願いだから



ボージャングルさん, ボージャングルさん, ボージャングルさん, 踊ってください。」


 


訳: HideS



歌詞と訳は「なつメロ英語」から転載させて頂きました。
http://www.eigo21.com/03/pops/bojangles.htm




 Mr. Bojanglesとは、Sammy Davis jr.のタップダンスの師であった1920年代の名タップ・ダンサー、Bill Robinsonの事と言われることがあるが、実は間違いで、歌詞の通り名もない場末の老ダンサーであったらしい。
 作者のJerry Jeff Walker自身がそう話しているから、間違いのない話だ。
 「歌にまつわる話」 http://www.ozsons.com/mrbojangles.htm



 しかし、笑山の心の中では、Mr. Bojanglesとは、Sammy Davis jr.のことなのである。
 Sammy Davis jr.のMr. Bojanglesは以下のサイトで見ることが出来る。



 「お宝発見 動画世界遺産」
http://blog.kansai.com/pinokioman/6787



 笑山が以前見たSammy Davis jr.のTV番組では、最後のフレーズ「Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, Mr. Bojangles, dance.」の2番目のMr. Bojanglesをもっと高いキーで思いを込めて、叫ぶように唄っていたような記憶がある。


 Sammy Davis jr.の映画が3本撮られるらしい、来年はSammy Davis jr.の年になるかも知れない。楽しみにしていよう。


 

2007-07-14 (Sat)

2007/07/14 二つの時間 【その2】

2007/07/14 二つの時間 【その2】

【その2】での二つの時間は、暦(新暦と旧暦、太陽暦と太陰太陽暦)の時間である。暦と日本人の情緒を支えている季節感の問題である。 日本では、現在、太陽暦が使用され、グローバルスタンダードとして世界とのリンクを行い、産業社会を効率的に運営させるための機能を果たしている。 太陽暦の歴史は、意外に新しく、明治六年(1873)に新政府が欧米化を推進するために、太陽暦を採用して以来である。たかだか、134年の歴史しか...

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【その2】での二つの時間は、暦(新暦と旧暦、太陽暦と太陰太陽暦)の時間である。
暦と日本人の情緒を支えている季節感の問題である。



 日本では、現在、太陽暦が使用され、グローバルスタンダードとして世界とのリンクを行い、産業社会を効率的に運営させるための機能を果たしている。
 太陽暦の歴史は、意外に新しく、明治六年(1873)に新政府が欧米化を推進するために、太陽暦を採用して以来である。たかだか、134年の歴史しかない。
 一方、旧暦(太陰太陽暦)は、推古天皇の十二年(604)以来、1270年の長きにわたって、日本の時間であり続けたのである。従って、新暦に比べ、歴史的、文化的に大きく日本人の生活を形作ってきたのだが、現代人はあまりそのことを意識していない。



 二つの暦、二つの時間をもっと意識し、明治政府の破壊的な社会変革で失ったものが、何なのか見極める必要がある。
 問題はいくつか、考えられる、歴史の問題、例えば江戸期以前の文献が正確に理解できないのである。文化的、社会的には、年中行事、歳時記、季節感の問題がある。



 ここでは、季節感の問題を考えてみる。



 日本人の文化、美意識は日本の風土・四季・春夏秋冬の移ろいから形成されていることは、誰もが認めていることである。雪月花の美意識は四季を背景にしなくては、存在することは出来ない。砂漠であるいは極北の地で染井吉野の花吹雪は見ることが出来るだろうか? 桜の蕾がふくらみ、花が開き、急ぐ様に散ってしまう花を惜しむ日本人の心情には春の季節感がしっかりと根付いている。


 


 桜は唱歌にもあるように、本来、弥生の空に咲くものである。新暦四月→卯月に咲くものではないのである。新暦と旧暦を不用意に混同して、季節感を喪失してしまっている問題がある。
 悲劇は毎年7月7日にやってくる。
織姫星(織女星)は、夏彦星(牽牛星)に会えなくなってしまっているのである。なぜならば、新暦の七夕は、梅雨の真っ最中だからである。年にたった一度逢瀬は、梅雨空になってしまっている。子供の頃、七夕の飾りが雨に濡れて悲しい思いをしたものだが、今となっては、取り返しが付かない。



 七夕は、旧暦で行う行事なのである。
旧暦の7月7日は、今年は8月19日(日)。この日は、折良く二人は逢瀬を楽しむことが出来るだろう。七夕飾りも雨に濡れることはないだろう。七夕は、旧暦でこそ楽しむことができる行事なのである。子供の夢のためにそうしたいと思う。



