毎年恒例の美濃天狗(林酒造)春の大試飲即売会が開催された。 期日: 平成26年3月29日(土)10:00~16:00 平成26年3月30日(日)10:00~16:00 生憎の雨になってしまった。 雨脚が強く、イベントには厳しい天気だ。 林酒造に着き、傘の中で身体を窄めながら、門に入る。 テントが用意されて、新酒の試飲・販売、物品の販売が行われているのは、いつもの通りだ。 昨年の様子は、以下の記事に書いた。 「2013/04/07 ...
毎年恒例の美濃天狗(林酒造)春の大試飲即売会が開催された。
期日:
平成26年3月29日(土)10:00~16:00
平成26年3月30日(日)10:00~16:00
生憎の雨になってしまった。
雨脚が強く、イベントには厳しい天気だ。
林酒造に着き、傘の中で身体を窄めながら、門に入る。
テントが用意されて、新酒の試飲・販売、物品の販売が行われているのは、いつもの通りだ。
昨年の様子は、以下の記事に書いた。
「2013/04/07 美濃天狗(林酒造)春の新酒・大試飲即売会(その1)」
http://blog.goo.ne.jp/nabanatei/e/23fa1c677b6d47799ca0e24219568fd2
かなりの雨だが、テントの下のテーブル席は満席で、立っている人も多く、会計のコーナーではお酒や物品を購入する人が、順番を待っている。
雨はイベント泣かせだが、この様子を見て安心した。
このイベントの楽しみは、お座敷でいただけるお花見弁当と大吟醸の利き比べだ。
日程の都合でお花見弁当の予約が遅くなり、29日、30日それぞれ3回合計6回あるのだが、30日の12:00の回しか空いていなかった。
雨に負けること無く、来場者は楽しみに来ている。
時間が来たので、お座敷に入る。
お座敷でお花見弁当をいただきながら、美濃天狗の大吟醸を飲むのは贅沢の時間だ。
雨は、かなりの雨だが、お座敷に入れば、寧ろ雨の風情も良いものだ。
指定された場所で、お弁当を待つ。
今年のお花見弁当が運ばれてきた。
蔵元のお姉さんがプロデュースするお花見弁当はお弁当屋さんの弁当とは違ったもの。
<お花見弁当>
美濃天狗の酒粕や塩麹を使った料理を中心に、春を感じさせる盛り沢山な内容になっている。
・烏賊と筍の和え物木の芽添え
甘く、ふんわりとした味わいが春の訪れを感じさせる。
烏賊のぬめりとし食感と筍ののサクサクとした食感の違いが面白い。
・糸もずくの酢の物
もずくが細すぎるのか、カメラのピントが合わなかった。それ程細いもずくだ。
細いが食感は、シャリシャリとしたものでダラリとはしていない。
もずくの本場は沖縄だが、沖縄のもずくは太いもずくが多く糸もずくは少ない。
沖縄のもずくは養殖が多く、みやげ物や一般の居酒屋で出るものは新鮮さがないのでどうしてもダラリとした食感になる。
宮古島で食べた天然のものは細く、シコシコとして美味しかったが、このもずくはそれに近い印象だ。
お膳の右側には、色々乗せられている。
・卯の花と蛤と人参の炊きもの
軽く甘い味わい。後口に残る香りは胡麻だろうか。
・鳥の唐揚げ
味の濃い唐揚げではなく、カリカリとした表面の食感の後、中の肉のふんわりとした旨味が出てくる。肉のつけダレに美濃天狗の塩麹が使われているのだろう。
・キュウリ、蛸、こんにゃくの串物
海の蛸と陸のキュウリとこんにゃくの食感を楽しむ串。
串の左は、そら豆、右下はミニトマト。
・鰆の焼き物
食べると魚の旨味が後から追いかけてくる。これは酒粕と塩麹のコラボレーションだろうか。
・だし巻き玉子
花見弁当には欠かせない出汁巻き玉子。薄塩の出汁の旨味が感じられる上品なもの。
・鰹のたたき
薬味が生姜・人参・葱・大葉と多彩で、香りの変化が楽しめる。