 薮入りはどうか?
江戸時代、春秋の二季、奉公人が主人から休暇をもらって親許に帰ることを薮入りといった。正月と七月の十六日前後の2回である。現代の企業も藪入りは、8月の暑い時期、旧盆に合わせて夏休みを取るようにしている。やればできるのである。



 お盆はどうか?
実態は、新盆派、旧盆派まちまちである。藪入りを考えれば、旧盆が望ましいのは明らかだと思われるが。


 


 季節感を喪失させている問題は、多くある。
雛祭りと桃の花、端午の節句と菖蒲、重陽の節句と菊花。これらも、新暦では、それぞれ時期が一致しない。雛祭りは、旧暦で行ってこそ、文字通り桃の節句といえるのである。



 日本の伝統的な年中行事、歳時記は旧暦で行うべきである。それにより、季節感を取り戻し、日本人の感性を豊かに保つことができる。
 新暦は、ビジネス、国際間の暦とし、文化的、伝統的な世界は旧暦に戻すことが、今後の課題と思う。


 

2007-07-13 (Fri)

2007/07/13 二つの時間 【その1】

2007/07/13 二つの時間 【その1】

 時間は一つの筈なのだが、一つでは説明の付かないこと、都合が悪いことが在るような気がする。【その1】 外的時間と内的時間ここで言う外的時間というのは、時計・時報の時間、客観的に存在している時間。内的時間は、個人の心の中の時間、主観的時間である。  外的時間は、科学的な精緻な時間である。昔は、地球の自転、公転等の天文学から計算されたが、現在では、もっと精緻にセシウム原子の発する電磁波の周波数によ...

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 時間は一つの筈なのだが、一つでは説明の付かないこと、都合が悪いことが在るような気がする。



【その1】 外的時間と内的時間
ここで言う外的時間というのは、時計・時報の時間、客観的に存在している時間。内的時間は、個人の心の中の時間、主観的時間である。


 


 外的時間は、科学的な精緻な時間である。昔は、地球の自転、公転等の天文学から計算されたが、現在では、もっと精緻にセシウム原子の発する電磁波の周波数によって決定する事となっているらしい。、「1秒はセシウム133原子(133Cs)の基底状態にある二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の ,192,631,770(約100億)周期にかかる時間」と定義されている。(Wikipedia)



 60秒x60分x24時間x約365日x80年 → 2,522,880,000秒 人生80年として、25億秒強である。



 誰も、こんな精緻な時間を頼りにして、生きてはいない。精緻な時間はバスとか電車とか仕事場とかテレビとかそんな時に、便利だから使っているだけである。我々は、もっと感覚的な主観的な時間を生きている。



 自分の時間は、生まれてから始まっている。誰も生まれる前の時間は知らないはずだし、生まれた直後もあやふやである。
 昨日があったことは知っているが、1週間前、1ヶ月前、1年前、5年前、10年前...もう靄の彼方の世界である。
 未来も殆ど判らない。明日は、何とか判るだろう。明後日は、明々後日は?



 仏教の禅でよく言う事に「今、ここ」がある。
過去も、未来も迷妄である、「今、ここ」こそが重要であるという事。
 過去に癒しがたい傷を持てば、それに囚われてしまうだろう。
掛け替えのない人の死、別れ、友の裏切り、決勝での失策etc過去に囚われれば身動きできなくなってしまう。
 未来に囚われることもある。将来の成功を夢見て今を大切にしなければ、夢は実現することなく、夢で終わってしまうであろう。
ふわふわとした時間意識を振り払って、「今、ここ」に意識を集中しなければ、客観的時間に流されるだけになる。
 


道元禅師の言葉にある。
「而今(にこん)の山水は古仏の道現成(どうげんじょう)なり。」
 (今ここにある大自然は、仏の修行している姿であり、仏の説法 している声である。)(『正法眼蔵』「山水経)」)
http://www.sotozen-net.or.jp/oshie/kankyo/qanda/key_sa2.htm



 

2007-07-12 (Thu)

2007/07/12 日記 千力のかき揚げ天丼

2007/07/12 日記 千力のかき揚げ天丼

いつもは、ランチタイムは行列が出来る店なのだが、梅雨のじっとりとした気候の所為か、店の前に人が並んでいない。中を覗いてみると、空席がある。奥の左側に案内された。迷わず、かき揚げ天丼の塩だれを頼む。味は、他に「つゆ」と「味噌」があるが、塩だれが一番である。 かき揚げは、殆どがむき海老である。衣はわずかで海老ばかりである。プリプリとした食感が満足感を与える。ホタテと茸が変わり味として入っている。か...

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いつもは、ランチタイムは行列が出来る店なのだが、梅雨のじっとりとした気候の所為か、店の前に人が並んでいない。
中を覗いてみると、空席がある。
奥の左側に案内された。



迷わず、かき揚げ天丼の塩だれを頼む。
味は、他に「つゆ」と「味噌」があるが、塩だれが一番である。


 



かき揚げは、殆どがむき海老である。衣はわずかで海老ばかりである。プリプリとした食感が満足感を与える。ホタテと茸が変わり味として入っている。かき揚げの上にシシトウが彩りに乗っている。
 ご飯は、米の粒々が光っており、釜揚げの熱いものである。
全体として、結構ボリュームがある。
 赤だしには山椒の風味が加えてあり、レタスのサラダには青じその香りがする。
すべて、ひと味加えられている。香の物も出来合いの柴漬けなどは出さず、沢庵とか牛蒡の味噌漬けが付くが吟味されたものである。
 食べる人のために、手を抜かずに美味しい物を提供するという考えが良く現れているランチである。



 夜は、飲むことが出来るが、焼酎である。日本酒の銘酒があればと思うのだが。しかし、焼酎は、こだわりの焼酎が並んでいる。



 ランチは、お薦め。経験のない方は一度お出かけ下さい。
土曜日もやっているはずだが、電話で確認した方が無難。



千力 (せんりき) 
名古屋市中区丸の内2-15-5  
052-204-1118 
http://r.tabelog.com/aichi/rvwdtl/54207/
定休:日曜・祝日 
11:00~14:00 17:00~22:00 


 







 

2007-07-11 (Wed)

2007/07/11 googleの攻勢

2007/07/11 googleの攻勢

米検索サイトのGoogleの攻勢が続いている。日本の検索サイトは、Yahoo、Gooとも商売だけに熱中して、ユーザーの利便性が二の次になっているようだが、大丈夫か?Googleは日本における新サービスとして書籍検索機能に大幅な拡充を行った。慶応大学と提携して、大学の蔵書を閲覧できるように計画している。実現すれば、利用者にとって、居ながらにして書籍・資料が閲覧できるのだから便利である。関連記事- ITproより http://itpro...

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米検索サイトのGoogleの攻勢が続いている。
日本の検索サイトは、Yahoo、Gooとも商売だけに熱中して、ユーザーの利便性が二の次になっているようだが、大丈夫か?



Googleは日本における新サービスとして書籍検索機能に大幅な拡充を行った。慶応大学と提携して、大学の蔵書を閲覧できるように計画している。実現すれば、利用者にとって、居ながらにして書籍・資料が閲覧できるのだから便利である。



関連記事- ITproより 
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070706/276974/?ST=ittrend



「慶応大学、Googleブック検索との提携で蔵書を公開
 
 左から杉山伸也 慶応義塾図書館長、安西祐一郎 慶応義塾長、アダム・スミス米グーグル プロダクト・マネージメント・ディレクター、村上憲郎グーグル日本法人社長
以前から慶応義塾大学が図書館の蔵書を公開しているデジタルギャラリー


東京・港区三田の慶応義塾大学キャンパスにある慶応義塾図書館


 慶応義塾大学は2007年7月6日、Web上で書籍を検索できるサービス「Googleブック検索」との提携を発表した。慶応義塾図書館が所蔵している書籍の中から、著作権の保護が切れた約12万冊などをデジタル化し、Googleブック検索上で閲覧できるようにする。国内向けのGoogleブック検索は2007年7月5日に開設したばかり。


 グーグルはこれまでミシガン大学、ハーバード大学、スタンフォード大学など25の研究機関と提携して書籍のデジタル化を進めてきた。慶応義塾大学は日本では最初の提携先となる。」



記事には書かれていないが、契約には相当量の契約金の支払いが慶大に対し行われると推測される。
 日本の検索サイトは、合同して対抗したらどうかと思う。



書籍検索以外にも、Earth(3D世界地図サービス)、Youtube(動画配信サービス)がある。それ以外にも沢山ある。
http://www.google.com/intl/ja/options/



Earthは、酒蔵見学の際、地形を確認するために使用したが、便利である。



Youtubeはgoogleからは行けなくなってしまったが、YoutubeはGoogleの支配下にある。
 http://jp.youtube.com/
著作権問題を抱えているが、貴重な映像が配信されている。



日本人である笑山としては、gooおよびyahooその他に頑張って欲しいものである。